JPH0482681A - ロボットシステム - Google Patents

ロボットシステム

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JPH0482681A
JPH0482681A JP19248490A JP19248490A JPH0482681A JP H0482681 A JPH0482681 A JP H0482681A JP 19248490 A JP19248490 A JP 19248490A JP 19248490 A JP19248490 A JP 19248490A JP H0482681 A JPH0482681 A JP H0482681A
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Masahiro Igarashi
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はロボットシステムに係り、特に大形のワークに
対応できるよう構成されたロボットシステムに関する。
従来の技術 例えば塗装用ロボットを使用してワークに塗装を施す塗
装工程においては、主に塗装用ロボットの塗装範囲より
小さいワークをコンベヤ装置で搬送しながら塗装してい
る。ところか、塗装用ロボットの塗装範囲を越えるよう
な大形のワークの場合、大形のワークを塗装できる大形
の塗装用ロボットを購入したり、あるいは複数のロボッ
トを高さの異なる位置に配設し、低位置の第1のロボッ
トによりワークの下半分を塗装し、高位置の第2のロボ
ットによりワークの上半分を塗装するように分割して塗
装していた。
発明が解決しようとする課題 しかるに、上記のように大形の塗装用ロボットを塗装ブ
ースに設置する場合、通常ワークを塗装する塗装ブース
とは別個に大形塗装用ロボット専用の塗装ブースを設け
るか、あるいは通常の塗装用ロボットと入れ換えて大形
塗装用ロボットを設置することになるため、塗装ブース
がより広いスペースを必要とし、狭い工場には設置する
ことかてきないといった課題かある。
又、前述の如く複数の塗装用ロボットが高さの異なる位
置に設置される場合、塗装ブースに複数のロボットか近
接配置されるため、塗装ブースか複雑化してしまい、保
守点検時のメンテナンスに手間がかかり管理か面倒であ
るといった課題か生ずる。
そこで、本発明は上記課題を解決したロボットシステム
を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明ロボットシステムは、ワークを搬送する搬送ライ
ンに沿って上下方向に傾斜してなる走行装置を有してな
る。
作用 ロボット本体の作業範囲を越えるような大形ワークに所
定の作業を施す場合ロボット本体かワーク形状に応じて
上下方向に傾斜した走行装置により上昇又は降下移動す
ることかできるので、1台のロボットで異なる大きさの
ワークに対応することができ、設置スペースの小型化及
び構成の複雑化を防止しえる。
実施例 第1図乃至第3図に本発明になるロボットシステムの一
実施例を示す。
各図中、ロボッ)・システム1は塗装ブースに設置され
、大形のワーク2が搬送ライン3により搬送されても対
応しうる構成となっている。即ち、ロボットシステム1
は搬送ライン3に沿って上下方向に傾斜してなる走行装
置4を有し、走行装置4にはロボット本体5か設けられ
ている。
この走行装置4は大略搬送ライン3に沿って延在する走
行ベース6と、走行ベース6に設けられた一対の軌道7
a、7bに移動自在に載置された台車8と、台車8と一
体に設けられた駆動部9とよりなる。走行ベース6は第
1図に示すように水平な床面10に対して角度θ傾斜す
るように長さの異なる支柱11a〜llcにより支持さ
れている。又、走行ベース6には台車8をガイドする一
対の軌道7a、7bと、一対の軌道7a、7bとの間で
搬送ライン3と平行に延在するラック12とを有する。
尚、上記支柱11a〜llcの長さを変えることにより
走行ベース6の傾斜角度を変更できるようになっている
第2図に示すように、台車8は底部に一対の軌道7a、
7bに摺接するリニアベアリングあるいはローラ等を有
する摺接部8a、8bを有する。
尚、台車8の底部は走行ベース6の傾斜角度θに合わせ
て傾斜しており、台車8の上面は床面10と平行な水平
面に保たれている。従って、台車8に設置されたロボッ
ト本体5は床面10に設置されたときと同様圧しい姿勢
で、台車8とともにワーク搬送方向(X方向)に移動で
きる。
駆動部9は、モータ9aと、減速機9bと、減速機9b
の出力軸9cに設けられラック12に噛合するピニオン
9dとよりなり、台車8より延出するベース8Cに取付
けられている。従って、モータ9aの回転駆動力が減速
機9bを介してピニオン9dに伝達されると、台車8は
軌道7a。
7bに沿ってX方向に移動する。そのとき、走行ベース
6が角度θ傾斜しているので、台車8かX方向へ移動す
るとともにロボット本体5か上昇する。
又、ロボット本体5は台車8に設置された基台5a、旋
回ベース5b、支柱5c、アーム5dよりなる多関節形
の塗装用ロボットである。アーム5dの先端には塗装ガ
ン5eか装着されている。
そして、ワーク2か塗装ブースに搬送されると、ロボッ
ト本体5は予め入力されたプログラムに従って各可動部
(上記旋回ベース5b、支柱5c。
アーム5d等)を動作させながら塗装ガン5eより塗料
をワーク2へ吹き付ける。又、ロボット本体5は塗装用
ロボットとしては比較的小形であり設置スペースが小さ
くなっている。
13.14は第1のワーク検出センサ(以下単にセンサ
という)で、ワーク2を搬送する搬送ライン3に近接し
て設けられ、ワーク2が塗装ブースの所定塗装位置に到
着したことを検出する。
第4図に示す如く、一方のセンサ13は高位置に設けら
れワーク2の上部を検出するセンサで、他方のセンサ1
4は低位置に設けられワーク2の下部を検出するセンサ
である。従って、一対のセンサ13,14からの検出信
号によりワーク2の大きさが分かる。尚、センサ13.
14としては光電式あるいは磁気式等のセンサか考えら
れている。
15は制御盤で、ワーク2の形状に応じてロボット本体
5の各可動部を動作制御するロボット制御回路15Aと
、ワーク2の搬送速度に応じてロボット本体5がX方向
に移動するように台車8を動作制御する走行台車制御回
路15Bとを有する。又、制御盤15は上記一対のセン
サ13゜14が接続されており、ワーク2か塗装ブース
に搬送されるとセンサ13,14からのワーク検出信号
が入力される。従って、ロボット制御回路15Aと走行
台車制御回路15Bはセンサ13゜14からの信号に基
づき、互いに協働してロボット本体5及び台車8を制御
する。
16は第2のワーク検出センサ(以下単にセンサという
)で、ワーク2が走行ベース6の前を通過して換装ブー
スより離脱することを検出する。
このセンサ!6も上記制御盤I5に接続され、ワーク検
出信号を制御盤15に出力する。
ここで、上記構成になるロボットシステムlの動作につ
き第5図、第6図を併せ参照して説明する。制御盤15
はワーク2が塗装ブースに搬送されると第5図に示す処
理を実行する。
制御盤15は第5図中ステップSl(以下ステップを省
略する)において、ワーク2が搬送ライン3により搬送
されて塗装ブースに到着すると入口側のセンサ13,1
4からのワーク検出信号が入力される。ワーク2か大形
である場合、ワーク2の上部、下部を検出する上記セン
サ13゜14から信号か出力されるため、S2では両セ
ンサ13.14からの信号かあるとワーク2か大形であ
ると判断してS3に移り台車8の駆動部9を駆動する。
駆動部9のモータ9aはワーク搬送速度に応じた回転数
で駆動され、台車8をワーク2に追従させるようにX方
向に走行させる。
ロボット本体5は塗装を開始し、台車8とともにX方向
に移動しなから第4図に示すようにワーク2の下部を塗
装するように予め入力されたプログラムに従ってワーク
2に塗装を施す(S4)。
台車8は走行ベース6の軌道7a、7bにガイドされて
X方向に移動するにつれて、走行ベース6が傾斜してい
る分上昇する。従って、ロボット本体5の高さ位置もX
方向に移動するとともに上昇する。これに伴い、ロボッ
ト本体5は第6図に示すようにワーク2の下部から次第
に上部へとワーク2に対する塗料吹き付は位置を上昇さ
せる。
そして、台車8が走行ベース6の移動端である上昇位置
(第1図、第3図中1点鎖線で示す)へ移動すると台車
8を停止させる(S5)。ワーク2はそのままX方向に
搬送されてセンサ16の前を通過して塗装ブースより離
脱する。
センサ16からワーク検出信号が出力されてワーク通過
が確認されると(S6)、ロボット本体5によるワーク
2に対する塗装動作が終了する(S7)。続いて、駆動
部9のモータ9aが逆方向に駆動され台車8及びロボッ
ト本体5を低位置(第1図、第3図中実線で示す)へ降
下させる(S8)。
尚、ワーク2が小形である場合、センサ13あるいは1
4のいずれか一方からワーク検出信号が出力される。従
って、S2においてセンサ13゜14の一方からしか信
号が出力されないときは、ワークが小形であると判断し
てS9に移る。そして、高位置に設けられたセンサ13
から信号が出力されたときは、5l(lに移り前記s3
と同様台車8をX方向に移動させる。これにより、ロボ
ット本体5がX方向に移動するとともに上昇し、所定高
さ位置に達したときワークに対する塗装を開始する(S
ll)。ロボット本体5が走行ベース6の上昇位置に移
動すると台車8を停止させる(S12)。ロボット本体
5は第6図に示すように台車8か上昇位置に至る過程で
上方に位置するワークに対して塗装を施す。ワークがセ
ンサ16を通過すると上記86〜S8か実行される。
又、S9において低位置に設けられたセンサ14から信
号が出力されたときはS13に移り台車8を第1図、第
4図に示す低位置に停止させ(Sl3)だまま、ワーク
に対する塗装を開始する(S14)。
そして、ワークがロボット本体5の前を通過すると(S
 15) 、ロボット本体5の塗装動作が終了しく51
6)、再びSlに戻る。
このように、台車8が所定角度傾斜した走行ベース6を
移動しながらロボット本体5を上昇させるため、ロボッ
ト本体5は走行ベース6を移動する間に大形のワーク2
を全体的塗装することができる。従って、ロボット本体
5が比較的小形のロボットであっても大形のワーク2を
能率良く塗装することができるので、大形の塗装用ロボ
ットを設置する場合よりも塗装ブースの省スペース化を
図ることができる。又複数のロボットを設置する場合よ
りもロボットシステムの構成が簡略化しうるため、点検
、修理を行なうときのメンテナンス性が向上する。
又、塗装ブース入口でセンサ13,14によりワーク2
を検出すると同時にワーク形状を識別し、それに応じて
台車8の昇降位置を変更できるので、1つの塗装ライン
3で大きさの異なる複数のワークを不規則に搬送しても
ロボット本体5はそのワーク形状に応じた鼓装動作を適
宜行なえる。この場合、ワーク検出センサを2個以上設
置することにより複雑な形状のワークが複数種搬送され
ても識別し適宜塗装することかできる。
しかも、ロボット本体5かワーク2の搬送方向に移動し
ながら上昇するため、搬送ライン3を止めることなく大
形のワーク2を塗装しつる。
尚、台車8を走行ベース6に沿って移動させる駆動手段
としては、上記ラックとビニオンに限らず、ワイヤある
いはチェーンの巻き上げにより台車8を移動させても良
いし、あるいはコンベヤ装置のような走行するベルト上
に台車8を設けても良い。
又、上記実施例では塗装用ロボットを昇降させて説明し
たが、塗装用以外に使用されるロボットを昇降させるよ
うにしても良いのは勿論である。
又、上記実施例ではワーク2が搬送されるまでロボット
本体5が低位置で待機していたが、これに限らずロボッ
ト本体5か高位置で待機して下降しながらワーク2を塗
装するようにしても良いのは勿論である。
又、走行装置4は上記実施例の如く直線状に限らず、例
えば搬送ラインが3が円弧状にカーブしている場合、搬
送ライン3に沿って螺旋状に彎曲しながら上下方向に傾
斜するようにしても良い。
又、走行装置4は上記実施例のように搬送ライン3と平
行に設置しなくても良い。即ち、走行装置4を搬送方向
上搬送ライン3に徐々に近づくように設置しても良いし
、あるいは搬送方向上搬送ライン3より徐々に離間する
ように設置しても良いO 発明の効果 上述の如く、本発明になるロボットシステムは、ロボッ
ト本体が上下方向に傾斜した走行装置によりワークの搬
送とともに搬送方向に移動しながらワークに対する作業
部分に応じて昇降することができ、そのため1台のロボ
ット本体で大形のワークに対応することができ、しかも
大形のロボットを設置する場合よりも省スペース化を図
ることかできる。又、複数のロボットを設けて大形ワー
クに対応するよりも構成が複雑化せず点検、修理のとき
のメンテナンスが容易に行なえる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明になるロボットシステムの一実施例の正
面図、第2図は台車及び駆動部を示す拡大図、第3図は
ロボットシステムの平面図、第4図はロボット本体が低
位置にあるときの側面図、第5図は制御盤が実行する処
理を説明するためのフローチャート、第6図はロボット
本体が上昇位置に移動したときの側面図である。 ■・・・ロボットシステム、2・・・ワーク、3・・・
搬送ライン、4・・・走行装置、5・・・ロボット本体
、6・・・走行ベース、7a、7b・・・軌道、8・・
・台車、9・・・駆動部、13.14・・・第1のワー
ク検出センサ、15・・・制御盤、15A・・・ロボッ
ト制御回路、15B・・・走行台車制御回路、16・・
・第2のワーク検出センサ。 特許出願人 ト キ コ 株式会社 第2図 第5図 第6図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ワークを搬送する搬送ラインに沿って上下方向に傾斜し
    てなる走行装置を有することを特徴とするロボットシス
    テム。
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