JPH0379468A - 鉄道車両用電線ダクト取付け装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、鉄道車両用電線ダクト取付は装置に係り、特
に車体全体にわたって引通す長尺の電線ダクトを設置す
るのに好適な鉄道車両用電線ダクト取付は装置に関する
ものである。

〔従来の技術〕

近年、鉄道車両の床下すなわち台枠下面に設置される電
線ダクトは、作業能率向上の観点からアウトワークによ
って配線を納めた電線ダクトな台枠下面位置まで搬送し
て取付けられている。したがって、電線ダクト内で配線
のさばき作業あるいは結束作業は、前記アウトワークに
よって行なわれ、該電線ダクト自体も台枠への着脱が単
体で行なえるように構成されている。

一方、前記電線ダクトを含めた各種床下機器の取付は作
業は、トラバーサ上を移動する搬送台車上に前記各種機
器を積載し、ジャプキアダブされた車体下方に搬送した
後、パレプトを上昇させて各種機器をボディーマウント
方式で台枠下方に設置していた。

なお、この種の装置として関連するものには、例えば特
公昭６３−５５４５８号公報が挙られる。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術は、車体の床下機器構造がボディ−マウン
ト方式であり、車体スカート下端に取付けられる機器は
り上に各種機器を設置し、該機器はりをスカート下端に
取付けるため、台枠下面に直接設置される電線ダクト等
の機器を設置するものとしては十分配慮されていなかっ
た。

すなわち、前記搬送台車はトラバーサ上を走行するもの
であって、車体と各種機器との間の事前の位置合せが煩
雑であり、かつ、長尺な機器を車体との間で位置合せす
る点において十分配慮されていない。

本発明の目的とするところは、電線ダクトの車体への取
付は作業が容易に行なえる鉄道車両用電線ダクト取付は
装置を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的は、平面内で走行可能であって操舵機能を備え
た走行操舵手段を有する搬送台車と、電線を収納した電
線ダクトを昇降可能に前記搬送台車に対して支持する昇
降手段と、前記走行操舵手段および昇降手段を制御する
制御器とから構成することにより達成される。

〔作　　用〕

アウトワークによって電線が納められた電線ダクトは、
昇降手段上に積載され、走行操舵手段によって車体下部
まで搬送される。そして、昇降手段によって上昇させた
後、走行操舵手段によって該電線ダクトと車体台枠下面
の設置位置との位置合せを行なって取付ける。このよう
に、走行操舵手段によって電線ダクトと車体との位置合
せが容易に行なえるため、事前にこれらの位置合せを行
なう必要がな曵、また、取付は最終段階における微調整
も可能であり、取付は作業が容易となる。

〔実　施　例〕

以下、本発明による電線ダクト取付は装置の一実施例を
第１図および第２図によって説明する。

同図において、２は四隅にそれぞれエアレスタイヤ９を
設置し水平面内において走行可能に構成された搬送台車
である。前記エアレスタイヤ９は走行用ギヤモードル８
によって駆動される。また、前記各エアレスタイヤ９は
垂直軸廻りに次回可能に設置され、台車前後位置の両側
に位置したもの同士が舵取リンク７によって連結されて
いる。該舵取りリンク７は電動パワーシリンダ６に連結
されており、該電動パワーシリンダ６の伸縮によって前
記舵取りンク７を介してエアレスタイヤ９の操舵が行な
われる。前記走行用ギヤモードル８および電動パワーシ
リンダ６からなる走行操舵手段は、各搬送台車２の端面
に設置された制御器３によって制御される。各搬送台車
２の制御器３は、電線５によって接続され両者が連動し
て動作するよう構成されている。この制御器３は、無線
操作盤ｌからの指令によって走行操舵手段を制御する。

４は前記制御器３．走行用ギヤモードル８および電動パ
ワーシリンダ６等の動力源となるバマテリである。１１
は搬送台車２の上部に設けられたテーブルリフタで、油
圧駆動方式とし揚程を約１００００程度確保する。該テ
ーブルリフタ１１上面には、フリーベアリング１０が設
けられており、積載される電線ダクト稔を搬送台車２上
で微調整するために設けられている。

このような構成において、２台の搬送台車２上に予め電
線が納められた電線ダクト校を載せ、該搬送台車２を操
作盤ｌから指令により車体の下部まで搬送する。そして
、搬送台車２を操作することにより車体の電線ダクト設
置位置に対して電線ダクト認の位置合せを行なう。この
位置合せが完了した時点で、テーブルリフタ■により電
線ダクト戎な固定位置まで上昇させる。この状態で機械
的結合手段例えばボルト、ナツトあるいは該電線ダクト
認の上端に形成された締結具な保合具によって固定する
。ただし、この固定作業の際に車体設置位置と電線ダク
ト稔との微少なずれは、該電線ダクト校をフリーベアリ
ング１０によって支持していることにより、簡単に調整
可能である。

このような構成によれば、各搬送台車７が自由に移動で
きる構成であるため、長尺の電線ダクトνと車体との間
の位置決めを行なう必要炉な曵、該搬送台車７に載せて
搬送時点で位置決めが行なえるため、作業の簡略化が図
れる。また、電線ダクト校の下拵え作業完了時点で、搬
送台率７を該電線ダクトνの下方に配置し、テーブルリ
フタ１０を上昇させて積載し、そのまま車体下部まで電
線ダクト鵞を搬送できるため、移設等に伴う煩雑な作業
を簡略化することができる。

〔発明の効果〕

以上説明したよう◆こ本発明によれば、電線ダクトの車
体への取゛付作業を容易に行なえる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による電線ダクト取付は装置の一実施例
の電線ダクト搬送状態を示す平面図、第２図（イ）は第
１図の側面図であり、第２図（ロ）は操作盤を示す斜視
図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、平面内で走行可能であって操舵機能を備えた走行操
   舵手段を有する搬送台車と、電線を収納した電線ダクト
   を昇降可能に前記搬送台車に対して支持する昇降手段と
   、前記走行操舵手段および昇降手段を制御する制御器と
   から構成したことを特徴とする鉄道車両用電線ダクト取
   付け装置。 ２、請求項１記載の鉄道車両用電線ダクト取付け装置に
   おいて、複数の前記搬送台車を連動させて制御器により
   制御することを特徴とした鉄道車両用電線ダクト取付け
   装置。