JP3164767B2 - 長尺ワークの反転機構を備えた搬送台車 - Google Patents
長尺ワークの反転機構を備えた搬送台車Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長尺ワークの反転
機構を備えた搬送台車に係り、特に長尺ワークの反転機
構が長尺ワークの長手方向に移動可能に設けられている
長尺ワークの反転機構を備えた搬送台車に関するもので
ある。
機構を備えた搬送台車に係り、特に長尺ワークの反転機
構が長尺ワークの長手方向に移動可能に設けられている
長尺ワークの反転機構を備えた搬送台車に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、断面角形の長尺ワーク、例えば
橋梁、建築鉄骨等の断面角形の長尺ワークはその組み立
て工程、溶接工程、保管等のために反転、持上げ、搬送
を行う必要がある。そのために、ワークの反転を行う
は、L型腕にワークをクレーン等で吊上げてプレース
し、L型腕を90度反転させるものである。180度反
転させるときは、L型腕で90度反転させた後にワーク
をクレーン等で吊上げ再びL型腕にリプレースしてさら
にL型腕を90度反転させるものである。また、ワーク
の反転と持上げを行うものとして、ワークを回転させる
L型腕、ワークをリフトアップしダウンさせる機能を有
するトラバーサを組合せたものも提案されている。
橋梁、建築鉄骨等の断面角形の長尺ワークはその組み立
て工程、溶接工程、保管等のために反転、持上げ、搬送
を行う必要がある。そのために、ワークの反転を行う
は、L型腕にワークをクレーン等で吊上げてプレース
し、L型腕を90度反転させるものである。180度反
転させるときは、L型腕で90度反転させた後にワーク
をクレーン等で吊上げ再びL型腕にリプレースしてさら
にL型腕を90度反転させるものである。また、ワーク
の反転と持上げを行うものとして、ワークを回転させる
L型腕、ワークをリフトアップしダウンさせる機能を有
するトラバーサを組合せたものも提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術のL型腕にワ
ークをクレーン等で吊上げて載置し、L型腕を反転させ
るものでは、クレーン玉掛作業を伴うための災害の危険
性があり、またその作業中にクレーンが移動して来るの
を待たなければならず、待ち時間のロスがあった。ま
た、従来技術のワークを回転させるL型腕とワークをリ
フトアップしダウンさせる機能を有するトラバーサを組
合せたものもでは、L型腕とトラバーサの2つの装置を
備えるものでコストが高くなり、またワークの持上げ、
トラバースと反転とを別々の作業として行うため、その
作業に時間がかかるものであった。
ークをクレーン等で吊上げて載置し、L型腕を反転させ
るものでは、クレーン玉掛作業を伴うための災害の危険
性があり、またその作業中にクレーンが移動して来るの
を待たなければならず、待ち時間のロスがあった。ま
た、従来技術のワークを回転させるL型腕とワークをリ
フトアップしダウンさせる機能を有するトラバーサを組
合せたものもでは、L型腕とトラバーサの2つの装置を
備えるものでコストが高くなり、またワークの持上げ、
トラバースと反転とを別々の作業として行うため、その
作業に時間がかかるものであった。
【0004】また、仕口金物、吊上げ金物などが取り付
けられている長尺ワークでは、反転機構のL型腕とぶつ
かることあり、長尺ワークの安定した搭載ができないと
いう問題があった。このように従来技術では、例えば橋
梁、建築鉄骨等の断面角形の長尺ワークはその組み立て
工程、溶接工程、保管等のための反転、持上げ、搬送を
行うものとしては、作業時に災害が生ずる危険性、作業
能率の点で問題があった。
けられている長尺ワークでは、反転機構のL型腕とぶつ
かることあり、長尺ワークの安定した搭載ができないと
いう問題があった。このように従来技術では、例えば橋
梁、建築鉄骨等の断面角形の長尺ワークはその組み立て
工程、溶接工程、保管等のための反転、持上げ、搬送を
行うものとしては、作業時に災害が生ずる危険性、作業
能率の点で問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、長尺ワークの
反転機構を備えた搬送台車において、長尺ワークの反転
機構は、回転軸に第1アームと第2アームとをそれぞれ
独立に回動可能に設けられ、前記第1アームにはそのリ
ンク部に第1の作動シリンダが設けられ、前記第2アー
ムにはそのリンク部に第2の作動シリンダが設けられた
ものであり、かつ前記長尺ワークの反転機構は台車上に
複数設けられており、前記複数の長尺ワークの反転機構
の少なくとも1つは載置する長尺ワークの長手方向に台
車上を移動可能に設けられているものであり、前記複数
の長尺ワークの反転機構の第1アームと第2アームでL
型を形成し載置した長尺ワークの反転・持ち上げを行う
ものであることを特徴とする長尺ワークの反転機構を備
えた搬送台車である。
反転機構を備えた搬送台車において、長尺ワークの反転
機構は、回転軸に第1アームと第2アームとをそれぞれ
独立に回動可能に設けられ、前記第1アームにはそのリ
ンク部に第1の作動シリンダが設けられ、前記第2アー
ムにはそのリンク部に第2の作動シリンダが設けられた
ものであり、かつ前記長尺ワークの反転機構は台車上に
複数設けられており、前記複数の長尺ワークの反転機構
の少なくとも1つは載置する長尺ワークの長手方向に台
車上を移動可能に設けられているものであり、前記複数
の長尺ワークの反転機構の第1アームと第2アームでL
型を形成し載置した長尺ワークの反転・持ち上げを行う
ものであることを特徴とする長尺ワークの反転機構を備
えた搬送台車である。
【0006】また、本発明は、複数の長尺ワークの反転
機構を備えている台車が、長尺ワークの反転・持上げを
行う機構ごとに分割されたものであることを特徴とする
上記の長尺ワークの反転機構を備えた搬送台車である。
また、本発明は、長尺ワークの反転機構の第1アーム、
第2アームの少なくとも一方に、ワークを検知するセン
サを設けていることを特徴とする上記の長尺ワークの反
転機構を備えた搬送台車である。
機構を備えている台車が、長尺ワークの反転・持上げを
行う機構ごとに分割されたものであることを特徴とする
上記の長尺ワークの反転機構を備えた搬送台車である。
また、本発明は、長尺ワークの反転機構の第1アーム、
第2アームの少なくとも一方に、ワークを検知するセン
サを設けていることを特徴とする上記の長尺ワークの反
転機構を備えた搬送台車である。
【0007】
【作用】本発明の長尺ワークの反転機構を備えた搬送台
車において、長尺ワークの反転機構は、第1アームと第
2アームがそれぞれ独立にほぼ水平位置とほぼ垂直位置
の間を回転軸を中心に回動可能に設けられいるので、ワ
ークを載置するときは、一方のアームをほぼ水平にして
基台上のワークの下に移動させてワークを載置し、もう
一方のアームをほぼ垂直位置に回動されて第1アームと
第2アームでL型を形成して長尺ワークを反転させるこ
とができるものである。また、第1アームと第2アーム
で形成されたL型を第1作動シリンダーと第2作動シリ
ンダーとにより、L型のコーナー部が回転軸のほぼ垂直
線上の位置に回動し、ワークを載置している基台からワ
ークは持上げられるものである。
車において、長尺ワークの反転機構は、第1アームと第
2アームがそれぞれ独立にほぼ水平位置とほぼ垂直位置
の間を回転軸を中心に回動可能に設けられいるので、ワ
ークを載置するときは、一方のアームをほぼ水平にして
基台上のワークの下に移動させてワークを載置し、もう
一方のアームをほぼ垂直位置に回動されて第1アームと
第2アームでL型を形成して長尺ワークを反転させるこ
とができるものである。また、第1アームと第2アーム
で形成されたL型を第1作動シリンダーと第2作動シリ
ンダーとにより、L型のコーナー部が回転軸のほぼ垂直
線上の位置に回動し、ワークを載置している基台からワ
ークは持上げられるものである。
【0008】また、本発明は、長尺ワークの反転機構が
台車上に複数備えられており、長尺ワークの反転機構の
少なくとも1つは載置する長尺ワークの長手方向に台車
上を移動可能に設けられているので、ワークの長手方向
の重心に第1アームと第2アームにより形成したL型を
位置させることにより、搬送、反転時の落下を防止する
ことができる。さらに、ワークに仕口金物、吊上げ金物
なが固着されている長尺ワークでは、それらとの接触を
避けように載置することができるものである。
台車上に複数備えられており、長尺ワークの反転機構の
少なくとも1つは載置する長尺ワークの長手方向に台車
上を移動可能に設けられているので、ワークの長手方向
の重心に第1アームと第2アームにより形成したL型を
位置させることにより、搬送、反転時の落下を防止する
ことができる。さらに、ワークに仕口金物、吊上げ金物
なが固着されている長尺ワークでは、それらとの接触を
避けように載置することができるものである。
【0009】本発明のワークの反転機構によるワークの
反転・持上げについて、図12〜図16で説明する。図
において、(1)(41)は第1アーム、(2)(4
2)は第2アーム、(3)は回転軸、(10)はワーク
である。第1アーム(1)と(41)はワークの反転・
持上げ時におなじ作用をするものであり、第1アーム
(1)について説明する。また第2アーム(2)と(4
2)も同様に第2アーム(2)について説明する。ま
ず、図12〜図14を説明する。これはワークが高さ
(h+δ)の枕(基台)上に置かれ、第1アーム(1)
(41)の水平位置が高さ(h)の関係の場合である。
なお、(ho+r)>(h+δ)に設定されている。
反転・持上げについて、図12〜図16で説明する。図
において、(1)(41)は第1アーム、(2)(4
2)は第2アーム、(3)は回転軸、(10)はワーク
である。第1アーム(1)と(41)はワークの反転・
持上げ時におなじ作用をするものであり、第1アーム
(1)について説明する。また第2アーム(2)と(4
2)も同様に第2アーム(2)について説明する。ま
ず、図12〜図14を説明する。これはワークが高さ
(h+δ)の枕(基台)上に置かれ、第1アーム(1)
(41)の水平位置が高さ(h)の関係の場合である。
なお、(ho+r)>(h+δ)に設定されている。
【0010】図12に示すように、第1アーム(1)を
ほぼ水平にしてワーク(10)の高さ(h+δ)の枕の
下に移動させる。第2アーム(2)はほぼ垂直位置に油
圧シリンダーで回動し、第1アーム(1)と第2アーム
(2)でL型を形成している。次いで、図13に示すよ
うに、L型に形成されている第1アーム(1)と第2ア
ーム(2)のそれぞれを油圧シリンダーの作動により回
動させ、α度の回動でワーク(10)の下部(Q)で第
1アーム(1)に接触し、ワーク(10)の自重を枕か
らL型に載置されることになる。
ほぼ水平にしてワーク(10)の高さ(h+δ)の枕の
下に移動させる。第2アーム(2)はほぼ垂直位置に油
圧シリンダーで回動し、第1アーム(1)と第2アーム
(2)でL型を形成している。次いで、図13に示すよ
うに、L型に形成されている第1アーム(1)と第2ア
ーム(2)のそれぞれを油圧シリンダーの作動により回
動させ、α度の回動でワーク(10)の下部(Q)で第
1アーム(1)に接触し、ワーク(10)の自重を枕か
らL型に載置されることになる。
【0011】次いで、図14に示すように、さらにL型
にされている第1アーム(1)と第2アーム(2)を油
圧シリンダーで回動し、L型のコーナー部(P)が回転
軸(3)のほぼ垂直線上に位置させることによりワーク
(10)は(ho+r)の位置に持上げられる。ここで
(ho+r)>(h+δ)に設定されているので、この
持上げられた(ho+r)の位置で高さ(h+δ)の枕
上に置かれているワーク(10)は、枕より離れ台車で
搬送することができるものである。
にされている第1アーム(1)と第2アーム(2)を油
圧シリンダーで回動し、L型のコーナー部(P)が回転
軸(3)のほぼ垂直線上に位置させることによりワーク
(10)は(ho+r)の位置に持上げられる。ここで
(ho+r)>(h+δ)に設定されているので、この
持上げられた(ho+r)の位置で高さ(h+δ)の枕
上に置かれているワーク(10)は、枕より離れ台車で
搬送することができるものである。
【0012】もう一つの本発明のワークの反転・持上げ
の例について図15、図16、及び上述した図14で説
明する。これは、ワークが置かれている枕の高さと第1
アーム(1)の水平位置の高さが等しい場合、即ちワー
クが置かれている高さ(h)、第1アーム(1)の水平
位置が高さ(h)の場合である。図15に示すように、
第1アーム(1)の先端を水平より少し下に向けた(h
−δ)としてワーク(10)の下部に移動させる。また
第2アーム(2)はほぼ垂直位置に油圧シリンダーで回
動し、第1アーム(1)と第2アーム(2)でL型を形
成する。
の例について図15、図16、及び上述した図14で説
明する。これは、ワークが置かれている枕の高さと第1
アーム(1)の水平位置の高さが等しい場合、即ちワー
クが置かれている高さ(h)、第1アーム(1)の水平
位置が高さ(h)の場合である。図15に示すように、
第1アーム(1)の先端を水平より少し下に向けた(h
−δ)としてワーク(10)の下部に移動させる。また
第2アーム(2)はほぼ垂直位置に油圧シリンダーで回
動し、第1アーム(1)と第2アーム(2)でL型を形
成する。
【0013】次いで、図16に示すように、L型にされ
ている第1アーム(1)と第2アーム(2)のそれぞれ
を油圧シリンダーで回動し、ワーク(10)の下面に接
触させる。これでワーク(10)の自重は枕からL型に
移ることになる。次いで、上述した図14に示すよう
に、さらにL型にされている第1アーム(1)と第2ア
ーム(2)をそれぞれ油圧シリンダーで回動し、L型の
コーナー部(P)が回転軸(3)のほぼ垂直線上に位置
させることによりワーク(10)は(ho+r)の位置
に持上げられる。この持上げられた(ho+r)の位置
で、高さ(h)の枕上に置かれているワーク(10)
は、枕より持上げられて離れ台車で搬送できるものであ
る。
ている第1アーム(1)と第2アーム(2)のそれぞれ
を油圧シリンダーで回動し、ワーク(10)の下面に接
触させる。これでワーク(10)の自重は枕からL型に
移ることになる。次いで、上述した図14に示すよう
に、さらにL型にされている第1アーム(1)と第2ア
ーム(2)をそれぞれ油圧シリンダーで回動し、L型の
コーナー部(P)が回転軸(3)のほぼ垂直線上に位置
させることによりワーク(10)は(ho+r)の位置
に持上げられる。この持上げられた(ho+r)の位置
で、高さ(h)の枕上に置かれているワーク(10)
は、枕より持上げられて離れ台車で搬送できるものであ
る。
【0014】このように、回転軸(3)の中心Oを中心
に回転するL型のコーナー部(P)は半径rの円周の軌
跡上を回り、図14のコーナー部(P)が回転軸(3)
のほぼ垂直線上の位置では(ho+r)の位置に持上げ
られるものである。これにより、第1アーム(1)と第
2アーム(2)で形成されたL型に載置されたワーク
(10)は、その回動のみでワーク(10)のリフトア
ップが回転と同時になされるものである。即ち、ワーク
(10)のリフトアップ及びリフトダウンは、アーム
(1)とアーム(2)で構成されたL型の腕の回転の途
中で必然的になされる機構であり、ワークを回転させる
手段とは別にワークをリフトアップしダウンさせる手段
を設けることなく反転、持上げを行うことができるもの
である。
に回転するL型のコーナー部(P)は半径rの円周の軌
跡上を回り、図14のコーナー部(P)が回転軸(3)
のほぼ垂直線上の位置では(ho+r)の位置に持上げ
られるものである。これにより、第1アーム(1)と第
2アーム(2)で形成されたL型に載置されたワーク
(10)は、その回動のみでワーク(10)のリフトア
ップが回転と同時になされるものである。即ち、ワーク
(10)のリフトアップ及びリフトダウンは、アーム
(1)とアーム(2)で構成されたL型の腕の回転の途
中で必然的になされる機構であり、ワークを回転させる
手段とは別にワークをリフトアップしダウンさせる手段
を設けることなく反転、持上げを行うことができるもの
である。
【0015】また図14に示すように、L型のコーナー
部(P)が、回転軸(3)のほぼ垂直線上に位置すると
きは、即ちワーク(10)が水平位置からほぼ45°傾
斜した位置は、ワークを最大にリフトアップした位置で
あるが、ワーク(10)の重心がほぼ回転軸(3)の垂
直線上に位置するもので、台車上で安定した荷重状態と
なっている。
部(P)が、回転軸(3)のほぼ垂直線上に位置すると
きは、即ちワーク(10)が水平位置からほぼ45°傾
斜した位置は、ワークを最大にリフトアップした位置で
あるが、ワーク(10)の重心がほぼ回転軸(3)の垂
直線上に位置するもので、台車上で安定した荷重状態と
なっている。
【0016】
【発明の実施の態様】本発明において、長尺ワークの反
転機構を備えた搬送台車は、例えば断面角形の長尺ワー
クを横方向に搬送するものである。走行手段としては、
例えば敷設された軌道(レール)上を走行する車輪又は
無軌道走行する車輪が設けられ、その走行動力を台車に
設けることが好ましい。具体的には搬送台車は車輪を駆
動する減速器付きのモニターで走行する。
転機構を備えた搬送台車は、例えば断面角形の長尺ワー
クを横方向に搬送するものである。走行手段としては、
例えば敷設された軌道(レール)上を走行する車輪又は
無軌道走行する車輪が設けられ、その走行動力を台車に
設けることが好ましい。具体的には搬送台車は車輪を駆
動する減速器付きのモニターで走行する。
【0017】また長尺ワークの反転機構は、回転軸に第
1アームと第2アームとをそれぞれ独立に回動可能に設
けられているもので、具体的には、第1アーム及び第2
アームはそれぞれ独立にほぼ水平位置とほぼ垂直位置に
回動が可能なものである。そして第1アームと第2アー
ムによりL型を形成して長尺ワークの反転・持上げを行
うものである。長尺ワークの反転機構の回転軸の位置
は、台車の前後の車輪の中間位置に設け、ワークがほぼ
45°傾斜したとき、その重心がほぼ回転軸の垂直線上
で、台車の中間に位置するようにして台車上で安定した
荷重状態とすることが好ましい。
1アームと第2アームとをそれぞれ独立に回動可能に設
けられているもので、具体的には、第1アーム及び第2
アームはそれぞれ独立にほぼ水平位置とほぼ垂直位置に
回動が可能なものである。そして第1アームと第2アー
ムによりL型を形成して長尺ワークの反転・持上げを行
うものである。長尺ワークの反転機構の回転軸の位置
は、台車の前後の車輪の中間位置に設け、ワークがほぼ
45°傾斜したとき、その重心がほぼ回転軸の垂直線上
で、台車の中間に位置するようにして台車上で安定した
荷重状態とすることが好ましい。
【0018】また長尺ワークの反転機構の第1アームに
はそのリンク部に第1の作動シリンダが設けられ、第2
アームにはそのリンク部に第2の作動シリンダが設けら
れたもので、具体的には第1アームと第2アームのぞれ
ぞれはリンク機構で連結された第1油圧シリンダー、第
2油圧シリンダーを設けているものである。第1油圧シ
リンダー、第2油圧シリンダーは台車の基部にほぼ水平
に設けるもので、これは移動台車のワーク載置位置の高
さをあまり高くしないことが長尺ワークを反転、持上
げ、搬送の作業を危険なしに安定的に行う上で大切なこ
とである。
はそのリンク部に第1の作動シリンダが設けられ、第2
アームにはそのリンク部に第2の作動シリンダが設けら
れたもので、具体的には第1アームと第2アームのぞれ
ぞれはリンク機構で連結された第1油圧シリンダー、第
2油圧シリンダーを設けているものである。第1油圧シ
リンダー、第2油圧シリンダーは台車の基部にほぼ水平
に設けるもので、これは移動台車のワーク載置位置の高
さをあまり高くしないことが長尺ワークを反転、持上
げ、搬送の作業を危険なしに安定的に行う上で大切なこ
とである。
【0019】長尺ワークの反転機構は、台車上に複数備
えられ、長尺ワークの反転機構の少なくとも1つは載置
する長尺ワークの長手方向に台車上を移動可能に設けら
れているもので、長尺ワークの反転機構の移動は、台車
上にレールを設け、反転機構を電動機によって駆動する
車輪ドライブの方式で行うもの、ラックピニオン方式で
行うもの、あるいはスクリウ回転方式で行うもの等があ
る。また反転機構は、そこに載置する長尺ワークの長手
方向に移動が可能なものであるが、その移動が可能な程
度は、長尺ワークの長手方向の重心の調整に必要な幅、
ワーク寸法と仕口金物、吊上げ金物などの固着位置によ
り経験的に決めるものである。
えられ、長尺ワークの反転機構の少なくとも1つは載置
する長尺ワークの長手方向に台車上を移動可能に設けら
れているもので、長尺ワークの反転機構の移動は、台車
上にレールを設け、反転機構を電動機によって駆動する
車輪ドライブの方式で行うもの、ラックピニオン方式で
行うもの、あるいはスクリウ回転方式で行うもの等があ
る。また反転機構は、そこに載置する長尺ワークの長手
方向に移動が可能なものであるが、その移動が可能な程
度は、長尺ワークの長手方向の重心の調整に必要な幅、
ワーク寸法と仕口金物、吊上げ金物などの固着位置によ
り経験的に決めるものである。
【0020】長尺ワークの反転機構は、台車上に複数備
えられ、長尺ワークの反転機構の少なくとも1つを台車
上を移動可能に設るものであるが、例えば、長尺ワーク
の反転機構を台車に2個設け、1つは台車に固定して設
け、もう1つは台車に長尺ワークの長手方向に移動可能
に設けているものである。または、長尺ワークの反転機
構を台車に2個設け、2個の反転機構を台車に長尺ワー
クの長手方向に移動可能に設けているものがある。
えられ、長尺ワークの反転機構の少なくとも1つを台車
上を移動可能に設るものであるが、例えば、長尺ワーク
の反転機構を台車に2個設け、1つは台車に固定して設
け、もう1つは台車に長尺ワークの長手方向に移動可能
に設けているものである。または、長尺ワークの反転機
構を台車に2個設け、2個の反転機構を台車に長尺ワー
クの長手方向に移動可能に設けているものがある。
【0021】また、長尺ワークの反転機構を備えている
台車が分割されているもので、具体的には、長尺ワーク
の反転・持上げを行う機構ごとに分割され、台車の走行
の同期手段、及び第1アームと第2アームによりL型を
形成する等の反転の同期手段を備えているものである。
台車が分割されているもので、具体的には、長尺ワーク
の反転・持上げを行う機構ごとに分割され、台車の走行
の同期手段、及び第1アームと第2アームによりL型を
形成する等の反転の同期手段を備えているものである。
【0022】また、長尺ワーク反転機構の第1アーム及
び/又は第2アームにはワークを検知するセンサを設
け、ワークの状況を検知して油圧シリンダーを制御し、
アームの回動速度、ワークの重量に対応するものであ
る。具体的には、アームがワークに接触して、それを検
知し台車の駆動部に伝え台車を自動的に停止させるもの
である。またワークの状況を検知して油圧シリンダーに
伝えを制御し、アームの回動速度等を制御することもで
きる。また、搬送台車の走行駆動部、油圧シリンダー
(油圧回路)の操作はボタン操作で行うようにするもの
であり、またシーケンサーを取付けて、自動的に一連の
動作を進行することもできる。
び/又は第2アームにはワークを検知するセンサを設
け、ワークの状況を検知して油圧シリンダーを制御し、
アームの回動速度、ワークの重量に対応するものであ
る。具体的には、アームがワークに接触して、それを検
知し台車の駆動部に伝え台車を自動的に停止させるもの
である。またワークの状況を検知して油圧シリンダーに
伝えを制御し、アームの回動速度等を制御することもで
きる。また、搬送台車の走行駆動部、油圧シリンダー
(油圧回路)の操作はボタン操作で行うようにするもの
であり、またシーケンサーを取付けて、自動的に一連の
動作を進行することもできる。
【0023】
【実施例1】本発明の第1の実施例について図1〜図1
1で説明する。図1は本発明の第1実施例の搬送台車を
示す斜視図、図2は図1の平面図であり、図3、図4は
油圧シリンダーの作動を示す図であり、図5、図6、図
7はリンク機構を示す図であり、図8、図9は長尺ワー
クの反転機構の長尺ワークの長手方向の移動を示す図で
あり、図10、図11は長尺ワークの反転機構の反転・
持上げを説明する図である。
1で説明する。図1は本発明の第1実施例の搬送台車を
示す斜視図、図2は図1の平面図であり、図3、図4は
油圧シリンダーの作動を示す図であり、図5、図6、図
7はリンク機構を示す図であり、図8、図9は長尺ワー
クの反転機構の長尺ワークの長手方向の移動を示す図で
あり、図10、図11は長尺ワークの反転機構の反転・
持上げを説明する図である。
【0024】まず、図1及び図2で本発明の第1実施例
の搬送台車について説明する。図1及び図2に示すよう
に、長尺ワークを搬送する台車(5)は横枠(50)と
縦枠(51)で構成され、車輪(54)が設けられ、レ
ール(55)上をX方向に走行できるようになってい
る。
の搬送台車について説明する。図1及び図2に示すよう
に、長尺ワークを搬送する台車(5)は横枠(50)と
縦枠(51)で構成され、車輪(54)が設けられ、レ
ール(55)上をX方向に走行できるようになってい
る。
【0025】第1アーム(1)と第2アーム(2)は、
支持部(4)のアーム支持部材(52)の回転軸(3)
に回動可能に設けられている。この支持部(4)は台車
(5)の横枠(50)上に固着されている。また、もう
1つの第1アーム(41)と第2アーム(42)は支持
部(44)のアーム支持部材(53)の回転軸(3)に
回動可能に設けられている。この支持部(44)の端部
(45)には車輪(46)が設けられており、対向して
いる2つの横枠(50)のレール(47)上を移動可能
になっているものである。
支持部(4)のアーム支持部材(52)の回転軸(3)
に回動可能に設けられている。この支持部(4)は台車
(5)の横枠(50)上に固着されている。また、もう
1つの第1アーム(41)と第2アーム(42)は支持
部(44)のアーム支持部材(53)の回転軸(3)に
回動可能に設けられている。この支持部(44)の端部
(45)には車輪(46)が設けられており、対向して
いる2つの横枠(50)のレール(47)上を移動可能
になっているものである。
【0026】第1アーム(1)は第1油圧シリンダー
(12)のピストン(14)に連結部(13)で連結さ
れている。第1油圧シリンダー(12)は支持部(4)
に軸(15)で揺動可能に設けられている。また第2ア
ーム(2)は第2油圧シリンダー(22)のピストン
(24)に連結部(23)で連結されている。第2油圧
シリンダー(22)は支持部(4)に軸(25)で揺動
可能に設けられている。
(12)のピストン(14)に連結部(13)で連結さ
れている。第1油圧シリンダー(12)は支持部(4)
に軸(15)で揺動可能に設けられている。また第2ア
ーム(2)は第2油圧シリンダー(22)のピストン
(24)に連結部(23)で連結されている。第2油圧
シリンダー(22)は支持部(4)に軸(25)で揺動
可能に設けられている。
【0027】また同様に、もう1つの第1アーム(4
1)は第1油圧シリンダー(12)のピストン(14)
に連結部(13)で連結されている。この第1油圧シリ
ンダー(12)は支持部(44)に軸(15)で揺動可
能に設けられている。また第2アーム(42)は第2油
圧シリンダー(22)のピストン(24)に連結部(2
3)で連結され、この第2油圧シリンダー(22)は支
持部(44)に軸(25)で揺動可能に設けられてい
る。また、第1アーム(1)(41)及び/又は第2ア
ーム(2)(42)には、ワークを検知するセンサ(図
示省略)を設ける。
1)は第1油圧シリンダー(12)のピストン(14)
に連結部(13)で連結されている。この第1油圧シリ
ンダー(12)は支持部(44)に軸(15)で揺動可
能に設けられている。また第2アーム(42)は第2油
圧シリンダー(22)のピストン(24)に連結部(2
3)で連結され、この第2油圧シリンダー(22)は支
持部(44)に軸(25)で揺動可能に設けられてい
る。また、第1アーム(1)(41)及び/又は第2ア
ーム(2)(42)には、ワークを検知するセンサ(図
示省略)を設ける。
【0028】なお、台車(5)の車輪(54)の数と位
置は任意に適宜定めるものであるが、載置して搬送、反
転する長尺ワークの大きさ、重量により決められるもの
である。また車輪(54)の位置は、この実施例では台
車(5)のワークの反転機構の支持部(4)が固定され
ている側の車輪(54)の位置は巾が狭く、ワークの反
転機構の支持部(44)が移動可能に設けられている側
の車輪(54)の位置は巾が広くなっている。これは台
車(5)の横枠(50)上で支持部(44)が、Y方向
に移動可能になっているのでY方向のどの位置でも、ワ
ークの重さを支え、安全に搬送、反転・持上げを行うた
めである。また、この実施例では台車(5)は横枠(5
0)と縦枠(51)で構成されているが、台車(5)を
板材で構成したものでもよい。
置は任意に適宜定めるものであるが、載置して搬送、反
転する長尺ワークの大きさ、重量により決められるもの
である。また車輪(54)の位置は、この実施例では台
車(5)のワークの反転機構の支持部(4)が固定され
ている側の車輪(54)の位置は巾が狭く、ワークの反
転機構の支持部(44)が移動可能に設けられている側
の車輪(54)の位置は巾が広くなっている。これは台
車(5)の横枠(50)上で支持部(44)が、Y方向
に移動可能になっているのでY方向のどの位置でも、ワ
ークの重さを支え、安全に搬送、反転・持上げを行うた
めである。また、この実施例では台車(5)は横枠(5
0)と縦枠(51)で構成されているが、台車(5)を
板材で構成したものでもよい。
【0029】次ぎに、図3、図4で第1アーム及び第2
アームの作動について説明する。図3、図4は油圧シリ
ンダーの作動を示すもの、上述した図1、図2の移動台
車の側面の図である。図3、図4において、支持部(4
4)は、台車(5)のレール(47)上を端部(45)
に設けられた車輪(46)で移動可能に設けられている
ものである。第1アーム(1)と第2アーム(2)、及
びもう1つの第1アーム(41)と第2アーム(42)
の作動は、長尺ワークの反転・持上げを行う際に同様な
作動をするものである。ここでは、支持部(44)のア
ーム支持部材(53)の回転軸(3)に回動可能に設け
られている第1アーム(41)及び第2アーム(4
2)、並びにその第1油圧シリンダー(12)及び第2
油圧シリンダー(22)について説明する。
アームの作動について説明する。図3、図4は油圧シリ
ンダーの作動を示すもの、上述した図1、図2の移動台
車の側面の図である。図3、図4において、支持部(4
4)は、台車(5)のレール(47)上を端部(45)
に設けられた車輪(46)で移動可能に設けられている
ものである。第1アーム(1)と第2アーム(2)、及
びもう1つの第1アーム(41)と第2アーム(42)
の作動は、長尺ワークの反転・持上げを行う際に同様な
作動をするものである。ここでは、支持部(44)のア
ーム支持部材(53)の回転軸(3)に回動可能に設け
られている第1アーム(41)及び第2アーム(4
2)、並びにその第1油圧シリンダー(12)及び第2
油圧シリンダー(22)について説明する。
【0030】図3に示すように、第1アーム(41)
は、鎖線で示すほぼ水平位置から実線で示すほぼ垂直位
置に回転軸(3)を中心に回動するものである。第1ア
ーム(41)は、支持部(44)に軸(15)で揺動可
能に設けられている第1油圧シリンダー(12)のピス
トン(14)に連結部(13)、リンク(11)で連結
されている。鎖線で示すほぼ水平位置において、第1油
圧シリンダー(12)の作動を開始し、油圧シリンダー
(12)をさらに作動させ、ピストン(14)を押し出
して、実線で示すように第1油圧シリンダー(12)は
やや傾斜してリンク(11)で第1アーム(41)を実
線で示すほぼ垂直位置に回動させるものである。
は、鎖線で示すほぼ水平位置から実線で示すほぼ垂直位
置に回転軸(3)を中心に回動するものである。第1ア
ーム(41)は、支持部(44)に軸(15)で揺動可
能に設けられている第1油圧シリンダー(12)のピス
トン(14)に連結部(13)、リンク(11)で連結
されている。鎖線で示すほぼ水平位置において、第1油
圧シリンダー(12)の作動を開始し、油圧シリンダー
(12)をさらに作動させ、ピストン(14)を押し出
して、実線で示すように第1油圧シリンダー(12)は
やや傾斜してリンク(11)で第1アーム(41)を実
線で示すほぼ垂直位置に回動させるものである。
【0031】また、図4に示すように、第2アーム(4
2)も鎖線で示すほぼ水平位置から実線で示すほぼ垂直
位置に回転軸(3)を中心に回動するものである。第2
アーム(42)は、支持部(44)にに軸(25)で揺
動可能に設けられている第2油圧シリンダー(22)の
ピストン(24)に連結部(23)、リンク(21)で
連結されており、鎖線で示すほぼ水平位置において、第
2油圧シリンダー(22)の作動を開始し、油圧シリン
ダー(22)をさらに作動させ、ピストン(24)を押
し出して、実線で示すように第2油圧シリンダー(2
2)は傾斜してリンク(21)で第2アーム(42)を
実線で示すほぼ垂直位置に回動させるものである。
2)も鎖線で示すほぼ水平位置から実線で示すほぼ垂直
位置に回転軸(3)を中心に回動するものである。第2
アーム(42)は、支持部(44)にに軸(25)で揺
動可能に設けられている第2油圧シリンダー(22)の
ピストン(24)に連結部(23)、リンク(21)で
連結されており、鎖線で示すほぼ水平位置において、第
2油圧シリンダー(22)の作動を開始し、油圧シリン
ダー(22)をさらに作動させ、ピストン(24)を押
し出して、実線で示すように第2油圧シリンダー(2
2)は傾斜してリンク(21)で第2アーム(42)を
実線で示すほぼ垂直位置に回動させるものである。
【0032】図5、図6、図7で第1アーム及び第2ア
ームのリンク機構を説明する。図5には、第1アーム
(1)(41)、回転軸(3)、連結部(13)、リン
ク(11)が示されており、第1油圧シリンダーのピス
トンに連結部(13)、リンク(11)で連結されてい
るものである。なお、説明のためリンク機構を第1アー
ム(1)(41)と一体物として図示したが、これに限
るものではなくリンク部(11)と第1アーム(1)
(41)を別体のものとできものである。また、移動台
車の全体の高さは、長尺ワークの反転、持上げ、搬送の
作業を安全に行う上で大切なことである。そのために第
1、第2油圧シリンダーは台車の基部にほぼ水平に設け
るものであるが、さらに移動台車の全体の高さは、リン
ク機構の構造をも考慮する必要がある。
ームのリンク機構を説明する。図5には、第1アーム
(1)(41)、回転軸(3)、連結部(13)、リン
ク(11)が示されており、第1油圧シリンダーのピス
トンに連結部(13)、リンク(11)で連結されてい
るものである。なお、説明のためリンク機構を第1アー
ム(1)(41)と一体物として図示したが、これに限
るものではなくリンク部(11)と第1アーム(1)
(41)を別体のものとできものである。また、移動台
車の全体の高さは、長尺ワークの反転、持上げ、搬送の
作業を安全に行う上で大切なことである。そのために第
1、第2油圧シリンダーは台車の基部にほぼ水平に設け
るものであるが、さらに移動台車の全体の高さは、リン
ク機構の構造をも考慮する必要がある。
【0033】図6に示すリンク機構において、第1油圧
シリンダー(12)の一端は軸(15)で揺動可能に設
けられ、また第1アーム(1)(41)は回転軸(3)
を回動するもので、そのリンク部(11)に第1油圧シ
リンダー(12)のピストン(14)を連結部(13)
で連結し、第1油圧シリンダー(12)の矢印(P1)
方向の力で第1アーム(1)を矢印(M)方向に回動さ
せるものである。
シリンダー(12)の一端は軸(15)で揺動可能に設
けられ、また第1アーム(1)(41)は回転軸(3)
を回動するもので、そのリンク部(11)に第1油圧シ
リンダー(12)のピストン(14)を連結部(13)
で連結し、第1油圧シリンダー(12)の矢印(P1)
方向の力で第1アーム(1)を矢印(M)方向に回動さ
せるものである。
【0034】第1油圧シリンダー(12)を(P1)の
力で矢印に押すと連結部(13)はリンク部(11)の
(R1)を半径として回転軸(3)の中心の円弧上の軌
跡上を動くもので、油圧シリンダ(12)の力(P1)
と反転モーメント(M)の関係は次式のように表わされ
る。 M=P1・R1・sinθ1 (なお、θ1は初期の水平線のなす角度である。)
力で矢印に押すと連結部(13)はリンク部(11)の
(R1)を半径として回転軸(3)の中心の円弧上の軌
跡上を動くもので、油圧シリンダ(12)の力(P1)
と反転モーメント(M)の関係は次式のように表わされ
る。 M=P1・R1・sinθ1 (なお、θ1は初期の水平線のなす角度である。)
【0035】図7に示すリンク機構において、図6のリ
ンク機構と初期の水平線のなす角度がことなるもので、
初期の水平線のなす角度がθ2の場合である。図7のリ
ンク機構は、θ2=90度の場合で、M=P2・R2と
なる。即ち、図7図に示すようにθ2=90度とすれ
ば、油圧シリンダーの力を合理的に発揮させることがで
きる。図6のリンク機構にするか、図7のリンク機構に
するかは、移動台車の全体の高さと、油圧シリンダーの
大きさ等を考慮して、いずれかを用いるものである。
ンク機構と初期の水平線のなす角度がことなるもので、
初期の水平線のなす角度がθ2の場合である。図7のリ
ンク機構は、θ2=90度の場合で、M=P2・R2と
なる。即ち、図7図に示すようにθ2=90度とすれ
ば、油圧シリンダーの力を合理的に発揮させることがで
きる。図6のリンク機構にするか、図7のリンク機構に
するかは、移動台車の全体の高さと、油圧シリンダーの
大きさ等を考慮して、いずれかを用いるものである。
【0036】次ぎに、図8、図9で長尺ワークの反転機
構の長尺ワークの長手方向の移動させることについて説
明する。図8、図9は、上述した図1、図2の搬送台車
の長尺ワークの反転機構を長尺ワークの長手方向に移動
を示す図である。支持部(4)は台車(5)に固着さ
れ、支持部(44)は、その端部(45)に車輪(4
6)が備えられ、レール(47)をY方向に移動可能に
設けられている。
構の長尺ワークの長手方向の移動させることについて説
明する。図8、図9は、上述した図1、図2の搬送台車
の長尺ワークの反転機構を長尺ワークの長手方向に移動
を示す図である。支持部(4)は台車(5)に固着さ
れ、支持部(44)は、その端部(45)に車輪(4
6)が備えられ、レール(47)をY方向に移動可能に
設けられている。
【0037】長尺ワーク(10)に仕口(60)、吊り
金具等(61)が取り付けられているものを台車(5)
に搭載するときは、仕口(60)、吊り金具等(61)
の位置に第1アーム(1)及び第2アーム(2)並びに
もう1つの第1アーム(41)及び第2アーム(42)
がぶつからないように載置しなければならない。
金具等(61)が取り付けられているものを台車(5)
に搭載するときは、仕口(60)、吊り金具等(61)
の位置に第1アーム(1)及び第2アーム(2)並びに
もう1つの第1アーム(41)及び第2アーム(42)
がぶつからないように載置しなければならない。
【0038】そのためには、長尺ワーク(10)を台車
(5)に搭載するときに、まず第1アーム(1)及び第
2アーム(2)をワーク(10)の仕口(60)、吊り
金具等(61)に接らないようにし、そして第1アーム
(41)及び第2アーム(42)の支持部(44)を仕
口(60)、吊り金具等(61)に接触しないようにY
方向に移動してから搭載するものである。
(5)に搭載するときに、まず第1アーム(1)及び第
2アーム(2)をワーク(10)の仕口(60)、吊り
金具等(61)に接らないようにし、そして第1アーム
(41)及び第2アーム(42)の支持部(44)を仕
口(60)、吊り金具等(61)に接触しないようにY
方向に移動してから搭載するものである。
【0039】この支持部(44)は、台車(5)のレー
ル(47)上を電動機(図示省略)によって駆動させて
Y方向に移動させるものである。なお、このY方向移動
は、レールと車輪に代えて、ラックピニオン方式、スク
リウ回転方式でもよい。また、ワークの反転機構の支持
部(44)が移動可能に設けられている側の車輪(5
4)の巾は、Y方向の移動可能範囲即ちレール(47)
上のどの位置でもワークの重さを支え安全に搬送、反転
・持上げを行うことができるように、支持部(4)が固
定されている側より巾が広くしている。
ル(47)上を電動機(図示省略)によって駆動させて
Y方向に移動させるものである。なお、このY方向移動
は、レールと車輪に代えて、ラックピニオン方式、スク
リウ回転方式でもよい。また、ワークの反転機構の支持
部(44)が移動可能に設けられている側の車輪(5
4)の巾は、Y方向の移動可能範囲即ちレール(47)
上のどの位置でもワークの重さを支え安全に搬送、反転
・持上げを行うことができるように、支持部(4)が固
定されている側より巾が広くしている。
【0040】図10及び図11で長尺ワークの反転機構
の反転・持上げを説明する図10、図11において、台
車(5)には車輪(54)が設けられ、車輪(54)は
駆動部(6)より伝達手段(7)で駆動され、台車
(5)はレール(55)を走行することができる。(な
お図1及び図2では、駆動部(6)と伝達手段(7)の
図示は省略した。) 図10はワークを載置した状態で、第1アーム(1)
(41)にワーク(10)を載置し、第2アーム(2)
(42)をほぼ垂直位置に回動させてL型として、ワー
ク(10)を載置・支持する。この水平状態の第1アー
ム(1)(41)にワーク(10)を載置したときに、
その荷重を支えるように第1アーム(1)(41)の下
部と台車(5)の間に支え部材(図示は省略)を設けて
いてもよい。
の反転・持上げを説明する図10、図11において、台
車(5)には車輪(54)が設けられ、車輪(54)は
駆動部(6)より伝達手段(7)で駆動され、台車
(5)はレール(55)を走行することができる。(な
お図1及び図2では、駆動部(6)と伝達手段(7)の
図示は省略した。) 図10はワークを載置した状態で、第1アーム(1)
(41)にワーク(10)を載置し、第2アーム(2)
(42)をほぼ垂直位置に回動させてL型として、ワー
ク(10)を載置・支持する。この水平状態の第1アー
ム(1)(41)にワーク(10)を載置したときに、
その荷重を支えるように第1アーム(1)(41)の下
部と台車(5)の間に支え部材(図示は省略)を設けて
いてもよい。
【0041】次いで、図11に示すように、第1アーム
(1)(41)と第2アーム(2)(42)のL型に載
置されているワーク(10)を、ほぼ45°傾斜した位
置に回動して、ワーク(10)を持上げられる。このと
きL型を構成している第1アーム(1)(41)は第1
油圧シリンダー(12)のピストンを押し出して第1ア
ーム(1)(41)をほぼ水平位置からほぼ45°傾斜
した位置に回動させ、また第2油圧シリンダー(22)
のピストンを引いて第2アーム(2)(42)をほぼ垂
直位置からほぼ45°傾斜した位置に回動させてワーク
(10)をほぼ45°傾斜した位置に回動させワーク
(10)を持上げるものである。このワーク(10)が
水平位置からほぼ45°傾斜した位置は、ワークを最大
にリフトアップした位置であり、ワーク(10)の重心
がほぼ回転軸(3)の垂直線上に位置するもので、台車
上で安定した荷重状態となっているものである。
(1)(41)と第2アーム(2)(42)のL型に載
置されているワーク(10)を、ほぼ45°傾斜した位
置に回動して、ワーク(10)を持上げられる。このと
きL型を構成している第1アーム(1)(41)は第1
油圧シリンダー(12)のピストンを押し出して第1ア
ーム(1)(41)をほぼ水平位置からほぼ45°傾斜
した位置に回動させ、また第2油圧シリンダー(22)
のピストンを引いて第2アーム(2)(42)をほぼ垂
直位置からほぼ45°傾斜した位置に回動させてワーク
(10)をほぼ45°傾斜した位置に回動させワーク
(10)を持上げるものである。このワーク(10)が
水平位置からほぼ45°傾斜した位置は、ワークを最大
にリフトアップした位置であり、ワーク(10)の重心
がほぼ回転軸(3)の垂直線上に位置するもので、台車
上で安定した荷重状態となっているものである。
【0042】
【実施例2】本発明の第2の実施例を図17、図18に
示し説明する。図17は第2実施例の搬送台車の平面
図、図18は図17の正面図である。図17、図18に
示すように、長尺ワークを搬送する台車(5)は、台車
の横枠(50)と縦枠(51)で構成され車輪(54)
が設けられ、レール(55)上をX方向に走行できるよ
うになっている。台車(5)上には支持部(44)が2
つ共にY方向に移動可能に設けられている。支持部(4
4)はその端部(45)に車輪(46)を備え、対向し
ている2つの横枠(50)のレール(47)上をY方向
に移動可能に設けられているものである。長尺ワーク
(10)を搭載するときには、ワーク(10)の仕口、
吊り金具等が反転機構の第1アーム(41)または第2
アーム(42)にあたらないうに、2個の支持部(4
4)を適宜Y方向に移動して台車(5)搭載するもので
ある。
示し説明する。図17は第2実施例の搬送台車の平面
図、図18は図17の正面図である。図17、図18に
示すように、長尺ワークを搬送する台車(5)は、台車
の横枠(50)と縦枠(51)で構成され車輪(54)
が設けられ、レール(55)上をX方向に走行できるよ
うになっている。台車(5)上には支持部(44)が2
つ共にY方向に移動可能に設けられている。支持部(4
4)はその端部(45)に車輪(46)を備え、対向し
ている2つの横枠(50)のレール(47)上をY方向
に移動可能に設けられているものである。長尺ワーク
(10)を搭載するときには、ワーク(10)の仕口、
吊り金具等が反転機構の第1アーム(41)または第2
アーム(42)にあたらないうに、2個の支持部(4
4)を適宜Y方向に移動して台車(5)搭載するもので
ある。
【0043】この支持部(44)には、上記実施例1と
同様に第1アーム(41)と第2アーム(42)がアー
ム支持部材(53)の回転軸(3)に回動可能に設けら
れている。また第1アーム(41)は第1油圧シリンダ
ー(12)に連結され、また第2アーム(42)は第2
油圧シリンダー(22)に連結されているものであり、
反転機構の第1アーム(41)と第2アーム(42)に
よりL型を形成して長尺ワークの反転・持上げを行うこ
とができるものである。
同様に第1アーム(41)と第2アーム(42)がアー
ム支持部材(53)の回転軸(3)に回動可能に設けら
れている。また第1アーム(41)は第1油圧シリンダ
ー(12)に連結され、また第2アーム(42)は第2
油圧シリンダー(22)に連結されているものであり、
反転機構の第1アーム(41)と第2アーム(42)に
よりL型を形成して長尺ワークの反転・持上げを行うこ
とができるものである。
【0044】
【実施例3】本発明の第3の実施例を図19、図20に
示し説明する。図19は第3実施例の搬送台車の平面
図、図20は図19の正面図である。第3実施例は、長
尺ワークの反転機構を備えている台車が分割されている
もので、図19、図20に示すように、台車(5)が2
つに分割されているものである。2つに分割された長尺
ワークを搬送する台車(5)は、台車の横枠(50)と
縦枠(51)よりなり、車輪(54)が設けられ、レー
ル(55)上をX方向に走行できるようになっている。
示し説明する。図19は第3実施例の搬送台車の平面
図、図20は図19の正面図である。第3実施例は、長
尺ワークの反転機構を備えている台車が分割されている
もので、図19、図20に示すように、台車(5)が2
つに分割されているものである。2つに分割された長尺
ワークを搬送する台車(5)は、台車の横枠(50)と
縦枠(51)よりなり、車輪(54)が設けられ、レー
ル(55)上をX方向に走行できるようになっている。
【0045】それぞれの分割された台車(5)上にはY
方向に移動可能な支持部(44)が設けられている。支
持部(44)はその端部(45)に車輪(46)を備
え、対向している2つの横枠(50)のレール(47)
上をY方向に移動可能に設けられているものである。長
尺ワーク(10)を搭載するときには、ワーク(10)
の仕口、吊り金具等が反転機構の第1アーム(41)ま
たは第2アーム(42)にあたらないうに、2個の支持
部(44)を適宜Y方向に移動して台車(5)搭載する
ものである。
方向に移動可能な支持部(44)が設けられている。支
持部(44)はその端部(45)に車輪(46)を備
え、対向している2つの横枠(50)のレール(47)
上をY方向に移動可能に設けられているものである。長
尺ワーク(10)を搭載するときには、ワーク(10)
の仕口、吊り金具等が反転機構の第1アーム(41)ま
たは第2アーム(42)にあたらないうに、2個の支持
部(44)を適宜Y方向に移動して台車(5)搭載する
ものである。
【0046】そして上記実施例と同様に、支持部(4
4)のアーム支持部材(53)の回転軸(3)に第1ア
ーム(41)と第2アーム(42)が回動可能に設けら
れている。第1アーム(41)は第1油圧シリンダー
(12)に連結され、また第2アーム(42)は第2油
圧シリンダー(22)に連結され、第1アーム(41)
と第2アーム(42)によりL型を形成して長尺ワーク
の反転・持上げを行うことができるものである。また、
台車が長尺ワークの反転・持上げを行う機構ごとに分割
されているので、台車の走行の同期手段(図示省略)、
及び第1アームと第2アームによりL型を形成する等の
反転の同期手段(図示省略)を備えているものである。
4)のアーム支持部材(53)の回転軸(3)に第1ア
ーム(41)と第2アーム(42)が回動可能に設けら
れている。第1アーム(41)は第1油圧シリンダー
(12)に連結され、また第2アーム(42)は第2油
圧シリンダー(22)に連結され、第1アーム(41)
と第2アーム(42)によりL型を形成して長尺ワーク
の反転・持上げを行うことができるものである。また、
台車が長尺ワークの反転・持上げを行う機構ごとに分割
されているので、台車の走行の同期手段(図示省略)、
及び第1アームと第2アームによりL型を形成する等の
反転の同期手段(図示省略)を備えているものである。
【0047】
【実施例4】本発明の第4の実施例を図21、図22に
示し説明する。第4実施例は、長尺ワークの反転機構を
備えている台車が分割されているもので、図21、図2
2に示すように、台車(5)が2つに分割されているも
のである。2つに分割された長尺ワークを搬送する台車
(5)は、台車の横枠(50)と縦枠(51)よりな
り、車輪(54)が設けられ、レール(55)上をX方
向に走行できるようになっている。
示し説明する。第4実施例は、長尺ワークの反転機構を
備えている台車が分割されているもので、図21、図2
2に示すように、台車(5)が2つに分割されているも
のである。2つに分割された長尺ワークを搬送する台車
(5)は、台車の横枠(50)と縦枠(51)よりな
り、車輪(54)が設けられ、レール(55)上をX方
向に走行できるようになっている。
【0048】分割された一方の台車(5)には、Y方向
に移動可能な支持部(44)が設けられている。支持部
(44)はその端部(45)に車輪(46)を備え、対
向している2つの横枠(50)のレール(47)上をY
方向に移動可能に設けられているものである。分割され
たもう一方の台車(5)には、支持部(4)が固着され
ている。長尺ワーク(10)を搭載するときには、ワー
ク(10)の仕口、吊り金具等に反転機構の第1アーム
または第2アームにあたらないうに、台車(5)に固着
されている支持部(4)と移動可能に設けられている支
持部(44)の間隔を調整する。
に移動可能な支持部(44)が設けられている。支持部
(44)はその端部(45)に車輪(46)を備え、対
向している2つの横枠(50)のレール(47)上をY
方向に移動可能に設けられているものである。分割され
たもう一方の台車(5)には、支持部(4)が固着され
ている。長尺ワーク(10)を搭載するときには、ワー
ク(10)の仕口、吊り金具等に反転機構の第1アーム
または第2アームにあたらないうに、台車(5)に固着
されている支持部(4)と移動可能に設けられている支
持部(44)の間隔を調整する。
【0049】分割された一方の台車(5)に移動可能な
支持部(44)には、上記実施例と同様に、アーム支持
部材(53)の回転軸(3)に第1アーム(41)と第
2アーム(42)が回動可能に設けられ、第1アーム
(41)は第1油圧シリンダー(12)に連結され、ま
た第2アーム(42)は第2油圧シリンダー(22)に
連結されている。また、分割されたもう一方の台車
(5)に固着されている支持部(4)には、上記実施例
と同様に、そのアーム支持部材(52)の回転軸(3)
に第1アーム(1)と第2アーム(2)が回動可能に設
けられ、第1アーム(1)は第1油圧シリンダー(1
2)に連結され、また第2アーム(2)は第2油圧シリ
ンダー(22)に連結されている。
支持部(44)には、上記実施例と同様に、アーム支持
部材(53)の回転軸(3)に第1アーム(41)と第
2アーム(42)が回動可能に設けられ、第1アーム
(41)は第1油圧シリンダー(12)に連結され、ま
た第2アーム(42)は第2油圧シリンダー(22)に
連結されている。また、分割されたもう一方の台車
(5)に固着されている支持部(4)には、上記実施例
と同様に、そのアーム支持部材(52)の回転軸(3)
に第1アーム(1)と第2アーム(2)が回動可能に設
けられ、第1アーム(1)は第1油圧シリンダー(1
2)に連結され、また第2アーム(2)は第2油圧シリ
ンダー(22)に連結されている。
【0050】第1油圧シリンダー(12)と第2油圧シ
リンダー(22)の作動により第1アーム(1)(4
1)と第2アーム(2)(42)によりL型を形成して
長尺ワークの反転・持上げを行うことができるものであ
る。また、台車が長尺ワークの反転・持上げを行う機構
ごとに分割されているので、台車の走行の同期手段(図
示省略)、及び第1アームと第2アームによりL型を形
成する等の反転の同期手段(図示省略)を備えているも
のである。
リンダー(22)の作動により第1アーム(1)(4
1)と第2アーム(2)(42)によりL型を形成して
長尺ワークの反転・持上げを行うことができるものであ
る。また、台車が長尺ワークの反転・持上げを行う機構
ごとに分割されているので、台車の走行の同期手段(図
示省略)、及び第1アームと第2アームによりL型を形
成する等の反転の同期手段(図示省略)を備えているも
のである。
【0051】
【実施例5】本発明の第5の実施例として搬送台車の操
作について示す。図23(a)は長尺ワークを搬送する
搬送台車の操作について示す平面図、図23(b)は側
面図である。この搬送台車には、台車(5)には、1つ
の長尺ワークの反転機構の支持部(4)が固着され、も
う1つの支持部(44)が移動可能に設けられているも
のである。
作について示す。図23(a)は長尺ワークを搬送する
搬送台車の操作について示す平面図、図23(b)は側
面図である。この搬送台車には、台車(5)には、1つ
の長尺ワークの反転機構の支持部(4)が固着され、も
う1つの支持部(44)が移動可能に設けられているも
のである。
【0052】図23(a)、(b)に示すAゾーンから
Bゾーンに搬送する場合、Aゾーンの枕(30)上の長
尺ワーク(10)を第1アーム及び第2アームで持ち上
げて搬送台車(5)に搭載する。この際長尺ワーク(1
0)の仕口、吊り金具等に第1アーム及び第2アームが
当らないように支持部(44)を長尺ワーク(10)の
長手方向の適宜の位置に移動させて、台車(5)に搭載
する。次いで、長尺ワーク(10)を搭載し台車(5)
はレール(55)上を矢印方向に走行する。そしてBゾ
ーンに搬送し、所定の枕(31)で停止し、第1アーム
及び第2アームを回動して枕(31)にワーク(10)
を置くものである。
Bゾーンに搬送する場合、Aゾーンの枕(30)上の長
尺ワーク(10)を第1アーム及び第2アームで持ち上
げて搬送台車(5)に搭載する。この際長尺ワーク(1
0)の仕口、吊り金具等に第1アーム及び第2アームが
当らないように支持部(44)を長尺ワーク(10)の
長手方向の適宜の位置に移動させて、台車(5)に搭載
する。次いで、長尺ワーク(10)を搭載し台車(5)
はレール(55)上を矢印方向に走行する。そしてBゾ
ーンに搬送し、所定の枕(31)で停止し、第1アーム
及び第2アームを回動して枕(31)にワーク(10)
を置くものである。
【0053】
【実施例6】本発明の第6の実施例として、図24で長
尺ワークの反転機構を備えた搬送台車の操作について説
明する。図24(a)〜(c)は、長尺ワークをほぼ4
5度反転して持上げ、これを搬送する場合である。ま
ず、枕(30)上の長尺ワーク(10)の仕口、吊り金
具等に第1アーム(41)及び第2アーム(42)が当
らないように、支持部(44)をその車輪(46)でレ
ール(47)を移動させて適宜の位置にセットする。つ
いで、図24(a)に示すように、枕(30)上のワー
ク(10)の下に、第1アーム(1)(41)と第2ア
ーム(2)(42)で形成したL型の水平な第1アーム
(1)(41)を矢印のように移動させる。垂直な第2
アーム(2)(42)に設けられているタッチセンサで
ワーク(10)の位置に自動的に停止させる。
尺ワークの反転機構を備えた搬送台車の操作について説
明する。図24(a)〜(c)は、長尺ワークをほぼ4
5度反転して持上げ、これを搬送する場合である。ま
ず、枕(30)上の長尺ワーク(10)の仕口、吊り金
具等に第1アーム(41)及び第2アーム(42)が当
らないように、支持部(44)をその車輪(46)でレ
ール(47)を移動させて適宜の位置にセットする。つ
いで、図24(a)に示すように、枕(30)上のワー
ク(10)の下に、第1アーム(1)(41)と第2ア
ーム(2)(42)で形成したL型の水平な第1アーム
(1)(41)を矢印のように移動させる。垂直な第2
アーム(2)(42)に設けられているタッチセンサで
ワーク(10)の位置に自動的に停止させる。
【0054】次いで、L型にされている第1アーム
(1)(41)と第2アーム(2)(42)をそれぞれ
油圧シリンダーにより回動し、ワーク(10)を枕(3
0)より持上げる。さらに回動し、図24(b)に示す
ように、ほぼ45度回転して回転軸(3)のほぼ垂直線
上にL型のコーナーを位置させることによりワーク(1
0)を持上げる。そして台車(5)を矢印の方向にレー
ル(55)上を搬送する。次いで、図24(c)に示す
ように、ワーク(10)を載置した台車(5)を枕(3
1)の位置に停止し、L型を形成している第1アーム
(1)(41)を水平位置に回動し、枕(31)にワー
ク(10)を置くものである。このようにして、長尺ワ
ーク(10)を長尺ワークをほぼ45度反転して持上
げ、当初の状態のままで平行に搬送するものである。
(1)(41)と第2アーム(2)(42)をそれぞれ
油圧シリンダーにより回動し、ワーク(10)を枕(3
0)より持上げる。さらに回動し、図24(b)に示す
ように、ほぼ45度回転して回転軸(3)のほぼ垂直線
上にL型のコーナーを位置させることによりワーク(1
0)を持上げる。そして台車(5)を矢印の方向にレー
ル(55)上を搬送する。次いで、図24(c)に示す
ように、ワーク(10)を載置した台車(5)を枕(3
1)の位置に停止し、L型を形成している第1アーム
(1)(41)を水平位置に回動し、枕(31)にワー
ク(10)を置くものである。このようにして、長尺ワ
ーク(10)を長尺ワークをほぼ45度反転して持上
げ、当初の状態のままで平行に搬送するものである。
【0055】
【実施例7】本発明の第7の実施例として、図25
(a)〜(c)で長尺ワークをほぼ45度反転して持上
げ、搬送し、90度反転させる場合の反転機構を備えた
搬送台車の操作について示す。まず、枕(30)上の長
尺ワーク(10)の仕口、吊り金具等に第1アーム(4
1)及び第2アーム(42)が当らないように、支持部
(44)をその車輪(46)でレール(47)を移動さ
せて適宜の位置にセットする。
(a)〜(c)で長尺ワークをほぼ45度反転して持上
げ、搬送し、90度反転させる場合の反転機構を備えた
搬送台車の操作について示す。まず、枕(30)上の長
尺ワーク(10)の仕口、吊り金具等に第1アーム(4
1)及び第2アーム(42)が当らないように、支持部
(44)をその車輪(46)でレール(47)を移動さ
せて適宜の位置にセットする。
【0056】次いで、図25(a)に示すように、枕
(30)上のワーク(10)の下に、第1アーム(1)
(41)と第2アーム(2)(42)で形成したL型の
水平な第1アーム(1)(41)を矢印のように移動さ
せる。垂直な第2アーム(2)(42)に設けられてい
るタッチセンサでワーク(10)の位置に自動的に停止
させる。
(30)上のワーク(10)の下に、第1アーム(1)
(41)と第2アーム(2)(42)で形成したL型の
水平な第1アーム(1)(41)を矢印のように移動さ
せる。垂直な第2アーム(2)(42)に設けられてい
るタッチセンサでワーク(10)の位置に自動的に停止
させる。
【0057】次いで、L型にされている第1アーム
(1)(41)と第2アーム(2)(42)をそれぞれ
油圧シリンダーにより回動し、ワーク(10)を枕(3
0)より持上げ、さらに回動し、図25(b)に示すよ
うに、ほぼ45度回転して回転軸(3)のほぼ垂直線上
にL型のコーナーを位置させることによりワーク(1
0)を持上げる。
(1)(41)と第2アーム(2)(42)をそれぞれ
油圧シリンダーにより回動し、ワーク(10)を枕(3
0)より持上げ、さらに回動し、図25(b)に示すよ
うに、ほぼ45度回転して回転軸(3)のほぼ垂直線上
にL型のコーナーを位置させることによりワーク(1
0)を持上げる。
【0058】次いで、レール(55)上を台車(5)を
矢印のように移動し、ワーク(10)を搬送する。そし
て、図25(c)に示すようにワーク(10)を載置し
た台車(5)を別の枕(31)の位置に停止し、L型を
形成している第2アーム(2)(42)を水平位置に回
動し、枕(31)にワーク(10)を置くものである。
このようにして、長尺ワーク(10)を搬送し、90度
反転させるものである。
矢印のように移動し、ワーク(10)を搬送する。そし
て、図25(c)に示すようにワーク(10)を載置し
た台車(5)を別の枕(31)の位置に停止し、L型を
形成している第2アーム(2)(42)を水平位置に回
動し、枕(31)にワーク(10)を置くものである。
このようにして、長尺ワーク(10)を搬送し、90度
反転させるものである。
【0059】
【実施例8】本発明の第8の実施例として、図26
(a)〜(e)、図27(f)〜(h)で長尺ワークを
180度反転させる場合の操作について示す。まず、枕
(30)上の長尺ワーク(10)の仕口、吊り金具等に
第1アーム(41)及び第2アーム(42)が当らない
ように、支持部(44)をその車輪(46)でレール
(47)を移動させて適宜の位置にセットする。次い
で、図26(a)に示すように、枕(30)のワーク
(10)の下に、第1アーム(1)(41)と第2アー
ム(2)(42)で形成したL型の水平な第1アーム
(1)(41)を矢印のように移動させる。垂直な第2
アーム(2)(42)に設けられているタッチセンサで
ワーク(10)の位置に自動的に停止させる。
(a)〜(e)、図27(f)〜(h)で長尺ワークを
180度反転させる場合の操作について示す。まず、枕
(30)上の長尺ワーク(10)の仕口、吊り金具等に
第1アーム(41)及び第2アーム(42)が当らない
ように、支持部(44)をその車輪(46)でレール
(47)を移動させて適宜の位置にセットする。次い
で、図26(a)に示すように、枕(30)のワーク
(10)の下に、第1アーム(1)(41)と第2アー
ム(2)(42)で形成したL型の水平な第1アーム
(1)(41)を矢印のように移動させる。垂直な第2
アーム(2)(42)に設けられているタッチセンサで
ワーク(10)の位置に自動的に停止させる。
【0060】次いで、L型にされている第1アーム
(1)(41)と第2アーム(2)(42)をそれぞれ
油圧シリンダーにより回動し、ワーク(10)を枕(3
0)より持上げ、さらに回動し図26(b)に示すよう
に、ほぼ45度回転して回転軸(3)のほぼ垂直線上に
L型のコーナーを位置させることによりワーク(10)
を持上げる。ワーク(10)を持上げた後、L型の2つ
のアームにワーク(10)の荷重を貯けた状態で台車
(5)をレール(55)上矢印のように移動させ、枕
(30)の右方向にワーク(10)を搬送する。次いで
図26(c)に示すように、L型を形成している第2ア
ーム(2)(42)を水平位置になるように回動し、ワ
ーク(10)を90度反転させて枕(30)上に仮り置
きする。
(1)(41)と第2アーム(2)(42)をそれぞれ
油圧シリンダーにより回動し、ワーク(10)を枕(3
0)より持上げ、さらに回動し図26(b)に示すよう
に、ほぼ45度回転して回転軸(3)のほぼ垂直線上に
L型のコーナーを位置させることによりワーク(10)
を持上げる。ワーク(10)を持上げた後、L型の2つ
のアームにワーク(10)の荷重を貯けた状態で台車
(5)をレール(55)上矢印のように移動させ、枕
(30)の右方向にワーク(10)を搬送する。次いで
図26(c)に示すように、L型を形成している第2ア
ーム(2)(42)を水平位置になるように回動し、ワ
ーク(10)を90度反転させて枕(30)上に仮り置
きする。
【0061】次いで、図26(d)に示すように、第1
アーム(1)(41)を水平位置に回動し、第1アーム
(1)(41)と第2アーム(2)(42)を水平にす
る。次いで、図26(e)に示すように、水平になって
いる第1アーム(1)(41)と第2アーム(2)(4
2)を枕(30)の右側から左側にワーク(10)の下
を矢印のようにくぐり抜けさせる。次いで、図27
(f)に示すように、水平位置の第2アーム(2)(4
2)を垂直位置に回動し、第1アーム(1)(41)と
第2アーム(2)(42)でL型を形成する。
アーム(1)(41)を水平位置に回動し、第1アーム
(1)(41)と第2アーム(2)(42)を水平にす
る。次いで、図26(e)に示すように、水平になって
いる第1アーム(1)(41)と第2アーム(2)(4
2)を枕(30)の右側から左側にワーク(10)の下
を矢印のようにくぐり抜けさせる。次いで、図27
(f)に示すように、水平位置の第2アーム(2)(4
2)を垂直位置に回動し、第1アーム(1)(41)と
第2アーム(2)(42)でL型を形成する。
【0062】次いで、図27(g)に示すように、L型
にされている第1アーム(1)(41)と第2アーム
(2)(42)をほぼ45度の位置に回転してワーク
(10)を持上げる。ここで台車(4)を矢印のように
移動させ、枕(30)の右方向にワーク(10)を搬送
する。搬送されたワーク(10)は、図27(h)に示
すように、L型を形成している第2アーム(2)(4
2)を水平位置になるように回動し、枕(30)上に初
めの状態から180度反転させた状態にするものであ
る。
にされている第1アーム(1)(41)と第2アーム
(2)(42)をほぼ45度の位置に回転してワーク
(10)を持上げる。ここで台車(4)を矢印のように
移動させ、枕(30)の右方向にワーク(10)を搬送
する。搬送されたワーク(10)は、図27(h)に示
すように、L型を形成している第2アーム(2)(4
2)を水平位置になるように回動し、枕(30)上に初
めの状態から180度反転させた状態にするものであ
る。
【0063】上述した図26、図27の長尺ワークを1
80度反転させる場合について、その具体的な実施態様
は、例えば長尺ワークが一辺が3m程度の大きな正方形
又は矩形断面を有する高速道路の箱桁で、図26(a)
で箱桁の組み立て、その上部を溶接し、図26(b)〜
図27(g)の段階で反転させる。そして180度反転
した図20(h)で、箱桁のもう一方を溶接し、適宜ス
トック場(滞貨場)に搬送するものである。
80度反転させる場合について、その具体的な実施態様
は、例えば長尺ワークが一辺が3m程度の大きな正方形
又は矩形断面を有する高速道路の箱桁で、図26(a)
で箱桁の組み立て、その上部を溶接し、図26(b)〜
図27(g)の段階で反転させる。そして180度反転
した図20(h)で、箱桁のもう一方を溶接し、適宜ス
トック場(滞貨場)に搬送するものである。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
長尺ワークの反転機構が回転軸に第1アームと第2アー
ムとをそれぞれ独立に回動可能に設けられており第1ア
ームと第2アームでL型を形成し載置した長尺ワークの
反転・持ち上げを行うことができるので、台車に、別の
昇降装置を設けることなしにワークを持ち上げることが
できものであり、長尺ワークを持上げ、搬送し、90度
反転、180度反転と種々の操作を行うことができると
いう効果を有する。また、ワークの反転機構が長尺ワー
クの長手方向に移動可能に設けられているので、ワーク
の長手方向の重心位置に第1アームと第2アームにより
形成したL型を位置させることができ、台車に安定的に
搭載することができ、搬送、反転時の落下を防止するこ
とができる。さらに、ワークに仕口金物、吊上げ金物な
が固着されている長尺ワークでは、それらとの接触を避
けて載置する操作を容易に行うことができるという効果
を有する。
長尺ワークの反転機構が回転軸に第1アームと第2アー
ムとをそれぞれ独立に回動可能に設けられており第1ア
ームと第2アームでL型を形成し載置した長尺ワークの
反転・持ち上げを行うことができるので、台車に、別の
昇降装置を設けることなしにワークを持ち上げることが
できものであり、長尺ワークを持上げ、搬送し、90度
反転、180度反転と種々の操作を行うことができると
いう効果を有する。また、ワークの反転機構が長尺ワー
クの長手方向に移動可能に設けられているので、ワーク
の長手方向の重心位置に第1アームと第2アームにより
形成したL型を位置させることができ、台車に安定的に
搭載することができ、搬送、反転時の落下を防止するこ
とができる。さらに、ワークに仕口金物、吊上げ金物な
が固着されている長尺ワークでは、それらとの接触を避
けて載置する操作を容易に行うことができるという効果
を有する。
【0065】このように、長尺ワークを持上げ、搬送
し、90度反転、180度反転と種々の操作を行うこと
ができ、ワークの反転機構を長尺ワークの長手方向に移
動可能設けているので、断面角形の長尺ワーク例えば橋
梁、建築鉄骨等の組み立て工程、溶接工程、保管等のた
めの反転、持上げ、搬送に要する時間が短縮され、能率
的でかつ安全に作業をすることができるという効果を有
する。また、昇降装置を別途設けている従来方式に比べ
占有面積が比較的少く、かつ製作コストが大幅に安価と
なり経済的でもあるという効果を奏するものである。
し、90度反転、180度反転と種々の操作を行うこと
ができ、ワークの反転機構を長尺ワークの長手方向に移
動可能設けているので、断面角形の長尺ワーク例えば橋
梁、建築鉄骨等の組み立て工程、溶接工程、保管等のた
めの反転、持上げ、搬送に要する時間が短縮され、能率
的でかつ安全に作業をすることができるという効果を有
する。また、昇降装置を別途設けている従来方式に比べ
占有面積が比較的少く、かつ製作コストが大幅に安価と
なり経済的でもあるという効果を奏するものである。
【図1】本発明の第1の実施例を示す斜視図
【図2】本発明の第1の実施例を示す平面図
【図3】本発明の第1の実施例の作動を説明する図
【図4】本発明の第1の実施例の作動を説明する図
【図5】本発明の第1の実施例の作動を説明する図
【図6】本発明の第1の実施例の作動を説明する図
【図7】本発明の第1の実施例の作動を説明する図
【図8】本発明の第1の実施例の作動を説明する図
【図9】本発明の第1の実施例の作動を説明する図
【図10】本発明の第1の実施例の作動を説明する図
【図11】本発明の第1の実施例の作動を説明する図
【図12】本発明の作用を説明する図
【図13】本発明の作用を説明する図
【図14】本発明の作用を説明する図
【図15】本発明の作用を説明する図
【図16】本発明の作用を説明する図
【図17】本発明の第2の実施例を示す平面図
【図18】本発明の第2の実施例を示す正面図
【図19】本発明の第3の実施例を示す平面図
【図20】本発明の第3の実施例を示す正面図
【図21】本発明の第4の実施例を示す平面図
【図22】本発明の第4の実施例を示す正面図
【図23】本発明の第5の実施例を示す図
【図24】本発明の第6の実施例を示す図
【図25】本発明の第7の実施例を示す図
【図26】本発明の第8の実施例を示す図
【図27】本発明の第8の実施例を示す図
1、41 第1アーム 2、42 第2アーム 3 回転軸 4、44 支持枠 5 台車 10 ワーク 11 リンク 12 第1油圧シリンダー 22 第2油圧シリンダー 46 車輪 47 レール 50 台車の縦枠 51 台車の横枠 54 台車の車輪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60P 1/48 B60P 1/00 B60P 3/40
Claims (3)
- 【請求項1】 長尺ワークの反転機構を備えた搬送台車
において、長尺ワークの反転機構は、回転軸に第1アー
ムと第2アームとをそれぞれ独立に回動可能に設けら
れ、前記第1アームにはそのリンク部に第1の作動シリ
ンダが設けられ、前記第2アームにはそのリンク部に第
2の作動シリンダが設けられたものであり、かつ前記長
尺ワークの反転機構は台車上に複数設けられており、前
記複数の長尺ワークの反転機構の少なくとも1つは載置
する長尺ワークの長手方向に台車上を移動可能に設けら
れているものであり、前記複数の長尺ワークの反転機構
の第1アームと第2アームでL型を形成し載置した長尺
ワークの反転・持ち上げを行うものであることを特徴と
する長尺ワークの反転機構を備えた搬送台車。 - 【請求項2】 複数の長尺ワークの反転機構を備えてい
る台車が、長尺ワークの反転・持上げを行う機構ごとに
分割されたものであることを特徴とする請求項1に記載
の長尺ワークの反転機構を備えた搬送台車。 - 【請求項3】 長尺ワークの反転機構の第1アーム、第
2アームの少なくとも一方に、ワークを検知するセンサ
を設けていることを特徴とする請求項1又は2に記載の
長尺ワークの反転機構を備えた搬送台車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26799696A JP3164767B2 (ja) | 1996-09-18 | 1996-09-18 | 長尺ワークの反転機構を備えた搬送台車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26799696A JP3164767B2 (ja) | 1996-09-18 | 1996-09-18 | 長尺ワークの反転機構を備えた搬送台車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1086737A JPH1086737A (ja) | 1998-04-07 |
JP3164767B2 true JP3164767B2 (ja) | 2001-05-08 |
Family
ID=17452470
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26799696A Expired - Fee Related JP3164767B2 (ja) | 1996-09-18 | 1996-09-18 | 長尺ワークの反転機構を備えた搬送台車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3164767B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108217552A (zh) * | 2018-03-01 | 2018-06-29 | 常州机电职业技术学院 | 工件翻转定位装置 |
CN112475747A (zh) * | 2020-11-16 | 2021-03-12 | 滦县众兴钢构有限公司 | 一种t型钢翻板装置 |
-
1996
- 1996-09-18 JP JP26799696A patent/JP3164767B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1086737A (ja) | 1998-04-07 |
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