JPH09100027A - 荷物移載装置及びそれを用いた荷物積み卸し装置 - Google Patents

荷物移載装置及びそれを用いた荷物積み卸し装置

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JPH09100027A
JPH09100027A JP28245295A JP28245295A JPH09100027A JP H09100027 A JPH09100027 A JP H09100027A JP 28245295 A JP28245295 A JP 28245295A JP 28245295 A JP28245295 A JP 28245295A JP H09100027 A JPH09100027 A JP H09100027A
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利充 田中
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DAIICHI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作が簡単であって誰でもが安全に作業を行
うことができ、しかも広い作業スペースを必要としない
荷物積み卸し装置及び荷物移載装置を提供する。 【解決手段】 車両3に載せられた刷り本22をフォー
ク54によって荷物用パレット1ごと持ち上げ、そのフ
ォーク54を回転テーブル33によって矢印Dのように
旋回させながら、スライドテーブル32をレール31に
沿って平行移動させることによってフォーク54、すな
わち刷り本22を製本施設C内の中間搬送装置18上に
運び、そして刷り本22を荷物用パレット1ごと中間搬
送装置18の上に載せた後、フォーク54を荷物用パレ
ット1から抜き取る。回転テーブル33及びスライドテ
ーブル32によってフォークリフト機構を移動するよう
にしたので、フォークリフト車両が不要となり、よっ
て、作業が簡単になり、作業スペースも狭くて済む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷物用パレット上
に載置された荷物をその荷物用パレットごと異なる場所
へ移送する荷物移載装置に関する。また、本発明は、そ
の荷物移載装置を用いて荷物を1つの場所から他の場所
へ搬送する荷物積み卸し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】種々の施設において、荷物を1つの場所
から他の場所へ運搬することが必要になる場合がある。
また、このような場合、荷物をパレットの上に載せた状
態で異なる場所へ搬送するという搬送形態も広く行われ
ている。例えば、製本施設を見ると、トラックなどとい
った荷物運搬用車両によって運ばれてきた刷り本を車両
の上から降ろして、さらに製本施設内へ運搬することが
必要である。このような場合、従来では、フォークリフ
トなどといった特殊車両を使って、刷り本をそれを載せ
ているパレットごと持ち上げて異なる場所へと搬送する
のが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フォー
クリフトなどを用いた従来の荷物積み卸し装置において
は、特殊車両であるフォークリフトを操作しなければな
らないので作業をできる者が限られてしまい、誰もが簡
単に荷物の積み卸し作業を行うことができなかった。ま
た、フォークリフトなどを頻繁に切り返し運転、すなわ
ち方向変換運転しなければならないので広い作業スペー
スが必要であった。
【0004】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたものであって、操作が簡単であって誰でもが安
全に作業を行うことができ、しかも広い作業スペースを
必要としない荷物積み卸し装置及び荷物移載装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る荷物移載装置は、荷物用パレット上に
載置された荷物を荷物用パレットごと異なる場所へ移送
する荷物移載装置において、(1)荷物に対して平行方
向へ往復移動可能な左右スライドテーブルと、(2)そ
の左右スライドテーブルに支持されていて回転移動可能
な回転テーブルと、(3)その回転テーブルに支持され
たフォークリフト手段とを有する。そしてさらに、その
フォークリフト手段は、(A)荷物用パレットに挿入さ
れる荷物支持部材と、(B)荷物支持部材を傾斜移動さ
せる荷物支持部材チルト手段と、(C)荷物支持部材を
上下移動させる荷物支持部材上下移動手段と、(D)荷
物支持部材を荷物に近づき又は遠ざかる方向へ移動させ
る荷物支持部材前後移動手段とを有する。
【0006】荷物用パレットというのは、荷物を積載す
るための部材であって、例えば、図10に符号1で示す
ような角盤状に形成できる。この荷物用パレット1に
は、荷物支持部材2,2を挿入するための空間Sが設け
られる。荷物支持部材というのは、例えば、フォークリ
フトのフォークのように爪形状に形成できる。
【0007】本発明によれば、移送対象である荷物は荷
物用パレットの上に載せられた状態で第1の場所に置か
れる。そして、荷物支持部材上下移動手段、荷物支持部
材前後移動手段及び荷物支持部材チルト手段の全て又は
いずれかを動作して荷物支持部材を荷物用パレットへ挿
入し、さらに再び荷物支持部材上下移動手段、荷物支持
部材前後移動手段及び荷物支持部材チルト手段の全て又
はいずれかを動作して、荷物支持部材によって荷物を荷
物用パレットごと持ち上げる。その後、左右スライドテ
ーブルを作動して、荷物を荷物支持部材ごと別の場所ま
で搬送する。その際、荷物の向きを変化させる必要があ
るときには、左右スライドテーブルによって荷物が搬送
されている間、その搬送が始まる前又はその搬送の完了
後のいずれかのタイミングで、回転テーブルを回転させ
る。
【0008】左右スライドテーブル及び回転テーブルに
よって荷物を別の場所まで運搬するので、フォークリフ
トのような特殊車両を使って運搬を行う従来方法に比べ
て、操作が非常に簡単であって誰でもが作業を行うこと
ができる。しかも、フォークリフトを切り返し運転する
などといった作業が不要であるので、広い作業スペース
を必要としない。
【0009】本発明に係る荷物積み卸し装置は、第1場
所において荷物用パレット上に載置された荷物を荷物用
パレットごと第2場所へ移送する荷物積み卸し装置にお
いて、(1)第2場所に配置されていて荷物搬入口から
荷物降し口までの間で荷物を搬送する荷物搬送ライン
と、(2)荷物搬送ラインの荷物搬入口に対応して配置
されていて昇降移動可能な中間搬送手段と、(3)中間
搬送手段と第1場所との間に配置されていて第1場所に
置かれた荷物用パレットを中間搬送手段まで搬送する荷
物移載装置とを有する。そして、その荷物移載装置は、
(A)第2場所へ近づき又は遠ざかるように荷物に対し
て平行方向へ往復移動可能な左右スライドテーブルと、
(B)その左右スライドテーブルに支持されていて回転
移動可能な回転テーブルと、(C)その回転テーブルに
支持されたフォークリフト手段とを有する。そしてさら
に、そのフォークリフト手段は、(a)荷物用パレット
に挿入される荷物支持部材と、(b)荷物支持部材を傾
斜移動させる荷物支持部材チルト手段と、(c)荷物支
持部材を上下移動させる荷物支持部材上下移動手段と、
(d)荷物支持部材を荷物に近づき又は遠ざかる方向へ
移動させる荷物支持部材前後移動手段とを有する。
【0010】第1場所及び第2場所というのは、互いに
異なる場所という意味であって、具体的には、1つの何
らかの施設内における異なる2つの場所が考えられる。
一例として、印刷所で作製した刷り本を製本するために
それらの刷り本を製本施設へ搬入する場合を考えれば、
刷り本が積み卸しの対象である荷物に相当し、印刷所で
作製された刷り本を製本施設まで運搬して来た車両を製
本施設内で駐車させるための場所が第1場所に相当し、
そして、製本施設内において製本設備などが設置された
場所が第2場所に相当する。
【0011】第2場所に設置される荷物搬送ラインとい
うのは、例えば、製本施設内に搬入された刷り本を別の
場所に搬送するための搬送ラインであって、例えば、チ
ェーンを用いた搬送装置や、ローラを用いた搬送装置、
その他任意の構造の搬送装置が考えられる。
【0012】本発明の荷物積み卸し装置によれば、荷物
が荷物移載装置によって荷物用パレットごと、第1場所
から中間搬送手段へと持ち運ばれる。中間搬送手段は、
必要に応じて上昇又は降下することにより、荷物を荷物
搬送ラインの高さに合った高さまで昇降移動させる。荷
物の高さが荷物搬送ラインの高さに適合すると、中間搬
送手段の働きによって荷物が荷物用パレットごと搬送さ
れ、その荷物用パレットが荷物搬送ラインの荷物搬入口
へ受け渡される。受け渡されたその荷物用パレット及び
その上の荷物は、荷物搬送ラインの働きによって荷物降
し口まで搬送されて、第2場所内の希望の位置まで持ち
運ばれる。
【0013】この荷物積み卸し装置においても、左右ス
ライドテーブル及び回転テーブルによって荷物を第1場
所から中間搬送手段まで運搬するので、フォークリフト
のような特殊車両を使って運搬を行う従来方法に比べ
て、操作が非常に簡単であって誰でもが作業を行うこと
ができる。しかも、フォークリフトを切り返し運転する
などといった作業が不要であるので、広い作業スペース
を必要としない。
【0014】なお、第2場所内に設置した荷物搬送ライ
ンの荷物搬入口の近傍に、その荷物搬入口に補助パレッ
トを供給するための補助パレット供給手段を配設するこ
とができる。この構成を採用した場合には、中間搬送手
段上の荷物用パレット及びその上の荷物がその中間搬送
手段の働きによって荷物搬入口の上へ搬送されるのに先
立って、前もって、補助パレット供給手段を用いて荷物
搬入口へ補助パレットを送り込んでおく。従って、中間
搬送手段から荷物搬入口へ運ばれた荷物用パレット及び
荷物は、既に荷物搬入口に置かれている補助パレットの
上に重ねて載せられる。この方法によれば、荷物用パレ
ットの形状及び大きさが種々に変化する場合でも、それ
を共通の荷物搬送ラインの上へ支障なく載せることがで
きる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1及び図2は、本発明に係る荷
物移載装置及びそれを用いた荷物積み卸し装置の一実施
形態を示している。特に、図1はその平面図を示し、図
2はその正面図を示している。図1において、符号Aは
車両などが通行する公道を示し、符号Bは車両3を駐車
するための駐車スペースを示し、そして符号Cは製本機
その他の機器が設置された製本施設の一部、特に荷物と
しての刷り本を受け入れるための受け入れ場所を示して
いる。本実施形態では、駐車スペースBが第1場所に相
当し、製本施設Cが第2場所に相当する。駐車スペース
Bと製本施設Cとの間には、荷物移載装置21が設置さ
れる。
【0016】移送対象である刷り本22を積載した車両
3は、公道Aを通って駐車スペースBの中へ入ってそこ
に停車する。刷り本22は、図10に示すように、荷物
用パレット1の上に載せられた状態で車両3の荷台上に
載っている。荷物移載装置21は、車両3から1束の刷
り本22を荷物用パレット1ごと持ち上げて、さらにそ
れを製本施設Cの中へ搬入する。
【0017】製本施設C内には、横搬送ライン4、搬送
方向変更ステージ5及び縦搬送ライン6によって構成さ
れた荷物搬送ライン7が設置されている。横搬送ライン
4は、それぞれがチェーン搬送装置9を備えていて互い
に直列的に接続された4個の搬送ブロック8と、それら
の搬送ブロック8の先頭位置に配置された荷物搬入口1
3とを有している。また、縦搬送ライン6は、チェーン
搬送装置9を備えた搬送ブロック8と、それに続く荷物
降し口14とを有している。荷物降し口14にもチェー
ン搬送装置9が設けられる。搬送方向変更ステージ5
は、中心軸Oを中心として角度90゜で間欠的に回転で
きる回転盤11と、その回転盤11の上に設置された搬
送ブロック12とを有している。この搬送ブロック12
もチェーン搬送装置9を備えている。
【0018】荷物搬送ライン7の荷物搬入口13には、
チェーン搬送装置15及びローラ搬送装置16が設置さ
れている。チェーン搬送装置15は、荷物搬送ライン7
による荷物の搬送方向Fに対して直角方向へ荷物を搬送
する。また、ローラ搬送装置16は、荷物搬送ライン7
による荷物の搬送方向Fと同じ方向へ荷物を搬送する。
図2に示すように、チェーン搬送装置15にはそれ自体
周知の昇降装置17が付属しており、その昇降装置17
によって駆動されてチェーン搬送装置15が上下方向へ
昇降移動できるようになっている。チェーン搬送装置1
5が上端位置に上がっているときは、そのチェーン搬送
装置15が荷物を搬送できる状態にある。一方、チェー
ン搬送装置15が下端位置に下がっているときは、ロー
ラ搬送装置16がチェーン搬送装置15の上方へ露出し
て荷物を搬送できる状態になる。昇降装置17の動作
は、主制御装置69によって制御される。
【0019】図1において、荷物搬送ライン7の荷物搬
入口13の前方位置(すなわち、公道A側の位置)に、
中間搬送装置18が設置される。また、荷物搬入口13
の後方位置(すなわち、公道Aと反対側の位置)に、補
助パレット供給装置19が設置される。中間搬送装置1
8は、図2に示すように、チェーン搬送装置23を備え
た搬送ブロック24と、その搬送ブロック24を上下移
動可能に支持する昇降機構25と、その昇降機構25を
駆動する昇降駆動装置26とを有する。昇降駆動装置2
6の動作は、主制御装置69によって制御される。
【0020】補助パレット供給装置19は、複数個の補
助パレット27を積み重ねて格納するパレット収納装置
28を有しており、その底部に設けたチェーン搬送装置
29aによって最下部の1枚の補助パレット27aが図
の右方向へ送り出される。送り出された1枚の補助パレ
ット27は、さらにチェーン搬送装置29bによって搬
送されて荷物搬入口13へ送り出される。補助パレット
27というのは、形状自体は図10に示す荷物用パレッ
ト1と同じものを使用でき、但しその大きさが荷物搬送
ライン7によって搬送できる大きさに設定される。
【0021】荷物移載装置21は、製本施設Cから公道
Aへ向けて直線状に延びる左右レール31と、その左右
レール31に沿って往復直線移動可能な左右スライドテ
ーブル32と、その左右スライドテーブル32の上に搭
載された回転テーブル33と、そしてその回転テーブル
33の上に搭載されたフォークリフト機構34とを有し
ている。図1において、この荷物移載装置21をB−B
線に従って見ると図3に示す通りであり、一方、A−A
線に従って見ると図4に示す通りである。
【0022】これらの図に示すとおり、左右スライドテ
ーブル32の底面には複数のガイドローラ35が設けら
れ、それらのガイドローラ35が左右レール31上を転
がり移動する。また、左右スライドテーブル32の底面
中央には油圧シリンダ36が固定され、そのシリンダの
出力ロッド36aの先端が製本施設Cに近い地面に固定
したブラケット37に連結されている。油圧シリンダ3
6が動作して出力ロッド36aが伸縮移動すると左右ス
ライドテーブル32が左右レール31に沿って往復移
動、すなわち製本施設Cに近づき又は遠ざかる方向へ往
復移動する。
【0023】回転テーブル33は、中心軸線Lを中心と
して回転できるように左右スライドテーブル32の上に
搭載されている。左右スライドテーブル32の上面には
複数個のローラ41が設けられ、それらのローラ41に
よって回転テーブル33が支持されている。回転テーブ
ル33の底面の中央にはギヤ42が固定され、そのギヤ
42は、左右スライドテーブル32の内部に固定した電
動モータ38の出力軸に固着した駆動ギヤ39に噛み合
っている。モータ38が回転すると、ギヤ39及び42
を介して回転テーブル33に回転力が伝達され、回転テ
ーブル33がローラ41の上で中心軸線Lを中心として
回転する。この回転により、回転テーブル33上のフォ
ークリフト機構34が旋回移動する。
【0024】回転テーブル33の上に搭載されたフォー
クリフト機構34は、図5に示すように、回転テーブル
33の上面に固定されていて左右レール31(図4参
照)に対して直角方向に延びる固定レール43と、その
固定レール43によって案内されて往復直線移動する前
後スライドテーブル45と、前後スライドテーブル45
の先端側面に固着したブラケット46に揺動回転可能に
支持された門型形状のマスト47と、そのマスト47に
よって案内されて上下移動するフォークユニット48と
を有している。
【0025】前後スライドテーブル45はその底面に複
数のガイドローラ49を有していて、それらのガイドロ
ーラ49が固定レール43に沿って転がり移動する。図
5のD−D線に従った断面図である図6に示すように、
マスト47の底部はビーム52によって連結されてい
る。フォークユニット48は、一対の側板53a及び5
3bを上下2本のビーム51a及び51bよって連結す
ることによって形成されている。側板53a及び53b
の下端には、固定レール43に対して平行に延びる、す
なわち、左右レール31(図3参照)に対して直角方向
に延びる2本のフォーク(荷物支持部材)54が設けら
れる。側板53a及び53bの上端部及び下端部にはガ
イドローラ58が設けられ、これらのガイドローラがマ
スト47に沿って上下方向へ転がり移動する。
【0026】図6において、マスト47の底部ビーム5
2の中央に油圧シリンダ55の下端が接続されている。
この油圧シリンダ55はフォークユニット48の下側ビ
ーム51bを貫通して上方へ延び、そしてその出力ロッ
ド55aの上端が上側ビーム51aの底面に接続され
る。また、個々のマスト47の後方位置(図5の右方位
置)には、それぞれ1個づつ、合計2個の油圧シリンダ
56が設置され、それらのシリンダ56の後端は前後ス
ライドテーブル45の上面に固着されたブラケット59
の上端に揺動回転自在に接続され、さらにそれらの出力
ロッド56aの先端はマスト47から延びるブラケット
57に揺動回転自在に接続されている。
【0027】図5において、固定レール43と一体に油
圧シリンダ61が配設される。この油圧シリンダ61の
出力ロッド61aの先端にはスライドベース62が接続
される。このスライドベース62には、スプロケット6
5及びガイドレール64に沿って転がり移動するガイド
ローラ63が設けられる。スプロケット65は、回転テ
ーブル33に固定されていて固定レール43に対して平
行に延びる固定チェーン66及び前後スライドテーブル
45の底面に固定した可動チェーン67の両チェーンに
噛み合っている。
【0028】油圧シリンダ61が動作してその出力ロッ
ド61aが伸縮移動すると、その先端に接続したスライ
ドベース62がガイドレール64に沿って往復直線移動
する。このとき、スライドベース62に設けたスプロケ
ット65はそれに嵌合する固定チェーン66の働きによ
って図5の反時計方向に回転し、そしてその回転するス
プロケット65によって駆動されて、可動チェーン67
従って前後スライドテーブル45が前方、すなわち図5
の左方向へ移動する。前後スライドテーブル45のこの
移動により、フォーク54が荷物に向かって平行移動す
る。図7は、シリンダ61の出力ロッド61aが最も伸
張移動して、その結果、前後スライドテーブル45が最
も前方へ張り出した状態を示している。このとき、フォ
ーク54は、刷り本22を載せた荷物用パレット1の中
に挿入される。
【0029】図5に示す状態では、マスト47の底部ビ
ーム52によって支持された油圧シリンダ55の出力ロ
ッド55aが最も縮み移動してフォーク54が最下位位
置に置かれた状態を示している。シリンダ55が動作し
てその出力ロッド55aが伸張移動すると、図8に示す
ように、フォークユニット48の上側ビーム51aがそ
の出力ロッド55aによって上方へ押し上げられ、これ
により、フォーク54が上昇する。
【0030】また、図8において、マスト47の後方に
配置した油圧シリンダ56が動作してその出力ロッド5
6aが伸縮移動すると、図9に示すように、マスト47
が前後スライドテーブル45の固定ブラケット46を中
心として揺動回転し、その結果、マスト47に支持され
たフォークユニット48の先端のフォーク54が上下に
傾斜移動する。
【0031】以上の説明から明らかなように、図2にお
いて、荷物移載装置21には、フォークリフト機構34
を載せた回転テーブル33を左右方向、すなわち製本施
設Cに近づき又は遠ざかる方向へ平行移動させるための
左右移動用油圧シリンダ36と、回転テーブル33を回
転駆動するための電動モータ38と、フォーク54を荷
物に対して前後移動させるための前後移動用油圧シリン
ダ61と、フォーク54を昇降移動させるための昇降移
動用油圧シリンダ55と、そしてフォーク54を傾斜移
動させるためのチルト用油圧シリンダ56といった各種
の駆動源が搭載されている。これらの各シリンダの動作
は、個々のシリンダに付設した油圧制御装置68からの
給油によって制御され、そして、それらの油圧制御装置
68の動作は主制御装置69によって制御される。ま
た、電動モータ38の動作を制御するモータ制御回路7
1も主制御装置69によって制御される。
【0032】主制御装置69には、オペレータが種々の
指令を送るための操作盤72が接続される。この操作盤
72には、本実施形態に係る荷物積み卸し装置の動作を
制御するための各種多数の操作ボタンが設けられるが、
その操作ボタン群の中には、少なくとも、上記の各種の
油圧シリンダの動作をオペレータの手動によって個別に
制御するための制御ボタン及び荷物移載装置21を所定
のシーケンス制御の下に自動運転させるための自動操作
ボタンが含まれる。
【0033】さらに、図1において、荷物移載装置21
の回転テーブル33の外周側面には、その外周側面のほ
ぼ全面を覆う帯状の検知片を有する衝撃検知センサ73
が設けられている。この衝撃検知センサ73は、その検
知片に基準値以上の衝撃力が加わったときに主制御装置
69へ向けて衝撃検知信号を出力する。また、荷物移載
装置21の直前位置には光センサ74が配置されてい
る。この光センサ74は、車両3又はその他の物体が荷
物移載装置21に接近したことを検知して主制御装置6
9へ向けて検知信号を出力する。
【0034】駐車スペースBの前端位置には可視表示行
為を実行するための表示手段としての駐車警報ランプ7
5が設置されている。また、荷物移載装置21の回転テ
ーブル33の上に設置された操作ボックス76の上には
表示手段としてのフォーク警報ランプ77が設置されて
いる。主制御装置69は、光センサ74の出力信号に基
づいて駐車警報ランプ75の点灯及び消灯を制御する。
主制御装置69は、また、衝撃検知センサ73の出力信
号に基づいて荷物移載装置21の動作を制御し、さらに
荷物移載装置21の動作に応じてフォーク警報ランプ7
7の点灯及び消灯を制御する。
【0035】主制御装置69及び操作盤72の設置場所
は特定の場所に限定されることはないが、本実施形態で
は操作ボックス76の内部に主制御装置69が設置さ
れ、そしてその操作ボックス76の表面であってオペレ
ータが操作可能な適宜の場所に操作盤72が設置される
ものとする。
【0036】以下、上記構成より成る荷物積み卸し装置
及び荷物移載装置についてそれらの動作を説明する。(製本施設C内における補助パレットの準備作業) 図1
において、車両3の荷台上の刷り本22の搬入作業に先
立って、製本施設C内において、次のような補助パレッ
トの準備作業を行う。図2において、補助パレット供給
装置19のパレット収納装置28内に収納されている複
数の補助パレット27のうちの最下位の1枚をチェーン
搬送装置29aによって抜き取り、さらにその補助パレ
ット27をチェーン搬送装置29bによって荷物搬入口
13へ送り込む。送り込まれた補助パレット27は、チ
ェーン搬送装置15によって荷物搬入口13内の所定位
置まで搬送されてそこに停止する。以上により、荷物搬
送ライン7の荷物搬入口13内に補助パレット27が置
かれて、刷り本22が送られてくるのを待機する。
【0037】(車両3の導入作業)製本施設Cとは別の
場所にある印刷所で作製された刷り本は、荷物用パレッ
ト1の上に積載された状態で車両3によって運搬されて
製本施設Cまで運ばれる。車両3は、公道Aから駐車ス
ペースBへ進入する。車両3の荷台後端が荷物移載装置
21の前の光センサ74の所まで移動すると、その光セ
ンサ74が車両3を検知して検知信号を出力し、その検
知信号に基づいて駐車警報ランプ75が点灯又は点滅
し、これにより、車両3が荷物移載装置21に接近した
ことを運転者に表示する。運転者は、遅くともこの光警
報表示を確認したときに車両3の移動を停止する。この
光センサを用いた警報システムにより、車両3が荷物移
載装置21に衝突することが防止される。
【0038】(荷物の移載作業)車両3が駐車スペース
B内に停車すると、車両3の運転者又はその他の者がオ
ペレータとして荷物移載装置21の回転テーブル33の
上に載り、操作ボックス76の操作盤72を操作して荷
物、すなわち刷り本22の運搬作業を開始する。
【0039】オペレータは、まず、左右移動用油圧シリ
ンダ36を作動して荷物移載装置21の全体を左右レー
ル31上で移動させてフォーク54の左右位置を車両3
の荷台に合わせる。その後、昇降用油圧シリンダ55を
作動してフォーク54の高さ位置を、車両3の荷台上の
荷物用パレット1の高さに合わせる。さらに、前後移動
用油圧シリンダ61を作動してフォーク54を荷物22
へ向かう方向へ前進移動させ、さらに、昇降用油圧シリ
ンダ55及びチルト用油圧シリンダ56を細かく動作制
御することによってフォーク54の高さと傾きを微調整
しながら、フォーク54を荷物用パレット1の空間S
(図10参照)内へ挿入する。
【0040】フォーク54がパレット1内に挿入される
と、昇降用油圧シリンダ55及びチルト用油圧シリンダ
56を作動して刷り本22を荷物用パレット1ごと車両
3の荷台から持ち上げる。持ち上げ後、前後移動用油圧
シリンダ61の出力ロッド61aを縮み移動させてフォ
ーク54を図1に示す初期位置まで後退移動させる。荷
物用パレット1及び刷り本22を載せたフォーク54が
初期位置まで後退すると、オペレータは操作盤72の自
動操作ボタンを操作して主制御装置69の操作モードを
自動制御モードに設定する。
【0041】主制御装置69の操作モードが自動制御モ
ードに入ると、図1においてテーブル回転用モータ38
が作動して回転テーブル33が矢印Dで示すように反時
計方向に回転移動し、これにより刷り本22を載せたフ
ォーク54が製本施設Cの方向へ旋回移動する。また、
この旋回移動と同時に、左右移動用油圧シリンダ36が
作動してその出力ロッド36aが縮み移動を開始して、
荷物移載装置21の全体が製本施設Cの方向へ平行移動
する。荷物移載装置21の全体、すなわち左右スライド
テーブル32が製本施設Cの直前位置に到達すると、自
動制御運転が終了する。フォーク54の旋回移動は、左
右スライドテーブル32が製本施設Cの直前位置に到達
して停止するまでの間に完了する。
【0042】以上のようにして自動制御運転が終了する
と、主制御装置69の制御モードは手動操作モードに切
り替わり、再びオペレータによる操作が行われる。すな
わち、まず、前後移動用油圧シリンダ61を作動してフ
ォーク54を前方、すなわち製本施設C内へ張り出して
荷物用パレット1及び刷り本22を中間搬送装置18の
上まで運ぶ。その後、昇降用油圧シリンダ55を作動し
てフォーク54を下降移動させ、さらに必要に応じてチ
ルト用油圧シリンダ56を作動してフォーク54を傾斜
移動させて、荷物用パレット1及び刷り本22を中間搬
送装置18のチェーン搬送装置23の上に載せる。
【0043】その後、前後移動用油圧シリンダ61を作
動してフォーク54を後退移動させてフォーク54を荷
物用パレット1から抜き取り、さらにそれらのフォーク
54を回転テーブル33の上方位置すなわち初期位置ま
で移動させる。フォーク54が初期位置まで移動した
後、オペレータが再び操作盤72の自動操作ボタンを操
作すると、主制御装置69が再び自動制御モードに入
る。すると、モータ38が作動してフォーク54が回転
テーブル33と共に元の位置へ向かって旋回移動し、そ
れと同時に昇降用油圧シリンダ55が作動してフォーク
54を最下端の初期位置まで降下させる。そして、フォ
ーク54がその初期位置まで戻った時点で、荷物移載装
置21に関しての1回の荷物移載作業が終了する。
【0044】一方、中間搬送装置18の上に荷物用パレ
ット1及び刷り本22が載せられると、昇降駆動装置2
6が作動して、チェーン搬送装置23の荷物搬送面が荷
物搬入口13の高さと一致するまで、搬送ブロック24
が降下する。その後、チェーン搬送装置23が始動して
荷物用パレット1が刷り本22を載せたまま荷物搬入口
13へ搬送され、予め荷物搬入口13に待機する補助パ
レット27の上に重ねて置かれる。補助パレット27の
上に荷物用パレット1及び刷り本22が載せられると、
昇降装置17が作動してチェーン搬送装置15が降下
し、その結果、補助パレット27はチェーン搬送装置1
5の上に露出するローラ搬送装置16によって受け継が
れる。ローラ搬送装置16による荷物の搬送方向は図1
において荷物搬送ライン7の横搬送ライン4による荷物
搬送方向Fと同じであるから、補助パレット27、荷物
用パレット1及び刷り本22は横搬送ライン4へ送り出
され、さらに搬送方向変更ステージ5によってほぼ90
゜の角度で搬送方向を変更され、そして縦搬送ライン6
によって搬送された後、荷物降し口14へ到達する。そ
の後、刷り本22は、必要に応じてフォークリフト78
によって補助パレット27ごと持ち上げれて製本施設C
内の適所へと運ばれる。
【0045】これ以降、車両3の荷台に積まれた別の刷
り本22及び荷物用パレット1に対して同様の作業が繰
り返されて、荷台上の全ての刷り本22が製本施設Cの
中へ順次に移送される。この移送作業では、左右スライ
ドテーブル32及び回転テーブル33によって刷り本2
2を車両3から製本施設C内へと運搬するので、フォー
クリフトのような特殊車両を使って運搬を行う従来方法
に比べて、操作が非常に簡単であって誰でもが作業を行
うことができる。しかも、フォークリフトを切り返し運
転するなどといった作業が不要であるので、製本施設側
に広い作業スペースを設ける必要がなくなり、よって製
本施設内のスペースを有効に利用できるようになった。
さらに、フォークリフトなどといった車両を走行させな
いので、非常に安全である。
【0046】また、本実施形態では、製本施設C内に設
置した荷物搬送ライン7において、刷り本22を載せた
荷物用パレット1をさらに補助パレット27の上に載せ
た状態で搬送するようにしたので、荷物用パレット1の
形状及び大きさが荷物の種類に合わせて種々に変化する
場合でも、共通の荷物搬送ラインを兼用できる。
【0047】図1において、荷物移載装置21の回転テ
ーブル33のまわりに設置した衝撃センサ73に人間そ
の他の障害物がぶつかると、主制御装置69からの指令
に基づいて荷物移載装置21の動作、例えば、左右スラ
イドテーブル32の平行移動、回転テーブル33の回転
移動及びフォーク54の移動などといった各部の移動の
全部又は必要な一部が停止する。これにより、作業者及
び荷物移載装置21に対する安全が確保される。また、
主制御装置69は、左右スライドテーブル32及び回転
テーブル33の少なくとも一方が作動している間、フォ
ーク警報ランプ77を点灯又は点滅させてオペレータ及
び近くにいるその他の作業者に注意を与える。
【0048】(その他の実施形態)以上、好ましい実施
形態をあげて本発明を説明したが、本発明はその実施形
態に限定されるものではなく、請求の範囲に記載した技
術的範囲内で種々に改変できる。例えば、本発明に係る
荷物積み卸し装置及び荷物移載装置は、パレットを使っ
て荷物を搬送する搬送システムでありさえすれば、製本
施設以外の任意の施設に対して適用できる。つまり、請
求の範囲に記載した第1場所及び第2場所としては、製
本施設に関する場所以外の任意の場所が考えられる。
【0049】また、第1場所及び第2場所の相対的な位
置関係によっては、回転テーブル33によるフォーク5
4の旋回移動を省略することもできる。また、フォーク
54の数は2本に限られず、より多くすることもでき
る。
【0050】
【発明の効果】請求項1記載の荷物移載装置及び請求項
6記載の荷物積み卸し装置によれば、左右スライドテー
ブル及び回転テーブルによって刷り本などの荷物を1つ
の場所から他の場所へ運搬するので、フォークリフトの
ような特殊車両を使って運搬を行う従来方法に比べて、
操作が画一的であって非常に簡単であり、誰でもが容易
に作業を行うことができる。しかも、フォークリフトな
どを切り返し運転するなどといった作業が不要であるの
で、施設側に広い作業スペースを設ける必要がなくな
り、よって施設内のスペースを有効に利用できる。さら
に、施設内においてフォークリフトなどといった車両を
走行させないで済むので、非常に安全である。
【0051】請求項2記載の荷物移載装置によれば、左
右スライドテーブルと回転テーブルの動作を同時に行う
ことにより、作業時間を短縮化できる。
【0052】請求項3及び請求項4記載の荷物移載装置
によれば、左右スライドテーブルその他の移動機器が作
業者にぶつかって作業者が傷つくことを防止できる。
【0053】請求項5及び請求項9記載の荷物移載装置
によれば、光の点灯及び消灯は作業者の目に止まり易い
ので、より確実に作業者の注意を喚起できる。
【0054】請求項7記載の荷物積み卸し装置によれ
ば、荷物用パレットの形状及び大きさが荷物の種類に応
じて種々に変化する場合でも、第2場所側の荷物搬送ラ
インを1つのもので共用できる。
【0055】請求項8記載の荷物積み卸し装置によれ
ば、車両によって運搬されてきた荷物を異なる場所へ移
送する場合において、車両を荷物移載装置に対する所定
位置に正確に誘導でき、車両が荷物移載装置に衝突する
ことを確実の防止できる。
【0056】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る荷物移載装置及び荷物積み卸し装
置の一実施形態を示す平面図である。
【図2】図1の荷物移載装置及び荷物積み卸し装置の正
面図である。
【図3】図1におけるB−B線に従って荷物移載装置を
一部破断して示す正面図である。
【図4】図1におけるA−A線に従って荷物移載装置を
一部破断して示す側面図である。
【図5】図4の装置の上部分を拡大して示す図である。
【図6】図5のD−D線に従って図3の装置の上部分を
拡大して示す図である。
【図7】図4に示す装置においてフォークが前方へ張り
出した状態を示す図である。
【図8】図5に示す装置においてフォークが上昇した状
態を示す図である。
【図9】図8に示す装置においてフォークが傾斜移動す
る状態を示す図である。
【図10】荷物用パレット及びそれに積載される荷物の
一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 荷物用パレット 3 車両 4 横搬送ライン 5 搬送方向変更ステージ 6 縦搬送ライン 7 荷物搬送ライン 8,12 搬送ブロック 9,15,23,29a,29b チェーン搬送装置 11 回転盤 13 荷物搬入口 14 荷物降し口 16 ローラ搬送装置 18 中間搬送装置 19 補助パレット供給装置 21 荷物移載装置 22 刷り本(荷物) 24 搬送ブロック 25 昇降機構 27 補助パレット 28 パレット収納装置 31 左右レール 32 左右スライドテーブル 33 回転テーブル 34 フォークリフト機構 36 油圧シリンダ(左右移動用) 38 電動モータ 43 固定レール 45 前後スライドテーブル 47 マスト 48 フォークユニット 51a,51b,52 ビーム 53a,53b 側板 54 フォーク(荷物支持部材) 55 油圧シリンダ(昇降用) 56 油圧シリンダ(チルト用) 61 油圧シリンダ(前後移動用) 62 スライドベース 65 スプロケット 66 固定チェーン 67 可動チェーン 73 衝撃検知センサ 74 光センサ 75 駐車警報ランプ(表示手段) 76 操作ボックス 77 フォーク警報ランプ(表示手段) A 公道 B 駐車スペース(第1場所) C 製本施設(第2場所)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷物用パレット上に載置された荷物をそ
    の荷物用パレットごと異なる場所へ移送する荷物移載装
    置において、 荷物に対して平行方向へ往復移動可能な左右スライドテ
    ーブルと、 その左右スライドテーブルに支持されていて回転移動可
    能な回転テーブルと、 その回転テーブルに支持されたフォークリフト手段とを
    有しており、そのフォークリフト手段は、 荷物用パレットに挿入される荷物支持部材と、 荷物支持部材を傾斜移動させる荷物支持部材チルト手段
    と、 荷物支持部材を上下移動させる荷物支持部材上下移動手
    段と、 荷物支持部材を荷物に近づき又は遠ざかる方向へ移動さ
    せる荷物支持部材前後移動手段とを有することを特徴と
    する荷物移載装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の荷物移載装置において、
    左右スライドテーブルのスライド動作と回転テーブルの
    回転動作とを同時に行うことを特徴とする荷物移載装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の荷物移載装
    置において、 回転テーブルの外周側面に設けられていて衝撃を検知し
    て信号を出力する衝撃検知センサと、 衝撃検知センサの出力信号に基づいて左右スライドテー
    ブル、回転テーブル及びフォークリフト手段のうちの少
    なくとも1つの動作を制御する制御手段とを有すること
    を特徴とする荷物移載装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のうちの少なくと
    もいずれか1つに記載の荷物移載装置において、 可視表示行為を実行する表示手段と、 左右スライドテーブル又は回転テーブルの動作に対応し
    てその表示手段の表示動作を制御する制御手段とを有す
    ることを特徴とする荷物移載装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の荷物移載装置において、
    表示手段は、光の点灯及び消灯によって可視表示行為を
    行うことを特徴とする荷物移載装置。
  6. 【請求項6】 第1場所において荷物用パレット上に載
    置された荷物を荷物用パレットごと第2場所へ移送する
    荷物積み卸し装置において、 第2場所に配置されていて荷物搬入口から荷物降し口ま
    での間で荷物を搬送する荷物搬送ラインと、 荷物搬送ラインの荷物搬入口に対応して配置されていて
    昇降移動可能な中間搬送手段と、 中間搬送手段と第1場所との間に配置されていて第1場
    所に置かれた荷物用パレットを中間搬送手段まで搬送す
    る荷物移載装置とを有しており、その荷物移載装置は、 第2場所へ近づき又は遠ざかるように荷物に対して平行
    方向へ往復移動可能な左右スライドテーブルと、 その左右スライドテーブルに支持されていて回転移動可
    能な回転テーブルと、 その回転テーブルに支持されたフォークリフト手段とを
    有しており、さらにそのフォークリフト手段は、 荷物用パレットに挿入される荷物支持部材と、 荷物支持部材を傾斜移動させる荷物支持部材チルト手段
    と、 荷物支持部材を上下移動させる荷物支持部材上下移動手
    段と、 荷物支持部材を荷物に近づき又は遠ざかる方向へ移動さ
    せる荷物支持部材前後移動手段とを有することを特徴と
    する荷物積み卸し装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の荷物積み卸し装置におい
    て、荷物搬送ラインの荷物搬入口に補助パレットを供給
    する補助パレット供給手段を設けたことを特徴とする荷
    物積み卸し装置。
  8. 【請求項8】 請求項6又は請求項7記載の荷物積み卸
    し装置において、 荷物運搬用車両が進入及び退出する上記第1場所と、 第1場所内に配置されていて所定位置まで進入した荷物
    運搬用車両を検出して信号を出力する車両センサと、 車両センサの出力信号に基づいて可視表示行為を実行す
    る表示手段とを有することを特徴とする荷物積み卸し装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の荷物積み卸し装置におい
    て、表示手段は、光の点灯及び消灯によって可視表示行
    為を行うことを特徴とする荷物積み卸し装置。
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