JPH03296959A - テープローディング機構 - Google Patents

テープローディング機構

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Publication number
JPH03296959A
JPH03296959A JP2097582A JP9758290A JPH03296959A JP H03296959 A JPH03296959 A JP H03296959A JP 2097582 A JP2097582 A JP 2097582A JP 9758290 A JP9758290 A JP 9758290A JP H03296959 A JPH03296959 A JP H03296959A
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JP
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tape
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tape loading
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Pending
Application number
JP2097582A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Yamaguchi
勝美 山口
Shinichiro Terada
寺田 信一郎
Katsuya Nozawa
野沢 勝也
Toshiyuki Asanuma
浅沼 敏行
Masao Ito
征夫 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Faurecia Clarion Electronics Co Ltd
Original Assignee
Clarion Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、回転するドラムにテープを巻付けて記録・再
生を行うヘリカルスキャン方式の磁気記録再生装置にお
いて、装置に装填したカセットのカセットマウス内から
テープを引出し、回転ドラムに巻付けるためのテープロ
ーディング機構に関するものである。
[従来の技術] 近年、デジタルオーディオ技術の進歩により、アナログ
信号であるオーディオ信号をデジタル信号に変換して、
テープに記録するタイプの磁気記録再生装置が開発、実
用化されている。このような磁気記録再生装置において
は、アナログ信号をデジタル信号に変換するために、極
めて広い占有周波数帯域を必要とすることから、単位時
間当たりの接触面積の広い回転ドラムヘッド(以下、回
転ドラムと称する)を使用し、この回転ドラムに、カセ
ットから引出したテープを斜めに巻付けた状態でテープ
プレイを行っている。このような方式は、テープのデジ
タル信号を螺旋状(ヘリックス)にスキャンすることか
ら、ヘリカルスキャン方式%式% このような磁気記録再生装置に使用されるテープローデ
ィング機構は、テープの内側からテープに当接するロー
ディングブロックを使用し、このローディングブロック
をカセットマウス内のアンローディング位置から前進さ
せることによって、テープをカセットマウス内から引出
し、回転ドラムに巻付ける機構である。
従来、このようなテープローディング機構としては、ロ
ーディングブロックの駆動に当たって、駆動モータに連
結されたギヤとこのギヤの回転力によって往復動するス
ライド部材、及びこのスライド部材とローディングブロ
ック側との間に設けたカム機構とを使用し、ギヤの回転
方向に応じてカム機構を動作させ、この動作を介してロ
ーディングブロックを前後動させる構成が存在している
しかしながら、このようにカム機構を使用した場合には
、カムの摺動抵抗などのロスがあることから、大きな駆
動力が必要となり、駆動側の構成が大型化する欠点があ
る。
さらに、このようなテープローディング機構を有する磁
気記録再生装置において、安定した記録・再生動作を行
うためには、回転ドラムに対するテープの圧着力を安定
させる必要があり、このためには、ローディングブロッ
クのテープローディング位置を常に所定の位置に規制す
ることが要求される。この要求に応じて、従来より、回
転ドラムの近傍には、位置規制部材が固定され、この位
置規制部材にローディングブロックを圧着させて位置規
制することが行なわれている。この場合、ローディング
ブロックとその駆動側の部材との間には、圧着用の弾性
部材を含む専用のストローク吸収機構が必要となり、部
品点数が増え、機構が複雑化する問題がある。しかも、
ローディング途中においては、ストローク吸収機構の圧
着力がローディングブロックに及ばないようにして、ロ
ーディングブロックに余分な負荷が加わらないような構
造としているため、さらに部品点数が増え、広いスペー
スを要し、機構の小型・簡略化、薄型化、及び低コスト
化の妨げとなっていた。
一方、磁気記録再生装置においては、モードを切換える
ために、各種の機構を切換える必要がある。例えば、供
給側のリールにかけるパックテンションをコントロール
するテンションコントロール機構のコントロール/解除
の切換、リールブレーキ機構の圧着/解除の切換、リー
ルへ回転力を伝達する機構の伝達トルクの切換などが必
要であり、それぞれの機構について、プレイ、FF/R
EW、リバースプレイなどの各モードに対応した制御を
行う必要がある。これらの各機構について、個別に制御
を行うことは、装置全体を大型・複雑化させてしまうた
め、従来、カムなどの制御部によって、複数の機構のモ
ード制御を行うモード部材を使用することで、装置全体
としての構成の小型番簡略化、薄型化、及び低コスト化
が図られている。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は前記のような従来技術の課題を解決するために
提案されたものであり、その目的は、テープローディン
グ機構におけるストローク吸収機構を省略可能として、
部品点数が少なく、小型・簡略、薄型で、しかも低コス
ト化に貢献し得るような、優れたテープローディング機
構を提供することである。
[課題を解決するための手段] 本発明のテープローディング機構は、前後方向に伸びる
ように設けられたガイド溝と; ガイド溝上を前後動可
能に設けられ、前方のテープローディング位置と後方の
アンローディング位置との間を移動し、前進時にテープ
の内側からテープに当接し、テープを引出すローディン
グブロックと;前後方向に回動可能に設けられ、その回
動目出端にローディングブロックとの係合部を有し、回
動方向に応じて、ローディングブロックを、前後方向の
いずれかに駆動するテープローディング部材と; テー
プローディング部材を前方のテープローディング方向に
常時付勢する弾性部材と; 任意の方向に往復動可能に
設けられ、動作位置に応じて任意の他の機構のモードを
制御する制御部と、往動または復動のいずれか一方の移
動により、テープローディング部材を弾性部材の付勢力
に抗して後方に位置規制するストッパとを有するモード
部材と; その一端にてテープローディング部材の一部
に回動可能に連結され、他端に、モード部材のストッパ
との係合部を有し、モード部材の往動または復動のいず
れか一方の移動により、モード部材のストッパにその係
合部が係止されることで、テープローディング部材を弾
性部材の付勢力に抗して後方に位置規制する連結部材と
を備えたことを特徴としている。
すなわち、本発明は、テープローディング部材の回動方
向に従ってローディングブロックを前後に移動させるも
のとし、このローディングブロックの前方のテープロー
ディング位置への駆動力を、弾性部材の付勢力によって
与える一方、後方のアンローディング位置への駆動力を
、他の機構のモト制御を行うモード部材により、連結部
材を介して与えるように構成したものである。
[作用] 以上のような構成を有する本発明の作用は次の通りであ
る。
すなわち、テープローディングにあたっては、テープロ
ーディング部材を付勢する弾性部材の付勢力によって、
テープローディング部材を前方に駆動し、これによって
ローディングブロックを前進させてテープローディング
を行うことができる。
また、テープアンローディングにあたっては、モード部
材を動作させることで、そのストッパに連結部材の係合
部を係止させ、この連結部材を介してテープローディン
グ部材を弾性部材の付勢力に抗して後方に位置規制し、
これによってローディングブロックを後退させて、テー
プアンローディングを行うことができる。
このように、本発明は、弾性部材の付勢力によってテー
プローディングを行うことができるため、この付勢力が
そのまま、ローディングブロックを位置規制部材に圧着
させる付勢力となる。従ってローディングブロックとそ
の駆動側の部材との間に専用のストローク吸収機構を設
ける必要がなくなり、部品点数を少なくできる。
また、本発明は、前述の通り、弾性部材の付勢力を利用
してテープローディングを行うことができると共に、他
の機構のモード制御を行うモード部材を利用してテープ
アンローディングを行うことができるため、モード部材
との連結部材及び弾性部材を設ける以外には、専用の駆
動機構を設ける必要がなく、その分だけさらに部品点数
が少なくなっている。
さらに、以上のように、本発明においては、カムを使用
していないため、摺動抵抗などのロスがない分だけ駆動
力を低減でき、弾性部材を小型化でき、モード部材の駆
動側の構成を小型化できる利点もある。
[実施例コ 以下に、本発明によるテープローディング機構の一実施
例を第1図及び第2図を参照して具体的に説明する。な
お、第1図は、テープアンローディング状態を示す平面
図、第2図はテープローディング状態を示す平面図であ
る。
*実施例の構成* 第1図及び第2図に示すように、シャーシ1の前方に設
けられた回転ドラム2の左右両側には、前後方向に伸び
るガイド溝3.4が設けられ、このガイド溝3.4にロ
ーディングブロック5,6がそれぞれ挿入されている。
左右のローディングブロック5,6は、各ガイド溝3.
4に沿って、前方のテープローディング位置(第2図)
と、後方のアンローディング位置(第1図)との間を移
動し、後方のアンローディング位置において、装置に装
填されたカセット7のカセットマウス内に人込み、前進
時にテープ(図示せず)の内側からテープに当接し、テ
ープを引出すように動作する部材である。図中5a。
6aは、このようにテープに当接し、これを引出すため
にローディングブロック5.6上に設けられたガイドロ
ーラ、5b、6bは、ガイドローラ5a、6aに隣接し
て設けられ、回転ドラム2に対してテープを傾斜させる
傾斜ポスト、5c、6Cは、後述するテープローディン
グ部材8,9に係合する係合ビンである。なお、ガイド
ローラ5a+6gは、その下方に設けられ、ローディン
グブロック5,6に固着されたガイドローラ支持部によ
って支持されている。このガイドローラ支持部は、ガイ
ドローラ5a、6aと同軸且つ同径とされているため、
第1図及び第2図においては、ガイドローラ5a、6a
を示す円に相当する。−方、左右のガイド溝3,4の前
端には、位置規制部材10.11が設けられている。こ
の位置規制部材10.11は、前進したローディングプ
ロ、。
り5,6のガイドローラ支持部に圧着することで、ロー
ディングブロック5.6をテープローディング位置に位
置規制する部材である。
左右のローディングブロック5.6は、左右のテープロ
ーディング部材8.9によって駆動されるようになって
いる。すなわち、左右のテープローディング部材8.9
は、それぞれ軸8a、9aによって前後方向に回動可能
に設けられ、その回動自由端には、対応するローディン
グブロック5゜6の係合ピン5c、6cと係合する係合
溝(係合部) 8b、9bが設けられており、その回動
方向に応じて対応するローディングブロック5.6を、
前後方向のいずれかに駆動するようになっている。
この左右のテープローディング部材8.9は、弾性部材
12.13によって、前方のテープローディング方向に
常時付勢されていると同時に、後述するモード部材14
により、リンク(連結部材)16.17を介して後方の
アンローディング位置に駆動されるようになっている。
ガイド溝3.4の後方には、左右に長尺なモード部材1
4が左右に往復動可能に設けられている。
このモード部材14には、その左右にテープローディン
グ部材8.9を弾性部材の付勢力に抗して後方に位置規
制する左右のストッパ14a、14bが設けられている
。この左右のストッパ14a。
14bは、モード部材14を左右に往復動させるための
左右のガイド溝14c、14dの一端の縁部としてそれ
ぞれ設けられており、このストッパ14a、14bの前
方には、ストローク吸収用の逃げ部14e、14fが設
けられている。また、左側のガイド溝14cの他端は、
図示しない他の機構のモード制御を行う第1のカム(制
御部)15aとなっている。さらに、モード部材14に
は、同様に図示しない他の機構のモード制御を行う第2
乃至第5のカム(制御部)15b〜15e1及び後述す
る駆動リンク18に係合する係合溝14gが設けられて
おり、この係合溝14gと第3のカム15cとは、L字
状に連続して設けられている。
そして、このモード部材14と左右のテープローディン
グ部材8.9との連結は、左右のリンク16.17を介
し、以下のようにして行なわれている。すなわち、左右
のテープローディング部材8.9の軸8a、9aに近い
一端には、連結ビン8c、9cが設けられ、ここに、各
リンク16゜17の一端がそれぞれ回動可能に連結され
ている。
また、左右のリンク16.17の他端には、係合ピン(
係合部)16a、17aが設けられ、この係合ピン16
 a +  17 aが、モード部材14のガイド溝1
4c、14dにそれぞれ挿入され、これらの係合モード
部材14の右側への移動に従って、対応するストッパ1
4a、14bにそれぞれ係合して右側に押圧されるよう
になっており、このような係合ピン16a、17aに加
わる駆動力によって、各リンク16.17が右側へ駆動
され、テープローディング部材8.9が、弾性部材12
゜13の付勢力に抗して後方に移動するようになってい
る。
この場合、テープローディング状態においては、第2図
に示すように、左右のリンク16.17の係合ピン16
a、16bとモード部材14のストッパ14a、14b
とが、−窓以上の間隔をおいて離されるようになってい
る。すなわち、ローディングブロック5,6は、テープ
ローディング完了位置よりも手前の位置で、モード部材
14による規制を解かれ、この後、弾性部材12.13
の付勢力のみが加えられることによって、左右の位置規
制部材10.11に圧着し、所定のテープローディング
位置に位置決めされるようになっている。
これに対し、テープアンローディング状態においては、
弾性部材を介することなく、モード部材14によってリ
ンク16.17を直接押圧して位置規制しているため、
テープアンローディング完了検出スイッチの検出誤差、
モード部材14の停止位置の誤差などにより、モード部
材14が、第1図に示すようなアンローディング位置か
らさらに右に移動する場合がある。すなわち、通常の構
成に従って、テープアンローディング完了検出スイッチ
によって完了或いは完了直前を検出した時点で、瞬時に
駆動モータを停止する構成を採用した場合において、検
出動作と停止動作との間に若干の誤差を生ずることは避
けられず、その結果、このような誤差を見込んで動作ス
トロークを若干多く取るのが普通である。本実施例にお
いて、このようなオーバーストロークは、第1図の状態
から、リンク16.17の係合ピン16a、17aがさ
らに右側に押圧された際に、この係合ピン16a、17
aを、シャーシに設けた逃げ部1c。
1dに移動させることで吸収されるようになっている。
すなわち、左右のリンク16.17の係合ピン16a、
16bは、シャーシ1に設けられた左右のガイド溝1a
、lbにも挿入されており、テープアンローディング状
態では、第1図に示すように、ガイド溝1a、lbの右
側にあり、また、テープローディング状態では、第2図
に示すように、ガイド溝1a、lbの左側に移動するよ
うになっている。そして、このシャーシのガイド溝1a
1bの右端に、モード部材14の逃げ部14e。
14fに対応するオーバーストローク吸収用の逃げ部1
c、ldが、第1図において8c、9cを中心とし、リ
ンク16.17間の距離を半径とした円弧状に設けられ
ている。
一方、モード部材14は、駆動リンク18を介して、駆
動ギヤ19に連結されており、駆動ギヤ19の駆動力に
より、駆動されるようになっている。すなわち、駆動リ
ンク18は、軸18aにて回動可能に設けられ、その一
方の回動自由端に設けられた係合溝18b内に、駆動ギ
ヤ19に設けられた駆動ローラ19aが挿入され、他方
の回動自由端に設けられた駆動ピン18cがモード部材
14の係合溝14eに挿入されており、駆動ギヤ19の
回転方向に応じて回動し、モード部材14を左右いずれ
かに移動させるようになっている。
この場合、駆動ギヤ19は、図示しない反転型の駆動モ
ータにより、駆動リンク18の回動範囲に応じた一定の
範囲内で両方向に回転可能となっている。
なお、図中20は、テープ引出し端部の位置規制用のガ
イドポストであり、テープローディング時には、前方の
所定のガイド位置へ引出されるようになっている。すな
わち、このガイドボスト20は、軸21aにて回動可能
に設けられたガイドボストアーム21の回動自由端に固
定されており、ガイドボストアーム21の回動により、
その回動方向に応じて前後いずれかに移動するようにな
っている。また、ガイドボストアーム21は、弾性部材
22によって後方の収納位置に常時付勢されている一方
、その中央部には係合ピン21bが設けられており、左
側のテープローディング部材8の前方への回動時には、
このテープローディング部材8に設けられたカム8dに
より押圧され、弾性部材22の付勢力に逆らい、前方に
駆動されるようになっている。
本実施例の作用* 以上のような構成を有する本実施例の作用は次の通りで
ある。
■テープローディング(第1図→第2図)第1図に示す
ように、テープアンローディング状態においては、モー
ド部材14が右側に位置しており、そのストッパ14a
、14bにより、リンク16.17を介して左右のロー
ディングブロック5.6が、カセット7内に収納されて
いる。
また、ガイドボスト20は、弾性部材22の付勢力によ
り、カセット7内の収納位置にある。
このような第1図のテープアンローディング状態から、
駆動ギヤ19を時計方向に回転させると、駆動リンク1
8が時計方向に回動し、その駆動ピン18cが左側に移
動するため、この駆動ピン18Cによってモード部材1
4が押圧され、左側に移動する。
このモード部材14の移動に従い、そのストッパ14a
、14bによってリンク16.17を介して規制されて
いたテープローディング部材8゜9が、弾性部材12.
13の付勢力によって、それぞれ前方へ回動し、ローデ
ィングブロック5゜6がガイド溝3,4上を前進し、最
終的に、位置規制部材10.11に圧着し、第2図に示
すようなテープローディング位置に位置規制され、テー
プを回転ドラム2に巻付ける。この場合、ローディング
ブロック5.6は、テープローディング完了位置よりも
手前の位置で、モード部材14による規制を解かれ、こ
の後、弾性部材12.13の付勢力のみが加えられるた
め、この付勢力によって、左右の位置規制部材10.1
1に圧着し、所定のテープローディング位置に確実に位
置決めされる。
また、モード部材14は、テープローディング部材8,
9を解放した後、第2図に示すようなテープローディン
グ位置まで移動し、この後は、FF/REW、リバース
プレイ、プレイなどのモードに応じた位置まで移動して
停止し、5種類のカム15a〜15eにより図示してい
ない各種の機構をモード制御する。
一方、ガイドボストアーム21は、左側のテープローデ
ィング部材8の前方への回動に従って、カム8dにより
前方に押圧され、弾性部材22の付勢力に逆らい、前方
に駆動され、これによってガイドボスト20は、第2図
に示すような前方の所定のガイド位置へ引出される。こ
の場合、左側のテープローディング部材8の位置が、位
置規制部材10によって正確に決められるため、このテ
ープローディング部材8によって引出されるガイドボス
ト20もまた、正確に位置決めされる。
■テープアンローディング(第2図→第1図)第2図に
示すように、テープローディング状態においては、モー
ド部材14が左側に位置しており、そのストッパ14a
、14bと、リンク16゜17の係合ピン16a、17
aとは、一定の間隔をおいて開離し、左右のローディン
グブロック5゜6は、弾性部材12.13の付勢力によ
り、前方のテープローディング位置にある。また、ガイ
ドボスト20は、左側のテープローディング部材8によ
って前方の所定のガイド位置へ引出されている。
このような第2図のテープローディング状態からのテー
プアンローディングは、各部材の、テープローディング
と逆方向の動作によって行なわれる。すなわち、第2図
の状態から、駆動ギヤ19を反時計方向に回転させると
、駆動リンク18が反時計方向に回動し、その駆動ピン
18cが右側に移動するため、この駆動ピン18cによ
ってモード部材14が押圧され、右側に移動する。
このモード部材14の移動に従い、そのストッパ14a
、14bが、リンク16.17の係合ピン16a、17
aに係合して、これを右方向に押圧するため、テープロ
ーディング部材8.9は、弾性部材12.13の付勢力
に抗して、それぞれ後方へ駆動され、ローディングブロ
ック5,6がガイド溝3,4上を後退する。そして、最
終的に、モード部材14が、第1図に示すようなテープ
アンローディング位置に達した時点で、ローディングブ
ロック5,6は、カセット7内の収納位置に達する。ま
た、ボストガイド20は、左側のテープローディング部
材8の後退によって、そのカム8dによる規制を解かれ
るため、弾性部材22の付勢力により、ローディングブ
ロック5.6と同様に、カセット7内の収納位置に達す
る。
この状態から、テープアンローディング完了検出スイッ
チの検出誤差、モード部材14の停止位置の誤差などに
より、モード部材14が、さらに右に移動した場合には
、モード部材14のストッパ14a、14bによって、
リンク16.17の係合ピン16a、17aがさらに右
側に押圧される。この場合、リンク16.17がモード
部材14によって完全に固定されていると、このモード
部材のオーバーストロークが、逆に駆動側に影響を与え
、駆動側全体がロックされ、引いては駆動モータが焼損
するなどの不都合を生じる恐れがあるが、本実施例にお
いては、モード部材14及びシャーシ1に、逃げ部14
e、14f及び逃げ部lc、ldをそれぞれ設けている
ため、リンク16.17は、テープローディング部材8
.9の連結ピン8c、9cを軸として回動し、係合ピン
16a、17aが、これらの逃げ部に移動し、これによ
ってモード部材14のオーバーストロークが吸収され、
駆動側に悪影響を及ぼさないようになっている。
本実施例の効果* 以上説明したように、本実施例においては、弾性部材1
2.13の付勢力によってテープローディングを行うこ
とができるため、この付勢力がそのまま、ローディング
ブロック5.6を位置規制部材10.11に圧着させる
付勢力となる。従って、ローディングブロック5.6と
その駆動側の部材との間に専用のストローク吸収機構を
設ける必要がなくなり、部品点数を少なくできる。
また、本実施例は、このように、弾性部材12゜13の
付勢力を利用してテープローディングを行うことができ
ると共に、他の機構のモード制御を行うモード部材14
を利用してテープアンローディングを行うことができる
ため、モード部材14とテープローディング部材8,9
とを連結する左右のリンク16.17、及びテープロー
ディング部材8,9を付勢する弾性部材12.13以外
には、専用の駆動機構を設ける必要がなく、駆動構成が
簡略化されている。
さらに、以上のように、本実施例は、カム機構を使用せ
ずにテープローディング及びテープアンローディングを
行なうことができるため、カム機構を使用した場合に生
ずる摺動抵抗などのロスがない分だけ駆動力を低減でき
、弾性部材12.13を小型化でき、モード部材14の
駆動側の構成を小型化できる利点もある。
加えて、本実施例においては、テープローディング部材
8によってポストガイド20を引出す構成としたことに
より、ポストガイド20を正確に位置決めできる利点、
及び、モード部材14とシャーシ1にそれぞれリンク1
6..17の逃げ部を設けたことにより駆動側のオーバ
ーストロークを吸収でき、装置全体の信頼性を向上でき
る利点もある。
*他の実施例* なお、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、
例えば、モード部材とテープローディング部材とを連結
する連結部材の形状及び係合・連結構成は、適宜変更可
能である。また、モード部材によって制御する機構とし
ては、例えば、リールにブレーキをかける機構、プレイ
時に供給側のリールにパックテンションをかけ、そのテ
ンションコントロールを行なう機構、リバースプレイ時
に供給側のリールにパックテンションをかける機構、テ
ープローディング時にピンチローラを引出す機構、フリ
クション機構をロックまたは解除することで、リールに
伝達するトルクの切換を行なう機構などが考えられるが
、モード部材によって制御する機構の種類及び数は適宜
選択可能であり、少なくとも、他の1つ以上の機構のモ
ードを制御可能な部材であれば、請求の範囲におけるモ
ード部材の範噴に含まれる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明においては、ローディング
ブロックの前方のテープローディング位置への駆動力を
、弾性部材の付勢力によって与える一方、後方のアンロ
ーディング位置への駆動ツノを、他の機構のモード制御
を行うモード部材により、連結部材を介して与える構成
としているため、テープローディング機構において従来
必要であったストローク吸収機構が省略可能となり、従
来に比べて部品点数が少なく、小型・簡略、薄型で、し
かも低コスト化に貢献し得るような、優れたテープロー
ディング機構を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明によるテープローディング機
構の位置実施例を示す平面図であり、第1図はテープア
ンローディング状態、第2図はテープローディング状態
である。 1・・・シャーシ、la、lb・・・ガイド溝、lc。 1d・・・逃げ部、2・・・回転ドラム、3.4・・・
ガイド溝、5,6・・・ローディングブロック、5a、
6a・・・ガイドローラ、5b、6b・・・傾斜ポスト
、5c。 6C・・・係合ピン、7・・・カセット、8.9・・・
テープローディング部材、8a、9a−軸、8b、9b
・・・係合溝、8c、9c・・・連結ピン、8d・・・
カム、10.11・・・位置規制部材、12.13・・
・弾性部材、14・・・モード部材、14a、14b・
・・ストッパ、14c、14d−ガイド溝、14e、1
4f・・・逃げ部、14g・・・係合溝、15a〜15
e・・・カム、16.17・・・リンク(連結部材)、
16a。 17a・・・係合ピン、18・・・駆動リンク、18a
・・・軸、18b・・・係合溝、18c・・・駆動ピン
、19・・・駆動ギヤ、19a・・・駆動ローラ、20
・・・ガイドポスト、21・・・ガイドポストアーム2
1a・・・軸、21b・・・係合ピン、22・・・弾性
部材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 前後方向に伸びるように設けられたガイド溝と、ガイド
    溝上を前後動可能に設けられ、前方のテープローディン
    グ位置と後方のアンローディング位置との間を移動し、
    前進時にテープの内側からテープに当接し、テープを引
    出すローディングブロックと、 前後方向に回動可能に設けられ、その回動自由端にロー
    ディングブロックとの係合部を有し、回動方向に応じて
    、ローディングブロックを、前後方向のいずれかに駆動
    するテープローディング部材と、 テープローディング部材を前方のテープローディング方
    向に常時付勢する弾性部材と、 任意の方向に往復動可能に設けられ、動作位置に応じて
    任意の他の機構のモードを制御する制御部と、往動また
    は復動のいずれか一方の移動により、テープローディン
    グ部材を弾性部材の付勢力に抗して後方に位置規制する
    ストッパとを有するモード部材と、 その一端にてテープローディング部材の一部に回動可能
    に連結され、他端に、モード部材のストッパとの係合部
    を有し、モード部材の往動または復動のいずれか一方の
    移動により、モード部材のストッパにその係合部が係止
    されることで、テープローディング部材を弾性部材の付
    勢力に抗して後方に位置規制する連結部材とを備えたこ
    とを特徴とするテープローディング機構。
JP2097582A 1990-04-16 1990-04-16 テープローディング機構 Pending JPH03296959A (ja)

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ID=14196240

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