JPWO2013069154A1 - エレベータのかごにおける気密装置及び気密装置を備えたエレベータのかご - Google Patents

エレベータのかごにおける気密装置及び気密装置を備えたエレベータのかご Download PDF

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Abstract

かご室内の気圧変化が小さい場合でも十分に気密性の確保ができるエレベータのかごにおける気密装置を提供する。気密装置7はドア側部材21と枠側部材23とを備える。ドア側部材と枠側部材とは、かごドアが出入口枠に対して離れるように移動すると、相互に距離が近づく。ドア側部材及び枠側部材の隙間が拡大すると、ドア−枠間隙間27は縮小し、ドア側部材及び枠側部材の隙間が縮小すると、ドア−枠間隙間は拡大する関係にある。ドア側部材と枠側部材とは全閉状態において相互に密着している。

Description

本発明は、エレベータのかごにおける気密装置及び気密装置を備えたエレベータのかごに関するものである。
エレベータは、上下に延びる昇降路内を昇降移動可能に設けられたかごを備えている。特許文献1には、かご室内の気密性を高める工夫がなされたエレベータのかごが開示されている。かかるかごでは、ドアパネルから接合部材を延ばすと共に、かご室の乗り降り開口の上部に縦断面U字状のホルダを設けておき、接合部材がホルダに差し挟まれるように配置される。そして、接合部材の表裏面と、それらに対応するホルダの一対の内側面との間には、シール部材が設けられている。シール部材はそれぞれ、ホルダ及び接合部材の一方に取り付けられており、他方とは所定の隙間があくように配置されている。そして、かご室の気圧の変化に応じて、何れかのシール部材が前述の他方と密着し、所期の気密性が得られるように企図されていた。
しかしながら、上述した特許文献1の構成では、かご室の気圧の変化が小さいと、シール部材がホルダ及び接合部材のうちの上述した他方と密着せず、所期の気密性が得られていないという問題があった。
特開2003−81561号公報
本発明は、上述した従来の問題を解決するためになされたものであり、かご室内の気圧変化が小さい場合でも、十分に気密性の確保ができる、エレベータのかごにおける気密装置および気密装置を備えたエレベータのかごを提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため、本発明のエレベータのかごにおける気密装置は、かごドアに対して一体的に設けられたドア側部材と、出入口枠に対して一体的に設けられた枠側部材とを備え、前記ドア側部材と前記枠側部材とは、前記かごドアが前記出入口枠に対して離れるように移動すると、相互に距離が近づくように設けられており、前記出入口枠は、前記かごドアにおけるかご室内側の裏面に近づくように位置する前端部を有しており、前記かご室内側の前記裏面と、前記出入口枠の前記前端部との間には、ドア−枠間隙間が設けられており、前記ドア側部材及び前記枠側部材の隙間と、前記ドア−枠間隙間とは、該ドア側部材及び枠側部材の隙間が拡大すると、該ドア−枠間隙間が縮小し、該ドア側部材及び枠側部材の隙間が縮小すると、該ドア−枠間隙間が拡大する関係にあり、前記ドア側部材と前記枠側部材とは、前記かごドアの全閉状態において相互に密着している。
本発明によれば、かご室内の気圧変化が小さい場合でも、十分に気密性の確保ができる。
本発明の実施の形態1に関するエレベータのかごの斜視図である。 実施の形態1に係る気密装置の側面図である。 実施の形態1の気密装置の全閉時の平面図である。 実施の形態1の気密装置の戸開時の状態を示す図である。 実施の形態2に関する図2と同態様の図である。 実施の形態2に関する図3と同態様の図である。 実施の形態2に関する図4と同態様の図である。 実施の形態3に関する図2と同態様の図である。 実施の形態3に関する図3と同態様の図である。 実施の形態3に関する図4と同態様の図である。 実施の形態4に関する図8と同態様の図である。 実施の形態4の気密装置の全閉時の正面図である。 実施の形態4の気密装置の戸開時の正面図である。 実施の形態5に関する図1と同態様の図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面に基づいて説明する。なお、図中、同一符号は同一又は対応部分を示すものとする。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態1に関するエレベータのかごの斜視図である。エレベータのかご1は、出入口枠の一つである出入口上枠3と、かごドア5と、気密装置7とを備えている。出入口上枠3は、かご出入口9の上方に位置している。
一例であるが、かごドア5は、2枚設けられており、中央開きタイプのドア装置を構成する。かごドア5は、戸吊部品11と敷居13とによって横スライド可能に案内されて、出入口上枠3と敷居13とかご室壁15とによって画定されるかご出入口9を開閉する。
気密装置7は、かご室内の気密性を高めるものである。図2〜図4に基づいて、気密装置7の詳細について説明する。図2は、本実施の形態1に係る気密装置の側面図である。図3は、図2の気密装置の全閉時の平面図であり、図4は、図2の気密装置の戸開時の状態を示す図である。
図2に示されるように、気密装置7は、かごドア5に対して一体的に設けられたドア側部材21と、出入口上枠3に対して一体的に設けられた枠側部材23とを備える。すなわち、ドア側部材21は、かごドア5に直接に固定されていることには限定されないが、かごドア5が移動した際には、そのかごドア5と一緒に移動するように設けられている。枠側部材23も同様であり、出入口上枠3に直接に固定されていることには限定されないが、出入口上枠3によって支持されている。
枠一例であるが、側部材23は、出入口上枠3に固定されている。枠側部材23は、かごドア5に向けて(前方に)水平に延びており、かごドア5側の先端部23aは、直角に上向きに屈曲している。すなわち、枠側部材23は、図2のような一断面に関し、L字状に構成されている。
一例であるが、ドア側部材21は、かごドア5の上面と戸吊部品11との間に設けられている。ドア側部材21は、出入口上枠3に向けて(後方に)水平に延びており、出入口上枠3側の先端部21aは、直角に下向きに屈曲している。すなわち、ドア側部材21もまた、図2のような一断面に関し、L字状に構成されている。これにより、ドア側部材21は、かごドア5と、出入口上枠3(枠側部材23)との間を、上方から覆いかぶさるようにして塞いでいる。
好適な一例であるが、ドア側部材21及び枠側部材23の一方または双方は、ドア側部材21及び枠側部材23の相互対向面が、復元力のある当接部材25で構成されている。本実施の形態では、ドア側部材21及び枠側部材23の対向面は、前述した直角に下向きに屈曲している部分及び直角に上向きに屈曲している部分が該当している。よって、言い換えるならば、枠側部材23の当接部材25は、枠側部材23のかごドア5に対向する面の反対側の面に位置し、ドア側部材21の当接部材25は、ドア側部材21の出入口上枠3に対向する面の反対側の面に位置する。
また、本実施の形態では、ドア側部材21及び枠側部材23の双方が、当接部材25を含んでいる。当接部材25の例としては、弾性部材、クッション材、柔毛材等を挙げることができるが、いったん圧縮変形させ、圧縮力を除去すると、元の形状に戻ろうとする復元力が得られるものならば、これらの例に限られない。
ドア側部材21と枠側部材23とは、かごドア5の全閉状態において相互に実質的に密着している。本実施の形態では、上記の対向面に、ドア側部材21あるいは枠側部材23の一部を構成する当接部材25が設けられているので、これら当接部材25同士で相互に密着している。また、当接部材25は、かごドア5の全閉状態では、本来の形状よりも圧縮変形されている。
ドア側部材21と枠側部材23とは、かごドア5が出入口上枠3に対して離れるように(前方に)移動すると、相互に距離が近づくように設けられている。なお、本発明に対する方向に関しての記述は、図2の紙面左側を「前」、紙面右側を「後」、紙面表裏方向を「左右」方向、紙面上下方向を「上下」方向としたものである。
また、出入口上枠3は、かごドア5におけるかご室内側の裏面5aに近づくように位置する前端部3aを有している。かご室内側の裏面5aと、出入口上枠3の前端部3aとの間には、ドア−枠間隙間27が設けられている。そして、ドア側部材21及び枠側部材23の隙間と、ドア−枠間隙間27とは、ドア側部材21及び枠側部材23の隙間が拡大すると、ドア−枠間隙間27が縮小し、ドア側部材21及び枠側部材23の隙間が縮小すると、ドア−枠間隙間27が拡大する関係にある。
ドア側部材21の後方には、ドア−枠間隙間27が消滅するまでかごドア5が出入口上枠3に近づくように移動した場合でも、かごドア5と一体のドア側部材21の移動が阻害されないようにする移動許容空間29が確保されている。すなわち、移動許容空間29内には、かごドア5が、ドア−枠間隙間27が消滅するまで、出入口上枠3に近づくように後方に移動した場合でも、そのかごドア5と一体となって移動するドア側部材21が当接する部分は存在しないように構成されている。
また、ドア側部材21及び枠側部材23の一方または双方は、ドア側部材21及び枠側部材23の対向面が、平面視、かごドアの開閉進行方向に対して前後に傾斜している。本実施の形態では、特に図4に最もよく示されているように、ドア側部材21及び枠側部材23の双方において、ドア側部材21及び枠側部材23の対向面が、平面視、かごドアの開閉進行方向Dに対して前後に傾斜している。より詳細には、枠側部材23(当接部材25)の上記の対向面は、かごドアの全閉合わせ面Cに近い部位ほど、後方に位置するような向きに傾斜している。また、ドア側部材21(当接部材25)の上記の対向面は、かごドア5の閉動作時でいう進行方向前方側の部位ほど、後方に位置するような向きに傾斜している。それによって、図4に示されるように、かごドア5が開いている状態では、ドア側部材21及び枠側部材23の隙間が十分に開いており(ドア側部材21及び枠側部材23は当接してなく)、かごドア5の閉動作の進行に従って、ドア側部材21及び枠側部材23の隙間は、次第に閉塞する。
以上のように構成された本実施の形態1によれば、ドア側部材と枠側部材とが、かごドアの全閉状態においてほぼ密着しているので、かご室内が加圧状態になることに頼ることなく、かご室内の十分な気密性を確保することができる。一方、昇降路内の風圧やかご室内が減圧状態になることによって、かごドアが出入口上枠に近づくように移動した場合には、ドア−枠間隙間が十分に減少することで、やはり、かご室内の十分な気密性を確保することができる。よって、本実施の形態では、かごドア全閉時からのかご室内の気圧変化(加圧変化)が小さい場合でも、十分に気密性の確保ができる。
また、前述したように昇降路内の風圧やかご室内が減圧状態になることによって、かごドアが出入口上枠に近づくように移動した場合には、ドア−枠間隙間が十分に減少することで、かご室内の十分な気密性の確保が図られるが、このとき、ドア側部材の後方には、移動許容空間が確保されているので、かごドアの、出入口上枠へ接近する向きの移動が阻害されることはなく、ドア−枠間隙間を十分に小さくすることができる。
また、ドア側部材及び枠側部材の一方または双方は、ドア側部材及び枠側部材の相互対向面が、復元力のある当接部材で構成されているので、かごドアが出入口上枠から離れる向きに移動した場合、当接部材が圧縮変形することで、さらにかご室内の気密性を高めることができる。また、当接部材は、かごドアの全閉状態で、本来の形状よりも圧縮変形されるように構成しておけば、逆に、かごドアが出入口上枠に近づく向きに移動した場合、上記のドア−枠間隙間の縮小効果に加え、当接部材が復元力で元状態まで広がるので、その間、ドア側部材21の当接部材25と枠側部材23の当接部材25との相互接触状態が長続きする効果も得られるので、その2つの効果によって、より強力に気密性確保の効果が得られる。
また、ドア側部材及び枠側部材の一方または双方は、ドア側部材及び枠側部材の対向面が、平面視、かごドアの開閉進行方向に対して傾斜しており、それにより、ドア側部材及び枠側部材の隙間は、かごドアの閉動作に応じて次第に閉塞するように構成されているので、かごドアが完全に閉じる位置の付近にない時には、ドア側部材と枠側部材との接触を回避することができる。よって、全閉時は、所期の気密性確保が得られておりながら、全閉時以外のときには、ドア側部材と枠側部材との相互接触による摩擦を避けることができ、摩擦に起因した該当部の損傷やかごドア開閉動作に対する摩擦抵抗の増加を防止することができる。
実施の形態2.
続いて、図5〜図7に基づいて、実施の形態2について説明する。図5〜図7はそれぞれ、実施の形態2に関する図2〜図4と同態様の図である。本実施の形態2は、以下に説明する部分を除いては、上述した実施の形態1と同様に構成されているものとする。
本実施の形態の気密装置107は、ドア側部材21に対する前後位置変更機構131を更に備えている。前後位置変更機構131は、案内部品133と、ローラー135とを有する。案内部品133は、出入口上枠3における枠側部材23の後方に、より詳細には、移動許容空間29の後方に載置されている。案内部品133は、レール溝137を有している。一方、ローラー135は、前後に延び且つ出入口上枠3に向けて延びる支持部材139を介して、ドア側部材21に取り付けられており、ドア側部材21と一体になって移動する。ローラー135は、案内部品133のレール溝137に係合されており、レール溝137によって案内される。このレール溝137は、かごドア5の開閉進行方向D(左右方向)に延びるとともに、前後方向にも位置が変化している。より詳細には、レール溝137は、かごドアの全閉合わせ面Cよりも十分に遠い第1の領域では、十分な長さ、かごドアの開閉進行方向Dに沿って延びており、逆に、かごドアの全閉合わせ面Cに近い第2の領域では、第1の領域よりも前方において、僅かに、かごドアの開閉進行方向Dに沿って延びている。また、第1の領域と第2の領域との間に位置する、第3の領域では、かごドアの全閉合わせ面Cに近づくほど前方に位置するように傾斜して延びている。
このような前後位置変更機構131は、かごドア5が少なくとも全開状態にあるときには、ドア側部材21及び枠側部材23を非接触状態にし、かごドア5が全閉状態に近づいたときには、ドア側部材21及び枠側部材23の接触状態を確保するように、かごドア5の開閉移動に伴ってドア側部材の前後方向位置を変更させる。それによって、ドア側部材21及び枠側部材23の隙間は、かごドア5の閉動作に応じて次第に閉塞する。
このような本実施の形態2の気密装置によっても、実施の形態1と同様な効果を得ることができる。
実施の形態3.
続いて、図8〜図10に基づいて、実施の形態2について説明する。図8〜図10はそれぞれ、実施の形態3に関する図2〜図4と同態様の図である。本実施の形態3は、以下に説明する部分を除いては、上述した実施の形態1と同様に構成されているものとする。
本実施の形態の気密装置207では、ドア側部材221及び枠側部材223の一方または双方は、ドア側部材221及び枠側部材223の対向面が、側面視、上下方向に対して傾斜し且つ平面視、かごドアの開閉進行方向に対して前後に傾斜している。図示された好適な一例では、ドア側部材221及び枠側部材223の双方の先端部221a,223aが側面視、上下方向に対して傾斜すると共に平面視、かごドアの開閉進行方向に対して前後に傾斜している。また、実施の形態1と同様、それら先端部221a,223aに当接部材25が設けられていることから、当接部材25同士の対向面が、側面視、上下方向に対して傾斜し且つ平面視、かごドアの開閉進行方向に対して前後に傾斜している。
対向面の傾斜態様については、枠側部材223の対向面は、先端ほどかごドア5に近づく向きに傾いている。言い換えると、枠側部材223の対向面は、先端ほど上方且つ前方へと斜めに延びている。また、ドア側部材221の対向面は、先端ほど出入口上枠3に近づく向きに傾いている。同様に、言い換えると、ドア側部材221の対向面は、先端ほど下方且つ後方へと斜めに延びている。
このような構成のドア側部材221及び枠側部材223によって、かごドア5が少なくとも全開状態にあるときには、ドア側部材221及び枠側部材223は非接触状態となり、かごドア5が全閉状態に近づいたときには、ドア側部材221及び枠側部材223の接触状態が確保される。すなわち、ドア側部材221及び枠側部材223の隙間は、かごドア5の閉動作に応じて次第に閉塞する。
このような本実施の形態2の気密装置によっても、実施の形態1と同様な効果を得ることができる。
実施の形態4.
続いて、図11〜図13に基づいて、実施の形態4について説明する。図11は、実施の形態4に関する図8と同態様の図である。図12及び図13はそれぞれ、実施の形態4の気密装置の全閉時及び戸開時の正面図である。本実施の形態4は、以下に説明する部分を除いては、上述した実施の形態1と同様に構成されているものとする。
本実施の形態の気密装置307では、ドア側部材221及び枠側部材223の一方または双方は、ドア側部材221及び枠側部材223の対向面が、側面視、上下方向に対して傾斜している。図示された好適な一例では、ドア側部材221及び枠側部材223の双方の先端部221a,223aが側面視、上下方向に対して傾斜している。また、実施の形態1と同様、それら先端部221a,223aに当接部材25が設けられていることから、当接部材25同士の対向面が、側面視、上下方向に対して傾斜している。対向面の傾斜態様については、枠側部材223の対向面は、先端ほどかごドア5に近づく向きに傾いている。また、ドア側部材221の対向面は、先端ほど出入口上枠3に近づく向きに傾いている。
また、気密装置307は、ドア側部材221に対する上下位置変更機構331を更に備えている。上下位置変更機構331は、案内部品333と、ローラー335とを有する。案内部品333は、出入口上枠3におけるドア側部材221や枠側部材223の上方に、より詳細には、移動許容空間29の上方に載置されている。案内部品133は、レール溝337を有している。一方、ローラー335は、上下に延びる支持部材339を介して、ドア側部材221に取り付けられており、ドア側部材221と一体になって移動する。ローラー335は、案内部品333のレール溝337に差し込まれており、レール溝337によって案内される。このレール溝337は、かごドア5の開閉進行方向D(左右方向)に延びるとともに、上下方向にも位置が変化している。より詳細には、レール溝337は、かごドアの全閉合わせ面Cよりも十分に遠い第1の領域では、十分な長さ、かごドアの開閉進行方向Dに沿って延びており、逆に、かごドアの全閉合わせ面Cに近い第2の領域では、第1の領域よりも下方において、僅かに、かごドアの開閉進行方向Dに沿って延びている。また、第1の領域と第2の領域との間に位置する、第3の領域では、かごドアの全閉合わせ面Cに近づくほど下方に位置するように傾斜して延びている。
このような上下位置変更機構331は、かごドア5が少なくとも全開状態にあるときには、ドア側部材221及び枠側部材223を非接触状態にし、かごドア5が全閉状態に近づいたときには、ドア側部材221及び枠側部材223の接触状態を確保するように、かごドア5の開閉移動に伴ってドア側部材221の上下方向位置を変更させる。それによって、ドア側部材221及び枠側部材223の隙間は、かごドア5の閉動作に応じて次第に閉塞する。なお、符号341で示される部位は、ドア側部材221及び支持部材339を左右方向に移動させるガイドである。ガイド341と、ドア側部材221及び支持部材339とは、左右方向には一体的に移動する関係にあり、上下方向及び前後方向には、相互にある程度、相対移動ができる関係にある。
このような本実施の形態2の気密装置によっても、実施の形態1と同様な効果を得ることができる。
実施の形態5.
続いて、図14に基づいて、実施の形態5について説明する。図14は、実施の形態5に関する図1と同態様の図である。本実施の形態5は、以下に説明する部分を除いては、上述した実施の形態1〜4の何れかと同様に構成されているものとする。本実施の形態の気密装置は、実施の形態1〜4の何れかの気密装置7,107,207,307の構成と同様なものが出入口上枠3とかごドア5との間に設けられていることに加えて、かご1の昇降に基づいてかご室内の気圧を制御するための気圧制御装置443が更に設けられている。気圧制御装置443は、例えば、かご室の上方に設けることができる。図示例では、気圧制御装置443がかごの天井に配置されている。
かかる本実施の形態によれば、気圧制御装置443によってかご内を積極的に加圧状態や減圧状態にすることができ、それによって、前述した実施の形態1〜4の効果をよりいっそう顕著に高めることができる利点がある。
以上、好ましい実施の形態を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種々の改変態様を採り得ることは自明である。
例えば、上述した実施の形態では、何れの実施の形態でも、ドア側部材及び枠側部材の構成は、同様または対称な態様で説明してきたが、本発明は、これに限定されるものではなく、ドア側部材及び枠側部材の一方にのみ、各実施の形態の特徴が設けられていてもよい。したがって、例えば、上述した当接部材の設置、前後方向の傾斜、上下方向の傾斜は、ドア側部材及び枠側部材の一方にのみ施されていてもよい。
また、本発明は、ドア側部材及び枠側部材の双方に当接部材を設けないで実施することも可能である。また、ドア側部材や枠側部材の屈曲態様は、あくまでも例示であり、したがって、屈曲角度も上述したように直角であることに限定されるものでもない。
1 エレベータのかご、3 出入口上枠、5 かごドア、7,107,207,307 気密装置、21,221 ドア側部材、23,223 枠側部材、25 当接部材、27 ドア−枠間隙間、29 移動許容空間、131 前後位置変更機構、331 上下位置変更機構、443 気圧制御装置。
上述した目的を達成するため、本発明のエレベータのかごにおける気密装置は、かごドアに対して一体的に設けられたドア側部材と、出入口枠に対して一体的に設けられた枠側部材とを備え、前記ドア側部材と前記枠側部材とは、前記かごドアが前記出入口枠に対して離れるように移動すると、相互に距離が近づくように設けられており、前記出入口枠は、前記かごドアにおけるかご室内側の裏面に近づくように位置する前端部を有しており、前記かご室内側の前記裏面と、前記出入口枠の前記前端部との間には、ドア−枠間隙間が設けられており、前記ドア側部材及び前記枠側部材の隙間と、前記ドア−枠間隙間とは、昇降路内の風圧又はかご室内の気圧変化により、該ドア側部材及び枠側部材の隙間が拡大すると、該ドア−枠間隙間が縮小し、該ドア側部材及び枠側部材の隙間が縮小すると、該ドア−枠間隙間が拡大する関係にあり、前記ドア側部材の後方には、前記ドア−枠間隙間が消滅するまで前記かごドアが前記出入口枠に近づくように移動した場合でも、前記かごドアと一体の前記ドア側部材の移動が阻害されないようにする移動許容空間が確保され、前記ドア側部材及び前記枠側部材の一方または双方は、該ドア側部材及び該枠側部材の対向面が、復元力のある当接部材で構成され、前記ドア側部材と前記枠側部材とは、前記かごドアの全閉状態において前記当接部材を圧縮して相互に密着している。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態1に関するエレベータのかごの斜視図である。エレベータのかご1は、出入口枠の一つである出入口上枠3と、かごドア5と、気密装置7とを備えている。出入口上枠3は、かご出入口9の上方に位置している。
気密装置7は、かご室内の気密性を高めるものである。図2〜図4に基づいて、気密装置7の詳細について説明する。図2は、本実施の形態1に係る気密装置の側面図である。図3は、図2の気密装置の全閉時の平面図であり、図4は、図2の気密装置の戸開時の状態を示す図である。
また、ドア側部材21及び枠側部材23の一方または双方は、ドア側部材21及び枠側部材23の対向面が、平面視、かごドアの開閉進行方向に対して前後に傾斜している。本実施の形態では、特に図4に最もよく示されているように、ドア側部材21及び枠側部材23の双方において、ドア側部材21及び枠側部材23の対向面が、平面視、かごドアの開閉進行方向Dに対して前後に傾斜している。より詳細には、枠側部材23(当接部材25)の上記の対向面は、かごドアの全閉合わせ面Cに近い部位ほど、後方に位置するような向きに傾斜している。また、ドア側部材21(当接部材25)の上記の対向面は、かごドア5の閉動作時でいう進行方向前方側の部位ほど、後方に位置するような向きに傾斜している。それによって、図4に示されるように、かごドア5が開いている状態では、ドア側部材21及び枠側部材23の隙間が十分に開いており(ドア側部材21及び枠側部材23は当接してなく)、かごドア5の閉動作の進行に従って、ドア側部材21及び枠側部材23の隙間は、次第に閉塞する。
以上のように構成された本実施の形態1によれば、ドア側部材21と枠側部材23とが、かごドアの全閉状態においてほぼ密着しているので、かご室内が加圧状態になることに頼ることなく、かご室内の十分な気密性を確保することができる。一方、昇降路内の風圧やかご室内が減圧状態になることによって、かごドアが出入口上枠に近づくように移動した場合には、ドア−枠間隙間27が十分に減少することで、やはり、かご室内の十分な気密性を確保することができる。よって、本実施の形態では、かごドア全閉時からのかご室内の気圧変化(加圧変化)が小さい場合でも、十分に気密性の確保ができる。
また、前述したように昇降路内の風圧やかご室内が減圧状態になることによって、かごドアが出入口上枠に近づくように移動した場合には、ドア−枠間隙間27が十分に減少することで、かご室内の十分な気密性の確保が図られるが、このとき、ドア側部材21の後方には、移動許容空間29が確保されているので、かごドアの、出入口上枠へ接近する向きの移動が阻害されることはなく、ドア−枠間隙間27を十分に小さくすることができる。
また、ドア側部材21及び枠側部材23の一方または双方は、ドア側部材21及び枠側部材23の相互対向面が、復元力のある当接部材25で構成されているので、かごドアが出入口上枠から離れる向きに移動した場合、当接部材25が圧縮変形することで、さらにかご室内の気密性を高めることができる。また、当接部材25は、かごドアの全閉状態で、本来の形状よりも圧縮変形されるように構成しておけば、逆に、かごドアが出入口上枠に近づく向きに移動した場合、上記のドア−枠間隙間の縮小効果に加え、当接部材25が復元力で元状態まで広が、その間、ドア側部材21の当接部材25と枠側部材23の当接部材25との相互接触状態が長続きするので、その2つの効果によって、かご室の気圧の変化が小さく、ドア−枠間隙間27が十分に減少していない場合であっても、気密性確保の効果が得られる。
また、ドア側部材21及び枠側部材23の一方または双方は、ドア側部材21及び枠側部材23の対向面が、平面視、かごドアの開閉進行方向に対して傾斜しており、それにより、ドア側部材21及び枠側部材23の隙間は、かごドアの閉動作に応じて次第に閉塞するように構成されているので、かごドアが完全に閉じる位置の付近にない時には、ドア側部材21と枠側部材23との接触を回避することができる。よって、全閉時は、所期の気密性確保が得られておりながら、全閉時以外のときには、ドア側部材21と枠側部材23との相互接触による摩擦を避けることができ、摩擦に起因した該当部の損傷やかごドア開閉動作に対する摩擦抵抗の増加を防止することができる。
本実施の形態の気密装置107は、ドア側部材21に対する前後位置変更機構131を更に備えている。前後位置変更機構131は、案内部品133と、ローラー135とを有する。案内部品133は、出入口上枠3における枠側部材23の後方に、より詳細には、移動許容空間29の後方に載置されている。案内部品133は、レール溝137を有している。一方、ローラー135は、前後に延び且つ出入口上枠3に向けて延びる支持部材139を介して、ドア側部材21に取り付けられており、ドア側部材21と一体になって移動する。ローラー135は、案内部品133のレール溝137に係合されており、レール溝137によって案内される。このレール溝137は、かごドア5の開閉進行方向D(左右方向)に延びるとともに、前後方向にも位置が変化している。より詳細には、レール溝137は、かごドアの全閉合わせ面Cよりも十分に遠い第1の領域では、十分な長さ、かごドアの開閉進行方向Dに沿って延びており、逆に、かごドアの全閉合わせ面Cに近い第2の領域では、第1の領域よりも前方において、僅かに、かごドアの開閉進行方向Dに沿って延びている。また、第1の領域と第2の領域との間に位置する、第3の領域では、かごドアの全閉合わせ面Cに近づくほど前方に位置するように傾斜して延びている。
このような前後位置変更機構131は、かごドア5が少なくとも全開状態にあるときには、ドア側部材21及び枠側部材23を非接触状態にし、かごドア5が全閉状態に近づいたときには、ドア側部材21及び枠側部材23の接触状態を確保するように、かごドア5の開閉移動に伴ってドア側部材21の前後方向位置を変更させる。それによって、ドア側部材21及び枠側部材23の隙間は、かごドア5の閉動作に応じて次第に閉塞する。
実施の形態3.
続いて、図8〜図10に基づいて、実施の形態について説明する。図8〜図10はそれぞれ、実施の形態3に関する図2〜図4と同態様の図である。本実施の形態3は、以下に説明する部分を除いては、上述した実施の形態1と同様に構成されているものとする。
本実施の形態の気密装置207では、ドア側部材221及び枠側部材223の一方または双方は、ドア側部材221及び枠側部材223の対向面が、側面視、上下方向に対して傾斜し且つ平面視、かごドアの開閉進行方向に対して前後に傾斜している。図示された好適な一例では、ドア側部材221及び枠側部材223の双方の先端部221a,223aが側面視、上下方向に対して傾斜すると共に平面視、かごドアの開閉進行方向に対して前後に傾斜している。また、実施の形態1と同様、それら先端部221a,223aに当接部材25が設けられていることから、当接部材25同士の対向面が、側面視、上下方向に対して傾斜し且つ平面視、かごドアの開閉進行方向に対して前後に傾斜している。
このような本実施の形態の気密装置207によっても、実施の形態1と同様な効果を得ることができる。
実施の形態4.
続いて、図11〜図13に基づいて、実施の形態4について説明する。図11は、実施の形態4に関する図8と同態様の図である。図12及び図13はそれぞれ、実施の形態4の気密装置307の全閉時及び戸開時の正面図である。本実施の形態4は、以下に説明する部分を除いては、上述した実施の形態1と同様に構成されているものとする。
また、気密装置307は、ドア側部材221に対する上下位置変更機構331を更に備えている。上下位置変更機構331は、案内部品333と、ローラー335とを有する。案内部品333は、出入口上枠3におけるドア側部材221や枠側部材223の上方に、より詳細には、移動許容空間29の上方に載置されている。案内部品333は、レール溝337を有している。一方、ローラー335は、上下に延びる支持部材339を介して、ドア側部材221に取り付けられており、ドア側部材221と一体になって移動する。ローラー335は、案内部品333のレール溝337に差し込まれており、レール溝337によって案内される。このレール溝337は、かごドア5の開閉進行方向D(左右方向)に延びるとともに、上下方向にも位置が変化している。より詳細には、レール溝337は、かごドアの全閉合わせ面Cよりも十分に遠い第1の領域では、十分な長さ、かごドアの開閉進行方向Dに沿って延びており、逆に、かごドアの全閉合わせ面Cに近い第2の領域では、第1の領域よりも下方において、僅かに、かごドアの開閉進行方向Dに沿って延びている。また、第1の領域と第2の領域との間に位置する、第3の領域では、かごドアの全閉合わせ面Cに近づくほど下方に位置するように傾斜して延びている。
このような本実施の形態の気密装置307によっても、実施の形態1と同様な効果を得ることができる。
例えば、上述した実施の形態では、何れの実施の形態でも、ドア側部材21、221及び枠側部材23、223の構成は、同様または対称な態様で説明してきたが、本発明は、これに限定されるものではなく、ドア側部材21、221及び枠側部材23、223の一方にのみ、各実施の形態の特徴が設けられていてもよい。したがって、例えば、上述した当接部材25の設置、前後方向の傾斜、上下方向の傾斜は、ドア側部材21、221及び枠側部材23、223の一方にのみ施されていてもよい。
また、本発明は、ドア側部材21、221及び枠側部材23、223の双方に当接部材25を設けないで実施することも可能である。また、ドア側部材21、221や枠側部材23、223の屈曲態様は、あくまでも例示であり、したがって、屈曲角度も上述したように直角であることに限定されるものでもない。

Claims (9)

  1. かごドアに対して一体的に設けられたドア側部材と、
    出入口枠に対して一体的に設けられた枠側部材とを備え、
    前記ドア側部材と前記枠側部材とは、前記かごドアが前記出入口枠に対して離れるように移動すると、相互に距離が近づくように設けられており、
    前記出入口枠は、前記かごドアにおけるかご室内側の裏面に近づくように位置する前端部を有しており、
    前記かご室内側の前記裏面と、前記出入口枠の前記前端部との間には、ドア−枠間隙間が設けられており、
    前記ドア側部材及び前記枠側部材の隙間と、前記ドア−枠間隙間とは、該ドア側部材及び枠側部材の隙間が拡大すると、該ドア−枠間隙間が縮小し、該ドア側部材及び枠側部材の隙間が縮小すると、該ドア−枠間隙間が拡大する関係にあり、
    前記ドア側部材と前記枠側部材とは、前記かごドアの全閉状態において相互に密着している、
    エレベータのかごにおける気密装置。
  2. 前記ドア側部材の後方には、前記ドア−枠間隙間が消滅するまで前記かごドアが前記出入口枠に近づくように移動した場合でも、前記かごドアと一体の前記ドア側部材の移動が阻害されないようにする移動許容空間が確保されている、
    請求項1のエレベータのかごにおける気密装置。
  3. 前記ドア側部材及び前記枠側部材の一方または双方は、該ドア側部材及び該枠側部材の対向面が、復元力のある当接部材で構成されている、
    請求項1又は2のエレベータのかごにおける気密装置。
  4. 前記ドア側部材及び前記枠側部材の一方または双方は、該ドア側部材及び該枠側部材の対向面が、平面視、前記かごドアの開閉進行方向に対して傾斜しており、
    それによって、前記ドア側部材及び前記枠側部材の隙間は、前記かごドアの閉動作に応じて次第に閉塞する、
    請求項1乃至3の何れか一項のエレベータのかごにおける気密装置。
  5. 前記ドア側部材に対する前後位置変更機構を更に備え、
    前記前後位置変更機構は、前記かごドアが少なくとも全開状態にあるときには、前記ドア側部材及び前記枠側部材を非接触状態にし、該かごドアが全閉状態に近づいたときには、前記ドア側部材及び前記枠側部材の接触状態を確保するように、該かごドアの開閉移動に伴って前記ドア側部材の前後方向位置を変更させ、
    それによって、前記ドア側部材及び前記枠側部材の隙間は、前記かごドアの閉動作に応じて次第に閉塞する、
    請求項1乃至3の何れか一項のエレベータのかごにおける気密装置。
  6. 前記ドア側部材及び前記枠側部材の一方または双方は、該ドア側部材及び該枠側部材の対向面が、側面視、上下方向に対して傾斜し、且つ、平面視、前記かごドアの開閉進行方向に対して傾斜しており、
    それによって、前記ドア側部材及び前記枠側部材の隙間は、前記かごドアの閉動作に応じて次第に閉塞する、
    請求項1乃至3の何れか一項のエレベータのかごにおける気密装置。
  7. 前記ドア側部材及び前記枠側部材の一方または双方は、該ドア側部材及び該枠側部材の対向面が、側面視、上下方向に対して傾斜しており、
    前記ドア側部材に対する上下位置変更機構を更に備え、
    前記上下位置変更機構は、前記かごドアが少なくとも全開状態にあるときには、前記ドア側部材及び前記枠側部材を非接触状態にし、該かごドアが全閉状態に近づいたときには、前記ドア側部材及び前記枠側部材の接触状態を確保するように、該かごドアの開閉移動に伴って前記ドア側部材の上下方向位置を変更させ、
    それによって、前記ドア側部材及び前記枠側部材の隙間は、前記かごドアの閉動作に応じて次第に閉塞する、
    請求項1乃至3の何れか一項のエレベータのかごにおける気密装置。
  8. かごの昇降に基づいてかご室内の気圧を制御するための気圧制御装置を更に備えた、
    請求項1乃至7の何れか一項のエレベータのかごにおける気密装置。
  9. かご室に対するかご出入口を画定する出入口枠と、
    かご出入口を開閉するかごドアと、
    かご室内の気密性を高める気密装置とを備えた、エレベータのかごであって、
    前記気密装置は、請求項1乃至8の何れか一項に記載の気密装置である、
    エレベータのかご。
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