JPS6396761A - テ−プレコ−ダのピンチロ−ラ切換装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明はテープの走行方向を反転するためのテープレコ
ーダのピンチローラ切換装置に関する。

（ロ）従来の技術 テープレコーダにおいて長時間の再生動作が行なうこと
が出来るようにするため、第１方向の再生動作が終了後
自動的にテープの走行方向を反転し、該第１方向と反対
である第２方向への再生を行なえるようにしているもの
がある。斯る両方向再生型のテープレコーダにおいてテ
ープの走行方向を反転するには、それまでテープの供給
をしていたサプライ側のリール軸を逆回転しテープを巻
取るほか、左右一対あるピンチローラのそれまでテープ
を介してキャプスタンに圧接していたピンチローラを離
間し、逆にそれまで離間していたピンチローラをキャプ
スタンに圧接させる必要がある。前記一方のピンチロー
ラをキャプスタンより離間し逆に他方のピンチローラを
キャプスタンに圧接するものとして、例えば実公昭５７
−４０４４５号公報に記載するようにモータの回転力で
回転体を半回転させ、該回転体とともに回転するカム輪
にてピンチローラ切換移動板を左又は右方向に移動させ
、前記ピンチローラ切換移動板のカム面にて支持部材を
回動させて行なっているものがある。

（ハ）発明が解決しようとする問題点 前述した如くテープの走行方向を反転させるために、モ
ータの回転力で回転される回転体でピンチローラ切換移
動板を左又は右方向に移動させ、支持部材を回動させ、
ピンチローラをキャプスタンより接離させるテープレコ
ーダでは、ピンチローラをキャプスタンに圧接するスプ
リングの付勢力が前記ピンチローラ切換移動板に加わり
、ピンチローラ切換移動板を移動させる力が非常に大き
く、また摩擦係数が不安定な為反転動作不良が多発した
。

本発明は斯る欠点を除去するため、前記ピンチローラを
キャプスタンに圧接するピンチローラスプリングの付勢
力がピンチローラをキャプスタンに圧接するときだけに
加わるようにしたテープレコーダのピンチローラ切換装
置を提供するものである。

（ニ）問題点を解決するための手段 本発明のテープレコーダのピンチローラ切換装置はモー
タにて選択的に回転される切換カムと、該切換カムにて
左右に摺動される反転板と、該反転板の前記摺動方向に
対し垂直方向に摺動されるヘッド基板と、該ヘッド基板
に軸支され前記反転板にて回動される反転アームと、該
反転アームにて回動されるように取付けられ夫々キャプ
スタンに対抗してピンチローラが設けられた左右一対の
ピンチローラ取付部材とを備える。

（＊）作用 本発明のテープレコーダのピンチローラ切換装置は上述
した如き構成をなすので、テープの終端まで再生されテ
ープ終端検出手段がテープ終端を検出したとき、あるい
は反転レバーを操作したとき切換カムがモータに連動さ
れ該切換カムが回転され反転板を摺動させる。反転板が
摺動されると反転アームは回動し、ピンチローラ取付部
材を夫々逆向きに回動して一方のピンチローラをキャプ
スタンに圧接し他方のピンチローラをキャプスタンより
離間する。前記反転板が逆方向に摺動されると反転アー
ムは逆方向に回動し、ピンチローラ取付部材も夫々逆向
きに回動きれ前述においてキャプスタンに圧接きれてい
たピンチローラを離間し、離間していたピンチローラを
キャプスタンに圧接しテープの走行方向を反転きせる。

（へ）実施例 本発明のテープレコーダのピンチローラ切換装置を図面
に従って説明する。

第４図及び第５図において、（１〉はモータにベルトで
連動されたフライホイール（図示せず）の軸に設けられ
たフライホイールギヤ、（２）は前記フライホイールギ
ヤ（１）に選択的に噛合う切換カムで、周縁に形成され
た欠歯部（３）（４）と、嵌合部（５）（６）が形成さ
れた第１カム部（７）と、偏心して形成された非円形溝
状の第２カム部（８）とを有する。（９）はコイルスプ
リングで、中央の巻回部（１０）がシャーシの突片（１
１）に挿入され一端がビン（１２）に係止し他端が前記
切換カム（２）の中心軸の小片（１３バ１３）に係止す
ることにより、該切換カム（２）を時計方向に付勢する
。（１４）は切換アームで、軸（１５）に軸支され前記
切換カム（２）の第２カム部（８）に嵌合するビン（１
６）を有する第１腕片（１７）と、係止突片（１８）を
有する第２腕片（１９）とよりなる。（２０）は係上板
で、摺動自在に取付けられており前記切換カム（２）の
第１カム部（７）の嵌合部（５）（６）に係合する係合
小突片（２１）を有し、スプリング（２２）にて矢印（
Ａ）方向に付勢されている。（２３）は反転操作レバー
で、先端に前記係上板（２０）の係止窓（２４）に係止
する摺動片（２５〉を有する。次に第１図〜第３図にお
いて、（３０）はシャーシの表面に矢印（Ｂ）又は矢印
（Ｃ）方向に摺動自在に設けられた反転板で、前記切換
アーム（１４）の係止突片（１８）が係止する第１小孔
（３１）及びＬ字状に延び第２小孔（３２）が形成され
た腕片（３３）とを有する。　（３４）は前記反転板（
３０）の摺動方向と垂直方向の矢印（Ｄ）又は矢印（Ｅ
）方向にガイドビン（３５バ３５）等にて摺動自在に取
付けられたヘッド基板で、少なくとも再生ヘッド（３６
）が設けられている。（３７）は前記ヘッド基板（３４
）上に軸（３８）にて回動自在に取付けられた反転アー
ムで、左右方向に延びる腕片（３９）（３９）の先端に
は中央に溝を有する係止壁（４０＞（４０）が形成され
、又中央に突出する突出片（４１）の先端の屈折片（４
２）は前記反転板（３０〉の第２小孔（３２）に係合さ
れる。（４３）（４４）は軸（４５）（４６）に回動自
在に軸支されたピンチローラ取付部材で、折曲げ片（４
７）（４８）・・・が形成されるとともに先端にピンチ
ローラ（５１）（５２）が設けられている。（５３）（
５４）は巻回部（５５）（５６）が前記折曲げ片（４９
）（５０）に挿入きれたコイルスプリングで、該コイル
スプリング（５３）（５４）の一端は折曲げ片（４７）
（４ｇ）にあたり、他端が反転アーム（３７）の係止壁
（４０）（４０）の中央の溝を貫通することにより反転
アーム（３７）とピンチローラ取付部材（４３）（４４
）とを連動している。（５７）（５８）は前記ピンチロ
ーラ（５１）（５２）に対抗して設けられたキャプスタ
ンで、夫々逆方向に回転されるフライホイールに取付け
られている。

次に本発明のテープレコーダのピンチローラ取付装置の
動作について説明する。

先ず停止状態ではヘッド基板（３４）は矢印（Ｅ）で示
す非動作位置に後退しており、ピンチローラ（５１）（
５２）はいずれもキャプスタン（５７）（５ｇ）から離
間している。

再生のため再生釦（図示せず）を押圧すると、ヘッド基
板（３４）は矢印（Ｄ）方向に摺動し動作位置にされる
。このとき第４図に示す如く切換カム（２）の第２カム
部（８）の中心に近い部分が下側に位置されるのである
なら、その部分にピン（１６）が嵌合される切換アーム
（１４）は時計方向に回動されており、反転板（３０）
は第２図に示す如く矢印Ｂ方向に摺動されているため、
反転アーム（３７）は時計方向に回動し、ピンチローラ
取付部材（４３）（４４）をスプリング（５３）（５４
）を介し反時計方向に回動させる。従ってピンチローラ
（５２〉はテープ（６０）を介しスプリング（５４）の
付勢力でキャプスタン（５８）に圧接し、ピンチローラ
（５１）はキャプスタン（５７）より離間されるのでテ
ープ（６０）はピンチローラ（５２）とキャプスタン（
５８）とでもって順方向に走行され再生ヘッド（３６）
にて信号の再生を行う。この時キャプスタン（５８）側
にあるリール軸（図示せず）がモータにて回転されるの
で前記キャプスタン（５８）とピンチローラ（５２）と
でもって定速走行されたテープは前記リール軸に巻取ら
れる。又順方向再生状態では係止板（２０）の係合小突
片（２１）が第１カム部（７）の嵌合部（６）に嵌合さ
れ、且つ切換カム（２）の欠歯部（４）がフライホイー
ルギヤ（１）に面するので第４図の状態を保持する。

順方向再生状態より逆方向再生状態に切換えたいときに
は反転操作レバー（２３）を押し込む。すると前記反転
操作レバー（２３〉の先端の摺動片（２５）が係止板（
２０）の係止窓（２４）の斜辺を滑り上るので、係止板
（２０〉はスプリング（２２）に抗し矢印（Ａ）と反対
方向に少しく摺動される。それにより今まで嵌合部（６
〉に嵌合していた係合小突片（２１）が該嵌合部（６）
より脱出されるので、切換カム（２）はスプリング（９
）により時計方向に多少回動され切換カム（２）はフラ
イホイールギヤ（１）に噛合い、切換カム（２）はフラ
イホイールギヤ（１）によってさらに時計方向に回動さ
れる。切換カム（２）が回動されると第５図に示すよう
に第２カム部（８）の周縁に膨らんだ部分が下側に位置
されるので、切換アーム（１４）は反時計方向に回動さ
れる。従って切換アーム（１４）に連動される反転板（
３０）は第３図に示すように矢印（Ｃ）方向に摺動され
る。前記反転板（３０）の摺動に伴い反転アーム（３７
）は反時計方向に回動され、ピンチローラ取付部材（４
３）（４４）を時計方向に回動させる。それにより今度
はピンチローラ（５１）をスプリング（５３）にてテー
プ（６０）を介しキャプスタン（５７）に圧接し、ピン
チローラ（５２）をキャプスタン（５８）より離間する
。従ってテープ（６０）はキャプスタン（５７）とピン
チローラ（５１）とでもって走行される。しかもキャプ
スタン（５７）はキャプスタン（５８）とは逆回転して
いるのでテープ（６）は前記と逆方向に走行される。又
前記反転板（３０）の摺動に伴いアイドラー（図示せず
）が揺動し、それまでキャプスタン（５８）側のリール
軸に伝達されていたモータよりの回転力をキャプスタン
（５７）側のリール軸に切換え、且つ回転力を逆転させ
るので前記キャプスタン（５７）とピンチローラ（５１
）とで走行されたテープ（６）はキャプスタン（５７）
側のリール軸に巻取られる。

前述の如くモータにて回転される切換カム（２）にて反
転板（３０）を摺動させテープの走行方向の反転を行な
うが、反転板（３０）には従来の如くピンチローラ取付
部材（４３）（４４）が直接に連動されることなく回動
自在に取付けられた反転アーム（３７）を介し連動され
るようにしたので、ピンチローラ（５１）（５２）をキ
ャプスタン（５７）（５８）に圧接するために用いられ
ているスプリング（５３）（５４）の付勢力が反転板（
３０）に加わわる影響力は小さく、小さい力で前記反転
板（３０）を反転させることができる。

前記切換カム（２）はフライホイールギヤ（１）にて半
回転されると欠歯部（３〉がフライホイールギヤ（１）
に面し、さらに係止板（２０）の係合小突片（２１）が
嵌合部（５）に嵌合されるので前述と同様に逆方向再生
状態では切換カム（２）は第５図の状態に保持される。

逆方向再生状態にあるとき再び反転操作レバー（２３）
を押圧操作すると、係止板（２０）を矢印（Ａ）と反対
方向に摺動し係合小突片（２１）を嵌合部（５）より脱
出させるので、切換カム（２）はスプリング（９）とフ
ライホイールギヤ（１）とでも半回転され第４図の状態
にする。それ故に反転板（３０）は矢印（Ｂ）方向に摺
動され反転アーム（３７）を時計方向に回動し、ピンチ
ローラ（５２）をキャプスタン（５８）に圧接する等し
再び順方向の再生を行う。

前述のようにして反転操作レバー（２３）を操作するこ
とにより、テープの順方向再生及び逆方向再生の切換え
動作がなされるが、順方向再生の終了を終端検出手段（
図示せず）にて検出し、該終端検出手段で一時的に係止
板（２０）を矢印＜Ａ）と反対側に摺動することによっ
てテープの走行方向を反転させることも出来る。

（ト）発明の効果 本発明のテープレコーダのピンチローラ切換装置は上述
したように、切換カムの回転に基づいて摺動される反転
板にて反転アームを回動し、前記反転アームによってピ
ンチローラ取付部材を回動しピンチローラをキャプスタ
ンより接離するようにしたので、ピンチローラをキャプ
スタンに圧接するためのスプリングの付勢力は反転アー
ムに加わり反転板にはあまり影響がない。従って反転板
を摺動するために要する力を少なく出来、確実にテープ
の反転動作が行なえる。

【図面の簡単な説明】

図は全て本発明のテープレコーダのピンチローラ切換装
置に関するもので、第１図は停止状態を示す平面図、第
２図は順方向再生状態を示す平面図、第３図は逆方向再
生状態を示す平面図、第４図は順方向再生状態を示す裏
面図、第５図は逆方向再生状態を示す裏面図である。 主な図番の説明 （１）・・・フライホイールギヤ、（２）・・・切換カ
ム、（１４）・・・切換アーム、　（２０）・・・係止
板、　（３０）・・・反転板、　（３４）・・・ヘッド
基板、　（３７）・・・反転アーム、　（４３）（４４
）・・・ピンチローラ取付部材、　（５１）（５２）・
・・ピンチローラ、（５７）（５８）・・・キャプスタ
ン。 出願人　三洋電機株式会社外１名 代理人　弁理士　西野卓嗣　外１名 第１図 立 第２図 第３図 第４図 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）モータにて選択的に回転される切換カムと、該切
   換カムにて左右に摺動される反転板と、該反転板の前記
   摺動方向に対し垂直方向に摺動されるヘッド基板と、該
   ヘッド基板に軸支され前記反転板にて回動される反転ア
   ームと、回動自在に軸支され夫々キャプスタンに対抗し
   てピンチローラが取付けられている左右一対のピンチロ
   ーラ取付部材と、反転アーム及びピンチローラ取付部材
   を連動するとともにピンチローラをキャプスタンに圧接
   するスプリングとよりなるテープレコーダのピンチロー
   ラ切換装置。