JPH0920487A - エレベータの乗場 - Google Patents

エレベータの乗場

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JPH0920487A
JPH0920487A JP16968195A JP16968195A JPH0920487A JP H0920487 A JPH0920487 A JP H0920487A JP 16968195 A JP16968195 A JP 16968195A JP 16968195 A JP16968195 A JP 16968195A JP H0920487 A JPH0920487 A JP H0920487A
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JP
Japan
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door
landing
hall
elevator
elevator hall
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JP16968195A
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Inventor
Naoshi Matsuo
尚士 松尾
Tomiyasu Fujimori
富泰 藤森
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】戸閉時における乗場戸と三方枠や敷居との間の
すきまを減らし、遮音性能と遮蔽性能を上げる。 【構成】敷居2Aに形成された溝の戸当り側を乗場側に
寄せて戸袋側と傾斜させる。ハンガレール10A,10Bも
同様に戸当り側を乗場側に寄せるとともに、下方に傾斜
させて敷居2A,2Bと乗場戸1A,1B間の戸閉時の
すきまを減らす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータの乗場
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエレベータの乗場の一例を図13の
横断面に示す。図13において、乗場19の建家壁20には、
三方枠3が縦設され、乗場19の先端には、乗場の敷居22
が水平に敷設されている。この敷居22の上面には、敷居
溝22aが形成され、この敷居溝22aには、三方枠3の背
面に縦設された両開き2枚戸形の乗場戸21A,21Bの下
端に垂設された図示しない複数のガイドシューが遊嵌し
ている。
【0003】このように構成されたエレベータの乗場に
おいては、乗場戸21A,21Bの戸袋側の前面と三方枠3
の背面との間には、法令(昭和56年建設省告示第1111
号)で最大6mmのすきまG3が許容されている。しか
し、エレベータの製造者は、余裕を見込んですきまG3
を5mm以下に抑えている。
【0004】このすきまG3は、乗場19から昇降路に通
じている関係上、安全上はなるべく狭い方が望ましいの
であるが、構成部品の製作誤差や据付工事の誤差を考慮
して、上述した値に決められている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
構成されたエレベータの乗場においては、昇降路を昇降
するかごによって、乗場19からすきまG3を経て空気が
昇降路に流入するときに、風切音が発生する。
【0006】また、或る階床で万一火災が発生すると、
この火災で発生した煙がすきまから昇降路に流入し、こ
の昇降路から他の階に流入するおそれもある。そこで、
本発明の目的は、乗場戸と三方枠や敷居などとの間に形
成されたすきまを減らし、風切音の発生や煙の流出入を
防ぐことのできるエレベータの乗場を得ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明の
エレベータの乗場は、乗場の先端に敷設された敷居の溝
に遊嵌する複数のガイドシューを介して乗場戸が立設さ
れ、この乗場戸の上端にハンガ板が立設され、このハン
ガ板の乗場側に突設された複数のローラが上面を転動す
るレールが乗場の上部に横設されたエレベータの乗場に
おいて、敷居に形成された溝とレールの戸当り側を乗場
側に近接させ傾斜させて設けたことを特徴とする。
【0008】また、請求項2に記載の発明のエレベータ
の乗場は、レールの戸当り側を下方に、戸袋側を上方に
傾斜させたことを特徴とする。
【0009】また、請求項3に記載の発明のエレベータ
の乗場は、複数のガイドシュー及びローラの戸当り側を
乗場側に近接させて設けたことを特徴とする。
【0010】また、請求項4に記載の発明のエレベータ
の乗場は、乗場戸を中央両引き戸としたことを特徴とす
る。
【0011】また、請求項5に記載の発明のエレベータ
の乗場は、片側の乗場戸の戸当り面にパッキンを設けた
ことを特徴とする。
【0012】さらに、請求項6に記載の発明のエレベー
タの乗場は、乗場戸を片引き複数戸とし、隣接部にL字
形の重なり部を形成したことを特徴とする。
【0013】この結果、請求項1に記載の発明において
は、敷居とレールに案内されて閉じられた乗場戸と三方
枠の後端面との間に僅かなすきまを形成する。また、請
求項2に記載の発明においては、レールに案内されて閉
じられた乗場戸の下端と敷居との間に僅かなすきまを形
成する。
【0014】また、請求項3に記載の発明においては、
開閉される乗場戸を三方枠の後端に対して平行に移動さ
せる。また、請求項4に記載の発明においては、乗場の
先端の中央で戸当り側が閉じられた乗場戸と三方枠の間
に僅かなすきまを形成する。さらに、請求項5及び請求
項6に記載の発明においては、閉状態における昇降路と
乗場との間の遮音性能を向上させる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明のエレベータの乗場
の一実施例を図面を参照して説明する。図1は、本発明
のエレベータの乗場の第1の実施例を示す図で、請求項
1〜4に対応し、両開き2枚戸形の乗場戸を後方(かご
側)から見た図を示す。また、図2は、図1のA−A断
面図を示す。
【0016】図1及び図2において、左右の乗場戸1
A,1Bの上方には、図示しない昇降路の内面にヘッダ
板4が固定され、このヘッダ板4のかご側には、レール
10A,10Bが図3で後述するように横に固定されてい
る。なお、左右の戸袋側に一点鎖線で示した乗場戸1
A,1Bは、開状態の位置を示す。
【0017】レール10A,10Bの上面には、一対のハン
ガローラ6が図1において示され、このハンガローラ6
は、乗場戸1A,1Bの上端に下端が固定されたハンガ
板14A,14Bの上部の乗場側に対して、図示しない段付
ピンを介して回転自在に設けられている。
【0018】図2で示した敷居2A,2Bは、戸当り側
の互いの接続部が乗場側に対して図2に示す約4mmの寸
法G2だけ突き出ており、前述したレール10A,10B
も、互いの接続部が下側に僅かに低くなるように取り付
けられ、かつ、接続部とヘッダ板4との間隔は、戸袋側
の端部とヘッダ板4との間に形成された間隔よりも僅か
に狭くなっている。
【0019】図3(a)は、図1で示したヘッダ板4と
このヘッダ板4のかご側に固定されたレール10A,10B
の平面拡大図を示す。また、図3(b)は、図1で示し
たヘッダ板4の左側面拡大図を示し、図3(c)は、図
3(a)の前面図を示す。
【0020】図3(a),(b),(c)において、左
右のレール10A,10Bは、左右端の戸袋側は、従来と同
様の高さに設けられているが、中央の戸当り側は、戸袋
側と比べて約4mmのG1だけ低くなっている。
【0021】また、左右のレール10A,10Bの戸当り側
をヘッダ板4に固定する座10aの長さは、従来のレール
を固定する座と比べて約4mm短くなっている。すなわ
ち、左右のレール10A,10Bの戸当り側は、乗場側に突
き出ている。
【0022】一方、図3(d)は、図2で示した敷居2
A,2Bのみを示した平面図であるが、戸当り側の端部
は、従来の技術で示した図12の敷居22と比べて符号G2
で示すように約4mm乗り側に突き出して敷設されてい
る。
【0023】なお、図3(e)は、図3(d)の前面図
を示し、昇降路の内壁の乗場側には、L字形のブラケッ
ト16Aが対称的に固定され、このブラケット16Aの対向
面に対して敷居取付金物15の両端が固定され、この敷居
取付金物15の上面に対して、敷居2A,2Bが固定さ
れ、この敷居2A,2Bの両端は、大形のブラケット16
Bで昇降路の内面に固定されている。
【0024】図4(a)は、ヘッダ板4の両端上部に固
定される連結ロープローラ11の取付状態を示す図、図4
(b)は、図4(a)の右側面図である。図4(a),
(b)において、ヘッダ板4の両端上部の下面には、U
字状に形成された取付ブラケット12の上端が固定され、
この取付ブラケット12の下部には、軸11aが貫設され、
連結ロープローラ11は、軸11aを介して取付ブラケット
12に回転自在に収納されている。
【0025】この取付ブラケット12も、戸当り側は図3
で示す寸法G2に対応する角度だけ戸当り側を乗場側に
ずらして取り付けられている。
【0026】図5は、図1で示したハンガ板14Aとこの
ハンガ板14Aに間隔板14aを介して上端が固定され懸架
された乗場戸1Aの上端を示す拡大詳細図である。図5
に示すように、レール10Aは、図3(c)で述べたよう
に戸当り側が僅かに下側となるようにヘッダ板4に固定
されているので、ハンガ板14Aのヘッダ板4の側に設け
られたハンガローラ6も、レール10Aの勾配と一致する
ように戸当り側が僅かに下側となるように取り付けら
れ、ハンガ板14Aに軸を介して設けられた補助ローラ7
も同様となっている。
【0027】図6は、図2で示した乗場戸1Aと、この
乗場戸1Aの下端に垂設されたガイドシュー5の取付状
態を示す拡大詳細図で、左側の戸袋側に垂設されたガイ
ドシュー5が固定される取付座5aの厚みは、右側の戸
当り側に垂設されるガイドシュー5を固定する取付座5
bの厚みと比べて厚くなっており、各取付座5a,5b
の取付面は、図3(d)で示した敷居2Aの溝2aと同
様に左側が高い斜面となっている。
【0028】図7は、図1で示したハンガ板14Bの乗り
かご側に取り付けられた乗場戸鎖錠部を示す側面図で乗
場戸14Bが開状態を示す図、図8(a)は、図7の平面
図、図8(b)は、乗場戸14Bが閉状態の図8(a)の
前面図である。
【0029】図8(a)に示すように、乗場戸14Bが開
状態では、ラッチ13やローラ18などで構成された乗場戸
鎖錠部17のラッチ13の先端には、接触板13aが示され、
この接触板13aの先端は、ハンガ板14Bに垂設された取
付板に固定された接点に接触している。
【0030】このように構成されたエレベータの乗場に
おいては、図1及び図2の実線で示すように、閉状態の
乗場戸1A,1Bが図示しないかご戸と同期して開動作
するときには、乗場戸1A,1Bの上端に固定されたハ
ンガ板14A,14Bの乗場側に設けられた各ハンガローラ
6が、図1及び図3(c)に示すように戸袋側を上方に
して傾斜させて横設されたハンガレール10A,10Bに従
って上昇することで、開状態においては、図1の一点鎖
線で示すように上昇し、各乗場戸1A,1Bの下端と敷
居2A,2Bの上端面との間には、従来と同様に約5mm
のすきまG1が形成される。
【0031】この移動・上昇の過程において、各乗場戸
1A,1Bの下端は、この乗場戸1A,1Bの下端に垂
設された各ガイドシュー5Aが、このガイドシュー5A
の下部が遊嵌した敷居2A,2Bの溝2a,2bに従
い、かご側に移動する。
【0032】同じく、各乗場戸1A,1Bの上端は、こ
の上端に立設されたハンガ板14A,14Bに突設された各
ハンガローラ6が、図3(a)に示すように戸袋側がか
ご側に突き出たハンガレール10A,10Bに従って、かご
側に移動して、各乗場戸1A,1Bの前端面と三方枠3
の後端面との間には、従来の技術で示した図13で示すす
きまが形成される。
【0033】また、開状態の各乗場戸1A,1Bが閉動
作及び開動作する過程及び閉動作完了並びに開動作完了
状態において、各乗場戸1A,1Bは、各乗場戸1A,
1Bの下端に垂設されたガイドシュー5Aが、図6の横
断面拡大図に示すように、戸当り側と戸袋側とのかご側
での突き出し高さを変えることで、また、ガイドローラ
6の位置もガイドシュー5Aと同様に位置することで、
かごと平行状態を維持した状態で移動する。
【0034】したがって、閉状態においては、上部の乗
場戸鎖錠部17が従来と同様に接触片を含めて動作すると
ともに、閉状態では従来と同様に、乗場から見た意匠を
維持することができる。
【0035】図9は、本発明のエレベータの乗場の第2
の実施例を示す部分横断面図で、図6に対応する図であ
る。図9において、図6と異るところは、乗場戸1Cの
幅が広く、且つ、ガイドシュー5BがT形で4個取り付
けられた場合を示す。図9においても、乗場戸1Cの裏
面に溶接された取付座5b1,5b2,5b3,5b4
は、戸袋側となる左端の取付座5b1が高く、他は順に
低くなって、右端の戸当り側が最低となっている。
【0036】なお、各ガイドシュー5Bは、図9(b)
に示すように、乗場戸1Cに溶接された各取付座5b
1,5b2,5b3,5b4に固定される図9(b)で
示す固定板5cと、この固定板5cの下部に挿入され固
定された略円筒状のシュー5dで構成されている。
【0037】図10(a)は、本発明のエレベータの乗場
の第3の実施例を示す部分横断面を示す図で、請求項5
に対応し、乗場戸の戸当り部を示す。図10(a)におい
て、左側に示した乗場戸1Dの戸当り側には、内側に折
り曲げた一対の曲げ部1dが形成されている。この曲げ
部1dの間には、断面U字状に形成されたゴム固定板8
が挿入され、各曲げ部1dに固定されている。
【0038】ゴム固定板8には、ウレタンゴムの発泡材
で製作された角柱状のパッキン9Aが接着剤で固定さ
れ、このパッキン9Aの図10において右端面は、乗場戸
1Dの右端面から1mm程度突き出ている。
【0039】このように構成されたエレベータの乗場に
おいては、乗場戸1D,1Eの戸当り面をパッキン9A
によって完全に塞ぐことができるので、遮音効果が上が
るだけでなく、例えば火災で発生した煙の昇降路への侵
入を防ぐことができる。
【0040】また、図10(b)は、本発明のエレベータ
の乗場の第4の実施例を示す部分横断面図で、請求項6
に対応し、図10(a)に対応する図である。図8(b)
においては、前述した乗場戸が両開き戸であったのに対
して、片開き戸の場合を示し、左側の乗場戸1Fと右側
の乗場戸1Gの重なり部分に対して、相手側にL字形に
折り曲げた曲げ部1e,1fを形成している。
【0041】このように構成されたエレベータの乗場に
おいても、各曲げ部1e,1fの対向面を密着させるこ
とで、乗場から昇降路へ流入する煙などを阻止すること
ができる。なお、対向面の片面に発泡材のパッキン板を
添設してもよい。
【0042】次に、図11(a)は、本発明のエレベータ
の乗場の第5の実施例を示す部分横断面図で、乗場戸と
三方枠の間に形成されたすきまを、敷居の溝やヘッダ板
のレールをかご側に傾斜させることなく、完全に塞いだ
例を示す。
【0043】すなわち、三方枠3の建家壁側には、L字
形に形成された押え板19Bが三方枠3に固定されてい
る。この押え板19Bと三方枠3の後端前面との間には、
ウレタンゴムの発泡材で製作されたパッキン9Bが接着
剤で挿着されている。
【0044】一方、乗場戸1Aの戸袋側の端面には、同
じくL字形に形成された押え板19Aの後部が一対の溶植
スタッド21を介して固定されている。押え板19Aの先端
部19aは、J字状に折り曲げられて、乗場戸1Aが閉状
態を示す図11(a)では、先端はパッキン9Bを押圧し
ている。なお、三方枠3の右側後部に立設された乗場戸
の戸袋側も、同様に構成されている。
【0045】このように構成されたエレベータの乗場に
おいては、乗場戸1A,1Bが閉じることによって、押
え板19Aの先端19aでパッキン9Bを押圧することで、
三方枠3の後端面と乗場戸1A,1Bの前面間に形成さ
れたすきまを経て、乗場から昇降路に流入する煙や、こ
のすきまを流れる空気に起因する風切音の発生を防ぐこ
とができる。
【0046】図11(b)は、本発明のエレベータの乗場
の第6の実施例を示す部分横断面図で、図11(a)に対
応する図である。図11(b)においては、乗場戸1Aの
戸袋側の前面に対して、ウレタンゴムの発泡材で製作さ
れたパッキン9Cが複数本のボルト22を介して固定され
ている。そのため、パッキン9Cの前面側には、ボルト
22の頭部が遊嵌する複数の凹部とこの凹部の中心に貫通
穴が形成されている。
【0047】一方、三方枠3の後部の乗場戸1Aと対置
する部分には、前方に折曲された段付部3aが形成さ
れ、この段付部3aの後端は、パッキン9Cの乗場側の
側面中央と接触している。
【0048】このように構成されたエレベータの乗場に
おいても、乗場戸1A,1Bが閉じられたときには、パ
ッキン19Cの乗場側の側面の中央部が段付部3aの後端
に押圧されることによって、三方枠3の後端と乗場戸1
A,1Bの前面との間に形成されたすきまを経て、乗場
から昇降路に流入する煙や、このすきまに起因する風切
音の発生を防ぐことができる。この場合には、図11
(a)で示したエレベータの乗場と比べて、押え板19
A,19Bなどが省略できるので、製作が容易となる利点
がある。
【0049】図12(a)は、本発明のエレベータの乗場
の第7の実施例を示す部分横断面図で図11(a),
(b)に対応する図である。図12(a)においては、乗
場戸1Aの戸袋側の端面に対して、略L字状に形成され
たポリエステルフィルム材のばね板22が固定されてい
る。このばね22は、弧状の曲げ部の外面が三方枠3の背
面に軽く押圧されている。
【0050】このように構成されたエレベータの乗場に
おいても、三方枠3の背面と乗場戸1A,1Bの前面と
の間に形成されたすきまを、柔軟で弾性材のポリエステ
ルフィルム製のばね板22で遮蔽することで、すきまに起
因する風切音や煙の流出入を防ぐことができる。また、
すきまの値が変動しても、柔軟性のあるばね板22の変形
によって、対応することができ、乗場戸1Aの重量の増
加も最少限に抑えることができる。
【0051】次に、図12(b)は、本発明のエレベータ
の乗場の第8の実施例を示す部分横断面図で、図11
(a),(b)及び図12(a)に対応する図である。図
12(b)においては、乗場戸1Aの戸袋側の端面には、
略Z字状に形成された押え板19Cの後端が複数本の溶植
スタッド21によって固定されている。この押え板19Cの
前面側には、ポリウレタンゴムの発泡材から製作された
パッキン9Dが接着剤で接合され、このパッキン9Dの
前端面は、押え板19Cの前端及び乗場戸1Aの前面から
約5mm突き出ている。
【0052】このように構成されたエレベータの乗場に
おいても、乗場戸1Aが閉状態においては、パッキン9
Dの前端面が三方枠3の背面に押圧されることで、三方
枠3の背面と乗場戸1Aの前面との間に介在するすきま
に起因する風切音や煙の流出入のおそれを解消すること
ができる。
【0053】
【発明の効果】以上、請求項1に記載の発明によれば、
乗場の先端に敷設された敷居の溝に遊嵌する複数のガイ
ドシューを介して乗場戸が立設され、この乗場戸の上端
にハンガ板が立設され、このハンガ板の乗場側に突設さ
れた複数のローラが上面を転動するレールが乗場の上部
に横設されたエレベータの乗場において、敷居に形成さ
れた溝とレールの戸当り側を乗場側に近接させ傾斜させ
て設けることで、敷居とレールに案内されて閉じられた
乗場戸と三方枠の後端面との間のすきまを減らしたの
で、風切音や煙の流出入を防ぐことのできるエレベータ
の乗場を得ることができる。
【0054】また、請求項2に記載の発明によれば、レ
ールの戸当り側を下方に、戸袋側を上方に傾斜させるこ
とで、レールに案内されて閉じられた乗場戸と敷居との
間のすきまを減らしたので、風切音や煙の流出入を防ぐ
ことのできるエレベータの乗場を得ることができる。
【0055】また、請求項3に記載の発明によれば、複
数のガイドシュー及びローラの戸当り側を乗場側に近接
させて設けることで、開閉される乗場戸を三方枠の後端
に対して平行に移動させて、乗場戸と敷居との間のすき
まを減らしたので、風切音や煙の流出入を防ぐことので
きるエレベータの乗場を得ることができる。
【0056】また、請求項4に記載の発明によれば、乗
場戸を中央両引き戸とすることで、中央両引き戸の戸当
り側のすきまを減らしたので、中央両引き戸の間のすき
まを減らし、風切音や煙の流出入を防ぐことのできるエ
レベータの乗場を得ることができる。
【0057】また、請求項5に記載の発明によれば、片
側の乗場戸の戸当り面にパッキンを設けることで、閉状
態においては、昇降路と乗場との間の遮音性能を向上さ
せたので、戸当り面のすきまを減らし、風切音や煙の流
出入を防ぐことのできるエレベータの乗場を得ることが
できる。
【0058】さらに、請求項6に記載の発明によれば、
乗場戸を片引き複数戸とし、隣接部にL字形の重なり部
を形成することで、閉状態においては、昇降路と乗場と
の間の遮音性能を向上させたので、乗場戸のすきまを減
らし、風切音や煙の流出入を防ぐことのできるエレベー
タの乗場を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエレベータの乗場の第1の実施例を示
す図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】(a)は、図1の部分拡大平面図。(b)は、
(a)の左側面図。(c)は、(b)の右側面図。
(d)は、図2の部分拡大図。(e)は、(d)の前面
図。
【図4】(a)は、本発明のエレベータの乗場の第1の
実施例の部分拡大図。(b)は、(a)の右側面図。
【図5】図1の部分拡大詳細図。
【図6】図1の部分拡大横断面図。
【図7】本発明のエレベータの乗場の第1の実施例の部
分拡大側面図。
【図8】(a)は、図7の平面図。(b)は、(a)の
前面図。
【図9】(a)は、本発明のエレベータの乗場の第2の
実施例を示す部分横断面図、(b)は、(a)の部分拡
大斜視図。
【図10】(a)は、本発明のエレベータの乗場の第3
の実施例を示す部分拡大横断面図。(b)は、本発明の
エレベータの乗場の第4の実施例を示す部分拡大横断面
図。
【図11】(a)は、本発明のエレベータの乗場の第4
の実施例を示す部分拡大横断面図。(b)は、本発明の
エレベータの乗場の第5の実施例を示す部分拡大横断面
図。
【図12】(a)は、本発明のエレベータの乗場の第5
の実施例を示す部分拡大横断面図。(b)は、本発明の
エレベータの乗場の第6の実施例を示す部分拡大横断面
図。
【図13】従来のエレベータの乗場の一例を示す横断面
図。
【符号の説明】
1A,1B,1C,1D,1E,1F…乗場戸、2A,
2B…敷居、3…三方枠、4…ヘッダ板、5A,5B…
ガイドシュー、6…ハンガローラ、7…補助ローラ、8
…ゴム固定板、9A,9B,9C,9D…パッキン、10
A,10B…ハンガレール、11…連結ロープローラ、12…
取付ブラケット、13…ラッチ、14…ハンガ板、15…敷居
取付金物、16A,16B…ブラケット、17…乗場戸鎖錠
部、18…ローラ、19…パッキン押え板、20…建家壁。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗場の先端に敷設された敷居の溝に遊嵌
    する複数のガイドシューを介して乗場戸が立設され、こ
    の乗場戸の上端にハンガ板が立設され、このハンガ板の
    前記乗場側に突設された複数のローラが上面を転動する
    レールが前記乗場の上部に横設されたエレベータの乗場
    において、前記敷居に形成された前記溝と前記レールの
    戸当り側を乗場側に近接させ傾斜させて設けたことを特
    徴とするエレベータの乗場。
  2. 【請求項2】 前記レールの戸当り側を下方に、戸袋側
    を上方に傾斜させたことを特徴とする請求項1に記載の
    エレベータの乗場。
  3. 【請求項3】 前記複数のガイドシュー及び前記ローラ
    の戸当り側を乗場側に近接させて設けたことを特徴とす
    る請求項1又は請求項2に記載のエレベータの乗場。
  4. 【請求項4】 前記乗場戸を中央両引き戸としたことを
    特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のエ
    レベータの乗場。
  5. 【請求項5】 片側の前記乗場戸の戸当り面にパッキン
    を設けたことを特徴とする請求項4に記載のエレベータ
    の乗場。
  6. 【請求項6】 前記乗場戸を片引き複数戸とし、隣接部
    にL字形の重なり部を形成したことを特徴とする請求項
    1乃至請求項3のいずれかに記載のエレベータの乗場。
JP16968195A 1995-07-05 1995-07-05 エレベータの乗場 Pending JPH0920487A (ja)

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