JP2000036633A - 半導体レ―ザ - Google Patents

半導体レ―ザ

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JP2000036633A
JP2000036633A JP11202500A JP20250099A JP2000036633A JP 2000036633 A JP2000036633 A JP 2000036633A JP 11202500 A JP11202500 A JP 11202500A JP 20250099 A JP20250099 A JP 20250099A JP 2000036633 A JP2000036633 A JP 2000036633A
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Japan
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film
refractive index
semiconductor laser
low
refractive
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Koichi Kuronaga
康一 玄永
Makoto Okada
眞琴 岡田
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Toshiba Corp
Toshiba Development and Engineering Corp
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Toshiba Corp
Toshiba Electronic Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 信頼性が高く、低しきい値、低動作電流など
性能が向上した、多層高反射膜付きの半導体レーザを提
供することを目的とする。 【解決手段】 本発明は、多層高反射膜を有する半導体
レーザにおいて、その多層高反射膜は、前記半導体レー
ザの基板が有する線膨張率の±30%以内の線膨張率、
n1<1.8なる屈折率n1を有する端面に接して形成
された第一の低屈折率膜と、n2>1.9なる屈折率n
2、k<0.05なる屈折率の負の虚数部−ikを有
し、窒化シリコンからなる第一の高屈折率膜と、n3<
1.7であり、n1>n3なる屈折率n3を有する、前
記第一の低屈折率膜とは材質が異なる第二の低屈折率膜
とを具備し、第一の低屈折率膜上に、第一の高屈折率膜
と第二の低屈折率膜とが交互に複数積層され、総層数が
9層以下であることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、半導体レーザ、特
にレーザ端面に高反射膜を形成した半導体レーザおよび
その製造方法に関する。 【0002】 【従来の技術】半導体レーザの光出力増大、あるいは温
度特性向上を目的として、多層高反射膜をコーティング
した半導体レーザが広く用いられている。図6に多層高
反射膜を施した半導体レーザの従来例を示す。この半導
体レーザでは、半導体レーザ21のレーザ光出射端面1
には、反射率が30%程度か、あるいはそれ以下となる
よう膜厚を制御した第一の低屈折率膜10が形成され、
この端面1と対向する高反射膜端面2には第二の低屈折
率膜14、高屈折率膜17が交互に形成されている。そ
れぞれの膜厚、層数は、反射率を30%程度以上、10
0%以下の所望の反射率になるよう設定されている。第
二の低屈折率膜14、高屈折率膜17の膜厚は、半導体
レーザの発振波長λに対して光学長がλ/4となるよう
設計されることが多い。高反射膜端面2側形成された最
上層低屈折率膜19では、所望の反射率を得るため、光
学的な膜厚がλ/4、λ/2、あるいはこれらの間の値
に設定される。 【0003】発振波長が600nmから700nm帯の
赤色半導体レーザ、発振波長が800nm帯の赤外半導
体レーザにおいては、低屈折率膜の材質として酸化アル
ミニウム(Al2O3:屈折率1.6 〜1.7 )や二酸化珪
素(SiO2:屈折率1.4 〜1.5 )、高屈折率膜の材質
として窒化シリコン(SiNx:屈折率1.8 〜2.2 )、
アモルファスシリコン(α- Si:屈折率3 〜5 )、酸
化チタン(TiOx:屈折率1.9 〜2.5 )、酸化ジルコ
ニウム(ZrOx:屈折率1.8 〜2.2 )などが用いられ
ている。低屈折率膜と高屈折率膜の屈折率差が大きいほ
ど、低屈折率膜層/高屈折率膜層一対あたりの反射率の
増加が大きくなるため、低屈折率膜の屈折率はできるだ
け低く、高屈折率膜の屈折率はできるだけ高いものが望
ましい。低屈折率膜では、 Al2O3よりSiO2の
ほうが屈折率が低く、反射率の観点からは望ましい膜材
である。しかし、二酸化珪素の線膨張率が1x 10−6
(1/K) 程度以下であり、半導体レーザ材料として使用さ
れる多いAlGaAs系、InP系、InGaP/In
GaAlP系、GaN系などの化合物半導体の結晶基
板、すなわち、ヒ化ガリウム(GaAs)、インジウム
リン(InP)、サファイア(Al2 O3 )などの結晶
基板では、線膨張率が4〜7x10−6(1/K)であるの
に対し、値が大きく異なっている。このことにより、高
温で形成されたSiO2膜とレーザ端面との間に室温で
の応力ストレスが生じ、半導体レーザの信頼性に悪影響
を与えたり、端面からの膜はがれが発生するなどの問題
点があった。このため、SiO2を低屈折率膜として選
択することは少なく、線膨張率が7x10−6(1/K)
と、より化合物半導体の線膨張率に近いAl2O3を採
用することが多かった。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、 Al2O3
は高屈折率膜17との屈折率差が生じにくいため、低屈
折率膜/高屈折率膜対の層数を増やすか、あるいは高屈
折率膜に、より高い屈折率の材料を選ぶか、どちらかを
選択する必要があり、これによって以下の問題が生じて
いた。 【0005】まず、層数を増加する場合には、膜と化合
物半導体の間、あるいは半導体基板との間、膜間などに
おけるストレスが増加し、膜はがれが生じたり、素子端
面の劣化原因となるなど信頼性に問題が生じる。化合物
半導体に対して信頼性に問題が生じないような層数は1
0層以下と考えられるが、低屈折率膜としてAl2O
3、高屈折率膜としてSiNxを選択した場合、90%
以上の反射率を得るためには、15層程度の膜を積層し
なければならず、信頼性に問題が生じる。また、かりに
信頼性に問題がない膜を選択したとしても、膜の形成に
要する時間が非常に長くなり、生産性に問題が生じてい
た。 【0006】つぎに、高屈折率膜として、より屈折率の
高い膜を選択すること、例えばα-Si を用いることが考
えられる。低屈折率膜としてAl2O3、高屈折率膜と
してα-Si を採用し、光吸収を考慮して理論計算を行う
と、90% 程度の反射率が9層以下の層数で実現でき
る。実際、このような膜構成は高出力レーザにおいて比
較的広く用いられている。しかしながら、α-Si は、た
とえば波長600nm帯で、1x104cm−1オーダの
大きな光吸収を生じるため、以下の問題が生じていた。 【0007】まず、光吸収によって、より高い反射率が
得られにくくなる。600nm帯で90% 以上の反射率
を得られるように設計した場合を理論的に見積ると、仮
にα-Si 膜において光吸収がゼロと仮定した場合に比
べ、10%程度反射率が低くなる。低屈折率膜/高屈折率
膜の対で層数を増加させることにより反射率は増加する
が、90%を越えることは難しい。 また、この光吸収
によってレーザ素子内部の光強度が減少するため、光吸
収がなかった場合に比べ、半導体レーザのしきい値電流
(Ith )、動作電流(Iop )が増加する。このため、光
出力増大や温度特性向上を図ることを目的として多層高
反射膜を形成しても、目標とする性能向上が得られない
ことがしばしば発生した。 【0008】さらに、層数を増加させることによって、
高反射膜端面から出射される光強度はより一層小さくな
る。半導体レーザを一定光出力で利用する場合、裏面か
らの出射光量をフォトダイオードで受光し、受光量に比
例した信号をフィードバックすることにより光出力を制
御する方法が一般的である。しかし、α-Si を用いた膜
構成で5層以上の積層を行った場合、フィードバックを
行うのに必要な光量が得られず、このような制御方法を
用いることができなかった。 【0009】なお、高出力レーザでは、α-Si による光
吸収のため高反射膜内で発熱が生じ、COD(Catastro
phic Optical Damage )レベルが低下する可能性も指摘
されている。(田中清武他、第43回応用物理学関係連
合講演会講演予稿集、26a−C−7、1996年)高
屈折率膜としてTiOxあるいはZrOxを選択した場
合、上記のような点については比較的問題が少ない。膜
内の光吸収はゼロか、または小さい値であり、α-Si ほ
どの悪影響は与えない。屈折率も2.0 を越える場合があ
り、所望の反射率が10層以下の層数で実現できる場合も
ある。しかしながら、これらの膜は形成方法に問題があ
る。TiOxあるいはZrOxを成膜するのに一般的に
用いられるのは、電子ビーム加熱による蒸着である。電
子ビーム蒸着による成膜は、高エネルギーの蒸着物質が
半導体レーザ端面に直接付着するため、端面にダメージ
を与えることが懸念される。実際、赤色半導体レーザで
は電子ビーム加熱蒸着により形成した膜を用いたレーザ
では劣化が生じやすい。このため、端面へのダメージが
小さいECR(Electron Cyclotron Resonance)スパッ
タでTiOxの成膜を行う方法が、特開平9−1624
96や参考文献(田中清武他、第44回応用物理学関係
連合講演会講演予稿集、31−NG−7、1997年)
によって提案されている。しかし、これら膜を作製する
ためのターゲットは非常に高価である。また、特にTi
Oxのターゲット材となるTiは酸素ゲッタとして強く
作用するため、ガスとターゲットを反応させるECR スパ
ッタで使用することは困難を伴うと考えられる。このた
め、この方法は実用的でない。以上述べたように、従来
の多層高反射膜を施した半導体レーザでは、信頼性が高
く、所要の性能を満たし、かつ生産性が高い半導体レー
ザを提供することができなかった。本発明は上記問題点
に鑑みてなされたもので、信頼性が高く、かつ、低しき
い値、低動作電流など、性能が向上した多層高反射膜付
きの半導体レーザ及びその製造方法を提供することを目
的とする 【0010】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の半導体レーザは、少なくとも片側端面に反
射率30%以上の多層高反射膜を有するものであり、そ
の多層高反射膜は、前記半導体レーザの基板が有する線
膨張率の±30%以内の線膨張率、n1<1.8なる屈
折率n1を有する端面に接して形成された第一の低屈折
率膜と、n2>1.9なる屈折率n2、k<0.05な
る屈折率の負の虚数部−ikを有し、窒化シリコンから
なる第一の高屈折率膜と、n3<1.7であり、n1>
n3なる屈折率n3を有する、前記第一の低屈折率膜と
は材質が異なる第二の低屈折率膜とを具備し、第一の低
屈折率膜上に、第一の高屈折率膜と第二の低屈折率膜と
が交互に複数積層され、第一、第二の低屈折率膜及び第
一の高屈折率膜の総層数が9層以下であることを特徴と
する。 【0011】また、多層高反射膜における最上層は、第
二の低屈折率膜によって形成され、その光学的膜厚が約
λ/4、あるいは約λ/2、あるいは0からλ/2の間
の任意の値に設定されていることを特徴とする。 【0012】さらに、多層高反射膜における最上層は、
第一の高屈折率膜によって形成され、その光学的膜厚が
約λ/4、あるいは約λ/2、あるいは0からλ/2の
間の任意の値に設定されていることを特徴とする。 【0013】さらに、第一の低屈折率膜として酸化アル
ミニウム(Al2O3)、第二の低屈折率膜として二酸
化珪素(SiO2)を用いたことを特徴とする。このよ
うに本願発明によれば、少なくとも片側端面に反射率3
0%以上の多層高反射膜を有するる半導体レーザにおい
て、信頼性が高く、かつ、低しきい値、低動作電流な
ど、性能が向上した半導体レーザを実現できる。 【0014】 【発明の実施の形態】以下、図1、図2を参照し本発明
の第一の実施の形態を説明する。図2は、本発明の第一
の実施例に関する赤色半導体レーザの、リッジストライ
プに対して垂直な断面図である。実施例における半導体
レーザは、波長600nm帯の赤色半導体レーザであ
り、その構造はn型GaAs基板113上に、n型InGaAlP
からなる第一クラッド層109が形成され、その上に、
InGaAlP からなる第一ガイド層110、InGaP とInGaAl
P とからなる多重量子井戸(MQW )活性層108、InGa
AlPからなる第二ガイド層107、p型InGaAlP からな
る第二クラッド層104、n型GaAsからなる電流阻止層
103、p型GaAsからなるコンタクト層102、及びp
−電極101が形成されている。n型GaAs基板113に
は、n−電極114が形成されたものである。図1は、
図2に示した赤色半導体レーザにおける、リッジストラ
イプに対して平行な断面図である。半導体レーザ201
は、レーザ光出力端面202に低屈折率膜204を有
し、高反射側端面203に、第1層として、半導体レー
ザ201のGaAs結晶基板113の線膨張率と比較して±
30%以内の線膨張率を有し、かつ屈折率1.8未満の
屈折率n1を有し、かつ酸化膜である低屈折率膜205
が形成されている。低屈折率膜205の材料としては酸
化アルミニウム(Al2O3)が最適である。 GaAs 基
板113の線膨張率は、文献によって若干異なるが、約
6.4x 10-6(1/K) であるため、低屈折率膜205の
線膨張率は4.5x 10-6−6〜8.3x 10-6(1/K)
の間になければならない。また、レーザの発振波長λに
対し、低屈折率膜205の光学的な膜厚がおおむねλ/
4となるよう設定する。Al2O3は波長400nm
帯、600nm帯で1.6〜1.7程度の屈折率、7.
1〜7.2x10-6(1/K) の線膨張率を有し、上記条件
をすべて満たす。膜厚は、たとえば、屈折率1.67と
し、波長630nm〜690nmの半導体レーザに対し
て100nm程度の膜厚に制御すればよい。Al2O3
などの酸化膜は特開平9−162496においても言及
されているとおり、化合物半導体に対して、応力が小さ
く密着性に優れており、半導体レーザの反射膜、パッシ
ベーション膜として広く用いられ、信頼性も確認されて
いる。 【0015】第2 層目には、1.9を越える屈折率n2
を有し、かつ、光吸収を生じる屈折率の負の虚数部−i
kのk値が0.05未満である高屈折率膜206を、光
学的な膜厚がおおむねλ/4となるよう形成する。窒化
シリコン(SiNx)は波長400nm帯、600nm
帯で屈折率が1.95〜2.1程度であり、また、上記
波長における屈折率の負の虚数部はほぼ0であり、上記
条件を満たす。 【0016】第3層目には1.7未満の屈折率n3を有
する低屈折率膜207を形成する。二酸化珪素(SiO
2)は波長400nm帯、600nm帯で1.45〜
1.5程度の屈折率を有し、この条件を満たす。 【0017】第3層目で光学的な膜厚をλ/4〜λ/2
の間に設定することにより所望の屈折率が得られるとき
は、第3層目が最上層となる。たとえば、図2の構造に
よる波長680nmの半導体レーザにおいて、低屈折率
膜205をAl2O3、高屈折率膜206をSiNx、
最上層膜をSiO2として、それぞれn1= 1.67、
n2= 2.0、n3= 1.5と仮定し、3層目膜厚をλ
/2とした場合に得られる反射率を計算すると約45%
である。 【0018】3層膜で所望の屈折率が得られない場合に
は、低屈折率膜207の光学的な膜厚をλ/4に設定す
る。n3= 1.5、波長630〜680nmである場
合、膜厚を110nm程度とすればよい。以下、高屈折
率膜206、低屈折率膜207を光学的な膜厚をλ/4
にして交互に積層し、最上層の低屈折率膜209の光学
的膜厚をλ/4、あるいはλ/2、あるいは任意の値に
設定し、所望の屈折率が得られるように設計を行う。例
えば、波長680nm、第1層にAl2O3、第2 層に
SiNx、第3 層にSiO2を用い、n1= 1.67、
n2= 2.0、n3= 1.5とし、更にSiNx層、S
iO2層を交互に順次形成し、最上層の低屈折率膜Si
O2の光学的な膜厚をλ/2として、9層の積層を行っ
た場合に得られる反射率は約87%である。すなわち、
以上の構成によって30%〜90%弱程度までの所望の
反射率が得られることになる。 【0019】本発明においては、目標とする最上層膜厚
を作製するのに必要な成膜時間によって、最上層を第二
の低屈折率膜として総層数を奇数にして実施するか、第
一の高屈折率膜として総層数を偶数にして実施するかを
決定する。 【0020】高反射膜を目的として低屈折率膜と高屈折
率膜それぞれを光学的な膜厚をλ/4として交互に積層
を行う場合、得られうる最大の反射率は高屈折率膜の最
上層までで決定され、この高屈折率膜の上に成膜される
低屈折率膜の膜厚をどのように設定しても、前記反射率
の値を越えることはない。したがって、生産性の観点か
らは一定反射率を有する高反射膜を作成する場合に高屈
折率膜を最上層とすれば、成膜時間の短縮が可能となる
ため、望ましい膜構成と言える。いっぽう、最上層の高
屈折率膜厚を達成するための成膜時間がかりに極めて短
い場合には、反射率に大きく影響を与える最上層の膜厚
バラツキが大きくなって生産管理上問題となる。この場
合、屈折率が低いために一定の光学的膜厚を得るための
成膜時間が、より多くなって膜厚精度が高いと考えられ
る低屈折率膜を最上層とすることがより望ましい膜構成
となる。 【0021】このように反射率の設計値と個々の装置の
特性による生産性と管理精度を勘案して、最上層を第二
の低屈折率膜とするか第一の高屈折率膜とするかを決定
する。なお、従来のAl2 O3 とα-Si を用いた高反射
膜では、α-Si が半導体で導電性を有するため、最上層
を高屈折率膜とすることはできなかった。最上層を第一
の高屈折率膜とすることができるのは、本発明の大きな
特徴の一つである。 【0022】図3は、最終層を第一の高屈折率膜で作成
した例に関する赤色半導体レーザのリッジストライプに
対して平行な断面図である。半導体レーザの構造及び高
反射側端面に、第1層として、半導体レーザのGaAs基板
113の線膨張率と比較して±30%以内の線膨張率を
有し、かつ屈折率1.8未満の屈折率n1を有し、かつ
酸化膜である低屈折率膜(Al2O3)を、光学的な膜
厚がおおむねλ/4となるよう形成する点、第2 層目に
は、1.9を越える屈折率n2を有し、かつ、光吸収を
生じる屈折率の負の虚数部−ikのk値が0.05未満
である高屈折率膜(SiNx)を、光学的な膜厚がおお
むねλ/4となるよう形成する点、第3層目には1.7
未満の屈折率n3を有する低屈折率膜(SiO2 )を形
成する点については上述の第一の実施例と同じである。
そして、最上層は第一の高屈折率膜で構成されている。 【0023】なお、図1および図3では、高反射膜を形
成しているのは片側端面のみであるが、目的によって
は、両側に本発明による膜を形成してもさしつかえな
く、本発明が適用可能である。また、低屈折率膜204
による反射膜を2種類の低屈折率膜を積層して作製する
場合があるが、このような半導体レーザについても、本
発明は適用可能である。 【0024】次に本発明の第二の実施例を説明する。図
4は、本発明の第二の実施例に関する赤色半導体レーザ
のリッジストライプに対して平行な断面図である。半導
体レーザの構造及び高反射側端面に、第1層として、半
導体レーザのGaAs基板113の線膨張率と比較して±3
0%以内の線膨張率を有し、かつ屈折率1.8未満の屈
折率n1を有し、かつ酸化膜である低屈折率膜(Al2
O3)を、光学的な膜厚がおおむねλ/4となるよう形
成する点、第2 層目には、1.9を越える屈折率n2を
有し、かつ、光吸収を生じる屈折率の負の虚数部−ik
のk値が0.05未満である高屈折率膜(SiNx)
を、光学的な膜厚がおおむねλ/4となるよう形成する
点、第3層目には1.7未満の屈折率n3を有する低屈
折率膜(SiO2)を形成する点については上述の第一
の実施例と同じである。更に、それらの上にSiNx
層、SiO2層を交互に順次形成し、最上層の低屈折率
膜の光学的膜厚をλ/4、あるいはλ/2、あるいは任
意の値に設定し、所望の屈折率が得られるように設計を
行う点についても上述の第一の実施例と同じである。 【0025】上述の第一の実施例における半導体レーザ
よりもさらに、所望の反射率が高く、第一の実施例の構
成によって所望の反射率を得るために10層以上の積層
が必要になった場合には、最上層の直下において、高屈
折率膜(SiNx)のかわりに、n2より高い屈折率n
4を有する高屈折率膜208を光学膜厚λ/4として形
成する。そしてこの高屈折率膜208としては、α-Si
が適している。最上層の直下の高屈折率膜208とし
て、α-Si を選択すると、波長600nm 帯におけるα-Si
の屈折率は3.5〜4.5であり、屈折率の虚数部は−
0.4 i程度以下である。屈折率の虚数部をも考慮に入れ
て計算を行った場合、得られる反射率は93〜96%と
なる。この値は、実用上高反射膜に要求されるほぼ上限
と言える値であり、本発明による高反射膜が、実用上要
求される任意の反射率に対応できることを示すものであ
る。 【0026】また、上記設定における光損失は2〜3%
であり、従来の膜における光損失が10〜11%程度で
あったのに比較して、1/3以下と大幅な低減がなされ
る。これによって、しきい値電流、動作電流が低減し、
特性が向上することが期待できる。また、十分な反射率
を得た上で、高反射膜端面からの出射光をフォトダイオ
ードで受光して光出力の制御を行うことも、容易とな
る。 【0027】以上、波長600nm帯のInGaP /InGaAl
P 系の赤色半導体レーザにおける実施例について述べた
が、ほかのレーザについても適用可能であることは明ら
かである。波長700nm帯、800nm帯のGaAs基板
を使用するAlGaAs系レーザは基板が同一であり、種々の
膜の屈折率もほぼ同等であり、本発明がそのまま適用で
きる。また、波長400nm帯の青紫色レーザとして有
望なGaN 系レーザは、Al2O3の結晶であるサファイ
ア基板を用いており、Al2 O3 、SiO2、SiNx
などの屈折率も波長600nmの場合とほぼ同様である
であることがわかっている。したがって、これについて
も本発明が適用できる。またGaN系レーザでは、シリ
コンカーバイト(SiC)基板を用いることもできる。 【0028】第一及び第二の実施例に示した、Al2O
3、SiO2、SiNxなどの膜は、ECR(Electron
cyclotron resonance )スパッタ装置において、酸
素、窒素などのプロセスガスを切替えることにより作製
できる。ECRスパッタ装置では、円筒の内壁にターゲ
ットが設置されている。ECR条件に相当する磁場の印
加により、チャンバ内に発生した高密度プラズマと導入
されたマイクロ波を結合させ、さらにターゲットに直流
あるいは高周波のバイアスを加えて、円形軌道を回転す
るプラズマ中のイオンとターゲットを衝突させ、効率よ
くプロセスガス元素とターゲット元素を結合させること
ができる。 【0029】たとえば、ターゲット元素をアルミニウム
とし、プロセスガスである酸素(流量X1)とベースガ
スであるアルゴン(流量X2)を0<X1<X2の条件
で最適化して設定することによって、試料にAl2O3
膜を形成できる。また、ターゲットにSiを用い、プロ
セスガスとして酸素を、ベースガスとしてアルゴンを前
記と同様な条件で設定することによって、SiO2膜が
形成できる。同じターゲットに対してプロセスガスとし
て窒素を供給すれば、SiNx膜が形成できる。Siタ
ーゲットに対してベースガスであるアルゴンのみを供給
した場合には、Si膜が形成できる。さらに、プロセス
ガスとして酸素と窒素を混合して用いれば、AlON、
SiONなどの酸化窒化物も形成できる。これらプロセ
スガスは、有毒性、可燃性がなく取扱いも容易であるた
め、装置を安全に運用でき、生産性も高い。 【0030】以上説明したように、少なくともアルミニ
ウムターゲットおよび、Siターゲットを有するECR
スパッタ装置を用いれば、それぞれ個別の装置を使用す
ることなく、プロセスガスのみを切替えることによっ
て、本発明を実現できる。したがって、本発明による半
導体レーザ膜の作製は極めて生産性の高いものといえ
る。 【0031】なお、ECRスパッタの特徴として、スパ
ッタリングを行うイオンの運動エネルギーはターゲット
内壁に沿った円周方向に集中しており、成膜を行う試料
表面に垂直な方向にはほとんどエネルギーを持っていな
い。このため、ECRスパッタで成膜を行った場合、試
料に与えるダメージが大きく低減される。この点から
も、ECRスパッタ装置を使用した膜形成が望ましい。 【0032】以上のような知見に基づき、ECRスパッ
タ装置を用いて、高反射膜として第1層にAl2O3
膜、第2 層にSiNx膜、第3 層にSiO2膜、第4層
から第5層までSiNx膜とSiO2膜を交互に形成
し、第6 層目にはSi膜を形成し最終層にSiO2を形
成した半導体レーザを作製し、従来の半導体レーザとの
特性を評価した。その結果を図5に示す。図5は本発明
を実施した半導体レーザと、従来の半導体レーザに対す
るCODレベル測定のための光出力−電流曲線を示す図
であり、縦軸は、光出力を示しており、横軸は動作電流
を示している。本発明による半導体レーザの光出力−電
流特性曲線は、従来の半導体レーザの特性曲線に比較し
て、しきい値電流、動作電流が顕著に減少しており、性
能が向上している。 【0033】また素子の光出力−電流特性をプロットす
ると、従来レーザ素子では最大光出力レベル以上まで動
作電流Iop を増加させた場合、ある点から急激に光出力
が低下する現象が見られた。このような特性を生じた後
のレーザ素子ではレーザ発振が生起せず、不可逆的な特
性劣化である。また、この現象が発生した素子では、端
面発光の近視野像から、端面にダークライン等の劣化が
生じていることが確認されている。この場合の最大光出
力レベルがCOD レベルと呼ばれ、その大きさが素子の信
頼性を表す一つのパラメータとなっている。 【0034】これに対して、本発明によるレーザ素子の
光出力−電流特性ではなめらかな曲線が得られており、
またこのような特性測定を行った後でもレーザ発振が可
能である。このことから、ここで得られている最大光出
力がCOD によるものではなく、熱飽和による限界となっ
ていることが示唆される。すなわち、本発明により半導
体レーザ素子のCOD レベルが顕著に増大し、素子の信頼
性が向上したことが分かる。 【0035】 【発明の効果】第一の実施例に示す構成により、30%
〜90%弱までの反射率の高反射膜を要求する半導体レ
ーザにおいて、信頼性が高く、かつ、低しきい値、低動
作電流など、性能が向上した多層高反射膜付きの半導体
レーザを高い生産性をもって実現できる。また、第二の
実施例に示す構成により、90%程度以上の反射率の高
反射膜を要求する半導体レーザにおいて、信頼性が高
く、かつ、低しきい値、低動作電流など、性能が向上し
た多層高反射膜付きの半導体レーザを実現できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第一の実施例のうち、最終層を第二の
低屈折率膜で作成した例に関する赤色半導体レーザのリ
ッジストライプに対して平行な断面図である。 【図2】本発明の第一の実施例に関する赤色半導体レー
ザのリッジストライプに対して垂直な断面図である。 【図3】本発明の第一の実施例のうち、最終層を第一の
高屈折率膜で作成した例にに関する赤色半導体レーザの
リッジストライプに対して平行な断面図である。 【図4】本発明の第二の実施例に関する赤色半導体レー
ザのリッジストライプに対して平行な断面図である。 【図5】本発明を実施した半導体レーザと、従来の半導
体レーザに対するCODレベル測定のための光出力−電
流曲線を示す図である。 【図6】従来の高反射膜付き半導体レーザの断面図であ
る。 【符号の説明】 101 p電極 102 p-GaAsコンタクト層 103 p-n-GaAs電流阻止層 104 p-InGaAlP クラッド層 110 InGaAlP ガイド層 108 MQW活性層 109 n-InGaAlP クラッド層 113 n-GaAs基板 114 n電極 202 レーザ光出射端面 203 高反射膜側端面 204 低屈折率膜 205 低屈折率膜 206 高低屈折率膜 208 低屈折率膜 209 最上層低屈折率膜 201 半導体レーザ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項l】 少なくとも片側端面に反射率30%以上
    の多層高反射膜を有する半導体レーザにおいて、 前記多層高反射膜が、前記半導体レーザの結晶基板が有
    する線膨張率の±30%以内の線膨張率、n1<1.8
    なる屈折率n1を有する、前記端面に接して形成された
    第一の低屈折率膜と、 n2>1.9なる屈折率n2、k<0.05なる屈折率
    の負の虚数部−ikを有し、窒素シリコンからなる第一
    の高屈折率膜と、 n3<1.7であり、n1>n3なる屈折率n3を有す
    る、前記第一の低屈折率膜とは材質が異なる第二の低屈
    折率膜とを具備し、前記第一の低屈折率膜上に、前記第
    一の高屈折率膜と前記第二の低屈折率膜とが交互に複数
    積層され、前記第一、第二の低屈折率膜及び前記第一の
    高屈折率膜の総層数が9層以下であることを特徴とする
    半導体レーザ。 【請求項2】 前記多層高反射膜における最上層は、前
    記第二の低屈折率膜によって形成され、その光学的膜厚
    が約λ/4、あるいは約λ/2、あるいは0からλ/2
    の間の任意の値に設定されていることを特徴とする請求
    項1記載の半導体レーザ。 【請求項3】 前記多層高反射膜における最上層は、前
    記第一の高屈折率膜によって形成され、その光学的膜厚
    が約λ/4、あるいは約λ/2、あるいは0からλ/2
    の間の任意の値に設定されていることを特徴とする請求
    項1記載の半導体レーザ。 【請求項4】 前記第一の低屈折率膜として酸化アルミ
    ニウム(Al2O3)前記第二の低屈折率膜として二酸
    化珪素(SiO2)を用いたことを特徴とする請求項1
    に記載の半導体レーザ。
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