JP2907674B2 - 車両用シートのランバサポート装置 - Google Patents

車両用シートのランバサポート装置

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JP2907674B2
JP2907674B2 JP7091093A JP7091093A JP2907674B2 JP 2907674 B2 JP2907674 B2 JP 2907674B2 JP 7091093 A JP7091093 A JP 7091093A JP 7091093 A JP7091093 A JP 7091093A JP 2907674 B2 JP2907674 B2 JP 2907674B2
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JP
Japan
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support
spring
springs
support spring
support device
Prior art date
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JP7091093A
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JPH06253951A (ja
Inventor
健一 沖田
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Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Jidosha Kogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用シートのランバサ
ポート装置に係り、詳しくは、腰部のサポート力の調整
にともなう違和感を排除してシートの座り心地を改善で
きるようにした装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のランバサポート装置とし
ては、実公昭60−38918号公報あるいは実公昭6
2−4206号公報などに示されたようなものがある。
これらのランバサポート装置は図3および図4に示した
ように、シートバックのフレームAにSバネなどを前方
に向って膨出するように湾曲させて構成したサポートス
プリングBの一端を回動可能に係止させている。
【0003】また、前記フレームAにレールC、カム
D、ハンドルEおよび可動片Fなどによる移動機構Gを
設けている。そして、前記サポートスプリングCの他端
を前記可動片Fに回動可能に係止させることにより、ハ
ンドルEによるカムDの回動にともなって可動片Fをレ
ールCに沿って移動させてサポートスプリングBの前方
への膨出度を変化させて腰部のサポート力を増減調整で
きるようにしたものである。Hはシートクッションであ
る。
【0004】しかしながら、このような従来のランバサ
ポート装置においては、図4に示したようにサポートス
プリングBの曲げのピークをシートバックのほぼ中心に
位置させていた。従って、斯るランバサポート装置によ
る場合は、サポートスプリングの中央部の膨出度を大き
くしてサポート力を強くすると、シートバックの中央部
のサポート力のみが大きくなるためにサイドサポートが
低下し、しかも、この中央部分が腰部に強く当るという
いわゆる局所当りの現象が生じるために、座り心地が損
なわれる可能性があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実情に鑑
みてなされたものであり、サイドサポートおよび座り心
地の低下をもたらすおそれのないランバサポート装置を
提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、前方への膨出度の変化によりサポート力が
調整されるサポートスプリングを、シートバックの中心
を挟んだ左右対称の位置を曲げのピークとして前方に向
って膨出するように湾曲する一対のスプリングを上下に
隣接配置して構成したことを特徴としている。
【0007】
【作用】サポートスプリングを構成する一対のスプリン
グは、いずれも前方に向って膨出するように湾曲するス
プリングで構成されている。従って、従来のランバサポ
ートの場合と同様にスプリングの両端間の支持距離を変
化させ、あるいは、支持角度を変化させればスプリング
の前方への膨出度が変化して腰部に対するサポート力が
変化する。
【0008】また、サポートスプリングを構成する一対
のスプリングの曲げのピークをシートバックの中心を挟
んだ左右対称の位置に設定してこれらを上下に隣接配置
して全体としてサポートスプリングを構成しているため
に、各スプリングと腰部との当接点が左右に分散され
る。従って、サポート力を強くした場合においても全体
としては腰部が左右から押されるようになるために、サ
イドサポートが損なわれることがなく、いわゆる局所当
りが回避されるために座り心地が改善される。
【0009】
【実施例】以下に本発明の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。図1は本発明に係るランバサポート装置を適
用した車両用シートの斜視図、図2は同じくサポートス
プリングの取付状態を示す横断面図である。
【0010】これらの図において、シートバック1のフ
レーム2に取り付けられて腰部を支持するサポートスプ
リング3は、上下に隣接して配設された一対のスプリン
グ4、5で構成されている。これらのスプリング4、5
はいずれも中央部分を前方に向って膨出するように湾曲
させた従来公知のSバネで構成している。ここに、図中
上方に位置するスプリング4の曲げのピーク6をシート
バック1の中心8より図中左側に位置させるとともに、
図中下方に位置するスプリング5の曲げのピーク7をシ
ートバック1の左右方向の中心8より図中右側に位置さ
せることにより、全体としての曲げのピーク6、7をシ
ートバック1の中心を挟んだ左右対称の2ケ所に設定し
ている。
【0011】また、前記スプリング4、5の一端をフレ
ーム2に回動可能に係止している。そして、両スプリン
グ4、5の他端を回動可能に係止させた可動片9をフレ
ーム2にレール10を介して取り付けるとともに、前記
可動片9をレール10に沿って移動操作させるハンドル
11およびカム12を設けることにより、ハンドル11
によるカム12の回動にともなって可動片9をレール1
0に沿って移動させてサポートスプリング3の前方への
膨出度を変化させて腰部のサポート力を増減調整できる
ようにしている。13はシートクッションである。
【0012】以上のように構成された車両用シートのラ
ンバサポート装置において、サポートスプリング3を構
成する一対のスプリング4、5は、いずれも前方に向っ
て膨出するように湾曲している。従って、従来のランバ
サポートの場合と同様にハンドル11でカム12を回動
操作してレール10に沿って可動片9を移動させると、
各スプリング4、5の前方への膨出度が変化して腰部に
対するサポート力が変化する。
【0013】また、サポートスプリング3を構成する一
対のスプリング4、5の曲げのピーク6、7をシートバ
ック1の中心を挟んだ左右対称の位置に設定したうえ
で、両スプリング4、5を上下に隣接配置して全体とし
てサポートスプリング3を構成している。このために、
各スプリング4、5が腰部の中心を挟んだ左右2ケ所を
支えるために、サポート力を強弱いずれの状態に調整し
たとしても腰部が左右2ケ所で支え続けられる。よっ
て、サポート力の調節にともなってサイドサポートが損
なわれることがなく、しかも、いわゆる局所当りが回避
されるために座り心地が改善される。
【0014】なお、実施例では2本のSバネを上下に隣
接させて配設してサポートスプリング3を構成している
が、3本以上のスプリングを並設してサポートスプリン
グ3を構成することができるものであり、サポートスプ
リング3を構成するスプリング4、5の構造も実施例に
限定されない。また、実施例ではスプリング4、5の移
動端側を係止させた可動片9をレール10を介してフレ
ーム2に取り付け、この可動片9をハンドル11および
カム12でレール10に沿って移動させてサポート力を
増減調整するようにしているが、サポート力の調整機構
は任意である。
【0015】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
係るランバサポート装置によれば、サポート力の調整に
ともなってサイドサポートが低下することがなく、車両
用シートの座り心地も改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るランバサポート装置を適用した車
両用シートの斜視図である。
【図2】同じくサポートスプリングの取付状態を示す横
断面図である。
【図3】従来例を示す斜視図である。
【図4】図3のサポートスプリングの取付状態を示す横
断面図である。
【符号の説明】
1 シートバック 2 フレーム 3 サポートスプリング 4、5 スプリング 6、7 曲げのピーク 8 シートバックの左右方向の中心 9 可動片 10 レール 11 ハンドル 12 カム 13 シートクッション

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中間部が前方に向けて膨出するように湾
    曲するサポートスプリングと、該サポートスプリングを
    支持するフレームを備え、前記フレームに一端が係止さ
    れたサポートスプリングの他端を移動させることによ
    り、該スプリングの前方への膨出度を変化させて腰部の
    サポート力を調整するようにした車両用シートのランバ
    サポート装置であって、シートバックの中心を挟んだ左
    右対称の位置を曲げのピークとして前方に向って膨出す
    るように湾曲する一対のスプリングを上下に隣接配置し
    て前記サポートスプリングを構成したことを特徴とする
    車両用シートのランバサポート装置。
JP7091093A 1993-03-05 1993-03-05 車両用シートのランバサポート装置 Expired - Lifetime JP2907674B2 (ja)

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JPH06253951A JPH06253951A (ja) 1994-09-13
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