JPH03296960A - テープローディング機構 - Google Patents

テープローディング機構

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Publication number
JPH03296960A
JPH03296960A JP2097583A JP9758390A JPH03296960A JP H03296960 A JPH03296960 A JP H03296960A JP 2097583 A JP2097583 A JP 2097583A JP 9758390 A JP9758390 A JP 9758390A JP H03296960 A JPH03296960 A JP H03296960A
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JP
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tape
loading
tape loading
mode
fulcrum
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Pending
Application number
JP2097583A
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English (en)
Inventor
Katsumi Yamaguchi
勝美 山口
Shinichiro Terada
寺田 信一郎
Katsuya Nozawa
野沢 勝也
Toshiyuki Asanuma
浅沼 敏行
Masao Ito
征夫 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Faurecia Clarion Electronics Co Ltd
Original Assignee
Clarion Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH03296960A publication Critical patent/JPH03296960A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、回転するドラムにテープを巻付けて記録・再
生を行うヘリカルスキャン方式の磁気記録再生装置にお
いて、装置に装填したカセットのカセットマウス内から
テープを引出し、回転ドラムに巻付けるためのテープロ
ーディング機構に関するものである。
[従来の技術] 近年、デジタルオーディオ技術の進歩により、アナログ
信号であるオーディオ信号をデジタル信号に変換して、
テープに記録するタイプの磁気記録再生装置が開発、実
用化されている。このような磁気記録再生装置において
は、アナログ信号をデジタル信号に変換するために、極
めて広い占有周波数帯域を必要とすることから、単位時
間当たりの接触面積の広い回転ドラムヘッド(以下、回
転ドラムと称する)を使用し、この回転ドラムに、カセ
ットから引出したテープを斜めに巻付けた状態でテープ
プレイを行っている。このような方式は、テープのデジ
タル信号を螺旋状(ヘリックス)にスキャンすることか
ら、ヘリカルスキャン方式%式% このような磁気記録再生装置に使用されるテープローデ
ィング機構は、テープの内側からテープに当接するロー
ディングブロックを使用し、このローディングブロック
をカセットマウス内のアンローディング位置から前進さ
せることによって、テープをカセットマウス内から引出
し、回転ドラムに巻付ける機構である。
従来、このようなテープローディング機構としては、ロ
ーディングブロックの駆動に当たって、駆動モータに連
結されたギヤとこのギヤの回転力によって往復動するス
ライド部材、及びこのスライド部材とローディングブロ
ック側との間に設けたカム機構とを使用し、ギヤの回転
方向に応じてカム機構を動作させ、この動作を介してロ
ーディングブロックを前後動させる構成が存在している
しかしながら、このようにカム機構を使用した場合には
、カムの摺動抵抗などのロスがあることから、大きな駆
動力が必要となり、駆動側の構成が大型化する欠点があ
る。
さらに、このようなテープローディング機構を有する磁
気記録再生装置において、安定した記録・再生動作を行
うためには、回転ドラムに対するテープの圧着力を安定
させる必要があり、このためには、ローディングブロッ
クのテープローディング位置を常に所定の位置に規制す
ることが要求される。この要求に応じて、従来より、回
転ドラムの近傍には、位置規制部材が固定され、テープ
ローディング時には、この位置規制部材にローディング
ブロックを圧着させてテープローディング位置に位置規
制することが行なわれている。この場合、ローディング
ブロックとその駆動側の部材との間には、テープローデ
ィング位置への圧着用の弾性部材を含む専用のストロー
ク吸収機構が必要となり、部品点数が増え、機構が複雑
化する問題がある。しかも、このようなストローク吸収
機構の圧着力は、テープローディング完了時にのみロー
ディングブロックに加わるものとし、ローディング途中
においては、ストローク吸収機構の圧着力がローディン
グブロックに及ばないようにして、ローディングブロッ
ク及びその駆動側の構成に余分な負荷が加わらないよう
な構造としているため、さらに部品点数が増え、広いス
ペースを要し、機構の小型・簡略化、薄型化、及び低コ
スト化の妨げとなっている。
また、テープアンローディング完了時においては、ロー
ディングブロックをアンローディング位置に圧着させる
必要はないものの、一般に、テープアンローディング完
了検出スイッチによって完了或いは完了直前を検出した
時点で、瞬時に駆動モータを停止する構成が採用されて
いるため、検出動作と停止動作との間に若干の誤差を生
ずることは避けられない。その結果、テープアンロアデ
ィング完了時においても、駆動側とローディングブロッ
ク側との間の誤差を吸収するための構成が必要となって
おり、この点からも部品点数が増え、構成が複雑化して
しまう。
一方、磁気記録再生装置においては、モードを切換える
ために、各種の機構を切換える必要がある。例えば、供
給側のリールにかけるバックテンションをコントロール
するテンションコントロール機構のコントロール/解除
の切換、リールブレーキ機構の圧着/解除の切換、リー
ルへ回転力を伝達する機構の伝達トルクの切換などが必
要であり、それぞれの機構について、プレイ、FF/R
EW、リバースプレイなどの各モードに対応した制御を
行う必要がある。これらの各機構について、個別に制御
を行うことは、装置全体を大型・複雑化させてしまうた
め、従来、カムなどの制御部によって、複数の機構のモ
ード制御を行うモード部材を使用することで、装置全体
としての構成の小型・簡略化、薄型化、及び低コスト化
が図られている。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は前記のような従来技術の課題を解決するために
提案されたものであり、その目的は、テーローディング
機構において、テープローディング完了時及びテープア
ンローディング完了時の両方のストローク吸収機構を省
略可能として、部品点数が少なく、小型・簡略、薄型で
、しかも低コスト化に貢献し得るような、優れたテープ
ローディング機構を提供することである。
[課題を解決するための手段] 本発明のテープローディング機構は、前後方向に伸びる
ように設けられたテープローディング用のガイド溝と;
 テープローディング用のガイド溝上を前後動可能に設
けられ、前方のテープローディング位置と後方のアンロ
ーディング位置との間を移動し、前進時にテープの内側
からテープに当接し、テープを引出すローディングブロ
ックと;前後方向に回動可能に設けられ、その回動自由
端にローディングブロックとの係合部を有し、回動方向
に応じて、ローディングブロックを、前後方向のいずれ
かに駆動するテープローディング部材と; テープロー
ディング部材を前方のテープローディング方向に常時付
勢する弾性部材と; 任意の方向に往復動可能に設けら
れ、動作位置に応じて任意の他の機構のモードを制御す
る制御部と、往動または復動のいずれか一方の移動によ
り、テープローディング部材を弾性部材の付勢力に抗し
て後方に位置規制するストッパとを有するモード部材と
; その一端に、テープローディング部材の一部に回動
可能に連結される第1の支点を、他端に、モード部材の
ストッパと係合する第2の支点を有し、テープアンロー
ディング時には、モード部材の往動または復動のいずれ
か一方の移動に従って、モード部材のストッパに第2の
支点が係止されることで移動し、テープローディング部
材を弾性部材の付勢力に抗して後方に位置規制し、ロー
ディングブロックがアンローディング位置に達した後は
、第1の支点が所定位置に固定され、第2の支点が移動
可能となるように設定された連結部材と; ローディン
グブロックがアンローディング位置に達した際に連結部
材の第1の支点が固定される所定位置を中心とする円弧
状に形成され、連結部材の第2の支点をガイドするオー
バーストローク吸収用のガイド溝とを備えたことを特徴
としている。
すなわち、本発明は、テープローディング部材の回動方
向に従ってローディングブロックを前後に移動させるも
のとし、このローディングブロックの前方のテープロー
ディング位置への駆動力を、弾性部材の付勢力によって
与える一方、後方のアンローディング位置への駆動力を
、他の機構のモード制御を行うモード部材により、連結
部材を介して与え、さらに、この連結部材を、ローディ
ングブロックがアンローディング位置に達した後に、そ
のローディングブロック側の第1の支点を軸として回動
可能となるように設定したものである。
[作用] 以上のような構成を有する本発明の作用は次の通りであ
る。
すなわち、テープローディングにあたっては、テープロ
ーディング部材を付勢する弾性部材の付勢力によって、
テープローディング部材を前方に駆動し、これによって
ローディングブロックを前進させてテープローディング
を行うことができる。
この場合、弾性部材の付勢力がそのまま、ローディング
ブロックを位置規制部材に圧着させる付勢力となる。
また、テープアンローディングにあたっては、モード部
材を動作させることで、そのストッパに連結部材の第2
の支点を係止させ、この連結部材を介してテープローデ
ィング部材を弾性部材の付勢力に抗して後方に位置規制
し、これによってローディングブロックを後退させて、
テープアンローディングを行うことができる。そして、
ローディングブロックがアンローディング位置に達した
後に、さらにモード部材が移動する場合には、連結部材
が、第1の支点を軸として回動することにより、モード
部材のオーバーストロークを吸収できる。
以上のように、本発明においては、ローディングブロッ
ク駆動用の弾性部材によって、テープローディング完了
時のオーバーストロークを吸収できる一方、モード部材
の駆動力を伝達する連結部材の動作のみを利用してテー
プアンローディング完了時のオーバーストロークを吸収
できるため、ローディングブロックと駆動側の部材との
間に専用のストローク吸収機構を設ける必要がなくなり
、部品点数を少なくできる。
さらに、本発明は、前述の通り、弾性部材の付勢力を利
用してテープローディングを行うことができると共に、
他の機構のモード制御を行うモード部材を利用してテー
プアンローディングを行うことができるため、モード部
材との連結部材及び弾性部材を設ける以外には、専用の
駆動機構を設ける必要がなく、その分だけさらに部品点
数が少なくなっている。
また、以上のように、本発明においては、カムを使用し
ていないため、摺動抵抗などのロスがない分だけ駆動力
を低減でき、弾性部材を小型化でき、モード部材の駆動
側の構成を小型化できる利点もある。
[実施例コ 以下に、本発明によるテープローディング機構の一実施
例を第1図及び第2図を参照して具体的に説明する。な
お、第1図は、テープアンローディング状態を示す平面
図、第2図はテープローディング状態を示す平面図であ
る。
*実施例の構成* 第1図及び第2図に示すように、シャーシ1の前方に設
けられた回転ドラム2の左右両側には、前後方向に伸び
るガイド溝3,4が設けられ、このガイド溝3.4にロ
ーディングブロック5,6がそれぞれ挿入されている。
左右のローディングブロック5.6は、各ガイド溝3,
4に沿って、前方のテープローディング位置(第2図)
と、後方のアンローディング位置(第1図)との間を移
動し、後方のアンローディング位置において、装置に装
填されたカセット7のカセットマウス内に人込み、前進
時にテープ(図示せず)の内側からテープに当接し、テ
ープを引出すように動作する部材である。図中5a。
6aは、このようにテープに当接し、これを引出すため
にローディングブロック5.6上に設けられたガイドロ
ーラ、5b、6bは、ガイドローラ5a、6aに隣接し
て設けられ、回転ドラム2に対してテープを傾斜させる
傾斜ポスト、5C16Cは、後述するテープローディン
グ部材8,9に係合する係合ピンである。なお、ガイド
ローラ5a、6aは、その下方に設けられ、ローディン
グブロック5.6に固着されたガイドローラ支持部によ
って支持されている。このガイドローラ支持部は、ガイ
ドローラ5a、  6aと同軸且つ同径とされているた
め、第1図及び第2図においては、ガイドローラ5a、
6aを示す円に相当する。−方、左右のガイド溝3,4
の前端には、位置規制部材10.11が設けられている
。この位置規制部材10.11は、前進したローディン
グプロ・ツク5,6のガイドローラ支持部に圧着するこ
とで、ローディングブロック5.6をテープローディン
グ位置に位置規制する部材である。
左右のローディングブロック5.6は、左右のテープロ
ーディング部材8.9によって駆動されるようになって
いる。すなわち、左右のテープローディング部材8.9
は、それぞれ軸8a、9aによって前後方向に回動可能
に設けられ、その回動自由端には、対応するローディン
グブロック5゜6の係合ピン5c、6cと係合する係合
溝(係合部)8b、9bが設けられており、その回動方
向に応じて対応するローディングブロック5,6を、前
後方向のいずれかに駆動するようになっている。
この左右のテープローディング部材8,9は、弾性部材
12.13によって、前方のテープローディング方向に
常時付勢されでいると同時に、後述するモード部材14
により、リンク(連結部材)16.17を介して後方の
アンローディング位置に駆動されるようになっている。
ガイド溝3,4の後方には、左右に長尺なモード部材1
4が左右に往復動可能に設けられている。
このモード部材14には、その左右にテープローディン
グ部材8,9を弾性部材の付勢力に抗して後方に位置規
制する左右のストッパ14a、14bが設けられている
。この左右のストッパ14a。
14bは、モード部材14を左右に往復動させるための
左右に伸びるガイド溝14c、14dの左端の縁部とし
てそれぞれ設けられており、このストッパ14a、14
bの前方には、ストローク吸収用の逃げ部14e、14
fが設けられている。
また、左側のガイド溝14cの他端は、図示しない他の
機構のモード制御を行う第1のカム(制御部)15aと
なっている。さらに、モード部材14には、同様に図示
しない他の機構のモード制御を行う第2乃至第5のカム
(制御部)15b〜15 e ’−及び後述する駆動リ
ンク18に係合する係合溝14gが設けられており、こ
の係合溝14gと第3のカム15cとは、L字状に連続
して設けられている。
そして、このモード部材14と左右のテープローディン
グ部材8.9との連結は、左右のリンク16.17を介
し、以下のようにして行なわれている。まず、左右のテ
ープローディング部材8゜9の軸8a、9aに近い一端
には、連結ピン3c。
9Cが設けられ、ここに、各リンク(連結部材)16.
17の一端がそれぞれ回動可能に連結されている。すな
わち、本実施例においては、この連結ピン8c、9cが
、請求の範囲における連結部材の第1の支点に相当する
。また、左右のリンク16.17の他端には、第2の支
点に相当する係合ピン16a、17aが設けられ、この
係合ピン(第2の支点)16a、17aは、シャーシ1
に設けられた左右に伸びるガイド溝1a、lbにそれぞ
れ挿入され、このガイド溝1a、lbに沿って左右に往
復動するようになっている。この係合ピン(第2の支点
)46a、17aはさらに、モード部材14のガイド溝
14c、14dにそれぞれ挿入され、係合モード部材1
4の右側への移動に従って、対応するストッパ14a、
14bにそれぞれ係合して右側に押圧され、シャーシ1
のガイド溝1a、1bに沿って右側に移動するようにな
っている。そして、このような係合ピン(第2の支点)
 16a、17aの右側への移動によって、各リンク1
6.17が右側へ駆動され、他端の連結ピン(第1の支
点)8c、9cが後方に駆動され、テープローディング
部材8,9が、弾性部材12.13の付勢力に抗して後
方に移動するようになっている。
この場合、テープローディング完了状態においては、第
2図に示すように、左右のリンク16゜17の係合ピン
(第2の支点)16a、16bとを−ド部材14のスト
ッパ14a、14bとが、−室以上の間隔をおいて離さ
れるようになっている。すなわち、ローディングブロッ
ク5,6は、テープローディング完了位置よりも手前の
位置で、モード部材14による規制を解かれ、この後、
弾性部材12.13の付勢力のみが加えられることによ
って、左右の位置規制部材10.11に圧着し、所定の
テープローディング位置に位置決めされるようになって
いる。
これに対し、テープアンローディング完了状態において
は、第1図に示すように、ローディングブロック5.6
がアンローディング位置に達した時点で、テープローデ
ィング部材8,9の連結ピン(第1の支点)8c、9c
は、ローディングブロック5,6と共に所定位置に固定
され、係合ピン(第2の支点)16a、17aは、シャ
ーシ]のガイド溝1a、lbの右端に設けられたオーバ
ーストローク吸収用の逃げ部1c、ldに沿って移動可
能とされている。すなわち、このガイド溝la、lbの
逃げ部1c、ldは、本発明の請求の範囲におけるオー
バーストローク吸収用のガイド溝に相当し、従って、そ
の形状は、テープアンローディング完了状態において、
テープローディング部材8.9の連結ピン(第1の支点
)8C99cが固定される所定位置を中心とする円弧状
に形成されており、リンク16.17の係合ピン(第2
の支点)16a、17aがテープアンローディング位置
からさらにモード部材14によって右側に押圧された際
に、この係合ピン(第2の支点)16a、17aを、連
結ピン(第1の支点)8c、9cを軸として回動させる
ようにガイド可能となっている。また、係合ピン(第2
の支点)16a、17aが、モード部材14によって押
圧され、シャーシ1の逃げ部1c、ldに移動する場合
、この係合ピン(第2の支点)16a、17aは、モー
ド部材14に対しては、その前方の逃げ部14e、14
fに移動することになる。
一方、モード部材14は、駆動リンク18を介して、駆
動ギヤ19に連結されており、駆動ギヤ19の駆動力に
より、駆動されるようになっている。すなわち、駆動リ
ンク18は、軸18aにて回動可能に設けられ、その一
方の回動自由端に設けられた係合溝18b内に、駆動ギ
ヤ1−9に設けられた駆動ローラ19aが挿入され、他
方の回動自由端に設けられた駆動ピン18cがモード部
材14の係合溝14eに挿入されており、駆動ギヤ19
の回転方向に応じて回動し、モード部材14を左右いず
れかに移動させるようになっている。
この場合、駆動ギヤ19は、図示しない反転型の駆動モ
ータにより、駆動リンク18の回動範囲に応じた一定の
範囲内で両方向に回転可能となっている。
なお、図中20は、テープ引出し端部の位置規制用のガ
イドボストであり、テープローディング時には、前方の
所定のガイド位置へ引出されるようになっている。すな
わち、このガイドボスト20は、軸21aにて回動可能
に設けられたガイドポストアーム21の回動自由端に固
定されており、ガイドポストアーム21の回動により、
その回動方向に応じて前後いずれかに移動するようにな
っている。また、ガイドポストアーム21は、弾性部材
22によって後方の収納位置に常時付勢されている一方
、その中央部には係合ピン21bが設けられており、左
側のテープローディング部材8の前方への回動時には、
このテープローディング部材8に設けられたカム8dに
より押圧され、弾性部材22の付勢力に逆らい、前方に
駆動されるようになっている。
本実施例の作用* 以上のような構成を有する本実施例の作用は次の通りで
ある。
■テープローディング(第1図−節2図)第1図に示す
ように、テープアンローディング状態においては、モー
ド部材14が右側に位置しており、そのストッパ14a
、14bにより、リンク16.17を介して左右のロー
ディングブロック5.6が、カセット7内に収納されて
いる。
また、ガイドボスト20は、弾性部材22の付勢力によ
り、カセット7内の収納位置にある。
このような第1図のテープアンローディング状態から、
駆動ギヤ19を時計方向に回転させると、駆動リンク1
8が時計方向に回動し、その駆動ピン18cが左側に移
動するため、この駆動ピン18Cによってモード部材1
4が押圧され、左側に移動する。
このモード部材14の移動に従い、そのストッパ14a
、14bによってリンク16.17を介して規制されて
いたテープローディング部材8゜9が、弾性部材12.
13の付勢力によって、それぞれ前方へ回動し、ローデ
ィングブロック5゜6がガイド溝3,4上を前進し、最
終的に、位置規制部材10.11に圧着し、第2図に示
すようなテープローディング位置に位置規制され、テー
プを回転ドラム2に巻付ける。この場合、ローディング
ブロック5.6は、テープローディング完了位置よりも
手前の位置で、モード部材14による規制を解かれ、こ
の後、弾性部材12.13の付勢力のみが加えられるた
め、この付勢力によって、左右の位置規制部材10.1
1に圧着し、所定のテープローディング位置に確実に位
置決めされる。
また、モード部材14は、テープローディング部材8,
9を解放した後、第2図に示すようなテープローディン
グ位置まで移動し、この後は、FF/REW、リバース
プレイ、プレイなどのモードに応じた位置まで移動して
停止し、5種類のカム15a〜15eにより図示してい
ない各種の機構をモード制御する。
一方、ガイドポストアーム21は、左側のテープローデ
ィング部材8の前方への回動に従って、カム8dにより
前方に押圧され、弾性部材22の付勢力に逆らい、前方
に駆動され、これによってガイドポスト20は、第2図
に示すような前方の所定のガイド位置へ引出される。こ
の場合、左側のテープローディング部材8の位置が、位
置規制部材10によって正確に決められるため、このテ
ープローディング部材8によって引出されるガイドボス
ト20もまた、正確に位置決めされる。
■テープアンローディング(第2図→第1図)第2図に
示すように、テープローディング状態においては、モー
ド部材14が左側に位置しており、そのストッパ14 
a、  14 bと、リンク16゜17の係合ピン(第
2の支点)16a、17aとは、一定の間隔をおいて開
離し、左右のローディングブロック5,6は、弾性部材
12.13の付勢力により、前方のテープローディング
位置にある。また、ガイドボスト20は、左側のテープ
ローディング部材8によって前方の所定のガイド位置へ
引出されている。
このような第2図のテープローディング状態からのテー
プアンローディングは、各部材の、テープローディング
と逆方向の動作によって行なわれる。すなわち、第2図
の状態から、駆動ギヤ19を反時計方向に回転させると
、駆動リンク18が反時計方向に回動し、その駆動ピン
18cが右側に移動するため、この駆動ピン18cによ
ってモード部材14が押圧され、右側に移動する。
このモード部材14の移動に従い、そのストッパ14a
、14bが、リンク16.17の係0合ピン(第2の支
点)16a、17aに係合して、これを右方向に押圧す
るため、係合ピン(第2の支点)16a、17aがシャ
ーシ1のガイド溝1a。
1bに沿って右側に移動し、各リンク16.17が右側
へ駆動され、他端の連結ピン(第1の支点)8c、9c
が後方に駆動され、テープローディング部材8.9が、
弾性部材12.13の付勢力に抗して、それぞれ後方へ
駆動され、ローディングブロック5,6がガイド溝3,
4上を後退する。
そして、最終的に、モード部材14が、第1図に示すよ
うなテープアンローディング位置に達した時点で、ロー
ディングブロック5.6は、カセット7内の収納位置に
達する。また、ポストガイド20は、左側のテープロー
ディング部材8の後退によって、そのカム8dによる規
制を解かれるため、弾性部材22の付勢力により、ロー
ディングブロック5,6と同様に、カセット7内の収納
位置に達する。
この状態から、テープアンローディング完了検出スイッ
チの検出誤差、モード部材14の停止位置の誤差などに
より、モード部材14が、さらに右に移動した場合には
、モード部材14のストッパ14 a、  14 bに
よって、リンク16.17の係合ピン(第2の支点)1
6a、17aがさらに右側に押圧される。この場合、リ
ンク16.17がモード部材14によって完全に固定さ
れていると、このモード部材のオーバーストロークが、
逆に駆動側に影響を与え、駆動側全体がロックされ、引
いては駆動モータが焼損するなどの不都合を生じる恐れ
があるが、本実施例においては、シャーシ1に円弧状の
逃げ部1c、ldを設けると共に、モード部材にも逃げ
部14e、14fを設けているため、リンク16.17
は、テープローディング部材8,9の連結ピン(第1の
支点)8c、9Cが所定位置に固定された状態で、係合
ピン(第2の支点)16a、17aがシャーシ1の逃げ
部1c、1dに移動することによって連結ピン(第1の
支点)8c、9cを軸として回動し、これによってモー
ド部材14のオーバーストロークが吸収されるため、駆
動側に悪影響を及ぼすことがない。
本実施例の効果* 以上説明したように、本実施例においては、弾性部材1
2.13の付勢力によってテープローディングを行うこ
とができるため、この付勢力がそのまま、ローディング
ブロック5.6を位置規制部材10.11に圧着させる
付勢力となる。また、テープアンローディングにあたっ
ては、リンク16.17の移動のみによって、モード部
材14のオーバーストロークを吸収できる。従って、ロ
ーディングブロック5,6とその駆動側の部材との間に
専用のストローク吸収機構を設ける必要がなくなり、部
品点数を少なくできる。
また、本実施例は、このように、弾性部材12゜13の
付勢力を利用してテープローディングを行うことができ
ると共に、他の機構のモード制御を行うモード部材14
を利用してテープアンローディングを行うことができる
ため、モード部材14とテープローディング部材8.9
とを連結する左右のリンク16.17、及びテープロー
ディング部材8.9を付勢する弾性部材12.13以外
には、専用の駆動機構を設ける必要がなく、駆動構成が
簡略化されている。
さらに、以上のように、本実施例は、カム機構を使用せ
ずにテープローディング及びテープアンローディングを
行なうことができるため、カム機構を使用した場合に生
ずる摺動抵抗などのロスがない分だけ駆動力を低減でき
、弾性部材12,13を小型化でき、モード部材14の
駆動側の構成を小型化できる利点もある。
加えて、本実施例においては、テープローディング部材
8によってポストガイド20を引出す構成としたことに
より、ポストガイド20を正確に位置決めできる利点も
ある。
*他の実施例* なお、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、
モード部材によって制御する機構とじては、例えば、リ
ールにブレーキをかける機構、プレイ時に供給側のリー
ルにパックテンションをかけ、そのテンションコントロ
ールを行なう機構、リバースプレイ時に供給側のリール
にパックテンションをかける機構、テープローディング
時にピンチローラを引出す機構、フリクション機構をロ
ックまたは解除することで、リールに伝達するトルクの
切換を行なう機構などが考えられるが、モード部材によ
って制御する機構の種類及び数は適宜選択可能であり、
少なくとも、他の1つ以上の機構のモードを制御可能な
部材であれば、請求の範囲におけるモード部材の範鴫に
含まれる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明においては、ローディング
ブロックの前方のテープローディング位置への駆動力を
、弾性部材の付勢力によって与える一方、後方のアンロ
ーディング位置への駆動力を、他の機構のモード制御を
行うモード部材により、連結部材を介して与え、さらに
、この連結部材を、アンローディング位置において移動
可能に構成したことにより、弾性部材の付勢力によって
ローディングブロックをテープローディング位置に圧着
できると共に、連結部材の移動によってテープアンロー
ディング完了時のモード部材のオーバーストロークを吸
収できるため、テープローディング機構において従来必
要であったストローク吸収機構が省略可能となり、従来
に比べて部品点数が少なく、小型・簡略、薄型で、しか
も低コスト化に貢献し得るような、優れたテープローデ
ィング機構を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明によるテープローディング機
構の位置実施例を示す平面図であり、第1図はテープア
ンローディング状態、第2図はテープローディング状態
である。 1・・・シャーシ、la、lb・・・ガイド溝、lc。 1d・・・逃げ部、2・・・回転ドラム、3,4・・・
ガイド溝、5.6・・・ローディングブロック、5a、
  6a・・・ガイドローラ、5b、6b・・・傾斜ポ
スト、5c。 6C・・・係合ピン、7・・・カセット、8.9・・・
テープローディング部材、8a、9a−軸、8b、9b
・・・係合溝、8c、9c・・・連結ピン(第1の支点
)、8d・・・カム、10.11・・・位置規制部材、
12゜13・・・弾性部材、14・・・モード部材、1
4a、14b・・・ストッパ、14c、14d・・・ガ
イド溝、14e、14f−・・逃げ部、14 g ・・
・係合溝、15a〜15e・・・カム、16.17・・
・リンク(連結部材)16a、17a・・・係合ピン(
第2の支点)、18・・・駆動リンク、18a・・・軸
、18b・・・係合溝、18c・・・駆動ピン、19・
・・駆動ギヤ、19a・・・駆動ローラ、20・・・ガ
イドポスト、21・・・ガイドポストアーム21a・・
・軸、21b・・・係合ピン、22・・・弾性部材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 前後方向に伸びるように設けられたテープローディング
    用のガイド溝と、 テープローディング用のガイド溝上を前後動可能に設け
    られ、前方のテープローディング位置と後方のアンロー
    ディング位置との間を移動し、前進時にテープの内側か
    らテープに当接し、テープを引出すローディングブロッ
    クと、 前後方向に回動可能に設けられ、その回動自由端にロー
    ディングブロックとの係合部を有し、回動方向に応じて
    、ローディングブロックを、前後方向のいずれかに駆動
    するテープローディング部材と、 テープローディング部材を前方のテープローディング方
    向に常時付勢する弾性部材と、 任意の方向に往復動可能に設けられ、動作位置に応じて
    任意の他の機構のモードを制御する制御部と、往動また
    は復動のいずれか一方の移動により、テープローディン
    グ部材を弾性部材の付勢力に抗して後方に位置規制する
    ストッパとを有するモード部材と、 その一端に、テープローディング部材の一部に回動可能
    に連結される第1の支点を、他端に、モード部材のスト
    ッパと係合する第2の支点を有し、テープアンローディ
    ング時には、モード部材の往動または復動のいずれか一
    方の移動に従って、モード部材のストッパに第2の支点
    が係止されることで移動し、テープローディング部材を
    弾性部材の付勢力に抗して後方に位置規制し、ローディ
    ングブロックがアンローディング位置に達した後は、第
    1の支点が所定位置に固定され、第2の支点が移動可能
    となるように設定された連結部材と、ローディングブロ
    ックがアンローディング位置に達した際に連結部材の第
    1の支点が固定される所定位置を中心とする円弧状に形
    成され、連結部材の第2の支点をガイドするオーバース
    トローク吸収用のガイド溝とを備えたことを特徴とする
    テープローディング機構。
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