JPH0745080A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH0745080A
JPH0745080A JP5209038A JP20903893A JPH0745080A JP H0745080 A JPH0745080 A JP H0745080A JP 5209038 A JP5209038 A JP 5209038A JP 20903893 A JP20903893 A JP 20903893A JP H0745080 A JPH0745080 A JP H0745080A
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JP
Japan
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word line
level
word
supply voltage
cell
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Application number
JP5209038A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Ichikawa
勉 市川
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワード線の“H”レベルを制御するための複
雑な制御回路を用いることなく、より低い電源電圧にて
動作可能な半導体記憶装置を提供する。 【構成】 ドライバトランジスタQ1,Q2及び高抵抗
R1,R2からなりかつ互いに交差接続された第1,第
2のインバータ1,2と、この第1,第2のインバータ
1,2の各記憶ノードN1,N2と一対のビット線B
L,BLN との間に接続されかつ各ゲートがワード線W
Lに接続された第1,第2のワードトランジスタQ3,
Q4とを有するセル3からなる半導体記憶装置におい
て、書込み及び読出しの両動作時に、バッファ4によっ
てワード線WLの“H”レベルをセル供給電圧レベル以
上の同一レベルに設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体記憶装置に関
し、特に低電圧動作のスタティックRAM(SRAM)
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、スタティックRAMにおいては、
より低い電源電圧にて動作させるように低電圧化が進め
られている。スタティックRAMを、ワード線の高レベ
ル(以下、“H”レベルと記す)とメモリセルに供給す
るセル供給電圧レベル(多くの場合、電源電圧レベル)
とが等しい通常動作時の最低動作電源電圧VCCmin より
も低い電源電圧にて動作させる方法として、従来、ワー
ド線の“H”レベルを書き込み動作時には読出し動作時
よりも高くする方法と、ワード線の“H”レベルを2段
階で高くする方法とが採られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の2つの方法のいずれにおいても、ワード線の
“H”レベルとして2つの異なった電圧レベルを用いる
ようにしていたため、ワード線の“H”レベルを必要に
応じて切換え制御する複雑な制御回路が必要であるとい
う問題点があった。本発明は、上記課題に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、ワード線の
“H”レベルを制御するための複雑な制御回路を用いる
ことなく、より低い電源電圧にて動作可能な半導体記憶
装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の半導体記
憶装置は、ドライバトランジスタ及びその負荷素子から
なりかつ互いに交差接続された第1,第2のインバータ
と、この第1,第2のインバータの各記憶ノードと一対
のビット線との間に接続されかつ各ゲートがワード線に
接続された第1,第2のワードトランジスタとを有する
メモリセルと、ワード線を駆動するワード線駆動回路と
を備え、このワード線駆動回路が、書込み及び読出しの
両動作時に、ワード線の“H”レベルをメモリセルに供
給するセル供給電圧レベル以上の同一レベルに設定する
構成となっている。
【0005】請求項2記載の半導体記憶装置は、請求項
1記載の半導体記憶装置において、上記ワード線駆動回
路が、ワード線の“H”レベルを第1,第2のワードト
ランジスタの基板バイアス効果を含んだ閾値電圧分だけ
セル供給電圧レベルよりも高く設定する構成となってい
る。
【0006】請求項3記載の半導体記憶装置は、請求項
1記載の半導体記憶装置において、上記ワード線駆動回
路が、ワード線の“H”レベルをセル供給電圧レベルに
応じて設定する構成となっている。
【0007】請求項4記載の半導体記憶装置は、請求項
1記載の半導体記憶装置において、第1,第2のワード
トランジスタが、少なくともドライバトランジスタより
も絶縁耐圧が高く設定された構成となっている。
【0008】
【作用】請求項1記載の半導体記憶装置において、書込
み動作時に、ワード線の“H”レベルをセル供給電圧レ
ベル以上にすることで、“H”側の記憶ノードの電圧レ
ベルが電源電圧レベルにより近い高い電圧レベルで書き
込まれる。これにより、書込み直後のデータがより安定
化する。一方、読出し動作時において、ワード線の
“H”レベルをセル供給電圧レベル以上にすることで、
スタティック・ノイズ・マージン(SNM)が改善さ
れ、安定性が向上する。
【0009】また、書込み及び読出しの両動作共に、ワ
ード線の“H”レベルを同一レベルとすることで、ワー
ド線の“H”レベルを切り換える必要がなく、よってそ
の切換え制御のための制御回路が不要となる。さらに、
ワードトランジスタのゲートバイアスが大きくなるに伴
い、“L”側のワードトランジスタの電流能力が増え
て、“L”側のビット線からメモリセル内に流れ込むセ
ル電流が増加する。このため、読出し動作が高速に行わ
れてアクセスタイムの高速化が図られる。
【0010】請求項2記載の半導体記憶装置において
は、ワード線の“H”レベルをセル供給電圧レベル以上
に設定する際の最適値として、第1,第2のワードトラ
ンジスタの基板バイアス効果を含んだ閾値電圧分だけセ
ル供給電圧レベルよりも高い電圧レベルを選定すること
で、その読出し動作については、メモリセルを正常動作
させられるセル供給電圧レベルの下限が、ドライバトラ
ンジスタの閾値電圧に等しくなる。ワード線の“H”レ
ベルとセル供給電圧レベルとが等しい通常動作の場合、
セル供給電圧レベルの下限はワードトランジスタの基板
バイアス効果を含んだ閾値電圧とドライバトランジスタ
の閾値電圧との和である。したがって、より低い電源電
圧にてメモリセルの動作が可能となる。
【0011】請求項3記載の半導体記憶装置において、
ワード線の“H”レベルをセル供給電圧レベルに応じて
設定することで、動作電源電圧の範囲を広く設定でき
る。また、セル供給電圧が十分に高くてワード線の
“H”レベルをそれ程高くしなくても十分な安定性が得
られる場合には、ワード線の“H”レベルをセル供給電
圧レベルと同じかそれよりも少し高めに設定すること
で、ワードトランジスタのゲートに高い電圧を印加せず
に済むため、ワードトランジスタの信頼性を向上でき
る。
【0012】請求項4記載の半導体記憶装置において、
ワードトランジスタのゲート絶縁膜を例えばドライバト
ランジスタのそれよりも厚くするなどしてワードトラン
ジスタの絶縁耐圧をドライバトランジスタのそれよりも
高くすることで、ワードトランジスタのゲートに高い電
圧を印加しても、ワードトランジスタのゲート絶縁膜の
絶縁破壊を招くことはない。したがって、ワードトラン
ジスタの信頼性を向上できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は、本発明の一実施例を示す回路図で
あり、高抵抗負荷型スタティックRAMに適用した場合
を示している。図1において、電源VCC1 と接地との間
に直列接続された負荷素子としての抵抗R1及びドライ
バトランジスタQ1からなる第1のインバータ1と、同
様に直列接続された抵抗R2及びドライバトランジスタ
Q2からなる第2のインバータ2とが互いに交差接続さ
れている。
【0014】すなわち、第1のインバータ1のドライバ
トランジスタQ1のゲートが第2のインバータ2の記憶
ノード(ドライバトランジスタQ2のドレイン)N2に
接続され、第2のインバータ2のドライバトランジスタ
Q2のゲートが第1のインバータ1の記憶ノード(ドラ
イバトランジスタQ1のドレイン)N1に接続されてい
る。さらに、第1,第2のインバータ1,2の各記憶ノ
ードN1,N2とビット線対BL,BLN (添字N は反
転極性を表わすものとし、以下、同様とする)との間に
は、第1,第2のワードトランジスタQ3,Q4が接続
されている。第1,第2のワードトランジスタQ3,Q
4の各ゲートは、ワード線WLに接続されている。以上
により、高抵抗負荷型スタティックRAMのメモリセル
(以下、単にセルと称する)3が構成されている。
【0015】ワード線WLの一端とロー(Row)・デ
コーダ(図示せず)の出力端との間には、ワード線WL
を駆動するワード線駆動回路であるバッファ4が接続さ
れている。このバッファ4は、セル3に供給されるセル
供給電圧レベル(本例では、電源VCC1 の電圧レベル)
以上の電圧レベルの電源VCC2 を動作電源としており、
書込み及び読出しの両動作時に、ワード線WLの“H”
レベルとしてこの動作電源電圧VCC2 の電圧レベルを設
定するように構成されている。すなわち、書込み及び読
出しの両動作時には、ワード線WLの“H”レベルがバ
ッファ4によってセル供給電圧レベル以上の同一レベル
に設定される。
【0016】図2は、本発明の他の実施例を示す回路図
であり、PMOSのTFT(Thin Film Transistor:薄膜
トランジスタ)負荷型スタティックRAMに適用した場
合を示している。このTFT負荷型スタティックRAM
のセル5では、第1,第2のインバータ6,7の各負荷
素子としてPMOSのTFTQ5,Q6を用いている。
そして、第1のインバータ6のTFTQ5のゲートがド
ライバトランジスタQ1のゲートと共に第2のインバー
タ7の記憶ノードN2に接続され、第2のインバータ7
のTFTQ6のゲートがドライバトランジスタQ2のゲ
ートと共に第1のインバータ6の記憶ノードN1に接続
されている。それ以外は高抵抗負荷型スタティックRA
Mのセル3と同じ構成となっている。
【0017】また、上記実施例の場合と同様に、書込み
及び読出しの両動作時には、ワード線WLの“H”レベ
ルが、バッファ4によってセル5に供給するセル供給電
圧レベル(本例では、セル5の動作電源VCC1 の電圧レ
ベル)以上の同一レベルに設定されるように構成されて
いる。次に、上記構成のメモリセルにおける書込み及び
読出しの各動作について説明する。
【0018】先ず、書込み動作につき説明するに、アク
セスされたメモリセルのデータに対応してビット線対B
L,BLN 上に転送された書込みデータが、第1,第2
のワードトランジスタQ3,Q4を通してメモリセルに
書き込まれる。この書込み動作時に、バッファ4は、ワ
ード線WLの“H”レベルとして電源VCC2 (VCC2
CC1)の電圧レベルを設定する。これによれば、“H”
側の記憶ノードの電圧が電源VCC1 の電圧により近い電
圧レベルにて書込み動作が行われるため、書込み直後の
データがより安定化し、より確実に書込みが行われる。
【0019】ここで、ワード線WLの“H”レベルを高
電圧化した場合のメモリセルの特性について、以下に詳
述する。図3は、インバータ1,2におけるドライバト
ランジスタQ1,Q2の負荷特性図である。同図におい
て、Vinはインバータ1,2の入力電圧(ドライバトラ
ンジスタQ1,Q2のゲート電圧)、Vout はインバー
タ1,2の出力電圧(記憶ノードN1,N2のノード電
圧)、ID はドライバトランジスタQ1,Q2のドレイ
ン電流である。
【0020】図4は、インバータ1,2の入出力特性
(Vin‐Vout 特性)である。同図において、Vthd
ドライバトランジスタQ1,Q2の閾値電圧、Vthw
はワードトランジスタQ3,Q4の基板バイアス効果を
含んだ閾値電圧である。図4から明かなように、ワード
線電位VWLを上げていくと、最大出力電圧VOUT,max
動作電源電圧VCCを上限にして高くなる。ワード線電位
WLがそれ程高くないとき、ワードトランジスタQ3,
Q4は飽和領域(及びサブスレッショルド領域)で動作
する。ワード線電位VWLをさらに高くしていくと、出力
電圧VOUT の高いところでワードトランジスタQ3,Q
4はリニア領域で動作するようになる。この遷移は、
【数1】VWL=VCC+Vthw ′ を境にして起こる。
【0021】次に、読出し動作について説明する。この
読出し動作時にも、ワード線WLの“H”レベルとして
電源VCC2 の電圧レベルがバッファ4により設定され
る。図4の入出力特性における領域Xと領域Yの境界点
i (i=1,2,……)は、ワード線WLの“H”レ
ベルを昇圧するのに伴ってVin=Vout の破線よりも左
側(上側)に移動する。一方、領域Yと領域Zの境界点
i (i=1,2,……)は、常にVin=Vout の破線
よりも右側(下側)に位置する。すなわち、図1に示す
メモリセルのトランスファ特性は、図5に示すように、
ノードN1の電圧をV1とし、ノードN2の電圧をV2
とすると、V2=V1に関し線対称なバタフライプロッ
トとして示される。この結果、データを安定的に保持で
きる。
【0022】ここで、ワード線電位VWLが数1の式で表
されるとき、即ち図4におけるA3‐B3特性のときス
タティック・ノイズ・マージン(SNM)が最も大き
い。このことは、図5のトランスファ特性図から明らか
である。このスタティック・ノイズ・マージン(SN
M)は、図5のトランスファ特性図により評価されるも
のであり、2曲線により囲まれた領域の縦または横軸方
向の最大の電位差のうちの小さい方として定義される。
これは、1つの記憶ノードのみにスタティックな電圧ノ
イズがのることを想定した場合の定義であり、SNM=
0となると、メモリセルの双安定動作が不能となり、こ
のときの電源電圧がVCCmin である。
【0023】上述したことから明かなように、読出し動
作時に、ワード線WLの“H”レベルをセル供給電圧レ
ベルよりも高くすることにより、スタティック・ノイズ
・マージン(SNM)が改善され、安定性が向上する。
このときの最適値は、セル供給電圧レベルよりもワード
トランジスタQ3,Q4の基板バイアス効果を含んだ閾
値電圧Vthw ′分だけ高くした電圧レベルとなる。ま
た、この最適化したワード線“H”レベルにおける読出
し動作については、メモリセルを正常動作させられるセ
ル供給電圧レベルの下限は、ドライバトランジスタQ
1,Q2の閾値電圧Vthd に等しい。ワード線“H”レ
ベルとセル供給電圧レベルとが等しい通常動作の場合、
このセル供給電圧レベルの下限は、ワードトランジスタ
Q3,Q4の基板バイアス効果を含んだ閾値電圧
thw ′とドライバトランジスタQ1,Q2の閾値電圧
thd との和であり、よって本発明によれば、より低い
電圧レベルにてメモリセルを動作させられることにな
る。
【0024】また、ワード線WLの“H”レベルをセル
供給電圧レベルよりも高くすると、ワードトランジスタ
Q3,Q4のゲートバイアスが大きくなるのに伴い、
“L”側のワードトランジスタの電流能力も増えて、
“L”側のビット線からメモリセル内に流れ込むセル電
流が増加するため、読出し動作が高速に行われてアクセ
スタイムの高速化が可能となる。さらに、読出し動作時
のビット線対BL,BLN 間に大きな電位差は必要では
ないため、センスアンプとして、電圧センスアンプだけ
でなく、電流センスアンプも使用可能である。
【0025】なお、ワード線WLの“H”レベルをセル
供給電圧レベルよりも高くすることにより、ワードトラ
ンジスタQ3,Q4のゲートには高い電圧が印加される
ことになるが、ワードトランジスタQ3,Q4のゲート
絶縁膜を他のトランジスタ、例えばドライバトランジス
タQ1,Q2のそれよりも厚くするなどして、ワードト
ランジスタQ3,Q4の絶縁耐圧をドライバトランジス
タQ1,Q2のそれよりも高くすることにより、ワード
トランジスタQ3,Q4のゲートに高い電圧を印加して
も、ワードトランジスタQ3,Q4のゲート絶縁膜の絶
縁破壊を招くことはなく、ワードトランジスタQ3,Q
4の信頼性を向上できる。
【0026】また、ワード線“H”レベルをセル供給電
圧レベルに応じて設定する、例えばセル供給電圧レベル
が十分に高くて、ワード線“H”レベルをそれ程高くし
なくても十分な安定性が得られる場合には、ワード線
“H”レベルをセル供給電圧レベルと同じかそれよりも
少し高い程度(最適電圧レベルよりも低い)に設定する
ことによっても、ワードトランジスタQ3,Q4の信頼
性を向上できる。さらには、ワード線“H”レベルをセ
ル供給電圧レベルに応じて設定することにより、動作電
源電圧の範囲を広く設定できることにもなる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の半
導体記憶装置によれば、書込み及び読出しの両動作時
に、ワード線の“H”レベルをセル供給電圧レベル以上
の同一レベルに設定するようにしたことにより、ワード
線の“H”レベルを切り換える必要がないため、その切
換え制御のための制御回路が不要となる効果がある。ま
た、ワードトランジスタのゲートバイアスが大きくなる
に伴い、“L”側のワードトランジスタの電流能力が増
えて、“L”側のビット線からメモリセル内に流れ込む
セル電流が増加するため、読出し動作が高速に行われて
アクセスタイムの高速化が図られることにもなる。
【0028】請求項2記載の半導体記憶装置によれば、
ワード線“H”レベルの最適値として、ワードトランジ
スタの基板バイアス効果を含んだ閾値電圧分だけセル供
給電圧レベルよりも高い電圧レベルを選定するようにし
たことにより、その読出し動作については、メモリセル
を正常動作させられるセル供給電圧レベルの下限が、ド
ライバトランジスタの閾値電圧に等しくなるので、より
低い電源電圧にてメモリセルの動作が可能となる。
【0029】請求項3記載の半導体記憶装置によれば、
ワード線の“H”レベルをセル供給電圧レベルに応じて
設定するようにしたことにより、動作電源電圧の範囲を
広く設定できることになる。また、例えばセル供給電圧
が十分に高くてワード線の“H”レベルをそれ程高くし
なくても十分な安定性が得られる場合には、ワード線の
“H”レベルをセル供給電圧レベルと同じかそれよりも
少し高めに設定することにより、ワードトランジスタの
ゲートに高い電圧を印加せずに済むため、ワードトラン
ジスタのゲート絶縁膜の絶縁破壊を招くことはなく、ワ
ードトランジスタの信頼性を向上できることになる。
【0030】請求項4記載の半導体記憶装置によれば、
ワードトランジスタのゲート絶縁膜を例えばドライバト
ランジスタのそれよりも厚くするなどしてワードトラン
ジスタの絶縁耐圧をドライバトランジスタのそれよりも
高くするようにしたことにより、ワードトランジスタの
ゲートに高い電圧を印加しても、ワードトランジスタの
ゲート絶縁膜の絶縁破壊を招くことはないため、ワード
トランジスタの信頼性を向上できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路図であり、高抵抗
負荷型スタティックRAMに適用した場合を示してい
る。
【図2】本発明の他の実施例を示す回路図であり、高抵
抗負荷型スタティックRAMに適用した場合を示してい
る。
【図3】インバータにおけるドライバトランジスタの負
荷特性図である。
【図4】インバータの入出力特性図である。
【図5】インバータの入出力特性を入出力を入れ換えて
重ね合わせたトランスファ特性図である。
【符号の説明】
1,6 第1のインバータ 2,7 第2のインバータ 3,5 セル 4 バッファ Q1,Q2 ドライバトランジスタ Q3,Q4 ワードトランジスタ Q5,Q6 TFT R1,R2 高抵抗

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドライバトランジスタ及びその負荷素子
    からなりかつ互いに交差接続された第1,第2のインバ
    ータと、前記第1,第2のインバータの各記憶ノードと
    ビット線対との間に接続されかつ各ゲートがワード線に
    接続された第1,第2のワードトランジスタとを有する
    メモリセルと、 前記ワード線を駆動するワード線駆動回路とを備え、 前記ワード線駆動回路は、書込み及び読出しの両動作時
    に、前記ワード線の高レベルを前記メモリセルに供給す
    るセル供給電圧レベル以上の同一レベルに設定すること
    を特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記ワード線駆動回路は、前記ワード線
    の高レベルを前記第1,第2のワードトランジスタの基
    板バイアス効果を含んだ閾値電圧分だけ前記セル供給電
    圧レベルよりも高く設定することを特徴とする請求項1
    記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記ワード線駆動回路は、前記ワード線
    の高レベルを前記セル供給電圧レベルに応じて設定する
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記第1,第2のワードトランジスタ
    は、少なくとも前記ドライバトランジスタよりも絶縁耐
    圧が高く設定されていることを特徴とする請求項1記載
    の半導体記憶装置。
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