JPH1045241A - 長尺材の搬送兼反転装置及び当該装置を備えた長尺材加工ヤード - Google Patents

長尺材の搬送兼反転装置及び当該装置を備えた長尺材加工ヤード

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JPH1045241A
JPH1045241A JP22302196A JP22302196A JPH1045241A JP H1045241 A JPH1045241 A JP H1045241A JP 22302196 A JP22302196 A JP 22302196A JP 22302196 A JP22302196 A JP 22302196A JP H1045241 A JPH1045241 A JP H1045241A
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Masato Kurimoto
正人 栗本
Kazuki Iida
和樹 飯田
Akio Tanaka
昭男 田中
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SHIKOKU KOMATSU FORKLIFT KK
TAKARA KENTETSU KK
Komatsu Engineering Corp
Original Assignee
SHIKOKU KOMATSU FORKLIFT KK
TAKARA KENTETSU KK
Komatsu Engineering Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 H形鋼、角形鋼管などの長尺材の搬送と反転
のための装置に関し、同一装置に搬送と反転の機能を備
え、長尺材の加工作業の効率化を図る。 【解決手段】 ワーク4の搬送方向に走行する移動台8
と、走行方向と直交する水平軸9まわりに少なくとも9
0度回動駆動される支持アーム対1とを備えている。支
持アーム対1を形成する2本の支持アーム11、12
は、回動中心軸9に基端を枢着されて移動台8の走行方
向の一方の側と他方の側とに延びており、各支持アーム
11、12を上方に少なくとも90度個別に回動させる
駆動手段43、44を備えている。支持アーム11、1
2の回動中心軸9は、支持アームの載荷面23より下方
に位置している。支持アーム11、12を水平にしてワ
ークの下を移動し、夾角90度にして全体を90度回動
させることによりワークを反転し、夾角90度で全体を
45度に保持した状態でワークを搬送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、H形鋼、角形鋼
管などの長尺材の搬送と反転のための装置及び当該装置
を備えた長尺材の溶接、孔開け等のための加工ヤードに
関するもので、同一装置に搬送と反転の両方の機能を持
たせることにより、長尺材の加工作業の効率化を図った
ものである。この発明の装置及び加工ヤードは、建築鉄
骨加工業や造船業等において利用することができる。
【0002】
【従来の技術】建築用H形鋼の加工工程においては、H
形鋼に接続プレート、補強リブ、貫通パイプなどを溶接
する作業が行われる。溶接作業は通常図8(a)、
(b)に示すような架台5上にワーク4を載せ、必ず下
向き姿勢での溶接になるように一方向の溶接が終わる毎
に、架台5上でワークを90度ずつ反転させて、図9
(a)から(d)で示す四工程で行われている。このよ
うな工程で溶接作業を行うためには、溶接装置はもちろ
んのことであるが、その他に架台5上にワーク4を搬入
搬出する手段と、架台5上でワーク4を反転させる手段
とが必要である。
【0003】ワークの搬入搬出及び反転を行う第1の従
来手段は、天井クレーンを使用するというものである。
すなわち、溶接ヤードの建屋に天井クレーンを設け、ワ
ークをワイヤで天井クレーンにより吊り上げ、ワークを
架台上に降ろすときの位置決めや反転を人手で行うとい
うものである。
【0004】第2の従来手段は、架台としてワーク反転
機能を備えたポジショナを用い、ポジショナへのワーク
の搬入搬出をリフタ付きの台車で行うというものであ
る。この種のポジショナは、図10に示すように、ワー
ク4の両端部に位置して互いに対向するワーク保持部材
50、51を備えており、その一方50は、相手側に向
けて進退する。一方台車47は、走行車輪48とワーク
を搭載するリフタ49とを備えている。
【0005】作業手順は、まず搬入位置に置かれたワー
クを台車47がリフトアップして持ち上げ、ポジショナ
の位置まで運ぶ。次に台車の微少走行及びリフタの昇降
により、ワークの台車走行方向及び高さ方向の位置決め
を行う。次にポジショナの移動側のワーク保持板45が
相手側に向かって進出して、ワーク4を両保持板45、
46間に挟持してクランプする。台車はリフタを下降さ
せ、溶接作業の邪魔にならない位置まで退避する。そし
てポジショナがワーク保持板を90度ずつ回転させるこ
とにより、ワークを反転させて溶接作業を行う。溶接が
終了したら搬入と逆の動作でワークを搬出位置に搬送す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】天井クレーンを用いる
作業は、ワークの吊り上げ、架台上への設置及びワーク
の反転作業毎に作業者の手作業による補助が必要であ
り、著しく作業効率が悪く、作業者に及ぼす肉体的負担
が大きい。また、天井クレーンを使用するためには、溶
接作業に必要な高さ以上に天井高さを確保しなければな
らないため、建屋の容積効率が悪くなる。
【0007】一方、搬送台車と定置式のポジショナを用
いる方法は、ポジショナ1セットにつき1本のワークし
か溶接できないため、複数のワークに対する溶接作業を
同時並行して行うためには、多数のポジショナを設けな
ければならず、設備コストが非常に高くなる。またポジ
ショナが固定設備となるため、ワークの長さや太さに合
わせて、溶接位置すなわち溶接時の溶接ヤード内でのワ
ークのレイアウトを変更することが困難で、ワークの寸
法にフレキシブルに対応できないという問題があった
(たとえばポジショナを10台設置する場合、ポジショ
ナの間隔は最大ワークの寸法に合わせた間隔としなけれ
ばならず、太さの細いワークであっても、ワークをつめ
て配置することができないため、スペース効率が低下す
る)。
【0008】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたもので、一つの装置でワークの搬送と反転の二
つの機能を同時に持たせる構造とすることにより、ワー
クの搬送反転を含んだ長尺材の溶接ないし加工システム
を運用する場合のフレキシビリティを高め、作業効率及
びスペース効率の向上を図ったものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の長尺材の
搬送兼反転装置は、ワーク4の搬送方向に走行する移動
台8と、前記走行方向と直交する水平軸9まわりに少な
くとも90度回動駆動される支持アーム対1とを備え、
支持アーム対1を形成する一方の支持アーム11と他方
の支持アーム12とは、その回動中心軸9より、移動台
8の走行方向の一方の側と他方の側(移動台8がある方
向に走行しているときの前進側と後退側)に水平に延び
ており、各支持アーム11、12を前記水平位置から上
方に少なくとも90度個別に回動させる駆動手段43、
44を備え、支持アーム11、12の前記回動中心軸9
は、支持アームの載荷面23より下方に位置しているこ
とを特徴とするものである。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の長
尺材の搬送兼反転装置において、支持アーム11、12
はその先端部24が伸縮ないし折り畳み自在であること
を特徴とするものである。
【0011】請求項3記載の長尺材の加工ヤードは、請
求項1記載の移動台8の走行方向に延在するガイドレー
ル2、3と、このガイドレールの両外側に当該ガイドレ
ールと平行に位置された架台5と、前記ガイドレール
2、3に沿って走行する請求項1又は2記載の搬送兼反
転装置7とを備え、前記架台5のワーク載置面32は、
水平方向にした支持アーム11、12の載荷面23より
高く、かつ対となる支持アーム11、12を共に45度
上方に回動させたときの載荷面23の最下端42より低
いことを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】建築用形鋼のような大型のワーク
を扱うときは、この発明の搬送兼反転装置の移動台は、
自走式の移動台車によって構成するのが設備コスト上有
利である。図2ないし5は、そのような場合の例を示し
たもので、図2はこの発明の加工ヤードの要部の模式的
な平面図である。ヤードの床面には平行なガイドレール
2、3が床面に埋設した状態で配置されており、その両
側に加工中のワーク4を載置する架台5がガイドレール
2、3と平行に延在するように配置されている。搬送兼
反転装置7は、ガイドレール2、3に沿って自走する台
車8を有しており、この台車8の走行方向の中央部に、
台車走行方向と直交する水平軸(回動中心軸)9が、台
車8から上方に立ち上がったブラケット10に軸支され
て設けられており、各回動中心軸9には、台車の走行方
向の一方の側と反対の側とに延びる支持アーム11と1
2とからなる支持アーム対1が固着されている。
【0013】図の例では、支持アーム11と12とがそ
れぞれ2本ずつ計4本設けられており、図2の左側の支
持アーム11と12及び右側の支持アーム11と12と
がそれぞれ対となって左側支持アーム対1及び右側支持
アーム対1を形成している。支持アーム11、12の4
本の回動中心軸9は、同一軸線上に配置されている。
【0014】図3及び4は、搬送兼反転装置の詳細正面
図及び側面図である。台車8の四隅には、ガイドレール
2、3上を走行する車輪13、14が配置されており、
そのうちの2個は駆動車輪13である。この車輪13
は、台車の正面(図3)中央部に設けた走行モータ(減
速機付電動モータ)30により、ギヤボックス15、カ
ップリング16、シャフト17、最終減速機18を介し
て、正逆両方向に回転駆動され、台車8がガイドレール
2、3上を往復走行する。
【0015】台車の側面(図4)中央には、上方に延び
るブラケット10が固着されており、このブラケットの
上端に支持アームの回動中心軸9が軸支されている。回
動中心軸9は、同一軸線上に4本配置され、そのそれぞ
れが2枚のブラケット10によって両端を軸支されてい
る(図3参照)。支持アーム11及び12は、ベアリン
グ19を介して各回動中心軸に1本ずつ自由回転可能に
軸支されている。各支持アーム11、12には、それぞ
れ半月形のギヤ20が一体に取り付けられている。回動
中心軸9を支持するブラケット10の両側の位置には、
アーム回動モータ(減速機付電動モータ)21が装着さ
れており、4個設けられたアーム回動モータ21の出力
軸に固着したピニオン22のそれぞれが、各支持アーム
に設けたギヤ20に各個別に噛合している。4個のアー
ム回動モータのうち、同方向に延びる支持アームを駆動
する2個のモータは、同期駆動される。すなわち、図2
の内側に配置した2本のアーム11は、同期して回動
し、また外側に配置した2本のアーム12は、同期して
回動する。そして内側のアーム11と外側のアーム12
とは、各個別に回動することができる。各支持アーム1
1、12の回動方向は、支持アーム11、12の載荷面
23(図4)が水平になる位置と上方に垂直になる位置
との間であり、上記水平位置と垂直位置及びその中間の
アームが45度斜立した位置で、アーム回動モータ21
の停止状態が保持できるようになっている。
【0016】各支持アーム11、12の先端部24は、
支持アームの延在方向と直交する枢着軸を備えた蝶番2
5により、基端部26に枢着されており、かつこの先端
部24は、基端部に設けたシリンダ27の伸縮により、
折り畳み可能となっている。支持アーム11、12をこ
のように折り畳み可能としたのは、ワークを架台上に狭
いピッチで配置したときに、支持アーム11、12の先
端が隣接するワークと干渉するのを避けるためである。
すなわち、ワークが細く、架台5上へのワークの配置間
隔を狭くしたときは、支持アームの先端部24を蝶番2
5の位置で折り畳んで、アーム長さを短くする。この作
用から理解されるように、支持アームの先端部24は、
その基端部26に沿って進退することにより伸縮する構
造を採用することも可能である。
【0017】台車8の走行方向前後部には、バネ式のス
トッパ28が取り付けられており、図示しないリミット
スイッチと協同して、台車に人が接触したときに、走行
モータ30の非常接点を開き、台車を停止させるように
なっている。
【0018】架台5の詳細は図5に示されている。架台
5は、アンカーボルト31で固定された単なる台で、そ
の水平な上面32が溶接等を行うときのワークの載置面
となっている。図2の例において、ガイドレール2、3
の延在方向に比較的短い長さの架台5を、間隔33をあ
けて配置しているのは、溶接作業者が間隔33を通って
架台5の内側へ入ることができるようにするためであ
る。自動溶接機を用いて無人溶接を行うような場合に
は、架台5はガイドレール2、3に沿う細長い一体構造
のものとすることができる。
【0019】架台5には架台上のワークの存否を検出す
るワーク検出用リミットスイッチ34、ワークを架台か
ら搬入搬出するとき及び反転するときの搬送兼反転装置
の台車の位置を検出する近接スイッチ35、溶接作業中
の領域に搬送兼反転装置が進入するのを防止するための
台車の停止位置検出用の近接スイッチ36、作業者が溶
接作業の終了を制御器に知らせるための押しボタンスイ
ッチ37などが配置される。
【0020】次に図1を参照して架台上に置かれたワー
クの90度反転動作を説明する。この説明においては、
搬送兼反転装置の走行方向の後方に延びる支持アーム1
1を第1アーム、前方に延びる支持アーム12を第2ア
ームと呼ぶこととする。架台5上にワーク4が載置され
ている状態で、搬送兼反転装置7は、第1及び第2アー
ム11、12の載荷面23を水平にした状態で走行す
る。この状態において、支持アーム11、12の載荷面
23は、架台の載置面32よりわずかに下方に位置して
おり、かつその回動中心軸9がアームの載荷面23より
下方に位置しているため、搬送兼反転装置7は、ワーク
4の下をくぐり抜けることができる。
【0021】搬送兼反転装置7が反転しようとするワー
ク4が載置された架台に接近して、台車停止位置検出セ
ンサ36で停止する(図1(a))。この位置で第1ア
ーム11を90度起こし(同図(b))、第1アーム1
1に付設したワーク検出センサでワーク4が検出される
位置まで台車を前進させる(同図(c))。次に第1ア
ーム11と第2アーム12とを図で左回りに同期させて
45度回動させる(同図(d))。
【0022】この状態でワーク4は、第1アーム11及
び第2アーム12の載荷面23で支持され、架台5の載
置面32から浮き上がる。この作用は、支持アーム1
1、12の回動中心軸9がその載荷面23より下方に位
置することにより達成される。すなわち、載荷面を水平
状態にした支持アームの回動中心軸9から載荷面23ま
での高さをHとすると、両支持アームの載荷面が90度
をなすように、両支持アームを45度回動させた図1
(d)の状態におけるワーク4の最下端の位置42は、
支持アームの回動中心軸からH×√2の高さになる。す
なわち、支持アーム11、12を45度回動させること
によって、載荷面23が約0.4Hだけ上昇するので、
架台5の載置面32を水平状態にした支持アームの載荷
面23より0.4Hより少ない量だけわずかに高くして
おけば、図1(d)の状態でワーク4を架台の載置面3
2から持ち上げることができ、この状態でワーク4を架
台と干渉させないで搬送することができる。
【0023】そこで同図(e)に示すように、台車が台
車位置決め用センサ35で検出されるまで移動し、第1
及び第2支持アーム11、12を同期させて、さらに図
で左まわりに45度回動させる(同図(f))。この状
態で第1アーム11の載荷面23は、架台の載置面32
より低くなるので、90度反転したワーク4が架台5上
に載置されることになる。そこで、第2アーム12の先
端部を折り畳んでアーム長さを短くし、水平状態に戻し
て再び延ばし(同図(h))、次のワーク4を起立させ
るために、台車8を移動する。
【0024】以上の説明からも理解されるように、架台
上のワークの搬入及び搬出は、ワークをその搬入位置か
ら一番遠い架台上に置き、順次架台上にワークを並べ、
所定数のワークを並べたところで、それらの一群のワー
クに対する溶接等の作業を開始する。そして溶接作業が
終了したら、搬出位置に近い側からワークを順に搬出す
る。搬入搬出時のワークの支持は、図1(d)の状態で
支持アーム11、12上にワークを支持して行う。
【0025】図6は建築鉄骨の加工工場に本発明を適用
した例である。この例ではワークサイズに応じて3種類
の溶接ラインA、B、Cを設け、それぞれに大きさの異
なる搬送兼反転装置7を用いている。一次加工ラインで
孔開け、切断、開先加工等が完了した梁用H形鋼は、ワ
ーク断面寸法に応じてA、B、Cの各ラインに振り分け
られる。各ラインのセンターリング装置で長手方向のセ
ンターリングが完了したワークは、トラバーサによって
各ワーク搬入ステーションまで移送される。
【0026】各溶接ラインのワーク搬入ステーションへ
の設置信号が受信されると、搬送兼反転装置はワークを
取りにいき、45度起立の姿勢(図1(d))で搬入ス
テーションから一番遠い側の架台より順にワークを載置
していく。すべてのワークがセットされた段階で、作業
者により一番遠い側のワークから第1工程の溶接作業が
行われる。たとえば5本のワークの溶接が終わった段階
で、搬送兼反転装置に反転指令を与えてやれば、装置は
一番遠い側の架台まで戻り、溶接が完了した5本のワー
クを順に90度ずつ反転させていく。この反転作業の
間、6本目以降のワークの第1工程の溶接作業を続行す
ることができる。
【0027】以上の繰り返しによる作業者と本発明の装
置との協調作業により、すべてのワークに対して第1か
ら第4工程(図9参照)の溶接作業を行うことが可能で
ある。図示例では、すべてのワークに対する溶接が完了
した後、搬送兼反転装置をワーク搬入ステーションまで
戻し、溶接完了ワークは、ワーク搬入ステーションから
遠い側から1本ずつ、フォークリフトで搬出させるよう
にしているが、搬入側と同じように搬出側にもトラバー
サと横送りコンベアを設ければ、搬入に用いた搬送兼反
転装置を用いてすべてのワークを一箇所に自動搬出する
ことも可能である。
【0028】また図7に示すように、搬送兼反転装置の
レール2、3と平行にフレームを走らせ、このフレーム
に溶接ロボットを設ければ、溶接も含めたすべての作業
の自動化が可能になる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したこの発明により、1台の装
置にワークの搬送と反転との二つの機能を持たせたこと
により、設備コストの低減と作業効率の向上が得られ
る。またワーク支持アームを折り畳み可能にしたことに
より、小型のワークを架台上に密に配置することがで
き、加工ヤードの平面スペースの利用効率の向上が図れ
る。また、天井クレーンを用いない建屋構造にできるこ
とにより、容積効率の向上が図れ、ワイヤでの吊り作業
の廃止により、ワーク上げ降ろし時のワークの損傷も防
止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ワークの反転手順を示す説明図
【図2】実施例の模式的な平面図
【図3】搬送兼反転装置の詳細正面図
【図4】搬送兼反転装置の詳細側面図
【図5】架台の詳細斜視図
【図6】溶接ヤードの例を示す模式的な平面図
【図7】自動溶接機を備えた実施例の模式的な正面図
【図8】架台上のワークの模式図
【図9】反転しながら溶接する工程を示す説明図
【図10】ポジショナを用いた従来手段を示す模式的な
正面図
【符号の説明】
1 支持アーム対 4 ワーク 5 架台 8 台車 9 回動中心軸 11 支持アーム 12 支持アーム 23 載荷面 32 上面 42 最下端 43 駆動手段 44 駆動手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栗本 正人 石川県小松市今江町9丁目406番地 コマ ツエンジニアリング株式会社産機システム 事業部内 (72)発明者 飯田 和樹 愛媛県松山市東垣生町964番地 四国小松 フォークリフト株式会社内 (72)発明者 田中 昭男 香川県綾歌郡飯山町東坂元3842−8 株式 会社宝建鐵内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワーク(4) の搬送方向に走行する移動台
    (8) と、前記走行方向と直交する水平軸(9) まわりに少
    なくとも90度回動駆動される支持アーム対(1) とを備
    え、支持アーム対(1) を形成する一方の支持アーム(11)
    と他方の支持アーム(12)とはその回動中心軸(9) より移
    動台(8) の走行方向の一方の側と他方の側に水平に延び
    ており、各支持アーム(11,12) を前記水平位置から上方
    に少なくとも90度個別に回動させる駆動手段(43,44)
    を備え、支持アーム(11,12) の前記回動中心軸(9) は支
    持アームの載荷面(23)より下方に位置していることを特
    徴とする、長尺材の搬送兼反転装置。
  2. 【請求項2】 支持アーム(11,12) はその先端部(24)が
    伸縮ないし折り畳み自在である、請求項1記載の長尺材
    の搬送兼反転装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の移動台(8) の走行方向に
    延在するガイドレール(2,3) と、このガイドレールの両
    外側に当該ガイドレールと平行に位置された架台(5)
    と、前記ガイドレール(2,3) に沿って走行する請求項1
    又は2記載の搬送兼反転装置(7) とを備え、前記架台
    (5) のワーク載置面(32)は、水平方向にした支持アーム
    (11,12) の載荷面(23)より高く、かつ対となる支持アー
    ム(11,12)を共に45度上方に回動させたときの載荷面
    (23)の最下端(42)より低いことを特徴とする、長尺材の
    加工ヤード。
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