JPH09291593A - 柱梁接合金物およびこれを用いた柱梁接合構造 - Google Patents
柱梁接合金物およびこれを用いた柱梁接合構造Info
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- JPH09291593A JPH09291593A JP8123096A JP8123096A JPH09291593A JP H09291593 A JPH09291593 A JP H09291593A JP 8123096 A JP8123096 A JP 8123096A JP 8123096 A JP8123096 A JP 8123096A JP H09291593 A JPH09291593 A JP H09291593A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 柱梁の現場接合に際し、溶接作業をなくす
る。 【解決手段】 柱1への取付け孔3a,3bを有する柱
接合プレート3と、梁2のウェブ部2aとの取付け孔4
a、4bを有するウェブ接合プレート4とからなり、前
記ウェブ接合プレート4は前記柱接合プレート3に固着
されている柱梁接合金物およびこれを用いた柱梁接合構
造である。さらに、前記柱接合プレート3に固着され梁
2の下部フランジ部2cとの取付け孔5a、5bを有す
る下部フランジ接合金具5と、前記梁2の上部フランジ
部2bとの取付け孔6a、6bおよび柱接合プレート3
との取付け孔6cを有する上部フランジ接合金具6とか
らなり、前記下部フランジ接合金具5と前記上部フラン
ジ接合金具6には、ブレース10との取付け孔7a、8
aを有するブレース接合金具8が固着された柱梁接合金
物およびこれを用いた柱梁接合構造である。
る。 【解決手段】 柱1への取付け孔3a,3bを有する柱
接合プレート3と、梁2のウェブ部2aとの取付け孔4
a、4bを有するウェブ接合プレート4とからなり、前
記ウェブ接合プレート4は前記柱接合プレート3に固着
されている柱梁接合金物およびこれを用いた柱梁接合構
造である。さらに、前記柱接合プレート3に固着され梁
2の下部フランジ部2cとの取付け孔5a、5bを有す
る下部フランジ接合金具5と、前記梁2の上部フランジ
部2bとの取付け孔6a、6bおよび柱接合プレート3
との取付け孔6cを有する上部フランジ接合金具6とか
らなり、前記下部フランジ接合金具5と前記上部フラン
ジ接合金具6には、ブレース10との取付け孔7a、8
aを有するブレース接合金具8が固着された柱梁接合金
物およびこれを用いた柱梁接合構造である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建築、土木構造
物等の分野で、角形鋼管柱等の柱に、H型等の梁および
鉛直ブレースを溶接手段を使用しないで接合可能な柱梁
接合金物およびこの金物を用いた柱梁接合構造に関す
る。
物等の分野で、角形鋼管柱等の柱に、H型等の梁および
鉛直ブレースを溶接手段を使用しないで接合可能な柱梁
接合金物およびこの金物を用いた柱梁接合構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、角形鋼管柱等の柱に対して、H型
鋼等の梁やブレース材を接合する手段は、図4(立面
図)に示すように、柱1に、梁2のウェブ部2aと接合
のためのウェブ接合プレート9とブレース10との接合
のためのブレース接合プレート11を、予め柱1に溶接
しておき、現場で前記ウェブ接合プレート9とブレース
接合プレート11に対してH型鋼等の梁2やブレース材
10をボルト接合している構造が一般的である。
鋼等の梁やブレース材を接合する手段は、図4(立面
図)に示すように、柱1に、梁2のウェブ部2aと接合
のためのウェブ接合プレート9とブレース10との接合
のためのブレース接合プレート11を、予め柱1に溶接
しておき、現場で前記ウェブ接合プレート9とブレース
接合プレート11に対してH型鋼等の梁2やブレース材
10をボルト接合している構造が一般的である。
【0003】また、角形鋼管柱等の柱1は、接合し易い
ように、図5(立面図)に示すように、柱1における梁
2およびブレース材10との接合部1′を断面十字形状
に加工し(図6参照)、該十字形状のプレート1aにウ
ェブ接合プレート9を介して梁2を、また、直接にブレ
ース材10を、ボルト接合している構造である。
ように、図5(立面図)に示すように、柱1における梁
2およびブレース材10との接合部1′を断面十字形状
に加工し(図6参照)、該十字形状のプレート1aにウ
ェブ接合プレート9を介して梁2を、また、直接にブレ
ース材10を、ボルト接合している構造である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来技術においては、柱1に、ウェブ接合プレート9と
ブレース10との接合のためのブレース接合プレート1
1を溶接する必要があるが、近年、建築分野において
は、特殊技能である溶接技能者が不足しており、また、
溶接の品質管理は切断、穴明け加工に比べ高度な管理が
要求される、という問題がある。
従来技術においては、柱1に、ウェブ接合プレート9と
ブレース10との接合のためのブレース接合プレート1
1を溶接する必要があるが、近年、建築分野において
は、特殊技能である溶接技能者が不足しており、また、
溶接の品質管理は切断、穴明け加工に比べ高度な管理が
要求される、という問題がある。
【0005】また、前述の従来技術の柱1に十字形状の
加工を施し梁2およびブレース10を接合する方法は、
十字形状部の製作および角形鋼管柱1との接合に長時間
を要し、コスト高となる問題がある。
加工を施し梁2およびブレース10を接合する方法は、
十字形状部の製作および角形鋼管柱1との接合に長時間
を要し、コスト高となる問題がある。
【0006】本発明は、溶接手段によらず、また、柱梁
接合部に十字形状等の特別な加工をする必要のない柱梁
接合金物、または、当該柱梁接合金物を用いた柱梁接合
構造を提供することを目的とする。
接合部に十字形状等の特別な加工をする必要のない柱梁
接合金物、または、当該柱梁接合金物を用いた柱梁接合
構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決する第
一の手段は、柱への取付け孔を有する柱接合プレート
と、梁のウェブ部との取付け孔を有するウェブ接合プレ
ートとからなり、前記ウェブ接合プレートは前記柱接合
プレートに固着されている柱梁接合金物である。
一の手段は、柱への取付け孔を有する柱接合プレート
と、梁のウェブ部との取付け孔を有するウェブ接合プレ
ートとからなり、前記ウェブ接合プレートは前記柱接合
プレートに固着されている柱梁接合金物である。
【0008】前述の第一の手段によれば、柱接合プレー
トがボルトで柱へ取付けられるとウェブ接合プレート
は、前記柱接合プレートに固着されているので、同時に
柱側面に取付けられ、梁のウェブ部とボルト接合され、
現場での溶接工事が発生しない。
トがボルトで柱へ取付けられるとウェブ接合プレート
は、前記柱接合プレートに固着されているので、同時に
柱側面に取付けられ、梁のウェブ部とボルト接合され、
現場での溶接工事が発生しない。
【0009】前述の課題を解決する第二の手段は、柱へ
の取付け孔を有する柱接合プレートと、梁のウェブ部と
の取付け孔を有するウェブ接合プレートとからなり、前
記ウェブ接合プレートは前記柱接合プレートに固着され
ており、さらに、前記柱接合プレートに固着され梁の下
部フランジ部との取付け孔を有する下部フランジ接合金
具と、前記梁の上部フランジ部との取付け孔および柱接
合プレートとの取付け孔を有する上部フランジ接合金具
とからなり、前記下部フランジ接合金具と前記上部フラ
ンジ接合金具には、ブレースとの取付け孔を有するブレ
ース接合金具が固着されていることを特徴とする柱梁接
合金物および該柱梁接合金物を用いた柱梁接合構造であ
る。
の取付け孔を有する柱接合プレートと、梁のウェブ部と
の取付け孔を有するウェブ接合プレートとからなり、前
記ウェブ接合プレートは前記柱接合プレートに固着され
ており、さらに、前記柱接合プレートに固着され梁の下
部フランジ部との取付け孔を有する下部フランジ接合金
具と、前記梁の上部フランジ部との取付け孔および柱接
合プレートとの取付け孔を有する上部フランジ接合金具
とからなり、前記下部フランジ接合金具と前記上部フラ
ンジ接合金具には、ブレースとの取付け孔を有するブレ
ース接合金具が固着されていることを特徴とする柱梁接
合金物および該柱梁接合金物を用いた柱梁接合構造であ
る。
【0010】前述の第二の手段によれば、柱に柱接合プ
レートをボルト止めすると、ウェブ接合プレートと下部
フランジ接合金具は、柱接合プレートに固着されている
ので、同時に柱に位置決めされる。その後、下部フラン
ジ金具に梁の下部フランジ部を載置しながら梁の位置決
めを行い、梁のウェブ部とウェブ接合プレートおよび梁
の下部フランジ部と下部フランジ金具とのボルト止めが
行われる。
レートをボルト止めすると、ウェブ接合プレートと下部
フランジ接合金具は、柱接合プレートに固着されている
ので、同時に柱に位置決めされる。その後、下部フラン
ジ金具に梁の下部フランジ部を載置しながら梁の位置決
めを行い、梁のウェブ部とウェブ接合プレートおよび梁
の下部フランジ部と下部フランジ金具とのボルト止めが
行われる。
【0011】その後、上部フランジ金具と柱、および、
上部フランジ金具と梁の上部フランジ部、とのボルト止
めを行う。
上部フランジ金具と梁の上部フランジ部、とのボルト止
めを行う。
【0012】また、上部フランジ金具および下部フラン
ジ金具には、取付け孔を有するブレース接合金具が固着
されているので、ブレースとのボルト止めが行われる。
ジ金具には、取付け孔を有するブレース接合金具が固着
されているので、ブレースとのボルト止めが行われる。
【0013】以上により、柱と梁およびブレースが一体
接合される。前述の課題を解決する第三の手段は、第一
の手段に記載した柱梁接合金物を用い、柱が前記柱梁接
合金物の柱接合プレートに取付けられ、梁が前記柱梁接
合金物のウェブ接合プレートに取付けられてなる柱梁接
合構造である。
接合される。前述の課題を解決する第三の手段は、第一
の手段に記載した柱梁接合金物を用い、柱が前記柱梁接
合金物の柱接合プレートに取付けられ、梁が前記柱梁接
合金物のウェブ接合プレートに取付けられてなる柱梁接
合構造である。
【0014】前述の第三の手段によれば、柱は前記柱梁
接合金物の柱接合プレートに取けられ、また、梁は前記
柱梁接合金物のウェブ接合プレートに取付けられること
により、柱と梁がボルト接合等で簡単に取付けられ、強
固な柱梁接合構造を形成することができる。
接合金物の柱接合プレートに取けられ、また、梁は前記
柱梁接合金物のウェブ接合プレートに取付けられること
により、柱と梁がボルト接合等で簡単に取付けられ、強
固な柱梁接合構造を形成することができる。
【0015】前述の課題を解決する第四の手段は、前記
第二の手段に記載した柱梁接合金物を用い、柱が前記柱
梁接合金物の柱接合プレートに取付けられ、梁のウェブ
が前記柱梁接合金物のウェブ接合プレートに、梁の上・
下フランジ部およびブレースが前記柱梁接合金物の下部
フランジ接合金具と上部フランジ接合金具に取付けられ
てなる柱梁接合構造である。
第二の手段に記載した柱梁接合金物を用い、柱が前記柱
梁接合金物の柱接合プレートに取付けられ、梁のウェブ
が前記柱梁接合金物のウェブ接合プレートに、梁の上・
下フランジ部およびブレースが前記柱梁接合金物の下部
フランジ接合金具と上部フランジ接合金具に取付けられ
てなる柱梁接合構造である。
【0016】前述の第四の手段によれば、前記柱梁接合
金物により柱と梁およびブレースがボルト等で簡単に取
付けられ、強固な柱梁接合構造を形成することができ
る。
金物により柱と梁およびブレースがボルト等で簡単に取
付けられ、強固な柱梁接合構造を形成することができ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る柱梁接合金
物およびこれを用いた柱梁接合構造を示した第一の実施
の形態を説明する立面斜視図である。
物およびこれを用いた柱梁接合構造を示した第一の実施
の形態を説明する立面斜視図である。
【0018】図1において、1は角形鋼管柱等の柱で、
2は前記柱1に取付けられる梁である。前記梁2はウェ
ブ部2a、上部フランジ部2bおよび下部フランジ部2
cとから構成されている。
2は前記柱1に取付けられる梁である。前記梁2はウェ
ブ部2a、上部フランジ部2bおよび下部フランジ部2
cとから構成されている。
【0019】本発明は、柱1への取付け孔3a、3bを
有する柱接合プレート3と、梁2のウェブ部2aとの取
付け孔4a、4bを有するウェブ接合プレート4とから
なり、前記ウェブ接合プレート4は前記柱接合プレート
3に溶接等により固着されている柱梁接合金物である。
有する柱接合プレート3と、梁2のウェブ部2aとの取
付け孔4a、4bを有するウェブ接合プレート4とから
なり、前記ウェブ接合プレート4は前記柱接合プレート
3に溶接等により固着されている柱梁接合金物である。
【0020】本発明の柱梁接合金物は、まず、前記接合
プレート3を取付け孔3a、3bを貫通して柱1にボル
ト止めし、前記柱接合プレート3に溶接等で固着された
ウェブ接合プレート4の取付け孔4a、4bと梁2のウ
ェブ部2aに形成された取付け孔21、22を一致させ
て梁2をボルト止めする。
プレート3を取付け孔3a、3bを貫通して柱1にボル
ト止めし、前記柱接合プレート3に溶接等で固着された
ウェブ接合プレート4の取付け孔4a、4bと梁2のウ
ェブ部2aに形成された取付け孔21、22を一致させ
て梁2をボルト止めする。
【0021】以上により、柱1と梁2との柱梁接合構造
が完成する。図2は、本発明に係る柱梁接合金物の第二
の実施の形態を説明する立面斜視図である。
が完成する。図2は、本発明に係る柱梁接合金物の第二
の実施の形態を説明する立面斜視図である。
【0022】図2においては、図1の第一の実施の形態
で説明したように、柱1への取付け孔3a、3b、3c
を有する柱接合プレート3と、梁2のウェブ部2aとの
取付け孔4a、4bを有するウェブ接合プレート4とか
らなり、前記ウェブ接合プレート4は前記柱接合プレー
ト3に溶接等により固着されている。
で説明したように、柱1への取付け孔3a、3b、3c
を有する柱接合プレート3と、梁2のウェブ部2aとの
取付け孔4a、4bを有するウェブ接合プレート4とか
らなり、前記ウェブ接合プレート4は前記柱接合プレー
ト3に溶接等により固着されている。
【0023】さらに、本発明においては、前記柱接合プ
レート3には、下部フランジ接合金具5が工場で溶接等
により固着されており、該下部フランジ接合金物5には
梁2の下フランジ部2Cの取付け孔23、24と一致す
る取付け孔5a、5bが設けられている。
レート3には、下部フランジ接合金具5が工場で溶接等
により固着されており、該下部フランジ接合金物5には
梁2の下フランジ部2Cの取付け孔23、24と一致す
る取付け孔5a、5bが設けられている。
【0024】また、6は上部フランジ接合金具で、梁2
の上部フランジ2bの取付け孔25、26と一致する取
付け孔6a、6bが設けられ、上方には、柱接合プレー
ト3の取付け孔3dおよび柱1にボルト止めする取付け
孔6cが設けられている。
の上部フランジ2bの取付け孔25、26と一致する取
付け孔6a、6bが設けられ、上方には、柱接合プレー
ト3の取付け孔3dおよび柱1にボルト止めする取付け
孔6cが設けられている。
【0025】さらに、前記下部フランジ接合金具5と上
部フランジ接合金具6には、ブレース接合金具7、8が
溶接等により固着されており、取付け孔7a、8aにブ
レース10、10の取付け孔10a、10aを一致させ
てボルト止めされる。
部フランジ接合金具6には、ブレース接合金具7、8が
溶接等により固着されており、取付け孔7a、8aにブ
レース10、10の取付け孔10a、10aを一致させ
てボルト止めされる。
【0026】図3(a)の斜視図は、前記上部フランジ
接合金具6の変形例を示し、また、図3(b)の斜視図
は、下部フランジ接合金具5の変形例を示したもので、
梁2の上、下フランジ部との接合面を柱1の幅寸法L1
より幅広寸法L2 に広げ、幅広フランジを有する梁2と
接合できるようにした形状である。
接合金具6の変形例を示し、また、図3(b)の斜視図
は、下部フランジ接合金具5の変形例を示したもので、
梁2の上、下フランジ部との接合面を柱1の幅寸法L1
より幅広寸法L2 に広げ、幅広フランジを有する梁2と
接合できるようにした形状である。
【0027】本発明は、柱1に梁2を接合するにあた
り、まず、柱1に柱接合プレート3を取付け孔3a、3
b、3cを利用してボルト止めすると、前記柱接合プレ
ート3には、ウェブ接合プレート4および下部フランジ
接合金具5が一体に取付けられているので、梁2の下部
フランジ2cを該下部フランジ接合金具5上に置いて、
位置決めし、取付け孔5a、5bと梁2の下部フランジ
2cの取付け孔23、24を一致させてボルト止めし、
同時に、ウェブ接合プレート4の取付け孔4a、4bと
梁2のウェブ部2aの取付け孔21、22を一致させて
ボルト止めする。
り、まず、柱1に柱接合プレート3を取付け孔3a、3
b、3cを利用してボルト止めすると、前記柱接合プレ
ート3には、ウェブ接合プレート4および下部フランジ
接合金具5が一体に取付けられているので、梁2の下部
フランジ2cを該下部フランジ接合金具5上に置いて、
位置決めし、取付け孔5a、5bと梁2の下部フランジ
2cの取付け孔23、24を一致させてボルト止めし、
同時に、ウェブ接合プレート4の取付け孔4a、4bと
梁2のウェブ部2aの取付け孔21、22を一致させて
ボルト止めする。
【0028】次に、上部フランジ接合金具6の取付け孔
6a、6b、6cと柱接合プレート3の取付け孔3dお
よび柱1、さらには、梁2の上部フランジ2bの取付け
孔25、26とを一致させて、ボルト止めを図る。
6a、6b、6cと柱接合プレート3の取付け孔3dお
よび柱1、さらには、梁2の上部フランジ2bの取付け
孔25、26とを一致させて、ボルト止めを図る。
【0029】また、ブレース10は、前記下部フランジ
接合金具5および上部フランジ接合金具6に一体に固着
されたブレース接合金具7、8の取付け孔7a、8aを
利用してボルト止めする。
接合金具5および上部フランジ接合金具6に一体に固着
されたブレース接合金具7、8の取付け孔7a、8aを
利用してボルト止めする。
【0030】以上により、柱1と梁2およびブレース1
0とが一体接合された柱梁接合構造が完成する。
0とが一体接合された柱梁接合構造が完成する。
【0031】
【発明の効果】本発明は、柱接合プレートの柱への取付
け、または、ウェブ接合プレート、下部フランジ接合金
具および上部フランジ接合金具、の梁およびブレース材
への取付けが、全てボルトで接合できるので、現場での
溶接を必要としない。よって、柱と梁の接合に熟練を要
することなく容易に施行することができる。
け、または、ウェブ接合プレート、下部フランジ接合金
具および上部フランジ接合金具、の梁およびブレース材
への取付けが、全てボルトで接合できるので、現場での
溶接を必要としない。よって、柱と梁の接合に熟練を要
することなく容易に施行することができる。
【0032】また、亜鉛メッキ鋼板、アルミを5%、5
5%含むアルミ亜鉛合金メッキ鋼板は高耐蝕性があるに
もかかわらず、溶接欠陥を生じるとの理由から、柱、梁
の材料に適用できなかったが、本発明では柱および梁へ
取付けはボルト取付けであり溶接を使用しないので、当
該柱および梁の材料として前記亜鉛メッキ鋼板、アルミ
亜鉛合金メッキ鋼板が使用可能となり、柱、梁の耐蝕性
を向上させることができる。
5%含むアルミ亜鉛合金メッキ鋼板は高耐蝕性があるに
もかかわらず、溶接欠陥を生じるとの理由から、柱、梁
の材料に適用できなかったが、本発明では柱および梁へ
取付けはボルト取付けであり溶接を使用しないので、当
該柱および梁の材料として前記亜鉛メッキ鋼板、アルミ
亜鉛合金メッキ鋼板が使用可能となり、柱、梁の耐蝕性
を向上させることができる。
【図1】本発明に係る柱梁接合金物およびこれを用いた
柱梁接合構造の第一の実施の形態を示す立面斜視図。
柱梁接合構造の第一の実施の形態を示す立面斜視図。
【図2】本発明に係る柱梁接合金物およびこれを用いた
柱梁接合構造の第二の実施の形態を示す立面斜視図。
柱梁接合構造の第二の実施の形態を示す立面斜視図。
【図3】(a)本発明に係る柱梁接合金物の上部フラン
ジ接合金具の変形例を示す立面斜視図。 (b)本発明に係る柱梁接合金物の下部フランジ接合金
具の変形例を示す立面斜視図。
ジ接合金具の変形例を示す立面斜視図。 (b)本発明に係る柱梁接合金物の下部フランジ接合金
具の変形例を示す立面斜視図。
【図4】従来技術の柱梁接合構造を示す側面図。
【図5】従来技術の他の柱梁接合構造を示す側面図。
【図6】図5のA−A断面図。
1 柱 2 梁 2a ウェブ部 2b 上部フランジ 2c 下部フランジ 21 取付け孔 22 取付け孔 23 取付け孔 24 取付け孔 25 取付け孔 26 取付け孔 3 柱接合プレート 3a 取付け孔 3b 取付け孔 3c 取付け孔 4 ウェブ接合プレート 4a 取付け孔 4b 取付け孔 5 下部フランジ接合金具 5a 取付け孔 5b 取付け孔 6 上部フランジ接合金具 6a 取付け孔 6b 取付け孔 6c 取付け孔 7 ブレース接合金具 7a 取付け孔 8 ブレース接合金具 8a 取付け孔 9 従来のウェブ接合プレート 10 ブレース 10a 取付け孔
Claims (4)
- 【請求項1】 柱への取付け孔を有する柱接合プレート
と、梁のウェブ部との取付け孔を有するウェブ接合プレ
ートとからなり、前記ウェブ接合プレートは前記柱接合
プレートに固着されている柱梁接合金物。 - 【請求項2】 柱への取付け孔を有する柱接合プレート
と、梁のウェブ部との取付け孔を有するウェブ接合プレ
ートとからなり、前記ウェブ接合プレートは前記柱接合
プレートに固着されており、さらに、前記柱接合プレー
トに固着され梁の下部フランジ部との取付け孔を有する
下部フランジ接合金具と、前記梁の上部フランジ部との
取付け孔および柱接合プレートとの取付け孔を有する上
部フランジ接合金具とからなり、前記下部フランジ接合
金具と前記上部フランジ接合金具には、ブレースとの取
付け孔を有するブレース接合金具が固着されていること
を特徴とする柱梁接合金物。 - 【請求項3】 請求項1に記載した柱梁接合金物を用
い、柱が前記柱梁接合金物の柱接合プレートに取付けら
れ、梁が前記柱梁接合金物のウェブ接合プレートに取付
けられてなる柱梁接合構造。 - 【請求項4】 請求項2に記載した柱梁接合金物を用
い、柱が前記柱梁接合金物の柱接合プレートに取付けら
れ、梁のウェブが前記柱梁接合金物のウェブ接合プレー
トに、梁の上・下フランジ部およびブレースが前記柱梁
接合金物の下部フランジ接合金具と上部フランジ接合金
具に取付けられてなる柱梁接合構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8123096A JPH09291593A (ja) | 1996-02-26 | 1996-04-03 | 柱梁接合金物およびこれを用いた柱梁接合構造 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8-37676 | 1996-02-26 | ||
JP3767696 | 1996-02-26 | ||
JP8123096A JPH09291593A (ja) | 1996-02-26 | 1996-04-03 | 柱梁接合金物およびこれを用いた柱梁接合構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09291593A true JPH09291593A (ja) | 1997-11-11 |
Family
ID=26376811
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8123096A Pending JPH09291593A (ja) | 1996-02-26 | 1996-04-03 | 柱梁接合金物およびこれを用いた柱梁接合構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09291593A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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1996
- 1996-04-03 JP JP8123096A patent/JPH09291593A/ja active Pending
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