JPH08125757A - メッセージ伝送システム - Google Patents

メッセージ伝送システム

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Publication number
JPH08125757A
JPH08125757A JP6258432A JP25843294A JPH08125757A JP H08125757 A JPH08125757 A JP H08125757A JP 6258432 A JP6258432 A JP 6258432A JP 25843294 A JP25843294 A JP 25843294A JP H08125757 A JPH08125757 A JP H08125757A
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JP
Japan
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data
message
communication terminal
transmitted
terminal
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Pending
Application number
JP6258432A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Imura
滋 井村
Hidekazu Watanabe
秀和 渡辺
Izumi Hatakeyama
泉 畠山
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 メッセージの伝送が短時間に効率良くできる
ようにする。 【構成】 第1の通信端末に用意されたメッセージデー
タを、通信管理を行うセンタに伝送して一旦記憶させ、
記憶されたメッセージデータを所定の基地局を介して第
2の通信端末に伝送するメッセージ伝送システムにおい
て、第1の通信端末から送信されるメッセージデータの
送信先の判断手段をセンタ11に設け、この判断手段で
送信先である第2の通信端末が無線電話システムに接続
される通信端末であるか否か判断し、無線電話システム
に接続される通信端末であると判断したとき、メッセー
ジデータを、無線電話システムで登録された位置の基地
局2又は3を介して伝送し、無線電話システムに接続さ
れない通信端末であると判断したとき、メッセージデー
タを、このメッセージデータに付与された送付先のデー
タに基づいた追跡処理で伝送するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は無線電話システム等の各
種無線通信システムに適用して好適なメッセージ伝送シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テレターミナルシステムなどと称
されるメッセージ伝送システムが開発されている。この
システムは、サービスエリア内に所定間隔で基地局を配
置し、通信制御を行うセンタをこの基地局と専用の通信
回線を介して接続する。そして、携帯用や車載用の端末
装置で、基地局から無線送信されるメッセージデータを
受信できるようにすると共に、この端末装置から基地局
に対してメッセージデータを送信できるようにする。こ
の場合、各端末装置には、受信したメッセージや送信す
るために入力されたメッセージを表示するための表示パ
ネルを備える。
【0003】このようなメッセージ伝送システムによる
と、各端末装置から基地局を介してセンタ或いは他の端
末装置にメッセージを伝送できると共に、センタから各
端末装置に対してもメッセージを伝送することができ
る。なお、各端末装置としては、上述したように端末装
置が備える表示パネルにメッセージデータを表示させる
代わりに、例えばパーソナルコンピュータなどのデータ
処理装置を接続して、端末側で比較的大容量のデータを
処理できるようにする場合もある。
【0004】ところで、このようなメッセージ伝送シス
テムでは、各端末装置の位置をセンタ側では認識してい
ないので、伝送するメッセージに付与された送信先の端
末の識別番号を、メッセージデータと共にセンタ側で記
憶しておく。そして、各端末装置からは、随時自局の識
別番号のデータを基地局を介してセンタに送信し、自局
に対するメッセージの有無をセンタに問い合わせる。こ
の問い合わせ時に、センタに該当するメッセージが記憶
されている場合には、この記憶されたメッセージを自局
に対して伝送させる。
【0005】このようなメッセージデータの伝送処理で
は、各端末装置がセンタに対してメッセージの有無を問
い合わせない限り、メッセージデータを受信することが
できないので、メッセージを発信してから受信できるま
でに時間がかかる可能性が高い。
【0006】このため、発信操作をする側では、送信先
の場所のデータ(ここでの場所のデータとは、どの基地
局を使用するエリア内であるかを示すデータ)を、送信
先の識別番号のデータと共にメッセージデータに付与し
て送信させる場合がある。即ち、発信操作をする側で、
送信先の端末が居る可能性が高い場所を指定する。
【0007】そして、この発信されたメッセージデータ
に付与された場所のデータで示される基地局で、指定さ
れた識別番号のデータを伝送し、該当する識別番号の端
末を探す処理を行う。そして、送信先の端末装置が、こ
のとき送信させた基地局の電波が届くエリア内に居たと
きには、この端末装置から受信できたことを示す応答信
号を送信する。そして、センタ側でこの応答信号を判別
したときには、このときの基地局を使用してメッセージ
データを送信させる。
【0008】ところが、送信先の場所のデータで示され
るエリア内に、該当する端末装置が存在しないときに
は、メッセージの伝送ができなくなってしまう。実際に
は、このようにメッセージが伝送されないことがないよ
うに、送信先の場所のデータとして、複数の場所を、各
場所毎に優先順位を付けて指定できるようにしてある。
【0009】このように複数の場所の指定ができること
で、最初に優先順位1番の場所の基地局から呼び出し信
号を送信させ、所定時間経過しても該当する端末からの
返信がないとき、優先順位2番の場所の基地局から呼び
出し信号を送信させ、以下優先順位が上位の場所から順
次送信させる処理を行う。そして、端末からの応答があ
った時点で、このとき使用した基地局を介して、メッセ
ージデータを該当する端末に対して伝送させる。
【0010】このように複数の場所の指定ができること
で、メッセージを伝送させたい端末の位置が特定できな
い場合でも、メッセージを伝送できる可能性が高くな
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
送信先の端末の場所を指定できる場合でも、メッセージ
を伝送できるまでに、比較的長く時間がかかってしまう
不都合があった。即ち、優先順位が1番の場所で直ぐに
該当する端末が探せれば、比較的早くメッセージを伝送
できるが、優先順位が下位の場所になるに従って、該当
する端末が見つかるまでの時間が長くなり、結局メッセ
ージを伝送できるまでの時間が長くかかってしまう。
【0012】これらの問題点を解決するためには、例え
ば無線電話システムと称される移動体通信システムを適
用することが考えられる。即ち、無線電話システムの場
合には、発呼があったとき、該当する端末装置(携帯電
話機)を呼び出すことが迅速にできるようにするため
に、各端末装置の現在位置を、常時センタ側に登録して
おくことが必須要件である。従って、無線電話システム
を使用すれば、端末装置の居場所が直ちに判り、メッセ
ージを迅速に伝送することができる。
【0013】ところが、無線電話システムで使用される
端末装置の場合には、通常は受信したデータを記憶する
機能がないものが多く、記憶できる場合でも比較的短い
データしか記憶できない場合がほとんどで、受信データ
の記憶ができる何らかのデータ処理端末(PDA:Pe
rsonal Digital Assistantと
称されるパーソナルデータ端末装置やパーソナルコンピ
ュータ装置など)を携帯電話機に接続して、受信したメ
ッセージデータを、このデータ処理端末装置に記憶させ
る必要がある。
【0014】従って、無線電話システムを使用してメッ
セージデータを伝送する場合には、送信先の端末に、何
らかのデータ処理端末装置が接続されている必要がある
が、実際にはPDA装置やパーソナルコンピュータ装置
などが常時携帯電話に接続されているとは限らず、この
ような装置が接続されてない場合には、端末側で受信し
たデータが記憶されないで消失してしまう。
【0015】従って、従来の無線電話システムでメッセ
ージデータを伝送させるのは、必ずしも好ましいとは言
えなかった。
【0016】本発明はかかる点に鑑み、メッセージの伝
送が短時間に効率良くできるようにすることを目的とす
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、例えば図1に
示すように、第1の通信端末に用意されたメッセージデ
ータを、通信管理を行うセンタに伝送して一旦記憶さ
せ、このセンタに記憶されたメッセージデータを所定の
基地局を介して第2の通信端末に伝送するメッセージ伝
送システムにおいて、第1の通信端末から送信されるメ
ッセージデータの送信先の判断手段をセンタ11に設
け、この判断手段で送信先である第2の通信端末が無線
電話システムに接続される通信端末であるか否か判断
し、第2の通信端末が無線電話システムに接続される通
信端末であると判断したとき、センタに記憶されたメッ
セージデータを、無線電話システムで登録された位置の
基地局2又は3を介して第2の通信端末に伝送し、第2
の通信端末が無線電話システムに接続されてない通信端
末であると判断したとき、センタに記憶されたメッセー
ジデータを、このメッセージデータに付与された送付先
のデータに基づいた追跡処理で第2の通信端末に伝送す
るようにしたものである。
【0018】また、この場合に第2の通信端末として、
この通信端末単体では、所定数の制限されたデータ量の
キャラクタデータだけを受信して処理できる場合に、第
2の通信端末に伝送するメッセージとして、所定数の制
限されたデータ量のキャラクタデータで、比較的大容量
のデータの受信処理ができる受信データ処理装置を第2
の通信端末に接続することを促すメッセージを伝送する
ようにしたものである。
【0019】また、上述した場合に第2の通信端末とし
て、この通信端末単体では、所定数の制限されたデータ
量のキャラクタデータだけを受信して処理できる場合
に、第2の通信端末に伝送するメッセージとして、所定
数の制限されたデータ量のキャラクタデータで、用意さ
れたメッセージデータのヘッダ部分だけを伝送するよう
にしたものである。
【0020】さらに、それぞれの場合に第2の通信端末
をセルラ方式の無線電話機としたものである。
【0021】さらにまた、それぞれの場合に第2の通信
端末をページャ装置としたものである。
【0022】
【作用】本発明によると、第2の通信端末が無線電話シ
ステムの端末の場合には、このシステムで登録された位
置の基地局を使用して直ちに第2の通信端末の位置を確
認することができ、メッセージデータを迅速に伝送する
処理ができる。そして、この無線電話システムを使用で
きない端末の場合には、メッセージデータに付与された
送付先のデータに基づいた追跡処理で第2の通信端末に
伝送する処理が行われ、送付先のデータに基づいて第2
の通信端末を確認出来次第メッセージデータが伝送され
る。
【0023】この場合、第2の通信端末が無線電話機な
どで、この通信機単体では、所定数の制限されたデータ
量のキャラクタデータだけを受信して処理できる場合
に、第2の通信端末に伝送するメッセージとして、所定
数の制限されたデータ量のキャラクタデータで、比較的
大容量のデータの受信処理ができる受信データ処理装置
を第2の通信端末に接続することを促すメッセージを伝
送することで、通信機単体だけでは処理できない大容量
のメッセージデータを、受信データ処理装置を接続して
受信できる可能性が高くなり、この通信機単体で受信し
てメッセージデータを消失する可能性が低くなる。
【0024】また、第2の通信端末が無線電話機など
で、この通信機単体では、所定数の制限されたデータ量
のキャラクタデータだけを受信して処理できる場合に、
第2の通信端末に伝送するメッセージとして、所定数の
制限されたデータ量のキャラクタデータで、用意された
メッセージデータのヘッダ部分だけを伝送するようにし
たことで、本来は通信機単体に受信データ処理装置を接
続しないと受信処理できないメッセージの概要が、通信
機単体で判るようになる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面を参照し
て説明する。
【0026】本例においては、メッセージデータ伝送用
の通信システムと、無線電話用の通信システムとを組み
合わせて使用するようにしたもので、図1に示すように
システム全体を構成する。図1において1は無線電話用
センタを示し、この無線電話用センタ1は無線電話シス
テムを管理する通信センタとして機能し、このセンタ1
と複数の基地局2,3‥‥とが専用の通信回線により接
続させてある。このセンタ1と複数の基地局2,3‥‥
とで構成される無線電話システムは、セルラ方式などの
既知のシステム構成とされ、例えば基地局2又は3と携
帯用無線電話機21との無線電話回線による無線通信に
より、携帯用無線電話機21が他の電話機と通話でき
る。
【0027】この場合、この無線電話システムでは、音
声データなどの通話データの伝送の他に、ショートメッ
セージサービスと称される比較的短いデータ量のキャラ
クタデータだけを伝送させて、携帯用無線電話機21の
表示パネルにこのキャラクタデータで示される文字や数
字によるメッセージを表示するサービスが用意されてい
る。
【0028】また、この無線電話システムで使用される
携帯用無線電話機21は、PDA装置と称されるパーソ
ナルデータ端末装置22などを接続ケーブル21aを介
して接続できるようにしてあり、携帯用無線電話機21
で受信したデータをパーソナルデータ端末装置22など
に供給できる。
【0029】また、図1において11はメッセージ伝送
用センタを示し、このメッセージ伝送用センタはメッセ
ージ伝送システムを管理する通信センタとして機能し、
このメッセージ伝送用センタ11と複数のメッセージ伝
送用基地局12,13‥‥とが専用の通信回線により接
続させてある。このメッセージ伝送用センタ11と基地
局12,13‥‥とで構成されるメッセージ伝送システ
ムは、上述した無線電話システムとは別に設置されたシ
ステムで、無線通信に使用する周波数帯域や通信方式な
どはそれぞれ個別に設定してある。
【0030】このメッセージ伝送用センタ11を使用し
たメッセージデータの伝送は、メッセージデータの発信
側からセンタ11に伝送されたメッセージデータを、セ
ンタ11内の記憶手段に一旦記憶させ、この記憶された
メッセージデータに付与された送付先の端末との通信回
線の接続を確認出来た段階で、記憶されたメッセージデ
ータを、この送付先の端末に伝送する処理が行われる。
【0031】この場合、メッセージ伝送用センタ11か
ら送付先の端末への伝送処理としては、メッセージ伝送
システムで用意されたメッセージ伝送用基地局12,1
3‥‥を経由した伝送ができる。即ち、例えば通信機能
付きデータ端末装置23からメッセージ伝送用基地局1
3を介してメッセージ伝送用センタ11に伝送されて一
旦記憶されたメッセージデータを、メッセージ伝送用基
地局13などを介して他の通信機能付きデータ端末装置
24に伝送することができる。
【0032】また、このようなメッセージ伝送システム
で用意された基地局12,13‥‥を使用した伝送の他
に、メッセージ伝送用センタ11から無線電話用センタ
1と無線電話用基地局2,3‥‥を中継して伝送する無
線電話回線を経由した伝送も可能にしてある。即ち、メ
ッセージ伝送用センタ11と無線電話用センタ1とは、
電話回線などにより接続させてあり、必要により無線電
話回線を経由した伝送も行うようにしてある。
【0033】さらに、メッセージ伝送用センタ11と有
線の電話回線などにより直接接続された電話機(図1の
電話機能付きデータ端末装置25など)を介したメッセ
ージ伝送もできるようにしてある。
【0034】ここで、図1に示す無線電話システムで使
用される携帯電話機21の構成の一例を、図2に示す。
図2において、51はアンテナを示し、このアンテナ5
1で受信した信号を切換スイッチ52を介してバンドパ
スフィルタ53に供給し、所定の周波数帯の信号を抽出
させる。そして、このバンドパスフィルタ53の出力を
受信アンプ54を介して周波数変換回路55に供給し、
PLL回路62が出力する送受信チャンネル選択用周波
数信号を受信信号に混合して周波数変換する。そして、
この周波数変換回路55で周波数変換されて中間周波信
号とされた受信信号を、アナログ/デジタル変換器56
に供給し、デジタルデータに変換し、変換されたデジタ
ルデータを復調回路57に供給して、この電話システム
が適用される復調方式にて受信データの復調処理を行
う。そして、復調された受信データを、音声デコーダ5
8に供給してアナログ音声信号とし、このアナログ音声
信号をアンプ60を介してスピーカ61に供給し、放音
させる。
【0035】また、復調回路57で復調された受信デー
タを、データデコーダ59に供給し、伝送データのデコ
ードやエラー訂正などを行い、訂正されたデータを、バ
スラインを介して、この電話機の各種制御を行う中央制
御装置(CPU)72に接続されたRAM74などに供
給する。
【0036】また、送信系の構成としては、マイク63
が拾った音声を、音声信号としてアンプ64を介して音
声エンコーダ65に供給し、この音声エンコーダ65で
所定のフォーマットの音声データとし、この音声データ
を変調回路66に供給する。また、RAM74などから
供給されるデータを、データエンコーダ67で伝送用の
フォーマットのデータとし、この伝送用のデータを変調
回路66に供給する。そして、変調回路66では送信用
に変調処理し、変調された信号をアナログ/デジタル変
換器68で実際に送信される波形の信号とし、この送信
信号をバンドパスフィルタ69を介して周波数変換回路
70に供給し、PLL回路62が出力する送受信チャン
ネル選択用周波数信号を送信信号に混合して送信チャン
ネルに周波数変換する。そして、この周波数変換回路5
5で周波数変換されて所定の送信チャンネルの信号とさ
れた送信信号を、送信アンプ71,切換スイッチ52を
介してアンテナ51に供給し、このアンテナ51から無
線送信させる。
【0037】なお、この送受信系の構成は、送信チャン
ネルと受信チャンネルとが等しく、送信と受信とを時分
割で行うTDMA方式が適用される構成である。
【0038】そして、この携帯無線電話機の中央制御装
置72には、バスラインを介してROM73,RAM7
4,タイマ回路75,入出力部76が接続してあり、R
OM73には電話機としての制御プログラムが記憶させ
てある。また、入出力部76を介して表示パネル77や
操作キー78が接続され、操作キー78の操作情報が中
央制御装置72に供給されるようにしてあると共に、中
央制御装置72の制御で表示パネル77に文字,数字な
どを表示できるようにしてある。この場合、この表示パ
ネル77での表示としては、ダイヤル番号などの操作状
況の表示の他に、上述したショートメッセージとして受
信したデータ(又はショートメッセージとして発信する
データ)の表示ができる。
【0039】さらに、この電話機にはICカード79が
装着できるようにしてあり、装着されたICカード79
のデータが入出力部76を介して中央制御装置72側に
伝送されるようにしてある。この場合、ICカード79
には、この電話機を使用する加入者の識別番号や暗証番
号などの個人データや、通信に使用する暗号のアルゴリ
ズムなどが記憶させてあり、正しくデータが入力された
ICカード79を装着させることで、センタ1側に登録
された電話機として使用することができる。
【0040】また、この電話機はデータ端末用端子80
を備え、この端子80に接続されたパーソナルデータ端
末装置などの各種データ処理端末装置と、電話機側(R
AM74など)との間で、データの伝送ができる。この
端末装置と電話機との間で伝送させるデータとしては、
例えば受信したメッセージデータや送信させるメッセー
ジデータが考えられる。
【0041】次に、この電話機に接続されるパーソナル
データ端末装置の構成の一例を、図3に示す。図3にお
いて81はデータ処理を制御するマイクロコンピュータ
で構成された中央制御装置(CPU)で、この中央制御
装置81はバスラインを介してROM82,RAM8
3,タイマ回路84と接続してあり、ROM82に記憶
されたプログラムデータに基づいて、RAM83に記憶
されたデータを、中央制御装置81が処理する。この場
合、計時処理が必要な場合にはタイマ回路84を使用す
る。
【0042】そして、中央制御装置81と接続されたバ
スラインには、インターフェース85を介してタッチパ
ネル86とキーボード87とが接続され(キーボード8
7はオプションとされる場合もある)、これらの操作情
報が中央制御装置81に供給される。また、液晶パネル
駆動回路88と、この駆動回路88による駆動で文字,
図形などが表示される液晶パネル89とを備え、中央制
御装置81からの指令に基づいて液晶パネル89で、文
字,図形などが表示される。この場合、上述したタッチ
パネル86は、この液晶パネル89の表面に配され、液
晶パネル89で表示された文字などにより、タッチパネ
ル86の各部が入力キーとして機能する。
【0043】さらに、外部機器との接続用端子91が、
インターフェース90を介してバスラインに接続してあ
り、このデータ端末装置と外部の機器との間でデータの
伝送ができるようにしてある。
【0044】さらに、図示はしないが、機種によっては
音声データを音声として出力させる機能を備えたものも
ある。
【0045】このように構成されるパーソナルデータ端
末装置によると、入力された文字データなどによる表示
(メッセージ,スケジュール,電話番号,アドレス等の
表示)ができると共に、スケジュールの管理や電話番号
やアドレスの検索ができる。本例の場合には、このパー
ソナルデータ端末装置が備える機能を利用して、受信し
て供給されるメッセージデータによるメッセージを表示
パネル89に表示させると共に、送信させるためのメッ
セージデータの入力処理ができるようにしてある。
【0046】なお、この図3に示したパーソナルデータ
端末装置は、接続ケーブルなどにより電話機と接続する
ことでデータの通信ができるものであり、図1に示すデ
ータ端末装置22に相当するものであるが、図1に示す
通信機能付きパーソナルデータ端末装置23,24の場
合には、メッセージ伝送用基地局12,13などと通信
できる通信回路(図2の携帯電話機の送信系及び受信系
とほぼ同様の回路)を備えたデータ端末で、メッセージ
伝送用通信システムにより直接メッセージデータの送信
及び受信ができるようにしたデータ端末である。また、
図1に示す電話機能付きパーソナルデータ端末装置25
の場合には、通常の有線電話機としての回路を備えたデ
ータ端末で、有線の電話回線用の交換局を介して他の電
話回線の加入者と通信(通話)ができるようにした端末
である。さらに、図示はしないが、携帯無線電話機とし
て機能する送信系及び受信系の回路を備えて、無線電話
システムにより直接データの送信や受信ができるデータ
端末としても良い。
【0047】次に、以上説明した各機器を使用して行わ
れる本例のメッセージ伝送について説明する。
【0048】まず、メッセージを発信する側での処理を
説明する。ここでは、例えば図1に示すシステムの中の
通信機能付きパーソナルデータ端末装置23からメッセ
ージデータの発信を行うものとし、最初にこの端末装置
23のキー操作などにより、送信するメッセージの作成
を行う。このメッセージの作成時には、例えば図4に示
すメッセージ入力画面をデータ端末装置23の表示パネ
ルに表示させる。このメッセージ入力画面では、宛先欄
501,参考配付欄502,発信者欄503,ヘッダ欄
504,本文欄505の文字データ入力欄を備える。
【0049】この入力画面の各欄について説明すると、
宛先欄501には、メッセージデータなどを配信したい
相手先を記入する。図4の例では、配信したい相手先を
3箇所(「Alpha」,「Bravo」,「Char
lie」)記入して指定した例を示している。このよう
に記入された相手先の識別番号及び電話番号は、このデ
ータ端末装置が備える電話番号やアドレスの管理機能を
使用して、自動的に判断する。
【0050】そして、参考配付欄502には、メッセー
ジデータ等の存在を知らせる必要のある相手先を記入す
る。また、発信者欄503には、発信者を記入するが、
この入力画面を選択した時点で、このデータ端末装置に
登録してある所有者名を自動的に記入するようにしても
良い。また、ヘッダ欄504は、本文のへッダ(見出し
等)を記入する。なお、ヘッダ欄504に文字などの入
力操作で記入する代わりに、予め用意されたヘッダ用の
データを選択して表示させるようにしても良い。この予
め用意されたヘッダ用のデータとして、ここではデータ
端末の接続を促すメッセージが用意されている。また、
このヘッダ欄504への記入がない場合には、本文の先
頭の所定文字数(キャラクタ数)のデータを自動的にヘ
ッダとして記入するようにしても良い。そして、本文欄
505には、メッセージとして伝送したい文字,数字な
どを記入する。或いは、手書きのグラフィックデータな
どを記入するようにしても良い。
【0051】そして本例の入力画面には、図4に示すよ
うに終了キー506,データキー507,音声キー50
8,クリアキー509,送りキー510が用意され、キ
ーボードによる上述した各欄への記入の他に、別に用意
されているデータを使用したい場合には、データキー5
07を使用して、用意された別のデータを呼び出す処理
を実行させる。また、音声データを入力させる場合に
は、音声キー508として表示された箇所を押してか
ら、対応した音声の入力処理を行う(データ端末装置側
に対応した音声処理回路がある場合に限る)。さらに、
入力した内容を全てキャンセルしたい場合には、クリア
キー509として表示された箇所を押して、初期化す
る。そして、入力画面に表示されたデータを送信する場
合には、送りキー510として表示された箇所を押し
て、ネットワーク側(即ちセンタ側)に転送する処理を
実行させる。また、終了キー506として表示された箇
所を押すことで、この入力画面表示から元の初期画面表
示などに戻る。なお、各入力欄の右端に表示されたアッ
プキーu及びダウンキーdは、各欄の内容が欄外にもあ
る場合に、表示行をシフトするためのキーで、これらの
キーとして表示された箇所を押すことで表示のスクロー
ルが行える。
【0052】このような入力画面を使用して用意された
メッセージデータの送信処理を図5のフローチャートを
参照して説明する。上述した図4に示す入力画面を使用
してメッセージの作成を行うと共に(ステップ10
1)、宛て先の記述を行った後(ステップ102)、送
信処理を行う端末側では入力されたデータの処理を行い
(ステップ103)、コマンド及びメッセージファイル
を作成する(ステップ104)。
【0053】このコマンド及びメッセージファイルは、
例えば図6に示す構成とされる。即ち、先頭部分にコマ
ンドのデータ長を示すデータ1001が配され、続いて
コマンド部1からコマンド部n(nは指定された宛て先
の数)までのデータ1002で宛て先のデータが示され
る。ここで、各コマンド部1〜nには、宛て先と電話番
号(又は識別番号)とヘッダのデータ(図面でReと表
示されているのがヘッダのデータの部分)が配される。
そして次に、本文のデータ長を示すデータ1003が配
され、続いて本文のデータ(キャラクタデータやグラフ
ィックデータなどの表示用のデータ)1004が配され
る。さらに、音声データなどの付随するデータ1006
が、そのデータ長のデータ1005と共に配される。
【0054】このように構成されるコマンド及びメッセ
ージファイルが作成されると、この端末装置と基地局と
の間の通信回線を設定させる処理を行う(ステップ10
5)。そして、設定された通信回線を介してネットワー
ク(即ちメッセージ伝送用センタ11)へコマンド及び
メッセージファイルを送信する(ステップ106)。そ
して、ネットワーク側から返送される送信結果のデータ
を受信し(ステップ107)、この送信結果を端末装置
の表示パネルに表示させた後(ステップ108)、通信
回線を切断させ(ステップ109)、送信処理を終了す
る。
【0055】次に、ネットワーク側、即ちメッセージ伝
送用センタ11へ伝送されたコマンド及びメッセージフ
ァイルの処理を、図7のフローチャートを参照して説明
する。まず、加入者からのデータを受信すると(ステッ
プ201)、このデータが本例のシステムに適用される
データ形式でのコマンド及びメッセージファイルである
か否か判断し(ステップ202)、本例のシステムに適
用されるデータ形式でない場合には、処理を中断する。
そして、本例のシステムに適用されるデータ形式である
場合には、コマンドによるデータ処理を行い(ステップ
203)、宛て先のデータを読出す(ステップ20
4)。
【0056】そして、読出した宛て先が無線電話の加入
者であるか否か判断する(ステップ205)。このとき
には、宛て先に付与された電話番号等で判断する。そし
て、無線電話の加入者であると判断したときには、ショ
ートメッセージサービス用のヘッダ(即ちショートメッ
セージのデータ)を作成する処理を行う(ステップ20
6)。このショートメッセージのデータは、相手側の端
末に表示させるデータであり、文字,数字などを表示さ
せるキャラクタデータを含むデータである。また、同一
宛て先に複数のデータがある場合には、各ヘッダをまと
めて1つのショートメッセージとするので、次に全ての
データが終了したか否か判断し(ステップ207)、残
っているデータがある場合にはステップ203に戻って
ショートメッセージデータ作成までの処理を繰り返させ
る。
【0057】そして、ステップ207で全てのデータが
終了したと判断したときには、データで指示された無線
電話の加入者へショートメッセージデータを配信する
(ステップ208)。このときには、メッセージ伝送用
センタ11から無線電話用センタ1に電話番号とショー
トメッセージデータを送り、この無線電話用センタ1か
ら無線電話用基地局2,3‥‥を使用して、無線電話用
端末に送信する。このときには、無線電話のサービスエ
リア内に該当する端末がある場合には、その位置が無線
電話用センタ1に登録してあるので、直ちに無線電話用
センタ1が該当する端末を確認して、ショートメッセー
ジデータを送信できる。
【0058】そして、このショートメッセージデータを
受信した側の無線電話端末では、この端末の表示部にキ
ャラクタデータによる文字,数字などを表示させ、この
端末の所有者に送信されるメッセージがあることが告知
される。そして、このメッセージを必要とする場合に
は、相手側の端末からメッセージを読出す要求を行い、
このメッセージの全文のデータをメッセージ伝送用セン
タ11から該当する端末に配信する(ステップ20
9)。このメッセージの読出し要求及び要求に従ったメ
ッセージデータの配信についても、無線電話用センタ1
と無線電話用基地局2,3‥‥を経由した無線電話回線
により行われる。
【0059】そして、ステップ205で、宛て先が無線
電話の加入者でないと判断したときには、該当する識別
番号の端末から登録確認が行われているか(即ちメッセ
ージの有無を確認しているか)否か判断する(ステップ
210)。そして、登録確認が行われている場合には、
この端末へメッセージデータを送信する(ステップ21
2)。このときには、メッセージ伝送用センタ11から
メッセージ伝送用基地局12,13‥‥を使用した通信
により送信し、メッセージ全文を送信する。そして、こ
のメッセージの送信を行った後には、全データの送信が
終了したか否か判断し(ステップ213)、全データの
送信が終了した場合には、メッセージ伝送の処理を終了
し、残っているメッセージデータがある場合には、ステ
ップ203に戻る。
【0060】また、ステップ210で登録確認が行われ
ていないと判断したときには、登録確認の有無の判断を
始めてから所定時間が経過するまで、この判断を繰り返
し行い(ステップ211)、所定時間が経過しても登録
確認ができないとき(即ち該当する配信先の端末を確認
できないとき)、ステップ213に移って全データの送
信が終了したか否か判断し、全データの送信が終了した
場合には、メッセージ伝送の処理を終了し、残っている
メッセージデータがある場合には、ステップ203に戻
る。
【0061】次に、このようにネットワーク側から送信
されるメッセージデータを受信する側での処理を説明す
る。まず、メッセージ伝送用基地局12,13‥‥と通
信が行われるメッセージ伝送システム用の端末(例えば
図1に示すデータ端末装置24)で受信する場合の処理
を、図8のフローチャートを参照して説明する。
【0062】この場合には、各端末がメッセージ伝送用
基地局12,13‥‥を介してセンタ11との間で通信
を行って回線設定を行い(ステップ301)、各端末か
ら自局の識別番号を送信し(ステップ302)、メッセ
ージ伝送用センタ11側に識別番号を登録する(ステッ
プ303)。
【0063】この識別番号のセンタへの登録により、自
局宛てのデータがあるか否か判断する(ステップ30
4)。ここで、自局宛てのデータをメッセージ伝送用セ
ンタ11側で記憶している場合には、現在接続された通
信回線を使用して、このセンタ側で記憶されたメッセー
ジデータを送信させ、受信する(ステップ305)。そ
して、受信したメッセージデータを端末内で処理させて
(ステップ306)、受信したメッセージの記憶や表示
を行う(ステップ307)。そして、全データの処理が
終了したか否か判断し(ステップ308)、別のメッセ
ージがある場合にはステップ305に戻って受信処理を
繰り返し行う。そして、全データの処理が終了した場合
には、端末側で受信結果を表示させた後(ステップ30
9)、センタ側と接続された通信回線を切断させて(ス
テップ310)、メッセージ受信の処理を終了する。
【0064】また、ステップ304で自局宛てのデータ
がないと判断したときには、ステップ309に移って、
端末側での受信結果の表示として、自局へのメッセージ
がないことを知らせる表示を行ってから、回線を切断さ
せる(ステップ310)。
【0065】次に、受信側の端末が無線電話用の端末の
処理を、図9のフローチャートを参照して説明する。こ
こでは、例えば図1に示す無線電話機21で受信するも
のとする。
【0066】この無線電話用端末の場合には、まずショ
ートメッセージの受信があるか否か判断する(ステップ
401)。そして、ショートメッセージの受信がある場
合には、このショートメッセージを端末の表示パネルに
表示させる(ステップ402)。そして、このショート
メッセージがメッセージデータの存在を知らせるもので
あるか否か判断し(ステップ403)、自局に対するメ
ッセージデータの存在を知らせるショートメッセージで
ある場合には、無線電話用センタ1を経由してメッセー
ジ伝送用センタ11と接続させる通信回線(無線電話回
線と両センタ間の回線)を設定し、この通信回線でメッ
セージ伝送用センタ11に記憶されたメッセージを伝送
させて受信する(ステップ404)。なお、このとき受
信に使用する無線電話機が、受信データを記憶するなど
の処理ができない場合には、この無線電話機にパーソナ
ルデータ端末装置(図1に示すデータ端末装置22な
ど)を接続してから、回線を設定させる。このデータ処
理端末装置の接続は、ショートメッセージによっては、
端末装置の接続を促す表示が行われることがある。
【0067】そして、受信したメッセージデータを処理
して(ステップ405)、端末側(無線電話機又は無線
電話機に接続されたデータ処理端末)でメッセージなど
を記憶したり表示させる(ステップ406)。そして、
全データの受信が終了したか否か判断し(ステップ40
7)、別のデータがある場合にはステップ404に戻っ
て受信処理を再度行う。
【0068】そして、全データの受信が終了した場合に
は、無線電話機側の表示パネルに受信結果を表示(メッ
セージの受信が終了したこと等を表示)させた後(ステ
ップ408)、電話回線を切断させて(ステップ40
9)、メッセージ受信の処理を終了する。
【0069】また、ステップ401でショートメッセー
ジがない場合、或いはステップ403でメッセージデー
タがない場合には、ステップ408に移って、その旨を
無線電話機の表示パネルに表示させた後、電話回線が接
続されている場合には、回線を切断させ(ステップ40
9)、受信処理を終了する。
【0070】次に、このようにして受信したメッセージ
のデータ端末装置での表示例を図10に示す。この表示
画面では、メッセージの送信元の表示欄601と、メッ
セージ本文の表示欄602とを備える。また、終了キー
603,取り込みキー604,次送りキー605,前戻
りキー606,プリントキー607が用意され、取り込
みキー604を押すことで、送信元の表示欄601に送
信元とヘッダ(Reとして表示されるデータ)とメッセ
ージデータのデータ量(バイトで表示)とが表示され
る。
【0071】そして、送信元の表示欄601に、「≫」
と表示された箇所601aが、現在メッセージ本文の表
示欄602に全文が表示されたメッセージの送信元を示
す。そして、次送りキー605(又は前戻りキー60
6)を押すことで、送信元の表示欄601に表示された
送信元順に(又は逆方向の順に)、それぞれの送信元か
らのメッセージの全文が表示される。
【0072】また、データ端末装置にプリンタ装置(図
示せず)が接続されている場合には、プリントキー60
7の操作でメッセージの全文をプリントアウトすること
もできる。なお、各入力欄の右端に表示されたアップキ
ーu及びダウンキーdは、各欄の内容が欄外にもある場
合に、表示行をシフトするためのキーである。
【0073】以上説明したメッセージの伝送処理による
と、メッセージの宛て先が無線電話システムに加入した
端末であるときには、この無線電話システムのセンタ側
に登録された位置などのデータを使用して、該当する端
末を直ちに確認してメッセージデータを送信することが
でき、短時間でメッセージを相手に送信できる。そし
て、無線電話システムに接続されないメッセージ伝送シ
ステム専用の端末である場合には、メッセージ伝送シス
テム側の通信回線を使用して、送付先の端末が確認でき
た段階で、メッセージの送信ができ、従来と同様のメッ
セージ送信ができる。なお、このメッセージ伝送システ
ムの通信回線を使用する場合の処理としては、例えば複
数の送信先を指定して、送信先の端末がいる可能性が高
い場所を順次探すなどのメッセージ伝送システムで知ら
れた各種接続処理が適用できる。
【0074】そして本例においては、無線電話システム
を介してメッセージを伝送する場合に、最初にショート
メッセージサービスでメッセージデータのヘッダ部分を
送信するようにしたので、相手側でメッセージデータの
概要が判ると共に、無線電話機にデータ処理端末装置な
どのメッセージデータ処理手段を接続させる必要がある
ことが判り、受信メッセージを消失する等の事故を防止
できる。
【0075】なお、このデータ処理端末装置の接続を促
すショートメッセージの表示としては、このことを文章
などで直接指示する表示の他に、ヘッダの表示欄(図1
0の表示欄601など)でのメッセージデータ量での表
示からも判断できる。即ち、表示されたデータ量で、電
話機単体で処理できるデータ量か否か判断でき、表示さ
れたデータ量が、電話機単体で処理できるデータ量を越
えている場合には、データ処理端末装置を接続すればメ
ッセージの全文を受信して記憶・表示できることが判
る。
【0076】また上述実施例では、メッセージデータの
実際のデータフォーマットについては特に説明しなかっ
たが、メッセージ伝送システム側で扱うフォーマット
と、無線電話システムで扱うデータフォーマットとが異
なる場合には、メッセージ伝送用センタ11或いは無線
電話用センタ1でデータフォーマットの変換処理を行う
ことで対処できる。
【0077】また上述実施例では、無線電話システムと
して、携帯用電話機などを使用して通話ができるセルラ
方式の無線電話システムとして説明したが、ページャ装
置或いはポケットベルと使用される個別呼び出し用の受
信装置を使用した無線電話システムにも適用できること
は勿論である。即ち、ページャ装置を使用した無線電話
システムの場合には、呼び出し信号と共にメッセージデ
ータを受信して表示する機能を備えたものがあり、この
メッセージデータの表示機能を使用して、上述したショ
ートメッセージを含む信号の伝送をページャ装置の基地
局側から行うことで、ページャ装置の所有者にメッセー
ジの着信があることが告知される。この場合、ショート
メッセージで、ページャ装置にデータ処理端末装置を接
続させることを促す表示をさせることもできることは勿
論である。そして、ページャ装置で受信したメッセージ
データの本文をデータ処理端末装置側で表示させること
が考えられる。
【0078】また、上述実施例ではメッセージデータと
して、表示させるための文字,図形などのデータを伝送
する場合について説明したが、音声データ,コンピュー
タ用プログラムデータ,制御データなどの他の各種デー
タをメッセージデータとして伝送できることは勿論であ
る。
【0079】
【発明の効果】本発明によると、メッセージの送付先の
通信端末が無線電話システムの端末の場合には、このシ
ステムで登録された位置の基地局を使用して直ちに送付
先の通信端末の位置を確認することができ、メッセージ
データを迅速に伝送する処理ができる。そして、この無
線電話システムを使用できない端末の場合には、メッセ
ージデータに付与された送付先のデータに基づいた追跡
処理で送付先の通信端末に伝送する処理が行われ、送付
先のデータに基づいて送付先の通信端末を確認出来次第
メッセージデータが伝送される。従って、送付先の通信
端末の種類に応じて最適な送信処理が選択され、迅速に
メッセージデータの伝送ができるようになる。
【0080】この場合、送付先の通信端末が無線電話機
などで、この通信機単体では、所定数の制限されたデー
タ量のキャラクタデータだけを受信して処理できる場合
に、伝送するメッセージとして、所定数の制限されたデ
ータ量のキャラクタデータで、比較的大容量のデータの
受信処理ができる受信データ処理装置を受信側の通信端
末に接続することを促すメッセージを伝送することで、
通信機単体だけでは処理できない大容量のメッセージデ
ータを、受信データ処理装置を接続して受信できる可能
性が高くなり、この通信機単体で受信してメッセージデ
ータを消失する可能性が低くなる。
【0081】また、送付先の通信端末が無線電話機など
で、この通信機単体では、所定数の制限されたデータ量
のキャラクタデータだけを受信して処理できる場合に、
伝送するメッセージとして、所定数の制限されたデータ
量のキャラクタデータで、用意されたメッセージデータ
のヘッダー部分だけを伝送するようにしたことで、本来
は通信機単体に受信データ処理装置を接続しないと受信
処理できないメッセージの概要が、通信機単体で判るよ
うになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のシステム構成を示す構成図
である。
【図2】一実施例のシステムが適用される携帯電話機の
一例を示す構成図である。
【図3】一実施例のシステムが適用されるデータ端末の
一例を示す構成図である。
【図4】一実施例によるデータ等の入力画面を示す説明
図である。
【図5】一実施例によるデータ等の発信処理を示すフロ
ーチャートである。
【図6】一実施例によるメッセージデータの構成を示す
説明図である。
【図7】一実施例によるネットワーク側でのデータ処理
を示すフローチャートである。
【図8】一実施例によるデータ等の受信処理を示すフロ
ーチャートである。
【図9】一実施例によるデータ等の受信処理を示すフロ
ーチャートである。
【図10】一実施例によるデータ等の出力画面を示す説
明図である。
【符号の説明】 1 無線電話用センタ 2,3 無線電話用基地局 11 メッセージ伝送用センタ 12,13 メッセージ伝送用基地局 21 携帯用無線電話機 22 パーソナルデータ端末装置(PDA装置) 23,24 通信機能付きパーソナルデータ端末装置 25 電話機能付きパーソナルデータ端末装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 12/54 12/58 H04M 3/42 J 11/00 302 9466−5K H04L 11/20 101 C

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の通信端末に用意されたメッセージ
    データを、通信管理を行うセンタに伝送して一旦記憶さ
    せ、このセンタに記憶されたメッセージデータを所定の
    基地局を介して第2の通信端末に伝送するメッセージ伝
    送システムにおいて、 上記第1の通信端末から送信されるメッセージデータの
    送信先の判断手段を上記センタに設け、該判断手段で送
    信先である上記第2の通信端末が無線電話システムに接
    続される通信端末であるか否か判断し、 上記第2の通信端末が無線電話システムに接続される通
    信端末であると判断したとき、上記センタに記憶された
    メッセージデータを、上記無線電話システムで登録され
    た位置の基地局を介して上記第2の通信端末に伝送し、 上記第2の通信端末が無線電話システムに接続されてな
    い通信端末であると判断したとき、上記センタに記憶さ
    れたメッセージデータを、このメッセージデータに付与
    された送付先のデータに基づいた追跡処理で上記第2の
    通信端末に伝送するようにしたメッセージ伝送システ
    ム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のメッセージ伝送システム
    において、 上記第2の通信端末として、この通信端末単体では、所
    定数の制限されたデータ量のキャラクタデータだけを受
    信して処理できる場合に、 上記第2の通信端末に伝送するメッセージとして、上記
    所定数の制限されたデータ量のキャラクタデータで、比
    較的大容量のデータの受信処理ができる受信データ処理
    装置を上記第2の通信端末に接続することを促すメッセ
    ージを伝送するようにしたメッセージ伝送システム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のメッセージ伝送システム
    において、 上記第2の通信端末として、この通信端末単体では、所
    定数の制限されたデータ量のキャラクタデータだけを受
    信して処理できる場合に、 上記第2の通信端末に伝送するメッセージとして、上記
    所定数の制限されたデータ量のキャラクタデータで、用
    意されたメッセージデータのヘッダ部分だけを伝送する
    ようにしたメッセージ伝送システム。
  4. 【請求項4】 請求項1,2,3のいずれか1項記載の
    メッセージ伝送システムにおいて、 上記第2の通信端末がセルラ方式の無線電話機であるメ
    ッセージ伝送システム。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3のいずれか1項記載の
    メッセージ伝送システムにおいて、 上記第2の通信端末がページャ装置であるメッセージ伝
    送システム。
JP6258432A 1994-10-24 1994-10-24 メッセージ伝送システム Pending JPH08125757A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003507805A (ja) * 1999-08-12 2003-02-25 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) 無線通信システムにおけるテキストメッセージのマルチメディア添付ファイルを送信するシステム及び方法
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