JP3388422B2 - 台車段積装置 - Google Patents

台車段積装置

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JP3388422B2 JP22236597A JP22236597A JP3388422B2 JP 3388422 B2 JP3388422 B2 JP 3388422B2 JP 22236597 A JP22236597 A JP 22236597A JP 22236597 A JP22236597 A JP 22236597A JP 3388422 B2 JP3388422 B2 JP 3388422B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はワーク搭載用の空台
車を複数段に積み重ねる台車段積装置に関するものであ
る。 【0002】 【従来の技術】例えば、工場において加工した自動車用
エンジン等大型のワークを、別工場において、さらに加
工あるいは組立を行うため、これらのワークを台車に搭
載してトラックで移送することはしばしば行われてい
る。このようなワークの移送の場合、移送先の工場でワ
ークを脱荷した後の空の台車は、作業員の手積みにより
複数台分が段積みされ、再びトラックに積み込まれて移
送元の工場宛に返送され、繰り返しワーク移送に利用さ
れるようにされている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ワ
ークが自動車用エンジンの場合、通常、その空台車は1
台で30kg以上の重量があり、また、その占有面積も
大きく、段積作業には二人以上の要員を必要とし、且
つ、その労力も大きく、また、安全性の点からも慎重な
作業を必要としていた。 【0004】本発明は、このような問題に鑑み、ワーク
搭載用の空台車を上下相互間の位置ずれなく自動的且つ
効率的に段積みすることができ、しかも安全性の高い台
車段積装置で、自動車用エンジン等大型ワークを搭載す
る台車についても好適に使用できる台車段積装置の提供
を目的とするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、所定台数の台車を段積みする台車段積装
置であって、機枠内に昇降可能に設けられた門型の昇降
枠と、該昇降枠を昇降駆動させる昇降駆動源と、前記昇
降枠の両脚部の下端部に設けられ、対向側に進退自在
で、前記台車の持ち上げ保持が可能な少なくとも前後2
対の台車保持用爪と、前記機枠の底部に該機枠の入口開
口部より奥部に伸びる台車案内レールとを備え、前記機
枠の入口開口部に、前記昇降枠の昇降に連係して昇降す
る安全柵を設けると共に、前記昇降駆動源と前記台車の
搬入を検知する搬入台車検知手段と前記台車が所定数段
積されたことを検知する台車所定数段積検知手段と前記
昇降枠の下降限位置を検知する昇降枠下降限位置検知手
段との連係で前記昇降枠の昇降動操作を行うエア圧回路
を有し、非常時に前記エア圧回路における全ての作動を
停止する非常停止制御弁を設けたことを特徴とする台車
段積装置を提供する。 【0006】さらに、前記台車保持用爪は、常時は水平
状態を維持し、下方に回動不能に、且つ、上方には下方
からの外力により取付け基部を中心に90°回動自在に
取り付けることにより対向側に進退自在としてある台車
段積装置を、また、前記台車案内レールは、前記入口開
口部側の端部を広幅の且つ前方に下降傾斜する台車導入
部とし、奥側の端部を上向傾斜させて台車停止部とした
台車段積装置を、また、前記台車停止部のレール材を外
方に拡幅して台車位置合わせスペースを設け、該台車位
置合わせスペース内に前記台車の前輪が停止するように
した台車段積装置を、また、前記昇降枠用エアシリンダ
は、圧力エアの供給により昇動し、自重により下降する
単動型エアシリンダとした台車段積装置を、また、前記
昇降枠用エアシリンダによる前記昇降枠の昇降動操作を
搬入台車検知手段と台車所定台数段積検知手段と昇降枠
下降限位置検知手段との連係で行うエア圧回路を備えた
台車段積装置を、また、非常時に、圧力エアを遮断して
エア圧回路における全ての作動を停止する非常停止用制
御弁を設けた台車段積装置を、さらにまた、前記機枠の
入口開口部に、前記昇降枠の昇降に連係して昇降する安
全柵を設けた台車段積装置を、そして、段積時に上段の
台車の下端部に当接して位置決めする複数立設した段積
係合部を備える台車を段積みする台車段積装置を提供す
るものである。 【0007】 【発明の実施の形態】本発明の台車段積装置Aは、図1
に示すように、フレーム材により箱型状に形成された機
枠1と、この機枠1の上部中央に立設した昇降枠用エア
シリンダ2と、この昇降枠用エアシリンダ2により機枠
1内を昇降動すると共に下端部に対向方向に進退自在と
した台車保持用爪4を取り付けた門型の昇降枠3と、機
枠1の底面に敷設した台車搬出入用の台車案内レール5
とからなり、機枠1内に台車Bを搬入して段積みする装
置である。 【0008】この台車段積装置Aにおいて段積みされる
図2の台車Bは、ワークとして自動車用のエンジンを搭
載する台車であって、略平面長方形状のフレーム41の
上面をエンジンが安定して載置されるようにエンジンの
形状に対応して桟部材等を組み合わせた台面42に形成
してあり、台面42の下部には2本の車軸43,43を
前後一対に配置し、車軸43の両端にそれぞれ回転自在
に車輪44を取り付けて移動を容易にしている。 【0009】また、フレーム41の後部側(図示手前
側)には作業員による移動操作のために牽手45を取り
付け、また、左右一対に棒状の把手46を立設してあ
る。さらにまた、複数の台車Bを上下に段積みする際
に、台車間の安定係合のために前記台面42の凹凸が利
用できるようにすると共に、前記一対の把手46の上部
に所定長さの係合部材を取り付けて上積みされる台車B
のフレーム41を位置ずれなく受け入れる一対の段積係
合部47を形成し、前部側には上部台車Bのフレーム4
1を正しく保持する段積係合部48を設けて上下台車間
の位置ずれが防止できるようにしてある。また、左側の
把手46の基端はフレーム41の外側に先端がやや牽手
45側に傾けて固設され、右側の把手46の基端はフレ
ーム41の上面に先端がやや牽手45側にかつやや後方
に傾けて固設されている。なお、図2中、49は右側の
把手46の先端を位置決めしやすくするための肉盛り部
である。図3は、4段に段積みされた台車の斜視図であ
る。 【0010】さらに図4と図5とにより詳述すると、箱
型状枠をなし内部に台車Bが段積みされる機枠1は、前
記台車Bの搬出入のため、前部側(図4の下側)を入口
開口部6に形成し、機枠1内の底部には台車案内レール
5を敷設してある。この台車案内レール5は断面L字形
のレール材5A,5Bを対向状に配置し、レール壁間を
前記台車Bの車輪44が案内されるようにしてあり、ま
た、レール材5A,5Bの前後にそれぞれ一対に設けた
調整ねじ7,7でレール幅が調節できるようにしてあ
る。 【0011】台車案内レール5は搬入台車Bの前部側車
輪(前輪)44の停止位置部分においてレール材5A,
5Bの一部を外方に拡幅して位置合わせスペース8を設
け、上下台車間の係合を正しく行えるようにしてある。
即ち、台車Bの段積みの際、前記のように後部の台車フ
レーム受け用の段積係合部47における上下台車間の係
合位置決めを行い、前部側の多少の位置ずれについて
は、この前部の位置合わせスペース8を利用して搬入台
車Bの位置修正が行えるようにしてある。 【0012】また、レール材5A,5Bは後端部を上向
傾斜させて搬入台車を停止させる台車停止部5aにする
と共に、レール材5A,5Bの前部は前方に拡幅し、且
つ、前端を床面に当接させるように下降傾斜させて台車
導入部5bに形成している。なお、前部側と後部側にお
いて台車Bの車輪44の位置に対応する部位のレール材
5A,5Bの頂部即ちレール壁上に傾斜片による台車の
曲がり確認板9を設け、台車案内レール5に案内され搬
入された台車Bのフレーム41の上下の曲がりを確認で
きるようになっている。 【0013】また、機枠1の上面中央部には、下向きに
ピストンロッド12を進退する昇降枠用エアシリンダ2
を取り付けてあり(図5参照)、この昇降枠用エアシリ
ンダ2のピストンロッド12の下端には機枠1内を昇降
する門型状の昇降枠3を連結してある。昇降枠用エアシ
リンダ2は、片ロッド単動型で、圧力エアは上昇時のみ
供給されるようにし、下降時は供給エアを抜き、ピスト
ンロッド12に連結された昇降枠3が自重で下降するよ
うにしてある。この昇降枠用エアシリンダ2を単動型と
して自重下降方式のものにしたのは、復動型エアシリン
ダにした場合、非常停止時のエア供給停止に際して、昇
降枠3が直ちに停止しないという不具合を発生すること
に配慮したものである。 【0014】また、図1に示すように、前記昇降枠3の
左右脚部3a,3aの下端部にはそれぞれ前後方向の水
平材による下部材3b,3bを取り付け、下部材3b,
3bはそれぞれ前後端部が、機枠1の両側面に沿って立
設した昇降枠案内部13の対向溝に案内される形で、前
記昇降用エアシリンダ2のピストンロッド12の短縮伸
長により昇降動するようになっている。 【0015】そして、下部材3b,3bには台車保持用
爪4,4をそれぞれ前後2対にピン4a,4aを介して
回動可能に取付け、図5に矢印で示したように、その取
付け基部を中心とした上下回動により対向方向に進退す
るようにしてある。即ち、2対の前記台車保持用爪4,
4は、常時は自重により対向側に水平方向位置をとると
共に、下方には回動できないが、上方には下方からの外
力により取付け基部を中心に90°の角度範囲内で回動
できる、所謂ノックバック式の台車保持材に形成してあ
る(図6参照)。従って、昇降枠3を下降させた時、こ
の台車保持用爪4,4はレール材5A,5B上に置かれ
た搬入台車Bのフレーム41に当接して上方に回動する
ことによってこの台車Bを昇降枠3内に受け入れること
ができ、受け入れた台車Bは昇降枠3により持ち上げ状
態で昇降動させることができるようになる。 【0016】なお、この実施形態では、台車保持用爪
4,4は、下部材3b,3bに回動可能に直接取り付け
られているが、下部材3b,3bに小シリンダを介して
取り付け、対向方向に直線的に進退することにより台車
Bのフレーム41と係合又は離脱できるようにしたもの
でもよい。 【0017】機枠1内の奥部即ち後部には、台車Bのフ
レーム41を検知して信号を発するリミットスイッチ等
センサによる搬入台車検知手段14を設けて台車Bの適
正位置への搬入確認を行い、昇降枠3内の上部には、所
定台数(ここでは4台)段積みされた台車の最上段台車
Bのフレーム41を検知して信号を発するリミットスイ
ッチ等センサによる台車所定台数段積検知手段15を設
けて台車Bの4段段積みを検知し、また、機枠1内の下
部には、昇降枠3の下部材3b,3bを検知して信号を
発するリミットスイッチ等センサによる昇降枠下降限位
置検知手段16を設けて昇降枠3の下降限位置を検知す
るようにしてある。これらの検知手段としては、リミッ
トスイッチに限らず一般の光センサ等の無接触検知手段
を用いてもよい。 【0018】さらに、図5に示すように、機枠1の入口
開口部6には昇降動可能に金網による安全柵17を設
け、この安全柵17は入口開口部6の上部フレームに取
り付けた安全柵用エアシリンダ18のピストンロッド1
9に取り付けてあり、昇降枠作動時は搬入台車Bの搬入
を妨げない程度の閉鎖状態に保持し、機枠1内への作業
者等の侵入を防止するようにしている。また、入口開口
部6を除く機枠1の側面には金網による安全カバー20
を施して機枠1内作動部への手指等の侵入を防止するよ
うにしてある。 【0019】以上のように構成されたこの台車段積装置
Aの連係作用を説明する。段積みしようとする第1の台
車Bを、台車案内レール5に従って機枠1内に搬入し、
搬入台車検知手段14が適正位置に搬入したことを確認
した後、昇降枠用エアシリンダ2の供給エアを抜いて昇
降枠3を昇降枠下降限位置検知手段16が検知するまで
下降させることにより、ノックバック式の前記台車保持
用爪4,4,4,4によって前記第1の台車Bを昇降枠
3内に取り込むことができる。次いで、図7(a)に示
すように、昇降枠3を上昇させることにより、台車保持
用爪4,4,4,4による保持状態で前記第1の台車B
を持ち上げて保持することができる。 【0020】第1の台車Bの持ち上げ保持状態におい
て、第2の台車Bを台車案内レール5に従って機枠1内
に搬入し、前記第1の台車Bと同様に、適正位置への搬
入が確認された後、昇降枠3を下降させることにより、
図7(b)に示すように、第1の台車Bと第2の台車B
を段積みする。さらに、昇降枠3をその下降限位置まで
下降させることにより、台車保持用爪4,4の前記した
進退動作により第2の台車Bを昇降枠3内に取り込み、
再び昇降枠3を上昇させることにより、第1の台車Bと
第2の台車Bを段積状態で持ち上げて保持することがで
きる。なお、第2の台車Bに第1の台車Bが当接し段積
みされる際に、作業員による台車Bの段積係合部47,
48等における上下台車の係合の確認が行われ、また台
車案内レール5の位置合わせスペース8を利用して位置
ずれの修正が行われる。 【0021】また、図7(c)及び図7(d)に示すよ
うに、後続の台車Bについても同様に操作することによ
り、所定台数、ここでは4台の台車Bを段積みすること
ができる。4台の段積台車は、台車所定台数段積検知手
段15で第1の台車Bが検知された後、昇降枠3の下降
により台車案内レール5上に載置される。この段積みを
終了した台車は作業員により機枠1内から外部に搬出さ
れ、例えば、フォークリフトにより持ち上げられてトラ
ックに載荷される。 【0022】なお、上記台車段積装置Aの作動について
は、説明の便宜上、機枠1内への台車Bの搬出入を作業
員が行う場合について示したが、機械装置により搬出入
を容易に行い得るのは勿論である。 【0023】本台車段積装置Aにおいては、エア圧源か
らの圧力エアが、エア圧制御弁で所定の圧力に減圧され
た後、図1と図5に示した操作部21における非常停止
ボタン22と作動ボタン23と強制下降ボタン24と段
積完了ボタン25による操作によって、前記搬入台車検
知手段14、台車所定台数段積検知手段15、昇降枠下
降限位置検知手段16との連係のもとに、各種の制御弁
と切換弁の制御を受けて昇降枠用エアシリンダ2と安全
柵用エアシリンダ18の駆動または駆動停止を行うよう
に構成されている。 【0024】即ち、この台車段積装置Aにおいては、エ
ア圧回路を利用して上記の連係自動操作を可能としてい
るので、図8のエア圧回路図を参照して説明する。 【0025】本台車段積装置Aは、エア圧源27からの
エア圧路に接続された手動入力式の3方向制御弁による
メインバルブ28を備え、また、このメインバルブ28
に接続されて、異常時にすべてのエア圧作動を停止する
非常停止用制御弁29と、台車吊り上げ用の昇降枠3を
昇降させる昇降作動用制御弁30と、昇降枠3を下降さ
せる強制下降用制御弁31と、台車Bの段積完了時に昇
降枠3を下降させると共に安全柵17を上昇させる段積
完了用制御弁32とを備えている。これらの非常停止用
制御弁29と昇降作動用制御弁30と強制下降用制御弁
31と段積完了用制御弁32は、それぞれ、前記操作盤
21の非常停止ボタン22と作動ボタン23と強制下降
ボタン24と段積完了ボタン25により入力操作される
ものである。 【0026】さらに、前記メインバルブ28と昇降枠用
エアシリンダ2間には5方向制御弁による非常停止用切
換弁33と昇降用切換弁34と駆動エア切換弁35を介
設してあり、前記非常停止用切換弁33は昇降作動用制
御弁30と非常停止用制御弁29とにより切り入りを操
作され、前記昇降用切換弁34は昇降作動用制御弁30
と非常停止用制御弁29と強制下降用制御弁31とによ
り昇降操作され、また、前記駆動エア切換弁35は昇降
作動用制御弁30と段積完了用制御弁32とにより入り
切りを操作されるようになっている。 【0027】さらにまた、36は下降端検知制御弁、3
7は台車所定台数段積検知制御弁、38は台車検知制御
弁で、それぞれ、前記昇降枠下降限位置検知手段16と
台車所定台数段積検知手段15と搬入台車検知手段14
とにより入力操作されるようになっている。39はチェ
ック弁、40は圧力ゲージである。 【0028】従って、連係操作は次のようになる。 (1) メインバルブ28をレバー操作して開状態とする。 (2) 作動ボタン23を押して閉状態の昇降作動用制御弁
30を開状態とすることにより、非常停止用切換弁33
が切り側に、昇降用切換弁34が上昇側に、そして駆動
エア切換弁35が入り側に操作され、エア圧源27から
の圧力エアはこれらの切換弁35,34,33を経由し
て昇降枠用エアシリンダ2に供給され、昇降枠3が上昇
し、また、安全柵は下降状態となる。 【0029】(3) 昇降枠3が上昇している状態におい
て、作業員が台車Bを台車案内レール5に従って機枠1
内に搬入する。 (4) 搬入された第1の台車Bが搬入台車検知手段14に
より検知されると、閉状態の台車検知制御弁38が開状
態となり、昇降用切換弁34を下降側に操作するので、
エア圧源27からの圧力エアの供給が停止され、昇降枠
用エアシリンダ2の圧力エアが抜かれることにより、昇
降枠3は自重により下降し、台車保持用爪4により自動
的に前記台車Bが昇降枠3内に取り込まれる。 【0030】(5) 昇降枠3が下降限位置に達して昇降枠
下降限位置検知手段16によって検知されると、下降端
検知制御弁36が開状態となり、昇降用切換弁34を上
昇側に操作するので、圧力エアは昇降枠用エアシリンダ
2に供給されて昇降枠3を上昇させ、前記第1の台車B
を吊り上げる。 【0031】(6) 次いで、第2の台車Bについて上記
(3) と同様の台車搬入が行われる。 (7) 第2の台車Bについて、上記(4) の搬入台車検知手
段14による昇降枠用エアシリンダの下降と昇降枠の台
車取り込み(段積み)、及び、上記(5) の昇降枠の上昇
(台車の吊り上げ)の連係操作が行われる。 (8) 上記の操作の繰り返しにより、所定台数(例えば4
台)の台車Bが機枠1内に段積状態で取り込まれる。な
お、上部保持位置からの昇降枠3の下降は、強制下降ボ
タン24を押して強制下降用制御弁31を開状態とする
ことによっても行える。 【0032】(9) 最上段になっている第1の台車Bが台
車所定台数段積検知手段15によって検知され、段積台
車が上昇状態で保持された後、台車所定台数段積検知制
御弁37が入力されて開状態となり、駆動エア切換弁3
5が切り側に操作され、昇降用切換え弁34が下降側に
操作され、昇降枠3は下降し、所定台数の台車Bが、機
枠1内の台車案内レール5に段積みされて待機状態とな
る。また、駆動エア切換弁35が切り側に操作される
と、安全柵用エアシリンダ18に圧力エアが供給され、
安全柵17は上昇状態となる。 (10) 段積完了押しボタン25を押すと、段積完了用制
御弁32が開状態となり、エア圧源27からの圧力エア
により駆動エア切換弁35が切り側に操作され、昇降枠
3は下降限まで下降し、強制的に段積を終了する。 【0033】(11) 何らかの非常事態に際しては、非常
停止ボタン22を押すことにより、非常停止用制御弁2
9が開状態となり、エア圧源27からの圧力エアにより
非常停止用切換弁33が入り側に切り換えられ、昇降枠
用エアシリンダ2の作動が停止される。 【0034】なお、上述実施の形態では、昇降駆動源と
してエアシリンダを用いたが、油圧シリンダ、電動シリ
ンダ等他の昇降駆動源を用いてもよいことは勿論であ
る。また、上述実施の形態では、台車を4段段積みした
が、これに限らず、3段段積み、5段段積み等他の複数
段段積みしてもよいことは勿論である。 【0035】 【発明の効果】本発明の段積装置によれば、空台車の段
積みが自動的且つ効率的に行えると共に、台車間の位置
決めが容易で、段積みのずれが比較的少ないので、作業
の安全度が高まり、作業員の疲労を大幅に軽減し、作業
員の削減が可能になるという効果を奏する。特に、昇降
枠の昇降動操作を搬入台車検知手段等の検知手段との連
係で行えるようにしたので、エア圧回路による作用の自
動化が容易になるし、非常時には非常停止用制御弁で全
ての作動を停止させることができるので作業の安全性が
高い。 【0036】 【0037】
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明による台車段積装置の略斜視図である。 【図2】台車の斜視図である。 【図3】4段段積みされた台車の斜視図である。 【図4】本発明による台車段積装置の平面図である。 【図5】本発明による台車段積装置の正面図である。 【図6】昇降枠及び台車保持用爪部分を示す斜視図であ
る。 【図7】本発明による台車段積装置の作動説明図で、
(a)は第1の台車を持ち上げた状態を示す図、(b)
は第1の台車と第2の台車を段積みした状態を示す図、
(c)は2台段積みした昇降枠が上昇し、その下方に第
3の台車が搬入された状態を示す図、(d)は台車が4
台段積みされた状態を示す図である。 【図8】本発明による台車段積装置のエア圧回路図であ
る。 【符号の説明】 A 台車段積装置 1 機枠 2 昇降枠用エアシリンダ 3 昇降枠 3a 脚部 3b 下部材 4 台車保持用爪 5 台車案内レール 5A,5B レール材 5a 台車停止部 5b 台車導入部 6 入口開口部 8 位置合わせスペース 9 曲がり確認板 12 ピストンロッド 13 昇降枠案内部 14 搬入台車検知手段 15 台車所定台数段積検知手段 16 昇降枠下降限位置検知手段 17 安全柵 18 安全柵用エアシリンダ 20 安全カバー 21 操作部 22 非常停止ボタン 23 作動ボタン 24 強制下降ボタン 25 段積完了ボタン 27 エア圧源 28 メインバルブ 29 非常停止用制御弁 30 昇降作動用制御弁 31 強制下降用制御弁 32 段積完了用制御弁 33 非常停止用切換弁 34 昇降用切換弁 35 駆動エア切換弁 B 台車 41 フレーム 43,44 車軸 46 把手 47,48 段積係合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−186521(JP,A) 特開 平4−3724(JP,A) 実開 平4−127728(JP,U) 実開 平2−79318(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 57/30

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 所定台数の台車を段積みする台車段積装
    置であって、 機枠内に昇降可能に設けられた門型の昇降枠と、 該昇降枠を昇降駆動させる昇降駆動源と、 前記昇降枠の両脚部の下端部に設けられ、対向側に進退
    自在で、前記台車の持ち上げ保持が可能な少なくとも前
    後2対の台車保持用爪と、 前記機枠の底部に該機枠の入口開口部より奥部に伸びる
    台車案内レールとを備え、前記機枠の入口開口部に、前記昇降枠の昇降に連係して
    昇降する安全柵を設けると共に、 前記昇降駆動源と前記
    台車の搬入を検知する搬入台車検知手段と前記台車が所
    定数段積されたことを検知する台車所定数段積検知手段
    と前記昇降枠の下降限位置を検知する昇降枠下降限位置
    検知手段との連係で前記昇降枠の昇降動操作を行うエア
    圧回路を有し、 非常時に前記エア圧回路における全ての作動を停止する
    非常停止制御弁を設けたことを特徴とする 台車段積装
    置。
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