JP3108751B2 - 搬送車 - Google Patents

搬送車

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JP3108751B2
JP3108751B2 JP06287862A JP28786294A JP3108751B2 JP 3108751 B2 JP3108751 B2 JP 3108751B2 JP 06287862 A JP06287862 A JP 06287862A JP 28786294 A JP28786294 A JP 28786294A JP 3108751 B2 JP3108751 B2 JP 3108751B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中量物又は重量物の搬
送、据え付けに好適な搬送車に係り、特に、狭い場所で
の中量物の搬送に適した搬送車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、中量物又は重量物、とりわけ3〜
20トン程度の中量物を搬送する搬送装置としては、例
えば、図7、8に示すような搬送装置が知られている。
これは、本願出願人が特開平6−206613号公報に
開示したもので、従来天井クレーンが使用出来ない場合
には、コロ、チルタンク、ジャッキ、フォークリフト等
を使用してたが、手作業による付帯作業が多いため、効
率が悪く安全性も低かった。このような問題を解決する
ために、上記公報の搬送装置が発明された。
【0003】図7は、上記従来技術の搬送装置を示す。
搬送装置100は、搬送ユニット101を例えば3乃至
4台を一組として備えており、かかる3乃至4台の搬送
ユニット101のそれぞれのエアジャッキ106でそれ
ぞれの支持台105を一様な高さに上昇させ、該3乃至
4台の支持台105で一つの搬送対象物111を支える
ものである。尚、図7において、参照番号112は台、
113は床面を示す。
【0004】図8は、上記搬送装置に利用する搬送ユニ
ットで、搬送ユニット101は台車102とエアジャッ
キ106とを備えている。台車102には駆動車輪10
8と自由車輪109とが設けてあり、駆動車輪108は
一台の搬送ユニット101に2本設けられ、それぞれの
駆動車輪108が別個の減速機付きモーターである駆動
装置110で駆動され、搬送ユニット101を運行させ
る。自由車輪109は、支軸109aを中心に回動自在
に台車102に設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
搬送装置100は、各種形状の搬送対象物に対応するた
めには、搬送対象物111に合わせたアタッチメントを
上記搬送ユニット101に取り付けなければならなかっ
た。そのため、搬送装置100自体が大きくなり、狭い
場所での作業は困難であった。一方、搬送対象物111
の重量が10トン以上になると、フォークリフトでの搬
送は困難である。
【0006】本発明の目的は、狭い場所での重量物の搬
送、据付を一貫作業として迅速、容易に出来て、しかも
安全性の高い搬送車を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の搬送車は、駆動装置によって駆動される駆
動車輪を設けた搬送ユニット及び搬送対象物を載置する
載置台を有する車本体と、該車本体の前記載置台の両側
に設けられ前記搬送対象物を支持し所定の位置に載置、
据付するフォークとを備えた搬送車において、前記フォ
ークの各々を一方向に独立に移動自在とするとともに、
前記フォークの各々に設けられ前記搬送対象物の載置、
据付の際に前記搬送対象物を昇降する昇降手段と、前記
車本体の両側に設けられ各々が前記フォークと同方向に
独立に移動可能な姿勢安定手段と、前記搬送対象物を前
記載置台に載置、支持して前記搬送ユニットの運行のス
ピードと進行方向とを同調制御し前記搬送ユニットの運
行を行なわせる制御装置とを備えたものである。
【0008】
【0009】更に、上記発明において、搬送ユニット
は、中心軸を挟んで対向して設けられ各々別個の駆動装
置を有する駆動車輪と、この駆動車輪の軸線に直角方向
に中心軸を挟んで設けられた少なくとも二個所の自由車
輪とを有するものである。
【0010】更に、上記いずれかの発明において、車本
体は、搬送対象物の転倒を防止する転倒防止手段を備え
たものである。
【0011】そして、上記いずれかの発明において、車
本体は、搬送車の運転を行うための運転席を備えたもの
である。
【0012】
【作用】本発明の搬送車によれば、フォークは、各々が
一方向に独立に移動自在で、さらに搬送対象物の載置、
据付の際に搬送対象物を昇降する昇降手段を有する
で、狭い場所にある搬送対象物に近づき、その搬送対象
物の位置する状態に応じてフォークを互いに平行して独
立に移動させることにより、台の上に載せられた搬送対
象物の下にフォークを位置させ、搬送対象物を台から離
して持ち上げ、載置台の上に載置することが出来る。こ
の時、車本体の両側に設けられフォークと同方向に独立
に移動可能な姿勢安定手段を備えたので、その搬送対象
物の位置する状態に応じて姿勢安定手段を互いに平行し
て独立に移動させ、搬送車の姿勢を安定させることが出
来る。そして、搬送対象物を載置台に載置、支持して搬
送ユニットの運行のスピードと進行方向とを同調制御し
前記搬送ユニットの運行を行なわせる制御装置を備えた
ので、各搬送ユニット間にはスピードと進行方向のアン
バランスが生じない。
【0013】
【0014】更に、上記いずれかの発明において、搬送
ユニットは、中心軸を挟んで対向して設けられ各々別個
の駆動装置を有する駆動車輪と、この駆動車輪の軸線に
直角方向に中心軸を挟んで設けられた少なくとも二個所
の自由車輪とを有するものであるので、上記いずれかの
発明の作用に加え、搬送対象物を持ち上げ載置台の上に
支持した状態で、前後、左右及び斜めの進行方向に直線
的に走行する直進と、進行方向に蛇行的に走行する操舵
と、円弧及び中心旋回等の定位置で回転する旋回とを行
なうことが可能になり、狭い場所でも搬送対象物を搬
送、運行することが可能になる。
【0015】そして、上記いずれかの発明において、車
本体は、搬送対象物の転倒を防止する転倒防止手段を備
えたものであるので、上記いずれかの発明の作用に加
え、縦長の搬送対象物であっても搬送、運行中安定して
行なうことが可能になる。
【0016】そして、上記いずれかの発明において、車
本体は、搬送車の運転を行うための運転席を備えたもの
であるので、上記いずれかの発明の作用に加え、搬送車
に同乗しながら、この搬送車を運転することが可能にな
る。
【0017】
【実施例】以下、本発明に係る搬送車の実施例を図面に
基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る搬送車の
一実施例を示す斜視図、図2は図1の搬送車のフォーク
とジャッキの関係を示す側面図、図3は図1の搬送車に
使用するのに好適な搬送ユニットの一例で、(A)は正
面図、(B)は側面図、図4は図1の搬送車の作用を説
明する平面図、図5は図4と同じく搬送車の作用を説明
する側面図、図6は本発明に係る搬送車の他の実施例を
示す斜視図、を各々示す。
【0018】図1は、本発明に係る搬送車の一実施例を
示す斜視図である。本実施例の搬送車1は、図示しない
駆動装置によって駆動される駆動車輪を設けた搬送ユニ
ット5及び図示しない搬送対象物を載置する載置台18
を有する車本体2と、この車本体2の載置台18の両側
に設けられ搬送対象物を支持し所定の位置に載置、据付
するフォーク23とを備えた搬送車1において、フォー
ク23は搬送対象物の載置、据付の際に搬送対象物を昇
降する昇降手段であるジャッキ24を有し一方向に独立
に移動し、車本体2の両側に設けられフォーク23と同
方向に独立に移動可能な姿勢安定手段であるアウトリガ
ー26と、搬送対象物を載置台18に載置、支持して搬
送ユニット5の運行のスピードと進行方向とを同調制御
し搬送ユニット5の運行を行なわせる制御装置であるコ
ントロールシステム27とを備えたものである。
【0019】上記実施例の搬送車1において、載置台1
8は、車本体2の一方向でコントロールシステム27に
隣接して設けられ、その下には一台の搬送ユニット5が
設けられている。ジャッキ24は、各フォーク23に二
個設けられ、図2に示すように、上下方向に50mm
(ストロークS)昇降可能なもので、公知の電動機械式
或いは油圧式その他のものが使用される。
【0020】車本体2は、コントロールシステム27
と、電源装置であるバッテリーシステム及びチャージシ
ステム28と、搬送車1の運転を行うためのオペレーシ
ョンデッキ21を有する運転席20とを備えている。バ
ッテリーシステム及びチャージシステム28を収納する
ボックスの上には、走行用警告ランプ31が設けられ、
各アウトリガー26の前面には照明30が設けられてい
る。必要に応じて、遠隔操作のための或いは通信連絡用
のアンテナを備えることも出来る。この場合、上記遠隔
操作のための信号発信を行なう機器であるコントローラ
を車本体2の外部に設けることになる。
【0021】搬送ユニット5は、載置台18の下に設け
られる他に、コントロールシステム27とバッテリーシ
ステム及びチャージシステム28との下にも二台設けら
れている(図5に表示)。
【0022】又、フォーク23と同方向に独立に移動可
能な姿勢安定手段であるアウトリガー26は、姿勢安定
のために左右各々のアウトリガー26が車本体の外方に
円弧状に拡開する手段を備えることも出来る。
【0023】図3は、図1の搬送車1に使用するのに好
適な搬送ユニット5の一例で、(A)は正面図、(B)
は側面図である。本実施例の搬送ユニット5は、下部の
台車7と上部の台座16とからなり、両者は支点軸9を
介して接続され、上部の台座16は、載置台18に固定
され、且つ下部の台車7に対して回動自在に接続されて
いる。載置台18と搬送ユニット5との接続において、
台座16を用いないで、搬送ユニット5の支点軸9を直
接、載置台18に回動自在に接続することも出来る。
【0024】台車7には、中心軸6を挟んで対向して駆
動車輪10が設けられ、各駆動車輪10は別個の駆動装
置である駆動モーター11及び減速機12を有してい
る。駆動車輪10の軸線13に直角方向に中心軸6を挟
んで設けられた二個の自由車輪14が支軸15に支えら
れて設けられている。本実施例の搬送ユニット5におい
て、台座16は円形であり、台車枠8は長方形である。
【0025】図4、5は、上記の構成を有する本実施例
の搬送車1の作用を説明する平面図と側面図である。図
4は、互いに接近して配置されている搬送対象物33を
本実施例の搬送車1によって、その一つを取り出し搬送
する状態、又は搬送対象物33を互いに接近して配置す
る状態を示す。そして、例えば、搬送対象物33を取り
出す場合を説明すると、取り出すべき搬送対象物33の
配置状態に応じて、アウトリガー26の一方を搬送ユニ
ット33側に移動し、他方のアウトリガー26を後方に
移動、退避させて車本体2の姿勢を安定させておく。フ
ォーク23を搬送対象物33の台36によって形成され
た搬送対象物33と床面35との間の空間に挿入し、フ
ォーク23に設けられた図示しないジャッキ24を上昇
させ搬送対象物33を床面35から離して持ち上げ、載
置台18の上に載置することが出来る。
【0026】次に、この状態で後方に搬送車1を後退さ
せても良いし、或いは載置台18の下の搬送ユニット5
及び車本体後部側の二台の搬送ユニット5によって、図
4の上方に移動することも出来る。そして、コントロー
ルシステム27により、搬送対象物33を載置台18に
載置、支持して三台の搬送ユニット5の運行のスピード
と進行方向とを同調制御し搬送ユニット5の運行を行な
わせることが出来、各搬送ユニット5間にはスピードと
進行方向のアンバランスが生じない。
【0027】更に、上記実施例の搬送車1において、搬
送ユニット5は、各々別個の駆動装置を有する駆動車輪
10と、二個所の自由車輪14とを有するものであるの
で、搬送対象物33を持ち上げ支持したまま前後、左
右、斜め、円弧及び中心旋回等の移動が自由になり、狭
い場所でも搬送対象物33を搬送し、所定の場所に移動
することが出来る。
【0028】図5は、2点鎖線で示した搬送対象物33
を実線で示した搬送対象物33の位置に移動し載置台1
8上に載置する状態又は載置台18上に載置された搬送
対象物33を2点鎖線で示した搬送対象物33の位置に
据え付ける状態を示している。そして、例えば、2点鎖
線で示した搬送対象物33を載置台18上に載置する場
合には、フォーク23を2点鎖線で示した搬送対象物3
3の下まで伸ばし、フォーク23に設けられたジャッキ
24を上昇させ搬送対象物33を床面35から離して持
ち上げ、載置台18の上に来る迄フォーク23を移動し
載置台18に載置することになる。その他の部分で、図
1〜4と同一の構造、作用のものには同一の参照番号を
付けてその説明を省略する。尚、参照番号34は、建屋
を示す。
【0029】次に、搬送ユニット5は、二つの駆動車輪
10が減速機12と駆動モーター11で別個に駆動、制
御されることから、この駆動車輪10の回転数の差によ
り、直進、操舵、旋回の各運行を行なう。即ち、直進運
行の時は両駆動車輪10を同回転数で駆動する。又、操
舵運行の時は駆動車輪10の一方を停止し又は減速し他
方を駆動することで操舵運行する。旋回運行の時は両駆
動車輪10を互いに逆方向に回転駆動する。
【0030】本実施例の搬送車1は、上記のような構成
の搬送ユニット5を、図4に示すように、載置台18に
一台、車本体2の他の部分に二台合計三台備えており、
搬送対象物33を載置台18に載置支持した状態で、直
進、操舵及び旋回等の運行も自由に出来る。旋回におい
ては、載置台18に設けた搬送ユニット5を中心にして
他の二台の搬送ユニット5を円弧状に移動させることに
よって行なう。搬送対象物33が円形や正方形の場合、
その中心に搬送ユニット5の中心を合わせることが出来
る構造となっており、これにより、設置の際、今まで基
礎穴位置を合わせるための調整を、搬送対象物33を旋
回させる手段を付加して行なっていたが、本実施例では
上記の様に載置台18下の搬送ユニット5を中心に旋回
出来、より効率的な設置が出来る。
【0031】各搬送ユニット5のスピード、方向の制御
は、インバータで同調制御して運行する。各搬送ユニッ
ト5単独の速度制御は各搬送ユニット5の旋回中心に設
けられた図示しないロータリーエンコーダの出力パルス
で制御し、各搬送ユニット5間の速度制御は、例えば台
車枠8と台座16との間に設けられた図示しない歪セン
サーの出力により制御する。これらの制御は高速応答性
とプログラムによらない柔軟性等が要求されるため、公
知のインバータ制御方式やファジイコントロール方式等
を用いて行なっている。各搬送ユニット5の上述の運行
は、公知の手段による遠隔操作で行なうことも出来る。
【0032】又、図1に示したように、本実施例の搬送
車1は、その運転を行うための運転席20を備えたもの
であるので、搬送車1に同乗しながら、この搬送車1を
運転することが出来、ある程度の遠距離の搬送、据付が
可能になると共に、多様な搬送対象物の搬送が可能にな
る。更に、本実施例の搬送車1は、無線、有線等のリモ
コン運転もすることが可能である。
【0033】尚、本実施例の搬送車1の仕様は次のよう
である。
【0034】 積載荷重 10トン 走行速度 0〜15m/分 駆動方式 ACサーボモーター又は誘導モーター 制御方式 サーボドライブ又はインバータ制御 走行機能 前後、左右、斜め、円弧、中心旋回 リフト機能 積載荷重範囲(ストローク50mm) 電源仕様 直流供給方式(バッテリ内臓)又は交流 ケーブル給電方式 操作方式 車本体操作盤及びリモコン(無線、有線) 図6は、本発明に係る搬送車の他の実施例を示す斜視図
である。車本体2は、図示しない搬送対象物33の転倒
を防止する転倒防止手段19を備えたものである。転倒
防止手段19の上部には搬送対象物33の外側を3点挟
持する挟持部19aが設けられ、挟持部19aには、空
気、油圧或いは機械式等の搬送対象物33押圧機器が設
けられている。このような構成によって、搬送対象物が
縦長のものであっても搬送、運行中安定して、且つ安全
に行なうことが出来る。その他の部分で、図1と同一の
構造、作用のものには同一の参照番号を付けてその説明
を省略する。
【0035】以上この発明を図示の実施例について詳し
く説明したが、それを以ってこの発明をそれらの実施例
のみに限定するものではなく、例えば、上記実施例にお
いては、搬送ユニット5を三台用いていたが、この内、
一部は通常の大型車輪であっても良い。要するに、この
発明の精神を逸脱せずして種々改変を加えて多種多様の
変形をなし得ることは云うまでもない。
【0036】
【発明の効果】本発明の搬送車によれば、フォークは、
搬送対象物を昇降する昇降手段を有し一方向に独立に移
動するものであるので、狭い場所にある搬送対象物を、
その状態に応じて搬送対象物の下にフォークを位置さ
せ、搬送対象物を台から離して持ち上げ、載置台の上に
載置することが出来る。この時、車本体の両側に姿勢安
定手段を備えたので、その搬送対象物の位置する状態に
応じて搬送車の姿勢を安定させることが可能になる。そ
して、各搬送ユニットを同調制御する制御装置を備えた
ので、各搬送ユニット間にはスピードと進行方向のアン
バランスが生じない。
【0037】又、本発明の搬送車は、進行方向に直線的
に走行する直進と、進行方向に蛇行的に走行する操舵
と、定位置で回転する旋回とを行なう走行機能を有する
ものであるので、搬送対象物を載置台に載置した状態で
搬送車を搬送対象物の規定設置場所に走行、移動出来、
より効率的な設置が出来る。
【0038】更に、上記いずれかの発明において、搬送
ユニットは、駆動車輪と少なくとも二個所の自由車輪と
を有するものであるので、上記いずれかの発明の効果に
加え、搬送対象物を載置台に載置した状態で前後、左
右、斜め等の直線、蛇行及び円弧や中心旋回等の移動が
自由になり、狭い場所でも搬送対象物を搬送、運行する
ことが可能になる。
【0039】更に、上記いずれかの発明において、車本
体は、搬送対象物の転倒を防止する転倒防止手段を備え
たので、上記いずれかの発明の効果に加え、縦長の搬送
対象物であっても搬送、運行中安定して、且つ安全に行
なうことが可能になる。
【0040】そして、上記いずれかの発明において、車
本体は、搬送車の運転を行うための運転席を備えたもの
であるので、上記いずれかの発明の効果に加え、搬送車
に同乗しながら、ある程度の遠距離の搬送、据付が可能
になると共に、多様な搬送対象物の搬送が可能になる。
更に、搬送車の遠隔操作による運転も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る搬送車の一実施例を示す斜視図で
ある。
【図2】図1の搬送車のフォークとジャッキの関係を示
す側面図である。
【図3】図1の搬送車に使用するのに好適な搬送ユニッ
トの一例で、(A)は正面図、(B)は側面図である。
【図4】図1の搬送車の作用を説明する平面図である。
【図5】図4と同じく搬送車の作用を説明する側面図で
ある。
【図6】本発明に係る搬送車の他の実施例を示す斜視図
である。
【図7】従来技術に係る搬送装置の正面図である。
【図8】図7の搬送装置に使用する搬送ユニットの正面
図である。
【符号の説明】
1 搬送車 2 車本体 3 一方向 5 搬送ユニット 6 中心軸 10 駆動車輪 11 駆動モーター(駆動装置) 12 減速機(駆動装置) 13 軸線 14 自由車輪 18 載置台 19 転倒防止手段 20 運転席 23 フォーク 24 ジャッキ(昇降手段) 26 アウトリガー(姿勢安定手段) 27 コントロールシステム(制御装置) 33 搬送対象物

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動装置によって駆動される駆動車輪を
    設けた搬送ユニット及び搬送対象物を載置する載置台を
    有する車本体と、該車本体の前記載置台の両側に設けら
    れ前記搬送対象物を支持し所定の位置に載置、据付する
    フォークとを備えた搬送車において、前記フォークの各々を一方向に独立に移動自在とすると
    ともに、 前記フォークの各々に設けられ前記搬送対象物の載置、
    据付の際に前記搬送対象物を昇降する昇降手段と、 前記車本体の両側に設けられ各々が前記フォークと同方
    向に独立に移動可能な姿勢安定手段と、 前記搬送対象物を前記載置台に載置、支持して前記搬送
    ユニットの運行のスピードと進行方向とを同調制御し前
    記搬送ユニットの運行を行なわせる制御装置と、を備え
    たことを特徴とする搬送車。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記搬送ユニット
    は、中心軸を挟んで対向して設けられ各々別個の駆動装
    置を有する駆動車輪と、該駆動車輪の軸線に直角方向に
    前記中心軸を挟んで設けられた少なくとも二個所の自由
    車輪とを有するものであることを特徴とする搬送車。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記車本体
    は、前記搬送対象物の転倒を防止する転倒防止手段を備
    えたものであることを特徴とする搬送車。
  4. 【請求項4】 請求項1〜のいずれかにおいて、前記
    車本体は、前記搬送車の運転を行うための運転席を備え
    たものであることを特徴とする搬送車。
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