JPH07328961A - 金属帯コイルの移載機、搬送装置および圧延設備 - Google Patents
金属帯コイルの移載機、搬送装置および圧延設備Info
- Publication number
- JPH07328961A JPH07328961A JP12555394A JP12555394A JPH07328961A JP H07328961 A JPH07328961 A JP H07328961A JP 12555394 A JP12555394 A JP 12555394A JP 12555394 A JP12555394 A JP 12555394A JP H07328961 A JPH07328961 A JP H07328961A
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- Japan
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- metal strip
- coil
- axial direction
- strip coil
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 金属帯コイルを天井走行クレーンを使わず迅
速に搬送する。 【構成】 タンデム式圧延機を構成する圧延機1〜4の
最終スタンドのロール軸線方向にロールショップ26が
配置される。圧延された金属帯はテンションリール10
によって巻取られる。巻取られた金属帯コイル12は、
軸線方向に抜き取られて、コイル移載機13によって9
0°旋回され、自動搬送台車14上に移載される。自動
搬送台車14は、金属帯コイル12を載置した状態で、
その軸線方向に垂直な方向にレール15上を高速で走行
し、ロールショップ26に設けられるロール搬送用のオ
ートローダ30の管理範囲に設けられる自動クレーン1
6に金属帯コイル12を受け渡し可能な位置まで搬送す
る。コイル移載機13は、オートローダ30の管理範囲
であるロールショップ26がスペースを有効に活用でき
るように、テンションリール10からの抜き出し方向を
ずらして金属帯コイル12の移載を行う。
速に搬送する。 【構成】 タンデム式圧延機を構成する圧延機1〜4の
最終スタンドのロール軸線方向にロールショップ26が
配置される。圧延された金属帯はテンションリール10
によって巻取られる。巻取られた金属帯コイル12は、
軸線方向に抜き取られて、コイル移載機13によって9
0°旋回され、自動搬送台車14上に移載される。自動
搬送台車14は、金属帯コイル12を載置した状態で、
その軸線方向に垂直な方向にレール15上を高速で走行
し、ロールショップ26に設けられるロール搬送用のオ
ートローダ30の管理範囲に設けられる自動クレーン1
6に金属帯コイル12を受け渡し可能な位置まで搬送す
る。コイル移載機13は、オートローダ30の管理範囲
であるロールショップ26がスペースを有効に活用でき
るように、テンションリール10からの抜き出し方向を
ずらして金属帯コイル12の移載を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄や非鉄などの金属帯
を連続的に処理する際に、金属帯コイルの搬送経路に用
いる金属帯コイル移載機および金属帯コイルの搬送装置
に関し、さらには金属帯コイルの圧延設備に関する。
を連続的に処理する際に、金属帯コイルの搬送経路に用
いる金属帯コイル移載機および金属帯コイルの搬送装置
に関し、さらには金属帯コイルの圧延設備に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄や非鉄の金属材料の薄板は、長く一方
向に引延ばした帯体の状態で、脱脂、焼鈍、酸洗あるい
は圧延などの各種加工処理が連続して行われている。こ
のような金属帯の加工処理装置には、コイル状に巻いた
金属帯が供給され、加工処理後、再び巻取られて金属帯
コイルの形で取出される。金属帯に対する加工処理は、
一般に一直線状に配置された加工設備によって行われ
る。このような装置の最後から取出される金属帯コイル
は、最終製品であって出荷まで保管されるか、中間の仕
掛品であって、次工程へ送られるかである。そのために
必要となる金属帯コイルの搬送は、一般に工場建屋内に
設けられる天井走行クレーンによって行われている。た
とえば特開昭59−212321号公報や特開平2−2
55412号公報に、天井走行クレーンを用いて金属帯
コイルを自動搬送することに関連する技術が開示されて
いる。
向に引延ばした帯体の状態で、脱脂、焼鈍、酸洗あるい
は圧延などの各種加工処理が連続して行われている。こ
のような金属帯の加工処理装置には、コイル状に巻いた
金属帯が供給され、加工処理後、再び巻取られて金属帯
コイルの形で取出される。金属帯に対する加工処理は、
一般に一直線状に配置された加工設備によって行われ
る。このような装置の最後から取出される金属帯コイル
は、最終製品であって出荷まで保管されるか、中間の仕
掛品であって、次工程へ送られるかである。そのために
必要となる金属帯コイルの搬送は、一般に工場建屋内に
設けられる天井走行クレーンによって行われている。た
とえば特開昭59−212321号公報や特開平2−2
55412号公報に、天井走行クレーンを用いて金属帯
コイルを自動搬送することに関連する技術が開示されて
いる。
【0003】一方、直線状に延びる金属加工設備の周辺
には、金属加工設備の効率的な操業に必要となる各種付
帯設備を配置する必要がある。たとえば圧延設備では、
圧延用のロールを交換し整備するためのロールショップ
をできるだけ圧延設備の近傍に設ける必要がある。した
がって加工処理された金属帯コイルは、付帯設備の領域
を超えて搬送する必要がある。
には、金属加工設備の効率的な操業に必要となる各種付
帯設備を配置する必要がある。たとえば圧延設備では、
圧延用のロールを交換し整備するためのロールショップ
をできるだけ圧延設備の近傍に設ける必要がある。した
がって加工処理された金属帯コイルは、付帯設備の領域
を超えて搬送する必要がある。
【0004】図14および図15に示すように、一般的
な圧延設備のレイアウトでは、圧延方向RDに沿って、
ロールグラインダRGやロール置場RPや作業場WS、
あるいはロール冷却設備RCなどを配置してロールショ
ップを形成している。ロールは、組替台車Tを用いて、
圧延設備からロールの軸線方向に引き出され、クレーン
Cを用いてロールグラインダRGに搬送され、研摩など
の整備が行われる。
な圧延設備のレイアウトでは、圧延方向RDに沿って、
ロールグラインダRGやロール置場RPや作業場WS、
あるいはロール冷却設備RCなどを配置してロールショ
ップを形成している。ロールは、組替台車Tを用いて、
圧延設備からロールの軸線方向に引き出され、クレーン
Cを用いてロールグラインダRGに搬送され、研摩など
の整備が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】金属加工設備からの金
属帯コイルの搬出に工場建屋に設けられている天井走行
クレーンCを使用すると、天井走行クレーンCを付帯設
備のために利用することが困難となる。また付帯設備に
おける作業が全自動化されておらず、作業者の介入が必
要であると、作業者の頭上を重量物である金属帯コイル
を吊り下げて天井走行クレーンCが移動することとな
り、安全上、好ましくない。付帯設備が完全自動化され
ていても、その上を重量物であるコイルを吊り下げた天
井走行クレーンCが移動するときは、万一、金属帯コイ
ルが落下すると付帯設備が損傷を受け、金属加工設備全
体が停止の事態に陥るおそれもある。
属帯コイルの搬出に工場建屋に設けられている天井走行
クレーンCを使用すると、天井走行クレーンCを付帯設
備のために利用することが困難となる。また付帯設備に
おける作業が全自動化されておらず、作業者の介入が必
要であると、作業者の頭上を重量物である金属帯コイル
を吊り下げて天井走行クレーンCが移動することとな
り、安全上、好ましくない。付帯設備が完全自動化され
ていても、その上を重量物であるコイルを吊り下げた天
井走行クレーンCが移動するときは、万一、金属帯コイ
ルが落下すると付帯設備が損傷を受け、金属加工設備全
体が停止の事態に陥るおそれもある。
【0006】図14に示すレイアウトでは、ロールの向
きを変えずにロールグラインダRGに搬送することが可
能であるけれども、一方ではロールグラインダRGの上
方の空間をロールを吊り下げたクレーンCが走行する必
要がある。図15に示すレイアウトでは、クレーンCの
動作範囲を制限すれば、ロールグラインダRGの上方の
空間にロールを吊り下げないでも、ロールグラインダR
Gにロールを搬送することができる。ただしロールの向
きが組替台車Tによって引き出されたロールの向きと垂
直となるので、クレーンCに吊り下げた状態で向きを変
える必要がある。図14のように重量物であるロールを
ロールグラインダRGの上方の空間を使って搬送するの
は、安全性の面から問題がある。図15に示すようにロ
ールの向きを変える構成もクレーンCの走行精度を確保
する上で問題がある。
きを変えずにロールグラインダRGに搬送することが可
能であるけれども、一方ではロールグラインダRGの上
方の空間をロールを吊り下げたクレーンCが走行する必
要がある。図15に示すレイアウトでは、クレーンCの
動作範囲を制限すれば、ロールグラインダRGの上方の
空間にロールを吊り下げないでも、ロールグラインダR
Gにロールを搬送することができる。ただしロールの向
きが組替台車Tによって引き出されたロールの向きと垂
直となるので、クレーンCに吊り下げた状態で向きを変
える必要がある。図14のように重量物であるロールを
ロールグラインダRGの上方の空間を使って搬送するの
は、安全性の面から問題がある。図15に示すようにロ
ールの向きを変える構成もクレーンCの走行精度を確保
する上で問題がある。
【0007】本発明の目的は、天井走行クレーンを用い
ずに金属帯コイルを迅速に搬送するための金属帯コイル
の移載機、金属帯コイルの搬送装置およびこれらを含む
金属帯コイルの圧延設備を提供することである。
ずに金属帯コイルを迅速に搬送するための金属帯コイル
の移載機、金属帯コイルの搬送装置およびこれらを含む
金属帯コイルの圧延設備を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、金属帯コイル
の搬入位置と搬出位置との間の床面上方に直線的に架設
される軌道と、軌道上を往復走行する移動体と、移動体
から鉛直下方に垂下され、金属帯コイルを、軸線が水平
となる姿勢で、軸線方向の両側から挟持するための挟持
部材と、挟持部材の位置を昇降変位させる昇降手段と、
金属帯コイルを挟持して吊り下げた状態の挟持部材を、
移動体が前記搬入位置から前記搬出位置まで走行する間
に、鉛直軸線まわりに少なくとも90°回す旋回手段と
を含むことを特徴とする金属帯コイルの移載機である。
の搬入位置と搬出位置との間の床面上方に直線的に架設
される軌道と、軌道上を往復走行する移動体と、移動体
から鉛直下方に垂下され、金属帯コイルを、軸線が水平
となる姿勢で、軸線方向の両側から挟持するための挟持
部材と、挟持部材の位置を昇降変位させる昇降手段と、
金属帯コイルを挟持して吊り下げた状態の挟持部材を、
移動体が前記搬入位置から前記搬出位置まで走行する間
に、鉛直軸線まわりに少なくとも90°回す旋回手段と
を含むことを特徴とする金属帯コイルの移載機である。
【0009】また本発明は、金属帯コイルを、その軸線
方向に搬送する搬送手段と、搬送手段によって前記軸線
方向に搬送された金属帯コイルを、軸線方向の両側から
挟持した状態で吊り下げ、前記軸線方向と異なる方向へ
走行しながら金属帯コイルの軸線の向きを鉛直軸線まわ
りに少なくとも90°旋回させる移載手段と、予め定め
る方向に前記搬送手段の搬送速度よりも高速に走行可能
で、移載手段によって移動され旋回された金属帯コイル
が、その軸線方向が前記走行方向に垂直となるように載
置されるVスキッドを備える走行手段とを含むことを特
徴とする金属帯コイルの搬送装置である。
方向に搬送する搬送手段と、搬送手段によって前記軸線
方向に搬送された金属帯コイルを、軸線方向の両側から
挟持した状態で吊り下げ、前記軸線方向と異なる方向へ
走行しながら金属帯コイルの軸線の向きを鉛直軸線まわ
りに少なくとも90°旋回させる移載手段と、予め定め
る方向に前記搬送手段の搬送速度よりも高速に走行可能
で、移載手段によって移動され旋回された金属帯コイル
が、その軸線方向が前記走行方向に垂直となるように載
置されるVスキッドを備える走行手段とを含むことを特
徴とする金属帯コイルの搬送装置である。
【0010】さらに本発明は、金属帯を連続的に圧延し
て巻取る圧延機と、圧延機のロールの軸線方向に沿って
配置され、ロールの整備を行う付帯設備と、前記ロール
の軸線方向に往復走行して、圧延機と付帯設備との間で
ロールの搬送を行う天井走行クレーンと、圧延されて巻
取られた金属帯コイルを、その軸線方向に抜き出して搬
送する搬送手段と、搬送手段によって前記軸線方向に搬
送された金属帯コイルを、その両側から挟持した状態で
吊り下げ、前記軸線方向と異なる方向へ走行しながら金
属帯コイルの軸線の向きを鉛直軸線まわりに少なくとも
90°旋回させる移載手段と、天井走行クレーンによる
ロール搬送が可能な領域の境界付近の内側を、天井走行
クレーンの走行方向に走行可能で、移載手段によって移
動されて旋回された金属帯コイルを、その軸線方向が前
記走行方向に垂直となるように受納する走行台車とを含
むことを特徴とする金属帯コイルの圧延設備である。
て巻取る圧延機と、圧延機のロールの軸線方向に沿って
配置され、ロールの整備を行う付帯設備と、前記ロール
の軸線方向に往復走行して、圧延機と付帯設備との間で
ロールの搬送を行う天井走行クレーンと、圧延されて巻
取られた金属帯コイルを、その軸線方向に抜き出して搬
送する搬送手段と、搬送手段によって前記軸線方向に搬
送された金属帯コイルを、その両側から挟持した状態で
吊り下げ、前記軸線方向と異なる方向へ走行しながら金
属帯コイルの軸線の向きを鉛直軸線まわりに少なくとも
90°旋回させる移載手段と、天井走行クレーンによる
ロール搬送が可能な領域の境界付近の内側を、天井走行
クレーンの走行方向に走行可能で、移載手段によって移
動されて旋回された金属帯コイルを、その軸線方向が前
記走行方向に垂直となるように受納する走行台車とを含
むことを特徴とする金属帯コイルの圧延設備である。
【0011】
【作用】本発明に従えば、金属帯コイルは、予め定める
搬入位置から予め定める搬出位置まで移動体から鉛直下
方に吊り下げられた状態で移動し、その間に少なくとも
90°旋回手段によって回される。搬入位置までは、巻
取られた状態の金属帯コイルを軸線方向に移動し、搬出
位置まで移動する間に少なくとも90°鉛直軸線まわり
に旋回される。搬出位置では、たとえば搬入位置での軸
線方向に対して垂直な状態に軸線方向を変えることがで
きる。このため搬出位置で台車上に載置し、台車を金属
帯コイルの軸線方向に垂直な方向に走行させれば、搬入
位置での金属帯コイルの軸線方向にも台車を走行させる
ことができる。台車の走行方向が載置されている金属帯
コイルの軸線方向と垂直であるので、金属帯コイルが偏
平であっても、走行する台車の急速な加速や減速の際に
倒れにくくなり、金属帯コイルを台車上に載置した状態
で付帯設備などの範囲を超えて迅速に搬送することがで
きる。天井走行クレーンは金属帯コイルの搬送に関与し
ないので、付帯設備側のみ必要に応じて効率的に稼動さ
せることができる。
搬入位置から予め定める搬出位置まで移動体から鉛直下
方に吊り下げられた状態で移動し、その間に少なくとも
90°旋回手段によって回される。搬入位置までは、巻
取られた状態の金属帯コイルを軸線方向に移動し、搬出
位置まで移動する間に少なくとも90°鉛直軸線まわり
に旋回される。搬出位置では、たとえば搬入位置での軸
線方向に対して垂直な状態に軸線方向を変えることがで
きる。このため搬出位置で台車上に載置し、台車を金属
帯コイルの軸線方向に垂直な方向に走行させれば、搬入
位置での金属帯コイルの軸線方向にも台車を走行させる
ことができる。台車の走行方向が載置されている金属帯
コイルの軸線方向と垂直であるので、金属帯コイルが偏
平であっても、走行する台車の急速な加速や減速の際に
倒れにくくなり、金属帯コイルを台車上に載置した状態
で付帯設備などの範囲を超えて迅速に搬送することがで
きる。天井走行クレーンは金属帯コイルの搬送に関与し
ないので、付帯設備側のみ必要に応じて効率的に稼動さ
せることができる。
【0012】また本発明に従えば、搬送手段によってそ
の軸線方向に搬送された金属帯コイルを、その軸線方向
から鉛直軸線まわりに少なくとも90°移載手段によっ
て旋回させて、搬出位置で走行手段のVスキッド上に載
置させて受納させることができる。走行手段は、移載さ
れた金属帯コイルの軸線に垂直な方向に走行するので、
金属帯が偏平であっても倒れにくく、走行手段の搬送速
度を充分に高めて効率的な搬送を行うことができる。
の軸線方向に搬送された金属帯コイルを、その軸線方向
から鉛直軸線まわりに少なくとも90°移載手段によっ
て旋回させて、搬出位置で走行手段のVスキッド上に載
置させて受納させることができる。走行手段は、移載さ
れた金属帯コイルの軸線に垂直な方向に走行するので、
金属帯が偏平であっても倒れにくく、走行手段の搬送速
度を充分に高めて効率的な搬送を行うことができる。
【0013】さらに本発明に従えば、圧延機のロールの
整備を行う付帯設備を圧延機のロールの軸線方向に沿っ
て設け、天井走行クレーンによってロールの搬送を行う
ことができる。圧延された金属帯コイルは、圧延機から
軸線方向に抜き出されて少なくとも90°鉛直軸線まわ
りに旋回されてから、天井走行クレーンによるロール搬
送が可能な領域の境界付近の内側を、天井走行クレーン
の走行方向に走行可能な走行手段に受納される。走行手
段は受納された金属帯コイルの軸線方向に垂直な方向に
走行するので、偏平な金属帯コイルであっても急速な加
速や減速の際に倒れることはなく、金属帯コイルを迅速
に天井走行クレーンによるロール搬送が可能な領域外に
搬送させることができる。この搬送経路が天井走行クレ
ーンによるロール搬送が可能な領域の境界付近の内側を
通るので、走行手段が故障したようなときには天井走行
クレーンを利用して金属帯コイルの搬送を行うことがで
きる。
整備を行う付帯設備を圧延機のロールの軸線方向に沿っ
て設け、天井走行クレーンによってロールの搬送を行う
ことができる。圧延された金属帯コイルは、圧延機から
軸線方向に抜き出されて少なくとも90°鉛直軸線まわ
りに旋回されてから、天井走行クレーンによるロール搬
送が可能な領域の境界付近の内側を、天井走行クレーン
の走行方向に走行可能な走行手段に受納される。走行手
段は受納された金属帯コイルの軸線方向に垂直な方向に
走行するので、偏平な金属帯コイルであっても急速な加
速や減速の際に倒れることはなく、金属帯コイルを迅速
に天井走行クレーンによるロール搬送が可能な領域外に
搬送させることができる。この搬送経路が天井走行クレ
ーンによるロール搬送が可能な領域の境界付近の内側を
通るので、走行手段が故障したようなときには天井走行
クレーンを利用して金属帯コイルの搬送を行うことがで
きる。
【0014】
【実施例】以下、図面を用いて本実施例につき詳細な説
明する。図1および図2は、本発明の一実施例による金
属帯の圧延設備の簡略化した斜視図およびレイアウト図
をそれぞれ示す。図3、図4、図5および図6は、本発
明の一実施例としてのコイル移載機の正面図、側面図、
平面図および一部を拡大した正面図をそれぞれ示す。図
7は、図3〜図6に示すコイル移載機の動作を示すフロ
ーチャートである。図8および図9は、本発明の一実施
例の金属帯コイル搬送装置の走行手段として用いられる
自動搬送台車の正面図および側面図をそれぞれ示す。図
10および図11は、図1のオートローダに関連して、
建屋と支柱との関係を示す全体としての断面図および部
分的な拡大断面図である。図12および図13は、本発
明の他の実施例であるコイル移載機の正面図および平面
図をそれぞれ示す。図14および図15は、一般的な金
属帯の圧延設備のレイアウトを示す。
明する。図1および図2は、本発明の一実施例による金
属帯の圧延設備の簡略化した斜視図およびレイアウト図
をそれぞれ示す。図3、図4、図5および図6は、本発
明の一実施例としてのコイル移載機の正面図、側面図、
平面図および一部を拡大した正面図をそれぞれ示す。図
7は、図3〜図6に示すコイル移載機の動作を示すフロ
ーチャートである。図8および図9は、本発明の一実施
例の金属帯コイル搬送装置の走行手段として用いられる
自動搬送台車の正面図および側面図をそれぞれ示す。図
10および図11は、図1のオートローダに関連して、
建屋と支柱との関係を示す全体としての断面図および部
分的な拡大断面図である。図12および図13は、本発
明の他の実施例であるコイル移載機の正面図および平面
図をそれぞれ示す。図14および図15は、一般的な金
属帯の圧延設備のレイアウトを示す。
【0015】図1には、金属帯の圧延装置として、複数
スタンドの圧延機1,2,3,4が連続的に配置され、
タンデム式圧延装置を構成している。金属帯がたとえば
ステンレス鋼の薄板などで、表面の疵防止などのために
合紙を必要とするときには、合紙立体倉庫5などが圧延
装置の出側に設けられる。圧延装置の入側には圧延すべ
き金属帯コイルを搬入するための自動クレーン6が設け
られる。搬入された金属帯コイルは複数のペイオフリー
ル7に架けられて繰り出され、1つの金属帯コイルから
金属帯が引き出されると、溶接機8によって次の金属帯
コイルに溶接され、切れ目なく供給が続けられる。溶接
機8から供給される金属帯は、たとえば焼鈍装置や酸洗
装置などを含む前処理設備9において前処理され、最初
のスタンドの圧延機1に供給される。圧延機1〜4を連
続的に通板した金属帯は、テンションリール10に巻取
られる。先に溶接機8によって溶接されて接続された部
分は、シアー11によって切離される。このようにし
て、ペイオフリール7から供給された金属帯が前処理を
受けて圧延され、再び金属帯コイル12として取出され
る。
スタンドの圧延機1,2,3,4が連続的に配置され、
タンデム式圧延装置を構成している。金属帯がたとえば
ステンレス鋼の薄板などで、表面の疵防止などのために
合紙を必要とするときには、合紙立体倉庫5などが圧延
装置の出側に設けられる。圧延装置の入側には圧延すべ
き金属帯コイルを搬入するための自動クレーン6が設け
られる。搬入された金属帯コイルは複数のペイオフリー
ル7に架けられて繰り出され、1つの金属帯コイルから
金属帯が引き出されると、溶接機8によって次の金属帯
コイルに溶接され、切れ目なく供給が続けられる。溶接
機8から供給される金属帯は、たとえば焼鈍装置や酸洗
装置などを含む前処理設備9において前処理され、最初
のスタンドの圧延機1に供給される。圧延機1〜4を連
続的に通板した金属帯は、テンションリール10に巻取
られる。先に溶接機8によって溶接されて接続された部
分は、シアー11によって切離される。このようにし
て、ペイオフリール7から供給された金属帯が前処理を
受けて圧延され、再び金属帯コイル12として取出され
る。
【0016】金属帯コイル12は、その軸線方向にテン
ションリール10から抜き出され、コイル移載機13ま
で軸線方向に向きを変えずに搬送される。コイル移載機
13には台車13aが備えられ、車輪13bによって金
属帯コイル12を吊り下げて移動しながら金属帯コイル
12の向きを鉛直軸線まわりに旋回させて自動搬送台車
14上に載置する。
ションリール10から抜き出され、コイル移載機13ま
で軸線方向に向きを変えずに搬送される。コイル移載機
13には台車13aが備えられ、車輪13bによって金
属帯コイル12を吊り下げて移動しながら金属帯コイル
12の向きを鉛直軸線まわりに旋回させて自動搬送台車
14上に載置する。
【0017】自動搬送台車14は、レール15上を走行
する。レール15の終端では、自動クレーン16に金属
帯コイル12を受け渡す。レール15の途中には、走行
方向を90°変えるためのターンテーブル17が設けら
れている。自動搬送台車14から自動クレーン16に受
け渡すため、金属帯コイル12は、一旦、待機ステーシ
ョン18上に載置される。待機ステーション18は複数
設けられ、金属帯コイル12を搬送してきた自動搬送台
車14は、自動クレーン16を待たないでもすむように
なっている。自動クレーン16は、待機ステーション1
8に載置されている金属帯コイルを最優先でコイル置場
19に搬送する。
する。レール15の終端では、自動クレーン16に金属
帯コイル12を受け渡す。レール15の途中には、走行
方向を90°変えるためのターンテーブル17が設けら
れている。自動搬送台車14から自動クレーン16に受
け渡すため、金属帯コイル12は、一旦、待機ステーシ
ョン18上に載置される。待機ステーション18は複数
設けられ、金属帯コイル12を搬送してきた自動搬送台
車14は、自動クレーン16を待たないでもすむように
なっている。自動クレーン16は、待機ステーション1
8に載置されている金属帯コイルを最優先でコイル置場
19に搬送する。
【0018】タンデム式圧延装置を構成する圧延機1〜
4の側方には、ロール組替装置20が設けられる。ロー
ル組替装置20は、各圧延機1〜4毎に設けられる組替
台車21〜24と、各組替台車21〜24との間でロー
ルの移載を行う移送台車25とを含む。各組替台車21
〜24は各圧延機1〜4に接触して圧延機1〜4との間
でロールの交換を行い、圧延機1〜4から離れた位置で
移送台車25との間でロールの移載を行う。移送台車2
5上のロールは、ロールショップ26との間でロール整
備のための搬送が行われる。ロールショップ26には複
数のロールグラインダ27,28,29などが配置さ
れ、移送台車25との間でオートローダ30によってロ
ールの搬送を行う。本実施例のロール組替装置20およ
びロールショップ26では、圧延機1〜4に装着されて
いる向きのままロールの搬送を行う。
4の側方には、ロール組替装置20が設けられる。ロー
ル組替装置20は、各圧延機1〜4毎に設けられる組替
台車21〜24と、各組替台車21〜24との間でロー
ルの移載を行う移送台車25とを含む。各組替台車21
〜24は各圧延機1〜4に接触して圧延機1〜4との間
でロールの交換を行い、圧延機1〜4から離れた位置で
移送台車25との間でロールの移載を行う。移送台車2
5上のロールは、ロールショップ26との間でロール整
備のための搬送が行われる。ロールショップ26には複
数のロールグラインダ27,28,29などが配置さ
れ、移送台車25との間でオートローダ30によってロ
ールの搬送を行う。本実施例のロール組替装置20およ
びロールショップ26では、圧延機1〜4に装着されて
いる向きのままロールの搬送を行う。
【0019】図2に示すように、前処理設備9およびそ
の前処理設備9に金属帯を供給するための自動クレーン
6、ペイオフリール7および溶接機8などは、主として
金属帯の通板方向に細長く延びる前処理建屋31内に収
納される。工場全体のスペース利用効率から、次工程を
行う設備を収納する次工程建屋32は、前処理建屋31
と平行に配置される。圧延された金属帯コイルは、必ず
しも全部が次工程建屋32内に送られず、最終製品とし
て出荷されたり、他の建屋に移動するため、一時的に仕
掛品としてコイル置場19に貯留されることもある。こ
のためコイル走行建屋33は、前処理建屋31および次
工程建屋32の長手方向とは垂直な方向に延び、しかも
次工程建屋32の位置よりも延長して延びるように形成
される。最終スタンドの圧延機4のロール軸線方向に
は、ロールショップ建屋34が設けられる。ロールショ
ップ建屋34内では、ロールの軸線方向にオートローダ
30が走行してロールの搬送を行う。コイル走行建屋3
3内には、2台の自動クレーン16が走行して、金属帯
コイル12の搬送を行う。自動クレーン16とオートロ
ーダ30とは別の空間を管理することとなり、動作が相
互に干渉することはない。自動搬送台車14は、オート
ローダ30の管理下にあるロールショップ建屋34内か
ら、金属帯コイル12をコイル走行建屋33に搬送する
ために設けられるということになる。
の前処理設備9に金属帯を供給するための自動クレーン
6、ペイオフリール7および溶接機8などは、主として
金属帯の通板方向に細長く延びる前処理建屋31内に収
納される。工場全体のスペース利用効率から、次工程を
行う設備を収納する次工程建屋32は、前処理建屋31
と平行に配置される。圧延された金属帯コイルは、必ず
しも全部が次工程建屋32内に送られず、最終製品とし
て出荷されたり、他の建屋に移動するため、一時的に仕
掛品としてコイル置場19に貯留されることもある。こ
のためコイル走行建屋33は、前処理建屋31および次
工程建屋32の長手方向とは垂直な方向に延び、しかも
次工程建屋32の位置よりも延長して延びるように形成
される。最終スタンドの圧延機4のロール軸線方向に
は、ロールショップ建屋34が設けられる。ロールショ
ップ建屋34内では、ロールの軸線方向にオートローダ
30が走行してロールの搬送を行う。コイル走行建屋3
3内には、2台の自動クレーン16が走行して、金属帯
コイル12の搬送を行う。自動クレーン16とオートロ
ーダ30とは別の空間を管理することとなり、動作が相
互に干渉することはない。自動搬送台車14は、オート
ローダ30の管理下にあるロールショップ建屋34内か
ら、金属帯コイル12をコイル走行建屋33に搬送する
ために設けられるということになる。
【0020】自動搬送台車14が走行するレール15
は、ロールショップ建屋34の境界付近のわずかに内方
寄りに設けられている。一方、金属帯コイル12を巻取
るテンションリール10は、その基礎工事の関係上、ロ
ールショップ建屋34の支柱にあまり近づけることはで
きない。そのためテンションリール10から抜き出され
た金属帯コイル12は、一旦、コイルカー35で搬送さ
れ、チェーンコンベア36上に移載される。チェーンコ
ンベア36上でも抜き取り方向に、すなわちコイルの軸
線方向に搬送されながら、バンド結束、重量測定、マー
キングなどの工程が行われる。これらのコイルカー35
およびチェーンコンベア36による金属帯コイル12の
搬送は、テンションリール10から抜き出したままの方
向であり、そのまま延長して自動搬送台車14を走行さ
せると、ロールショップ26として利用可能な領域の面
積が減少する。このためレール15はロールショップ建
屋34の壁面付近に敷設し、レール15とチェーンコン
ベア36との間のずれはコイル移載機13を用いて調整
するようにしている。
は、ロールショップ建屋34の境界付近のわずかに内方
寄りに設けられている。一方、金属帯コイル12を巻取
るテンションリール10は、その基礎工事の関係上、ロ
ールショップ建屋34の支柱にあまり近づけることはで
きない。そのためテンションリール10から抜き出され
た金属帯コイル12は、一旦、コイルカー35で搬送さ
れ、チェーンコンベア36上に移載される。チェーンコ
ンベア36上でも抜き取り方向に、すなわちコイルの軸
線方向に搬送されながら、バンド結束、重量測定、マー
キングなどの工程が行われる。これらのコイルカー35
およびチェーンコンベア36による金属帯コイル12の
搬送は、テンションリール10から抜き出したままの方
向であり、そのまま延長して自動搬送台車14を走行さ
せると、ロールショップ26として利用可能な領域の面
積が減少する。このためレール15はロールショップ建
屋34の壁面付近に敷設し、レール15とチェーンコン
ベア36との間のずれはコイル移載機13を用いて調整
するようにしている。
【0021】また、金属帯コイル12としては、直径が
2m程度であるのに対し、幅が80cm程度であって、
相対的には偏平であるものも対象とする。そのため自動
搬送台車14上に載置する際には、搬送方向に対して軸
線が垂直になるように、テンションリール10から抜き
出したときの金属帯コイル12の向きを変える必要があ
る。一方、コイルカー35およびチェーンコンベア36
では、距離が短いので、高速で搬送する必要はなく、テ
ンションリール10から抜き出した状態の方が好まし
い。特にチェーンコンベア36では、自動搬送台車14
や自動クレーン16の故障時などを想定して、余分の金
属帯コイル12を貯留するバッファとしての機能も備え
ることが好ましい。
2m程度であるのに対し、幅が80cm程度であって、
相対的には偏平であるものも対象とする。そのため自動
搬送台車14上に載置する際には、搬送方向に対して軸
線が垂直になるように、テンションリール10から抜き
出したときの金属帯コイル12の向きを変える必要があ
る。一方、コイルカー35およびチェーンコンベア36
では、距離が短いので、高速で搬送する必要はなく、テ
ンションリール10から抜き出した状態の方が好まし
い。特にチェーンコンベア36では、自動搬送台車14
や自動クレーン16の故障時などを想定して、余分の金
属帯コイル12を貯留するバッファとしての機能も備え
ることが好ましい。
【0022】図3〜図6に示すように、コイル移載機1
3では、床面37に平行に設けられるガイドレール38
が支柱39によって支えられる。金属帯コイル12を、
軸線方向の両側から挟持するためのトング40a,40
bの相互間の間隔は、開閉装置41によって調整され
る。開閉装置41は、モータ42a,42bによってそ
れぞれ回転駆動されるボールねじ43a,43bを含
む。ボール43a,43bの回転は、ナット部材44
a,44bをそれぞれボールねじ43a,43bの軸線
方向に移動させ、トング40a,40bの相互間の間隔
を変える。
3では、床面37に平行に設けられるガイドレール38
が支柱39によって支えられる。金属帯コイル12を、
軸線方向の両側から挟持するためのトング40a,40
bの相互間の間隔は、開閉装置41によって調整され
る。開閉装置41は、モータ42a,42bによってそ
れぞれ回転駆動されるボールねじ43a,43bを含
む。ボール43a,43bの回転は、ナット部材44
a,44bをそれぞれボールねじ43a,43bの軸線
方向に移動させ、トング40a,40bの相互間の間隔
を変える。
【0023】トング40a,40bの水平部の上端には
発光器45aと受光器45bとがそれぞれ設けられる。
発光器45aから放射された光は、発光器45aと受光
器45bとの間に障害物がなければ、受光器45bに入
射される。トング40a,40bの上端には、感圧セン
サ46aおよび46bもそれぞれ設けられる。トング4
0a,40bの鉛直部には、感圧センサ47a,47b
がそれぞれ設けられる。開閉装置41は、昇降シリンダ
48によって鉛直方向に昇降変位される。この昇降変位
は、一対の昇降ガイド49a,49bによって案内され
る。
発光器45aと受光器45bとがそれぞれ設けられる。
発光器45aから放射された光は、発光器45aと受光
器45bとの間に障害物がなければ、受光器45bに入
射される。トング40a,40bの上端には、感圧セン
サ46aおよび46bもそれぞれ設けられる。トング4
0a,40bの鉛直部には、感圧センサ47a,47b
がそれぞれ設けられる。開閉装置41は、昇降シリンダ
48によって鉛直方向に昇降変位される。この昇降変位
は、一対の昇降ガイド49a,49bによって案内され
る。
【0024】昇降シリンダ48と開閉装置41との間に
は、旋回装置50が設けられる。旋回装置50は、モー
タ51の回転駆動力をウォーム減速機52によって減速
し、平歯車53から平歯車54に回転力を伝達して、ス
ラスト軸受55によって荷重を支える旋回軸56を回転
駆動する。旋回軸56と昇降シリンダ48との間には、
接続部材57が設けられ、開閉装置41を鉛直軸線まわ
りに少なくとも90°回すことが可能となっている。
は、旋回装置50が設けられる。旋回装置50は、モー
タ51の回転駆動力をウォーム減速機52によって減速
し、平歯車53から平歯車54に回転力を伝達して、ス
ラスト軸受55によって荷重を支える旋回軸56を回転
駆動する。旋回軸56と昇降シリンダ48との間には、
接続部材57が設けられ、開閉装置41を鉛直軸線まわ
りに少なくとも90°回すことが可能となっている。
【0025】コイル移載機13の台車13aの車輪13
bを回転駆動するため、駆動装置58が設けられる。駆
動装置58は、モータ59から回転力を車輪13bに伝
達し、台車13aをガイドレール38に沿って移動させ
る。コイル移載機13のガイドレール38は、チェーン
コンベア36の終端であるコイル搬入位置と、レール1
5の始端であるコイル搬出位置との間に架設される。
bを回転駆動するため、駆動装置58が設けられる。駆
動装置58は、モータ59から回転力を車輪13bに伝
達し、台車13aをガイドレール38に沿って移動させ
る。コイル移載機13のガイドレール38は、チェーン
コンベア36の終端であるコイル搬入位置と、レール1
5の始端であるコイル搬出位置との間に架設される。
【0026】図7には、コイル搬入位置におけるコイル
移載機13の動作を示す。ステップa1で、移載すべき
金属帯コイル12がチェーンコンベア36の終端に搬送
されており、台車13aもコイル搬入位置に移動して、
動作を開始する。ステップa2では、トング40a,4
0b間の間隔を開いた状態で、昇降シリンダ48によっ
て下降させる。ステップa3では、発光器45aから放
射された光が受光器45bに入射するか否かで、金属帯
コイル12の上部を検出する。コイル上部が検出される
と、ステップa4でトング下降量を測定する。ステップ
a5では、金属帯コイル12の中心孔が検出されるか否
かを判断する。金属帯コイル12には、テンションリー
ルの巻芯が挿入されていた部分に、中心孔が空いてい
る。この中心孔の有無を発光器45aと受光器45bと
で検出し、検出されるまでステップa4の下降量を測定
する。中心孔が検出されると、ステップa6でトング4
0a,40bの近接移動が開始され、ステップa7で感
圧センサ47a,47bによって、トング40a,40
bの両側が金属帯コイル12の上部に接触することが検
出されるまで近接移動が行われる。
移載機13の動作を示す。ステップa1で、移載すべき
金属帯コイル12がチェーンコンベア36の終端に搬送
されており、台車13aもコイル搬入位置に移動して、
動作を開始する。ステップa2では、トング40a,4
0b間の間隔を開いた状態で、昇降シリンダ48によっ
て下降させる。ステップa3では、発光器45aから放
射された光が受光器45bに入射するか否かで、金属帯
コイル12の上部を検出する。コイル上部が検出される
と、ステップa4でトング下降量を測定する。ステップ
a5では、金属帯コイル12の中心孔が検出されるか否
かを判断する。金属帯コイル12には、テンションリー
ルの巻芯が挿入されていた部分に、中心孔が空いてい
る。この中心孔の有無を発光器45aと受光器45bと
で検出し、検出されるまでステップa4の下降量を測定
する。中心孔が検出されると、ステップa6でトング4
0a,40bの近接移動が開始され、ステップa7で感
圧センサ47a,47bによって、トング40a,40
bの両側が金属帯コイル12の上部に接触することが検
出されるまで近接移動が行われる。
【0027】次にステップa8では、昇降シリンダ48
を逆方向に作動させ、トング40a,40bを少し上昇
させる。これによって金属帯コイル12の重量が感圧セ
ンサ46a,46bによって検出されれば、ステップa
9からステップa10に移り、トング40a,40bは
さらに上昇し、ステップa11で金属帯コイル12の吊
り上げ動作を終了する。ステップa9で圧力検出が行わ
れないときには、ステップa12で警報を発生し、ステ
ップa13で停止する。
を逆方向に作動させ、トング40a,40bを少し上昇
させる。これによって金属帯コイル12の重量が感圧セ
ンサ46a,46bによって検出されれば、ステップa
9からステップa10に移り、トング40a,40bは
さらに上昇し、ステップa11で金属帯コイル12の吊
り上げ動作を終了する。ステップa9で圧力検出が行わ
れないときには、ステップa12で警報を発生し、ステ
ップa13で停止する。
【0028】金属帯コイル12が吊り上げられると、台
車13aはガイドレール38上を移動し、レール15の
始端に停止している自動搬送台車14上に、図7で示し
た吊り上げ動作と大略的に逆の動作で金属帯コイル12
を載置する。
車13aはガイドレール38上を移動し、レール15の
始端に停止している自動搬送台車14上に、図7で示し
た吊り上げ動作と大略的に逆の動作で金属帯コイル12
を載置する。
【0029】図8および図9に示すように、コイル移載
機13によって移載される金属帯コイル12は、自動搬
送台車14の親台車60のVスキッド60a上に載置さ
れる。Vスキッド60a上には、たとえば最小の直径9
0cmから最大の直径2mまでの金属帯コイル12a,
12bが載置可能である。親台車60は、車輪61によ
ってレール15上を走行可能であり、車輪61は制御盤
62によって制御されるモータ63によって駆動され
る。親台車60には、走行方向と垂直方向にレール64
が設けられ、子台車65がレール64に沿って走行可能
である。子台車65には昇降台66が設けられ、昇降装
置67によって昇降変位可能である。子台車65は車輪
68によってレール64上を走行し、車輪68の駆動の
ためにモータ69が設けられている。親台車60がレー
ル15上を走行する際には、昇降台66はVスキッド6
0aの表面よりも下げておく。
機13によって移載される金属帯コイル12は、自動搬
送台車14の親台車60のVスキッド60a上に載置さ
れる。Vスキッド60a上には、たとえば最小の直径9
0cmから最大の直径2mまでの金属帯コイル12a,
12bが載置可能である。親台車60は、車輪61によ
ってレール15上を走行可能であり、車輪61は制御盤
62によって制御されるモータ63によって駆動され
る。親台車60には、走行方向と垂直方向にレール64
が設けられ、子台車65がレール64に沿って走行可能
である。子台車65には昇降台66が設けられ、昇降装
置67によって昇降変位可能である。子台車65は車輪
68によってレール64上を走行し、車輪68の駆動の
ためにモータ69が設けられている。親台車60がレー
ル15上を走行する際には、昇降台66はVスキッド6
0aの表面よりも下げておく。
【0030】自動搬送台車14が、図1および図2に示
す待機ステーション18の位置まで到達すると、親台車
60は停止し、昇降台66が上昇し、モータ69が回転
駆動されて子台車65が金属帯コイル12を待機ステー
ション18のうちの1つに移動させる。複数の待機ステ
ーション18は、コンピュータ管理室によって、各待機
ステーション18が空いているか否かが管理される。空
いている待機ステーション18にちょうど停止するよう
に、自動搬送台車14の減速制御が行われる。
す待機ステーション18の位置まで到達すると、親台車
60は停止し、昇降台66が上昇し、モータ69が回転
駆動されて子台車65が金属帯コイル12を待機ステー
ション18のうちの1つに移動させる。複数の待機ステ
ーション18は、コンピュータ管理室によって、各待機
ステーション18が空いているか否かが管理される。空
いている待機ステーション18にちょうど停止するよう
に、自動搬送台車14の減速制御が行われる。
【0031】図10に示すように、ロールショップ建屋
34は、コイル走行建屋33と平行となるように設けら
れている。ロールショップ建屋34内には、図10
(A)に示すようにオートローダ30が走行する。オー
トローダ30の走行する範囲は、図10(B)に示すよ
うなメンテナンスクレーン70も走行可能である。オー
トローダ30は、たとえば10Tの荷重を自動搬送する
ことができる。メンテナンスクレーン70およびオート
ローダ30は、屋根71を支える建屋支柱72の内側に
設けられるクレーン支柱73に支持される平行して2本
設けられる走行レール74上を走行する。
34は、コイル走行建屋33と平行となるように設けら
れている。ロールショップ建屋34内には、図10
(A)に示すようにオートローダ30が走行する。オー
トローダ30の走行する範囲は、図10(B)に示すよ
うなメンテナンスクレーン70も走行可能である。オー
トローダ30は、たとえば10Tの荷重を自動搬送する
ことができる。メンテナンスクレーン70およびオート
ローダ30は、屋根71を支える建屋支柱72の内側に
設けられるクレーン支柱73に支持される平行して2本
設けられる走行レール74上を走行する。
【0032】図11には、メンテナンスクレーン70に
関連する構成を示す。メンテナンスクレーンは、走行レ
ール74間に架け渡される走行フレーム75を有し、走
行フレーム75上を横行フレーム76が走行可能であ
る。横行フレーム76には、50Tの荷重を吊り下げら
れる主巻77と、10Tの荷重を吊り下げられる補巻7
8が設けられる。
関連する構成を示す。メンテナンスクレーンは、走行レ
ール74間に架け渡される走行フレーム75を有し、走
行フレーム75上を横行フレーム76が走行可能であ
る。横行フレーム76には、50Tの荷重を吊り下げら
れる主巻77と、10Tの荷重を吊り下げられる補巻7
8が設けられる。
【0033】メンテナンスクレーン70には、横行フレ
ーム76の走行範囲で主巻77や補巻78が届かないデ
ッドゾーンが生じる。自動搬送台車14走行用のレール
15を、このデッドゾーンからわずかに内側の範囲79
に設ければ、ロールショップ建屋34内のスペースを有
効に活用し、しかも自動搬送台車14の故障時などに、
メンテナンスクレーン70を利用して修理などを行うこ
とができる。
ーム76の走行範囲で主巻77や補巻78が届かないデ
ッドゾーンが生じる。自動搬送台車14走行用のレール
15を、このデッドゾーンからわずかに内側の範囲79
に設ければ、ロールショップ建屋34内のスペースを有
効に活用し、しかも自動搬送台車14の故障時などに、
メンテナンスクレーン70を利用して修理などを行うこ
とができる。
【0034】図12および図13に示すように、本発明
の他の実施例であるコイル移載機80は、支柱81上に
支えられる湾曲レール82と、支持フレーム83とを有
する。台車80aは、旋回アーム84先端に設けられ、
湾曲レール82に支持されて、旋回シリンダ85の伸縮
に応じて移動する。この移動の際に台車80aから下方
に吊り下げられているトング40a,40bの向きが変
わり、向きの変化を伴った金属帯コイル12の移載を行
うことができる。
の他の実施例であるコイル移載機80は、支柱81上に
支えられる湾曲レール82と、支持フレーム83とを有
する。台車80aは、旋回アーム84先端に設けられ、
湾曲レール82に支持されて、旋回シリンダ85の伸縮
に応じて移動する。この移動の際に台車80aから下方
に吊り下げられているトング40a,40bの向きが変
わり、向きの変化を伴った金属帯コイル12の移載を行
うことができる。
【0035】図3〜図6に示すコイル移載機13と、図
12および図13に示すコイル移載機80とを比較する
と、図3〜図6に示すコイル移載機13の方が設定の自
由度が大きい。たとえば圧延機1〜4の構成を変化さ
せ、テンションリール10の位置を変えるようなときで
あっても、ガイドレール38の角度を変えたり、旋回装
置50の旋回量を変えたりして柔軟に対応することがで
きる。
12および図13に示すコイル移載機80とを比較する
と、図3〜図6に示すコイル移載機13の方が設定の自
由度が大きい。たとえば圧延機1〜4の構成を変化さ
せ、テンションリール10の位置を変えるようなときで
あっても、ガイドレール38の角度を変えたり、旋回装
置50の旋回量を変えたりして柔軟に対応することがで
きる。
【0036】図2に示すようにロールショップ26を、
圧延機1〜4からロールを抜き出した方向に延びるよう
に形成し、ロールの向きを変えずにロールグラインダ2
7〜29に搬送可能とすれば、前述の図14および図1
5に示したようなレイアウトの問題を解決することがで
きる。またロールショップ26は、ロール交換および整
備の必要性が高い最終段圧延機4のロール軸線方向に設
けることが好ましく、前段側の圧延機1〜3の側方のス
ペースは、コイル置場19として活用することができ
る。コイル置場19とテンションリール10との間の距
離が長くなっても、金属帯コイル12を自動搬送台車1
4で高速に搬送することができるので、総合的な生産性
を向上することができる。
圧延機1〜4からロールを抜き出した方向に延びるよう
に形成し、ロールの向きを変えずにロールグラインダ2
7〜29に搬送可能とすれば、前述の図14および図1
5に示したようなレイアウトの問題を解決することがで
きる。またロールショップ26は、ロール交換および整
備の必要性が高い最終段圧延機4のロール軸線方向に設
けることが好ましく、前段側の圧延機1〜3の側方のス
ペースは、コイル置場19として活用することができ
る。コイル置場19とテンションリール10との間の距
離が長くなっても、金属帯コイル12を自動搬送台車1
4で高速に搬送することができるので、総合的な生産性
を向上することができる。
【0037】また、以上の実施例では金属帯の加工処理
として圧延を行っているけれども、他の加工処理、たと
えば前処理として説明した加工のみを行う場合に移載機
を使用すれば、レイアウトの自由度が向上する。さらに
各種のめっきや塗装などの表面処理を行うようにしても
よい。またコイル移載機13,80は、テンションリー
ル10から抜き取られたコイルを搬送する経路に設けて
いるけれども、ペイオフリール7に金属帯コイルを供給
する経路に設けるようにしてもよい。いずれの場合も、
スペース利用効率の向上を図ることができる。
として圧延を行っているけれども、他の加工処理、たと
えば前処理として説明した加工のみを行う場合に移載機
を使用すれば、レイアウトの自由度が向上する。さらに
各種のめっきや塗装などの表面処理を行うようにしても
よい。またコイル移載機13,80は、テンションリー
ル10から抜き取られたコイルを搬送する経路に設けて
いるけれども、ペイオフリール7に金属帯コイルを供給
する経路に設けるようにしてもよい。いずれの場合も、
スペース利用効率の向上を図ることができる。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、金属帯コ
イルを挟持部材で挟持して搬入位置から搬出位置まで移
動させる間に、鉛直軸線まわりに少なくとも90°旋回
させることができる。これによって元の軸線方向に台車
で搬送する際に、偏平な金属帯コイルであっても倒れに
くくすることができる。
イルを挟持部材で挟持して搬入位置から搬出位置まで移
動させる間に、鉛直軸線まわりに少なくとも90°旋回
させることができる。これによって元の軸線方向に台車
で搬送する際に、偏平な金属帯コイルであっても倒れに
くくすることができる。
【0039】また本発明によれば、金属帯コイルは軸線
方向に搬送され、軸線方向の両側から挟持された状態で
吊り下げられて軸線方向とは異なる方向へ移動しながら
少なくとも90°鉛直軸線まわりに回される。金属帯コ
イルを受納した走行手段は、金属帯コイルの軸線に垂直
な方向に走行するので、金属帯コイルが偏平であっても
走行の際に倒れにくく、迅速な搬送を行うことができ
る。走行手段による搬送は、金属帯コイルを抜き出した
延長方向からずれた位置で行うことができるので、スペ
ースを有効に活用することができる。
方向に搬送され、軸線方向の両側から挟持された状態で
吊り下げられて軸線方向とは異なる方向へ移動しながら
少なくとも90°鉛直軸線まわりに回される。金属帯コ
イルを受納した走行手段は、金属帯コイルの軸線に垂直
な方向に走行するので、金属帯コイルが偏平であっても
走行の際に倒れにくく、迅速な搬送を行うことができ
る。走行手段による搬送は、金属帯コイルを抜き出した
延長方向からずれた位置で行うことができるので、スペ
ースを有効に活用することができる。
【0040】さらに本発明によれば、圧延された金属帯
コイルを圧延機からロールを抜き出した方向に、抜き出
す方向の延長線からはずれた位置で迅速に搬送すること
ができる。これによって圧延機の周辺は、圧延機の稼動
のための付帯設備などに有効に活用することができる。
コイルを圧延機からロールを抜き出した方向に、抜き出
す方向の延長線からはずれた位置で迅速に搬送すること
ができる。これによって圧延機の周辺は、圧延機の稼動
のための付帯設備などに有効に活用することができる。
【図1】本発明の一実施例の金属帯の圧延設備の簡略化
した構成を示す斜視図である。
した構成を示す斜視図である。
【図2】図1の金属帯の圧延設備のレイアウト図であ
る。
る。
【図3】図1の実施例に使用するコイル移載機13の正
面図である。
面図である。
【図4】図3のコイル移載機13の側面図である。
【図5】図3のコイル移載機13の平面図である。
【図6】図3のコイル移載機13の旋回装置50の正面
図である。
図である。
【図7】図3のコイル移載機13の動作を示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図8】図1の実施例の自動搬送台車14の正面図であ
る。
る。
【図9】図8の自動搬送台車の側面図である。
【図10】図1の実施例のコイル倉庫建屋33およびロ
ールショップ建屋34の側断面図である。
ールショップ建屋34の側断面図である。
【図11】図1の実施例に用いられるメンテンナンスク
レーン70の簡略化した正面図である。
レーン70の簡略化した正面図である。
【図12】本発明の他の実施例のコイル移載機80の正
面図である。
面図である。
【図13】図12のコイル移載機80の平面図である。
【図14】従来の金属帯圧延設備のレイアウト図であ
る。
る。
【図15】従来の金属帯圧延設備のレイアウト図であ
る。
る。
【符号の説明】 1〜4 圧延機 9 前処理設備 10 テンションリール 12 金属帯コイル 13,80 コイル移載機 14 自動搬送台車 15 レール 16 自動クレーン 17 ターンテーブル 18 待機ステーション 19 コイル置場 20 ロール組替装置 26 ロールショップ 27〜29 ロールグラインダ 30 オートローダ 33 コイル倉庫建屋 34 ロールショップ建屋 35 コイルカー 36 チェーンコンベア 38 ガイドレール 40a,40b トング 41 開閉装置 48 昇降シリンダ 50 旋回装置 58 駆動装置 60 親台車 60a Vスキッド 65 子台車 66 昇降台 70 メンテナンスクレーン 72 建屋支柱 73 クレーン支柱 74 走行レール 75 走行フレーム
Claims (3)
- 【請求項1】 金属帯コイルの搬入位置と搬出位置との
間の床面上方に直線的に架設される軌道と、 軌道上を往復走行する移動体と、 移動体から鉛直下方に垂下され、金属帯コイルを、軸線
が水平となる姿勢で、軸線方向の両側から挟持するため
の挟持部材と、 挟持部材の位置を昇降変位させる昇降手段と、 金属帯コイルを挟持して吊り下げた状態の挟持部材を、
移動体が前記搬入位置から前記搬出位置まで走行する間
に、鉛直軸線まわりに少なくとも90°回す旋回手段と
を含むことを特徴とする金属帯コイルの移載機。 - 【請求項2】 金属帯コイルを、その軸線方向に搬送す
る搬送手段と、 搬送手段によって前記軸線方向に搬送された金属帯コイ
ルを、軸線方向の両側から挟持した状態で吊り下げ、前
記軸線方向と異なる方向へ走行しながら金属帯コイルの
軸線の向きを鉛直軸線まわりに少なくとも90°旋回さ
せる移載手段と、 予め定める方向に前記搬送手段の搬送速度よりも高速に
走行可能で、移載手段によって移動され旋回された金属
帯コイルが、その軸線方向が前記走行方向に垂直となる
ように載置されるVスキッドを備える走行手段とを含む
ことを特徴とする金属帯コイルの搬送装置。 - 【請求項3】 金属帯を連続的に圧延して巻取る圧延機
と、圧延機のロールの軸線方向に沿って配置され、ロー
ルの整備を行う付帯設備と、 前記ロールの軸線方向に往復走行して、圧延機と付帯設
備との間でロールの搬送を行う天井走行クレーンと、 圧延されて巻取られた金属帯コイルを、その軸線方向に
抜き出して搬送する搬送手段と、 搬送手段によって前記軸線方向に搬送された金属帯コイ
ルを、その両側から挟持した状態で吊り下げ、前記軸線
方向と異なる方向へ走行しながら金属帯コイルの軸線の
向きを鉛直軸線まわりに少なくとも90°旋回させる移
載手段と、 天井走行クレーンによるロール搬送が可能な領域の境界
付近の内側を、天井走行クレーンの走行方向に走行可能
で、移載手段によって移動されて旋回された金属帯コイ
ルを、その軸線方向が前記走行方向に垂直となるように
受納する走行台車とを含むことを特徴とする金属帯コイ
ルの圧延設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12555394A JPH07328961A (ja) | 1994-06-07 | 1994-06-07 | 金属帯コイルの移載機、搬送装置および圧延設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12555394A JPH07328961A (ja) | 1994-06-07 | 1994-06-07 | 金属帯コイルの移載機、搬送装置および圧延設備 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07328961A true JPH07328961A (ja) | 1995-12-19 |
Family
ID=14913057
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12555394A Withdrawn JPH07328961A (ja) | 1994-06-07 | 1994-06-07 | 金属帯コイルの移載機、搬送装置および圧延設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07328961A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100528770B1 (ko) * | 2002-08-22 | 2005-11-15 | 주식회사 포스코 | 열연코일의 수평 이송장치 |
KR100590316B1 (ko) * | 2005-03-09 | 2006-06-19 | 전재형 | 적재물 분배 공급장치 |
KR100797988B1 (ko) * | 2006-09-15 | 2008-01-28 | 주식회사 포스코 | 스크랩 코일 이송 장치 |
CN115490015A (zh) * | 2022-11-16 | 2022-12-20 | 山东深蓝机器股份有限公司 | 一种桁架式布卷码垛车 |
-
1994
- 1994-06-07 JP JP12555394A patent/JPH07328961A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100528770B1 (ko) * | 2002-08-22 | 2005-11-15 | 주식회사 포스코 | 열연코일의 수평 이송장치 |
KR100590316B1 (ko) * | 2005-03-09 | 2006-06-19 | 전재형 | 적재물 분배 공급장치 |
WO2006107147A1 (en) * | 2005-03-09 | 2006-10-12 | Jae Hyung Jeon | Apparatus for distributing and providing load |
KR100797988B1 (ko) * | 2006-09-15 | 2008-01-28 | 주식회사 포스코 | 스크랩 코일 이송 장치 |
CN115490015A (zh) * | 2022-11-16 | 2022-12-20 | 山东深蓝机器股份有限公司 | 一种桁架式布卷码垛车 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010904 |