JPH08329681A - スタティック型半導体記憶装置 - Google Patents

スタティック型半導体記憶装置

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JPH08329681A
JPH08329681A JP7131471A JP13147195A JPH08329681A JP H08329681 A JPH08329681 A JP H08329681A JP 7131471 A JP7131471 A JP 7131471A JP 13147195 A JP13147195 A JP 13147195A JP H08329681 A JPH08329681 A JP H08329681A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低電圧においても安定な読出動作が可能なS
RAMを提供する。 【構成】 メモリセル10は、読出および書込動作にお
いてアクセストランジスタQ1を駆動する読出/書込ワ
ード線R/WL1と書込動作においてアクセストランジ
スタQ2を駆動する書込ワード線WL1を備える。書込
動作においては、アクセストランジスタQ1およびQ2
がともに駆動され、互いに相補な電位となっているビッ
ト線および/ビット線によってメモリセルへの記憶情報
の書込が行なわれる。これに対し、読出動作において
は、アクセストランジスタQ1のみが導通状態となり、
ビット線を介して記憶情報の読出が行なわれる。アクセ
ストランジスタQ2は遮断状態となっているので、P型
TFTトランジスタQ6およびN型トランジスタQ4
は、電圧利得の大きなCMOS型インバータとして動作
するため、読出動作においても十分な動作マージンが確
保される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体記憶装置に関
し、特に低電圧動作が可能なスタティック型RAMの回
路構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スタティック型RAMは、フリップフロ
ップ回路とアクセストランジスタによってメモリセルが
構成される。そのメモリセルの構成として、高抵抗負荷
型とCMOS型が知られる。高抵抗負荷型セルの場合に
は、抵抗をトランジスタ上に積層することができるため
集積度の向上に有利であるが、データ保持の安定性に欠
けるという欠点がある。また、CMOS型セルの場合で
は、高抵抗負荷型セルに比べて、データ保持の安定性に
優れるが、基板上に占有面積が大きくなるという欠点が
ある。そこで、高集積度を維持しながらCMOS型セル
の特徴を生かすため、TFT(薄膜トランジスタ)を負
荷に用いてセルを構成する技術が実用化されている。
【0003】すなわち、TFTを用いたスタティック型
RAM(以下、SRAM)のメモリセルは、図11に示
すようにN型のアクセストランジスタQ1およびQ2な
らびにドライバトランジスタQ3およびQ4とP型負荷
トランジスタQ5およびQ6の合計6素子で形成されて
いる。N型トランジスタQ3とP型トランジスタQ5と
で第1のインバータを構成し、N型トランジスタQ4と
P型トランジスタQ6とで第2のインバータを構成す
る。この2つのインバータの入力および出力をそれぞれ
交差接続されることでフリップフロップ回路が構成され
る。P型負荷トランジスタにはTFTを用い、基板上に
4素子、その上にP型トランジスタ2素子を形成するこ
とでセルサイズを小さくしている。記憶情報が蓄えられ
る記憶ノードは、AとBの2つがある。通常、ビット線
側の記憶ノードであるAが“H”レベルのときが“1”
データを記憶し、“L”レベルのときが“0”を記憶し
ている。
【0004】以下、簡単にこのメモリセルへの読出およ
び書込動作について説明する。後に説明するように、ビ
ット線および/ビット線は、ビット線負荷を介して電源
電位につながっており、ビット線およびビット線電位は
一般には電源電圧(V CC)に保たれている。
【0005】最初に、図11の回路でドライバトランジ
スタQ3がON状態にあった、すなわちメモリセルに論
理値“0”が記憶されていたとする。
【0006】“0”データを読出す場合は、ワード線の
電位レベルが立上げられアクセストランジスタQ1およ
びQ2が導通する。すると、ドライバトランジスタQ3
がON状態になっているのでビット線電位がプルダウン
される。一方、/ビット線の電位はバイアスレベル(V
CC)にとどまったままである。このビット線および/ビ
ット線の間に生じた電位差が増幅されて、記憶情報とし
て読出される。
【0007】“1”データの書込の場合、ワード線の電
位が立上げられアクセストランジスタQ1およびQ2を
導通状態とした後、/ビット線の電位を強く“L”レベ
ルにプルダウンする。一般に、導通時のP型トランジス
タQ6のコンダクタンスは、N型トランジスタQ4のコ
ンダクタンスよりも小さいので、ノードBの電位は
“L”レベルに引下げられ、これに対応してノードAの
電位は“H”レベルに引上げられる。すなわち、メモリ
セルに“1”のデータが書込まれたことになる。
【0008】図12は、従来のSRAMの回路構成を示
す概略ブロック図である。以下では、簡単のために2行
2列のメモリセルアレイの場合について説明する。もち
ろん、行や列が増加した場合も基本的な動作は同様であ
る。
【0009】読出動作においては、SRAM5000に
は、外部からアドレス信号および読出/書込動作制御信
号が入力される。Xアドレスバッファ200に入力した
行アドレス信号は、Xアドレスデコーダ202によりデ
コードされ、対応した行のワード線の電位が、ワード線
ドライバ回路204により“H”レベルに引上げられ
る。
【0010】Yアドレスバッファ回路206に入力した
列アドレス信号は、Yアドレスデコーダ208によりデ
コードされ、Y選択スイッチ216がデコードされた列
アドレスに応じて、対応するビット線および/ビット線
をセンスアンプ212と接続する。
【0011】読出/書込バッファ回路210は、読出/
書込動作制御信号が“H”レベルとなるのに応じて、セ
ンスアンプ212を活性化する。センスアンプ212に
より増幅された、記憶情報に応じた出力信号は、入出力
バッファ回路218を介して外部へ出力される。
【0012】書込動作においては、読出動作と同様にし
て、入力された行アドレス信号に応じたワード線の電位
レベルが“H”レベルに引上げられる。列アドレス信号
に対応したビット線および/ビット線が、Y選択スイッ
チ216により書込ドライバ回路214と接続される。
【0013】読出/書込バッファ回路210は、読出/
書込動作制御信号が“L”レベルになることに応じて、
書込ドライバ回路214を駆動する。入出力バッファ回
路218を介して入力された記憶情報が、書込ドライバ
回路214により、アドレス信号に対応したメモリセル
に書込まれる。
【0014】この従来例においては、ビット線負荷は、
常時開状態となっているP型トランジスタ410〜41
6により構成されている。したがって、読出および書込
動作が行なわれる以外の場合は、ビット線および/ビッ
ト線の電位は、電源電位VCCに保持されている。
【0015】ビット線が相補で2本あるのは、差動入力
の増幅器を用いて高速な読出を行なうのに都合がよいこ
とと、書込回路が簡単になることによる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年バッテ
リ電源等における低電圧動作(3V以下)で、TFT負
荷を用いたメモリセルを安定動作させることが難しくな
っている。以下、この点につき低電圧での読出動作につ
いてさらに詳しく述べる。
【0017】スタンバイ時のメモリセルは、アクセスト
ランジスタがOFFしているので、メモリセルのインバ
ータは、ドライバトランジスタと負荷トランジスタで構
成され、高い電圧ゲインを持っている。すなわち、イン
バータの出力の論理しきい値付近の遷移部分の傾きは急
峻である。このときは、ノイズマージンは非常に大きく
安定にデータを保持している。
【0018】データ読出時のメモリセルは、アクセスト
ランジスタがONし、カラム電流(ビット線または/ビ
ット線からメモリセルに流れ込む電流)が“L”レベル
側の記憶ノードBに流れ込む。すなわち、負荷素子に並
列に低インピーダンスの負荷が接続されたのと等価にな
り、高インピーダンスの負荷トランジスタは存在しない
のと同じになる。したがって、メモリセルインバータ
は、アクセストランジスタを負荷としたN型MOSエン
ハンスメント負荷型として扱わねばならない。このとき
は、インバータのゲインはスタンバイ時よりもかなり低
下し、インバータ出力の遷移部分の傾きが緩くなる。こ
のときが、いわばメモリセルにとって一番危険なときで
あって、十分なノイズマージンを持っていないと双安定
状態が失われデータが破壊される。
【0019】一方、TFTの電流性能が特に低電圧で十
分なものを得ることが難しいので、書込直後の“H”レ
ベルに対応する記憶ノードの電位は、電源電圧よりもア
クセストランジスタのしきい値電圧(Vthn )分低いレ
ベルであるVCC−Vthn となっている。つまりメモリセ
ルの双安定性の解析は、動作の最もマージンの低くなる
書換え直後の読出動作について行なう必要がある。
【0020】書込直後のメモリセルの読出特性を図13
(a)に、その読出特性に対応するメモリセルの回路構
成を図13(b)に示した。図13(a)中の曲線αが
アクセストランジスタQ2とドライバトランジスタQ4
からなるインバータ特性を、βがアクセストランジスタ
Q1とドライバトランジスタQ3からなるインバータ特
性である。ここで、負荷トランジスタQ5およびQ6の
影響は、上述のとおり電流が少ないことから無視でき
る。
【0021】また、曲線αおよびβの交点aおよびbが
メモリセルの安定点であり、aのときが“0”データを
記憶している場合に、bのときが“1”データを記憶し
ている場合にそれぞれ対応している。
【0022】図13(a)のCの部分がアクセストラン
ジスタQ2のしきい値電圧Vathnに、Dの部分がドライ
バトランジスタQ3のしきい値電圧Vdthnに対応する。
電源電圧VCCから、このCおよびDを引いた残りの部分
Eがメモリセルの読出動作を安定させるためのマージン
領域に対応する。アクセストランジスタやドライバトラ
ンジスタのしきい値電圧は、これらのトランジスタのサ
ブスレショルドリーク電流値を十分低く抑制する等の目
的のために一定の値以下にすることは難しい。したがっ
て、マージン領域Eは、動作電圧VCCが低くなると、減
少してしまうため読出動作が安定しなくなる。
【0023】ここで、図13(a)中のアおよびイで示
された部分は、“セルの目”と呼ばれ、このセルの目に
対応する領域が電源電圧が低い領域では小さくなってし
まい動作が不安定化するとも言うことができる。
【0024】したがって、少しでも低電圧動作における
メモリセルの動作マージンを向上させるため、ドライバ
トランジスタの電流供給能力とアクセストランジスタの
電流供給能力の比(セルレシオ)を十分大きくすること
が行なわれる。
【0025】すなわち、記憶ノードAに“H”レベルが
記憶されている場合には、“L”レベルが記憶されてい
る記憶ノードBに接続するアクセストランジスタQ2お
よびドライバトランジスタQ4において、ドライバトラ
ンジスタQ4の電流供給能力の方が大きければ、記憶ノ
ードBの電位は“L”レベルにおいて安定する。このこ
とは、図13(a)において、Fで示した値が小さくな
ることに対応する。
【0026】ここで一般にMOSトランジスタの電流供
給の能力は、飽和領域におけるドレイン電流ID を ID =β(VGS−Vth2 /2 …(1) と表現した場合のβの大きさで表わす。ここで、VGS
ゲートソース間の電圧を、Vthはトランジスタのしきい
値電圧を表わす。
【0027】動作マージンのことを考慮すると、従来セ
ルレシオは3以上の値に設定されてきた。
【0028】しかし、このメモリセルには次の不具合点
があった。 i) セルレシオを大きくとるためにドライバトランジ
スタのゲート幅を広げるとセルサイズが大きくなってし
まう。
【0029】ii) セルレシオを大きくとるためにアク
セストランジスタの性能を落とすことも可能であるが、
この場合は、トランジスタの製造プロセスにおいてイオ
ン注入の条件を工夫して寄生抵抗値を大きくする等が必
要となり製造方法が複雑化する。
【0030】iii ) たとえ、セルレシオを3以上の値
にとることができても、アクセストランジスタおよびド
ライバトランジスタのしきい値電圧の大きさに対応する
領域(図13(a)中、領域Cおよび領域D)が大きい
ため、動作マージンを確保することが困難で、より低電
圧の動作たとえば2V以下での動作は困難となってしま
うこと。
【0031】以上のような問題点を解決するために、文
献 H. Kuriyama et al., IEEE Symposium on VLSI Tec
h. Dig., P.38(1992)に第2の従来例が開示されてい
る。
【0032】図4(a)は、第2の従来例のメモリセル
を示す回路図である。第1の従来例と異なる点は、以下
の3点である。
【0033】i) ワード線を書込専用のワード線(R
ワード線)および読出専用のワード線(Wワード線)の
2つに分離している。つまり、書込動作時には、アクセ
ストランジスタQ1のみが駆動され、書込動作において
は、アクセストランジスタQ2のみが駆動される。
【0034】ii) 1つのメモリセルに対応するビット
線を1本のみとしている。 iii ) ドライバトランジスタQ4も、TFTとしてい
る。
【0035】以上のような構成にしたことにより、第2
の従来例は第1の従来例に比べて以下のような利点を有
する。
【0036】読出動作においては、アクセストランジス
タQ2はオフ状態となっているので、負荷トランジスタ
Q6およびドライバトランジスタQ4によってインバー
タが構成される。つまり、負荷トランジスタがP型MO
Sトランジスタとなることで、インバータの電圧ゲイン
が向上し、メモリセルのノイズマージンが改善される。
【0037】また、ドライバトランジスタQ4もTFT
であるので、メモリセルの面積を一層小さくすることが
可能である。
【0038】しかしながら、この第2の従来例も以下の
ような問題点を有している。上記問題点を説明するため
に、まず始状態として記憶ノードAは“L”レベルであ
り、このメモリセルに“0”データが記憶されているも
のとする。
【0039】この状態で、このメモリセルに“1”デー
タを書込む場合を考える。この場合のビット線およびワ
ード線ならびに各トランジスタの動作状態を図14
(b)に示した。
【0040】書込用ワード線の電位レベルが、“H”レ
ベルに引上げられアクセストランジスタQ2が導通状態
となる。一方、アクセストランジスタQ1は遮断状態の
ままである。このとき、ビット線の電位は“L”レベル
にプルダウンされる。したがって、記憶ノードBの電
位、ドライバトランジスタQ3のゲートの電位および負
荷トランジスタQ5のゲートの電位はすべて“L”レベ
ルとなる。
【0041】つまり、ドライバトランジスタQ3は遮断
状態となり、負荷トランジスタQ5は導通状態となって
記憶ノードAの充電が行なわれ、記憶ノードAは“H”
レベルに引上げられることになる。
【0042】しかしながら、負荷トランジスタQ5は、
TFTであってその電流供給能力は十分でないため、記
憶ノードAが“H”レベルとなるまでに長時間(たとえ
ば、μsecオーダ)が必要で、書込動作に要する時間
が第1の従来例に比べて極めて大きくなってしまうとい
う問題点を有していた。
【0043】本発明は上記のような問題点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、電源電圧が低
くなった場合も十分な動作マージンを有するメモリセル
を備えたSRAMを提供することである。
【0044】この発明の他の目的は、低電圧動作におい
ても書込動作に要する時間の増大を招かないメモリセル
を有するSRAMを提供することである。
【0045】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のスタティ
ック型半導体記憶装置は、複数のメモリセルを有するメ
モリセルアレイを備え、各メモリセルは、第1導電型の
第1の駆動用トランジスタおよび第2導電型の第1の負
荷用トランジスタからなる第1のインバータならびに第
1導電型の第2の駆動用トランジスタおよび第2導電型
の第2の負荷用トランジスタからなる第2のインバータ
を有するフリップフロップ回路と、第1のインバータの
出力ノードと接続する第1導電型の第1のアクセストラ
ンジスタと、第2のインバータの出力ノードと接続する
第1導電型の第2のアクセストランジスタとを含み、メ
モリセルの少なくとも1つと、第1および第2のアクセ
ストランジスタを介してそれぞれ接続する、第1および
第2のビット線と、第1および第2のアクセストランジ
スタのゲートにそれぞれ接続する第1および第2のワー
ド線と、メモリセルへの記憶情報の書込の場合、第1お
よび第2のワード線電位を制御して、第1および第2の
アクセストランジスタを導通させ、第1および第2のビ
ット線の相補電位をメモリセルへ伝達させる、書込動作
制御手段と、メモリセルからの記憶情報の読出の場合、
第1のワード線電位を制御して、第1のアクセストラン
ジスタを導通させ、第1のインバータの出力を第1のビ
ット線に伝達させる読出動作制御手段とを備える。
【0046】請求項2記載のスタティック型半導体記憶
装置は、請求項1記載のスタティック型半導体記憶装置
の構成において、第1および第2の負荷用トランジスタ
は、薄膜トランジスタである。
【0047】請求項3記載のスタティック型半導体記憶
装置は、請求項2記載のスタティック型半導体記憶装置
の構成において、第2のインバータの論理しきい値が、
動作電圧の2分の1以下、かつ、論理値の低レベル値よ
りも大きい。
【0048】請求項4記載のスタティック型半導体記憶
装置は、請求項3記載のスタティック型半導体記憶装置
の構成において、第2の駆動用トランジスタのしきい値
電圧が、第1の駆動用トランジスタのしきい値電圧より
高い。
【0049】請求項5記載のスタティック型半導体記憶
装置は、請求項3記載のスタティック型半導体記憶装置
の構成において、第2駆動用トランジスタのゲート幅
が、第1の駆動用トランジスタのゲート幅より狭い。
【0050】請求項6記載のスタティック型半導体記憶
装置は、請求項2記載のスタティック型半導体記憶装置
の構成において、第2のビット線が、第1のビット線よ
りも下層の配線層で形成されている。
【0051】請求項7記載のスタティック型半導体記憶
装置は、請求項6記載のスタティック型半導体記憶装置
の構成において、第2のビット線がシリサイド配線であ
る。
【0052】請求項8記載のスタティック型半導体記憶
装置は、複数のメモリセルを有するメモリセルアレイを
備え、各メモリセルは、第1導電型の第1の駆動用トラ
ンジスタおよび第1の負荷素子からなる第1のインバー
タならびに第1導電型の第2の駆動用トランジスタおよ
び第2の負荷素子からなる第2のインバータを有するフ
リップフロップ回路と、第1のインバータの出力ノード
と接続する第1導電型の第1のアクセストランジスタ
と、第2のインバータの出力ノードと接続する第1導電
型の第2のアクセストランジスタとを含み、メモリセル
の少なくとも1つと、第1および第2のアクセストラン
ジスタを介してそれぞれ接続する、第1および第2のビ
ット線と、各ビット線と電源との間に接続されるビット
線負荷手段とを備え、ビット線負荷手段は、ゲートに第
1の電位が印加され、前記ビット線と電源との間に接続
される第1のビット線負荷MOSトランジスタを含み、
第1および第2のアクセストランジスタのゲートに共通
に接続するワード線をさらに備え、第1のビット線負荷
MOSトランジスタの電流供給能力が、対応するビット
線に接続するアクセストランジスタの電流供給能力の5
倍以下であり、かつ、アクセストランジスタの接続する
駆動用トランジスタの電流供給能力が、アクセストラン
ジスタの電流供給能力以上である。
【0053】請求項9記載のスタティック型半導体記憶
装置は、請求項8記載のスタティック型半導体記憶装置
の構成に加えて、外部信号に応じて、ワード線を所定の
遅延時間経過後に駆動する、ワード線駆動遅延手段をさ
らに備える。
【0054】請求項10記載のスタティック型半導体記
憶装置は、請求項8記載のスタティック型半導体記憶装
置の構成に加えて、ビット線負荷手段は、第1のビット
線負荷MOSトランジスタと並列に接続され、ゲート電
位が読出動作制御手段に制御される第2のビット線負荷
MOSトランジスタをさらに含み、メモリセルへの記憶
情報の書込の場合、ワード線電位を制御して、第1およ
び第2のアクセストランジスタを導通させ、第1および
第2のビット線の相補電位をメモリセルへ伝達させる、
書込動作制御手段と、メモリセルの記憶情報を読出す場
合、ワード線の電位を制御して、第1および第2のアク
セストランジスタを導通させ、第1および第2のインバ
ータの出力をそれぞれ第1および第2のビット線に伝達
させ、かつ、第2のビット線負荷MOSトランジスタを
遮断状態とする、読出動作制御手段とをさらに備える。
【0055】請求項11記載のスタティック型半導体記
憶装置は、複数のメモリセルを有するメモリセルアレイ
を備え、各メモリセルは、第1導電型の第1の駆動用ト
ランジスタおよび第1の負荷素子からなる第1のインバ
ータならびに第1導電型の第2の駆動用トランジスタお
よび第2の負荷素子からなる第2のインバータを有する
フリップフロップ回路と、第1のインバータの出力ノー
ドと接続する第1導電型の第1のアクセストランジスタ
と、第2のインバータの出力ノードと接続する第1導電
型の第2のアクセストランジスタとを含み、メモリセル
の少なくとも1つと、第1および第2のアクセストラン
ジスタを介してそれぞれ接続する、第1および第2のビ
ット線と、各ビット線と電源との間に接続されるビット
線負荷手段とを備え、ビット線負荷手段は、ビット線と
電源との間に接続され、ゲート電位が読出動作制御手段
に制御されるデプレション型MOSトランジスタを含
み、第1および第2のアクセストランジスタのゲートに
共通に接続するワード線と、メモリセルへの記憶情報の
書込の場合、ワード線電位を制御して、第1および第2
のアクセストランジスタを導通させ、第1および第2の
ビット線の相補電位をメモリセルへ伝達させる、書込動
作制御手段と、メモリセルの記憶情報を読出す場合、ワ
ード線の電位を制御して前記第1および第2のアクセス
トランジスタを導通させ、第1および第2のインバータ
の出力をそれぞれ前記第1および第2のビット線に伝達
させ、かつ、前記デプレション型MOSトランジスタの
ゲート電位を第1の電位とし、メモリセルの記憶情報の
読出動作を行なわない場合、デプレション型MOSトラ
ンジスタのゲート電位を第2の電位とする、読出動作制
御手段とを備える。
【0056】
【作用】請求項1記載のスタティック型半導体記憶装置
においては、書込動作は、第1および第2のアクセスト
ランジスタをともに導通状態として、ビット線の相補電
位の書込を行なうのに対し、読出動作においては、第1
のアクセストランジスタを導通状態として、第1のビッ
ト線を介して記憶情報の読出が行なわれる。
【0057】請求項2記載のスタティック型半導体記憶
装置においては、メモリセル中の第1および第2の負荷
トランジスタは薄膜トランジスタであって、駆動用トラ
ンジスタやアクセストランジスタの上部に形成すること
が可能である。
【0058】請求項3記載のスタティック型半導体記憶
装置においては、請求項2記載のスタティック型半導体
記憶装置のメモリセルの構成において、第2のインバー
タの論理しきい値が動作電圧の下限の2分の1以下であ
る。
【0059】請求項4記載のスタティック型半導体記憶
装置においては、請求項3記載のスタティック型半導体
記憶装置のメモリセルの構成において、第2の駆動用ト
ランジスタのしきい値電圧は第1の駆動用トランジスタ
のしきい値電圧よりも高い。
【0060】請求項5記載のスタティック型半導体記憶
装置においては、請求項3記載のスタティック型半導体
記憶装置のメモリセルの構成において、第2の駆動用ト
ランジスタのゲート幅は、第1の駆動用トランジスタの
ゲート幅よりも狭い。
【0061】請求項6記載のスタティック型半導体記憶
装置においては、請求項2記載のスタティック型半導体
記憶装置の構成において、第1のビット線と第2のビッ
ト線が、それぞれ異なる配線層で形成されているので、
ビット線の加工工程において、ビット線間距離のマージ
ンを考慮する必要がない。
【0062】請求項7記載のスタティック型半導体記憶
装置においては、請求項6記載のスタティック型半導体
記憶装置の構成において、第2のビット線はシリサイド
配線であって第2のビット線上の層間絶縁膜の形成工程
を高温プロセスで行なうことが可能である。
【0063】請求項8記載のスタティック型半導体記憶
装置においては、第1のビット線負荷トランジスタ、ア
クセストランジスタおよび駆動用トランジスタの電流供
給能力が所定の関係を満たすので、電源電圧が低くなっ
た場合も、メモリセルの動作マージンを確保することが
できる。
【0064】請求項9記載のスタティック型半導体記憶
装置においては、ワード線の駆動を所定の遅延時間だけ
遅らせることができる。
【0065】請求項10記載のスタティック型半導体記
憶装置においては、読出動作においては、第2のビット
線負荷MOSトランジスタが遮断状態となっているの
で、ビット線負荷の大きさを大きくすることが可能であ
る。一方、読出動作を行なわない場合は、第1および第
2のビット線負荷MOSトランジスタをともに導通状態
とすることで、ビット線負荷の値を小さくすることが可
能である。
【0066】請求項11記載のスタティック型半導体記
憶装置においては、読出動作においては、ビット線負荷
であるデプレション型MOSトランジスタのゲート電位
を第1の電位とすることで、ビット線負荷の値を大きく
し、読出動作を行なわない場合は、上記デプレション型
MOSトランジスタのゲート電位を第2の電位とするこ
とで、ビット線負荷の大きさを小さくすることが可能で
ある。
【0067】
【実施例】
[第1の実施例]図1は、本発明の第1の実施例のSR
AMのメモリセルの構成を示す回路図である。
【0068】従来のメモリセルの構成に比べると、ワー
ド線が2つに分離され、アクセストランジスタQ1のゲ
ートには読出/書込用ワード線(以下、R/Wワード
線)が接続され、アクセストランジスタQ2のゲートに
は、書込用ワード線(以下、Wワード線)が接続されて
いる。さらに、ビット線は、ビット線および/ビット線
からなる相補構成となっている。
【0069】図2は、本発明の第1の実施例のSRAM
の構成を示す概略ブロック図である。
【0070】図12に示した第1の従来例の構成と異な
る点は、以下の4点である。第1は、メモリセル10〜
16が、図1で示した構成となっている点である。
【0071】第2は、ワード線ドライバ回路が、書込/
読出ワード線ドライバ回路220および書込ワード線ド
ライバ回路222の2つに分離していることである。
【0072】第3には、読出/書込バッファ回路210
からの信号srwにより、読出/書込ワード線ドライバ
回路220および書込ワード線ドライバ回路222が制
御される構成となっている点である。
【0073】第4には、ダミーメモリセル300が、セ
ンスアンプ212の一方の出力に接続している点であ
る。
【0074】図1および図2を参照して、次に動作につ
いて説明する。第1の従来例では、読出動作でも書込動
作でもビット線および/ビット線の2本を用いていた
が、本実施例では読出時にはビット線1本のみを使用
し、書込動作はビット線および/ビット線の2本を用い
る。
【0075】以下では、メモリセル10に対して読出お
よび書込動作が行なわれるものとし、メモリセル10の
記憶ノードAの電位レベルは“L”レベルであるものと
する。
【0076】読出動作においては、外部から行アドレス
信号がXアドレスバッファ回路200に入力され、Xア
ドレスデコーダ202においてデコードされる。Xアド
レスデコーダ202からの行アドレス信号および読出/
書込バッファ回路210からの信号srwに応じて、読
出/書込ワード線ドライバ回路220が、読出/書込ワ
ード線R/WL1の電位を“H”レベルに引上げる。こ
れに応じて、アクセストランジスタQ1が導通状態とな
る。記憶ノードAの電位は“L”レベルであって、駆動
用トランジスタQ3がオン状態となっているので、ビッ
ト線の電位は、電源電位VCCよりも低い電位となる。
【0077】このときに生じる微小電位差を増幅するに
は、センスアンプ212への入力は相補型であることが
望ましいが、本実施例においては、読出動作はビット線
のみで行なう構成としているので、センスアンプ212
の一方の入力には、外部からの列アドレス信号に応じ
て、Y選択スイッチ216によって選択されたビット線
が接続され、他方の入力にはダミーメモリセル300が
接続される。すなわち、ダミーメモリセル300からの
入力が、メモリセル10からの記憶情報の読出に対する
基準電位を与えている。以上のようなダミーメモリセル
を用いる構成は、たとえば、文献 K. Sasaki et at., I
EEE Journal of Solid State Circuits. vol. 28. No.
11. Nov., P.1125(1993)に開示されているものであ
る。読出動作は、以上のような構成で行なわれるので、
読出動作中はアクセストランジスタQ2は遮断状態のま
まである。
【0078】書込動作においては、読出/書込バッファ
回路に入力された書込動作制御信号に応じた信号srw
および外部からの行アドレス信号に応じて、書込ワード
線ドライバ回路222および読出/書込ワード線ドライ
バ回路220が駆動され、対応するワード線WL1およ
びR/WL1が、ともに“H”レベルに引上げられる。
これに応じて、アクセストランジスタQ1およびQ2が
導通状態となる。
【0079】一方、外部からの列アドレス信号に応じ
て、Y選択スイッチ回路216が、対応するビット線お
よび/ビット線と書込ドライバ回路214とを接続す
る。読出/書込バッファ回路210に外部から書込動作
制御信号が入力することで、書込ドライバ回路214が
活性化される。たとえば、メモリセル10に“1”デー
タを書込む場合は、外部から入出力バッファ回路218
に入力される“H”レベルの信号に応じて、書込ドライ
バ回路214は、ビット線の電位を“H”レベルとし、
/ビット線の電位を“L”レベルとする。
【0080】したがって、記憶ノードBの電位は、アク
セストランジスタQ2を介して、ビット線により、
“L”レベルにまで引下げられる。一方、記憶ノードA
は、アクセストランジスタQ1を介してビット線によ
り、“H”レベルに充電される。したがって、第2の従
来例と異なり、十分な電流供給能力を有するアクセスト
ランジスタQ1により記憶ノードAが充電されるので、
書込動作に要する時間が増大するということがない。
【0081】図3は、第1の実施例の書込直後の読出特
性を示す。図13(a)に示した第1の従来例と異なる
点は、アクセストランジスタQ2および駆動用トランジ
スタQ4で構成されるインバータ特性αが負荷用トラン
ジスタQ6および駆動用トランジスタQ4で構成される
インバータ特性γに変わった点である。負荷が、N型ト
ランジスタからP型トランジスタとなってCMOS回路
構成となったことにより、インバータの電圧ゲインも大
きくなり、“セルの目”といわれる領域アおよび領域イ
が、第1の従来例に比べると十分に大きくなっている。
この場合、“セルの目”の領域が十分大きくなったこと
に対応して、セルレシオは従来の値である3からたとえ
ば2に落としたとしても十分な動作マージンを確保する
ことができる。
【0082】以上のように、第1の実施例によればメモ
リセルの読出動作が安定する。また、一般にメモリセル
の面積を決める要素の1つとしてトランジスタのゲート
面積があることから、セルレシオを小さくできる分駆動
用トランジスタのゲート幅を狭くできるので、セルサイ
ズを小さくすることが可能で、高集積化に有利である。
【0083】さらに、本実施例の読出動作における動作
しきい値の下限は、負荷トランジスタQ6と駆動用トラ
ンジスタQ4で構成されるインバータの論理しきい値に
より決まる。つまり、図3において、領域アまたは領域
イがなくなったときにこのメモリセルは動作が不可能と
なるが、領域アが大きいことは論理しきい値が高いこと
に、領域イが大きいことは論理しきい値が低いことに対
応する。
【0084】低電圧動作においては、領域イの方が小さ
くなる傾向にあるため、動作電源電位の下限においても
領域イが存在するように、負荷トランジスタQ6および
駆動用トランジスタQ4の特性を調整する必要がある。
【0085】アクセストランジスタQ1および駆動用ト
ランジスタQ3から構成されるインバータの特性曲線β
においては、記憶ノードAの電圧は、電源電位VCCから
アクセストランジスタQ1のしきい値電圧を引いた値以
上になることができない。したがって、インバータ特性
曲線γの論理しきい値を動作電源電圧下限の半分以下と
することで、領域イを確保することが可能で、このよう
な設定により低電圧動作においても動作マージンが得ら
れる。
【0086】また、一方で、読出動作時は駆動用トラン
ジスタQ4を用いないためこのトランジスタのドレイン
電流量を減らしても読出速度には影響しない。このた
め、駆動用トランジスタQ3に比べ駆動用トランジスタ
Q4のドレイン電流量を減らすことができる。したがっ
て、たとえば、駆動用トランジスタQ4のしきい値電圧
dthn2 を駆動用トランジスタQ3のしきい値Vdthn1
よりも高く設定することができる。この場合、図3にお
いて、領域アの大きさは、駆動用トランジスタQ4のし
きい値電圧Vdthn2 が大きいほど大きくなるので、記憶
ノードAの記憶レベルが“L”レベルである場合の動作
マージンが確保される。
【0087】駆動用トランジスタQ4のドレイン電流量
を駆動用トランジスタQ3のドレイン電流量に比べて減
少させるのは、上記のようなしきい値電圧の調整だけで
なく、駆動用トランジスタQ3に比べて駆動用トランジ
スタQ4のゲート幅を狭くすることによっても可能であ
る。この場合においては、駆動用トランジスタQ4のゲ
ート幅を狭くすることが可能な分メモリセルの面積をよ
り小さくすることが可能である。
【0088】[第2の実施例]図4(a)は、従来のメ
モリセル100に対するビット線(BIT)および/ビ
ット線(/BIT)のパターン例を、図4(b)は本発
明の第2の実施例のメモリセル10に対するビット線
(BIT)および/ビット線(/BIT)のパターン例
を示すものである。
【0089】ビット線はビット線コンタクト20を介し
て、/ビット線はビット線コンタクト22を介してメモ
リセルと接続している。
【0090】従来ビット線および/ビット線はメタル配
線、たとえば、アルミニウム系配線(以下、Al配線)
が用いられてきた。これは、Al配線のような低抵抗な
配線でないと、ビット線の抵抗値および寄生容量値によ
り決まる遅延時間が大きくなり、読出速度が遅れるため
である。
【0091】しかし、第1の実施例では/ビット線は読
出動作には用いないので、Al配線を用いなくても読出
速度に影響を与えない。メモリセルのサイズを決める1
つの要因として、Al配線のピッチがある。メモリセル
として、第1の実施例で示したものを用いれば、ビット
線はAl配線を、/ビット線はAl配線の下層配線、た
とえば、シリサイド配線とすることが可能である。した
がって、ビット線と/ビット線が異なる配線層に属する
ので、ビット線の加工工程におけるプロセスマージンに
よって決定されるビット線と/ビット線間のピッチを小
さくすることが可能である。したがって、図4に示すよ
うに、従来のメモリセル100の短辺に比べて、メモリ
セル10の短辺は短くすることが可能で、メモリセルサ
イズの縮小が可能となる。
【0092】また、1つのメモリセルに対応するAl配
線が1本となったことにより、メモリセルサイズ自体は
縮小されても、Al配線間のピッチは従来よりも広くす
ることが可能である。この様子を図5に示す。図5
(a)は、従来のメモリセルが2つ並んでいる場合の、
ビット線および/ビット線のパターンを示す図である。
図5(b)は、第2の実施例のメモリセルが2つ並んで
いる場合の、ビット線のパターンを示す図である。
【0093】本実施例においては、従来例に比べるとA
l配線によって形成されるビット線間隔が大きいため、
このビット線の間に、GND配線を形成することが可能
で、このGND配線により各メモリセルにGND電位を
安定して供給することが可能となり、低電圧動作におけ
るメモリセルの動作をさらに安定化することが可能であ
る。
【0094】[第3の実施例]図6は、本発明の第3の
実施例のSRAM2000の回路構成を示す概略ブロッ
ク図である。
【0095】基本的な構成は、第1の従来例と同様であ
る。異なる点は、ビット線負荷トランジスタ410〜4
16のトランジスタサイズに以下に述べる限定を加えた
点である。
【0096】従来は、ビット線負荷トランジスタの電流
供給能力はアクセストランジスタQ1およびQ2の10
倍以上であった。これに比べ、本実施例ではアクセスト
ランジスタQ1およびQ2に対するビット線負荷トラン
ジスタの電流供給能力を5倍以下としている。
【0097】次に動作について述べる。メモリセル自体
の構成は、第1の従来例と同様であるので、図11に示
したメモリセルの構成を参照して説明する。
【0098】たとえば、電源電圧を3Vとすると、ビッ
ト線負荷トランジスタのドレイン電圧Vd およびゲート
ソース間電圧Vg がともに−3Vの場合のドレイン電流
値I d は、1.0〜3mAであった。これに対し、アク
セストランジスタでは、Vd=Vg =3VでId は10
0μA程度であり、駆動用トランジスタにおいては、ア
クセストランジスタと同一の条件において200μA程
度であった。
【0099】より具体的な例で述べると、ビット線負荷
トランジスタ、アクセストランジスタ、駆動用トランジ
スタのそれぞれのVd =Vg =−3V(P型トランジス
タの場合)あるいはVd =Vg =3V(N型トランジス
タの場合)でのドレイン電流値が1.2mA、100μ
A、200μAにおいて、図11の記憶ノードAが
“L”レベル、記憶ノードBが“H”レベルとする。こ
のとき、ビット線の電位は2.8ボルト、記憶ノードA
が0.7ボルトとなる。ドライバトランジスタQ4のし
きい値の値が0.7Vであるとすると、記憶ノードBの
“H”レベルが駆動用トランジスタQ4が導通状態にな
ることで下がってしまい、データの破壊が起きる。
【0100】これに対し、本実施例のようにした場合
は、“H”レベルの低下はなくデータ破壊が起きない。
具体的な例で述べると、ビット線負荷トランジスタ、ア
クセストランジスタ、駆動用トランジスタのそれぞれの
d =Vg =−3V(P型トランジスタの場合)あるい
はVd =Vg =3V(N型トランジスタの場合)におけ
るドレイン電流値が33μA、100μA、200μA
であり、図11の記憶ノードAが“L”レベル、記憶ノ
ードBが“H”レベルとする。このとき、ビット線の電
位が1.5V、記憶ノードAの電位が0.5Vとなる。
記憶ノードAの電位0.5Vは、駆動用トランジスタQ
4のしきい値電圧の一般的な値0.7Vに比べ十分低い
ためデータの破壊は生じない。
【0101】以上のような具体例に基づいて、データ破
壊の生じないトランジスタ特性の領域を計算した結果を
図7に示す。
【0102】以下では、電源電圧は3Vに固定し、アク
セストランジスタのしきい値電圧V tha は0.7Vであ
るものとする。
【0103】従来例において説明したとおり、記憶ノー
ドの電位が“L”レベルである場合のメモリセルの動作
の安定性という要求から、駆動用トランジスタの電流供
給能力は、アクセストランジスタの電流供給能力よりも
大きくなければならない。図7は、横軸にアクセストラ
ンジスタの電流供給能力に対する駆動用トランジスタの
電流供給能力の比をとり、縦軸にアクセストランジスタ
の電流供給能力に対するビット線負荷トランジスタの電
流供給能力の比をとったものである。
【0104】上述したことにより、メモリセルの動作マ
ージンを確保するためには横軸の値は1.5以上でなけ
ればならない。
【0105】以下では、駆動用トランジスタのしきい値
電圧Vthd として0.7Vの場合と0.85Vの場合に
ついての結果を述べる。まず、駆動用トランジスタのし
きい値電圧Vthd が0.7Vの場合は、アクセストラン
ジスタの電流供給能力に対する駆動用トランジスタの電
流供給能力がその下限値である1.5のとき、アクセス
トランジスタの電流供給能力に対するビット線負荷トラ
ンジスタの電流供給能力の比が5以下であれば、“L”
レベルである記憶ノードの電位が駆動用トランジスタの
しきい値電圧である0.7Vを超えない。アクセストラ
ンジスタの電流供給能力に対する駆動用トランジスタの
電流供給能力が1よりも大きな範囲では図7中クロスハ
ッチで示した領域ではメモリセルのデータ破壊が生じな
い。
【0106】一方、メモリセルの駆動用トランジスタの
しきい値電圧Vthd が0.85Vである場合は、アクセ
ストランジスタの電流供給能力に対する駆動用トランジ
スタの電流供給能力の比は1以上であることが必要で、
この下限値の場合はアクセストランジスタの電流供給能
力に対するビット線負荷トランジスタの電流供給能力の
比は5以下であればよい。アクセストランジスタの電流
供給能力に対する駆動用トランジスタの電流供給能力の
比がさらに大きな範囲では、図7中斜線で示された領域
ではデータの破壊が発生しない。
【0107】したがって、上記の結果により、少なくと
も以下の2つの条件が満たされる領域においては、メモ
リセルは安定に動作することが可能であることがわか
る。
【0108】 (駆動用トランジスタの電流供給能力)/(アクセストランジスタの電流供給 能力)≧1 …(2) (ビット線負荷トランジスタの電流供給能力)/(アクセストランジスタの電 流供給能力)≦5 …(3) 一方、MOSトランジスタの電流供給能力βは一般に、
以下の式で表現される。
【0109】β=μCOXW/L …(4) ここで、μはキャリアの移動度、COXはMOSトランジ
スタのゲート絶縁膜の単位面積当りの容量、Wはトラン
ジスタのゲート幅、Lはトランジスタのゲート長を表わ
す。
【0110】したがって、ビット線負荷トランジスタ、
アクセストランジスタおよび駆動用トランジスタのゲー
ト幅ないしゲート長を調節して上記式(2)および
(3)の条件を満たすように設定してやれば、メモリセ
ルのデータが破壊されることはない。
【0111】本実施例においては、ビット線負荷用トラ
ンジスタのゲート幅ないしゲート長の調節によって、低
電圧動作においても安定に動作するSRAMを得ること
が可能である。
【0112】[第4の実施例]図8は、本発明の第4の
実施例のSRAM3000の構成を示す概略ブロック図
である。
【0113】第3の実施例において示したように、動作
電源電圧が低くなった場合においても、ビット線負荷ト
ランジスタの電流供給能力を一定値以下とすることで、
メモリセルの安定動作を実現することが可能である。し
かし、この場合においては、ビット線負荷トランジスタ
を流れる電流量が少ないため特定のメモリセルをアクセ
スするために、ワード線電位が変化するときビット線お
よび/ビット線にノイズが生じる可能性がある。すなわ
ち、ビット線とワード線との間に存在する浮遊容量を介
して、ワード線電位の変化がビット線の電位に影響を与
える可能性がある。
【0114】本実施例においては、上記の問題点を解決
するために、ワード線を駆動するにあたり所定の遅延時
間をもってワード線を駆動することが可能な遅延回路付
ワード線ドライバ回路400を用いている。上記のビッ
ト線とワード線間の浮遊容量およびワード線の抵抗値等
で決定される特定の時定数よりも長い時定数でワード線
を駆動すれば、ワード線がビット線に与えるノイズの問
題がない安定した回路動作を実現することが可能であ
る。
【0115】[第5の実施例]図9は、本発明の第5の
実施例のSRAM4000の構成を示す概略ブロック図
である。
【0116】第3の実施例と異なる点は、以下の2点で
ある。第1は、ビット線負荷トランジスタ410〜41
6がデプレション型MOSトランジスタであることであ
る。
【0117】第2には、上記ビット線負荷トランジスタ
のゲート電位を読出/書込バッファ回路210が制御す
る構成としている点である。
【0118】第3の実施例においては、ビット線負荷ト
ランジスタ410〜416の電流供給能力を小さくする
ことで、読出動作時のメモリセルの安定性を向上させ
た。しかし、読出動作を行なわない場合には、ビット線
電位を安定させるため、電流が多く流せるビット線負荷
である方が望ましい。
【0119】本実施例においては、読出動作において
は、ビット線負荷トランジスタ420〜420のゲート
電位をVg =Vccとして電流供給能力を減少させる。
【0120】その他の場合は、Vg =0Vとすること
で、電流供給能力を増加させる構成としている。これに
より、安定した読出動作と安定した記憶情報の保持動作
を両立させることが可能である。
【0121】[第6の実施例]図10は、本発明の第6
の実施例のSRAMの構成中の読出/書込バッファ回路
210およびビット線負荷素子の部分を示す回路図であ
る。
【0122】第5の実施例においては、ビット線負荷素
子をデプレション型MOSトランジスタとすることで、
読出動作時とその他の場合のビット線負荷の電流供給能
力を変化させた。本実施例においては、常時導通状態と
なっているエンハンスメント型P型トランジスタ410
〜416とそれらのそれぞれに並列に接続されているエ
ンハンスメント型P型トランジスタ420〜426によ
ってビット線負荷素子を構成している。
【0123】エンハンスメント型P型トランジスタ42
0〜426のゲート電位は、読出/書込バッファ回路2
10によって制御されている。読出動作においては、P
型トランジスタ420〜426は遮断状態となる。した
がって、第5の実施例と同様に、読出動作中のビット線
負荷素子の電流供給能力が小さくなるためメモリセル動
作が安定化される。
【0124】一方、読出動作以外の場合は、P型トラン
ジスタは導通状態となっており、ビット線負荷の電流供
給能力を大きくすることが可能である。
【0125】したがって、第5の実施例におけるのと同
様に、読出動作時の動作の安定化と安定な記憶情報の保
持動作の両立が可能となる。
【0126】しかも、デプレション型トランジスタを形
成するために製造工程数が増加するということがない。
【0127】
【発明の効果】請求項1記載のスタティック型半導体記
憶装置においては、読出動作においては第1のアクセス
トランジスタのみが駆動されるので、第2のアクセスト
ランジスタが接続する側のインバータの電圧ゲインを高
く保持することが可能で、メモリセル動作の安定を図る
ことができる。書込動作においては、第1および第2の
アクセストランジスタを駆動して、互いに相補な電位と
なっている第1および第2のビット線によりデータの書
込を行なうので、書込動作に要する時間が増加すること
がない。
【0128】請求項2記載のスタティック型半導体記憶
装置においては、負荷用トランジスタが薄膜トランジス
タであり、駆動用トランジスタおよびアクセストランジ
スタの上層に形成することが可能であり、メモリセルの
面積を縮小することが可能である。
【0129】請求項3記載のスタティック型半導体記憶
装置においては、第2のインバータの論理しきい値が、
動作電圧の2分の1以下であるので、メモリセルの動作
マージンを確保することが可能である。
【0130】請求項4記載のスタティック型半導体記憶
装置においては、第2の駆動用トランジスタのしきい値
電圧が第1の駆動用トランジスタのしきい値電圧より高
いので、第2の駆動用トランジスタに接続する記憶ノー
ドの電位が“L”レベルの場合も、メモリセル動作が安
定化する。
【0131】請求項5記載のスタティック型半導体記憶
装置においては、第2の駆動用トランジスタのゲート幅
が第1の駆動用トランジスタのゲート幅より狭いので、
請求項4記載のスタティック型半導体記憶装置と同様の
効果を奏するばかりでなく、ゲート幅の短縮によりメモ
リセルの面積を縮小することが可能である。
【0132】請求項6記載のスタティック型半導体記憶
装置においては、第2のビット線が第1のビット線より
も下層の配線層で形成されているので、メモリセル面積
の縮小が可能である。
【0133】請求項7記載のスタティック型半導体記憶
装置においては、第2のビット線がシリサイド配線であ
るため、この配線上に形成される層間絶縁膜に対して高
温プロセスを採用することが可能であり、層間絶縁膜の
平坦化等が容易に行なえる。
【0134】請求項8記載のスタティック型半導体記憶
装置においては、第1のビット線負荷トランジスタ、ア
クセストランジスタおよび駆動用トランジスタの電流供
給能力が所定の関係を満たすので、メモリセルの動作が
低電圧においても安定化される。
【0135】請求項9記載のスタティック型半導体記憶
装置においては、ワード線の駆動を所定の遅延時間をも
って行なうことが可能なワード線駆動遅延状態を備える
ので、ワード線電位の変動によるビット線電位に対する
ノイズの影響を低減することが可能である。
【0136】請求項10記載のスタティック型半導体記
憶装置においては、ビット線負荷手段は、互いに並列に
接続される第1および第2のビット線負荷MOSトラン
ジスタによって構成されるので、読出動作における場合
とその他の場合においてビット線負荷手段の電流供給能
力を可変とすることが可能であり、読出動作の安定化と
安定な記憶情報保持動作との両立を図ることが可能であ
る。
【0137】請求項11記載のスタティック型半導体記
憶装置においては、ビット線負荷手段は、デプレション
型MOSトランジスタであり、そのゲート電位の変化に
よりビット線負荷手段の電流供給能力を変化させること
が可能であるので、請求項10のスタティック型半導体
記憶装置と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例のSRAMのメモリセ
ルの構成を示す回路図である。
【図2】 本発明の第1の実施例のSRAMの構成を示
す概略ブロック図である。
【図3】 本発明の第1の実施例の動作を示すメモリセ
ルの特性図である。
【図4】 本発明の第2の実施例のSRAMのビット線
パターンを示す図である。
【図5】 本発明の第2の実施例のSRAMのメモリセ
ルを2つ並べた場合のビット線パターンを示す図であ
る。
【図6】 本発明の第3の実施例のSRAMの構成を示
す概略ブロック図である。
【図7】 本発明の第3の実施例のメモリセルの特性を
示す図である。
【図8】 本発明の第4の実施例のSRAMの構成を示
す概略ブロック図である。
【図9】 本発明の第5の実施例のSRAMの構成を示
す概略ブロック図である。
【図10】 本発明の第6の実施例のSRAMの構成を
示す要部ブロック図である。
【図11】 第1の従来例のSRAMのメモリセルの構
成を示す回路図である。
【図12】 第1の従来例のSRAMの構成を示す概略
ブロック図である。
【図13】 第1の従来例のメモリセルの動作を示す特
性図である。
【図14】 第2の従来例のメモリセルの構成を示す回
路図である。
【符号の説明】
10、12、14、16 メモリセル、20、22 ビ
ット線コンタクト、100、102、104、106
メモリセル、200 Xアドレスバッファ回路、202
Xアドレスデコーダ回路、204 ワード線ドライバ
回路、206Yアドレスバッファ回路、208 Yアド
レスデコーダ回路、210 読出/書込バッファ回路、
212 センスアンプ、214 書込ドライバ回路、2
16Y選択スイッチ回路、218 入出力バッファ回
路、220 読出/書込ワード線ドライバ回路、222
書込ワード線ドライバ回路、300 ダミーメモリセ
ル、400 遅延回路付ワード線ドライバ回路、41
0、412、414、416 デプレション型P型トラ
ンジスタ、420、422、424、426 エンハン
スメント型P型トランジスタ、1000、2000、3
000、4000、5000 SRAM。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のメモリセルを有するメモリセルア
    レイを備え、 前記各メモリセルは、 第1導電型の第1の駆動用トランジスタおよび第2導電
    型の第1の負荷用トランジスタからなる第1のインバー
    タならびに第1導電型の第2の駆動用トランジスタおよ
    び第2導電型の第2の負荷用トランジスタからなる第2
    のインバータを有するフリップフロップ回路と、 前記第1のインバータの出力ノードと接続する第1導電
    型の第1のアクセストランジスタと、 前記第2のインバータの出力ノードと接続する第1導電
    型の第2のアクセストランジスタとを含み、 前記メモリセルの少なくとも1つと、前記第1および第
    2のアクセストランジスタを介してそれぞれ接続する、
    第1および第2のビット線と、 前記第1および第2のアクセストランジスタのゲートに
    それぞれ接続する第1および第2のワード線と、 前記メモリセルへの記憶情報の書込の場合、前記第1お
    よび第2のワード線電位を制御して、前記第1および第
    2のアクセストランジスタを導通させ、前記第1および
    第2のビット線の相補電位を前記メモリセルへ伝達させ
    る、書込動作制御手段と、 前記メモリセルからの記憶情報の読出の場合、前記第1
    のワード線電位を制御して、前記第1のアクセストラン
    ジスタを導通させ、前記第1のインバータの出力を前記
    第1のビット線に伝達させる、読出動作制御手段とを備
    える、スタティック型半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記第1および第2の負荷用トランジス
    タは、薄膜トランジスタである、請求項1記載のスタテ
    ィック型半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記第2のインバータの論理しきい値
    が、動作電圧の2分の1以下、かつ、論理値の低レベル
    値より大である、請求項2記載のスタティック型半導体
    記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の駆動用トランジスタのしきい
    値電圧が、前記第1の駆動用トランジスタのしきい値電
    圧より高い、請求項3記載のスタティック型半導体記憶
    装置。
  5. 【請求項5】 前記第2駆動用トランジスタのゲート幅
    が、前記第1の駆動用トランジスタのゲート幅より狭
    い、請求項3記載のスタティック型半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記第2のビット線が、前記第1のビッ
    ト線よりも下層の配線層で形成されている、請求項2記
    載のスタティック型半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記第2のビット線がシリサイド配線で
    ある、請求項6記載のスタティック型半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 複数のメモリセルを有するメモリセルア
    レイを備え、 前記各メモリセルは、 第1導電型の第1の駆動用トランジスタおよび第1の負
    荷素子からなる第1のインバータならびに第1導電型の
    第2の駆動用トランジスタおよび第2の負荷素子からな
    る第2のインバータを有するフリップフロップ回路と、 前記第1のインバータの出力ノードと接続する第1導電
    型の第1のアクセストランジスタと、 前記第2のインバータの出力ノードと接続する第1導電
    型の第2のアクセストランジスタとを含み、 前記メモリセルの少なくとも1つと、前記第1および第
    2のアクセストランジスタを介してそれぞれ接続する、
    第1および第2のビット線と、 前記各ビット線と電源との間に接続されるビット線負荷
    手段とを備え、 前記ビット線負荷手段は、 ゲートに第1の電位が印加され、前記ビット線と電源と
    の間に接続される第1のビット線負荷MOSトランジス
    タを含み、 前記第1および第2のアクセストランジスタのゲートに
    共通に接続するワード線をさらに備え、 前記第1のビット線負荷MOSトランジスタの電流供給
    能力が、対応するビット線に接続するアクセストランジ
    スタの電流供給能力の5倍以下であり、かつ、前記アク
    セストランジスタの接続する駆動用トランジスタの電流
    供給能力が、前記アクセストランジスタの電流供給能力
    以上である、スタティック型半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 外部信号に応じて、前記ワード線を所定
    の遅延時間経過後に駆動する、ワード線駆動遅延手段を
    さらに備える、請求項8記載のスタティック型半導体記
    憶装置。
  10. 【請求項10】 前記ビット線負荷手段は、 前記第1のビット線負荷MOSトランジスタと並列に接
    続され、ゲート電位が読出動作制御手段に制御される第
    2のビット線負荷MOSトランジスタをさらに含み、 前記メモリセルへの記憶情報の書込の場合、前記ワード
    線電位を制御して、前記第1および第2のアクセストラ
    ンジスタを導通させ、前記第1および第2のビット線の
    相補電位を前記メモリセルへ伝達させる、書込動作制御
    手段と、 メモリセルの記憶情報を読出す場合、前記ワード線の電
    位を制御して、前記第1および第2のアクセストランジ
    スタを導通させ、前記第1および第2のインバータの出
    力をそれぞれ前記第1および第2のビット線に伝達さ
    せ、かつ、前記第2のビット線負荷MOSトランジスタ
    を遮断状態とする前記読出動作制御手段とをさらに備え
    る、請求項8記載のスタティック型半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】 複数のメモリセルを有するメモリセル
    アレイを備え、 前記各メモリセルは、 第1導電型の第1の駆動用トランジスタおよび第1の負
    荷素子からなる第1のインバータならびに第1導電型の
    第2の駆動用トランジスタおよび第2の負荷素子からな
    る第2のインバータを有するフリップフロップ回路と、 前記第1のインバータの出力ノードと接続する第1導電
    型の第1のアクセストランジスタと、 前記第2のインバータの出力ノードと接続する第1導電
    型の第2のアクセストランジスタとを含み、 前記メモリセルの少なくとも1つと、前記第1および第
    2のアクセストランジスタを介してそれぞれ接続する、
    第1および第2のビット線と、 前記各ビット線と電源との間に接続されるビット線負荷
    手段とを備え、 前記ビット線負荷手段は、 前記ビット線と電源との間に接続され、ゲート電位が読
    出動作制御手段に制御されるデプレション型MOSトラ
    ンジスタを含み、 前記第1および第2のアクセストランジスタのゲートに
    共通に接続するワード線と、 前記メモリセルへの記憶情報の書込の場合、前記ワード
    線電位を制御して、前記第1および第2のアクセストラ
    ンジスタを導通させ、前記第1および第2のビット線の
    相補電位を前記メモリセルへ伝達させる、書込動作制御
    手段と、 メモリセルの記憶情報を読出す場合、前記ワード線の電
    位を制御して前記第1および第2のアクセストランジス
    タを導通させて、前記第1および第2のインバータの出
    力をそれぞれ前記第1および第2のビット線に伝達さ
    せ、かつ、前記デプレション型MOSトランジスタのゲ
    ート電位を第1の電位とし、メモリセルの記憶情報の読
    出動作を行なわない場合、前記デプレション型MOSト
    ランジスタのゲート電位を第2の電位とする、前記読出
    動作制御手段とを備える、スタティック型半導体記憶装
    置。
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