JP3520283B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP3520283B2
JP3520283B2 JP2002113242A JP2002113242A JP3520283B2 JP 3520283 B2 JP3520283 B2 JP 3520283B2 JP 2002113242 A JP2002113242 A JP 2002113242A JP 2002113242 A JP2002113242 A JP 2002113242A JP 3520283 B2 JP3520283 B2 JP 3520283B2
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    • G11C11/41Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors forming static cells with positive feedback, i.e. cells not needing refreshing or charge regeneration, e.g. bistable multivibrator or Schmitt trigger
    • G11C11/413Auxiliary circuits, e.g. for addressing, decoding, driving, writing, sensing, timing or power reduction
    • G11C11/417Auxiliary circuits, e.g. for addressing, decoding, driving, writing, sensing, timing or power reduction for memory cells of the field-effect type

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置で
あるスタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)
に関し、特に、高い集積度を有し、かつ高速動作を行う
低消費電力消費の半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のSRAMにおけるメモリセルは、
一般に、互いに対をなすビット線BL、BLbと、第1
ノードN1と電源電位Vddとに接続された第1のPチ
ャンネル型MOSトランジスタ(以下、PMOSと称
す。)、および第1ノードN1と接地電位Vbbとに接
続された第1のNチャンネル型MOSトランジスタ(以
下、NMOSと称す。)とから構成される第1のCMO
Sインバータ、第2ノードN2と電源電位Vddとに接
続された第2のPMOS、および第2ノードN2と接地
電位Vbbとに接続された第2のNMOSとから構成さ
れ、第1のCMOSインバータの出力を受けて動作する
とともに、その出力を第1のCMOSインバータの入力
とする第2のCMOSインバータとから構成されるデー
タデータ保持回路と、ワード線WLに接続され、ビット
線BL、BLbと第1または第2ノードN1,N2との
間を電気的に導通もしくは遮断する第1または第2の制
御トランジスタとから構成されている。
【0003】つまり、従来のSRAMにおけるメモリセ
ルは、6個のMOS(MetalOxide Semi
conductor)トランジスタにより構成されてい
る。
【0004】このような従来のSRAMにおけるメモリ
セルへのデータ書き込み動作では、ワード線WLがHレ
ベルに活性化されることにより、第1および第2制御ト
ランジスタがオン状態となり、ビット線BL、BLbに
予め与えられていた書き込みデータがデータデータ保持
回路の第1ノードN1および第2ノードN2にそれぞれ
書き込まれる。
【0005】第1ノードN1に「データ1」を書き込む
場合、第1のCMOSインバータ102の入出力特性曲
線と第2のCMOSインバータ103の入出力特性曲線
とは、「データ1」に対応する電位、例えば第1の電源
電位(Vdd)において1つの交点(安定点)を有し、
また反対に、第1ノードN1に「データ0」を書き込む
場合では、第1のCMOSインバータ102の入出力特
性曲線と第2のCMOSインバータ103の入出力特性
曲線とが「データ0」に対応する電位、例えば接地電位
(VGND)において1つの交点(安定点)を有する。
【0006】このように2つのインバータにより構成さ
れるデータ保持回路の第1ノードN1へのデータ書き込
み動作は、各入出力特性曲線との交点が1つの場合に実
現される。
【0007】また、データ保持期間においては、第1お
よび第2制御トランジスタをオフ状態とし、第1および
第2のCMOSインバータにより構成されるフリップフ
ロップに第1および第2ノードN1、N2に書き込まれ
たデータをラッチすることでデータの保持が行われる。
【0008】更に、メモリセルからのデータの読み出し
動作においては、まずワード線WLをHレベルに活性化
することで、第1および第2制御トランジスタをオン状
態とし、ハイインピーダンス状態にされたビット線B
L,BLbのそれぞれに、第1ノードN1または第2ノ
ードN2に保持されたデータに対応する電位を出力す
る。その後、それぞれのビット線BL,BLbに出力さ
れた電位差をセンスアンプにより増幅し、データの読み
出しが行われる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
半導体記憶装置では、6個のMOSトランジスタにより
1つのメモリセルが構成されており、半導体記憶装置内
に設けられるメモリセルの数に応じて、これら6つの素
子を形成するための領域が半導体基板上に必要になると
いう課題が生じていた。特に、従来の半導体記憶装置に
おいては、データデータ保持回路へのデータの書き込み
または読み出しを制御する、2つの第1、第2制御トラ
ンジスタが必要となるため、これらのトランジスタを形
成する領域が半導体基板上に必要となっていた。つま
り、レイアウト面積が増大するといった課題が生じてい
た。また、従来の半導体記憶装置においては、2本のビ
ット線BL,BLbを用いることでデータの書き込みお
よび読み出しを行うため、メモリセル動作時、ビット線
2本分の電流が消費されることとなる。結果として、動
作時の消費電流が増加し、低消費電力化が困難であると
いう課題が生じていた。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る半導体記憶装置の1つは、所定の論理
レベルである第1の電位を与える第1の基準電圧端子
と、第1の電位よりも低い所定の論理レベルと異なる論
理レベルである第2の電位を与える第2の基準電圧端子
と、第1ノードと、ビット線と第1ノードとの間に接続
され、その制御端子がワード線に接続されている第1の
制御トランジスタと、第1ノードと第2の基準電圧端子
との間に接続され、その制御端子が第2ノードに接続さ
れる第1のトランジスタ、および、入力端子が第1ノー
ドに接続され、出力端子が第1のトランジスタの制御端
子に接続され、かつ、出力端子には入力端子に入力され
た論理レベルと異なる論理レベルに対応する電圧を出力
する、第2ノードと第2の基準電圧端子との間に接続さ
れた第2のトランジスタを備えた第1のインバータとか
ら構成されるデータ保持回路と、第1のトランジスタの
基板電位を選択的に変更し、第1の制御トランジスタお
よび第2のトランジスタのしきい値電圧に比べて、第1
のトランジスタのしきい値電圧を高くする基板電位制御
回路とから構成されるものである。
【0011】また、本発明に係るその他の半導体記憶装
置は、所定の論理レベルである第1の電位を与える第1
の基準電圧端子と、第1の電位よりも低い所定の論理レ
ベルと異なる論理レベルである第2の電位を与える第2
の基準電圧端子と、第1ノードと、ビット線と第1ノー
ドとの間に接続された第1のチャネル領域を有し、その
制御端子がワード線に接続される第1の制御トランジス
タと、第1ノードと第2の基準電圧端子との間に接続さ
れた第2のチャネル領域を有し、その制御端子が第2ノ
ードに接続される第1のトランジスタ、および入力端子
が第1ノードに、出力端子が第1のトランジスタの制御
端子に接続され、かつ、出力端子には入力端子に入力さ
れた論理レベルと異なる論理レベルに対応する電圧を出
力する、第2ノードと第2の基準電圧端子との間に接続
された第3のチャネル領域を有した第2のトランジスタ
を備える第1のインバータとから構成されるデータ保持
回路を有し、第2のチャネル領域の不純物濃度は、第1
および第3のチャネル領域の不純物濃度に比べて高いも
のである。
【0012】加えて、本発明に係るもう1つの半導体記
憶装置は、所定の論理レベルである第1の電位を与える
第1の基準電圧端子と、第1の電位よりも低い所定の論
理レベルと異なる論理レベルである第2の電位を与える
第2の基準電圧端子と、第1ノードと、第1ビット線と
第1ノードとの間に接続され、その制御端子がワード線
に接続されている第1の制御トランジスタと、第2ノー
ドと、第2ビット線と第2ノードとの間に接続され、そ
の制御端子がワード線に接続されている第2の制御トラ
ンジスタと、第1ノードと第2の基準電圧端子との間に
接続され、第1制御端子が第2ノードに接続される第1
のトランジスタを備え、第1ノードに第2ノードに入力
された論理レベルと異なる論理レベルに対応する電圧を
出力する第1のインバータと、第2ノードと第2の基準
電圧端子との間に接続され、第2制御端子が第1ノード
に接続される第2のトランジスタを備え、第2ノードに
第1ノードに入力された論理レベルと異なる論理レベル
に対応する電圧を出力する第2のインバータとから構成
されるデータ保持回路を有し、第1ノードへのデータ書
込み時における第1のトランジスタのしきい値電圧は、
第1の制御トランジスタおよび第2のトランジスタのし
きい値電圧に比べて高いものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施形態に
ついて図面を参照して詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明における第1の実施形態の
半導体記憶装置を示す図であり、図2は、本実施形態に
おける基板電位制御回路の具体例を示す図である。
【0015】本実施形態における半導体記憶装置は、複
数のビット線およびワード線と、それらのビット線およ
びワード線の各交点に接続された複数のメモリセルとか
ら構成されており、図1には、そのうち1つのメモリセ
ルが図示されている。
【0016】図1に示すように、本実施形態における半
導体記憶装置は、1本のビット線BL、およびワード線
WL、そして、1本のビット線BLおよびワード線WL
との各交点に接続されるメモリセルとから構成されてい
る。本実施形態のメモリセルは、ビット線BLおよびワ
ード線WLとの各交点に接続され、ワード線WLからの
行アドレス信号により動作するNチャネル型トランジス
タの第1制御トランジスタ101と、第1制御トランジ
スタ101のドレイン電極に接続される第1ノードN1
と、第1ノードN1に第1インバータ出力を与える第1
のインバータ102、そして第1インバータ出力を入力
とし、その出力(第2インバータ出力)を第1インバー
タ102の入力とする第2のインバータ103とからな
るデータ保持回路104とから構成されている。
【0017】本実施形態における第1のインバータ10
2は、所定の論理レベルである第1の電位、例えば0.
5Vに対応する第1の電源電位(Vdd)と第1ノード
N1間に接続される第1PMOSトランジスタ105
(第4のトランジスタ)および第1ノードN1と第1の
電位よりも低く第1の電位が有する所定の論理レベルと
異なる論理レベルである第2の電位に対応する第2の電
源電位の接地電位(VGND)間に接続され、第1制御
トランジスタ101および第2NMOSトランジスタ1
08(第2のトランジスタ)のしきい値電圧よりも高い
しきい値電圧にて動作する第1NMOSトランジスタ1
06(第1のトランジスタ)とから構成されたCMOS
インバータにより構成されている。
【0018】また、第2のインバータ103は、第2イ
ンバータ出力を与える第2ノードN2を有し、第1の電
源電位(Vdd)と第2ノードN2間に接続される第2
PMOSトランジスタ104(第3のトランジスタ)お
よび第2ノードN2と接地電位(VGND)間に接続さ
れる第2NMOSトランジスタ108(第2のトランジ
スタ)とから構成されたCMOSインバータにより構成
されている。
【0019】すなわち、本実施形態の半導体記憶装置
は、1本のビット線BLに接続される5つのトランジス
タによって構成されるシングルエンド型構造を有してい
る。
【0020】更に、本実施形態における半導体記憶装置
においては、第1NMOSトランジスタ106のしきい
値電圧を第1制御トランジスタ101および第2NMO
Sトランジスタ108のしきい値電圧よりも高いしきい
値電圧とするため、第1NMOSトランジスタ106の
基板に与える基板電位を制御する基板電位制御回路10
9が第1NMOSトランジスタ106の基板に接続され
て設けられている。
【0021】本実施形態における基板電位制御回路10
9を実現する1つの回路構成例としては、図2に示すよ
うに、例えば、ソース電極が第1の電源電位(Vdd)
に接続され、かつ、データ保持回路104へのデータの
書き込みを制御する書き込み制御信号がゲート電極に与
えられるPMOSトランジスタ201と、ソース電極が
PMOSトランジスタ201のドレイン電極に接続さ
れ、かつ、ゲート電極に接地電位(VGND)が与えら
れるPMOSトランジスタ202、および、ドレイン電
極がPMOSトランジスタ202のドレイン電極に接続
され、ソース電極には接地電位(VGND)よりも低い
第3の電源電位(Vbb)が接続され、更に、ゲート電
極にはPMOS202と同様の接地電位(VGND)が
接続されたNMOS203とからなる第3のCMOSイ
ンバータ204とから構成され、そして、第3のCMO
Sインバータ204のインバータ出力(第3インバータ
出力)が第1NMOSトランジスタ106の基板に与え
られるものがある。
【0022】基板電位制御回路109に与えられる接地
電位(VGND)よりも低い第3の電源電位(Vbb)
については、第1NMOSトランジスタ106のしきい
値電圧が、第1の制御トランジスタ101および第2N
MOSトランジスタ108のしきい値電圧よりも高くな
る程度の電圧を適宜選択することができる。
【0023】以上のように、データ保持回路104を構
成する所望のトランジスタの基板に接続して基板電位制
御回路109を設ける、本実施形態における半導体記憶
装置によれば、基板電位制御回路109をメモリセルへ
のデータ書き込み時に動作させることにより、第1ノー
ドN1へのデータ書き込み時に第1NMOSトランジス
タ106のしきい値電圧を第1制御トランジスタ101
および第2NMOSトランジスタ108のしきい値電圧
よりも高くすることが可能となる。結果として、第1の
インバータの入力特性がシフトされ、シングルエンド型
におけるSRAMでのデータ書き込みを行うことが可能
となる。
【0024】以下、基板電位制御回路109を有する本
実施形態における半導体記憶装置の動作について、詳細
な説明を行う。
【0025】(1)読み出し動作 本実施形態における半導体記憶装置の読み出し動作で
は、まず、データの読み出しが行われるメモリセルを選
択する行アドレス信号によりワード線WLが活性化され
る。この後、活性化されたのワード線WLにより、ビッ
ト線BLおよびデータ保持回路104間に接続された第
1制御トランジスタ101がオン状態となり、データ保
持回路104に保持されていたデータ信号、すなわち第
1ノードN1に与えられていた第1インバータ出力の電
位が第1制御トランジスタ101を介してビット線BL
に与えられる。そして、このときのビット線BLの電位
がビット線BLに接続されたセンスアンプ回路にて増幅
され、出力信号として読み出される。
【0026】読み出し動作時における基板電位制御回路
109では、NMOS203のソース電極に接地電位よ
りも低い、例えば−0.5V程度の第3の電源電位(V
bb)が接続され、PMOS201のゲート電極には
「L」レベルの書き込み制御信号WEが入力される。
【0027】つまり、本実施形態の半導体記憶装置にお
ける読み出し動作時、基板電位制御回路109を構成す
るトランジスタのうち、接地電位に接続されたPMOS
201がオン状態となり、基板電位制御回路109が接
続された第1NMOSトランジスタ106の基板には接
地電位(VGND)が出力される。
【0028】(2)書き込み動作 次に、本実施形態における半導体記憶装置の書き込み動
作において、図1および図3を用いて説明を行う。
【0029】ここで、図3は、本実施形態におけるデー
タ保持回路104を構成する各インバータ102、10
3の入出力特性を示すグラフであり、図3(a)は、第
1ノードN1に第1のデータである「データ1」を書き
込む場合における各インバータ102、103の入出力
特性を示すグラフ、図3(b)は、第1ノードN1に第
2のデータである「データ0」を書き込む場合における
各インバータ105、107の入出力特性を示すグラフ
である。
【0030】図3のグラフにおいて、横軸には第1ノー
ドN1に現れる電位、縦軸には第2ノードに現れる電位
がそれぞれ示されている。
【0031】(a)「データ1」書き込み動作時 第1ノードN1への「データ1」の書き込みを行う場
合、まず、基板電位制御回路109のNMOS203の
ソース電極には、接地電位よりも低い第3の電源電位
(Vbb)が接続され、PMOSトランジスタ201の
ゲート電極には「H」レベルの書き込み制御信号WEが
入力される。
【0032】本実施形態の半導体記憶装置における「デ
ータ1」の書き込み動作時では、基板電位制御回路10
9を構成するトランジスタのうち、接地電位に接続され
たPMOSトランジスタ201はオフ状態となり、NM
OSトランジスタ203のみがオン状態なる。つまり、
基板電位制御回路109が接続された第1NMOSトラ
ンジスタ106の基板にはNMOSトランジスタ203
に接続された接地電位(VGND)よりも低い第3の電
源電位(Vbb)が与えられる。
【0033】このように基板電位制御回路109を介し
て接地電位(VGND)よりも低い第3の電源電位(V
bb)が基板に与えられると、第1NMOSトランジス
タ106のしきい値電圧は、基板電位の制御が行われて
いない、接地電位(VGND)が基板電位として与えら
れるNMOSトランジスタのしきい値電圧に比べて高い
ものとなる。
【0034】つまり、本実施形態における半導体記憶装
置では、図3(a)に示すように、しきい値電圧が高く
制御された第1NMOSトランジスタ106を、第1の
インバータ102を構成する1つのトランジスタとして
用いることで、第1NMOSトランジスタ106から構
成されている第1のCMOSインバータ102の入出力
特性曲線301を、接地電位(VGND)を基板電位と
して与えたNMOSトランジスタを用いるインバータ入
出力特性曲線302に比べて「データ1」側へシフトさ
せている。
【0035】このような場合において、予め第1ノード
N1に「データ0」に対応する電位が与えられ、ビット
線BLに対して「データ1」に対応する電位が与えられ
ると、第1制御トランジスタ101を介して、第1ノー
ドN1に「データ1」に対応する信号が入力される。そ
の後、第1ノードN1に入力された信号に応答して第2
のCMOSインバータ103が動作し、第2ノードN2
のデータが書き変えられる。このとき、高いしきい値電
圧を有する第1NMOSトランジスタ106はオフ状態
となっており、第1のCMOSインバータ102の出力
(第1インバータ出力)の接地電位(VGND)への引
き下げが防止される。
【0036】第1ノードN1における電位の接地電位
(VGND)への引き抜けが防止されると、第1ノード
N1の電位が維持され、結果として、第2ノードN2の
電位が下降する。この第2ノードN2の電位が第1NM
OSトランジスタ106のしきい値電圧を越えた場合、
第1のCMOSインバータ102が動作し、第1ノード
N1に「データ1」が書き込まれる。
【0037】第1NMOSトランジスタ106の基板電
位の制御を行わない、接地電位(VGND)を基板電位
として与えたNMOSトランジスタを用いるインバータ
を含む、従来のシングルエンド型半導体記憶装置におい
ては、「データ1」を第1ノードN1に書き込む際、図
3(a)における基板電圧GNDでの第1のインバータ
102の入出力特性曲線302と第2のインバータ10
3の入出力特性曲線303との交点として、3つの安定
点304a〜304cが存在する。つまり、従来のシン
グルエンド型半導体記憶装置では、予め「データ0」が
保持されている第1ノードN1に「データ1」を書き込
むことができなかった。
【0038】しかし、本実施形態におけるシングルエン
ド型の半導体記憶装置では、図3(a)に示すように、
基板電位制御回路109を設けることで、第1のインバ
ータ102を構成する1つのトランジスタである第1N
MOSトランジスタ106のしきい値電圧を高くし、第
1NMOSトランジスタ106を含む第1のインバータ
102の入出力特性曲線301を「データ1」側へシフ
トさせるようにした。その結果、本実施形態における半
導体記憶装置によれば、「データ1」の書き込みに必要
な安定点304cは残され、その他2点の安定点304
a、304bは消去されるため、第1ノードN1への
「データ1」の書き込みを行うことが可能となる。
【0039】特に、本実施形態における半導体記憶装置
においては、データの書き込み動作を制御する第1制御
トランジスタ101のしきい値電圧に比べて、第1NM
OSトランジスタ106のしきい値電圧が、約2.7倍
以上高いしきい値電圧となるように、第1NMOSトラ
ンジスタ106の基板電位を制御する基板電位制御回路
109の構成とすることが望ましい。
【0040】(b)「データ0」書き込み動作時 第1ノードN1への「データ0」の書き込みを行う場合
では、先に説明を行った「データ1」の書き込み動作時
と同様、まず、基板電位制御回路109のPMOSトラ
ンジスタ201のゲート電極には「H」レベルの書き込
み制御信号WEが入力される。
【0041】このときNMOSトランジスタ203のド
レイン電極には、接地電位よりもひくい第3の電源電位
(Vbb)が接続されている。
【0042】以上のように、本実施形態における半導体
記憶装置への「データ0」の書き込み動作においては、
基板電位制御回路109を構成するトランジスタのう
ち、接地電位(VGND)に接続されたPMOSトラン
ジスタ201、およびPMOSトランジスタ201に接
続されたPMOSトランジスタ202の2つのトランジ
スタがオフ状態となり、NMOSトランジスタ203が
オン状態となる。つまり、基板電位制御回路109が接
続される第1NMOSトランジスタ106基板には接地
電位(VGND)よりも低い第3の電源電位(Vbb)
が与えられる。
【0043】この結果、基板に接地電位(VGND)よ
りも低い第3の電源電位(Vbb)が与えられた第1N
MOSトランジスタ106のしきい値電圧は、基板に接
地電位(VGND)が与えられるNMOSトランジスタ
のしきい値電圧に比べて高いものとなる。
【0044】このしきい値電圧が高く制御された第1N
MOSトランジスタ06を、データ保持回路104を構
成する、第1のインバータ102における1つのトラン
ジスタとして用いることで、「データ0」書き込み動作
時に必要な安定点304dを維持しつつ、第1NMOS
トランジスタ106を有する第1のインバータ102の
入出力特性曲線301を、接地電位(VGND)が基板
電位として与えられるNMOSトランジスタから構成さ
れるCMOSインバータの入出力特性曲線302に比べ
「データ1」側にシフトさせている。
【0045】但し、「データ0」の書き込み動作におけ
る入出力特性曲線のシフト量は、先に説明を行った「デ
ータ1」の書き込み動作におけるシフト量に比べて小さ
い。
【0046】このような場合に、ビット線BLに対して
「データ0」に対応する電位を与えると、第1制御トラ
ンジスタ101を介して、第1ノードN1には「データ
0」に対応する信号が入力される。その後、入力端子で
ある第1ノードN1に入力された信号に応答して第2の
インバータ103が動作し、第2ノードN2のデータが
書き変えられる。このとき、先の「データ1」の書き込
み動作時と同様に、高いしきい値電圧を有する第1NM
OSトランジスタ106はオフ状態となっており、第1
のインバータ102の出力(第1インバータ出力)の接
地電位(VGND)への引き下げが防止されている。
【0047】第1ノードN1における電位の接地電位
(VGND)への引き抜けが防止されると、第1ノード
N1の電位が維持され、結果として、第2ノードN2の
電位が下降する。この第2ノードN2の電位が第1NM
OSトランジスタ106のしきい値電圧を越えた場合、
第1のインバータ102は動作し、第1ノードN1には
「データ0」が書き込まれる。
【0048】本実施形態においては、図2に示すような
回路構成を例に挙げて基板電位制御回路109の説明を
行ったが、データの書き込み動作を制御する第1制御ト
ランジスタ101および第2NMOSトランジスタ10
8のしきい値電圧に比べて、第1NMOSトランジスタ
106のしきい値電圧が高いしきい値電圧となるような
基板電位を第1NMOSトランジスタ106に与える基
板電位制御回路であれば、公知のレベル変換回路等、他
の回路構成のものを適用することも可能である。
【0049】また、図3(b)に示されるように、本実
施形態における半導体記憶装置において、第1ノードN
1に「データ0」を書き込む場合、基板電位制御回路1
09が非動作であっても安定点が304dの1点のみで
あることから、基板電位制御回路109については、第
1ノードN1への「データ1」書き込み時に少なくとも
動作するものであればよい。
【0050】更に、本実施形態における半導体記憶装置
においては、第1制御トランジスタ101と第2NMO
Sトランジスタ108の基板電位はほぼ同じに設定され
ていることが望ましく、第1制御トランジスタ101と
第2NMOSトランジスタ108のしきい値電圧はほぼ
同程度となっていることが望ましい。
【0051】以上のように、本実施形態における半導体
記憶装置によれば、第1ノードN1と接地電位(VGN
D)間に設けられた第1NMOSトランジスタ106の
基板に基板電位制御回路109を接続するようにしたた
め、従来のメモリセルでは必須であった第2ノードN2
に接続される第2制御トランジスタ、および第2制御ト
ランジスタを介して接続される、もう一つのビット線B
Lbを削除することが可能となる。
【0052】この結果、本実施形態の半導体記憶装置に
おいては、従来6つの素子と2本のビット線により構成
されていたメモリセルを5つの素子と1本のビット線に
よって構成することが可能となるため、集積度が向上さ
れるとともに、歩留まりについても向上させることが可
能となる。
【0053】また、メモリセルに対するビット線の本数
も従来に比べて減少するため、ビット線配線間の間隔は
十分確保され、メモリ動作時に消費される電流も抑制さ
れる。これにより、より低消費電力で動作する半導体記
憶装置を提供することが可能となる。
【0054】加えて、基板電位制御回路109を設け、
第1NMOSトランジスタ106に所望の基板電位を与
える本実施形態の半導体記憶装置は、ビット線BLに接
続された第1ノードN1へのデータ書き込み時に基板電
位制御回路109を介して、例えば接地電位(VGN
D)よりも低い所望の第3の電源電位(Vbb)を第1
NMOSトランジスタ106の基板に基板電位として与
えることで、第1ノードN1への「データ1」および
「データ0」の書き込みを行い、更に、データ読み出し
時には基板電位制御回路109を介して接地電位(VG
ND)を第1NMOSトランジスタ106の基板に基板
電位として与えることでデータの読み出しを行ってい
る。
【0055】このような本実施形態によれば、第1ノー
ドN1での電位の接地電位(VGND)への引き抜きを
抑制する必要のあるデータ書き込み動作時と、第1ノー
ドN1での電位の接地電位(VGND)への素早い引き
抜きが必要とされるデータ読み出し動作時とで、第1N
MOSトランジスタ106のしきい値電圧の制御を行う
ことができる。その結果、データの書き込み動作を実現
しつつ、かつ、高速での読み出し動作をも実現するシン
グルエンド型半導体記憶装置を提供することが可能とな
る。
【0056】また、本実施形態においては、図1に示す
ように、1回の動作につき、1つの読み取り操作しか実
施できない単一ポート(single−port)型S
RAMを例に挙げて説明を行った。
【0057】しかし、本実施形態における半導体記憶装
置は、単一ポート型SRAMに限られるものでなく、図
4に示すように、図1の単一ポート型SRAMで使用さ
れるビット線BLaおよびワード線WLaに加え、第2
のビット線BLbおよびワード線WLb、第2のビット
線BLbと第2ノードN2間に接続され、第2のワード
線WLbからの信号により制御される第2制御トランジ
スタ401、第2NMOSトランジスタ108の基板に
接続され、第2ノードN2への書き込み制御信号WE2
により制御される第2の基板電位制御回路402が設け
られたデュアルポート(dual−ports)型SR
AMにも適用可能である。
【0058】デュアルポート型SRAMにおける第2の
ビット線BLb、ワード線WLb、および第2制御トラ
ンジスタ401は、単一ポート型SRAMにて用いられ
るものと同様の構成を有している。また、第2の基板電
位制御回路402は、図2に示された回路構成とほぼ同
様の回路構成にて実現されており、接地電位(VGN
D)に接続されたPMOSトランジスタ201のゲート
電極に第2の書き込み制御信号WE2が入力され、第2
ノードN2へのデータ書き込み時に、第2NMOSトラ
ンジスタ108のしきい値電圧が第2の制御トランジス
タ401および第1NMOSトランジスタ106のしき
い値電圧よりも高くなるような電位を第2NMOSトラ
ンジスタ108の基板に与える点以外は、第1の基板電
位制御回路109と同一である。
【0059】また、デュアルポート型SRAMの第1ノ
ードN1および第2ノードN2へのデータの書き込みお
よび読み出しは、先に説明した単一ポート型SRAMに
おけるデータの書き込みおよび読み出しと同一の動作に
て行われる。
【0060】このように本実施形態においては、4つの
トランジスタからなるデータ保持回路と2つの制御トラ
ンジスタの6つの素子によって、2つの同時読み取り操
作を可能とするデュアルポート型SRAMを提供するこ
とが可能となる。そのため、従来のデュアルポート型S
RAMに比べて、集積度が向上されるとともに、歩留ま
りについても向上させることが可能となる。また、高速
動作を維持しつつ、より低消費電力で動作する半導体記
憶装置を提供することが可能となる。
【0061】また、図4に示すようなデュアルポート型
SRAMでは、第1ノードN1へのデータ書き込みを行
う場合において、第1制御トランジスタ101と第2N
MOSトランジスタ108の基板電位はほぼ同じである
ことが望ましく、第1制御トランジスタ101と第2N
MOSトランジスタ108のしきい値電圧はほぼ同程度
に設定されていることが望ましい。
【0062】更に、第2ノードN2へのデータ書き込み
を行う場合においては、第2制御トランジスタ401と
第1NMOSトランジスタ106の基板電位はほぼ同じ
であることが望ましく、第2制御トランジスタ401と
第1NMOSトランジスタ106のしきい値電圧はほぼ
同程度に設定されていることが望ましい。
【0063】第1の実施形態における半導体記憶装置
は、通常のシリコン基板表面に素子が形成されたもので
あっても、基板内に絶縁層が形成されたSOI(Sil
icon On Insulator)基板のシリコン層
に素子が形成されたものであってもよい。
【0064】次に、本発明の第2の実施形態を説明す
る。
【0065】図5は、第2の実施形態の半導体記憶装置
を図示したものである。また、第1の実施形態で示した
記号と同一記号は同一物、若しくは相当部分を示し、図
5には、1つのメモリセルが図示されている。
【0066】第2の実施形態の半導体記憶装置は、先に
説明した第1の実施形態と同様に、1本のビット線B
L、およびワード線WL、そして、1本のビット線BL
およびワード線WLとの各交点に接続されるメモリセル
とから構成されている。本実施形態のメモリセルは、ビ
ット線BLおよびワード線WLとの各交点に接続され、
ビット線BLと接続されるソース領域と、第1ノードN
1に接続されるドレイン領域と、ソースおよびドレイン
領域間に形成される第1制御トランジスタのチャネル領
域とを有し、ワード線WLからの行アドレス信号により
動作するNチャネル型トランジスタの第1制御トランジ
スタ501と、第1ノードN1に第1インバータ出力を
与える第1のインバータ502、そして第1インバータ
出力を入力信号とし、その出力(第2インバータ出力)
を第1インバータ502の入力信号とする第2のインバ
ータ503とからなるデータ保持回路504とから構成
されている。
【0067】本実施形態における第1のインバータ50
2は、第1の電源電位(Vdd)と第1ノードN1間に
接続される第1PMOSトランジスタ505(第4のト
ランジスタ)および第1ノードN1と第2の電源電位で
ある接地電位(VGND)間に第1のチャネル領域を介
して接続され、第1制御トランジスタ101のしきい値
電圧よりも高いしきい値電圧にて動作する第1NMOS
トランジスタ506(第1のトランジスタ)とからなる
CMOSインバータにより構成されている。
【0068】また、第2のインバータ503は、第2イ
ンバータ出力を与える第2ノードN2を有し、第1の電
源電位(Vdd)と第2ノードN2間に接続される第2
PMOSトランジスタ507(第3のトランジスタ)お
よび第2ノードN2と接地電位(VGND)間に第2の
チャネル領域を介して接続される第2NMOSトランジ
スタ508(第2のトランジスタ)とからなるCMOS
インバータにより構成されている。
【0069】すなわち、本実施形態の半導体記憶装置
も、1本のビット線BLに接続される5つのトランジス
タによって構成されるシングルエンド型構造を有してい
る。
【0070】先に説明した第1の実施形態の半導体記憶
装置では、データの書き込み時に必須となる1つの安定
点を確保するため、第1NMOSトランジスタの基板電
位の制御を行う基板電位制御回路109を設け、第1N
MOSトランジスタのしきい値電圧を上昇させること
で、第1ノードN1での電位の引き抜きを防止し、第1
のインバータ102の入出力特性曲線をシフトさせてい
る。
【0071】これに対し、本第2の実施形態の半導体記
憶装置では、ほぼ同一の素子寸法を有したトランジスタ
において、第1NMOSトランジスタ506における第
1のチャネル領域の不純物濃度を、第1制御トランジス
タ501および第2NMOSトランジスタ508のチャ
ネル領域の不純物濃度よりも高く設定することにより、
第1NMOSトランジスタ506のしきい値電圧を第1
制御トランジスタ501および第2のトランジスタ50
8のしきい値電圧よりも高く上げている。
【0072】このとき、第1NMOSトランジスタ50
6のしきい値電圧は、第1制御トランジスタ501のし
きい値電圧の約2.7倍以上に設定されることが望まし
く、この条件となるよう第1NMOSトランジスタ50
6、第1制御トランジスタ501の不純物濃度は適宜決
定される。
【0073】また、第2の実施形態においては、第1制
御トランジスタ501と第2NMOSトランジスタ50
8のしきい値電圧がほぼ同一であることが望ましく、第
1制御トランジスタのチャネル領域の不純物濃度と第2
NMOSトランジスタ508の第2のチャネル領域の不
純物濃度は同程度に設定されていることが望ましい。
【0074】これにより、第2の実施形態における半導
体記憶装置においても、第1NMOSトランジスタ50
6により構成される第1のインバータ502の入出力特
性曲線が「データ1」側にシフトされ、データの書き込
み時に必須となる1つの安定点(例えば、図3(a)の
304c)は確保されつつ、不要な安定点(例えば、図
3(a)の304a,304b)が削除されるようにな
る。つまり、「データ1」および「データ0」の書き込
み可能なシングルエンド型半導体記憶装置が提供され
る。
【0075】以下、第2の実施形態における半導体記憶
装置の動作について説明を行う。
【0076】(1)読み出し動作 本実施形態における半導体記憶装置の読み出し動作で
は、まず、データの読み出しが行われるメモリセルを選
択する行アドレス信号によりワード線WLが活性化され
る。この後、活性化されたのワード線WLにより、ビッ
ト線BLおよびデータ保持回路504間に接続された第
1制御トランジスタ501がオン状態となり、データ保
持回路504に保持されていたデータ信号、すなわち第
1ノードN1に与えられていた第2インバータ出力の電
位が第1制御トランジスタ501を介してビット線BL
に与えられる。そして、このときのビット線BLの電位
がビット線BLに接続されたセンスアンプ回路にて増幅
され、出力信号として読み出される。
【0077】(2)書き込み動作 第1ノードN1へのデータ(「データ1」または「デー
タ0」)の書き込みを行う場合、本実施形態における第
1NMOSトランジスタ506のしきい値電圧は、しき
い値電圧の制御が行われていない、NMOSトランジス
タ(第1制御トランジスタ501、第2NMOSトラン
ジスタ508)のしきい値電圧に比べて高いものとなっ
ている。
【0078】特に、本実施形態においては、第1NMO
Sトランジスタ506のしきい値電圧が、第1制御トラ
ンジスタ501のしきい値電圧の約2.7倍以上になる
ように不純物濃度が決定されていることが望ましい。
【0079】つまり、本実施形態における半導体記憶装
置においても、第1NMOSトランジスタ506により
構成される第1のインバータ502の入出力特性曲線が
「データ1」側にシフトされる。
【0080】このような場合において、予め第1ノード
N1に「データ0」に対応する電位が与えられ、ビット
線BLに対して「データ1」に対応する電位が与えられ
ると、第1制御トランジスタ501を介して、第1ノー
ドN1にデータに対応する信号が入力される。その後、
第1ノードN1に入力された信号に応答して第2のイン
バータ503が動作し、第2ノードN2のデータが書き
変えられる。このとき、高いしきい値電圧を有する第1
NMOSトランジスタ506はオフ状態となっており、
第1のインバータ502の出力(第1インバータ出力)
の接地電位(VGND)への引き下げが防止される。
【0081】第1ノードN1における電位の接地電位
(VGND)への引き抜けが防止されると、第1ノード
N1の電位が維持され、結果として、第2ノードN2の
電位が下降する。この第2ノードN2の電位が第1NM
OSトランジスタ506のしきい値電圧を越えた場合、
第1のインバータ502が動作し、第1ノードN1にデ
ータ1が書き込まれる。
【0082】また、本第2の実施形態における半導体記
憶装置においても、先の第1の実施形態と同様、単一ポ
ート型SRAMに限られるものでなく、図6に示すよう
に、図5の単一ポート型SRAMで使用されるビット線
BLaおよびワード線WLaに加え、第2のビット線B
Lbおよびワード線WLb、第2のビット線BLbと第
2ノードN2間に接続され、第2のワード線WLbから
の信号により制御される第2制御トランジスタ601が
設けられたデュアルポート(dual−ports)型
SRAMにも適用可能である。但し、本第2の実施形態
の場合、データの書き込みは第1ノードN1に対して行
われ、データの読み出しは、第1ノードN1および第2
ノードN2に対して行われる。
【0083】デュアルポート型SRAMにおける第2の
ビット線BLb、ワード線WLb、は単一ポート型SR
AMにて用いられるものと同様の構成を有しており、第
2制御トランジスタ601は、第1制御トランジスタ5
01および第2NMOSトランジスタ508のしきい値
電圧よりも高いしきい値電圧を有するNチャネル型トラ
ンジスタである。
【0084】また、デュアルポート型SRAMの第1ノ
ードN1へのデータの書き込み、第1ノードN1および
第2ノードN2からのデータの読み出しは、先に説明し
た単一ポート型SRAMにおけるデータの書き込みおよ
び読み出しと同一の動作にて行われる。
【0085】このように本実施形態においては、4つの
トランジスタからなるデータ保持回路と2つの制御トラ
ンジスタの6つの素子によって、2つの同時読み取り操
作を可能とするデュアルポート型SRAMを提供するこ
とが可能となる。そのため、従来のデュアルポート型S
RAMに比べて、集積度が向上されるとともに、歩留ま
りについても向上させることが可能となる。また、ビッ
ト線の本数が減らされるため低消費電力にて動作する半
導体記憶装置を提供することが可能となる。
【0086】本実施形態においては、トランジスタにお
ける不純物濃度の差によってしきい値電圧を変更し、駆
動能力の制御を行うようにしたため、最小の素子寸法に
て各トランジスタを形成することができ、結果として、
半導体記憶装置のメモリセルの占有面積を小さくするこ
とが可能となる。
【0087】以上のように、第2の実施形態における半
導体記憶装置によれば、第1ノードN1と接地電位(V
GND)間に設けられた第1NMOSトランジスタ50
6のしきい値電圧が、第1制御トランジスタ501およ
び第2NMOSトランジスタ508のしきい値電圧に比
べて高くなるよう、各トランジスタの不純物濃度を設定
したことにより、従来のメモリセルでは必須であった第
2ノードN2に接続される第2制御トランジスタ、およ
び第2制御トランジスタを介して接続される、もう一つ
のビット線BLbを削除することが可能となる。
【0088】この結果、本実施形態の半導体記憶装置に
おいては、従来6つの素子と2本のビット線により構成
されていたメモリセルを5つの素子と1本のビット線に
よって構成することが可能となるため、集積度が向上さ
れるとともに、歩留まりについても向上させることが可
能となる。
【0089】また、メモリセルに対するビット線の本数
も従来に比べて減少するため、ビット線配線間の間隔は
十分確保され、メモリ動作時に消費される電流も抑制さ
れる。これにより、より低消費電力で動作する半導体記
憶装置を提供することが可能となる。
【0090】更に、本実施形態における半導体記憶装置
においては、シングルエンド型半導体記憶装置を構成す
る各トランジスタの素子寸法の変更による駆動能力の制
御ではなく、トランジスタのチャネル領域の不純物濃度
を適宜変更することで、トランジスタのしきい値電圧の
制御を行うようにしている。そのため、メモリセルを構
成する各素子寸法を一定とすることができ、セルのレイ
アウトを変更する必要がない。結果として、各トランジ
スタの素子寸法の変更等により「データ1」の書き込み
を実現するシングルエンド型半導体記憶装置と比べて、
より短TATにてシングルエンド型半導体記憶装置を提
供することができる。
【0091】また、図6に示すようなデュアルポート型
SRAMの場合、第1制御トランジスタ501と第2N
MOSトランジスタ508のしきい値電圧がほぼ同一で
あることが望ましく、第1制御トランジスタのチャネル
領域の不純物濃度と第2NMOSトランジスタ508の
第2のチャネル領域の不純物濃度は同程度に設定されて
いることが望ましい。更に、第2制御トランジスタ60
1と第1NMOSトランジスタ506のしきい値電圧が
ほぼ同一であることが望ましく、第2制御トランジスタ
のチャネル領域の不純物濃度と第1NMOSトランジス
タ506の第1のチャネル領域の不純物濃度は同程度に
設定されていることが望ましい。
【0092】第2の実施形態における半導体記憶装置に
おいても、通常のシリコン基板表面に素子が形成された
ものであっても、基板内に絶縁層が形成されたSOI
(Silicon On Insulator)基板のシ
リコン層に素子が形成されたものであってもよい。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、本発明における半
導体記憶装置では、第1ノードN1と接地電位(VGN
D)間に設けられた第1NMOSトランジスタのしきい
値電圧を第1制御トランジスタおよび第2NMOSトラ
ンジスタのしきい値電圧に比べて高く設定することで、
従来6つの素子と2本のビット線により構成されていた
メモリセルを5つの素子と1本のビット線によって構成
することを可能とする。この結果、集積度および歩留ま
りが向上され、更に、メモリ動作時における消費電流も
低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態における半導体記憶装置を示す
回路図である。
【図2】第1の実施形態における基板電位制御回路の具
体例を示す回路図である。
【図3】第1の実施形態における半導体記憶装置におけ
る各インバータの入出力特性を示すグラブである。
【図4】第1の実施形態におけるその他の半導体記憶装
置を示す回路図である。
【図5】第2の実施形態における半導体記憶装置を示す
回路図である。
【図6】第2の実施形態におけるその他の半導体記憶装
置を示す回路図である。
【符号の説明】
Vdd 第1の電源電位 VGND 第2の電源電位 Vbb 第3の電源電位 BL ビット線 WL ワード線 WE 書き込み制御信号 101 第1制御トランジスタ 102、103 インバータ 104 データ保持回路 105、107 PMOSトランジスタ 106、108 NMOSトランジスタ 109 基板電位制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11C 11/41 G11C 11/413

Claims (24)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の論理レベルである第1の電位を与
    える第1の基準電圧端子と、 前記第1の電位よりも低い前記所定の論理レベルと異な
    る論理レベルである第2の電位を与える第2の基準電圧
    端子と、 第1ノードと、 ビット線と前記第1ノードとの間に接続され、その制御
    端子がワード線に接続されている第1の制御トランジス
    タと、 前記第1ノードと前記第2の基準電圧端子との間に接続
    され、その制御端子が第2ノードに接続される第1のト
    ランジスタ、および、入力端子が前記第1ノードに接続
    され、出力端子が前記第1のトランジスタの制御端子に
    接続され、かつ、前記出力端子には前記入力端子に入力
    された論理レベルと異なる論理レベルに対応する電圧を
    出力する、前記第2ノードと前記第2の基準電圧端子と
    の間に接続された第2のトランジスタを備えた第1のイ
    ンバータとから構成されるデータ保持回路と、 前記第1のトランジスタの基板電位を選択的に変更し、
    前記第1の制御トランジスタおよび前記第2のトランジ
    スタのしきい値電圧に比べて、前記第1のトランジスタ
    のしきい値電圧を高くする基板電位制御回路とを有する
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体記憶装置におい
    て、 前記データ保持回路は、前記第1の基準電圧端子と前記
    第2ノードとの間に接続され、その制御端子が前記第1
    ノードに接続される第3のトランジスタを備えた前記第
    1のインバータと、前記第1のトランジスタおよび前記
    第1の基準電圧端子と前記第1ノードとの間に接続さ
    れ、その制御端子が前記第2ノードに接続される第4の
    トランジスタとを備える第2のインバータとから構成さ
    れていることを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の半導体記憶装置におい
    て、 前記第1および第2のトランジスタは第1導電型のトラ
    ンジスタ、前記第3および第4のトランジスタは第2導
    電型のトランジスタであることを特徴とする半導体記憶
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の半導体記憶装置におい
    て、 前記基板電位制御回路は、前記第1ノードに記憶された
    データ読み出し時には前記第2の電位を出力し、前記第
    1ノードへのデータを書き込み時には前記第2の電位よ
    りも低い第3の電位を出力することを特徴とする半導体
    記憶装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の半導体記憶装置におい
    て、 前記第1のトランジスタのしきい値電圧は、前記第1の
    制御トランジスタのしきい値電圧よりも略2.7倍以上
    高いことを特徴とする半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の半導体記憶装置におい
    て、 前記第1のトランジスタの素子寸法は、前記第2のトラ
    ンジスタの素子寸法と略同一であることを特徴とする半
    導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の半導体記憶装置におい
    て、 前記第1ノードへのデータ書込み時における前記第1の
    制御トランジスタのしきい値電圧は、前記第2のトラン
    ジスタのしきい値電圧と略同一であることを特徴とする
    半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 所定の論理レベルである第1の電位を与
    える第1の基準電圧端子と、 前記第1の電位よりも低い前記所定の論理レベルと異な
    る論理レベルである第2の電位を与える第2の基準電圧
    端子と、 第1ノードと、 ビット線と前記第1ノードとの間に接続された第1のチ
    ャネル領域を有し、その制御端子がワード線に接続され
    る第1の制御トランジスタと、 前記第1ノードと前記第2の基準電圧端子との間に接続
    された第2のチャネル領域を有し、その制御端子が第2
    ノードに接続される第1のトランジスタ、および入力端
    子が前記第1ノードに、出力端子が前記第1のトランジ
    スタの制御端子に接続され、かつ、前記出力端子には前
    記入力端子に入力された論理レベルと異なる論理レベル
    に対応する電圧を出力する、前記第2ノードと前記第2
    の基準電圧端子との間に接続された第3のチャネル領域
    を有した第2のトランジスタを備える第1のインバータ
    とから構成されるデータ保持回路を有し、 前記第2のチャネル領域の不純物濃度は、前記第1およ
    び第3のチャネル領域の不純物濃度に比べて高いことを
    特徴とする半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の半導体記憶装置におい
    て、 前記データ保持回路は、前記第1の基準電圧端子と前記
    第2ノードとの間に接続され、その制御端子が前記第1
    ノードに接続される第3のトランジスタを備えた前記第
    1のインバータと、前記第1のトランジスタおよび前記
    第1の基準電圧端子と前記第1ノードとの間に接続さ
    れ、その制御端子が前記第2ノードに接続される第4の
    トランジスタとを備える第2のインバータとから構成さ
    れていることを特徴とする半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の半導体記憶装置におい
    て、 前記第1および第2のトランジスタは第1導電型のトラ
    ンジスタ、前記第3および第4のトランジスタは第2導
    電型のトランジスタであることを特徴とする半導体記憶
    装置。
  11. 【請求項11】 請求項8記載の半導体記憶装置におい
    て、 前記第1のトランジスタのしきい値電圧は、前記第1の
    制御トランジスタのしきい値電圧よりも略2.7倍以上
    高いことを特徴とする半導体記憶装置。
  12. 【請求項12】 請求項8記載の半導体記憶装置におい
    て、 前記第1のトランジスタの素子寸法は、前記第2のトラ
    ンジスタの素子寸法と略同一であることを特徴とする半
    導体記憶装置。
  13. 【請求項13】 請求項8記載の半導体記憶装置におい
    て、 前記第1の制御トランジスタのしきい値電圧は、前記第
    2のトランジスタのしきい値電圧と略同一であることを
    特徴とする半導体記憶装置。
  14. 【請求項14】 所定の論理レベルである第1の電位を
    与える第1の基準電圧端子と、 前記第1の電位よりも低い前記所定の論理レベルと異な
    る論理レベルである第2の電位を与える第2の基準電圧
    端子と、 第1ノードと、 第1ビット線と前記第1ノードとの間に接続され、その
    制御端子がワード線に接続されている第1の制御トラン
    ジスタと、 第2ノードと、 第2ビット線と前記第2ノードとの間に接続され、その
    制御端子が前記ワード線に接続されている第2の制御ト
    ランジスタと、 前記第1ノードと前記第2の基準電圧端子との間に接続
    され、その制御端子が前記第2ノードに接続される第1
    のトランジスタを備え、前記第1ノードに前記第2ノー
    ドに入力された論理レベルと異なる論理レベルに対応す
    る電圧を出力する第1のインバータと、前記第2ノード
    と前記第2の基準電圧端子との間に接続され、その制御
    端子が前記第1ノードに接続される第2のトランジスタ
    を備え、前記第2ノードに前記第1ノードに入力された
    論理レベルと異なる論理レベルに対応する電圧を出力す
    る第2のインバータとから構成されるデータ保持回路を
    有し、 前記第1ノードへのデータ書込み時における前記第1の
    トランジスタのしきい値電圧は、前記第1の制御トラン
    ジスタおよび前記第2のトランジスタのしきい値電圧に
    比べて高いことを特徴とする半導体記憶装置。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の半導体記憶装置にお
    いて、 前記第1のトランジスタのしきい値電圧は、前記第1の
    制御トランジスタのしきい値電圧よりも略2.7倍以上
    高いことを特徴とする半導体記憶装置。
  16. 【請求項16】 請求項14記載の半導体記憶装置にお
    いて、 前記第1のトランジスタと前記第2のトランジスタの素
    子寸法は略同一であることを特徴とする半導体記憶装
    置。
  17. 【請求項17】 請求項14記載の半導体記憶装置にお
    いて、前記第1のインバータは、前記第1のトランジス
    タと前記第1の基準電圧端子と前記第1ノードとの間に
    接続され、制御端子が前記第2ノードに接続される第3
    のトランジスタとから構成され、前記第2のインバータ
    は、前記第2のトランジスタと前記第1の基準電圧端子
    と前記第2ノードとの間に接続され、制御端子が前記第
    1ノードに接続される第4のトランジスタとから構成さ
    れていることを特徴とする半導体記憶装置。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の半導体記憶装置にお
    いて、 前記第1および第2のトランジスタは第1導電型のトラ
    ンジスタ、前記第3および第4のトランジスタは第2導
    電型のトランジスタであることを特徴とする半導体記憶
    装置。
  19. 【請求項19】 請求項14記載の半導体記憶装置にお
    いて、 前記第1ノードへのデータ書込み時における前記第1の
    制御トランジスタのしきい値電圧は、前記第2のトラン
    ジスタのしきい値電圧と略同一であることを特徴とする
    半導体記憶装置。
  20. 【請求項20】 請求項14記載の半導体記憶装置は、
    更に、 前記第1ノードへのデータ書込み時における前記第1の
    トランジスタのしきい値電圧を制御する第1の基板電位
    制御回路を有することを特徴とする半導体記憶装置。
  21. 【請求項21】 請求項20記載の半導体記憶装置にお
    いて、 前記第1の基板電位制御回路は、前記第1ノードに記憶
    されたデータ読み出し時には前記第2の電位を出力し、
    前記第1ノードへのデータを書き込み時には前記第2の
    電位よりも低い第3の電位を出力することを特徴とする
    半導体記憶装置。
  22. 【請求項22】 請求項20記載の半導体記憶装置は、
    更に、 前記第2ノードへのデータ書込み時において、前記第2
    のトランジスタの基板電位を選択的に変更し、前記第2
    の制御トランジスタおよび前記第1のトランジスタのし
    きい値電圧に比べて、前記第2のトランジスタのしきい
    値電圧を高く制御する第2の基板電位制御回路を有する
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  23. 【請求項23】 請求項22記載の半導体記憶装置にお
    いて、 前記第2の基板電位制御回路は、前記第2ノードに記憶
    されたデータ読み出し時には前記第2の電位を出力し、
    前記第2ノードへのデータを書き込み時には前記第2の
    電位よりも低い第3の電位を出力することを特徴とする
    半導体記憶装置。
  24. 【請求項24】 請求項14記載の半導体記憶装置にお
    いて、 前記第1の制御トランジスタは前記第1ビット線と前記
    第1ノードとの間に接続された第1のチャネル領域を有
    し、前記第2の制御トランジスタは前記第2ビット線と
    前記第2ノードとの間に接続された第2のチャネル領域
    を有し、前記第1のトランジスタは前記第1ノードと前
    記第2の基準電圧端子との間に接続された第3のチャネ
    ル領域を有し、そして、前記第2のトランジスタは前記
    第2ノードと前記第2の基準電圧端子との間に接続され
    た第4のチャネル領域を有しており、 前記第3のチャネル領域の不純物濃度は、前記第1およ
    び第4のチャネル領域の不純物濃度に比べて高いことを
    特徴とする半導体記憶装置。
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