JPH0576436A - 自動車用シート - Google Patents

自動車用シート

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JPH0576436A
JPH0576436A JP3115929A JP11592991A JPH0576436A JP H0576436 A JPH0576436 A JP H0576436A JP 3115929 A JP3115929 A JP 3115929A JP 11592991 A JP11592991 A JP 11592991A JP H0576436 A JPH0576436 A JP H0576436A
Authority
JP
Japan
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backrest
auxiliary support
frame
support element
transverse axis
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3115929A
Other languages
English (en)
Inventor
Joncour Daniel Le
ダニエル・ル・ジヨンクール
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Faurecia Sieges dAutomobile SAS
Original Assignee
Bertrand Faure Automobile SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bertrand Faure Automobile SA filed Critical Bertrand Faure Automobile SA
Publication of JPH0576436A publication Critical patent/JPH0576436A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/64Back-rests or cushions
    • B60N2/66Lumbar supports
    • B60N2/667Lumbar supports having flexible support member bowed by applied forces
    • B60N2/6673Lumbar supports having flexible support member bowed by applied forces with motor driven adjustments
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/64Back-rests or cushions
    • B60N2/66Lumbar supports
    • B60N2/667Lumbar supports having flexible support member bowed by applied forces

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 前方へ湾曲される弾性パネル(6)のバックレ
スト・フレームに対する最大湾曲領域の位置を変化させ
ることなしに、上記パネルの湾曲度を変化させるように
した自動車用シートにおいて、バックレスト・フレーム
の強固で且つ安価に提供できる構造とする。 【構成】 上記弾性パネルに上部の第2補助サポート要
素(54)と下部の第1補助サポート要素(15)を連結
し、下部の第1補助サポート要素は上記弾性パネルの湾
曲度を変えるために、上部の第2補助サポート要素と同
時に反対方向に回転させる調節機構によって、共通横断
軸を中心としてバックレスト・フレームに軸着されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バックレスト・フレー
ムと該バックレスト・フレームに取り付けられた腰サポ
ートを含むバックレストを備えた自動車用シートに関す
るものである。
【0002】さらに、詳しくは、上記腰サポートはバッ
クレストの平面に実質的に平行であると共に、前方に湾
曲した形状とすることが出来る弾性的に変形自在なパネ
ルを備え、かつ、該腰サポートは、バックレスト・フレ
ームに対して最大湾曲領域の位置を実質的に変化するこ
となしに、上記パネルの湾曲度を調節するための調節機
構を備えており、該調節機構は、パネルの下部が固定さ
れる補助サポート要素を備えるものであり、該補助サポ
ート要素はパネルの最大湾曲領域と実質的に同一高さに
ある横断軸を中心としてバックレスト・フレームに軸着
され、上記調節機構は上記横断軸を中心としてバックレ
スト・フレームに対して補助サポート要素の角度位置を
調節するもので、該補助サポート要素は上記横断軸の下
方に実質的に延在しているものである。
【0003】
【従来の技術】従来、この種の腰サポートを備えた自動
車用シートにおいては、前方に湾曲しえる弾性力を有す
るパネルが用いられる技術が提供されている。該弾性パ
ネルの湾曲度は該パネルの上下エッジを作動することに
よって、例えば、それらを違いに近接する方向あるいは
離れる方向に移動することにより可変出来る。このよう
に、弾性パネルの湾曲度を上下エッジの移動によって可
変し、乗員の背中の形状に最も適した状態に腰サポート
の角度を変えることが出来る。
【0004】上記した弾性パネルを用いて、その湾曲度
をかえる場合における従来の主要な問題点は、弾性パネ
ルの湾曲角度が変えられる時、パネルの最大湾曲領域が
自動車の長さ方向(シートの取付位置に関して)に移動さ
れることにあった。即ち、パネルの最大湾曲領域が自動
車の長さ方向に移動すると、乗員の腿の正確な支持およ
び安楽性を損なうため、シートに着座している乗員は、
シートのクッションの自動車の長さ方向の位置を変えざ
るを得ないことになる。
【0005】この問題を解決するため、弾性パネルの湾
曲度が該弾性パネルの上下エッジの位置を移動して変え
た場合においても、弾性パネルの最大湾曲領域の自動車
の長さ方向の位置は不変であるようにしたものとして、
1988年3月14日出願で、1989年12月14日
公開されたイタリア特許出願番号No.67215−A
/88が提供されている。
【0006】図1に示す上記イタリア特許出願番号No.
67215−A/88の自動車用シート1は下記の構造
からなる。
【0007】即ち、上記シート1は自動車のフロアの長
さ方向に対して、シート1の位置を調節できるように、
公知のタイプのガイドを介在してシート・メタル・フレ
ームからなるベース・フレーム2が自動車のフロアに固
定されている。該ベース・フレーム2によりクッション
3、バックレスト4および図1に記載されていないパッ
ドが支持されいる。バックレスト4は一対の支軸10に
よってベース・フレーム2に連結された2つの下部両側
直立板5を有するシート・メタル・フレームを備え、か
つ、上記支軸10はバックレストの傾斜を調節するため
の手段を備えている。バックレスト・フレームの上側部
11は2つの上部両側直立板12を備え、これらの上端
エッジはクロス・メンバー13によって連結されてい
る。上側部11は横断軸線14を支点として上記2つの
下部両側直立板5によって構成されるバックレスト・フ
レームの下側部に軸着されている。
【0008】上記横断軸線14上にU形状の補助サポー
ト要素15が軸着されて、横断軸線より下方に延在して
いる。上記2つの下部側直立板5のそれぞれの上端は、
上部両側直立板12と下部両側直立板5の相対位置を調
節するための2つの調節機構17を支持している。この
2つの調節機構17はノブ19の操作により横断軸線1
4上の横断軸18を介して作動される。尚、該調節機構
17はバックレスト傾斜調節用に上記支軸10を取り付
ける一般的なタイプのものであっても良い。上記調節機
構17はリング・ギヤを備え、該リング・ギヤは互いに
噛み合い、ノブ19の回転操作により互いに連結された
部分が互いに関連して回転するようにされている。
【0009】特に、図1に示すシートにおいては、各調
節機構は、対応する上部直立板12と補助サポート要素
15の対応する先端にそれぞれ固定される2つのシート
・メタル・プレートの相対角度位置を調節するものであ
る。ノブ19が操作されると、バックレスト・フレーム
の2つの上部両側直立板12とクロス・メンバー13に
よって構成させた上側部と補助サポート要素15とは反
対向きに同時に回転される。
【0010】弾性を有するパネル6は、市販されている
“プルマフレックス(商標)"からなる公知のタイプのも
のが用いられ、該パネルは水平方向の金属ワイヤ8によ
ってクロスされた複数の平行コード7を備えている。弾
性パネル6は両側のヘリカル・スプリング9によってバ
ックレスト・フレームに連結されている。さらに詳しく
は、弾性パネルの上部はバックレスト・フレームの上側
部11に連結され、弾性パネルの下部は補助サポート要
素15に連結される。かつ、最大に湾曲している弾性パ
ネルの中心部分は2つのスプリング9aによってバック
レストの2つの下部両側直立板5に連結されいる。
【0011】このように、弾性パネル6の下端エッジが
補助サポート要素15に連結され、該補助サポート要素
15が横断軸線14を支点としてバックレスト・フレー
ムに軸着される一方、弾性パネル6の上端エッジがバッ
クレスト・フレームの上側部に連結され、かつ、該バッ
クレスト・フレームの上側部がバックレスト・フレーム
の下側部と分離されると共に上記横断軸線を中心として
軸着されている。上記横断軸線上に取り付けた調節機構
は、補助サポート要素とバックレスト・フレームの上側
部とを、バックレスト・フレームの下側部に対して、反
対方向に回転するようにしている。
【0012】上記した構成としているため、ノブ19の
操作によって、2つの下部両側直立板5によって構成さ
れるバックレスト・フレームの固定部分に対して弾性パ
ネルの最大湾曲領域の位置を変えることなしに、弾性パ
ネルの上下エッジの位置を移動させるようにして、弾性
パネルの湾曲度を変えることが出来る。
【0013】このように、弾性パネルの湾曲度が変えら
れた時、シートに着座する乗員は、弾性パネルの最も突
出した中央部分の位置が変らないままであるため、クッ
ションの長さ方向の位置を変える必要がない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は上記イ
タリア特許出願において開示された自動車用シートの改
良を図るものであり、特に、その信頼性を向上すると共
に強度向上を図り、かつ、可動性能に影響を及ぼすこと
なく、安価な構造とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、腰サポートの調節機構に第2補助サポー
ト要素を設け、該第2補助サポート要素は上記横断軸線
の上方に実質的に延在すると共に該第2補助サポート要
素に対して弾性パネルを連結している。該第2補助サポ
ート要素は上記横断軸線を支点としてバックレスト・フ
レームに軸着されていると共に、上記調節機構は上記補
助サポート要素(以下、第1補助サポート要素と称する)
と上記第2補助サポート要素とを同時に反対向き回転す
るようにしており、それによって、バックレスト・フレ
ームに対してパネルの最大湾曲領域の位置を変えること
なしに、弾性パネルの湾曲度を調節出来るようにしてい
る。
【0016】本発明と上記図1に示す従来例との主たる
相異点は、本発明においては、バックレスト・フレーム
を相互にが軸着されない強固な構造を有するようにする
と共に、第1補助サポート要素と同時に調節機構によっ
て作動される第2補助サポート要素を備えていることで
ある。
【0017】上記2つの第1および第2補助サポート要
素は横断軸線を中心としてバックレスト・フレームに軸
着され、それぞれ弾性パネルの上下エッジに連結されて
いる。弾性パネルの最大湾曲の中心領域は、パネルの湾
曲度を可変してもバックレスト・フレームに対して実質
的に一定位置を保持するようにしている。
【0018】
【作用】本発明に係わるシートでは、上記イタリア特許
出願で提供されたシートより構造が簡単で、かつ安価で
信頼性を有する利点がある。即ち、バックレスト・フレ
ームの構造は軸着された部分がないために複雑性を減少
でき、可動性能に対する影響が少なく出来、かつ、強度
向上を図ることが出来る。
【0019】尚、本発明の特徴および利点は添付する図
面を参照した実施例の説明により明白になるものである
が、上記実施例に限定されるものではない。
【0020】
【実施例】図2は本発明に係わるシート20を示す斜視
図であり、該シート20はクッション21とバックレス
ト22とヘッドレスト23を備えている。バックレスト
22の構造を図3から図8を参照して下記に詳細に説明
する。
【0021】図3および図4に詳細に示すように、本発
明に係わるシートのバックレスト22は2つの両側の直
立板25を備える強固なシート・メタル・フレーム24
を備えており、上記直立板25の上端はシート・メタル
からなるクロス・メンバー26によって連結されると共
に、それらの下端はロッド26aによって連結されてい
る。
【0022】図1に示す従来例と同様に、第1補助サポ
ート要素15が、着座した乗員の背中の腰の部分に対応
する高さに位置されている横断軸線14を支点としてバ
ックレスト・フレーム24が軸着されている。図1に示
す装置と相異する点は、バックレスト・フレーム24が
横断軸線14を中心として軸着されていないこと、即
ち、バックレスト・フレーム24が横断軸線14を中心
として軸着されている2つの分離した部分によって構成
されていないことである。
【0023】その代わりに、バックレスト・フレームは
シート・メタル製の上部補助フレーム27を備え、該上
部補助フレーム27は2つの両側直立板28を備え、こ
れら直立板28の上端をクロス・メンバー29によって
連結している。上部補助フレーム27は着座した乗員の
背中の上部に、即ち、首の下の位置に対応するように位
置決めされるようにしており、上記部分を的確に支持す
るために前方へ揺動できるようにされている。
【0024】図2においては、上部補助フレーム27と
結合されるバックレスト・パッド30が示されている。
【0025】上部補助フレーム27のクロス・メンバー
29は一対の溶着されたメタル・ブッシュ31を備え、
ヘッドレスト23のフレーム33の先端32を挿入する
ようにしている。
【0026】上部補助フレームの直立板28の下端は、
自動車用シートのバックレストの傾斜調節用に通常使用
されているタイプの一対の調節機構35によって、横断
軸線34を中心として直立板25の上端に軸着されてい
る。図4に示す上記2つの調節機構35は共通の横断軸
36によって操作され、本実施例において、該横断軸3
6は下記に詳細に記載するように、バックレストによっ
て支持された電動モータ37によって駆動される。該モ
ータ37は公知のフレキシブル・シャフト38と減速ユ
ニット39によってシャフト36を駆動する。当然のこ
とながら、シャフト36を手動操作するようにしても良
く、その場合、シャフト36の先端をバックレストの一
端より突出して、突出端に操作ノブが取り付けられる。
【0027】バックレストの強固なフレーム24を構成
する2つの両側直立板25の下部25aは前方に突出す
ると共に、バックレストの傾斜を調節するために、図示
していないが、公知の機構によってシート20の(図2
に示す)のベース・フレーム2に軸着されるようにして
いる。図3に示すように、バックレストの下方の横断軸
線10aは、直立板25の先端25aに設けた2つの穴2
5bと同心としている。
【0028】図3に示すように、バックレストの横断軸
線10aは、1990年1月31日に公開されたヨーロ
ッパ特許出願EP−A−0 353 210で開示されて
いるバックレストの通常の平面よりはるかに前方にあ
る。軸線10aが前方位置にあることは、それが、着座
した乗員の足と胴の間の節と同一垂直面に実質的にある
ことであり、それによって、着座した乗員の背中の垂直
位置がバックレストの傾斜の変化によって大きく変えら
れないという、利点を生じる。
【0029】図2に示すように、バックレスト22は2
つの両側部分22aを有し、これらの両側部分22aの位
置は調整しえると共に、それぞれ、図3および図4に示
すように、実質的にC形状に折曲された断面円形の長尺
な金属要素によって構成されたフレーム40と、該フレ
ーム40に溶着されたシート・メタル・パネル41を有
している。
【0030】フレーム40を構成している長尺な金属要
素の先端42,43は、図4に示すように、同一軸線上
に沿って配列されると共に互いに対向される。これらの
先端42,43はバックレスト・フレーム24の各両側
直立板25の対向するシート44,45と係合する。
【0031】図3および図4に示すように、バックレス
トの上部補助フレーム27の調節を制御する電動モータ
37は、右側フレーム40によって支持されている。こ
のフレーム40は後述する作用を行う電動モータ46を
支持する。他側の左側フレーム40は、2つのフレーム
40の位置を調節するための電動モータ47と、後述す
る作用を行う電動モータ48を支持している。
【0032】上記2つの両側フレーム40の位置は横断
軸49によって制御され、該横断軸49の先端50は、
上記2つの直立板25に対して回転自在で、フレーム4
0の先端43に取り付けたピニオン51と噛み合うヘル
カル・ネジの形状としている。上記横断軸49はフレキ
シブル・トランスミッション52と減速ユニット53を
介して電動モータ47によって回転される。
【0033】図4から図示8に示すように、本発明のバ
ックレストは腰サポートを備え、該腰サポートはバック
レストの通常平面内に実質的に位置すると共に、前方に
湾曲された弾性的に変形可能なパネル6を備えている。
該弾性パネルの最大湾曲領域は実質的に上記横断軸線1
4と同一の高さである。
【0034】樹脂材料からなる1つの要素によって構成
される図示の実施例に示す弾性パネル6の底部は、スプ
リング9によって第1補助サポート要素15に連結され
ると共に、さらにスプリング9によって第2補助サポー
ト要素54に連結される。
【0035】第1補助サポート要素15と第2補助サポ
ート要素54は共に横断軸線14を中心としてバックレ
スト・フレーム24に軸着され、それぞれ上記軸線の下
方および上方に延在する。
【0036】さらに詳しくは、図5に示すように、第1
補助サポート要素15は2つの側面プレート15aを備
え、それらの下端は管状のクロス・メンバー15bによ
って連結されている。第2補助サポート要素54は2つ
のシート・メタル・プレート54aを備え、それらの上
端が管状のクロス・メンバー54bによって連結されて
いる。上記プレート15a,54aはバックレスト・フレ
ームの両側直立板25に固定された2つのシート・メタ
ル・バックレスト57に対してピン55,56によって
相互に軸着されるための同心穴を備えている。
【0037】第1補助サポート要素15および第2補助
サポート要素54の右側には、前記した調節機構35に
ついて前記したのと同様の公知の調節機構58が設けら
れている。該調節機構58は作用軸59を有している。
図示の実施例において、作用軸59は、バックレストの
右側要素22a(図2に示す)のフレーム40に取り付け
た電動モータ46により、減速装置70とフレキシブル
・トランスミッション61を介して駆動される。しかし
ながら、上記調節調節58は手動操作しても良く、その
場合には、バックレストから突出する作用軸59の先端
に操作ノブを設けられる。
【0038】調節機構58は第2補助サポート要素54
のプレート54aとバックレスト57の間に介在されて
いる。該調節機構が作動された時、バックレスト57に
対して第2補助サポート要素54の右側プレート54a
を回転し、それによって、第2補助サポート要素54の
全体が回転される。この回転は、軸線61aを支点して
2つのバックレスト57に対して回転自在に貫通する横
断軸60と、該横断軸60の両端に固定される2つのロ
ッカーアーム62によって構成される伝動機構によっ
て、第1補助サポート要素15に同時に反対方向の回転
を生じさせる。
【0039】上記ロッカーアーム62の両端にはピン6
3、64を設け、これらピン63,64はプレート54
a,15aに設けたスロット65,66に係合される。
【0040】上記装置の作用は特に図7および図8に明
白に示されており、該図7および図8は、2つの相異し
た位置にある第1補助サポート要素15と第2補助サポ
ート要素54を側面から示している。
【0041】図7は弾性パネル6の最小湾曲位置に対応
する位置における第1補助サポート要素15と第2補助
サポート要素54を示す。調節機構58の作用は、電動
モータ46によって横断軸線14を中心として、第2補
助サポート要素54を時計方向に回転する。この回転
は、スロット65内にピン63が係合しているために、
横断軸線61aを中心としてロッカーアーム62に時計
方向の回転を生じさせる。ロッカーアーム62の時計方
向の回転はスロット66内にピン64が係合しているこ
とにより、第1補助サポート要素15を反時計方向に回
転する。
【0042】即ち、調節機構58の作用は図7において
矢印A,Bで示すように、横断軸線14を中心として第
1サポート要素15と第2補助サポート要素54を同時
に反対方向に回転する。調節機構58を駆動する作用軸
59の回転が逆であれば、第2補助サポート要素54と
第1補助サポート要素15は逆に回転されることは明ら
かである。
【0043】上記した実施例において、調節機構58は
図7に示す位置から図8に示す位置に移動されるように
操作されると、弾性パネル6の湾曲度は増加される。こ
の増加された湾曲度は、横断軸線14と同一高さにある
パネルの領域位置、即ち、最大湾曲領域を実質的に変え
ることなく、弾性パネル6の上下部分の位置を変えるこ
とによって達成される。シートに着座する乗員はこのよ
うにして、シートのクッションの長さ方向の位置を変え
る必要なく、背中の形状に適したように弾性パネルの湾
曲度を変えることが出来る。
【0044】図3および図4に示すように、弾性パネル
6の上端エッジは2つのメタル・ワイヤ67によってク
ロス・メンバー26に固定される。ワイヤ67は弾性パ
ネル6の上端エッジの移動範囲内で変化させるに十分な
長さとしており、そのため、第1補助ポート要素15お
よび第2補助サポート要素54の位置を変化させること
が出来る。
【0045】上記説明より明らかなように、図1に示す
従来のシートと本発明のシートとの主たる相異点は、バ
ックレスト・フレーム24が対向して横断軸線14上に
軸着されておらず、一体の強固な構造を備えると共に、
弾性を有する腰サポート・パネルの湾曲度を変えるため
に、第1補助サポート要素15と同時に作動される第2
補助サポート要素54を設けたことである。
【0046】尚、図示していないが、バックレストの左
側に、電動モータ48によって作用されるヘッドレスト
33の高さを調節するための自動システムを設けること
が好ましい。
【0047】図6は、弾性パネル6が湾曲度が最小とさ
れた位置に調節された腰サポートシステムを備えたバッ
クレストの側面図である。2つの第1補助サポート要素
15と第2補助サポート要素54は、弾性パネル6の湾
曲度を増加させるために矢印A,Bの方向に回転され
る。
【0048】上記した説明より明らかなように、本発明
の構成は、構造を簡単化し、製造コストを安価とし、作
用において信頼性を向上させる利点を有するものであ
る。また、腰サポート機構は、着座する乗員の背中の腰
領域にバックレストの形状を最適に適合させることが出
来ると共に、バックレストの上部補助フレーム27は乗
員の首の下の背中の上部に対する正確はサポートを与え
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来例の自動車用シートを示す斜視図であ
る。
【図2】 本発明に係わる自動車用シートの斜視図であ
る。
【図3】 本発明のシートのバックレストのフレームを
示す斜視図である。
【図4】 図3の分解斜視図である。
【図5】 図4の一部を詳細に示す分解斜視図である。
【図6】 図2の側面図である。
【図7】 作動状態を示す図6の一部拡大図である。
【図8】 同上
【符号の説明】
6 弾性パネル 14 横断軸線 15 第1補助サポート要素 20 バックレスト 24 バックレスト・フレーム 27 上部補助フレーム 35,58 調節機構 37,46,47,48 電動モータ 40 フレーム 54 第2補助サポート要素 60 横断軸 62 ロッカーアーム

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バックレスト・フレーム(24)と該バッ
    クレスト・フレーム(24)に結合された腰サポートを含
    むバックレスト(20)を備え、上記腰サポートはバック
    レスト・フレーム(24)の平面と実質的に平行であると
    共に、前方に湾曲した形状とすることが出来る変形自在
    な弾性パネル(6)を備え、かつ、該腰サポートは、バッ
    クレスト・フレーム(24)に対して最大湾曲領域の位置
    を実質的に変化することなしに、弾性パネル(6)の湾曲
    度を調節する調節機構を備えており、該調節機構は弾性
    パネル(6)の下部が取り付けられる第1補助サポート要
    素(15)を備え、該第1補助サポート要素(15)は調節
    機構を介して、弾性パネル(6)の最大湾曲領域と実質的
    に同一高さに配置している横断軸線(14)を支点として
    バックレスト・フレーム(24)に軸着され、上記調節機
    構は上記横断軸線(14)を支点としてバックレスト・フ
    レーム(24)に対する第1補助サポート要素(15)の角
    度位置を調節するもので、かつ、該第1補助サポート要
    素が横断軸線(14)の下方に実質的に延在しているもの
    において、 上記腰サポートは、横断軸線(14)を支点としてバック
    レスト・フレーム(24)に軸着されて該横断軸線(14)
    の上方に延在すると共に弾性パネル(6)に連結される第
    2補助サポート要素(54)を備え、かつ、上記調節機構
    は上記バックレスト・フレームに対する弾性パネルの最
    大湾曲領域の位置を変えることなしに、パネルの湾曲度
    を調節するために上記第1補助サポート要素(15)と第
    2補助サポート要素(54)を同時に反対向きに回転させ
    る構成としていることを特徴とする自動車用シート。
  2. 【請求項2】 上記第1及び第2補助サポート要素(1
    5,54)は横断軸線(14)上に軸着される2つの側部シ
    ート・メタル・プレート(15a,54a)を備えると共
    に、その先端がクロス・メンバー(15b,54b)によっ
    て連結されるものであり、また、上記腰サポートの調節
    機構(58)はバックレスト・フレーム(24)に対して第
    2補助サポート要素(54)を回転すると共に、第2補助
    サポート要素(54)の回転に対して反対向きに第1補助
    サポート要素(15)を回転させるために上記第1および
    第2補助サポート要素(54,15)の間に介在させた減
    速手段(70)のロッカーアーム(62)からなる伝動手段
    を備えることを特徴とする請求項1記載のシート。
  3. 【請求項3】 上記伝動手段は、横断軸線(61a)を中
    心としてバックレスト・フレーム(24)に対して回転自
    在な横断軸(60)と、該横断軸の両端に取付られた一対
    のロッカーアーム(62)とを備え、該ロッカーアームの
    両端はピン(63,64)とスロット(65,66)の結合に
    よって上記第1及び第2補助サポート要素(15,54)
    の側部プレート(15a,54a)に連結されていることを
    特徴とする請求項1記載のシート。
  4. 【請求項4】 上記バックレストは、横断軸線(34)を
    中心としてバックレスト・フレーム(24)に軸着された
    上部補助フレーム(27)を有する上側部(30)を備え、
    バックレストの上側部(30)は着座した乗員の首の直下
    の領域の背中の上部を支持するようにされ、上部補助フ
    レーム(27)は少なくとも1つの調節機構(35)によっ
    てバックレスト・フレーム(24)に軸着され、上記調節
    機構(35)は上部補助フレーム(27)の角度位置を上部
    の横断軸線(34)を中心として可変するようにしている
    ことを特徴とする請求項1記載のシート。
  5. 【請求項5】 上記バックレスト・フレーム(24)は2
    つの側部直立板(25)を備え、それらの下部は前方へ伸
    張すると共に、バックレストの上記直立部よりかなり前
    方にある横断軸線を中心として、シートのベース・フレ
    ームに軸着されていることを特徴とする請求項3記載の
    シート。
  6. 【請求項6】 上記バックレストは、それぞれフレーム
    (40)を含む2つの方向制御可能な両側部を有している
    ことを特徴とする請求項3記載のシート。
  7. 【請求項7】 上記バックレストのフレーム(40)はバ
    ックレストの調節および移動部分を作動する電動モータ
    (37,46,47,48)を支持していることを特徴とす
    る請求項6記載のシート。
  8. 【請求項8】 上記電動モータの1つは、フレキシブル
    なトランスミッションと減速装置とからなる伝達手段
    (61,70)を介して、上記第1および第2補助サポー
    ト要素(15,54)の調節機構(58)と連結されている
    ことを特徴とする請求項7記載のシート。
JP3115929A 1990-05-22 1991-05-21 自動車用シート Withdrawn JPH0576436A (ja)

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FR90830229.2 1990-05-22

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DE69003807D1 (de) 1993-11-11
EP0458000A1 (fr) 1991-11-27
ATE95471T1 (de) 1993-10-15
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