JP2541913Y2 - ランバーサポート装置 - Google Patents
ランバーサポート装置Info
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- JP2541913Y2 JP2541913Y2 JP1596291U JP1596291U JP2541913Y2 JP 2541913 Y2 JP2541913 Y2 JP 2541913Y2 JP 1596291 U JP1596291 U JP 1596291U JP 1596291 U JP1596291 U JP 1596291U JP 2541913 Y2 JP2541913 Y2 JP 2541913Y2
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- Japan
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、着座者の腰椎を支持
して疲労を軽減させるランバーサポート装置に関する。
して疲労を軽減させるランバーサポート装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、車両用シートのシートバック
に設けられ、適当な支持力のもとで着座者の腰椎を支持
することにより、着座姿勢を安定させるとともに疲労を
軽減させるランバーサポート装置が広く知られている。
に設けられ、適当な支持力のもとで着座者の腰椎を支持
することにより、着座姿勢を安定させるとともに疲労を
軽減させるランバーサポート装置が広く知られている。
【0003】図3に示すように、このようなランバーサ
ポート装置110 として、たとえば、シートバックフレー
ム126 の左右サイド間に架設、軸支された略クランク形
状の支持シャフト114 に、着座者の腰椎を支持するラン
バープレート112 を回動可能に取付けた構成が知られて
いる。支持シャフト114 は、基部114aの両サイドの腕部
114b,114c の端末に係止片122,123 を有して形成され、
シートバックフレームのブラケット128,129 への係止片
の枢着によって、支持シャフトがシートバックフレーム
126 に取付けられている。
ポート装置110 として、たとえば、シートバックフレー
ム126 の左右サイド間に架設、軸支された略クランク形
状の支持シャフト114 に、着座者の腰椎を支持するラン
バープレート112 を回動可能に取付けた構成が知られて
いる。支持シャフト114 は、基部114aの両サイドの腕部
114b,114c の端末に係止片122,123 を有して形成され、
シートバックフレームのブラケット128,129 への係止片
の枢着によって、支持シャフトがシートバックフレーム
126 に取付けられている。
【0004】両サイドの腕部114b,114c の長さ、つま
り、基部114aと係止片122,123 との間のそれぞれの距離
L1,L2 が同一となるように、支持シャフト114 は、通
常、構成されている。
り、基部114aと係止片122,123 との間のそれぞれの距離
L1,L2 が同一となるように、支持シャフト114 は、通
常、構成されている。
【0005】そして、たとえば、シートバックのサイド
に露出した操作ハンドル116 の回転操作によって回転さ
れる多角形状のカム118 が、支持シャフトの一方の腕部
114cを後方から支持、押圧可能に配設されている。
に露出した操作ハンドル116 の回転操作によって回転さ
れる多角形状のカム118 が、支持シャフトの一方の腕部
114cを後方から支持、押圧可能に配設されている。
【0006】このような構成では、操作ハンドル116 に
伴うカム118 の回転により、カムポジションが変えら
れ、カムの変位に対応して、支持シャフト114 が揺動
し、ランバープレート112 の前後位置が変えられる。そ
して、カムポジションに対応する適切な支持力が、ラン
バープレート112 からの腰椎支持力として着座者の腰椎
に加えられ、着座者の疲労の軽減等がはかられる。
伴うカム118 の回転により、カムポジションが変えら
れ、カムの変位に対応して、支持シャフト114 が揺動
し、ランバープレート112 の前後位置が変えられる。そ
して、カムポジションに対応する適切な支持力が、ラン
バープレート112 からの腰椎支持力として着座者の腰椎
に加えられ、着座者の疲労の軽減等がはかられる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、公知の
ランバーサポート装置においては、カムによる支持シャ
フトの一方の腕部の支持、押圧によって、ランバープレ
ートからの腰椎支持力が調整されるため、カムの配設さ
れない支持シャフトの他方の腕部は、ブラケットへの枢
着のみによって支持されている。
ランバーサポート装置においては、カムによる支持シャ
フトの一方の腕部の支持、押圧によって、ランバープレ
ートからの腰椎支持力が調整されるため、カムの配設さ
れない支持シャフトの他方の腕部は、ブラケットへの枢
着のみによって支持されている。
【0008】つまり、図3を見るとわかるように、カム
118 の配設されない腕部114bの距離L1に比較して、腕部
114cにおけるカムの支持位置と基部114aとの距離L3は短
くなる。
118 の配設されない腕部114bの距離L1に比較して、腕部
114cにおけるカムの支持位置と基部114aとの距離L3は短
くなる。
【0009】そのため、支持シャフトの腕部114b,114c
の支持位置が左右サイドで上下方向にずれ、着座者から
の荷重がランバープレート112 に作用すると、荷重のも
とで、カム118 に支持されない腕部114bが後方に移動
し、支持シャフト114 、つまりはランバープレートを前
後方向に傾斜させる虞れがある。
の支持位置が左右サイドで上下方向にずれ、着座者から
の荷重がランバープレート112 に作用すると、荷重のも
とで、カム118 に支持されない腕部114bが後方に移動
し、支持シャフト114 、つまりはランバープレートを前
後方向に傾斜させる虞れがある。
【0010】ランバープレートが前後方向に傾斜する
と、ランバープレートからの腰椎支持力が一サイドに偏
る、いわゆる片効きとなり、ランバープレートからの腰
椎支持力が着座者の腰椎に十分に作用しない。そのた
め、着座者の疲労が十分に軽減されず、着座者の快適性
が低下する。
と、ランバープレートからの腰椎支持力が一サイドに偏
る、いわゆる片効きとなり、ランバープレートからの腰
椎支持力が着座者の腰椎に十分に作用しない。そのた
め、着座者の疲労が十分に軽減されず、着座者の快適性
が低下する。
【0011】また、ランバーサポートの片効きは、着座
時の体感性(フィット感)に差異を生じさせるため、着
座者に違和感、不安感を与えるとともに、着座姿勢を不
安定にする虞れがある。
時の体感性(フィット感)に差異を生じさせるため、着
座者に違和感、不安感を与えるとともに、着座姿勢を不
安定にする虞れがある。
【0012】この考案は、ランバープレートの片効きを
防止して、着座者の快適性を改善するランバーサポート
装置の提供を目的としている。
防止して、着座者の快適性を改善するランバーサポート
装置の提供を目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、この考案によれば、カムに支持されない腕部が、カ
ムに支持される腕部の長さより短く形成されている。そ
して、カムに支持されない腕部の枢着点と基部との間の
距離が、カムによる腕部の支持位置、基部間の距離とほ
ぼ同一となっている。
に、この考案によれば、カムに支持されない腕部が、カ
ムに支持される腕部の長さより短く形成されている。そ
して、カムに支持されない腕部の枢着点と基部との間の
距離が、カムによる腕部の支持位置、基部間の距離とほ
ぼ同一となっている。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照しながらこの考案の実施例
について詳細に説明する。
について詳細に説明する。
【0015】図1、図2に示すように、この考案に係る
ランバーサポート装置10は、ランバープレート12の取付
けられた支持シャフト14と、操作ハンドル16に連動する
カム18とを備えて構成されている。
ランバーサポート装置10は、ランバープレート12の取付
けられた支持シャフト14と、操作ハンドル16に連動する
カム18とを備えて構成されている。
【0016】支持シャフト14は、たとえば、基部14a の
左右サイドに腕部14b,14c を有する略クランク形状に形
成され、ランバープレート12が、着座者の腰椎に対応す
る位置で、取付片20によって、基部に回動可能に取付け
られている。支持シャフトの腕部14b,14c は、たとえ
ば、外方に折曲された係止片22,23 をそれぞれ端末に有
して形成され、シートバックフレーム26の左右サイドの
ブラケット28,29 への係止片の枢着によって、支持シャ
フトが、シートバックフレームの左右サイド間に架設、
軸支されている。
左右サイドに腕部14b,14c を有する略クランク形状に形
成され、ランバープレート12が、着座者の腰椎に対応す
る位置で、取付片20によって、基部に回動可能に取付け
られている。支持シャフトの腕部14b,14c は、たとえ
ば、外方に折曲された係止片22,23 をそれぞれ端末に有
して形成され、シートバックフレーム26の左右サイドの
ブラケット28,29 への係止片の枢着によって、支持シャ
フトが、シートバックフレームの左右サイド間に架設、
軸支されている。
【0017】図2を見るとわかるように、ランバープレ
ート12は、着座者の腰椎を支持、押圧可能に、通常、シ
ートバックのシートパッド(弾性体)を弾性支持するシ
ートスプリング32より着座者寄り、つまり、前方に配設
されている。
ート12は、着座者の腰椎を支持、押圧可能に、通常、シ
ートバックのシートパッド(弾性体)を弾性支持するシ
ートスプリング32より着座者寄り、つまり、前方に配設
されている。
【0018】図1、図2に示すように、シートスプリン
グ32は、シートバックフレーム26の左右サイド間に架
設、張設されたSばねから形成され、Sばねの端末は、
シートバックフレームの係止片34等に係止されている。
グ32は、シートバックフレーム26の左右サイド間に架
設、張設されたSばねから形成され、Sばねの端末は、
シートバックフレームの係止片34等に係止されている。
【0019】このような構成では、両サイドの係止片2
2,23 を中心(枢着点)として、支持シャフトの基部14a
が前後方向に揺動し、ランバープレート12が支持シャ
フトの基部とともに前後移動する。
2,23 を中心(枢着点)として、支持シャフトの基部14a
が前後方向に揺動し、ランバープレート12が支持シャ
フトの基部とともに前後移動する。
【0020】なお、ランバープレート12は、支持シャフ
トの基部14a に対して回動可能に取付けられているた
め、支持シャフト14の回動角度とは無関係に、着座者の
腰椎に対応した支持角度が常時得られる。
トの基部14a に対して回動可能に取付けられているた
め、支持シャフト14の回動角度とは無関係に、着座者の
腰椎に対応した支持角度が常時得られる。
【0021】ここで、支持シャフト14の腕部の係止片2
2,23 は、図1に示すように、同一の延長線上に位置す
るように折曲することが好ましい。このような構成で
は、係止片22,23 の軸線の延長線を中心として、支持シ
ャフト14が円滑に揺動される。
2,23 は、図1に示すように、同一の延長線上に位置す
るように折曲することが好ましい。このような構成で
は、係止片22,23 の軸線の延長線を中心として、支持シ
ャフト14が円滑に揺動される。
【0022】図1、図2を見るとわかるように、カム18
が、支持シャフト14のいずれか一方の腕部、たとえば、
図中右サイドの腕部14c を後方から支持、押圧可能に配
設されている。
が、支持シャフト14のいずれか一方の腕部、たとえば、
図中右サイドの腕部14c を後方から支持、押圧可能に配
設されている。
【0023】カム18は、たとえば、回転中心からの距離
の異なる変位した支持面を複数面持つ多角形状に形成さ
れ、一端に操作ハンドル16を持つシャフト36に固着され
ている。シャフト36は、カム18の回転中心として形成さ
れ、たとえば、ブラケット38の一対の縦壁38a,38b 間に
カムを配置して架設、軸支されている。そして、シート
バックフレーム26へのブラケット38の固着によって、カ
ム18が支持シャフトの腕部14c の後方に取付けられてい
る。
の異なる変位した支持面を複数面持つ多角形状に形成さ
れ、一端に操作ハンドル16を持つシャフト36に固着され
ている。シャフト36は、カム18の回転中心として形成さ
れ、たとえば、ブラケット38の一対の縦壁38a,38b 間に
カムを配置して架設、軸支されている。そして、シート
バックフレーム26へのブラケット38の固着によって、カ
ム18が支持シャフトの腕部14c の後方に取付けられてい
る。
【0024】このような構成では、支持シャフトの腕部
14c がカム18によって支持、押圧されている。そして、
操作ハンドル16の回転操作に伴うカム18の回転によっ
て、回転中心(シャフト36の軸心)に対する、カムの支
持面の距離(変位)が変動する。すると、カム18の変位
に応じて、支持シャフト14が腕部の係止片22,23 を中心
として前後方向に揺動され、ランバープレート12の前後
位置、つまりは、着座者の腰椎への支持力(腰椎支持
力)が調整される。
14c がカム18によって支持、押圧されている。そして、
操作ハンドル16の回転操作に伴うカム18の回転によっ
て、回転中心(シャフト36の軸心)に対する、カムの支
持面の距離(変位)が変動する。すると、カム18の変位
に応じて、支持シャフト14が腕部の係止片22,23 を中心
として前後方向に揺動され、ランバープレート12の前後
位置、つまりは、着座者の腰椎への支持力(腰椎支持
力)が調整される。
【0025】ここで、この考案のランバーサポート装置
10においては、図1を見るとよくわかるように、支持シ
ャフトの腕部14b,14c の長さ、つまり、基部14a から係
止片22,23 までの距離L1,L2 のうち、腕部14b の距離L1
が腕部14c の距離L2より短く形成されている。そして、
支持シャフトの腕部14b の距離L1と、腕部14c のカム18
のよる支持位置、基部14a 間の距離L3とがほぼ同一とな
るように、腕部14b の係止片22が形成されている。
10においては、図1を見るとよくわかるように、支持シ
ャフトの腕部14b,14c の長さ、つまり、基部14a から係
止片22,23 までの距離L1,L2 のうち、腕部14b の距離L1
が腕部14c の距離L2より短く形成されている。そして、
支持シャフトの腕部14b の距離L1と、腕部14c のカム18
のよる支持位置、基部14a 間の距離L3とがほぼ同一とな
るように、腕部14b の係止片22が形成されている。
【0026】上記のような構成によれば、支持シャフト
の基部14a からの距離L1,L3 がほぼ同一となる位置で、
支持シャフトの腕部14b,14c がそれぞれ支持されてい
る。そのため、支持シャフトの基部14a 、つまりはラン
バープレート12の左右サイドが均等に支持され、ランバ
ープレートの傾斜に起因する腰椎支持力の片効きが十分
に防止される。従って、ランバープレート12からの腰椎
支持力が、偏ることなく着座者の腰椎に左右均等に作用
し、着座者の疲労の軽減が十分にはかられ、着座者の快
適性が改善される。
の基部14a からの距離L1,L3 がほぼ同一となる位置で、
支持シャフトの腕部14b,14c がそれぞれ支持されてい
る。そのため、支持シャフトの基部14a 、つまりはラン
バープレート12の左右サイドが均等に支持され、ランバ
ープレートの傾斜に起因する腰椎支持力の片効きが十分
に防止される。従って、ランバープレート12からの腰椎
支持力が、偏ることなく着座者の腰椎に左右均等に作用
し、着座者の疲労の軽減が十分にはかられ、着座者の快
適性が改善される。
【0027】そして、ランバープレート12の片効きが防
止されるため、良好な体感性(フィット感)が得られ、
着座姿勢が安定化されるとともに、着座者に違和感、不
安感等を与えることもなく、この点からも、着座者の快
適性が改善される。
止されるため、良好な体感性(フィット感)が得られ、
着座姿勢が安定化されるとともに、着座者に違和感、不
安感等を与えることもなく、この点からも、着座者の快
適性が改善される。
【0028】更に、支持シャフトの腕部14b の距離L1を
腕部14c の距離L3より短くすればよいため、構成が複雑
化することもない。
腕部14c の距離L3より短くすればよいため、構成が複雑
化することもない。
【0029】なお、図1、図2の参照符号40は、ヘッド
レストのステー(図示しない)の挿着されるステーブラ
ケットを示す。
レストのステー(図示しない)の挿着されるステーブラ
ケットを示す。
【0030】ここで、カム18は、カムポジションの変更
により、支持シャフト14の揺動角度を変化させ、ランバ
ープレート12の前後位置、つまりはランバープレートか
らの腰椎支持力を調整可能であれば足りる。そのため、
カム18の形状、構成等は、図示のものに限定されず、他
の形状等からなるカムを利用してもよい。
により、支持シャフト14の揺動角度を変化させ、ランバ
ープレート12の前後位置、つまりはランバープレートか
らの腰椎支持力を調整可能であれば足りる。そのため、
カム18の形状、構成等は、図示のものに限定されず、他
の形状等からなるカムを利用してもよい。
【0031】また、実施例においては、カム18の操作手
段として操作ハンドル16を例示しているが、これに限定
されず、たとえば、カムを連動可能に連結した操作レバ
ーによって、カムを回転させる構成としてもよい。
段として操作ハンドル16を例示しているが、これに限定
されず、たとえば、カムを連動可能に連結した操作レバ
ーによって、カムを回転させる構成としてもよい。
【0032】そして、この考案のランバーサポート装置
は、自動車等に最適とはいえ、これに限定されず、たと
えば、新幹線等の電車、飛行機、船舶等のシートに応用
してもよい。
は、自動車等に最適とはいえ、これに限定されず、たと
えば、新幹線等の電車、飛行機、船舶等のシートに応用
してもよい。
【0033】また、これら車両等のシートだけでなく、
長時間着座する各種のシート、たとえば、オフィス用事
務シート、映画館等の観劇用シート、会議室、図書室用
のシート等に、この考案のランバーサポート装置を装着
してもよい。
長時間着座する各種のシート、たとえば、オフィス用事
務シート、映画館等の観劇用シート、会議室、図書室用
のシート等に、この考案のランバーサポート装置を装着
してもよい。
【0034】上述した実施例は、この考案を説明するた
めのものであり、この考案を何等限定するものでなく、
この考案の技術範囲内で変形、改造等の施されたものも
全てこの考案に包含されることはいうまでもない。
めのものであり、この考案を何等限定するものでなく、
この考案の技術範囲内で変形、改造等の施されたものも
全てこの考案に包含されることはいうまでもない。
【0035】
【考案の効果】上記のように、この考案に係るランバー
サポート装置によれば、支持シャフトの両サイドの腕部
における、基部と枢着点との間の距離に差異を設け、カ
ムに支持されない腕部の枢着点、基部間の距離が、カム
による腕部の支持位置、基部間の距離とほぼ同一に形成
されている。そのため、ランバープレートの左右サイド
が均等に支持され、ランバープレートの傾斜に起因する
腰椎支持力の片効きが十分に防止される。従って、ラン
バープレートからの腰椎支持力が、偏ることなく着座者
の腰椎に左右均等に作用し、着座者の疲労の軽減が十分
にはかられ、着座者の快適性が改善される。
サポート装置によれば、支持シャフトの両サイドの腕部
における、基部と枢着点との間の距離に差異を設け、カ
ムに支持されない腕部の枢着点、基部間の距離が、カム
による腕部の支持位置、基部間の距離とほぼ同一に形成
されている。そのため、ランバープレートの左右サイド
が均等に支持され、ランバープレートの傾斜に起因する
腰椎支持力の片効きが十分に防止される。従って、ラン
バープレートからの腰椎支持力が、偏ることなく着座者
の腰椎に左右均等に作用し、着座者の疲労の軽減が十分
にはかられ、着座者の快適性が改善される。
【0036】そして、ランバープレートの片効きが防止
されるため、良好なフィット感が得られ、着座姿勢が安
定化されるとともに、着座者に違和感、不安感等を与え
ることもなく、この点からも、着座者の快適性が改善さ
れる。
されるため、良好なフィット感が得られ、着座姿勢が安
定化されるとともに、着座者に違和感、不安感等を与え
ることもなく、この点からも、着座者の快適性が改善さ
れる。
【0037】更に、カムに支持されない支持シャフトの
腕部をカムに支持される腕部の長さより短く形成すれば
よい。そのため、構成が複雑化することもなく、ランバ
ープレートからの良好な腰椎支持力の確保できるランバ
ーサポート装置が容易に得られる。
腕部をカムに支持される腕部の長さより短く形成すれば
よい。そのため、構成が複雑化することもなく、ランバ
ープレートからの良好な腰椎支持力の確保できるランバ
ーサポート装置が容易に得られる。
【図1】この考案に係るランバーサポート装置の概略正
面図である。
面図である。
【図2】ランバーサポート装置の概略斜視図である。
【図3】公知のランバーサポート装置の概略正面図であ
る。
る。
10 ランバーサポート装置 12 ランバープレート 14 支持シャフト 14a 基部 14b,14c 腕部 18 カム 22,23 係止片(枢着点) 26 シートバックフレーム
Claims (1)
- 【請求項1】 回動可能なランバープレートを基部に持
つ略クランク形状の支持シャフトが、シートバックフレ
ームの左右サイド間に架設、軸支されるとともに、支持
シャフトの一サイドの腕部の中間部が、カムによって支
持、押圧され、カムの変位によって、ランバープレート
からの腰椎支持力が調整されるランバーサポート装置に
おいて、カムに支持されない腕部が、カムに支持される
腕部の長さより短く形成され、カムに支持されない腕部
の枢着点と基部との間の距離が、カムによる腕部の支持
位置、基部間の距離とほぼ同一に形成されたことを特徴
とするランバーサポート装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1596291U JP2541913Y2 (ja) | 1991-02-27 | 1991-02-27 | ランバーサポート装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1596291U JP2541913Y2 (ja) | 1991-02-27 | 1991-02-27 | ランバーサポート装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04107651U JPH04107651U (ja) | 1992-09-17 |
JP2541913Y2 true JP2541913Y2 (ja) | 1997-07-23 |
Family
ID=31903074
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1596291U Expired - Lifetime JP2541913Y2 (ja) | 1991-02-27 | 1991-02-27 | ランバーサポート装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2541913Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5738626B2 (ja) * | 2011-02-28 | 2015-06-24 | デルタ工業株式会社 | 車両用ランバーサポート付きシートバックの構造 |
-
1991
- 1991-02-27 JP JP1596291U patent/JP2541913Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04107651U (ja) | 1992-09-17 |
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