JPH09153552A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JPH09153552A
JPH09153552A JP7333903A JP33390395A JPH09153552A JP H09153552 A JPH09153552 A JP H09153552A JP 7333903 A JP7333903 A JP 7333903A JP 33390395 A JP33390395 A JP 33390395A JP H09153552 A JPH09153552 A JP H09153552A
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layer
insulating layer
opening
fuse
forming
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JP7333903A
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Masaki Tsukide
正樹 築出
Kazutami Arimoto
和民 有本
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • H01L23/00Details of semiconductor or other solid state devices
    • H01L23/48Arrangements for conducting electric current to or from the solid state body in operation, e.g. leads, terminal arrangements ; Selection of materials therefor
    • H01L23/482Arrangements for conducting electric current to or from the solid state body in operation, e.g. leads, terminal arrangements ; Selection of materials therefor consisting of lead-in layers inseparably applied to the semiconductor body
    • H01L23/485Arrangements for conducting electric current to or from the solid state body in operation, e.g. leads, terminal arrangements ; Selection of materials therefor consisting of lead-in layers inseparably applied to the semiconductor body consisting of layered constructions comprising conductive layers and insulating layers, e.g. planar contacts
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00

Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐湿性を向上させ、レーザによるヒューズブ
ローが容易となりかつヒューズ周辺の設計基準の改善を
も可能となる半導体装置とその製造方法を提供する。 【解決手段】 ヒューズ層1を覆うように層間絶縁層2
が形成される。ヒューズ層1の直上に位置する層間絶縁
層2の表面には凹部2aが形成される。そして、パシベ
ーション層となる窒化物層4は、凹部2aの側壁上にま
で延在する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置およ
びその製造方法に関し、特に、冗長回路に接続されるヒ
ューズを有する半導体装置およびその製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、半導体装置の欠陥救済のため
に設けられる冗長回路は知られている。そして、一般
に、この冗長回路とともにヒューズが形成され、このヒ
ューズを適宜切断することにより欠陥回路を冗長回路に
切換える。
【0003】図13には、冗長回路を有するDRAM
(Dynamic Random Access Memory)の一例の概略構成が
示されている。図13を参照して、メモリセルアレイ2
0には、各ロウデコーダ21からワードドライバ22を
介在して複数本のワード線WLが行方向に延びている。
また、各コラムデコーダ23から複数本のビット線BL
が列方向に延びている。これらのワード線WLとビット
線BLとが互いに交差するように配置されている。そし
て、その交差点にはメモリセルMCが設けられている。
【0004】上記のワード線WLの外側には、スペアデ
コーダ24からスペアワードドライバ25を介してスペ
アワード線SWLが行方向に延びている。また、スペア
ワード線SWLと各ビット線BLとの交差点にはスペア
メモリセルSMCが設けられている。
【0005】このスペアワード線SWL,スペアデコー
ダ24およびスペアワードドライバ25が、いわゆる冗
長回路を構成している。そして、スペアデコーダ24に
は、不良アドレス比較回路26が接続され、この不良ア
ドレス比較回路26内にヒューズが形成される。また、
不良アドレス比較回路26には、図13に示されるよう
に、ロウアドレスが入力される。
【0006】上記のような構成を有するDRAMのヒュ
ーズ部分およびその近傍ならびにボンディングパッド部
分とその近傍とが図14に示されている。図14を参照
して、基板(図示せず)上に形成された層間絶縁層2内
にヒューズ層1が形成されている。層間絶縁層2の表面
上には金属配線層3,3と、ボンディングパッド層3a
とが形成される。ボンディングパッド層3aは、外部の
機器と上記の基板上に形成された回路素子とを電気的に
接続するための外部接続電極としての機能を有する。金
属配線層3とボンディングパッド層3aとを覆うよう
に、パシベーション層として機能する窒化物層4が形成
される。この窒化物層4には、ヒューズ層1の直上に位
置する部分に開口4aが設けられ、ボンディングパッド
層3a上に位置する部分に開口4bが設けられている。
【0007】次に、上記のようなヒューズ層1を溶断す
る方法とその処理が行なわれる時期について説明する。
従来では、ウェハプロセス終了前にライン内で半導体装
置(チップ)を救済するためのテストが行なわれ、欠陥
のある場所に対応するヒューズ層1をレーザでブローし
て救済(Laser Triming : LT)し、その後パシベーショ
ン層を形成してウェハプロセスが終了していた。そし
て、ウェハ状態でラフなテスト(Water Test : WT )を
行ない、テストするチップ数をある程度スクリーニング
する。その後、本格的なテスト(Final Test : FT )を
行ない出荷する手続がとられていた。
【0008】しかしながら、最近では、上記のLT処理
とWT処理とを同時に行なうことによりテスト時間の短
縮を図っている。この場合には、ヒューズ層1上のパシ
ベーション層を選択的に除去し、ラインの外でチップを
救済するためのテストが行なわれる。つまり、図14に
示される状態で救済のためのテストが行なわれる。そし
て、欠陥のある場所に対応するヒューズ層1をレーザで
ブローする。
【0009】図14では、矢印5に従ってレーザが照射
され、所定のヒューズ層1がブローされることとなる。
このように、レーザでヒューズをブローする際には、ヒ
ューズ層1上に位置する層間絶縁層2の厚みdの大きさ
が問題となってくる。つまり、厚みdの大きさが大きい
場合には、レーザによるヒューズブローが困難となる。
そのため、ヒューズまわりのレイヤの幅Wを大きくする
必要が生じ、高集積化に不利となってしまう。
【0010】このような問題を回避するため、図15に
示されるような手法が提案されている。すなわち、ヒュ
ーズ層1の直上に位置する層間絶縁層2の表面に凹部2
aを形成することにより、ヒューズ層1上に位置する層
間絶縁層2の厚みdを小さくする。それにより、レーザ
によるヒューズブローが容易に行なえる。このようにし
てヒューズをブローした後、さらにラフなテストを行な
い、上記のFT処理前の大まかなスクリーニングを実行
することとなる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図15
に示される改良例においても、次に説明するような問題
点があった。図15に示されるように、ヒューズ層1の
直上に位置する窒化物層4が選択的に除去されることに
より、窒化物層4と層間絶縁層2との界面6が露出して
しまう。そして、この界面6の延長上には、たとえばA
lを含む材質からなる金属配線層3が形成される。その
ため、上記の界面6から水分が浸入し、金属配線層3が
腐食する可能性が高くなる。その結果、デバイスの信頼
性を低下させるという問題点が生じる。この問題点は、
図14に示される場合でも同様に生じ得る。
【0012】また、上記のような耐湿性に関する問題点
は、酸化物層と窒化物層との積層構造によってパシベー
ション層を構成した場合に、ボンディングパッド層3a
近傍においても生じうる問題点である。より具体的に
は、酸化物層上に窒化物層を形成した2層構造のパシベ
ーション層を形成した場合、酸化物層と窒化物層の界面
が、ボンディングパッド層3a上で露出する場合があ
る。この場合には、この酸化物層と窒化物層との界面か
ら水分が浸入する可能性が高くなり、デバイスの信頼性
を低下させることが考えられる。
【0013】この発明は、上記のような耐湿性に関する
問題を解消するためになされたものである。この発明の
1つの目的は、耐湿性を向上させることによりデバイス
の信頼性を高めることが可能となる半導体装置およびそ
の製造方法を提供することになる。
【0014】この発明の他の目的は、デバイスの信頼性
を向上させることができ、かつレーザブローが容易とな
り、回路素子の高集積化およびヒューズ周辺の設計基準
の改善をも可能となる半導体装置およびその製造方法を
提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体装
置は、1つの局面では、冗長回路と、この冗長回路に接
続されるヒューズ層と、層間絶縁層と、パシベーション
層とを備える。層間絶縁層は、ヒューズ層を覆うように
形成され、このヒューズ層の直上に位置する表面に、ヒ
ューズ層の平面幅以上の大きさの第1の開口幅を有する
凹部が設けられる。パシベーション層は、層間絶縁層を
覆うように形成され、上記のヒューズ層の直上に位置す
る凹部の底面を露出させ第1の開口幅よりも小さい第2
の開口幅を有する第1の開口が設けられる。
【0016】上述のように、パシベーション層には、層
間絶縁層に設けられる凹部の開口幅よりも小さい開口幅
の第1の開口が設けられる。それにより、凹部の側壁上
に延在するようにパシベーション層を形成することが可
能となり、パシベーション層によって凹部の周囲に位置
する層間絶縁層の表面とパシベーション層との界面を覆
うことが可能となる。それにより、従来例よりも耐湿性
を向上させることが可能となる。また、凹部を形成する
ことによりレーザによるヒューズ層のブローは容易なも
のとなる。さらに、上記のように耐湿性を向上させるこ
とができるので、ヒューズ層の周囲の領域の幅を拡大す
る必要がなくなる。それにより、回路素子の高集積化お
よびヒューズ層の周辺の設計基準の改善をも行なえる。
【0017】この発明に係る半導体装置は、他の局面で
は、冗長回路と、この冗長回路に接続されるヒューズ層
と、層間絶縁層と、パシベーション層とを備える。層間
絶縁層は、ヒューズ層を覆うように形成され、このヒュ
ーズ層の直上に、ヒューズ層の平面幅以上の大きさの開
口幅を有する凹部が形成される。パシベーション層は、
層間絶縁層を覆い、上記の凹部の底面の周縁部に達する
ように凹部の側壁上に延在し、ヒューズ層の直上に位置
する凹部の底面を露出させる。
【0018】上述のように、他の局面では、パシベーシ
ョン層が、凹部の底面の周縁部に達するように凹部の側
壁上に延在している。この場合も、上記の1つの局面の
場合と同様に、従来例よりも耐湿性を向上させることが
可能となる。また、凹部の側壁を覆いかつ凹部の底面の
周縁部に達するようにパシベーション層が形成されてい
るので、ヒューズ層をレーザによってブローすることに
よりヒューズ層上の層間絶縁層が飛散した場合でも、凹
部の周囲の層間絶縁層の表面とパシベーション層との界
面が露出するのを効果的に阻止することが可能となる。
それにより、ヒューズブロー後の信頼性をも確保するこ
とが可能となる。
【0019】この発明に係る半導体装置は、さらに他の
局面では、基板上に形成された層間絶縁層と、ボンディ
ングパッド層と、第1の絶縁層と、第2の絶縁層とを備
える。ボンディングパッド層は、層間絶縁層の表面上に
形成される。第1の絶縁層は、層間絶縁層を覆い、上記
のボンディングパッド層の表面を露出させる第1の開口
が設けられ、第1の比誘電率を有する。第2の絶縁層
は、第1の絶縁層と第1の開口の側壁とを覆い、ボンデ
ィングパッド層の一部表面を露出させる第2の開口が設
けられ、上記の第1の比誘電率よりも高い第2の比誘電
率を有する。そして、上記の第1および第2の絶縁層に
よりパシベーション層が構成される。
【0020】上述のように、さらに他の局面における半
導体装置では、第1の絶縁層の側壁を覆うように第2の
絶縁層が形成されている。この第2の絶縁層は、たとえ
ば窒化物層などのように耐湿性に優れた絶縁層により構
成されることが好ましく、このような性質を有する絶縁
層を選択することにより、ボンディングパッド層近傍の
耐湿性を向上させることが可能となる。また、この局面
では、パシベーション層の底部が、比誘電率の相対的に
低い第1の絶縁層(たとえば酸化膜など)により構成さ
れる。それにより、比誘電率の比較的高い窒化物層など
からなる第2の絶縁層のみによりパシベーション層が構
成される場合と比べ、配線容量を低減することが可能と
なる。
【0021】この発明に係る半導体装置の製造方法によ
れば、1つの局面では、まず、冗長回路に接続されるヒ
ューズ層を形成する。このヒューズ層を覆うように層間
絶縁層を形成する。そして、ヒューズ層の直上に位置す
る層間絶縁層の表面に、ヒューズ層の平面幅以上の大き
さの第1の開口幅を有する凹部を形成する。この凹部と
層間絶縁層とを覆うようにパシベーション層を形成す
る。このパシベーション層上に、上記の第1の開口幅よ
りも小さい第2の開口幅を有する第1の開口がヒューズ
層の直上に設けられたマスク層を形成する。このマスク
層をマスクとして用いてパシベーション層をエッチング
することにより、このパシベーション層に、ヒューズ層
の直上に位置する凹部の底面を露出させる第2の開口を
形成する。
【0022】上述のように、この発明の1つの局面に係
る半導体装置の製造方法では、凹部の開口幅よりも小さ
い開口幅を有する開口が設けられたマスク層をマスクと
して用いてパシベーション層をエッチングしている。そ
れにより、ヒューズ層の直上に位置する凹部の底面を露
出させ、かつ凹部の側壁を覆うようにパシベーション層
を残余させることが可能となる。それにより、耐湿性を
向上させることが可能となる。また、上記のように、凹
部の側壁を覆うようにパシベーション層を残余させるこ
とができるので、ヒューズをレーザによってブローする
際に、パシベーション層によって凹部の側壁を保護する
ことが可能となる。それにより、ヒューズブロー後の半
導体装置の信頼性をも向上させることが可能となる。な
お、凹部がヒューズ層の直上に設けられているため、ヒ
ューズブローも容易に行なえる。そのため、ヒューズ層
の周囲の領域の幅を拡大する必要もなく、回路素子の高
集積化にも有利となる。
【0023】この発明の他の局面における半導体装置の
製造方法では、まず、冗長回路に接続されるヒューズ層
を形成する。このヒューズ層を覆うように層間絶縁層を
形成する。層間絶縁層の表面上に、上記のヒューズ層と
重ならないようにボンディングパッド層を形成する。こ
のボンディングパッド層と層間絶縁層とを覆うように、
第1の比誘電率を有しパシベーション層の一部となる第
1の絶縁層を形成する。そして、ヒューズ層の直上に位
置する第1の絶縁層を貫通し第1の開口幅を有する第1
の開口と、ボンディングパッド層の表面を選択的に露出
させるように第1の絶縁層を貫通する第2の開口とを第
1の絶縁層に形成するとともに、第1の開口の側壁と連
なる側壁を有し層間絶縁層内に底面を有する凹部を層間
絶縁層の表面に形成する。そして、第1および第2の開
口と凹部とを覆うように第1の絶縁層上に、第1の比誘
電率よりも高い第2の比誘電率を有しパシベーション層
の一部となる第2の絶縁層を形成する。この第2の絶縁
層上に、上記の第1の開口幅よりも小さい第2の開口幅
を有する第3の開口がヒューズ層の直上に設けられ、第
2の開口上に第4の開口が設けられたマスク層を形成す
る。このマスク層をマスクとして用いて第2の絶縁層を
エッチングすることにより、ヒューズ層の直上に位置す
る凹部の底面を露出させる第5の開口と、ボンディング
パッド層の表面を選択的に露出させる第6の開口とを形
成する。
【0024】上述のように、他の局面における半導体装
置の製造方法では、第1と第2の開口を形成した後に、
ボンディングパッド層をエッチングストッパとして用い
て、層間絶縁層の表面に凹部を形成することが可能とな
る。この凹部を形成することにより、レーザによるヒュ
ーズブローは容易となる。また、この凹部の第1の開口
幅よりも小さい第2の開口幅を有する第3の開口がヒュ
ーズ層の直上に設けられたマスク層を第2の絶縁層上に
形成している。そして、このマスク層をマスクとして用
いて第2の絶縁層をエッチングしている。それにより、
凹部の側壁を覆うように第2の絶縁層を残余させること
が可能となる。それにより、半導体装置の耐湿性を向上
させることが可能となる。また、この場合も、上記の1
つの局面の場合と同様に、ヒューズブロー後の半導体装
置の信頼性を向上させることが可能となる。
【0025】この発明のさらに他の局面における半導体
装置の製造方法では、まず、基板上に層間絶縁層を形成
する。この層間絶縁層の表面上にボンディングパッド層
を形成する。このボンディングパッド層を覆うように第
1の比誘電率を有しパシベーション層の一部となる第1
の絶縁層を形成する。この第1の絶縁層を選択的にエッ
チングすることにより、ボンディングパッド層の表面を
露出させ第1の開口幅を有する第1の開口を第1の絶縁
層に形成する。そして、この第1の開口を覆うように第
1の絶縁層上に、第1の比誘電率よりも高い第2の比誘
電率を有しパシベーション層の一部となる第2の絶縁層
を形成する。この第2の絶縁層上に、上記の第1の開口
幅よりも小さい第2の開口幅を有する第2の開口が第1
の開口の直上に設けられたマスク層を形成する。このマ
スク層をマスクとして用いて第2の絶縁層をエッチング
することにより、ボンディングパッド層の一部表面を露
出させる第3の開口を形成するとともに第2の絶縁層に
よって第1の開口の側壁を覆う。
【0026】上述のように、さらに他の局面における半
導体装置の製造方法では、ボンディングパッド層上に位
置する第1の絶縁層に設けられた第1の開口の開口幅よ
りも小さい開口幅を有する第2の開口が設けられたマス
ク層をマスクとして用いて第2の絶縁層をエッチングし
ている。それにより、第1の開口の側壁を覆うように第
2の絶縁層を残余させることが可能となる。それによ
り、ボンディングパッド層の近傍の耐湿性を向上させる
ことが可能となる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図12を用いて、本
発明の実施の形態について説明する。
【0028】(実施の形態1)まず、図1〜図5を用い
て、本発明の実施の形態1について説明する。図1は、
本発明の実施の形態1における半導体装置を示す断面図
である。
【0029】図1を参照して、本発明に係る半導体装置
は、ヒューズ層1が形成されるヒューズ部分と、ボンデ
ィングパッド層3aが形成されるボンディングパッド部
分とを備える。ヒューズ部分では、シリコン酸化物など
からなる層間絶縁層2が、導電材料からなるヒューズ層
1を覆うように形成されている。そして、ヒューズ層1
の直上に位置する層間絶縁層2の表面には、ヒューズ層
1の平面幅以上の大きさの開口幅W1を有する凹部2a
が形成されている。このように、凹部2aが形成される
ことにより、ヒューズ層1上に位置する層間絶縁層2の
厚みdを低減することが可能となり、レーザによるヒュ
ーズ層1のブローを容易に行なうことが可能となる。
【0030】上記の凹部2aの周囲に位置する層間絶縁
層2の表面上には、たとえばAlを含む材質からなる金
属配線層3が形成される。そして、この金属配線層3を
覆うように、パシベーション層として機能する窒化物層
4が形成される。この窒化物層4は、好ましくは、図1
に示されるように、凹部2aの側壁上に延在するように
形成される。それにより、凹部2aの周囲に位置する層
間絶縁層2の表面と窒化物層4との界面6を、窒化物層
4によって覆うことが可能となる。それにより、この界
面6から水分が浸入することを効果的に抑制でき、金属
配線層3の腐食を効果的に抑制することが可能となる。
その結果、耐湿性を向上させることができ、デバイスの
信頼性を向上させることが可能となる。また、上記のよ
うに耐湿性を向上させることが可能となるので、ヒュー
ズ層1の周辺の領域の幅Wを広げる必要がなくなり、回
路素子の高集積化およびヒューズ層の周辺の設計基準の
改善が可能となる。
【0031】上記の窒化物層4には、図1に示されるよ
うに、凹部2aの底面を露出させる開口4aが設けられ
ている。この開口4aの開口幅W2は、好ましくは、凹
部2aの開口幅W1よりも小さいものである。このと
き、開口4aは、ヒューズ層1の直上に設けられる。
【0032】一方、ボンディングパッド部分では、ボン
ディングパッド層3aの直上に位置する部分に開口4b
が設けられている。
【0033】上記のような構造を有する半導体装置にお
いて、ヒューズブローを行なう場合には、パシベーショ
ン層として機能する窒化物層4の堆積後に開口4a内
に、矢印5に従ってレーザを照射する。それにより、図
2に示されるように、ヒューズ層1とともにこのヒュー
ズ層1上に形成された層間絶縁層2も吹き飛ばされる。
このようにして、ヒューズブローが行なわれることとな
る。
【0034】なお、図2は、ヒューズブローが行なわれ
た後の半導体装置の断面構造を示している。この図2示
されるように、凹部2aの側壁を覆うように窒化物層4
を形成することにより、ヒューズブロー後に、界面6が
露出するのが効果的に抑制される。それにより、ヒュー
ズブロー後の半導体装置の信頼性をも向上させることが
可能となる。
【0035】次に、図3〜図5を用いて、図1に示され
る半導体装置の製造方法について説明する。図3〜図5
は、図1に示される半導体装置の製造工程の特徴的な第
1工程〜第3工程を示す断面図である。
【0036】図3を参照して、基板(図示せず)上に形
成された種々の回路素子上に絶縁層を介在してヒューズ
層1を形成する。そして、このヒューズ層1を覆うよう
に層間絶縁層2を形成する。この層間絶縁層2の表面上
の所定位置に、金属配線層3とボンディングパッド層3
aとを形成する。次に、ヒューズ層1の直上に位置する
層間絶縁層2の表面を露出させる開口8を有するマスク
層7aを形成する。このマスク層7aは、たとえば、レ
ジストにより構成される。また、マスク層7aの開口8
の開口幅W1は、ヒューズ層1の平面幅以上の大きさで
ある。上記のようなマスク層7aをマスクとして用いて
層間絶縁層2の表面を選択的にエッチングする。それに
より、凹部2aが形成される。その結果、ヒューズ層1
上に位置する層間絶縁層2の厚みはdに低減される。
【0037】次に、図4を参照して、たとえばCVD
(Chemical Vapor Deposition )法などを用いて、凹部
2a,金属配線層3およびボンディングパッド層3aを
覆うように、層間絶縁層2上に窒化物層4を堆積する。
【0038】次に、図5を参照して、上記の窒化物層4
上にたとえばレジストなどからなるマスク層7bを堆積
し、たとえば写真製版技術を用いてこのマスク層7bを
パターニングする。それにより、このマスク層7bにお
いてヒューズ層1の直上に位置する部分に開口13aを
形成し、マスク層7bにおいてボンディングパッド層3
aの直上に位置する部分に開口13bを形成する。
【0039】このとき、開口13aの開口幅W2は、図
3に示される開口8の開口幅W1よりも小さいものとす
る。そして、このようなマスク層7bをマスクとして用
いて、窒化物層4をエッチングする。それにより、ヒュ
ーズ層1の直上に開口4aが形成され、ボンディングパ
ッド層3aの直上に開口4bが形成される。その後、マ
スク層7bを除去する。以上の工程を経て図1に示され
る半導体装置が形成されることとなる。
【0040】なお、上記の実施の形態1では、パシベー
ション層として窒化物層4を形成する場合について説明
したが、耐湿性や耐圧性などを向上させることが可能と
なる物質であれば窒化物以外の物質をパシベーション層
として用いてもよい。また、上記の窒化物層4上にポリ
イミドなどの有機物が存在していてもよい。
【0041】(実施の形態2)次に、図6〜図10を用
いて、本発明の実施の形態2について説明する。図6
は、本発明の実施の形態2における半導体装置を示す断
面図である。
【0042】図6を参照して、本実施の形態2では、パ
シベーション層として酸化物層9と窒化物層4との積層
構造を使用している。それ以外の構造に関しては上述の
実施の形態1の場合とほぼ同様である。
【0043】ここで、上記のように、酸化物層9と窒化
物層4との積層構造によりパシベーション層を構成する
場合の利点について説明する。窒化物層4は、酸化物層
9に比べ耐湿性の面で優れているが、比誘電率は高い。
そのため、配線容量を増大させることが懸念される。そ
こで、酸化物層9と窒化物層4との積層構造によりパシ
ベーション層を形成することによって、耐湿性の維持と
配線容量の低減とを両立することが可能となる。
【0044】上記のような利点を有するパシベーション
層を使用した場合には、図15に示される凹部2aを形
成することにより、酸化物層9と層間絶縁層2との界面
6が露出してしまう。そのため、この界面6から水分が
浸入し、金属配線層3が腐食する可能性が高くなる。
【0045】そこで、図6に示されるように、ヒューズ
層1の直上に位置する酸化物層9に、凹部2aと同じ開
口幅W1を有する開口9aを形成し、この開口9aの側
壁上と凹部2aの側壁上とに延在するように窒化物層4
を形成する。それにより、窒化物層4によって界面6を
覆うことが可能となり、耐湿性を向上させることが可能
となる。このように耐湿性を向上させることが可能とな
るので、ヒューズ層1の周囲の領域の幅を増大させる必
要がなくなり、回路素子の高集積化にも寄与し得る。
【0046】一方、ボンディングパッド層3a上に位置
する酸化物層9には、開口9bが形成されている。
【0047】次に、図7〜図10を用いて、この実施の
形態2における半導体装置の製造方法について説明す
る。図7〜図10は、この実施の形態2における半導体
装置の製造工程の特徴的な第1工程〜第4工程を示す断
面図である。
【0048】図7を参照して、上記の実施の形態1の場
合と同様の工程を経て、ヒューズ層1,層間絶縁層2,
金属配線層3およびボンディングパッド層3aを形成す
る。そして、CVD法などを用いて、金属配線層3およ
びボンディングパッド層3aを覆うように、層間絶縁層
2上に酸化物層9を形成する。
【0049】次に、図8を参照して、酸化物層9上に、
レジストなどからなるマスク層7cを形成する。そし
て、たとえば写真製版技術を用いて、このマスク層7c
をパターニングする。それにより、マスク層7cにおけ
るヒューズ層1の直上に位置する部分に開口幅W1の開
口10aを形成し、マスク層7cにおけるボンディング
パッド層3aの直上に位置する部分に開口幅W3の開口
10bを形成する。そして、このマスク層7cをマスク
として用いて、酸化物層9と、層間絶縁層2の一部表面
とをエッチングする。このとき、ボンディングパッド層
3aが層間絶縁層2の表面をエッチングする際のエッチ
ングストッパとして機能する。上記のエッチングによ
り、開口9a,9bと、凹部2aとが形成される。な
お、上記の開口幅W1は、ヒューズ層1の平面幅以上の
大きさを有する。
【0050】次に、図9を参照して、CVD法などを用
いて、酸化物層9を覆うように窒化物層4を堆積する。
そして、この窒化物層4上に、レジストなどからなるマ
スク層7dを形成し、所定形状にパターニングする。そ
れにより、マスク層7dにおけるヒューズ層1の直上に
位置する部分に開口幅W2の開口11aを形成し、マス
ク層7dにおけるボンディングパッド層3aの直上に位
置する部分に開口幅W3の開口11bを形成する。そし
て、このマスク層7dをマスクとして用いて、窒化物層
4をエッチングする。それにより、開口4a,4bがそ
れぞれ形成される。なお、マスク層7dにおける開口1
1aの開口幅W2は、上記のマスク層7cの開口幅W1
よりも小さくなるように設定される。それにより、開口
4aの開口幅も、凹部2aおよび開口9aの開口幅より
も小さいものとなる。上記のようにして開口4a,4b
を形成した後、マスク層7dを除去する。以上の工程を
経て図6に示される半導体装置が形成されることとな
る。
【0051】なお、上記の実施の形態2では、パシベー
ション層として、酸化物層9と窒化物層4との積層構造
を一例として挙げたが、下層が上層よりも低い比誘電率
を有し、上層が耐湿性や耐圧性などを向上させ得る材質
であればそれ以外の組合せの積層構造からなるパシベー
ション層を使用してもよい。また、パシベーション層上
にポリイミドなどの有機物が存在していてもよい。
【0052】(実施の形態3)次に、図11および図1
2を用いて、この発明の実施の形態3について説明す
る。図11は、この発明の実施の形態3における半導体
装置を示す断面図である。
【0053】図11を参照して、本実施の形態3におけ
る半導体装置と、上記の実施の形態2における半導体装
置とが異なるのは、ボンディングパッド層3a直上に設
けられた開口9bの側壁上に窒化物層4が延在するか否
かである。図11に示されるように開口9bの側壁上に
窒化物層4が延在することにより、酸化物層9とボンデ
ィングパッド層3aとの界面が露出するのを阻止するこ
とが可能となる。それにより、ボンディングパッド層3
a近傍における耐湿性を向上させることが可能となる。
【0054】また、図11に示されるように、窒化物層
4が開口9bの側壁上に延在することにより、結果とし
て、ボンディングパッド層3a上に位置する開口4bの
開口幅W4は、ボンディングパッド層3a上に位置する
開口9bの開口幅W3よりも小さいものとなる。それ以
外の構造に関しては図6に示される実施の形態2と同様
である。
【0055】次に、図12を用いて、本実施の形態3の
製造方法について説明する。図12は、本実施の形態3
における半導体装置の製造工程の特徴的な工程を示す断
面図である。
【0056】まず、上記の実施の形態2と同様の工程を
経て、窒化物層4までを形成する。そして、この窒化物
層4上に、レジストなどからなるマスク層7eを形成
し、所定形状にパターニングする。それにより、マスク
層7eにおけるヒューズ層1の直上に位置する部分に開
口幅W2の開口12aを形成し、マスク層7eにおける
ボンディングパッド層3aの直上に位置する部分に開口
幅W4の開口12bを形成する。
【0057】なお、開口幅W2は、開口幅W1よりも小
さく、開口幅W4は開口幅W3よりも小さくなるように
設定される。このようなマスク層7eをマスクとして用
いて、窒化物層4をエッチングする。それにより、開口
4a,4bを形成する。その後、マスク層7eを除去す
る。以上の工程を経て図11に示される半導体装置が形
成されることとなる。
【0058】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示で
あって制限的なものではないと考えられるべきである。
本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請
求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が
含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における半導体装置
を示す断面図である。
【図2】 図1に示される半導体装置においてレーザに
よるヒューズブローを行なった後の状態を示す断面図で
ある。
【図3】 図1に示される半導体装置の製造工程の特徴
的な第1工程を示す断面図である。
【図4】 図1に示される半導体装置の製造工程の特徴
的な第2工程を示す断面図である。
【図5】 図1に示される半導体装置の製造工程の特徴
的な第3工程を示す断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態2における半導体装置
を示す断面図である。
【図7】 図6に示される半導体装置の製造工程の特徴
的な第1工程を示す断面図である。
【図8】 図6に示される半導体装置の製造工程の特徴
的な第2工程を示す断面図である。
【図9】 図6に示される半導体装置の製造工程の特徴
的な第3工程を示す断面図である。
【図10】 図6に示される半導体装置の製造工程の特
徴的な第4工程を示す断面図である。
【図11】 この発明の実施の形態3における半導体装
置を示す断面図である。
【図12】 図11に示される半導体装置の特徴的な製
造工程を示す断面図である。
【図13】 従来の冗長回路を含むDRAMの概略構成
を示すブロック図である。
【図14】 従来の半導体装置の断面図である。
【図15】 図14に示される半導体装置の改良例にお
ける半導体装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ヒューズ層、2 層間絶縁層、2a 凹部、3 金
属配線層、3a ボンディングパッド層、4 窒化物
層、4a,4b,8,9a,9b,10a,10b,1
1a,11b,12a,12b,13a,13b 開
口、6 界面、7a,7b,7c,7d,7e マスク
層、9 酸化物層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/10 691

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冗長回路と、 前記冗長回路に接続されるヒューズ層と、 前記ヒューズ層を覆うように形成され、前記ヒューズ層
    の直上に位置する表面に前記ヒューズ層の平面幅以上の
    大きさの第1の開口幅を有する凹部が設けられた層間絶
    縁層と、 前記層間絶縁層を覆うように形成され、前記ヒューズ層
    の直上に位置する前記凹部の底面を露出させ前記第1の
    開口幅よりも小さい第2の開口幅を有する第1の開口が
    設けられたパシベーション層と、を備えた、半導体装
    置。
  2. 【請求項2】 前記凹部の周囲に位置する前記層間絶縁
    層の表面上には金属配線層が形成され、 前記パシベーション層は、前記金属配線層を覆い、かつ
    前記凹部の側壁上に延在する、請求項1に記載の半導体
    装置。
  3. 【請求項3】 前記パシベーション層は、前記層間絶縁
    層を覆うように形成され第1の比誘電率を有する第1の
    絶縁層と、前記第1の絶縁層を覆うように形成され前記
    第1の比誘電率よりも高い第2の比誘電率を有する第2
    の絶縁層とを含み、 前記第1の絶縁層には、前記凹部の側壁と連なる側壁を
    有し前記第1の絶縁層を貫通する第2の開口が設けら
    れ、 前記第2の絶縁層は、前記第1の絶縁層と前記層間絶縁
    層との界面を覆うように前記第2の開口の側壁上と前記
    凹部の側壁上とに延在する、請求項1に記載の半導体装
    置。
  4. 【請求項4】 前記層間絶縁層の表面上には、前記凹部
    と間隔をあけてボンディングパッド層が形成され、 前記第1の絶縁層には、第3の開口幅を有し前記ボンデ
    ィングパッド層の表面を露出させる第3の開口が設けら
    れ、 前記第2の絶縁層は、前記第3の開口の側壁上に延在
    し、 前記第3の開口内に位置する前記第2の絶縁層には、前
    記第3の開口幅より小さい第4の開口幅を有し前記ボン
    ディングパッド層の一部表面を露出させる第4の開口が
    設けられる、請求項3に記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 冗長回路と、 前記冗長回路に接続されるヒューズ層と、 前記ヒューズ層を覆うように形成され、前記ヒューズ層
    の直上に前記ヒューズ層の平面幅以上の大きさの開口幅
    を有する凹部が形成された層間絶縁層と、 前記層間絶縁層を覆い、前記凹部の底面の周縁部に達す
    るように前記凹部の側壁上に延在し、前記ヒューズ層の
    直上に位置する前記凹部の底面を露出させるパシベーシ
    ョン層と、を備えた、半導体装置。
  6. 【請求項6】 基板上に形成された層間絶縁層と、 前記層間絶縁層の表面上に形成されるボンディングパッ
    ド層と、 前記層間絶縁層を覆い、前記ボンディングパッド層の表
    面を露出させる第1の開口が設けられ、第1の比誘電率
    を有する第1の絶縁層と、 前記第1の絶縁層と前記第1の開口の側壁とを覆い、前
    記ボンディングパッド層の一部表面を露出させる第2の
    開口が設けられ、前記第1の比誘電率よりも高い第2の
    比誘導率を有する第2の絶縁層と、を備え、 前記第1および第2の絶縁層によりパシベーション層が
    構成される、半導体装置。
  7. 【請求項7】 冗長回路に接続されるヒューズ層を形成
    する工程と、 前記ヒューズ層を覆うように層間絶縁層を形成する工程
    と、 前記ヒューズ層の直上に位置する前記層間絶縁層の表面
    に、前記ヒューズ層の平面幅以上の大きさの第1の開口
    幅を有する凹部を形成する工程と、 前記凹部と前記層間絶縁層とを覆うようにパシベーショ
    ン層を形成する工程と、 前記パシベーション層上に、前記第1の開口幅よりも小
    さい第2の開口幅を有する第1の開口が前記ヒューズ層
    の直上に設けられたマスク層を形成する工程と、 前記マスク層をマスクとして用いて前記パシベーション
    層をエッチングすることにより、前記パシベーション層
    に前記ヒューズ層の直上に位置する前記凹部の底面を露
    出させる第2の開口を形成する工程と、を備えた、半導
    体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 冗長回路に接続されるヒューズ層を形成
    する工程と、 前記ヒューズ層を覆うように層間絶縁層を形成する工程
    と、 前記層間絶縁層の表面上に、前記ヒューズ層と重ならな
    いようにボンディングパッド層を形成する工程と、 前記ボンディングパッド層と前記層間絶縁層とを覆うよ
    うに、第1の比誘電率を有しパシベーション層の一部と
    なる第1の絶縁層を形成する工程と、 前記ヒューズ層の直上に位置する前記第1の絶縁層を貫
    通し第1の開口幅を有する第1の開口と、前記ボンディ
    ングパッド層の表面を選択的に露出させるように前記第
    1の絶縁層を貫通する第2の開口とを前記第1の絶縁層
    に形成するとともに、前記第1の開口の側壁と連なる側
    壁を有し前記層間絶縁層内に底面を有する凹部を前記層
    間絶縁層の表面に形成する工程と、 前記第1および第2の開口と前記凹部とを覆うように前
    記第1の絶縁層上に、前記第1の比誘電率よりも高い第
    2の比誘電率を有し前記パシベーション層の一部となる
    第2の絶縁層を形成する工程と、 前記第2の絶縁層上に、前記第1の開口幅よりも小さい
    第2の開口幅を有する第3の開口が前記ヒューズ層の直
    上に設けられ前記第2の開口上に第4の開口が設けられ
    たマスク層を形成する工程と、 前記マスク層をマスクとして用いて前記第2の絶縁層を
    エッチングすることにより、前記ヒューズ層の直上に位
    置する前記凹部の底面を露出させる第5の開口と、前記
    ボンディングパッド層の表面を選択的に露出させる第6
    の開口とを形成する工程と、を備えた、半導体装置の製
    造方法。
  9. 【請求項9】 前記第4の開口の開口幅は、前記第2の
    開口の開口幅よりも小さくなるように調整され、 前記マスク層を形成する工程は、前記第2の開口の側壁
    を覆うように前記マスク層を形成する工程を含む、請求
    項8に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 基板上に層間絶縁層を形成する工程
    と、 前記層間絶縁層の表面上にボンディングパッド層を形成
    する工程と、 前記ボンディングパッド層を覆うように第1の比誘電率
    を有しパシベーション層の一部となる第1の絶縁層を形
    成する工程と、 前記第1の絶縁層を選択的にエッチングすることによ
    り、前記ボンディングパッド層の表面を露出させ第1の
    開口幅を有する第1の開口を前記第1の絶縁層に形成す
    る工程と、 前記第1の開口を覆うように前記第1の絶縁層上に前記
    第1の比誘電率よりも高い第2の比誘電率を有し前記パ
    シベーション層の一部となる第2の絶縁層を形成する工
    程と、 前記第2の絶縁層上に、前記第1の開口幅よりも小さい
    第2の開口幅を有する第2の開口が前記第1の開口の直
    上に設けられたマスク層を形成する工程と、 前記マスク層をマスクとして用いて前記第2の絶縁層を
    エッチングすることにより、前記ボンディングパッド層
    の一部表面を露出させる第3の開口を形成するとともに
    前記第2の絶縁層によって前記第1の開口の側壁を覆う
    工程と、を備えた、半導体装置の製造方法。
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