JPH0719687Y2 - パレット移載装置 - Google Patents
パレット移載装置Info
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- JPH0719687Y2 JPH0719687Y2 JP1989014350U JP1435089U JPH0719687Y2 JP H0719687 Y2 JPH0719687 Y2 JP H0719687Y2 JP 1989014350 U JP1989014350 U JP 1989014350U JP 1435089 U JP1435089 U JP 1435089U JP H0719687 Y2 JPH0719687 Y2 JP H0719687Y2
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Links
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- 230000003028 elevating effect Effects 0.000 claims description 20
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 8
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 8
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- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 2
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 2
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
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- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Automatic Assembly (AREA)
- Feeding Of Workpieces (AREA)
- Stacking Of Articles And Auxiliary Devices (AREA)
- De-Stacking Of Articles (AREA)
- Specific Conveyance Elements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はパレットを搬入側から搬出側へ移載するパレッ
トの移載装置に関する。
トの移載装置に関する。
(従来技術) 例えば前輪駆動車のフロントサスペンションのような大
型でしかも重量のある部品を組付け部署へ供給するに
は、部品搭載パレットを段積みした台車を搬出部へ運び
込み、そこでパレット上の大物部品を吊下げ式のリフタ
等で組付け部署へ搬出し、空になったパレットは人手に
よって他の台車へ積上げて送り出すようにしている。
型でしかも重量のある部品を組付け部署へ供給するに
は、部品搭載パレットを段積みした台車を搬出部へ運び
込み、そこでパレット上の大物部品を吊下げ式のリフタ
等で組付け部署へ搬出し、空になったパレットは人手に
よって他の台車へ積上げて送り出すようにしている。
ところが、このような大物部品を搭載するパレットは、
重量もかなりのものとなるため、空パレットを他の台車
へ積込むのに移載装置を使用しなければならず、しか
も、パレットを1段ずつ移載するため、大物部品の取出
し位置や空パレットの積込み位置が順次変わってしま
い、その都度リフタや移載装置を操作してこれらの支持
部の高さを変えていかなければならない作業性の悪さを
有している。
重量もかなりのものとなるため、空パレットを他の台車
へ積込むのに移載装置を使用しなければならず、しか
も、パレットを1段ずつ移載するため、大物部品の取出
し位置や空パレットの積込み位置が順次変わってしま
い、その都度リフタや移載装置を操作してこれらの支持
部の高さを変えていかなければならない作業性の悪さを
有している。
(解決しようとする課題) 本考案はこのような事情に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、搬入場所における大物部品とパレ
ットの搬出高さ、搬出場所における空パレットの積込み
高さを常に一定となして、搬出し、積込みの自動化と迅
速化を可能にする新たな装置を提供することにある。
目的とするところは、搬入場所における大物部品とパレ
ットの搬出高さ、搬出場所における空パレットの積込み
高さを常に一定となして、搬出し、積込みの自動化と迅
速化を可能にする新たな装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) すなわち、本考案はかかる課題を達成するためのパレッ
ト移載装置として、送り込まれてきた台車を支持して、
この台車上に段積みした部品搭載パレットのうちの最上
位のパレットを部品供給最適位置に位置させるよう台車
を段積みピッチに相当するピッチをもって順次上昇させ
るパレット搬入側昇降機構と、搬入側から移載された台
車を支持して、この台車上に段積み状に搭載した部品供
給後のパレットのうち最上位のパレットが同じ高さにな
るよう台車を段積みピッチに相当するピッチをもって順
次下降させ、かつこの台車上に搭載したパレットの数が
設定数に達した段階で台車を搬出路の高さまで上昇させ
るパレット搬出側昇降機構と、搬入側の台車から部品供
給後の最上位の上記パレットを保持して該パレットを搬
出側の上記台車の最上位のパレット上に搭載し、かつ搬
入側台車上のパレットが1つになった段階で搬入側の台
車を搬出側昇降機構へ移載するパレット移載機構とから
なるものである。
ト移載装置として、送り込まれてきた台車を支持して、
この台車上に段積みした部品搭載パレットのうちの最上
位のパレットを部品供給最適位置に位置させるよう台車
を段積みピッチに相当するピッチをもって順次上昇させ
るパレット搬入側昇降機構と、搬入側から移載された台
車を支持して、この台車上に段積み状に搭載した部品供
給後のパレットのうち最上位のパレットが同じ高さにな
るよう台車を段積みピッチに相当するピッチをもって順
次下降させ、かつこの台車上に搭載したパレットの数が
設定数に達した段階で台車を搬出路の高さまで上昇させ
るパレット搬出側昇降機構と、搬入側の台車から部品供
給後の最上位の上記パレットを保持して該パレットを搬
出側の上記台車の最上位のパレット上に搭載し、かつ搬
入側台車上のパレットが1つになった段階で搬入側の台
車を搬出側昇降機構へ移載するパレット移載機構とから
なるものである。
(作用) 台車上に段積みした部品搭載パレットのうちの最上位の
ものを部品供給最適位置へ順次上昇させて、組立てライ
ンへの部品の移載を容易かつ迅速に行なわせるととも
に、パレット搬出側においては、台車上に段積み状に移
載した部品供給後のパレットのうちの最上位のものを同
じ高さになるよう順次下降させて、部品供給後のパレッ
トをほぼ同じレベルで搬入側から搬出側へと段積み移載
する。
ものを部品供給最適位置へ順次上昇させて、組立てライ
ンへの部品の移載を容易かつ迅速に行なわせるととも
に、パレット搬出側においては、台車上に段積み状に移
載した部品供給後のパレットのうちの最上位のものを同
じ高さになるよう順次下降させて、部品供給後のパレッ
トをほぼ同じレベルで搬入側から搬出側へと段積み移載
する。
(実施例) そこで以下に図示した実施例について設明する。
第1、2図はパレットの移載状態をもって示した本考案
の一実施例をなすもので、このパレット移載装置は、部
品搭載パレット1を段積みした搬送台車2を台車搬入部
において昇降動させる搬入側昇降機構3と、空パレット
1を受取る搬送台車2を台車搬送部において昇降動させ
る搬出側台車昇降機構4と、搬入側昇降台3上の搬送台
車2から搬出側昇降台4上の搬送台車2へとパレット1
を移載するパレット移載機構5とによって構成されてい
る。
の一実施例をなすもので、このパレット移載装置は、部
品搭載パレット1を段積みした搬送台車2を台車搬入部
において昇降動させる搬入側昇降機構3と、空パレット
1を受取る搬送台車2を台車搬送部において昇降動させ
る搬出側台車昇降機構4と、搬入側昇降台3上の搬送台
車2から搬出側昇降台4上の搬送台車2へとパレット1
を移載するパレット移載機構5とによって構成されてい
る。
つぎに個々の詳細について説明すると、このパレット移
載装置が扱うパレット1は、前輪駆動車のフロントサス
ペンション組立体wを位置決め載置することができるよ
う上面に支持部片11‥‥を備えた板状の部材として構成
されている。このパレット1には、後述する搬送台車2
上への位置決めが可能なように四隅を切欠いて形成した
位置決め縁12‥‥が設けられ、また上面四隅には、組立
体wを載置した状態でその上にパレット1を段積みする
ことができるような間隔規制用スタッド13‥‥が立設さ
れているほか、移載時のズレ止め防止孔14‥‥が設けら
れ、さらにその下面には、第4図に示したような間隔規
制図スタッド13‥‥の先端が挿入する挿入孔15‥‥が設
けられている。
載装置が扱うパレット1は、前輪駆動車のフロントサス
ペンション組立体wを位置決め載置することができるよ
う上面に支持部片11‥‥を備えた板状の部材として構成
されている。このパレット1には、後述する搬送台車2
上への位置決めが可能なように四隅を切欠いて形成した
位置決め縁12‥‥が設けられ、また上面四隅には、組立
体wを載置した状態でその上にパレット1を段積みする
ことができるような間隔規制用スタッド13‥‥が立設さ
れているほか、移載時のズレ止め防止孔14‥‥が設けら
れ、さらにその下面には、第4図に示したような間隔規
制図スタッド13‥‥の先端が挿入する挿入孔15‥‥が設
けられている。
また、このパレット移載装置が扱う搬送台車2は、4個
のキャスタ21‥‥と、一端に手押し用の把持部22を備え
たものとして構成され、その基台23の上面四隅には、パ
レット1の上記した位置決め縁12‥‥と当接する位置決
め突片24‥‥が設けられ、さらに基台23の下面に間隔を
置いて水平に溶接されたアングル25には、パレット1に
設けたズレ止め防止孔14‥‥と対応する位置に位置決め
孔26が設けられている。
のキャスタ21‥‥と、一端に手押し用の把持部22を備え
たものとして構成され、その基台23の上面四隅には、パ
レット1の上記した位置決め縁12‥‥と当接する位置決
め突片24‥‥が設けられ、さらに基台23の下面に間隔を
置いて水平に溶接されたアングル25には、パレット1に
設けたズレ止め防止孔14‥‥と対応する位置に位置決め
孔26が設けられている。
一方、搬入側昇降機構3は第3図に示したように、組立
てライン7と平行にかつ吊下げ式リフタ8の近傍に配設
され、また搬出側昇降機構4は、パレット移載リフタ5
を基準としてその側方に、かつ搬入側昇降機構3に対し
て直面な向きに配設されている。これらの昇降機構3、
4のうち搬入側の昇降機構3は、搬送台車2上に多段積
みされたパレット1(この実施例では4段積み)がパレ
ット移載機構5によって1個ずつ移載される都度、パレ
ット1の1段の高さに相当する高さhだけ順次上昇する
よう動作し、また搬出側の昇降機構4は、空のパレット
1がパレット移載機構5によって搬送台車2上に移載さ
れる都度、パレット1の1段の高さに相当する高さhだ
け順次下降するように動作するもので、これら両昇降機
構3、4は同じ構造をなしているので、以下に搬入側昇
降機構3によって細部の説明をする。
てライン7と平行にかつ吊下げ式リフタ8の近傍に配設
され、また搬出側昇降機構4は、パレット移載リフタ5
を基準としてその側方に、かつ搬入側昇降機構3に対し
て直面な向きに配設されている。これらの昇降機構3、
4のうち搬入側の昇降機構3は、搬送台車2上に多段積
みされたパレット1(この実施例では4段積み)がパレ
ット移載機構5によって1個ずつ移載される都度、パレ
ット1の1段の高さに相当する高さhだけ順次上昇する
よう動作し、また搬出側の昇降機構4は、空のパレット
1がパレット移載機構5によって搬送台車2上に移載さ
れる都度、パレット1の1段の高さに相当する高さhだ
け順次下降するように動作するもので、これら両昇降機
構3、4は同じ構造をなしているので、以下に搬入側昇
降機構3によって細部の説明をする。
この昇降機構3は第4図に示したように、大別して搬送
台車2の走行面より低い位置に固定された基盤31と、こ
の上にリンク機構を介して上下動自在に取付けた昇降台
32とによって構成されている。すなわちこの昇降台32
は、一端が基盤31と昇降台32に枢支され他端がそれぞれ
相手方に滑動自在に取付けられた2本のリンク片33、33
よりなるX字型リンク機構を介して基盤31上に取付けら
れ、かつ、各リンク片33、33に端部を結合した昇降用シ
リンダ34によって上下に駆動されるように構成されてい
る。この昇降台32には、その上面の長手方向に搬送台車
2を案内するガイドレール35、35が敷設され、また、長
手方向一端には搬送台車2を停止させるストッパ36が設
けられ、さらにこの上面には、第5図に示したようにス
トッパ36によって停止させた位置で搬送台車2を拘止す
るためのピン37、37が、搬送台車2下面の位置決め孔26
と係脱し得るよう出没自在に取付けられていて、昇降台
32の内部に配設したピン出没用シリンダ38により操作さ
せるように構成されている。なお、図中符号39は昇降部
を覆っているカバ−を示している。
台車2の走行面より低い位置に固定された基盤31と、こ
の上にリンク機構を介して上下動自在に取付けた昇降台
32とによって構成されている。すなわちこの昇降台32
は、一端が基盤31と昇降台32に枢支され他端がそれぞれ
相手方に滑動自在に取付けられた2本のリンク片33、33
よりなるX字型リンク機構を介して基盤31上に取付けら
れ、かつ、各リンク片33、33に端部を結合した昇降用シ
リンダ34によって上下に駆動されるように構成されてい
る。この昇降台32には、その上面の長手方向に搬送台車
2を案内するガイドレール35、35が敷設され、また、長
手方向一端には搬送台車2を停止させるストッパ36が設
けられ、さらにこの上面には、第5図に示したようにス
トッパ36によって停止させた位置で搬送台車2を拘止す
るためのピン37、37が、搬送台車2下面の位置決め孔26
と係脱し得るよう出没自在に取付けられていて、昇降台
32の内部に配設したピン出没用シリンダ38により操作さ
せるように構成されている。なお、図中符号39は昇降部
を覆っているカバ−を示している。
これに対して、パレット移載機構5は第3図及び第6図
に示したように、搬送台車2の走行面より下方に設置さ
れた基台51と、この上に取付けられた転向台53と、搬入
側昇降機構3と搬出側昇降機構4との間で、パレット1
と搬送台車2を受渡しする転向台53上のリフタ57とによ
って構成されている。
に示したように、搬送台車2の走行面より下方に設置さ
れた基台51と、この上に取付けられた転向台53と、搬入
側昇降機構3と搬出側昇降機構4との間で、パレット1
と搬送台車2を受渡しする転向台53上のリフタ57とによ
って構成されている。
基台51には回転テーブル52を介して転向台53が取付けら
れ、基台51上に設けた旋回用シリンダ54によって搬入側
昇降機構3と搬出側昇降機構4との間で90°転向し得る
ように構成されている。この転向台53にはガイドレール
55とこれに沿うラック56が設けられ、このガイドレール
55上に滑動自在に取付けられたリフタ57は、ラック56と
噛合うピニオン59を介して走行駆動用油圧モータ58によ
り走行台53上を前後に走行するように構成され、また、
このリフタ57の走行基台60上に立設したフォーク昇降枠
61には、その前面に垂直な向きのガイドレール62が固定
され、ここには、フォーク昇降用シリンダ63のロッド端
に結合したフォーク64、64が昇降動自在に取付けられて
いて、フォーク64の上面に突設したピン65、65を搬送台
車2の位置決め孔26、あるいはパレット1のズレ止め防
止孔14に係合させることによって、搬送台車2もしくは
空のパレット1を安定的に支持しつつ搬出側昇降機構4
の昇降台42もしくはこの上に載置した搬送台車2上に移
載するように構成されている。
れ、基台51上に設けた旋回用シリンダ54によって搬入側
昇降機構3と搬出側昇降機構4との間で90°転向し得る
ように構成されている。この転向台53にはガイドレール
55とこれに沿うラック56が設けられ、このガイドレール
55上に滑動自在に取付けられたリフタ57は、ラック56と
噛合うピニオン59を介して走行駆動用油圧モータ58によ
り走行台53上を前後に走行するように構成され、また、
このリフタ57の走行基台60上に立設したフォーク昇降枠
61には、その前面に垂直な向きのガイドレール62が固定
され、ここには、フォーク昇降用シリンダ63のロッド端
に結合したフォーク64、64が昇降動自在に取付けられて
いて、フォーク64の上面に突設したピン65、65を搬送台
車2の位置決め孔26、あるいはパレット1のズレ止め防
止孔14に係合させることによって、搬送台車2もしくは
空のパレット1を安定的に支持しつつ搬出側昇降機構4
の昇降台42もしくはこの上に載置した搬送台車2上に移
載するように構成されている。
他方、第7図は上記したパレット移載装置の制御ユニッ
トを示したもので、この制御ユニット9はマイクロプロ
セッサ(CPU)91を備えていて、メモリ92と1/0インター
フェース93に接続している。この1/0インターフェース9
3には、入力側に搬入側昇降台32上の搬送台車を検知す
る搬入側台車検出センサS1、最上段パレット1のフロン
トサスペンション組立体Wを検知するワーク検知センサ
S2をはじめとして、搬出側昇降台42上の搬送台車を検知
する搬出側台車検出センサS3等の各種センサのほか、始
動スイッチS4、非常停止スイッチS5等が接続し、また、
出力側には昇降制御回路94、パレット移載制御回路95が
接続していて、さらに昇降制御回路94には、搬出入昇降
機構3、4の昇降用シリンダ34、44と、ピン出没用シリ
ンダ38、48への各流路切換弁が、パレット移載制御回路
95には、パレット移載リフタ5の旋回用シリンダ54、走
行駆動用油圧モータ58、フォーク昇降用シリンダ63への
各流路切換弁がそれぞれ接続している。
トを示したもので、この制御ユニット9はマイクロプロ
セッサ(CPU)91を備えていて、メモリ92と1/0インター
フェース93に接続している。この1/0インターフェース9
3には、入力側に搬入側昇降台32上の搬送台車を検知す
る搬入側台車検出センサS1、最上段パレット1のフロン
トサスペンション組立体Wを検知するワーク検知センサ
S2をはじめとして、搬出側昇降台42上の搬送台車を検知
する搬出側台車検出センサS3等の各種センサのほか、始
動スイッチS4、非常停止スイッチS5等が接続し、また、
出力側には昇降制御回路94、パレット移載制御回路95が
接続していて、さらに昇降制御回路94には、搬出入昇降
機構3、4の昇降用シリンダ34、44と、ピン出没用シリ
ンダ38、48への各流路切換弁が、パレット移載制御回路
95には、パレット移載リフタ5の旋回用シリンダ54、走
行駆動用油圧モータ58、フォーク昇降用シリンダ63への
各流路切換弁がそれぞれ接続している。
CPU91は、メモリ92に予め記憶されているプログラムに
従って上記各センサからの出力信号を処理し、搬入側昇
降機構3に対しては、はじめに昇降台32を搬送台車2の
搬送路面から最下段まで降下させ、ついでこれをパレッ
ト1の1段に高さに相当する高さhだけ順次上昇させて
最後は搬送路上に位置させるように、また搬出側昇降機
構4に対しては、はじめに昇降台42を搬送路面からパレ
ット1の1段の高さに相当する高さhだけ順次下降させ
て最後は搬送路上に戻すように、さらにパレット移載リ
フタ5に対しては、リフタ57の前進、フォーク64の上
昇、リフタの後進、転向台53の旋回、リフタの前進、フ
ォーク64の下降、リフタの後進、転向台53の反転を順次
行なわせるように制御する。
従って上記各センサからの出力信号を処理し、搬入側昇
降機構3に対しては、はじめに昇降台32を搬送台車2の
搬送路面から最下段まで降下させ、ついでこれをパレッ
ト1の1段に高さに相当する高さhだけ順次上昇させて
最後は搬送路上に位置させるように、また搬出側昇降機
構4に対しては、はじめに昇降台42を搬送路面からパレ
ット1の1段の高さに相当する高さhだけ順次下降させ
て最後は搬送路上に戻すように、さらにパレット移載リ
フタ5に対しては、リフタ57の前進、フォーク64の上
昇、リフタの後進、転向台53の旋回、リフタの前進、フ
ォーク64の下降、リフタの後進、転向台53の反転を順次
行なわせるように制御する。
つぎに上述した装置の動作を第8図に基づいて説明す
る。
る。
いま作業者が、搬送路面と同じ高さに位置している搬入
側の昇降台32上にパレット1を定数段積み(この実施例
では4段積み)した搬送台車2を移動してきて、これを
端部のストッパ36に当接させると、搬入側台車検知セン
サS1はこれを検出し、その検出信号により昇降台32上の
ピン出没用シリンダ38を作動させて搬送台車2を昇降台
32上に位置決めするとともに、昇降用シリンダ34を作動
させて最上段のパレット1がフロントサスペンション組
立体Wの取出しに適した位置に達するまで昇降台32を下
降させる。
側の昇降台32上にパレット1を定数段積み(この実施例
では4段積み)した搬送台車2を移動してきて、これを
端部のストッパ36に当接させると、搬入側台車検知セン
サS1はこれを検出し、その検出信号により昇降台32上の
ピン出没用シリンダ38を作動させて搬送台車2を昇降台
32上に位置決めするとともに、昇降用シリンダ34を作動
させて最上段のパレット1がフロントサスペンション組
立体Wの取出しに適した位置に達するまで昇降台32を下
降させる。
この状態のもとでつぎに作業者が吊下げ式リフタ8を使
用して最上段のパレット1からフロントサスペンション
組立体Wを組立ライン7上のパレット1'に移載すると、
ワーク検知センサS2はこの状態を検出し、その出力信号
によりはじめに走行駆動用モータ58を作動させてリフタ
57を前進させ、フォーク64、64をパレット1の下方に挿
入してそこに突設したピン65をパレット1のズレ止め防
止孔14に係合させた上、昇降用シリンダ63を作動させて
パレット1を持上げる(第1図)。そしてこの状態のま
まつぎに走行駆動用モータ58を逆転させてリフタ57を終
端まで後退させるとともに、旋回用シリンダ54を作動さ
せリフタ57を旋回させ、これを搬出側昇降機構4に向か
せる。
用して最上段のパレット1からフロントサスペンション
組立体Wを組立ライン7上のパレット1'に移載すると、
ワーク検知センサS2はこの状態を検出し、その出力信号
によりはじめに走行駆動用モータ58を作動させてリフタ
57を前進させ、フォーク64、64をパレット1の下方に挿
入してそこに突設したピン65をパレット1のズレ止め防
止孔14に係合させた上、昇降用シリンダ63を作動させて
パレット1を持上げる(第1図)。そしてこの状態のま
まつぎに走行駆動用モータ58を逆転させてリフタ57を終
端まで後退させるとともに、旋回用シリンダ54を作動さ
せリフタ57を旋回させ、これを搬出側昇降機構4に向か
せる。
ところで、搬出側の昇降台42上には後述するように1つ
の空パレット1を載置した搬送台車2が載っており、搬
出側の昇降台検知センサS3はこの状態を検出しているか
ら、その検出信号によりはじめにパレット移載機構5の
走行駆動用モータ58を作動させてリフタ57を昇降台42の
もとまで前進させ、つぎに昇降用シリンダ63を作動させ
てフォーク64を下降させ、保持した空のパレット1を搬
送台車2上のパレット1上に載置して間隔規制用スタッ
ド13と挿入孔15とを係合させる。ついで走行駆動用モー
タ18を逆転させてリフタ57を終端まで後退させるととも
に、旋回用シリンダ54を作動させてリフタ57を搬入側昇
降機構3の方に向かせる。
の空パレット1を載置した搬送台車2が載っており、搬
出側の昇降台検知センサS3はこの状態を検出しているか
ら、その検出信号によりはじめにパレット移載機構5の
走行駆動用モータ58を作動させてリフタ57を昇降台42の
もとまで前進させ、つぎに昇降用シリンダ63を作動させ
てフォーク64を下降させ、保持した空のパレット1を搬
送台車2上のパレット1上に載置して間隔規制用スタッ
ド13と挿入孔15とを係合させる。ついで走行駆動用モー
タ18を逆転させてリフタ57を終端まで後退させるととも
に、旋回用シリンダ54を作動させてリフタ57を搬入側昇
降機構3の方に向かせる。
また、このパレット1の移載に伴って、搬出側昇降機構
4の昇降用シリンダ44はメモリされた内容に従って作動
し、パレット1の1段の高さhに相当する分昇降台42を
下降させる。
4の昇降用シリンダ44はメモリされた内容に従って作動
し、パレット1の1段の高さhに相当する分昇降台42を
下降させる。
一方、搬入側昇降機構3は、最上段のパレット1が移載
されると、昇降用シリンダ34を予めメモリされた内容に
従って作動させ、パレット1の1段の高さhに相当する
分昇降台32を上昇させる。
されると、昇降用シリンダ34を予めメモリされた内容に
従って作動させ、パレット1の1段の高さhに相当する
分昇降台32を上昇させる。
以上でパレットの1サイクルは終了し、つぎに作業者が
最上段に位置した2番目のパレット1からフロントサス
ペンション組立体Wを組立ライン7上に移載すると、再
び上述した手順に従ったパレット1の移載動作が繰返さ
れる。
最上段に位置した2番目のパレット1からフロントサス
ペンション組立体Wを組立ライン7上に移載すると、再
び上述した手順に従ったパレット1の移載動作が繰返さ
れる。
このようにして3回のパレット移載動作が繰返される
と、搬出側の昇降台42は下降端に達して、その上の搬送
台車2には4個のパレット1が搭載されることになるか
ら、この状態になったら、予めメモリされた内容に従っ
て昇降台42を搬送路まで上昇させて搬送台車2を外へ運
び出すことができる状態にする。
と、搬出側の昇降台42は下降端に達して、その上の搬送
台車2には4個のパレット1が搭載されることになるか
ら、この状態になったら、予めメモリされた内容に従っ
て昇降台42を搬送路まで上昇させて搬送台車2を外へ運
び出すことができる状態にする。
他方、搬入側でも、この3回のパレット移載動作により
搬送台車2上には1個のパレット1が残るのみになるか
ら、このような状態になったら、予めメモリされた内容
に従って昇降台32を搬送路まで上昇させる。そしてこの
状態のもとでリフト57を前進させ、フォーク64を搬送台
車2の下方に挿入して最後のパレット1を搬送台車2ご
と組立体Wの取出し高さ位置まで上昇させる(第2
図)。
搬送台車2上には1個のパレット1が残るのみになるか
ら、このような状態になったら、予めメモリされた内容
に従って昇降台32を搬送路まで上昇させる。そしてこの
状態のもとでリフト57を前進させ、フォーク64を搬送台
車2の下方に挿入して最後のパレット1を搬送台車2ご
と組立体Wの取出し高さ位置まで上昇させる(第2
図)。
そしてこの位置でパレット1上のフロントサスペンショ
ン組立体Wが組立ライン上に移されたら、上述したと同
様にリフト57を後退させて旋回させた上、空になった搬
出側の昇降台42上に1個のパレット1を搭載したこの搬
送台車2を新たに載置してピンによる位置決めを行な
う。
ン組立体Wが組立ライン上に移されたら、上述したと同
様にリフト57を後退させて旋回させた上、空になった搬
出側の昇降台42上に1個のパレット1を搭載したこの搬
送台車2を新たに載置してピンによる位置決めを行な
う。
そして以後は上述したとおりのパレット移載動作を繰返
す。
す。
(効果) 以上述べたように本考案によれば、パレット搬入側に、
台車上に段積みした部品搭載パレットのうちの最上位の
ものを部品供給最適位置へ順次上昇させる昇降機構を設
けたので、組立てラインへの部品に移載をきわめて容易
かつ迅速に行ない得るばかりでなく、移載機構を大幅に
簡素化することができる。しかも、これに加えてパレッ
ト搬出側においては、台車上に段積み状に移載した部品
供給後のパレットのうちの最上位のものが同じ高さにな
るよう台車を順次下降させる昇降機構を設けたので、部
品供給後のパレットをほぼ同じレベルで搬入側から搬出
側へと段積み移載することが可能となって、パレット移
載に要する動力費の軽減と、機構の簡素化を図ることが
できる。
台車上に段積みした部品搭載パレットのうちの最上位の
ものを部品供給最適位置へ順次上昇させる昇降機構を設
けたので、組立てラインへの部品に移載をきわめて容易
かつ迅速に行ない得るばかりでなく、移載機構を大幅に
簡素化することができる。しかも、これに加えてパレッ
ト搬出側においては、台車上に段積み状に移載した部品
供給後のパレットのうちの最上位のものが同じ高さにな
るよう台車を順次下降させる昇降機構を設けたので、部
品供給後のパレットをほぼ同じレベルで搬入側から搬出
側へと段積み移載することが可能となって、パレット移
載に要する動力費の軽減と、機構の簡素化を図ることが
できる。
しかも搬出側昇降機構については、これを台車上のパレ
ットの数が設定数に達した段階で台車を搬出路の高さま
で上昇させる一方、パレット移載機構については、これ
を搬入側台車上のパレットが1つになった段階で、この
台車を搬出側昇降機構へ移載するように構成したので、
パレットを台車ごと搬入した上、これらのパレットを順
に組立てラインへと送り込み、また組立てラインから送
り出されてきた各パレットを再び台車上にまとめて搭載
した上これらを台車ごと搬出させることが可能となっ
て、この種のパレットの移動をより効率化させることが
できる。
ットの数が設定数に達した段階で台車を搬出路の高さま
で上昇させる一方、パレット移載機構については、これ
を搬入側台車上のパレットが1つになった段階で、この
台車を搬出側昇降機構へ移載するように構成したので、
パレットを台車ごと搬入した上、これらのパレットを順
に組立てラインへと送り込み、また組立てラインから送
り出されてきた各パレットを再び台車上にまとめて搭載
した上これらを台車ごと搬出させることが可能となっ
て、この種のパレットの移動をより効率化させることが
できる。
第1図及び第2図はパレットの各移載状態をもって示し
た本考案の一実施例をなす装置の斜視図、第3図は同上
装置の配置図、第4図は昇降機構の側面図、第5図は同
上機構の要部を示した図、第6図はパレット移載機構の
側面図、第7図は制御回路を示した図、第8図はパレッ
ト移載のフローチャートを示した図である。 1……パレット 14……ズレ止め防止孔 2……台車 3……搬入側昇降機構 32……昇降台 34……昇降用シリンダ 38……ピン出没用シリンダ 4……搬出側昇降機構 5……パレット移載機構 52……ターンテーブル 53……転向台 57……リフタ 58……走行駆動用モータ 63……フォーク昇降用シリンダ 7……組立ライン 8……吊下げ式リフタ 9……制御ユニット W……フロントサスペンション組立体
た本考案の一実施例をなす装置の斜視図、第3図は同上
装置の配置図、第4図は昇降機構の側面図、第5図は同
上機構の要部を示した図、第6図はパレット移載機構の
側面図、第7図は制御回路を示した図、第8図はパレッ
ト移載のフローチャートを示した図である。 1……パレット 14……ズレ止め防止孔 2……台車 3……搬入側昇降機構 32……昇降台 34……昇降用シリンダ 38……ピン出没用シリンダ 4……搬出側昇降機構 5……パレット移載機構 52……ターンテーブル 53……転向台 57……リフタ 58……走行駆動用モータ 63……フォーク昇降用シリンダ 7……組立ライン 8……吊下げ式リフタ 9……制御ユニット W……フロントサスペンション組立体
Claims (1)
- 【請求項1】送り込まれてきた台車を支持して、該台車
上に段積みした部品搭載パレットのうちの最上位のパレ
ットを部品供給最適位置に位置させるよう該台車を段積
みピッチに相当するピッチをもって順次上昇させるパレ
ット搬入側昇降機構と、 搬入側から移載された上記台車を支持して、該台車上に
段積み状に搭載した部品供給後のパレットのうち最上位
のパレットが同じ高さになるよう該台車を段積みピッチ
に相当するピッチをもって順次下降させ、かつ該台車上
に搭載したパレットの数が設定数に達した段階で該台車
を搬出路の高さまで上昇させるパレット搬出側昇降機構
と、 搬入側の上記台車から部品供給後の最上位の上記パレッ
トを保持して該パレットを搬出側の上記台車の最上位の
パレット上に搭載し、かつ該搬入側台車上のパレットが
1個になった段階で該搬入側台車を上記搬出側昇降機構
へ移載するパレット移載機構と、 からなるパレット移載装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989014350U JPH0719687Y2 (ja) | 1989-02-09 | 1989-02-09 | パレット移載装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989014350U JPH0719687Y2 (ja) | 1989-02-09 | 1989-02-09 | パレット移載装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02107435U JPH02107435U (ja) | 1990-08-27 |
JPH0719687Y2 true JPH0719687Y2 (ja) | 1995-05-10 |
Family
ID=31225470
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989014350U Expired - Lifetime JPH0719687Y2 (ja) | 1989-02-09 | 1989-02-09 | パレット移載装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0719687Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100412279B1 (ko) * | 1997-12-29 | 2004-09-04 | 주식회사 만도 | 쇼크업소버의캡자동조립장치및그방법 |
CN106925968B (zh) * | 2017-04-13 | 2023-09-01 | 上海恺杰汽车塑料零部件有限公司 | 一种汽车内饰按键自动装配设备 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6056733A (ja) * | 1983-09-03 | 1985-04-02 | Motoda Electronics Co Ltd | 製品搬送装置 |
-
1989
- 1989-02-09 JP JP1989014350U patent/JPH0719687Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02107435U (ja) | 1990-08-27 |
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