JPH09204707A - 自動反転式テープデッキのスイッチング装置 - Google Patents

自動反転式テープデッキのスイッチング装置

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JPH09204707A
JPH09204707A JP9011329A JP1132997A JPH09204707A JP H09204707 A JPH09204707 A JP H09204707A JP 9011329 A JP9011329 A JP 9011329A JP 1132997 A JP1132997 A JP 1132997A JP H09204707 A JPH09204707 A JP H09204707A
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pressure roller
pivot
wheel
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    • G11B15/18Driving; Starting; Stopping; Arrangements for control or regulation thereof
    • G11B15/26Driving record carriers by members acting directly or indirectly thereon
    • G11B15/28Driving record carriers by members acting directly or indirectly thereon through rollers driving by frictional contact with the record carrier, e.g. capstan; Multiple arrangements of capstans or drums coupled to means for controlling the speed of the drive; Multiple capstan systems alternately engageable with record carrier to provide reversal
    • G11B15/29Driving record carriers by members acting directly or indirectly thereon through rollers driving by frictional contact with the record carrier, e.g. capstan; Multiple arrangements of capstans or drums coupled to means for controlling the speed of the drive; Multiple capstan systems alternately engageable with record carrier to provide reversal through pinch-rollers or tape rolls

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 第1加圧ローラが最初のテープ搬送方向に送
るために第1キャプスタンに対し押圧作動し、第2加圧
ローラが第2のテープ搬送方向に送るために第2キャプ
スタンに対し押圧作動し、磁気ヘッドが磁気テープ搬送
方向の変動に従って異なる位置をとるように移動するよ
うな自動反転式テープデッキにおけるスイッチング装置
の単純構造化、安価製作及び信頼性向上。 【解決手段】 キャリヤ要素2上に回転及び/又は移動
可能に取り付けた作動レバー5が、第1加圧ローラレバ
ーと第2加圧ローラレバーとに連結され、この作動レバ
ーはテープ搬送方向の変更時に一方から他方の作動位置
に設定変更され、テープ搬送方向の変更時、作動レバー
によって、加圧ローラレバーは一方から他方の作動位置
に移行し、2個の加圧ローラレバーの位置は、第1及び
第2テープ搬送方向の作動レバーの位置により決定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は磁気テープカセッ
ト装置のための自動反転式デッキに内蔵されたスイッチ
ング装置に関し、第1加圧ローラレバーに取り付けられ
た第1加圧ローラが、最初のテープ搬送方向に送るため
に、前記スイッチング装置の第1作動位置内にある第1
キャプスタンに対して押圧作動することが出来、また第
2加圧ローラレバーに取り付けられた第2加圧ローラ
が、第2のテープ搬送方向に送るために、前記スイッチ
ング装置の第2作動位置内にある第2キャプスタンに対
して押圧作動することが出来、この場合磁気ヘッドはデ
ッキプレート上に取り付けられたキャリヤ要素の上に配
置され、磁気テープの搬送方向の変動に従って異なる位
置をとるように移動することが出来るように構成されて
いる。
【0002】
【従来の技術】上記のようなスイッチング装置は、ヨー
ロッパ特許第 367 371 A2 号明細書に示すように従来公
知である。この公知の装置はデッキプレート上に保持さ
れたキャリヤ要素が、磁気テープの搬送方向に対して垂
直方向に移動することが出来るようにしたものである。
このキャリヤ要素上に反転板が、磁気テープの搬送方向
と平行方向に移動することが出来るように取り付けられ
ている。この反転板は所望の方向にばねで付勢されてい
る。前記キャリヤ要素は第1作動カムを用いると共に、
第2の作動カムを用いた反転板とによって、移動され
る。第1のテープ搬送方向には、反転板は第1加圧ロー
ラレバー上に作用し、第1加圧ローラを第1キャプスタ
ンに対して押圧させる。第2のテープ搬送方向には、反
転板は第2加圧ローラレバー上に作用し、第2加圧ロー
ラを第2キャプスタンに対して押圧させる。このため、
反転板は最初に加圧ローラと加圧ローラレバーをばねの
負荷に抗してキャプスタンの方向に移動させるための力
を加え、次いでこの加圧ローラをキャプスタンに対して
押圧するようにする。テープ作動モードでは、反転板は
2個の加圧ローラの内の1個だけを夫々の時間に位置決
めし、その間他の加圧ローラはばねの力により対応する
キャプスタンから離された位置に置かれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構造は極
めて高価、複雑かつ脆弱である。キャリヤ要素がデッキ
プレートに対し、又反転板がキャリヤ要素に対して移動
する間に、テープのもつれ又は絡み合いが起こることが
しばしばである。その他に上記のような構成は、キャリ
ヤ要素が磁気テープの搬送路に対して直角に動く場合の
み、用いることが出来るものである。例えば、キャリア
要素がデッキプレートの表面に設置した枢軸の周りを回
動するように枢着されたような構成には、用いることが
出来ない。さらに、既知の構造の欠点は、キャリア要素
を動かすことと、反転板を動かすために、2個の別々に
作動するカムを必要とすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、冒頭に述べ
た型のテープデッキ装置において、構造簡単、安価で信
頼性が高く、加圧ローラを作動させるためスイッチング
装置によって掛けられる力が最小限度になるようにした
装置を得ることを目的とする。この発明によれば、上記
目的は、キャリャ要素上に回転自在及び/又は移動可能
にした作動レバーを第1および第2加圧ローラレバーと
連結し、作動レバーによってテープの搬送方向が変わっ
た時に、この作動レバーは1つの作動位置から他の作動
位置に移動し、2個の加圧ローラレバーの位置は、第1
及び第2テープ搬送方向の作動レバーの位置によって決
定される。
【0005】作動レバーをキャリャ要素上に回転自在及
び/又は移動可能にすることにより、このスイッチング
装置をデッキプレートに装着したキャリャ要素に接続し
て、様々な態様で、またデッキプレートに対して移動可
能に用いることが出来る。このようなスイッチング装置
は、特にデッキプレートの表面に取り付けた枢軸上にキ
ャリヤ要素が装着されている場合に、用いることが出来
る。キャリヤ要素上の作動レバーを枢動自在に取り付け
たことにより、もつれや傾斜の恐れのない、信頼性の高
いスイッチングが可能になる。
【0006】作動レバーを第1及び第2加圧ローラレバ
ーと直接組み合わせることにより、両方の加圧ローラレ
バーを作動レバーの動きによって、直接位置決めするこ
とが出来る。もし、テープ搬送方向が変わった時に作動
レバーが1つの動作位置から他の動作位置に設定された
場合には、作動レバーの移動と同時に加圧ローラレバー
が1つの動作位置から他の動作位置に移動させられるこ
とになる。作動レバーを1つの動作位置から他の動作位
置に移動させることは、例えばテープの搬送方向が変わ
った時に作動レバー上に作用する枢動作用機能によって
行われる。テープの搬送方向が変わった時に、モータ駆
動作動カムによって作動レバーを1つの動作位置から他
の動作位置に移動させるように設定することもまた可能
である。
【0007】作動レバーが第1及び第2加圧ローラと連
結される結果、第1及び第2のテープ搬送方向におい
て、作動レバーの位置は、加圧ローラレバーが対応する
キャプスタンに接合する位置と、キャプスタンに接合し
ない加圧ローラレバーの位置とを、夫々決定する。従っ
て、加圧ローラがそれまで接合していたキャプスタンか
ら離れる動作を確実に行うための引き戻し手段、例えば
予め張力の掛かったばねを具えることが要らなくなる。
その結果、加圧ローラは作動レバーによって、極めて小
さい力で位置付けをすることが可能になる。キャリヤ要
素の動きを伝達するための、加圧ローラレバーの作動レ
バーに対するカップリングは、加圧ローラレバーの動き
を通して、それに対応する作動レバーの動きを生み出す
ことになる。このことは、例えば、キャリヤ要素がプレ
イ位置から音楽を捜し出す位置に移動した時に、必要な
動作として、それに関連した加圧ローラが作動レバーに
より、接合していたキャプスタンから離れることを意味
している。装置の全体の構成は単純で、安価に出来、し
かも信頼性が高い。
【0008】この発明の有利な実施例では、加圧ローラ
は夫々対応する加圧ローラレバーのスロット内を移動可
能にされ、加圧ローラと加圧ローラレバーとはばねによ
って互いに緊張するように結合されている。
【0009】この構成の有利な点は、個々に独立したば
ねが加圧ローラの軸を、夫々のキャプスタンに対して、
付加的な装置を用いないで、キャプスタンの軸と加圧ロ
ーラの軸が基本的に互いに平行で、且つテープ搬送方向
と直交するように保つことである。
【0010】1つの加圧ローラ、加圧ローラレバー及び
ばねからなる2個のユニットは、夫々が本質的に力学的
に閉じたシステムを形成し、原則として、これらが夫々
対応するキャプスタンに接合された時のみ、スイッチン
グ装置か、又は作動レバーに力を及ぼす。キャプスタン
に接合していないローラユニットは、スイッチング装置
と作動レバーに実質的な力を及ぼすことはない。このば
ねは、望ましくはフオーク形状であり、2つの相互に独
立ているが同一強さのばね力が、加圧ローラの上端及び
下端で加圧ローラ軸棒に付加される。
【0011】この発明のさらに望ましい実施例では、第
1加圧ローラレバーと第2加圧ローラレバーとは、デッ
キプレートに対して夫々第1枢軸と第2枢軸の回りを枢
動自在になるように取り付けられ、第1及び第2枢軸
は、第1及び第2キャプスタンの軸支点を結んだ線分か
ら垂直になるようにして、両キャプスタンの軸点から出
る垂直線の間に配置される。もし、加圧ローラレバーの
第1及び第2枢軸が2個の加圧ローラの間に位置してい
る場合には、加圧ローラによって1個のキャプスタンに
対しかかる、関連する加圧ローラレバー上により励起さ
れる合成力は、関連する加圧ローラレバーの枢軸から導
き出される。このことは関連する加圧ローラレバーを自
動的に整列させるようにする整列効果をもたらすことに
なる(ウエザーコック効果)。
【0012】この発明の、さらに有利な実施例では、第
1及び第2加圧ローラレバーは1個のデッキプレート上
に1本の共通の枢軸によって支持され、この共通枢軸
は、実質的に第1及び第2キャプスタンを結ぶ線分の中
心からの垂直方向線上にあることを特徴とする。この構
成により、構成部品が節約される。このような加圧ロー
ラレバーの取り付け方法により、加圧ローラレバーと加
圧ローラとの間のレバーアームが最大限に取れるという
利点が生じる。さらに、上記実施例では、ウエザーコッ
ク効果による自動的整列効果が得られる。
【0013】この発明の、さらにもう1つの有利な実施
例では、第1及び第2加圧ローラレバーは、夫々作動レ
バー内の案内開口に係合する1つの案内要素を有するこ
とを特徴とする。このような構成は、前記案内要素を突
起とし、また前記案内開口をスロットとすることによっ
て、とりわけ単純、安価で且つ信頼性の高い構成にする
ことが可能である。
【0014】この発明の、さらに有利な実施例では、加
圧ローラの高さ方向の位置を規制する作動レバーはスト
ップ面を有し、加圧ローラレバー上に取り付けたストッ
プ要素と係合していることを特徴とする。この構成によ
り、加圧ローラから出て機構に作用し、加圧ローラレバ
ーの枢軸を傾かせるような、軸に垂直方向の力が作用す
るのを排除している。
【0015】この発明の、さらに有利な実施例では、作
動レバーがキャリヤ要素上に、枢動可能に支持されてい
ることを特徴とする。作動レバーがキャリヤ要素上に枢
着支持されていることにより、特に構造が単純で、信頼
性の高い機構が得られる。
【0016】この発明の、さらに有利な実施例では、ス
イッチング機構の第1及び第2作動位置がデッキプレー
ト上に配置した対応要素によって規制されるように、作
動レバーの位置を決めるようにしたことを特徴とする。
このような配置によって、作動レバーの正確な位置決め
が可能となり、これに従い加圧ローラレバー及び加圧ロ
ーラの正確な位置決めが可能となった。
【0017】この発明のさらに有利な実施例では、テー
プ搬送方向が逆転する際、キャリヤ要素と、従ってこの
要素に取り付けられている作動レバーは、最初に磁気テ
ープの搬送経路から離れ、これに続いて作動レバーと加
圧ローラレバーとは枢動旋回され、その後キャリヤ要素
と作動レバーとは磁気テープの搬送経路の方向に移動さ
せられることを特徴とする。
【0018】この発明のさらに有利な実施例では、スイ
ッチング機構は2個のリールディスクホイールの間に置
かれた1個の枢動領域内で枢動可能な駆動機構よりな
り、この駆動機構により、第1作動位置で第1リールデ
ィスクホイールが駆動可能であり、第2作動位置で第2
リールディスクホイールが駆動可能であり、作動レバー
は枢動可能な駆動機構の枢動ホイールと係合する歯形を
有し、この作動レバーの歯形と枢動ホイールとは前記枢
動領域の中央部分では互いにかみ合い、前記枢動領域の
最初の部分と最後の部分ではかみ合わず離れており、そ
の結果枢動駆動機構では枢動領域の内の中央部分での
み、枢動ホイールを介して力が作動レバーに加えられる
ことを特徴とする。
【0019】この発明のさらに有利な実施例では、枢動
ホイールは枢動レバーに取り付けられ、前記レバーは中
間ホイールに、摩擦カップリングを介して摩擦力により
回転を伝えるように取り付けられ、前記中間ホイールは
前記枢動ホイールの全周に設けられた歯列とかみ合う歯
列が全周に設けられ、前記摩擦カップリングにより伝達
された摩擦力により枢動レバーが旋回された枢動領域の
最初の部分と最後の部分で枢動ホイールは枢動回転さ
れ、作動レバーの動きにより枢動運動が規制されるよう
にしたアーマチャレバーが枢軸の周りに枢動可能に装着
され、枢動領域の中央部分を旋回している枢動レバーが
アーマチャレバーの突起と当接し、それにより枢動レバ
ーが前記アーマチャレバーの突起と当接することによ
り、歯のかみ合いによる力が中間ホイール及び枢動ホイ
ールを介して作動レバーの歯形に伝えられ、その結果作
動レバーが枢動旋回させられることを特徴とする。
【0020】枢動領域の最初の部分と最後の部分におい
て、枢動レバーは、例えば摩擦カップリングによって伝
えられる摩擦力によって旋回させられる。枢動領域の中
央部分では旋回している枢動レバーはアーマチャレバー
の突起部分に当接して、旋回作用を伝える。この中央部
分では作動レバーの歯形は枢動ホイールとかみ合ってい
る。これに続いて枢動レバーはアーマチャレバーの突起
部分と当接することが出来、歯のかみ合いによる力が中
間ホイールと枢動ホイールとを介して作動レバーの歯形
に伝えられる。これら中間ホイールと枢動ホイールとを
介して作動レバーに伝えられる力は摩擦カップリングを
介して伝えられる摩擦力よりも明らかに大きい。従っ
て、枢動領域の中央部分において、例えば加圧ローラレ
バーの位置の変更ような大きな力を装置内に生じさせる
ことが可能となる。このような機構によって、作動レバ
ーが大きな枢動領域を得ることが可能となった。
【0021】この発明のさらに有利な実施例では、アー
マチャレバーはデッキプレート上に枢動可能に配置され
ている。アーマチャレバーの枢動運動は、作動レバー内
の案内開口と係合する案内要素をアーマチャレバーに設
けることにより、作動レバーによって操作されるか、又
は作動レバーが案内要素を設け、アーマチャレバー内に
形成した案内開口に係合させることによって、操作され
るようにする。このような機構は単純で、安価に出来、
且つ信頼性が高い。
【0022】この発明のさらに有利な実施例では、作動
レバーの案内開口は巾の異なる2つの部分をもつスロッ
トからなり、前記開口の狭い最初の部分の巾は実質的に
これと係合する案内要素の巾と対応しており、より広い
第2部分の巾は案内要素の巾より大きいものになってい
る。このスロットの形状は作動レバーがアーマチャレバ
ーに対して上下方向に移動することを可能にしている。
案内要素がスロットの狭い部分に位置している時には、
作動レバーの枢動運動はそのままアーマチャレバーの枢
動運動に変換される。案内要素がスロットの巾の広い部
分に位置している時には、作動レバーの枢動運動は巾広
の範囲内に止まり、アーマチャレバーに及ばない。
【0023】この発明によるスイッチング装置は、テー
プデッキ又はテープデッキを含む磁気テープカセット装
置において用いられることが望ましい。
【0024】
【実施例】この発明の実施例が図1から6までを参照し
ながら、より詳細に説明される。図1、2、3、4及び
5は、この発明の自動反転デッキの、夫々異なる操作モ
ードにおける態様を、図式的に示す。図1は第1搬送方
向(プレイREV)のための操作位置を示す。図1に示
されるこの発明のテープデッキは、デッキプレート1に
より形成されるシャシの上に、キャリヤ要素2が枢軸3
の周りを枢動し回転できるように装着される。キャリヤ
要素2はリム2aとリム2bとを具える。キャリヤ要素
2のリム2aは案内ピン4を保持する。案内ピン4はカ
ム円板のカムプロフィル(図示せず)に係合する。図示
しないカム円板は、キャリヤ要素2が枢軸3の周りに回
転するための力を案内ピン4に付加する。図示しない磁
気ヘッドテープ案内ユニットがこのキャリヤ要素2上に
保持される。この図示しない磁気ヘッドテープ案内ユニ
ットは、キャリヤ要素2を枢軸3周りに回転させること
によって、図示しない磁気テープカセット内の磁気テー
プの方に移動することが出来る。
【0025】1個の作動レバー5がキャリヤ要素2上
に、枢軸6周りに枢動可能に支持される。この作動レバ
ー5はT状で、2個の横向きリブ5a、5bと1個の中
央リブ5cとを有する。作動レバー5の横向きリブ5
a、5bは、夫々図示のように案内開口すなわちスロッ
ト7、8を具える。作動レバー5の中央リブ5cの1側
面には突起9が、またその反対側には突起10が形成され
る。中央リブ5cの先端部にはレバー作動用歯形11が形
成される。作動レバー5の中央リブ5cは、レバー作動
スロットの形をした案内開口12が設けられ、この案内開
口12は狭いスロット部分12aとより広いスロット部分12
bとからなる、長手方向に伸びたスロットである。
【0026】1個のアーマチャレバー15が枢軸16の周り
に枢動可能なように、デッキプレート1上に装着され
る。アーマチャレバー15は2個の突起部分17、18と、ア
ーマチャレバーピンからなる案内要素19が形成され、こ
の案内要素19は作動レバー5内のレバー作動スロット状
の案内開口12に係合している。
【0027】第1加圧ローラレバー20と第2加圧ローラ
レバー21が共通の枢軸22によりデッキプレート1上に装
着される。これに替えて、加圧ローラレバー20、21は、
離れて置かれた別々の枢軸に夫々取り付けることも出来
る。第1加圧ローラレバー20の自由端には第1加圧ロー
ラ24が、第2加圧ローラレバー21の自由端には第2加圧
ローラ25が夫々取り付けられる。第1加圧ローラ24は第
1中心ピン26を、第2加圧ローラ25は第2中心ピン27を
夫々有する。第1中心ピン26は第1加圧ローラレバー20
のスロット28内を移動可能であり、ばね30によって第1
加圧ローラレバー20に対して押圧されている。第2中心
ピン27は第2加圧ローラレバー21のスロット29内を移動
可能であり、ばね31によって第2加圧ローラレバー21に
対して押圧されている。第1加圧ローラレバー20は突起
状の案内要素33を持ち、作動レバー5のスロット状案内
開口8内に係合する。第2加圧ローラレバー21は突起状
の案内要素34を持ち、作動レバー5のスロット状案内要
素7内に係合している。
【0028】デッキプレート1は、夫々図示しないフリ
ーホイールと組み合わされたキャプスタン36、37を保持
している。1個の逆転可能なキャプスタンモータ38がキ
ャプスタン36、37を駆動させる。キャプスタンモータ38
は、図示しない方法で、フライホイールに巻き付けた、
図示しないベルトによって、キャプスタン36、37を駆動
させる。
【0029】キャプスタンモータ38に加えて、1個の反
転可能なサーボモータ40が用意され、デッキプレート1
上に取り付けられた軸42の周りを2方向に回転可能な中
間ホイール41を、ウオーム歯車55と減速歯車56を介して
回転させる。中間ホイール41に加えて、1個の枢動レバ
ー44が軸42周りに回転するように取り付けられる。中間
ホイール41と枢動レバー44は摩擦カップリング45を介し
て、互いに係合されている。枢動レバー44は、末端面46
に2個の側方縁部47、48を有する。さらに、枢動レバー
44は枢動レバーピン49を保持し、この周りに枢動ホイー
ル50が回転自在に取付けられている。枢動ホイール50は
枢動レバー44の旋回運動によって、第1リールディスク
ホイール51と第2リールディスクホイール52に選択的に
かみ合うようにされている。第1リールディスクホイー
ル51はデッキプレート1 上に設けられた軸53の周りを回
転するようにされ、第2リールディスクホイール52は同
じデッキプレート1 上に設けられた軸54の周りを回転す
るようにされる。リールディスクホイール51、52は、図
示しない磁気テープカセットの開口部に夫々係合する。
デッキプレート1は2個のレファレンス要素であるシャ
シストップ57、58を保持し、作動レバー5の突起9、10
がこれらストップによって規制されるようになってい
る。
【0030】図1に示す作動モード(プレイREV)に
おいて、サーボモータ40はウオーム歯車55、減速歯車5
6、中間ホイール41及び枢動ホイール50によって、第2
リールディスクホイール52を回転駆動する。それと同時
にキャプスタンモータ38はキャプスタン36、37の、図示
しないフライホイールを、図示しないベルトを介して駆
動させる。この結果、磁気テープはキャプスタン37とこ
のキャプスタン37に押圧される加圧ローラ25とによっ
て、第1テープ搬送方向(プレイREV)に駆動され
る。加圧ローラ25がキャプスタン37に付加される時に、
第2中心ピン27は第2加圧ローラレバー21内のスロット
29内を移動し、ばね31が第2加圧ローラレバー21との間
で伸長する。その結果、第2加圧ローラ25はキャプスタ
ン37に付加されている間に、ばね31、第2加圧ローラレ
バー及びこの第2加圧ローラレバー21の突起34によっ
て、作動レバー5に力を加え、この作動レバーはこの力
をキャリヤ要素2に及ぼす。プレイREVモードにおい
ては第1加圧ローラ24と加圧ローラレバー20はいかなる
力も作動レバー5に加えることなく、従ってキャリヤ要
素2にいかなる力も及ぼさない。
【0031】以後、第1テープ搬送方向(プレイRE
V)から反転したテープ搬送方向(プレイNOR)への
移行過程を、詳細に説明する。図1に示す第1テープ搬
送方向(プレイREV)から始まって、キャリヤ要素が
図示しないカム円板とともに、キャリヤ要素2の案内ピ
ン4によって、反時計方向に回転し、前記要素は作動レ
バー5の突起9、10がシャシストップ57、58に当接しな
い所まで旋回する。その結果作動レバー5の位置はシャ
シストップ57、58によって規定されないようになる。そ
の後のスイッチング行程はサーボモータ40により開始さ
れる。サーポモータ40はこの時回転方向が変更され、逆
転するようになっており、中間ホイール41をウオーム歯
車55と減速歯車56を介して、反時計方向に回転させる。
反時計方向に回転するようにされた中間ホイール41は、
摩擦カップリング45を介して反時計方向の力を枢動レバ
ー44に加え、枢動レバー44が反時計方向に旋回して、作
動レバー5の歯形11の方向に移動する。枢動レバー44が
さらに更に旋回されると枢動ホイール50の歯は作動レバ
ー5の歯形11とかみ合う。それに続いて、摩擦カップリ
ング45による摩擦トルクによって、枢動レバー44は更に
反時計方向に旋回し、その側方縁部48がアーマチャレバ
ー15の突起17と当接するに至る。この状態を図2に示
す。
【0032】側方縁部48がアーマチャレバー15の突起17
と当接した結果、中間ホイール41と摩擦カップリング45
により枢動レバー44に掛かる摩擦トルクが増大して、枢
動レバー44の自由な旋回運動は終止する。枢動レバー44
は引き続きアーマチャレバー15と旋回行程の中間位置で
掛合しているので、中間ホイール41の回転力は直接に中
間ホイール41の歯から枢動ホイール50の歯に伝わり、枢
動ホイール50の歯から作動レバー5の歯形11に伝えられ
る。作動レバー5はこのようにして、摩擦カップリング
によりも明らかに強い力が歯車伝達によって伝えられ、
反時計方向に旋回させられる。この枢動している作動レ
バー5は、レバーに作動するスロット12を介してアーマ
チャレバーピン19に作用し、その結果アーマチャレバー
15はその枢軸16周りに時計方向に回転する。枢動ホイー
ル50と作動レバー5の歯車による力伝達の結果、枢動レ
バー44はアーマチャレバー15の突起17をその側方縁部4
8によって追従して行き、最後にアーマチャレバー15の
突起17は枢動レバー44の側方縁部48から離れる。作動レ
バー5、アーマチャレバー15及び枢動レバー44のこの位
置は図3に示されている。
【0033】アーマチャレバー15の突起17が枢動レバー
44の側方縁部48から離れるとすぐに、枢動レバー44はも
はやアーマチャレバー15と係合することは出来ず、従っ
て、中間ホイール41の回転力は歯車伝達力によって作動
レバー5の歯形11に伝えられなくなる。これに続く枢動
行程の最終段階で、枢動レバー44は摩擦カップリング45
に加わる摩擦トルクによってのみ、枢動される。枢動レ
バー44がさらに枢動旋回させられる結果、枢動ホイール
50は作動レバー5の歯形11から離れ、摩擦カップリング
45に加わる枢動トルクの結果、枢動レバー44は枢動ホイ
ール50と共に反時計方向に枢動し、リールディスクホイ
ール51の歯とかみ合うに至る。リールディスクホイール
51、枢動ホイール50及び中間ホイール41の間のかみ合い
力は、自己係合によって伝えられる。
【0034】これに続いて、図示しないカム円板の図示
しないカムプロフィルがキャリヤ要素のリム2aの端部
に取り付けられた案内ピン4に作用して、キャリヤ要素
2は時計方向に旋回される。キャリヤ要素2が旋回され
る時、作動レバー5は枢軸6によってキャリヤ要素2上
に枢動可能に取り付けられているので、レバー5はリー
ルディスクホイール53及び54の方に移動する。次に作動
レバー5の右側突起9はシャシストップ57の左側側面に
当接し、このストップに沿って滑動する。キャリヤ要素
2が旋回されて第2テープ搬送方向(プレイNOR)の
プレイ位置に入った時、作動レバー5もまたプレイNO
Rのための操作位置をとり、この位置はキャリヤ要素2
とシャシストップ57、58によって定められる。作動レバ
ー5がプレイREV位置からプレイNOR位置に移動す
る間に、加圧ローラレバー20、21は同時に、作動レバー
5のスロット7、8により案内される加圧ローラレバー
20、21の突起33、34により、第1テープ搬送方向 (プレ
イREV)から第2テープ搬送方向(プレイNOR)に
移動される。この結果、右側の加圧ローラ24は右側キャ
プスタン36に作用し、磁気テープはNOR方向に移動す
る。
【0035】加圧ローラ24がキャプスタン36に作用した
時、第1中心ピン26は第1加圧ローラレバー20のスロッ
ト28内を移動し、ばね30は第1加圧ローラレバー20との
間で伸長される。その結果、第1加圧ローラ24は、キャ
プスタン36と係合しているので、ばね30、第1加圧ロー
ラレバー20及び加圧ローラレバー20の突起33によって力
を作動レバー5に及ぼし、代わりに作動レバー5は力を
キャリヤ要素2上に加える。プレイNORモードでは第
2加圧ローラ25と第2加圧ローラレバー21はどのような
力も作動レバー5に及ぼさず、従ってキャリヤ要素に力
を作用することはない。こうして、ただ第1加圧ローラ
24だけが、プレイNORモードで磁気テープを搬送する
ためにキャプスタン36と係合しているので、キャプスタ
ン36に対して加圧されている間、作動レバー5とキャリ
ヤ要素2に力を及ぼしている。逆に言えば、第2加圧ロ
ーラ25は、プレイNORモードでは実質的に何の作用も
しないで、「フリーホイール」状態であり、作動レバー
5とキャリヤ要素2に力を及ぼすことはない。
【0036】図5はこの発明の自動反転テープデッキが
第1早送り位置(逆方向早送り)にある時の部分平面図
を示す。図1に示す位置と比較して、キャリヤ要素2は
枢軸3の周りを反時計方向に旋回されている。この枢動
運動の間に、枢動されたキャリヤ要素2は、キャリヤ要
素2に枢軸6の周りを旋回するように取り付けられた作
動レバー5を駆動させる。作動レバー5はそのスロット
7及び8によって、加圧ローラレバー20、21の突起33、
34と協動する。この結果、加圧ローラ25はキャプスタン
37から引き離され、図示しない磁気テープは、加圧ロー
ラ24、25がともに接触しない状態で、リールディスクホ
イール53、54によってキャプスタン36、37上を早送りさ
れるようになる。
【0037】キャリヤ要素2は、図5に示す位置を越え
て反時計方向に旋回され、待機位置(スタンバイ)に入
ることができる。この位置では磁気テープの搬送は行わ
れない。この待機位置では、作動レバー5は枢動レバー
44の枢動範囲を越えた所に来てしまっている。この待機
モードでは、枢動ホイール50はリールディスクホイール
53、54のいずれともかみ合っていない。作動レバーの歯
形11を持っている作動レバー5は完全に枢動レバー44の
枢動範囲外に置かれているので、待機モード中に、枢動
ホイール50が作動レバーの歯形11とかみ合って、不都合
なスイッチング動作を起こす恐れはない。
【0038】図6は作動レバー60と、枢軸61の周りを枢
動し、回動自在に保持した加圧ローラ63をキャプスタン
64に押圧するようにした加圧ローラレバー62とを示す見
取り図である。作動レバー60は加圧ローラ63を高さ方向
に移動させるストップ面65を持ち、ピン66の形状をし加
圧ローラレバー62に取り付けられたストップ部材に係合
している。このようにして、加圧ローラ63から発生し、
加圧ローラレバー62に作用する力が、加圧ローラレバー
62の枢軸61を傾かせるような、軸に垂直方向の力が作用
するのを排除している。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の磁気テープカセット装置の自動反転
式デッキの部分を示す平面図であり、スイッチング装置
が加圧ローラレバーに保持され、キャプスタンに接合さ
れる加圧ローラからなり、駆動機構が2個のリールディ
スクホイールの間で枢動可能であり、テープが第1テー
プ搬送位置(プレイREV)にある状態を示す。
【図2】この発明の自動反転式デッキの部分を示す平面
図であり、デッキが第1テープ搬送方向(プレイRE
V)から第2テープ搬送方向(プレイNOR)に変換さ
れる過程の第1中間位置にあり、枢動レバーの枢動運動
がアーマチャレバーによって規制された状態を示す。
【図3】この発明の自動反転式デッキの部分を示す平面
図であり、デッキは第1テープ搬送位置(プレイRE
V)から第2テープ搬送方向(プレイNOR)に変換さ
れる過程の第2中間位置にあり、アーマチャレバーが枢
動レバーから離れた直後の状態を示す。
【図4】この発明の自動反転式デッキが第2テープ搬送
方向(プレイNOR)にある時の部分平面図である。
【図5】この発明の自動反転式デッキが第1早送り位置
(早送りREV)にある時の部分平面図である。
【図6】作動レバーと加圧ローラレバーのより好ましい
構成を示す見取り図である。
【符号の説明】
1 デッキプレート 2 キャリヤ要素 3 枢軸 4 案内ピン 5 作動レバー 6 枢軸 7、8 案内開口 11 歯形 12 案内開口 15 アーマチャレバー 16 枢軸 17、18 突起部分 19 案内要素 20、21 加圧ローラレバー 22、23 枢軸 24、25 加圧ローラ 26、27 ピン 28、29 スロット 30、31 ばね 33、34 案内要素 36、37 キャプスタン 38 キャプスタンモータ 40 サーボモータ 41 中間ホイール 44 枢動レバー 45 摩擦カップリング 49 枢動レバーピン 50 枢動ホイール 51、52 リールディスクホイール 55 ウォーム歯車 56 減速歯車 57、58 レファレンス要素、シャシストップ 60 作動レバー 61 枢軸 62 加圧ローラレバー 63 加圧ローラ 66 ストップ部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ステファン コッホ ドイツ連邦共和国 35080 バート エン トバッハ 1 ブライテンベルクスヴィー ゼ(番地なし)

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチング装置の第1作動位置におい
    て、第1加圧ローラレバー(20)上に装着された第1加圧
    ローラ(24)が第1テープ搬送方向のために第1キャプス
    タン(36)に接合されることが出来、スイッチング装置の
    第2作動位置において、第2加圧ローラレバー(21)上に
    装着された第2加圧ローラ(25)が第2テープ搬送方向の
    ために第2キャプスタン(37)に接合されることが出来、
    磁気ヘッドがデッキプレート(1) 上に取り付けられたキ
    ャリヤ要素(2) 上に配置されており、磁気テープの搬送
    経路の変更に従い異なる位置に移動することが可能なよ
    うにした自動反転式磁気テープカセットデッキのスイッ
    チング装置において、キャリヤ要素(2) 上に回転及び/
    又は移動可能に取り付けられた作動レバー(5)が、第1
    加圧ローラレバー(20)と第2加圧ローラレバー(21)とに
    連結され、この作動レバーはテープ搬送方向が変更され
    た時に、1つの作動位置から他の作動位置に設定変更さ
    れるようにし、テープ搬送方向が変更された時に、作動
    レバー(5) によって、加圧ローラレバー(20、21) は1
    つの作動位置から他の作動位置に移行し、2個の加圧ロ
    ーラレバー(20、21) の位置は、第1及び第2テープ搬
    送方向における作動レバー(5) の位置によって決定され
    ることを特徴とする、スイッチング装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のスイッチング装置にお
    いて、加圧ローラ(24 、25) は夫々加圧ローラレバー
    (20、21) のスロット(28 、29)内を移動可能であり、
    この加圧ローラ(24 、25) と加圧ローラレバー(20、2
    1)とは、ばね (30、31) によって互いに規制されている
    ことを特徴とする、スイッチング装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のスイッチング装
    置において、第1加圧ローラレバー(20)と第2加圧ロー
    ラレバー(21)は夫々第1及び第2枢軸の周りを枢動可能
    に取り付けられ、第1及び第2枢軸は第1及び第2キャ
    プスタン(36 、37) から、両キャプスタン(36 、37) の
    枢支点を結ぶ線分に対し垂直方向に伸びる2本の垂直線
    の間に位置することを特徴とする、スイッチング装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載のスイッチング装
    置において、第1及び第2加圧ローラレバー(20、21)
    は共通の枢軸(22)によってデッキプレート(1) 上に支持
    され、この共通枢軸(22)は実質的に第1及び第2キャプ
    スタン(36 、37) を結ぶ線分の中心から伸びる垂直線上
    に位置することを特徴とする、スイッチング装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4の内1項に記載のスイッ
    チング装置において第1及び第2加圧ローラレバー(2
    0、21) は夫々、作動レバー(5) 内の案内開口(7、8)内
    に係合される案内要素(33 、34) を形成したことを特徴
    とする、スイッチング装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のスイッチング装置にお
    いて、案内要素(33 、34) は突起であり、案内開口(7、
    8)はスロットであることを特徴とする、スイッチング装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至4の内1項に記載のスイッ
    チング装置において作動レバー(5、60) は加圧ローラ
    (24、25、63) を高さ方向に移動させるストップ面(65)
    を持ち、加圧ローラレバー (20、21、62) に取り付けら
    れたストップ部材(66)に係合可能にしていることを特徴
    とする、スイッチング装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7の内1項に記載のスイッ
    チング装置において作動レバー(5) はキャリヤ要素(2)
    に対し枢動自在に装着されていることを特徴とする、ス
    イッチング装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8の内1項に記載のスイッ
    チング装置においてスイッチング装置の第1及び第2作
    動位置における作動レバー(5) の位置は、デッキプレー
    ト(1) 上に配置されたレファレンス要素であるシャシス
    トップ(57 、58) によって規制されることを特徴とす
    る、スイッチング装置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9の内1項に記載のスイ
    ッチング装置においてテープ搬送方向の反転に際し、キ
    ャリヤ要素(2) と、それに取り付けられた作動レバー
    (5) とは最初に磁気テープの搬送経路から離れ、次に作
    動レバー(5) 及び加圧ローラレバー(20 、21) は枢動旋
    回され、その後キャリヤ要素(2) と作動レバー(5) とは
    磁気テープの搬送経路に向けて移動させられることを特
    徴とする、スイッチング装置。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10の内1項に記載のスイ
    ッチング装置においてスイッチング装置は、2個のリー
    ルディスクホイール(51、52) の間の枢動領域内で枢動
    可能な駆動機構より構成され、第1リールディスクホイ
    ール(51)は第1第1作動位置で駆動可能であり、第2リ
    ールディスクホイール(52)が第2作動位置で駆動可能で
    あり、作動レバー(5) は枢動可能な駆動機構の枢動ホイ
    ール(50)と係合する歯形(11)を有し、この作動レバーの
    歯形(11)と枢動ホイール(50)とは前記枢動領域の中央部
    分では互いにかみ合い、前記枢動領域の最初の部分と最
    後の部分ではかみ合わず離れており、その結果枢動駆動
    機構では枢動領域の内の中央部分でのみ、枢動ホイール
    を介して力が作動レバー(5) に加えられることを特徴と
    する、スイッチング装置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載のスイッチング装置に
    おいて、枢動ホイール(50)は枢動レバー(44)上に取り付
    けられ、この枢動レバーは摩擦カップリング(45)により
    摩擦力を伝えるようにされ、且つ中間ホイール(41)が枢
    動ホイール(50)にかみ合うように配置され、この枢動レ
    バー(44)は枢動領域の最初の部分と最後の部分におい
    て、摩擦カップリングによって伝えられる摩擦力によっ
    て旋回させられ、枢動自在に支持されているアーマチャ
    レバー(15)がその枢動運動を前記作動レバー(5) の作動
    によって操作され、枢動している枢動レバー(44)は枢動
    領域の中央部分でアーマチャレバー(15)の突起部分(17
    、18) に係合して、それに続いて枢動レバー(44)が前
    記アーマチャレバーの突起部分(17 、18) に係止するこ
    とにより、かみ合い力が中間ホイール(41)と枢動ホイー
    ル(50)を介して作動レバー(5)の歯形(11)に伝えられ、
    その結果前記作動レバーは枢動旋回させられることを特
    徴とする、スイッチング装置。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載のスイッチング装置に
    おいて、アーマチャレバー(15)がデッキプレート(1) 上
    に枢動自在に支持されていることを特徴とする、スイッ
    チング装置。
  14. 【請求項14】 請求項12又は13に記載のスイッチング
    装置において、アーマチャレバー(15)は、作動レバー
    (5) 内の案内開口(12)に係合する案内要素(19)を持つ
    か、又は作動レバーがアーマチャレバー(15)内の案内開
    口に係合する案内要素を持つことを特徴とする、スイッ
    チング装置。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載のスイッチング装置に
    おいて、作動レバー(5) 内の案内開口(12) は、巾の異
    なる2つの部分からなるスロットであり、前記開口の狭
    い最初の部分 (12a)の巾は実質的にこれと係合する案
    内要素(19)の巾と対応しており、より広い第2部分 (12
    b)の巾は案内要素(12)の巾より大きいものになってい
    ることを特徴とする、スイッチング装置。
  16. 【請求項16】 請求項1乃至15の内の1項に記載のス
    イッチング装置を含むテープデッキ。
  17. 【請求項17】 請求項1乃至15の内の1項に記載のス
    イッチング装置を含んでいるデッキを含む磁気テープカ
    セット装置。
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