JP4666686B2 - 耐震構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建築物その他の構造物において、地震力等の水平方向力に抵抗させる骨組みを構成する鉄骨造柱・梁における耐震構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の建築構造物としては、例えば、図9に示すようなダイヤフラムによる剛接合ラーメン構造と、図10(B)、(C)に示すようなダイヤフラムを省略した半剛接接合がある。
【0003】
図9に示すダイヤフラムによる剛接合ラーメン構造は一般的であって、箱形断面の柱1の側面にH形断面の梁2のフランジ3を柱内部に設けた内ダイヤフラム4や、柱外部に設けた外ダイヤフラム5を介して溶接接合している。図9において、柱1に右側から接合される梁2の上下のフランジ3の端面が、柱1に固着された上下の外ダイヤフラム5に裏当て板6を介して突合せ溶接部7で接合され、柱1に左側から接合される梁2の上フランジ3と下フランジ3の端面が、柱1に固着された上部の外ダイヤフラム5と、内ダイヤフラム4とに裏当て板6を介してそれぞれ突合せ溶接部7で接合されている。
【0004】
内ダイヤフラム4を設けるのは、柱1に梁2を直接突合せ溶接部7で接合することで、梁2からの応力に対して柱1の梁接合部位の強度が低下するのでこれを補強するためである。外ダイヤフラム5を設けるのは、当該外ダイヤフラム5を介して梁2を突合せ溶接することで、柱1に梁2を直接突合せ溶接せず、よって、梁2からの応力に対して柱1の梁接合部位の強度低下を阻止するためである。
【0005】
図9において、柱1と梁2の接合部に固着されたガセットプレート8とブレース10の端部に跨ってスプライスプレート11が配設され、各部材の接合部のボルト挿通孔にボルト12を挿通しナットを締結することで、ブレース10が柱・梁に固定ボルトされている。
【0006】
前記ダイヤフラム方式は架構コストが高く、さらに、突合せ溶接部7に応力が集中し、大地震に至る前に接合部が破壊される恐れがある。
【0007】
他方、加工コストの高いダイヤフラムを省略するため、柱にダイヤフラムを用いず、図10(B)、(C)に示すように、L形の鋼製金具13またはT形の鋼製金具14を介して梁フランジ3を柱表面に接合する半剛接接合が実用化されている。
【0008】
図10を簡単に説明すると、図(A)は、箱形断面の柱1の側面にH形の梁2の端面を当てがい、柱1の側面に溶接15で固着された接合プレート16を梁ウェブ17の側面に当てがい、両部材を挿通して固定ボルト18を設けナットを締結することで、柱1と梁2を結合した剛性の小さいピン接合構造例を示す。このピン接合構造は、小地震でも変形しやすく柱・梁の接合部が剛性的に不十分である。
【0009】
図10(B)は、前記のピン接合構造に加え、柱側面と梁上下フランジの接合部にL形の鋼製金具13を当てがい、両当接面に固定ボルト18を挿通しナットを締結することで、半剛接接合構造とし接合部強度及び剛性を向上させた例を示す。
【0010】
図10(C)は、図(B)の接合プレート16を省略すると共に、L形の鋼製金具13に代えてT形の鋼製金具14を用い、かつT形の鋼製金具14の鉛直接合片14aを柱側面に当てがって固定ボルト18で接合し、水平接合片14bを上下の梁フランジ3に当てがって固定ボルト18で接合し、半剛接接合構造とした例を示す。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
前述のように、ダイヤフラムによる剛接合ラーメン構造では、当該ダイヤフラムの加工コストが高いという問題がある。
【0012】
さらに、建築構造物は一般に、小地震に対して変形を一定以下に抑え、大地震に対して倒壊しないように設計する必要があるが、ダイヤフラムが用いられる溶接剛接合構法による従来の中低層建築物は、加工コストが高いだけでなく、大地震により層間変形が過大になったとき柱・梁接合部の回転が変形能力を上回り、梁端部の溶接で破断する欠点があった(図7、図8によって後述する)。
【0013】
他方、半剛接接合構造は、柱にダイヤフラムを設けないので、ダイヤフラム方式よりも加工コストが低く抑えられる利点があり、また、この半剛接接合は梁端部の回転角を大きくすることには有効である反面、構造物全体の剛性が低下するため、小地震時の変形を制限以下に抑えられない欠点があった。
【0014】
前述のように、従来技術では、ダイヤフラムが用いられる溶接剛接合構法では加工コスト高、大地震の梁端部の溶接で破断の問題があり、他方、半剛接接合構造では、前記の欠点がない代わりに、構造物全体の剛性低下により小地震時の変形を制限以下に抑えられない欠点があり、このように溶接剛接合構法と半剛接接合構法の何れにも一長一短があった(これは図7のグラフからも分かる)。
【0015】
そこで、本発明は溶接剛接合構法と半剛接接合構法のそれぞれの長所を取り入れ短所を除去したものである(図8のグラフを用いて後述する)。すなわち、加工コストが安く、大地震にも梁端部の溶接で破断がなく、小地震にも変形を制限以下に抑えて制振機能を発揮できる耐震構造を提供することを目的とする。
【0016】
【問題を解決するための手段】
前記の目的を達成するため、本発明に係る耐震構造は、次のように構成する。
【0017】
第1の発明は、鋼製柱と鋼製梁およびブレースからなる構造体において、柱側面に梁の端部が間隔をあけて配置されるとともに、前記梁の端部が接合プレートを介して前記柱側面に接合され、ブレースが柱および梁に接合される部位における梁上面または下面に、梁上面または下面に溶接されたガセットプレートと前記ブレースとをボルトまたは溶接接合することで、ブレースから梁に水平方向力を伝達できる第1水平力伝達機構設置され、ブレースが柱および梁に接合される部位における柱側面に、前記ガセットプレートと柱側面をボルトまたは溶接接合することで、ブレースから柱に鉛直方向力を伝達する鉛直力伝達機構が設置され、前記第1水平力伝達機構、前記鉛直力伝達機構及び前記接合プレートによって前記柱と前記梁と接合され、さらに、梁上面にシェアーコネクターが設けられることで、梁に当該梁から床構造に水平方向力を伝達できる第2水平力伝達機構設置され、前記柱と前記梁との接合にダイヤフラムを用いないことを特徴とする。
【0019】
の発明は、鋼製柱と鋼製梁およびブレースからなる構造体において、柱側面に梁の端部が間隔をあけて配置されるとともに、前記梁の端部が金具を介して前記柱側面に接合され、柱と梁の双方にまたがる接合部材設置され前記接合部材は鉛直プレートを具備し、当該鉛直プレートの直角接合端縁に固着のボルト接合用プレートを介して梁上面または下面と柱側面とにボルト接合されるとともに、鉛直プレートと前記ブレースとがボルトまたは溶接接合されることで、前記ブレースから梁に水平方向力を伝達する第1水平力伝達機構と、前記ブレースから柱に鉛直方向力を伝達する鉛直力伝達機構とが構成され前記第1水平力伝達機構、前記鉛直力伝達機構及び前記金具によって前記柱と前記梁とが接合され、さらに、梁上面に設けられたシェアーコネクターから構成され梁に当該梁から床構造に水平方向力を伝達できる第2水平力伝達機構が設置され、前記柱と前記梁との接合にダイヤフラムを用いないことを特徴とする。
【0021】
の発明は、第1又は2の発明において、前記耐震構造において、柱には箱形断面またはH断面を使用し、当該柱に接合されるブレース構面以外の梁はH形断面を使用し、柱へは梁ウェブのみの接合または、T形またはL形の鋼製金具を介して梁フランジを柱表面に接合する方式または、その組み合せとしたことを特徴とする。
【0022】
の発明は、第1〜第の何れかの発明において、前記ブレースは、芯材を鋼管または鋼管コンクリートまたは鉄筋コンクリートで座屈補剛した座屈拘束ブレースとしたことを特徴とする。
【0023】
の発明は、第1〜第の何れかの発明において、前記耐震構造において、柱に箱形断面を使用し、内部にコンクリートを充填したことを特徴とする。第の発明は、第1〜第の発明において、前記梁はH形断面からなり、前記柱に溶接された接合プレートに対して梁ウエブがボルト接合されていることを特徴とする。
【0024】
【作用】
本発明の耐震構造によると、ブレースから柱への鉛直力伝達機構と、ブレースから梁への水平力伝達機構と、梁から床構造への水平力伝達機構とを、柱・梁ブレースとの接合部および梁に組みこんで構築され、または、一つの接合部材によって、ブレースから柱への鉛直力伝達機構と、ブレースから梁への水平力伝達機構が構成されるので、従来のダイヤフラムが用いられる溶接剛接合構法とも、L形鋼製金具やT形鋼製金具のみが用いられる半剛接接合構法とも異なる。
【0025】
すなわち、本発明では、ダイヤフラムを用いない柱・梁接合と、初期剛性が高いブレース型耐震要素を組み合わせる際に、ブレースを柱の接合部分において、ブレースの鉛直方向力成分は柱表面に設けたせん断力伝達機構で処理し、水平方向力成分は床構造を介して伝達することにより、ダイヤフラムを付加せずに、ブレース型耐震要素を柱に接合している。
【0026】
さらに、本発明では、各鉛直方向力と水平方向力の伝達機構を構成する要素がボルトを要素とする点で、ダイヤフラムが用いられる溶接剛接合構法の欠点が改良されており、また、ガセットプレートまたは、鉛直プレートを具備した接合部材を用いて、ブレースは柱の接合部分において、ブレースの鉛直方向力成分が柱表面に設けたせん断力伝達機構で処理され、ダイヤフラムを付加せずとも、水平方向力成分は床構造を介して伝達できることにより、ダイヤフラムを用いないで、初期剛性が高いブレース型耐震要素が組み合わされており、L形鋼製金具やT形鋼製金具のみを用いる半剛接接合構法の剛性不足の欠点が改良されている。
【0027】
【発明の実施の形態】
次にこの発明を図示の実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0028】
図1は、本発明の実施形態1を示し、柱・梁の斜めに位置する接合部にブレース材が傾斜配置された、いわゆる片流れ配置例を示す接合構造の正面図、図2は実施形態2を示し、上部梁の中間部から両側下部の柱・梁接合部にブレース材が逆V字に配置された、いわゆるV字配置例を示す接合構造の正面図である。図3は、実施形態1、2に用いられる柱・梁とブレース材との接合部材の分離斜視図である。
【0029】
図1〜図3を説明する。図1の実施形態1では、柱1と梁2と片流れ配置のブレース材20からなるラーメン架構が構築されている。柱1は箱形断面で、梁2はH形鋼の例が示されている。
【0030】
ブレース材20は柱1と梁2の斜めに位置する接合部に傾斜配置され、当該ブレース材20の端部が、当該ブレース材20から柱1への鉛直力伝達機構21と、当該ブレース材20から梁2への水平力伝達機構22とを介して当該柱1と梁2に結合されている。梁2には、当該梁2から床構造23への水平力伝達機構24が設けられている。
【0031】
各伝達機構と部材を順に説明すると、ブレース材20は芯材25を鋼管または鋼管コンクリートまたは、鉄筋コンクリートの何れかの座屈拘束部材26で座屈補剛し、制振機能を持たせた座屈拘束ブレース(例えば、実用新案登録第2533935等)で構成されていて、芯材端部27は十字断面に構成されている。
【0032】
図3において、ブレース材20から柱1に鉛直方向力を伝達する鉛直力伝達機構21は、柱1のブレース材20を設ける側の一側面1aにボルトまたは溶接接合されており(図では、溶接の例を示す)、上下に間隔を離して設けられたボルト挿通孔28を有する柱付きガセットプレート29、後述の挟持部材35および接合プレート34で構成される。
【0033】
ブレース材20から梁2に水平方向力を伝達する水平力伝達機構22は、梁2の上フランジ3の端部上面(および下フランジの端部下面)に、ボルトまたは溶接接合された(図では、溶接の例を示す)梁付きガセットプレート32で構成される。梁付きガセットプレート32は、図示のように鉛直接合端縁32cと水平接合端縁32dが直角に設けられており、また、鉛直プレート32aには傾斜プレート32bを交差させて構成される。傾斜プレート32bの傾斜角は、ブレース材20の軸線と同じ傾斜角をなすように設けられていて、両プレートの交差部が芯材端部27の十字断面と合致する断面形状に構成されている。ガセットプレート32にはスプライスプレート36を当てがい、ボルトを通すボルト挿通孔28が複数開設されている。
【0034】
梁2から床構造23への水平力伝達機構24は、H形の梁2の上フランジ3の上面に溶接したシェアーコネクター33で構成される。
【0035】
各部材の組立手順を説明する。柱1の一側面1aには、前もって柱付きガセットプレート29と、柱付き接合プレート34が溶接されており、梁2の上フランジ3の上面には、前もって梁付きガセットプレート32が溶接されている。
【0036】
次に、梁2の端部を柱1の一側面1aに当てがい、柱付き接合プレート34と梁ウェブ17を重ねてそれぞれのボルト挿通孔28にボルトを挿通してナットで締結することで、柱・梁が仮固定される。このとき、梁付きガセットプレート32の鉛直接合端縁32cが柱1の一側面1aに当てがわれ、端部上面32eが柱付きガセットプレート29の下端縁29aに近接位置する。
【0037】
次に、梁付きガセットプレート32と柱付きガセットプレート29を接合するよう、上下に位置する両部材に跨って、かつ両部材を挟んで、チャンネル材またはアングル材または平板材(図ではチャンネル材の例を示す)を所定長に切断してなる2本一組の挟持部材35を背中合わせに配置し、ガセットプレート32と接合プレート34と挟持部材35の各ボルト挿通孔28にボルトを挿通し、ナットを締結することでこの3部材を結合一体化して、ブレース材20から柱1への鉛直力伝達機構21が構築される。
【0038】
柱1と梁2を構築した後、ブレース材20を組むが、この場合、芯材端部27を梁付きガセットプレート32の傾斜プレート32bの端面に当接したうえ、斜め上下方向に直線位置する両部材に跨って、かつ両部材を挟んで、鋼板からなるスプライスプレート36を配置し、ガセットプレート32と芯材端部27とスプライスプレート36の各ボルト挿通孔28にボルトを挿通し、ナットを締結してこの3部材を結合一体化することで、ブレース材20から梁2への水平力伝達機構22が構築される。
【0039】
このようにして、鉛直力伝達機構21と水平力伝達機構22を介して、柱1と梁2とブレース材20を組んだ後、梁2の上フランジ3の上面が埋まるように床構造23のコンクリートを打設することで、シェアーコネクター33が床コンクリート中に埋設されて梁2から床構造23への水平力伝達機構22が構築される。
【0040】
前述のようにして、鉛直力伝達機構21と水平力伝達機構22と水平力伝達機構24を介して、柱1と梁2とブレース材20と床構造23が構築された耐震構造において、ブレース材20に図3の矢印方向43の力が作用したときの上向き矢印方向の鉛直成分は、梁付きガセットプレート32と、柱付きガセットプレート29と挟持部材35および接合プレート34と、これらを結合する固定ボルト18を介して柱1に矢印方向44(図示上向き)の力として伝達される。
【0041】
ブレース材20に図3の矢印方向43の力が作用したときの水平矢印方向の水平成分は、梁付きガセットプレート32と、これらを結合する固定ボルト18と、溶接32dを介して梁2に水平矢印方向45の力として伝達される。
【0042】
さらに、ブレース材20に図3の矢印方向45の力が作用したときの梁2に作用する水平矢印方向の水平成分は、シェアーコネクター33を介して床構造23へ伝達され、一部は下層のブレース材20へ伝達される。
【0043】
図1は、図3の耐震構造がブレース材20を片流れ配置とした柱・梁架構に組込まれた例を示し、図2は、図3の耐震構造が逆V字配置のブレース材20の柱・梁の鉄骨架構に組込まれた例を示す。図1では、ブレース材20の上端と上層の梁2および柱2との接合部は、同ブレース材20の下端の接合部と同じ構造である。
【0044】
これに比較し、図2では、逆V字配置の2本のブレース材20の上端部は、上層の梁2の中間部の下面に共通の梁付きガセットプレート32(32eと付記する)で接続されている。このガセットプレート32eにおける鉛直プレート32aの外形は、ブレース材20の下端部のガセットプレート32における鉛直プレート32aと若干異なり、横長矩形である。
【0045】
これは、図2における上部のガセットプレート32eは、梁2の中間部の下面に固着し、かつ逆V字配置の2本のブレース材20の上端部を接続することに対応してそれに適応した形状にしたことによるもので、他の構造はブレース材20の下端部のガセットプレート32と同じであり、ブレース材20から梁2へ水平力を伝達する機能において、ブレース材20の下端部のガセットプレート32と変わらない。
【0046】
実施形態1において、ブレース材20を配置する柱1の一側面1aと反対の他側面1b(すなわち、柱に接合されるブレース構面以外の構面)における梁2は、H形断面を使用し、柱1へは梁ウェブ17のみの接合または、T形またはL形の鋼製金具を介して梁フランジを柱表面に接合する方式を用いてよく、図1〜3においては、図10(C)に示したT形の鋼製金具14を使用した例を示す。すなわち、柱1の他側面1bにT形の鋼製金具14の鉛直接合片14aを当てがって固定ボルト18で接合し、水平接合片14bを上下の梁フランジ3に当てがって固定ボルト18で接合した半剛接接合構造例を示している。
【0047】
図4、図5は、ブレース材20からの鉛直方向力と水平力伝達機構の他の実施形態を示す。
【0048】
この実施形態では、箱形断面の柱1の一側面1aにH形の梁2の端部が配置され、T形の鋼製金具38を介して固定ボルトで接合され、ブレース材20と柱1および梁2との接合部での接合は、鉛直および水平力伝達機構42を構成する接合部材40を介して行われる。
【0049】
さらに説明すると、柱1の一側面1aにT形の鋼製金具38の鉛直接合片38aを柱1の一側面1aに当てがって固定ボルト18で接合し、直角接合片38bを梁ウェブ17に当てがって固定ボルト18で接合する。
【0050】
T形の鋼製金具38で柱1と梁2が接合された後、その接合部に接合部材40が配設される。接合部材40は、あたかも図3に示した梁付きガセットプレート32における鉛直接合端縁32cと水平接合端縁32dに、ボルト接合用フランジを設けたごとき構造である。
【0051】
すなわち、接合部材40は、鉛直プレート40aと、これに交差する傾斜プレート40bと、鉛直プレート40aの鉛直端縁にT字をなして溶接された鉛直ボルト接合用フランジ40eおよび、水平端縁にT字をなして溶接された水平ボルト接合用フランジ40fとからなる。各ボルト接合用フランジ40e、40fには複数のボルト挿通孔28が開設されている。
【0052】
鉛直プレート40aに交差して設けられている傾斜プレート40bの傾斜角は、ブレース材20の軸線と同じ傾斜角をなすように設けられていて、両プレート40a、40bの交差部が芯材端部27の十字断面と合致する断面形状に構成されている。鉛直プレート40a、40bには、スプライスプレート36を当てがい、ボルトを通すボルト挿通孔28が複数開設されている。
【0053】
前記接合部材40の組立手順を説明する。柱1の一側面1aには、前もってT形の鋼製金具38とボルト18で梁2が接合されている。
【0054】
次に、接合部材40の鉛直ボルト接合用フランジ40eと水平ボルト接合用フランジ40fを柱1の一側面1aおよび、梁2の上フランジ3または下フランジ3に当てがい、この鉛直と水平の接合部のボルト挿通孔28に固定ボルト18を挿通しナットを締結することで、接合部材40と柱1と梁2をボルト接合する。
【0055】
次に、ブレース材20を組むが、この場合、十字断面の芯材端部27を接合部材40の傾斜プレート40bの端面に当接したうえ、斜め上下方向に直線位置する両部材に跨って、かつ両部材を挟んで、鋼板からなるスプライスプレート36を配置し、鉛直プレート40aと芯材端部27とスプライスプレート36の各ボルト挿通孔28にボルトを挿通し、ナットを締結してこの3部材を結合一体化することで、ブレース材20から柱1および梁2への鉛直および水平力伝達機構42が構築される。
【0056】
このようにして、鉛直および水平力伝達機構42を介して、柱1と梁2とブレース材20を組んだ後、梁2の上フランジ3の上面が埋まるように床構造23のコンクリートを打設することで、シェアーコネクター33が床コンクリート中に埋設されて梁2から床構造23への水平力伝達機構22が構築される。
【0057】
前述のようにして、鉛直および水平力伝達機構42を介して、柱1と梁2とブレース材20と床構造23が構築された耐震構造において、ブレース材20に材軸方向の力が作用したときの鉛直方向成分と水平方向成分は、接合部材40および、これと柱1と梁2を結合する固定ボルト18を介して柱1、梁2に鉛直方向および水平方向の力として伝達される。
【0058】
さらに、ブレース材20に図3の矢印方向の力が作用したときの梁2に作用する水平矢印方向の水平成分は、シェアーコネクター33を介して床構造23へ伝達され、一部は下層のブレース材20へ伝達される。
【0059】
図6(A)、(B)、(C)、(D)は、図3、図4に示す実施形態1、2の耐震構造を適用したラーメン架構の構成形態例を示す。図(A)は、図1と同じブレース材20の片流れ配置例における鉛直力・水平力伝達機構9の配置例を示し、図(B)は、図2と同じブレース材20のV字配置例における鉛直力・水平力伝達機構9の配置例を示す。図(C)は、図5(B)と同じブレース材20の横V字配置例における鉛直力・水平力伝達機構9の配置例を示し、図(D)は、図4とブレース材20が上下層でX字をなす配置例における耐震構造9の配置例を示す。
【0060】
本発明者は、従来の耐震構造と本発明の耐震構造における小地震時と大地震時の耐震フレームの塑性変形特性をシミュレーションしたので、その結果を図7(A)、(B)、図8にグラフで示す。
【0061】
図7(A)において曲線(イ)は、従来の図9に示すごとき、ダイヤフラム付きで、溶接による剛接フレームの特性を示し、曲線(ロ)は、図10に示すごときL形やT形の鋼製金具を用いた半剛接フレームの特性を示し、図中の○は小地震に対する応答、●は大地震に対する応答、×は溶接破壊時点を示す。
【0062】
図7(A)から分かるように、曲線(イ)の溶接による剛接フレームでは、小地震に対しての応答は制限値以下に抑制されるが大地震の前に溶接破壊に至る。これと反対に、曲線(ロ)のT形鋼製金具等による半剛接フレームでは、大地震に対しても充分な変形能力を持ち破壊するおそれはないが、小地震に対しては変形を一定以下に抑えることができないことが分かる。また半剛接フレームでは、剛接フレームに比べて層せん断力が低下している。
【0063】
図7(B)において曲線(ハ)は、L形やT形の鋼製金具を用いた半剛接フレームの特性を示し、曲線(ニ)は、通常のブレースの特性を示し、曲線(ホ)は、半剛接フレームと通常のブレースを組合わせた構造の特性を示す。
【0064】
図7(B)から分かるように、曲線(ハ)の半剛接フレーム、曲線(ニ)の通常のブレースを合成した曲線(ホ)で示す本発明の耐震構造では、小地震での変形制限を満足し、しかも大地震に至る前にブレースの座屈によって耐力が低下するものの破壊することがなく、大変形でも安定した耐力を保持することが分かる。
【0065】
図8において曲線(ヘ)は、L形やT形の鋼製金具を用いた半剛接フレームの特性を示し、曲線(ト)は、芯材を鋼管または鋼管コンクリートまたは鉄筋コンクリート座屈補剛した座屈拘束ブレースの特性を示し、曲線(チ)は、これらを合成した本発明に係る座屈拘束ブレースと半剛接フレームを結合した耐震構造の特性を示す。
【0066】
図8から分かるように、曲線(チ)で示す本発明の耐震構造では、小地震での変形制限を満足し、しかも大地震に至る前に破壊することがなく、かつ座屈による耐力低下を起こすこともなく、大変形でも安定した耐力を満足することが分かる。
【0067】
【発明の効果】
本発明は以上の構成であり、次の効果を有している。
【0068】
本発明は溶接剛接合構法と半剛接接合構法のそれぞれの長所のみを取り入れ、短所を除去して、加工コストが安く、大地震にも小地震にも円滑に対応できる耐震構造を実現できた。
【0069】
すなわち、本発明の耐震構造によると、ブレースから柱への鉛直力伝達機構と、ブレースから梁への水平力伝達機構と、梁から床構造への水平力伝達機構とを、柱・梁ブレースとの接合部および梁に組み込んで構築され、さらには、一つの接合部材によって、ブレースから柱への鉛直力伝達機構と、ブレースから梁への水平力伝達機構が構成されるので、従来のダイヤフラムが用いられる溶接剛接合構法とも、L形鋼製金具やT形鋼製金具のみが用いられる半剛接接合構法とも異なり、ダイヤフラムを用いない柱・梁接合と、初期剛性が高いブレース型耐震要素を組み合わせる際に、ブレースを柱の接合部分において、ブレースの鉛直方向力成分は柱表面に設けたせん断力伝達機構で処理し、水平方向力成分は床構造を介して伝達することにより、ダイヤフラムを付加せずに、ブレース型耐震要素を柱に接合している。
【0070】
したがって、本発明によると、ダイヤフラムがなく、初期剛性が高く、かつ塑性変形能力の高いフレームシステムを構築することにより、低コストで耐震性能の高い構造構造が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る耐震構造を適用したラーメン架構の第1例の正面図である。
【図2】本発明の実施形態1に係る耐震構造を適用したラーメン架構の第2例の正面図である。
【図3】本発明の実施形態1に係る耐震構造の分離斜視図である。
【図4】本発明の実施形態2に係る耐震構造の側面図であり、図5のA部の要部を拡大して示す図である。
【図5】(A)は、実施形態2に係る耐震構造の主要素である接合部材の斜視図、(B)は、前記耐震構造を適用したラーメン架構の正面図である。
【図6】(A)、(B)、(C)、(D)は、実施形態1、2の耐震構造が適用されたラーメン架構の4つの構成形態の説明図である。
【図7】(A)は、従来の耐震構造における作用をグラフで示す図、(B)は、本発明に係る耐震構造の作用をグラフで示す図である。
【図8】本発明に係る耐震構造の作用を従来例と比較してグラフで示す図である。
【図9】従来のダイヤフラム方式による柱・梁接合構造の説明図である。
【図10】(A)は、従来のピン接合例を示す斜視図、(B)、(C)は、従来の半接合構造の2例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 柱
1a 一側面
2 梁
3 フランジ
4 内ダイヤフラム
5 外ダイヤフラム
6 裏当て板
7 突合せ溶接
8 ガセットプレート
9 鉛直力・水平力伝達機構
10 ブレース
11 スプラインプレート
12 ボルト
13 L形鋼製金具
14 T形鋼製金具
15 溶接部
16 接合プレート
17 梁ウェブ
18 固定ボルト
20 ブレース材
21 鉛直力伝達機構
22 水平力伝達機構
23 床構造
24 水平力伝達機構
25 芯材
26 座屈拘束部材
27 芯材端部
28 ボルト挿通孔
29 柱付きガセットプレート
30 接合プレート
31 溶接
32 柱付きガセットプレート
33 シェアーコネクター
34 柱付き接合プレート
35 挟持部材
36 スプライスプレート
38 T形鋼製金具
38a 鉛直接合片
38b 直角接合片
40 接合部材
40a 鉛直プレート
40b 傾斜プレート
40c 鉛直ボルト接合端縁
40d 水平ボルト接合端縁
40e 鉛直ボルト接合用フランジ
40f 水平ボルト接合用フランジ
42 鉛直または水平力伝達機構

Claims (6)

  1. 鋼製柱と鋼製梁およびブレースからなる構造体において、柱側面に梁の端部が間隔をあけて配置されるとともに、前記梁の端部が接合プレートを介して前記柱側面に接合され、ブレースが柱および梁に接合される部位における梁上面または下面に、梁上面または下面に溶接されたガセットプレートと前記ブレースとをボルトまたは溶接接合することで、ブレースから梁に水平方向力を伝達できる第1水平力伝達機構設置され、ブレースが柱および梁に接合される部位における柱側面に、前記ガセットプレートと柱側面をボルトまたは溶接接合することで、ブレースから柱に鉛直方向力を伝達する鉛直力伝達機構が設置され、前記第1水平力伝達機構、前記鉛直力伝達機構及び前記接合プレートによって前記柱と前記梁と接合され、さらに、梁上面にシェアーコネクターが設けられることで、梁に当該梁から床構造に水平方向力を伝達できる第2水平力伝達機構設置され、前記柱と前記梁との接合にダイヤフラムを用いないことを特徴とする耐震構造。
  2. 鋼製柱と鋼製梁およびブレースからなる構造体において、柱側面に梁の端部が間隔をあけて配置されるとともに、前記梁の端部が金具を介して前記柱側面に接合され、柱と梁の双方にまたがる接合部材設置され前記接合部材は鉛直プレートを具備し、当該鉛直プレートの直角接合端縁に固着のボルト接合用プレートを介して梁上面または下面と柱側面とにボルト接合されるとともに、鉛直プレートと前記ブレースとがボルトまたは溶接接合されることで、前記ブレースから梁に水平方向力を伝達する第1水平力伝達機構と、前記ブレースから柱に鉛直方向力を伝達する鉛直力伝達機構とが構成され前記第1水平力伝達機構、前記鉛直力伝達機構及び前記金具によって前記柱と前記梁とが接合され、さらに、梁上面にシェアーコネクター設けられることで、梁に当該梁から床構造に水平方向力を伝達できる第2水平力伝達機構が設置され、前記柱と前記梁との接合にダイヤフラムを用いないことを特徴とする耐震構造。
  3. 前記耐震構造において、柱には箱形断面またはH断面を使用し、当該柱に接合されるブレース構面以外の梁はH形断面を使用し、柱へは梁ウェブのみの接合または、T形またはL形の鋼製金具を介して梁フランジを柱表面に接合する方式または、その組み合せとしたことを特徴とする請求項1又は2記載の耐震構造。
  4. 前記耐震構造において、ブレースは、芯材を鋼管または鋼管コンクリートまたは鉄筋コンクリートで座屈補剛した座屈拘束ブレースとした請求項1〜の何れか1項に記載の構造。
  5. 前記耐震構造において、柱に箱形断面を使用し、内部にコンクリートを充填した請求項1〜の何れか1項に記載の耐震構造。
  6. 前記梁はH形断面からなり、前記柱に溶接された接合プレートに対して梁ウエブがボルト接合されていることを特徴とする請求項1〜の何れか1項記載の耐震構造。
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