JPH09162496A - 半導体レーザ及びその製造方法 - Google Patents

半導体レーザ及びその製造方法

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JPH09162496A
JPH09162496A JP32275995A JP32275995A JPH09162496A JP H09162496 A JPH09162496 A JP H09162496A JP 32275995 A JP32275995 A JP 32275995A JP 32275995 A JP32275995 A JP 32275995A JP H09162496 A JPH09162496 A JP H09162496A
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thin film
semiconductor laser
layer
passivation
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JP32275995A
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Akihiko Nishitani
昭彦 西谷
Mitsuru Sugo
満 須郷
Toshiaki Tamamura
敏昭 玉村
Yoshio Itaya
義夫 板屋
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高出力、高信頼性の半導体レーザおよびその
製造方法を提供すること。 【解決手段】 半導体界面に接する第1の薄膜をAl、
Si、Ga、Tiからなる群から選択した元素の薄い窒
化膜例えばAlN膜16により、および続く第2の薄膜
をAl、Si、Ga、Tiからなる群から選択した元素
の厚い酸化膜あるいは酸化窒化膜例えばAl23膜17
により構成された2層のパッシベーション膜18を共振
器端面の反射防止膜とする、あるいは反射防止膜および
高反射膜19の第1層とする。さらに、パッシベーショ
ン膜18の一部または全部を、ECRプラズマ付着法に
より形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高出力半導体レーザ
及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ガリウム砒素(GaAs)基板上
に積層された半導体層を有する半導体レーザが種々提案
されている。このような半導体レーザの中で、GaAs
/AlGaAs量子井戸、InGaPを活性層とした
0.6ないしは0.8μm帯のレーザは光情報記録ある
いは再生、光印刷および光応用計測に用いられている。
また近年、InGaAs/GaAs歪量子井戸層を活性
層とした0.8から1μmの波長帯のレーザは光通信、
特にファイバアンプ用の励起光源として用いられるよう
になっている。これらのレーザには高出力動作が求めら
れているが、高出力動作時においても十分な寿命を保証
するのが困難であるという問題があった。
【0003】半導体レーザの劣化原因についてはこれま
でいくつかの検討が行われてきている。これらは共振器
端面の光学損傷破壊、すなわちCOD(Catastrophic O
ptical Damage)や表面の変質、結晶転位欠陥の増殖に
よる点欠陥あるいは線欠陥の発生、およびオーミック電
極の破損に起因するものに大別される。とりわけ、Ga
As基板上に積層された半導体層を有する半導体レーザ
においては、共振器端面のCODが高出力動作時におい
てレーザの寿命を決定づける重要な劣化原因であること
が指摘されている。
【0004】前記のCODは半導体レーザの共振器端面
近傍がレーザ内部で発生した光に対して吸収領域になっ
ていることにより発生する。これは共振器端面の半導体
表面において酸素の吸着および表面の酸化などによりダ
ングリングボンドが形成されるために、半導体表面に特
有な深い凖位が生じて、端面近傍の禁制帯幅が実質的に
狭くなっていることによる。半導体表面に存在する表面
凖位を介した非発光再結合は温度上昇を伴うために、端
面近傍の禁制帯幅がさらに減少してますます光吸収が起
こるという正帰還が生じる。従って、端面の融解等、端
面の破壊が起こり、光出力が低下して、非可逆的な劣化
につながる。なお、CODによる端面の劣化は、ほとん
どが反射防止膜が形成されたミラー・ファセットの端面
近傍において観測されている。
【0005】上記のCODの臨界光出力を向上して、高
出力動作時における十分な寿命を保証するためには、共
振器端面の不動態化、すなわちパッシベーションが重要
であることが指摘されている。ミラー・ファセットのパ
ッシベーション技術のうちで、下記の文献1において高
出力半導体レーザの劣化特性の改善および高出力動作時
における信頼性の向上が開示されている。 文献1:特開平3−101183号公報(半導体レーザ
・ダイオード及びそのミラー・バッシベーション方法)
【0006】この文献1では、次のように信頼性の改善
について論じている。すなわち、連続出力約50mWで
使用した場合、初期劣化を示すいわゆる「バーンイン」
期間が観測されず、室温で500時間動作後に得られる
劣化速度が毎時10-6以下である。また、測定可能な劣
化なしに300時間以上にわたって、300mW以上の
出力が維持されている。
【0007】また、前記文献1では、下記に示す方法で
ミラー・パッシベーションを行っている。すなわち、初
期汚染のない環境で劈開を行うか、またはミラー・エッ
チングを行った後、ミラー表面を洗浄して、汚染のない
ミラー・ファセットを形成する。前記のミラー・ファセ
ットに対して、酸素を含有しない材料からなる絶縁性ま
たは低伝導性のパッシベーション膜をその場で形成す
る。前記のパッシベーション膜は、シリコン(Si)、
ゲルマニウム(Ge)、アンチモン(Sb)のいずれか
1層、あるいは、SiとSiの窒化膜(Si34)の2
層からなる。さらに、パッシベーション膜をその場で形
成するために、劈開および膜付着の環境として10-6
a以下の圧力を要求している。
【0008】従って、文献1の上記方法では、劈開を行
うための装置をパッシベーション膜を形成する装置の真
空システム中に置くことになり、前記の目的に特化した
大がかりな装置が必要になってくる。または、信頼性が
劣ると考えられるエッチング・ミラーを共振器端面とし
て用いることになる。更に、上記文献1では、空気中で
劈開した後、プラズマ・クリーニングにより汚染のない
ミラー・ファセットを形成する方法については、具体的
には論じられていない。
【0009】さらに、本発明と関連して、アルミニウム
(Al)あるいはSiの窒化膜をパッシベーション膜と
して用いることについては、下記文献2において開示さ
れている。 文献2:特開平6−268327号公報(半導体発光素
子)
【0010】この文献2では、熱膨張係数の小さいAl
あるいはSiの窒化膜等をミラー・ファセットのパッシ
ベーション膜として用い、半導体表面の禁制帯幅をパッ
シベーション膜の応力により増大して、半導体表面凖位
による光吸収が起こらないようにできると論じている。
【0011】しかし、上記文献2には、半導体レーザの
信頼性に関する記載がなく、また、その方法では、パッ
シベーション膜の応力による例えばダークラインの発生
のような劣化が考えられる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、文献
1による半導体レーザでは、高出力動作時における信頼
性の改善が図られているが、専用の装置による高真空雰
囲気中において劈開を行うことを前提としているという
欠点がある。さらにまた、文献2の技術では、酸素を含
有しないパッシベーション膜は一般に応力が高く、例え
ばダークラインの発生のような劣化に結びつくと考えら
れる。
【0013】本発明はこのような事情に基づいてなされ
たものであり、その目的は、高真空雰囲気中における劈
開を行うことなく、より簡便な製造方法を用いて、高出
力動作時における信頼性を保証できる半導体レーザを提
供することにある。また、他の目的は、このような高出
力、高信頼性半導体レーザの製造方法を提供することに
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は以下に示すような手段を講ずる。 (1)手段1:半導体レーザの端面に、酸素を組成元素
としない第1の薄膜と、酸素を組成元素とする第2の薄
膜を順次被覆してパッシベーション膜とすること。 (2)手段2:前記第1の薄膜がAl、Si、Ga及び
Ti(チタン)からなる群より選ばれた元素の窒化物で
あり、前記第2の薄膜がAl、Si、Ga及びTiから
なる群より選ばれた元素の酸化物であること。ここで、
酸化物には酸化窒化物も含まれる。 (3)手段3:前記第1の薄膜の厚さが0.5nm〜1
0nmであり、前記第2の薄膜の厚さが50nm〜10
00nmであること。 (4)手段4:前記第1の薄膜を、プラズマ・クリーニ
ング作用を有する薄膜形成方法によって形成すること。 (5)手段5:前記第1の薄膜に加え前記第2の薄膜
も、プラズマ・クリーニング作用を有する薄膜形成方法
によって形成すること。 (6)手段6:プラズマ・クリーニング作用を有する薄
膜形成方法が、電子サイクロトロン共鳴(ECR)プラ
ズマ付着法であること。
【0015】即ち、本発明による半導体レーザは、端面
がパッシベーション膜によって被覆された半導体レーザ
において、酸素を組成元素としない第1の材料からなり
該端面に接する第2の薄膜と、酸素を組成元素とする第
2の材料からなり該第1の薄膜の上に積層された第2の
薄膜とから形成された積層膜を、該パッシベーション膜
とすることを特徴とし、あるいは、更に前記第1の材料
がAl、Si、Ga及びTiからなる群より選ばれた元
素の窒化物であり、前記第2の材料がAl、Si、Ga
及びTiからなる群より選ばれた元素の酸化物であるこ
とを特徴とし、あるいは、前記第1の薄膜が0.5〜1
0nmの厚さを有し、前記第2の薄膜が50〜1000
nmの厚さを有することを特徴とするものである。
【0016】また本発明による半導体レーザの製造方法
は、上記の半導体レーザを製造する方法として、その第
1の薄膜をプラズマ・クリーニング作用を有する薄膜形
成方法によって形成する工程を備えたことを特徴とし、
あるいは、更に前記第1の薄膜を形成する前記工程に引
き続き、前記と同じくプラズマ・クリーニング作用を有
する薄膜形成方法により前記第2の薄膜を形成する工程
を備えたことを特徴とし、あるいは、更に前記薄膜形成
方法が、ECRプラズマ付着法であることを特徴とする
ものである。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態に係る半導体
レーザは、半導体端面に接する第1の薄膜を薄い窒化膜
により、および続く第2の薄膜を厚い酸化膜(あるいは
酸化窒化膜)により構成された2層のパッシベーション
膜を持つ。このパッシベーション膜の第1の薄膜は酸素
を含有しないので、膜の付着開始時に半導体界面に酸素
を供給することがなく、しかも、膜が十分に緻密であれ
ば、酸素の拡散に対する障壁として機能できる。従っ
て、高出力動作時においても、パッシベーション膜が半
導体界面の酸化の進行を妨げるので、CODの発生を未
然に防止できる。また、厚い酸化膜である第2の薄膜は
応力が比較的低く、かつ第1の薄膜が十分に薄い膜であ
るので、全体として、応力による例えばダークラインの
発生のような劣化を引き起こすことなく、パッシベーシ
ョン膜を形成できる。さらに、第2の薄膜は酸化膜なの
で、熱伝導率が比較的高く、半導体レーザの放熱特性を
改善している。従って、共振器端面近傍における温度上
昇を抑制できるので、CODの発生を防止できる。この
ようなパッシベーション膜を共振器端面の反射防止膜と
したり、あるいは反射防止膜及び高反射膜の第1層とす
ることにより、高出力、高信頼性の半導体レーザが得ら
れる。ここで、第1の薄膜の厚さが10nmより厚い
と、応力が端面に入りすぎてCODにとって好ましくな
く、0.5nmより薄いと薄形成が難しい。また、第2
の薄膜の厚さが1000nmより厚いと、応力が入り易
くCODにとって好ましくなく、また膜が剥がれたり
し、50nmより薄いと反射率を低くするのが難しい。
【0018】次に、本発明の実施の形態に係る半導体レ
ーザの製造方法について説明する前に、この方法の重要
な要素の一つであるECRプラズマ付着法について説明
する。このECRプラズマ付着法については、下記文献
3に詳細が記載されている。文献3:小野俊郎(T.O
no)他、「スパッタ効果により原料の供給を行う電子
サイクロトロン共鳴プラズマ付着法(Electron Cyclotr
on Resonance Plasma Deposition Technique Usuing Ra
w Material Supply by Sputtering )」、Jpn.J.Appl.P
hys.、Vol.23、No.8(1984年3月26日)、pp.L5
34−L536
【0019】この文献3によれば、ECRプラズマ付着
法は、例えば、図3に示すような装置構成で膜付着を行
う。同図において、ECRプラズマは、周波数2.45
GHzのマイクロ波を導波管31から石英窓32を通し
てプラズマ室33に導入し、87.5mTのECR条件
に相当する外部磁場を例えば磁気コイル36によりかけ
ることで効率的にマイクロ波とプラズマを結合させるこ
とにより生成する。このため、例えばアルゴン(Ar)
ガスの場合で10mA/cm2 以上の高密度プラズマを
生成可能である。膜付着の場合、例えばAlのスパッタ
ターゲット34をプラズマ取り出し口に配置し、スパッ
タ電源37で直流電流を印加して、プラズマ流38中イ
オンのスパッタ効果により膜形成原料元素、すなわちA
lを供給する。高密度プラズマであるために、例えばガ
スとしてArと窒素(N2)を用いることで、試料35
表面における供給されたAlの窒化反応により窒化膜
(AlN)を試料に付着できる。または、スパッタター
ゲット34表面でのAlの窒化反応によりAlNの形で
試料35表面に膜材料を供給することも可能であるが、
いずれのモードで膜付着を起こさせるかは、プラズマ条
件を変えることで選択できる。本実施の形態では、前者
の試料35表面での窒化反応を利用した膜付着のモード
を用いることにする。
【0020】上述の如くECRプラズマ付着法は、高密
度プラズマによる膜付着を行うので、比較的低温で膜を
付着でき、比較的緻密な膜を形成できる。従って、この
方法で形成された窒化膜は酸素の拡散に対する障壁とし
て十分に機能できる。また、膜が緻密なため、熱膨張係
数も十分小さいので、半導体表面の禁制帯幅の温度変化
を抑制できる。これらの膜特性は、いずれもCODの抑
制につながる。さらに、窒化膜の付着には、ガスとして
ArとN2を用いるので、空気中で劈開されたミラー・
ファセットに対して高密度プラズマによるクリーニング
作用の効果がある。すなわち、半導体表面に吸着した酸
素あるいは酸化膜をプラズマが取り除きつつ、膜付着を
開始できる。しかも試料35自身にはバイアス電圧を印
加しないので、プラズマによる試料35の損傷はほとん
どない。また、試料35表面での窒化反応を利用する膜
付着のモードを用いることにより、プラズマ中の窒素が
半導体表面の酸素と置き変わる反応、あるいはダングリ
ングボンドに結合する反応が起こり、緻密な窒化膜の付
着もあって、安定な酸化物を生成しにくく、Ga、As
等のダングリングボンドを減少できる。
【0021】これらの効果によりパシベーション膜/半
導体界面の凖位の数を減少でき、パッシベーション膜半
導体界面における非発光再結合速度を低下できるので、
CODの抑制につながる。従って、高出力動作時におけ
る信頼性を保証することが可能になる。
【0022】
【実施例】以下、本発明による半導体レーザ及びその製
造方法の一実施例を図面を参照して説明する。
【0023】図1は、本発明の実施例による半導体レー
ザのリッジ・ストライプと垂直な断面構造を示す。1は
+−GaAs基板、2はn−GaAsバッファ層、3
はn−AlGaAsクラッド層、4および8はAlGa
Asガイド層、5および7はAlGaAsSCH層、6
はInGaAs歪量子井戸活性層、9はp−AlGaA
sクラッド層、10はp+−GaAsコンタクト層、1
1は絶縁層、12はp電極、13はn電極である。図示
しないが、例えば、紙面と平行な表側の端面にAlNに
よる第1の薄膜とAl23による第2の薄膜とからなる
パッシベーション膜が形成され、裏側の端面には高反射
膜が形成される。
【0024】図1の構造を実現するために、まず、エピ
タキシャル結晶成長装置(MOVPE法:有機金属気相
成長法、あるいはMBE法:分子線エピタキシー法)に
より、n+−GaAs基板1上にn−GaAsバッファ
層2からp+−GaAsコンタクト層10までを順に成
長する。
【0025】MOVPE法では、半導体薄膜成長用の原
料としてトリメチルインジウム(TMI)、トリエチル
ガリウム(TEG)、トリメチルアルミニウム(TM
A)およびアルシン(AsH3)を、n型ドーパントと
してセレン化水素(H2Se)を、p型ドーパントとし
てジエチルジンク(DEZn)を利用した。エピタキシ
ャル成長温度は約700℃、成長圧力は約104Paと
している。キャリアガスは水素(H2)である。
【0026】MBE法では、原料として金属ガリウム
(Ga)、インジウム(In)、Alおよび固体砒素
(As)を、n型ドーパントとしてSiを、p型ドーパ
ントとして亜鉛(Zn)を利用した。エピタキシャル成
長温度は約650℃、成長圧力は約10-2Paとしてい
る。
【0027】成長後、p+−GaAsコンタクト層10
およびp−AlGaAsクラッド層9を加工して、幅
1.5から3μm程度のリッジ導波路を形成する。すな
わち、フォトリソグラフィーでレジストに対してパタン
形成をする。このパターンをマスクとして湿式あるいは
乾式エッチングにより、コンタクト層10およびクラッ
ド層9を加工する。加工の深さは横モードを考慮して決
定し、AlGaAsガイド層8までエッチングする場合
もある。
【0028】リッジ導波路形成後、例えばマグネトロン
・スパッタ法でSiの酸化膜(SiO2)からなる絶縁
層11を基板表面全体に形成し、リッジ上部の電流注入
領域にあたるSiO2をエッチバックにより除去する。
その後、例えばクロム(Cr)および金(Au)(Cr
/Au)からなるか、あるいはTi、白金(Pt)およ
びAu(Ti/Pt/Au)からなるp電極12を形成
する。その後、厚さ100μmまで裏面を研磨し、例え
ばAu、ゲルマニウム(Ge)およびニッケル(Ni)
(Au/Ge/Ni)からなるn電極13を形成する。
最後にオーミックシンターにより電極部を完成する。
【0029】こうして形成された図2に示すようなレー
ザウェハ14を、空気中においてリッジ・ストライプと
垂直方向に劈開して、同図2に示すように例えば長さW
=10mm、幅L=900μmのウェハ15に分割す
る。ここでは、リッジ・ストライプと垂直なウェハの長
手方向の劈開面15a,15bをミラー・ファセットと
するため、レーザの共振器長はウェハ幅Lの900μm
となる。
【0030】次に、分割されたウェハ15を、治具に固
定した後、例えば図3に示したECRプラズマ付着装置
に、劈開面15aを膜付着の方向に向けて装填する。こ
の時、ターゲットとしては、例えばAlを用いる。EC
Rプラズマ付着装置の真空システムの真空度を十分に、
すなわち10-3Pa以下にさげて、ウェハ温度を200
℃にした後、まず、第1の薄膜としてアルミニウムの窒
化膜(AlN)16を付着させるために、ArおよびN
2ガスをプラズマ室33に導入し、膜付着を開始する。
AlN膜16を厚さ5nm付着させた後、続いて第2の
薄膜としてアルミニウムの酸化膜(Al23)17を付
着させるために、ガスをArおよび酸素(O2)に切り
替えて、その場で膜付着を再開する。Al23膜17を
厚さ110nm付着させて、パッシベーション膜(Al
N/Al23)18の形成を完了する。このパッシベー
ション膜18を共振器端面の保護膜および反射防止膜と
する。
【0031】その後、ECRプラズマ付着装置から治具
を取り出して、分割されたウェハを治具から取り外す。
このウェハのもう一方の劈開面15bに、例えばマグネ
トロン・スパッタ法を用いて、例えばAl23および非
晶室シリコン(α−Si)の2重の2層膜(Al23
α−Si/Al23/α−Si)を高反射膜19として
付着させる。その後、ウェハを劈開により個々のレーザ
に分割して、レーザチップ20を得る。
【0032】このようにして得たレーザチップ20を用
いて、モジュールとしての組立および実装を行い、半導
体レーザ装置とする。
【0033】以上、本発明をAlGaAsリッジ型半導
体レーザの製造への適用について、詳細に説明した。し
かし、本発明は他の構造の半導体レーザ、およびAlG
aAs以外の化合物半導体からなる半導体レーザにも同
様に適用可能である。また、製造工程およびデバイス・
パラメータは、上記説明のものと異なるものであっても
よい。また、パッシベーション膜18を第1層としてそ
の上に反射防止膜を更に形成しても良い。また、高反射
膜19を形成する前にも、劈開面15bに、パッシベー
ション膜18と同じく薄いAlN膜と厚いAl23膜を
ECRプラズマ付着法により順次積層し、このパッシベ
ーション膜を高反射膜の第1層としても良い。
【0034】次に、上記の本発明による半導体レーザの
高出力動作時における信頼性について図面を参照して説
明する。
【0035】図4は、上記に説明した方法により製造さ
れた半導体レーザ、すなわち劈開したミラー・ファセッ
ト上にECRプラズマ付着法により形成された5nmの
AlN(第1の薄膜)16と110nmのAl23(第
2の薄膜)17により構成された2層のパッシベーショ
ン膜18を有する半導体レーザを、150mW一定の光
出力で連続動作させた場合の動作電流と動作時間の関係
を示す。曲線41が本発明による半導体レーザの動作電
流曲線である。ここで、半導体レーザは、50℃の環境
下に置かれ、150mW一定の光出力が得られるように
動作電流の調整を行っている。図4からわかるように、
測定可能な劣化なしに、1000時間以上にわたって、
150mW一定の光出力が維持されている。また、曲線
41では「バーンイン」期間が観測されず、劣化速度も
毎時10-6以下である。
【0036】図4における上記観測は、本発明による半
導体レーザが高出力動作時における信頼性に優れている
ことを示す。
【0037】次に図5は、上記の本発明による5nmの
AlN膜16と110nmのAl23膜17により構成
された2層のパッシベーション膜18を有する半導体レ
ーザと、従来のマグネトロン・スパッタ法により形成し
た110nmのAl23により構成された1層のパッシ
ベーション膜を有する半導体レーザとの、図4の条件に
おける1000時間連続動作後の光出力と動作電流の関
係を示す。曲線51が本発明による半導体レーザの光出
力曲線であり、また、曲線52がパッシベーション膜以
外は曲線51のものと同じ、従来の半導体レーザの光出
力曲線であり、それぞれの半導体レーザでの1000時
間連続動作後のCODの発生する動作電流値、すなわち
CODレベルの比較を示す。
【0038】図5からわかるように、1000時間連続
動作後においても本発明による半導体レーザのCODレ
ベルは500mW以上である。また、前記の如くCOD
レベルは、連続動作開始時から変化していない。しか
し、従来の半導体レーザのCODレベルは、1000時
間連続動作後には200mW程度に減少している。
【0039】上記のCODレベルの比較は、本発明によ
る半導体レーザにおいては、CODの抑制がより進んで
おり、従来よりも高出力動作時における信頼性に優れて
いることを示す。
【0040】以上の説明では、パッシベーション膜を形
成する材料としてAlを取り上げて説明したが、これ以
外にもSi、Ga及びTiがパッシベーション膜として
優れている。つまり、Alの他にSi、Ga及びTiか
らなる群より選んだ元素の窒化物で第1の薄膜を形成
し、同じく、Alの他にSi、Ga及びTiからなる群
より選んだ元素の酸化物(酸化窒化物を含む)で第2の
薄膜を形成しても良い。これら第1,第2の薄膜は誘電
体膜でもある。また、パッシベーション膜の2層のうち
第1の薄膜の厚さとしては0.5nm〜10nmが適
し、第2の薄膜の厚さとしては50nm〜1000nm
が適している。さらに薄膜形成方法としてECRプラズ
マ付着法をとりあげたが、本発明においては、上記第2
の薄膜を形成する際に他の薄膜形成方法を用いることも
できる。あるいは、上記第1の薄膜または第2の薄膜を
形成する際に、予めプラズマ・クリーニングを行った後
に、薄膜形成することもできる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明による半導体レーザによれば、パッシベーション
膜を窒化膜など酸素を組成元素しない第1の材料からな
る第1の薄膜、および酸化膜や酸化窒化膜など酸素を組
成元素とする第2の材料からなる第2の薄膜の2層より
なる構成とすることにより、半導体界面の酸化の進行を
防止できる。さらに、膜応力を低減でき、膜の熱伝導率
を高くできる。
【0042】また、本発明による半導体レーザの製造方
法によれば、少なくとも第1の薄膜をプラズマ・クリー
ニング作用を有する薄膜形成方法によって形成するの
で、緻密なパッシベーション膜を形成することにより、
酸素の拡散に対する障壁として機能でき、および半導体
界面の禁制帯幅の温度変化を抑制できる。さらに、膜付
着時のプラズマによるクリーニング効果で、半導体界面
の酸素やダングリングボンドの数を減少できる。従っ
て、他の劣化を伴うことなくCODを十分に抑制できる
ので、高出力動作時における信頼性を改善した半導体レ
ーザを提供できるという利点がある。また、真空雰囲気
中でなくても劈開を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例としての半導体レーザのリッジ・
ストライプと垂直な断面構造を示す図。
【図2】本発明の一例としての半導体レーザの製造方法
の手順を示す図。
【図3】パッシベーション膜を形成するためのECRス
パッタ(プラズマ付着)装置の構成の概略を示す図。
【図4】本発明の適用による5nmのAlNと110n
mのAl23により構成された2層のパッシベーション
膜を有する半導体レーザを150mW一定の光出力で連
続動作させた場合の動作電流と動作時間の関係を示す
図。
【図5】本発明の適用による半導体レーザと、従来の1
10nmのAl23により構成された1層のパッシベー
ション膜を有する半導体レーザとの、1000時間連続
動作後における光出力と動作電流の関係を示す図。
【符号の説明】
1 n+−GaAs基板 2 n−GaAsバッファ層 3 n−AlGaAsクラッド層 4 AlGaAsガイド層 5 AlGaAsSCH層 6 InGaAs歪量子井戸活性層 7 AlGaAsSCH層 8 AlGaAsガイド層 9 p−AlGaAsクラッド層 10 p+−GaAsコンタクト層 11 絶縁層 12 p電極 13 n電極 14 レーザウェハ 15 分割されたウェハ 15a,15b 劈開面 16 AlN膜(第1の薄膜) 17 Al23膜(第2の薄膜) 18 パッシベーション膜 19 高反射膜 20 レーザチップ 31 マイクロ波導波管 32 石英窓 33 プラズマ室 34 ターゲット 35 試料 36 外部磁場を加える磁気コイル 37 スパッタ電源 38 プラズマ流 41 本発明の適用による半導体レーザの動作電流曲線 51 本発明の適用による半導体レーザの光出力曲線 52 従来のAl23膜を有する半導体レーザの光出力
曲線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 板屋 義夫 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端面がパッシベーション膜によって被覆
    された半導体レーザにおいて、酸素を組成元素としない
    第1の材料からなり該端面に接する第2の薄膜と、酸素
    を組成元素とする第2の材料からなり該第1の薄膜の上
    に積層された第2の薄膜とから形成された積層膜を、該
    パッシベーション膜とすることを特徴とする半導体レー
    ザ。
  2. 【請求項2】 前記第1の材料が、Al、Si、Ga及
    びTiからなる群より選ばれた元素の窒化物であり、前
    記第2の材料がAl、Si、Ga及びTiからなる群よ
    り選ばれた元素の酸化物である請求項1に記載の半導体
    レーザ。
  3. 【請求項3】 前記第1の薄膜が0.5〜10nmの厚
    さを有し、前記第2の薄膜が50〜1000nmの厚さ
    を有する請求項1又は2に記載の半導体レーザ。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の半導
    体レーザを製造する方法として、前記第1の薄膜をプラ
    ズマ・クリーニング作用を有する薄膜形成方法によって
    形成する工程を備えたことを特徴とする半導体レーザの
    製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第1の薄膜を形成する前記工程に引
    き続き、プラズマ・クリーニング作用をする薄膜形成方
    法により前記第2の薄膜を形成する工程を備えた請求項
    4に記載の半導体レーザの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記薄膜形成方法が、電子サイクロトロ
    ン共鳴(ECR)プラズマ付着法である請求項4又は5
    に記載の半導体レーザの製造方法。
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