JPH0729003Y2 - 車両用シート - Google Patents
車両用シートInfo
- Publication number
- JPH0729003Y2 JPH0729003Y2 JP5460790U JP5460790U JPH0729003Y2 JP H0729003 Y2 JPH0729003 Y2 JP H0729003Y2 JP 5460790 U JP5460790 U JP 5460790U JP 5460790 U JP5460790 U JP 5460790U JP H0729003 Y2 JPH0729003 Y2 JP H0729003Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat cushion
- seat
- crankshaft
- pair
- sliding shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、シートのリフター機構と、シートクッション
の奥行調整機構とを一体化することにより、構造を簡素
化すると共に、使い勝手を向上させた車両用シートに関
する。
の奥行調整機構とを一体化することにより、構造を簡素
化すると共に、使い勝手を向上させた車両用シートに関
する。
《従来の技術》 通常、車両用シートにおいては、シートクッション及び
シートバックからなるシート全体を車両の前後方向に移
動可能に構成することにより、着座者の体型または好み
に応じて対向させることが従来から一般に行なわれてい
る。
シートバックからなるシート全体を車両の前後方向に移
動可能に構成することにより、着座者の体型または好み
に応じて対向させることが従来から一般に行なわれてい
る。
そして、これに加えて、第４図に示すように、シートク
ッション１の後端側を図中Ａ矢印方向に上下動させ、体
型に応じてシートバック２のヘッドレスト３の位置を調
整できるようにしたリフター機構や、また、シートクッ
ション１のみをシートの前後方向に図中Ｂ矢印方向に沿
って移動調整可能に構成し、シートを着座者の体型に合
わせてより自由度をもたせるようにするシートの奥行調
整機構等が組込まれ、乗員の着座感をより一層快適なも
のにしている。
ッション１の後端側を図中Ａ矢印方向に上下動させ、体
型に応じてシートバック２のヘッドレスト３の位置を調
整できるようにしたリフター機構や、また、シートクッ
ション１のみをシートの前後方向に図中Ｂ矢印方向に沿
って移動調整可能に構成し、シートを着座者の体型に合
わせてより自由度をもたせるようにするシートの奥行調
整機構等が組込まれ、乗員の着座感をより一層快適なも
のにしている。
《考案が解決しようとする課題》 しかしながら、上述したシートのリフター機構や奥行調
整機構はシートに別個に設けられており、その操作も別
々に行なわれているのが実情であり、これらの機構が複
雑化し、かつ操作も面倒であるという問題点が指摘され
ている。
整機構はシートに別個に設けられており、その操作も別
々に行なわれているのが実情であり、これらの機構が複
雑化し、かつ操作も面倒であるという問題点が指摘され
ている。
本考案は、このような事情に鑑みてなされたもので、本
考案の目的とするところは、シートのリフター機構とシ
ートクッションの奥行調整機構とを一体化することによ
り、構造を簡素化すると共に、その操作も一操作で行な
うことにより、操作性を向上させるようにした車両用シ
ートを提供することにある。
考案の目的とするところは、シートのリフター機構とシ
ートクッションの奥行調整機構とを一体化することによ
り、構造を簡素化すると共に、その操作も一操作で行な
うことにより、操作性を向上させるようにした車両用シ
ートを提供することにある。
《課題を解決するための手段》 上記目的を達成するために本考案は、シートバックを取
付けるシートクッションのシートクッションフレーム
を、左右一対のサイドブラケットと、このサイドブラケ
ットの後部側に回動自在に支持されて上記シートクッシ
ョンの後縁側を上下動させるクランクシャフトと、上記
サイドブラケットの前部側に前後方向に進退摺動自在に
支持されて上記シートクッションの奥行寸法を調整する
摺動シャフトと、上記クランクシャフトと摺動シャフト
とを連結する一対の連結リンクと、この一対の連結リン
ク間に架設されるＳ字ばねと、ギア列を介して前記クラ
ンクシャフトを回動させる操作用ハンドルとから構成す
ると共に、上記シートクッションフレーム上に上記シー
トクッションのシートクッションパッドを配設したこと
を特徴とする。
付けるシートクッションのシートクッションフレーム
を、左右一対のサイドブラケットと、このサイドブラケ
ットの後部側に回動自在に支持されて上記シートクッシ
ョンの後縁側を上下動させるクランクシャフトと、上記
サイドブラケットの前部側に前後方向に進退摺動自在に
支持されて上記シートクッションの奥行寸法を調整する
摺動シャフトと、上記クランクシャフトと摺動シャフト
とを連結する一対の連結リンクと、この一対の連結リン
ク間に架設されるＳ字ばねと、ギア列を介して前記クラ
ンクシャフトを回動させる操作用ハンドルとから構成す
ると共に、上記シートクッションフレーム上に上記シー
トクッションのシートクッションパッドを配設したこと
を特徴とする。
《作用》 以上の構成から明らかなように、操作用ハンドルを操作
することにより、ギア列を介してクランクシャフトを回
動操作でき、クランクシャフトの回動動作により、クラ
ンクシャフト自体が上下動し、シートクッション後端部
の上下方向の位置調整が可能となる。
することにより、ギア列を介してクランクシャフトを回
動操作でき、クランクシャフトの回動動作により、クラ
ンクシャフト自体が上下動し、シートクッション後端部
の上下方向の位置調整が可能となる。
さらに、このクランクシャフトの回動に連動して、連結
リンクを介して摺動シャフトが摺動動作して、クランク
シャフトが上方位置にあるとき、摺動シャフトは前方に
位置し、奥行量は大きいものとなり、逆にクランクシャ
フトが下方位置にあるとき、摺動シャフトは後方位置に
あり、奥行量は小さなものとなる。
リンクを介して摺動シャフトが摺動動作して、クランク
シャフトが上方位置にあるとき、摺動シャフトは前方に
位置し、奥行量は大きいものとなり、逆にクランクシャ
フトが下方位置にあるとき、摺動シャフトは後方位置に
あり、奥行量は小さなものとなる。
《実施例》 以下、本考案による車両用シートの一実施例について、
添付図面を参照しながら詳細に説明する。
添付図面を参照しながら詳細に説明する。
第１図は本考案による車両用シートのシートクッション
フレームの全体構成を示す斜視図、第２図、第３図はフ
レームのリフター機構並びシートクッション奥行調整機
構の動作を説明する各側面図である。
フレームの全体構成を示す斜視図、第２図、第３図はフ
レームのリフター機構並びシートクッション奥行調整機
構の動作を説明する各側面図である。
第１図において、本考案による車両用シートにおけるシ
ートクッションフレーム10の構成は、右側に一対に設け
られた樹脂プレートからなるサイドブラケット11と、こ
のサイドブラケット11の後部側に回動自在に支持されて
いるクランクシャフト12と、上記サイドブラケット11の
前部側に設けた長孔13内に摺動自在に支持されている摺
動シャフト14と、上記クランクシャフト12と摺動シャフ
ト14とを連結する連結リンク15と、クランクシャフト12
の端部に取付けられたセクターギア16にギア17を介して
連結すると共に、上記サイドブラケット11に装着する操
作用ハンドル18とから大略構成されている。
ートクッションフレーム10の構成は、右側に一対に設け
られた樹脂プレートからなるサイドブラケット11と、こ
のサイドブラケット11の後部側に回動自在に支持されて
いるクランクシャフト12と、上記サイドブラケット11の
前部側に設けた長孔13内に摺動自在に支持されている摺
動シャフト14と、上記クランクシャフト12と摺動シャフ
ト14とを連結する連結リンク15と、クランクシャフト12
の端部に取付けられたセクターギア16にギア17を介して
連結すると共に、上記サイドブラケット11に装着する操
作用ハンドル18とから大略構成されている。
なお、連結リンク15は左右に２箇所設けられており、こ
の連結リンク15間にＳ字状ばね19が架設されており、シ
ートクッションのクッション機能を付与している。
の連結リンク15間にＳ字状ばね19が架設されており、シ
ートクッションのクッション機能を付与している。
本考案による車両用シートのシートクッションフレーム
10は以上のように構成されているため、例えば、第２図
に示すように、操作用ハンドル18を図中時計回り方向に
回動操作すれば、ギア17、セクターギア16を介してクラ
ンクシャフト12が図中矢印で示すように反時計回り方向
に回動して、クランクシャフト12が上方に位置すること
になり、リフター位置が高位置になると共に、これに連
動して、摺動シャフト14は前方にスライドして、シート
クッションの奥行量は小さなものとなる。
10は以上のように構成されているため、例えば、第２図
に示すように、操作用ハンドル18を図中時計回り方向に
回動操作すれば、ギア17、セクターギア16を介してクラ
ンクシャフト12が図中矢印で示すように反時計回り方向
に回動して、クランクシャフト12が上方に位置すること
になり、リフター位置が高位置になると共に、これに連
動して、摺動シャフト14は前方にスライドして、シート
クッションの奥行量は小さなものとなる。
逆に、操作用ハンドル18を反時計回り方向に回動操作す
れば、第３図に示すように、ギア17、セクターギア16を
介してクランクシャフト12が図中矢印で示すように時計
回り方向に回動して、クランクシャフト12の位置が下方
に位置し、リフター位置が低位置になると共に、連結リ
ンク15を介して摺動シャフト14が後方に後退し、シート
クッションの奥行量は大きなものとなる。
れば、第３図に示すように、ギア17、セクターギア16を
介してクランクシャフト12が図中矢印で示すように時計
回り方向に回動して、クランクシャフト12の位置が下方
に位置し、リフター位置が低位置になると共に、連結リ
ンク15を介して摺動シャフト14が後方に後退し、シート
クッションの奥行量は大きなものとなる。
このように、本考案による車両用シートは、リフター機
構とシートクッションの奥行量調整機構とを一体化し
て、構造を簡素化すると共に、操作性を向上させる利点
を有する。
構とシートクッションの奥行量調整機構とを一体化し
て、構造を簡素化すると共に、操作性を向上させる利点
を有する。
《考案の効果》 以上説明した通り、本考案による車両用シートによれ
ば、シートバックを取付けるシートクッションのシート
クッションフレームを、左右一対のサイドブラケット
と、このサイドブラケットの後部側に回動自在に支持さ
れて上記シートクッションの後縁側を上下動させるクラ
ンクシャフトと、上記サイドブラケットの前部側に前後
方向に進退摺動自在に支持されて上記シートクッション
の奥行寸法を調整する摺動シャフトと、上記クランクシ
ャフトと摺動シャフトとを連結する一対の連結リンク
と、この一対の連結リンク間に架設されるＳ字ばねと、
ギア列を介して前記クランクシャフトを回動させる操作
用ハンドルとから構成すると共に、上記シートクッショ
ンフレーム上に上記シートクッションのシートクッショ
ンパッドを配設したものであるから、従来別個に設けら
れていたリフター機構とシートクッション奥行量調整機
構とを一体化することにより、構造を著しく簡素化する
ことができ、大幅なコストダウンを招来するという効果
を有すると共に、操作用ハンドルを操作して、リフター
機構とシートクッション奥行量調整機構とを一体操作で
きるようにしたから、操作性が向上し、使い勝手が極め
て優れたものとなるという効果を有する。
ば、シートバックを取付けるシートクッションのシート
クッションフレームを、左右一対のサイドブラケット
と、このサイドブラケットの後部側に回動自在に支持さ
れて上記シートクッションの後縁側を上下動させるクラ
ンクシャフトと、上記サイドブラケットの前部側に前後
方向に進退摺動自在に支持されて上記シートクッション
の奥行寸法を調整する摺動シャフトと、上記クランクシ
ャフトと摺動シャフトとを連結する一対の連結リンク
と、この一対の連結リンク間に架設されるＳ字ばねと、
ギア列を介して前記クランクシャフトを回動させる操作
用ハンドルとから構成すると共に、上記シートクッショ
ンフレーム上に上記シートクッションのシートクッショ
ンパッドを配設したものであるから、従来別個に設けら
れていたリフター機構とシートクッション奥行量調整機
構とを一体化することにより、構造を著しく簡素化する
ことができ、大幅なコストダウンを招来するという効果
を有すると共に、操作用ハンドルを操作して、リフター
機構とシートクッション奥行量調整機構とを一体操作で
きるようにしたから、操作性が向上し、使い勝手が極め
て優れたものとなるという効果を有する。
第１図は本考案による車両用シートのシートクッション
フレームの構成を示す全体斜視図、第２図、第３図は同
シートクッションフレームにおけるリフター機構並びに
シートクッション奥行量調整機構の動作をそれぞれ説明
する側面図、第４図は車両用シートの一般構成を示す側
面図である。 10……シートクッションフレーム、11……サイドブラケ
ット、12……クランクシャフト、13……長孔、14……摺
動シャフト、15……連結リンク、16……セクターギア、
17……ギア、18……操作用ハンドル、19……Ｓ字ばね。
フレームの構成を示す全体斜視図、第２図、第３図は同
シートクッションフレームにおけるリフター機構並びに
シートクッション奥行量調整機構の動作をそれぞれ説明
する側面図、第４図は車両用シートの一般構成を示す側
面図である。 10……シートクッションフレーム、11……サイドブラケ
ット、12……クランクシャフト、13……長孔、14……摺
動シャフト、15……連結リンク、16……セクターギア、
17……ギア、18……操作用ハンドル、19……Ｓ字ばね。
Claims (1)
- 【請求項１】シートバックを取付けるシートクッション
のシートクッションフレームを、左右一対のサイドブラ
ケットと、このサイドブラケットの後部側に回動自在に
支持されて上記シートクッションの後縁側を上下動させ
るクランクシャフトと、上記サイドブラケットの前部側
に前後方向に進退摺動自在に支持されて上記シートクッ
ションの奥行寸法を調製する摺動シャフトと、上記クラ
ンクシャフトと摺動シャフトとを連結する一対の連結リ
ンクと、この一対の連結リンク間に架設されるＳ字ばね
と、ギア列を介して前記クランクシャフトを回動させる
操作用ハンドルとから構成すると共に、上記シートクッ
ションフレーム上に上記シートクッションのシートクッ
ションパッドを配設したことを特徴とする車両用シー
ト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5460790U JPH0729003Y2 (ja) | 1990-05-28 | 1990-05-28 | 車両用シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5460790U JPH0729003Y2 (ja) | 1990-05-28 | 1990-05-28 | 車両用シート |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0413419U JPH0413419U (ja) | 1992-02-03 |
| JPH0729003Y2 true JPH0729003Y2 (ja) | 1995-07-05 |
Family
ID=31576819
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5460790U Expired - Lifetime JPH0729003Y2 (ja) | 1990-05-28 | 1990-05-28 | 車両用シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0729003Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5423341B2 (ja) * | 2009-11-20 | 2014-02-19 | トヨタ紡織株式会社 | クッションパネル |
-
1990
- 1990-05-28 JP JP5460790U patent/JPH0729003Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0413419U (ja) | 1992-02-03 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4517882B2 (ja) | 車両用シート | |
| JPH0729003Y2 (ja) | 車両用シート | |
| KR101559182B1 (ko) | 시트쿠션 익스텐션 장치 | |
| KR20040001150A (ko) | 차량용 시트의 높이조절장치 | |
| JP2863816B2 (ja) | 車両用背凭シートの上部傾斜角度調節装置 | |
| JPS5911796Y2 (ja) | 姿勢調節式パワ−シ−ト | |
| JPH057960Y2 (ja) | ||
| JP2604640Y2 (ja) | 腰 掛 | |
| JPH0527087Y2 (ja) | ||
| JPH0537703Y2 (ja) | ||
| JPH0729873Y2 (ja) | シート装置 | |
| JP2586491Y2 (ja) | 車両用腰掛のリクライニング機構 | |
| CN219115284U (zh) | 座椅结构及车辆 | |
| JP2555447Y2 (ja) | バス客席用シート | |
| JP7352435B2 (ja) | 鉄道車両用座席 | |
| KR100785233B1 (ko) | 사이드 볼스터 연동 형 룸바 서포트 조절장치를 갖춘차량용 시트 | |
| JPH064755Y2 (ja) | シート | |
| JPS6116172Y2 (ja) | ||
| JPS6315063Y2 (ja) | ||
| JPS6030103Y2 (ja) | 車両用シ−トのベツト兼用装置 | |
| JPH0321638Y2 (ja) | ||
| JPH0451629Y2 (ja) | ||
| JPH07257248A (ja) | 車両用中折れシート | |
| JPH054754Y2 (ja) | ||
| JPH0690836A (ja) | シート装置 |