JPH081214A - タンデム圧延設備の圧延用ロールの交換および整備方法ならびにレイアウト - Google Patents

タンデム圧延設備の圧延用ロールの交換および整備方法ならびにレイアウト

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JPH081214A
JPH081214A JP13613394A JP13613394A JPH081214A JP H081214 A JPH081214 A JP H081214A JP 13613394 A JP13613394 A JP 13613394A JP 13613394 A JP13613394 A JP 13613394A JP H081214 A JPH081214 A JP H081214A
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JP
Japan
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roll
rolls
rolling
rolling mill
maintenance
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP13613394A
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English (en)
Inventor
Junichi Kubota
純一 窪田
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Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Steel Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH081214A publication Critical patent/JPH081214A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B31/00Rolling stand structures; Mounting, adjusting, or interchanging rolls, roll mountings, or stand frames
    • B21B31/08Interchanging rolls, roll mountings, or stand frames, e.g. using C-hooks; Replacing roll chocks on roll shafts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B31/00Rolling stand structures; Mounting, adjusting, or interchanging rolls, roll mountings, or stand frames
    • B21B31/08Interchanging rolls, roll mountings, or stand frames, e.g. using C-hooks; Replacing roll chocks on roll shafts
    • B21B31/10Interchanging rolls, roll mountings, or stand frames, e.g. using C-hooks; Replacing roll chocks on roll shafts by horizontally displacing, i.e. horizontal roll changing
    • B21B31/103Manipulators or carriages therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B2203/00Auxiliary arrangements, devices or methods in combination with rolling mills or rolling methods
    • B21B2203/32Roll changing stools

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロールの交換および整備を正確かつ迅速に行
う。 【構成】 タンデム圧延設備1のスタンド11〜14内
に組み込まれて使用された旧ロールは、組替台車21〜
24との間で交換される。組替台車21上には整備済み
の新ロール16が収納されてロール交換に備えて待機し
ている。交換された旧ロール17は、組替台車21から
移送台車20上に移載され、チョック着脱装置28a,
28bで両側のチョックが取外される。両チョックが取
外された旧ロール17は、ロール受け渡し位置27で移
送台車20上からオートローダ39に受け渡される。オ
ートローダ39は、ロール交換ヤード2からロール整備
ヤード3に移動し、ロールグラインダ31〜33に旧ロ
ール17を向きを変えないで搬送してロールの研摩を行
う。またロール置き場34から研摩などの整備を終了し
た新ロール16を向きを変えずに移送台車20まで搬送
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属帯の冷間圧延工場
などにおいて圧延用ロールの交換および整備を行う方法
およびレイアウトに関する。
【0002】
【従来の技術】鉄や非鉄などの金属を圧延する圧延工
場、特に薄板状の金属帯を連続して圧延する冷間圧延工
場では、複数スタンドの圧延機等を一連に配置するタン
デム圧延設備が多く使用されている。たとえばステンレ
ス鋼や高合金などの金属帯の冷間圧延においては、要求
される寸法、表面仕上げ、その他の要求諸特性などの品
質規格や作業要領の種類が多く、多種少量ずつ多量に生
産を行う必要がある。したがって、その圧延作業は、品
質規格、各種標準、生産および工程計画等に基づいて電
算機システムなどによって、自動的に、かつ最も効率が
よくなるようにスケジュールなどが作成される。このよ
うにして作成されたスケジュールに合せて圧延機のロー
ル交換やそのロール整備を円滑に行う必要がある。しか
しながら、このように多種少量ずつ多量な生産では連続
して圧延する金属帯の要求仕様に従って、各スタンドの
圧延機のロール交換やそのロール整備を行う頻度が高く
なることは避けられない。このため、冷間圧延設備で
は、ロール交換および整備の効率が、単に圧延の能率や
生産性だけでなく、圧延される金属帯の品質およびロー
ル等の費用ひいては製造コストに大きな影響を与えるの
である。
【0003】一口に各スタンドの圧延機のロール交換や
そのロール整備とはいっても、その作業は、各スタンド
の圧延機用上下段のワークロール、中間ロールおよびバ
ックアップロールといった各種ロールの交換(各種新旧
ロールの交換、組替)、これらのロールおよびロールチ
ョックの識別、選別、搬送、移動、取り扱い、ロールに
装着されるロールチョックの着脱、ロールの研摩、ロー
ルやロールチョックの点検や計測、ロールやロールチョ
ックの洗浄、ロールチョックの分解整備、ロールやロー
ルチョックの保管や新品・廃却の入れ替えなどといった
実作業のほかに、これらの各ロールやロールチョック自
体の履歴や使用実績や新品・廃却等の入れ替え指示やペ
アー(組合せ)条件などのロール情報を把握し管理する
作業がある。
【0004】現状では、このようなロール等に関する情
報管理作業だけでなく実作業においても、設備上や経済
上などの理由でどうしても自動化できない極く僅かなも
のを除いて、前記実作業における各作業を実行する多数
の各種センサ等を備えた多種多様な装置群を自動化させ
るだけでなく、この各作業を前述の圧延作業スケジュー
ルに合せた電算機システム群からの指令信号に従う管理
作業として、順次自動的に行われるようになっている。
さらに、チェックシステムを踏えて、無人操業化が試み
られているのである。
【0005】たとえば、図14および図15に一具体例
を示すように、従来の冷間圧延工場などでは、ロール交
換の際には交換用の台車Tを用いる。台車T上に予めロ
ール整備済みの交換用ロール(以下、新ロールというこ
とがある)を載置して待機させておき、圧延機から規定
量だけの圧延を終えたロール(以下、旧ロールというこ
とがある)を台車T上に引き出して載置されていた新ロ
ールを圧延機に挿入することによって、迅速にロール交
換(ロール組替)を行うようにしている。交換された旧
ロールは、ロールグラインダRGによって研摩され、作
業場WSでたとえばロールやチョックの点検や計測、チ
ョックの着脱、チョックやそのベアリング等の洗浄など
の各種整備作業が行われ、次の使用が可能な状態として
ロール置場RPに保管される。ロールの研摩等を含む整
備と保管のためのロール整備ヤードRYは、一般に冷間
圧延設備RAの近傍に圧延方向RDに沿って設けられ、
ロール交換用台車Tとロール整備ヤードRY内との間で
のロールやチョックの移動あるいは取り扱いが、ロール
整備ヤードRYの工場建屋に備えられている天井走行ク
レーンCによって行われる。図14はロールの向きを変
えずに天井走行クレーンCがロールを搬送し、図15は
ロールの向きを90°変えて搬送するレイアウトであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の冷間圧延工場な
どにおいては、各スタンドの圧延機へのロール交換に関
する自動化技術は一般に台車方式によりある程度確立さ
れ、ロール交換用台車Tを用いる迅速な交換が可能であ
る。しかしながら、ロール交換用台車Tとロール整備用
ヤードRYとの間でのロールの搬送が効率的でなく、ロ
ール整備用ヤードRY内での各種整備作業が複雑でロー
ルやチョックなどの移動とか取り扱いが効率的でなく、
多くのスペースを必要としたり、多くのロールグライン
ダRGを必要としたり、ロールの搬送時間が長引いたり
している。また、このような理由によりロールやチョッ
クの保有本数を増加させたり、そのロール置場RPやチ
ョック置場なども拡大しなければならなくなっている。
たとえば、タンデム圧延設備の圧延方向RDに沿ってロ
ールグラインダRGを配置するようなレイアウトでは、
図14に示すように、ロールを引き出したまま向きを変
えずに研摩するか、図15に示すように、引き出したロ
ールの向きを変えて研摩する。特にロールの向きを変え
て研摩するレイアウトでは、ロールグラインダRG等の
上方の空間で作業者の頭上や各種設備装置の上空をロー
ルが旋回移動する必要があり、安全上や保全上の問題が
ある。また、このようにロールの向きを変えて移動する
レイアウトでは、大寸法で重量物であるロールの向きを
クレーンCで吊り下げたまま旋回かつ移動させて変える
ために、迅速かつ停止精度のよい搬送が難しくなり、し
たがってロール整備用ヤードRY内での種々の自動化が
困難となる。
【0007】本発明の目的は、以上の如くタンデム圧延
設備から取り分けロール整備用ヤードRY内における生
産の効率やスペース利用の効率がよいタンデム圧延設備
のロール交換、搬送、整備、保管などの方法ならびにそ
のレイアウト等を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、タンデム圧延
設備を構成する複数スタンドの圧延機に対して、各圧延
機のスタンドに組み込まれている圧延用ロールの軸線方
向の一方で往復走行可能な組替台車に交換用ロールを載
置して接近させ、圧延機に装着されていた交換すべきロ
ールを軸線方向に引き出して組替台車上に移載し、組替
台車上に載置されていた交換用ロールを軸線方向に挿入
して圧延機に装着させてロール交換および整備を行う方
法において、各組替台車を圧延機からロールの軸線方向
に離間させた状態で、各組替台車の走行方向に交差する
方向に走行可能な移送台車との間でロールの向きを変え
ずにロールの移載を行い、移送台車を予め定める位置ま
でロールの向きを変えずに移動して、ロールを向きを変
えずに搬送するロール自動搬送装置との間でロールの受
け渡しを行い、ロール自動搬送装置をロール整備のため
の設備の位置まで移動させて、ロール自動搬送装置とロ
ール整備設備との間で、ロールの向きを変えずに受け渡
しを行うことを特徴とするタンデム圧延設備の圧延用ロ
ールの交換および整備方法である。
【0009】また本発明の前記ロール自動搬送装置は、
ロールの軸線方向に延びる建屋の天井に沿って設けられ
るレール上を走行し、レール間に架設される走行フレー
ムからロールを吊り下げ、前記移送台車は、前記ロール
自動搬送装置のレールが設けられる建屋の境界を超えて
移動することを特徴とする。
【0010】また本発明は、前記移送台車を予め定める
位置に移動させ、ロールに対してチョックを着脱させる
ことを特徴とする。
【0011】さらに本発明は、タンデム圧延設備の圧延
用のロールの軸線方向に延びるように形成されるロール
整備ヤードと、タンデム圧延設備とロール整備ヤードと
の間で、タンデム圧延設備の複数スタンドの各圧延機毎
に設けられ、圧延機との間でロールを軸線方向に着脱可
能で、ロールの軸線方向に移動可能な組替台車と、複数
の圧延機に対して共通に、各組替台車との間でロールの
移載が可能で、圧延方向に沿って往復移動可能な移送台
車とがそれぞれ走行するロール交換ヤードとを含むこと
を特徴とするタンデム圧延設備の圧延用ロールの交換お
よび整備レイアウトである。
【0012】
【作用】本発明に従えば、圧延用のロールは圧延機と組
替台車との間で軸線方向に移動して交換が行われる。組
替台車は圧延機からロールの軸線方向に移動し、ロール
を軸線方向に移動させて移送台車上に移載する。移送台
車はロールの方向を変えずに予め定める位置まで移動
し、ロールの向きを変えずに搬送するロール自動搬送装
置との間でロールの受け渡しを行う。ロール自動搬送装
置は、ロール整備のための設備の位置まで搬出する。ま
たロールの整備のための設備からロールを搬入し、ロー
ルを移送台車上に受け渡す。移送台車は、組替台車の走
行方向と交差する方向に走行し、組替台車上にロールを
移載する。組替台車は次に交換すべきロールを載置し、
圧延機に接近して待機する。ロールの向きを変えずに交
換と整備とを行うことができるので、位置決め精度など
が向上し、所要の時間も短縮される。
【0013】また本発明に従えば、ロール自動搬送装置
はロールの軸線方向に延びる建屋の天井に沿って設けら
れるレール上を走行し、レール間に架設される走行フレ
ームからロールを吊り下げる。移送台車は、ロール自動
搬送装置のレールが設けられる建屋の境界を超えて移動
する。このためレール間の間隔を定める建屋の幅をタン
デム圧延設備の圧延方向の長さよりも短くすることがで
きる。レールの間隔が短くなるので、走行フレームも短
くなり、ロールを吊り下げたときの撓み量も少なくな
り、走行や停止の際の位置決め精度も向上する。
【0014】また本発明に従えば、移送台車を予め定め
る位置に移動させてロールに対してチョックを着脱させ
る。チョックの着脱をタンデム圧延設備の複数の圧延機
に対して共通に行うことができ、設備コストが低下し、
スペース利用率も向上する。
【0015】また本発明に従えば、ロール整備ヤードが
タンデム圧延設備の圧延用のロールの軸線方向に延びる
ように形成される。タンデム圧延設備とロール整備ヤー
ドとの間にはロール交換ヤードが設けられる。ロール交
換ヤードでは、タンデム圧延設備の複数スタンドの各圧
延機毎に設けられ、ロールの軸線方向に圧延機との間で
ロールを着脱可能で、ロールの軸線方向に移動可能な組
替台車と、複数の圧延機に対して共通に、各組替台車と
の間でロールの移載が可能で、圧延方向に沿って往復移
動可能な移送台車とがそれぞれ走行する。複数の圧延機
からのロールは、ロール交換ヤードで移送台車上に移さ
れ、ロール整備ヤードと接する位置まで移動される。ロ
ール整備ヤードは、圧延用のロールの軸線方向に延びて
形成されるので、この方向に沿って複数のロールグライ
ンダなどを配置し、ロールの向きを変えずに効率よくロ
ールの整備を行うことができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の第1実施例につき図1〜図1
0で説明し、第2実施例につき図11〜図13で説明す
る。
【0017】図1は、本発明の第1実施例のレイアウト
構成を示す。金属帯を連続して圧延するタンデム圧延設
備1の側方には、ロール交換ヤード2が設けられてい
る。ロール交換ヤード2のさらに側方には、ロール整備
ヤード3が設けられている。ロール整備ヤード3は、タ
ンデム圧延設備1の圧延方向である圧延センターライン
1Pに垂直な方向に延びるように細長く形成される。タ
ンデム圧延設備1には、金属帯供給設備4から圧延加工
素材となる金属帯が供給される。圧延加工された金属帯
は金属帯巻き取り設備5によってコイル状に巻き取られ
る。
【0018】金属帯供給設備4には、一般に複数のペイ
オフリール6a,6bが設けられ、溶接機7を用いて接
続された金属帯が連続的に供給され処理装置4aによっ
て処理される。溶接機7によって金属帯が溶接されてい
る時に、溶接される部分では金属帯を停止する必要があ
るけれども、タンデム圧延設備1に供給される金属帯は
停止させないため、ルーパ8が設けられている。溶接機
7によって溶接している場合には、ルーパ8内に貯留し
ている金属帯を繰り出してタンデム圧延設備1を停止さ
せないで圧延を続ける。
【0019】金属帯圧延設備1の出側にはシアー9が設
けられ、溶接機7によって溶接された部分で再び金属帯
の切断を行う。切断された金属帯は、金属帯巻き取り設
備5のテンションリール10で巻き取られ、順次圧延さ
れた金属帯コイルとしてタンデム圧延設備1から次工程
へ搬出される。
【0020】タンデム圧延設備1には、たとえば複数の
スタンド11,12,13,14が圧延方向に連続的に
配置される。各スタンド11〜14内に組み込まれた圧
延用のロールは、ロール駆動装置15によって回転駆動
され、圧延すべき金属帯を圧下しながら連続的に圧延さ
せる。
【0021】ロール交換ヤード2には、新ロール16が
待機している。この新ロール16は、各スタンド11〜
14の圧延を終えた旧ロールと交換され、引き出された
旧ロールは整備用ロール17となる。タンデム圧延設備
1は圧延工場の建屋18内に収納され、通常マニュアル
操作されるメンテナンスクレーン19が必要に応じて使
用可能である。
【0022】ロール交換ヤード2には、移送台車20と
複数の各スタンド11〜14に圧延ロールを組替するた
めの組替台車21,22,23,24が設置される。移
送台車20はタンデム圧延設備1の圧延方向に平行に走
行する。組替台車21〜24は、各スタンド11〜14
毎に設けられ、圧延方向に垂直な方向、すなわち各スタ
ンド11〜14内に組み込まれた圧延用のロールの軸線
方向に走行可能である。組替台車21〜24が各スタン
ド11〜14から離間する方向に移動して、ロール移載
位置26に達すると、各組替台車21〜24と移送台車
20との間で圧延用のロールの移載が可能となる。圧延
用のロールが移載された移送台車20が移動して圧延用
のロール受け渡し位置27に到達すると、ロール整備の
ための圧延用のロール受け渡しが可能となる。このロー
ル受け渡しに先立って、圧延用のロールの両端部に装着
されている両チョックをチョック着脱装置28a,28
bで抜き外すことができる。このような組替台車21〜
24、移送台車20、チョック着脱装置28a,28b
の移動方向や作用は、旧ロール(整備用ロール17)と
新ロール16とでは逆方向、逆作用となる。
【0023】ロール整備ヤード3は、タンデム圧延設備
1の圧延方向に垂直な方向、すなわち各スタンド11〜
14内に組み込まれた圧延用のロールの軸線方向に延び
る建屋30内に設けられる。建屋30内には、複数のロ
ールグラインダ31,32,33が配列される。各ロー
ルグラインダ31〜33は、各スタンド11〜14内に
組み込まれた圧延用のロール軸線方向のまま圧延用のロ
ールの向きを変えずに、すなわちロールを全く旋回させ
ることなくロールを研摩することができる。また建屋3
0には、同様に圧延用のロールの向きを変えずにロール
を保管することのできるロール置台あるいはロールラッ
クを備えるロール置場34も設けられる。金属帯巻き取
り設備5で巻き取られた金属帯コイルは、搬送路35a
および移載機35bを経て、レール35c、ターンテー
ブル35dおよびレール35e上を走行する台車で待機
ステーション35fまで搬出される。待機ステーション
35fは仕掛倉庫となるスペース内に設けられ、自動制
御される天井走行クレーン35g,35hによって、金
属帯コイルの自動的な搬送が行われる。このコイルの一
部は、無人台車35iに載せられ、レール35j上を移
動し次工程工場35kなどに搬出される。
【0024】建屋30の天井付近にはレール38が設け
られ、ロール自動搬送装置であるオートローダ39が走
行可能である。オートローダ39についての詳細事項
は、たとえば特開平4−89796号公報に開示されて
いる。タンデム圧延設備1、ロール交換ヤード2および
ロール整備ヤード3における各種制御は、制御室40か
ら集中的にしかも自動的に行われる。図1に示されてい
るスタンド11,12は、建屋30外となり、オートロ
ーダ39の自動運転範囲外となるけれども、この移送台
車20によって、圧延用のロールを範囲内外に自在に搬
送することができる。
【0025】図2は、図1のレイアウトにおけるロール
の交換や整備方法を示す。以下、スタンド11でロール
交換を行う場合について説明する。ステップa1からス
タートし、スタート状態では、組替台車21上にロール
整備ヤード3内で完全に整備された新ロール16をいつ
でもロール交換可能に待機させておく。ステップa2で
は、組替台車21をスタンド11側に接近させて接触さ
せる。ステップa3では、スタンド11内で使用されて
いた旧ロール(整備用ロール17)を組替台車21上に
引き出し載置する。ステップa4では組替台車21上に
載置され待機していた新ロール16をスタンド11内に
挿入し圧延可能状態に組み込む。このようにしてスタン
ド11と組替台車21との間で新旧のロール交換が行わ
れる。他のスタンド12〜14と組替台車22〜24と
の間でも同様の方法によって新旧のロール交換が行われ
る。
【0026】整備用ロール17を載置した組替台車21
は、ステップa5で後退し、ロール移載位置26に達す
る。ロール移載位置26では、ステップa6に示すよう
に、移送台車20上に整備用ロール17を移載する。ス
テップa7では移送台車20がタンデム圧延設備1の圧
延方向と平行に移動し、ステップa8に示すようにチョ
ック着脱装置28a,28bの位置で停止して両チョッ
クの抜き外しを行う。次にステップa9では、両チョッ
クが抜き外された整備用ロール17を載置する移送台車
20が移動して、ロール受け渡し位置27に到達する。
ロール受け渡し位置27では、ステップa10に示すよ
うに、オートローダ39との間でロール受け渡しを行
う。
【0027】オートローダ39は、整備用ロール17を
把持し吊り上げて、制御室40等からの指令信号に従っ
てロール整備ヤード3内を移動し、通常ロール置場34
で一旦仮保管するためにステップa11のロール搬送を
行う。次にこの仮保管されている整備用ロール17をロ
ールグラインダ31〜33まで搬送すると、ステップa
12のロール研摩が行われる。次々と研摩が終了して整
備用ロール17から化した新ロール16は、ステップa
13でロール置場34に再び搬送され、次の圧延に使用
されるまでロール保管が行われる。実際には、ロール研
摩だけでなく、この前後にロールやチョックの点検や計
測検査、チョックやそのベアリング等の洗浄や交換、新
品ロールや廃却ロールのロール整備ヤード3内外への搬
出入および保管などが行われるが、これらの説明は省略
する。
【0028】一般には、ステップa12のロール研摩は
時間がかかるので、整備用ロール17をロールグライン
ダ31〜33に搬送したオートローダ39はロール置場
34に移動し、次に使用すべき新ロール16を吊り下げ
てステップa21のロール搬送を行う。オートローダ3
9がロール受渡し位置27に到着すると、ステップa2
2で移送台車20との間でロール受け渡しが行われる。
移送台車20はチョック着脱装置28a,28bの位置
までステップa23で移動し、ステップa24で新ロー
ル16に対して両チョックの装着を行う。装着されるチ
ョックは、通常ステップa8で抜き外され点検、整備を
終えたチョックである。さらに移送台車20は、ステッ
プa25に示すように移動してロール移載位置26に接
続可能な位置に達し、ステップa26で組替台車21上
に新たに交換すべき新ロール16を移載し待機させる。
新ロール16が移載された組替台車21はステップa2
7のようにスタンド11側に前進し、ステップa28に
示すようにスタンド11の付近で待機する。このように
して次の交換の準備が終了すると、ステップa29で1
回の交換および整備を終了する。注目すべきは、これら
の各動作が制御室40からの指令信号に従って集中的に
しかも自動的に行われ、しかもこれらの各動作中に圧延
用のロール〔旧ロール(整備用ロール17)、新ロール
16〕の向きを変えないことである。
【0029】図3は、図1のスタンド11に使用される
圧延機の構成を示す。この圧延機は4重圧延機であり、
上下一対の圧延用のワークロール41a,41bの上下
に補強用のバックロール42a,42bを備える。全体
はハウジング43内に収納され、かかるワークロール4
1a,41bに対して、このワークロール用チョック4
4a,44bおよびバックロール用チョック45a,4
5bを介して、圧下シリンダ46から発生され、圧延に
使用される圧下力を伝達する。ワークロール用チョック
44a,44bには、車輪47a,47bが設けられ、
ガイド48に案内されてワークロール41a,41bの
軸方向、すなわち図3の紙面の上下方向に移動させるこ
とができる。
【0030】図4および図5は、組替台車21の側面図
および平面図をそれぞれ示す。組替台車21は、上下の
ワークロール41a,41bをペアーの状態で交換する
ことができる。組替台車21には、ロールプッシュプル
装置50が設けられ、その先端50a,50bでワーク
ロール用チョック44a,44bの先端を引っかけてス
タンド11から引き出すことができる。組替台車21上
に引き出された旧ロール17は、組替台車21に設けら
れるガイド51に沿って走行する。組替台車21の先端
には、交換用テーブル52が設けられ、移動シリンダ5
3によって、ロールの軸線方向に垂直な方向に移動する
ことができる。交換用テーブル52には、3本のガイド
54a,54b,54cが設けられ、そのうちの一組の
ガイド54a,54b間には交換用の新ロール16を収
納する。
【0031】最初にスタンド11に接触させるときに
は、空のガイド54b,54c間をスタンド11のガイ
ド48に接続させる。整備すべき旧ロール17をスタン
ド11から引き出した後では、移動シリンダ53によっ
て交換用テーブル52を図4の下方へ移動させ、交換用
の新ロール16を収納するガイド54a,54b間をス
タンド11のガイド48に接続させる。この状態でロー
ルプッシュプル装置50によって交換用の新ロール16
をスタンド11内に挿入し、スタンド11と組替台車2
1との間でのロール交換を終了する。交換用テーブル5
2は、移動シリンダ53を作動させて再び図4の上方に
移動し、ガイド54b,54c間がガイド51に接続す
る状態とする。ロールプッシュプル装置50は、駆動車
輪50c,50dによって、ガイド55間、ガイド55
a,55b間およびガイド55b,55c間を走行す
る。組替台車21は、車輪21a,21bによって走行
レール56上を走行し、その駆動は、シリンダ21cに
よって行われる。
【0032】図6および図7は、移送台車20の側面図
および正面図をそれぞれ示す。整備用の旧ロール17を
載置した組替台車21は、図4および図5に示す走行レ
ール56上を後退し、スタンド11から離間して遠ざか
る。組替台車21が図1に示すロール移載位置26に達
すると、ロールプッシュプル装置50のみが整備用の旧
ロール17を伴ってさらに後退し、移送台車20を超え
て待機レール57まで移動する。このとき整備用の旧ロ
ール17は移送台車20上に移載される。ロールプッシ
ュプル装置50は整備用の旧ロール17のチョックから
離れる。移送台車20は両チョックを外した状態でロー
ルを支持するためのアーム58a,58bとその開閉機
構58cを含み、駆動輪59aを駆動装置59bで駆動
することによって移送レール60の上を圧延方向に沿っ
て移動し、図1に示すチョック着脱装置28a,28b
の位置で停止する。
【0033】図8は、チョック着脱装置28a,28b
の構成を示す。チョック着脱装置28a,28bは、上
下一対の新または旧ロール16,17ロールの軸線方向
の両側から引き抜き装置61a,61bによって両チョ
ックを把持し、シリンダ62a,62bが伸縮して両チ
ョックの着脱を同時に行う。整備用ロール17からは両
チョックが取外され、両チョックが取外された旧ロール
17を載置した移送台車20は図1に示すロール受け渡
し位置27に移動する。
【0034】図9は、オートローダ39の概略的な構造
を示す。建屋30の天井付近に設けられるレール38間
に走行フレーム63が横架される。走行フレーム63の
上部の横レール64上を横行フレーム65が往復走行す
る。横行フレーム65からは、ワイヤ66によって吊り
具67が吊り下げられる。レール38を支える支柱68
は、壁69のやや内側に立てられる。自動運転の範囲
は、図1のロール整備ヤード3からチョック整備場の範
囲を除くようにする。両チョックを取外した旧ロール1
7は、オートローダ39によって上下一対の状態のまま
吊り下げられ、ロール整備ヤード3に搬送される。
【0035】図10は、バックロール42a,42bを
スタンドから引き出した状態を示す。バックロール42
a,42bを交換し整備する頻度は非常に小さく、たと
えば半年に1度である。一方、バックロール42a,4
2bは非常に重量が大きく、自動的に交換整備すること
は困難である。このため組替台車を後退させた状態でメ
ンテナンスクレーン19を使用して交換および整備を行
う。上下のバックロール42a,42b間にはスペーサ
70が挿入される。
【0036】図11は、本発明の第2実施例による冷間
圧延設備のレイアウトを示す。本実施例で図1に示す第
1実施例と対応する部分には同一の参照符を付す。注目
すべきは、タンデム圧延設備71において、第1番目の
スタンド81が、数%以下の圧下率で行うスキンパス圧
延、30〜40%の圧下率で行うハイテンパー圧延など
を単独でも行えるように構成してあることである。この
ため第1番目のスタンド81と第2番目のスタンド82
との間にシアー89やテンションリール90が設けら
れ、第1番目のスタンド81の後でも金属帯を巻き取る
ことができるように構成されていることである。このた
め第1番目のスタンド81は、他のスタンド82および
83とはロール構成が異なっている。ロール交換ヤード
72では、後半のスタンド82,83用に専用のチョッ
ク着脱装置88a,88bを設けている。また第1番目
のスタンド81は、タンデム圧延設備71として使用す
るときには図3と同様な4重圧延機として使用するけれ
ども、後半のスタンド82,83は6重圧延機を使用す
る。そのため後半のスタンド用には専用の組替台車9
2,93を使用する。さらに移送台車95も専用のもの
を使用する。移送台車20および移送台車95は、共通
のロール受け渡し位置27でオートローダ39との間で
のロール受け渡しを行う。
【0037】図12は、スタンド82,83に使用され
る6重圧延機に対するロール交換過程を示す。ワークロ
ール96a,96bを、中間ロール97a,97bを介
して上下のバックロール98a,98bでバックアップ
している。ワークロール96a,96bと中間ロール9
7a,97bは、図3のワークロール41a,41bと
同様に、ロールの軸線方向に組替台車92,93との間
で迅速な交換が可能である。しかも上下一対ずつのワー
クロール96a,96bおよび中間ロール97a,97
bを同時に交換可能である。さらに2つのスタンド8
2,83に対しても同時にロール交換が可能である。図
12(A)は、スタンド82,83と移送台車95との
間で、ロールプッシュプル装置99によるロールの移動
状態を示す。図12(B)は、チョック着脱状態を示
す。図12(C)および(D)は、チョックの有無によ
る移送台車95内でのロール収納状態の違いを示す。チ
ョック無しの状態では、図7に示すアーム58aまたは
同等の機構によってロールが支持される。
【0038】図13は、図12に示す6重圧延機におけ
るバックロール98a,98bの交換のためのロール引
き出しの方法を示す。ステップb1では圧延機を停止
し、ステップb2で各ロール間の間隔をあけるロール開
放を行い、ステップb3でワークロール96a,96b
および中間ロール97a,97bを組替台車92上に引
き出す。この状態で組替台車92をスタンド82から後
退させ、空いたスペースに下側のバックロール98bを
ステップb4で引き出す。ステップb5では、引き出さ
れた下側のバックロール98b上に、ワークロール96
a,96bおよび中間ロール97a,97bを積み上げ
た高さに相当するスペーサを載置する。ステップb6で
は、下側のバックロール98b上にスペーサを載置した
状態で、再びスタンド82内に挿入する。
【0039】ステップb7では、ステップb2における
ロール開放状態を停止し、上側のバックロール98aを
スペーサ上に下降させる。ステップb8では、スペーサ
を挟んで重ねられた上下のバックロール98a,98b
をスタンド82から引き出し、ステップb9でメンテナ
ンスクレーン19を用いてバックロール98a,98b
をそれぞれ個別にロール交換ヤード72から搬出し、ス
テップb10でバックロール98a,98bの取外しを
完了する。整備の終了したバックロール98a,98b
をスタンド82に再挿入する手順は、以上説明した手順
の逆となる。また図3に示す4重圧延機におけるバック
ロール42a,42bの交換も、その考え方は同様であ
る。
【0040】以上の各実施例におけるタンデム圧延設備
1,71のスタンド数やロールグラインダ31〜33の
台数などは、必要に応じて適宜選択される。また各スタ
ンドの圧延機の種類も適宜選択可能である。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ロールの
向きを変えずにロールの交換と整備とを行うことができ
るので、ロールの移動を高速かつ高精度で行うことがで
き、生産効率を向上することができる。移送台車とロー
ルを受け渡すロール自動搬送装置は、ロールの軸線方向
に延びるレール上を走行し、ロールの研摩などの整備を
行う。ロールの研摩装置などは、タンデム圧延設備から
離れた位置に配置することができるので、振動などの影
響も受けずに高精度の研摩を行うことができる。またロ
ール整備のための設備は、複数のスタンドの圧延機に対
して共通に利用することができるので、スペース利用効
率が向上し、設備コストも低下する。
【0042】また本発明によれば、ロールの軸線方向に
延びる建屋の天井に沿ってロール自動搬送装置が走行す
るので、レール間の幅を狭くし、走行精度を向上させる
ことができる。タンデム圧延設備の長さが建屋の幅を超
えても、移送台車が建屋の境界を超えて移動するので、
建屋の境界外の圧延機に装備されるロールの整備も建屋
内で行うことができる。
【0043】また本発明によれば、移送台車を予め定め
る位置に移動させればロールに対してチョックを着脱さ
せることができるので、チョック着脱設備を共通化して
スペースの節約と設備投資コストの低減とを図ることが
できる。
【0044】また本発明によれば、タンデム圧延設備の
圧延方向に対して垂直に延びるようにロール整備ヤード
を形成し、ロール整備ヤードとタンデム圧延設備との間
にロール交換ヤードを設ける。ロール整備ヤードにはロ
ールグラインダなどをロールの軸線方向に配列し、ロー
ルの向きを変えずにロールの整備を行うことができる。
またロールグラインダなどの設置位置がタンデム圧延設
備から離れているので、振動などの影響を受けずに高精
度の研摩加工を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の簡略化したレイアウト図
である。
【図2】本発明の第1実施例におけるロール交換および
整備方法を示すフローチャートである。
【図3】第1実施例のタンデム圧延設備に使用するスタ
ンドの構成を示す正面図である。
【図4】第1実施例の組替台車21の側面図である。
【図5】第1実施例の組替台車21の平面図である。
【図6】第1実施例の移送台車20の側面図である。
【図7】第1実施例の移送台車20の正面図である。
【図8】第1実施例のチョック着脱装置28a,28b
の側面図である。
【図9】第1実施例のオートローダ39の正面図であ
る。
【図10】第1実施例のバックロール42a,42bを
引き出した状態を示す側面図である。
【図11】第2実施例の簡略化したレイアウト図であ
る。
【図12】第2実施例のロール交換過程を示す簡略化し
た側面図および正面図である。
【図13】第2実施例でバックロールを取外す手順を示
すフローチャートである。
【図14】従来の冷間圧延工場の簡略化したレイアウト
図である。
【図15】従来の冷間圧延工場の簡略化したレイアウト
図である。
【符号の説明】
1,71 タンデム圧延設備 2,72 ロール交換ヤード 3 ロール整備ヤード 11〜14,81〜83 スタンド 16 交換用ロール 17 整備用ロール 19 メンテナンスクレーン 20,95 移送台車 21〜24,92,93 組替台車 26 ロール移送位置 27 ロール受け渡し位置 28a,28b,88a,88b チョック着脱装置 30 建屋 31〜33 ロールグラインダ 34 ロール置場 38 レール 39 オートローダ 40 制御室 41a,41b,96a,96b ワークロール 42a,42b,98a,98b バックロール 44a,44b ワークロール用チョック 47a,47b 車輪 48,51,54a,54b,54c ガイド 50,99 ロールプッシュプル装置 52 交換用テーブル 53 移動シリンダ 56 走行レール 57 待機レール 60 移送レール 97a,97b 中間ロール

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンデム圧延設備を構成する複数スタン
    ドの圧延機に対して、各圧延機のスタンドに組み込まれ
    ている圧延用ロールの軸線方向の一方で往復走行可能な
    組替台車に交換用ロールを載置して接近させ、圧延機に
    装着されていた交換すべきロールを軸線方向に引き出し
    て組替台車上に移載し、組替台車上に載置されていた交
    換用ロールを軸線方向に挿入して圧延機に装着させてロ
    ール交換および整備を行う方法において、 各組替台車を圧延機からロールの軸線方向に離間させた
    状態で、各組替台車の走行方向に交差する方向に走行可
    能な移送台車との間でロールの向きを変えずにロールの
    移載を行い、 移送台車を予め定める位置までロールの向きを変えずに
    移動して、ロールを向きを変えずに搬送するロール自動
    搬送装置との間でロールの受け渡しを行い、 ロール自動搬送装置をロール整備のための設備の位置ま
    で移動させて、ロール自動搬送装置とロール整備設備と
    の間で、ロールの向きを変えずに受け渡しを行うことを
    特徴とするタンデム圧延設備の圧延用ロールの交換およ
    び整備方法。
  2. 【請求項2】 前記ロール自動搬送装置は、ロールの軸
    線方向に延びる建屋の天井に沿って設けられるレール上
    を走行し、レール間に架設される走行フレームからロー
    ルを吊り下げ、 前記移送台車は、前記ロール自動搬送装置のレールが設
    けられる建屋の境界を超えて移動することを特徴とする
    請求項1記載のタンデム圧延設備の圧延用ロールの交換
    および整備方法。
  3. 【請求項3】 前記移送台車を予め定める位置に移動さ
    せ、ロールに対してチョックを着脱させることを特徴と
    する請求項1または2記載のタンデム圧延設備の圧延用
    ロールの交換および整備方法。
  4. 【請求項4】 タンデム圧延設備の圧延用のロールの軸
    線方向に延びるように形成されるロール整備ヤードと、 タンデム圧延設備とロール整備ヤードとの間で、タンデ
    ム圧延設備の複数スタンドの各圧延機毎に設けられ、圧
    延機との間でロールを軸線方向に着脱可能で、ロールの
    軸線方向に移動可能な組替台車と、複数の圧延機に対し
    て共通に、各組替台車との間でロールの移載が可能で、
    圧延方向に沿って往復移動可能な移送台車とがそれぞれ
    走行するロール交換ヤードとを含むことを特徴とするタ
    ンデム圧延設備の圧延用ロールの交換および整備レイア
    ウト。
JP13613394A 1994-06-17 1994-06-17 タンデム圧延設備の圧延用ロールの交換および整備方法ならびにレイアウト Withdrawn JPH081214A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009101388A (ja) * 2007-10-24 2009-05-14 Sanyo Special Steel Co Ltd 圧延工場のレイアウト構造
CN103769437A (zh) * 2012-10-19 2014-05-07 襄阳博亚精工机器有限公司 拉伸弯曲矫直机上辊盒翻转装置
CN105215055A (zh) * 2014-06-09 2016-01-06 鞍钢股份有限公司 一种有带更换连续退火机组清洗段转向辊的方法

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