JPH0489796A - ロール搬送装置 - Google Patents

ロール搬送装置

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Publication number
JPH0489796A
JPH0489796A JP2201506A JP20150690A JPH0489796A JP H0489796 A JPH0489796 A JP H0489796A JP 2201506 A JP2201506 A JP 2201506A JP 20150690 A JP20150690 A JP 20150690A JP H0489796 A JPH0489796 A JP H0489796A
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JP
Japan
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roll
frame
holder
horizontal movement
attached
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JP2201506A
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English (en)
Inventor
Shinji Sasaki
伸二 佐々木
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Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Steel Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0489796A publication Critical patent/JPH0489796A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B31/00Rolling stand structures; Mounting, adjusting, or interchanging rolls, roll mountings, or stand frames
    • B21B31/08Interchanging rolls, roll mountings, or stand frames, e.g. using C-hooks; Replacing roll chocks on roll shafts

Landscapes

  • Carriers, Traveling Bodies, And Overhead Traveling Cranes (AREA)
  • Control And Safety Of Cranes (AREA)
  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
  • Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)
  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)
  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
  • Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、圧延設備に付設されるロール整備ヤードや一
般のロール保管倉庫などにおいて、多数の各種ロールを
特定場所や位置に受渡しく格納と取出し)し次なる特定
場所や位置に逐次搬送する際に、かかる受渡しや搬送作
業を人手によらず且つ迅速に行うことが出来て、そして
自動化することの容易なロール搬送装置に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
ワークロールや中間ロール等(以下、これらを単にロー
ルと総称することがある)多数の各種ロールを使用して
圧延する冷間圧延設備が設置されている冷間圧延工場を
事例に採り上げて以下に説明する。この工場は、冷間圧
延設備が設置され金属帯の仕掛りコイルヤードと圧延済
みコイルヤードを備えた圧延ヤー1〜と、多数の各種ロ
ールを整備、保管するロール整備ヤードとが通常床面続
きに隣接して建てられている。この圧延ヤードにおける
冷間圧延設備では、品質規格、各種標準、生産及び工程
計画等々に基づいて電算機システムにより具体的に組立
てられた圧延作業予定に従って、指示されたコイルを番
号順に連続的に或いはバッチ式に圧延している。一方、
ロール整備ヤードには、多数の新品や予備ロールを立体
的に載架するように構成したロールラック(ロールの寸
法に合わせてロールラックにも複数種ある)が立ち並ん
だロールラック域と、主としてロールを研磨するロール
研磨機が配置された整備作業域とがある。
このように圧延ヤードで圧延に使用されロール整備ヤー
ドで保管且つ整備される多数の各種ロールは、ロール毎
に全てロール番号が付されロール諸元(ロールの種類、
材質2寸法、その履歴等)やロールの使用組合せ(ペア
ー)などが記録管理されている。
このような冷間圧延工場内において、前記圧延作業予定
に従って圧延に使用されたロールは、ロールの摩耗、疵
、変形等の発生や圧延対象材の切替えなどのために、品
質、能率及びコスト面から規定された各種標準に従って
しばしば取り替えられる。その際には、ロール管理下に
あるロール整備ヤードから圧延作業予定に、沿い各種標
準の規定等に従って整備且つ手配された新ロールが冷間
圧延設備(冷間圧延機)に搬送されて、ロール組替台車
で使用済みの旧ロールと組替えられる。この旧ロールは
整備して繰返し使用するためにロール整備ヤードに搬送
し戻される。従ってこのロール整備ヤー1くにおいては
、新品ロールの供給と役目を終えたロールの廃却が行わ
れるだけでなく、圧延ヤー1−から戻され整備待ちの多
数の各種旧ロールと整備を終えて圧延使用待ちの多数の
各種新ロールとが前記ロールラックに載架され保管され
ていると共にロール研磨を主とする整備作業が行われる
のである。
以」二に説明したように多数の各種ロールが、組替え使
用されるためにロール整備ヤードのロールラック域のロ
ールラックと圧延ヤードのロール組替台車との間を搬送
され、また旧ロールの整備作業のためにロール整備ヤー
ド内においてロールラックとロール研磨機をはじめとす
る各種装置との間を搬送されるのであるが、このように
ロールを搬送するには従来法のような方法によっていた
(イ)従来の天井クレーンによる方法 この方法では、ロールを時間的に且つ物理的(ロールラ
ックやロール研磨機を含む各種装置の数、配置や位置、
その高さなど)にかなり自由度をもってしかも広範囲に
搬送出来るが、必ず玉掛は作業を必要とするために作業
時間を要し、安全上も問題であった。
そして゛に(゛に作業−とがロールと−・緒に移動する
必要があって、ロールのロールラックや各種装置への受
渡しく格納、取出し)やこれらの間の搬送作業の省力化
、更に無人化のネックとなっていた。
(ロ)台車車両による方法 この方法では、台車車両自体の移動範囲における自動化
は可能であるが、この台車による搬送前後にロールの受
渡しや搬送作業が必ず必要であり、この場合には作業者
の手作業によるか又は前述の天井クレーンによる玉掛は
作業によるかしかなく、やはり時間的なロスが大きく非
能率であり不安全でもあった。また台車によるロールの
搬送範囲は、自由度が狭く且つロール整備ヤード内から
圧延ヤードのロール組替台車に至る範囲内で必要なロー
ルの全受渡しや搬送量の一部を占めるだけであり、多数
の各種ロールを扱う場合にはその省力化、無人化におい
て余B1問題であった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、前記従来技術の問題点を解消し、多数の各種
ロールを建屋内で立体的(三次元的)に位置決めされた
所定場所や位置に受渡しく格納と取出し)し、必要なら
ば保管し、次なる所定場所や位置に逐次搬送するに際し
、かかる受渡しや搬送作業を、つまり多数の各種ロール
を対象とした建屋内の物流を、ロールを損傷することな
く人手によらず且つ迅速に行うことが出来て、そして無
人化を狙い自動化することが容易なようにロール搬送装
置を構成することを課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者はこのようなロール搬送装置を構成するために
、次のような前提条件のもとて装置として機能的に具備
すべき要請事項を検討した。その検討結果を以下に説明
する。
荊従条任 前述の如く次々に圧延される圧延対象材の圧延作業予定
が電算機システムにより組立てられること。圧延ヤード
で圧延に使用されロール整備ヤードで適正在庫量を有し
て保管且つ整備される多数の各種ロールの全ロール番号
、ロール諸元、使用時の組合せ(ペアー)、各ロールの
所在場所や位置などが電算機システムにより全て記録管
理されていること。建屋内におけるロールラックをはじ
めとする各種装置の高さ(レベル)が電算機システムに
より全て記憶管理されていること。建屋内におけるロー
ルの受渡し場所や位置が全て立体的(三次元的)に正確
に位置決めされ特定されていて、これらが電算機システ
ムに記憶管理されていること。ロールの搬送目的別に多
数の各種ロールの搬送計画及び具体的な搬送予定が電算
機システムにより組み立てられていること。
以上の如く構成された電算機システム(又はシステム群
)の総合的な処理によって、具体的に搬送すべきロール
、その受渡し場所や位置を含む搬送経路等が指示され、
このような指示内容を含む指示信号が本発明に係るロー
ル搬送装置に伝達されること。この指令信号に基づくロ
ール搬送装置のロール受渡しや搬送に関する諸機能状況
がこの装置内外に配設されたセンサーやスイッチにより
検出されフィードバック信号として電算機システム側に
戻され確認されなから順次作動すること。
機能的に具備すべき要請事項 (i)建屋内で立体的に正確に位置決めされた所定場所
や位置で寸法9重量の異なるロールを受渡しし、次なる
所定場所や位置に逐次搬送するのであるが、先ず確実に
受渡しし搬送するためにはかかる所定場所や位置に基づ
いて設定される停止位置にロール搬送装置を正確に停止
させる必要があり、その停止精度は±1m以内が望まし
い。しかし、大型で多数の機構を備えて構成されるロー
ル搬送装置は、寸法重量の異なるロールの受渡し且つ搬
送(場合によってはその本数も影響する)、気温の変化
による建屋内に付設した軌条や装置の熱膨張収縮、構造
上の撓みや曲り、構造上の機械的なバックラッシユ(ガ
タ)などの原因により正確に停止させるのが困難である
が、このために当該装置内の後記する走行装置及び横行
装置を少なくとも強制的に位置制御する必要がある。
(ii)ロールを受渡しする場所や位置は、具体的に固
定して設置されているロールラックやロール研磨機、決
められた範囲を走行するロール組替台車の台上等である
。走行する台車車両(ロール搬送台車)を採用する場合
はこの台上である。
このような場所や位置の中で、例えばロールラック域で
は狭い場所に多数のロールを保管する必要」二、ロール
ラックは狭い間隔で立ち並び且つ各ロールラックは前後
各面においてロールを上下の複数段に横架する構造とな
っている。そして前述の如くワークロールと中間ロール
とは元来長さと径とを異にしていて別々のロールラック
に格納されており、更にこれらのロールは研磨によって
径も様々なものになっている。このようにロールラック
域には多数の種々な寸法のロールが保管されている。そ
こで、このようなロールラックにおけるロールの受渡し
く取出し、格納)をロール搬送装置によって行うには、
装置の基本的な水平方向への走行及び横行機能。
鉛直方向への昇降機能の他に、そのロールホルダ一部分
が」二下移動2回転、水平移動、ロールホルダー間隔調
節等が可能でなければならない。
(iii)ロールの表面の摩耗、疵、疲労層等を除去す
るために研磨機へロールをセラ1−するには、かなり高
精度な位置制御を必要とする。研磨機へのロールのセッ
トは直接ロール搬送装置で行ってもよいが、通常は前記
ロール搬送台車などが関与するが、そのような高精度な
セットの自動化を可能とさせる前提として、ロールラッ
クから搬送されて来た例えば台車上に載置されているロ
ールを研磨機の所定位置に同程度の高精度な位置制御、
例えば1m以内の誤差で位置制御し位置決めする必要が
ある。従って、前記ロールホルダ一部分の各種の動きは
ロールを損傷することなくガタの殆どない正確なもので
あると共に、一定位置又は任意に選ばれた位置での停止
が正確でなければならず、更に径の異なるロールであっ
てもロールホルダー上でのロール位置は常に一定でなけ
ればならず、長さの異なるロールであればロールホルダ
ーの間隔が調節出来なければならない。
(iv)ロールの搬送経路は他のロールラック等種々な
障害物の間を通り抜ける床上でなく、それらを乗り超え
て出来るだけ直線的に短い方が搬送中における他物体と
の接触によるロール疵発生の機会を少なくすることにな
ると共に、搬送所要時間を短縮することなる。そのため
にはロールを保持した状態でかなりの高さに上昇するこ
とが必要である。
本発明は、前記課題を解決するため前述の前提条件を踏
まえた要請事項を充足させる構成を検討し、諸技術を集
大成して独立した1つの装置に構成し、本発明を完成し
た。
以下、本発明に係るロール搬送装置を図面によって詳細
に説明する。
第1図〜第8図は本発明に係るロール搬送装置の1実施
例の各部を示し、第1図は全体概略図、第2図の(イ)
、(ロ)は天井を走行する本体フレームの停止位置制御
装置及び位置決め装置の説明図、第3図の(イ)及び(
ロ)は本体フレームの車輪の取付けられている近接部位
に装着されている一対のサイドロールの正面図及び側面
図、第4図は要部の正面図、第5図は同側面図、第6図
は要部の一部拡大正面図、第7図は同拡大側面図、第8
図(イ)及び(ロ)はそれぞれホルダーのロール載置用
凹部の形状の例を示す図、第9図は使用されたガイドシ
ステムの断面説明図、第10図はロールラック回わりに
おけるロールホルダーの動き方の説明図である。
本発明は、冷間圧延工場の場合を事例として前述した如
く、圧延ヤードに隣接するロール整備ヤードにおいて冷
間圧延機用の寸法の異なる多数の予備ロールを立体的に
載架するように立ち並ぶ各ロール用のロールラックへの
受渡しと、圧延ヤード及びロール整備ヤード間のロール
搬送用及び/又は研磨機へのロールセット及び取出し用
の台車(図示せず)やロール移載装置(図示せず)等と
ロールラックとの間のロール搬送とを行うロール搬送装
置に関するものである。
その主たる構成は、第1図に示すように、天井を一定の
直線方向(第1図では紙面に対し垂直方向)に沿って走
行する本体フレーム10を基台として走行車輪11や駆
動モータ(図示なし)などが装着されて成る走行装置1
と、本体フレーム10上を走行装置1の走行方向と直角
に横行する横行フレーム20を基台として横行車輪21
や駆動用モータ23などから成る横行装置2と、鉛直方
向の昇降可能に横行フレーム20に設置されたロール保
持移動装置3とから成っている。
走行装置1と横行装置2とから成る部分は、いわゆるク
ラブを搭載した天井クレーンにほぼ該当する。すなわち
、本体フレーム10の両端の走行車輪11は柱4に敷設
されたレール12上をモータにより駆動されて走行し、
横行フレーム2の横行車輪21は本体フレーム10上に
本体フレーム10の走行方向と直角に敷設されたレール
22上をモータ23により駆動させて横行する。本発明
においては、ロール搬送の自動化に必要な走行装置1及
び横行装置2の所定位置に基づいて設定されている停止
位置において正確な停止を可能にするために、次のよう
な停止位置制御装置が装着されている。すなわち、例え
ば第2図(イ)に示す走行装置1の場合について説明す
ると、本体フレーム10(横行装置2の場合は横行フレ
ーム20)の例えばサドル13にフレームI4により一
体的に装着されたピニオン15が相対的に不動に固定さ
れたラック15a(走行装置1の場合は第2図(イ)に
示す如く柱4に、また横行装置2の場合は本体フレーム
10にそれぞれ取り付ければ良い)に噛合しており、軸
受16により支持された回転軸17にはカンプリング1
7aを経てその回転数をカウントするパルスゼネレータ
(以下、PLOと略記することがある)18が装着され
ている。そして、このPLG18が本体フレーム10の
駆動用モータの制御器に本体フレーム10の停止位置制
御可能に接続されているのである。横行フレーム20の
場合も全く同様である。しかし、このような停止位置制
御装置が走行装置1や横行装置2に装着されていても、
搬送ロールの重量差、軌条や装置の熱膨張収縮、撓みや
曲り、ガタ、搬送距離や速度等々の誤差原因によって、
正確な停止が出来ず誤差が生ずる。そこで、この誤差を
強制的に修正し正確な停止を常に可能とするために、例
えば第2図(ロ)に図示するような位置決め装置19を
装着することが望ましい。
この位置決め装置19を走行装置1に装着する場合を説
明すると、本体フレーム10(横行装置2の場合は横行
フレーム20)の例えばサドル13に固定された油圧シ
リンダ19aのシリンダロッド19bの先端に傾斜面1
9caを有する凹部ブロック]−9cが固定されており
、この凹部ブロック19cの傾斜面1.9caを柱4上
(横行装置2の場合は本体フレーム10上)に設定され
た前述の本体フレーム10(横行装置2の場合は横行フ
レーム20)の停止位置に敷設された凸部ブロック19
dの傾斜面19daに噛合させて前述の停止誤差を強制
的に修正し正確な停止を常時可能とするのである。この
場合、更に第3図(イ)及び(ロ)に示すように走行装
置1の本体フレーム10のサドル13により一体的に装
着された車輪11の取り付けられている近傍部位に、ブ
ラケット11bによりレール12の両側面を挟持且つ接
触し回転自在な一対のサイドローラ11aを装着するこ
とが、走行装置1を正確に且つ確実に停止させる上で望
ましいのである。横行装置2の横行フレーム20の場合
も本体フレーム10と全く同様に一対のサイドローラを
装着することが望ましいのである。
本発明装置の主たる特徴部分であるロール保持移動装置
3は、ロールラック域の目標とするロールラック、ロー
ル搬送や移載装置等の近くで種々な正確な動きをしてこ
れらの所定位置でロールを保持したり離したりして受渡
しする働きをするものであり、次の5つの機構を有して
いる。
(i)昇降機構 昇降機構31はロール保持移動袋W3の全体を昇降させ
る機構である。第1図、第4図及び第5図に示すように
、胴部が縦長の昇降フレーム310の下部に固定された
フレーム316にホイール311が取り付けられており
、このホイール311に掛けられたワイヤ312により
昇降フレーム310が横行フレーム20を貫通して鉛直
方向に懸吊されている。ワイヤ312の一端は、PGL
 (図示なし)によりカウント数をカウントされるモー
タ313により減速比の知られた減速機を経て回転され
る巻取ドラム314に緊結されて巻き付けられ、他端は
ワイヤ止め315に固定され、これらはいずれも横行フ
レーム20上に設置されていることにより昇降フレーム
310は横行フレーム20が本体フレーム10上の如何
なる位置に位置していても鉛直方向に昇降可能である。
この昇降フレーム310はその姿勢を正しく鉛直に維持
して昇降せしめられることが必要である。この場合を含
め、後に逐次説明するように本発明装置におけるいくつ
かの個所において一定の装置部分や部材を一定の方向に
正しく且つガタなく円滑に移動させるために、次のよう
な特別なガイドシステムが利用されている。
すなわちとのガイドシステムは、第9図に示すようにガ
イドレール5とこれに係合する摺動ブロック6とから成
る。ガイドレール5はその両側部にレールの長さ方向に
4つの軌道面5aa 。
5ab、 5ac、 5adが形成されている。摺動ブ
ロック6の内周面には多数のボール6aがガイドレール
5の4つの軌道面5aa、 5ab、 5ac、 5a
dに対応する位置の4つの溝に装入されて4つのボール
列が形成されている(なお、この溝はガイドレール5の
頭部5aと接触しない位置に設けられたボール透溝6b
にも通じており、ボール6aは循環運動するようになっ
ている)。摺動ブロック6とガイドレール5との係合状
態は、第9図に示すように摺動ブロック6がガイドレー
ル5を覆うような形で4つのボール列のボール6aがガ
イドレール5の4つの軌道面5aa〜5adにそれぞれ
当接してガイドレール5の頭部5aを取り巻いて離脱不
能に把持する形となり、どの方向からの負荷にも堪えて
離脱することなくガタもない係合状態となって摺動ブロ
ック6がガイドレール5に沿って円滑に摺動するのであ
る。このようなガイドレール5と摺動ブロック6(以下
、単なる摺動ブロックと区別して言う必要のあるときは
レール把持型ボールベアリング付き摺動ブロックと言う
ことがある)とから成るガイドシステムは公知であって
、市販(THK株式会社、商品名LMガイド)もされて
いてそれを利用することが出来る。
前記昇降フレーム310の姿勢を正しく鉛直に維持して
昇降させるために、第4図、第5図に示すように昇降フ
レーム310の胴部外面に胴軸方向に沿って前記ガイド
レール5と同じ構成の昇降用ガイドレール5′が敷設さ
れており、また摺動ブロック6が同一鉛直線上における
複数個所で横行フレーム20に固定されている支柱24
に固定されているフレーム25により位置固定されてお
り、この摺動ブロック6と昇降用ガイドレール5′とが
離脱不能に係合していることにより、昇降フレーム31
0の姿勢が鉛直に維持されて昇降するのである。このよ
うに昇降機構31は構成されている。
(ji)回転機構 回転機構32はロール保持移動装置3の後記するロール
ホルダー351を任意の方向に旋回して向けるための機
構である。第1図,第4図及び第5図に示すように、回
転フレーム320の」二部に固定されている回転軸32
0aがその上部で昇降フレーム310の下端に水平方向
での回転を可能に連結されており、第6図,第7図に示
すようにこの回転フレーム320に固定されたモータ3
21で駆動される小ギヤ322が昇降フレーム310の
下端部周壁を取り巻いて固設された大ギヤ323と噛合
している。従ってモータ321を駆動させれば、小ギヤ
322が大ギヤ323の周囲に槍って移動して回転フレ
ーム320が回転する。ここで小ギヤ322と大ギヤ3
23との歯数比から、モータ321の回転数を制御する
ことにより任意の角度だけ回転フレーム320を回転さ
せることが出来る。
この回転フレーム320の回転角度に制限はないが、ロ
ール7を自動的に受渡し且つ搬送するためにロール7の
胴長方向を常に一定方向になるよう配列した場合にはそ
の回転角度をO’,90°。
180°の三角度に限定しておくのが便利であり、自動
化する上で望ましい。このように回転機構32は構成さ
れている。
( iii )水平移動機構 水平移動機構33はロールホルダー351を水平方向に
移動させるための機構である。第1図。
第4図,第5図及び特に第6図,第7図に示すように、
回転フレーム320の下端部の両側部にレール床331
が設けられており、この両側のレール床331の上面に
それぞれ前記ガイドレール5と同じ構成の水平移動用ガ
イドレール5“。
5#が相互に平行に敷設されている。また、水平移動機
構33の主骨格を成すや一縦長の水平移動フレーム33
0が、その両側の幅のある掛止部330a (リブ33
0bで補強されている)の上端部に下向きに複数の摺動
ブロック6を同一水平線上に備えている。そして前記両
側の水平移動用ガイドレール5“に片側複数の摺動ブロ
ック6が離脱不能に係合していることによって、水平移
動フレーム330は回転フレーム320の下端に懸吊さ
れた状態で揺動することなくまたガタもなく円滑に水平
移動が可能である。
この水平移動フレーム330を前進後退させる機構は次
のようになっている。すなわち、回転フレーム320に
はネジ棒332が両側の水平移動用ガイドレール5°、
5″′のほぼ中央の下方に当る位置に水平移動用ガイド
レール5“と平行に回転自在に軸受333により取り付
けられており、その端部はカップリング334により回
転制御可能なモータ335に連結されている。また、水
平移動フレーム330には雌ネジ336が固定されてい
て、前記ネジ棒332と螺合している。従ってモータ3
35の回転を制御することにより水平移動フレーム33
0を移動させ任意の位置で停止させることが出来る。水
平移動機構33はこのように構成されている。
(i−)上下動機構 」二下動機構34は、ロールホルダー351を前記昇降
機構31による昇降に従う大きな範囲での上下移動を補
足し、小さい範囲で上下動させるための機構である。第
1図、第4図、第5図特に第6図、第7図に示すように
、水平移動フレーム330の両側部に上下動用ガイトレ
ール5″が」二下方向に平行に取り付けられている。ま
たこのや\縦長の水平移動フレーム330に沿って上下
動する上下動フレーム340が、水平移動フレーム33
0の上記上下動用ガイトレール5#が取り付けられてい
る側部に対向する側部を有していて、この各側部に好ま
しくは複数の摺動ブロック6が取り付けられている。そ
してこの摺動ブロック6が水平移動フレーム330の上
記上下動用ガイドレール5″′に離脱不能に係合してい
る。上下動フレーム340を上下動させる機構は次のよ
うになっている。水平移動フレーム330のフレーム内
に油圧シリンダ341が上下方向に取り付けられており
、そのフォークエンド342が上下動フレーム340の
上端の連結突起部343にピン344で連結されている
。この場合、連結突起部343が上下動可能なように上
下動路345を設けておく。
このような構成下に油圧シリンダ341の作動及び制御
により、上下動フレーム340は上下動し且つ停止位置
制御は可能である。この場合の停止位置制御は、実際的
には油圧シリンダ341のシリンダロンドのストローク
端で停止させるようにするのが簡便である。このような
油圧シリンダ341を作動させるための油圧ポンプ34
6゜モータ347.オイルタンク348は、回転フレー
ム320に設置されている。水平移動フレーム330と
上下動フレーム340との形状の相互関係は上記の動き
が満たされる限り制限はないが1図例のように水平移動
フレーム330及び上下動フレーム340がそれぞれ角
筒状をなしていて前者に後者が壁間にガイドシステムに
必要な隙間を残して外挿された状態にあるのが、後に説
明するロールホルダー351の負荷による傾きに耐え易
くするので好ましい。上記のように上下動機構34は構
成されている。
(v)ホルダー間隔調節機構 ホルダー間隔調節機構35は、ロール寸法に関し複数種
の長さのロールを搬送の対象とするために水平方向の配
置された左右のロールホルダー351の間隔を調節可能
とさせる機構である。
第1図、第4図、第5図特に第6図、第7図に示すよう
に、横型のロールホルダーサポートフレーム350の中
央部が上下動フレーム340に固定されていて、その両
翼部のそれぞれに複数本の(回倒では2本)のホルダー
移動用ガイドレール5#′が上下に亘って水平方向に平
行に設けられている。また一対のロールホルダ−351
がロール7をロールホルダーサポートフレーム350と
平行に支持する方向に向けられた状態でその基部351
aに複数個(回倒では2個)の摺動ブロック6が上記ホ
ルダー移動用ガイドレール5″と対応して取り付けられ
ている。そしてロールホルダーサポートフレーム350
の両翼部においてこの摺動ブロック6が上記ホルダー移
動用ガイドレール5“′に離脱不能に係合していること
により、一対のロールホルダー351はそれぞれその姿
勢を維持してロールホルダーサポートフレーム350に
沿って水平方向に移動して互いに接近又は離隔すること
が可能である。各ロールホルダー351を移動及び間隔
調節させる機構は次のようになっている。第7図に示す
ように、ロールホルダーサポー1−フレーム350の各
翼部に水平に設置された各油圧シリンダ352のフォー
クエンド353がそれぞれロールホルダー351の上部
に連結されており、油圧シリンダ352の作動及びその
制御により両翼部のロールホルダー351は移動し、そ
の停止位置を制御して所定の間隔に調節する。油圧シリ
ンダ352を作動させる油圧ポンプ等は、上下動機構3
4のものを共用することが出来る。
次にロールホルダー351の形状について説明する。ロ
ール7の両端部近辺を支持するための上方に開口したロ
ール載置用凹部の形状は、第8図(イ)及び(ロ)に示
すように、その少なくともロール7と接する部分が鉛直
面8に向ってこの鉛直面8の両側から均等に収斂する形
状である。その態様として、第8図(イ)のものは鉛直
面8に対して等しい傾斜角を有する両側の傾斜面から成
る7字状のものである。また、第8図(ロ)のものは次
の形状を有している。底部がほぼ半円形の形状でそれよ
り上方に向って少なくとも幅の狭まることのない円弧状
の輪郭を有するロール載置用凹部パターン、すなわち上
記2つの円弧の径が例えばワークロールの小径Q1と中
間ロールの大径ρ2とにほぼ相当する大小2つのパター
ンを、小径のパターンを下方にまた大径のパターンを上
方にし且つ2つの円の中心01及び02を同一直線(第
8図(ロ)においては鉛直面8に相当)上に置いて2段
に重ねたときのその最外の輪郭を輪郭とする形状である
このような2つの態様のものはいずれもその凹部にロー
ル7を載置するときは、それが径の異なるワークロール
、中間ロールのいずれでもあつても、また研磨により径
の小さくなったロールであっても、そしてまた最初の載
置位置が凹部のセンターからズしていても、最終的にロ
ール7の中心はロールホルダー351の所定の位置(鉛
直面8)に安定して載置されることになる。
搬送途中のロール7をより安定に保持するには、第8図
(ロ)のものが好ましい。このようにホルダー間隔調節
機構35は構成されている。
ロール保持移動装置3は以上に説明した5つの機構を備
えて成っており、走行装置1及び横行装置2と共に前述
の要請事項を充足させた本発明装置を構成している。
〔作 用〕
本発明装置の作用を使用方法を兼ねて以下に説明する。
本発明装置の使用に当っては前述の前提条件下で使用さ
れることが望ましく自動化も一段と向上するのである。
先ず、ロール保持移動装置3を本発明装置の待機位置、
目的とするロールラック9.ロール搬送もしくは移載装
置(図示せず)の3つの位置間隔を移動させてロールを
搬送するるときの作用について説明する。なお、ロール
ラック9は第10図に示すように、ロール7を前後面に
おいて上下複数段に横架するようにロール架台9aが設
けられた構造となっている。第10図は径の小1さなワ
ークロールが横架された状態で示しているが、−点鎖線
で示すように径の大きな中間ロールが横架されている場
合もある。
本発明装置の走行装置1及び横行装置2を移動させてロ
ール保持移動装置3を前記3つの位置のうち何れか1つ
から他の1つに移動させてロール7を搬送する。この場
合、前述の前提条件に示すように、電算機システム(又
はシステム群)の総合的な処理によって、具体的に搬送
すべきロール。
前記3つの位置が立体的(三次元的)に正確に位置決め
されたロールの受渡しを行う所定位置(特定位置)であ
ってこのような位置間の移動指示経路(ロールの搬送指
示経路)等を含む指令信号が本発明装置に伝達され、逆
にこの指令信号に従う本発明装置の諸機能状況が逐次フ
ィードバック信号として電算機システム側に戻され確認
しなから指令信号を出力出来るようにしておけば、この
指令信号によりロール保持移動装置3を移動開始位置か
ら移動終了位置まで移動させるのに必要な走行装置1の
走行距離及び横行装置2の横行距離だけ移動するように
各駆動モータの回転数をPLGにより制御すれば、ピニ
オン15及びラック16を用いた前記停止位置制御装置
により停止位置に正確に停止させ得るので自動化は比較
的容易である。
この時、若干の停止誤差が生じてもレール12゜21を
挟持且つ接触して自在↓こ回転する一対のサイドローラ
11a、 21aを本体及び横行フレーム10.20に
装着し、尚且つ位置決め装置19を本体及び横行フレー
ム10.20に一体化して装着すれば、走行装置1及び
横行装置2はレール12.21に沿ってガタなく然も停
止位置に強制的に位置決めされ確実に停止させ得るので
、ロール保持移動装置3を所定位置に非常に精度良く移
動させることが出来る。
このような移動に際して、ロール保持移動装置3のロー
ルホルダー351を最高位置に引き揚げておき、走行装
置1及び横行装置2の移動を同時に行えば、ロール保持
移動装置3を途中の障害物に衝突させることなく指令場
所(所定位置)まで直線的に移動させることが出来るの
で、それだけ移動に要する時間が短かくて済み、また衝
突によるロール疵発生の機会も少ない。
次に、指令場所におけるロール保持移動装置3によるロ
ールの受渡し作用について説明する。この所定位置にお
けるロールの受渡し作用は前記3つの所定位置の何れに
おいても同じであるから、ロールラック9におけるロー
ルの受渡しを例として説明する。
前記指令信号に基づいて走行装置1及び横行装置2が移
動して目的とするロールラック9の上方に位置したロー
ル保持移動装置3は、やはり前記指令信号に従って昇降
機構31の巻取ドラム314をモータ313により回転
させて、ロールホルダー351の高さが第1O図に示す
ように目的とするロールラック9のロール架台9aの高
さになるまで降下させる。ロール保持移動装置3が所定
の高さにまで降下したら、回転機構32のモータ321
により回転フレーム320を回転させてロールホルダー
351をロール架台9a側にし且つ両者を平行(以下、
このようにロールホルダー351及びロール架台9aに
それぞれロール7を横架したときにこれらのロール7が
平行となるときのロールホルダー351とロールラック
9又はロール架台9aとの位置関係を「平行」と言う)
にする。
以降の作用を、先ず前記指令信号に従ってロールラック
9に横架されているロール7をロールホルダー351に
移し取る場合について説明する。前記のようにしてロー
ルホルダー351をロールラック9と平行にしたら、ホ
ルダー間隔調節機構35の油圧シリンダ352を作動さ
せてロールホルダー351の間隔を搬送目的のロール7
の長さに合せた所定間隔とする(この操作は先行期間中
に行っても良い)。次いで上下動機構34の油圧シリン
ダ341を作動させて上下動フレーム340を上下動さ
せて、第10図に示すようにロールホルダー351を目
的とするロール7とその下方に隣接するロール7との間
に嵌る位置の高さに位置させる。次いで水平移動機構3
3のモータ335を駆動させてロールホルダー351を
第10図における矢印aの方向に移動させロール7の直
下に停止させる。次いで上下動機構34の油圧シリンダ
341を作動させて矢印すの方向に所定の高さ分(一般
には更に上段にロール7が横架しているから適正な停止
位置がある)だけ上方に移動して停止させる。この間に
ロール7はロールホルダー351に載架され、そのとき
ロール架台9a上のロール位置とロールホルダー351
との位置に多少のズレがあっても、ロール載置用凹部の
形状によりロール7はロールホルダー351の所定の位
置に正確に載置させる。次いで水平移動機構33により
矢印Cの方向に移動させて最初の位置の上方に位置させ
る。以上の動きによるロールホルダー351の各位置は
第6図に示すr、n、m、yとなる。
初めにロール7がロールホルダー351に載架されてい
てこのロール7を目的のロール架台9aに格納するとき
は、上記と逆に第10図中に示す矢印d。
e、fの順にロールホルダー351を移動させれば良い
ロールホルダー351とロールラック9との間の前記の
ようなロール7の授受に際して、昇降機構31、水平移
動機構33.上下動機構34の各フレーム及びロールホ
ルダー間隔調節機構35のロールホルダー351の移動
は、前記説明のガイドレール5と摺動ブロック6との係
合によって円滑であり且つガタがなく移動する。また昇
降フレーム3102回転フレーム320及び水平移動フ
レーム340の停止位置は、PLOでカラン1〜したモ
ータの回転数の分だけ移動した個所であり、また上下動
フレーム340、ロールホルダー351の停止位置は油
圧シリンダ341の作動制御(例えばシリンダロンドの
ストローク端)により定まるから、予め必要なPLOの
カウント数を設定し油圧シリンダ341の作動制御を設
定しておくことにより、各フレームの移動及び所定位置
に基づく停止位置での停止を自動化することは容易であ
り、且つその停止は正確且つ確実である。昇降フレーム
310の降下分と上下動フレーム340の下方移動分と
はその合計がロールホルダー351の適正な停止位置と
なるように設定する必要がある。
このようにして、ロールホルダー351とロールラック
9との間のロール7の授受がロールホルダー351を最
高位置、すなわち上下動機構34によりロールホルダー
351を最高位に移動させると共に、昇降機構31によ
りロール保持移動装置3を最高位に引き揚げ、このよう
にして指令場所におけるロール保持移動装置3のロール
の受渡し作用は終了する。
〔発明の効果〕
以上に詳述した如く本発明に係るロール搬送装置は、い
わゆるクラブを搭載した天井クレーンの走行装置及び横
行装置のそれぞれにピニオンとラックを用いた停止位置
制御装置を装着し、クラブとして昇降機構2回転機構、
水平移動機構、上下動機構、ホルダー間隔調節機構の5
つの機構を備えて成るロールホルダー保持移動装置を設
置し、且つその主要な各フレーム及びロールホルダーの
移動に特別な形状構造を有するガイドレール及びレール
把持型ボールベアリング付き摺動ブッロクとの係合を利
用すると共に移動の駆動源としてのモータにはパルスゼ
ネレータを装着し油圧シリンダには作動制御をさせる構
成とし更にロールホルダーの四部を径の異なるロールで
も自動的に正確な位置に載架するような形状にしたこと
により、以下に述べる効果を有する。
(A)ロールホルダー保持移動装置の主要フレーム及び
ロールホルダーの移動は円滑で且つガタない。
(B)走行装置、横行装置及びロールホルダー保持移動
装置の主要フレーム及びロールホルダーを、モータ回転
度及び油圧シリンダの制御に前項(A)の効果が加わっ
て設定した停止位置に正確且つ確実に停止させることが
出来る。
(C)従って各機器の順次行う作動を電算機システムと
して組むことにより搬送装置を自動化することが容易で
、ロール搬送を無人化することが出来る。
(D)従って例えばロール整備ヤードにおけるロール研
磨等の整備作業も無人化することが可能であり、前項(
C)の効果と共に安全上最良である。
(E)ロール搬送が短時間で済むのでロール疵の発生が
少ない。
(F)ロールラック周辺での作業員の作業スペースが不
要となり、ロールラックをより密に設置出来るので、床
面の有効利用が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第8図は本発明に係るロール搬送装置の1実施
例の各部を示し、第1図は全体概略図、第2図(イ)及
び(ロ)は天井を走行する本体フレームの停止位置制御
装置及び位置決め装置の説明図、第3図(イ)及び(ロ
)は本体フレームの車輪の取り付けられている近傍部位
に装着されている一対のサイドローラの正面図及び側面
図、第4図は要部の正面図、第5図は同側面図、第6図
は要部の一部拡大正面図、第7図は同拡大側面図、第8
図(イ)及び(ロ)はそれぞれホルダーのロール載置用
凹部の形状の例を示す図、第9図は使用されたガイドシ
ステムの断面説明図であり、第10図はロールラック回
わりにおけるロールホルダーの動き方の説明図である。 図面中 1・・・・走行装置 10・・・・本体フレーム II・・・・走行車輪 11a・・・・一対のサイ1くローラ 11b・・・・ブラケツ1へ 12・・ ・・ レール 13・・・・サドル 14・・・・フレーム 15・・・・ピニオン 15a・・・・ラック 16・・・・軸受 17・・・・回転軸 17a・・・・カップリンク 18・・・・パルスゼネレータ 19・・・・位置決め装置 19a・・・・油圧シリンダ 19b・・・・シリンダロッド 19c・・・・凹部ブロック 19ca・・・・傾斜面 19d・・・・凸部ブロック 19da・・・・傾斜面 2・・・・横行装置 20・・・・横行フレーム 21・・・・横行車輪 22・・・・レール 23・・・・モータ 24・・・・支柱 25・・・・フレーム 3・・・・ロール保持移動装置 31・・・・昇降機構 310・・・・昇降フレーム 311・・・・ホイール 312・・・・ワイヤ 313・・・・モータ 314・・・・巻取ドラム 315・・・・ワイヤ止め 316・・・・フレーム 317・・・・パルスゼネレータ 32・・・・回転機構 320・・・・回転フレーム 320a・・・・回転軸 321・・・・モータ 322・・・・小ギヤ 323・・・・大ギヤ 33・・・・水平移動機構 330・・・・水平移動フレーム 330a・・・・掛止部 330b・・・・リブ 331・・・・レール床 332・・・・ネジ捧 333・・・・軸受 334・・・・カップリング 335・・・・モータ 336・・・・雌ネジ 34・・・・上下動機摘 340・・・・上下動フレーム 341・・・・油圧シリンダ 342・・・・フォークエンド 343・・・・ピン 344・・・・連結突起部 345・・・・上下動路 346・・・・油圧ポンプ 347・・・・モータ 348・・・・オイルタンク 35・・・・ロールホルダー間隔調節機構350・・・
・ロールホルダーサポー1−フレーム351・・・・ロ
ールホルダー 351a・・・・基部 352・・・・油圧シリンダ 353・・・・フォークエンド 4・・・・柱 5・・・・ガイドレール 5a・・・・頭部 5aa、 5ab、 5ac、 5ad・・・・軌道面
5′・・・・昇降用ガイドレール 5″・・・・水平移動用ガイドレール 5#′・・・・上下動用ガイドレール 5“・・・・ホルダー移動用ガイドレール6・・・・摺
動ブロック 6a・・・・ボール 6b・・・・ボール透溝 7・・・・ロール 8・・・・鉛直面 9・・・・ロールラック 9a・・・・ロール架台 ag by Cl dg e+ f””ロールホルダー
の動きの方向 I、II、m、IV・・・・ロールホルダーの位置図 (ロ) t、り

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 建屋内で立体的に位置決めされている各所定位置で
    寸法の異なるロールを受渡ししつつ、次なる所定位置に
    逐次該ロールを搬送するロール搬送装置であつて、 建屋内の天井を一定の直線方向に走行する本体フレーム
    (10)を基台とする走行装置(1)と、該本体フレー
    ム(10)上をその走行方向と直角に横行する横行フレ
    ーム(20)を基台とする横行装置(2)と、該横行フ
    レーム(20)に鉛直方向に昇降可能に設置されるロー
    ル保持移動装置(3)とから成り、 前記各所定位置に基づく停止位置に前記走行装置(1)
    、横行装置(2)及びロール保持移動装置(3)をそれ
    ぞれ制御し停止させる停止機構を備え、 尚且つ前記ロール保持移動装置(3)が、この装置(3
    )に保持されたロール(7)を前記各所定位置に受渡し
    するために移動させる機構として、昇降機構(31)、
    回転機構(32)、水平移動機構(33)、該昇降機構
    (31)による昇降に上下移動を補足する上下動機構(
    34)、ロールホルダー間隔調節機構(35)を備えて
    成ることを特徴とするロール搬送装置。 2 走行装置(1)及び横行装置(2)が、建屋内の天
    井に直線状に固定配置されたレール(12)上を回転す
    る車輪(11)をサドル(13)を介して取り付けて走
    行する本体フレーム(10)を基台とする走行装置と、
    該本体フレーム(10)上にその走行方向と直角にしか
    も直線状に固定配置されたレール(22)上を回転する
    車輪(21)をサドル(23)を介して取り付けて横行
    する横行フレーム(20)を基台とする横行装置である
    場合において、 該本体フレーム(10)の車輪(11)の取り付けられ
    ている近傍部位及び該横行フレーム(20)の車輪(2
    1)の取り付けられている近傍部位に、前記レール(1
    2)及び(22)の両側をそれぞれ挟持且つ接触し回転
    自在な一対のサイドローラ(11a)、(21a)が装
    着されていることを特徴とする請求項1に記載のロール
    搬送装置。 3 立体的に位置決めされている各所定位置に基づく停
    止位置に、走行装置(1)、横行装置(2)をそれぞれ
    制御し停止させる停止機構として、本体フレーム(10
    )及び横行フレーム(20)のそれぞれに装着された各
    ピニオン(15)が相対的に不動の各ラック(15a)
    と噛合していると共に該ピニオン(15)の回転軸(1
    7)にはそれぞれパルスゼネレータ(18)が連結され
    ていて該パルスゼネレータ(18)が本体フレーム(1
    0)及び横行フレーム(20)の駆動用の各モータの制
    御器に各フレーム(10)、(20)の停止位置制御可
    能に接続されていることを特徴とする請求項1又は2に
    記載のロール搬送装置。 4 立体的に位置決めされている各所定位置に基づく停
    止位置に、請求項3に記載の走行装置(1)、横行装置
    (2)の停止機構を備えると共に、当該停止位置に各装
    置(1)、(2)をそれぞれ強制的に停止させる位置決
    め装置(19)を備えていることを特徴とする請求項3
    に記載のロール搬送装置。 5 立体的に位置決めされている各所定位置に基づく停
    止位置に、横行フレーム(20)に鉛直方向に昇降可能
    な設置されるロール保持移動装置(3)を制御し停止さ
    せる停止機構として、該横行フレーム(20)上に一端
    が緊結されているワイヤ(32)により該横行フレーム
    (20)を貫通して鉛直方向に昇降可能にロール保持移
    動装置(3)の昇降フレーム(310)を懸垂するワイ
    ヤ巻取ドラム(314)にパルスゼネレータ(317)
    が連結されていて、このパルスゼネレータ(317)が
    ワイヤ巻取ドラム(314)の駆動用モータ(313)
    の制御器にロール保持移動装置(3)の停止位置制御可
    能に接続されていることを特徴とする請求項1から4ま
    での何れか1項に記載のロール搬送装置。 6 ロール保持移動装置(3)の備える昇降機構(31
    )が、パルスゼネレータ(317)により回転数をカウ
    ントさせるワイヤ巻取ドラム(314)に一端が緊結さ
    れているワイヤ(312)により胴部が縦長の昇降フレ
    ーム(310)が横行フレーム(20)を貫通して鉛直
    方向に昇降可能に懸吊されており、該昇降フレーム(3
    10)の胴部外面に胴軸方向に沿つて昇降用ガイドレー
    ル(5′)が敷設されており、該昇降用ガイドレール(
    5′)の頭部(5a)を該頭部(5a)の四周の軌道面
    (5aa)、(5ab)、(5ac)、(5ad)に多
    数のボール(6a)を当接させた状態で離脱不能に緊密
    に把持係合してガイドレール(5′)を摺動するレール
    頭部把持型ボールベアリング付き摺動ブロック(6)が
    同一鉛直線上における複数個所で位置固定されて横行フ
    レーム(20)に一体化されて取り付けられていて昇降
    フレーム(310)の姿勢が鉛直に維持されている昇降
    機構である請求項1から5までの何れか1項に記載のロ
    ール搬送装置。 7 ロール保持移動装置(3)の備える回転機構(32
    )が、昇降フレーム(310)の下端に回転フレーム(
    320)が水平方向での回転可能に連結されており、該
    回転フレーム(320)に固定されたモータ(321)
    付き小ギヤ(322)が昇降フレーム(310)の下端
    部周壁を取り巻いて固設された大ギヤ(323)と噛合
    していてモータ(321)の回転制御により任意の角度
    だけ回転フレーム(320)を回転させる回転機構であ
    る請求項1から6までの何れか1項に記載のロール搬送
    装置。 8 ロール保持移動装置(3)の備える水平移動機構(
    33)が、回転フレーム(320)の下端部の両側部に
    形成された各レール床(331)の上面に水平移動用ガ
    イドレール(5″)が相互に平行に敷設されており、該
    水平移動用ガイドレール(5″)に係合したレール頭部
    把持型ボールベアリング付き摺動ブロック(6)を上端
    部に備えた掛止部(330a)を両側に有する水平移動
    フレーム(330)が回転フレーム(320)の前記水
    平移動用ガイドレール(5″)に水平移動可能に懸吊さ
    れており、回転フレーム(320)にネジ棒(332)
    が両側の水平移動用ガイドレール(5″)のほぼ中央の
    下方に当る位置に水平移動用ガイドレール(5″)と平
    行に回転自在に取り付けられていて回転制御可能なモー
    タ(335)に連結されており、他方の水平移動フレー
    ム(330)に固定された雌ネジ(336)と前記ネジ
    棒(332)とが螺合している水平移動機構である請求
    項1から7までの何れか1項に記載のロール搬送装置。 9 ロール保持移動装置(3)の備える上下動機構(3
    4)が、水平移動フレーム(330)の両側部に上下動
    用ガイドレール(5″′)が上下方向に取り付けられて
    おり、水平移動フレーム(330)に取り付けられた油
    圧シリンダ(341)により水平移動フレーム(330
    )に沿つて上下動する停止位置制御可能な上下動フレー
    ム(340)が、水平移動フレーム(330)の前記上
    下動用ガイドレール(5″′)が取り付けられている側
    部に対向する側部を有していて該側部に取り付けられた
    レール頭部把持型ボールベアリング付摺動ブロック(6
    )が前記上下動用ガイドレール(5″′)に係合してい
    る上下動機構である請求項1から8までの何れか1項に
    記載のロール搬送装置。 10 ロール保持移動装置(3)の備えるロールホルダ
    ー間隔調節機構(35)が、横型のロールホルダーサポ
    ートフレーム(350)の中央部が上下動フレーム(3
    40)に固定されていてその両翼部のそれぞれに複数の
    ホルダー移動用ガイドレール(5″″)が上下に亘つて
    水平方向に平行に敷設されており、ロール(7)の端部
    を支持するための上方に開口したロール載置用凹部の少
    なくともロール(7)と接する部分がロールホルダーサ
    ポートフレーム(350)に平行な鉛直面(8)に向つ
    て該鉛直面の両側から均等に収斂する形状のロールホル
    ダー(351)がロール(7)をロールホルダーサポー
    トフレーム(350)と平行に支持する方向に向けられ
    た状態でその基部(351a)に複数個のレール頭部把
    持型ベアリング付き摺動ブロック(6)が取り付けられ
    ており、該摺動ブロック(6)が前記ホルダー移動用ガ
    イドレール(5″″)に係合していて、ロールホルダー
    サポートフレーム(350)の各翼のロールホルダー(
    351)が油圧シリンダ(352)により位置調節可能
    にホルダー移動用ガイドレール(5″″)に沿つて移動
    するホルダー間隔調節機構である請求項1から9までの
    何れか1項に記載のロール搬送装置。 11 回転機構(32)を構成する昇降フレーム(31
    0)に連結されていて回転する回転フレーム(320)
    の回転角度が0°、90°、180°の三角度に限定さ
    れている請求項1から10までの何れか1項に記載のロ
    ール搬送装置。 12 水平移動用フレーム(330)及び上下動フレー
    ム(340)がぞれぞれ角筒状をしていて前者に後者が
    外挿されている請求項8から10までの何れか1項に記
    載のロール搬送装置。 13 ロールホルダー間隔調節機構(35)を構成する
    ロールホルダー(351)のロール載置用凹部が、底部
    がほぼ半円形の形状でそれより上方に向つて少なくとも
    幅の狭ばまることのない円弧状の輪郭を有するロール載
    置用凹部パターンで、前記2つの円弧の径がワークロー
    ルの小径と中間ロールの大径とにほぼ相当する大小2つ
    のパターンを小径のパターンを下方にまた大径のパター
    ンを上方にして2つの円の中心を同一直線上に置いて2
    段に重ねたときの最外の輪郭を輪郭とする形状のもので
    ある請求項1から12までの何れか1項に記載のロール
    搬送装置。 14 ロールホルダー間隔調節機構(35)を構成する
    ロールホルダー(351)のロール載置用凹部が、鉛直
    面(8)に対して等しい傾斜角を有する両側の傾斜面か
    ら成るV字状のものである請求項1から13までの何れ
    か1項に記載のロール搬送装置。
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KR100839069B1 (ko) * 2007-04-06 2008-06-19 주식회사 메인텍 밀롤 자동 핸들링 장치
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JP2019214459A (ja) * 2018-06-13 2019-12-19 利雄 近藤 傾斜面用移動式門型クレーンシステム

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