JPH0838198A - Pcrによる長鎖核酸配列の増幅 - Google Patents
Pcrによる長鎖核酸配列の増幅Info
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Abstract
CR)による10キロ塩基より長い核酸配列(例えばDN
A配列)の増幅のための方法と試薬を提供することであ
る。 【構成】 本法は、テルムス・テルモフィラスからの第
一の耐熱性DNAポリメラーゼと、テルモコッカス・リ
トラリス、ピロコッカス種GB−Dまたはテルモトガ・
マリチマからの3′→5′エキソヌクレアーゼ活性を有
する少量の第二の耐熱性DNAポリメラーゼとの組合せ
から成る組成物を使用する。 【効果】 このDNAポリメラーゼ組成物は、開示され
る反応緩衝液と共に使用すると、少なくとも長さ42.2キ
ロ塩基までのDNA配列の増幅を可能にする。
Description
と核酸化学の分野に関する。より詳しくは、本発明はポ
リメラーゼ連鎖反応による長鎖核酸配列の増幅方法に関
する。
配列の増幅のための有力な手段であるポリメラーゼ連鎖
反応(PCR)は米国特許第 4,683,202号、同第 4,68
3,195号、同第 4,800,159号および同第 4,965,188号に
開示されている。PCRは、最も単純な形態では、相補
鎖にハイブリダイズし且つ標的DNA中の着目の領域に
隣接する2つのオリゴヌクレオチドプライマーを使って
特定のDNA配列の酵素的合成を行う試験管内法であ
る。反復性の一連の反応段階は鋳型の変性、プライマー
アニーリングおよびアニールしたプライマーのDNAポ
リメラーゼによる伸長を含み、結果として末端がプライ
マーの5′末端により規定された特定断片の幾何数列的
蓄積をもたらす。PCRは109 倍の特定DNA配列の選
択的増加を行うことができる。PCR法はSaiki ら, 19
85, Science 230: 1350-1354にも記載されている。
伝学、集団遺伝学、法生物学、並びにゲノム地図作成お
よび配列決定計画において広く応用されている。しかし
ながら、現行のPCRは確実に増幅できるDNA領域の
サイズに限界がある。PCRの長さ制限を克服するため
の試みは、Glukhov ら, 1991, Molek. Biol.25:1602-16
10 ; Kainzら, 1992, Anal. Biochem. 202:46-49 ; Oh
ler およびRose, 1992, PCR Meth. Applic. 2:51-59 ;
Ponce およびMicol, 1992, Nucl. Acids Res. 20:623並
びにRychlik ら, 1990, Nucl. Acids Res. 18:6409-64
12に報告されている。5〜15 kb の配列の増幅が達成さ
れたが、報告された長鎖生成物の収率は低かった。
R法は、長鎖で低コピー数の挿入材料の増幅を通して、
またPCRを使った突然変異誘発においてより大きな組
換え構成物の構築を可能にすることにより、ゲノム地図
作成や配列決定並びに分子クローニングを容易にするだ
ろう。少なくとも25 kb の標的の高収率でのPCR増幅
を可能にするような方法が要望される。
的のPCR増幅のための改善された方法と試薬を提供す
る。本発明の一観点は、本発明の方法において有用であ
る耐熱性DNAポリメラーゼの組合せに関する。
クレアーゼ活性を示さない高活性の耐熱性DNAポリメ
ラーゼであるテルムス・テルモフィラス(Thermus ther
mophilus)DNAポリメラーゼと、第二にいずれも3′
→5′エキソヌクレアーゼ活性を示す耐熱性DNAポリ
メラーゼであるテルモコッカス・リトラリス(Thermoco
ccus litoralis)DNAポリメラーゼ、ピロコッカス
(Pyrococcus)種GB−D DNAポリメラーゼまたは
テルモトガ・マリチマ(Thermotoga maritima)DNA
ポリメラーゼのいずれかとから成る。
うのに有用な緩衝液に関する。本発明の別の観点は、上
述の耐熱性酵素の特定の組合せを使ったPCR増幅に関
する。反応条件は、長さ42キロ塩基までの核酸標的配列
の増幅を可能にするように特定される。本発明の別の観
点は、本発明の方法を実施する際に有用な試薬を含んで
成るキットに関する。そのようなキットは、上述の耐熱
性DNAポリメラーゼの組合せと、所望により本発明の
方法において有用である追加の増幅試薬とを含んで成
る。
の用語を下記に定義する。「増幅反応混合物」なる用語
は、本明細書中で使用する時、標的核酸を増幅するのに
使われる様々な増幅試薬を含んで成る水溶液を指す。そ
のような試薬は、プライマー、酵素、水性緩衝液、塩
類、標的核酸、およびデオキシヌクレオシド三リン酸
(通常のものと通常でないものの両方)を包含する。状
況に応じて、増幅反応混合物は完全な反応混合物または
不完全な反応混合物のいずれかであることができる。
る用語は、プライマー、プローブ、および検出しようと
するオリゴマー断片を指し、ポリデオキシリボヌクレオ
チド(2−デオキシ−D−リボースを含む)、ポリリボ
ヌクレオチド(D−リボースを含む)、およびプリンも
しくはピリミジン塩基または修飾されたプリンもしくは
ピリミジン塩基のN−グリコシドである他の任意の形の
ポリヌクレオチドを総称するものである。「核酸」およ
び「オリゴヌクレオチド」の用語の間には何ら意図する
区別はなく、それらの用語は互いに交換可能に用いられ
るだろう。それらの用語は分子の一次構造にのみ言及す
る。よって、それらの用語には二本鎖および一本鎖DN
A、並びに二本鎖および一本鎖RNAが包まれる。
ドペントース環の5′リン酸がその隣の3′酸素にホス
ホジエステル結合によって一方向で結合するような形で
反応してオリゴヌクレオチドを形成するので、オリゴヌ
クレオチドの末端は、その5′リン酸がモノヌクレオチ
ドペントース環の3′酸素に結合していないならば
「5′末端」と称し、その3′酸素が次のモノヌクレオ
チドペントース環の5′リン酸に結合していないならば
「3′末端」と称する。
々な要因並びに該オリゴヌクレオチドの最終機能または
最終用途に依存する。オリゴヌクレオチドは、例えば、
適当な配列のクローニングと制限酵素処理、並びにNara
ngら, 1979, Meth. Enzymol.68:90-99のホスホトリエス
テル法;Brown ら, 1979, Meth. Enzymol. 68:109-151
のホスホジエステル法;Beaucageら, 1981, Tetrahedro
n Lett. 22:1859-1862のジエチルホスホルアミダイト
法;および米国特許第 4,458,066号の固体支持体法など
の方法による直接化学合成を包含する任意の適当な方法
により、調製することができる。
ション」なる用語は、相補的塩基対合によって生じる2
つの一本鎖核酸による二重型構造の形成を意味する。ハ
イブリダイゼーションは相補的核酸鎖間、または小領域
の不正対合を含む核酸鎖間で起こり得る。核酸二重鎖の
安定性は融解温度すなわち「Tm 」により評価される。
Tm は、塩基対の50%が解離される温度(限定されたイ
オン強度とpHの下で)である。核酸化学技術者は、例え
ばオリゴヌクレオチドの長さ、オリゴヌクレオチドの塩
基組成と配列、イオン強度および不適正塩基対の発生率
を包含する多数の変数を経験的に考慮しながら、二重鎖
安定性を決定することができる。
ズするような条件を「緊縮ハイブリダイゼーション条
件」と称する。緊縮(stringent)ハイブリダイゼーショ
ン条件は当業界で公知である(例えば、Sambrookら, 19
85, Molecular Cloning - A Laboratory Manual, Cold
Spring Harbor Laboratory, Cold Spring Harbor, NewY
orkを参照のこと)。一般的に、緊縮条件は、限定され
たイオン強度とpHにおける特定配列のTm よりも約5℃
低くなるように選択される。典型的には、緊縮条件は、
pH 7において塩濃度が少なくとも約0.2 モルであり且つ
温度が少なくとも約60℃であるような条件であろう。ハ
イブリダイゼーション条件の緊縮性(stringency) を緩
めると、配列の不正対合が寛容されるようになるだろ
う。寛容される不正対合の程度はハイブリダイゼーショ
ン条件の適当な調整により制御することができる。
つの一本鎖核酸を、「実質上相補的」と称する。実質上
相補的な配列の適当な二重鎖は、低緊縮ハイブリダイゼ
ーション条件下で得ることができる。核酸化学技術者
は、例えばオリゴヌクレオチドの長さと塩基対濃度、イ
オン強度および不適正塩基対の発生率を包含する多数の
変数を経験的に考慮しながら、二重鎖安定性を決定する
ことができる。
用語は、天然型であろうと合成型であろうと、核酸鎖に
相補的なプライマー伸長生成物の合成が誘導される条件
下に置いた時に、すなわち適当な緩衝液中に且つ適当な
温度で4種の異なるヌクレオシド三リン酸と重合剤(す
なわちDNAポリメラーゼまたは逆転写酵素)の存在下
に置いた時にDNA合成の開始点として作用することが
できるオリゴヌクレオチドを指す。プライマーは好まし
くは一本鎖オリゴデオキシリボヌクレオチドである。プ
ライマーの適切な長さは該プライマーの意図する用途に
依存するが、典型的には15〜35ヌクレオチドの範囲であ
る。短いプライマー分子は一般に、鋳型と十分に安定な
ハイブリッド複合体を形成するのにより低い温度を必要
とする。
必要はないが、鋳型とハイブリダイズするのに十分な程
に相補的でなければならない。プライマーは、該プライ
マーの検出または固定化を考慮に入れているがDNA合
成の開始点として作用するという該プライマーの基本的
性質を変えないような追加の特徴を含むことができる。
例えば、増幅された配列のクローニングに有用な制限酵
素開裂部位を提供するために該プライマーの末端に非相
補的配列を置くことができる。
流」なる用語は、標的配列に沿ったプライマー結合部位
の位置を指す。上流プライマーは標的配列の非コード鎖
にハイブリダイズし、従って標的配列のコード鎖の部分
配列である増幅された配列の5′末端を形成する。同様
に、下流プライマーは標的配列のコード鎖にハイブリダ
イズし、従って標的配列の非コード鎖の部分配列である
増幅された配列の5′末端を形成する。
「標的核酸配列」なる用語は、増幅、検出、またはその
両方を行おうとするオリゴヌクレオチドの領域を指す。
標的配列は増幅に用いる2つのプライマー配列の間にあ
る。本明細書中で使用する「耐熱性ポリメラーゼ」なる
用語は、例えばE.コリ(E. coli )由来のヌクレオチ
ドポリメラーゼに比べて熱に対して比較的安定であり、
且つヌクレオシド三リン酸の重合を触媒する酵素をい
う。一般的に、該酵素は標的配列にアニールしたプライ
マーの3′末端のところで合成を開始し、そして合成が
終わるまで鋳型鎖に沿って5′方向に進行するだろう。
ス (Tth)からのDNAポリメラーゼと、テルモトガ・マ
リチマ(Tma) 、ピロコッカス種GB−Dまたはテルモコ
ッカス・リトラリス (Tli)のいずれかからのDNAポリ
メラーゼとの特定の組合せを使用する。本明細書中で使
用する「3′→5′ヌクレアーゼ活性」および「プルー
フリーディング活性」なる用語は、それによってオリゴ
ヌクレオチドの3′末端から順次にヌクレオチドが除去
される鋳型特異的核酸ポリメラーゼの活性をいう。
れた速度で核酸を合成するのに必要とされる酵素の量の
尺度である。本明細書に指摘される活性単位は、下記に
列挙されるように、各ポリメラーゼのそれぞれの供給者
によって定義された通りである。活性は異なる特定条件
下で評価され得るため、ある酵素の活性をそのまま別の
酵素の活性と比較することはできないだろう。
NAポリメラーゼ(rTth)とテルモトガ・マリチマからの
組換えDNAポリメラーゼ(UlTma) はPerkin Elmer社,
Norwalk, CT から市販されている。rTthまたは UlTmaTM
DNAポリメラーゼの1単位は、商品供給者のPerkin E
lmer社により、次のものから成る50μl の反応液中で10
分間のインキュベーションにおいて測定した時、74℃に
て30分間で10ナノモルのdNTPを酸不溶性材料中に取り込
むであろう酵素の量として定義されている:
ル) 活性型サケ精子DNA 100 mM KCl 2.2 mM MgCl2 25 mM TAPS〔トリス(ヒドロキシメチル)メチルアミノ
プロパンスルホン酸、ナトリウム塩〕, 25℃でpH 9.3 1 mM β−メルカプトエタノール
DNAポリメラーゼ (VentR ;登録商標) とピロコッカ
ス種GB−Dからの組換えDNAポリメラーゼ(Deep Ve
ntR;登録商標) はNew England Biolabs 社, Beverly,
MA から市販されている。VentR または Deep VentR D
NAポリメラーゼの1単位は、商品供給者New England
Biolabs 社により、次のものから成る反応液中で75℃に
て30分間で10ナノモルのdNTPを酸不溶性材料中に取り込
むであろう酵素の量として定義されている:
微生物学および組換えDNA技術の常用技術は文献中に
詳細に説明されている。例えば、Sambrook, Fritsch お
よびManiatis, Molecular Cloning; A Laboratory Manu
al, 第2版(1989); Oligonucleotide Synthesis (M.
J. Gait編, 1984) ; Nucleic Acid Hybridization (B.
D. Hames & S.J. Higgins 編, 1984) ; A Practical Gu
ide to Molecular Cloning (B. Perbal, 1984) ;並びに
Methods in Enzymology (Academic Press Inc.)のシリ
ーズを参照のこと。
ための改善された方法と試薬および提供する。短鎖核酸
配列の増幅のためのPCR増幅方法は当業界で公知であ
り、米国特許第 4,683,195号、同第 4,683,202号および
同第 4,965,188号に記載されている。Perkin Elmer社,
Norwalk, CT といった商品販売業者がPCR試薬を販売
しておりPCRプロトコールを発表している。本発明に
より提供される利点を容易に理解するために、PCRの
要約を与える。
の標的配列を変性させ、変性された標的の各鎖にプライ
マーをアニールさせ、そしてDNAポリメラーゼの作用
によってプライマーを伸長させる。この工程を典型的に
は25〜40回繰り返す。2つのプライマーは標的核酸配列
の反対の末端にアニールし、そして各プライマーの伸長
生成物が標的配列の相補的コピーであり且つその相補体
から分離された時に他方のプライマーにハイブリダイズ
することができるような方向で標的核酸配列にアニール
する。各サイクルは、100 %の効率であったとすれば、
存在する標的配列の数の倍増をもたらすだろう。
めには、幾つかの必要条件を満たさなければならない。
第一に、標的配列が完全に変性されなければならない。
標的が長くなれば、比較的高い融解温度のために不完全
な変性になりやすい高GC部分を益々多く含むようにな
る。不完全な鎖分離は標的DNAの迅速な復元を生み、
恐らくPCRプライマーのアニーリングや伸長を妨げる
だろう。第二に、伸長時間が各PCRサイクルにおいて
鎖の合成を完結させるほど十分に長くなければならな
い。第三に、長鎖標的が増幅の間の分解に対して保護さ
れなければならない。
より受けやすい。従って、最初の鋳型の完全性とその後
のPCR中の鎖の生き残りが重要な考慮すべき点であ
る。本発明の方法は、ゲノムDNAからの単一コピー遺
伝子の増幅に必要な特異性やポリメラーゼ活性を傷つけ
ることなく、長鎖のPCRのためのそれらの必要条件を
満たすように考案される。標的の鎖分離を改善し、伸長
時間を延長し、そして鋳型DNAを熱循環中の分解から
保護することは、増幅可能な最大標的長さを大きく増加
させるが、23〜42kb 範囲の標的の効率的増幅を達成す
るには不十分である。長鎖標的分子の増幅を達成する際
の制限要因は核酸合成の忠実度である。
オチドの誤った取り込みは、効率的に増幅させることが
できる標的の長さを制限する。鋳型と不正対合している
3′末端塩基のプライマー伸長への影響は Huangら, 19
92, Nucl. Acids Res. 20:4567-4573において記載され
ている。誤って取り込まれたヌクレオチドの存在は、鎖
の合成を早々に終わらせ、次の回の増幅に向かう鋳型鎖
の数を減少させ、かくして長鎖標的の増幅の効率を低下
させてしまう。誤って取り込まれるヌクレオチドのレベ
ルが低くても、10 kb より長い配列では致命的となり得
る。
に少量の耐熱性3′→5′エキソヌクレアーゼまたは
「プルーフリーディング」活性が存在すれば、DNA合
成の忠実度は改善される。プルーフリーディング活性
は、誤って取り込まれたヌクレオチドを除去しなお且つ
優勢的なポリメラーゼ活性により完全な鎖合成を可能に
することにより、長鎖生成物の収率を明らかに改善す
る。本発明の重要な面は、3′→5′エキソヌクレアー
ゼ活性とポリメラーゼ活性の両方を提供することにより
増幅可能な最大標的長さを大きく増加させる、耐熱性D
NAポリメラーゼの特定混合物に関連する。
活性はTth DNAポリメラーゼ中には認められない(My
ers およびGelfand, 1991, Biochemistry 30:7661-766
6)が、テルモコッカス・リトラリス(Thermococcus li
toralis)、ピロコッカス(Pyrococcus)種GB−Dお
よびテルモトガ・マリチマ(Thermotoga maritima)か
らのDNAポリメラーゼには内在している。しかしなが
ら、VentR (登録商標)DNAポリメラーゼだけによる
長鎖標的の増幅は、3′→5′エキソヌクレアーゼ活性
を示さないTth DNAポリメラーゼを使った時よりも低
効率である。増幅効率の低下はおそらく、少なくとも部
分的には、3′→5′エキソヌクレアーゼ活性とポリメ
ラーゼ活性との競争から生じる正味処理能力の低下とプ
ライマー分解によるのであろう。
メラーゼ活性の相対量はDNAポリメラーゼを混合する
ことにより調節することができる。Tth DNAポリメラ
ーゼのような第一の活性ポリメラーゼと、Tli DNAポ
リメラーゼのようなプルーフリーディング活性を持つ少
量の第二のポリメラーゼとを組み合わせることにより、
第一のポリメラーゼ中に内在する活発なDNAポリメラ
ーゼ活性とプルーフリーディング活性の利点を結び付け
ることができる。
長鎖標的分子の増幅効率に影響を及ぼす。伸長時間、補
助溶剤およびポリメラーゼ(3′→5′エキソヌクレア
ーゼ活性を持つものと持たないもの)が最も重要なパラ
メーターであるが、反応緩衝液のpHと組成、塩(K+ お
よびMg2+)、並びにプライマー設計もまた長鎖標的の増
幅の成功にとって重要な変数である。長鎖標的の増幅効
率に対するPCR増幅の個々の成分の影響を下記に記述
する。
使用し、反応温度は標的核酸が変性される高温と、変性
された標的配列にプライマーがアニールしてプライマー
伸長が起こる低温とを交互に繰り返す。各サイクルにお
ける各段階の時間と温度が増幅効率に影響する。
的の変性を達成することができる。しかしながら、変性
温度の上昇は脱プリンなどの損傷の速度を増加させるこ
とになり、増幅効率を低下させると共にポリメラーゼ活
性の損失を増大させ得る。標的核酸の完全な変性を達成
することは重要だけれども、それと同時に標的の損傷速
度を最小にしなければならない。結果として、適度の変
性温度(GC含量に依存して、例えば約94℃)が好まし
く、後述のような補助溶剤の添加によって変性の完全性
が改善される。
℃)は一部相同の標的部位へのプライマーのハイブリダ
イゼーションを減らし、それによって二次的なプライミ
ング部位からの生成物の合成を最少にする。実施例に記
載されるようなλDNA標的を使った増幅では、68℃で
最低5〜6分が必要とされる。より緊縮な70〜75℃のア
ニーリング段階を加えても収率は有意に向上しない。同
様に、潜在的に問題となる高GCまたは高AT部分を仲
裁するための温度スパイクを含む複雑な温度プロフィー
ルもあまり有益ではない。
完結させる伸長時間が重要である。20 kb よりも長い標
的の増幅には、どの各サイクルにおいても少なくとも12
分で且つ22分以下のアニーリングおよび伸長時間が好ま
しい。最少伸長時間は後述のような他の要因、例えば補
助溶剤濃度に依存する。使用する初期伸長時間が約12分
であってサイクル毎に15〜20秒ずつ伸長時間を増加させ
る増幅反応は、増幅の間ずっと15分以上の伸長時間を使
う反応よりも非特異的生成物の形成が少ない。Perkin E
lmer社, Norwalk, CT により販売されている熱循環器の
自動延長という特色は、増幅反応中の伸長時間を増加さ
せるのに便利な方法である。
合される。低緊縮条件の低温は、別のプライマーや一部
相同の標的配列へのプライマーの結合を引き起こし得
る。この非特異的プライマー結合からも伸長生成物が形
成され、非常に有能な標的競争相手として働く短鎖生成
物となり、それによって所望の長鎖生成物の増幅効率を
減少させ得る。
異的結合を防ぐのに十分な程に反応温度が上昇するまで
伸長反応を阻止することにより、非特異的プライマーハ
イブリダイゼーションからのプライマー伸長生成物の合
成を最小限にとどめる。ゲノム鋳型は標的プライマー配
列に対して一部相同の配列を含みそうなので、長鎖標的
の増幅効率を最大にするにはホットスタートプロトコー
ルが重要である。
増幅混合物の温度が75〜80℃に上昇するまで必須のPC
R反応成分を加えないでおくことを含む。その例として
は、DNAポリメラーゼかまたはDNAポリメラーゼ活
性の必須触媒であるMg2+のいずれかを加えないでおくこ
とが挙げられる。1つのホットスタートプロトコールで
は、変性温度に到達した後で必須成分を手動で添加す
る。あるいは、熱感受性障壁、例えば反応温度で融解す
るワックスを使って、反応成分を試験管内で隔離するこ
とにより必須反応成分を加えないでおく。これは、反応
試験管を開封しなければならない回数を最少にし、それ
によって汚染の可能性を減らす。
のホットスタートプロトコールは、ウラシル−N−グリ
コシラーゼを使用して増幅混合物温度を上昇させる前に
形成した非特異的生成物を分解する方法である(PCT
特許公報WO 92/01814 を参照のこと)。
混合物を適当な重合条件下でDNAポリメラー ゼと共にインキュベートした時にプライマー伸長反応が
起こる。それらの条件は、二価カチオン、一価カチオ
ン、4種全てのデオキシリボヌクレオチド三リン酸(dNT
Ps) および緩衝剤を含有する反応混合物により提供され
る。変性条件に影響を及ぼす補助溶剤を反応混合物に添
加してもよい。それらの成分の各々が伸長反応の効率に
影響を及ぼすので、それらを別々に下記に考察する。
択は、標的の長さや配列の複雑さが増加するにつれて特
に重要になってくる。Tth DNAポリメラーゼとTli D
NAポリメラーゼの組合せは、長鎖PCR生成物の最も
効率的な増幅を提供し、且つ長さ40 kb を越える標的の
増幅を可能にする。
最適量は、試料中に存在する標的配列のコピー数を含む
多数の要因に依存する。高コピー数反応(標的コピー数
≧10 7 )では、50μl 反応液あたり 2〜2.5 単位(U)
のTth DNAポリメラーゼを使うことによって高収率が
得られる。ポリメラーゼ濃度を更に増加させると、増幅
生成物をアガロースゲル電気泳動で検出する時に高いバ
ックグラウンドレベルが生じる。しかしながら、低コピ
ー数反応(標的コピー数≦104 )では、50μl反応液あ
たり約0.8 〜1UのTth DNAポリメラーゼを使った時
に特異性が最大になる。中程度の標的コピー数では、中
程度のポリメラーゼ濃度を使った時に最大収率が達成さ
れる。最適ポリメラーゼ濃度は二価カチオン濃度にも依
存する。高いMg2+濃度では、非特異的生成物の蓄積を最
小にするためにポリメラーゼ濃度を減少させた。
Rを行うと、高コピー数ファージλDNA試料から増幅
可能な最大標的サイズは約23 kb に限られることがわか
った。同様に、低コピー数ファージλDNA試料から増
幅可能な最大標的サイズは約10〜12 kb に制限されるこ
とがわかった。少量の耐熱性3′→5′エキソヌクレア
ーゼを添加することにより、増幅可能な標的のサイズの
大幅な増加が達成される。
には3′→5′エキソヌクレアーゼ活性は認められな
い。Tth DNAポリメラーゼを、プルーフリーディング
活性を有する少量の耐熱性DNAポリメラーゼ、例えば
テルモコッカス・リトラリス(Thermococcus litorali
s)、ピロコッカス(Pyrococcus)種GB−Dまたはテ
ルモトガ・マリチマ(Thermotoga maritima)からのD
NAポリメラーゼと組み合わせることにより、プルーフ
リーディング活性が加えられる。それらのDNAポリメ
ラーゼはいずれも低濃度で、Tth DNAポリメラーゼを
使ったPCRにより増幅可能な標的サイズの範囲を拡大
するのに効果的である。しかしながら、TthDNAポリ
メラーゼとTli DNAポリメラーゼの組合せが最も確実
で且つ効率的であることがわかった。
応液中の標的コピー数≧107 )からの増幅には、2 〜2.
5 UのTth DNAポリメラーゼにつき約0.015 〜0.15U
のTli DNAポリメラーゼである。低コピー数試料(50
μl 反応液中の標的コピー数≦104 )からの増幅には、
最適濃度比は0.8 〜1UのTth DNAポリメラーゼにつ
き約0.015 〜0.15UのTli DNAポリメラーゼである。
より高濃度のTli DNAポリメラーゼは、おそらくプラ
イマー分解のため、収率を減少させる。
幅に重要な反応成分である。多数の補助溶剤がPCRを
促進させると報告されている。それらにはグリセロー
ル、ジメチルスルホキシド(DMSO)、ポリエチレングリ
コールおよびホルムアミドが挙げられる。補助溶剤が長
鎖標的の増幅効率に影響を及ぼし得る1つの作用は、D
NAポリメラーゼの耐熱性を増加させることによるもの
である。耐熱性の増加は、繰り返される高温変性段階の
間のDNAポリメラーゼ活性の損失を遅らせる。
鎖分離温度を効果的に低下させ、かくして鋳型の変性を
促進しそしてプライマーアニーリングの特異性を増大さ
せることである。例えば、10%グリセロールの添加によ
って融解温度を2.5 〜3 ℃下げることができる。従っ
て、補助溶剤の添加により、変性温度を上昇させる(こ
れは後述するように、同時に標的分子の分解を増加させ
るであろう)ことなく、標的変性の完全性を増大させる
ことができる。
(v/v) グリセロールを含有する。増幅反応液に添加され
るグリセロール量の増加は、長鎖標的配列の増幅を有意
に改善することができる。標準的Tth PCR緩衝液に5
%(w/v) グリセロールを補足することから、9.4 kb標的
の収率の有意な増加が得られる。下記に記載する百分率
は、使用する様々な酵素原液からのグリセロール寄与を
含まない。
度で単独で使用することもできる。しかしながら、長鎖
標的にはグリセロールとDMSOの併用がより効果的であ
る。好ましい濃度組合せは5〜14%(w/v) グリセロール
と0.5 〜5%(v/v) DMSOを含む。例えば、1〜3%(v/
v) DMSOと10%グリセロールの組合せにより、またはと
もに5%の両補助溶剤を使うことにより、長さ25〜34 k
b のファージλ標的の増幅が増強された。長さ35〜42 k
b のファージλ標的の増幅は、8〜9%グリセロールと
5%DMSOの組合せにより最も増強された。更に、3%DM
SOと10%グリセロールの組合せにより、34 kb までの標
的が10分の伸長時間で容易に増幅され;1%DMSOと10%
グリセロールの組合せでは、増幅は26 kb の標的に制限
された。好ましい組合せは10%グリセロールと2.25%DM
SOから成る。
ラーゼの耐熱性を減少させる。しかし、10%DMSOにつき
5.5 〜6 ℃の融解および鎖分離温度の低下は、長鎖PC
Rにおいて優勢な効果となることができる。DMSOの添加
はまた、脱プリンおよび/または鎖切断の速度を減少さ
せることによりDNAの安定性も増大させ、そして鎖の
復元を加速させ得る。グリセロールとDMSOの組合せによ
る融解および鎖分離温度の減少は、通常、単独での各成
分の効果を加算することによって概算された全減少量と
一致する。上述したような補助溶剤の添加による融解お
よび鎖分離温度の効果的低下から生じる収率の増加は、
PCR中の変性またはアニーリング温度を上昇させるこ
とにより容易に再現できるものではない。
反応液のpHを増加させると、熱サイクル中の鋳型DNA
の分解を減少させることができる。PCR増幅混合物は
pH緩衝化されるが、典型的なPCR反応のpHは、反応緩
衝液の温度依存性のために温度サイクル中で相当異な
る。典型的なPCRで使われる緩衝剤はTrisであり、こ
れは1℃あたり-0.031のΔpKa を有する。より小さなΔ
pKa を有する緩衝剤を使うことによって温度サイクル中
のpHの変動を小さくすることができる。
のΔpKa を有するトリス(ヒドロキシメチル)メチルグ
リシン〔トリシン〕と、1℃あたり-0.018のΔpKa を有
するN,N−ビス(ヒドロキシエチル)グリシン〔バイ
シン〕である。両数値は20℃と0.1 Mイオン強度にて測
定したものである(GoodおよびIzawa, 1972, Meth. Enz
ymol. 24, Part B: 53-68 を参照のこと)。トリシン緩
衝液とバイシン緩衝液のいずれか一方を使うと、典型的
なTris緩衝液を使った時よりも高温反応条件中でpHが高
いままであり、温度サイクルから生じるpHの変動が減少
する。
用するDNAポリメラーゼに依存する。Tth DNAポリ
メラーゼを使う場合、pH 8.5〜8.9 (25℃)において10
〜50mM 、好ましくは20〜50 mM のトリシンから成る緩
衝液が最も確実な結果を提供する。最適緩衝液条件は特
定の標的の増幅に対して経験的に決定することが必要か
もしれない。
3′→5′エキソヌクレアーゼ活性を添加しない時に
は、長鎖PCRは1.7 〜2 mMの全Mg2+濃度で増強され
る。しかしながら、プルーフリーディング活性の存在下
では、0.9 〜1.3 mMの全Mg2+において最大収率が得られ
る。Mg2+濃度を1.5 mMに増加させ、同時に全酵素濃度、
特に第一ポリメラーゼ濃度を減少させる(1.25〜2 Uの
Tth DNAポリメラーゼに)ことにより、幾つかの標的
の収率を増加させることができる。しかし、ある標的で
は、高いMg2+濃度で非特異的生成物の合成を減らすため
に全酵素濃度を減少させることは、生成物の収率を減少
させる場合がある。後述のK+ 濃度と同様に、各系での
最適Mg2+は経験的に決定することが必要かもしれない。
KCl として供給されるK+ である。長鎖標的分子の増幅
には、低いK+ 濃度が有益である。KCl としてよりもKO
AcとしてK+ が供給された方が非特異的バックグラウン
ドを減少させることができる。一般に、長鎖PCRには
標準レベル(Tth DNAポリメラーゼと共に使う場合10
0 mM KCl)よりも10〜40%下げたK+ 濃度が好ましい。
Tth DNAポリメラーゼと共に使う場合の好ましい濃度
は、60〜100 mM KOAc 、好ましくは65〜85 mM KOAcであ
る。最適濃度範囲は系に依存するだろう。
を使ったPCR増幅の効率は、一価カチオンとしてKCl
またはKOAcのいずれを使っても同様である。しかしなが
ら、トリシン/KOAc緩衝液を使うと改善された反応耐久
性が実現される。トリシン/KOAc緩衝液はトリシン/KC
l 緩衝液よりもわずかに低いイオン強度を有し、これが
高G+C含量を有する鋳型の二次構造を不安定にするの
を助け、それにより標的変性の完全性を改善することが
できる。
も、他の一価塩も本発明の方法に有用かもしれない。そ
れらとしてはNaCl, (NH4)2SO4,グルタミン酸カリウムK
および酢酸アンモニウムが挙げられる。
とに最適化する必要があるかもしれない。例えば、下記
実施例に記載のファージλ増幅反応では、高コピー数の
標的を含む試料を増幅させるには、低コピー数の標的を
含む試料を増幅させるのに最適であった濃度よりも高い
プライマー濃度が最適であった。高コピー数反応(標的
コピー数≧107 )では、最適プライマー濃度は各プライ
マー0.4〜0.5 μMであった。
は、プルーフリーディング活性の不在下では各プライマ
ー0.15〜0.2 μMが最も効率的であり、そして3′→
5′エキソヌクレアーゼ活性の存在下では各プライマー
0.2 μMが最善であった。中程度のコピー数の反応で
は、プライマー濃度を0.2 μM以上に増加させること
が、上述したようなDNAポリメラーゼ濃度を増加させ
るのと少なくとも同じくらい収率の向上に効果的であっ
た。長さ42 kb までの標的核酸配列の増幅を可能にする
改善されたPCRプロトコールを下の第1表に要約す
る。
10〜14分、次いで少なくとも5〜8サイクルに渡りサイ
クル毎に15〜20秒ずつ増加させる) 72℃で少なくとも10分間最終保持する。
ス遮断膜を使って試薬(Mg2+, 酵素またはdNTPs )を隔
離する。 第一ポリメラーゼ 高コピー数鋳型(≧107 コピー)には50μl につき2.5
単位のTth DNAポリメラーゼ 低コピー数鋳型(≦104 コピー)には50μl につき0.8
〜1.0 単位のTth DNAポリメラーゼ
低コピー数鋳型) 50μl につき0.015 〜0.15単位のTli DNAポリメラー
ゼ 補助溶剤 5〜14%グリセロールと0.5 〜5% DMSO 緩衝液 20〜50 mM トリシンまたはバイシン, pH 8.5〜8.9 二価カチオン 0.9 〜1.5 mMの全Mg2+ ; 0.2 mM の変化が重大となり得
る。 一価カチオン 65〜85 mM KOAc
に、50〜60%のGC含量を有する20〜23 bp 、またはよ
り長い配列のいずれか。 プライマー濃度 高コピー数鋳型(≧107 コピー)には0.4 〜0.5 μM 低コピー数鋳型(≦104 コピー)には0.15〜0.2 μM dNTP濃度 dATP, dCTP, dGTP, dTTP 各0.2 mM
も普通にはゲノムDNAであろう。しかしながら、本発
明は他の核酸、例えばRNAまたはクローン化DNAを
使って実施することもでき、試料中の核酸は一本鎖であ
っても二本鎖であってもよく、いずれも本発明の目的に
適当である。当業者は核酸の性質が何であるにせよ、本
発明の方法の適当な変形を使って核酸を増幅することが
できる。
め、高いDNAレベルを有する試料から、正の制御の鋳
型からまたは以前の増幅からの低レベルのDNA持越物
は、目的をもって添加される鋳型DNAの不在下でさえ
も、PCR生成物を生成し得る。可能なら、PCR生成
物分析や試料調製から離れた領域で全反応混合物が用意
される。RNA/DNA調製、反応液の混合および試料
分析には専用のまたは使い捨ての容器、溶液およびピペ
ット(好ましくは容量ピペット)の使用が相互汚染を最
少にするだろう。Higuchi および Kwok, 1989, Nature
339:237-238 並びにKwokおよびOrrego(Innis 他編),
1990, PCR Protocols: A Guide to Methods and Applic
ations, Academic Press, Inc., San Diego, CA も参照
のこと。
Rの汚染の問題を削減するための酵素的方法はPCT特
許公報WO 92/01814 と米国特許第5,035,996 号に記載さ
れている。この方法は、前の反応からの増幅されたDN
Aの酵素的分解を可能にする。PCR増幅がdTTPの代わ
りにdUTPの存在下で実施される。ウラシルを取り込んだ
生成した二本鎖増幅生成物はウラシル−N−グリコシラ
ーゼ(UNG)による分解を受け、一方で通常のチミン
含有DNAはUNGにより分解されない。
れ、標的として働き得るウラシル含有DNAが全て分解
される。ウラシル含有DNAの唯一の源は前の反応の増
幅生成物であるため、この方法は前の反応からの汚染の
問題(持越し)を効果的に取り除く。UNGは熱により
一次的に不活性になるため、増幅手順の中の変性段階が
UNGを不活性化するためにも役立つ。従って、新しい
増幅生成物は、ウラシルを含んでいても、UNG不活性
化環境の中で形成されるので分解されない。
して様々な手法により達成することができる。増幅生成
物のヌクレオチド配列は、標準技術、例えばInnis ら,
1988, Proc. Natl. Acad. Sci. 85:9436-9440により記
載されたプロトコールを使って得ることができる。PC
R増幅生成物は直接的に(Saiki ら, 1988, Science23
9: 487-491)または該生成物をまずクローニングしそし
て適当な宿主細胞中でそれらを複製することにより間接
的に配列決定することができる。
により検出・精製することができる(Sambrookら, 198
9, 前掲)。増幅された核酸を精製するのに、サイズに
従って分子を分離する方法、例えばゲル電気泳動法を使
うことができる。特に、アガロースおよび/またはアク
リルアミドゲル電気泳動が増幅生成物の分析手段として
好ましい(Scharfら, 1986, Science 233: 1076-1078を
参照のこと)。より大きなサイズ分離には、実施例に記
載するような、フィールドインバージョンゲル電気泳動
または低濃度(0.3 %)アガロースゲル電気泳動を使う
ことができる。
色することにより、電気泳動的にサイズ分画した生成物
の直接目視により検出することができる。あるいは、標
的配列に相補的であるオリゴヌクレオチドハイブリダイ
ゼーションプローブを使って増幅生成物を検出すること
ができる。適当なハイブリダイゼーション条件下では、
プローブは標的核酸配列にのみハイブリダイズする。様
々な手段により検出することができるハイブリッド二重
鎖の存在が、増幅生成物の存在を示す。
ハイブリッド二重鎖の検出を促進するために、プライマ
ーまたはプローブのいずれかを追加の分子、例えば検出
可能な標識または該プライマーもしくはプローブの固定
化を可能にする分子に結合させることができる。検出ま
たは固定化を可能にするためにプローブ中に組み込まれ
る標識は、該プローブのハイブリダイゼーション特性に
影響を与えてはならない。
的、免疫化学的または化学的手段により検出可能な標識
を含めることにより、標識することができる。有用な標
識としては、32P、蛍光色素、高電子密度試薬、酵素
(ELISA において汎用されるようなもの)、ビオチンま
たはハプテン、および、抗血清またはモノクローナル抗
体が入手できるタンパク質が挙げられる。プローブは該
プローブを固体支持体上に固定化するのに使われる追加
の化合物に結合させることもできる。
成するための上述の技術を使って合成しそして標識する
ことができる。例えば、プローブを32P−ATPおよび
キナーゼと共にインキュベートすることにより5′末端
で標識することができる。SSOプローブに適当な非放
射性標識は西洋ワサビペルオキシダーゼ(HRP)であ
る。この標識を含むプローブの調製および検出方法は米
国特許第4,914,210 号および同第4,962,02号明細書中に
記載されている。そのような標識プローブの使用法も米
国特許第4,789,630 号明細書;Saiki ら, 1988, N. En
g. J. Med. 319:537-541およびBugawan ら, 1988, Bio/
Technology 6: 943-947に記載されている。HRP標識
プローブの検出のための有用な色原体としては赤色ロイ
コ色素と3,3′,5,5′−テトラメチルベンジジン
(TMB)が挙げられる。
ーブ中に組み込まれる追加の化合物の例として、照射
(PCT特許公報第89/11548号においてより詳細に記載
されている技術)によりナイロン支持体に固定させるこ
とができる長鎖ポリdT「末尾」を挙げることができ
る。試料中の標的核酸とプローブとの間で形成されたハ
イブリッドを検出するための適当なアッセイ方法は当業
界で公知である(Sambrookら, 1985, 前掲を参照のこ
と)。その例としてドットブロットおよび逆ドットブロ
ットアッセイ方式が挙げられる。
識の標的DNAを固体支持体、例えばナイロン膜上に固
定化する。そして膜−標的複合体を適当なハイブリダイ
ゼーション条件下で標識プローブと共にインキュベート
し、適当に緊縮の条件下で洗浄することによりハイブリ
ダイズしなかったプローブを除去し、結合したプローブ
の存在について膜をモニタリングする。
る。この方式では、増幅された標的DNAを標識し、そ
してプローブを固体支持体、例えばナイロン膜上に固定
化する。標的DNAは典型的には標識されたプライマー
の取り込みにより増幅の間に標識される。膜−プローブ
複合体を適当なハイブリダイゼーション条件下で標識さ
れた試料と共にインキュベートし、適当に緊縮の条件下
での洗浄によりハイブリダイズしなかった試料を除去
し、そして結合した標的DNAの存在について膜をモニ
タリングする。
ーション部位またはウエルを有する固体支持体を使って
逆ドットブロットアッセイを実施することができる。例
えば、本発明の方法の大規模臨床応用にはマイクロウエ
ルプレートが特に有用である。マイクロウエルプレート
を使った逆ドットブロットアッセイは Loeffelholz,199
2, J. Clin. Microbiol. 30(11):2847-2851中に記載さ
れている。プローブは受動結合によるかまたはまずマイ
クロウエルプレートに付着するウシ血清アルブミン(B
SA)にプローブを結合させることにより、マイクロウ
エルプレートに固定化することができる。
0,015号に記載されており、この場合にはPCR増幅工
程の最中に標識プローブが添加される。このプローブ
は、該プローブがDNA合成のプライマーとして作用し
ないようにするために変更されている。各合成段階の間
に標的DNAにハイブリダイズしたプローブは、DNA
ポリメラーゼの5′→3′エキソヌクレアーゼ活性によ
って分解される。次いで該プローブからの分解生成物が
検出される。かくしてプローブ分解生成物の存在は、プ
ローブと標的DNAとのハイブリダイゼーションが起こ
ったことを示す。
有用な成分を含んで成る多容器ユニットであるキットに
関する。このキットは、本明細書中に記載の濃度比にお
いて好ましいポリメラーゼ酵素の組合せを含有するだろ
う。有用なキットの中に含めることができる追加の成分
としては、PCR増幅用のプライマーおよび本発明のP
CR法を実施するための試薬がある。
ノム地図作成、配列決定および遺伝学などの領域におい
て多くの応用が可能である。分子クローニングに対して
目下抵抗すると思われるゲノム地図中の小さなギャップ
は、既知隣接配列の間の配列の増幅により接近すること
ができる。より長い標的の増幅は、問題となる配列、例
えば後述のβ−グロビン遺伝子系中に見つかる配列、を
避けるようにプライマーを選択することにおいてより大
きな融通性も与えるだろう。
ーされる距離を増加させることにより、ゲノム配列決定
工程の速度を早めることを約束する。既知の発現された
配列から、より長いイントロンに及ぶ増幅を実施するこ
とができ、また、より完全な遺伝子配列を一度で増幅さ
せることができる。従って、長鎖PCRは迅速な広範囲
の配列決定のための科学技術を補う。また、4 kb以上の
多数の医学上重要な挿入および欠失の同型接合体キャリ
ヤーと異型接合体キャリヤーの両方について、PCRに
基づいた特徴づけと診断が可能だろう。
は、それらのプロトコールをクローン化配列の特徴づけ
に応用できることを証明する。後述のJおよびcro 遺伝
子プライマーであるCF1018(配列番号23)とCF1019(配
列番号24)は、λ系ベクターを使ってクローニングされ
たほぼ全ての挿入断片について、プラークからの増幅と
単離されたDNAからの増幅の両方に有用であろう。P
CR生成物は制限消化により容易に分析することがで
き、配列決定に適するだろう。コスミド挿入断片もコロ
ニーから増幅させることが可能である。長鎖PCRは、
低コピー数挿入材料を増幅させることによって分子クロ
ーニングを促進し、PCRに基づいた突然変異誘発にお
ける大型の組換え構成物の構築を容易にするだろう。
のみ提供され、本発明の範囲を制限するためではない。実施例1:材料と方法 長鎖λファージおよびヒトβ−グロビン遺伝子クラスタ
ー配列のPCR増幅のための好ましいプロトコールと試
薬を下記に記載する。下記方法を使った増幅の結果はそ
の後の実施例に記載する。
列、すなわちλファージゲノムの配列(GenBank 呼出番
号M17233)とヒトβ−グロビン遺伝子クラスターの配列
(GenBank 呼出番号J00179)を使った。後述の増幅には
λファージとヒトDNAを使った。
社, Norwalk, CT から入手した。λDNAのアリコート
(〜100 ng)を一度解凍し、次いで4℃で保存した。ヒ
ト胎盤からの全ゲノムDNAはSigma Chemical社, St L
ouis, MOから入手した。全ての鋳型DNA希釈液は 10
mM Tris-Cl (25℃でpH 8), 0.1 mM EDTAを使って作製し
た。
ブラリーをStratagene社, La Jolla, CAから入手し、そ
れを製造業者により推奨される通り、トップアガロース
を有するLuria ブロス寒天平板上で増殖させた。無作為
選択したプラークをシリコン処理済のパスツールピペッ
トを使って取り出し、30μl の25 mM Tris-Cl (pH 8.
3), 10 mM MgCl2 中に置き、4℃で保存した。1μl の
アリコートをPCRに使った。
ノムDNAを、10 mM Tris-Cl (pH8), 150 mM NaCl お
よび10 mM EDTA中50℃にて一晩、0.1 mg/ml のプロテイ
ナーゼKと0.5 %SDSを使って単離した。Tris飽和フ
ェノール(pH 8)での抽出およびNaOAc でのエタノール沈
澱後、試料をRNアーゼAで処理し、次いでフェノール
−クロロホルムで抽出し、そして10 mM Tris-Cl (pH
8), 1 mM EDTA に対して透析した。
列のPCR増幅を可能にするように1セットのプライマ
ーを設計した。上流プライマーは、1〜3キロ塩基の割
合で長さが増加する一連の標的配列をもたらす下流プラ
イマーの各々と共に使えるように設計した。
と標的配列との間で形成されるハイブリッド二重鎖が12
個のG−C対と8〜11個のA−T対の全体組成を有する
ような長さ20〜23塩基対のプライマー配列を選択するこ
とにより、ほぼ同じ最適アニーリング温度(〜68℃)を
有するように設計した。最適アニーリング温度は、Wu
ら, 1991, DNA Cell Biol. 10:233-238の「TP 」アル
ゴリズムを使って評価した。
遺伝子プライマーは、プラークまたは単離されたDNA
のいずれかからの、λ系ベクターを使ってクローニング
されたほぼ全ての挿入断片の増幅を可能にするように設
計され、下記の第2表に示される。同様に、ヒトβ−グ
ロビン遺伝子クラスターの領域の増幅のためのプライマ
ーも設計した。これらのプライマーは、固定した下流プ
ライマーを一連の上流プライマーと共に使用して7.5 〜
22 kb の標的を増幅できるように設計した。これらのプ
ライマーは、δ−グロビン遺伝子を越えた上流からA−
γグロビン遺伝子の第二イントロン中までに及ぶ標的領
域を増幅させる。
ヌクレオチド配列を下記の第2表に示す(5′→3′方
向で)。融解温度(Tm )は、本質的には Wetmur, 199
1, Crit. Rev. Biochem. Mol. Biol. 26:227-259に記載
された通りに算出した。融解温度の計算は、2つの懸垂
末端、3.5 μg/ml(〜0.5 μM )プライマー、80 mMNa
+ および 1.5 mM Mg2+を仮定して行った。算出された融
解温度は63〜70℃の範囲であった。10%グリセロールの
添加はTm を2.5 ℃減少させる。鋳型DNA配列の中の
潜在的な二次プライミング部位、並びにプライマー間お
よびプライマー内の配列相補性について、Oligo 4.0 ソ
フトウエア(National Biosciences社,Plymouth, MN)
を使ってプライマーヌクレオチド配列を評価した。
ミダイト法(1μMスケール)を使って394 DNA合成
装置(Applied Biosystems社, Foster City, CA )上で
合成した。該プライマーを29% NH3/H2O 中で脱保護し
て樹脂から解離させ、次いでSephadex G25(Pharmacia
LKB 社, Piscataway, NJからのNAP-10カラム)を使って
脱塩した。各々の合成の結果をポリアクリルアミドゲル
電気泳動により評価した。全てのプライマー原液は 10
mM Tris-Cl(25℃でpH 8), 0.1 mM EDTA を使って作製
した。
社, Norwalk, CT から購入した。Tli DNAポリメラー
ゼは米国特許第 5,210,036号明細書中に記載されてい
る。Tli DNAポリメラーゼ(VentR ;登録商標)とピ
ロコッカス種GB−DからのDNAポリメラーゼ( Dee
p VentR ;登録商標)はNew England Biolabs 社, Beve
rly, MA から購入した。Tma DNAポリメラーゼは国際
特許公報WO92/03556 に記載されており、そこにはpTma1
2-3と命名されている。テルモトガ・マリチマからの変
形DNAポリメラーゼ(UlTma;商標)はPerkin Elmer
社, Norwalk, CT から市販されている。
ーゼの希釈液(1/5 および1/10)は、好ましくは各製造
業者により記載されたような保存緩衝液中に作製され
る。しかしながら、下記実施例で使用するVentR 希釈緩
衝液は、0.1 %Triton X-100の代わりに1 mM EDTA と0.
05%Tween 20 (Sigma Chemical社, St Louis, MO) を含
んだ。この変更は増幅反応に何も影響を与えなかった。
VentR ポリメラーゼ希釈液は毎週新しく調製した。 Dee
p VentR ポリメラーゼは使用直前に希釈した。ポリメラ
ーゼは製造業者により供給される rTth DNAポリメラ
ーゼ保存緩衝液〔100 mM KCl, 20 mM Tris-HCl, pH 8.
0, 0.1 mM EDTA, 1 mM DTT, 0.5% TweenR20, 50%(v/
v) グリセロール〕中で保存することもできる。
グリセロール, 10 mMTris-Cl (pH 8.3), 100 mM KCl,
0.75 mM EGTA, 0.05%Tween 20〕はPerkin Elmer社, No
rwalk, CT から入手した。1.0 Mのトリシン緩衝液原液
(Sigma Chemicals 社, St Louis, MO)は、KOH により
その最終pH(25℃での)に調整した。分子生物学用ジメ
チルスルホキシド(DMSO)とグリセロールは、それぞれ
Sigma Chemicals 社, St Louis, MOとJ.T. Baker Chemi
cals社, Phillipsburg, NJから入手した。酢酸カリウム
(KOAc)もJ.T. Baker Chemicals社から入手した。本明細
書中に記載のいずれのPCR緩衝液について与えたグリ
セロール濃度には、酵素保存緩衝液からのグリセロール
の寄与(典型的には≦1%)は含まれなかった。
oAmpTM管を使って、 GeneAmp(登録商標)PCR System 9
600 熱循環器中で行った(これらはPerkin Elmer社, No
rwalk, CT から販売されている)。反応容量は50μl か
100 μl であった。各dNTPの濃度は全反応について0.2
mMであったが、他の反応成分は明細書中に記載され第1
表に示される通り異なっていた。
形成を最少にするために、試料を熱循環器中で75〜80℃
で〜90秒間インキュベートし終わるまでMg2+を加えない
でおくという手動の「ホットスタート」を実施した。次
いで必要なMg2+を25 mM 原液から添加した(室温で)。
Mg2+の添加後、更に30〜60秒間試料をインキュベート
し、結果として最初の変性段階前に75〜80℃で合計4〜
7分間インキュベートした。この合計時間はMg2+の添加
に要する時間も含み、従って試験管の総数に依存する。
別の「ホットスタート」法は実施例6に記載される。
に熱循環器をプログラミングした。各増幅サイクルは、
94℃で10秒間の変性段階に続き68℃で5〜20分間のアニ
ーリングと伸長段階から成った。15秒の変性段階も使う
ことができる。12〜14分よりも長いアニーリングと伸長
時間については、熱循環器の自動延長特性を使ってサイ
クル毎に15〜20秒を追加し最終的に〜16〜22分までにし
た。反応は25〜40サイクル実施し、これは出発標的配列
のコピー数、標的の長さおよび反応条件に依存した。大
部分の反応には、94℃での最初の10秒間インキュベーシ
ョン段階と72℃での最後の10分間インキュベーション段
階が含まれた。
クローニングされたヒトゲノム挿入断片の増幅とヒトβ
−グロビン遺伝子クラスターの一領域の増幅は、本質的
には上述した通りに実施したが、下記に指摘する変形を
伴った。100 μl の反応容量におけるプラーク懸濁液か
らのλ FIX II 中にクローニングされたヒトゲノム挿入
断片の増幅のための特別条件は次の通りであった。
共に80℃ホットスタートを使用した。アニーリングと伸
長段階は最初は68℃で12分であり、次いで32サイクルに
渡りサイクル毎に15秒ずつ延長した。
1 DNAからのヒトβ−グロビン遺伝子クラスターの一
領域の増幅のための特別条件は次の通りであった。 20 mM トリシン(pH 8.7) 85 mM KOAc 10%(w/v) グリセロール 2%(v/v) DMSO 0.2 mM 各dNTP 0.2 μM 各プライマー 0.9 U Tth ポリメラーゼ 0.02U Tli ポリメラーゼ 1.1 mM Mg(OAc)2
共に78℃ホットスタートを使用した。アニーリングと伸
長段階は最初の12サイクルは68℃で12分であり、次いで
24サイクルに渡りサイクル毎に15秒ずつ延長した。増幅
反応に500 μg/mlの非アセチル化BSAを添加すること
により、増幅生成物の収率の増加を得ることができる。
g/mlの臭化エチジウムを含有する1×TBE(89 mM Tr
is塩基, 89 mM ホウ酸, 1μM 〜2 mM EDTA )または1
×TAE(40 mM Tris酢酸塩, 2 mM EDTA, pH 8-8.5 )
中の0.6 %(w/v) SeaKem GTGアガロース(FMC BioProdu
cts 社, Rockland, ME)から成る標準的な水平ゲル上で
約4〜6V/cmで1.5 〜2時間分析した。より大きなサ
イズの分離には、2つの別法を使った:フィールドイン
バージョンゲル電気泳動と0.3 %アガロースゲル電気泳
動。
(FIGE)は、Hoeferシステム(SuperSubゲル装置、Swit
chbackパルス制御装置および電源;いずれもHoefer社,
San Francisco, CA 製)と冷却装置(Pharmacia LKB 社
製の2219 Multitemp II )を使って実施した。各PCR
増幅からの3〜7μl を0.5 ×TBE(1μM EDTAで)
中で0.95%アガロースのFIGEゲル上で分析した。FIGEゲ
ルは 110Vで15分間予備泳動しておき、次いで0.65〜1.
95秒または0.75〜2 秒のパルス時間を使って(正:逆=
2.8:1 または 3:1)、140 〜145 Vにて22〜25時間泳動
した。
mal Grade アガロース(Bio-Rad 社, Richmond, CA)ま
たはSeakem GTGもしくはGold(FMC BioProducts 社, Ro
ckland, ME)上に2〜5μl を負荷した。ゲルを4℃に
冷却してからコームを取り外した。5〜8μl の試料を
負荷し、0.5 %臭化エチジウムを含む1×TAE中で10
0 Vにて2分間泳動し、次いで1.5 V/cmで6時間かま
たは0.7 V/cmで16時間のいずれかで泳動した。
ル上で泳動した分子量マーカーとの比較により決定し
た。使用した分子量マーカーは、New England Biolabs
社またはGibco BRL 社のいずれかのλ/HindIII 、New
England Biolabs 社のλ/単切断混合物、およびGibco
BRL 社の1 kb梯子状分子であった。
の緩衝液を使って、λDNA増幅からのPCR増幅生成
物のアリコート(10〜16μl )をBclI, BssHIIおよびMl
uI(New England Biolabs 社);またはBamHI, EcoRIお
よびHindIII (Gibco BRL 社)で消化した。消化は30〜
36μl の反応液中で2.5 〜3 時間行った。試料は0.6〜8
%アガロースゲルを使って分析した。プラークPCR
試料のアリコート(10〜30μl アリコート)は、40μl
の反応液中でNotI(Stratagene社)で一晩消化した。
ー数107 〜108 )ファージλDNA試料からの標的試料
を使って増幅を行った。上記第2表に列挙されたプライ
マーの様々な組合せにより、この〜50 kb 配列(GenBan
k M17233)内で1.5 〜42.2 kb の標的が限定された。
ル電気泳動(FIGE)により分析し、臭化エチジウム染色
によって可視化した。λ/HindIII 分子量マーカーとの
比較により見積もられる全収量(50μl あたり)は、2
2.8 kb 生成物が0.7 〜1μgと39 kb 生成物が0.2 〜0.
3 μg であった。プライマーSC1011(配列番号2)とSC
1024(配列番号22)を使って増幅させた42.2 kb 標的
は、より低収量で増幅された。
幅 本発明の方法の1つの重要な利用法は、予備的な実験室
での時間集中的なDNA単離を行わずに、λクローンか
らの挿入断片を増幅させることである。そのような挿入
断片の増幅に対する本発明の効用を実証するために、λ
のJおよびcro遺伝子内の配列からプライマーCF1018
(配列番号23)とCF1019(配列番号24)を設計した(第
2表参照)。
ヒトゲノムライブラリーから無作為選択したプラークを
使って実施例1に記載の通り実施した。増幅生成物をNo
tIで消化して隣接ベクター配列から挿入断片を分離した
後、ゲル電気泳動により分析した。両方のベクター断片
の存在は、完全な挿入断片が増幅されたことを確証す
る。増幅された挿入断片のサイズは10 kb 未満から20 k
b 以上にまで及んだ。製造業者は、このλベクターによ
り9 〜23 kb の挿入断片サイズが収容されると見積もっ
ている。挿入断片はFIGEゲル中の分子量マーカーに対す
るそれらの移動度によりサイズ決定した。
と思われるゲノム標的のモデルとして、ヒトβ−グロビ
ン遺伝子クラスターを選択した。ヒトβ−グロビン遺伝
子クラスター用に設計したプライマーは前記第2表に示
される。固定した下流プライマーを、δ−グロビン遺伝
子を越えた上流からA−γグロビン遺伝子の第二イント
ロン中までに及ぶ領域を増幅させる一連の上流プライマ
ーと組み合わせた。実施例1に記載の通りに37 ng (〜
104 コピー)の全ヒトゲノムDNAから13.5, 17.7, 1
9.6および22 kb の標的を増幅させた。増幅生成物の12.
5μl のアリコートをFIGEゲルに負荷した。λ/HindIII
分子量マーカーを比較に使った。
ngまたは37 ng のヒト胎盤ゲノムDNAバックグラウン
ド中の 0.05 pg(〜103 コピー)または 0.5 pg (〜10
4 コピー)のファージλDNAから、16.5, 18.8, 20.8
および22.8 kb の標的を増幅させた。以前に高投入標的
数から増幅された標的を低投入標的数から増幅させるこ
とにより、投入標的コピー数の減少からくる効果を標的
配列の相違からくる効果と区別することができる。
b までの標的配列が増幅された。β−グロビン標的は、
グロビン標的と同じ全体濃度または1/10の濃度のいずれ
かでヒト胎盤DNAのバックグラウンド中単一コピーレ
ベルで存在した同様な長さのλ配列よりも低効率で増幅
された。それらの効率の差は、たとえλ標的がヒトゲノ
ムバックグラウンド中にあったとしても、相対的な配列
の複雑さを反映するのかもしれない。長鎖標的が二次的
なプライマーアニーリング部位として作用するのに十分
な位相同な部位を含有するであろうという可能性、そし
てヒトゲノム配列中の反復配列の存在は、何故λ標的が
同等な長さのβ−グロビン遺伝子標的よりも効率的に増
幅されたかを説明することができる。
題は、β−グロビン遺伝子標的の増幅用の適当なプライ
マーの選択にも影響を与えた。β−グロビン遺伝子の
5′にハイブリダイズする下流プライマーRH1053(配列
番号32)を選択した。というのは、β−グロビン遺伝子
のエキソン2とハイブリダイズするプライマーRH1016
(配列番号31)は、14 kb よりも長い標的中の二次的部
位にもハイブリダイズして、多重生成物をもたらすから
である。上流プライマーRH1020(配列番号26)は多重の
二次生成物をもたらしたので、RH1020(配列番号26)の
100 塩基以内の他の2つのプライマー(示してない)を
使用した。3つのプライマーは全てAlu 反復配列内にあ
る。
kb までの配列の増幅の結果もまた、プライマー特異性
を保証する方法が長鎖標的配列の効率的PCR増幅にと
って重要であることを示唆した。
ために、本質的には上記実施例1に記載の通りに、長さ
22.8, 26.4, 29.9および33.9 kb の標的配列を増幅させ
るプライマーを使って増幅反応を実施した。比較するD
NAポリメラーゼ組合せは次の通りであった:
VentR DNAポリメラーゼ 2.5 U rTth DNAポリメラーゼ+0.06U Deep VentR
DNAポリメラーゼ 3.15U rTth DNAポリメラーゼ+0.5 U Tma DNA
ポリメラーゼ 全ての反応は50μl 中で、107 コピーのλDNA、0.45
μM の各プライマーおよび1.0 〜1.1 mM Mg(OAc)2 を使
って実施した。次の特別条件を使って増幅反応を実施し
た。
ーゼまたはrTthと Deep VentR (登録商標)DNAポリ
メラーゼを使う反応は、20 mM トリシン(pH 8.7), 85 m
M KOAc, 10%グリセロールおよび3%DMSO中で実施し
た。rTthとTma DNAポリメラーゼを使う反応は、20 m
M トリシン(pH 8.7), 85 mM KOAc, 10%グリセロールお
よび 2.5%DMSO中で実施した。
1に記載した通りであった。最初の9サイクルの間は初
期13分伸長時間を使った。次いで伸長時間を13.5分に増
加し、その後の各サイクルでは18サイクルに渡り20秒ず
つ延長した。各反応液の7μl アリコートを150 ngのλ
/HindIII 分子量マーカーと一緒に標準アガロースゲル
上に負荷した。全鋳型(33.9 kb まで)をrTthDNAポ
リメラーゼとVentR , Deep Vent R およびTma DNAポ
リメラーゼとの組合せを使って増幅させた。2.5 U rTt
h DNAポリメラーゼと0.02U VentR DNAポリメラ
ーゼとの組合せが最大効率で全標的を増幅させた。
ためのキットの中に含めるのに適する。キットは少なく
とも本明細書に記載のDNAポリメラーゼ混合物を含有
する。追加の任意の成分としては、後述するような反応
に使われる追加の試薬と反応容器が挙げられる。
増幅せしめるのに有用であるDNAポリメラーゼの好ま
しい組合せは、2単位の rTth DNAポリメラーゼ対0.
08単位のVentR DNAポリメラーゼの比における rTth
DNAポリメラーゼとVentRDNAポリメラーゼから成
る。下記に示すように、高コピー数標的の増幅に好まし
いポリメラーゼ濃度は低コピー数標的の増幅に好ましい
濃度の2倍であるけれども、第一ポリメラーゼ対第二ポ
リメラーゼの比は同じである。
は、およそ次のような濃度でのトリシン、KOAc、グリセ
ロールおよびDMSOから成る: 25 mM トリシン(pH 8.7) 80 mM KOAc 10%(w/v) グリセロール 2.25%(v/v) DMSO
の製造許容差を包含することを意味する。便宜上、反応
緩衝液を高濃度で保存し、使用前に希釈することができ
る。増幅は本質的には上述した通りの好ましいキット成
分を使って行われるが、ただし後述のような好ましい反
応条件を使用する。それらの試薬および条件を広範囲に
利用したが、長鎖標的配列の確実な増幅を提供すること
がわかった。
ヒトゲノム)標的(2.0 ×104 コピー)の増加のための
好ましい条件は次の通りである: 25 mM トリシン (pH 8.7) 80 mM KOAc 10%(w/v) グリセロール 2.25%(v/v) DMSO 0.2 mM 各dNTP 0.2 μM 各プライマー 2U rTth ポリメラーゼ 0.08U VentR ポリメラーゼ 1.1 mM Mg(OAc)2
の好ましい循環パラメーターは次の通りである: 変性 94℃ 1分 20サイクル 94℃ 15秒 68℃ 12分 17サイクル 94℃ 15秒 68℃ 12分(15秒ずつの自動延長を伴う) 最終伸長 72℃ 10分 保持 4℃ 不定
クローン化DNA)標的(2.0 ×10 7 コピー)の増幅の
ための好ましい条件は次の通りである: 25 mM トリシン (pH 8.7) 80 mM KOAc 10%(w/v) グリセロール 2.25%(v/v) DMSO 0.2 mM 各dNTP 0.4 μM 各プライマー 4U rTth ポリメラーゼ 0.16U VentR ポリメラーゼ 1.1 mM Mg(OAc)2
の好ましい循環パラメーターは次の通りである: 変性 94℃ 1分 20サイクル 94℃ 15秒 68℃ 10分 17サイクル 94℃ 15秒 68℃ 10分(15秒ずつの自動延長を伴う) 最終伸長 72℃ 10分 保持 4℃ 不定
e 社により開発・製造されそしてPerkin Elmer社, Norw
alk, CT により販売されているAmpliwaxTM PCR Gem 100
ワックスを使って、反応試験管内で試薬を隔離すること
により達成される。緩衝液(トリシン、KOAc、グリセロ
ールおよびDMSO)、Mg(OAc)2およびdNTPを含有する40μ
l の下部試薬層を反応試験管に添加する。この下層の上
にAmpliwaxTM PCR Gem100を添加し、そして熱循環器中
でまず80℃で5分間、次に25℃で5分間インキュベート
することにより、ワックス層を形成させる。
物、プライマーおよび標的DNAを含有する60μl の上
部試薬層を添加する。試料は上述したように1×TAE
と0.5 μg/mlのEtBr中で7V/cmにて1.5 時間 0.6%ア
ガロースゲル上で分析する。
Claims (9)
- 【請求項1】 長鎖核酸配列のポリメラーゼ連鎖反応
(PCR)増幅用のDNAポリメラーゼ組成物であっ
て、第一のDNAポリメラーゼと、ポリメラーゼ活性単
位で測定すると第一のDNAポリメラーゼよりも少量の
第二のDNAポリメラーゼとの組合せから成り、前記第
一のDNAポリメラーゼがテルムス・テルモフィラス
(Thermus thermophilus)DNAポリメラーゼであり、
そして前記第二のDNAポリメラーゼがテルモコッカス
・リトラリス(Thermococcus litoralis)DNAポリメ
ラーゼ、ピロコッカス(Pyrococcus)種GB−DのDN
Aポリメラーゼおよびテルモトガ・マリチマ(Thermoto
ga maritima)DNAポリメラーゼから成るDNAポリ
メラーゼ群より選択される、DNAポリメラーゼ組成
物。 - 【請求項2】 前記第二のDNAポリメラーゼがテルモ
コッカス・リトラリス(Thermococcus litoralis)DN
Aポリメラーゼである、請求項1に記載のDNAポリメ
ラーゼ組成物。 - 【請求項3】 前記DNAポリメラーゼ組成物が第二の
DNAポリメラーゼ各0.015 〜0.15単位につき第一のD
NAポリメラーゼ約0.8 〜2.5 単位から成る、請求項2
に記載のDNAポリメラーゼ組成物。 - 【請求項4】 前記DNAポリメラーゼ組成物が第二の
DNAポリメラーゼ各0.08単位につき第一のDNAポリ
メラーゼ約2単位から成る、請求項2に記載のDNAポ
リメラーゼ組成物。 - 【請求項5】 長鎖核酸配列のポリメラーゼ連鎖反応増
幅用の反応緩衝液であって、約20〜50mMトリシンまたは
バイシン、PH8.5 〜8.9 、65〜85mM KOAc 、8〜10%(w
/v) グリセロールおよび2.25%(v/v) DMSOを含んで成る
反応緩衝液。 - 【請求項6】 請求項1〜4のいずれか一項に記載のD
NAポリメラーゼ組成物を使用する核酸の増幅方法。 - 【請求項7】 核酸を増幅するのに使われる請求項1〜
4のいずれか一項に記載のDNAポリメラーゼ組成物。 - 【請求項8】 請求項1〜4のいずれか一項に記載のD
NAポリメラーゼ組成物を含んで成るキット。 - 【請求項9】 長鎖核酸配列のポリメラーゼ連鎖反応増
幅用の反応緩衝液を更に含んで成り、前記反応緩衝液が
約25mMトリシン、80mM KOAc 、10%(w/v) グリセロール
および2.25%(v/v) DMSOを含んで成る、請求項8に記載
のキット。
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