JPH08505747A

JPH08505747A - セルラ移動機端末内でのメッセージ格納装置

Info

Publication number: JPH08505747A
Application number: JP7508234A
Authority: JP
Inventors: スベンソン，ヤン
Original assignee: エリクソンジーイーモービルコミュニケーションズインコーポレイテッド
Priority date: 1993-08-31
Filing date: 1994-08-30
Publication date: 1996-06-18
Also published as: FI952061A; DE4496561B4; FR2709625A1; FI952061A0; SE9501463L; GB2286507A; US5687216A; GB9507795D0; WO1995006996A1; DE4496561T1; SE521191C2; FI111784B; DK50395A; CN1071974C; CN1114125A; FR2709625B1; SE9501463D0; GB2286507B

Abstract

(57)【要約】移動機通信端末（１０）が具備されており、これは少なくともひとつのメッセージを受信するための受信機装置（２０）と、前記受信機装置で受信された少なくともひとつのメッセージを格納するための内部メモリ（３０）とメッセージを格納するための取り外し可能な外部メモリ（４５）と、そして内部メモリ（３０）と外部メモリ（４５）との間の協調を計るための装置（２０）とを含み、協調を計るための装置（２０）が内部メモリ（３０）内に格納されている少なくとも一つのメッセージを外部メモリ（４５）の中へ転送するための装置を含む。セルラ移動機通信端末内の内部メモリと外部メモリとの間の協調を計る方法もまた開示されている。

Description

【発明の詳細な説明】セルラ移動機端末内でのメッセージ格納装置背景本発明はセルラ移動機端末内でのメッセージ格納装置に係わり、詳細には内部メモリ、取り外し接続可能外部メモリ並びに二つのメモリ間の協調を計るための設備とを含む、セルラ移動機端末に関する。ヨーロッパにおいて整備されている、移動機通信用のグローバルシステム（ＧＳＭ）標準は、短メッセージサービス（ＳＭＳ）特性を必要とし、これは短メッセージをふたつのＧＳＭ移動機通信端末（例えば、自動車電話）の間で、または特別のＳＭＳサービスセンタから移動機通信端末へ送信することを可能としている。ＳＭＳに関する仕様はＥＴＳＩ／ＴＬＧＳＭ推奨０３．４０に見られる。この標準に従えば、ひとつのメッセージは最大１６０キャラクタを含むことが出来る。この特性はメッセージ機能を有するページング機に類似している。現在のところ、ヨーロッパ市場における移動機通信端末の中では、入力されるＳＭＳは内部メモリまたは加入者識別モジュール（ＳＩＭ）上の外部メモリの中に格納される。使用者はいずれのメモリを使用したいかを選択しなければならない。しかしながらこれらのメモリサイズには制限がある。もしも使用者がメッセージを読んだら直ぐに消去しないと、メモリはその容量に達してしまう。これは新たなＳＭＳメッセージを受信することを不可能としてしまう。使用者は常にはメッセージを消去したいとは思わない、何故ならば使用者が後で使いたいと欲する何らかの重要な情報を含む場合があるためである。これは使用者が残したいと思うメッセージを新たなＳＭＳメッセージのための余白を作り出すために消去する事を強制されるため、ある種の使用者にとっては問題となる。従来型移動機通信端末では格納されたメッセージをＳＩＭカードを移動することによって別の移動機端末に転送することも可能である。しかしながら、この場合は最初からこのメッセージはＳＩＭ内の外部メモリ上に格納されていなければならず、それは一度内部メモリに格納されたメッセージを使用者が外部メモリに移動する機構が存在しないためである。外部メモリは内部メモリよりも小さく、これは外部メモリが選択された際にメモリが満杯になる危険性を増加させる。知られているシステムでは無線ページング機は、先入れ先出し手順で動作するひとつの内部メモリと、メッセージが上書きされることを防止するために使用できる第二内部メモリとを含んでいる。米国特許第４、４７７、８０８号、イチカワに付与には、この様なシステムが開示されている。しかしながら、イチカワのシステムでは、第二内部メモリはシフトレジスタであり、電源が切られるかまたはレジスタに上書きされるとその内容を失ってしまう。これもまた従来型移動機無線で知られているのは、内部メモリと高速ダイアリング用の電話番号を格納するための外部メモリとを使用することである。例えば、米国特許第５、１３４、７１７号、ソガード・ラスムーセンに付与、はひとつのシステムを開示しており、そこでは電話番号が記憶されるべきアドレスを選択することによって、使用者が電話番号を記憶させたいメモリを選択している。いくつかのアドレスが内部メモリ用に予約され、そして残りは外部メモリ用に予約される。使用者はひとつのメモリに格納されている電話番号を、格納されている番号のアドレスを変更することでもう一方のメモリに移動することが出来る。両方のメモリに格納されている番号は、先に使用されているアドレスの中に別の番号を使用者が格納することによって消去するまで残されている。しかしながら一時的に格納された番号と恒久的に格納された番号とを区別する用意はされていなく、また格納されている番号を使用者の上書きから保護するための用意もされていない。このシステムは使用者がどのアドレスを既に使用していて、どの番号をどのアドレスに格納しているかを覚えていることを要求する。１００以上もの可能性のあるアドレスに対して、この要求は大きな欠点となりうる。発明の要約従って内部メモリと外部メモリとを協調して使用し、上述の問題を解決することは本発明の一つの目的である。内部メモリと外部メモリとを一緒に協調した方法で使用し、メモリが欠乏する危険を減少させることは本発明の別の目的である。内部メモリを先入れ先出しメモリとして構成し、メッセージを半格納状態に維持する事は本発明の別の目的である。使用者が個別のメッセージを読んだ後に、それを内部的に格納するかまたはそれをＳＩＭカード上の外部メモリに転送することにより別の移動機通信端末に転送可能とするかを決定できるようにすることは、本発明の別の目的である。使用者に外部メモリと内部メモリへの異なるアクセス方法を用意することにより、理解しやすいマンマシンインタフェースを構築することは本発明の別の目的である。本発明の一つの実施例によれば、移動機通信端末内のメモリー間の協調を提供するための設備が開示されており、この端末は表示装置を含み、前記設備は少なくともひとつのメッセージを移動機通信端末内に格納するための第一の装置と、少なくともひとつのメッセージを受信し、受信したメッセージを格納するための第一の装置の中に格納するための装置と、表示装置の上に表示された少なくともひとつのメッセージに関連する命令を入力するための装置と、移動機通信端末の取り外し可能なように接続されている格納用の第二の装置と、そして少なくともひとつのメッセージを入力装置から入力された格納命令に応答して格納するための第二の装置に転送するための装置とを含む。本発明の別の実施例によれば、移動機通信端末が開示されており、これは少なくともひとつのメッセージを受信するための受信装置と、受信装置で受信された少なくとも一つのメッセージを格納するための内部メモリと、メッセージを格納するための取り外し可能な外部メモリと、そして内部メモリと外部メモリとの協調を提供するための装置とを含み、協調を提供するための装置が内部メモリの中に格納されている少なくともひとつのメッセージを外部メモリの中に転送するための装置を含む。本発明の別の実施例によれば、セルラ移動機通信端末内の内部メモリと外部メモリとの間の協調を提供するための方法が開示されており、この方法は受信されたメッセージを内部メモリの中に格納し、受信されたメッセージをセルラ移動機通信端末内の表示器に表示し、表示されたメッセージに関連して端末の使用者により選択されかつキーパッドを使用して入力された命令を受け付け、そして命令を受け付ける手順で受け付けられた転送命令に応答して表示されたメッセージを外部メモリに転送する手順とを含む。本発明の更に別の目的、特徴並びに付随する長所は当業者には、これに基づいて構築された実施例の、添付図を参照してなされる以下の詳細な説明から明らかとなろう。図面の簡単な説明本明細書の発明を次ぎに更に詳細に、例としてのみ与えられた、装置の提出された実施例並びに添付図を参照して説明する。第１図は、本発明の一つの実施例に基づくセルラ移動機通信端末の関連する部分の例示的ブロック図；そして第２図は本発明の一つの実施例に基づくソフトウェア処理手順の流れ図である。実施例の詳細な説明本発明によれば、セルラ移動機通信端末（例えば自動車電話）は、内部メモリと、ＳＩＭカードまたはその他の取り外し可能なカード内の取り外し可能なように接続できる外部メモリとを含む。ＳＭＳメッセージはセルラ移動ユニットのアンテナで受信され、一時的に内部メモリに格納される。本発明に基づく最適なシステムは、使用者が本当に格納することに関心を示すメッセージのみを外部メモリの中に格納するものである。使用者が短期間のみ必要とするメッセージは、使用者によって格納されることは無いが、移動機通信端末によって短期間の間自動的に記憶される。提出された実施例ではこの最適な解決策は内部及び外部メモリ間での協調を可能とするシステムで実現されている。本発明の提出された実施例では、セルラ移動機端末内のアンテナで受信されたすべての入力メッセージは、直接内部メモリに送られる。使用者には警報が与えられ、その様にしたいと選択したときにそのメッセージを読むことが出来る。メッセージを読んだ後で、使用者はそれをもっと恒久的にＳＩＭカード内の外部メモリに格納するか、またはそれを内部メモリ内に残すかを決定できる。使用者が新たなメッセージをＳＩＭメモリの中にセーブしたいと欲したときに、もしもＳＩＭカードメモリが満杯の場合は、使用者には表示器上に通知され、新たなメッセージのための余裕を作るために少なくともひとつのメッセージをＳＩＭメモリから消去することを問い合わされる。もしも使用者がこのメッセージを内部メモリ内に残すことを決断した場合は、それはシステムで上書きされるまでのある程度の期間格納される。この内部メモリは、Ｎ個のメッセージを格納する容量を有する先入れ先出し（ＦＩＦＯ）メモリとして構成されており、ここでＮはメモリの容量そして／またはメッセージのサイズに依存する。メッセージが読まれた後、もしもメモリがその容量に達している場合は、スタック内の第一メッセージが消去され、新たなメッセージがスタックに加えられる。しかしながら、本発明の提出された実施例によれば、未読のメッセージは消去されることもまたは上書きされることも無い。内部メモリは個々のメッセージをしばらくの間格納するが、使用者はどのくらいの長さかを知ることは出来ない。これで十分であろう、何故ならばメッセージの中の情報は長い期間の間有効というわけでは無いからである。しかしながらいずれにせよメッセージ周期やその長さに依存して、格納されたメッセージの消去が早すぎる場合には問題が生じる。提出された実施例に基づけば、もしも別の加入者に属するＳＩＭカードが移動機通信端末内のカード読み取り機に挿入されると、全ての内部的に格納されているメッセージは安全を確保するために、消去される。もしも使用者がいずれかのメッセージを恒久的に格納したいと欲する場合は、彼はそれをＳＩＭカード上の外部メモリに転送する。これは別のＳＩＭカードがＳＩＭカード読み取り機に挿入されるまでの時点であればいつでも実施できる。メッセージのこの転送が実行されるときに、その上にメッセージが転送されるＳＩＭカードがＳＩＭカード読み取り機の中に存在しなければならない。使用者に対してはメッセージを読んだ後にそれを”恒久的に”格納することを欲するかのプロンプトが出される。そこで彼はこれをどの様に行うかを表示器で指導される。例えば、プロンプト”格納？”が表示される；＜Ｓ＞ボタンが押されると、メッセージが外部メモリの中に格納される。それ以外では”未読”フラグがまだセットされている場合にそれが取り外されることを除いて何も発生しない。この特徴はマンマシンインタフェース、すなわち表示器並びに表示ソフトウェアで支援されている。メッセージを外部カードメモリ上に格納することにより、そのメッセージを別の移動機通信端末に転送することが可能となる。本発明は従来技術に比較して種々の特長を提供する。内部および外部メモリを協調的な方法で使用することにより、メモリが枯渇する危険は減少される。更にメッセージを半格納状態に維持することも可能であり、それはＦＩＦＯ内部メモリ内部のメッセージは必要になるまで、すなわちＮ＋１番目のメッセージが受信されるときまで上書きされないからである。ひとつの実施例に基づけば、メッセージが内部メモリ内部で上書きされるときには使用者にプロンプトが出され、もしも彼がその様に選択する場合はそれを外部メモリの中にセーブ出来るようにしている。加えて、使用者は個々のメッセージを読んだ後にそれを内部的に格納したいと思うか、別の移動機通信端末に転送可能とするかを決定できる。これはそのメッセージをＳＩＭカード上の外部メモリに転送することによって実施できる。更に、使用者は外部および内部メモリを使用する際の違いが判るので、理解し易いマンマシンインタフェースが可能である。特に、使用者は内部メモリに＜ＲＣＬ＞＜＊＞を押すことによりアクセスでき、外部メモリへのアクセスには、使用者はＭＥＮＵモードを使用する。第１図は、ブロック図の形式で本発明のひとつの実施例に基づく移動機通信端末の関連部分を図示する。図示されていないいずれの構成部品も、移動機通信端末で知られているように組み込まれている。移動機通信端末１０はＭＭＩ１５を含み、これは表示器のようなマンマシンインタフェースであって、使用者が移動機通信端末と交信が出来るようにしている。端末はまたＭＭＩ１５とアンテナ２５とに接続されているＨＷＩＮＴ２０を含む。アンテナ２５は、移動機端末で受信されるその他の通信サービスと同様に、最初にＳＭＳメッセージをその他の移動機端末またはＳＭＳサービスセンタから空中電波を介して受信する。ＨＷＩＮＴ２０は移動機通信端末の中で見られる従来型ハードウェア、例えば送信機／受信機、中央処理装置、キーパッド、電源装置等を含む。アンテナ２５で受信されたメッセージはＣＰＵでのプログラムの実行によってＩＮＴＭＥＭ３０の中に格納される。表示器２２はＳＭＳメッセージ並びに本発明の操作に必要とされる全てのメニュープロンプトを表示するために用意されている。表示器２２は好適にふたつの部分、英数字表示器（ＡＮＤ）とダイアル式数値表示器（ＤＤＤ）とで構成されている。内部メモリＩＮＴＭＥＭ３０はＭＭＩ１５とＨＷＩＮＴ２０とに接続されている。カード読み取り機３５は加入者識別モジュール（ＳＩＭ）カード４０を受け付けるために用意されており、このカードは少なくともひとつの外部メモリＥＸＴＭＥＭ４５を含む。カード読み取り機３５はＳＩＭカード４０を移動機通信端末に接続するように働く。特に本発明によれば、カード読み取り機３５はＥＸＴＭＥＭ４５をＭＭＩ１５、ＩＮＴＭＥＭ３０、並びにＨＷＩＮＴ２０に接続している。提出された実施例によれば、ＩＮＴＭＥＭ３０とＥＸＴＭＥＭ４５は共に少なくともひとつの不揮発性メモリ、例えばＥＥＰＲＯＭで構成されている。電源はＳＩＭカード４０並びにそのＥＸＴＭＥＭ４５、およびＩＮＴＭＥＭ３０とに、セルラ移動機端末（図示せず）の電源装置から供給されている。この様にしてメモリ内に格納されているメッセージは、セルラ移動機端末への電源が切られたときにも消去されない。本発明の提出された実施例によれば、移動機通信端末はＳＭＳメッセージを格納するために、内部メモリＩＮＴＭＥＭ３０と外部メモリ４５の両方を利用する。内部メモリはあたかもそれが移動機通信端末のハードウェア機器に属するかのように取り扱われ、外部メモリは使用者そして／または加入者に属する、すなわちＳＩＭカード、ものとして扱われる。第２図は本発明を実行するためのソフトウェア処理手続きで可能な実施例を図示し、これはＣＰＵ（図示せず）で実行され、例えばＲＯＭ（図示せず）の様な、既知の方法でＣＰＵに接続されているメモリ内に格納できる。ここに開示した特定のソフトウェアの詳細な実行方法は、本開示内の情報を一度所有すれば通常の技量の当業者の技術の範囲であると信じる。ステップ２０４に於て、新たなＳＩＭカードがカード読み取り機３５の中に挿入されているか否かの判定がなされる。もしもそうであるなら、安全の目的で全ての内部メッセージが消去される（ステップ２０６）。ステップ２１０に於て、短メッセージＳＭSが移動機通信端末または移動局に於てアンテナ２５で受信される。先に記述したように、ＳＭＳメッセージはＧＳＭ仕様規格で規定されている。移動局の間で送信される全てのその他の短メッセージも本発明の範囲内であると意図している。全ての通信またはＧＳＭ信号の終了後、ＳＭＳメッセージは内部メモリＩＮＴＭＥＭ３０の中に（ステップ２１５）ＣＰＵにより格納される。ＩＮＴＭＥＭ３０は先入れ先出し（ＦＩＦＯ）メモリとして運転され、これは最大Ｎ個のメッセージを含み、ここでＮはメモリのサイズ並びにメッセージの長さに依存する。受信されたメッセージはＩＮＴＭＥＭ３０内の場所にＮ個のメッセージが受信されるまで格納される。もしもＮ＋１個のメッセージが受信されると、メッセージ番号１が上書きされる。従って次のＳＭＳメッセージが受信されると、メッセージ番号２が上書きされる、等々である。ＧＳＭ標準によれば、ＳＭＳメッセージの最大サイズは１６０キャラクタである。もしも固定レコードサイズが使用されている場合は、内部（そして外部）メモリの容量はそのサイズのみに依存する。もしも個々のメッセージがより短く、そして可変長レコードがメモリ内で使用される場合は、更に多くのメッセージが内部メモリ内にそのメモリが満杯になる前に格納されるであろう。典型的なＮの値は１０から２０の間である。ＳＭＳメッセージがＩＮＴＭＥＭ３０の中に格納された際に、使用者にはなんらかの種類の音声信号で警報が与えられ、そして／またはひとつの実施例によれば、”メッセージ”という文字がフラッシングされるかまたは、その他の場合は移動機ステーションの表示器２２に表示される（ステップ２２０）。次に使用者はキーパッド（図示せず）上の一連のボタンを押すことによってそのメッセージを呼び出すことが出来る。本発明のひとつの実施例では、＜ＲＣＬ＞＜＊＞が使用者がメッセージを呼び出したいと欲するときの信号として使用される。この一連のキー操作は移動局ＭＳをＳＭS読みだしモードに設定する。もしもステップ２２５で適切な一連のキー操作が受け付けられなかった場合は、制御をステップ２２５に戻すことにより、使用者がキー操作を行ってＳＭＳメッセージの表示を開始させるまで、待ち状態に入れられる。一連のキー操作が受信されると（ステップ２２５）、メッセージがステップ２３０で表示される。ひとつの実施例によれば、もしも別のメッセージが、使用者が現在のメッセージを読む前に受信されると、彼には短メッセージが着信しそのメッセージを続けて読み出すことが出来る旨の通知がなされる。使用者がメッセージを読んだ後で、彼には表示器上の文字列で、そのメッセージを格納するか、メッセージを消去するか、またはＳＭＳ読みだしモードを終了して後ほどそのメッセージを読むかの問い合わせがなされる（ステップ２３５）。使用者は彼の選択をキーパッド上の適切なボタンを押すことによって示し、これはＣＰＵによって受け付けられる。使用者が押すボタンのどれを選択するかは、表示される文字列で示される。表示される個々の文字列の選択、すなわちメニューとキーパッドボタン選択の配置は、本開示を一度理解すれば通常の技量の当業者の技術範囲であるので、詳細は省く。もしも使用者がメッセージを読まずに格納するという選択肢を選んだ場合は、そのメッセージを後ほど読む旨の表示がなされ、内部メモリＩＮＴＭＥＭ３０の中に以前に格納されているメッセージには後で呼び出すために”未読”（即ち、ＲＥＡＤ）の印が付けられる（ステップ２４０）。これはＮ個の新たなメッセージが受信されるまで消去されることはない。使用者はこれらの格納されているメッセージに任意の時刻に＜ＲＣＬ＞＜＊＞を押すことによってアクセスすることが可能であり、内部メモリに格納されているメッセージは順番に読むことが出来る。特にひとつの実施例によれば、もしもメッセージが読まれずに残っていると、すなわち”未読”の印が取り外されずにいると、これは上書きされることもメモリから消去されることも無い。すなわち、もしも第Ｎ＋１番目のメッセージが受信されて、第一メッセージ番号１が”未読”タグで示されるように未読の場合、これはスキップされてメッセージ番号２が上書きされる。しかしながら、ＩＮＴＭＥＭ３０の中に格納されているメッセージが未読で、しかも異なる加入者に属する新たなＳＩＭカードが挿入されると、未読のメッセージはＩＮＴＭＥＭ３０の中に格納されているその他と共に安全の目的で消去される。もしも内部メモリが満杯で、いずれのメッセージも読まれていない場合は、ひとつの実施例によれば使用者は未読メッセージの少なくともひとつを読んで消去するかまたはＳＩＭ外部メモリに格納するように促される。別の実施例では、システムが自動的にＳＩＭ外部メモリ内のオーバーフロー域に格納する。これが過載となると使用者はメッセージの消去を開始するように促される。もしも使用者がメッセージの消去を選択すると、それはステップ２４５に於て内部メモリＩＮＴＭＥＭ３０から消去される。しかしながら、使用者は彼が消去しようとしたメッセージに”未読”フラグがオン状態の場合は、その旨が示されそれを読み終えるまで消去することが禁止される。もしも使用者がメッセージを格納することを選択すると、それはＳＩＭカード４０内の外部メモリＥＸＴＭＥＭ４５の中のひとつのアドレスに転送される（ステップ２５０）。ＥＸＴＭＥＭ４５が満杯の場合は、エラーメッセージが現れ使用者は表示器上で、ＥＸＴＭＥＭ４５内に格納されているメッセージの少なくともひとつを消去するか、または別のＳＩＭカードを挿入するように問いかけられる。ＳＩＭカード４０の外部メモリＥＸＴＭＥＭ４５内に格納されているメッセージ並びにＩＮＴＭＥＭ３０内に”未読”印が付けられて格納されているメッセージはメニューを使用して引き出して読むことが出来る。もしもこのメニューを使用して読まれたメッセージが”未読”印が付けられていた場合は、それは一度読まれるとその印は消去される。このメッセージは以降上書きも消去も可能となる。下記は本発明のひとつの実施例によるメニューの、ひとつの実現例を書いて説明するものである。説明されたメニューの詳細なソフトウェアでの実現は、この開示を見れば通常の技量の当業者の技術の範囲である。入力されるメッセージは文字列”メッセージ”と、未読メッセージの数の計数値で示される。電話機は通常の待機表示と”メッセージ”文字列との間で交替する。もしもＳＭＳメッセージ用の内部メモリ領域が満杯になると、文字列は”ＭＥＭ満杯”に変更される。入力されるＳＭＳメッセージは例えばＥＥＰＲＯＭの様な内部メモリに格納される。使用者はそれらを読み出す際にＳＩＭカードに移すことが出来る。ＳＭＳメッセージの着信は指示器によって信号表示され、これは使用者に対してメッセージ着信を通知する。命令＜ＲＣＬ＞＜＊＞はメッセージの内部メモリからの読み出しを開始するために使用される。また新たなメニューが有って、これはＳＩＭカード上のメッセージにたどりつくために使用される。メッセージ文字列は好適に、必要がなければ単語の切れ目なく提示される。メッセージの日時は好適に第一文字列と一緒に提示される。移動機端末はＳＩＭカードが別のＳＩＭカードと置き換えられたか否かを検出する。もしもそうであるなら、内部メモリ上に格納されているメッセージは除去される。格納されているメッセージの実際の除去は、新たなメッセージが（”新たな”ＳＩＭに対して）受信されるまで実行されない。受信されたメッセージ（未読メッセージ）は文字列”メッセージ”続いて文字列”ＲＣＬ＊を押せ”で表示される。ひとつの実施例によれば、この文字列は下記のごとく現在の操作者情報と共に示される：５秒間：操作者／信号強度／電池次に３秒間：メッセージｘ（ここでｘは未読メッセージの数）次に２秒間：ＲＣＬ＊を押せそして次に再び操作者情報が始まる。受信されたメッセージの数（１よりも大きい場合）は好適に、電池表示との混同を避ける為に英数字表示（ＡＮＤ）の二行目の最終位置に表示される。もしも現在のメッセージが利用可能な格納場所の最後の場合は、文字列が異なる。特に、メモリが未読メッセージで一杯の場合は、文字列”ＭＥＭ満杯”が２秒間、”メッセージ”文字列と”ＲＣＬ＊を押せ”文字列の間に提示される。音声指示もまた各々の受信メッセージに対して与えられる。加えて、最上部表示器も同様にして入力呼び出しに対してフラッシングされる。メッセージの着信を示すこのフラッシングはいずれかのキーを押すことで停止される。 ”メッセージ”並びに”ＲＣＬ＊を押せ”の文字列は、使用者が＜ＲＣＬ＞＜＊＞を押してメッセージ読み出しモードに入るか、またはメッセージメニューに入るまで表示器上に残る。この文字列は未応答呼び出し表示よりも高い優先度にある。もしもメッセージが呼び出し中に受信されると、この文字列は操作者情報と同じように放送時刻と共に提示される。電源投入時、移動機端末は”メッセージ”文字列が提示されているか否かの判定を行う（すなわち、文字列は未読メッセージが存在するか否か、またメッセージが受信されているかを実際に示す）。内部メモリ上に格納されているメッセージは命令＜ＲＣＬ＞＜＊＞を用いて読むことが出来る。最初未読メッセージが受信順に提示され、そして次に読了（しかしＳＩＭには移動されていない）メッセージが提示される。呼び出し中にメッセージを読むことも可能である（例えばプロセッサ負荷が原因で不能では無い場合）。もしも使用者がメッセージ読み出し中に＜格納＞を押すと、そのメッセージはＳＩＭカード上の外部メモリの中に移動される（そして内部メモリから消去される）。内部メモリが満杯の場合は、最も古い読了メッセージが新たなメッセージで上書きされる。もしもメモリが未読メッセージで満杯の場合は、メモリ満杯指示器が表示される。メッセージを読もうとする際にそれを選択する必要は無い。第一文字列が直ちに時刻日付のスタンプ付きで提示される。使用者が二行目にスクロールすると、ダイアルディジタル表示（ＤＤＤ）は消去され、表示中は（使用者が、キーを順番に押して電話番号をＡＮＤ（メッセージ）からＤＤＤに移動させない限り）空欄のまま維持される。表示はひとつの実施例によれば下記の規則に従う。・単語はそれが１０文字以上を含まない限り切り離さない。・単語がＡＮＤの最終位置で終わった場合は、後続の空白は除去される（すなわち、次の単語は次の”行”の第一位置から開始される）。もしも一行に複数の空白が存在する場合は、全ての空白が提示される。・もしも表示器が取り扱えない文字をメッセージが含む場合は、それらの文字は最善の代替文字に変更される。・同一の表示行はスクロールの向きに関係なく表示される。・制御文字ＣＲ（改行）及びＬＦ（行送り）は処理はされるが、表示されない。ＣＲＬＦが組み合わされて受信された場合は、ＬＦは無視される。もしもＬＦまたはＣＲが”正常な”新たな行と同時に生じる場合は、追加の行が挿入されることは無い。下記の表１はメッセージを読み取る際に考えられる使用者の動作のリストである。各メッセージは、サービスセンタ内に投函された短メッセージの時刻並びに日付を示す、時刻および日付スタンプを伴っている。時刻並びに日付はＡＮＤ上に第一文字列行と共にＨＨＭＭＤＤ−ＭＭとして提示される。新たなメッセージの最終行の後で、移動機端末は”格納？”という質問を問いかける。もしも使用者が「格納」を押すと、現在のメッセージは内部メモリからＳＩＭカードに移動される。端末はＡＮＤ上の文字列”格納完了”に応答して、格納されているメッセージの数およびＳＩＭ上のメモリ位置の番号がＤＤＤ上に提示される。もしもＳＩＭメモリが満杯でかつ使用者が「格納」を押した場合は、端末はエラーブザー音を発して文字列”メモリ満杯”を提示する。約１０秒の小休止があって、その時間の間端末は使用者がＳＭＳメニューに入り、ひとつまたは複数のメッセージをＳＩＭ外部メモリから除去することを期待する。この時間が経過すると、システムは何もせずに前の状態に戻る。もはや新たな（未読の）メッセージが無いことを示すために、＊の行が提示される。使用者が＜ＲＣＬ＞＜＊＞を入力した際に内部メモリ上にメッセージが存在しない場合は、文字列”空”が示される。メッセージの読み出し／スクロールの間の小休止は約２０秒である。もしもシステムが使用者の入力を期待している許容時間内にいずれのキーも押されなかった場合は、何も実行せずに以前の状態に入る。もしもメッセージの読み出し中に、呼び出し入力がある場合は端末はメッセージ読み出しモードから抜け出て、待機モードに戻る。そのメッセージは未読として考慮される。電池低下警報はメッセージの読み出しを中断する。そのメッセージは未読として考慮される。電力低下のためにメッセージの読み出し中に電源が切られると、そのメッセージは未読として考慮される。次に端末に電源が投入されたときに”メッセージ” 表示が現れる。新たなメニューは本発明を組み込んだ移動機端末の中に含まれており、これはＳＩＭカード上の外部メモリの上に格納されているメッセージを読み出すものである。メニューの見出しはＳＭＳに関するＳＩＭカードの実際の状態を提示する：格納されているメッセージの数と最大メッセージ数とである。メッセージは内部的に格納されているメッセージを読み出すときと同じ方法で提示される。キーは可能な限り、メッセージを提示するときに同一の機能を有するようにされている。 ”格納？”という質問は”消去？”という質問で置き換えられており、使用者が格納されているメッセージをＳＩＭカードから除去できるようにしている。ＧＳＭ標準でメッセージクラス零と規定されているメッセージは、別のメモリ位置に格納される。ＧＳＭ標準によれば、メッセージクラス零は表示器に直ちに表示されるべきメッセージとされている。クラス零メッセージの提示は単語の切り離し等その他のメッセージと同じ規則に従う。この提示は自動的に１秒間に一行で実行される。ブザーは使用者に対してこのメッセージの到着（並びに提示の開始）を通知する。その他のメッセージに対しても同じブザーが使用できる。ＵＰおよびＤＯＷＮキーは、提示／一行の戻りを早くするときに使用できる。数字キーは提示を一時的に停止するために使用できる。その他のすべてのキーはメッセージの提示を中断するときに使用できる。ひとつのクラス零メッセージを格納するためのメモリ領域が存在する。もしも先のメッセージを提示している間に新たなメッセージが到着した場合は、旧メッセージの提示が完了してから新たなメッセージに切り替わる。下記の機能はクラス零メッセージよりも高い優先順位を有する（すなわち、これらはメッセージに代わって表示される）：電池低下警報：呼び出し入力：そしてサービス中止。クラス零メッセージの提示は”メッセージ”指示よりも高い優先順位を有する。内部および外部メモリの間の協調を可能とするその他の特徴は、本発明の範囲に組み込まれるものと理解している。特定の実施例に関する先の説明は、本発明の一般的な性質を完全に明らかにしており、当業者は現在の知識を適用することにより、この様な特定の実施例を容易に変更そして／または種々のアプリケーションへの適用を、一般的な概念から離れることなく行えるであろう、従ってその様な適用および変更は開示された実施例の意味するところおよび等価の範囲の中に包括されるべきであるしまたその様に意図している。ここで使用された言い回し並びに用語は説明の目的のみであって限定するものでは無い。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号庁内整理番号ＦＩＨ０４Ｍ 3/50 Ｂ 9567−5ＧＨ０４Ｑ 7/14 7605−5ＪＨ０４Ｂ 7/26 １０３Ｆ

Claims

【特許請求の範囲】１．移動機通信端末内のメモリ間の協調を提供する設備であって、前記端末が表示装置を含み、前記設備が：少なくともひとつのメッセージを前記移動機通信端末の中に格納するための第一装置と；少なくともひとつのメッセージを受信し、受信したメッセージを格納するために前記第一装置内に格納するための装置と；表示装置上に表示されている前記少なくともひとつのメッセージに関連する命令を入力するための装置と；メッセージを格納するための第二装置で、該格納するための第二装置は取り外し可能なように前記移動機通信端末に接続でき；そして前記少なくともひとつのメッセージを、前記入力装置で入力された格納命令に応答して前記第二装置に格納するために転送する装置とを含む、前記設備。２．請求項第１項記載の設備において更に、前記格納用第二装置を前記移動機通信端末に接続するための装置を含む、前記設備。３．請求項第２項記載の設備において、前記接続するための装置が：前記端末に接続されたカード読みとり機と；前記端末と接続するために前記カード読みとり機で受け入れられるように適合された取り外し可能なカードで、前記格納用の第二装置が前記取り外し可能カードに接続されている、前記取り外し可能なカードとを含む、前記設備。４．請求項第１項記載の設備において、前記格納用の第一及び第二装置が少なくともひとつの不揮発性メモリユニットを含む、前記設備。５．請求項第４項記載の設備において、前記少なくともひとつの不揮発性メモリユニットがＥＥＰＲＯＭである、前記設備。６．請求項第１項記載の設備が、更に：前記少なくともひとつのメッセージの着信を表示するための装置と；そして前記少なくともひとつのメッセージを表示装置上に表示するための装置とを含む、前記設備。７．請求項第１項記載の設備が、更に前記格納用第一装置内に格納されているメッセージのうちのひとつを、前記入力装置からの消去命令入力に応答して消去するための装置を含む、前記設備。８．請求項第１項記載の設備が、更に前記入力装置から入力される後読み命令に応答して、読まれるべき前記メッセージのひとつに印を付けるための装置を含む、前記設備。９．請求項第１項記載の設備において、前記格納用第二装置が取り外し可能なカード上に配置され、前記設備が更に転送するために前記カードを前記設備に接続するための装置を含む、前記設備。１０．移動機通信端末であって：少なくともひとつのメッセージを受信するための受信装置と；該受信装置で受信された少なくとも一つのメッセージを格納するためのひとつの内部メモリと；メッセージを格納するための取り外し可能な外部メモリと；そして前記内部メモリと前記外部メモリとの間の協調を用意するための装置で、前記協調を用意するための装置が前記内部メモリ内に格納されている少なくともひとつのメッセージを前記外部メモリの中へ転送するための装置を含む、前記装置を含む、前記端末。１１．請求項第１０項記載の端末において、更に前記外部メモリを前記移動機端末に接続するための装置を含む、前記端末。１２．請求項第１１項記載の端末において、前記接続するための装置が：前記端末に接続されているカード読みとり機と；前記外部メモリがその上に接続されており、前記カード読みとり機の中に挿入できるように適合されている取り外し可能なカードとを含む、前記端末。１３．請求項第１０項記載の端末において、前記内部及び前記外部メモリが各各少なくともひとつの不揮発性メモリユニットを含む、前記端末。１４．請求項第１３項記載の端末において、前記少なくともひとつの不揮発性メモリユニットがＥＥＰＲＯＭである、前記端末。１５．請求項第１０項記載の端末において、更に：前記少なくともひとつのメッセージの着信を表示するための装置と；前記少なくともひとつのメッセージを表示するための装置を含む、前記端末。１６．請求項第１０項記載の端末において、更に前記少なくともひとつのメッセージに関連する命令を入力するための装置を含む、前記端末。１７．請求項第１６項記載の端末において、更に前記内部並びに外部メモリ内に格納されているメッセージのうちのひとつを、前記入力装置からの消去命令入力に応答して消去するための装置を含む、前記設備。１８．請求項第１６項記載の端末が、更に前記入力装置から入力される後読み命令に応答して、読まれるべき前記メッセージのひとつに印を付けるための装置を含む、前記設備。１９．セルラ移動機通信端末内の内部および外部メモリ間の協調を用意するための方法であって、前記方法が：受信されたメッセージを内部メモリ内に格納し；受信されたメッセージをセルラ移動機通信端末内の表示装置上に表示し；端末の使用者によって選択された表示されているメッセージに関連して、キーパッドを使用して入力される命令を受け取り；そして表示されているメッセージを命令受付手順で受け付けられた転送命令に応答して、外部メモリに転送する、以上の手順を含む前記方法。２０．請求項第１９項記載の方法において更に、命令受付手順で受け付けられた後読み命令に応答して、表示されたメッセージに対して後で読むための印を付ける手順を含む、前記方法。２１．請求項第２０項記載の方法において、複数の受信されたメッセージが内部メモリに格納され、格納するための手順が：Ｎ個の受信されたメッセージを先入れ先出し方式の内部メモリ内の場所に格納し；そしてＮ個以上のメッセージが受信された時には、先入れ先出し方式の内部メモリ内に格納されているメッセージを上書きし、その際もしもメッセージに後読み印がつけられている場合は、そのメッセージは上書きされないような手順を含む、前記方法。２２．請求項第１９項記載の方法において、更に命令受付手順で受け付けられた消去命令に応答して、内部メモリから表示されているメッセージを消去する手順を含む、前記方法。２３．請求項第１９項記載の方法において、複数の受信されたメッセージが内部メモリに格納され、格納するための手順が：Ｎ個の受信されたメッセージを先入れ先出し方式の内部メモリ内の場所に格納し；そしてＮ個以上のメッセージが受信された時には、先入れ先出し方式の内部メモリ内に格納されているメッセージを上書きし、その際もしもメッセージに後読み印がつけられている場合は、そのメッセージは上書きされないような手順を含む、前記方法。