JPH09185064A - イミド基含有ポリアミック酸およびその製造方法並びに液晶配向剤 - Google Patents
イミド基含有ポリアミック酸およびその製造方法並びに液晶配向剤Info
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- JPH09185064A JPH09185064A JP34356095A JP34356095A JPH09185064A JP H09185064 A JPH09185064 A JP H09185064A JP 34356095 A JP34356095 A JP 34356095A JP 34356095 A JP34356095 A JP 34356095A JP H09185064 A JPH09185064 A JP H09185064A
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Abstract
ド基含有ポリアミック酸の提供。当該イミド基含有ポリ
アミック酸を確実かつ容易に製造することのできる製造
方法の提供。ポリアミック酸系配向剤および可溶性ポリ
イミド系配向剤がそれぞれ有する利点を兼ね備えた液晶
配向剤の提供。 【解決手段】 本発明のイミド基含有ポリアミック酸
は、下記一般式(1)で表される(式中、R1 ,R3 は
4価の有機基、R2 ,R4 は2価の有機基を示し、nは
繰り返し単位数である)。本発明の製造方法は、テトラ
カルボン酸二無水物と、イミド基含有ジアミン化合物と
を反応させる。本発明の液晶配向剤は、上記イミド基含
有ポリアミック酸、および当該イミド基含有ポリアミッ
ク酸のアミック酸部位を脱水閉環して得られるポリイミ
ドから選ばれる少なくとも1種の重合体を含有する。 【化1】
Description
アミック酸およびその製造方法並びに液晶配向剤に関す
る。
が設けられている基板の表面に液晶配向膜を形成して液
晶表示素子用基板とし、その2枚を対向配置して、その
間隙内に正の誘電異方性を有するネマチック型液晶の層
を形成してサンドイッチ構造のセルとし、当該液晶分子
の長軸が一方の基板から他方の基板に向かって連続的に
90度捻れるようにした、いわゆるTN型(Twist
ed Nematic)液晶セルを有するTN型液晶表
示素子が知られている。また、最近においては、TN型
液晶表示素子に比してコントラストが高くて、その視野
角依存性の小さいSTN(Super Twisted
Nematic)型液晶表示素子が開発されている。
このSTN型液晶表示素子は、ネマチック型液晶に光学
活性物質であるカイラル剤をブレンドしたものを液晶と
して用い、当該液晶分子の長軸が基板間で180度以上
にわたって連続的に捻れる状態となることにより生じる
複屈折効果を利用するものである。これらTN型液晶表
示素子およびSTN型液晶表示素子において、液晶分子
の配向は、基板の表面に形成された液晶配向膜によって
発現される。この液晶配向膜は、通常、有機高分子材料
を適宜の溶媒に溶解して液晶配向剤を調製し、この液晶
配向剤を、液晶セルを構成する基板の表面に塗布して被
覆膜を形成し、この被覆膜の表面にラビングなどの配向
処理を施すことにより形成することができる。
なる被覆膜としては、配向の安定性などの観点から、下
記〔I〕および〔II〕に示すようにして形成されるポリ
イミドからなる被覆膜が一般的に採用されている。 〔I〕ポリイミドの前駆体であるポリアミック酸を適宜
の溶媒に溶解してポリアミック酸タイプの液晶配向剤
(以下、「ポリアミック酸系配向剤」ともいう。)を調
製し、このポリアミック酸系配向剤を基板の表面に塗布
し、塗膜を加熱することによりポリアミック酸を脱水閉
環(イミド化反応)させて被覆膜を形成する。 〔II〕可溶性ポリイミドを適宜の溶媒に溶解して可溶性
ポリイミドタイプの液晶配向剤(以下、「可溶性ポリイ
ミド系配向剤」ともいう。)を調製し、この可溶性ポリ
イミド系配向剤を基板の表面に塗布し、塗膜から溶媒を
除去することにより被覆膜を形成する。
て実行される上記〔I〕の方法は、下記(1)〜(3)
の点で有利である。 (1)ポリアミック酸系配向剤は良好な塗布特性を有す
るので、基板表面に均質な塗膜(被覆膜)を形成するこ
とができる。 (2)基板表面においてポリアミック酸を熱的に脱水閉
環させるので、形成される被覆膜は基板に対する密着性
に優れ、ラビング処理によって当該被覆膜が基板から剥
離することはない。 (3)ラビング条件を変化させても、液晶配向膜による
液晶分子のプレチルト角が変化しにくい。しかしなが
ら、上記〔I〕の方法においては、ポリアミック酸を脱
水閉環させるために、ポリアミック酸系配向剤よりなる
塗膜を高温で加熱する必要があり、この加熱条件が変化
することによって、形成される液晶配向膜による液晶分
子のプレチルト角が大きく変化するという問題がある。
また、このポリアミック酸系配向剤は保存安定性に劣る
という欠点を有する。
て実行される上記〔II〕の方法は、下記(4)〜(6)
の点で有利である。 (4)可溶性ポリイミド系配向剤よりなる塗膜から溶剤
を除去するだけで被覆膜を形成することができるので、
当該塗膜を高温で加熱する必要はない。 (5)基板表面に塗布形成された塗膜を加熱する場合に
おいて、加熱条件を変化させても、液晶配向膜による液
晶分子のプレチルト角が変化しにくい。 (6)可溶性ポリイミド系配向剤は保存安定性に優れて
いる。 しかしながら、上記〔II〕の方法においては、可溶性ポ
リイミド系配向剤の塗布特性がポリアミック酸系配向剤
に比べて劣ることから、塗膜(被覆膜)の均質性が損な
われることがある。また、形成される被覆膜は、基板に
対する密着力が比較的小さいため、ラビング処理によっ
て当該被覆膜が基板から剥離することがある。さらに、
ラビング条件が変化することにより、液晶配向膜による
液晶分子のプレチルト角が大きく変化するという問題が
ある。
ら、ポリイミドからなる液晶配向膜を形成するための液
晶配向剤として、ポリアミック酸系配向剤による利点
〔上記(1)〜(3)〕および可溶性ポリイミド系配向
剤による利点〔上記(4)〜(6)〕をバランスよく兼
ね備えた液晶配向剤の開発が望まれている。そこで、ポ
リアミック酸系配向剤および可溶性ポリイミド系配向剤
の両者の特性を発現させるために、液晶配向剤に含有さ
れる重合体として、アミック酸部位の一部がイミド化さ
れてなるイミド基含有ポリアミック酸を使用することが
考えられる。しかしながら、 ポリアミック酸系配向
剤に含有されるポリアミック酸のように、加熱すること
により容易にイミド化されるポリアミック酸は、イミド
化されることによって、溶媒に不溶なポリイミド(不溶
性ポリイミド)となること、 可溶性ポリイミドの前
駆体であるポリアミック酸は、加熱するだけではイミド
化されにくいことなどの理由から、液晶配向剤の構成成
分として好適に使用することのできるイミド基含有ポリ
アミック酸は提供されるに至っていない。
いてなされたものであって、本発明の第1の目的は、通
常の手段では同時に得ることができない所期の複数の特
性をバランスよく有し、液晶配向剤の構成成分として特
に有用なイミド基含有ポリアミック酸を提供することに
ある。本発明の第2の目的は、このようなイミド基含有
ポリアミック酸を、確実かつ容易に製造することのでき
る製造方法を提供することにある。本発明の第3の目的
は、ポリアミック酸系配向剤および可溶性ポリイミド系
配向剤がそれぞれ有する利点を兼ね備えた液晶配向剤を
提供することにある。
リアミック酸(以下、「特定ポリアミック酸A」ともい
う。)は、下記一般式(1)で表されることを特徴とす
る。
有機基を示し、R2 およびR4 はそれぞれ2価の有機基
を示し、nは繰り返し単位数を示す。)
造方法は、下記一般式(2)で表されるテトラカルボン
酸二無水物と、下記一般式(3)で表されるイミド基含
有ジアミン化合物(以下、「特定ジアミン化合物」とい
う。)とを反応させることを特徴とする。
有機基を示し、R2 およびR4 はそれぞれ2価の有機基
を示す。)
ポリアミック酸(特定ポリアミック酸A)、および特定
ポリアミック酸Aのアミック酸部位の少なくとも一部を
脱水閉環して得られるポリイミド(以下、「特定ポリイ
ミドB」ともいう。)から選ばれる少なくとも1種の重
合体を含有することを特徴とする。
する。本発明の特定ポリアミック酸Aは、上記一般式
(2)で表されるテトラカルボン酸二無水物と、上記一
般式(3)で表される特定ジアミン化合物とを反応させ
ることによって合成することができる。
定ポリアミック酸Aの合成反応に用いられる、上記一般
式(2)で表されるテトラカルボン酸二無水物として
は、例えばブタンテトラカルボン酸二無水物、1,2,
3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物、1,
3−ジメチル−1,2,3,4−シクロブタンテトラカ
ルボン酸二無水物、1,2,3,4−シクロペンタンテ
トラカルボン酸二無水物、2,3,5−トリカルボキシ
シクロペンチル酢酸二無水物、3,5,6−トリカルボ
キシノルボルナン−2−酢酸二無水物、2,3,4,5
−テトラヒドロフランテトラカルボン酸二無水物、5−
(2,5−ジオキソテトラヒドロフラル)−3−メチル
−3−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸二無水
物、ビシクロ[2,2,2]−オクト−7−エン−2,
3,5,6−テトラカルボン酸二無水物などの脂肪族ま
たは脂環式テトラカルボン酸二無水物;ピロメリット酸
二無水物、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラ
カルボン酸二無水物、3,3’,4,4’−ビフェニル
スルホンテトラカルボン酸二無水物、1,4,5,8−
ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、2,3,6,7
−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、3,3’,
4,4’−ビフェニルエーテルテトラカルボン酸二無水
物、3,3’,4,4’−ジメチルジフェニルシランテ
トラカルボン酸二無水物、3,3’,4,4’−テトラ
フェニルシランテトラカルボン酸二無水物、1,2,
3,4−フランテトラカルボン酸二無水物、4,4’−
ビス(3,4−ジカルボキシフェノキシ)ジフェニルス
ルフィド二無水物、4,4’−ビス(3,4−ジカルボ
キシフェノキシ)ジフェニルスルホン二無水物、4,
4’−ビス(3,4−ジカルボキシフェノキシ)ジフェ
ニルプロパン二無水物、3,3’,4,4’−パーフル
オロイソプロピリデンジフタル酸二無水物、3,3’,
4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、ビス
(フタル酸)フェニルホスフィンオキサイド二無水物、
p−フェニレン−ビス(トリフェニルフタル酸)二無水
物、m−フェニレン−ビス(トリフェニルフタル酸)二
無水物、ビス(トリフェニルフタル酸)−4,4’−ジ
フェニルエーテル二無水物、ビス(トリフェニルフタル
酸)−4,4’−ジフェニルメタン二無水物などの芳香
族テトラカルボン酸二無水物;1,3,3a,4,5,
9b−ヘキサヒドロ−5−(テトラヒドロ−2,5−ジ
オキソ−3−フラニル)−ナフト[1,2−c]フラン
−1,3−ジオン、1,3,3a,4,5,9b−ヘキ
サヒドロ−5−メチル−5−(テトラヒドロ−2,5−
ジオキソ−3−フラニル)−ナフト[1,2−c]フラ
ン−1,3−ジオン、1,3,3a,4,5,9b−ヘ
キサヒドロ−8−メチル−5−(テトラヒドロ−2,5
−ジオキソ−3−フラニル)−ナフト[1,2−c]フ
ラン−1,3−ジオン、下記一般式(4)で表される化
合物、下記一般式(5)で表される化合物などの芳香環
を有する脂肪族テトラカルボン酸二無水物などを挙げる
ことができる。これらのテトラカルボン酸二無水物は、
単独でまたは2種以上組み合わせて用いることができ
る。
基を示し、R6 およびR7 はそれぞれ水素原子またはア
ルキル基を示す。)
基を示し、R9 およびR10はそれぞれ水素原子またはア
ルキル基を示す。)
タンテトラカルボン酸二無水物、1,3−ジメチル−
1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水
物、2,3,5−トリカルボキシシクロペンチル酢酸二
無水物、1,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−
5−(テトラヒドロ−2,5−ジオキソ−3−フラニ
ル)−ナフト[1,2−c]フラン−1,3−ジオン、
1,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−5−メチ
ル−5−(テトラヒドロ−2,5−ジオキソ−3−フラ
ニル)−ナフト[1,2−c]フラン−1,3−ジオ
ン、1,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−8−
メチル−5−(テトラヒドロ−2,5−ジオキソ−3−
フラニル)−ナフト[1,2−c]フラン−1,3−ジ
オン、ピロメリット酸二無水物、3,3’,4,4’−
ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、3,3’,
4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、下記
化学式(1)のA01〜A04で表される化合物が、液
晶配向膜としたときの液晶配向性の観点から好ましい。
加熱されることにより、アミック酸部位が容易に脱水閉
環されるものであることが特に好ましい。このようなイ
ミド基含有ポリアミック酸を合成する観点から好適なテ
トラカルボン酸二無水物としては、上記一般式(2)に
おいて、有機基R1 と無水カルボン酸基(−CO−O−
CO−)とから形成される環状部分(複素環)が5員環
である化合物を挙げることができる。このような構造を
有するテトラカルボン酸二無水物としては、1,2,
3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物、1,
3−ジメチル−1,2,3,4−シクロブタンテトラカ
ルボン酸二無水物、ピロメリット酸二無水物、3,
3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無
水物、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン
酸二無水物などを挙げることができる。
含有ポリアミック酸は、その合成反応に供されるジアミ
ン化合物として、上記一般式(3)で表される特定ジア
ミン化合物を使用する点に特徴を有する。斯かる特定ジ
アミン化合物は、例えば、以下に示す合成法1〜3に従
って得ることができる。
テトラカルボン酸二無水物1モルと、下記一般式(7)
で表されるニトロ基含有モノアミン化合物2モル以上と
を、N−メチル−2−ピロリドンなどの極性溶媒中にお
いて混合し、−15〜100℃で反応させることによ
り、下記一般式(8)で表されるジニトロ化合物を合成
する。次いで、得られたジニトロ化合物が溶解されてい
る極性溶媒中に、前記テトラカルボン酸二無水物1モル
に対し、2モル以上のピリジンと、2モル以上の無水酢
酸を添加し、40℃〜150℃で脱水閉環させることに
より、下記一般式(9)で表されるイミド基含有ジニト
ロ化合物を得る。その後、得られたイミド基含有ジニト
ロ化合物をエチルアルコールなどの溶媒中に溶解させ、
水素ガスなどを用いてニトロ基を還元することにより、
目的とする特定ジアミン化合物を得ることができる。
は2価の有機基を示す。)
るテトラカルボン酸二無水物1モルと、下記一般式(1
1)で表されるジアミン化合物3モル以上とを、N−メ
チル−2−ピロリドンなどの極性溶媒中において混合
し、−15〜100℃で反応させることにより、下記一
般式(12)で表されるジアミン化合物を合成する。次
いで、得られたジアミン化合物が溶解されている極性溶
媒中に、前記テトラカルボン酸二無水物1モルに対し、
4モル以上のピリジンと、4モル以上の無水酢酸を添加
し、40℃〜150℃で脱水閉環させることにより、下
記一般式(13)で表されるイミド基含有ジアセトアミ
ド化合物を得る。その後、得られたイミド基含有ジアセ
トアミド化合物を、塩酸またはp−トルエンスルホン酸
などの酸で処理することにより、目的とする特定ジアミ
ン化合物を得ることができる。
は2価の有機基を示す。)
るテトラカルボン酸二無水物1モルと、下記一般式(1
5)で表されるニトロ基含有モノイソシアネート化合物
2モル以上とを、N−メチル−2−ピロリドンなどの極
性溶媒中において混合し、60〜150℃で反応させる
ことにより、下記一般式(16)で表されるイミド基含
有ジニトロ化合物を合成する。次いで、得られたジニト
ロ化合物をエチルアルコールなどの溶媒中に溶解させ、
水素ガスなどを用いてニトロ基を還元することにより、
目的とする特定ジアミン化合物を得る。
は2価の有機基を示す。)
記一般式(6)、上記一般式(10)および上記一般式
(14)で表されるテトラカルボン酸二無水物の具体例
としては、特定ポリアミック酸Aの合成反応に用いられ
るテトラカルボン酸二無水物〔上記一般式(2)で表さ
れるテトラカルボン酸二無水物〕として例示した化合物
を挙げることができ、これらのうち、1,2,3,4−
シクロブタンテトラカルボン酸二無水物、1,3−ジメ
チル−1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸
二無水物、2,3,5−トリカルボキシシクロペンチル
酢酸二無水物、1,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒ
ドロ−5−(テトラヒドロ−2,5−ジオキソ−3−フ
ラニル)−ナフト[1,2−c]フラン−1,3−ジオ
ン、1,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−5−
メチル−5−(テトラヒドロ−2,5−ジオキソ−3−
フラニル)−ナフト[1,2−c]フラン−1,3−ジ
オン、1,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−8
−メチル−5−(テトラヒドロ−2,5−ジオキソ−3
−フラニル)−ナフト[1,2−c]フラン−1,3−
ジオン、ピロメリット酸二無水物、3,3’,4,4’
−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、3,
3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水
物、上記化学式(1)のA01〜A04で表される化合
物などが好ましい。さらに、これらのうち、2,3,5
−トリカルボキシシクロペンチル酢酸二無水物、1,
3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−5−(テトラ
ヒドロ−2,5−ジオキソ−3−フラニル)−ナフト
[1,2−c]フラン−1,3−ジオン、1,3,3
a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−5−メチル−5−
(テトラヒドロ−2,5−ジオキソ−3−フラニル)−
ナフト[1,2−c]フラン−1,3−ジオン、1,
3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−8−メチル−
5−(テトラヒドロ−2,5−ジオキソ−3−フラニ
ル)−ナフト[1,2−c]フラン−1,3−ジオン
は、これらを用いて合成される特定ジアミン化合物から
最終的に得られる液晶配向剤において、優れた塗布特性
を示すため、特に好ましい。なお、上記利点を発揮させ
ることのできるテトラカルボン酸二無水物は、これによ
り誘導されるアミック酸が熱的に脱水閉環されにくいも
のとなるが、当該アミック酸(部位)は予め脱水閉環さ
れた状態、すなわち、特定ポリアミック酸Aを構成する
イミド基として液晶配向剤中に含有されるので、熱的に
脱水閉環されにくいものであることは何ら不利となるも
のではない。
(9)に示される4価の有機基〔R11〕および2価の有
機基〔R12〕は、それぞれ、上記一般式(3)に示され
る4価の有機基〔R3 〕および2価の有機基〔R2 〕,
〔R4 〕に相当するものである。上記一般式(7)で表
されるニトロ基含有モノアミン化合物の具体例として
は、例えば1−アミノ−4−ニトロベンゼン、1−アミ
ノ−3−ニトロベンゼンなどを挙げることができる。
(13)に示される4価の有機基〔R13〕および2価の
有機基〔R14〕は、それぞれ、上記一般式(3)に示さ
れる4価の有機基〔R3 〕および2価の有機基
〔R2 〕,〔R4 〕に相当するものである。上記一般式
(11)で表されるジアミン化合物の具体例としては、
例えばp−フェニレンジアミン、m−フェニレンジアミ
ン、4’,4ージアミノジフェニルメタン、4,4’−
ジアミノジフェニルエタン、4,4’−ジアミノジフェ
ニルエーテル、4,4’−ジアミノジフェニルスルフィ
ド、1,5−ジアミノナフタレン、3,3−ジメチル−
4,4’−ジアミノビフェニル、5ーアミノー1ー
(4’ーアミノフェニル)ー1,3,3ートリメチルイ
ンダン、6ーアミノー1ー(4’ーアミノフェニル)ー
1,3,3ートリメチルインダン、4,4’−ジアミノ
ベンズアニリド、3,5−ジアミノ−3’−トリフルオ
ロメチルベンズアニリド、3,5−ジアミノ−4’−ト
リフルオロメチルベンズアニリド、3,4’−ジアミノ
ジフェニルエーテル、2,7−ジアミノフルオレン、
2,2−ビス(4−アミノフェニル)ヘキサフルオロプ
ロパン、4,4’−メチレン−ビス(2−クロロアニリ
ン)、2,2’,5,5’−テトラクロロ−4,4’−
ジアミノビフェニル、2,2’−ジクロロ−4,4’−
ジアミノ−5,5’−ジメトキシビフェニル、3,3’
−ジメトキシ−4,4’−ジアミノビフェニル、4,
4’−ジアミノ−2,2’−ビス(トリフルオロメチ
ル)ビフェニル、2,2−ビス[4−(4−アミノフェ
ノキシ)フェニル]プロパン、2,2−ビス[4−(4
−アミノフェノキシ)フェニル]ヘキサフルオロプロパ
ン、1,4−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、
4,4’−ビス(4−アミノフェノキシ)−ビフェニ
ル、1,3−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、
9,9−ビス(4−アミノフェニル)フルオレン、4.
4’−(p−フェニレンイソプロピリデン)ビスアニリ
ン、4,4’−(m−フェニレンイソプロピリデン)ビ
スアニリン、2,2’−ビス[4−(4−アミノ−2−
トリフルオロメチルフェノキシ)フェニル]ヘキサフル
オロプロパン、4,4’−ビス[(4−アミノ−2−ト
リフルオロメチル)フェノキシ]−オクタフルオロビフ
ェニルなどの芳香族ジアミン;ジアミノテトラフェニル
チオフェンなどの芳香環に結合された2個のアミノ基と
当該アミノ基の窒素原子以外のヘテロ原子を有する芳香
族ジアミン;1,1−メタキシリレンジアミン、1,3
−プロパンジアミン、テトラメチレンジアミン、ペンタ
メチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ヘプタメ
チレンジアミン、オクタメチレンジアミン、ノナメチレ
ンジアミン、4,4−ジアミノヘプタメチレンジアミ
ン、1,4−ジアミノシクロヘキサン、イソホロンジア
ミン、テトラヒドロジシクロペンタジエニレンジアミ
ン、ヘキサヒドロ−4,7−メタノインダニレンジメチ
レンジアミン、トリシクロ[6,2,1,02.7 ]−ウ
ンデシレンジメチルジアミン、4,4’−メチレンビス
(シクロヘキシルアミン)などの脂肪族ジアミンおよび
脂環式ジアミン;下記一般式(17)で表されるモノ置
換フェニレンジアミン類;下記化学式(2)のB01〜
B03で表される化合物などを挙げることができる。こ
れらのジアミン化合物は、単独でまたは2種以上組み合
わせて用いることができる。
OCO−、−NHCO−、−CONH−および、−CO
−から選ばれる2価の有機基を示し、R18はステロイド
骨格を有する1価の有機基を示す。〕
4,4’−ジアミノジフェニルメタン、1,5−ジアミ
ノナフタレン、2,7−ジアミノフルオレン、4,4’
−ジアミノジフェニルエーテル、4.4’−(p−フェ
ニレンイソプロピリデン)ビスアニリン、4,4’−
(m−フェニレンイソプロピリデン)ビスアニリン、
1,4−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、4,
4’−ビス(4−アミノフェノキシ)−ビフェニル、
2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニ
ル]プロパン、上記化学式(2)のB01〜B02で表
される化合物、上記一般式(17)で表されるモノ置換
フェニレンジアミン類のうち下記化学式(3)で表され
る化合物が好ましい。
(16)に示される4価の有機基〔R15〕および2価の
有機基〔R16〕は、それぞれ、上記一般式(3)に示さ
れる4価の有機基〔R3 〕および2価の有機基
〔R2 〕,〔R4 〕に相当するものである。上記一般式
(15)で表されるニトロ基含有モノイソシアネート化
合物の具体例としては、例えばp−ニトロフェニルイソ
シアネートなどを挙げることができる。以上のようにし
て合成することのできる特定ジアミン化合物の具体例と
しては、下記化学式(4)のC01〜C04で表される
化合物〔以下、「特定ジアミン化合物(C01)」〜
「特定ジアミン化合物(C04)」という。〕などを挙
げることができ、これらの特定ジアミン化合物は、単独
でまたは2種以上組み合わせて、特定ポリアミック酸A
の合成に用いることができる。
の合成に用いるジアミン化合物として、上記特定ジアミ
ン化合物以外のジアミン化合物を併用することもでき
る。ここで、併用可能なジアミン化合物としては、特定
ジアミン化合物を得るための合成法2において用いられ
るジアミン化合物〔上記一般式(11)で表されるジア
ミン化合物〕として例示したジアミン化合物、4,4’
−ジアミノジフェニルスルホン、2,2−ビス[4−
(4−アミノフェノキシ)フェニル]スルホン、3,
3’−ジアミノベンゾフェノン、3,4’−ジアミノベ
ンゾフェノン、4,4’−ジアミノベンゾフェノン、
3,5−ジアミノ安息香酸、下記一般式(18)で表さ
れるジアミノオルガノシロキサンなどを挙げることがで
きる。これらのジアミン化合物は、単独でまたは2種以
上組み合わせて、特定ポリアミック酸Aの合成に用いる
ことができる。
は1〜3の整数であり、qは1〜20の整数である。)
4,4’−ジアミノジフェニルメタン、1,5−ジアミ
ノナフタレン、2,7−ジアミノフルオレン、4,4’
−ジアミノジフェニルエーテル、4.4’−(p−フェ
ニレンイソプロピリデン)ビスアニリン、4,4’−
(m−フェニレンイソプロピリデン)ビスアニリン、
1,4−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、4,
4’−ビス(4−アミノフェノキシ)−ビフェニル、
2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニ
ル]プロパン、上記化学式(2)のB01〜B02で表
される化合物が好ましい。
リアミック酸Aは、上記一般式(2)で表されるテトラ
カルボン酸二無水物と、上記一般式(3)で表される特
定ジアミン化合物とを反応させることにより得られる。
ポリアミック酸の合成反応に供されるテトラカルボン酸
二無水物とジアミン化合物(特定ジアミン化合物および
併用されるジアミン化合物)の使用割合は、ジアミン化
合物に含まれるアミノ基1当量に対して、テトラカルボ
ン酸二無水物の酸無水物基が0.2〜2当量となる割合
が好ましく、さらに好ましくは0.3〜1.2当量とな
る割合である。特定ポリアミック酸Aの合成反応は、有
機溶媒中において、通常0〜150℃、好ましくは0〜
100℃の温度条件下で行われる。この合成反応に用い
られる有機溶媒としては、反応生成物である特定ポリア
ミック酸Aを溶解し得るものであれば特に制限はなく、
例えばN−メチル−2−ピロリドン、N,N−ジメチル
アセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルスルホキシド、γ−ブチロラクトン、テトラメチル尿
素、ヘキサメチルホスホルトリアミドなどの非プロトン
系極性溶媒;m−クレゾール、キシレノール、フェノー
ル、ハロゲン化フェノールなどのフェノール系溶媒を挙
げることができる。有機溶媒の使用量は、通常、テトラ
カルボン酸二無水物およびジアミン化合物の総量が、反
応溶液の全量に対して0.1〜30重量%になるような
量であることが好ましい。なお、この有機溶媒には、特
定ポリアミック酸Aの貧溶媒であるアルコール類、ケト
ン類、エステル類、エーテル類、ハロゲン化炭化水素類
または炭化水素類を、生成する特定ポリアミック酸Aが
析出しない程度の割合で併用することができる。かかる
貧溶媒としては、例えばメチルアルコール、エチルアル
コール、イソプロピルアルコール、シクロヘキサノー
ル、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,
4−ブタンジオール、トリエチレングリコール、エチレ
ングリコールモノメチルエーテル、アセトン、メチルエ
チルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノ
ン、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、シュウ酸ジ
エチル、マロン酸ジエチル、ジエチルエーテル、エチレ
ングリコールメチルエーテル、エチレングリコールエチ
ルエーテル、エチレングリコール−n−プロピルエーテ
ル、エチレングリコール−i−プロピルエーテル、エチ
レングリコール−n−ブチルエーテル、エチレングリコ
ールジメチルエーテル、エチレングリコールエチルエー
テルアセテート、ジエチレングリコールジメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレ
ングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコー
ルモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチ
ルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノエチ
ルエーテルアセテート、テトラヒドロフラン、ジクロロ
メタン、1,2−ジクロロエタン、1,4−ジクロロブ
タン、トリクロロエタン、クロルベンゼン、o−ジクロ
ルベンゼン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ベンゼ
ン、トルエン、キシレンなどを挙げることができる。
は、下記方法(1)または方法(2)により、特定ポリ
アミック酸Aのアミック酸部位を脱水閉環することによ
り得られる。 方法(1):特定ポリアミック酸Aを加熱する方法。こ
の方法における加熱温度は、通常60〜300℃とさ
れ、好ましくは100〜250℃とされる。加熱温度が
60℃未満ではアミック酸部位のイミド化反応が十分に
進行せず、加熱温度が300℃を超えると得られる特定
ポリイミドBの分子量が低下することがある。 方法(2):特定ポリアミック酸Aを有機溶媒に溶解
し、この溶液中に脱水剤およびイミド化触媒を添加し必
要に応じて加熱することにより、アミック酸部位を脱水
閉環(イミド化)させる方法。この方法において、脱水
剤としては、例えば無水酢酸、無水プロピオン酸、無水
トリフルオロ酢酸などの酸無水物を用いることができ
る。脱水剤の使用量は、特定ポリアミック酸Aの繰り返
し単位1モルに対して1.6〜20モルとするのが好ま
しい。また、イミド化触媒としては、例えばピリジン、
コリジン、ルチジン、トリエチルアミンなどの第3級ア
ミンを用いることができるが、これらに限定されるもの
ではない。イミド化触媒の使用量は、使用する脱水剤1
モルに対して0.5〜10モルとするのが好ましい。な
お、脱水閉環に用いられる有機溶媒としては、特定ポリ
アミック酸Aの合成に用いられるものとして例示した有
機溶媒を挙げることができる。脱水閉環の反応温度は、
通常0〜180℃、好ましくは40〜150℃とされ
る。また、上記脱水閉環の反応条件をコントロールする
ことによって、イミド化率を任意に調整することができ
る。
ドBは、末端修飾型のものであってもよい。この末端修
飾型の特定ポリアミック酸Aおよび特定ポリイミドB
は、その分子量が好適な範囲に調節され、液晶配向剤に
含有させることにより、本発明の効果が損われることな
く液晶配向剤の塗布特性などを改善することができる。
このような末端修飾型のものは、特定ポリアミック酸A
を合成する際に、酸一無水物、モノアミン化合物などを
反応系に添加することにより合成することができる。こ
こで、酸一無水物としては、例えば無水マレイン酸、無
水フタル酸、コハク酸などを挙げることができ、また、
モノアミン化合物としては、例えばアニリン、シクロヘ
キシルアミン、n−ブチルアミン、n−ペンチルアミ
ン、n−ヘキシルアミン、n−ヘプチルアミン、n−オ
クチルアミン、n−ノニルアミン、n−デシルアミン、
n−ウンデシルアミン、n−ドデシルアミン、n−トリ
デシルアミン、n−テトラデシルアミン、n−ペンタデ
シルアミン、n−ヘキサデシルアミン、n−ヘプタデシ
ルアミン、n−オクタデシルアミン、n−エイコシルア
ミンなどを挙げることができる。
ドBは、その対数粘度(ηln)の値が通常0.05〜
10dl/gであることが好ましく、さらに好ましくは
0.05〜5dl/gとされる。なお、この明細書にお
ける対数粘度(ηln)の値は、N−メチル−2−ピロ
リドンを溶媒として用い、濃度が0.5g/100ミリ
リットルである溶液について30℃で粘度の測定を行
い、下記数式によって求められるものである。
記特定ポリアミック酸Aおよび上記特定ポリイミドBか
ら選ばれる少なくとも1種の重合体が有機溶媒中に均一
に溶解されて構成される。ここに、当該有機溶媒として
は、これらの重合体を溶解できるものであれば特に制限
されるものではなく、例えば、特定ポリアミック酸Aの
合成に用いられるものとして例示した溶媒を挙げること
ができる。本発明の液晶配向剤には、基板に対する密着
性をさらに向上させることを目的として官能性シラン含
有化合物が含有されていてもよい。かかる官能性シラン
含有化合物としては、例えば3−アミノプロピルトリメ
トキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラ
ン、2−アミノプロピルトリメトキシシラン、2−アミ
ノプロピルトリエトキシシラン、N−(2−アミノエチ
ル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−
(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメ
トキシシラン、3−ウレイドプロピルトリメトキシシラ
ン、3−ウレイドプロピルトリエトキシシラン、N−エ
トキシカルボニル−3−アミノプロピルトリメトキシシ
ラン、N−エトキシカルボニル−3−アミノプロピルト
リエトキシシラン、N−トリエトキシシリルプロピルト
リエチレントリアミン、N−トリメトキシシリルプロピ
ルトリエチレントリアミン、10−トリメトキシイシリ
ル−1,4,7−トリアザデカン、10−トリエトキシ
シリル−1,4,7−トリアザデカン、9−トリメトキ
シシリル−3,6−ジアザノニルアセテート、9−トリ
エトキシシリル−3,6−ジアザノニルアセテート、N
−ベンジル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、
N−ベンジル−3−アミノプロピルトリエトキシシラ
ン、N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシ
ラン、N−フェニル−3−アミノプロピルトリエトキシ
シラン、N−ビス(オキシエチレン)−3−アミノプロ
ピルトリメトキシシラン、N−ビス(オキシエチレン)
−3−アミノプロピルトリエトキシシランなどを挙げる
ことができる。本発明の液晶配向剤における固形分濃度
〔重合体および添加剤の合計濃度〕は、粘性、揮発性な
どを考慮して選択されるが、好ましくは0.1〜20重
量%の範囲とされる。固形分濃度が0.1重量%未満で
ある場合には、塗膜(被覆膜)の膜厚が過小となって良
好な液晶配向膜を得ることができず、固形分濃度が20
重量%を超える場合には、塗膜の膜厚が過大となって良
好な液晶配向膜を得難く、また、液晶配向剤の粘性が増
大して塗布特性が劣るものとなる場合がある。
いて得られる液晶表示素子は、例えば次の方法によって
製造することができる。
けられている基板の一面に、本発明の液晶配向剤を例え
ばロールコーター法、スピンナー法、印刷法などの方法
によって塗布し、次いで、塗布面を加熱することにより
被覆膜を形成する。ここに、基板としては、例えばフロ
ートガラス、ソーダガラスなどのガラス;ポリエチレン
テレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエ
ーテルスルホン、ポリカーボネートなどのプラスチック
からなる透明基板を用いることができる。また、基板の
一面に設けられる透明導電膜としては、酸化スズ(Sn
O2 )からなるNESA膜(米国PPG社登録商標)、
酸化インジウム−酸化スズ(In2 O3 −SnO2 )か
らなるITO膜などを用いることができ、これらの透明
導電膜のパターニングには、フォト・エッチング法や予
めマスクを用いる方法が用いられる。液晶配向剤の塗布
に際しては、基板表面および透明導電膜と液晶配向剤の
被覆膜との接着性をさらに良好にするために、基板の該
表面に、官能性シラン含有化合物、官能性チタン含有化
合物などを予め塗布することもできる。また加熱温度は
80〜300℃とされ、好ましくは100〜250℃と
される。形成される被覆膜の膜厚は、通常0.001〜
1μmであり、好ましくは0.005〜0.5μmであ
る。なお、ポリアミック酸を含有する本発明の液晶配向
剤は、塗布後に有機溶媒を除去することによって液晶配
向膜となる被覆膜を形成するが、さらに加熱することに
よって脱水閉環を進行させ、イミド化された被覆膜とす
ることもできる。
ロン、レーヨン、コットンなどの繊維からなる布を巻き
付けたロールで一定方向に擦るラビングや、偏光紫外線
照射などによる配向処理を行うことにより、液晶分子の
配向能が被覆膜に付与されて液晶配向膜となる。なお、
ラビングにより配向処理を行った場合、ラビング時に発
生する微粉体(異物)を除去して表面を清浄な状態とす
るために、イソプロピルアルコールまたは水系の洗浄剤
などによって液晶配向膜を洗浄することが好ましい。液
晶配向膜は、上記の方法以外に、一軸延伸法、ラングミ
ュア・ブロジェット法などで樹脂膜を得ることにより、
形成することもできる。
された基板を2枚作製し、それぞれの液晶配向膜におけ
る配向処理方向が直交または逆平行となるように、2枚
の基板を、間隙(セルギャップ)を介して対向配置し、
2枚の基板の周辺部をシール剤を用いて貼り合わせ、基
板表面およびシール剤により区画されたセルギャップ内
に液晶を注入充填し、注入孔を封止して液晶セルを構成
する。そして、液晶セルの外表面、すなわち、液晶セル
を構成するそれぞれの基板の他面側に、偏光板を、その
偏光方向が当該基板の一面に形成された液晶配向膜の配
向処理方向と一致または直交するように貼り合わせるこ
とにより、液晶表示素子が得られる。
およびスペーサーとしての酸化アルミニウム球を含有す
るエポキシ樹脂などを用いることができる。液晶として
は、ネマティック型液晶およびスメクティック型液晶を
挙げることができ、その中でもネマティック型液晶が好
ましく、例えばシッフベース系液晶、アゾキシ系液晶、
ビフェニル系液晶、フェニルシクロヘキサン系液晶、エ
ステル系液晶、ターフェニル系液晶、ビフェニルシクロ
ヘキサン系液晶、ピリミジン系液晶、ジオキサン系液
晶、ビシクロオクタン系液晶、キュバン系液晶などを用
いることができる。また、これらの液晶に、例えばコレ
スチルクロライド、コレステリルノナエート、コレステ
リルカーボネートなどのコレステリック型液晶や商品名
「C−15」「CB−15」(メルク社製)として販売
されているようなカイラル剤などを添加して使用するこ
ともできる。さらに、p−デシロキシベンジリデン−p
−アミノ−2−メチルブチルシンナメートなどの強誘電
性液晶も使用することができる。また、液晶セルの外表
面に貼り合わされる偏光板としては、ポリビニルアルコ
ールを延伸配向させながら、ヨウ素を吸収させたH膜と
称される偏光膜を酢酸セルロース保護膜で挟んだ偏光板
またはH膜そのものからなる偏光板を挙げることができ
る。
に説明するが、本発明はこれらの実施例に制限されるも
のではない。なお、以下の実施例および比較例により調
製された液晶配向剤の評価項目および評価方法を下記に
示す。 〔液晶配向膜の密着性および強靱性〕被覆膜にラビング
処理を施すことにより形成された液晶配向膜の表面状態
を観察して、密着性(液晶配向膜の剥離の有無)および
強靱性(顕微鏡観察によるラビング傷の有無)を評価し
た。 〔液晶の配向性〕液晶表示素子に電圧を印加し解除した
ときの液晶セル中における配向不良(異常ドメイン)の
有無を偏光顕微鏡で観察し、異常ドメインのない場合を
「良好」と判定した。 〔液晶分子のプレチルト角〕「T.J.Schffe
r,et al.,J.Appl.Phys.,vo
l.19,2013(1980)」に記載の方法に準拠
し、He−Neレーザー光を用いる結晶回転法により行
った。
ル酢酸二無水物30.00g(0.135mol)と1
−アミノ−4−ニトロベンゼン39.00g(0.27
mol)とをN−メチル−2−ピロリドン900gに溶
解させ、この溶液を80℃で48時間反応させた。続い
て、得られた反応溶液に、ピリジン54.00g(0.
69mol)と無水酢酸42.00g(0.42mo
l)とを添加して110℃で4時間脱水閉環させた。そ
の後、得られた反応溶液を多量のメチルアルコールに注
いで反応生成物を沈澱させた。この反応生成物をエチル
アルコールで2回再結晶を行ってイミド基含有ジニトロ
化合物55.36gを得た。その後、得られたイミド基
含有ジニトロ化合物50.00gをエチルアルコール5
000gに溶解させ、この溶液中に、パラジウムのカー
ボン担持触媒(エヌ・イー・ケムキャット社製:パラジ
ウム濃度5重量%)17.5gを添加し、水素ガスを吹
き込みながら6時間にわたり加熱還流を行った。その
後、熱時濾過により触媒を除去し濾液を室温まで冷却し
た。析出物を濾別し、エチルアルコールで再結晶を行う
ことにより、特定ジアミン化合物(C01)21.48
gを得た。
−ヘキサヒドロ−5−メチル−5−(テトラヒドロ−
2,5−ジオキソ−3−フラニル)−ナフト[1,2−
c]フラン−1,3−ジオン65.00g(0.208
mol)と1−アミノ−4−ニトロベンゼン65.00
g(0.455mol)とをN−メチル−2−ピロリド
ン2000gに溶解させ、80℃で48時間反応させ
た。続いて、得られた反応溶液に、ピリジン84.50
g(1.04mol)と無水酢酸65.00g(0.6
5mol)とを添加して110℃で4時間脱水閉環させ
た。その後、得られた反応溶液を多量のメチルアルコー
ルに注いで反応生成物を沈澱させた。この反応生成物を
エチルアルコールで2回再結晶を行ってイミド基含有ジ
ニトロ化合物90.85gを得た。その後、得られたイ
ミド基含有ジニトロ化合物80.00gをエチルアルコ
ール8000gに溶解させ、この溶液中に、パラジウム
のカーボン担持触媒(エヌ・イー・ケムキャット社製:
パラジウム濃度5重量%)28.0gを添加し、水素ガ
スを吹き込みながら6時間にわたり加熱還流を行った。
その後、熱時濾過により触媒を除去し濾液を室温まで冷
却した。析出物を濾別し、エチルアルコールで再結晶を
行うことにより、特定ジアミン化合物(C02)26.
34gを得た。
0.00g(0.046mol)と1−アミノ−4−ニ
トロベンゼン13.00g(0.09mol)とをN−
メチル−2−ピロリドン300gに溶解させ、80℃で
48時間反応させた。続いて、得られた反応溶液に、ピ
リジン18.00g(0.23mol)と無水酢酸1
4.00g(0.14mol)とを添加して110℃で
4時間脱水閉環させた。その後、得られた反応溶液を多
量のメチルアルコールに注いで反応生成物を沈澱させ
た。この反応生成物をジメチルホルムアミドで3回再結
晶を行ってイミド基含有ジニトロ化合物17.55gを
得た。その後、得られたイミド基含有ジニトロ化合物1
0.00gをエチルアルコール1000gに溶解させ、
この溶液中に、パラジウムのカーボン担持触媒(エヌ・
イー・ケムキャット社製:パラジウム濃度5重量%)
3.5gを添加し、水素ガスを吹き込みながら6時間に
わたり加熱還流を行った。その後、熱時濾過により触媒
を除去し濾液を室温まで冷却した。析出物を濾別し、ジ
メチルホルムアミドで再結晶を行うことにより、特定ジ
アミン化合物(C03)5.38gを得た。
3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物20.
00g(0.090mol)と1−アミノ−4−ニトロ
ベンゼン26.00g(0.18mol)とをN−メチ
ル−2−ピロリドン300gに溶解させ、80℃で48
時間反応させた。続いて、得られた反応溶液に、ピリジ
ン36.00g(0.46mol)と無水酢酸28.0
0g(0.28mol)とを添加して110℃で4時間
脱水閉環させた。その後、得られた反応溶液を多量のメ
チルアルコールに注いで反応生成物を沈澱させた。この
反応生成物をジメチルホルムアミドで3回再結晶を行っ
てイミド基含有ジニトロ化合物27.11gを得た。そ
の後、得られたイミド基含有ジニトロ化合物20.00
gをエチルアルコール2000gに溶解させ、この溶液
中に、パラジウムのカーボン担持触媒(エヌ・イー・ケ
ムキャット社製:パラジウム濃度5重量%)7.0gを
添加し、水素ガスを吹き込みながら6時間にわたり加熱
還流を行った。その後、熱時濾過により触媒を除去し濾
液を室温まで冷却した。析出物を濾別し、ジメチルホル
ムアミドで再結晶を行うことにより、特定ジアミン化合
物(C04)8.92gを得た。
キサヒドロ−5−メチル−5−(テトラヒドロ−2,5
−ジオキソ−3−フラニル)−ナフト[1,2−c]フ
ラン−1,3−ジオン11.76g(37.42mmo
l)と4,4’−ジアミノジフェニルメタン3.71g
(18.71mmol)と上記化学式(2)のB01で
表されるジアミン化合物1.20g(1.87mmo
l)と合成例2で得られた特定ジアミン(C02)8.
33g(16.84mmol)とをN−メチル−2−ピ
ロリドン100gに溶解させ、この溶液を25℃で4時
間反応させた。次いで、得られた反応溶液を大過剰のメ
チルアルコールに注いで、反応生成物を沈澱させた。そ
の後、固形物を分離してメチルアルコールで洗浄し、減
圧下40℃で15時間乾燥させることにより、対数粘度
(ηln)が0.43dl/gである特定ポリアミック
酸A〔これを「特定ポリアミック酸(A1)」とす
る。〕16.40gを得た。
水物8.40g(38.49mmol)と2,2−ビス
[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]プロパン
7.90g(19.25mmol)と上記化学式(2)
のB01で表されるジアミン化合物2.47g(3.8
5mol)と合成例1で得られた特定ジアミン(C0
1)6.23g(15.40mmol)とをN−メチル
−2−ピロリドン100gに溶解させ、この溶液を25
℃で4時間反応させた。次いで、ポリマー合成例1と同
様にして、反応生成物の沈殿・分離・洗浄・乾燥を行う
ことにより、対数粘度(ηln)が0.76dl/gで
ある特定ポリアミック酸A〔これを「特定ポリアミック
酸(A2)」とする。〕19.31gを得た。
水物を7.95g(36.47mmol)と2,2−ビ
ス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]プロパン
7.49g(18.24mmol)と上記化学式(2)
のB01で表されるジアミン化合物2.34g(3.6
5mol)と合成例2で得られた特定ジアミン(C0
2)7.21g(14.59mmol)とをN−メチル
−2−ピロリドン100gに溶解させ、この溶液を25
℃で4時間反応させた。次いで、ポリマー合成例1と同
様にして、反応生成物の沈殿・分離・洗浄・乾燥を行う
ことにより、対数粘度(ηln)が0.72dl/gで
ある特定ポリアミック酸A〔これを「特定ポリアミック
酸(A3)」とする。〕18.03gを得た。
1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水
物10.43g(46.52mmol)と4,4’−ジ
アミノジフェニルメタン4.61g(23.26mmo
l)と上記化学式(2)のB01で表されるジアミン化
合物1.50g(2.33mmol)と合成例1で得ら
れた特定ジアミン(C01)8.47g(20.93m
mol)とをN−メチル−2−ピロリドン100gに溶
解させ、この溶液を25℃で4時間反応させた。次い
で、ポリマー合成例1と同様にして、反応生成物の沈殿
・分離・洗浄・乾燥を行うことにより、対数粘度(ηl
n)が0.69dl/gである特定ポリアミック酸A
〔これを「特定ポリアミック酸(A4)」とする。〕1
5.45gを得た。
1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水
物9.69g(43.26mmol)と4,4’−ジア
ミノジフェニルメタン4.29g(21.63mmo
l)と上記化学式(2)のB01で表されるジアミン化
合物1.39g(2.16mmol)と合成例2で得ら
れた特定ジアミン(C02)9.63g(19.47m
mol)とをN−メチル−2−ピロリドン100gに溶
解させ、この溶液を25℃で4時間反応させた。次い
で、ポリマー合成例1と同様にして、反応生成物の沈殿
・分離・洗浄・乾燥を行うことにより、対数粘度(ηl
n)が0.72dl/gである特定ポリアミック酸A
〔これを「特定ポリアミック酸(A5)」とする。〕1
6.55gを得た。
水物8.56g(39.23mmol)と2,2−ビス
[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]プロパン1
1.27g(27.46mmol)と上記化学式(2)
のB01で表されるジアミン化合物1.26g(1.9
6mol)と合成例3で得られた特定ジアミン(C0
3)3.91g(9.81mmol)とをN−メチル−
2−ピロリドン100gに溶解させ、この溶液を25℃
で4時間反応させた。次いで、ポリマー合成例1と同様
にして、反応生成物の沈殿・分離・洗浄・乾燥を行うこ
とにより、対数粘度(ηln)が0.85dl/gであ
る特定ポリアミック酸A〔これを「特定ポリアミック酸
(A6)」とする。〕18.60gを得た。
1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水
物11.29g(50.39mmol)と4,4’−ジ
アミノジフェニルメタン6.99g(35.27mmo
l)と上記化学式(2)のB01で表されるジアミン化
合物1.62g(2.52mmol)と合成例4で得ら
れた特定ジアミン(C04)5.09g(12.60m
mol)とをN−メチル−2−ピロリドン100gに溶
解させ、この溶液を25℃で4時間反応させた。次い
で、ポリマー合成例1と同様にして、反応生成物の沈殿
・分離・洗浄・乾燥を行うことにより、対数粘度(ηl
n)が0.77dl/gである特定ポリアミック酸A
〔これを「特定ポリアミック酸(A7)」とする。〕1
6.55gを得た。
二無水物5.11g(23.41mmol)と2,3,
5−トリカルボキシシクロペンチル酢酸二無水物5.2
5g(23.41mmol)と2,2−ビス[4−(4
−アミノフェノキシ)フェニル]プロパン9.61g
(23.41mmol)と上記化学式(2)のB01で
表されるジアミン化合物3.01g(4.68mmo
l)とp−フェニレンジアミン2.03g(18.73
mmol)とをN−メチル−2−ピロリドン200gに
溶解させ、この溶液を25℃で24時間反応させた。次
いで、ポリマー合成例1と同様にして、反応生成物の沈
殿・分離・洗浄・乾燥を行うことにより、対数粘度(η
ln)が0.71dl/gであるポリアミック酸〔これ
を「ポリアミック酸(a8)」とする。〕15.40g
を得た。
二無水物4.71g(21.59mmol)と1,3,
3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−5−メチル−5−
(テトラヒドロ−2,5−ジオキソ−3−フラニル)−
ナフト[1,2−c]フラン−1,3−ジオン6.78
g(21.59mmol)と2,2−ビス[4−(4−
アミノフェノキシ)フェニル]プロパン8.86g(2
1.59mmol)と上記化学式(2)のB01で表さ
れるジアミン化合物2.78g(4.32mmol)と
p−フェニレンジアミン1.87g(17.27mmo
l)とをN−メチル−2−ピロリドン200gに溶解さ
せ、この溶液を25℃で24時間反応させた。次いで、
ポリマー合成例1と同様にして、反応生成物の沈殿・分
離・洗浄・乾燥を行うことにより、対数粘度(ηln)
が0.69dl/gであるポリアミック酸〔これを「ポ
リアミック酸(a9)」とする。〕15.55gを得
た。
ル−1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二
無水物6.50g(29.01mmol)と2,3,5
−トリカルボキシシクロペンチル酢酸二無水物6.50
g(29.01mmol)と4,4’−ジアミノジフェ
ニルメタン5.75g(29.01mmol)と上記化
学式(2)のB01で表されるジアミン化合物3.73
g(5.80mmol)とp−フェニレンジアミン2.
51g(23.21mmol)とをN−メチル−2−ピ
ロリドン200gに溶解させ、この溶液を25℃で24
時間反応させた。次いで、ポリマー合成例1と同様にし
て、反応生成物の沈殿・分離・洗浄・乾燥を行うことに
より、対数粘度(ηln)が0.65dl/gであるポ
リアミック酸〔これを「ポリアミック酸(a10)」と
する。〕18.19gを得た。
ル−1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二
無水物13.01g(58.01mmol)と4,4’
−ジアミノジフェニルメタン5.75g(29.02m
mol)と上記化学式(2)のB01で表されるジアミ
ン化合物3.73g(5.80mmol)とp−フェニ
レンジアミン2.51g(23.21mmol)とをN
−メチル−2−ピロリドン100gに溶解させ、この溶
液を25℃で24時間反応させた。次いで、ポリマー合
成例1と同様にして、反応生成物の沈殿・分離・洗浄・
乾燥を行うことにより、対数粘度(ηln)が0.84
dl/gであるポリアミック酸〔これを「ポリアミック
酸(a11)」とする。〕18.99gを得た。続い
て、このポリアミック酸(a11)15.00gをN−
メチル−2−ピロリドン300gに溶解させ、ピリジン
3.00gと無水酢酸3.00gとを添加してイミド化
反応を試みたが、反応の途中で重合体が析出して重合体
溶液(ワニス)を得ることができなかった。
リカルボキシシクロペンチル酢酸二無水物13.01g
(58.02mmol)と4,4’−ジアミノジフェニ
ルメタン5.75g(29.01mmol)と上記化学
式(2)のB01で表されるジアミン化合物3.73g
(5.80mmol)とp−フェニレンジアミン2.5
1g(23.21mmol)とをN−メチル−2−ピロ
リドン100gに溶解させ、この溶液を25℃で24時
間反応させた。次いで、ポリマー合成例1と同様にし
て、反応生成物の沈殿・分離・洗浄・乾燥を行うことに
より、対数粘度(ηln)が0.64dl/gであるポ
リアミック酸〔これを「ポリアミック酸(a12)」と
する。〕19.99gを得た。続いて、ポリアミック酸
(a12)15.00gをN−メチル−2−ピロリドン
300gに溶解させ、ピリジン12.00gと無水酢酸
10.00gとを添加して110℃で4時間イミド化反
応させた。次いで、ポリマー合成例1と同様にして、反
応生成物の沈殿・分離・洗浄・乾燥を行うことにより、
対数粘度(ηln)が0.67dl/gであるポリイミ
ド〔これを「可溶性ポリイミド(b12)」とする。〕
10.78gを得た。
4,5,9b−ヘキサヒドロ−5−メチル−5−(テト
ラヒドロ−2,5−ジオキソ−3−フラニル)−ナフト
[1,2−c]フラン−1,3−ジオン15.08g
(47.99mmol)と4,4’−ジアミノジフェニ
ルメタン4.76g(23.99mmol)と上記化学
式(2)のB01で表されるジアミン化合物3.09g
(4.80mmol)とp−フェニレンジアミン2.0
8g(19.20mmol)とをN−メチル−2−ピロ
リドン100gに溶解させ、この溶液を25℃で24時
間反応させた。次いで、ポリマー合成例1と同様にし
て、反応生成物の沈殿・分離・洗浄・乾燥を行うことに
より、対数粘度(ηln)が0.57dl/gであるポ
リアミック酸〔これを「ポリアミック酸(a13)」と
する。〕16.70gを得た。続いて、ポリアミック酸
(a13)15.00gをN−メチル−2−ピロリドン
300gに溶解させ、ピリジン12.00gと無水酢酸
10.00gとを添加して110℃で4時間イミド化反
応させた。次いで、ポリマー合成例1と同様にして、反
応生成物の沈殿・分離・洗浄・乾燥を行うことにより、
対数粘度(ηln)が0.53dl/gであるポリイミ
ド〔これを「可溶性ポリイミド(b13)」とする。〕
9.65gを得た。
ポリアミック酸(A1)6.0gをγ−ブチロラクトン
120gに溶解させて、固形分濃度が5.0重量%の溶
液を得、この溶液を孔径1μmのフィルターで濾過する
ことにより、本発明の液晶配向剤を調製した。
膜からなる透明導電膜上に、上記のようにして調製され
た液晶配向剤をスピンナーを用いて塗布(回転数:20
00rpm,塗布時間:1分間)し、180℃で1時間
にわたって塗膜を乾燥することにより、乾燥膜厚0.0
8μmの被覆膜が形成された基板を得た。また、乾燥温
度を210℃および240℃に変更したこと以外は上記
と同様にして、乾燥膜厚0.08μmの被覆膜がそれぞ
れ形成された基板を得た。
基板の各々について、形成された被覆膜の表面を、レー
ヨン製の布を巻き付けたロールを備えてなるラビングマ
シーンを用いてラビング処理を施すことにより、当該被
覆膜に配向能を付与して液晶配向膜を形成した。ここ
で、被覆膜表面へのラビング処理は、毛足押し込み長
0.4mm、ロール回転数400rpm、ラビング回数
2回の条件〔これを「ラビング条件(b)」とする。〕
で行った。さらに、210℃で塗膜を乾燥して形成され
た被覆膜については、毛足押し込み長0.2mm、ロー
ル回転数400rpm、ラビング回数2回の条件〔これ
を「ラビング条件(a)」とする。〕、および毛足押し
込み長0.6mm、ロール回転数400rpm、ラビン
グ回数2回の条件〔これを「ラビング条件(c)」とす
る。〕によってもラビング処理を施した。なお、ラビン
グ処理を施した後、形成された液晶配向膜をイソプロピ
ルアルコールによって洗浄した。次いで、「塗膜の乾燥
条件(温度)」および「被覆膜表面のラビング条件」を
異にして形成された液晶配向膜〔乾燥温度180℃−ラ
ビング条件(b),乾燥温度210℃−ラビング条件
(b),乾燥温度240℃−ラビング条件(b),乾燥
温度210℃−ラビング条件(a)および乾燥温度21
0℃−ラビング条件(c)による5種類の液晶配向膜〕
の各々について、表面状態を観察したところ、何れの乾
燥条件および何れのラビング条件で形成された液晶配向
膜においても、基板からの剥離およびラビング傷の発生
は認められず、この実施例により形成された液晶配向膜
は、塗膜の乾燥条件およびラビング条件に関わらず、基
板に対する密着性および強靱性に優れていることが確認
された。
条件の下で液晶配向膜を形成して作製された2枚の基板
(液晶表示素子用基板)のそれぞれの外縁部に、直径6
μmの酸化アルミニウム球を含有するエポキシ樹脂系接
着剤をスクリーン印刷法により塗布した後、それぞれの
液晶配向膜における配向処理方向、すなわちラビング方
向が逆平行となるように2枚の基板を間隙を介して対向
配置し、外縁部同士を圧着して接着剤を硬化させた。そ
の後、当該2枚の基板の表面および外縁部の接着剤によ
り区画されたセルギャップ内に、ネマティック型液晶
「MLC−2001」(メルク社製)を注入充填し、次
いで、注入孔をエポキシ系接着剤で封止して液晶セルを
構成した。その後、液晶セルの外表面に、偏光方向が当
該基板の一面に形成された液晶配向膜のラビング方向と
一致するように偏光板を貼り合わせることにより、5種
類の液晶表示素子を作製した。これらの液晶表示素子に
ついて、液晶の配向性を評価し、液晶分子のプレチルト
角の測定を行った。結果を下記表1および表2に示す。
す処方に従って、ポリマー合成例2〜7で得られた特定
ポリアミック酸(A2)〜(A7)の各々6.0gをγ
−ブチロラクトン120gに溶解させて、固形分濃度が
5.0重量%の溶液を得、この溶液を孔径1μmのフィ
ルターで濾過することにより、本発明の液晶配向剤を調
製した。このようにして調製された液晶配向剤の各々を
用い、実施例1と同様にして、塗膜の乾燥条件を変えて
乾燥膜厚0.08μmの被覆膜を基板の一面に形成し、
形成された被覆膜の各々について、ラビング条件(b)
〔210℃の乾燥加熱により形成された被覆膜について
は、さらにラビング条件(a)およびラビング条件
(c)〕によりラビング処理を施して液晶配向膜を形成
し、当該液晶配向膜が形成された2枚の基板を用いて液
晶表示素子を作製した。そして、各工程において、液晶
配向膜の密着性および強靱性の評価、液晶の配向性の評
価、液晶分子のプレチルト角の測定を行った。これらの
結果を下記表1および表2に示す。
す処方に従って、比較ポリマー合成例1〜4で得られた
ポリアミック酸(a8)〜(a11)の各々6.0gを
γ−ブチロラクトン120gに溶解させて、固形分濃度
が5.0重量%の溶液を得、この溶液を孔径1μmのフ
ィルターで濾過することにより、比較用の液晶配向剤を
調製した。このようにして調製された液晶配向剤の各々
を用い、実施例1と同様にして、塗膜の乾燥条件を変え
て乾燥膜厚0.08μmの被覆膜を基板の一面に形成
し、形成された被覆膜の各々について、ラビング条件
(b)〔210℃の乾燥加熱により形成された被覆膜に
ついては、さらにラビング条件(a)およびラビング条
件(c)〕によりラビング処理を施して液晶配向膜を形
成し、当該液晶配向膜が形成された2枚の基板を用いて
液晶表示素子を作製した。そして、各工程において、液
晶配向膜の密着性および強靱性の評価、液晶の配向性の
評価、液晶分子のプレチルト角の測定を行った。結果を
下記表3および表4に示す。
す処方に従って、比較ポリマー合成例5〜6で得られた
可溶性ポリイミド(b12)〜(b13)の各々6.0
gをγ−ブチロラクトン120gに溶解させて、固形分
濃度が5.0重量%の溶液を得、この溶液を孔径1μm
のフィルターで濾過することにより、比較用の液晶配向
剤を調製した。このようにして調製された液晶配向剤の
各々を用い、実施例1と同様にして、塗膜の乾燥条件を
変えて乾燥膜厚0.08μmの被覆膜を基板の一面に形
成し、形成された被覆膜の各々について、ラビング条件
(b)〔210℃の乾燥加熱により形成された被覆膜に
ついては、さらにラビング条件(a)およびラビング条
件(c)〕によりラビング処理を施して液晶配向膜を形
成し、当該液晶配向膜が形成された2枚の基板を用いて
液晶表示素子を作製した。そして、各工程において、液
晶配向膜の密着性および強靱性の評価、液晶の配向性の
評価、液晶分子のプレチルト角の測定を行った。結果を
下記表3および表4に示す。
段では同時に得ることができない所期の複数の特性をバ
ランスよく有し、液晶配向剤の構成成分として特に有用
なイミド基含有ポリアミック酸を提供することができ
る。請求項2記載の発明によれば、このようなイミド基
含有ポリアミック酸を、確実かつ容易に製造することの
できる製造方法を提供することができる。請求項3記載
の発明によれば、ポリアミック酸系配向剤および可溶性
ポリイミド系配向剤がそれぞれ有する利点を兼ね備えた
液晶配向剤を提供することができる。すなわち、請求項
3に係る液晶配向剤によれば、塗膜の乾燥条件およびラ
ビング条件に関わらず、基板に対する密着性に優れた強
靱な被覆膜を形成することができ、当該被覆膜の表面に
ラビング処理を施すことにより、液晶分子の配向性に優
れ、塗膜の乾燥条件およびラビング条件を変化させるこ
とによる液晶分子のプレチルト角の変化が小さくて、当
該液晶分子に所期の大きさのプレチルト角を安定的に発
現させることが可能な液晶配向膜を形成することができ
る。また、請求項3の液晶配向剤により形成された液晶
配向膜に、例えば特開平6−222366号公報や特開
平6−281937号公報に示されているような、紫外
線を照射することによってプレチルト角を変化させるよ
うな処理、あるいは特開平5−107544号公報に示
されているような、ラビング処理を施した液晶配向膜表
面にレジスト膜を部分的に形成して、先のラビング処理
と異なる方向にラビング処理を行った後にレジスト膜を
除去し、液晶配向膜の配向能を変化させるような処理を
行うことによって、液晶表示素子の視界特性を改善する
ことが可能である。請求項3に係る液晶配向剤により形
成される液晶配向膜は、TN型液晶表示素子およびST
N型液晶表示素子のみならずSH(Super Hom
eotropic)型液晶表示素子や強誘電性液晶表示
素子など種々の液晶表示素子を構成するために好適に使
用することができる。また、当該液晶配向膜を備えた液
晶表示素子は、液晶の配向性および信頼性にも優れ、種
々の装置に有効に使用することができ、例えば卓上計算
機、腕時計、置時計、計数表示板、ワードプロセッサ、
パーソナルコンピュータ、液晶テレビなどの表示装置と
して好適に用いることができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 下記一般式(1)で表されることを特徴
とするイミド基含有ポリアミック酸。 【化1】 (式中、R1 およびR3 はそれぞれ4価の有機基を示
し、R2 およびR4 はそれぞれ2価の有機基を示し、n
は繰り返し単位数を示す。) - 【請求項2】 下記一般式(2)で表されるテトラカル
ボン酸二無水物と、下記一般式(3)で表されるイミド
基含有ジアミン化合物とを反応させることを特徴とする
イミド基含有ポリアミック酸の製造方法。 【化2】 (式中、R1 およびR3 はそれぞれ4価の有機基を示
し、R2 およびR4 はそれぞれ2価の有機基を示す。) - 【請求項3】 請求項1記載のイミド基含有ポリアミッ
ク酸およびこのイミド基含有ポリアミック酸のアミック
酸部位の少なくとも一部を脱水閉環して得られるポリイ
ミドから選ばれる少なくとも1種の重合体を含有するこ
とを特徴とする液晶配向剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP34356095A JP3612832B2 (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | イミド基含有ポリアミック酸の製造方法並びに液晶配向剤 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH09185064A true JPH09185064A (ja) | 1997-07-15 |
JP3612832B2 JP3612832B2 (ja) | 2005-01-19 |
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ID=18362475
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JP34356095A Expired - Fee Related JP3612832B2 (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | イミド基含有ポリアミック酸の製造方法並びに液晶配向剤 |
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JP (1) | JP3612832B2 (ja) |
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