JPH0931638A - 薄膜の製造方法および薄膜 - Google Patents
薄膜の製造方法および薄膜Info
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Abstract
る方法および光吸収のないフッ化物膜をスパッタリング
法により高速で形成する方法を得る。 【解決手段】 真空槽1の内部上方には基板2が自転可
能に設置されている。膜原料のMgF2 顆粒3は石英製
の皿4に入れられ、マグネトロンカソード5上に載置さ
れている。マグネトロンカソード5はマッチングボック
ス6を介して13.56MHzの高周波電源7と接続さ
れている。マグネトロンカソード5の下面には、マグネ
トロンカソード5の温度を一定に保つ冷却水8が流れて
いる。真空槽1の側面には真空槽1内部にガスを導入す
るガス導入口9および10が設けられている。マグネト
ロンカソード5と基板2との間にはシャッター11が設
けられている。
Description
を用いて高速で光学薄膜を製造する方法および薄膜に関
し、特に反射防止膜等の光学薄膜に関する。
さや成膜速度の速さ等の点から真空蒸着法が多く用いら
れてきた。反射防止膜やハーフミラーあるいはエッジフ
ィルター等の光学薄膜を形成する場合も同様であった。
一方、近年では光学薄膜やその他の薄膜の形成におい
て、真空蒸着法に比較して自動化・省力化・大面積基板
への適用性などの点で有利なスパッタリング法によるコ
ーティングの要求が高まっている。
と比較して成膜速度が遅いという欠点がある。金属膜の
場合はそれでも実用レベルにあるが、その他の膜の場合
は成膜速度が著しく遅いために工業的な普及が遅れがち
であった。また、光学薄膜として代表的な低屈折率物で
あるMgF2 等のフッ化物をスパッタリングすると、M
g等とFとに解離してしまい、膜中ではFが不足するた
めに可視光の吸収が生じてしまうという欠点があった。
以上の欠点がスパッタリング法を光学薄膜に適用する上
での大きな障害となっていた。
として、例えば特開平4ー223401号公報記載の発
明がある。上記発明では、MgF2 をスパッタリングす
ると可視光の吸収が生じてしまうこと、MgF2 にSi
を添加したものをターゲットとしてスパッタリングする
ことにより光り吸収のほとんど無い低屈折率膜を形成す
ること等が開示されている。
開平4ー223401号公報記載の発明においては、6
inchのターゲットに500W(2.8/cm2 )の
高周波電力を投入しても成膜速度は最高で10nm/分
以下であり、成膜速度が遅いというスパッタリング法の
欠点を解消できていない。この成膜速度では、例えば可
視域に適用される単層の反射防止膜を形成するのに10
分以上要してしまい、工業的な普及は困難であると言わ
ざるを得ない。
験したところ、板状のMgF2 上にSiウエハーを載置
したものをターゲットとしてスパッタリングをしてみて
も、可視域で光り吸収が実用上問題無い程度であり、屈
折率が1.4以下となるような膜を形成することができ
なかった。
ング法により高速で形成する方法,光吸収のないフッ化
物膜をスパッタリング法により高速で形成する方法およ
び前記2つの方法により製造された薄膜、特に反射防止
膜等を提供することにある。
料の表面を加熱し、前記膜原料をイオンによりスパッタ
リングすることにより、前記膜原料の少なくとも一部分
を分子状態で跳びださせ、前記分子状態の膜原料で基板
上へ膜を形成することを特徴とする薄膜の製造方法であ
る。
に交流を印加して前記電極を負電位にするとともに、前
記交流の電力により膜原料上へプラズマを発生させ、前
記プラズマにより前記膜原料表面の温度を上昇させなが
ら前記膜原料を正イオンでスパッタリングすることによ
り、前記膜原料の少なくとも一部を分子状態で跳びださ
せ、前記分子状態の膜原料で基板上へ膜を形成すること
を特徴とする薄膜の製造方法である。
の顆粒を膜原料とし、膜原料を載置した電極に交流を印
加して前記電極を負電位にするとともに、前記交流の電
力により前記膜原料上へプラズマを発生させ、前記プラ
ズマにより前記膜原料表面の温度を上昇させながら前記
膜原料を正イオンでスパッタリングすることにより、前
記膜原料の少なくとも一部を分子状態で跳びださせ、前
記分子状態の膜原料で基板上へ膜を形成することを特徴
とする薄膜の製造方法である。
の顆粒を膜原料とし、少なくとも酸素,窒素または水素
のいずれか1つを含むガスを導入しながら、高周波電力
により前記膜原料上へプラズマを発生させ、前記プラズ
マにより前記膜原料表面の温度を上昇させるとともに、
前記膜原料を正イオンでスパッタリングすることによ
り、前記膜原料の少なくとも一部を分子状態で跳びださ
せ、前記分子状態の膜原料で基板上へ膜を形成すること
を特徴とする薄膜の製造方法である。
の顆粒状のMgF2 を膜原料とし、酸素または窒素のな
かから選ばれた1種以上のガスを導入しながら、高周波
電力によりMgF2 上へプラズマを発生させ、前記プラ
ズマにより前記MgF2 表面の温度を650℃〜110
0℃の間に保持するとともに、前記MgF2 を正イオン
でスパッタリングすることにより、前記MgF2 の少な
くとも一部を分子状態で跳びださせ、前記分子状態のM
gF2 で基板上へ膜を形成することを特徴とする薄膜の
製造方法である。
る薄膜の製造方法により製造したことを特徴とする薄膜
である。この薄膜は、単層で反射防止膜として使用する
ほか、高屈折率層等と組み合わせて様々な特性の反射防
止膜やビームスプリッター,フィルター等の光学薄膜と
して用いる。
スパッタリング法においてはイオンがターゲットに衝突
した際にターゲット内の原子間結合を切り、ターゲット
から原子を跳びださせる必要があった。そのため、加速
されたイオンのエネルギーの一部は原子間結合を切るこ
とに費やされてしまうためにスパッタ収率が低くなり、
結果として成膜速度が遅くなるという欠点があった。
は膜原料の温度を上昇させておくことにより、予め原子
間の結合力を弱めておいてイオンをターゲットに衝突さ
せるものである。従って、加速されたイオンのエネルギ
ーの大部分はスパッタリングに使われるためにスパッタ
収率が高くなり、従来のスパッタリング法に比べて成膜
速度を著しく速くすることができる。
結合が切れてターゲットから原子が跳びだす。一方、本
発明では膜原料の温度を上昇させておくことで、熱振動
により結合力の強い箇所と弱い箇所とができ、跳びだす
粒子の形態が分子となる場合が生じる。ここでいう分子
とは単分子のみではなく、クラスター状に集合体をなす
多分子を含むものである。ターゲットから跳びだす分子
の形態は、熱による蒸発分子とほぼ同じになると考えて
よい。
を載置した電極に交流を印加することで電極を負電位に
し、前記膜原料を正イオンによりスパッタリングするこ
とは、一般的に知られている高周波スパッタと同様な原
理に基づくものである。ここでいう交流とは、いわゆる
13.56MHzの高周波や数10kHzの中周波をも
含むものである。
限定していない。つまり、抵抗加熱でも誘導加熱でも赤
外線ヒーターでも何でもよい。しかし、請求項2ではス
パッタリングを行う際、膜原料を載置した電極に交流を
印加することで電極上にプラズマが発生する。このプラ
ズマを利用して膜原料を加熱する。
が顆粒状である場合、熱伝導が悪いことや、多量に存在
するエッジ部に電場・磁場が集中することにより容易に
加熱することができる。なお、このときの顆粒の大きさ
は、あまり小さすぎると真空槽内で舞い上がりパーティ
クルとなるため、粒径0.1mm以上の方が良く、望ま
しくは粒径0.5mm以上が良い。また、顆粒が大きす
ぎると断熱効果が減り、エッジ部も少なくなり前記電場
・磁場の集中による効果が小さくなるため、粒径10m
m以下が良く、望ましくは粒径5mm以下が良い。顆粒
の大きさおよび形状は必ずしも均一である必要はない。
な用途の場合、一般的には薄膜の光吸収が小さいことが
望ましい。そのため、膜原料が所望の薄膜と同じ組成の
場合には跳び出す粒子の形態がバラバラに解離して原子
状となるよりも、分子状となるほうが望ましい。という
のは、解離してしまったものは必ずしも元通りには戻ら
ないからである。
パッタリング時に挿入するガス種に依存することが解っ
た。スパッタリングの際、一般的に用いられるAr等の
不活性ガスは跳び出す粒子を原子状にバラバラにしてし
まいやすい。一方、酸素,窒素,水素やこれらを含むガ
スは跳び出す粒子をバラバラにすることなく分子状態で
跳び出させる。従って、光学薄膜を製造する場合は特
に、少なくとも酸素,窒素または水素のいずれか1つを
含むガスを導入すると良い。
スは膜原料をスパッタリングするのみで膜原料と化合す
ることはほとんど無いと言って良い。従って、このよう
にして製造された光学薄膜は、膜原料を加熱して蒸発さ
せ、基板状に膜を形成した場合とほぼ同じ組成をもつも
のと考えて良い。ここまで、膜原料については特に制限
はない。基本的にはどの様な材料にも適用できる。用途
に合わせた材料、例えば光学薄膜ならばフッ化物,酸化
物,窒化物,硫化物等を用いることができる。
膜として特に有用なMgF2 のスパッタリングの場合、
ターゲットの表面温度が650℃以上であればその成膜
速度を十分に高めることができる。一方、1100℃以
上になると膜原料の蒸気圧は導入ガスの圧力と同程度に
まで上昇してしまい、蒸発分子がそのまま基板に到達す
るようになり、単なる蒸着になってしまう。蒸着の場
合、スパッタリングの場合と異なり耐擦傷性が低くな
る。
程度まで加熱しなければ耐擦傷性が著しく低くなり実用
に耐えられないものとなってしまう。しかしながら、タ
ーゲットの表面温度を1100℃以下に保っていれば耐
擦傷性の高い膜が得られる。導入するガスとしては前述
のガスの中でも経済性,入手性および安全性等を考慮す
ると酸素または窒素が特に好ましい。なお、ターゲット
材料から跳び出した分子がプラズマ中の電子と衝突して
正イオンになり、ターゲットに衝突してスパッタリング
するいわゆるセルフスパッタリング現象が生じる場合も
あるが、膜原料がMgF2 の場合はセルフスパッタリン
グによりターゲットから跳び出す粒子の形態は分子状態
になるようであり、特に問題はない。
学量論比に近く可視域での吸収がほとんど無く、その屈
折率は1.38程度となる。従って、この光学薄膜は単
層でも十分な反射防止効果を有し、レンズやプリズム,
光ファイバー,眼鏡,サングラスおよびゴーグル等の光
学部品・機器類,ブラウン管や液晶等の表示素子,各種
窓材およびスクリーン等への反射防止膜として使用でき
るものである。また、高屈折率膜と組み合わせた多層構
成により、より高性能な反射防止膜およびその他ハーフ
ミラーやエッジフィルター等の光学薄膜を形成すること
ができる。
熱する必要がないことから、適用できる材質については
何等制限はない。すなわち、光学ガラスや窓ガラス等の
ガラス類,PMMAやポリカーボネート,ポリオレフィ
ン等の各種樹脂類,その他の金属およびセラミックス等
どのようなものにも適用できる。基板の形状について
も、板状のものはもちろん、フィルム状や球状など特に
制限はない。
態を示し、図1は用いる装置の概略構成図、図2〜図5
はグラフ、図6は比較例1のグラフである。1は真空槽
で、この真空槽1の内部上方には基板2が自転可能に設
置されている。膜原料である粒径1〜5mmのMgF2
顆粒3は石英製の皿4に入れられ、直径4インチ(約
100mm)のマグネトロンカソード5上に載置されて
いる。マグネトロンカソード5はマッチングボックス6
を介して13.56MHzの高周波電源7と接続されて
いる。
ネトロンカソード5の温度を一定に保つため、20±
0.5℃に制御された冷却水8が流れている。真空槽1
の側面には真空槽1内部にガスを導入するガス導入口9
および10が設けられている。マグネトロンカソード5
と基板2との間にはシャッター11が設けられている。
ここで、基板2には加熱装置が設けられておらず、基板
2は加熱されない。
製造は、屈折率1.75のLa系の光学ガラスである基
板2をセットし、7×10-5Paまで真空槽1内を排気
する。その後、O2 ガスをガス導入口9から4×10-1
Paまで導入する。次に、高周波電源7から電力をマグ
ネトロンカソード5に供給し、プラズマを発生させる。
MgF2 顆粒3はこのプラズマにより加熱され、マグネ
トロンカソード5下面の冷却水8による冷却能とつり合
った温度に保持されるとともに、スパッタリングされ
る。
ー11を開けると、基板2上にMgF2 膜が形成され
る。光学的膜厚が130nmとなる時間が経過した後、
シャッター11を閉じた。成膜中のプラズマ発光スペク
トルの波長を調べると、投入電力が400W以上になる
とMg原子の他にMgF分子からの発光が認められ、膜
原料の少なくとも一部は分子状態で跳んでいることが確
認された。
面温度と基板2上の成膜速度とがどのように変化するか
を図2に示す。投入電力が400W以上になると、表面
温度が約650℃以上にまで上昇し、成膜速度が急激に
速くなっていることが解る。一方、投入電力が800W
になると、表面温度が約1100℃まで上昇している。
した膜をEPMAにより分析した結果、その組成比はM
g:Fが1:1.8〜1.95であり、投入電力の大き
い方がF量が多いという結果であった。また、プロセス
ガスとして導入したO(酸素)はほとんど膜中に存在し
ていないことも確認された。さらに、FT−IRにより
分析した結果、Mgの膜中での状態はFとの結合が認め
られるが、O(酸素)との結合は認められなかった。続
いて、XRDにより分析した結果、結晶性は低く明確な
ピークは認められなかった。
90°方向に強く引き剥がすといういわゆるテープ剥離
試験を実施したが、いずれの条件で製造した膜でも剥離
は生じなかった。また、アルコールにより湿らせたレン
ズクリーニング用ペーパーで強くこすった後、膜表面を
肉眼にて観察するいわゆる耐擦傷性試験を実施したとこ
ろ、投入電力800W未満のものでは全く傷は生じなか
ったが、800Wのものでは薄く傷が入っているのが観
察された。さらに、900Wのものでは膜が容易に基板
から剥離してしまった。
より製造した反射防止膜の分光反射率の測定結果、分光
エリプソメトリーによる屈折率nと吸収係数kの測定結
果の一例を図3〜図5に示す。反射率は中心波長で0.
2%以下まで落ちており良好な反射防止特性を有してい
るといえる。屈折率nは1.38程度、吸収係数kは1
0-4以下といずれも低屈折率光学膜として実用レベルに
あるといって良い。
径は0.1mm〜10mmの範囲であれば同様の結果が
得られ、何等問題はなかった。また、導入するO2 ガス
の圧力は5×10-2Pa〜5×100 Paのいずれの範
囲でも、必要な投入電力が多少異なるものの良好な光学
特性および耐久性を有する反射防止膜を得ることができ
た。
gF2 焼結体を用いて同様の実験を行った結果を図6に
示す。焼結体を用いた場合は顆粒の場合と異なり、投入
電力を大きくしても加熱されにくく、温度はほとんど上
昇しない。すなわち、通常行われているスパッタリング
の状態であり、成膜速度が著しく遅くて実用的ではな
い。例えば、投入電力600Wの場合、発明の実施の形
態1では成膜時間が18秒であったが、本比較例で同じ
膜厚のものを得ようとすると11分要する。
で吸収があり、光学的用途に用いることは不可能であ
る。本比較例で製造された薄膜の組成比は、Mg:Fが
1:1.5〜1.7であり、Fの量がかなり不足してい
ることが確認された。また、その結晶性はやや高いこと
が確認された。
法によりMgF2 膜を形成した例を示す。基板を加熱し
ない場合と300℃に加熱した場合との2通りの条件で
成膜した。どちらの条件の場合も光吸収は小さく、膜の
組成比はMg:Fが1:1.9〜2.0であった。基板
を加熱しない場合は結晶性が低くて耐擦傷性が著しく低
かったが、基板を300℃に加熱した場合は結晶性が高
くて耐擦傷性も高く実用レベルにある。
形態1と同様の装置を用い、ガス導入口9からN2 を1
×10-1Paまで、ガス導入口10からArを3×10
-2Paまで導入した。前記発明の実施の形態1と比較す
ると、温度の上昇はやや少な目で投入電力が500W以
上でターゲット表面温度が650℃以上にまで上昇し
た。投入電力650W,成膜時間21秒で基板上に成膜
した結果、膜の分光反射率は図3と全く同様になった。
可視域での光吸収は1%以下で十分実用レベルにあっ
た。前記発明の実施の形態1と同様な試験を行った結
果、テープ剥離試験で剥離することはなく、また耐擦傷
性試験で傷が入ることもなかった。
F2 ,SrF2 ,AlF3 ,GaF3 ,InF3 あるい
はこれら同士の混合物、これらMgF2 の混合物等でも
必要な投入電力が異なるものの、いずれも光吸収が無く
密着性・耐擦傷性に優れた膜を形成することができた。
これらはいずれも屈折率1.4程度の低屈折率物質であ
り、単層の反射防止膜として使用することができた。
の実施の形態で用いる装置の概略構成図である。本発明
の実施の形態では、前記発明の実施の形態1の真空槽1
とこれと同様な真空槽1aとを仕切のゲートバルブ12
を介在させて連設したものである。なお、基板2は図示
省略した搬送装置により真空槽1と真空槽1aとの間を
搬送できるように構成されている。
発明の実施の形態1と同様な方法で成膜した。真空槽1
aでは、ターゲットとしてTi,Ta,Zr等の金属板
を用いる。マグネトロンカソード5aは直流電源13に
接続されている。ガス導入口9aからO2 を、ガス導入
口10aからArを導入し、DC反応性スパッタリング
法によりTiO2 ,Ta2 O5 ,ZrO2 等の高屈折率
膜を基板2上に形成する。
れぞれ所望の膜厚のMgF2 ,TiO2 ,Ta2 O5 お
よびZrO2 等を交互に形成することで、反射防止膜や
ハーフミラーを形成した。膜構成を表1に、分光特性を
図8〜図10に示す。
率がほぼゼロになっており、単波長の反射防止効果に優
れたものである。図9の反射防止膜は、可視域である波
長400〜700nm全域で反射率がほぼ1%以下であ
り、CRT用の反射防止膜としてだけでなく、カメラ・
顕微鏡等の高精度な光学機器にも十分使用できるほどの
極めて優れた特性である。図10のハーフミラーは、わ
ずか5層構成であるにもかかわらず、波長450〜65
0nmと広い範囲で反射率が40〜45%とフラットな
特性を有している。
態では図1の装置を用いて説明する。前記発明の実施の
形態5のTiO2 ,Ta2 O5 ,ZrO2 等の酸化物も
前記発明の実施の形態1と同様な方法により形成するこ
とができる。この場合、図1の装置に膜原料となるTi
O2 ,Ta2 O5 ,ZrO2 等の顆粒を皿4に入れれば
よい。これらの材料はかなり原料温度が上昇しないと成
膜速度が上昇しないので冷却水8の水温を高く、例えば
80℃程度に設定したり、流量を少なく、例えば通常8
リットル/分程度流すところを3リットル/分程度に減
らしたりすると良い。なお、同じ酸化物でもWO3 ,I
n2 O3 ,SiO2 ,SnO2 やこれらの混合物等は上
記のような変更をすることなく前記発明の実施の形態1
と全く同様にして高速で成膜することができた。
態では図7の装置を用いて説明する。本発明の実施の形
態は基板2として光学ガラス製のプリズムを用いる。真
空槽1では、膜原料である粒径0.1〜10mmのZn
S顆粒3をパイレックスガラス製の皿4に入れてマグネ
トロンカソード5上に載置する。真空槽1内を排気した
後、H2 ガスをガス導入口10から1×10-2Paま
で、さらにO2 ガスを同じくガス導入口10から2×1
0-1Paになるまで導入する。
から350Wの電力をマグネトロンカソード5に供給し
てプラズマを発生させる。このプラズマによりZnS顆
粒3は加熱され、約600℃になる。次いで、シャッタ
ー11をあけると基板2上にZnS膜が形成される。こ
の方法により薄膜を形成した場合、成膜速度は150n
m/分と極めて速い。真空槽1aでは、ターゲットとし
てAg板を用いる。ガス導入口10aからArを導入
し、DCスパッタリング法によりAg膜を基板2上に形
成する。
それぞれZnSとAgを形成した後、膜を形成していな
いもう一つのプリズムと接合することでビームスプリッ
ターを形成した。膜構成を表2に、光が膜に対して45
°方向から入射した場合の分光特性を図11に示す。
長450〜750nmと広い範囲で反射率が40〜50
%と比較的フラットな特性を有している。
態では図1の装置を用いて説明する。膜原料である粒径
0.1〜10mmのSiO顆粒3をCu製の皿4に入れ
てマグネトロンカソード5上に載置する。真空槽1内を
排気した後、Arガスをガス導入口9から3Paになる
まで導入する。27.12MHzの高周波電源7から3
50Wの電力をマグネトロンカソード5に供給してプラ
ズマを発生させる。このプラズマによりSiO顆粒3は
加熱され、約500℃になる。
にSiO膜が形成される。この方法により薄膜を形成し
た場合、成膜速度は230nm/分と極めて速かった。
SiO膜は高屈折率物質として光学薄膜に用いることが
できるほか、表面保護膜や防湿膜等として使用すること
ができる。
造方法について例示したが、本発明はこれに限定するも
のではなく、SiO2 等を含めSiOn (n=1〜2)
についても同様に製造できる。
実施の形態で用いる装置の概略構成図である。真空槽1
b内部上方には基板2bが自転可能に設置されている。
2基のマグネトロンカソード5bは400kHzの交流
電源7bと接続されており、それぞれのマグネトロンカ
ソード5bに半周期ずらした交流を印加できるように構
成されている。膜原料である焼結された6インチのZn
Seはマグネトロンカソード5b上に載置されている。
また、それぞれのマグネトロンカソード5b下面には冷
却水8が流されている。真空槽1bの側面には2つのガ
ス導入口9b,10bが設けられている。マグネトロン
カソード5bと基板2bとの間にはシャッター11bが
設けられている。
ス導入口から0.6Paになるまで導入する。次に、交
流電源7bから1kWの電力をマグネトロンカソード5
bに供給してプラズマを発生させる。このプラズマによ
りZnSeは加熱され、約470℃になる。次いで、シ
ャッター11bをあけると基板2b上にZnSe膜が形
成される。この方法によりZnSe膜を形成した場合、
成膜速度は310nm/分と極めて速かった。
の実施の形態で用いる装置の概略構成図である。真空槽
1c内部上方には基板2cが載置されている。膜原料で
あるAlの板14は加熱用電源15により電流を流し、
抵抗加熱法により所望の温度に加熱できるように構成さ
れている。イオンガン16は板14に向けられており、
イオンを板14に衝突させてスパッタし、スパッタされ
た粒子が基板2cに到達して薄膜を形成するように設置
されている。
Alの板14が500℃となるように加熱する。続い
て、イオンガン16から加速電圧1kVで加速したAr
イオンを照射すると、Alがスパッタリングされる。こ
こで、シャッター11cをあけると基板2c上にAl膜
が形成される。この方法によりAl膜を形成した場合、
成膜速度は300nm/分と極めて速い。また、膜の密
着性や硬度も十分なものであった。
cから酸素や窒素等を流しておくと、Alの酸化物や窒
化物等を基板2c上に形成することができる。
を予め加熱しておいてスパッタリングするので、加速さ
れたイオンのエネルギーの大部分がスパッタリングに使
われるためにスパッタ収率が高くなる。その結果、従来
法と比較して成膜速度を著しく速くすることができる。
また、本発明では膜原料の温度を上昇させておくことで
熱振動により結合力の強い箇所と弱い箇所とができ、跳
び出す粒子の形態が分子となる。これにより、通常はス
パッタリングにより解離してしまう材料でも解離するこ
となく出発材料とほぼ同じ材質の膜を形成することがで
きる。この方法は、MgF2 に代表されるフッ化物系の
光学膜をスパッタリング法により形成するとき特に有効
であり、光吸収のない低屈折率膜を容易に得ることがで
きる。
である。
成図である。
図である。
成図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 膜原料の表面を加熱し、前記膜原料をイ
オンによりスパッタリングすることにより、前記膜原料
の少なくとも一部分を分子状態で跳びださせ、前記分子
状態の膜原料で基板上へ膜を形成することを特徴とする
薄膜の製造方法。 - 【請求項2】 膜原料を載置した電極に交流を印加して
前記電極を負電位にするとともに、前記交流の電力によ
り膜原料上へプラズマを発生させ、前記プラズマにより
前記膜原料表面の温度を上昇させながら前記膜原料を正
イオンでスパッタリングすることにより、前記膜原料の
少なくとも一部を分子状態で跳びださせ、前記分子状態
の膜原料で基板上へ膜を形成することを特徴とする薄膜
の製造方法。 - 【請求項3】 粒径0.1〜10mmの顆粒を膜原料と
し、膜原料を載置した電極に交流を印加して前記電極を
負電位にするとともに、前記交流の電力により前記膜原
料上へプラズマを発生させ、前記プラズマにより前記膜
原料表面の温度を上昇させながら前記膜原料を正イオン
でスパッタリングすることにより、前記膜原料の少なく
とも一部を分子状態で跳びださせ、前記分子状態の膜原
料で基板上へ膜を形成することを特徴とする薄膜の製造
方法。 - 【請求項4】 粒径0.1〜10mmの顆粒を膜原料と
し、少なくとも酸素,窒素または水素のいずれか1つを
含むガスを導入しながら、高周波電力により前記膜原料
上へプラズマを発生させ、前記プラズマにより前記膜原
料表面の温度を上昇させるとともに、前記膜原料を正イ
オンでスパッタリングすることにより、前記膜原料の少
なくとも一部を分子状態で跳びださせ、前記分子状態の
膜原料で基板上へ膜を形成することを特徴とする薄膜の
製造方法。 - 【請求項5】 粒径0.1〜10mmの顆粒状のMgF
2 を膜原料とし、酸素または窒素のなかから選ばれた
1種以上のガスを導入しながら、高周波電力によりMg
F2 上へプラズマを発生させ、前記プラズマにより前記
MgF2 表面の温度を650℃〜1100℃の間に保持
するとともに、前記MgF2 を正イオンでスパッタリン
グすることにより、前記MgF2 の少なくとも一部を分
子状態で跳びださせ、前記分子状態のMgF2 で基板上
へ膜を形成することを特徴とする薄膜の製造方法。 - 【請求項6】 請求項1〜5に記載する薄膜の製造方法
により製造したことを特徴とする薄膜。
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