JPH0515242Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0515242Y2 JPH0515242Y2 JP1987000908U JP90887U JPH0515242Y2 JP H0515242 Y2 JPH0515242 Y2 JP H0515242Y2 JP 1987000908 U JP1987000908 U JP 1987000908U JP 90887 U JP90887 U JP 90887U JP H0515242 Y2 JPH0515242 Y2 JP H0515242Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lumbar support
- chair
- swinging rod
- slider
- push plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 6
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 206010061549 Sensation of foreign body Diseases 0.000 description 1
- 229910000639 Spring steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 210000004705 lumbosacral region Anatomy 0.000 description 1
Landscapes
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、航空機、自動車或は船舶等の各種乗
物用座席の椅子に構成し、座者の腰椎部を支持す
る無段階可動式ランバーサポートに関するもので
ある。
物用座席の椅子に構成し、座者の腰椎部を支持す
る無段階可動式ランバーサポートに関するもので
ある。
従来より航空機、自動車域は船舶等の各種乗物
用椅子のシートバツクにおいて、該シートバツク
の腰椎支持部を前後方向に変位せしめて座者の腰
椎部支持面の位置を調節するランバーサポートが
使用されており、腰椎の変形を抑制して着座姿勢
の安定を保持し、着座感の改善を図つている。
用椅子のシートバツクにおいて、該シートバツク
の腰椎支持部を前後方向に変位せしめて座者の腰
椎部支持面の位置を調節するランバーサポートが
使用されており、腰椎の変形を抑制して着座姿勢
の安定を保持し、着座感の改善を図つている。
しかし、この種の乗物用椅子のランバーサポー
トは、椅子のシートバツク側端、即ち該ランバー
サポートの側方に設けた調節ノブによつてカム機
構を回動操作し、ランバーサポートの前後位置を
段階的に調節する構造に成るため、シートバツク
のランバーサポート部分が硬くなり「当たり感」
を生じて着座感を損なうばかりでなく、段階調節
であるため微細な調節が不能であり、且つ可動寸
法が小さくなるという問題を有していた。また、
調節ノブをランバーサポートの近傍に設置する構
造に成つているため、特にアームレストを持つた
椅子においては調節操作がし難いものであつた。
トは、椅子のシートバツク側端、即ち該ランバー
サポートの側方に設けた調節ノブによつてカム機
構を回動操作し、ランバーサポートの前後位置を
段階的に調節する構造に成るため、シートバツク
のランバーサポート部分が硬くなり「当たり感」
を生じて着座感を損なうばかりでなく、段階調節
であるため微細な調節が不能であり、且つ可動寸
法が小さくなるという問題を有していた。また、
調節ノブをランバーサポートの近傍に設置する構
造に成つているため、特にアームレストを持つた
椅子においては調節操作がし難いものであつた。
本考案は、上記問題に鑑みて創案されたもので
あり、アームレストに設けた調節ノブによつて無
段階に且つ大可動範囲で調節することができると
共に、着座感を損なうことがない無段階可動式ラ
ンバーサポートを提供することを目的とするもの
である。
あり、アームレストに設けた調節ノブによつて無
段階に且つ大可動範囲で調節することができると
共に、着座感を損なうことがない無段階可動式ラ
ンバーサポートを提供することを目的とするもの
である。
上記目的を達成するために、本考案に係る無段
階可動式ランバーサポートは、椅子のシートバツ
ク腰椎支持部位の表皮材裏面にクツシヨン部材を
介して押板を並設し、該押板をバツクフレームの
一部に固着したブラケツトに対して一端の近傍を
回動自在に枢着した弾性体から成る揺動杆の揺動
端部に枢着支持すると共に、該揺動杆の他端に枢
着した摺動子を前記ブラケツトに対して腰椎支持
面と直交する方向に軸着した螺子軸と螺合し、上
記椅子のアームレスト適当位置に軸着した調節ノ
ブの回転軸と前記螺子軸の端部にそれぞれ軸着し
た各プーリにワイヤベルトを介在させて回動連結
して成ることを要旨とするものである。
階可動式ランバーサポートは、椅子のシートバツ
ク腰椎支持部位の表皮材裏面にクツシヨン部材を
介して押板を並設し、該押板をバツクフレームの
一部に固着したブラケツトに対して一端の近傍を
回動自在に枢着した弾性体から成る揺動杆の揺動
端部に枢着支持すると共に、該揺動杆の他端に枢
着した摺動子を前記ブラケツトに対して腰椎支持
面と直交する方向に軸着した螺子軸と螺合し、上
記椅子のアームレスト適当位置に軸着した調節ノ
ブの回転軸と前記螺子軸の端部にそれぞれ軸着し
た各プーリにワイヤベルトを介在させて回動連結
して成ることを要旨とするものである。
上記アームレストに設けた調節ノブを回動する
と、プーリ及びワイヤベルトから成る回動連結手
段を介して螺子軸が回動するため、該螺子軸と螺
合した摺動子が軸方向に移動する。したがつて、
該摺動子と一端を枢着した揺動杆は枢着部を支点
として揺動し、揺動端部に取付けた押板を前後方
向に移動せしめて椅子のシートバツクの腰椎支持
部位の表皮材をクツシヨン部材を介して押圧量を
調節するようになる。このとき上記調節された押
板は、揺動杆が弾性体によつて構成されているた
め、該揺動杆の撓みによつて座面からの変位量を
吸収後退するようになり、ランバーサポートの
「当たり感」又は「異物感」等を生じることがな
い。また、揺動杆の支点を構成する枢着部を摺動
子側に近く構成することにより、摺動子の変位量
と比較して押板の変位量を大きくすることがで
き、且つ無段階に調節することができる。
と、プーリ及びワイヤベルトから成る回動連結手
段を介して螺子軸が回動するため、該螺子軸と螺
合した摺動子が軸方向に移動する。したがつて、
該摺動子と一端を枢着した揺動杆は枢着部を支点
として揺動し、揺動端部に取付けた押板を前後方
向に移動せしめて椅子のシートバツクの腰椎支持
部位の表皮材をクツシヨン部材を介して押圧量を
調節するようになる。このとき上記調節された押
板は、揺動杆が弾性体によつて構成されているた
め、該揺動杆の撓みによつて座面からの変位量を
吸収後退するようになり、ランバーサポートの
「当たり感」又は「異物感」等を生じることがな
い。また、揺動杆の支点を構成する枢着部を摺動
子側に近く構成することにより、摺動子の変位量
と比較して押板の変位量を大きくすることがで
き、且つ無段階に調節することができる。
以下、本考案に係る無段階可動式ランバーサポ
ートの一実施例を図面に従つて説明する。
ートの一実施例を図面に従つて説明する。
第１図は袖付き椅子の要部平断面図、第２図は
無段階可動式ランバーサポートを設けた椅子の一
部切欠した斜視図である。図面において、１は、
シートボトム２の後端から上方に立設形成し、必
要に応じてリクライニングデバイスを介装して起
伏自在に支持したシートバツクであり、両側には
袖部を有するアームレスト３，３を構成して成
る。また４は、上記シートバツク１に被設した表
皮材５の腰椎支持部位の裏面側に、クツシヨン部
材６を介して並設した押板であり、該押板４の後
面に固着した連結板７を、バツクフレーム８の縦
杆部に固着したブラケツト９に枢設して成る揺動
杆１０の揺動端とピン軸１１を介して水平方向揺
動自在に枢着支持して成る。上記揺動杆１０は、
スプリング鋼等の弾性線材によつて構成されてお
り、他端近傍に形成したループ状の支点軸孔１２
をブラケツト９に軸設したピン軸１３に外挿して
枢設すると共に、ブラケツト９に対して前記表皮
材５の腰椎支持面と直交する方向に回動自在に軸
着した螺子軸１４の螺子部１５と螺合して成る摺
動子１６と、上記揺動杆１０の端部をピン軸１７
を介して連結する構造になるもので、該連結部に
は長孔１８が形成されており、接続方向に適当な
遊びを有する。１９は、前記アームレスト３の袖
部に位置するようにアームレストフレーム２０に
対して回動軸２１を回動自在に軸着した調節ノブ
であり、該回動軸２１と前記螺子軸１４の端部に
それぞれ軸着したプーリ２２，２３間をワイヤレ
リーズ型のワイヤベルト２４を介して回動連結
し、可撓性回動連結手段を構成して成る。
無段階可動式ランバーサポートを設けた椅子の一
部切欠した斜視図である。図面において、１は、
シートボトム２の後端から上方に立設形成し、必
要に応じてリクライニングデバイスを介装して起
伏自在に支持したシートバツクであり、両側には
袖部を有するアームレスト３，３を構成して成
る。また４は、上記シートバツク１に被設した表
皮材５の腰椎支持部位の裏面側に、クツシヨン部
材６を介して並設した押板であり、該押板４の後
面に固着した連結板７を、バツクフレーム８の縦
杆部に固着したブラケツト９に枢設して成る揺動
杆１０の揺動端とピン軸１１を介して水平方向揺
動自在に枢着支持して成る。上記揺動杆１０は、
スプリング鋼等の弾性線材によつて構成されてお
り、他端近傍に形成したループ状の支点軸孔１２
をブラケツト９に軸設したピン軸１３に外挿して
枢設すると共に、ブラケツト９に対して前記表皮
材５の腰椎支持面と直交する方向に回動自在に軸
着した螺子軸１４の螺子部１５と螺合して成る摺
動子１６と、上記揺動杆１０の端部をピン軸１７
を介して連結する構造になるもので、該連結部に
は長孔１８が形成されており、接続方向に適当な
遊びを有する。１９は、前記アームレスト３の袖
部に位置するようにアームレストフレーム２０に
対して回動軸２１を回動自在に軸着した調節ノブ
であり、該回動軸２１と前記螺子軸１４の端部に
それぞれ軸着したプーリ２２，２３間をワイヤレ
リーズ型のワイヤベルト２４を介して回動連結
し、可撓性回動連結手段を構成して成る。
上記構成の無段階可動式ランバーサポートは、
アームレスト３に設けた調節ノブ１９を回動する
と回動軸２１に軸着したプーリ２２が回動するた
め、ワイヤベルト２４を介して螺子軸１４のプー
リ２３を回動するようになり、該螺子軸１４と螺
合した摺動子１６が軸方向（矢印Ａ）に移動す
る。したがつて、該摺動子１６とピン軸１７を介
して枢着した揺動杆１０は、ピン軸１３に外挿し
た支点軸孔１２を支点として揺動し、揺動端部に
ピン軸１１を介して枢着した押板４を前後方向
（矢印Ｂ）に移動せしめ、シートバツク１の腰椎
支持部位の表皮材５をクツシヨン部材６を介して
移動調節することができる。このクツシヨン部材
６の調節量、即ち変位量は、支点軸孔１２を支点
として揺動する揺動杆１０の螺子軸１４までの長
さＸと押板４に揺動杆１０の揺動端部を枢着する
ピン軸１１までの長さＹとの長さ比（Ｘ／Ｙ）に
よつて決定されるものであり、シートバツク１自
体の厚さその他の条件に対応して適宜設計変更す
ることができるものである。したがつて所望によ
り押板４の可動寸法を大きくとることが可能とな
る。
アームレスト３に設けた調節ノブ１９を回動する
と回動軸２１に軸着したプーリ２２が回動するた
め、ワイヤベルト２４を介して螺子軸１４のプー
リ２３を回動するようになり、該螺子軸１４と螺
合した摺動子１６が軸方向（矢印Ａ）に移動す
る。したがつて、該摺動子１６とピン軸１７を介
して枢着した揺動杆１０は、ピン軸１３に外挿し
た支点軸孔１２を支点として揺動し、揺動端部に
ピン軸１１を介して枢着した押板４を前後方向
（矢印Ｂ）に移動せしめ、シートバツク１の腰椎
支持部位の表皮材５をクツシヨン部材６を介して
移動調節することができる。このクツシヨン部材
６の調節量、即ち変位量は、支点軸孔１２を支点
として揺動する揺動杆１０の螺子軸１４までの長
さＸと押板４に揺動杆１０の揺動端部を枢着する
ピン軸１１までの長さＹとの長さ比（Ｘ／Ｙ）に
よつて決定されるものであり、シートバツク１自
体の厚さその他の条件に対応して適宜設計変更す
ることができるものである。したがつて所望によ
り押板４の可動寸法を大きくとることが可能とな
る。
また上記押板４は、揺動杆１０が弾性体によつ
て構成されており、座面方向からの押圧（矢印
Ｃ）に対して撓みを生じ、座面を後退するように
なるため、ランバーサポートの「当たり感」又は
「異物感」を解消することができる。
て構成されており、座面方向からの押圧（矢印
Ｃ）に対して撓みを生じ、座面を後退するように
なるため、ランバーサポートの「当たり感」又は
「異物感」を解消することができる。
尚、本実施例では揺動杆１０を螺子軸１４の螺
子部１５に螺合した摺動子１６の螺合作用によつ
て変位する構造のものを示したが、該螺子軸１４
の螺子部１５をウオームギヤに変更すると共に、
該ウオームギヤに揺動杆１０の端部に形成したラ
ツクギヤを噛合することによつても同様の変位作
用をなす構造を構成することができる。
子部１５に螺合した摺動子１６の螺合作用によつ
て変位する構造のものを示したが、該螺子軸１４
の螺子部１５をウオームギヤに変更すると共に、
該ウオームギヤに揺動杆１０の端部に形成したラ
ツクギヤを噛合することによつても同様の変位作
用をなす構造を構成することができる。
本考案に係る無段階可動式ランバーサポート
は、以上のように構成したから、螺子軸により摺
動子を軸方向に移動させると共に、回動連結手段
としてプーリとワイヤベルトを用いているため、
アームレストに設けた調節ノブの操作によつて、
シートバツクの腰椎部支持位置座面の出退位置
を、無段階に且つ大可動範囲で調節することがで
きるという特徴を有するものであり、本考案実施
後の実用的効果は極めて大きい。
は、以上のように構成したから、螺子軸により摺
動子を軸方向に移動させると共に、回動連結手段
としてプーリとワイヤベルトを用いているため、
アームレストに設けた調節ノブの操作によつて、
シートバツクの腰椎部支持位置座面の出退位置
を、無段階に且つ大可動範囲で調節することがで
きるという特徴を有するものであり、本考案実施
後の実用的効果は極めて大きい。
第１図は本考案に係る無段階可動式ランバーサ
ポートの一実施例を示す椅子の要部平断面図、第
２図は無段階可動式ランバーサポートを設けた椅
子の一部切欠した斜視図、第３図は第１図におけ
る要部拡大断面図である。 １……シートバツク、２……シートボトム、３
……アームレスト、４……押板、８……バツクフ
レーム、１０……揺動杆、１４……螺子軸、１６
……摺動子、１９……調節ノブ、２１……回動
軸。
ポートの一実施例を示す椅子の要部平断面図、第
２図は無段階可動式ランバーサポートを設けた椅
子の一部切欠した斜視図、第３図は第１図におけ
る要部拡大断面図である。 １……シートバツク、２……シートボトム、３
……アームレスト、４……押板、８……バツクフ
レーム、１０……揺動杆、１４……螺子軸、１６
……摺動子、１９……調節ノブ、２１……回動
軸。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 椅子のシートバツク腰椎支持部位の表皮材裏面
にクツシヨン部材を介して押板を並設し、該押板
をバツクフレームの一部に固着したブラケツトに
対して一端の近傍を回動自在に枢着した弾性体か
ら成る揺動杆の揺動端部に枢着支持すると共に、 該揺動杆の他端に枢着した摺動子を前記ブラケ
ツトに対して腰椎支持面と直交する方向に軸着し
た螺子軸と螺合し、 上記椅子のアームレスト適当位置に軸着した調
節ノブの回動軸と前記螺子軸の端部にそれぞれ軸
着した各プーリにワイヤベルトを介して回動連結
して成ることを特徴とする 無段階可動式ランバーサポート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987000908U JPH0515242Y2 (ja) | 1987-01-09 | 1987-01-09 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987000908U JPH0515242Y2 (ja) | 1987-01-09 | 1987-01-09 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63110252U JPS63110252U (ja) | 1988-07-15 |
| JPH0515242Y2 true JPH0515242Y2 (ja) | 1993-04-22 |
Family
ID=30778317
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987000908U Expired - Lifetime JPH0515242Y2 (ja) | 1987-01-09 | 1987-01-09 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0515242Y2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6030092U (ja) * | 1983-08-01 | 1985-02-28 | 矢崎総業株式会社 | ガス漏れ警報装置 |
-
1987
- 1987-01-09 JP JP1987000908U patent/JPH0515242Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6030092U (ja) * | 1983-08-01 | 1985-02-28 | 矢崎総業株式会社 | ガス漏れ警報装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63110252U (ja) | 1988-07-15 |
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