JP4913511B2 - エレベータ乗降口の扉装置 - Google Patents

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本発明は、エレベータの昇降路とエレベータホールの間の乗降口での煙の流通を遮断するエレベータ乗降口の扉装置に関する。
一般に、建物に設置されたエレベータの昇降路とエレベータホールの間には、上枠部及び一対の側枠部(縦枠部)からなる三方枠と、該三方枠の下部に敷設された敷居とによって縁取られた乗降口が設けられている。そして、前記乗降口を開閉する扉が前記三方枠上部に設置されたドアレールに吊下げられ、前記敷居にガイドされた状態で設置されている。このような扉は、エレベータのかごがエレベータホールに着床した際に開閉されるが、その円滑な開閉動作を確保するため、扉と三方枠及び敷居との間には所定の隙間を設けている。
ところで、例えば、建物内で火災が発生し、エレベータホールに煙が充満した場合には、その煙が乗降口における前記隙間から昇降路内へと流入することがある。この場合、昇降路が煙突として機能することで、火勢を強めてしまうおそれがある。また、建物の各階層の乗降口に設けられた前記隙間を介して煙が建物内を流通し、火災被害を拡大する可能性についても憂慮されている。
このため、昇降路とエレベータホールの間の通気を遮断する各種遮煙装置が乗降口に設置される場合がある。該遮煙装置は、乗降口全体を覆う防火設備、例えば、スクリーンや開閉式防火戸等をエレベータホール側に展開させることで、昇降路への煙の流入を防止する。
ところが、このような防火設備はその設置面積が大きくなる傾向にあり、このため、乗降口が狭くなるだけでなく、エレベータホールの外観を損ねてしまう場合がある。
そこで、特許文献1には、扉と三方枠及び敷居との間の隙間を密閉する密閉部材を備え、エレベータホールの外観を損なうことなく、昇降路とエレベータホールの間の気密性を高める従来技術が記載されている。前記密閉部材は、例えば、扉側に設けられた板状の密閉部材を前記三方枠及び敷居へと当接させることにより、乗降口での気密性を確保している。
特開2005−29331号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の構成では、扉各部に設置した一枚板からなる密閉部材を三方枠や敷居へと密着させることにより遮煙している。このため、例えば、扉が多少傾いた場合、前記密閉部材の一部が三方枠等から離間して、その遮煙性能が損なわれる懸念がある。
さらに、前記従来技術では、扉や三方枠等を設置する際、扉が閉じられた場合に密閉部材が三方枠等に対して隙間なく密着するように細かな調整を行う必要があり、特に、扉や三方枠等において多少の寸法誤差がある場合には、その設置を行う担当者の熟練の度合によって設置状態にバラツキが生じ、結果として、遮煙性能に問題が生じる懸念がある。
本発明は上記課題を考慮してなされたものであり、エレベータの昇降路とエレベータホールの間の乗降口での煙の流通を遮断するエレベータ乗降口の扉装置において、設置担当者の熟練の度合に影響されず容易に設置可能で、さらに、扉が多少傾いた場合でも遮煙性能を保持することが可能なエレベータ乗降口の扉装置を提供することを目的とする。
本発明のエレベータ乗降口の扉装置は、エレベータの昇降路とエレベータホールの間の乗降口に設けられた三方枠と、前記三方枠の下部に設けられた敷居と、前記敷居の上部に、前記三方枠の昇降路側と対向して配置された扉と、前記扉と前記三方枠の上枠部との間の隙間を塞ぐ上部遮煙機構と、前記扉と前記三方枠の側枠部との間の隙間を塞ぐ側部遮煙機構と、前記扉と前記敷居との間の隙間を塞ぐ下部遮煙機構とを備えるエレベータ乗降口の扉装置であって、前記上部遮煙機構は、前記三方枠の上枠部の長手方向に沿って設けられ、底部から開口側に向かって拡幅した溝部、及び、前記扉の上縁部の長手方向に沿って設けられ、先端側が前記開口側から前記溝部内に挿し込まれた状態で該溝部の側壁部に当接する遮煙部材を有し、前記下部遮煙機構は、前記敷居の長手方向に沿って設けられ、底部から開口側に向かって拡幅した溝部、及び、前記扉の下縁部の長手方向に沿って設けられ、先端側が前記開口側から前記溝部内に挿し込まれた状態で該溝部の側壁部に当接する遮煙部材とを有すること特徴とする。
また、前記側部遮煙機構は、前記三方枠の側枠部の長手方向に沿って設けられ、底部から開口側に向かって拡幅した溝部、及び、前記扉の側縁部の長手方向に沿って設けられ、先端側が前記開口側から前記溝部内に挿し込まれた状態で該溝部の側壁部に当接する遮煙部材を有するように構成することもできる。
さらに、前記側部遮煙機構は、前記扉の側縁部の長手方向に沿って設けられ、前記扉が閉じられた状態で前記三方枠の側枠部に当接し且つ当接面が湾曲形状からなる主要遮煙部材、及び、前記側枠部の長手方向に沿って前記当接面に対向するように突設され、前記扉が閉じられて前記当接面に当接すると該当接面の前記湾曲形状に沿って弾性的に変形して前記主要遮煙部材に密着する補助遮煙部材を有するように構成することもできる。
さらにまた、前記側部遮煙機構は、前記扉の側縁部の長手方向に沿って前記三方枠の側枠部に対向するように突設され、前記扉が閉じられた状態で先端側が前記三方枠の側枠部に当接する主要遮煙部材、及び、前記主要遮煙部材に並設され且つ該主要遮煙部材よりも大きく前記側枠部側に突出し、弾性部材により構成されることで前記扉が閉じられて前記側枠部に当接すると弾性的に変形して前記側枠部に密着する補助遮煙部材を有するように構成することもできる。
上記構成によれば、扉の上部と三方枠の上枠部との間の隙間を塞ぐ上部遮煙機構と、扉の下部と敷居との間の隙間を塞ぐ下部遮煙機構とを備え、さらに、扉の側部(戸袋側側部)と三方枠の側枠部との間の隙間を塞ぐ側部遮煙機構を備えることにより、扉が閉じられた状態で形成される前記各隙間を容易且つ確実に塞ぐことができる。このため、エレベータの乗降口において、エレベータホール側から昇降路側への前記各隙間からの煙の流通を有効に抑えることができる。
さらに、扉が多少傾いた場合や、扉及び三方枠等に多少の寸法誤差がある場合であっても、各遮煙機構では、前記遮煙部材が前記溝部を構成する両側壁部に密着し、又は、前記主要遮煙部材の遮煙作用を補助遮煙機構が補うことにより、その遮煙性能を保持することができる。
しかも、前記遮煙部材が、前記溝部を構成する両側壁部に密着する一対の弾性部材により構成されていると、前記のように扉が多少傾いた場合や、扉及び三方枠等に多少の寸法誤差がある場合に、前記一対の弾性部材が前記溝部の傾斜した両側壁部に確実に当接しているため、遮煙性能を一層確実に保持することができる。
さらに、前記扉が一対のパネルから構成された両開き式であり、該扉の戸当部の隙間を塞ぐ戸当部遮煙機構を備え、前記戸当部遮煙機構が、両パネルの戸当部の長手方向に沿って対向して配置されると共に、前記扉が閉じられた状態で互いに当接し且つ少なくとも一方の当接面が湾曲形状からなる一対の主要遮煙部材、及び、前記主要遮煙部材の一方に並設され、前記扉が閉じられて他方の主要遮煙部材の当接面に当接すると該当接面の前記湾曲形状に沿って弾性的に変形して前記他方の主要遮煙部材に密着する補助遮煙部材を有していると、前記戸当部に形成される隙間も確実に塞ぐことができる。このため、エレベータの乗降口において、エレベータホール側から昇降路側への前記各隙間からの煙の流通を一層確実に抑えることができる。
本発明によれば、扉の上部と三方枠の上枠部との間の隙間を塞ぐ上部遮煙機構と、扉の下部と敷居との間の隙間を塞ぐ下部遮煙機構とを備え、さらに、扉の側部と三方枠の側枠部との間の隙間を塞ぐ側部遮煙機構や扉の戸当部での隙間を塞ぐ戸当部遮煙機構を備えることにより、扉が閉じられた状態で形成される前記各隙間を容易且つ確実に塞ぐことができる。このため、エレベータの乗降口において、エレベータホール側から昇降路側への前記各隙間からの煙の流通を有効に抑えることができる。
さらに、扉が多少傾いた場合や、扉及び三方枠等に多少の寸法誤差がある場合であっても、各遮煙機構では、前記遮煙部材が前記溝部を構成する両側壁部に密着し、又は、主要遮煙部材の遮煙作用を補助遮煙機構が補うことにより、その遮煙性能を保持することができる。
以下、本発明に係るエレベータ乗降口の扉装置について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。本実施の形態に係るエレベータ乗降口の扉装置は、エレベータの昇降路とエレベータホールの間の乗降口での煙の流通を遮断するための装置である。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る扉装置(エレベータ乗降口の扉装置)10aが適用された乗降口12をエレベータホール14側から見た正面図である。図2は、図1に示す乗降口12の背面図(エレベータの昇降路26側から見た図)である。
乗降口12は、建物壁16に形成された矩形状の開口部16aに取り付けられた三方枠18及び敷居20によって縁取られ、扉21により開閉されることにより、利用者のかご24への乗降が行われる。該扉21は、一対のパネル(ドアパネル)22、22が互いに当接又は離間することで開閉動作を行う。該乗降口12に近接した建物壁16には、エレベータ利用ボタン部25が設けられている。
前記三方枠18は、乗降口12の上部に位置した上枠部18aと、その両端から下方に延在した一対の側枠部(縦枠部)18b、18bとにより門形に構成されている。
図2に示すように、前記上枠部18aには、エレベータのかご24が昇降する昇降路26側からヘッダーケース28が取り付けられている。該ヘッダーケース28内には、水平方向に延在したドアレール30と、該ドアレール30に並設された駆動機構31とが収納されている。前記ドアレール30には、2つの懸架装置32が扉21の開閉方向(図2の矢印X1、X2方向)に移動可能に連結されている。これら懸架装置32には、各パネル22の上部が連結され、各パネル22は各懸架装置32によりドアレール30に吊下げられている。また、各懸架装置32は、前記ドアレール30に転接する一対の懸架ローラ32aを2組ずつ収納している。従って、図示しない制御装置の制御下に、かご24がエレベータホール14に着床し、駆動機構31が駆動されると、2つの懸架装置32が離間又は近接する方向(矢印X1、X2方向)に移動することにより、これら懸架装置32に吊下げられた一対のパネル22、22が開閉動作する。
前記敷居20は、三方枠18の下部に前記上枠部18aと対向して敷設され、前記一対の側枠部18b、18bの下端部同士を連結している。該敷居20には、前記ドアレール30と平行に延在するガイド溝34が埋設されている(図2及び図5参照)。該ガイド溝34には、パネル22の下部に取り付けられ、該パネル22をその開閉方向にガイドするガイドシュー36が摺動自在に挿入されている。前記ガイドシュー36は、パネル22の下部裏面(昇降路26側の面)に取り付けられた支持板52の先端に固着されており、各パネル22に夫々2個ずつ備えられている。なお、前記支持板52は、パネル22の下部裏面にボルト38で固定された断面略L字状のブラケット40と、該ブラケット40にボルト42で固定された断面略コの字状のブラケット44とを介して、該ブラケット44にボルト46で固定された断面略L字状のブラケット48にボルト50にて固定されている。
以上のように構成される乗降口12では、扉21の開閉動作を円滑に行うため、扉21と三方枠18及び敷居20との間に所定の隙間Gが設けられている(例えば、図3、図5及び図6参照)。また、扉21の戸当部22aには、そのガタツキ等を吸収するための隙間Gが設けられている(図6参照)。
従って、本第1の実施形態に係る扉装置10aでは、前記各隙間Gを閉塞し、該隙間Gからの煙の流通を遮断するための遮煙機構を各隙間Gに対応する位置に備えている。すなわち、このような遮煙機構は、扉21の上部と三方枠18の上枠部18aとの間の隙間Gを塞ぐ上部遮煙機構54と、扉21の下部と敷居20との間の隙間Gを塞ぐ下部遮煙機構56と、扉21の側部(戸袋側側部)と三方枠18の側枠部18bとの間の隙間Gを塞ぐ側部遮煙機構(戸袋部遮煙機構)58aと、扉21の戸当部22aの隙間Gを塞ぐ戸当部遮煙機構60とから構成されている。
図3は、図2の線III−IIIにおける上部遮煙機構54の一部省略断面図である。図4は、図3のA矢視方向からの一部省略斜視図である。なお、図3及び図4では簡単のためドアレール30や懸架装置32等を省略して図示している。
図3及び図4に示すように、上部遮煙機構54は、三方枠18の上枠部18aの長手方向(図2中の矢印X1、X2方向)に沿った溝部64を有し、ボルト62により該上枠部18a上に固定されたガイド部材66と、扉21の上部にボルト68で固定されたブラケット70にボルト71により固定され、扉21の上縁部22bの長手方向に沿って前記ガイド部材66と平行に延在し、先端側が前記溝部64内へと挿し込まれた遮煙部材72とを備える。
前記溝部64は略V字状に、底部から開口側に向かって拡幅している。前記遮煙部材72の先端側には、前記溝部64の長手方向に沿って延在した傾斜面である両側壁部64a、64aに当接する一対の弾性部材72a、72aが突出している。
従って、前記一対の弾性部材72a、72aが前記溝部64内へと挿し込まれると、各弾性部材72aには、底部に向かって狭幅な側壁部64aによる内側への押圧力に対抗した外側(図3の矢印B方向)への反発力(弾性力)が生じるため、弾性部材72aと側壁部64aとが確実に密着する。また、扉21の開閉時には、遮煙部材72はガイド部材66に摺接しながら円滑に移動可能である。この場合、扉21が多数回開閉され、前記弾性部材72aが前記側壁部64aとの摺接動作により磨耗して短くなった場合であっても、前記反発力により弾性部材72aの側壁部64aへの密着性が長期間保持される。
図4に示すように、ブラケット70を固定するボルト68が挿通しているボルト孔73は上下に伸びた長孔とされ、前記ボルト71が挿通するボルト孔も多少余裕を持った寸法とされている。このため、前記遮煙部材72の位置を容易に調整可能である。すなわち、遮煙部材72の弾性部材72aと側壁部64aとの密着度合を容易に調整することができ、弾性部材72aと側壁部64aとを一層確実に密着させることができる。さらに、前記のように弾性部材72aが磨耗して短くなった場合には、該遮煙部材72の位置を再調整して、弾性部材72aの側壁部64aへの密着性を向上させることも可能である。
このように、上部遮煙機構54では、上枠部18aに沿って固定されたガイド部材66の溝部64内に、扉21の上部に沿って固定された遮煙部材72の先端側に設けられた一対の弾性部材72a、72aを挿入させることにより、前記溝部64の側壁部64aと前記弾性部材72aとを容易且つ確実に密着させることができる。従って、上部遮煙機構54により、扉21と上枠部18aとの間の隙間G(の奥部)を塞ぐことができ、該隙間Gからのエレベータホール14側から昇降路26側への煙の流通を抑えることができる。
この場合、扉21のパネル22が多少傾いた場合や、扉21及び三方枠18等に多少の寸法誤差がある場合であっても、該弾性部材72aと溝部64の側壁部64aとの密着性は弾性部材72aの前記反発力により容易に保持される。すなわち、上部遮煙機構54では、設置時において前記多少の寸法誤差等が許容されるため、扉21の傾きや設置担当者の熟練の度合に影響されることなく、常に十分な遮煙性能を保持することができる。
図5は、図2の線V−Vにおける下部遮煙機構56の一部省略断面図である。
図5に示すように、下部遮煙機構56は、前記敷居20の長手方向(図2中の矢印X1、X2方向)に沿って埋設された溝部74と、ボルト38により前記ブラケット40に固定された平板状のブラケット78、80に対し、ボルト82により扉21の下縁部22cの長手方向に沿って固定された遮煙部材84とを備える。
これら溝部74及び遮煙部材84は、前記上部遮煙機構54の溝部64及び遮煙部材72と略同様な形状からなる。つまり、前記溝部74は略V字状に、底部から開口側に向かって拡幅している。前記遮煙部材84は、その先端側に前記溝部74の長手方向に沿って延在した傾斜面である両側壁部74a、74aに当接する一対の弾性部材84a、84aを有している。
従って、前記一対の弾性部材84a、84aが前記溝部74内へと挿し込まれると、各弾性部材84aには前記弾性部材72aと同様に、底部に向かって狭幅な側壁部74aによる内側への押圧力に対抗した外側への反発力(弾性力)が生じて、弾性部材84aと側壁部74aとが確実に密着する。この場合にも、前記上部遮煙機構54と同様に、扉21が多数回開閉され、前記弾性部材84aが前記側壁部74aとの摺接動作により磨耗して短くなった場合であっても、前記反発力により弾性部材84aの側壁部74aへの密着性が長期間保持される。
また、遮煙部材84においても前記遮煙部材72と同様に、ブラケット78、80を上下方向に調整可能であり、弾性部材84aと側壁部74aとを一層確実に密着させることができる。さらに、弾性部材84aが磨耗して短くなった場合にも、遮煙部材84の位置を再調整して、弾性部材84aの側壁部74aへの密着性を向上させることができる。
このように、下部遮煙機構56では、前記上部遮煙機構54と同様に、溝部74の側壁部74aと前記弾性部材84aとを容易且つ確実に密着させることができる。従って、下部遮煙機構56により、扉21と敷居20との間の隙間G(の奥部)を確実に塞ぐことができ、該隙間Gからのエレベータホール14側から昇降路26側への煙の流通を抑えることができる。さらに、該下部遮煙機構56においても、前記上部遮煙機構54と同様に、扉21の傾きや設置担当者の熟練の度合に影響されることなく、常に十分な遮煙性能を保持することができる。
図6は、図2の線VI−VIにおける側部遮煙機構58a及び戸当部遮煙機構60の一部省略断面図である。図7は、図6中のVII部の側部遮煙機構58aを拡大した一部省略断面図である。
図6及び図7に示すように、側部遮煙機構58aは、前記三方枠18の側枠部18bの長手方向(扉21の開閉方向と直交する高さ方向)に沿ってボルト86で固定された2枚のガイド部材88、89の間に形成され且つ戸袋側に開口した溝部90と、パネル22の戸袋側端部に形成された側縁部(折り曲げ部)22dに、該側縁部22dの長手方向に沿って前記溝部90と平行に固定され、先端側が前記溝部90内へと挿脱可能に構成された遮煙部材100とを備える。この場合、前記遮煙部材100は、前記側縁部22dにボルト94で固定された断面略L字状のブラケット96に対し、ボルト98により固定されている。
前記ガイド部材88は断面L字状板部材の一片88aがやや内傾した形状からなり、前記ガイド部材89は断面L字状板部材の一片90aがやや外傾した形状からなる。これにより、各片88a、89aとの間に、略V字状で底部から開口側に向かって拡幅した溝部90が形成されている。前記遮煙部材100は、前記溝部90の長手方向に沿って延在した傾斜面である両側壁部88b、89bに当接する一対の弾性部材100a、100aを先端側に有している。
このように、溝部90及び遮煙部材100は、前記上部遮煙機構54の溝部64及び遮煙部材72と略同様な形状からなる。
従って、図8に示すように、扉21が開かれて溝部90と遮煙部材100とが離間している状態から、矢印X2方向に扉21が閉じられ、前記一対の弾性部材100a、100aが前記溝部90内へと挿し込まれると(図7参照)、各弾性部材100aには前記弾性部材72aと同様に、底部(奥部)に向けて狭幅な側壁部88b、89bによる内側への押圧力に対抗した外側への反発力(弾性力)が生じ、弾性部材100aと側壁部88b、89bとが確実に密着する。この場合にも、前記上部遮煙機構54と同様に、扉21が多数回開閉され、前記弾性部材100aが前記側壁部88b、89bとの摺接動作により磨耗して短くなった場合であっても、前記反発力により弾性部材100aの側壁部88b、89bへの密着性が長期間保持される。
すなわち、扉21が矢印X2方向に閉じられ、弾性部材100aが溝部90内へ挿入されると、図7に示すように、一対の弾性部材100a、100aの幅W1は、側壁部88b、89bにより狭められて幅W2となり(W2<W1)、この際に生じる反発力により弾性部材100aと側壁部88b、89bとが確実に密着する。
また、遮煙部材100においても前記遮煙部材72等と同様に、ボルト98によるブラケット96への遮煙部材100の取付位置を前後方向(扉21の開閉方向)に調整可能である。さらに、弾性部材100aが磨耗して短くなった場合にも、遮煙部材100の位置を再調整して、弾性部材100aの側壁部88b、89bへの密着性を向上させることができる。
このように、側部遮煙機構58aにおいても、前記上部遮煙機構54等と同様に、溝部90の側壁部88b、89bと前記弾性部材100aとを容易且つ確実に密着させることができる。従って、側部遮煙機構58aにより、扉21と側枠部18bの扉21側の折り曲げ部18cとの間の隙間G(の奥部)を確実に塞ぐことができるため、該隙間Gからのエレベータホール14側から昇降路26側への煙の流通を抑えることができる。さらに、該側部遮煙機構58aにおいても、前記上部遮煙機構54等と同様に、扉21の傾きや設置担当者の熟練の度合に影響されることなく、常に十分な遮煙性能を保持することができる。
図9は、図6のX部の戸当部遮煙機構60を拡大した一部省略断面図である。
図9に示すように、戸当部遮煙機構60は、パネル22の戸当部22aから戸袋側に屈曲された折り曲げ部22eに取り付けられている。該戸当部遮煙機構60は、一方のパネル22の折り曲げ部22eの長手方向(扉21の開閉方向と直交した高さ方向)に沿って固定された第1主要遮煙部材(主要遮煙部材)104と、他方のパネル22の折り曲げ部22eの長手方向に沿って前記第1主要遮煙部材104と対向するように固定された第2(主要遮煙部材)主要遮煙部材108とを備える。この場合、第1主要遮煙部材104及び第2主要遮煙部材108は、夫々ボルト102、106により前記折り曲げ部22eに取り付けられている。
これら第1及び第2主要遮煙部材104、108は、少なくとも一方、例えば、第1主要遮煙部材104が、ゴム等の弾性部材により構成され、扉21が閉じられた際に互いに当接して密着する。この場合、第1及び第2主要遮煙部材104、108の少なくとも一方、図9に示す本第1の実施形態では、第1主要遮煙部材104の当接面104aが湾曲形状からなり、その密着性を向上させている。
さらに、戸当部遮煙機構60において、第2主要遮煙部材108には、第1主要遮煙部材104の当接面104aを指向して突出した補助遮煙部材110が並設されている。該補助遮煙部材110は、例えば、ゴム等の弾性部材により構成され、図10に示すように、扉21が開いている状態では、前記当接面104a側を指向して平板状に形成されている。一方、図9に示すように、扉21が閉じている状態では、前記当接面104aの湾曲形状に沿って、昇降路26側へと弾性的に変形して該当接面104aに確実に密着する。
従って、補助遮煙部材110は、前記当接面104aの中心線CLから昇降路26側に多少ずれた位置に芯ずれした状態で取り付けられることで(図10参照)、扉21が閉じられた際に該当接面104aの湾曲形状に沿って所望の方向、この場合には昇降路26側へと確実に変形させることができる。
このように、戸当部遮煙機構60では、第1主要遮煙部材104と第2主要遮煙部材108とを前記湾曲形状からなる当接面104aにより確実に密着させることができる。従って、扉21の戸当部22aにおける隙間G(の奥部)を確実に塞ぐことができるため、該隙間Gからのエレベータホール14側から昇降路26側への煙の流通を抑えることができる。
さらに、該戸当部遮煙機構60では補助遮煙部材110を備えている。このため、扉21が多少傾いた場合や、扉21及び三方枠18等に多少の寸法誤差があり、扉21が閉じられた際に第1主要遮煙部材104と第2主要遮煙部材108との間の戸当部22aの一部に隙間を生じるような場合であっても、該補助遮煙部材110により、その隙間を塞ぐことができる。すなわち、戸当部遮煙機構60においても前記上部遮煙機構54等と同様に、扉21の傾きや設置担当者の熟練の度合に影響されることなく、常に十分な遮煙性能を保持することができる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る扉装置(エレベータ乗降口の扉装置)10bにつき、図11及び図12を参照して説明する。図11は、本第2の実施形態に係る扉装置10bにおける側部遮煙機構58bを拡大した一部省略断面図である。図12は、図11の側部遮煙機構58bにおいて扉21を開いた状態を示す一部省略断面図である。なお、図11及び図12において、図1〜図10に示される参照符号と同一の参照符号は、同一又は同様な構成を示し、このため同一又は同様な機能及び効果を奏するものとして、その詳細な説明を省略して、以下の図面においても同様とする。
本第2の実施形態における扉装置10bは、前記扉装置10aと比べて、側部遮煙機構58aに代えて側部遮煙機構58bを有する点が相違している。
図11に示すように、側部遮煙機構58bは、前記三方枠18の側枠部18bに固定された断面略L字状のブラケット114と側枠部18bの折り曲げ部18cにより狭持され、該側枠部18bの長手方向(扉21の開閉方向と直交した高さ方向)に沿って固定された補助遮煙部材116と、パネル22の側縁部22dに固定されたブラケット96に対して該側縁部22dに沿って取り付けられ、前記折り曲げ部18c端面及び前記補助遮煙部材116に対向した主要遮煙部材118とを備える。前記ブラケット114は、ボルト112により前記側枠部18bに固定されており、前記ブラケット96は、ボルト94により前記側縁部22dに固定されている。
前記主要遮煙部材118は、例えば、ゴム等の弾性部材により構成されると共に、当接面118aは湾曲形状からなり、扉21が閉じられた際に前記側枠部18bの折り曲げ部18c端面に当接して密着する。
前記補助遮煙部材116は、例えば、ゴム等の弾性部材により構成され、図12に示すように、扉21が開いている状態では、前記当接面118a側を指向して平板状に形成されている。一方、図11に示すように、扉21が閉じている状態では、前記当接面118aの湾曲形状に沿って、側枠部18bの裏側方向(扉21と反対方向)へと弾性的に変形することにより、当接面118aに対して確実に密着する。
従って、前記補助遮煙部材116は、図10に示す補助遮煙部材110の場合と同様に、前記当接面118aの中心線CLから側枠部18bの裏側方向に多少ずれた位置に芯ずれした状態で取り付けられることで(図12参照)、扉21が閉じられた際に該当接面118aの湾曲形状に沿って所望の方向、この場合には側枠部18bの裏側方向へと確実に変形させることができる。
このように、側部遮煙機構58bでは、主要遮煙部材118と側枠部18bの折り曲げ部18cとを密着させ、さらに、補助遮煙部材116と主要遮煙部材118とを密着させる。従って、側部遮煙機構58bにより、扉21と側枠部18bの扉21側の折り曲げ部18cとの間の隙間G(の奥部)を確実に塞ぐことができ、該隙間Gからのエレベータホール14側から昇降路26側への煙の流通を抑えることができる。
さらに、該側部遮煙機構58bにおいても、前記上部遮煙機構54等と同様に、扉21の傾きや設置担当者の熟練の度合に影響されることなく、常に十分な遮煙性能を保持することができる。すなわち、例えば、扉21が多少傾いて主要遮煙部材118と側枠部18bの折り曲げ部18cとの間に隙間を生じた場合であっても、補助遮煙部材116と主要遮煙部材118とが密着しているため、該側部遮煙機構58bにおける遮煙性能は十分に確保される。
次に、本発明の第3の実施形態に係る扉装置(エレベータ乗降口の扉装置)10cにつき、図13及び図14を参照して説明する。図13は、本第3の実施形態に係る扉装置10cにおける側部遮煙機構58cを拡大した一部省略断面図である。図14は、図13の側部遮煙機構58cにおいて扉21を開いた状態を示す一部省略断面図である。
本第3の実施形態における扉装置10cは、前記扉装置10aと比べて、側部遮煙機構58aに代えて側部遮煙機構58cを有する点が相違している。
図13に示すように、側部遮煙機構58cは、パネル22の側縁部22dと、該側縁部22dに固定された断面略L字状のブラケット122との間で前記側縁部22dに沿って重なった状態で狭持され、前記三方枠18側に突出した主要遮煙部材124及び補助遮煙部材126を備える。該主要遮煙部材124及び扉側補助遮煙部材126は、例えば、ゴム等の弾性部材により構成され、主要遮煙部材124よりも補助遮煙部材126の突出長が大きく設定されている。前記ブラケット122、主要遮煙部材124及び補助遮煙部材126は、前記側縁部22dに対し、ボルト120により重ねて取り付けられている。
このような側部遮煙機構58cでは、図14に示す扉21が開いている状態から、図13に示すように扉21が閉じられると、主要遮煙部材124の先端側が側枠部18bの折り曲げ部18c表面に摺接して密着する。さらに、補助遮煙部材126の三方枠18側の側面が、前記側枠部18bの折り曲げ部18cをさらに内側に屈曲させた折り曲げ部18dに当接し、該折り曲げ部18dにより外側に押圧され、弾性的に変形して密着する。
このように、側部遮煙機構58cでは、主要遮煙部材124と側枠部18bの折り曲げ部18cとを密着させ、さらに、補助遮煙部材126と側枠部18bの折り曲げ部18dとを密着させる。従って、側部遮煙機構58cにより、扉21と側枠部18bの扉21側の折り曲げ部18cとの間の隙間G(の奥部)を確実に塞ぐことができるため、該隙間Gからのエレベータホール14側から昇降路26側への煙の流通を抑えることができる。
さらに、該側部遮煙機構58cにおいても、前記上部遮煙機構54等と同様に、扉21の傾きや設置担当者の熟練の度合に影響されることなく、常に十分な遮煙性能を保持することができる。すなわち、例えば、扉21が多少傾いて主要遮煙部材124と側枠部18bの折り曲げ部18cとの間に隙間を生じた場合であっても、補助遮煙部材126と側枠部18bの折り曲げ部18dとが密着しているため、該側部遮煙機構58cにおける遮煙性能は十分に確保される。
以上のように本発明の各実施形態に係る扉装置10a〜10cによれば、扉21の上部と三方枠18の上枠部18aとの間の隙間Gを塞ぐ上部遮煙機構54と、扉21の下部と敷居20との間の隙間Gを塞ぐ下部遮煙機構56と、扉21の側部(戸袋側端部)と三方枠18の側枠部18bとの間の隙間Gを塞ぐ側部遮煙機構(戸袋部遮煙機構)58a〜58cと、扉21の戸当部22aでの隙間Gを塞ぐ戸当部遮煙機構60とを備えることにより、各隙間Gを容易且つ確実に塞ぐことができる。このため、各隙間Gからのエレベータホール14側から昇降路26側への煙の流通を抑えることができる。
さらに、前記のように、各実施形態に係る扉装置10a〜10cでは、扉21が多少傾いた場合や、扉21及び三方枠18等に多少の寸法誤差がある場合であっても、各遮煙部材と三方枠等との間の遮煙性能が確保される。このため、扉21の傾きや設置担当者の熟練の度合に影響されることなく、常に十分な遮煙性能を保持することができる。
また、前記扉装置10a〜10cでは、扉21と三方枠18及び敷居20との間に形成される隙間Gを塞ぐため、上部遮煙機構54、下部遮煙機構56、側部遮煙機構58a〜58c及び戸当部遮煙機構60を備える構成を示して説明したが、エレベータや建物の構造等によっては、上部遮煙機構54のみを設置又は下部遮煙機構56のみを設置する等、各遮煙機構は夫々単独で用いることも可能である。
さらに、前記扉21が、例えば1枚又は2枚以上のパネル22からなる片開き式である場合には、前記戸当部遮煙機構60は、扉21と三方枠18の側枠部18bとの間に設置してもよい。
なお、本発明は上記実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることは当然可能である。
本発明の第1の実施形態に係る扉装置が適用された乗降口をエレベータホール側から見た正面図である。 図1に示す乗降口の背面図である。 図2の線III−IIIにおける上部遮煙機構の一部省略断面図である。 図3のA矢視方向からの一部省略斜視図である。 図2の線V−Vにおける下部遮煙機構の一部省略断面図である。 図2の線VI−VIにおける側部遮煙機構及び戸当部遮煙機構の一部省略断面図である。 図6中のVII部の側部遮煙機構を拡大した一部省略断面図である。 図7の側部遮煙機構において扉を開いた状態を示す一部省略断面図である。 図6のX部の戸当部遮煙機構を拡大した一部省略断面図である。 図9の戸当部遮煙機構において扉を開いた状態を示す一部省略断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る扉装置における側部遮煙機構を拡大した一部省略断面図である。 図11の側部遮煙機構において扉を開いた状態を示す一部省略断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る扉装置における側部遮煙機構を拡大した一部省略断面図である。 図13の側部遮煙機構において扉を開いた状態を示す一部省略断面図である。
符号の説明
10a〜10c…扉装置 12…乗降口
14…エレベータホール 18…三方枠
18a…上枠部 18b…側枠部
20…敷居 21…扉
22…パネル 22a…戸当部
22b…上縁部 22c…下縁部
22d…側縁部 26…昇降路
54…上部遮煙機構 56…下部遮煙機構
58a〜58c…側部遮煙機構 60…戸当部遮煙機構
64、74、90…溝部
64a、74a、88b、89b…側壁部
66、88、89…ガイド部材 72、84、100…遮煙部材
72a、84a、100a…弾性部材 104…第1主要遮煙部材
104a、118a…当接面 108…第2主要遮煙部材
110、116、126…補助遮煙部材 118、124…主要遮煙部材

Claims (6)

  1. エレベータの昇降路とエレベータホールの間の乗降口に設けられた三方枠と、
    前記三方枠の下部に設けられた敷居と、
    前記敷居の上部に、前記三方枠の昇降路側と対向して配置された扉と、
    前記扉と前記三方枠の上枠部との間の隙間を塞ぐ上部遮煙機構と、
    前記扉と前記三方枠の側枠部との間の隙間を塞ぐ側部遮煙機構と、
    前記扉と前記敷居との間の隙間を塞ぐ下部遮煙機構と、
    を備えるエレベータ乗降口の扉装置であって、
    前記上部遮煙機構は、前記三方枠の上枠部の長手方向に沿って設けられ、底部から開口側に向かって拡幅した溝部、及び、前記扉の上縁部の長手方向に沿って設けられ、先端側が前記開口側から前記溝部内に挿し込まれた状態で該溝部の側壁部に当接する遮煙部材を有し、
    前記下部遮煙機構は、前記敷居の長手方向に沿って設けられ、底部から開口側に向かって拡幅した溝部、及び、前記扉の下縁部の長手方向に沿って設けられ、先端側が前記開口側から前記溝部内に挿し込まれた状態で該溝部の側壁部に当接する遮煙部材とを有すること特徴とするエレベータ乗降口の扉装置。
  2. 請求項1記載のエレベータ乗降口の扉装置において、
    前記側部遮煙機構は、前記三方枠の側枠部の長手方向に沿って設けられ、底部から開口側に向かって拡幅した溝部、及び、前記扉の側縁部の長手方向に沿って設けられ、先端側が前記開口側から前記溝部内に挿し込まれた状態で該溝部の側壁部に当接する遮煙部材を有することを特徴とするエレベータ乗降口の扉装置。
  3. 請求項1記載のエレベータ乗降口の扉装置において、
    前記側部遮煙機構は、前記扉の側縁部の長手方向に沿って設けられ、前記扉が閉じられた状態で前記三方枠の側枠部に当接し且つ当接面が湾曲形状からなる主要遮煙部材、及び、前記側枠部の長手方向に沿って前記当接面に対向するように突設され、前記扉が閉じられて前記当接面に当接すると該当接面の前記湾曲形状に沿って弾性的に変形して前記主要遮煙部材に密着する補助遮煙部材を有することを特徴とするエレベータ乗降口の扉装置。
  4. 請求項1記載のエレベータ乗降口の扉装置において、
    前記側部遮煙機構は、前記扉の側縁部の長手方向に沿って前記三方枠の側枠部に対向するように突設され、前記扉が閉じられた状態で先端側が前記三方枠の側枠部に当接する主要遮煙部材、及び、前記主要遮煙部材に並設され且つ該主要遮煙部材よりも大きく前記側枠部側に突出し、弾性部材により構成されることで前記扉が閉じられて前記側枠部に当接すると弾性的に変形して前記側枠部に密着する補助遮煙部材を有することを特徴とするエレベータ乗降口の扉装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のエレベータ乗降口の扉装置において、
    前記遮煙部材は、前記溝部を構成する両側壁部に密着する一対の弾性部材により構成されていることを特徴とするエレベータ乗降口の扉装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のエレベータ乗降口の扉装置において、
    さらに、前記扉が一対のパネルから構成された両開き式であり、該扉の戸当部の隙間を塞ぐ戸当部遮煙機構を備え、
    前記戸当部遮煙機構は、両パネルの戸当部の長手方向に沿って対向して配置されると共に、前記扉が閉じられた状態で互いに当接し且つ少なくとも一方の当接面が湾曲形状からなる一対の主要遮煙部材、及び、前記主要遮煙部材の一方に並設され、前記扉が閉じられて他方の主要遮煙部材の当接面に当接すると該当接面の前記湾曲形状に沿って弾性的に変形して前記他方の主要遮煙部材に密着する補助遮煙部材を有すること特徴とするエレベータ乗降口の扉装置。
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