JPH089613B2 - N−(アリールオキシアルキル)ヘテロアリール−8−アザビシクロ〔3.2.1〕オクタン、中間体およびそれらの製法 - Google Patents

N−(アリールオキシアルキル)ヘテロアリール−8−アザビシクロ〔3.2.1〕オクタン、中間体およびそれらの製法

Info

Publication number
JPH089613B2
JPH089613B2 JP4017668A JP1766892A JPH089613B2 JP H089613 B2 JPH089613 B2 JP H089613B2 JP 4017668 A JP4017668 A JP 4017668A JP 1766892 A JP1766892 A JP 1766892A JP H089613 B2 JPH089613 B2 JP H089613B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
azabicyclo
octane
compound
mixture
formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4017668A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0559049A (ja
Inventor
エドワード・ジエイ・グラムコウスキー
デイビツド・エム・フインク
バーバラ・イー・クリス
Original Assignee
ヘキスト−ルセル・フアーマシユウテイカルズ・インコーポレイテツド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ヘキスト−ルセル・フアーマシユウテイカルズ・インコーポレイテツド filed Critical ヘキスト−ルセル・フアーマシユウテイカルズ・インコーポレイテツド
Publication of JPH0559049A publication Critical patent/JPH0559049A/ja
Publication of JPH089613B2 publication Critical patent/JPH089613B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D451/00Heterocyclic compounds containing 8-azabicyclo [3.2.1] octane, 9-azabicyclo [3.3.1] nonane, or 3-oxa-9-azatricyclo [3.3.1.0<2,4>] nonane ring systems, e.g. tropane or granatane alkaloids, scopolamine; Cyclic acetals thereof
    • C07D451/02Heterocyclic compounds containing 8-azabicyclo [3.2.1] octane, 9-azabicyclo [3.3.1] nonane, or 3-oxa-9-azatricyclo [3.3.1.0<2,4>] nonane ring systems, e.g. tropane or granatane alkaloids, scopolamine; Cyclic acetals thereof containing not further condensed 8-azabicyclo [3.2.1] octane or 3-oxa-9-azatricyclo [3.3.1.0<2,4>] nonane ring systems, e.g. tropane; Cyclic acetals thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/33Heterocyclic compounds
    • A61K31/395Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins
    • A61K31/435Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having six-membered rings with one nitrogen as the only ring hetero atom
    • A61K31/468-Azabicyclo [3.2.1] octane; Derivatives thereof, e.g. atropine, cocaine
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/18Antipsychotics, i.e. neuroleptics; Drugs for mania or schizophrenia
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/24Antidepressants
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/26Psychostimulants, e.g. nicotine, cocaine

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Neurosurgery (AREA)
  • Neurology (AREA)
  • Psychiatry (AREA)
  • Pain & Pain Management (AREA)
  • Emergency Medicine (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
  • Indole Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、式
【化6】 の化合物、その薬学的に許容し得る酸付加塩または存在
する場合は、その幾何学的および光学的異性体およびラ
セミ混合物に関するものである。
【0002】上記式において、Xは、−O−、−S−ま
たは−NH−であり、Yは、水素、ハロゲンおよび低級
アルコキシであり、pは、1または2であり、nは、
2、3または4であり、Rは、水素、低級アルキル、低
級アルコキシ、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、低級ア
ルキルアミノ、ニトロ、低級アルキルチオ、トリフルオ
ロメトキシ、シアノ、トリフルオロメチル、−C(=O)
−アルキルまたは−C(=O)−アリールであり、アリー
ルは、
【化7】 であり、R1は、水素、低級アルキル、低級アルコキ
シ、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシル、低級アルキ
ルアミノ、ニトロ、低級アルキルチオ、シアノおよびト
リフルオロメチルであり、mは、1または2である。
【0003】本発明の化合物および組成物は、抗精神病
薬としておよびセロトニンの再取込みの阻害剤として有
用である。
【0004】本発明は、また式II
【化8】 (式中、R2は水素または低級アルキルでありそして
X、Yおよびpは上述した通りである)の化合物に関す
るものである。
【0005】本発明は、また式IIの化合物を製造する中
間体として有用である式III
【化9】 (式中、Y、R2およびpは上述した通りである)の化
合物に関するものである。
【0006】さらに、本発明は、式IIおよびIIIの化合
物を製造する中間体として有用である式IV
【化10】 (式中、R2、Yおよびpは上述した通りである)の化
合物に関するものである。
【0007】本発明の好ましい化合物は、XがOまたは
Sであり、nが3であり、RがOCH3および−C(=
O)−アルキルであり、mが2である式Iの化合物であ
る。
【0008】本発明のもっとも好ましい化合物は、Xが
Oであり、nが3でありそしてRがOCH3および−C
(=O)−CH3であり、そしてmが2である式Iの化合
物である。
【0009】発明の詳細な説明および特許請求の範囲を
通じて、化学式または化学名は、すべての幾何学的およ
び光学的異性体およびラセミ混合物(このような異性体
および混合物が存在する場合)、ならびにその薬学的に
許容し得る酸付加塩および水和物のようなその溶媒和物
を包含する。
【0010】上記の定義において、“低級”なる用語
は、基が1〜6個の炭素原子を含有することを意味す
る。
【0011】”アルキル”なる用語は、不飽和を含有し
ていない直鎖状または分枝鎖状の炭化水素、例えばメチ
ル、エチル、イソプロピル、2−ブチル、ネオペンチ
ル、n−ヘキシルなどを意味する。
【0012】“アルコキシ”なる用語は、エーテル酸素
からの遊離の原子価結合を有するエーテル酸素を経て結
合したアルキル基からなる1価の置換分、例えばメトキ
シ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、ペントキシなど
を意味する。
【0013】“アリール”なる用語は、
【化11】 (式中、R1は水素、低級アルキル、低級アルコキシ、
ヒドロキシ、カルボキシル、ハロゲン、低級アルキルア
ミノ、ニトロ、低級アルキルチオ、シアノまたはトリフ
ルオロメチルである)を意味する。
【0014】“低級アルキルチオ”なる用語は、式 低
級アルキル−S−を有する1価の置換分を意味する。
【0015】“ハロゲン”なる用語は、弗素、塩素、臭
素および沃素からなるハロゲン族の1種を意味する。
【0016】本発明の化合物は、以下の方法で製造され
る。置換分は、特にことわらない限り、上述した通りで
ある。
【0017】接触量のp−トルエンスルホン酸の存在下
において、式
【化12】 のアルデヒドをオルトホルメートと反応させて、式V
【化13】 (式中、R3は低級アルキルである)の化合物を得る。
この反応は、典型的には0〜50℃の温度でエタノー
ル、メタノールなどのような低級アルカノール中で10
〜24時間行われる。
【0018】次に、化合物Vを、ジクロロメタンのよう
な適当な溶剤中で、亜燐酸トリエチルのようなホスホリ
ル化剤および三弗化硼素エーテレートと反応させて式VI
【化14】 の化合物を得る。この反応は、典型的には−25℃〜室
温の温度で10〜30時間行われる。
【0019】次に、化合物VIをn−ブチルリチウムまた
はリチウムジイソプロピルアミドのような他の適当な試
薬および式
【化15】 のトロピノンと反応させて式VII
【化16】 の化合物を得る。典型的には、この反応は−78℃〜室
温の温度でテトラヒドロフランのような適当な溶剤中で
10〜30時間行われる。
【0020】化合物VIIを、還流下でアセトン中で水性
HClと2〜8時間反応させて式VIII
【化17】 の本発明の化合物を得る。
【0021】化合物VIIIは、一般に本発明の目的化合物
の製造に対して有用な中間体である。
【0022】XがOである化合物の製造 本発明のベンズイソキサゾール−置換化合物の合成に使
用される式
【化18】 の化合物は、以下のようにして製造される。
【0023】化合物VIIIを、ヒドロキシルアミン塩酸塩
および酢酸アンモニウムと反応させて式IX
【化19】 の化合物を得る。この反応は、典型的には水性エタノー
ル、メタノールなどのような溶剤の存在下において還流
下で3〜25時間行われる。
【0024】化合物IXを、加熱還流下で水酸化ナトリウ
ムまたはナトリウムエトキシドのような塩基を使用して
環化して、式X
【化20】 の本発明の化合物を得る。この反応は、エタノール、メ
タノールなどのような適当な溶剤中で、2〜10時間行
われる。
【0025】化合物Xは、それをクロロギ酸ビニルまた
は他の適当な脱メチル化剤と反応させそしてそれから強
酸の存在下で加熱還流することによりメチル基の開裂を
行って、式XI
【化21】 の本発明の化合物を得る。クロロギ酸ビニルとの反応
は、1,2−ジクロロメタンまたはクロロホルムのよう
なハロゲン化炭化水素溶剤中で2〜10時間行われる。
また、HClのような強酸との反応は、エタノールのよ
うな適当な溶剤中において還流温度で1〜5時間行われ
る。
【0026】化合物XIを、炭酸カリウムおよび一般式XI
I
【化22】 (式中、Zは塩素または臭素でありそしてnは2、3ま
たは4である)の化合物と反応させて式
【化23】 の本発明の目的ベンズイソキサゾールを得る。この反応
は、一般にアセトニトリル、ジメチルホルムアミドなど
のような適当な溶剤中で、場合によっては接触量の沃化
カリウムを使用して、還流下で10〜30時間行われ
る。
【0027】Xが−NH−である化合物の製造 本発明のインダゾイル−置換化合物を合成するのに使用
される式
【化24】 の化合物は、以下のようにして製造することができる。
【0028】化合物VIIIを、エタノールまたはメタノー
ルのような適当な溶剤中において標準条件下でヒドラジ
ン水和物と反応させて式XIII
【化25】 の化合物を得る。この反応は、典型的には還流下で4〜
20時間行われる。
【0029】化合物XIIIを、ジメチルホルムアミドのよ
うな適当な溶剤中でヒドラゾンおよび炭酸カリウムを反
応させることにより環化して式XIV
【化26】 の本発明の化合物を得る。典型的には、反応は90°〜
還流下で4〜20時間行われる。
【0030】化合物XIVを炭酸カリウムおよび臭化シア
ノゲンと反応させて式XV
【化27】 の中間体を形成させる。この反応は、周囲温度で、ジメ
チルホルムアミドまたはジメチルスルホキシドのような
二極性の非プロトン性溶剤中で2〜20時間行われる。
【0031】次に、化合物XVを金属水素化物、例えば水
素化アルミニウムリチウムにより還元して式XVI
【化28】 の本発明の化合物を得る。典型的には、この反応はテト
ラヒドロフランまたはジエチルエーテルのようなエーテ
ル性溶剤中において還流下で1〜5時間行われる。
【0032】目的インダゾールの中間体プレカーサーで
ある化合物XVIを化合物XIIと反応させて式
【化29】 の本発明の目的インダゾールを得る。この反応は、本発
明のベンズイソキサゾール置換目的化合物の合成と本質
的に同じ条件下で行われる。
【0033】Xが−S−である化合物の製造 本発明のベンズイソチアゾリル化合物の合成に使用され
る式
【化30】 の化合物は、以下のようにして製造することができる。
【0034】化合物VIIIを、2−メトキシエタノールの
ような溶剤中のアンモニアの溶液中で、硫黄と反応させ
て式XVII
【化31】 の本発明の化合物を得る。典型的には、この反応は約1
00〜180℃の温度で2〜5時間行われる。
【0035】次に、化合物XVIIをジクロロメタンのよう
な適当な溶剤中において還流下でクロロギ酸ビニルおよ
び炭酸カリウムと2〜10時間反応させそしてさらに、
得られた生成物を標準開裂反応で還流下エタノール中で
HClと反応させて、式XVIII
【化32】 の本発明の化合物を形成させる。
【0036】目的ベンズイソチアゾールの中間体プレカ
ーサーである化合物XVIIIを、本発明の他の目的化合物
のアルキル化と同様な方法でアルキル化する。
【0037】本発明の化合物は、動物における抗精神病
応答を誘発する化合物の能力のために精神病を治療する
のに有用である。抗精神病活性は、P. Protais等〔Psyc
hopharmacol. 50:1(1976)〕およびB. Costal
l〔Eur. J. Pharmacol. 50:39(1978)〕によ
り報告されている方法と同様な方法によって、よじ登り
マウス試験において測定される。
【0038】被試験動物であるCK−1雄マウス( 23
〜27g)を、標準実験条件下でグループ別に収容す
る。マウスを個々に、金網かご(4″×10″)に入れ
そして新らしい環境に1時間適応させる。次にアポモル
フィンを、すべての被試験動物において30分よじ登る
ことを起す投与量である1.5mg/kgの投与量で皮下的
に注射する。抗精神病活性について試験される化合物
は、アポモルフィン挑戦に先立って、10〜60mg/kg
のスクリーニング投与量で、種々な時間的間隔、例えば
30分、60分などで腹腔内的に注射または経口的に与
える。
【0039】よじ登りの評価に当っては、次のスケール
にしたがって、アポモルフィン投与後、10分、20分
および30分後に3回の読みを行う。 マウスのよじ登り挙動 スコアー 底部上に4本の足(よじ登らない) 0 壁上に2本の足(あと足で立つ) 1 壁上に4本の足(完全によじ登る) 2 アポモルフィンの注射前に絶えずよじ登るマウスは捨て
る。
【0040】アポモルフィンによるよじ登りの現出が十
分である場合は、動物は静止することなしに長時間かご
の壁にぶら下る。これに対して単なるモーター刺激によ
るよじ登りは、普通数秒持続されるにすぎない。
【0041】よじ登りスコアーを、個々に合計し(最高
スコアー:3回の読みにわたって1匹のマウス当り6)
そして比較対照グループ(ベヒクルを腹腔内的に−アポ
モルフィンを皮下的に投与)の全体のスコアーを100
%とする。本発明の代表的化合物ならびに標準抗精神病
薬の線状回帰分析によって計算した95%信頼限界を有
するED50値は、表1に示される通りである。
【0042】
【表1】
【0043】抗精神病応答は、本発明の化合物を1日に
つき体重1kg当り0.01〜50mgの有効な経口的、非
経口的または静脈内的投与量として、治療を必要とする
患者に投与する場合に達成される。しかしながら、理解
されるように、何れかの特定の患者に対する具体的な投
与量範囲は、個々の必要性および上記化合物の投与を管
理または監督する人の専門的判断により調節されなけれ
ばならない。さらに、上述した投与量は単なる例示であ
りそしてこれらの投与量が如何なる程度においても本発
明の範囲または実施を限定するものでないことは理解さ
れるべきである。
【0044】本発明の化合物は、またセロトニンの再取
込みを阻害する能力のために、うつ病および(または)
強迫反応疾患の治療に対して有用である。
【0045】ある研究者は、セロトニン作用性機能低下
の患者は、うつ病患者の生化学的サブグループからなる
ことを示唆している。他の研究者は、変化したセロトニ
ン作用性機能は、強迫反応疾患に関係する変化を決定す
るものであるということを主張している。
【0046】この活性は、ラットの全脳および視床下部
性シナプトサム(hypothalamic synaptosomes)におけ
3H−セロトニン取込みを測定する試験において測定
される。以下に記載する試験は、セロトニン(5−ヒド
ロキシトリプタミン〔5HT〕)取込みをブロックする
有力な抗うつ薬に対する生化学的スクリーンとして使用
される。
【0047】〔3H〕−5HT輸送は、中枢神経系組織
において特徴づけられそして飽和できるナトリウムおよ
び温度−依存性であることが判った。そしてウアバイ
ン、代謝阻害剤、トリプタミン同族体および三環式抗う
つ剤により阻害される。
【0048】操作 A.動物 雄のCRウィスターラット B.試薬 1.Krebs-Henseleit重炭酸塩緩衝液(pH7.4)(K
HBB):次の塩を含有する1リットルのバッチを製造
する。
【0049】 g/リットル mM NaCl 6.92 118.4 KCl 0.35 4.7 MgSO4・7H2O 0.29 1.2 KH2PO4 0.16 2.2 NaHCO3 2.10 24.9 CaCl2 0.14 1.3 使用前に、次の成分を加える。 デキストロース 2mg/ml 11.1 イプロニアジドホスフェート 0.30mg/ml 0.1
【0050】このバッチを60分95%O2/5%CO2
で通気し、pHをチェックしてそれが7.4±0.1であ
ることを確保する。
【0051】2.0.32Mシュクロースを添加する:
シュクロース21.9gを200mlにする。
【0052】3.セロトニンクレアチニンSO4の0.1
mM原溶液を、0.01N HCl中で製造する。これを使
用して放射線標識した5HTの比活性をうすめる。
【0053】4. 5−〔1.2−3H(N)〕−ヒドロキシ
トリプタミンクレアチニンサルフェート(セロトニン)
比活性20〜30Ci/ミリモルを使用する。
【0054】試験における3H−5HTの最終の望まし
い濃度は、50nMである。希釈ファクターは0.8であ
る。KHBBは、〔3H〕−5HT 62.5nMを含有す
るように製造する。
【0055】KHBB 100mlに次の成分を加える。 (A) 0.1mM 5HT 56.1μl = 56.1nM (B) 3H−5HT 0.64nmol = 6.4nM 62.5nM
【0056】5.大部分の試験に対して、試験化合物の
1mM原溶液は、適当な溶剤中で製造しそして試験におけ
る最終濃度が2×10-8〜2×10-5Mの範囲にあるよ
うに滅菌的にうすめる。それぞれの試験に対して7つの
濃度を使用する。
【0057】C.組織標本 雄のウィスターラットを断首しそして脳を急速に取り出
す。全脳−小脳または視床下部を重量測定しそしてPott
er-Elvejhemホモゲナイザーを使用して9倍の容量の氷
−冷0.32Mシュクロース中で均質化する。この均質
化物を、0〜4℃において1000gで10分遠心分離
する。上澄液(S1)を傾瀉分離しそして取込み測定に
対して使用する。
【0058】D.試験 KHBB+〔3H〕−5HT 800μl ベヒクルまたは適当な薬剤 20μl 組織懸濁濃厚液 200μl 管を、95%O2/5%CO2雰囲気下で37℃で5分間
インキュベートする。それぞれの試験に対して、3本の
管をベヒクル20μlを使用して氷浴中0℃でインキュ
ベートする。インキュベーション後、すべての管をすぐ
に4000gで10分遠心分離する。上澄液を吸出しそ
してペレットを可溶化剤(トライトンX−100および
50%エタノール、1:4(v/v))の添加により溶解
する。管をはげしく撹拌し、シンチレーションバイアル
中に傾瀉分離しそしてLiquiscintシンチレーションカウ
ントカクテル10ml中でカウントする。活性取込みは、
37℃と0℃のcpm間の差である。それぞれの薬剤濃度
における阻害%は、3回の測定の平均である。IC
50は、log−プロビット分析から誘導される。
【0059】本発明の代表的な化合物ならびに参照化合
物に対するこの試験の結果は、表2に示す通りである。
【0060】
【表2】
【0061】抗精神病応答は、本発明の化合物を1日に
つき体重1kg当り1〜100mgの有効な経口的、非経口
的または静脈内的投与量として、治療を必要とする患者
に投与する場合に達成される。しかしながら、理解され
るように、何れかの特定の患者に対する具体的な投与量
範囲は、個々の必要性および上記化合物の投与を管理ま
たは監督する人の専門的判断により調節しなければなら
ない。さらに、上述した投与量は単なる例示でありそし
てこれらの投与量が如何なる程度においても、本発明の
範囲または実施を限定するものでないことは理解される
べきである。
【0062】本発明の化合物の有効な量は、種々な方法
の何れかの方法によって、例えばカプセルまたは錠剤と
して経口的に、滅菌した溶液または懸濁液の形態で非経
口的におよびある場合においては、滅菌した溶液の形態
で静脈内的に、患者に投与することができる。
【0063】本発明の化合物は、それ自体有効であるけ
れども、安全性、結晶化の便利さ、増大した溶解性など
の目的のために、その薬学的に許容し得る酸付加塩の形
態で処方および投与することができる。
【0064】好ましい薬学的に許容し得る付加塩は、無
機酸例えば塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、燐酸および
過塩素酸ならびに有機酸、例えば酒石酸、クエン酸、酢
酸、コハク酸、マレイン酸、フマール酸および蓚酸の塩
を包含する。
【0065】本発明の活性化合物は、例えば不活性希釈
剤または可食担体と一緒に経口的に投与することができ
る。これらの化合物は、ゼラチンカプセルに封入するか
または圧縮して錠剤にすることができる。経口的治療投
与に際しては、化合物を賦形剤と混合しそして錠剤、ト
ローチ、カプセル、エリキサー、懸濁液、シロップ、ウ
エハース、チューインガムなどの形態で使用することが
できる。これらの製剤は、活性化合物少なくとも0.5
%を含有しなければならない。しかしながら、これらの
含有量は特定の投与形態により変化することができそし
て好ましくは単位の重量の約4〜75%の間にすること
ができる。このような組成物中に存在する化合物の量
は、適当な投与量が得られるような量である。本発明に
よる好ましい組成物および製剤は、経口的投与単位形態
が活性化合物1.0〜300mgを含有するように製造さ
れる。
【0066】錠剤、ピル、カプセル、トローチなどは、
また次の成分を含有することもできる。結合剤、例えば
微小結晶性セルロース、トラガントゴムまたゼラチン、
賦形剤、例えば澱粉またはラクトース、崩壊剤、例えば
アルギン酸、ピリモゲルTM、とうもろこし澱粉など、滑
沢剤、例えばステアリン酸マグネシウムまたはステロテ
ックスR、滑走剤、例えばコロイド二酸化珪素および甘
味剤、例えばシュクロースまたはサッカリン、または風
味剤、例えば薄荷、サリチル酸メチルまたはオレンジ風
味料。投与単位形態がカプセルである場合は、それは上
記型の物質のほかに、脂肪油のような液状担体を含有す
ることができる。他の投与単位形態は、例えばコーティ
ングのような投与単位の物理的形態を変性する他の種々
な物質を含有することができる。すなわち、錠剤または
ピルは、糖、シェラックまたは他のエンテリック被覆剤
で被覆することができる。シロップは、活性化合物のほ
かに、甘味剤としてのシュクロース、ある防腐剤、染料
および着色剤および風味料を含有するすることができ
る。これらの種々な組成物の製造に使用される物質は薬
学的に純粋でありそして使用される量において非毒性で
なければならない。
【0067】非経口的治療投与に際しては、本発明の活
性化合物を、溶液または懸濁液中に混合することができ
る。これらの製剤は、上記化合物少なくとも0.1%含
有しなければならないが、その重量の約0.5〜30%
の間に変化することができる。このような組成物中の活
性化合物の量は、適当な投与量が得られるような量であ
る。本発明による好ましい組成物および製剤は、非経口
的投与単位が活性化合物0.5〜100mgを含有するよ
うに製造される。
【0068】上記溶液または懸濁液は、また次の成分を
含有することができる。滅菌希釈剤、例えば注射用の
水、生理食塩溶液、不揮発性油、ポリエチレングリコー
ル、グリセリン、プロピレングリコールまたは他の合成
溶剤、抗菌剤、例えばベンジルアルコールまたはメチル
パラベン、抗酸化剤、例えばアスコルビン酸または酸性
亜硫酸ナトリウム、キレート剤、例えばエチレンジアミ
ンテトラ酢酸、緩衝剤、例えば酢酸塩、クエン酸塩また
は燐酸塩、緊張調整剤、例えば塩化ナトリウムまたはデ
キストロース。非経口的製剤は、ガラスまたはプラスチ
ックから製造されたアンプル、使い捨て注射器または多
数回使用バイアルに封入することができる。
【0069】前述した製法により製法することのできる
本発明の代表的化合物は、次の通りである。
【0070】〔4−〔2−〔3−〔6−フルオロ−1,
2−ベンズイソチアゾール−3−イル〕−8−アザビシ
クロ〔3.2.1〕オクタン−8−イル〕プロポキシ〕−
3−メトキシフェニル〕エタノン;〔4−〔2−〔3−
〔6−フルオロ−1,2−ベンズイソキサゾール−3−
イル〕−8−アザビシクロ〔3.2.1〕オクタン−8−
イル〕プロポキシ〕−2−メチルフェニル〕エタノン;
〔4−〔2−〔3−〔6−フルオロ−1,2−ベンズイ
ソキサゾール−3−イル〕−8−アザビシクロ〔3.2.
1〕オクタン−8−イル〕プロポキシ〕−2−メトキシ
フェニル〕エタノン;〔4−〔2−〔3−〔6−フルオ
ロ−1,2−ベンズイソキサゾール−3−イル〕−8−
アザビシクロ〔3.2.1〕オクタン−8−イル〕プロポ
キシ〕−3−メチルアミノフェニル〕エタノン;N−
〔4−〔2−〔3−〔6−フルオロ−1,2−ベンズイ
ソキサゾール−3−イル〕−8−アザビシクロ〔3.2.
1〕オクタン−8−イル〕プロポキシ〕−3−メトキシ
フェニル〕アセトアミド;〔4−〔2−〔3−〔6−ク
ロロ−1,2−ベンズイソキサゾール−3−イル〕−8
−アザビシクロ〔3.2.1〕オクタン−8−イル〕プロ
ポキシ〕−3−メトキシフェニル〕エタノン;
【0071】〔4−〔2−〔3−〔6−フルオロ−1,
2−ベンズイソキサゾール−3−イル〕−8−アザビシ
クロ〔3.2.1〕オクタン−8−イル〕プロポキシ〕−
3−メトキシベンゾニトリル;〔4−〔2−〔3−〔6
−フルオロ−1,2−ベンズイソキサゾール−3−イ
ル〕−8−アザビシクロ〔3.2.1〕オクタン−8−イ
ル〕プロポキシ〕−3−ブロモフェニル〕エタノン;
〔4−〔2−〔3−〔6−フルオロ−1,2−ベンズイ
ソキサゾール−3−イル〕−8−アザビシクロ〔3.2.
1〕オクタン−8−イル〕プロポキシ〕−3−メチルメ
ルカプトフェニル〕エタノン;〔4−〔2−〔3−〔6
−フルオロ−1,2−ベンズイソチアゾール−3−イ
ル〕−8−アザビシクロ〔3.2.1〕オクタン−8−イ
ル〕ブトキシ〕−3−メトキシフェニル〕エタノン;
〔4−〔2−〔3−〔6−フルオロ−1,2−ベンズイ
ソチアゾール−3−イル〕−8−アザビシクロ〔3.2.
1〕オクタン−8−イル〕エトキシ〕−3−メトキシフ
ェニル〕エタノン;および〔4−〔2−〔3−〔6−フ
ルオロ−1,2−ベンズイソキサゾール−3−イル〕−
8−アザビシクロ〔3.2.1〕オクタン−8−イル〕プ
ロポキシ〕フェニル〕エタノン。
【0072】実施例1 a. ジエチル−1−(2−フルオロフェニル)−1−メ
トキシメタンホスホネート 三弗化硼素エーテレート(71g)を、−25℃のジク
ロロメタン950ml中の2−フルオロベンズアルデヒド
ジメチルアセタール(81g)および亜燐酸トリエチル
(79g)の溶液に滴加する。得られた溶液を、室温に
加温しそして20時間撹拌する。水を加えそして混合物
を10分はげしく撹拌する。有機層を分離し、食塩水で
洗滌し、MgSO4上で乾燥し、濾過し次に濃縮して液
体を得る。シリカゲル上のHPLC(ジクロロメタン次
いで1:1の酢酸エチル−ジクロロメタンで溶離)によ
り精製して、液体としてジエチル−1−(2−フルオロ
フェニル)−1−メトキシメタンホスホネート96.9g
を得た。
【0073】b. (2−フルオロフェニル)(8−メチ
ル−8−アザビシクロ〔3.2.1〕−オクタン−3−イ
ル)メタノン ジエチル−1−(2−フルオロフェニル)−1−メトキシ
メタンホスホネート(96g)を、テトラヒドロフラン
(THF)(1600ml)に溶解する。この溶液を−78
℃に冷却しそしてn−ブチルリチウム(n−BuLi)
(ヘキサン中の2.5M溶液172ml)を、温度が決し
て−65℃以上に上昇しないような速度で滴加する。得
られた溶液を1時間撹拌する。次にTHF(100ml)
に溶解したトロピノン(44g)を、反応混合物に徐々
に滴加する。添加完了後、混合物を徐々に室温に加温し
そして一夜撹拌する。水を反応混合物に加え、層を分離
しそして有機層をMgSO4上で乾燥し、濾過し次に濃
縮して油を得る。この油をアセトン(2リットル)に溶
解する。水(350ml)および濃HCl(18ml)を加
えそして混合物を3時間還流する。アセトンを真空下で
除去しそして水性相を酢酸エチルで抽出し、K2CO3
塩基性となしそして生成物をジクロロメタン中に抽出す
る。合した有機層を、食塩水で洗滌し、MgSO4上で
乾燥し、濾過し次に濃縮して、固体として(2−フルオ
ロフェニル)(8−メチル−8−アザビシクロ〔3.2.
1〕オクタン−3−イル)メタノン72gを得た。
【0074】c. Z−(2−フルオロフェニル)(8−
メチル−8−アザビシクロ〔3.2.1〕オクタン−3−
イル)メタノンオキシム塩酸塩 (2−フルオロフェニル)(8−メチル−8−アザビシク
ロ〔3.2.1〕オクタン−3−イル)メタノン(29.5
g)、ヒドロキシルアミン塩酸塩(16.5g)および酢
酸アンモニウム(27.5g)の混合物を、還流エタノ
ール−水(3:1の混合物)80ml中で19時間加熱す
る。混合物を冷却しそして沈殿した生成物(25.2
g)を集める。
【0075】d. 3−(1,2−ベンズイソキサゾール
−3−イル)−8−メチル−8−アザビシクロ〔3.2.
1〕オクタン塩酸塩モノ水和物 10%水酸化ナトリウム溶液56mlおよびエタノール1
40ml中の(2−フルオロフェニル)(8−メチル−8−
アザビシクロ〔3.2.1〕オクタン−3−イル)メタノ
ンオキシム(14g)の溶液を、4時間加熱還流する。
得られた溶液を冷却し、水でうすめそして生成物をジク
ロロメタン中に抽出する。合した有機層を、食塩水で洗
滌し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し次に濃縮し
て油13.1gを得る。この粗製生成物をメタノールに
溶解しそして酸性にする。溶剤の容量を減少し、酢酸エ
チルを加えそして生成物を溶液から結晶化させる。生成
物を、濾過により集めて、結晶として3−(1,2−ベン
ズイソキサゾール−3−イル)−8−メチル−8−アザ
ビシクロ〔3.2.1〕オクタン塩酸塩モノ水和物5.5
gを得た。融点232〜233℃。 分析値:C1521ClN22に対する 計算値: C 60.70% H 7.13% N 9.44% 実測値: C 60.83% H 6.78% N 9.42%
【0076】e. 3−(1,2−ベンズイソキサゾール
−3−イル)−8−アザビシクロ〔3.2.1〕オクタン
塩酸塩 クロロギ酸ビニル(3.6g)を、0℃の1,2−ジクロ
ロエタン125ml中の3−(1,2−ベンズイソキサゾー
ル−3−イル)−8−メチル−8−アザビシクロ〔3.
2.1〕オクタン(6.0g)の溶液に滴加する。得られ
た懸濁液を3時間加熱還流し、溶液を冷却し次に溶剤を
真空下で除去する。残留物をエタノール125mlに懸濁
しそしてイソプロパノール中のHClで約pH1になるよ
うに酸性にしそして混合物を2時間加熱還流する。混合
物を冷却しそして3−(1,2−ベンズイソキサゾール−
3−イル)−8−アザビシクロ〔3.2.1〕オクタン塩
酸塩3.9gを析出させる。融点264〜268℃。 分析値:C1417ClN2Oに対する 計算値: C 63.51% H 6.47% N 10.58% 実測値: C 63.67% H 6.51% N 10.42%
【0077】f. 〔4−〔4−〔3−〔1,2−ベン
ズイソキサゾール−3−イル〕−8−アザビシクロ
〔3.2.1〕オクタン−8−イル〕ブトキシ〕−3−メ
トキシフェニル〕エタノン塩酸塩 3−(1,2−ベンズイソキサゾール−3−イル)−8−
アザビシクロ〔3.2.1〕オクタン(3.7g)、4−
(4−ブロモブトキシ)−3−メトキシフェニルエタノン
(5.3g)および炭酸カリウム(4.5g)の混合物
を、還流アセトニトリル65ml中で22時間加熱する。
得られた混合物を、室温に冷却しそして次に濾過する。
この濾液をジクロロメタンでうすめ、次に順次に、水お
よび食塩水で洗滌し、K2CO3上で乾燥し、濾過し次に
濃縮して粗生成物7.1gを得る。シリカゲル上のHP
LC(酢酸エチルで溶離)により精製して油として生成
物4.6gを得る。この油を熱エタノールに溶解しそし
てイソプロパノール中のHClの溶液で処理する。イソ
プロピルエーテルを溶液に加えそして塩酸塩を結晶化さ
せる。濾過して、〔4−〔4−〔3−〔1,2−ベンズ
イソキサゾール−3−イル〕−8−アザビシクロ〔3.
2.1〕オクタン−8−イル〕ブトキシ〕−3−メトキ
シフェニル〕エタノン塩酸塩4.48gを得た。融点2
16.5〜218℃。 分析値:C2733ClN24に対する 計算値: C 66.86% H 6.86% N 5.78% 実測値: C 66.78% H 7.11% N 5.53%
【0078】実施例2 a. ジエチル−1−(2,4−ジフルオロフェニル)−
1−メトキシメタンホスホネート 三弗化硼素エーテレート(86g)を、−25℃のジク
ロロメタン1.2リットル中の2,4−ジフルオロベンズ
アルデヒドジメチルアセタール(114g)および亜燐
酸トリエチル(101g)の溶液に滴加する。得られた
溶液を、室温に加温しそして20時間撹拌する。水を加
えそして混合物をはげしく10分撹拌する。有機層を分
離し、食塩水で洗滌し、MgSO4上で乾燥し、濾過し
次に濃縮して液体を得る。シリカゲル上のHPLC(ジ
クロロメタン次いで5%酢酸エチル−ジクロロメタンで
溶離)による精製によって、液体としてジエチル−1−
(2,4−ジフルオロフェニル)−1−メトキシメタンホ
スホネート136gを得た。
【0079】b. (2,4−ジフルオロフェニル)(8−
メチル−8−アザビシクロ〔3.2.1〕−オクタン−3
−イル)メタノン塩酸塩 ジエチル−1−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−メ
トキシメタンホスホネート(76g)をTHF(160
0ml)に溶解する。この溶液を−78℃に冷却しそして
n−BuLi(ヘキサン中の2.5M溶液103.4ml)
を、温度が決して−65℃以上に上昇しないような速度
で滴加する。得られた溶液を1時間撹拌する。THF
(100ml)に溶解したトロピノン(32.7g)を、
反応混合物に徐々に滴加する。添加完了後に、混合物を
徐々に室温に加温しそして一夜撹拌する。飽和NaCl
溶液(1.5リットル)を反応混合物に加える。層を分
離しそして有機層を集めそしてMgSO4上で乾燥す
る。溶剤を回転蒸発により除去して油(73g)を得
る。この油(38g)を、アセトン(2リットル)に溶
解する。水(350ml)および濃HCl(182ml)を
徐々に加えそして混合物を3時間還流する。アセトンを
回転蒸発により除去する。残った水性残留物を、酢酸エ
チルで抽出し、K2CO3で塩基性にし、ジクロロメタン
(DCM)で抽出し次にMgSO4上で乾燥する。溶剤
を蒸発して油31.3gを得る。この油は固化する。こ
の固体の一部(3g)を、エタノール(75ml)に溶解
する。エタノール性HClを溶液が酸性になるまで加え
る。エチルエーテル(75ml)を加えそして生成物であ
る塩(2.65g、融点224〜225℃)を溶液から
沈殿させる。 分析値:C1518ClF2NOに対する 計算値: C 59.70% H 6.01% N 4.64% 実測値: C 59.52% H 5.87% N 4.55%
【0080】c. Z−(2,4−ジフルオロフェニル)
(8−メチル−8−アザビシクロ〔3.2.1〕オクタン
−3−イル)メタノンオキシム塩酸塩 (2,4−ジフルオロフェニル)(8−メチル−8−アザビ
シクロ〔3.2.1〕オクタン−3−イル)メタノン(2
0g)、ヒドロキシルアミン塩酸塩(10.6g)およ
び酢酸アンモニウム(18.7g)の混合物を、還流エ
タノール−水(3:2混合物)67.5ml中で19時間
加熱する。混合物を、もとの容量の約1/2に濃縮しそ
して沈殿した固体(21.3g)を集める。
【0081】d. 3−〔6−フルオロ−1,2−ベン
ズイソキサゾール−3−イル〕−8−メチル−8−アザ
ビシクロ〔3.2.1〕オクタン塩酸塩 (E)−(2,4−ジフルオロフェニル)(8−メチル−8−
アザビシクロ〔3.2.1〕オクタン−3−イル)メタノ
ンオキシム(18g)、10%NaOH(36.4ml)
およびメタノール(150ml)の混合物を、4時間還流
する。反応混合物を冷却し次に回転蒸発器上で濃縮す
る。混合物をH2O(500ml)でうすめそしてエチル
エーテル(2×1リットル)で抽出する。このエーテル
抽出液を、MgSO4上で乾燥し次に濃縮して油(13.
6g)を得る。この油は、数時間放置すると固化する。
この固体の一部(3.0g)をエタノールに溶解しそし
てエタノール性HClを、溶液が酸性になるまで、滴加
する。3−〔6−フルオロ−1,2−ベンズイソキサゾ
ール−3−イル〕−8−メチル−8−アザビシクロ
〔3.2.1〕オクタン塩酸塩2.1gが溶液から沈殿す
る。融点269〜270℃。 分析値:C1517FN2O・HClに対する 計算値: C 60.71% H 6.11% N 9.44% 実測値: C 60.83% H 6.17% N 9.33%
【0082】e. 3−(6−フルオロ−1,2−ベンズ
イソキサゾール−3−イル)−8−アザビシクロ〔3.
2.1〕オクタン塩酸塩 クロロギ酸ビニル(2.9g)を、0℃の1,2−ジクロ
ロエタン125ml中の3−(6−フルオロ−1,2−ベン
ズイソキサゾール−3−イル)−8−メチル−8−アザ
ビシクロ〔3.2.1〕オクタン(5.6g)および炭酸
カリウム(3.6g)の溶液に滴加する。得られた懸濁
液を、3時間加熱還流し、溶液を冷却しそして溶剤を真
空下で除去する。残留物を、エタノール125mlに懸濁
し、エタノール中のHClで酸性(約pH1まで)にしそ
して混合物を2時間加熱還流する。混合物を冷却しそし
て3−(6−フルオロ−1,2−ベンズイソキサゾール−
3−イル)−8−アザビシクロ〔3.2.1〕オクタン塩
酸塩を、溶液から結晶化させる。融点248〜250
℃。 分析値:C1416ClFN2Oに対する 計算値: C 59.46% H 5.71% N 9.91% 実測値: C 59.59% H 5.73% N 9.83%
【0083】f. 〔4−〔3−〔3−〔6−フルオロ
−1,2−ベンズイソキサゾール−3−イル〕−8−ア
ザビシクロ〔3.2.1〕オクタン−8−イル〕プロポキ
シ〕−3−メトキシフェニル〕エタノン塩酸塩 3−〔6−フルオロ−1,2−ベンズイソキサゾール−
3−イル〕−8−アザビシクロ〔3.2.1〕オクタン
(3.3g)、K2CO3(2.21g)、4−(3−クロ
ロプロポキシ)−3−メトキシフェニルエタノン(3.9
g)およびアセトニトリル(150ml)の混合物を、1
8時間撹拌還流する。混合物を濾過しそして濾液を減圧
下で蒸発する。残留物を、Prep500クロマトグラフィ
ー(5%メタノール/1%トリエチルアミン/94%D
CM)を使用して精製して油3.4gを得る。この油
を、エタノール(40ml)に溶解しそしてエタノール性
HClを、溶液が酸性になるまで加える。エチルエーテ
ル(約100ml)を加えそして〔4−〔3−〔3−〔6
−フルオロ−1,2−ベンズイソキサゾール−3−イ
ル〕−8−アザビシクロ〔3.2.1〕オクタン−8−イ
ル〕プロポキシ〕−3−メトキシフェニル〕エタノン塩
酸塩2.4gを、固体として溶液から沈殿させる。融点
219〜220℃。 分析値:C2630ClFN24に対する 計算値: C 63.86% H 6.18% N 5.73% 実測値: C 63.69% H 6.09% N 5.60%
【0084】実施例3 〔4−〔3−〔3−〔1,2−ベンズイソキサゾール−
3−イル〕−8−アザビシクロ〔3.2.1〕オクタン−
8−イル〕プロポキシ〕−3−メトキシフェニル〕エタ
ノールフマール酸塩 3−(1,2−ベンズイソキサゾール−3−イル)−8−
アザビシクロ〔3.2.1〕オクタン(3.2g)、4−
(3−クロロプロポキシ)−3−メトキシフェニルフェニ
ルエタノン(4.0g)、炭酸カリウム(3.9g)およ
び接触量の沃化カリウムの混合物を、還流アセトニトリ
ル60ml中で19時間加熱する。得られた混合物を室温
に冷却し、水でうすめそしてジクロロメタン中に抽出す
る。有機層を食塩水で洗滌し、MgSO4上で乾燥し、
濾過し次に濃縮して油を得る。この油をジエチルエーテ
ルに溶解しそしてイソプロパノール中のHClで酸性に
する。固体を濾過により集め、水に懸濁し次に10%N
aOH溶液で塩基性にする。生成物をジクロロメタン中
に抽出しそしてそれから順次に、水および食塩水で洗滌
し、K2CO3上で乾燥し、濾過し次に濃縮して粗生成物
4.0gを得る。シリカゲル上のHPLC(酢酸エチル
で溶離)により精製して油として生成物2.7gを得
る。この油(2.5g)を熱エタノールに溶解しそして
それを相当する量のフマール酸で処理する。イソプロピ
ルエーテルを溶液に加えそしてフマール酸塩を結晶化さ
せる。濾過によって、〔4−〔3−〔3−〔1,2−ベ
ンズイソキサゾール−3−イル〕−8−アザビシクロ
〔3.2.1〕オクタン−8−イル〕プロポキシ〕−3−
メトキシフェニル〕エタノンフマール酸塩2.85gを
得た。融点176〜178℃。 分析値:C303428に対する 計算値: C 65.44% H 6.22% N 5.09% 実測値: C 65.11% H 6.25% N 5.06%
【0085】実施例4 〔4−〔2−〔3−〔6−フルオロ−1,2−ベンズイ
ソキサゾール−3−イル〕−8−アザビシクロ〔3.2.
1〕オクタン−8−イル〕エトキシ〕−3−メトキシフ
ェニル〕エタノンフマール酸塩 3−(6−フルオロ−1,2−ベンズイソキサゾール−3
−イル)−8−アザビシクロ〔3.2.1〕オクタン(3.
0g)、4−(2−クロロエトキシ)−3−メトキシフェ
ニルエタノン(3.6g)および炭酸カリウム(2.2
g)の混合物を、還流アセトニトリル200ml中で22
時間加熱する。得られた混合物を、室温に冷却しそして
濾過する。濾液を濃縮しそしてシリカゲル上のHPLC
(トリエチルアミン−メタノール−酢酸エチルで溶離)
により精製して、油として生成物2.6gを得る。この
油をメタノールに溶解しそしてフマール酸(0.76
g)を加える。生成物を、エチルエーテルの添加により
結晶化させて、粉末として〔4−〔2−〔3−〔6−フ
ルオロ−1,2−ベンズイソキサゾール−3−イル〕−
8−アザビシクロ〔3.2.1〕オクタン−8−イル〕エ
トキシ〕−3−メトキシフェニル〕エタノンフマール酸
塩2.0gを得た。融点171〜172℃。 分析値:C2931FN28に対する 計算値: C 62.81% H 5.63% N 5.05% 実測値: C 62.69% H 5.61% N 5.02%
【0086】実施例5 〔4−〔2−〔3−〔1,2−ベンズイソキサゾール−
3−イル〕−8−アザビシクロ〔3.2.1〕オクタン−
8−イル〕エトキシ〕−3−メトキシフェニル〕エタノ
ンフマール酸塩 3−(1,2−ベンズイソキサゾール−3−イル)−8−
アザビシクロ〔3.2.1〕オクタン(3.4g)、4−
(2−クロロエトキシ)−3−メトキシフェニルエタノン
(4.1g)、炭酸カリウム(4.1g)および接触量の
沃化カリウムの混合物を、還流アセトニトリル60ml中
で19時間加熱する。得られた混合物を、室温に冷却し
そしてそれから濾過する。濾液を濃縮しそして残留物を
ジエチルエーテルに溶解しそしてイソプロパノール中の
HClで酸性にする。固体を、濾過により集め、水に懸
濁しそして10%NaOH溶液で塩基性にする。生成物
をジクロロメタン中に抽出しそしてそれから順次に水お
よび食塩水で洗滌し、K2CO3上で乾燥し、濾過し次に
濃縮して粗生成物4.7gを得る。シリカゲル上のHP
LC(酢酸エチルで溶離)により精製して、油として生
成物2.8gを得る。この油(2.55g)を、熱エタノ
ールに溶解しそして溶液を相当する量のフマール酸で処
理する。イソプロピルエーテルを溶液に加えそしてフマ
ール酸塩を結晶化させる。濾過によって、〔4−〔2−
〔3−〔1,2−ベンズイソキサゾール−3−イル〕−
8−アザビシクロ〔3.2.1〕オクタン−8−イル〕エ
トキシ〕−3−メトキシフェニル〕エタノンフマール酸
塩2.95gを得た。融点182〜183.5℃。 分析値:C293228に対する 計算値: C 64.91% H 6.01% N 5.22% 実測値: C 64.92% H 6.02% N 5.20%
【0087】実施例6 〔4−〔4−〔3−〔6−フルオロ−1,2−ベンズイ
ソキサゾール−3−イル〕−8−アザビシクロ〔3.2.
1〕オクタン−8−イル〕ブトキシ〕−3−メトキシフ
ェニル〕エタノンフマール酸塩 3−(6−フルオロ−1,2−ベンズイソキサゾール−3
−イル)−8−アザビシクロ〔3.2.1〕オクタン(3.
5g)、4−(4−ブロモブトキシ)−3−メトキシフェ
ニルエタノン(5.1g)および炭酸カリウム(2.4
g)の混合物を、還流アセトニトリル中200mlで22
時間加熱する。得られた混合物を室温に冷却しそして濾
過する。濾液を、濃縮しそしてシリカゲル上のHPLC
(トリエチルアミン−メタノール−酢酸エチルで溶離)
により精製して、油として生成物5.3gを得る。この
油を、メタノールに溶解しそしてフマール酸(1.4
g)を加える。エチルエーテルの添加により生成物を結
晶化させて、粉末として〔4−〔4−〔3−〔6−フル
オロ−1,2−ベンズイソキサゾール−3−イル〕−8
−アザビシクロ〔3.2.1〕オクタン−8−イル〕ブト
キシ〕−3−メトキシフェニル〕エタノンフマール酸塩
4.2gを得た。融点139〜141℃。 分析値:C3135FN28に対する 計算値: C 63.90% H 6.07% N 4.81% 実測値: C 63.68% H 5.95% N 4.69%
【0088】実施例7 a. 3−(1H−インダゾール−3−イル)−8−メチ
ル−8−アザビシクロ〔3.2.1〕オクタン (2−フルオロフェニル)(8−メチル−8−アザビシク
ロ〔3.2.1〕オクタン−3−イル)メタノン(24.6
g)、ヒドラジン水和物(14.4ml)およびエタノー
ル(250ml)の混合物を、4時間加熱還流する。反応
混合物を室温に冷却しそして濃縮して油を得る。この残
留物をジメチルホルムアミド(DMF)(250ml)に
溶解する。炭酸カリウム(28g)を、混合物に加え、
次にこれを2日加熱還流する。反応混合物を冷却および
濾過しそしてDMFを真空下で除去する。残留物をエタ
ノールに溶解しそして3−(1H−インダゾール−3−
イル)−8−メチル−8−アザビシクロ〔3.2.1〕オ
クタンを溶液から粉末として沈殿させる。融点191〜
192℃。 分析値:C15193に対する 計算値: C 74.64% H 7.95% N 17.41% 実測値: C 74.53% H 8.02% N 17.21%
【0089】b. 3−(1H−インダゾール−3−イ
ル)−8−アザビシクロ〔3.2.1〕オクタン 臭化シアノゲン(18.2g)を、室温のDMF 340
ml中の(1H−インダゾール−3−イル)−8−メチル−
8−アザビシクロ〔3.2.1〕オクタン(20.7g)
および炭酸カリウム(23.7g)の懸濁液に一度に加
える。混合物を2時間撹拌し次に水でうすめそして生成
物を酢酸エチル中に抽出する。合した有機層を水および
食塩水で洗滌し、MgSO4上で乾燥し、濾過し次に濃
縮して油22.2gを得る。酢酸エチル−ヘキサンとと
もにすりつぶして、固体11.9gを得る。
【0090】0℃のTHF 130ml中の上記シアナミ
ドの一部(6.8g)を水素化アルミニウムリチウム
(THF中の1M、57ml)で滴加処理する。得られた
混合物を、1時間加熱還流しそして次に0℃に冷却しそ
して水で反応停止する。混合物を20%NaOH溶液7
mlおよび水7mlでうすめる。硫酸ナトリウムを加え、混
合物を濾過し次に濾液を濃縮してホーム状物6.2gを
得る。このものを、さらに精製することなしにアルキル
化する。
【0091】c. 〔4−〔3−〔3−〔1H−インダ
ゾール−3−イル)−8−アザビシクロ〔3.2.1〕オ
クタン−8−イル〕プロポキシ〕−3−メトキシフェニ
ル〕エタノン 3−(1H−インダゾール−3−イル)−8−アザビシク
ロ〔3.2.1〕オクタン(5.46g)、4−(3−クロ
ロプロポキシ)−3−メトキシフェニルエタノン(6.4
g)、炭酸カリウム(6.6g)および接触量の沃化カ
リウムの混合物を、還流アセトニトリル100ml中で1
7時間加熱する。得られた混合物を、室温に冷却しそし
て濾過する。濾液を濃縮しそして残留物を6N HCl
溶液に溶解し次に酢酸エチルで抽出する。水性層を10
%NaOH溶液で塩基性にしそして生成物をジクロロメ
タン中に抽出する。合した有機層を、食塩水で洗滌し、
2CO3上で乾燥し、濾過し次に濃縮してホーム状物
7.0gを得る。シリカゲル上のHPLC(はじめに酢
酸エチルそしてそれから10%メタノール−90%酢酸
エチルで溶離)により精製して、ホーム状物として生成
物4.2gを得る。このホーム状物を酢酸エチルの添加
により結晶化しそして次にこの固体を酢酸エチル−ヘキ
サンから再結晶して、粉末として〔4−〔3−〔3−
〔1H−インダゾール−3−イル〕−8−アザビシクロ
〔3.2.1〕オクタン−8−イル〕プロポキシ〕−3−
メトキシフェニル〕エタノン2.8gを得た。融点17
3〜175℃。 分析値:C263133に対する 計算値: C 72.03% H 7.21% N 9.69% 実測値: C 71.69% H 7.14% N 9.64%
【0092】実施例8 〔4−〔2−〔3−〔1H−インダゾール−3−イル〕
−8−アザビシクロ〔3.2.1〕オクタン−8−イル〕
エトキシ〕−3−メトキシフェニル〕エタノン 3−(1H−インダゾール−3−イル)−8−アザビシク
ロ〔3.2.1〕オクタン(4.1g)、4−(2−クロロ
エトキシ)−3−メトキシフェニルエタノン(5.9g)
および炭酸カリウム(2.7g)の混合物を、還流アセ
トニトリル125ml中で22時間加熱する。得られた混
合物を室温に冷却しそしてそれから濾過する。濾液を濃
縮しそしてシリカゲル上のHPLC(トリエチルアミン
−メタノール−酢酸エチルで溶離)により精製して、油
として生成物2.3gを得る。この油を酢酸エチルに溶
解しそして生成物を結晶化させて〔4−〔2−〔3−
〔1H−インダゾール−3−イル〕−8−アザビシクロ
〔3.2.1〕オクタン−8−イル〕エトキシ〕−3−メ
トキシフェニル〕エタノン1.6gを粉末として得た。
融点154〜155℃。 分析値:C252933に対する 計算値: C 71.56% H 6.98% N 10.02% 実測値: C 71.42% H 6.95% N 9.98%
【0093】実施例9 〔4−〔4−〔3−〔1H−インダゾール−3−イル〕
−8−アザビシクロ〔3.2.1〕オクタン−8−イル〕
ブトキシ〕−3−メトキシフェニル〕エタノンフマール
酸塩半水和物 3−(1H−インダゾール−3−イル)−8−アザビシク
ロ〔3.2.1〕オクタン(3.1g)、4−(4−ブロモ
ブトキシ)−3−メトキシフェニルエタノン(4.52
g)および炭酸カリウム(3.7g)の混合物を、還流
アセトニトリル56ml中で22時間加熱する。得られた
混合物を室温に冷却しそしてそれから濾過する。濾液を
ジクロロメタンでうすめそしてそれから順々に水および
食塩水で洗滌し、K2CO3上で乾燥し、濾過し次に濃縮
して粗生成物6.0gを得る。シリカゲル上のHPLC
(トリエチルアミン−メタノール−酢酸エチルで溶離)
により精製して油として生成物3.4gを得る。この油
をエタノールに溶解しそしてこの溶液を、相当する量の
フマール酸で処理する。溶剤を真空除去しそして得られ
たホーム状物を水から結晶させて〔4−〔4−〔3−
〔1H−インダゾール−3−イル〕−8−アザビシクロ
〔3.2.1〕オクタン−8−イル〕ブトキシ〕−3−メ
トキシフェニル〕エタノンフマール酸塩半水和物3.3
gを粉末として得る。融点170〜173℃。 分析値:C313737・0.5H2Oに対する 計算値: C 65.02% H 6.69% N 7.34% 実測値: C 65.08% H 6.74% N 7.22%
【0094】実施例10 a. 3−(6−フルオロ−1H−インダゾール−3−
イル)−8−メチル−8−アザビシクロ〔3.2.1〕オ
クタン (2,4−ジフルオロフェニル)(8−メチル−8−アザビ
シクロ〔3.2.1〕オクタン−3−イル)メタノン(3
1.2g)、ヒドラジン水和物(14.2ml)およびエタ
ノール(300ml)の混合物を、5時間加熱還流する。
反応混合物を室温に冷却し、濃縮し、水でうすめそして
イソプロパノール−クロロホルムの1:4混合物中に抽
出する。濃縮して油27gを得る。この残留物の一部
(17.7g)をDMF(180ml)に溶解する。炭酸
カリウム(16.8g)を混合物に加え、次にこれを2
0時間加熱還流する。反応混合物を冷却し、濾過しそし
て次にDMFを真空除去する。残留物を水でうすめそし
て生成物をイソプロパノール−クロロホルム(1:4)
中に抽出する。合した有機層を、硫酸マグネシウム上で
乾燥し、濾過し次に濃縮して粗生成物18gを得る。H
PLC(酢酸エチル−メタノール−トリエチルアミンで
溶離)により精製して、生成物7.3gを得る。
【0095】b. 3−(6−フルオロ−1H−インダ
ゾール−3−イル)−8−アザビシクロ〔3.2.1〕オ
クタン 臭化シアノゲン(11.4g)を、室温のDMF 200
ml中の(6−フルオロ−1H−インダゾール−3−イル)
−8−メチル−8−アザビシクロ〔3.2.1〕オクタン
(23.4g)および炭酸カリウム(14.4g)の懸濁
液に一度に加える。この混合物を、18時間撹拌し、濾
過し次に濃縮する。水を残留物に加えそして生成物をイ
ソプロパノール−クロロホルム(1:4)中に抽出す
る。合した有機層を、MgSO4上で乾燥し、濾過し次
に濃縮する。残留物をHPLC(酢酸エチル−メタノー
ル−トリエチルアミンで溶離)により精製して、シアナ
ミド中間体4.5gを得る。
【0096】0℃のTHF 125ml中のこのシアナミ
ド(14.3g)を、水素化アルミニウムリチウム(T
HF中の1M、105ml)で滴加処理する。得られた混
合物を、1時間加熱還流し、そして次に0℃に冷却しそ
して水で反応停止する。混合物を20%NaOH溶液1
2mlおよび水12mlでうすめる。混合物をセライトを通
して濾過し次に濃縮する。水を加えそして生成物をイソ
プロパノール−ジエチルエーテル(1:4)中に抽出す
る。合した有機層を、MgSO4上で乾燥し、濾過しそ
して濃縮して生成物10.6gを得る。このものを、精
製することなしにアルキル化する。
【0097】c. 〔4−〔2−〔3−〔6−フルオロ
−1H−インダゾール−3−イル〕−8−アザビシクロ
〔3.2.1〕オクタン−8−イル〕エトキシ〕−3−メ
トキシフェニル〕エタノン 3−(6−フルオロ−1H−インダゾール−3−イル)−
8−アザビシクロ〔3.2.1〕オクタン(3.8g)、
4−(2−クロロエトキシ)−3−メトキシフェニルエタ
ノン(4.8g)および炭酸カリウム(4.8g)の混合
物を、還流アセトニトリル125ml中で22時間加熱す
る。得られた混合物を、室温に冷却しそして濾過する。
濾液を濃縮しそしてシリカゲル上のHPLC(トリエチ
ルアミン−メタノール−酢酸エチルで溶離)により精製
して、油として生成物3.8gを得る。この油をイソプ
ロピルアルコール(IPA)に溶解しそして生成物を結
晶化させて粉末として〔4−〔2−〔3−〔6−フルオ
ロ−1H−インダゾール−3−イル〕−8−アザビシク
ロ〔3.2.1〕オクタン−8−イル〕エトキシ〕−3−
メトキシフェニル〕エタノン2.1gを得た。融点15
1〜152℃。 分析値:C2528FN33に対する 計算値: C 68.63% H 6.45% N 9.60% 実測値: C 68.48% H 6.45% N 9.51%
【0098】実施例11 〔4−〔4−〔3−〔6−フルオロ−1H−インダゾー
ル−3−イル〕−8−アザビシクロ〔3.2.1〕オクタ
ン−8−イル〕ブトキシ〕−3−メトキシフェニル〕エ
タノン 3−(6−フルオロ−1H−インダゾール−3−イル)−
8−アザビシクロ〔3.2.1〕オクタン(6.0g)、
4−(4−ブロモブトキシ)−3−メトキシフェニルエタ
ノン(7.5g)および炭酸カリウム(6.7g)の混合
物を、還流アセトニトリル150ml中で22時間加熱す
る。得られた混合物を、室温に冷却しそしてそれから濾
過する。濾液を濃縮しそしてシリカゲル上のHPLC
(トリエチルアミン−メタノール−酢酸エチルで溶離)
により精製して油として生成物4.6gを得る。この油
をイソプロピルアルコールに溶解しそして生成物を結晶
させて粉末として〔4−〔4−〔3−〔6−フルオロ−
1H−インダゾール−3−イル〕−8−アザビシクロ
〔3.2.1〕オクタン−8−イル〕ブトキシ〕−3−メ
トキシフェニル〕エタノン2.2gを得た。融点148
〜149℃。 分析値:C2732FN33に対する 計算値: C 69.66% H 6.93% N 9.03% 実測値: C 69.52% H 7.09% N 8.99%
【0099】実施例12 〔4−〔3−〔3−〔6−フルオロ−1H−インダゾー
ル−3−イル〕−8−アザビシクロ〔3.2.1〕オクタ
ン−8−イル〕プロポキシ〕−3−メトキシフェニル〕
エタノン 3−(6−フルオロ−1H−インダゾール−3−イル)−
8−アザビシクロ〔3.2.1〕オクタン(4.3g)、
4−(3−クロロプロポキシ)−3−メトキシフェニルエ
タノン(4.7g)および炭酸カリウム(2.8g)の混
合物を、還流アセトニトリル150ml中で18時間加熱
する。得られた混合物を室温に冷却しそしてそれから濾
過する。この濾液を濃縮しそして残留物をH2Oに溶解
しそして4:1のCHCl3/IPAで抽出する。合し
た有機層をMgSO4上で乾燥し、濾過し次に濃縮す
る。シリカゲル上のHPLC(はじめに酢酸エチルそし
てそれから10%メタノール−89%酢酸エチル−1%
TEAで溶離)により精製してホーム状物として生成物
3.1gを得る。このホーム状物をメタノール(50m
l)に溶解しそして生成物を結晶化させて固体として
〔4−〔3−〔3−〔6−フルオロ−1H−インダゾー
ル−3−イル〕−8−アザビシクロ〔3.2.1〕オクタ
ン−8−イル〕プロポキシ〕−3−メトキシフェニル〕
エタノン2.8gを得た。融点157〜158℃。 分析値:C2630FN33に対する 計算値: C 69.14% H 6.71% N 9.31% 実測値: C 68.97% H 6.99% N 9.31%
【0100】実施例13 a. 3−〔1,2−ベンズイソチアゾール−3−イ
ル〕−8−メチル−8−アザビシクロ〔3.2.1〕オク
タン塩酸塩 2−メトキシエタノール(240ml)中のNH3の飽和
溶液中の(2−フルオロフェニル)(8−メチル−8−ア
ザビシクロ〔3.2.1〕オクタン−3−イル)メタノン
(20g)および硫黄(3.2g)の混合物を、オート
クレーブ中で160℃で2時間撹拌しそしてそれから冷
却する。反応混合物をH2O(250ml)に注加し、D
CMで抽出しそして有機層を濃縮して油を得る。この残
留物を、シリカゲル上のHPLC(酢酸エチル/メタノ
ール/トリエチルアミン)により精製して油(6.3
g)を得る。この油は、放置により固化する。この固体
(2.0g)を、メタノールに溶解する。エーテル性H
Clを、溶液が酸性になるまで加える。エチルエーテル
の添加によって、生成物塩(1.7g)を溶液から沈殿
させる。メタノールから2回再結晶して、3−〔1,2
−ベンズイソチアゾール−3−イル〕−8−メチル−8
−アザビシクロ〔3.2.1〕オクタン塩酸塩0.5gを
得た。融点271〜273℃。 分析値:C1519ClN2Sに対する 計算値: C 61.09% H 6.51% N 9.50% 実測値: C 60.87% H 6.49% N 9.38%
【0101】b. 3−(1,2−ベンズイソチアゾー
ル−3−イル)−8−アザビシクロ〔3.2.1〕オクタ
ン クロロギ酸ビニル(4.4g)を、1,2−ジクロロエタ
ン250ml中の3−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)−8−メチル−8−アザビシクロ〔3.2.1〕
オクタン(8.9g)および炭酸カリウム(4.76g)
の溶液に滴加する。得られた懸濁液を、3時間加熱還流
し、そしてそれから溶液を冷却しそして溶剤を真空下で
除去する。残留物をイソプロピルアルコールに懸濁しそ
してイソプロパノール中のHClで酸性(約pH1)にし
そして混合物を1時間加熱還流する。混合物を冷却し、
塩基性となしそして次に生成物をジクロロメタン中に抽
出する。合した有機層をMgSO4上で乾燥し、濾過し
次に蒸発して3−(1,2−ベンズイソチアゾール−3−
イル)−8−アザビシクロ〔3.2.1〕オクタン8.5g
を得る。この化合物は、精製することなしに次に使用す
る。
【0102】c. 〔4−〔2−〔3−〔1,2−ベン
ズイソチアゾール−3−イル〕−8−アザビシクロ
〔3.2.1〕オクタン−8−イル〕エトキシ〕−3−メ
トキシフェニル〕エタノンフマール酸塩 3−(1,2−ベンズイソチアゾール−3−イル)−8−
アザビシクロ〔3.2.1〕オクタン(4.8g)、4−
(2−クロロエトキシ)−3−メトキシフェニルエタノン
(5.8g)および炭酸カリウム(3.5g)の混合物
を、還流アセトニトリル250ml中で22時間加熱す
る。得られた混合物を、室温に冷却しそしてそれから濾
過する。濾液を濃縮しそしてシリカゲル上のHPLC
(トリエチルアミン−メタノール−酢酸エチルで溶離)
により精製して油として生成物2.8gを得る。この油
をエタノールに溶解しそしてフマール酸(エタノールに
溶解した0.82g)を溶液中の遊離塩基に加える。エ
チルエーテルの添加によって、生成物(1.2g)を溶
液から沈殿させる。母液から溶剤を除去し、NaOHで
塩基性にしそしてDCMで抽出する。この粗製遊離塩基
を、さらにシリカゲル上のHPLCにより精製して油
1.2gを得る。フマール酸塩を上述したようにして製
造しそしてメタノールから再結晶して塩0.8gを得
る。生成物サンプルを合して、固体として〔4−〔2−
〔3−〔1,2−ベンズイソチアゾール−3−イル〕−
8−アザビシクロ〔3.2.1〕オクタン−8−イル〕エ
トキシ〕−3−メトキシフェニル〕エタノンフマール酸
塩1.9gを得た。融点157〜158℃。 分析値:C293227Sに対する 計算値: C 63.03% H 5.84% N 5.07% 実測値: C 62.95% H 5.78% N 5.00%
【0103】実施例14 〔4−〔3−〔3−〔1,2−ベンズイソチアゾール−
3−イル〕−8−アザビシクロ〔3.2.1〕オクタン−
8−イル〕プロポキシ〕−3−メトキシフェニル〕エタ
ノンフマール酸塩 3−(1,2−ベンズイソチアゾール−3−イル)−8−
アザビシクロ〔3.2.1〕オクタン(2.8g)、4−
(3−クロロプロポキシ)−3−メトキシフェニルエタノ
ン(3.1g)および炭酸カリウム(1.8g)の混合物
を、還流アセトニトリル150ml中で22時間加熱す
る。得られた混合物を室温に冷却しそしてそれから濾過
する。この濾液を濃縮しそしてシリカゲル上のHPLC
(トリエチルアミン−メタノール−酢酸エチルで溶離)
により精製して油として生成物3.8gを得る。この油
をメタノールに溶解しそしてフマール酸(メタノールに
溶解した1.1g)を、溶液中の遊離塩基に加える。エ
チルエーテルの添加によって、生成物(4.0g)を溶
液から沈殿させる。次に、この生成物をメタノールから
再結晶して〔4−〔3−〔3−〔1,2−ベンズイソチ
アゾール−3−イル〕−8−アザビシクロ〔3.2.1〕
オクタン−8−イル〕プロポキシ〕−3−メトキシフェ
ニル〕エタノンフマール酸塩2.8gを得た。融点15
9〜160℃。 分析値:C303427Sに対する 計算値: C 63.59% H 6.05% N 4.94% 実測値: C 63.83% H 6.00% N 5.00%
【0104】実施例15 〔4−〔4−〔3−〔1,2−ベンズイソチアゾール−
3−イル〕−8−アザビシクロ〔3.2.1〕オクタン−
8−イル〕ブトキシ〕−3−メトキシフェニル〕エタノ
ン塩酸塩 3−(1,2−ベンズイソチアゾール−3−イル)−8−
アザビシクロ〔3.2.1〕オクタン(3.6g)、4−
(4−ブロモブトキシ)−3−メトキシフェニルエタノン
(5.3g)および炭酸カリウム(2.5g)の混合物
を、還流アセトニトリル150ml中で22時間加熱す
る。得られた混合物を室温に冷却しそしてそれから濾過
する。濾液を濃縮しそしてシリカゲル上のHPLC(ト
リエチルアミン−メタノール−酢酸エチルで溶離)によ
り精製して油として生成物5.4gを得る。この油をメ
タノールに溶解しそしてエーテル性HClを、pHが酸性
になるまで滴加する。エチルエーテルの添加によって生
成物を溶液から結晶化させて粉末3.2gを得る。次
に、この生成物をメタノールから再結晶させて、〔4−
〔4−〔3−〔1,2−ベンズイソチアゾール−3−イ
ル〕−8−アザビシクロ〔3.2.1〕オクタン−8−イ
ル〕ブトキシ〕−3−メトキシフェニル〕エタノン塩酸
塩2.1gを得た。融点205〜206℃。 分析値:C2733ClN23Sに対する 計算値: C 64.70% H 6.65% N 5.59% 実測値: C 64.45% H 6.63% N 5.49%
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デイビツド・エム・フインク アメリカ合衆国ペンシルベニア州18901. ドイルズタウン.オールドダブリンパイク 70 (72)発明者 バーバラ・イー・クリス アメリカ合衆国ニユージヤージー州07407. エルムウツドパーク.フエンチヤクアベニ ユー69

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 【化1】 の化合物、その薬学的に許容し得る酸付加塩または存在
    する場合は、その幾何学的および光学的異性体およびラ
    セミ混合物。 上記式において、 Xは、−O−、−S−または−NH−であり、 Yは、水素、ハロゲンおよび低級アルコキシであり、 pは、1または2であり、 nは、2、3または4であり、 Rは、水素、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキ
    シ、ハロゲン、アミノ、低級アルキルアミノ、ニトロ、
    低級アルキルチオ、トリフルオロメトキシ、シアノ、ト
    リフルオロメチル、−C(=O)−アルキルまたは−C
    (=O)−アリールであり、 アリールは、 【化2】 であり、 R1は、水素、低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲ
    ン、ヒドロキシ、カルボキシル、低級アルキルアミノ、
    ニトロ、低級アルキルチオ、シアノおよびトリフルオロ
    メチルであり、 mは、1または2である。
  2. 【請求項2】 活性成分としての請求項1記載の化合物
    およびそれに対する適当な担体からなる抗精神症活性お
    よび(または)抗うつ活性を有する医薬組成物。
  3. 【請求項3】 式XI、XVIまたはXVIII 【化3】 (式中、X、Yおよびpは請求項1において定義した通
    りである)の化合物を式XII 【化4】 (式中、Zは塩素または臭素でありそしてnは2、3ま
    たは4でありそしてRおよびmは請求項1において定義
    した通りである)の化合物と反応させて式I(式中、
    X、Y、p、n、mおよびRは上述した通りである)の
    化合物を得ることからなる請求項1記載の化合物の製
    法。
  4. 【請求項4】 式II 【化5】 (式中、R2は水素または低級アルキルでありそして
    X、Yおよびpは請求項1において定義した通りであ
    る)の化合物。
JP4017668A 1991-02-04 1992-02-03 N−(アリールオキシアルキル)ヘテロアリール−8−アザビシクロ〔3.2.1〕オクタン、中間体およびそれらの製法 Expired - Fee Related JPH089613B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US65014491A 1991-02-04 1991-02-04
US650144 2000-08-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0559049A JPH0559049A (ja) 1993-03-09
JPH089613B2 true JPH089613B2 (ja) 1996-01-31

Family

ID=24607667

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4017668A Expired - Fee Related JPH089613B2 (ja) 1991-02-04 1992-02-03 N−(アリールオキシアルキル)ヘテロアリール−8−アザビシクロ〔3.2.1〕オクタン、中間体およびそれらの製法

Country Status (21)

Country Link
EP (1) EP0498331B1 (ja)
JP (1) JPH089613B2 (ja)
KR (1) KR100222774B1 (ja)
AT (1) ATE138377T1 (ja)
AU (1) AU641842B2 (ja)
CA (1) CA2060573C (ja)
CZ (1) CZ284754B6 (ja)
DE (1) DE69210849T2 (ja)
DK (1) DK0498331T3 (ja)
ES (1) ES2089255T3 (ja)
FI (1) FI111367B (ja)
GR (1) GR3020094T3 (ja)
HU (2) HU207863B (ja)
IE (1) IE74905B1 (ja)
IL (1) IL100861A (ja)
MX (1) MX9200471A (ja)
NO (1) NO300040B1 (ja)
NZ (1) NZ241481A (ja)
PL (1) PL169092B1 (ja)
RU (1) RU2075479C1 (ja)
ZA (1) ZA92753B (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB9510459D0 (en) 1995-05-24 1995-07-19 Zeneca Ltd Bicyclic amines
ATE362931T1 (de) * 1995-10-13 2007-06-15 Neurosearch As 8-azabicyclo(3.2.1)oct-2en-derivate, deren herstellung und anwendung
IL126882A0 (en) * 1996-05-13 1999-09-22 Zeneca Ltd Bicyclic amines as insecticides
GB9623944D0 (en) * 1996-11-15 1997-01-08 Zeneca Ltd Bicyclic amine derivatives
GB9624114D0 (en) * 1996-11-20 1997-01-08 Zeneca Ltd Pesticidal bicyclic amine derivatives
DE69727694T2 (de) 1996-11-26 2004-07-29 Syngenta Ltd., Guildford 8-azabicyclo 3.2.1]octan-, 8-azabicyclo 3.2.1]oct-6-en-, 9-azabicyclo 3.3.1]nonan-, 9-aza-3-oxabicyclo 3.3.1]nonan- und 9-aza-3-thiabicyclo 3.3.1]nonan-derivate, ihre herstellung und ihre verwendung als insektizide
GB9624611D0 (en) 1996-11-26 1997-01-15 Zeneca Ltd Bicyclic amine compounds
CN1157392C (zh) 1997-05-30 2004-07-14 神经研究公司 在尼古丁ach受体上作为胆碱能配体的8-氮杂双环(3,2,1)辛-2-烯以及辛烷衍生物
US6251893B1 (en) * 1998-06-15 2001-06-26 Nps Allelix Corp. Bicyclic piperidine and piperazine compounds having 5-HT6 receptor affinity
US6835733B2 (en) 1999-12-20 2004-12-28 Eli Lilly And Company Tropane linked benzofuran derivatives
EP1242419A1 (en) * 1999-12-20 2002-09-25 Eli Lilly And Company Azabicyclo 3.2.1]octane derivatives
MXPA03006524A (es) * 2001-02-16 2003-09-25 Aventis Pharma Inc Derivados heterociclicos novedosos de amidas y su uso como ligandos para receptor d3 de dopamina.
EP1594868B1 (en) * 2003-02-12 2009-11-11 Neurosearch A/S 8-aza-bicyclo[3.2.1]octane derivatives and their use as monoamine neurotransmitter re-uptake inhibitors

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2548666A1 (fr) * 1983-07-08 1985-01-11 Delalande Sa Nouveaux derives du nor-tropane et du granatane, leur procede de preparation et leur application en therapeutique
ATE108791T1 (de) * 1987-11-04 1994-08-15 Beecham Group Plc Neue 4-oxobenzotriazine und 4-oxochinazoline.

Also Published As

Publication number Publication date
CA2060573A1 (en) 1992-08-05
ATE138377T1 (de) 1996-06-15
CS29792A3 (en) 1992-08-12
KR920016452A (ko) 1992-09-24
HU9200321D0 (en) 1992-04-28
HU9203977D0 (en) 1993-04-28
IE920349A1 (en) 1992-08-12
HUT62295A (en) 1993-04-28
ZA92753B (en) 1992-10-28
AU641842B2 (en) 1993-09-30
AU1060592A (en) 1992-08-06
RU2075479C1 (ru) 1997-03-20
CZ284754B6 (cs) 1999-02-17
KR100222774B1 (ko) 1999-10-01
DE69210849T2 (de) 1996-12-05
JPH0559049A (ja) 1993-03-09
IL100861A0 (en) 1992-11-15
EP0498331B1 (en) 1996-05-22
FI920435A (fi) 1992-08-05
IL100861A (en) 1997-02-18
DK0498331T3 (da) 1996-09-09
NO920438L (no) 1992-08-05
EP0498331A1 (en) 1992-08-12
NO300040B1 (no) 1997-03-24
ES2089255T3 (es) 1996-10-01
CA2060573C (en) 2002-08-13
FI920435A0 (fi) 1992-01-31
GR3020094T3 (en) 1996-08-31
HUT60494A (en) 1992-09-28
FI111367B (fi) 2003-07-15
MX9200471A (es) 1992-08-01
DE69210849D1 (de) 1996-06-27
PL169092B1 (pl) 1996-05-31
HU217616B (hu) 2000-03-28
HU207863B (en) 1993-06-28
NO920438D0 (no) 1992-02-03
IE74905B1 (en) 1997-08-13
NZ241481A (en) 1994-06-27
PL293363A1 (en) 1993-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1881979B1 (en) Novel oxadiazole derivatives and their medical use
US4608377A (en) Quaternary 6,11-dihydro-dibenzo-[b,e]-thiepine-11-N-alkylnorscopine ethers having spasmolytic activity
AU670579B2 (en) Indole derivatives as 5-HT1 agonists
US8580811B2 (en) Androgen receptor modulator methods
JPH089613B2 (ja) N−(アリールオキシアルキル)ヘテロアリール−8−アザビシクロ〔3.2.1〕オクタン、中間体およびそれらの製法
JP2643274B2 (ja) イミダゾ〔1,2−a〕ピリジン誘導体
KR19990064111A (ko) 신경전달물질 재흡수 저해제인 융합구조의 트로판 유도체
CZ282652B6 (cs) Indolové deriváty, způsob jejich přípravy, meziprodukty tohoto postupu, farmaceutické prostředky obsahující tyto deriváty a použití těchto derivátů
WO2002057265A1 (fr) Composes substitues avec des groupes amines bicycliques
US20070265271A1 (en) Novel Diazabicyclic Aryl Derivatives as Cholinergy Ligands
US20090163541A1 (en) Quinuclidine compounds having quaternary ammonium group, its preparation method and use as blocking agents of acetylcholine
KR100309215B1 (ko) 항정신병제로서의피리딘이미닐-1,2-벤즈이속사졸및-벤즈이소티아졸
US4374245A (en) 8-[3-(6-Fluoro-1,2-benzisoxazol-3-yl)propyl]-1-phenyl-1,3,8-triazaspiro[4.5]decan-4-one
US5234931A (en) Heteroaryl-8-azabicyclo[3.2.1]octanes as antipsychotic agents, 5-HT3 receptor antagonists and inhibitors of the reuptake of serotonin
KR20010071844A (ko) 의약으로서의 트리사이클릭 δ3-피페리딘
US5340936A (en) 8-azabicyclo[3.2.1]octane methanone and corresponding oximes
CA2052424C (en) 2-(4-piperidinyl)-1h-pyrido¬4,3-b|indol-1-ones and related compounds, intermediates and a process for their preparation
US5334599A (en) Heteroaryl-8-azabicyclo[3,2,1]octanes as antipsychotic agents, 5-HT3 receptor antagonists and inhibitors of the reuptake of serotonin
TW206230B (ja)
CA2012004A1 (en) Chemical compounds
JPS6323189B2 (ja)
JPH0342276B2 (ja)
US4409230A (en) Pharmaceutical compositions and methods employing 8-[3-(6-fluoro-1,2-benzisoxazol-3-yl)propyl]-1-phenyl-1,3,8-triazaspiro-[4.]decan-4-one and derivatives thereof
US4418067A (en) 8-[3-(6-Fluoro-1,2-benzisoxazol-3-yl)propyl]-1-phenyl-1,3,8-triazaspiro[4.5]dec.5)decan-4-one to treat pain
CA1325634C (en) Esters of hexahydro-8-hydroxy-2,6-methano-2h- quinolizin-3(4h)-one and related compounds

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees