JP2702798B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP2702798B2
JP2702798B2 JP2082442A JP8244290A JP2702798B2 JP 2702798 B2 JP2702798 B2 JP 2702798B2 JP 2082442 A JP2082442 A JP 2082442A JP 8244290 A JP8244290 A JP 8244290A JP 2702798 B2 JP2702798 B2 JP 2702798B2
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典雄 小池
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、スタティックRAM等の半導体記憶装置に関
する。
従来の技術 近年、半導体素子の高密度化,高集積化,微細化の傾
向は著しい。この状況の中でスタテイックRAMはダイナ
ミックRAMと比べ、情報の読み取り,書き込みのアクセ
ス・スピードが速く、またリフレッシュが不要であるた
め、リフレッシュ用に余分なクロック・サイクルを費や
す必要がないなどの利点があり、主として高速性が必要
とされる分野で広く使われている。
従来これを実現するための方法は次のようなものであ
った。第5図は従来の6素子スタティックRAMのメモリ
セルの等価回路図である。同図において、1はワード
線、2はデータ線、3はデータ線、4は左線Nチャネル
エンハンスメント型MOSトランジスタ、5は右側Nチャ
ネルエンハンスメント型MOSトランジスタ、6は左側N
チャネルデプリーション型MOSトランジスタ、7は右側
Nチャネルデプリーション型MOSトランジスタ、8は左
側パストランジスタ、9は右側パストランジスタであ
る。
第5図に示す6素子からなるスタティックRAMのメモ
リセルは、基本的には左右のNチャネルデプリーション
型MOSトランジスタ6および7を備えたフリップ・フロ
ップである。特定のワード線1が選択され、昇圧される
と左右のパストランジスタ8および9がメモリセルをデ
ータ線2とデータ線3に接続する。書き込みモードのと
きには、データ線2上の入力の論理値1が左側パストラ
ンジスタ8を通じて右側Nチャネルエンハンスメント型
MOSトランジスタ5のゲートに書き込まれ、その結果右
側Nチャネルエンハンスメント型MOSトランジスタ5が
導通し、左側Nチャネルエンハンスメント型MOSトラン
ジスタ4が非導通となり、左側Nチャネルエンハンスメ
ント型MOSトランジスタ4上のデータで決められる論理
レベルが保持される。
メモリセルのデータを読む場合は、ワード線1を昇圧
することにより、左側Nチャネルエンハンスメント型MO
Sトランジスタ4と左側Nチャネルデプリーション型MOS
トランジスタ6の出力が左側パストランジスタ8を介し
てデータ線2上に出てくる。
発明が解決しようとする課題 このような従来の構成においては、メモリセルを構成
するのに6素子が必要とされ、1つのメモリセルが2素
子で構成されるダイナミックRAMに比べ、、同一の設計
ルールを用いた場合、約3倍のメモリセル面積を必要と
した。このためチップ面積を同一すると、スタティック
RAMの記憶できる情報量はダイナミックRAMの約3分の1
となり、集積度の点でダイナミックRAMに大きく劣ると
いう課題があった。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、高速・高
集積度の半導体記憶装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 この目的を達成するために本発明の半導体記憶装置
は、メモリセルとトンネルダイオード1個と、それに接
続したバンド間トンネル型量子効果素子1個により構成
するものである。
作用 この構成によって、バンド間トンネル型量子効果素子
によりトンネルダイオードを流れる順方向電流をその順
方向特性における極大値と極小値の間で、極小値とほぼ
同レベルに制限する。そうすることによりトンネルダイ
オードのOV近傍の電圧を論理値0に、順方向特性におけ
る電流の極小を与える電圧を論理値1に対応させること
により情報の記憶を行なうことができる。
書き込みモードのときは、バンド間トンネル型量子効
果素子を導通状態にし、そのバンド間トンネル型量子効
果素子を通じてトンネルダイオードに論理0または1を
書き込んだ後、再びバンド間トンネル型量子効果素子に
よりトンネルダイオードに流れる電流を制限してトンネ
ルダイオード上のデータで決められる論理レベルを保持
する。
メモリセルのデータを読むには周辺回路によりトンネ
ルダイオードの順方向電流を制限した状態で、バンド間
トンネル型量子効果素子を導通状態にしてデータを読み
取る。
以上述べたように本構成はスタティックRAMとして動
作する。
実施例 以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら
説明する。第1図は本発明の一実施例におけるメモリセ
ルの要部断面図、第2図は同メモリセルの等価回路図、
第3図はバンド間トンネル型量子効果素子の要部断面
図、第4図はメモリセルの動作原理を説明するためのト
ンネルダイオードの電流比−電圧特性図である。
第1図において、1はワード線、10はビット置線、11
はN+型領域、12はP-型領域、13はP+型領域、14はP++
領域、15はN++型領域、16はゲート酸化膜、17はサイド
ウォール、18は層間絶縁膜、19はN型半導体基板、20は
素子分離酸化膜である。
第2図において、1はワード線、10はビット線、21は
バンド間トンネル型量子効果素子、22はトンネルダイオ
ードである。
第3図において、23はP+型領域、24はN+型領域、25は
P-型領域、26はバンド間トンネル領域、27は深い空乏領
域、28はドレイン、29はゲート、30はソースである。
第4図において、31はトンネル電流成分による順方向
電流Iの極大値IP、32は順方向電流Iの極小値、33は拡
散電流成分による順方向電流成分の増大、34はバンド間
トンネル型量子効果素子により制限された電流値、35は
論理0に対応する電圧、36は論理値1に対応する電圧で
ある。
第1図に示すように、N型半導体基板19上に、ワード
線1、N+型領域11、P-型領域12、P+型領域13およびゲー
ト酸化膜16によりバンド間トンネル型量子効果素子が形
成され、またP++型領域14と、それに接続するN++型領域
15によりトンネルダイオードが構成される。ここでN++
型領域15はサイドウォール17をマスクとして砒素(As)
をイオン注入して形成される。このためN++型領域15の
面積を設計ルールによる値より大幅に小さくできる。
第2図の等価回路図に示すように、メモリセルはバン
ド間トンネル型量子効果素子21とトンネルダイオード22
とを接続することにより構成される。
つぎに第3図に沿って、バンド間トンネル型量子効果
素子21について説明する。この素子21はトランジスタの
1つであって、ゲート29に正電圧を印加することによ
り、ゲート29とドレイン28を構成するP+型領域23のオー
バーラップ領域がバンド間トンネル領域26となり、この
領域においてバンド間トンネリングにより電子・正孔対
が発生する。そして発生した電子はP-型領域25のゲート
29下に生じた深い空乏領域27の表面部を通じてソース30
に流れ、正孔はドレイン28に流れる。バンド間トンネリ
ングにより発生する電子・正孔対の数がゲート29とドレ
イン28の間の電圧により制御できるため、MOSトランジ
スタと同様にゲート電圧によりソース・ドレイン間の電
流を制御できる。このバンド間トンネル型量子効果素子
21が従来のMOSトランジスタと比較して優れている点
は、ソース・ドレイン間の電流がバンド間トンネル領域
26によって決定され、深い空乏領域27にはほとんど影響
されないため、しきい値電圧の低下などのショートチャ
ネル効果がほとんどないことである。
つぎに第4図に沿って、第2図におけるトンネルダイ
オード22に順方向に電圧を印加した際のトンネルダイオ
ード22の電流比−電圧特性を説明する。同図において、
横軸はトンネルダイオード22の順方向印加電圧であり、
縦軸はトンネルダイオード22の順方向電流をその極大値
31で規格化した値を示している。トンネルダイオード22
の順方向電圧を増大させていくと、トンネルダイオード
22の順方向電流をはじめトンネル電流成分により増大
し、約0.06Vの電圧で極大値Ip31をとる。さらに電圧を
上げるとトンネル電流成分を減少に伴って、順方向電流
が減少し、約0.5Vの電圧で極小値位32をとる。その後通
常のダイオードと同じく拡散電流成分により順方向電流
成分の増大33が見られる。このトンネルダイオード22の
順方向電流をバンド間トンネル型量子効果素子21によ
り、第4図の34で示される値に制御すると、トンネルダ
イオード22に印加される電圧は35で示される約0.01Vの
値と36で示される約0.4Vあるいは0.58Vの値のいずれか
の値となる。ここで35で示される0V近傍の電圧を論理値
0に対応させ、36で示される順方向電流の極小値32の近
傍の電圧を論理値1に対応させることにより、情報の記
憶を行なうことができる。
書き込みモードのときはワード線1を昇圧してバンド
間トンネル型量子効果素子21を導通状態にし、バンド間
トンネル型量子効果素子21を通じて、トンネルダイオー
ド22に論理0または1を書き込んだ後、再びワード線1
を降圧してバンド間トンネル型量子効果素子21によって
トンネルダイオード22の順方向電流を34で示される値に
制限することにより、トンネルダイオード22の上のデー
タで決められる論理レベルが保持される。
メモリセルのデータを読むには周辺回路によりトンネ
ルダイオード22の順方向電流を34で示される値に制限し
た状態でワード線1を昇圧し、バンド間トンネル型量子
効果素子21を導通状態にすることにより、バンド間トン
ネル型量子効果素子21を介してデータを詠みとることが
できる。
発明の効果 以上述べたように本発明は、従来のスタッティックRA
Mが1つのメモリセルに6素子を必要としたのに対し、
1つのメモリセルを2素子で構成できる。さらにトンネ
ルダイオードは同一設計ルールにおけるMOSトランジス
タやダイナミックRAMの電荷蓄積用キャシタの5分の1
以下の面積で実現することが可能であるため、このメモ
リセルは実質的に1素子で実現でき、同一の設計ルー
ル、同一のチップ面積の場合、従来のスタティックRAM
の約6倍、ダイナミックRAMの約2倍の集積度を実現す
ることが可能である。
また動作速度の点でも従来のダイナミックRAMが電荷
蓄積用キャパシタの充放電の速度で動作速度が決まり、
従来のスタティックRAMではMOSトランジスタのゲート容
量の充放電の速度で動作速度が決まっていたのに対し、
本発明ではトンネルダイオードのトンネル電流を利用す
るため、ダイナミックRAMはおろか、従来のスタティッ
クRAMと比べても圧倒的に速い動作速度が実現できる。
このように本発明は集積度の点でダイナミックRAMに
優り、動作速度の点で従来のスタティックRAMに優る画
期的なスタティック型の半導体記憶装置を実現できるも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における半導体記憶装置(メ
モリセル)の要部断面図、第2図は同メモリセルの等価
回路図、第3図はバンド間トンネル型量子効果素子の要
部断面図、第4図はメモリセルの動作原理を説明するた
めのトンネルダイオードの電流比−電圧特性図、第5図
は従来の6素子スタティックRAMメモリセルの等価回路
図である。 1……ワード線(ゲート部)、11……N+型領域(第二の
不純物領域)、12……P-型領域(第一の不純物領域)、
13……P+型領域(第三の不純物領域)、14……P++型領
域(第四の不純物領域)、15……N++型領域(第五の不
純物領域)、16……ゲート酸化膜(絶縁膜)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1個のトランジスタと1個のトンネルダイ
    オードとで構成されたメモリセルを備え、前記メモリセ
    ルにおいて、前記トランジスタのゲートを除く2端子の
    うちの1つが前記トンネルダイオードと接続され、前記
    トランジスタのゲート電圧によりトンネルダイオードを
    流れる順方向電流をその順方向特性における極大値と極
    小値の間で、極小値とほぼ同レベルに制限することを特
    徴とする半導体記憶装置。
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