JP2008187044A - 半導体レーザ - Google Patents

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Abstract

【課題】レーザ出射端面の劣化に対する耐久性を向上した半導体レーザを提供する。
【解決手段】ファブリペロー型の半導体レーザダイオード70は、基板1と、この基板1上に形成されたIII族窒化物半導体積層構造2とを含む。基板1は、m面を主面としたGaN単結晶基板である。III族窒化物半導体積層構造2が結晶成長させられている。III族窒化物半導体積層構造2は、m軸を結晶成長の主面としており、m軸方向に、n型半導体層11、発光層10、およびp型半導体層12を積層して構成されている。n型半導体層11はn型AlGaNクラッド層14を含み、p型半導体層12はp型AlGaNクラッド層18を含む。リッジストライプ20は、c軸に平行であり、一対の共振器端面21,22は、+c面と−c面である。+c面である端面21が、レーザ出力を取り出すためのレーザ出射端面である。
【選択図】図1

Description

この発明は、III族窒化物半導体からなる半導体積層構造を備えた半導体レーザに関する。
III-V族半導体においてV族元素として窒素を用いた半導体は「III族窒化物半導体」と呼ばれ、その代表例は、窒化アルミニウム(AlN)、窒化ガリウム(GaN)、窒化インジウム(InN)である。一般には、AlxInyGa1-x-yN(0≦x≦1,0≦y≦1,0≦x+y≦1)と表わすことができる。
青色や緑色といった短波長のレーザ光源は、DVDに代表される光ディスクへの高密度記録、画像処理、医療機器、計測機器などの分野で活用されるようになってきている。このような短波長レーザ光源は、たとえば、GaN半導体を用いたレーザダイオードで構成されている。
GaN半導体レーザダイオードは、c面を主面とする窒化ガリウム(GaN)基板上にIII族窒化物半導体を有機金属気相成長法(MOVPE:Metal-Organic Vapor Phase Epitaxy)によって成長させて製造される。より具体的には、GaN基板上に、有機金属気相成長法によって、n型GaNコンタクト層、n型AlGaNクラッド層、n型GaNガイド層、活性層(発光層)、p型GaNガイド層、p型AlGaNクラッド層、p型GaNコンタクト層が順に成長させられ、これらの半導体層からなる半導体積層構造が形成される。活性層では、n型層から注入される電子とp型層から注入される正孔との再結合による発光が生じる。その光は、n型AlGaNクラッド層およびp型AlGaNクラッド層の間に閉じ込められ、半導体積層構造の積層方向と垂直な方向に伝搬する。その伝搬方向の両端に共振器端面が形成されており、この一対の共振器端面間で、誘導放出を繰り返しながら光が共振増幅され、その一部がレーザ光として共振器端面から出射される。
T. Takeuchi et al., Jap. J. Appl. Phys. 39, 413-416, 2000 A. Chakraborty, B. A. Haskell, H. S. Keller, J. S. Speck, S. P. DenBaars, S. Nakamura and U. K. Mishra: Jap. J. Appl. Phys. 44 (2005) L173
しかし、従来からの窒化物半導体レーザダイオードには、レーザ出射端面の信頼性を確保するのが困難であるという問題がある。これまでのところ、380nm〜480nm程度の波長域の半導体レーザダイオードが実現されているが、この波長域は短波であるため、光子エネルギーが大きく、端面での反応を促進し、端面劣化を引き起こしてしまう。
また、c面を成長主面とする窒化物半導体結晶で構成された半導体レーザは、劈開によって得られる平行な端面が、互いに等価な面方位の結晶面となる。そのため、大きなレーザ出力が取り出される出射側端面に対しては、劣化に強い多層端面コートを施すなど、特別な処理が必要となっていた。
そこで、この発明の目的は、レーザ出射端面の劣化に対する耐久性を向上した半導体レーザを提供することである。
上記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、c面以外の結晶面を結晶成長主面とした六方晶構造のIII族窒化物半導体からなるファブリペロー型半導体レーザであって、c軸と交差する平面に平行な+c軸側端面および−c軸側端面を有し、+c軸側端面からのレーザ出力が、−c軸側端面からのレーザ出力よりも大きくなるようにして、前記+c軸側端面をレーザ出射端面とした、半導体レーザである。
III族窒化物半導体は、六方晶の結晶構造を有しており、一つのIII族原子に対して4つの窒素原子が結合している。4つの窒素原子は、III族原子を中央に配置した正四面体の4つの頂点に位置している。この4つの窒素原子は、一つの窒素原子がIII族原子に対して+c軸方向に位置し、他の三つの窒素原子がIII族原子に対して−c軸側に位置している。c面に平行な2つの面でIII族窒化物半導体の結晶を劈開すると、+c軸側の面(+c面)はIII族原子が並んだ結晶面となり、−c軸側の面(−c面)は窒素原子が並んだ結晶面となる。したがって、+c面と−c面とは異なる結晶面となり、異なる物性を示す。具体的には、+c面は、アルカリに強いなどといった化学反応性に対する耐久性が高く、逆に、−c面は化学的に弱く、たとえば、アルカリに溶けてしまうことが分かっている。
そこで、この発明では、c面以外の結晶面を結晶成長主面とすることにより、c軸と交差する平面に平行な+c軸側端面および−c軸側端面を共振器端面とした半導体レーザを構成することとし、+c軸側端面をレーザ出射端面としている。
これにより、+c軸側端面の化学的耐久性を利用して、劣化に強い半導体レーザを実現することができる。これにより、高出力の半導体レーザや、短波長の半導体レーザの耐久性を向上することができる。
c面以外の結晶面の具体例は、非極性面および半極性面である。非極性面とは、a面およびm面である。半極性面の具体例は、(10-1-1)面、(10-1-3)面、(11-22)面などである。
+c軸側端面をレーザ出射端面とするために、具体的には、−c軸側端面における素子内部への反射率(発光波長での反射率)が、−c軸側端面における素子内部への反射率よりも高くなっていればよい。より具体的には、少なくとも−c軸側端面に対して、+c軸側端面に比較して素子内部への反射率(発光波長での反射率)を高めるための加工が施されていることが好ましい。この加工とは、たとえば、少なくとも−c軸側端面に反射膜を形成することであってもよい。
請求項2記載の発明は、c軸の前記結晶成長主面への投影ベクトルに平行に導波路が形成されている、請求項1記載の半導体レーザである。この構成によれば、導波路がc軸の結晶成長主面への投影ベクトルに平行であるので、+c側端面は、より高い耐久性を有することができる。
請求項3記載の発明は、前記結晶成長主面がm面である、請求項1または2記載の半導体レーザである。この構成によれば、結晶成長主面をm面としていることにより、+c軸側端面および−c軸側端面を共振器端面とする半導体レーザを作製できる。
請求項4記載の発明は、前記+c軸側端面が+c面であり、前記−c軸側端面が−c面である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の半導体レーザである。この構成によれば、+c面および−c面を共振器端面としており、+c面をレーザ出射側端面として利用できるので、耐久性に優れた半導体レーザを実現できる。
請求項5記載の発明は、前記+c軸側端面および前記−c軸側端面が劈開面である、請求項4記載の半導体レーザである。この構成によれば、共振器端面は、劈開面であるので、良好な端面とすることができる。
請求項記載の発明は、前記レーザ出射端面を被覆する絶縁膜をさらに含む、請求項1〜のいずれか一項に記載の半導体レーザである。この構成によれば、レーザ出射端面を絶縁膜で被覆する構成によって、レーザ出射端面の耐久性をより一層向上することができる。
前記半導体レーザは、m面を結晶成長の主面とするIII族窒化物半導体からなり、m軸方向に、n型クラッド層、Inを含む量子井戸構造からなる発光層、およびp型クラッド層を積層したIII族窒化物半導体積層構造を備えていることが好ましい。
c面を成長主面とするIII族窒化物半導体からなる発光層から取り出される光は、ランダム偏光(無偏光)状態となる。これに対して、c面以外、すなわち、a面、m面等の非極性(ノンポーラ)面、または半極性(セミポーラ)面を成長主面とするIII族窒化物半導体を用いて形成した発光層は、強い偏光状態の発光が可能である。
そこで、III族窒化物半導体積層構造の結晶成長主面をm面とすることにより、発光層は、m面に平行な偏光成分(より具体的にはa軸方向の偏光成分)を多く含む光を発生する。これにより、発光層で生じた光のうち、多くの割合をレーザ発振に寄与させることができるので、レーザ発振の効率が良くなり、閾値電流を低減することができる。
さらに、c面III族窒化物半導体とは異なる材料であるm面(非極性性面)III族窒化物半導体を用いることによって、量子井戸での自発圧電分極によるキャリアの分離が抑制されるので、発光効率が増加する。これによっても、閾値電流を低下させることができ、かつ、スロープ効率を増加させることができる。そして、自発圧電分極によるキャリアの分離がないことにより、発光波長の電流依存性が抑制されるので、安定した発振波長を実現することができる。
さらにまた、m面を結晶成長主面としていることにより、c軸方向とa軸方向に物性の異方性が生じる。さらに、Inを含む発光層(活性層)は、格子歪みによる2軸性応力によって、量子井戸のバンド構造が、c面を結晶成長主面とした半導体レーザの場合とは異なるものとなる。これにより、c面を結晶成長の主面とした半導体レーザの場合とは異なる利得が得られ、レーザ特性を向上することができる。
また、m面を結晶成長の主面としていることによって、結晶成長を極めて安定に行うことができ、c面やその他の結晶面を結晶成長の主面とする場合に比較して、結晶性を向上することができる。その結果、高性能のレーザダイオードの作製が可能になる。
前記III族窒化物半導体は、m面を結晶成長のための再成長面とするGaN単結晶基板上に結晶成長させたものであることが好ましい。転位密度の極めて低い(好ましくは全くない)GaN単結晶基板を使用することで、III族窒化物半導体積層構造は、欠陥の少ない高品質な結晶となる。これにより、高性能のレーザダイオードの作製が可能になる。
特に、III族窒化物半導体積層構造を、GaN基板の再成長面より生じた積層欠陥または貫通転位を含まない結晶とすることができる。これにより、欠陥による発光効率低下などの特性劣化の要因を抑制できる。
前記GaN単結晶基板の主面は、m面の面方位からのオフ角が±1°以内の面であることが好ましい。これにより、より確実に無転位で平坦な窒化ガリウム半導体結晶を成長させることができる。
前記III族窒化物半導体積層構造は、前記p型クラッド層を含むp型半導体層を備えていて、このp型半導体層の一部が除去されて、所定方向に沿ったストライプが形成されており、このストライプの方向に垂直に一対の共振器端面が形成されていることが好ましい。この構成では、p型半導体層の一部が除去されてストライプが形成されているので、量産性の良い半導体レーザを提供することができ、かつ、特性の再現性に優れた半導体レーザを実現できる。
前記ストライプの方向をc軸方向とすることにより、前記一対の共振器端面が+c面および−c面となる。この構成では、c軸方向にストライプを形成し、c面に沿う劈開を行うことにより、良好な共振器端面を形成することができる。
前記量子井戸構造を構成する量子井戸のc軸方向への平坦性は、10Å以下であることが好ましい。この構成により、発光スペクトルの半値幅を低くすることができる。また、c軸方向に沿ってストライプが形成されている場合に、導波路を伝搬する光子の吸収ロスを低減できる。
前記III族窒化物半導体積層構造は、前記n型クラッド層と当該III族窒化物半導体積層構造を担持する基板との間に、2軸性応力を有するInを含む層を備えていることが好ましい。この構成によれば、2軸性応力を有するInを含む層を設けることで、III族窒化物半導体積層構造に、c面と平行なクラック(結晶の亀裂)が生じることを抑制できる。
前記III族窒化物半導体積層構造は、III族元素原料に対する窒素原料の割合であるV/III比が1000以上(たとえば、3000以上)の条件で少なくとも一部が成長(たとえば、有機金属気相成長法により成長)され、前記n型クラッド層を含むn型半導体層を備えていることが好ましい。この構成により、n型半導体層を良好な結晶性で成長させることができるので、このn型半導体層に積層して形成される発光層の結晶性が向上する。その結果、発光特性を向上させることができる。
前記クラッド層は、Alを含み、層厚が1.5μm以下であることが好ましい。この構成によれば、クラッド層の層厚が適切な厚さ以下とされることにより、c面と平行に生じるクラックを抑制することができる。
前記発光層は、Inを5%以上含むInGaAlNからなり、この発光層から発生する光子の波長が400nm〜550nmであることが好ましい。Inを5%以上含むGaAlInNで発光層を構成して波長400〜550nmの発光を生じさせようとする場合、c面を成長主面とするときには、量子井戸での極が顕著になる。これに対し、c面以外(たとえばm面)を結晶成長主面としたIII族窒化物半導体積層構造を用いると、量子井戸での分極を抑制することができ、発光効率を増加することができる。すなわち、400〜550nmの波長域においては、分極の抑制による発光効率向上の効果が顕著になる。
前記発光層は、700torr以上の成長圧力で結晶成長されたものであることが好ましい。成長圧力が高いほどInを含む発光層の成長温度を高くすることができるので、耐熱性に優れた発光層を形成することができる。
前記III族窒化物半導体積層構造は、1000℃以下の平均成長温度で結晶成長されたp型半導体層を含むことが好ましい。この構成によれば、発光層を積層した後のp型半導体層の成長温度を下げることによって、発光層への熱ダメージを抑制することができる。
m面を結晶成長主面とする場合に、前記半導体レーザは、m面に垂直な方向の半値幅がm面に水平な方向の半値幅よりも大きなファーフィールドパターンを有し、かつ、発振モードがm面に垂直なTMモードであってもよい。この構成により、楕円形ビーム形状の長半径方向に偏光したレーザ光を得ることができる。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る半導体レーザダイオードの構成を説明するための斜視図であり、図2は、図1のII−II線に沿う縦断面図であり、図3は、図1のIII−III線に沿う横断面図である。
この半導体レーザダイオード70は、基板1と、基板1上に結晶成長によって形成されたIII族窒化物半導体積層構造2と、基板1の裏面(III族窒化物半導体積層構造2と反対側の表面)に接触するように形成されたn側電極3と、III族窒化物半導体積層構造2の表面に接触するように形成されたp側電極4とを備えたファブリペロー型のものである。
基板1は、この実施形態では、GaN単結晶基板で構成されている。この基板1は、m面を主面としたものであり、この主面上における結晶成長によって、III族窒化物半導体積層構造2が形成されている。したがって、III族窒化物半導体積層構造2は、m面を結晶成長主面とするIII族窒化物半導体からなる。
III族窒化物半導体積層構造2は、発光層10と、n型半導体層11と、p型半導体層12とを備えている。n型半導体層11は発光層10に対して基板1側に配置されており、p型半導体層12は発光層10に対してp側電極4側に配置されている。こうして、発光層10が、n型半導体層11およびp型半導体層12によって挟持されていて、ダブルヘテロ接合が形成されている。発光層10には、n型半導体層11から電子が注入され、p型半導体層12から正孔が注入される。これらが発光層10で再結合することにより、光が発生するようになっている。
n型半導体層11は、基板1側から順に、n型GaNコンタクト層13(たとえば2μm厚)、n型AlGaNクラッド層14(1.5μm厚以下。たとえば1.0μm厚)およびn型GaNガイド層15(たとえば0.1μm厚)を積層して構成されている。一方、p型半導体層12は、発光層10の上に、順に、p型AlGaN電子ブロック層16(たとえば20nm厚)、p型GaNガイド層17(たとえば0.1μm厚)、p型AlGaNクラッド層18(1.5μm厚以下。たとえば0.4μm厚)およびp型GaNコンタクト層19(たとえば0.3μm厚)を積層して構成されている。
n型GaNコンタクト層13およびp型GaNコンタクト層19は、それぞれn側電極3およびp側電極4とのオーミックコンタクトをとるための低抵抗層である。n型GaNコンタクト層13は、GaNにたとえばn型ドーパントとしてのSiを高濃度にドープ(ドーピング濃度は、たとえば、3×1018cm-3)することによってn型半導体とされている。また、p型GaNコンタクト層19は、p型ドーパントとしてのMgを高濃度にドープ(ドーピング濃度は、たとえば、3×1019cm-3)することによってp型半導体層とされている。
n型AlGaNクラッド層14およびp型AlGaNクラッド層18は、発光層10からの光をそれらの間に閉じ込める光閉じ込め効果を生じるものである。n型AlGaNクラッド層14は、AlGaNにたとえばn型ドーパントとしてのSiをドープ(ドーピング濃度は、たとえば、1×1018cm-3)することによってn型半導体とされている。また、p型AlGaNクラッド層18は、p型ドーパントとしてのMgをドープ(ドーピング濃度は、たとえば、1×1019cm-3)することによってp型半導体層とされている。
n型GaNガイド層15およびp型GaNガイド層17は、発光層10にキャリア(電子および正孔)を閉じ込めるためのキャリア閉じ込め効果を生じる半導体層である。これにより、発光層10における電子および正孔の再結合の効率が高められるようになっている。n型GaNガイド層15は、GaNにたとえばn型ドーパントとしてのSiをドープ(ドーピング濃度は、たとえば、1×1018cm-3)することによりn型半導体とされており、p型GaNガイド層17は、GaNにたとえばp型ドーパントとしてのMgをドープする(ドーピング濃度は、たとえば、5×1018cm-3)ことによってp型半導体とされている。
p型AlGaN電子ブロック層16は、AlGaNにp型ドーパントとしてのたとえばMgをドープ(ドーピング濃度は、たとえば、5×1018cm-3)して形成されたp型半導体であり、発光層10からの電子の流出を防いで、電子および正孔の再結合効率を高めている。
発光層10は、たとえばInGaNを含むMQW(multiple-quantum well)構造(多重量子井戸構造)を有しており、電子と正孔とが再結合することにより光が発生し、その発生した光を増幅させるための層である。発光層10は、具体的には、InGaN層(たとえば3nm厚)とGaN層(たとえば9nm厚)とを交互に複数周期繰り返し積層して構成されている。この場合に、InGaN層は、Inの組成比が5%以上とされることにより、バンドギャップが比較的小さくなり、量子井戸層を構成する。一方、GaN層は、バンドギャップが比較的大きなバリア層(障壁層)として機能する。たとえば、InGaN層とGaN層とは交互に2〜7周期繰り返し積層されて、MQW構造の発光層10が構成されている。発光波長は、量子井戸層(InGaN層)におけるInの組成を調整することによって、400nm〜550nmとされている。
p型半導体層12は、その一部が除去されることによって、リッジストライプ20を形成している。より具体的には、p型コンタクト層19、p型AlGaNクラッド層18およびp型GaNガイド層17の一部がエッチング除去され、横断面視ほぼ台形形状のリッジストライプ20が形成されている。このリッジストライプ20は、c軸方向に沿って形成されている。
III族窒化物半導体積層構造2は、リッジストライプ20の長手方向両端における劈開により形成された一対の端面21,22を有している。この一対の端面21,22は、互いに平行であり、いずれもc軸に垂直である。こうして、n型GaNガイド層15、発光層10およびp型GaNガイド層17によって、端面21,22を共振器端面とするファブリペロー共振器が形成されている。すなわち、発光層10で発生した光は、共振器端面21,22の間を往復しながら、誘導放出によって増幅される。そして、増幅された光の一部が、共振器端面21,22からレーザ光として素子外に取り出される。
n側電極3およびp側電極4は、たとえばAl金属からなり、それぞれp型コンタクト層19および基板1にオーミック接続されている。p側電極4がリッジストライプ20の頂面のp型GaNコンタクト層19だけに接触するように、n型GaNガイド層17およびp型AlGaNクラッド層18の露出面を覆う絶縁層6が設けられている。これにより、リッジストライプ20に電流を集中させることができるので、効率的なレーザ発振が可能になる。
共振器端面21,22には、それぞれ絶縁膜23,24(図1では図示を省略した。)が形成されている。共振器端面21は、+c軸側端面であり、共振器端面22は−c軸側端面である。すなわち、共振器端面21の結晶面は+c面であり、共振器端面22の結晶面は−c面である。
図4に図解的に示すように、+c面である共振器端面21を被覆するように形成された絶縁膜23は、たとえばZrO2の単膜からなる。これに対し、−c面である共振器端面22に形成された絶縁膜24は、たとえばSiO2膜とZrO2膜とを交互に複数回(図4の例では5回)繰り返し積層した多重反射膜で構成されている。絶縁膜23を構成するZrO2の単膜は、その厚さがλ/2n1(ただし、λは発光層10の発光波長。n1はZrO2の屈折率)とされている。一方、絶縁膜24を構成する多重反射膜は、膜厚λ/4n2(但しn2はSiO2の屈折率)のSiO2膜と、膜厚λ/4n1のZrO2膜とを交互に積層した構造となっている。
このような構造により、+c軸側端面21における反射率は小さく、−c軸側端面22における反射率が大きくなっている。より具体的には、たとえば、+c軸側端面21の反射率は20%程度とされ、−c軸側端面22における反射率は99.5%程度(ほぼ100%)となる。したがって、+c軸側端面21から、より大きなレーザ出力が出射されることになる。すなわち、この半導体レーザダイオード70では、+c軸側端面21が、レーザ出射端面とされている。
このような構成によって、n側電極3およびp側電極4を電源に接続し、n型半導体層11およびp型半導体層12から電子および正孔を発光層10に注入することによって、この発光層10内で電子および正孔の再結合を生じさせ、波長400nm〜550nmの光を発生させることができる。この光は、共振器端面21,22の間をガイド層15,17に沿って往復しながら、誘導放出によって増幅される。そして、レーザ出射端面である共振器端面21から、より多くのレーザ出力が外部に取り出されることになる。
図5は、III族窒化物半導体の結晶構造のユニットセルを表した図解図である。III族窒化物半導体の結晶構造は、六方晶系で近似することができ、一つのIII族原子に対して4つの窒素原子が結合している。4つの窒素原子は、III族原子を中央に配置した正四面体の4つの頂点に位置している。これらの4つの窒素原子は、一つの窒素原子がIII族原子に対して+c軸方向に位置し、他の三つの窒素原子がIII族原子に対して−c軸側に位置している。このような構造のために、III族窒化物半導体では、分極方向がc軸に沿っている。
c軸は六角柱の軸方向に沿い、このc軸を法線とする面(六角柱の頂面)がc面(0001)である。c面に平行な2つの面でIII族窒化物半導体の結晶を劈開すると、+c軸側の面(+c面)はIII族原子が並んだ結晶面となり、−c軸側の面(−c面)は窒素原子が並んだ結晶面となる。そのため、c面は、+c軸側と−c軸側とで異なる性質を示すので、極性面(Polar Plane)と呼ばれる。
+c面と−c面とは異なる結晶面であるので、それに応じて、異なる物性を示す。具体的には、+c面は、アルカリに強いなどといった化学反応性に対する耐久性が高く、逆に、−c面は化学的に弱く、たとえば、アルカリに溶けてしまうことが分かっている。
一方、六角柱の側面がそれぞれm面(10-10)であり、隣り合わない一対の稜線を通る面がa面(11-20)である。これらは、c面に対して直角な結晶面であり、分極方向に対して直交しているため、極性のない平面、すなわち、非極性面(Nonpolar Plane)である。さらに、c面に対して傾斜している(平行でもなく直角でもない)結晶面は、分極方向に対して斜めに交差しているため、若干の極性のある平面、すなわち、半極性面(Semipolar Plane)である。半極性面の具体例は、(10-1-1)面、(10-1-3)面、(11-22)面などの面である。
非特許文献1に、c面に対する結晶面の偏角と当該結晶面の法線方向の分極との関係が示されている。この非特許文献1から、(11-24)面、(10-12)面なども分極の少ない結晶面であり、大きな偏光状態の光を取り出すために採用される可能性のある有力な結晶面であると言える。
たとえば、m面を主面とするGaN単結晶基板は、c面を主面としたGaN単結晶から切り出して作製することができる。切り出された基板のm面は、たとえば、化学的機械的研磨処理によって研磨され、(0001)方向および(11−20)方向の両方に関する方位誤差が、±1°以内(好ましくは±0.3°以内)とされる。こうして、m面を主面とし、かつ、転位や積層欠陥といった結晶欠陥のないGaN単結晶基板が得られる。このようなGaN単結晶基板の表面には、原子レベルの段差が生じているにすぎない。
このようにして得られるGaN単結晶基板上に、有機金属気相成長法によって、半導体レーザダイオード構造を構成するIII族窒化物半導体積層構造2が成長させられる。
m面を主面とするGaN単結晶基板1上にm面を成長主面とするIII族窒化物半導体積層構造2を成長させてa面に沿う断面を電子顕微鏡(STEM:走査透過電子顕微鏡)で観察すると、III族窒化物半導体積層構造2には、転位の存在を表す条線が見られない。そして、表面状態を光学顕微鏡で観察すると、c軸方向への平坦性(最後部と最低部との高さの差)は10Å以下であることが分かる。このことは、発光層10、とくに量子井戸層のc軸方向への平坦性が10Å以下であることを意味し、発光スペクトルの半値幅を低くすることができる。
このように、無転位でかつ積層界面が平坦なm面III族窒化物半導体を成長させることができる。ただし、GaN単結晶基板1の主面のオフ角は±1°以内(好ましくは±0.3°以内)とすることが好ましく、たとえば、オフ角を2°としたm面GaN単結晶基板上にGaN半導体層を成長させると、GaN結晶がテラス状に成長し、オフ角を±1°以内とした場合のような平坦な表面状態とすることができないおそれがある。
m面を主面としたGaN単結晶基板上に結晶成長させられるIII族窒化物半導体は、m面を成長主面として成長する。c面を主面として結晶成長した場合には、c軸方向の分極の影響で、発光層10での発光効率が悪くなるおそれがある。これに対して、m面を結晶成長主面とすれば、量子井戸層での分極が抑制され、発光効率が増加する。これにより、閾値の低下やスロープ効率の増加を実現できる。また、分極が少ないため、発光波長の電流依存性が抑制され、安定した発振波長を実現できる。
さらにまた、m面を主面とすることにより、c軸方向およびa軸方向に物性の異方性が生じる。加えて、Inを含む発光層10(活性層)には、格子歪みによる2軸性応力が生じている。その結果、量子バンド構造が、c面を主面として結晶成長された活性層とは異なるものとなる。したがって、c面を成長主面とした活性層の場合とは異なる利得が得られ、レーザ特性が向上する。
また、m面を結晶成長の主面とすることにより、III族窒化物半導体結晶の成長を極めて安定に行うことができ、c面やa面を結晶成長主面とする場合よりも、結晶性を向上することができる。これにより、高性能のレーザダイオードの作製が可能になる。
発光層10は、m面を結晶成長主面として成長させられたIII族窒化物半導体からなるので、ここから発生する光は、a軸方向、すなわちm面に平行な方向に偏光しており、TEモードの場合、その進行方向はc軸方向である。したがって、半導体レーザダイオード70は、結晶成長主面が偏光方向に平行であり、かつ、ストライプ方向、すなわち導波路の方向が光の進行方向と平行に設定されている。これにより、TEモードの発振を容易に生じさせることができ、レーザ発振を生じさせるための閾値電流を低減することができる。
換言すれば、m面を結晶成長の主面とすることにより、c軸方向とa軸方向とに物性の異方性が生じる。さらに、Inを含む発光層12は、格子歪みによる2軸性応力によって、c面を結晶成長の主面とした場合とは異なる量子井戸バンド構造が生じる。その結果、c面を結晶成長の主面としたIII族窒化物半導体の場合とは異なる利得が得られ、それにより、レーザ特性を向上することができる。
さらにまた、前述のとおり、m面は非極性面であるので、量子井戸層での分極が抑制され、その結果、発光効率が増加する。これによっても、閾値の低下およびスロープ効率増加の効果を得ることができる。そして、分極がないことにより、発光波長の電流依存性が抑制されるので、安定した発振波長を実現することができる。
一方、m面を結晶成長の主面とすることによって、III族窒化物半導体の結晶成長を極めて安定に行うことができるので、c面やa面を結晶成長の主面とする場合に比較して、III族窒化物半導体積層構造2の結晶性を向上することができる。これにより、高性能の半導体レーザダイオードを実現することができる。
また、この実施形態では、基板1としてGaN単結晶基板を用いているので、III族窒化物半導体積層構造2は、欠陥の少ない高い結晶品質を有することができる。その結果、高性能のレーザダイオードを実現できる。
さらにまた、実質的に転位のないGaN単結晶基板上にIII族窒化物半導体積層構造を成長させることにより、このIII族窒化物半導体積層構造2は基板1の再成長面(m面)からの積層欠陥や貫通転位が生じていない良好な結晶とすることができる。これにより、欠陥に起因する発光効率低下などの特性劣化を抑制することができる
は、III族窒化物半導体積層構造2を構成する各層を成長させるための処理装置の構成を説明するための図解図である。処理室30内に、ヒータ31を内蔵したサセプタ32が配置されている。サセプタ32は、回転軸33に結合されており、この回転軸33は、処理室30外に配置された回転駆動機構34によって回転されるようになっている。これにより、サセプタ32に処理対象のウエハ35を保持させることにより、処理室30内でウエハ35を所定温度に昇温することができ、かつ、回転させることができる。ウエハ35は、前述のGaN単結晶基板1を構成するGaN単結晶ウエハである。
処理室30には、排気配管36が接続されている。排気配管36はロータリポンプ等の排気設備に接続されている。これにより、処理室30内の圧力は、1/10気圧〜常圧とされ、処理室30内の雰囲気は常時排気されている。
一方、処理室30には、サセプタ32に保持されたウエハ35の表面に向けて原料ガスを供給するための原料ガス供給路40が導入されている。この原料ガス供給路40には、窒素原料ガスとしてのアンモニアを供給する窒素原料配管41と、ガリウム原料ガスとしてのトリメチルガリウム(TMG)を供給するガリウム原料配管42と、アルミニウム原料ガスとしてのトリメチルアルミニウム(TMAl)を供給するアルミニウム原料配管43と、インジウム原料ガスとしてのトリメチルインジウム(TMIn)を供給するインジウム原料配管44と、マグネシウム原料ガスとしてのエチルシクロペンタジエニルマグネシウム(EtCp2Mg)を供給するマグネシウム原料配管45と、シリコンの原料ガスとしてのシラン(SiH4)を供給するシリコン原料配管46とが接続されている。これらの原料配管41〜46には、それぞれバルブ51〜56が介装されている。各原料ガスは、いずれも水素もしくは窒素またはこれらの両方からなるキャリヤガスとともに供給されるようになっている。
たとえば、m面を主面とするGaN単結晶ウエハをウエハ35としてサセプタ32に保持させる。この状態で、バルブ52〜56は閉じておき、窒素原料バルブ51を開いて、処理室30内に、キャリヤガスおよびアンモニアガス(窒素原料ガス)が供給される。さらに、ヒータ31への通電が行われ、ウエハ温度が1000℃〜1100℃(たとえば、1050℃)まで昇温される。これにより、表面の荒れを生じさせることなくGaN半導体を成長させることができるようになる。
ウエハ温度が1000℃〜1100℃に達するまで待機した後、窒素原料バルブ51、ガリウム原料バルブ52およびシリコン原料バルブ56が開かれる。これにより、原料ガス供給路40から、キャリヤガスとともに、アンモニア、トリメチルガリウムおよびシランが供給される。その結果、ウエハ35の表面に、シリコンがドープされたGaN層からなるn型GaNコンタクト層13が成長する。
次に、窒素原料バルブ51、ガリウム原料バルブ52およびシリコン原料バルブ56に加えて、アルミニウム原料バルブ53が開かれる。これにより、原料ガス供給路40から、キャリヤガスとともに、アンモニア、トリメチルガリウム、シランおよびトリメチルアルミニウムが供給される。その結果、n型GaNコンタクト層13上に、n型AlGaNクラッド層14がエピタキシャル成長させられる。
次いで、アルミニウム原料バルブ53を閉じ、窒素原料バルブ51、ガリウム原料バルブ52およびシリコン原料バルブ56を開く。これにより、原料ガス供給路40から、キャリヤガスとともに、アンモニア、トリメチルガリウムおよびシランが供給される。その結果、n型AlGaNクラッド層14上にn型ガイド層がエピタキシャル成長させられる。
次に、シリコン原料バルブ56が閉じられ、多重量子井戸構造の発光層10(活性層)の成長が行われる。発光層10の成長は、窒素原料バルブ51、ガリウム原料バルブ52およびインジウム原料バルブ54を開いてアンモニア、トリメチルガリウムおよびトリメチルインジウムをウエハ35へと供給することによりInGaN層を成長させる工程と、インジウム原料バルブ54を閉じ、窒素原料バルブ51およびガリウム原料バルブ52を開いてアンモニアおよびトリメチルガリウムをウエハ35へと供給することにより、無添加のGaN層を成長させる工程とを交互に実行することによって行える。たとえば、GaN層を始めに形成し、その上にInGaN層を形成する。これを、たとえば、5回に渡って繰り返し行う。発光層10の形成時には、ウエハ35の温度は、たとえば、700℃〜800℃(たとえば730℃)とされることが好ましい。このとき、成長圧力は700torr以上とすることが好ましく、これにより、耐熱性を向上することができる。
次いで、p型電子ブロック層16が形成される。すなわち、窒素原料バルブ51、ガリウム原料バルブ52、アルミニウム原料バルブ53およびマグネシウム原料バルブ55が開かれ、他のバルブ54,56が閉じられる。これにより、ウエハ35に向けて、アンモニア、トリメチルガリウム、トリメチルアルミニウムおよびエチルシクロペンタジエニルマグネシウムが供給され、マグネシウムがドープされたAlGaN層からなるp型電子ブロック層16が形成されることになる。このp型電子ブロック層16の形成時には、ウエハ35の温度は、1000℃〜1100℃(たとえば1000℃)とされることが好ましい。
次に、アルミニウム原料バルブ53が閉じられ、窒素原料バルブ51、ガリウム原料バルブ52およびマグネシウム原料バルブ55が開かれる。これにより、ウエハ35に向けて、アンモニア、トリメチルガリウムおよびエチルシクロペンタジエニルマグネシウムが供給され、マグネシウムがドープされたp型GaN層からなるガイド層17が形成されることになる。このp型GaNガイド層17の形成時には、ウエハ35の温度は、900℃〜1100℃(たとえば1000℃)とされることが好ましい。
次いで、再び、アルミニウム原料バルブ53が開かれる。すなわち、窒素原料バルブ51、ガリウム原料バルブ52、アルミニウム原料バルブ53およびマグネシウム原料バルブ55が開かれ、他のバルブ54,56が閉じられる。これにより、ウエハ35に向けて、アンモニア、トリメチルガリウム、トリメチルアルミニウムおよびエチルシクロペンタジエニルマグネシウムが供給され、マグネシウムがドープされてp型とされたAlGaN層からなるクラッド層18が形成されることになる。このp型AlGaNクラッド層18の形成時には、ウエハ35の温度は、900℃〜1100℃(たとえば1000℃)とされることが好ましい。
次に、p型コンタクト層19が形成される。すなわち、窒素原料バルブ51、ガリウム原料バルブ52およびマグネシウム原料バルブ55が開かれ、他のバルブ53,54,56が閉じられる。これにより、ウエハ35に向けて、アンモニア、トリメチルガリウムおよびエチルシクロペンタジエニルマグネシウムが供給され、マグネシウムがドープされたGaN層からなるp型GaNコンタクト層19が形成されることになる。p型GaNコンタクト層19の形成時には、ウエハ35の温度は、900℃〜1100℃(たとえば1000℃)とされることが好ましい。
p型半導体層12を構成する各層は、1000℃以下の平均成長温度で結晶成長させられることが好ましい。これにより、発光層10への熱ダメージを低減できる。
ウエハ35(GaN単結晶基板1)上にIII族窒化物半導体積層構造2の構成層10,13〜19を成長するのに際しては、いずれの層の成長の際も、処理室30内のウエハ35に供給されるガリウム原料(トリメチルガリウム)のモル分率に対する窒素原料(アンモニア)のモル分率の比であるV/III比は、1000以上(好ましくは3000以上)の高い値に維持される。
この実施形態では、このような高いV/III比を用い、かつ、GaN単結晶基板1とIII族窒化物半導体積層構造2との間にバッファ層を介在することなく、m面等を主面とするIII族窒化物半導体積層構造2が、無転位の状態で、かつ、平坦に成長する。このIII族窒化物半導体積層構造2は、GaN単結晶基板1の主面から生じる積層欠陥や貫通転位を有していない。
こうして、ウエハ35上にIII族窒化物半導体積層構造2が成長させられると、このウエハ35は、エッチング装置に移され、たとえばプラズマエッチング等のドライエッチングによって、p型半導体層12の一部を除去してリッジストライプ20が形成される。このリッジストライプ20は、c軸方向に平行になるように形成される。
リッジストライプ20の形成後には、絶縁層6が形成される。絶縁層6の形成は、たとえば、リフトオフ工程を用いて行われる。すなわち、ストライプ状のマスクを形成した後、p型AlGaNクラッド層18およびp型GaNコンタクト層19の全体を覆うように絶縁体薄膜を形成した後、この絶縁体薄膜をリフトオフしてp型GaNコンタクト層19を露出させるようにして、絶縁層6を形成できる。
次いで、p型GaNコンタクト層19にオーミック接触するp側電極4が形成され、n型GaNコンタクト層13にオーミック接触するn側電極3が形成される。これらの電極3,4の形成は、たとえば、抵抗加熱または電子線ビームによる金属蒸着装置によって行うことができる。
次の工程は、個別素子への分割である。すなわち、ウエハ35をリッジストライプ20に平行な方向およびこれに垂直な方向に劈開して、半導体レーザダイオードを構成する個々の素子が切り出される。リッジストライプに平行な方向に関する劈開はa面に沿って行われる。また、リッジストライプ20に垂直な方向に関する劈開はc面に沿って行われる。こうして、+c面からなる共振器端面21と、−c面からなる共振器端面22とが形成される。
次に、共振器端面21,22に、それぞれ前述の絶縁膜23,24が形成される。この絶縁膜23,24の形成は、たとえば、電子サイクロトロン共鳴(ECR)成膜法によって行うことができる。
は、この発明の第2の実施形態に係る半導体レーザダイオードの構成を説明するための斜視図である。この図において、前述の図1に示された各部に相当する部分には、同一の参照符号を付して示す。
この実施形態の半導体レーザダイオード90では、III族窒化物半導体積層構造2は、基板1とn型GaNコンタクト層13との間に、2軸性応力を含むInを含む層、すなわちn型InGaN層26(たとえば、0.1μm厚。n型不純物濃度は1×1018cm-3)が介在されている。このn型InGaN層26を設けることにより、その2軸性応力によって、III族窒化物半導体積層構造2にc面と平行なクラックが生じることを抑制することができる。
基板1をm面を主面とするGaN単結晶基板1とし、この上にIII族窒化物半導体積層構造2を成長させると、その成長主面はm面となり、むろん、n型InGaN層26もm面を成長主面として成長する。これにより、n型InGaN層26は、2軸性応力を有することになる。
以上、この発明の2つの実施形態について説明したが、この発明はさらに他の形態で実施することもできる。たとえば、III族窒化物半導体積層構造2を構成する各層の層厚や不純物濃度等は一例であり、適宜適切な値を選択して用いることができる。また、クラッド層14,18は、AlGaNの単層である必要はなく、AlGaN感層とGaN層とで構成された超格子によりクラッド層を構成することもできる。
また、III族窒化物半導体積層構造2を形成した後にレーザリフトオフなどで基板1を除去し、基板1のない半導体レーザダイオードとすることもできる。
さらに、前述の実施形態では、m面を結晶成長の主面としたIII族窒化物半導体積層構造2を備えた半導体レーザダイオード70,90の構成について説明したが、m面以外にも、a面や前述の半極性面を結晶成長の主面とした六方晶構造のIII族窒化物半導体でIII族窒化物半導体積層構造を形成してもよい。この場合に、c軸と交差する平面に平行な一対の端面を共振器端面とし、そのうち+c軸側端面からのレーザ出力が−c軸側端面からのレーザ出力よりも大きくなるようにすればよい。さらに、導波路の方向、すなわち、リッジストライプ20の方向は、c軸の結晶成長主面への投影ベクトルに平行になるようにすることが好ましい。これにより、レーザ出射端面となる+c軸側端面を化学的に安定で耐久性の高い端面とすることができる。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
この発明の第1の実施形態に係る半導体レーザダイオードの構成を説明するための斜視図である。 図1のII−II線に沿う縦断面図である。 図1のIII−III線に沿う横断面図である。 共振器端面に形成された絶縁膜(反射膜)の構成を説明するための図解図である。 III族窒化物半導体の結晶構造のユニットセルを表した図解図である III族窒化物半導体積層構造を構成する各層を成長させるための処理装置の構成を説明するための図解図である。 この発明の第2の実施形態に係る半導体レーザダイオードの構成を説明するための斜視図である。
符号の説明
1 基板(GaN単結晶基板)
2 III族窒化物半導体積層構造
3 n側電極
4 p側電極
6 絶縁層
10 発光層
11 n型半導体層
12 p型半導体層
13 n型GaNコンタクト層
14 n型AlGaNクラッド層
15 n型GaNガイド層
16 p型AlGaN電子ブロック層
17 p型GaNガイド層
18 p型AlGaNクラッド層
19 p型GaNコンタクト層
20 リッジストライプ
21 端面
22 端面
23 絶縁膜
24 絶縁膜
26 n型InGaN層
30 処理室
31 ヒータ
32 サセプタ
33 回転軸
34 回転駆動機構
35 基板
36 排気配管
40 原料ガス導入路
41 窒素原料配管
42 ガリウム原料配管
43 アルミニウム原料配管
44 インジウム原料配管
45 マグネシウム原料配管
46 シリコン原料配管
51 窒素原料バルブ
52 ガリウム原料バルブ
53 アルミニウム原料バルブ
54 インジウム原料バルブ
55 マグネシウム原料バルブ
56 シリコン原料バルブ
70 半導体レーザダイオード
90 半導体レーザダイオード

Claims (5)

  1. c面以外の結晶面を結晶成長主面とした六方晶構造のIII族窒化物半導体からなるファブリペロー型半導体レーザであって、
    c軸と交差する平面に平行な+c軸側端面および−c軸側端面を有し、+c軸側端面からのレーザ出力が、−c軸側端面からのレーザ出力よりも大きくなるようにして、前記+c軸側端面をレーザ出射端面とした、半導体レーザ。
  2. c軸の前記結晶成長主面への投影ベクトルに平行に導波路が形成されている、請求項1記載の半導体レーザ。
  3. 前記結晶成長主面がm面である、請求項1または2記載の半導体レーザ。
  4. 前記+c軸側端面が+c面であり、前記−c軸側端面が−c面である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の半導体レーザ。
  5. 前記レーザ出射端面を被覆する絶縁膜をさらに含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の半導体レーザ。
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