JP3129916B2 - エレベータドア - Google Patents

エレベータドア

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JP3129916B2
JP3129916B2 JP06205482A JP20548294A JP3129916B2 JP 3129916 B2 JP3129916 B2 JP 3129916B2 JP 06205482 A JP06205482 A JP 06205482A JP 20548294 A JP20548294 A JP 20548294A JP 3129916 B2 JP3129916 B2 JP 3129916B2
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渕 元 浩 馬
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエレベータドアに係り、
特にドア周囲の間隙を遮へいして十分な遮音効果と遮煙
効果とを図れるようにしたエレベータドアに関する。
【0002】
【従来の技術】一般にエレベータドアは、図9に示され
るように、鉛直方向に立設された一対のアングル1、1
を有し、これらのアングル1、1の上部には取付板2が
水平方向に架設されている。この取付板2の下部には目
隠し板3が延設されており、この目隠し板3との間に所
定の距離をおいて一対のホール側ドアパネル4、4が設
けられている。これらのホール側ドアパネル4、4の下
部にはガイドシュ5、5、5、5が突設されている。ま
た、ホール側ドアパネル4、4の下方には敷居6が設け
られている。取付板2には、図10に示されるように長
手方向に沿ってレール7が取り付けられており、このレ
ール7には転動可能なローラー8、8を有するドアハン
ガー9が装架されている。ホール側ドアパネル4はこの
ドアハンガー9を介して吊り下げられており、ホール側
ドアパネル4はドアハンガー9と共にレール7に沿って
ドア開閉方向に移動する。また、全閉時のホール側ドア
パネル4の側端部がくる位置には三方枠10が立設され
ており、この三方枠10の上端は取付板2に対して固着
されている。また、図11に示されるように、ホール側
ドアパネル4の下方に設けられた敷居6には案内溝11
が形成されており、この案内溝11にはホール側ドアパ
ネル4の下部に突設されたガイドシュ5、5が摺動自在
に嵌め込まれている。
【0003】目隠し板3とホール側ドアパネル4との間
には、図12に示されるように間隙α(以下、「上部間
隙α」という。)が存在する。また、三方枠10とホー
ル側ドアパネル4との間には、図13に示されるように
約5mm程度の間隙β(以下、「側部間隙β」とい
う。)が存在する。さらに、ホール側ドアパネル4の下
端縁と敷居6との間には、図14に示されるように約5
mm程度の間隙γ(以下、「下部間隙γ」という。)が
存在する。
【0004】このようにホール側ドアパネル4、4の周
囲には多くの間隙が存在している。このため、これらの
間隙を介してエレベータ昇降路内の音がホール側に漏洩
して騒音の問題が生じたり、火災発生時にはホール側か
ら昇降路内への煙の侵入を許し、昇降路が煙突として機
能して火災の被害を拡大させる等の問題があった。
【0005】そこで、従来のエレベータドアは、図15
から図17に示されるように、ホール側ドアパネル4、
4の上部に上部移動塞ぎ板12、12が傾斜して取り付
けられている。一方、目隠し板3には上部固定塞ぎ板1
3、13が同様に傾斜して取り付けられている。また、
ホール側ドアパネル4、4の側部には側部移動塞ぎ板1
4、14が取り付けられている。さらに、ホール側ドア
パネル4、4の下部にはシル塞ぎ板15、15が取り付
けられている。
【0006】上部移動塞ぎ板12は、図18に示される
ように両側端部が互いに逆方向に約90°折り曲げら
れ、横断面が略Z字状をなしている。上部移動塞ぎ板1
2の一方の側端部はボルトによってホール側ドアパネル
4に固着されている。また、上部移動塞ぎ板12の他方
の側端部はシールフランジ16を形成している。一方、
上部固定塞ぎ板13は横断面が略L字状をなし、上部パ
ッキン17が貼着されている。ドアを閉じると、シール
フランジ16の先端部が上部パッキン17の上面に圧接
されて上部間隙αが閉鎖される。
【0007】また、側部移動塞ぎ板14は、図19に示
されるようにホール側ドアパネル4の側端部にボルトに
よって取り付けられている。この側部移動塞ぎ板14に
は側部間隙βを塞ぐための側部パッキン18が貼着され
ている。ドアを閉じると、側部パッキン18が三方枠1
0の先端部に圧接されて側部間隙βが閉鎖される。
【0008】さらに、シル塞ぎ板15は、図20及び図
21に示されるようにホール側ドアパネル4の下部にガ
イドシュ5、5と共締めされている。シル塞ぎ板15の
横断面は、図22及び図23に示されるように略コ字状
をなしている。このシル塞ぎ板15の上端部は、ホール
側ドアパネル4に貼着された第1下部パッキン19に圧
接されている。一方、シル塞ぎ板15の下端部には第2
下部パッキン20が貼着され、この第2下部パッキン2
0は案内溝11の側壁に当接されている。これらの第1
および第2下部パッキン19、20とシル塞ぎ板15と
によって下部間隙γが閉鎖される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
エレベータドアは、上部間隙αの閉鎖を単にシールフラ
ンジ16の先端部を上部パッキン17に圧接することに
よって行っていたため、十分な遮音又は遮煙効果が得ら
れなかった。
【0010】また、側部間隙βについても、上部間隙α
の場合と同様、単に側部パッキン18を三方枠10の先
端部に押し当てて間隙を閉鎖するものであったため、十
分な遮音又は遮煙効果が得られなかった。
【0011】また、ホール側ドアパネル4の側端部に側
部移動塞ぎ板14を取り付ける際に、その位置決めが難
しく、位置決めが不適切なために十分な遮音、遮煙効果
が得られないという問題があった。
【0012】また、下部間隙γを塞ぐためにシル塞ぎ板
15をホール側ドアパネル4の下部に取り付けた際に、
第1下部パッキン19からの反力によってシル塞ぎ板1
5が傾いて敷居6と接触してしまうという問題があっ
た。
【0013】さらに、ホール側ドアパネル4の下部にシ
ル塞ぎ板15をガイドシュ5、5と共締めする作業は非
常に手間のかかるものであった。
【0014】そこで、本発明の目的は、上部間隙に対し
て十分な遮音、遮煙効果が得られるようにしたエレベー
タドアを提供することにある。
【0015】また、本発明の他の目的は、側部間隙に対
して十分な遮音、遮煙効果が得られるようにしたエレベ
ータドアを提供することにある。
【0016】また、本発明の他の目的は、側部移動塞ぎ
板を簡易かつ的確に取り付けることができるようにした
エレベータドアを提供することにある。
【0017】また、本発明の他の目的は、下部間隙に対
して十分な遮へい及び遮音効果が得られると共に下部パ
ッキンからの反力によってシル塞ぎ板が傾いて敷居と接
触するようなことがないようにしたエレベータドアを提
供することにある。
【0018】さらに、本発明の他の目的は、シル塞ぎ板
を簡易かつ的確に取り付けることができるようにしたエ
レベータドアを提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明によるエレベータドアは、ホール側ドアパネ
ルと、このホール側ドアパネルの上端との間に所定の距
離をおいて配置された目隠し板と、この目隠し板に傾斜
して固設された細長の上部固定塞ぎ板と、前記ホール側
ドアパネルに傾斜して固設された細長の上部移動塞ぎ板
とを備え、前記固定塞ぎ板は前記目隠し板から前記ホー
ル側ドアパネルに向けて延出したパッキン貼着板と、こ
のパッキン貼着板の側端部から上方に向けて延設された
遮へい板と、前記パッキン貼着板上に貼着された上部パ
ッキンとを有し、前記移動塞ぎ板は前記ホール側ドアパ
ネルから前記目隠し板に向けて前記遮へい板の上方に延
出した支持板と、この支持板の側端部から下方に向けて
延設されドアを閉じた際に先端部が前記上部パッキンに
圧接されるシールフランジとを有し、前記ドアが閉じる
と、前記上部固定塞ぎ板と前記上部移動塞ぎ板との間に
カギの手状の隙間が形成されることを特徴とする。
【0020】また、本発明によるエレベータドアは、ホ
ール側ドアパネルと、このホール側ドアパネルの側端部
との間に所定の距離をおいて立設された三方枠と、前記
ホール側ドアパネルの側端部に固設された細長の側部移
動塞ぎ板と、前記三方枠に固設された細長の側部固定塞
ぎ板とを備え、前記側部移動塞ぎ板は前記ホール側ドア
パネルの側端部からドア開け方向に向けて延設された支
持フランジと、この支持フランジの側端部から前記三方
枠に向けて延設されたパッキン貼着ウェブと、このパッ
キン貼着ウェブの側端部からドア閉じ方向に向けて延設
された遮へいフランジと、前記パッキン貼着ウェブに貼
着された側部パッキンとを有し、前記側部固定塞ぎ板は
前記三方枠からドア開け方向に向けて延設されドアを閉
じた際に前記側部パッキンが先端部に圧接されるように
構成され、前記ホール側ドアパネルは側面を有し、前記
側部移動塞ぎ板は前記ホール側ドアパネルの前記側面に
固着された断面Z字状の取付部材を介して前記ホール側
ドアパネルの側端部に固着され、前記取付部材は前記ホ
ール側ドアパネルの前記側面に固着される取付基板と、
この取付基板の一方の側端部からドア閉じ方向に向けて
延設され前記ホール側ドアパネルの一部に係合されて前
記取付基板の取付位置を決定する位置決め板と、前記取
付基板の他方の側端部からドア開け方向に向けて延設さ
れ前記支持フランジが固定される固定板とを有すること
を特徴とする。
【0021】また、前記ホール側ドアパネルは側面を有
し、前記側部移動塞ぎ板は前記ホール側ドアパネルの前
記側面に固着された断面Z字状の取付部材を介して前記
ホール側ドアパネルの側端部に固着され、前記取付部材
は前記ホール側ドアパネルの前記側面に固着される取付
基板と、この取付基板の一方の側端部からドア閉じ方向
に向けて延設され前記ホール側ドアパネルの一部に係合
されて前記取付基板の取付位置を決定する位置決め板
と、前記取付基板の他方の側端部からドア開け方向に向
けて延設され前記支持フランジが固定される固定板とを
有することが好ましい。
【0022】また、本発明によるエレベータドアは、対
向する一対の平板よりなるホール側ドアパネルと、この
ホール側ドアパネルの下方に設けられ案内溝が形成され
た敷居と、前記ホール側ドアパネルの下端部に固設され
た細長のシル塞ぎ板とを備え、このシル塞ぎ板は前記案
内溝に挿入された下端部を有し前記ホール側ドアパネル
の一対の平板の間に介装された取付ウェブと、この取付
ウェブの上端部から前記ホール側ドアパネルの一方の平
板に向けて延設され先端部が前記一方の平板に近接する
第1遮へいフランジと、前記取付ウェブの下端部から案
内溝の側壁に向けて延設された第2遮へいフランジと、
前記取付ウェブの下端部に貼着され案内溝の側壁に圧接
される下部パッキンとを有することを特徴とする。
【0023】さらに、前記シル塞ぎ板に対してガイドシ
ュが一体的に設けられていることが好ましい。
【0024】
【作用】ドアを閉じると、ホール側ドアパネルに固設さ
れた上部移動塞ぎ板がホール側ドアパネルと共に移動
し、シールフランジの先端部が上部パッキンに圧接され
る。これによって上部間隙が閉鎖されると共に、上部固
定塞ぎ板と上部移動塞ぎ板との間にカギの手状の隙間が
形成されるため、音の伝播や煙の流れの経路に対して抵
抗を与え、流れのエネルギー損失が増加して音や煙に対
する遮へい効果が増大する。
【0025】また、ドアを閉じると、ホール側ドアパネ
ルに固設された側部移動塞ぎ板がホール側ドアパネルと
共に移動し、側部パッキンが三方枠に設けられた側部固
定塞ぎ板の先端部に圧接される。これによって側部間隙
が閉鎖されると共に、側部固定塞ぎ板と側部移動塞ぎ板
との間にカギの手状の隙間が形成されるため、音の伝播
や煙の流れの経路に対して抵抗を与え、流れのエネルギ
ー損失が増加して音や煙に対する遮へい効果が増大す
る。
【0026】また、側部移動塞ぎ板を取付部材を介して
ホール側ドアパネルの側部に取り付ける際には、取付部
材の位置決め板によって位置決めを行う。
【0027】また、ドアを閉じると、シル塞ぎ板によっ
て下部間隙が閉鎖されると共に、第1および第2遮へい
フランジによって音の伝播や煙の流れの経路が複雑化
し、流れのエネルギー損失が増加して音や煙に対する遮
へい効果が増大する。
【0028】さらに、シル塞ぎ板をホール側ドアパネル
の下部に取り付ける際には、シル塞ぎ板に一体的に設け
られているガイドシュを敷居の溝に嵌合することによっ
て位置決めを行う。
【0029】
【実施例】以下、本発明によるエレベータドアの一実施
例について図1乃至図8を参照して説明する。
【0030】図1において符号21、21は、鉛直方向
に立設された一対のアングルを示し、これらのアングル
21、21の上部には取付板22が水平方向に架設され
ている。この取付板22の下方には目隠し板23が垂直
面内に設けられており、この目隠し板23との間に所定
の距離をおいて一対のホール側ドアパネル24、24が
設けられている。これらのホール側ドアパネル24、2
4の下部にはガイドシュ25、25、25、25が突設
されている。また、ホール側ドアパネル24、24には
塞ぎ板確認窓26、26、26、26が形成されてい
る。さらに、ホール側ドアパネル24、24の下方には
敷居27が設けられている。
【0031】また、図1及び図2に示されるように、ホ
ール側ドアパネル24の上部の内側面には上部移動塞ぎ
板28が傾斜して取り付けられており、一方、目隠し板
23の側には上部固定塞ぎ板29が傾斜して取り付けら
れている。また、ホール側ドアパネル24の側端部には
側部移動塞ぎ板30が取り付けられている。また、図3
に示されるように、三方枠31の側端部からドア開け方
向に向けて側部固定塞ぎ板32が延設されており、この
側部固定塞ぎ板32の先端部はドアを閉じた際に側部移
動塞ぎ板30に圧接される。さらに、ホール側ドアパネ
ル24の下端部にはシル塞ぎ板33が取り付けられてい
る。このシル塞ぎ板33は、図4に示されるように全体
が3つに分割可能である。また、シル塞ぎ板33にはガ
イドシュ34、34が溶接等によって固着されている。
シル塞ぎ板33の下端部には、図5に示されるように下
部パッキン35が貼着されており、この下部パッキン3
5は敷居27に形成された案内溝36の側壁に圧接され
ている。
【0032】また、図6に示されるように、上部移動塞
ぎ板28は横断面が略Z字状をなしており、ボルト37
によってホール側ドアパネル24に取り付けられてい
る。この上部移動塞ぎ板28は支持ウェブ38を有し、
この支持ウェブ38の側端部は下方へ直角に折り曲げら
れてシールフランジ39とされている。一方、目隠し板
23の側には水平方向に沿って凹部40が形成されてい
る。この凹部40には上部固定塞ぎ板29がボルト41
によって取り付けられており、この上部固定塞ぎ板29
は横断面が略Z字状をなしている。この上部固定塞ぎ板
29はパッキン貼着板42を有し、このパッキン貼着板
42の上面には上部パッキン43が貼着されている。ま
た、パッキン貼着板42の側端部は上方へ直角に折り曲
げられて遮へい板44とされている。
【0033】一方、ホール側ドアパネル24の側端部に
は、図7に示されるように、横断面が略Z字状の取付部
材45がボルト46によって固着されている。この取付
部材45はホール側ドアパネル24に貼着される取付基
板47を有し、この取付基板47の一方の側端部はドア
閉じ方向に90°折り曲げられて位置決め板48が形成
されている。この位置決め板48はホール側ドアパネル
24に係合されている。取付部材45の取付基板47の
他方の側端部はドア開け方向に90°折り曲げられて固
定板49が形成されている。この固定板49を介して側
部移動塞ぎ板30がホール側ドアパネル24の側端部に
取り付けられている。この側部移動塞ぎ板30は横断面
が略コ字状をなし、固定板49にボルト50を介して固
着された支持フランジ51を有している。この支持フラ
ンジ51の側端部は90°折り曲げられてパッキン貼着
ウェブ52が形成されている。このパッキン貼着ウェブ
52には側部パッキン53が貼着されている。また、パ
ッキン貼着ウェブ52の側端部はドア閉じ方向に90°
折り曲げられて遮へいフランジ54が形成されている。
一方、三方枠31の側端部にはドア開け方向に向けて側
部固定塞ぎ板32が延設されている。
【0034】また、ホール側ドアパネル24の下端部に
設けられたシル塞ぎ板33は、図8に示されるように横
断面が略コ字状をなしている。このシル塞ぎ板33は取
付ウェブ56を有し、この取付ウェブ56はホール側ド
アパネル24の下部にボルト57及び位置決め部材58
を介してホール側ドアパネル24との間に所定の距離を
おいて固着されている。取付ウェブ56の上端部はホー
ル側ドアパネル24に向けて折り曲げられて第1遮へい
フランジ59が形成されており、この第1遮へいフラン
ジ59の先端部はホール側ドアパネル24に近接してい
る。一方、取付ウェブ56の下端部は敷居27に形成さ
れた案内溝36の側壁に向けて折り曲げられて第2遮へ
いフランジ60が形成されている。また、取付ウェブ5
6の下端部に貼着された下部パッキン35は案内溝36
の側壁に圧接されている。
【0035】次に本実施例の作用について説明する。
【0036】ドアを閉じると、ホール側ドアパネル24
の上部に取り付けられた上部移動塞ぎ板28がホール側
ドアパネルと共に移動し、シールフランジ39の先端部
が上部パッキン43に圧接される。これによって上部間
隙が閉鎖されると共に、上部固定塞ぎ板29と上部移動
塞ぎ板28との間にカギの手状の隙間が形成されるた
め、音の伝播や煙の流れの経路に対して抵抗を与え、流
れのエネルギー損失が増加して音や煙に対する遮へい効
果が増大する。
【0037】また、目隠し板23に形成された凹部40
は、上部固定塞ぎ板29とホール側ドアパネル24との
離間距離を大きくするため、上部固定塞ぎ板29とホー
ル側ドアパネル24との接触事故が防止される。
【0038】また、ドアを閉じると、ホール側ドアパネ
ル24の側部に取り付けられた側部移動塞ぎ板30がホ
ール側ドアパネル24と共に移動し、側部パッキン53
が三方枠31に設けられた側部固定塞ぎ板32の先端部
に圧接される。これによって側部間隙が閉鎖されると共
に、側部固定塞ぎ板32と側部移動塞ぎ板30との間に
カギの手状の隙間が形成されるため、音の伝播や煙の流
れの経路に対して抵抗を与え、流れのエネルギー損失が
増加して音や煙に対する遮へい効果が増大する。
【0039】また、側部移動塞ぎ板30を取付部材45
を介してホール側ドアパネル24の側端部に取り付ける
際には、取付部材45の位置決め板48によって取付け
位置を決定する。
【0040】さらに、ドアを閉じると、シル塞ぎ板33
によって下部間隙が閉鎖されると共に、第1および第2
遮へいフランジ59、60が音の伝播や煙の流れの経路
が複雑化し、流れのエネルギー損失が増加して音や煙に
対する遮へい効果が増大する。
【0041】また、シル塞ぎ板33をホール側ドアパネ
ル24の下部に取り付ける際には、溶接等によってシル
塞ぎ板33に固着されているガイドシュ34を敷居27
の案内溝36に嵌合することによって位置決めする。
【0042】以上述べたように、本実施例によれば、上
部移動塞ぎ板28と上部固定塞ぎ板29との間にカギの
手状の隙間が形成されるため、音の伝播や煙の流れの経
路に対して抵抗を与え、流れのエネルギー損失が増加す
るから、上部間隙に対して十分な遮音又は遮煙効果が得
られる。
【0043】また、目隠し板23に凹部40が形成さ
れ、この凹部40に上部固定塞ぎ板29が取り付けられ
ているから、上部固定塞ぎ板29とホール側ドアパネル
24との離間距離が大きくなり、ドアを開閉する際に上
部固定塞ぎ板29とホール側ドアパネル24とが接触す
ることがない。
【0044】また、側部移動塞ぎ板30と側部固定塞ぎ
板32との間にカギの手状の隙間が形成されるため、音
の伝播や煙の流れの経路に対して抵抗を与え、流れのエ
ネルギー損失が増加するから、側部間隙に対して十分な
遮音又は遮煙効果が得られる。
【0045】また、取付け位置を容易に決定できる取付
部材45を介して側部移動塞ぎ板30を取り付けるよう
にしたから、側部移動塞ぎ板30の取り付けを正確かつ
容易に行うことができる。
【0046】また、第1および第2遮へいフランジ5
9、60が音の伝播や煙の流れの経路が複雑化し、流れ
のエネルギー損失が増加するから、下部間隙に対して十
分な遮音又は遮煙効果が得られる。また、シル塞ぎ板3
3をホール側ドアパネル24に取り付ける際に、第1遮
へいフランジ59の先端部がホール側ドアパネル24に
押し付けられることがないから、シル塞ぎ板33が傾い
て敷居27と接触するようなことがないることがない。
【0047】さらに、シル塞ぎ板33に対してガイドシ
ュ25が溶接等によって固着されているから、シル塞ぎ
板33をホール側ドアパネル24の下部に取り付ける際
にガイドシュ25が位置決め作用をなし、シル塞ぎ板3
3の取り付けを正確かつ容易に行うことができる。
【0048】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、上部
固定塞ぎ板と上部移動塞ぎ板との間にカギの手状の隙間
が形成されるため、音の伝播や煙の流れの経路に対して
抵抗を与え、流れのエネルギー損失が増加するから、上
部間隙に対して十分な遮音又は遮煙効果が得られる。
【0049】また、側部固定塞ぎ板と側部移動塞ぎ板と
の間にカギの手状の隙間が形成されるため、音の伝播や
煙の流れの経路に対して抵抗を与え、流れのエネルギー
損失が増加するから、側部間隙に対して十分な遮音又は
遮煙効果が得られる。
【0050】また、取付け位置を容易に決定できる取付
部材を介して側部移動塞ぎ板を取り付けるようにしたか
ら、側部移動塞ぎ板の取り付けを正確かつ容易に行うこ
とができる。
【0051】また、第1および第2遮へいフランジが音
の伝播や煙の流れの経路が複雑化し、流れのエネルギー
損失が増加するから、下部間隙に対して十分な遮音又は
遮煙効果が得られる。また、シル塞ぎ板をホール側ドア
パネルに取り付ける際に、遮へい板の端部がホール側ド
アパネルに押し付けられることがないから、シル塞ぎ板
が傾いて敷居と接触するようなことがない。
【0052】さらに、シル塞ぎ板に対してガイドシュが
一体的に設けられているから、シル塞ぎ板をホール側ド
アパネル下部に取り付ける際にガイドシュが位置決め作
用をなし、シル塞ぎ板の取り付けを正確かつ容易に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるエレベータドアの一実施例を示し
た正面図。
【図2】同エレベータドアの上部の右半分を示した正面
図。
【図3】同エレベータドアの右半分の平面図。
【図4】同エレベータドアの下部の右半分を示した正面
図。
【図5】図4のY−Y線断面図。
【図6】図2のX−X線断面図。
【図7】図2のA−A線断面図。
【図8】図4のZ−Z線断面図。
【図9】従来のエレベータドアを示した正面図。
【図10】図9のA部を詳細に示した正面図。
【図11】従来のエレベータドアの下部の左半分を示し
た正面図。
【図12】図10のY−Y線断面図。
【図13】図10のX−X線断面図。
【図14】図11のX−X線断面図。
【図15】塞ぎ板を備えた従来のエレベータドアを示し
た正面図。
【図16】同エレベータドアの上部の左半分を示した正
面図。
【図17】同エレベータドアの左半分の平面図。
【図18】図16のA−A線断面図。
【図19】図16のB−B線断面図。
【図20】同エレベータドアの下部の左半分を示した正
面図。
【図21】同エレベータドアの左半分の下面図。
【図22】図20のX−X線断面図。
【図23】図20のY−Y線断面図。
【符号の説明】
21 アングル 22 取付板 23 目隠し板 24 ホール側ドアパネル 25 ガイドシュ 27 敷居 28 上部移動塞ぎ板 29 上部固定塞ぎ板 30 側部移動塞ぎ板 31 三方枠 32 側部固定塞ぎ板 33 シル塞ぎ板 34 ガイドシュ 35 下部パッキン 36 案内溝 38 支持ウェブ 39 シールフランジ 40 凹部 42 パッキン貼着板 43 上部パッキン 44 遮へい板 45 取付部材 47 取付基板 48 位置決め板 49 固定板 51 支持フランジ 52 パッキン貼着ウェブ 53 側部パッキン 54 遮へいフランジ 56 取付ウェブ 58 位置決め部材 59 第1遮へいフランジ 60 第2遮へいフランジ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホール側ドアパネルと、このホール側ドア
    パネルの上端との間に所定の距離をおいて配置された目
    隠し板と、この目隠し板に傾斜して固設された細長の上
    部固定塞ぎ板と、前記ホール側ドアパネルに傾斜して
    設された細長の上部移動塞ぎ板とを備え、前記上部固定
    塞ぎ板は前記目隠し板から前記ホール側ドアパネルに向
    けて延出したパッキン貼着板と、このパッキン貼着板の
    側端部から上方に向けて延設された遮へい板と、前記パ
    ッキン貼着板上に貼着された上部パッキンとを有し、前
    記上部移動塞ぎ板は前記ホール側ドアパネルから前記目
    隠し板に向けて前記遮へい板の上方に延出した支持板
    と、この支持板の側端部から下方に向けて延設されドア
    を閉じた際に先端部が前記上部パッキンに圧接されるシ
    ールフランジとを有し、前記ドアが閉じると、前記上部
    固定塞ぎ板と前記上部移動塞ぎ板との間にカギの手状の
    隙間が形成されることを特徴とするエレベータドア。
  2. 【請求項2】ホール側ドアパネルと、このホール側ドア
    パネルの側端部との間に所定の距離をおいて立設された
    三方枠と、前記ホール側ドアパネルの側端部に固設され
    た細長の側部移動塞ぎ板と、前記三方枠に固設された細
    長の側部固定塞ぎ板とを備え、前記側部移動塞ぎ板は前
    記ホール側ドアパネルの側端部からドア開け方向に向け
    て延設された支持フランジと、この支持フランジの側端
    部から前記三方枠に向けて延設されたパッキン貼着ウェ
    ブと、このパッキン貼着ウェブの側端部からドア閉じ方
    向に向けて延設された遮へいフランジと、前記パッキン
    貼着ウェブに貼着された側部パッキンとを有し、前記側
    部固定塞ぎ板は前記三方枠からドア開け方向に向けて延
    設されドアを閉じた際に前記側部パッキンが先端部に圧
    接されるように構成され、 前記ホール側ドアパネルは側面を有し、前記側部移動塞
    ぎ板は前記ホール側ドアパネルの前記側面に固着された
    断面Z字状の取付部材を介して前記ホール側ドアパネル
    の側端部に固着され、前記取付部材は前記ホール側ドア
    パネルの前記側面に固着される取付基板と、この取付基
    板の一方の側端部からドア閉じ方向に向けて延設され前
    記ホール側ドアパネルの一部に係合されて前記取付基板
    の取付位 置を決定する位置決め板と、前記取付基板の他
    方の側端部からドア開け方向に向けて延設され前記支持
    フランジが固定される固定板とを有することを特徴とす
    るエレベータドア。
  3. 【請求項3】対向する一対の平板よりなるホール側ドア
    パネルと、このホール側ドアパネルの下方に設けられ案
    内溝が形成された敷居と、前記ホール側ドアパネルの下
    端部に固設された細長のシル塞ぎ板とを備え、このシル
    塞ぎ板は前記案内溝に挿入された下端部を有し前記ホー
    ル側ドアパネルの一対の平板の間に介装された取付ウェ
    ブと、この取付ウェブの上端部から前記ホール側ドアパ
    ネルの一方の平板に向けて延設され先端部が前記一方の
    平板に近接する第1遮へいフランジと、前記取付ウェブ
    の下端部から案内溝の側壁に向けて延設された第2遮へ
    いフランジと、前記取付ウェブの下端部に貼着され案内
    溝の側壁に圧接される下部パッキンとを有することを特
    徴とするエレベータドア。
  4. 【請求項4】前記シル塞ぎ板に対してガイドシュが一体
    的に設けられていることを特徴とする請求項3記載のエ
    レベータドア。
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