JPH09226562A - ブレーキ倍力装置 - Google Patents
ブレーキ倍力装置Info
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- JPH09226562A JPH09226562A JP8069345A JP6934596A JPH09226562A JP H09226562 A JPH09226562 A JP H09226562A JP 8069345 A JP8069345 A JP 8069345A JP 6934596 A JP6934596 A JP 6934596A JP H09226562 A JPH09226562 A JP H09226562A
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Abstract
第1支持部材7の内周部によって保持して、シェル2の
膨出部2Dの端面2bに圧接させている。第1支持部材
7の外周部にはシール部材34を連結してあり、そのシ
ール部材34を、負圧あるいは大気の導入口2Bよりも
外方側となるシェル2の壁面2Aに圧接させている。第
1支持部材7とそれに対向するシェル2の壁面2Aおよ
び膨出部2Dとの間の空間部、およびベローズ6のフロ
ント側の端部6bに形成した半径方向の間隙とによって
連通路8を構成している。 【効果】 連通路8をシェル2内に構成しているので、
シェルのフロント側外方に連通路用のスペーサを設けて
いた従来と比較すると、ブレーキ倍力装置1の全長を短
縮できる。
Description
し、より詳しくは所要時に自動ブレーキとして機能する
ブレーキ倍力装置に関する。
たブレーキ倍力装置として、次のような構成を備えたも
のは知られている。すなわち、シェル内に移動可能に設
けたバルブボディと、このバルブボディに設けたパワー
ピストンと、パワーピストンの前後に形成した定圧室お
よび変圧室と、上記定圧室内に配設されるとともにリヤ
側の端部をバルブボディに連結したベローズと、上記ベ
ローズの内部空間に負圧あるいは大気が導入されるのを
許容する導入口とを備えたブレーキ倍力装置は知られて
いる(例えば特開平4−185571号公報)。
キ倍力装置は、それまでのブレーキ倍力装置よりもベロ
ーズの径を小さくすることにより、ベローズ内に圧力流
体を導入して自動ブレーキとしてブレーキ倍力装置を作
動させた際の損失加重を低減させるようにしている。し
かるに、上記従来のブレーキ倍力装置では、ベローズを
小径にしたことに伴って、上記導入口をシェルのフロン
ト側軸部に膨出した筒状部とそれを貫通する出力軸との
間の空間によって構成していたものである。また、それ
に伴って、シェルのフロント側の外方にスペーサを取り
付けて、このスペーサに上記導入口と圧力流体側の導管
とを連通させるための連通路を形成していたものであ
る。このように、上述した従来のブレーキ倍力装置で
は、ベローズを小径にしたことに伴って、上記スペーサ
をシェルのフロント側に取り付ける必要があったので、
ブレーキ倍力装置の全長が長くなるという欠点が指摘さ
れていたものである。
本発明は、シェル内に移動可能に設けたバルブボディ
と、このバルブボディに設けたパワーピストンと、パワ
ーピストンの前後に形成した定圧室および変圧室と、上
記定圧室内に配設されるとともにリヤ側の端部をバルブ
ボディに連結したベローズと、シェルのフロント側の軸
部に形成されて、該シェルのリヤ側に向けて膨出する膨
出部と、シェルにおける上記膨出部よりも半径方向外方
に形成されて、上記ベローズの内部空間に負圧あるいは
大気が導入されるのを許容する導入口とを備え、また、
上記シェルの膨出部は、リヤ側に向けて伸びる筒状部
と、この筒状部のリヤ側端部から半径方向内方に伸びる
端面とを備えたブレーキ倍力装置において、上記定圧室
内に環状の第1支持部材を配置して、この第1支持部材
の外周側の部分と上記導入口よりも半径方向外方側とな
るシェルの壁面との間をシール部材によって気密を保持
し、また、上記第1支持部材の内周側の部分によって上
記ベローズのフロント側の端部を気密を保持して保持
し、かつ、その状態で上記膨出部の端面にベローズのフ
ロント側の端部を圧接させて、上記第1支持部材とそれ
に対向するシェルの壁面および上記膨出部との間の空間
と、上記ベローズのフロント側の端部に形成した半径方
向の間隙とによって、上記導入口とベローズの内部空間
とを連通させる連通路を構成したものである。
内に構成することができる。そのため、上述した従来の
ようなスペースを設けることなくベローズを縮径するこ
とができる。したがって、上記従来のものと比較する
と、倍力装置の全長を短縮することができる。
と、図1において、ブレーキ倍力装置1のシェル2内に
は筒状のバルブボディ3を摺動自在に設けてあり、この
バルブボディ3のフロント側の外周部にパワーピストン
4を連結している。パワーピストン4の背面にはダイア
フラム5を張設してあり、このダイアフラム5の前後に
定圧室Aと変圧室Bを形成している。定圧室A内にはベ
ローズ6を配設してあり、ベローズ6のフロント側の端
部6bは、環状の第1支持部材7によってシェル2の壁
面2Aの軸部に連結してあり、他方、ベローズ6のリヤ
側の端部6aは、環状の第2支持部材9によってバルブ
ボディ3におけるフロント側の内周部に連結している。
そして、このベローズ6によって上記定圧室A内をベロ
ーズ6の内部空間となるベローズ室Cとその外方側の空
間とに区画している。このベローズ室Cは、後述する連
通路8を介してシェル2に設けた導入口2Bと連通させ
ている。バルブボディ3内には定圧室Aと変圧室Bとの
連通状態を切り換える従来公知の弁機構11を設けてい
る。この弁機構11は、バルブボディ3に形成した環状
の第1弁座12と、この環状の第1弁座12よりも内側
で上記バルブボディ3に摺動自在に設けた弁プランジャ
13に形成した環状の第2弁座14と、さらに両弁座1
2、14にばねによって着座される弁体15とを備えて
いる。上記第1弁座12とそれに接離する弁体15の環
状シート部とによって真空弁16を構成してあり、ま
た、第2弁座14とそれに接離する弁体15の環状シー
ト部とによって大気弁17を構成している。上記真空弁
16よりも外周側の空間は、バルブボディ3に形成した
定圧通路18を介して上記ベローズ室Cに連通してい
る。ベローズ室Cよりも外方側となる定圧室A内は導管
19を介して図示しない負圧源と常時連通しており、し
たがって、ベローズ室Cよりも外方側となる定圧室A内
には常時負圧が導入されている。シェル2のフロント側
の壁面2Aにおける支持部材7と対向する位置には、導
入口2Bを設けてあり、また、シェル2の壁面2Aにお
けるベローズ室Cの外方となる定圧室Aに臨む位置に
は、別の接続口2Cを形成している。そして、導管21
の一端を接続口2Cに接続するとともに、導管21の他
端を導入口2Bに接続している。導管21の途中には図
示しない制御装置によって作動される電磁切換弁22を
設けている。図1に示した電磁切換弁22の非作動状態
では、導管21を介してベローズ室Cとその外方側の定
圧室Aとが連通するので、ベローズ室Cを含めた定圧室
Aの全域に負圧が導入されている。次に、弁機構11の
真空弁16よりも内周側で、かつ大気弁17よりも外周
側の空間は、バルブボディ3に形成した半径方向の変圧
通路23を介して変圧室Bに連通している。さらに、大
気弁17よりも内周側の空間は、バルブボディ3のリヤ
側の内周面によって構成した大気通路24およびそこに
設けたフィルタ25を介して大気に連通させている。弁
プランジャ13の右端部は、図示しないブレーキペダル
に連動させた入力軸26に連結してあり、弁プランジャ
13の左端部は、リアクションディスク27に対向させ
ている。このリアクションディスク27は、出力軸28
のリヤ側に位置する基部に設けた凹陥部28a内に収納
している。出力軸28の凹陥部28aは、バルブボディ
3の内周部にフロント側にむけて突設した環状突起3a
に摺動自在に嵌装している。凹陥部28aを設けた出力
軸28の基部には、フロント側から環状のリテーナ31
を嵌装するとともに、このリテーナ31をバルブボディ
3の内周部に嵌合させている。これにより、凹陥部28
aを設けた出力軸28の基部が環状突起3aから脱落し
ないようにしている。他方、出力軸28の左端部は、シ
ェル2の壁面2Aの開口を貫通させたマスターシリンダ
32のピストン32aに連動させている。また、ベロー
ズ室Cの外方側となる定圧室A内にはリターンスプリン
グ33を配設してあり、このリターンスプリング33の
弾撥力によってバルブボディ3を図示非作動位置に位置
させるようにしている。しかして、本実施例は、ベロー
ズ6のフロント側の端部6bおよびリヤ側の端部6a
を、次のようにしてシェル2およびバルブボディ3に連
結することにより、ベローズ6として小径のものを採用
できるようにしたものである。すなわち、本実施例にお
けるシェル2のフロント側の壁面2Aの軸部には、リヤ
側に向けて(内方にむけて)膨出させた膨出部2Dを形
成してあり、この膨出部2Dは、軸方向リヤ側に伸びる
筒状部2aと、この筒状部2aのリヤ側端部から半径方
向内方に伸びる端面2bとから構成している。そして、
膨出部2D内にフロント側から序来マスタシリンダ32
のハウジングを嵌合させてあり、また端面2bの軸部に
形成した開口にマスタシリンダ32のピストン32aを
貫通させている。図2ないし図3にも示すように、第1
支持部材7は、実質的なフロント側端部となり、半径方
向外方に伸びるフランジ部7aと、実質的なリヤ側端部
となり、半径方向内方に伸びる半径方向部7bと、それ
らフランジ部7aと半径方向部7bとを接続する筒状の
軸方向部7cとを備えている。 軸方向部7cには、円
周方向等間隔位置となる4箇所に半径方向外方にむけて
膨出する拡径部7eを形成している。このように構成す
ることにより、各拡径部7eの内方側に、軸方向部7c
の内周面よりも外方側に位置する軸方向の空間部が形成
されている。また、フランジ部7aにおける外周部に近
い箇所は、リヤ側に膨出させた環状突起7dとしてあ
り、上記半径方向部7bの内周縁は、半径方向外方側に
折返して剛性を高めている。そして、第1支持部材7に
おける内周縁(半径方向部7bの内周縁)によって、厚
肉としたベローズ6のフロント側の端部6bをリヤ側か
ら気密を保持して保持し、その状態の第1支持部材7軸
方向部7cを、シェル2の膨出部2Dの筒状部2aに圧
入すると同時に、上記ベローズ6のフロント側の端部6
bをシェル2の膨出部2Dの端面2Bにリヤ側から圧接
させている。またこの時には、第1支持部材7の外周部
(フランジ部7aの外周部)に保持した環状のシール部
材34が、上記導入口2Bよりも半径方向外方側となる
シェル2の壁面2Aに当接するようになっている。この
シール部材34によってシェル2の壁面2Aと第1支持
部材7の外周部(フランジ部7aの外周部)との間の気
密を維持している。この状態では、図1に示すように、
第1支持部材7の各拡径部7eとシェル2の筒状部2a
との間には、軸方向の間隙が形成されており、また第1
支持部材7のフランジ部7aとそれに対向するシェル2
の壁面との間には、半径方向の間隙が維持されている。
さらに、本実施例では、ベローズ6のフロント側の端部
6bには、円周方向等間隔位置にフロント側にむけて膨
出する多数の突起6cを形成してあり、この突起6cが
膨出部2Dの端面に圧接されるようになっている。これ
により、これら隣り合う突起6cの間には、半径方向に
伸びる間隙が形成されている。そして、本実施例では、
上述したシェル2の壁面2Aと第1支持部材7との間の
間隙およびベローズ6のフロント側の端部6bに形成さ
れる半径方向の間隙とによって、連通路8を構成してあ
り、上述したように、この連通路8によって、導入口2
Bとベローズ室Cとを連通させるようにしている。この
状態では第1支持部材7の外周部に取り付けたシール部
材34もシェル2の壁面2Aに密着し、それによって、
第1支持部材7の外周部とシェル2の壁面2Aとの間の
気密が保持されている。さらに、本実施例では、リター
ンスプリング33は、上記ベローズ6を囲繞させて配置
してあり、第1支持部材7の環状突起7dの隣接内方位
置にリターンスプリング33のフロント側の端部を圧接
させている。これにより、第1支持部材7の外周部に取
り付けたシール部材34はシェル2の壁面2Aに強く圧
接されており、それによって、シェル2の壁面2Aと第
1支持部材7との間の気密が確実に保持されている。次
に、ベローズ6のリヤ側の端部6aの連結構造について
説明する。本実施例のバルブボディ3におけるフロント
側の内周部には、上記環状突起3aよりもフロント側
に、順次フロント側が拡径する環状段部を形成してい
る。そして、上記定圧通路18の一部を構成し、かつ出
力軸28の基部の隣接外方位置となるバルブボディ3の
段部端面3bに、出力軸28用のリテーナ31のリヤ側
端部をフロント側から当接させている。図4ないし図6
に拡大して示したように、本実施例のリテーナ31は、
軸方向に伸びる軸方向部31aと、この軸方向部31a
のフロント側端部から半径方向内方に伸びる半径方向部
31bと備えている。軸方向部31aにおける円周方向
4か所には、半径方向外方に膨出する拡径部31cを突
設している。隣合う拡径部31cの間の位置となる軸方
向部31aのフロント側の部分は切欠き部31dとして
いる。また、半径方向部31bの軸部には、上記出力軸
28が貫通する貫通孔を形成してあり、半径方向部31
bにおける各拡径部31cとの隣接位置にはそれぞれ台
形状の貫通孔31eを形成している。このように構成し
たリテーナ31を、出力軸28のフロント側の外周部に
嵌装するとともに、リテーナ31の軸方向部31aを出
力軸28の基部に嵌装し、その状態において、リテーナ
31の軸方向部31aのリヤ側端部をバルブボディ3の
段部端面3bに当接させている。また、この時には、リ
テーナ31の拡径部31cが段部端面3bのフロント側
となるバルブボディ3の内周部に嵌合されるようになっ
ている。上述のようにリテーナ31をバルブボディ3に
取り付けることにより、リテーナ31の拡径部31cの
内方側の空間部によって定圧通路18の一部が構成され
るようになっている。次に、ベローズ6のリヤ側の端部
6aは厚肉にしてあり、その端部6aを、環状の第2支
持部材9における内周部によってフロント側から保持し
ている。そして、その様に第2支持部材9に保持したベ
ローズ6のリヤ側の端部6aを、上記リテーナ31の拡
径部31cを嵌合したバルブボディ3の内周部に嵌合す
ると同時に、上記リテーナ31における貫通孔31eよ
りも外方位置となる半径方向部31cに当接させてい
る。これにより、バルブボディ3の内周部とベローズ6
のリヤ側の端部6aとの間の気密を保持している。ま
た、これにより、ベローズ室Cと真空弁16とが定圧通
路18を介して連通するようになっている。上記第2支
持部材9の外周部には、リヤ側に膨出する環状溝9aを
形成してあり、またその隣接内方位置にはフロント側に
膨出する環状溝9bを形成している。そして、上記内方
側の環状溝9bをバルブボディ3におけるフロント側の
端部となる縁部にフロント側から係合させてあり、その
状態における第2支持部材9の環状溝9aに上記リター
ンスプリング33のリヤ側の端部を当接させている。こ
れにより、第2支持部材9はバルブボディ3に係合した
状態を維持されており、それによって、ベローズ6のリ
ヤ側の端部6aがバルブボディ3の内周部から脱落する
のが防止されている。 (作動説明)以上の構成において、図示非作動状態で
は、導管21、導入口2Bおよび連通路8を介してベロ
ーズ室Cとその外方の定圧室Aとが連通しているので、
それらの内部には負圧が導入されている。また、非作動
状態のブレーキ倍力装置1は、従来公知のように、真空
弁16が開放される一方、大気弁17が閉鎖されている
ので、変圧室B内にも負圧が導入されている。したがっ
て、この非作動状態から図示しないブレーキペダルが踏
み込まれて入力軸26が前進されると、ブレーキ倍力装
置1の大気弁17が開放される一方、真空弁が16が閉
鎖されるので、ベローズ室Cを含めた定圧室Aと変圧室
Bとの間に差圧が生じて、従来周知の通りブレーキ倍力
装置1が作動されて、ブレーキペダルの踏力に応じたブ
レーキ液圧を発生させることができる。次に、ブレーキ
倍力装置1を自動ブレーキとして作動させるときには、
図示非作動状態から制御装置によって電磁切換弁22を
作動させる。すると、ベローズ室Cとそれよりも外方側
の定圧室A内の連通は遮断される一方、ベローズ室C内
に大気が導入される。ベローズ室C内の大気は、定圧通
路18および変圧通路23を経由して変圧室B内に導入
されるので、ブレーキペダルを操作することなくブレー
キ倍力装置1を作動させて自動ブレーキとしての機能を
得ることができる。上述のように、本実施例において
は、ベローズ6のフロント側の端部6bを第1支持部材
7によって、シェル2の膨出部2Dの端面2bに当接さ
せることにより、上述した連通路8を構成している。ま
た、ベローズ6のリヤ側の端部6aも上述した連結構造
によって、バルブボディ3の内周部に連結するようにし
ている。換言すると、本実施例では、導入口2Bの位置
よりも半径方向内方側となる膨出部2Dの端面2bの位
置にベローズ6のフロント側の端部6bを位置させるこ
とができる。そのため、導入口2Bの位置よりも半径方
向外方位置にベローズ6のフロント側の端部6bを位置
させていた従来と比較すると、ベローズ6の外径を大幅
に縮径させることができる。また、ベローズ6のリヤ側
の端部6aも上述した連結構造としているので、縮径し
たベローズ6のリヤ側の端部6aによって定圧通路18
が閉鎖されることはない。このように、本実施例は、ベ
ローズ6として小径のものを採用できるので、ブレーキ
倍力装置1が作動された際に、バルブボディ3の前進作
動に対するベローズ6による抵抗を小さくすることがで
き、したがって、ブレーキ倍力装置1が作動された際の
損失荷重を低減させることができる。また、上述したよ
うに、ベローズ6のリヤ側の端部は、第2支持部材9の
内周部に包み込んだ状態でバルブボディ3の内周部に嵌
合されるので、バルブボディ3が損傷するようなことは
ない。また、本実施例では、連通路8をシェル2の壁面
2Aと第1支持部材8との間に上述した様に構成してい
る。つまり、連通路8はシェル2内に構成しているの
で、上述した従来のようにシェル2のフロント側外方に
連通路用のスペーサを設ける必要がなく、したがって、
このような従来に比較して、ブレーキ倍力装置1の全長
を短縮することができる。 (第2実施例)次に、図7は本発明の第2実施例を示し
たものである。この第2実施例は、第1支持部材7の構
造を変更するとともに、ベローズ6のリヤ側の端部6a
の連結構造等を変更したものである。すなわち、この第
2実施例の第1支持部材7は、概略フランジ状をしたフ
ロント部材41と、このフロント部材41に一体に連結
した略円錐形状をしたリヤ部材42とによって構成して
いる。フロント部材41の内周部には円周方向等間隔位
置に複数の係合爪41aを形成してあり、またフロント
部材41における半径方向部には複数の貫通孔41bを
穿設している。他方、リヤ部材42における実質的なフ
ロント側端部となる半径方向部を、上記複数の貫通孔4
1bよりも外方側となるフロント部材41の半径方向部
に接合することで、両部材41,42を一体に連結して
いる。そして、このリヤ部材42の外周部にシール部材
34を保持するとともに、リヤ部材42の内周縁によっ
てベローズ6のフロント側の端部6bを保持し、その状
態において、フロント部材41を筒状部2aに嵌装し
て、係合爪41aを筒状部2aに係止させている。ま
た、それと同時に、シール部材34をシェル2の壁面に
当接させるとともに、シェル2の膨出部2Dの端面2b
に当接させている。そして、この第2実施例では、シェ
ル2の壁面2Aと第1支持部材7との間の空間部、第1
支持部材7のフロント部材41の貫通孔41b、両部材
41,42の間の空間、膨出部2Dと第1支持部材7の
リヤ部材42との間の空間およびベローズ6のフロント
側の端部6bの半径方向の間隙とによって連通路8を構
成している。また、上述した第1実施例ではマスタシリ
ンダ32のピストン32aを膨出部2Dに挿通して、そ
のピストン32aの凹部に出力軸28のフロント側を挿
入していたが、この第2実施例では、出力軸28そのも
のを膨出部2Dに貫通させてシェル2の外方に突出させ
ている。それに伴って、膨出部2Dには従来公知のシー
ル部材43を装着してあり、それによって、出力軸28
と膨出部2Dとの間の気密を保持している。また、この
第2実施例におけるバルブボディ3は、上記第1実施例
のものと比較すると、フロント側内周部の段部を減らし
て簡略化した構造にしている。そして、従来公知の板状
のリテーナ31を出力軸28にフロント側から嵌装した
後、定圧通路18の隣接外方側となるバルブボディ3の
段部端面3bの内周側に当接させている。なお、リテー
ナ31の所要位置には貫通孔を穿設して、定圧通路18
とベローズ室Cが連通できるようにしている。そして、
ベローズ6におけるリヤ側の端部6Aを第2支持部材9
の内周部によってフロント側から保持して、上記段部端
面3bの外周側に当接させている。また、第1実施例と
同様に、第2支持部材9の外周部と第1支持部材7とに
わたってリターンスプリング33を弾装している。これ
によって、シール部材34をシェル2の壁面に圧接させ
て、その部分の気密を保持し、かつベローズ6のリヤ側
の端部6aを段部端面3Bに強く圧接させて、その部分
の気密を保持している。なお、バルブボディ3のフロン
ト側の内周部を簡略化したことに伴って、上記第2支持
部材9の形状も、第1実施例に比較して簡略化した構成
としている。その他の構成は、上述した第1実施例と同
じである。このような構成の第2実施例であっても、上
述した第1実施例と同様の作用効果を得ることができ
る。
比較してブレーキ倍力装置の全長を短縮することができ
るという効果が得られる。
ィ 4 パワーピストン 6 ベローズ 6a ベローズのリヤ側の端部 6b ベローズ
のフロント側の端部 7 第1支持部材 8 連通路 34 シール部材 A 定圧室 B 変圧室 C ベローズ室
Claims (4)
- 【請求項1】 シェル内に移動可能に設けたバルブボデ
ィと、このバルブボディに設けたパワーピストンと、パ
ワーピストンの前後に形成した定圧室および変圧室と、
上記定圧室内に配設されるとともにリヤ側の端部をバル
ブボディに連結したベローズと、シェルのフロント側の
軸部に形成されて、該シェルのリヤ側に向けて膨出する
膨出部と、シェルにおける上記膨出部よりも半径方向外
方に形成されて、上記ベローズの内部空間に負圧あるい
は大気が導入されるのを許容する導入口とを備え、ま
た、上記シェルの膨出部は、リヤ側に向けて伸びる筒状
部と、この筒状部のリヤ側端部から半径方向内方に伸び
る端面とを備えたブレーキ倍力装置において、 上記定圧室内に環状の第1支持部材を配置して、この第
1支持部材の外周側の部分と上記導入口よりも半径方向
外方側となるシェルの壁面との間をシール部材によって
気密を保持し、また、上記第1支持部材の内周側の部分
によって上記ベローズのフロント側の端部を気密を保持
して保持し、かつ、その状態で上記膨出部の端面にベロ
ーズのフロント側の端部を圧接させて、上記第1支持部
材とそれに対向するシェルの壁面および上記膨出部との
間の空間と、上記ベローズのフロント側の端部に形成し
た半径方向の間隙とによって、上記導入口とベローズの
内部空間とを連通させる連通路を構成したことを特徴と
するブレーキ倍力装置。 - 【請求項2】 上記ベローズの内方側には出力軸を配設
してあり、この出力軸のリヤ側に形成した基部の凹陥部
を上記バルブボディに形成した環状突起に摺動自在に嵌
装してあり、上記出力軸の基部には環状のリテーナが嵌
装されて、バルブボディの環状突起から脱落するのが防
止されており、また上記定圧室内に環状の第2支持部材
を配置して、この第2支持部材の内周部によって上記ベ
ローズのリヤ側の端部を保持して、該ベローズのリヤ側
の端部をバルブボディの内周部に嵌合し、かつ、上記リ
テーナにフロント側から圧接させてあり、さらに、上記
定圧室内にはバルブボディを非作動位置に位置させるリ
ターンスプリングを設けてあり、このリターンスプリン
グのフロント側の端部を上記第1支持部材にリヤ側から
圧接させるとともに、リターンスプリングのリヤ側の端
部を上記第2支持部材の外周側の部分にフロント側から
圧接させたことを特徴とする請求項1に記載のブレーキ
倍力装置。 - 【請求項3】 上記リテーナは、上記ベローズのリヤ側
の端部が当接する半径方向部と、それから連続して軸方
向に伸びる円筒状の軸方向部と、さらにこの軸方向部に
形成されて、リテーナの前後の空間部を連通させる間隙
部とを備えることを特徴とする請求項2に記載のブレー
キ倍力装置。 - 【請求項4】 上記定圧室内には環状の第2支持部材を
設けてあり、この第2支持部材の内周部によって上記ベ
ローズのリヤ側の端部を保持して、該ベローズのリヤ側
の端部をバルブボディの内周部に形成した段部端面にフ
ロント側から圧接させてあり、さらに、上記定圧室内に
はバルブボディを非作動位置に位置させるリターンスプ
リングを設けてあり、このリターンスプリングのフロン
ト側の端部を上記第1支持部材にリヤ側から圧接させる
とともに、リターンスプリングのリヤ側の端部を上記第
2支持部材の外周側の部分にフロント側から圧接させた
ことを特徴とする請求項1に記載のブレーキ倍力装置。
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