JPH11284271A - 半導体レーザおよびその製造方法 - Google Patents
半導体レーザおよびその製造方法Info
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Abstract
性能が向上した、多層高反射膜付きの半導体レーザおよ
びその製造方法を提供する。 【解決手段】 多層高反射膜は、半導体レーザ201の
基板が有する線膨張率の±30%以内の線膨張率、n1
<1.8なる屈折率n1、及びレーザ波長λに対して約
λ/4となるような光学的膜厚を有する端面に接して形
成された第一の低屈折率膜204と、n2>1.9なる
屈折率n2、k<0.05なる屈折率の負の虚数部−i
k、及びレーザ波長λに対して約λ/4となるような光
学的膜厚を有する第一の高屈折率膜206と、n3<
1.7であり、n1>n3なる屈折率n3を有する、前
記第一の低屈折率膜とは材質が異なる第二の低屈折率膜
205とを具備し、第一の低屈折率膜上に、第一の高屈
折率膜と第二の低屈折率膜とが交互に複数積層され、総
層数が9層以下であることを特徴とする。
Description
にレーザ端面に高反射膜を形成した半導体レーザおよび
その製造方法に関する。
度特性向上を目的として、多層高反射膜をコーティング
した半導体レーザが広く用いられている。図5に多層高
反射膜を施した半導体レーザの従来例を示す。この半導
体レーザでは、半導体レーザ21のレーザ光出射端面1
には、反射率が30%程度か、あるいはそれ以下となる
よう膜厚を制御した第一の低屈折率膜10が形成され、
この端面1と対向する高反射膜端面2には第二の低屈折
率膜14、高屈折率膜17が交互に形成されている。そ
れぞれの膜厚、層数は、反射率を30%程度以上、10
0%以下の所望の反射率になるよう設定されている。第
二の低屈折率膜14、高屈折率膜17の膜厚は、半導体
レーザの発振波長λに対して光学長がλ/4となるよう
設計されることが多い。高反射膜端面2側形成された最
上層低屈折率膜19では、所望の反射率を得るため、光
学的な膜厚がλ/4、λ/2、あるいはこれらの間の値
に設定される。
赤色半導体レーザ、発振波長が800nm帯の赤外半導体
レーザにおいては、低屈折率膜の材質として酸化アルミ
ニウム(Al2O3:屈折率1.6 〜1.7 )や二酸化珪素
(SiO2:屈折率1.4 〜1.5)高屈折率膜の材質として
窒化シリコン(SiNx:屈折率1.8 〜2.2 )、アモル
ファスシリコン(α- Si:屈折率3〜5)、酸化チタ
ン(TiOx:屈折率1.9 〜2.5 )酸化ジルコニウム
(ZrOx:屈折率1.8 〜2.2 )などが用いられてい
る。
いほど、低屈折率膜層/高屈折率膜層一対あたりの反射
率の増加が大きくなるため、低屈折率膜の屈折率はでき
るだけ低く、高屈折率膜の屈折率はできるだけ高いもの
が望ましい。低屈折率膜では、Al2O3よりSiO2の
ほうが屈折率が低く、反射率の観点からは望ましい膜材
である。しかし、二酸化珪素の線膨張率が1x 10-6
(1/K) 程度以下であり、半導体レーザ材料として使用さ
れる多いAlGaAs系、InP系、InGaP/In
GaAlP系、GaN系などの化合物半導体の結晶基
板、すなわち、ヒ化ガリウム(GaAs)、インジウム
リン(InP)、サファイア(Al2O3)などの結晶基
板では、線膨張率が4〜7x10-6(1/K) であるのに対
し、値が大きく異なっている。このことにより、高温で
形成されたSiO2膜とレーザ端面との間に室温での応
力ストレスが生じ、半導体レーザの信頼性に悪影響を与
えたり、端面からの膜はがれが発生するなどの問題点が
あった。このため、SiO2を低屈折率膜として選択す
ることは少なく、線膨張率が7x10-6(1/K) と、より
化合物半導体の線膨張率に近いAl2O3を採用すること
が多かった。
屈折率膜17との屈折率差が生じにくいため、低屈折率
膜/高屈折率膜対の層数を増やすか、あるいは高屈折率
膜に、より高い屈折率の材料を選ぶか、どちらかを選択
する必要があり、これによって以下の問題が生じてい
た。
物半導体の間、あるいは半導体基板との間、膜間などに
おけるストレスが増加し、膜はがれが生じたり、素子端
面の劣化原因となるなど信頼性に問題が生じる。化合物
半導体に対して信頼性に問題が生じないような層数は10
層以下と考えられるが、低屈折率膜としてAl2 O3、
高屈折率膜としてSiNxを選択した場合、90% 以上
の反射率を得るためには、15層程度の膜を積層しなけ
ればならず、信頼性に問題が生じる。またかりに信頼性
に問題がない膜を選択したとしても、膜の形成に要する
時間が非常に長くなり、生産性に問題が生じていた。
い膜を選択すること、例えばα-Siを用いることが考え
られる。低屈折率膜としてAl2O3、高屈折率膜として
α-Si を採用し、光吸収を考慮して理論計算を行うと、
90% 程度の反射率が9層以下の層数で実現できる。実
際、このような膜構成は高出力レーザにおいて比較的広
く用いられている。しかしながら、α-Si は、たとえば
波長600nm帯で、1x104cm-1オーダの大きな光
吸収を生じるため、以下の問題が生じていたまず、光吸
収によって、より高い反射率が得られにくくなる。60
0nm帯で90% 以上の反射率を得られるように設計し
た場合を理論的に見積ると、仮にα-Si 膜において光吸
収がゼロと仮定した場合に比べ、10%程度反射率が低く
なる。低屈折率膜/高屈折率膜の対で層数を増加させる
ことにより反射率は増加するが、90%を越えることは
難しい。
の光強度が減少するため、光吸収がなかった場合に比
べ、半導体レーザのしきい値電流(Ith )、動作電流
(Iop )が増加する。このため、光出力増大や温度特性
向上を図ることを目的として多層高反射膜を形成して
も、目標とする性能向上が得られないことがしばしば発
生した。
高反射膜端面から出射される光強度はより一層小さくな
る。半導体レーザを一定光出力で利用する場合、裏面か
らの出射光量をフォトダイオードで受光し、受光量に比
例した信号をフィードバックすることにより光出力を制
御する方法が一般的である。しかし、α-Si を用いた膜
構成で5層以上の積層を行った場合、フィードバックを
行うのに必要な光量が得られず、このような制御方法を
用いることができなかった。
吸収のため高反射膜内で発熱が生じ、COD(Catastro
phic Optical Damage )レベルが低下する可能性も指摘
されている。(田中清武他、第43回応用物理学関係連
合講演会講演予稿集、26a−C−7、1996年)高
屈折率膜としてTiOxあるいはZrOxを選択した場
合、上記のような点については比較的問題が少ない。膜
内の光吸収はゼロか、または小さい値であり、α-Si ほ
どの悪影響は与えない。屈折率も2.0 を越える場合があ
り、所望の反射率が10層以下の層数で実現できる場合も
ある。しかしながら、これらの膜は形成方法に問題があ
る。TiOxあるいはZrOxを成膜するのに一般的に
用いられるのは、電子ビーム加熱による蒸着である。電
子ビーム蒸着による成膜は、高エネルギーの蒸着物質が
半導体レーザ端面に直接付着するため、端面にダメージ
を与えることが懸念される。実際、赤色半導体レーザで
は電子ビーム加熱蒸着により形成した膜を用いたレーザ
では劣化が生じやすい。このため、端面へのダメージが
小さいECR(Electron Cyclotron Resonance)スパッ
タでTiOxの成膜を行う方法が、特開平9−1624
96や参考文献(田中清武他、第44回応用物理学関係
連合講演会講演予稿集、31−NG−7、1997年)
によって提案されている。しかし、これら膜を作製する
ためのターゲットは非常に高価である。また、特にTi
Oxのターゲット材となるTiは酸素ゲッタとして強く
作用するため、ガスとターゲットを反応させるECR スパ
ッタで使用することは困難を伴うと考えられる。このた
め、この方法は実用的でない。以上述べたように、従来
の多層高反射膜を施した半導体レーザでは、信頼性が高
く、所要の性能を満たし、かつ生産性が高い半導体レー
ザを提供することができなかった。本発明は上記問題点
に鑑みてなされたもので、信頼性が高く、かつ、低しき
い値、低動作電流など、性能が向上した多層高反射膜付
きの半導体レーザ及びその製造方法を提供することを目
的とする
に、本発明の半導体レーザは、少なくとも片側端面に反
射率30%以上の多層高反射膜を有するものであり、そ
の多層高反射膜は、前記半導体レーザの基板が有する線
膨張率の±30%以内の線膨張率、n1<1.8なる屈
折率n1、及びレーザ波長λに対して約λ/4となるよ
うな光学的膜厚を有する端面に接して形成された第一の
低屈折率膜と、n2>1.9なる屈折率n2、k<0.
05なる屈折率の負の虚数部−ik、及びレーザ波長λ
に対して約λ/4となるような光学的膜厚を有する第一
の高屈折率膜と、n3<1.7であり、n1>n3なる
屈折率n3を有する、前記第一の低屈折率膜とは材質が
異なる第二の低屈折率膜とを具備し、第一の低屈折率膜
上に、第一の高屈折率膜と第二の低屈折率膜とが交互に
複数積層され、第一、第二の低屈折率膜及び第一の高屈
折率膜の総層数が9層以下であることを特徴とする。
二の低屈折率膜によって形成され、その光学的膜厚が約
λ/4、あるいは約λ/2、あるいは0からλ/2の間
の任意の値に設定されていることを特徴とする。
第一の高屈折率膜によって形成され、その光学的膜厚が
約λ/4、あるいは約λ/2、あるいは0からλ/2の
間の任意の値に設定されていることを特徴とする。
ミニウム(Al2O3)、第二の低屈折率膜として二酸化
珪素(SiO2)、第一の高屈折率膜として窒化シリコ
ン(SiNx)を用いたことを特徴とする。
%以上の多層高反射膜を有するる半導体レーザにおい
て、多層高反射膜が、前記半導体レーザの基板が有する
線膨張率の±30%以内の線膨張率、n1<1.8なる
屈折率n1、及びレーザ波長λに対して約λ/4となる
ような光学的膜厚を有する、前記端面に接して形成され
た第一の低屈折率膜と、n2>1.9なる屈折率n2、
k<0.05なる屈折率の負の虚数部−ik、及びレー
ザ波長λに対して約λ/4となるような光学的膜厚を有
する第一の高屈折率膜と、n3<1.7であり、n1>
n3なる屈折率n3を有する、前記第一の低屈折率膜と
は材質が異なる第二の低屈折率膜とを具備し、n4>n
2なる屈折率n4を有する第二の高屈折率膜とを具備
し、第一の低屈折率膜上に、第一の高屈折率膜と第二の
低屈折率膜とが交互に複数積層され、かつ前記最上層の
光学的膜厚が約λ/4、あるいは約λ/2、あるいは0
からλ/2の間の任意の値に、前記最上層直下の光学的
膜厚が約λ/4に設定され、前記第一、第二の低屈折率
膜、前記第一、第二の高屈折率膜の総層数が9層以下で
あることを特徴とする。
ミニウム(Al2O3)、第二の低屈折率膜として二酸化
珪素(SiO2)、第一の高屈折率膜として窒化シリコ
ン(SiNx)、第二の高屈折率膜としてアモルファス
シリコン(α−Si)を用いたことを特徴とする。さら
に、半導体レーザを製造する方法として、第一の低屈折
率膜である酸化アルミニウム、第二の低屈折率膜である
二酸化珪素、第一の高屈折率膜である窒化シリコンを、
ECRスパッタ装置を用いて形成する工程を有すること
を特徴とする。
片側端面に反射率30%以上の多層高反射膜を有するる
半導体レーザにおいて、信頼性が高く、かつ、低しきい
値、低動作電流など、性能が向上した半導体レーザを実
現できる。
の第一の実施の形態を説明する。図2は、本発明の第一
の実施例に関する赤色半導体レーザの、リッジストライ
プに対して垂直な断面図である。実施例における半導体
レーザは、波長600nm帯の赤色半導体レーザであ
り、その構造はn型GaAs基板113上に、n型InGaAlP
からなる第一クラッド層109が形成され、その上に、
InGaAlP からなる第一ガイド層110、InGaP とInGaAl
P とからなる多重量子井戸(MQW 活性層108、InGaAl
P からなる第二ガイド層107、p型InGaAlP からなる
第二クラッド層104、n型GaAsからなる電流阻止層1
03、p型GaAsからなるコンタクト層102、及びp−
電極101が形成されている。n型GaAs基板113に
は、n−電極114が形成されたものである。図1は、
図2に示した赤色半導体レーザにおける、リッジストラ
イプに対して平行な断面図である。半導体レーザ201
は、レーザ光出力端面202に低屈折率膜204を有
し、高反射側端面203に、第1層として、半導体レー
ザ201のGaAs結晶基板113の線膨張率と比較して±
30%以内の線膨張率を有し、かつ屈折率1.8未満の
屈折率n1を有し、かつ酸化膜である低屈折率膜205
が形成されている。低屈折率膜205の材料としては酸
化アルミニウム(Al2O3)が最適である。 GaAs 基板
113の線膨張率は、文献によって若干異なるが、約
6.4x 10-6(1/K) であるため、低屈折率膜205の
線膨張率は4.5x 10-6〜8.3x 10-6(1/K) の間
になければならない。また、レーザの発振波長λに対
し、低屈折率膜205の光学的な膜厚がおおむねλ/4
となるよう設定する。Al2O3は波長400nm帯、6
00nm帯で1.6〜1.7程度の屈折率、7.1〜
7.2x10-6(1/K) の線膨張率を有し、上記条件をす
べて満たす。膜厚は、たとえば、屈折率1.67とし、
波長630nm〜690nmの半導体レーザに対して1
00nm程度の膜厚に制御すればよい。Al2O3などの
酸化膜は特開平9−162496においても言及されて
いるとおり、化合物半導体に対して、応力が小さく密着
性に優れており、半導体レーザの反射膜、パッシベーシ
ョン膜として広く用いられ、信頼性も確認されている。
を有し、かつ、光吸収を生じる屈折率の負の虚数部−i
kのk値が0.05未満である高屈折率膜206を、光
学的な膜厚がおおむねλ/4となるよう形成する。窒化
シリコン(SiNx)は波長400nm帯、600nm
帯で屈折率が1.95〜2.1程度であり、また、上記
波長における屈折率の負の虚数部はほぼ0であり、上記
条件を満たす。
する低屈折率膜207を形成する。二酸化珪素(SiO
2)は波長400nm帯、600nm帯で1.45〜
1.5程度の屈折率を有し、この条件を満たす。
の間に設定することにより所望の屈折率が得られるとき
は、第3層目が最上層となる。たとえば、図2の構造に
よる波長680nmの半導体レーザにおいて、低屈折率
膜205をAl2O3、高屈折率膜206をSiNx、最
上層膜をSiO2として、それぞれn1= 1.67、n
2= 2.0、n3= 1.5と仮定し、3層目膜厚をλ/
2とした場合に得られる反射率を計算すると約45%で
ある。
は、低屈折率膜207の光学的な膜厚をλ/4に設定す
る。n3= 1.5、波長630〜680nmである場
合、膜厚を110nm程度とすればよい。以下、高屈折
率膜206、低屈折率膜207を光学的な膜厚をλ/4
にして交互に積層し、最上層の低屈折率膜209の光学
的膜厚をλ/4、あるいはλ/2、あるいは任意の値に
設定し、所望の屈折率が得られるように設計を行う。例
えば、波長680nm、第1層にAl2O3、第2 層にS
iNx、第3 層にSiO2を用い、n1= 1.67、n
2= 2.0、n3= 1.5とし、更にSiNx層、Si
O2層を交互に順次形成し、最上層の低屈折率膜SiO2
の光学的な膜厚をλ/2として、9層の積層を行った場
合に得られる反射率は約87%である。すなわち、以上
の構成によって30%〜90%弱程度までの所望の反射
率が得られることになる。
を作製するのに必要な成膜時間によって、最上層を第二
の低屈折率膜として総層数を奇数にして実施するか、第
一の高屈折率膜として総層数を偶数にして実施するかを
決定する。
率膜それぞれを光学的な膜厚をλ/4として交互に積層
を行う場合、得られうる最大の反射率は高屈折率膜の最
上層までで決定され、この高屈折率膜の上に成膜される
低屈折率膜の膜厚をどのように設定しても、前記反射率
の値を越えることはない。したがって、生産性の観点か
らは一定反射率を有する高反射膜を作成する場合に高屈
折率膜を最上層とすれば、成膜時間の短縮が可能となる
ため、望ましい膜構成と言える。いっぽう、最上層の高
屈折率膜厚を達成するための成膜時間がかりに極めて短
い場合には、反射率に大きく影響を与える最上層の膜厚
バラツキが大きくなって生産管理上問題となる。この場
合、屈折率が低いために一定の光学的膜厚を得るための
成膜時間が、より多くなって膜厚精度が高いと考えられ
る低屈折率膜を最上層とすることがより望ましい膜構成
となる。
特性による生産性と管理精度を勘案して、最上層を第二
の低屈折率膜とするか第一の高屈折率膜とするかを決定
する。なお、従来のAl2O3とα-Si を用いた高反射膜
では、α-Si が半導体で導電性を有するため、最上層を
高屈折率膜とすることはできなかった。最上層を第一の
高屈折率膜とすることができるのは、本発明の大きな特
徴の一つである。
した例に関する赤色半導体レーザのリッジストライプに
対して平行な断面図である。半導体レーザの構造及び高
反射側端面に、第1層として、半導体レーザのGaAs基板
113の線膨張率と比較して±30%以内の線膨張率を
有し、かつ屈折率1.8未満の屈折率n1を有し、かつ
酸化膜である低屈折率膜(Al2O3)を、光学的な膜厚
がおおむねλ/4となるよう形成する点、第2 層目に
は、1.9を越える屈折率n2を有し、かつ、光吸収を
生じる屈折率の負の虚数部−ikのk値が0.05未満
である高屈折率膜(SiNx)を、光学的な膜厚がおお
むねλ/4となるよう形成する点、第3層目には1.7
未満の屈折率n3を有する低屈折率膜(SiO2)を形
成する点については上述の第一の実施例と同じである。
そして、最上層は第一の高屈折率膜で構成されている。
成しているのは片側端面のみであるが、目的によって
は、両側に本発明による膜を形成してもさしつかえな
く、本発明が適用可能である。また、低屈折率膜204
による反射膜を2種類の低屈折率膜を積層して作製する
場合があるが、このような半導体レーザについても、本
発明は適用可能である。
4は、本発明の第二の実施例に関する赤色半導体レーザ
のリッジストライプに対して平行な断面図である。半導
体レーザの構造及び高反射側端面に、第1層として、半
導体レーザのGaAs基板113の線膨張率と比較して±3
0%以内の線膨張率を有し、かつ屈折率1.8未満の屈
折率n1を有し、かつ酸化膜である低屈折率膜(Al2
O3)を、光学的な膜厚がおおむねλ/4となるよう形
成する点、第2 層目には、1.9を越える屈折率n2を
有し、かつ、光吸収を生じる屈折率の負の虚数部−ik
のk値が0.05未満である高屈折率膜(SiNx)
を、光学的な膜厚がおおむねλ/4となるよう形成する
点、第3層目には1.7未満の屈折率n3を有する低屈
折率膜(SiO2)を形成する点については上述の第一
の実施例と同じである。更に、それらの上にSiNx
層、SiO2層を交互に順次形成し、最上層の低屈折率
膜の光学的膜厚をλ/4、あるいはλ/2、あるいは任
意の値に設定し、所望の屈折率が得られるように設計を
行う点についても上述の第一の実施例と同じである。
よりもさらに、所望の反射率が高く、第一の実施例の構
成によって所望の反射率を得るために10層以上の積層
が必要になった場合には、最上層の直下において、高屈
折率膜(SiNx)のかわりに、n2より高い屈折率n
4を有する高屈折率膜208を光学膜厚λ/4として形
成する。そしてこの高屈折率膜208としては、α-Si
が適している。
α-Si を選択すると、波長600nm 帯におけるα-Si の屈
折率は3.5〜4.5であり、屈折率の虚数部は−0.4
i程度以下である。屈折率の虚数部をも考慮に入れて計
算を行った場合、得られる反射率は93〜96%とな
る。この値は、実用上高反射膜に要求されるほぼ上限と
言える値であり、本発明による高反射膜が、実用上要求
される任意の反射率に対応できることを示すものであ
る。
であり、従来の膜における光損失が10〜11%程度で
あったのに比較して、1/3以下と大幅な低減がなされ
る。これによって、しきい値電流、動作電流が低減し、
特性が向上することが期待できる。また、十分な反射率
を得た上で、高反射膜端面からの出射光をフォトダイオ
ードで受光して光出力の制御を行うことも、容易とな
る。
P 系の赤色半導体レーザにおける実施例について述べた
が、ほかのレーザについても適用可能であることは明ら
かである。波長700nm帯、800nm帯のGaAs基板
を使用するAlGaAs系レーザは基板が同一であり、種々の
膜の屈折率もほぼ同等であり、本発明がそのまま適用で
きる。また、波長400nm帯の青紫色レーザとして有
望なGaN 系レーザは、Al2O3の結晶であるサファイア
基板を用いており、Al2O3、SiO2、SiNxな
どの屈折率も波長600nmの場合とほぼ同様であるで
あることがわかっている。したがって、これについても
本発明が適用できる。またGaN系レーザでは、シリコ
ンカーバイト(SiC)基板を用いることもできる。第
一及び第二の実施例に示した、Al2O3、SiO2、S
iNxなどの膜は、ECR(Electron cyclotron reso
nance )スパッタ装置において、酸素、窒素などのプロ
セスガスを切替えることにより作製できる。ECRスパ
ッタ装置では、円筒の内壁にターゲットが設置されてい
る。ECR条件に相当する磁場の印加により、チャンバ
内に発生した高密度プラズマと導入されたマイクロ波を
結合させ、さらにターゲットに直流あるいは高周波のバ
イアスを加えて、円形軌道を回転するプラズマ中のイオ
ンとターゲットを衝突させ、効率よくプロセスガス元素
とターゲット元素を結合させることができる。たとえ
ば、ターゲット元素をアルミニウムとし、プロセスガス
である酸素(流量X1)とベースガスであるアルゴン
(流量X2)を0<X1<X2の条件で最適化して設定
することによって、試料にAl2O3膜を形成できる。ま
た、ターゲットにSiを用い、プロセスガスとして酸素
を、ベースガスとしてアルゴンを前記と同様な条件で設
定することによって、SiO2膜が形成できる。同じタ
ーゲットに対してプロセスガスとして窒素を供給すれ
ば、SiNx膜が形成できる。Siターゲットに対して
ベースガスであるアルゴンのみを供給した場合には、S
i膜が形成できる。さらに、プロセスガスとして酸素と
窒素を混合して用いれば、AlON、SiONなどの酸
化窒化物も形成できる。これらプロセスガスは、有毒
性、可燃性がなく取扱いも容易であるため、装置を安全
に運用でき、生産性も高い。
ウムターゲットおよび、Siターゲットを有するECR
スパッタ装置を用いれば、それぞれ個別の装置を使用す
ることなく、プロセスガスのみを切替えることによっ
て、本発明を実現できる。したがって、本発明による半
導体レーザ膜の作製は極めて生産性の高いものといえ
る。
ッタリングを行うイオンの運動エネルギーはターゲット
内壁に沿った円周方向に集中しており、成膜を行う試料
表面に垂直な方向にはほとんどエネルギーを持っていな
い。このため、ECRスパッタで成膜を行った場合、試
料に与えるダメージが大きく低減される。この点から
も、ECRスパッタ装置を使用した膜形成が望ましい。
以上のような知見に基づき、ECRスパッタ装置を用い
て、高反射膜として第1層にAl2O3膜、第2 層にSi
Nx膜、第3 層にSiO2膜、第4層から第5層までS
iNx膜とSiO2膜を交互に形成し、第6 層目にはS
i膜を形成し、最終層にSiO2を形成した半導体レー
ザを作製し、従来の半導体レーザとの特性を評価した。
その結果を図4に示す。図4は本発明を実施した半導体
レーザと、従来の半導体レーザに対するCODレベル測
定のための光出力−電流曲線を示す図であり、縦軸は、
光出力を示しており、横軸は動作電流を示している。本
発明による半導体レーザの光出力−電流特性曲線は、従
来の半導体レーザの特性曲線に比較して、しきい値電
流、動作電流が顕著に減少しており、性能が向上してい
る。また素子の光出力−電流特性をプロットすると、従
来レーザ素子では最大光出力レベル以上まで動作電流Io
p を増加させた場合、ある点から急激に光出力が低下す
る現象が見られた。このような特性を生じた後のレーザ
素子ではレーザ発振が生起せず、不可逆的な特性劣化で
ある。また、この現象が発生した素子では、端面発光の
近視野像から、端面にダークライン等の劣化が生じてい
ることが確認されている。この場合の最大光出力レベル
がCOD レベルと呼ばれその大きさが素子の信頼性を表す
一つのパラメータとなっている。これに対して、本発明
によるレーザ素子の光出力−電流特性ではなめらかな曲
線が得られており、またこのような特性測定を行った後
でもレーザ発振が可能である。このことから、ここで得
られている最大光出力がCOD によるものではなく熱飽和
による限界となっていることが示唆される。すなわち、
本発明により半導体レーザ素子のCOD レベルが顕著に増
大し、素子の信頼性が向上したことが分かる。
〜90%弱までの反射率の高反射膜を要求する半導体レ
ーザにおいて、信頼性が高く、かつ、低しきい値、低動
作電流など、性能が向上した多層高反射膜付きの半導体
レーザを高い生産性をもって実現できる。また、第二の
実施例に示す構成により、90%程度以上の反射率の高
反射膜を要求する半導体レーザにおいて、信頼性が高
く、かつ、低しきい値、低動作電流など、性能が向上し
た多層高反射膜付きの半導体レーザを実現できる。
低屈折率膜で作成した例に関する赤色半導体レーザのリ
ッジストライプに対して平行な断面図である。
ザのリッジストライプに対して垂直な断面図である。
高屈折率膜で作成した例にに関する赤色半導体レーザの
リッジストライプに対して平行な断面図である。
ザのリッジストライプに対して平行な断面図である。
体レーザに対するCODレベル測定のための光出力−電
流曲線を示す図である。
る。
に、本発明の半導体レーザは、少なくとも片側端面に反
射率30%以上の多層高反射膜を有する半導体レーザに
おいて、前記多層高反射膜が、前記半導体レーザの結晶
基板が有する線膨張率の±30%以内の線膨張率及びn
1<1.8なる屈折率n1を有する、前記端面に接する
ようECRスパッタにより形成された第一の低屈折率膜
と、n2>1.9なる屈折率n2及びk<0.05なる
屈折率の負の虚数部−ikを有し、ECRスパッタによ
り形成された第一の高屈折率膜と、n3<1.7であ
り、n1>n3なる屈折率n3を有し、前記第一の低屈
折率膜とは材質及び線膨張率が異なる、ECRスパッタ
により形成された第二の低屈折率膜とを具備し、前記第
一の低屈折率膜上に、前記第一の高屈折率膜と前記第二
の低屈折率膜とが交互に複数積層され、前記第一、第二
の低屈折率膜及び前記第一の高屈折率膜の総層数が9層
以下であることを特徴とする。
に、本発明の半導体レーザは、少なくとも片側端面に反
射率30%以上の多層高反射膜を有する半導体レーザに
おいて、前記多層高反射膜が、前記半導体レーザの前記
結晶基板が有する線膨張率の±30%以内の線膨張率及
びn1<1.8なる屈折率n1、及びレーザ波長λに対
して約λ/4となるような光学的膜厚を有する、前記端
面に接するようECRスパッタにより形成された第一の
低屈折率膜と、n2>1.9なる屈折率n2及びk<
0.05なる屈折率の負の虚数部−ik、及びレーザ波
長λに対して約λ/4となるような光学的膜厚を有す
る、ECRスパッタにより形成された第一の高屈折率膜
と、n3<1.7であり、n1>n3なる屈折率n3を
有し、前記第一の低屈折率膜とは材質及び線膨張率が異
なる、ECRスパッタにより形成された第二の低屈折率
膜とを具備し、前記第一の低屈折率膜上に、前記第一の
高屈折率膜と前記第二の低屈折率膜とが交互に複数積層
され、前記第一、第二の低屈折率膜及び前記第一の高屈
折率膜の総層数が9層以下であることを特徴とする。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項l】 少なくとも片側端面に反射率30%以上
の多層高反射膜を有する半導体レーザにおいて、 前記多層高反射膜が、前記半導体レーザの結晶基板が有
する線膨張率の±30%以内の線膨張率、n1<1.8
なる屈折率n1、及びレーザ波長λに対して約λ/4と
なるような光学的膜厚を有する、前記端面に接して形成
された第一の低屈折率膜と、 n2>1.9なる屈折率n2、k<0.05なる屈折率
の負の虚数部−ik、及びレーザ波長λに対して約λ/
4となるような光学的膜厚を有する第一の高屈折率膜
と、 n3<1.7であり、n1>n3なる屈折率n3を有す
る、前記第一の低屈折率膜とは材質が異なる第二の低屈
折率膜とを具備し、前記第一の低屈折率膜上に、前記第
一の高屈折率膜と前記第二の低屈折率膜とが交互に複数
積層され、前記第一、第二の低屈折率膜及び前記第一の
高屈折率膜の総層数が9層以下であることを特徴とする
半導体レーザ。 【請求項2】 前記多層高反射膜における最上層は、前
記第二の低屈折率膜によって形成され、その光学的膜厚
が約λ/4、あるいは約λ/2、あるいは0からλ/2
の間の任意の値に設定されていることを特徴とする請求
項1記載の半導体レーザ。 【請求項3】 前記多層高反射膜における最上層は、前
記第一の高屈折率膜によって形成され、その光学的膜厚
が約λ/4、あるいは約λ/2、あるいは0からλ/2
の間の任意の値に設定されていることを特徴とする請求
項1記載の半導体レーザ。 【請求項4】 前記第一の低屈折率膜として酸化アルミ
ニウム(Al2O3)、前記第二の低屈折率膜として二酸
化珪素(SiO2)、前記第一の高屈折率膜として窒化
シリコン(SiNx)を用いたことを特徴とする請求項
1に記載の半導体レーザ。 【請求項5】 少なくとも片側端面に反射率30%以上
の多層高反射膜を有するる半導体レーザにおいて、 前記多層高反射膜が、前記半導体レーザの結晶基板が有
する線膨張率の±30%以内の線膨張率、n1<1.8
なる屈折率n1、及びレーザ波長λに対して約λ/4と
なるような光学的膜厚を有する、前記端面に接して形成
された第一の低屈折率膜と、 n2>1.9なる屈折率n2、k<0.05なる屈折率
の負の虚数部−ik、及びレーザ波長λに対して約λ/
4となるような光学的膜厚を有する第一の高屈折率膜
と、 n3<1.7であり、n1>n3なる屈折率n3を有す
る、前記第一の低屈折率膜とは材質が異なる第二の低屈
折率膜とを具備し、 n4>n2なる屈折率n4を有する第二の高屈折率膜と
を具備し、前記第一の低屈折率膜上に、前記第一の高屈
折率膜と前記第二の低屈折率膜とを交互に複数積層し、
最上層が前記第二の低屈折率膜、最上層直下の層が前記
第二の高屈折率膜によって形成され、かつ前記最上層の
光学的膜厚が約λ/4、あるいは約λ/2、あるいは0
からλ/2の間の任意の値に、前記最上層直下の光学的
膜厚が約λ/4に設定され、前記第一、第二の低屈折率
膜、前記第一、第二の高屈折率膜の総層数が9層以下で
あることを特徴とする半導体レーザ。 【請求項6】 前記第一の低屈折率膜として酸化アルミ
ニウム(Al2O3)、前記第二の低屈折率膜として二酸
化珪素(SiO2)、前記第一の高屈折率膜として窒化
シリコン(SiNx)、前記第二の高屈折率膜としてア
モルファスシリコン(α−Si)を用いたことを特徴と
する請求項5記載の半導体レーザ。 【請求項7】 請求項4または6記載の半導体レーザを
製造する方法として、前記第一の低屈折率膜である酸化
アルミニウム、前記第二の低屈折率膜である二酸化珪
素、前記第一の高屈折率膜である窒化シリコンを、EC
Rスパッタ装置を用いて形成する工程を有することを特
徴とする半導体レーザの製造方法。
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