JP3609868B2 - スタティック型半導体記憶装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、半導体記憶装置に関し、特に低電圧動作が可能なスタティック型RAMの回路構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
スタティック型RAMは、フリップフロップ回路とアクセストランジスタによってメモリセルが構成される。そのメモリセルの構成として、高抵抗負荷型とCMOS型が知られる。高抵抗負荷型セルの場合には、抵抗をトランジスタ上に積層することができるため集積度の向上に有利であるが、データ保持の安定性に欠けるという欠点がある。また、CMOS型セルの場合では、高抵抗負荷型セルに比べて、データ保持の安定性に優れるが、基板上に占有面積が大きくなるという欠点がある。そこで、高集積度を維持しながらCMOS型セルの特徴を生かすため、TFT(薄膜トランジスタ)を負荷に用いてセルを構成する技術が実用化されている。
【0003】
すなわち、TFTを用いたスタティック型RAM(以下、SRAM)のメモリセルは、図11に示すようにN型のアクセストランジスタQ1およびQ2ならびにドライバトランジスタQ3およびQ4とP型負荷トランジスタQ5およびQ6の合計6素子で形成されている。N型トランジスタQ3とP型トランジスタQ5とで第1のインバータを構成し、N型トランジスタQ4とP型トランジスタQ6とで第2のインバータを構成する。この2つのインバータの入力および出力をそれぞれ交差接続されることでフリップフロップ回路が構成される。P型負荷トランジスタにはTFTを用い、基板上に4素子、その上にP型トランジスタ2素子を形成することでセルサイズを小さくしている。記憶情報が蓄えられる記憶ノードは、AとBの2つがある。通常、ビット線側の記憶ノードであるAが“H”レベルのときが“1”データを記憶し、“L”レベルのときが“0”を記憶している。
【0004】
以下、簡単にこのメモリセルへの読出および書込動作について説明する。
後に説明するように、ビット線および/ビット線は、ビット線負荷を介して電源電位につながっており、ビット線およびビット線電位は一般には電源電圧(VCC)に保たれている。
【0005】
最初に、図11の回路でドライバトランジスタQ3がON状態にあった、すなわちメモリセルに論理値“0”が記憶されていたとする。
【0006】
“0”データを読出す場合は、ワード線の電位レベルが立上げられアクセストランジスタQ1およびQ2が導通する。すると、ドライバトランジスタQ3がON状態になっているのでビット線電位がプルダウンされる。一方、/ビット線の電位はバイアスレベル(VCC)にとどまったままである。このビット線および/ビット線の間に生じた電位差が増幅されて、記憶情報として読出される。
【0007】
“1”データの書込の場合、ワード線の電位が立上げられアクセストランジスタQ1およびQ2を導通状態とした後、/ビット線の電位を強く“L”レベルにプルダウンする。一般に、導通時のP型トランジスタQ6のコンダクタンスは、N型トランジスタQ4のコンダクタンスよりも小さいので、ノードBの電位は“L”レベルに引下げられ、これに対応してノードAの電位は“H”レベルに引上げられる。すなわち、メモリセルに“1”のデータが書込まれたことになる。
【0008】
図12は、従来のSRAMの回路構成を示す概略ブロック図である。
以下では、簡単のために2行2列のメモリセルアレイの場合について説明する。もちろん、行や列が増加した場合も基本的な動作は同様である。
【0009】
読出動作においては、SRAM5000には、外部からアドレス信号および読出/書込動作制御信号が入力される。Xアドレスバッファ200に入力した行アドレス信号は、Xアドレスデコーダ202によりデコードされ、対応した行のワード線の電位が、ワード線ドライバ回路204により“H”レベルに引上げられる。
【0010】
Yアドレスバッファ回路206に入力した列アドレス信号は、Yアドレスデコーダ208によりデコードされ、Y選択スイッチ216がデコードされた列アドレスに応じて、対応するビット線および/ビット線をセンスアンプ212と接続する。
【0011】
読出/書込バッファ回路210は、読出/書込動作制御信号が“H”レベルとなるのに応じて、センスアンプ212を活性化する。センスアンプ212により増幅された、記憶情報に応じた出力信号は、入出力バッファ回路218を介して外部へ出力される。
【0012】
書込動作においては、読出動作と同様にして、入力された行アドレス信号に応じたワード線の電位レベルが“H”レベルに引上げられる。列アドレス信号に対応したビット線および/ビット線が、Y選択スイッチ216により書込ドライバ回路214と接続される。
【0013】
読出/書込バッファ回路210は、読出/書込動作制御信号が“L”レベルになることに応じて、書込ドライバ回路214を駆動する。入出力バッファ回路218を介して入力された記憶情報が、書込ドライバ回路214により、アドレス信号に対応したメモリセルに書込まれる。
【0014】
この従来例においては、ビット線負荷は、常時開状態となっているP型トランジスタ410〜416により構成されている。したがって、読出および書込動作が行なわれる以外の場合は、ビット線および/ビット線の電位は、電源電位VCCに保持されている。
【0015】
ビット線が相補で2本あるのは、差動入力の増幅器を用いて高速な読出を行なうのに都合がよいことと、書込回路が簡単になることによる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年バッテリ電源等における低電圧動作(3V以下)で、TFT負荷を用いたメモリセルを安定動作させることが難しくなっている。以下、この点につき低電圧での読出動作についてさらに詳しく述べる。
【0017】
スタンバイ時のメモリセルは、アクセストランジスタがOFFしているので、メモリセルのインバータは、ドライバトランジスタと負荷トランジスタで構成され、高い電圧ゲインを持っている。すなわち、インバータの出力の論理しきい値付近の遷移部分の傾きは急峻である。このときは、ノイズマージンは非常に大きく安定にデータを保持している。
【0018】
データ読出時のメモリセルは、アクセストランジスタがONし、カラム電流(ビット線または/ビット線からメモリセルに流れ込む電流)が“L”レベル側の記憶ノードBに流れ込む。すなわち、負荷素子に並列に低インピーダンスの負荷が接続されたのと等価になり、高インピーダンスの負荷トランジスタは存在しないのと同じになる。したがって、メモリセルインバータは、アクセストランジスタを負荷としたN型MOSエンハンスメント負荷型として扱わねばならない。このときは、インバータのゲインはスタンバイ時よりもかなり低下し、インバータ出力の遷移部分の傾きが緩くなる。このときが、いわばメモリセルにとって一番危険なときであって、十分なノイズマージンを持っていないと双安定状態が失われデータが破壊される。
【0019】
一方、TFTの電流性能が特に低電圧で十分なものを得ることが難しいので、書込直後の“H”レベルに対応する記憶ノードの電位は、電源電圧よりもアクセストランジスタのしきい値電圧(Vthn )分低いレベルであるVCC−Vthn となっている。つまりメモリセルの双安定性の解析は、動作の最もマージンの低くなる書換え直後の読出動作について行なう必要がある。
【0020】
書込直後のメモリセルの読出特性を図13(a)に、その読出特性に対応するメモリセルの回路構成を図13(b)に示した。図13(a)中の曲線αがアクセストランジスタQ2とドライバトランジスタQ4からなるインバータ特性を、βがアクセストランジスタQ1とドライバトランジスタQ3からなるインバータ特性である。ここで、負荷トランジスタQ5およびQ6の影響は、上述のとおり電流が少ないことから無視できる。
【0021】
また、曲線αおよびβの交点aおよびbがメモリセルの安定点であり、aのときが“0”データを記憶している場合に、bのときが“1”データを記憶している場合にそれぞれ対応している。
【0022】
図13(a)のCの部分がアクセストランジスタQ2のしきい値電圧Vathnに、Dの部分がドライバトランジスタQ3のしきい値電圧Vdthnに対応する。電源電圧VCCから、このCおよびDを引いた残りの部分Eがメモリセルの読出動作を安定させるためのマージン領域に対応する。アクセストランジスタやドライバトランジスタのしきい値電圧は、これらのトランジスタのサブスレショルドリーク電流値を十分低く抑制する等の目的のために一定の値以下にすることは難しい。したがって、マージン領域Eは、動作電圧VCCが低くなると、減少してしまうため読出動作が安定しなくなる。
【0023】
ここで、図13(a)中のアおよびイで示された部分は、“セルの目”と呼ばれ、このセルの目に対応する領域が電源電圧が低い領域では小さくなってしまい動作が不安定化するとも言うことができる。
【0024】
したがって、少しでも低電圧動作におけるメモリセルの動作マージンを向上させるため、ドライバトランジスタの電流供給能力とアクセストランジスタの電流供給能力の比(セルレシオ)を十分大きくすることが行なわれる。
【0025】
すなわち、記憶ノードAに“H”レベルが記憶されている場合には、“L”レベルが記憶されている記憶ノードBに接続するアクセストランジスタQ2およびドライバトランジスタQ4において、ドライバトランジスタQ4の電流供給能力の方が大きければ、記憶ノードBの電位は“L”レベルにおいて安定する。このことは、図13(a)において、Fで示した値が小さくなることに対応する。
【0026】
ここで一般にMOSトランジスタの電流供給の能力は、飽和領域におけるドレイン電流I
=β(VGS−Vth/2 …(1)
と表現した場合のβの大きさで表わす。ここで、VGSはゲートソース間の電圧を、Vthはトランジスタのしきい値電圧を表わす。
【0027】
動作マージンのことを考慮すると、従来セルレシオは3以上の値に設定されてきた。
【0028】
しかし、このメモリセルには次の不具合点があった。
i) セルレシオを大きくとるためにドライバトランジスタのゲート幅を広げるとセルサイズが大きくなってしまう。
【0029】
ii) セルレシオを大きくとるためにアクセストランジスタの性能を落とすことも可能であるが、この場合は、トランジスタの製造プロセスにおいてイオン注入の条件を工夫して寄生抵抗値を大きくする等が必要となり製造方法が複雑化する。
【0030】
iii ) たとえ、セルレシオを3以上の値にとることができても、アクセストランジスタおよびドライバトランジスタのしきい値電圧の大きさに対応する領域(図13(a)中、領域Cおよび領域D)が大きいため、動作マージンを確保することが困難で、より低電圧の動作たとえば2V以下での動作は困難となってしまうこと。
【0031】
以上のような問題点を解決するために、文献 H. Kuriyama et al., IEEE Symposium on VLSI Tech. Dig., P.38(1992)に第2の従来例が開示されている。
【0032】
図4(a)は、第2の従来例のメモリセルを示す回路図である。
第1の従来例と異なる点は、以下の3点である。
【0033】
i) ワード線を書込専用のワード線(Rワード線)および読出専用のワード線(Wワード線)の2つに分離している。つまり、書込動作時には、アクセストランジスタQ1のみが駆動され、書込動作においては、アクセストランジスタQ2のみが駆動される。
【0034】
ii) 1つのメモリセルに対応するビット線を1本のみとしている。
iii ) ドライバトランジスタQ4も、TFTとしている。
【0035】
以上のような構成にしたことにより、第2の従来例は第1の従来例に比べて以下のような利点を有する。
【0036】
読出動作においては、アクセストランジスタQ2はオフ状態となっているので、負荷トランジスタQ6およびドライバトランジスタQ4によってインバータが構成される。つまり、負荷トランジスタがP型MOSトランジスタとなることで、インバータの電圧ゲインが向上し、メモリセルのノイズマージンが改善される。
【0037】
また、ドライバトランジスタQ4もTFTであるので、メモリセルの面積を一層小さくすることが可能である。
【0038】
しかしながら、この第2の従来例も以下のような問題点を有している。
上記問題点を説明するために、まず始状態として記憶ノードAは“L”レベルであり、このメモリセルに“0”データが記憶されているものとする。
【0039】
この状態で、このメモリセルに“1”データを書込む場合を考える。この場合のビット線およびワード線ならびに各トランジスタの動作状態を図14(b)に示した。
【0040】
書込用ワード線の電位レベルが、“H”レベルに引上げられアクセストランジスタQ2が導通状態となる。一方、アクセストランジスタQ1は遮断状態のままである。このとき、ビット線の電位は“L”レベルにプルダウンされる。したがって、記憶ノードBの電位、ドライバトランジスタQ3のゲートの電位および負荷トランジスタQ5のゲートの電位はすべて“L”レベルとなる。
【0041】
つまり、ドライバトランジスタQ3は遮断状態となり、負荷トランジスタQ5は導通状態となって記憶ノードAの充電が行なわれ、記憶ノードAは“H”レベルに引上げられることになる。
【0042】
しかしながら、負荷トランジスタQ5は、TFTであってその電流供給能力は十分でないため、記憶ノードAが“H”レベルとなるまでに長時間(たとえば、μsecオーダ)が必要で、書込動作に要する時間が第1の従来例に比べて極めて大きくなってしまうという問題点を有していた。
【0043】
本発明は上記のような問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、電源電圧が低くなった場合も十分な動作マージンを有するメモリセルを備えたSRAMを提供することである。
【0044】
この発明の他の目的は、低電圧動作においても書込動作に要する時間の増大を招かないメモリセルを有するSRAMを提供することである。
【0045】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のスタティック型半導体記憶装置は、複数のメモリセルを有するメモリセルアレイを備え、各メモリセルは、第1導電型の第1の駆動用トランジスタおよび第2導電型の第1の負荷用トランジスタからなる第1のインバータならびに第1導電型の第2の駆動用トランジスタおよび第2導電型の第2の負荷用トランジスタからなる第2のインバータを有するフリップフロップ回路と、第1のインバータの出力ノードと接続する第1導電型の第1のアクセストランジスタと、第2のインバータの出力ノードと接続する第1導電型の第2のアクセストランジスタとを含み、メモリセルの少なくとも1つと、第1および第2のアクセストランジスタを介してそれぞれ接続する、第1および第2のビット線と、第1および第2のアクセストランジスタのゲートにそれぞれ接続される第1および第2のワード線と、メモリセルへの記憶情報の書込の場合、第1および第2のワード線電位を制御して、第1および第2のアクセストランジスタを導通させ、第1および第2のビット線の相補電位をメモリセルへ伝達させる、書込動作制御手段と、メモリセルからの記憶情報の読出の場合、第2のワード線電位を制御して、第2のアクセストランジスタを非導通とし、第1のワード線電位を制御して、第1のアクセストランジスタを導通させ、第1のインバータの出力を第1のビット線に伝達させる読出動作制御手段とを備え、第2のインバータの論理しきい値が、動作電圧の2分の1以下、かつ、論理値の低レベル値よりも大きい。
【0048】
請求項記載のスタティック型半導体記憶装置は、請求項記載のスタティック型半導体記憶装置の構成において、第2の駆動用トランジスタのしきい値電圧が、第1の駆動用トランジスタのしきい値電圧より高い。
【0049】
請求項記載のスタティック型半導体記憶装置は、請求項記載のスタティック型半導体記憶装置の構成において、第2駆動用トランジスタのゲート幅が、第1の駆動用トランジスタのゲート幅より狭い。
【0052】
請求項記載のスタティック型半導体記憶装置は、複数のメモリセルを有するメモリセルアレイを備え、各メモリセルは、第1導電型の第1の駆動用トランジスタおよび第1の負荷素子からなる第1のインバータならびに第1導電型の第2の駆動用トランジスタおよび第2の負荷素子からなる第2のインバータを有するフリップフロップ回路と、第1のインバータの出力ノードと接続する第1導電型の第1のアクセストランジスタと、第2のインバータの出力ノードと接続する第1導電型の第2のアクセストランジスタとを含み、メモリセルの少なくとも1つと、第1および第2のアクセストランジスタを介してそれぞれ接続する、第1および第2のビット線と、各ビット線と電源との間に接続されるビット線負荷手段とを備え、ビット線負荷手段は、ゲートに第1の電位が印加され、前記ビット線と電源との間に接続される第1のビット線負荷MOSトランジスタを含み、第1および第2のアクセストランジスタのゲートに接続されるワード線をさらに備え、第1のビット線負荷MOSトランジスタの電流供給能力が、対応するビット線に接続するアクセストランジスタの電流供給能力の5倍以下であり、かつ、アクセストランジスタの接続する駆動用トランジスタの電流供給能力が、アクセストランジスタの電流供給能力以上である。
【0053】
請求項記載のスタティック型半導体記憶装置は、請求項記載のスタティック型半導体記憶装置の構成に加えて、外部信号に応じて、ワード線を所定の遅延時間経過後に駆動する、ワード線駆動遅延手段をさらに備える。
【0054】
請求項記載のスタティック型半導体記憶装置は、請求項記載のスタティック型半導体記憶装置の構成に加えて、ビット線負荷手段は、第1のビット線負荷MOSトランジスタと並列に接続され、ゲート電位が読出動作制御手段に制御される第2のビット線負荷MOSトランジスタをさらに含み、メモリセルへの記憶情報の書込の場合、ワード線電位を制御して、第1および第2のアクセストランジスタを導通させ、第1および第2のビット線の相補電位をメモリセルへ伝達させる、書込動作制御手段と、メモリセルの記憶情報を読出す場合、ワード線の電位を制御して、第1および第2のアクセストランジスタを導通させ、第1および第2のインバータの出力をそれぞれ第1および第2のビット線に伝達させ、かつ、第2のビット線負荷MOSトランジスタを遮断状態とする、読出動作制御手段とをさらに備える。
【0055】
請求項記載のスタティック型半導体記憶装置は、複数のメモリセルを有するメモリセルアレイを備え、各メモリセルは、第1導電型の第1の駆動用トランジスタおよび第1の負荷素子からなる第1のインバータならびに第1導電型の第2の駆動用トランジスタおよび第2の負荷素子からなる第2のインバータを有するフリップフロップ回路と、第1のインバータの出力ノードと接続する第1導電型の第1のアクセストランジスタと、第2のインバータの出力ノードと接続する第1導電型の第2のアクセストランジスタとを含み、メモリセルの少なくとも1つと、第1および第2のアクセストランジスタを介してそれぞれ接続する、第1および第2のビット線と、各ビット線と電源との間に接続されるビット線負荷手段とを備え、ビット線負荷手段は、ビット線と電源との間に接続され、ゲート電位が読出動作制御手段に制御されるデプレション型MOSトランジスタを含み、第1および第2のアクセストランジスタのゲートに接続されるワード線と、メモリセルへの記憶情報の書込の場合、ワード線電位を制御して、第1および第2のアクセストランジスタを導通させ、第1および第2のビット線の相補電位をメモリセルへ伝達させる、書込動作制御手段と、メモリセルの記憶情報を読出す場合、ワード線の電位を制御して前記第1および第2のアクセストランジスタを導通させ、第1および第2のインバータの出力をそれぞれ前記第1および第2のビット線に伝達させ、かつ、前記デプレション型MOSトランジスタのゲート電位を第1の電位とし、メモリセルの記憶情報の読出動作を行なわない場合、デプレション型MOSトランジスタのゲート電位を第2の電位とする、読出動作制御手段とを備える。
【0056】
【作用】
請求項1記載のスタティック型半導体記憶装置においては、書込動作は、第1および第2のアクセストランジスタをともに導通状態として、ビット線の相補電位の書込を行なうのに対し、読出動作においては、第1のアクセストランジスタを導通状態として、第1のビット線を介して記憶情報の読出が行なわれ、メモリセルの構成において、第2のインバータの論理しきい値が動作電圧の下限の2分の1以下である。
【0059】
請求項記載のスタティック型半導体記憶装置においては、請求項記載のスタティック型半導体記憶装置のメモリセルの構成において、第2の駆動用トランジスタのしきい値電圧は第1の駆動用トランジスタのしきい値電圧よりも高い。
【0060】
請求項記載のスタティック型半導体記憶装置においては、請求項記載のスタティック型半導体記憶装置のメモリセルの構成において、第2の駆動用トランジスタのゲート幅は、第1の駆動用トランジスタのゲート幅よりも狭い。
【0063】
請求項記載のスタティック型半導体記憶装置においては、第1のビット線負荷トランジスタ、アクセストランジスタおよび駆動用トランジスタの電流供給能力が所定の関係を満たすので、電源電圧が低くなった場合も、メモリセルの動作マージンを確保することができる。
【0064】
請求項記載のスタティック型半導体記憶装置においては、ワード線の駆動を所定の遅延時間だけ遅らせることができる。
【0065】
請求項記載のスタティック型半導体記憶装置においては、読出動作においては、第2のビット線負荷MOSトランジスタが遮断状態となっているので、ビット線負荷の大きさを大きくすることが可能である。一方、読出動作を行なわない場合は、第1および第2のビット線負荷MOSトランジスタをともに導通状態とすることで、ビット線負荷の値を小さくすることが可能である。
【0066】
請求項記載のスタティック型半導体記憶装置においては、読出動作においては、ビット線負荷であるデプレション型MOSトランジスタのゲート電位を第1の電位とすることで、ビット線負荷の値を大きくし、読出動作を行なわない場合は、上記デプレション型MOSトランジスタのゲート電位を第2の電位とすることで、ビット線負荷の大きさを小さくすることが可能である。
【0067】
【実施例】
[第1の実施例]
図1は、本発明の第1の実施例のSRAMのメモリセルの構成を示す回路図である。
【0068】
従来のメモリセルの構成に比べると、ワード線が2つに分離され、アクセストランジスタQ1のゲートには読出/書込用ワード線(以下、R/Wワード線)が接続され、アクセストランジスタQ2のゲートには、書込用ワード線(以下、Wワード線)が接続されている。さらに、ビット線は、ビット線および/ビット線からなる相補構成となっている。
【0069】
図2は、本発明の第1の実施例のSRAMの構成を示す概略ブロック図である。
【0070】
図12に示した第1の従来例の構成と異なる点は、以下の4点である。
第1は、メモリセル10〜16が、図1で示した構成となっている点である。
【0071】
第2は、ワード線ドライバ回路が、書込/読出ワード線ドライバ回路220および書込ワード線ドライバ回路222の2つに分離していることである。
【0072】
第3には、読出/書込バッファ回路210からの信号srwにより、読出/書込ワード線ドライバ回路220および書込ワード線ドライバ回路222が制御される構成となっている点である。
【0073】
第4には、ダミーメモリセル300が、センスアンプ212の一方の出力に接続している点である。
【0074】
図1および図2を参照して、次に動作について説明する。第1の従来例では、読出動作でも書込動作でもビット線および/ビット線の2本を用いていたが、本実施例では読出時にはビット線1本のみを使用し、書込動作はビット線および/ビット線の2本を用いる。
【0075】
以下では、メモリセル10に対して読出および書込動作が行なわれるものとし、メモリセル10の記憶ノードAの電位レベルは“L”レベルであるものとする。
【0076】
読出動作においては、外部から行アドレス信号がXアドレスバッファ回路200に入力され、Xアドレスデコーダ202においてデコードされる。Xアドレスデコーダ202からの行アドレス信号および読出/書込バッファ回路210からの信号srwに応じて、読出/書込ワード線ドライバ回路220が、読出/書込ワード線R/WL1の電位を“H”レベルに引上げる。これに応じて、アクセストランジスタQ1が導通状態となる。記憶ノードAの電位は“L”レベルであって、駆動用トランジスタQ3がオン状態となっているので、ビット線の電位は、電源電位VCCよりも低い電位となる。
【0077】
このときに生じる微小電位差を増幅するには、センスアンプ212への入力は相補型であることが望ましいが、本実施例においては、読出動作はビット線のみで行なう構成としているので、センスアンプ212の一方の入力には、外部からの列アドレス信号に応じて、Y選択スイッチ216によって選択されたビット線が接続され、他方の入力にはダミーメモリセル300が接続される。すなわち、ダミーメモリセル300からの入力が、メモリセル10からの記憶情報の読出に対する基準電位を与えている。以上のようなダミーメモリセルを用いる構成は、たとえば、文献 K. Sasaki et at., IEEE Journal of Solid State Circuits. vol. 28. No. 11. Nov., P.1125(1993)に開示されているものである。読出動作は、以上のような構成で行なわれるので、読出動作中はアクセストランジスタQ2は遮断状態のままである。
【0078】
書込動作においては、読出/書込バッファ回路に入力された書込動作制御信号に応じた信号srwおよび外部からの行アドレス信号に応じて、書込ワード線ドライバ回路222および読出/書込ワード線ドライバ回路220が駆動され、対応するワード線WL1およびR/WL1が、ともに“H”レベルに引上げられる。これに応じて、アクセストランジスタQ1およびQ2が導通状態となる。
【0079】
一方、外部からの列アドレス信号に応じて、Y選択スイッチ回路216が、対応するビット線および/ビット線と書込ドライバ回路214とを接続する。読出/書込バッファ回路210に外部から書込動作制御信号が入力することで、書込ドライバ回路214が活性化される。たとえば、メモリセル10に“1”データを書込む場合は、外部から入出力バッファ回路218に入力される“H”レベルの信号に応じて、書込ドライバ回路214は、ビット線の電位を“H”レベルとし、/ビット線の電位を“L”レベルとする。
【0080】
したがって、記憶ノードBの電位は、アクセストランジスタQ2を介して、ビット線により、“L”レベルにまで引下げられる。一方、記憶ノードAは、アクセストランジスタQ1を介してビット線により、“H”レベルに充電される。したがって、第2の従来例と異なり、十分な電流供給能力を有するアクセストランジスタQ1により記憶ノードAが充電されるので、書込動作に要する時間が増大するということがない。
【0081】
図3は、第1の実施例の書込直後の読出特性を示す。図13(a)に示した第1の従来例と異なる点は、アクセストランジスタQ2および駆動用トランジスタQ4で構成されるインバータ特性αが負荷用トランジスタQ6および駆動用トランジスタQ4で構成されるインバータ特性γに変わった点である。負荷が、N型トランジスタからP型トランジスタとなってCMOS回路構成となったことにより、インバータの電圧ゲインも大きくなり、“セルの目”といわれる領域アおよび領域イが、第1の従来例に比べると十分に大きくなっている。この場合、“セルの目”の領域が十分大きくなったことに対応して、セルレシオは従来の値である3からたとえば2に落としたとしても十分な動作マージンを確保することができる。
【0082】
以上のように、第1の実施例によればメモリセルの読出動作が安定する。また、一般にメモリセルの面積を決める要素の1つとしてトランジスタのゲート面積があることから、セルレシオを小さくできる分駆動用トランジスタのゲート幅を狭くできるので、セルサイズを小さくすることが可能で、高集積化に有利である。
【0083】
さらに、本実施例の読出動作における動作しきい値の下限は、負荷トランジスタQ6と駆動用トランジスタQ4で構成されるインバータの論理しきい値により決まる。つまり、図3において、領域アまたは領域イがなくなったときにこのメモリセルは動作が不可能となるが、領域アが大きいことは論理しきい値が高いことに、領域イが大きいことは論理しきい値が低いことに対応する。
【0084】
低電圧動作においては、領域イの方が小さくなる傾向にあるため、動作電源電位の下限においても領域イが存在するように、負荷トランジスタQ6および駆動用トランジスタQ4の特性を調整する必要がある。
【0085】
アクセストランジスタQ1および駆動用トランジスタQ3から構成されるインバータの特性曲線βにおいては、記憶ノードAの電圧は、電源電位VCCからアクセストランジスタQ1のしきい値電圧を引いた値以上になることができない。したがって、インバータ特性曲線γの論理しきい値を動作電源電圧下限の半分以下とすることで、領域イを確保することが可能で、このような設定により低電圧動作においても動作マージンが得られる。
【0086】
また、一方で、読出動作時は駆動用トランジスタQ4を用いないためこのトランジスタのドレイン電流量を減らしても読出速度には影響しない。このため、駆動用トランジスタQ3に比べ駆動用トランジスタQ4のドレイン電流量を減らすことができる。
したがって、たとえば、駆動用トランジスタQ4のしきい値電圧Vdthn2 を駆動用トランジスタQ3のしきい値Vdthn1 よりも高く設定することができる。この場合、図3において、領域アの大きさは、駆動用トランジスタQ4のしきい値電圧Vdthn2 が大きいほど大きくなるので、記憶ノードAの記憶レベルが“L”レベルである場合の動作マージンが確保される。
【0087】
駆動用トランジスタQ4のドレイン電流量を駆動用トランジスタQ3のドレイン電流量に比べて減少させるのは、上記のようなしきい値電圧の調整だけでなく、駆動用トランジスタQ3に比べて駆動用トランジスタQ4のゲート幅を狭くすることによっても可能である。この場合においては、駆動用トランジスタQ4のゲート幅を狭くすることが可能な分メモリセルの面積をより小さくすることが可能である。
【0088】
[第2の実施例]
図4(a)は、従来のメモリセル100に対するビット線(BIT)および/ビット線(/BIT)のパターン例を、図4(b)は本発明の第2の実施例のメモリセル10に対するビット線(BIT)および/ビット線(/BIT)のパターン例を示すものである。
【0089】
ビット線はビット線コンタクト20を介して、/ビット線はビット線コンタクト22を介してメモリセルと接続している。
【0090】
従来ビット線および/ビット線はメタル配線、たとえば、アルミニウム系配線(以下、Al配線)が用いられてきた。これは、Al配線のような低抵抗な配線でないと、ビット線の抵抗値および寄生容量値により決まる遅延時間が大きくなり、読出速度が遅れるためである。
【0091】
しかし、第1の実施例では/ビット線は読出動作には用いないので、Al配線を用いなくても読出速度に影響を与えない。メモリセルのサイズを決める1つの要因として、Al配線のピッチがある。メモリセルとして、第1の実施例で示したものを用いれば、ビット線はAl配線を、/ビット線はAl配線の下層配線、たとえば、シリサイド配線とすることが可能である。したがって、ビット線と/ビット線が異なる配線層に属するので、ビット線の加工工程におけるプロセスマージンによって決定されるビット線と/ビット線間のピッチを小さくすることが可能である。したがって、図4に示すように、従来のメモリセル100の短辺に比べて、メモリセル10の短辺は短くすることが可能で、メモリセルサイズの縮小が可能となる。
【0092】
また、1つのメモリセルに対応するAl配線が1本となったことにより、メモリセルサイズ自体は縮小されても、Al配線間のピッチは従来よりも広くすることが可能である。この様子を図5に示す。図5(a)は、従来のメモリセルが2つ並んでいる場合の、ビット線および/ビット線のパターンを示す図である。図5(b)は、第2の実施例のメモリセルが2つ並んでいる場合の、ビット線のパターンを示す図である。
【0093】
本実施例においては、従来例に比べるとAl配線によって形成されるビット線間隔が大きいため、このビット線の間に、GND配線を形成することが可能で、このGND配線により各メモリセルにGND電位を安定して供給することが可能となり、低電圧動作におけるメモリセルの動作をさらに安定化することが可能である。
【0094】
[第3の実施例]
図6は、本発明の第3の実施例のSRAM2000の回路構成を示す概略ブロック図である。
【0095】
基本的な構成は、第1の従来例と同様である。異なる点は、ビット線負荷トランジスタ410〜416のトランジスタサイズに以下に述べる限定を加えた点である。
【0096】
従来は、ビット線負荷トランジスタの電流供給能力はアクセストランジスタQ1およびQ2の10倍以上であった。これに比べ、本実施例ではアクセストランジスタQ1およびQ2に対するビット線負荷トランジスタの電流供給能力を5倍以下としている。
【0097】
次に動作について述べる。メモリセル自体の構成は、第1の従来例と同様であるので、図11に示したメモリセルの構成を参照して説明する。
【0098】
たとえば、電源電圧を3Vとすると、ビット線負荷トランジスタのドレイン電圧Vおよびゲートソース間電圧Vがともに−3Vの場合のドレイン電流値Iは、1.0〜3mAであった。これに対し、アクセストランジスタでは、V=V=3VでIは100μA程度であり、駆動用トランジスタにおいては、アクセストランジスタと同一の条件において200μA程度であった。
【0099】
より具体的な例で述べると、ビット線負荷トランジスタ、アクセストランジスタ、駆動用トランジスタのそれぞれのV=V=−3V(P型トランジスタの場合)あるいはV=V=3V(N型トランジスタの場合)でのドレイン電流値が1.2mA、100μA、200μAにおいて、図11の記憶ノードAが“L”レベル、記憶ノードBが“H”レベルとする。このとき、ビット線の電位は2.8ボルト、記憶ノードAが0.7ボルトとなる。ドライバトランジスタQ4のしきい値の値が0.7Vであるとすると、記憶ノードBの“H”レベルが駆動用トランジスタQ4が導通状態になることで下がってしまい、データの破壊が起きる。
【0100】
これに対し、本実施例のようにした場合は、“H”レベルの低下はなくデータ破壊が起きない。具体的な例で述べると、ビット線負荷トランジスタ、アクセストランジスタ、駆動用トランジスタのそれぞれのV=V=−3V(P型トランジスタの場合)あるいはV=V=3V(N型トランジスタの場合)におけるドレイン電流値が33μA、100μA、200μAであり、図11の記憶ノードAが“L”レベル、記憶ノードBが“H”レベルとする。このとき、ビット線の電位が1.5V、記憶ノードAの電位が0.5Vとなる。記憶ノードAの電位0.5Vは、駆動用トランジスタQ4のしきい値電圧の一般的な値0.7Vに比べ十分低いためデータの破壊は生じない。
【0101】
以上のような具体例に基づいて、データ破壊の生じないトランジスタ特性の領域を計算した結果を図7に示す。
【0102】
以下では、電源電圧は3Vに固定し、アクセストランジスタのしきい値電圧Vtha は0.7Vであるものとする。
【0103】
従来例において説明したとおり、記憶ノードの電位が“L”レベルである場合のメモリセルの動作の安定性という要求から、駆動用トランジスタの電流供給能力は、アクセストランジスタの電流供給能力よりも大きくなければならない。図7は、横軸にアクセストランジスタの電流供給能力に対する駆動用トランジスタの電流供給能力の比をとり、縦軸にアクセストランジスタの電流供給能力に対するビット線負荷トランジスタの電流供給能力の比をとったものである。
【0104】
上述したことにより、メモリセルの動作マージンを確保するためには横軸の値は1.5以上でなければならない。
【0105】
以下では、駆動用トランジスタのしきい値電圧Vthd として0.7Vの場合と0.85Vの場合についての結果を述べる。まず、駆動用トランジスタのしきい値電圧Vthd が0.7Vの場合は、アクセストランジスタの電流供給能力に対する駆動用トランジスタの電流供給能力がその下限値である1.5のとき、アクセストランジスタの電流供給能力に対するビット線負荷トランジスタの電流供給能力の比が5以下であれば、“L”レベルである記憶ノードの電位が駆動用トランジスタのしきい値電圧である0.7Vを超えない。アクセストランジスタの電流供給能力に対する駆動用トランジスタの電流供給能力が1よりも大きな範囲では図7中クロスハッチで示した領域ではメモリセルのデータ破壊が生じない。
【0106】
一方、メモリセルの駆動用トランジスタのしきい値電圧Vthd が0.85Vである場合は、アクセストランジスタの電流供給能力に対する駆動用トランジスタの電流供給能力の比は1以上であることが必要で、この下限値の場合はアクセストランジスタの電流供給能力に対するビット線負荷トランジスタの電流供給能力の比は5以下であればよい。アクセストランジスタの電流供給能力に対する駆動用トランジスタの電流供給能力の比がさらに大きな範囲では、図7中斜線で示された領域ではデータの破壊が発生しない。
【0107】
したがって、上記の結果により、少なくとも以下の2つの条件が満たされる領域においては、メモリセルは安定に動作することが可能であることがわかる。
【0108】
(駆動用トランジスタの電流供給能力)/(アクセストランジスタの電流供給能力)≧1 …(2)
(ビット線負荷トランジスタの電流供給能力)/(アクセストランジスタの電流供給能力)≦5 …(3)
一方、MOSトランジスタの電流供給能力βは一般に、以下の式で表現される。
【0109】
β=μCOXW/L …(4)
ここで、μはキャリアの移動度、COXはMOSトランジスタのゲート絶縁膜の単位面積当りの容量、Wはトランジスタのゲート幅、Lはトランジスタのゲート長を表わす。
【0110】
したがって、ビット線負荷トランジスタ、アクセストランジスタおよび駆動用トランジスタのゲート幅ないしゲート長を調節して上記式(2)および(3)の条件を満たすように設定してやれば、メモリセルのデータが破壊されることはない。
【0111】
本実施例においては、ビット線負荷用トランジスタのゲート幅ないしゲート長の調節によって、低電圧動作においても安定に動作するSRAMを得ることが可能である。
【0112】
[第4の実施例]
図8は、本発明の第4の実施例のSRAM3000の構成を示す概略ブロック図である。
【0113】
第3の実施例において示したように、動作電源電圧が低くなった場合においても、ビット線負荷トランジスタの電流供給能力を一定値以下とすることで、メモリセルの安定動作を実現することが可能である。しかし、この場合においては、ビット線負荷トランジスタを流れる電流量が少ないため特定のメモリセルをアクセスするために、ワード線電位が変化するときビット線および/ビット線にノイズが生じる可能性がある。すなわち、ビット線とワード線との間に存在する浮遊容量を介して、ワード線電位の変化がビット線の電位に影響を与える可能性がある。
【0114】
本実施例においては、上記の問題点を解決するために、ワード線を駆動するにあたり所定の遅延時間をもってワード線を駆動することが可能な遅延回路付ワード線ドライバ回路400を用いている。上記のビット線とワード線間の浮遊容量およびワード線の抵抗値等で決定される特定の時定数よりも長い時定数でワード線を駆動すれば、ワード線がビット線に与えるノイズの問題がない安定した回路動作を実現することが可能である。
【0115】
[第5の実施例]
図9は、本発明の第5の実施例のSRAM4000の構成を示す概略ブロック図である。
【0116】
第3の実施例と異なる点は、以下の2点である。
第1は、ビット線負荷トランジスタ410〜416がデプレション型MOSトランジスタであることである。
【0117】
第2には、上記ビット線負荷トランジスタのゲート電位を読出/書込バッファ回路210が制御する構成としている点である。
【0118】
第3の実施例においては、ビット線負荷トランジスタ410〜416の電流供給能力を小さくすることで、読出動作時のメモリセルの安定性を向上させた。しかし、読出動作を行なわない場合には、ビット線電位を安定させるため、電流が多く流せるビット線負荷である方が望ましい。
【0119】
本実施例においては、読出動作においては、ビット線負荷トランジスタ420〜420のゲート電位をV=Vccとして電流供給能力を減少させる。
【0120】
その他の場合は、V=0Vとすることで、電流供給能力を増加させる構成としている。これにより、安定した読出動作と安定した記憶情報の保持動作を両立させることが可能である。
【0121】
[第6の実施例]
図10は、本発明の第6の実施例のSRAMの構成中の読出/書込バッファ回路210およびビット線負荷素子の部分を示す回路図である。
【0122】
第5の実施例においては、ビット線負荷素子をデプレション型MOSトランジスタとすることで、読出動作時とその他の場合のビット線負荷の電流供給能力を変化させた。本実施例においては、常時導通状態となっているエンハンスメント型P型トランジスタ410〜416とそれらのそれぞれに並列に接続されているエンハンスメント型P型トランジスタ420〜426によってビット線負荷素子を構成している。
【0123】
エンハンスメント型P型トランジスタ420〜426のゲート電位は、読出/書込バッファ回路210によって制御されている。読出動作においては、P型トランジスタ420〜426は遮断状態となる。したがって、第5の実施例と同様に、読出動作中のビット線負荷素子の電流供給能力が小さくなるためメモリセル動作が安定化される。
【0124】
一方、読出動作以外の場合は、P型トランジスタは導通状態となっており、ビット線負荷の電流供給能力を大きくすることが可能である。
【0125】
したがって、第5の実施例におけるのと同様に、読出動作時の動作の安定化と安定な記憶情報の保持動作の両立が可能となる。
【0126】
しかも、デプレション型トランジスタを形成するために製造工程数が増加するということがない。
【0127】
【発明の効果】
請求項1記載のスタティック型半導体記憶装置においては、読出動作においては第1のアクセストランジスタのみが駆動されるので、第2のアクセストランジスタが接続する側のインバータの電圧ゲインを高く保持することが可能で、メモリセル動作の安定を図ることができる。書込動作においては、第1および第2のアクセストランジスタを駆動して、互いに相補な電位となっている第1および第2のビット線によりデータの書込を行なうので、書込動作に要する時間が増加することがない。また、第2のインバータの論理しきい値が、動作電圧の2分の1以下であるので、メモリセルの動作マージンを確保することが可能である。
【0130】
請求項記載のスタティック型半導体記憶装置においては、第2の駆動用トランジスタのしきい値電圧が第1の駆動用トランジスタのしきい値電圧より高いので、第2の駆動用トランジスタに接続する記憶ノードの電位が“L”レベルの場合も、メモリセル動作が安定化する。
【0131】
請求項記載のスタティック型半導体記憶装置においては、第2の駆動用トランジスタのゲート幅が第1の駆動用トランジスタのゲート幅より狭いので、請求項記載のスタティック型半導体記憶装置と同様の効果を奏するばかりでなく、ゲート幅の短縮によりメモリセルの面積を縮小することが可能である。
【0134】
請求項記載のスタティック型半導体記憶装置においては、第1のビット線負荷トランジスタ、アクセストランジスタおよび駆動用トランジスタの電流供給能力が所定の関係を満たすので、メモリセルの動作が低電圧においても安定化される。
【0135】
請求項記載のスタティック型半導体記憶装置においては、ワード線の駆動を所定の遅延時間をもって行なうことが可能なワード線駆動遅延状態を備えるので、ワード線電位の変動によるビット線電位に対するノイズの影響を低減することが可能である。
【0136】
請求項記載のスタティック型半導体記憶装置においては、ビット線負荷手段は、互いに並列に接続される第1および第2のビット線負荷MOSトランジスタによって構成されるので、読出動作における場合とその他の場合においてビット線負荷手段の電流供給能力を可変とすることが可能であり、読出動作の安定化と安定な記憶情報保持動作との両立を図ることが可能である。
【0137】
請求項記載のスタティック型半導体記憶装置においては、ビット線負荷手段は、デプレション型MOSトランジスタであり、そのゲート電位の変化によりビット線負荷手段の電流供給能力を変化させることが可能であるので、請求項のスタティック型半導体記憶装置と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のSRAMのメモリセルの構成を示す回路図である。
【図2】本発明の第1の実施例のSRAMの構成を示す概略ブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施例の動作を示すメモリセルの特性図である。
【図4】本発明の第2の実施例のSRAMのビット線パターンを示す図である。
【図5】本発明の第2の実施例のSRAMのメモリセルを2つ並べた場合のビット線パターンを示す図である。
【図6】本発明の第3の実施例のSRAMの構成を示す概略ブロック図である。
【図7】本発明の第3の実施例のメモリセルの特性を示す図である。
【図8】本発明の第4の実施例のSRAMの構成を示す概略ブロック図である。
【図9】本発明の第5の実施例のSRAMの構成を示す概略ブロック図である。
【図10】本発明の第6の実施例のSRAMの構成を示す要部ブロック図である。
【図11】第1の従来例のSRAMのメモリセルの構成を示す回路図である。
【図12】第1の従来例のSRAMの構成を示す概略ブロック図である。
【図13】第1の従来例のメモリセルの動作を示す特性図である。
【図14】第2の従来例のメモリセルの構成を示す回路図である。
【符号の説明】
10、12、14、16 メモリセル、20、22 ビット線コンタクト、100、102、104、106 メモリセル、200 Xアドレスバッファ回路、202 Xアドレスデコーダ回路、204 ワード線ドライバ回路、206 Yアドレスバッファ回路、208 Yアドレスデコーダ回路、210 読出/書込バッファ回路、212 センスアンプ、214 書込ドライバ回路、216 Y選択スイッチ回路、218 入出力バッファ回路、220 読出/書込ワード線ドライバ回路、222 書込ワード線ドライバ回路、300 ダミーメモリセル、400 遅延回路付ワード線ドライバ回路、410、412、414、416 デプレション型P型トランジスタ、420、422、424、426 エンハンスメント型P型トランジスタ、1000、2000、3000、4000、5000 SRAM。

Claims (7)

  1. 複数のメモリセルを有するメモリセルアレイを備え、
    前記各メモリセルは、
    第1導電型の第1の駆動用トランジスタおよび第2導電型の第1の負荷用トランジスタからなる第1のインバータならびに第1導電型の第2の駆動用トランジスタおよび第2導電型の第2の負荷用トランジスタからなる第2のインバータを有するフリップフロップ回路と、
    前記第1のインバータの出力ノードと接続する第1導電型の第1のアクセストランジスタと、
    前記第2のインバータの出力ノードと接続する第1導電型の第2のアクセストランジスタとを含み、
    前記メモリセルの少なくとも1つと、前記第1および第2のアクセストランジスタを介してそれぞれ接続する、第1および第2のビット線と、
    前記第1および第2のアクセストランジスタのゲートにそれぞれ接続される第1および第2のワード線と、
    前記メモリセルへの記憶情報の書込の場合、前記第1および第2のワード線電位を制御して、前記第1および第2のアクセストランジスタを導通させ、前記第1および第2のビット線の相補電位を前記メモリセルへ伝達させる、書込動作制御手段と、
    前記メモリセルからの記憶情報の読出の場合、前記第2のワード線電位を制御して、前記第2のアクセストランジスタを非導通とし、前記第1のワード線電位を制御して、前記第1のアクセストランジスタを導通させ、前記第1のインバータの出力を前記第1のビット線に伝達させる、読出動作制御手段とを備え
    前記第2のインバータの論理しきい値が、動作電圧の2分の1以下、かつ、論理値の低レベル値より大きい、スタティック型半導体記憶装置。
  2. 前記第2の駆動用トランジスタのしきい値電圧が、前記第1の駆動用トランジスタのしきい値電圧より高い、請求項1記載のスタティック型半導体記憶装置。
  3. 前記第2駆動用トランジスタのゲート幅が、前記第1の駆動用トランジスタのゲート幅より狭い、請求項記載のスタティック型半導体記憶装置。
  4. 複数のメモリセルを有するメモリセルアレイを備え、
    前記各メモリセルは、
    第1導電型の第1の駆動用トランジスタおよび第1の負荷素子からなる第1のインバータならびに第1導電型の第2の駆動用トランジスタおよび第2の負荷素子からなる第2のインバータを有するフリップフロップ回路と、
    前記第1のインバータの出力ノードと接続する第1導電型の第1のアクセストランジスタと、
    前記第2のインバータの出力ノードと接続する第1導電型の第2のアクセストランジスタとを含み、
    前記メモリセルの少なくとも1つと、前記第1および第2のアクセストランジスタを介してそれぞれ接続する、第1および第2のビット線と、
    前記各ビット線と電源との間に接続されるビット線負荷手段とを備え、
    前記ビット線負荷手段は、
    ゲートに第1の電位が印加され、前記ビット線と電源との間に接続される第1のビット線負荷MOSトランジスタを含み、
    前記第1および第2のアクセストランジスタのゲートに接続されるワード線をさらに備え、
    前記第1のビット線負荷MOSトランジスタの電流供給能力が、対応するビット線に接続するアクセストランジスタの電流供給能力の5倍以下であり、かつ、前記アクセストランジスタの接続する駆動用トランジスタの電流供給能力が、前記アクセストランジスタの電流供給能力以上である、スタティック型半導体記憶装置。
  5. 外部信号に応じて、前記ワード線を所定の遅延時間経過後に駆動する 、ワード線駆動遅延手段をさらに備える、請求項記載のスタティック型半導体記憶装置。
  6. 前記ビット線負荷手段は、
    前記第1のビット線負荷MOSトランジスタと並列に接続され、ゲート電位が読出動作制御手段に制御される第2のビット線負荷MOSトランジスタをさらに含み、
    前記メモリセルへの記憶情報の書込の場合、前記ワード線電位を制御して、前記第1および第2のアクセストランジスタを導通させ、前記第1および第2のビット線の相補電位を前記メモリセルへ伝達させる、書込動作制御手段と、
    メモリセルの記憶情報を読出す場合、前記ワード線の電位を制御して、前記第1および第2のアクセストランジスタを導通させ、前記第1および第2のインバータの出力をそれぞれ前記第1および第2のビット線に伝達させ、かつ、前記第2のビット線負荷MOSトランジスタを遮断状態とする前記読出動作制御手段とをさらに備える、請求項記載のスタティック型半導体記憶装置。
  7. 複数のメモリセルを有するメモリセルアレイを備え、
    前記各メモリセルは、
    第1導電型の第1の駆動用トランジスタおよび第1の負荷素子からなる第1のインバータならびに第1導電型の第2の駆動用トランジスタおよび第2の負荷素子からなる第2のインバータを有するフリップフロップ回路と、
    前記第1のインバータの出力ノードと接続する第1導電型の第1のアクセストランジスタと、
    前記第2のインバータの出力ノードと接続する第1導電型の第2のアクセストランジスタとを含み、
    前記メモリセルの少なくとも1つと、前記第1および第2のアクセストランジスタを介してそれぞれ接続する、第1および第2のビット線と、
    前記各ビット線と電源との間に接続されるビット線負荷手段とを備え、
    前記ビット線負荷手段は、
    前記ビット線と電源との間に接続され、ゲート電位が読出動作制御手段に制御されるデプレション型MOSトランジスタを含み、
    前記第1および第2のアクセストランジスタのゲートに接続されるワード線と、
    前記メモリセルへの記憶情報の書込の場合、前記ワード線電位を制御して、前記第1および第2のアクセストランジスタを導通させ、前記第1および第2のビット線の相補電位を前記メモリセルへ伝達させる、書込動作制御手段と、
    メモリセルの記憶情報を読出す場合、前記ワード線の電位を制御して前記第1および第2のアクセストランジスタを導通させて、前記第1および第2のインバータの出力をそれぞれ前記第1および第2のビット線に伝達させ、かつ、前記デプレション型MOSトランジスタのゲート電位を第1の電位とし、メモリセルの記憶情報の読出動作を行なわない場合、前記デプレション型MOSトランジスタのゲート電位を第2の電位とする、前記読出動作制御手段とを備える、スタティック型半導体記憶装置。
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