JP2759552B2 - 車両用シートの面ランバーサポート装置 - Google Patents

車両用シートの面ランバーサポート装置

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JP2759552B2
JP2759552B2 JP2202299A JP20229990A JP2759552B2 JP 2759552 B2 JP2759552 B2 JP 2759552B2 JP 2202299 A JP2202299 A JP 2202299A JP 20229990 A JP20229990 A JP 20229990A JP 2759552 B2 JP2759552 B2 JP 2759552B2
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康男 永井
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、車両用シート、とくに自動車のシートに
設けられるランバーサポート装置に関するものである。
「従来の技術」 自動車の乗員が長時間シートに座っていると、骨盤の
上方の腰椎部が無理な姿勢をつくりだす方向へ回転しよ
うとする。その回転を防ぐため腰椎を支持する必要があ
る。
腰椎部を支持する装置として、ランバーサポートが採
用されている。この従来のランバーサポート装置は、左
右に設けた上下方向の帯状サポート部材を前後動させる
ことにより、腰椎部を支持して前記回転を防ぐよう構成
されている。
「発明が解決しようとする問題点」 ところで従来のランバーサポート装置は、いわば線状
に腰椎部を支持するもので、腰椎部全面にわたって支持
できないため、乗員に違和感を与えていた。
「問題点を解決するための手段」 そこでこの発明は、腰椎部を面で支持することにより
前記違和感を解消するとともに、シート乗車姿勢に対し
てシート乗車面の形状を変化させて、乗車時に於けるシ
ート乗車フィーリングを向上させ疲れの軽減を図ること
を目的とする。
前記の目的を達成するため、この発明は以下の構成を
要旨とする。
第1図に示すように回動自在に枢支された作動軸4
と、作動軸4の上方に設けられた自由軸8とに、複数の
ばね、例えばS形ばね9を張設することによりランバー
面Aを形成する。S形ばね9の下端部は、例えばリティ
ーナ10を介して作動軸4に固定される。この自由軸8
は、引張りばね7で前方、即ち図中a方向へ付勢されて
いる。
そして作動軸4を回動させるため、回動手段12が設け
られている。この回動手段12は、例えば作動軸に固定さ
れたセクタギヤ13、セクタギヤ13に歯合するピニオンギ
ヤ14、ピニオンギヤ14を回動させるノブ18から構成でき
る。
「作用」 ノブ18を図中矢印b方向へ回動させると、ピニオンギ
ヤ14と歯合するセクタギヤ13は矢印c方向へ回動して作
動軸4も同方向cへ回動する。
このため、リティーナ10も同方向へ回動しS形ばね9
にねじりモーメントが発生する。このねじりモーメント
により自由軸8はe方向へ動き、一点鎖線で示すランバ
ー面Aは、断面が二点鎖線で示す放物線状のランバー面
A′に変化し、シート乗員の腰椎部を前方へ押し出す力
が作用する。ランバー面A′の支持力は最大たわみ部で
強くなり、上端部に近づくにつれて弱くなる。又、S形
ばね9の上端部の前後の動きは、自由軸8を前方へ付勢
する引張りばね9により緩和される。
さらにシート乗車姿勢Bに対するシート乗車面Cも変
化する。
「実施例」 以下、図示する実施例によりこの発明を詳細に説明す
る。
1はバックフレームで、下端部には横フレーム2が設
けられていて、図外シートフレームに取付けられる。こ
のバックフレームに、公知のリクライニング装置を取付
けるのは任意である。
3は作動軸支持用ブラケットであり、横フレーム2の
基部付近、即ち両端部に固定されており、後部(第1
図、第3図では左側)には作動軸4がプッシュを介して
回動自在に枢支されている。
5は左右一対の自由軸支持用ブラケットであって、作
動軸4の上方のバックフレーム1に固定されている。6
は開口部である。第3図及び第5図に示すように、内部
にそれぞれ設けた引張りばね7には、開口部6から挿入
された自由軸8の端部がそれぞれ係止されている。この
引張りばね7は自由軸8を前方、即ちa方向へ付勢する
ものである。
9は3本のS形ばねで、それぞれ下端部を作動軸4の
全面に固定したリティーナ10に固定され、上端部は自由
軸8の前面に取付管11を介して固定されている。これら
3本のS形ばね9でランバー面Aが形成される。なおラ
ンバー面Aを形成するばねはS形ばね9に限定されず、
例えば異形ばね、板ばね、プルマフレックスばねなどを
使用することも可能である。又ばねの数も実施例に限定
されないのは勿論である。
次に、作動軸4の回動手段12について説明する。
13はセクタギヤであり、基部を作動軸4に固定されて
いる。14はセクタギヤ13に歯合するピニオンであって、
回動手段支持用ブラケット15に枢着された回動軸16に固
定されている。この回動軸16には、ブレーキ機構として
ばねブレーキ17が、又ピニオンギヤ14を回動させるノブ
18がそれぞれ取付けられている。従ってノブ18を回動さ
せると作動軸4が回動する結果、ピニオンギヤ14と歯合
するセクタギヤ13が回動して、作動軸4が回動する。実
施例のようにセクタギヤ13、ピニオンギヤ14を用いれ
ば、回動手段12をコンパクトに形成できる利点がある。
19はストッパで、セクタギヤ13の回動を規制する。
20はS形ばねを用いた横ばねで、バックフレームを横
断して張設されており、前記引張りばね7の付勢力は乗
車時にS形ばね9がd方向へ撓む力と同等に設定されて
いる(第1図参照)。
なお、回動手段12を実施例のように手動とするかわり
に、モータ駆動することも可能であり、ギヤにかえてリ
ンク機構などを用いることもできる。
そこで前述のようにノブ18を回動させることにより、
ランバー面Aを断面が放物線状に無段階に変化させられ
る、実施例の場合たわみ量が最大となる位置は、設計基
準であるヒップポイントより120〜150mmの範囲に設定さ
れている。
「効果」 腰椎部を面当たりで支持するので、従来のような線当
たりの支持のような違和感がない。
各シート姿勢に対してランバー面の支持力を変化させ
ることにより、シート乗車フィーリングを向上させて疲
れを軽減できる。
しかも簡単な構成的構成をとっているので、作動が確
実、かつ故障のおそれがなく、低コストで提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は作用を表す概念図である。 第2図は正面略図、第3図はバックフレームの内側から
見た側面図、第4図は要部背面図である。又第5図は、
自由軸の取付状態を示す平面図である。 A、A′……ランバー面 B……シート乗車姿勢 C……シート乗車面 1……バックフレーム 4……作動軸 7……引張りばね 8……自由軸 9……S形ばね 12……回動手段 13……セクタギヤ 14……ピニオンギヤ 17……ばねブレーキ 18……ノブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−175808(JP,A) 特開 昭62−68411(JP,A) 特開 昭61−37212(JP,A) 特表 平4−504075(JP,A) 実開 平1−71537(JP,U) 実開 平1−131353(JP,U) 実開 昭52−164006(JP,U) 特公 昭55−29695(JP,B2)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回動自在に枢支された作動軸と、作動軸の
    上方に設けられて引張りばねにより前方へ付勢される自
    由軸とに、複数のばねを張設してランバー面を形成する
    とともに、作動軸の回動手段を設けてなる車両用シート
    の面ランバーサポート装置。
  2. 【請求項2】ばねがS形ばねである請求項1記載の車両
    用シートの面ランバーサポート装置。
  3. 【請求項3】駆動手段は、回動軸に固定されたセクタギ
    ヤと、ばねブレーキを具備してセクタギヤに歯合するピ
    ニオンギヤと、ピニオンギヤを回動させるノブとかなる
    請求項1又は2記載の車両用シートの面ランバーサポー
    ト装置。
JP2202299A 1990-07-30 1990-07-30 車両用シートの面ランバーサポート装置 Expired - Fee Related JP2759552B2 (ja)

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