JPH0520865A - メモリセル回路,非同期式シリアルアクセスメモリ装置および非同期式ランダムアクセスメモリ装置 - Google Patents

メモリセル回路,非同期式シリアルアクセスメモリ装置および非同期式ランダムアクセスメモリ装置

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JPH0520865A
JPH0520865A JP3175043A JP17504391A JPH0520865A JP H0520865 A JPH0520865 A JP H0520865A JP 3175043 A JP3175043 A JP 3175043A JP 17504391 A JP17504391 A JP 17504391A JP H0520865 A JPH0520865 A JP H0520865A
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bit line
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memory cell
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JP3175043A
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Takenori Okidaka
毅則 沖▲高▼
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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    • G11C8/00Arrangements for selecting an address in a digital store
    • G11C8/16Multiple access memory array, e.g. addressing one storage element via at least two independent addressing line groups

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Static Random-Access Memory (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 FIFOメモリのような非同期式半導体メモ
リに適用可能な改善されたメモリセル回路が開示され
る。メモリセルMCaは、クロスカップルされた2つの
CMOSインバータによって構成されたラッチ回路と、
ラッチ回路の入力ノードN10と書込ビット線WBLと
の間に接続されたNMOSトランジスタ3と、ラッチ回
路の出力ノードN20と読出ビット線RBLとの間に接
続されたNMOSトランジスタ4とを含む。トランジス
タ3は、書込ワード線WWL上の信号に応答して動作さ
れ、トランジスタ4は、読出ワード線RWL上の信号に
応答して動作される。 【効果】 ラッチ回路へのアクセスゲートが2つのスイ
ッチングトランジスタ3,4により構成されるので、メ
モリセルを構成するのに要するトランジスタの個数が従
来の回路と比較して減少される。したがって、非同期式
半導体メモリの高集積化が達成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一般にメモリセル回
路,非同期式シリアルアクセスメモリ装置および非同期
式ランダムアクセスメモリ装置に関し、特に、それらに
含まれるメモリセル回路の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、スタティックランダムアクセ
スメモリ(SRAM)およびダイナミックランダムアク
セスメモリ(DRAM)をはじめ、様々な半導体メモリ
が知られており、これらは様々な電気機器において広く
使用されている。SRAMおよびDRAMなどは、外部
的に与えられる制御クロック信号(たとえば/RAS,
/CASなど)に応答して、読出および書込動作が制御
されるので、「同期式メモリ」と呼ばれる。他方、ファ
ーストインファーストアウト(以下「FIFO」とい
う)機能を有するFIFOメモリおよびラストインファ
ーストアウト(「LIFO」)機能を有するLIFOメ
モリなどは、外部的に与えられる読出制御クロック信号
および書込制御クロック信号に応答して、読出動作およ
び書込動作が独立に行なわれるので、「非同期式メモ
リ」と呼ばれる。この発明は、一般に非同期式半導体メ
モリに適用可能であるが、まず、一例としてFIFOメ
モリについて説明する。
【0003】FIFOメモリでは、データが書込まれた
順に、ストアされたデータがメモリセルから読出され
る。すなわち、ストアされているデータのうち、古いも
のから順にデータが読出される。したがって、FIFO
は、互いに異なった処理速度を有する装置または回路間
でデータが伝送される場合において、データを一時的に
保持し、そしてタイミングを調整する目的でしばしば使
用される。
【0004】図7は、FIFOメモリの一般的な適用の
一例を示すブロック図である。図7を参照して、CPU
70は、基準クロック信号φ0および制御信号Scを発
生し、それらをクロックジェネレータ71に与える。ク
ロックジェネレータ71は、与えられたクロック信号φ
0に応答して、書込クロック信号WCKおよび読出クロ
ック信号RCKを発生し、それらをFIFOメモリ50
に与える。書込クロック信号WCKは、読出クロック信
号RCKと比較してより高い周波数を有する。したがっ
て、FIFOメモリ50は、書込クロック信号WCKに
応答して、高速に入力データDiをストアし、一方、読
出クロック信号RCKに応答して、ストアされたデータ
Doを低速で出力する。したがって、FIFOメモリ5
0は、高速にデータDiを発生する装置と与えられたデ
ータDoを低速で処理する装置との間に設けられ、デー
タ処理のタイミングを適合させるのに貢献する。FIF
Oメモリ50が画像処理または映像信号処理における1
本の走査線データを扱うとき、FIFOメモリは「ライ
ンメモリ」または「ラインバッファ」と呼ばれている。
【0005】図8は、図7に示した装置の動作を説明す
るためのタイミングチャートである。図8を参照して、
より高い周波数を有する書込クロック信号WCKに応答
して、入力データDiが順に(n,n+1,n+2,
…)FIFOメモリ50内に書込まれる。一方、より低
い周波数を有する読出クロック信号RCKに応答して、
書込まれたデータDoが順に(m,m+1,m+2,
…)FIFOメモリ50から読出される。
【0006】図9は、従来のFIFOメモリのブロック
図である。図9を参照して、このFIFOメモリ50
は、行および列方向に配設されたメモリセルMC11な
いしMCmnを含むメモリセルアレイと、外部的に与え
られる書込クロック信号WCKに応答して書込ワード線
をシリアルに選択する書込ロウデコーダ51と、書込ク
ロック信号WCKに応答して書込ビット線対を選択する
書込カラムデコーダ52と、外部的に与えられる読出ク
ロック信号RCKに応答して読出ワード線をシリアルに
選択する読出ロウデコーダ53と、読出クロック信号R
CKに応答して読出ビット線対を順次に選択する読出カ
ラムデコーダ54とを含む。書込ドライバ55は、書込
まれるべき入力データ信号Diに応答して、書込ビット
線対を駆動する。センスアンプ(S/A)56は、読出
ビット線対から与えられるデータ信号を増幅し、増幅さ
れたデータ信号を出力データ信号Doとして出力する。
各デコーダ51ないし54は、シフトレジスタにより構
成される。
【0007】図10は、図9に示した1つのメモリセル
MCcの回路図である。図9を参照して、FIFOメモ
リのための従来のメモリセルMCcは、クロスカップル
された2つのCMOSインバータを構成するNMOSト
ランジスタ5a,5bおよびPMOSトランジスタ24
a,24bと、各々がアクセスゲートトランジスタを構
成するNMOSトランジスタ3a,3bおよび4a,4
bとを含む。トランジスタ3aは、ラッチ回路の入出力
ノードN1と書込ビット線WBLaとの間に接続され
る。トランジスタ3bは、入出力ノードN2と書込ビッ
ト線WBLbとの間に接続される。トランジスタ3aお
よび3bは、ゲートが書込ワード線WWLに接続され
る。トランジスタ4aは、入出力ノードN1と読出ビッ
ト線RBLaとの間に接続される。トランジスタ4b
は、入出力ノードN2と読出ビット線RBLbとの間に
接続される。トランジスタ4aおよび4bは、ゲートが
読出ワード線RWLに接続される。
【0008】書込ワード線WWLは、図9に示した書込
ロウデコーダ51に接続される。読出ワード線RWL
は、読出ロウデコーダ53に接続される。書込ビット線
対WBLa,WBLbは、図9に示した書込カラムデコ
ーダ52により選択される。読出ビット線対RBLa,
RBLbは、読出カラムデコーダ54により選択され
る。書込ビット線WBLa,WBLbは、プルアップの
ためのNMOSトランジスタ8a,8bを介して電源電
位Vccにそれぞれ接続される。読出ビット線RBL
a,RBLbは、プルアップのためのNMOSトランジ
スタ7a,7bを介して電源電位Vccにそれぞれ接続
される。
【0009】書込動作において、書込カラムデコーダ5
2が、書込まれるべきメモリセルが接続されている書込
ビット線対を選択し、選択された書込ビット線対WBL
a,WBLbは、入力データ信号Diに応答して駆動さ
れる。したがって、書込ビット線WBLa,WBLbの
一方が高レベルになり、他方が低レベルになる。一方、
書込ロウデコーダ51は、書込ワード線WWLを活性化
させる(すなわち高レベルにもたらす)。したがって、
トランジスタ3a,3bがオンするので、書込ビット線
対WBLa,WBLbを介して与えられた入力データ信
号Diがラッチ回路内に書込まれる。
【0010】読出動作において、読出ロウデコーダ53
が読出ワード線RWLを活性化させる。したがって、ト
ランジスタ4aおよび4bがオンするので、ストアされ
ていたデータ信号が読出ビット線RBLa,RBLbに
与えられる。読出カラムデコーダ54は、読出ビット線
対RBLa,RBLbを選択するので、読出されたデー
タ信号が読出ビット線対RBLa,RBLbを介してセ
ンスアンプ56に与えられる。センスアンプ56によっ
て増幅されたデータ信号が出力データ信号Doとして出
力される。
【0011】上記の読出および書込動作は、外部的に与
えられる読出クロック信号RCKおよび書込クロック信
号WCKに応答してそれぞれ行なわれる。言い換える
と、読出および書込動作が非同期的に実行可能であるこ
とが指摘される。
【0012】図11は、従来のSRAM(すなわち同期
式半導体メモリ)のブロック図である。図11を参照し
て、このSRAM60は、行および列に配設されたメモ
リセルMC11ないしMCmnを含むメモリセルアレイ
と、外部的に与えられるロウアドレス信号RAに応答し
てワード線を選択するロウデコーダ61と、外部的に与
えられカラムアドレス信号CAに応答してビット線対を
選択するカラムデコーダ62とを含む。書込ドライバ6
3は、入力データ信号Diに応答して、カラムデコーダ
62によって選択されたビット線対を駆動する。センス
アンプ64は、読出動作において、カラムデコーダ62
によって選択されたビット線対から与えられるデータ信
号を増幅する。
【0013】図12は、図11に示した1つのメモリセ
ルMCdの回路図である。図12を参照して、このメモ
リセルMCdは、トランジスタ5a,5b,24aおよ
び24bによって構成されたラッチ回路と、各々がアク
セスゲートを構成するNMOSトランジスタ3′および
4′とを含む。トランジスタ3′は、ラッチ回路の入力
ノードN1とビット線BLaとの間に接続される。トラ
ンジスタ4′は、入出力ノードN2とビット線BLbと
の間に接続される。トランジスタ3′および4′は、ゲ
ートがワード線WLに接続される。
【0014】書込動作において、図11に示したカラム
デコーダ62がカラムアドレス信号CAに応答してビッ
ト線対BLa,BLbを選択する。選択されたビット線
BLa,BLbは、入力データ信号Diに応答して、書
込ドライバ63により駆動される。一方、ロウデコーダ
61がロウアドレス信号RAに応答してワード線WLを
活性化させる。トランジスタ3′および4′は、活性化
されたワード線信号に応答してオンするので、ビット線
BLa,BLb上のデータ信号がラッチ回路に書込まれ
る。
【0015】読出動作において、ロウデコーダ61がロ
ウアドレス信号RAに応答してワード線WLを活性化さ
せる。トランジスタ3′および4′がワード線信号に応
答してオンするので、ビット線BLa,BLb上に、ス
トアされていたデータ信号が現われる。カラムデコーダ
62がカラムアドレス信号CAに応答してビット線対B
La,BLbを選択するので、ビット線BLa,BLb
上のデータ信号がセンスアンプ64に与えられる。セン
スアンプ64は与えられたデータ信号を増幅し、増幅さ
れた信号を出力データ信号Doとして出力する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】図10からわかるよう
に、従来の非同期式半導体メモリのためのメモリセル回
路MCcは、8つのMOSトランジスタを必要とする。
一般に、FIFOメモリのような半導体メモリは、多数
のメモリセルを備えているので、したがって、メモリセ
ルアレイを構成するのにたくさんのMOSトランジスタ
が使用されることになる。このことは、メモリセルアレ
イの半導体基板上の占有面積の増加を引き起こす。その
結果、占有面積の増加を防ぐため記憶容量が制限された
り、場合によっては、チップサイズ、さらには半導体メ
モリのためのパッケージのサイズの増大が引き起こされ
る。
【0017】これに加えて、図11および図12からわ
かるように、従来のSRAM60において、読出動作お
よび書込動作を並行して(または同時に)行なうことが
できないことが指摘される。言い換えると、あるメモリ
セルについて書込動作が行なわれているとき、別のメモ
リセルについて読出動作を行なうことができない。すな
わち、従来のSRAMは、非同期式動作を行なうことが
できなかった。
【0018】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、その1つの目的は、非同期式半
導体メモリ装置に適用されるメモリセル回路を簡単化す
ることである。
【0019】この発明のもう1つの目的は、非同期式ラ
ンダムアクセスメモリ装置を提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1の説明に係るメ
モリセル回路は、単一の入力ノードおよび単一の出力ノ
ードを有するデータ記憶手段と、書込まれるべきメモリ
セルを指定するための書込ワード線と、書込まれるべき
データ信号を伝送するための書込ビット線と、データ記
憶手段の入力ノードと書込ビット線との間に接続され、
書込ワード線上の信号に応答して動作される第1の単一
のスイッチング素子と、読出されるべきメモリセルを指
定するための読出ワード線と、読出されたデータ信号を
伝送するための読出ビット線と、データ記憶手段の出力
ノードと読出ビット線との間に接続され、読出ワード線
上の信号に応答して動作される第2の単一のスイッチン
グ素子とを含む。
【0021】請求項2の発明に係る非同期式シリアルア
クセスメモリ装置は、各々が、書込まれるべきメモリセ
ルを指定するための複数の書込ワード線と、各々が、読
出されるべきメモリセルを指定するための複数の読出ワ
ード線と、書込まれるべきデータ信号を伝送するための
書込ビット線と、読出されたデータ信号を伝送するため
の読出ビット線と、各々が、書込ビット線および読出ビ
ット線に接続され、複数の書込ワード線および複数の読
出ワード線の対応する1つの選択に応答してアクセスさ
れる複数のメモリセルと、外部的に与えられる書込クロ
ック信号に応答して、複数の書込ワード線をシリアルに
選択する書込ワード線シリアル選択手段と、外部的に与
えられる読出クロック信号に応答して、複数の読出ワー
ド線をシリアルに選択する読出ワード線シリアル選択手
段とを含む。各メモリセルは、単一の入力ノードおよび
単一の出力ノードを有するデータ記憶手段と、データ記
憶手段の入力ノードと書込ビット線との間に接続され、
複数の書込ワード線の対応する1つの選択に応答して動
作される第1の単一のスイッチング素子と、データ記憶
手段の出力ノードと読出ビット線との間に接続され、複
数の読出ワード線の対応する1つの選択に応答して動作
される第2の単一のスイッチング素子とを備える。
【0022】請求項3の発明に係る非同期式ランダムア
クセスメモリ装置は、各々が、書込まれるべきメモリセ
ルを指定するための複数の書込ワード線と、各々が、読
出されるべきメモリセルを指定するための複数の読出ワ
ード線と、書込まれるべきデータ信号を伝送するための
書込ビット線と、読出されたデータ信号を伝送するため
の読出ビット線と、各々が、書込ビット線および読出ビ
ット線に接続され、複数の書込ワード線および複数の読
出ワード線の対応する1つの選択に応答してアクセスさ
れる複数のメモリセルと、外部的に与えられる書込アド
レス信号に応答して、複数の書込ワード線を選択する書
込ワード線選択手段と、外部的に与えられる読出アドレ
ス信号に応答して、複数の読出ワード線を選択する読出
ワード線選択手段とを含む。各メモリセルは、単一の入
力ノードおよび単一の出力ノードを有するデータ記憶手
段と、データ記憶手段の入力ノードと書込ビット線との
間に接続され、複数の書込ワード線の対応する1つの選
択に応答して動作される第1の単一のスイッチング素子
と、データ記憶手段の出力ノードと読出ビット線との間
に接続され、複数の読出ワード線の対応する1つの選択
に応答して動作される第2の単一のスイッチング素子と
を備える。
【0023】
【作用】この発明におけるメモリセル回路では、書込ビ
ット線からデータ記憶手段へのデータ信号の書込みが第
1の単一のスイッチング素子を介して行なわれ、一方、
データ記憶手段内にストアされたデータ信号の読出ビッ
ト線への読出しが第2の単一のスイッチング素子を介し
て行なわれる。データ記憶手段と書込および読出ビット
線との間が2つのスイッチング素子を介して接続される
ので、メモリセル回路が従来のものと比較して簡単化さ
れる。
【0024】
【実施例】図2は、この発明の一実施例を示すFIFO
メモリのブロック図である。図2を参照して、このFI
FOメモリ30は、各々が改善された回路により構成さ
れたメモリセルMC11ないしMCmnを備えたメモリ
セルアレイと、外部的に与えられる書込クロック信号W
CKに応答して書込ワード線WWLlないしWWLmを
シリアルに選択する書込ロウデコーダ31と、書込クロ
ック信号WCKに応答して書込ビット線をシリアルに選
択する書込カラムデコーダ32と、外部的に与えられる
読出クロック信号RCKに応答して読出ワード線RWL
1ないしRWLmをシリアルに選択する読出ロウデコー
ダ33と、読出クロック信号RCKに応答して読出ビッ
ト線をシリアルに選択する読出カラムデコーダ34とを
含む。書込ドライバ35は、書込ゲート回路を構成する
NMOSトランジスタ91ないし9nを介して書込ビッ
ト線に接続される。トランジスタ91ないし9nは、ゲ
ートが書込カラムデコーダ32に接続される。センスア
ンプ36は、読出ゲート回路を構成するNMOSトラン
ジスタ101ないし10nを介して読出ビット線に接続
される。トランジスタ101ないし10nは、ゲートが
読出カラムデコーダに接続される。書込ドライバ35
は、入力データ信号Diに応答して、書込カラムデコー
ダ32により選択された書込ビット線を駆動する。セン
スアンプ36は、読出カラムデコーダ34により選択さ
れた読出ビット線から与えられるデータ信号を増幅し、
それを出力データ信号Doとして出力する。
【0025】図1は、図2に示した1つのメモリセルM
Caの回路図である。図1を参照して、このメモリセル
MCaは、データ記憶のためのラッチ回路を構成するN
MOSトランジスタ5a,5bおよびPMOSトランジ
スタ24a,24bと、ラッチ回路の入力ノードN10
と書込ビット線WBLとの間に接続されたNMOSトラ
ンジスタ3と、出力ノードN20と読出ビット線RBL
との間に接続されたNMOSトランジスタ4とを含む。
トランジスタ3は、ゲートが書込ワード線WWLに接続
される。トランジスタ4は、ゲートが読出ワード線RW
Lに接続される。書込ワード線WWLは、図2に示した
書込ロウデコーダ31に接続される。読出ワード線RW
Lは、読出ロウデコーダ33に接続される。プルアップ
のためのNMOSトランジスタ8が、電源電位Vccと
読出ビット線RBLとの間に接続される。
【0026】書込動作において、図2に示した書込ドラ
イバ35が、入力データ信号Diに応答して、書込カラ
ムデコーダ32により選択された書込ビット線WBLを
駆動する。一方、書込ロウデコーダ31が書込ワード線
WWLを活性化させる(すなわち高レベルにもたらす)
ので、トランジスタ3がオンする。したがって、書込ビ
ット線WBL上の入力データ信号がトランジスタ3を介
してラッチ回路の入力ノードN10に与えられる。ラッ
チ回路のデータ記憶状態は、与えられたデータ信号に基
づいて決定される。
【0027】読出動作において、読出ロウデコーダ33
が読出ワード線RWLを活性化させるので、トランジス
タ4がオンする。したがって、ラッチ回路によりストア
されていたデータ信号、すなわち出力ノードN20の電
位がトランジスタ4を介して読出ビット線RBLに与え
られる。図2に示した読出カラムデコーダ34は、トラ
ンジスタ101をオンさせるので、読出ビット線RBL
上のデータ信号はセンスアンプ36に与えられる。セン
スアンプ36は与えられたデータ信号を増幅し、それを
出力データ信号Doとして出力する。
【0028】図3は、図2に示したセンスアンプ36の
回路図である。図3を参照して、センスアンプ36は、
インバータ361,362および365と、トランスミ
ッションゲート363および364とを含む。インバー
タ361は、読出カラムデコーダ34により選択された
読出ビット線から与えられるデータ信号Srを受けるよ
うに接続される。トランスミッションゲート363およ
び364は、外部的に与えられる書込制御信号/WRに
応答して制御される。
【0029】動作において、書込制御信号/WRが低レ
ベルのとき(書込動作)、トランスミッションゲート3
63がオンするが、他方、トランスミッションゲート3
64はオフする。したがって、出力データ信号Doは出
力されない。これに対し、書込制御信号/WRが高レベ
ルのとき(読出動作)、トランスミッションゲート36
3がオフし、トランスミッションゲート364がオンす
る。したがって、インバータ361および362により
増幅されたデータ信号Drが出力データ信号Doとして
出力される。
【0030】図4は、図2に示した書込ドライバ35の
回路図である。図4を参照して、書込ドライバ35は、
最終の出力段に設けられたCMOSインバータを含む。
このCMOSインバータは、電源電位Vccと接地電位
との間に直列に接続されたPMOSトランジスタ351
およびNMOSトランジスタ352を含む。書込ドライ
バ35内のCMOSインバータは、入力データ信号Di
に応答して動作される。すなわち、入力データ信号Di
に応答して、トランジスタ351および352の一方が
オンするので、高レベルまたは低レベルの信号Swが出
力される。言い換えると、トランジスタ351または3
52によって、書込ビット線が駆動されることが指摘さ
れる。
【0031】表1は、上記の動作を実現するために各ト
ランジスタについて設定されるべき(または設計させる
べき)電流駆動能力の正規化された値を示している。
【0032】
【表1】 表1に示すように、書込ドライバ35内に設けられたト
ランジスタ351および352は、メモリセルMCaを
構成するトランジスタ5a,5b,24aおよび24b
と比較して、十分大きな電流駆動能力を有していること
が指摘される。すなわち、PMOSトランジスタ351
は、NMOSトランジスタ5bよりも十分に高い電流駆
動能力を有する。一方、NMOSトランジスタ352
は、PMOSトランジスタ24bよりも十分に高い電流
駆動能力を有している。したがって、トランジスタ35
1および352の一方により書込ビット線WBLが駆動
され、さらには、ラッチ回路の状態が反転される(また
は維持される)。
【0033】これに加えて、上記の例では、センスアン
プ36のしきい電圧が3.1ボルトに設定される(Vc
c=5.0ボルト)。読出ビット線RBLの電位は、デ
ータ「0」が読出されるとき、2.25ないし2.7ボ
ルトの範囲に維持され、データ「1」が読出されると
き、3.5ボルト以上に維持される。これにより、読出
ビット線RBL上に残された直前の読出動作による電位
がトランジスタ4を介してラッチ回路に伝えられ、それ
によってラッチ回路の状態が反転されるのを防ぐことが
できる。
【0034】図13は、図2に示した書込ロウデコーダ
31の回路ブロック図である。図13を参照して、書込
ロウデコーダ31は、リング状にカスケード接続された
m個のシフトレジスタ311ないし31mを含む。各シ
フトレジスタ311ないし31mは、書込クロック信号
WCKが与えられ、かつ駆動される。隣接した2つのシ
フトレジスタが接続される接続ノードに書込ワード線W
WL1ないしWWLmがそれぞれ接続される。書込ロウ
デコーダ31は、与えられた書込クロック信号WCKに
応答して、書込ワード線WWL1ないしWWLmをシリ
アルに選択する。図2に示した他のデコーダ32,33
および34も、図13に示したものと類似の回路構成を
有することが指摘される。
【0035】図5は、この発明の別の実施例を示すメモ
リセルの回路図である。図1に示したメモリセルMCa
は、データ信号をストアするためのラッチ回路がNMO
Sトランジスタ5a,5bおよびPMOSトランジスタ
24a,24bにより構成されていたが、図5に示した
メモリセルMCbは、PMOSトランジスタ24a,2
4bに代えて、抵抗6a,6bが用いられている。言い
換えると、メモリセルMCbは、クロスカップルされた
2つのNMOSインバータによって構成されたラッチ回
路を備えている。図5に示したメモリセルMCbもま
た、図2に示したFIFOメモリのメモリセルMC11
ないしMCmnとして適用できることが指摘される。
【0036】図6は、この発明のさらに別の実施例を示
す非同期式SRAMのブロック図である。上記の記載で
は、図1および図5に示したメモリセルMCaおよびM
Cbが、非同期式シリアルアクセスメモリの一例として
FIFOメモリに適用される例について説明がなされた
が、これらのメモリセルMCaおよびMCbをSRAM
に適用することにより、非同期式SRAMが得られる。
図6を参照して、この非同期式SRAM40は、メモリ
セルアレイMC11ないしMCmnと、書込ドライバ3
5と、書込ドライバと書込ビット線との間に接続された
書込ゲート回路91ないし9nと、センスアンプ36
と、センスアンプ36と読出ビット線との間に接続され
た読出ゲート回路101ないし10nとを含んでおり、
これらの回路要素は、図2に示したFIFOメモリ30
と同様である。しかしながら、このSRAM40は、外
部的に与えられる書込ロウアドレス信号WRAに応答し
て書込ワード線WWLlないしWWLmを選択する書込
ロウデコーダ41と、外部的に与えられる書込カラムア
ドレス信号WCAに応答して書込ビット線を選択する書
込カラムデコーダ42と、外部的に与えられる読出ロウ
アドレス信号RRAに応答して読出ワード線RWLlな
いしRWLmを選択する読出ロウデコーダ43と、外部
的に与えられる読出カラムアドレス信号RCAに応答し
て読出ビット線を選択する読出カラムデコーダ44とを
備えており、これらは、図2に示したデコーダ31ない
し34と異なっている。すなわち、図6に示したデコー
ダ41ないし44は、外部的に与えられるアドレス信号
により指定されたワード線およびビット線を選択し、こ
れにより、任意のメモリセルにアクセスすることができ
る。
【0037】図14は、図6に示した書込ロウデコーダ
41の回路ブロック図である。図14を参照して、書込
ロウデコーダ41は、インバータおよびANDゲートに
よって構成され、与えられた書込ロウアドレス信号WR
A0ないしWRAkに応答して、m本の書込ワード線W
WL1ないしWWLmのうちの1つを選択的に高レベル
にもたらす。図6に示した他のデコーダ42,43およ
び44も、図14に示したものと類似の回路構成を有す
ることが指摘される。
【0038】図1および図5に示したメモリセル回路M
CaおよびMCbからわかるように、メモリセルMCa
およびMCbが個々に制御可能な書込ワード線WWL,
書込ビット線WBL,読出ワード線RWLおよび読出ビ
ット線RBLに接続されているので、メモリセルへのア
クセス、すなわちデータ信号の書込みおよび読出しを並
行して(または同時に)行なうことができる。言い換え
ると、非同期式のランダムアクセスを行なうことが可能
である。その結果、非同期式SRAM40が得られたこ
とになる。
【0039】上記のように、図1および図5に示したメ
モリセル回路MCaおよびMCbは、図10に示したメ
モリセル回路MCcと比較して、簡単化されている。す
なわち、メモリセルMCaは、6つのMOSトランジス
タにより構成され、一方、メモリセルMCbは、4つの
MOSトランジスタおよび2つの抵抗素子により構成さ
れる。この簡単化により、メモリセルアレイの半導体基
板上の占有面積が減少され、それにより、非同期式シリ
アルアクセスメモリの高集積化が達成できる。これに加
えて、図1および図5に示したメモリセルMCaまたは
MCbを、図6に示したSRAMのメモリセルMC11
ないしMCmnに適用することにより、読出しおよび書
込みを並行して(または同時に)行なうことのできる非
同期式ランダムアクセスメモリが得られた。
【0040】
【発明の効果】以上のように、請求項1および2の発明
によれば、データ記憶手段と書込ビット線および読出ビ
ット線との間が2つのスイッチング素子によって接続さ
れるので、非同期式半導体メモリ装置のための簡単化さ
れたメモリセル回路が得られた。
【0041】また、請求項3の発明によれば、メモリセ
ルが個々に制御可能な書込ワード線,書込ビット線,読
出ワード線および読出ビット線に接続されるので、非同
期式ランダムアクセスメモリ装置が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2に示した1つのメモリセルの回路図であ
る。
【図2】この発明の一実施例を示すFIFOメモリのブ
ロック図である。
【図3】図2に示したセンスアンプの回路図である。
【図4】図2に示した書込ドライバの回路図である。
【図5】この発明の別の実施例を示すメモリセルの回路
図である。
【図6】この発明のさらに別の実施例を示す非同期式S
RAMのブロック図である。
【図7】FIFOメモリの一般的な適用の一例を示すブ
ロック図である。
【図8】図7に示した装置の動作を説明するためのタイ
ミングチャートである。
【図9】従来のFIFOメモリのブロック図である。
【図10】図9に示した1つのメモリセルの回路図であ
る。
【図11】従来のSRAMのブロック図である。
【図12】図11に示した1つのメモリセルの回路図で
ある。
【図13】図2に示した書込ロウデコーダ31の回路ブ
ロック図である。
【図14】図6に示した書込ロウデコーダ41の回路ブ
ロック図である。
【符号の説明】
3 NMOSトランジスタ 4 NMOSトランジスタ MCa メモリセル WWL 書込ワード線 WBL 書込ビット線 RWL 読出ワード線 RBL 読出ビット線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単一の入力ノードおよび単一の出力ノー
    ドを有するデータ記憶手段と、 書込まれるべきメモリセルを指定するための書込ワード
    線と、 書込まれるべきデータ信号を伝送するための書込ビット
    線と、 前記データ記憶手段の入力ノードと前記書込ビット線と
    の間に接続され、前記書込ワード線上の信号に応答して
    動作される第1の単一のスイッチング素子と、 読出されるべきメモリセルを指定するための読出ワード
    線と、 読出されたデータ信号を伝送するための読出ビット線
    と、 前記データ記憶手段の出力ノードと前記読出ビット線と
    の間に接続され、前記読出ワード線上の信号に応答して
    動作される第2の単一のスイッチング素子とを含む、メ
    モリセル回路。
  2. 【請求項2】 各々が、書込まれるべきメモリセルを指
    定するための複数の書込ワード線と、 各々が、読出されるべきメモリセルを指定するための複
    数の読出ワード線と、 書込まれるべきデータ信号を伝送するための書込ビット
    線と、 読出されたデータ信号を伝送するための読出ビット線
    と、 各々が、前記書込ビット線および読出ビット線に接続さ
    れ、前記複数の書込ワード線および複数の読出ワード線
    の対応する1つの選択に応答してアクセスされる複数の
    メモリセルと、 外部的に与えられる書込クロック信号に応答して、前記
    複数の書込ワード線をシリアルに選択する書込ワード線
    シリアル選択手段と、 外部的に与えられる読出クロック信号に応答して、前記
    複数の読出ワード線をシリアルに選択する読出ワード線
    シリアル選択手段とを含み、 各前記メモリセルは、 単一の入力ノードおよび単一の出力ノードを有するデー
    タ記憶手段と、 前記データ記憶手段の入力ノードと前記書込ビット線と
    の間に接続され、前記複数の書込ワード線の対応する1
    つの選択に応答して動作される第1の単一のスイッチン
    グ素子と、 前記データ記憶手段の出力ノードと前記読出ビット線と
    の間に接続され、前記複数の読出ワード線の対応する1
    つの選択に応答して動作される第2の単一のスイッチン
    グ素子とを備える、非同期式シリアルアクセスメモリ装
    置。
  3. 【請求項3】 各々が、書込まれるべきメモリセルを指
    定するための複数の書込ワード線と、 各々が、読出されるべきメモリセルを指定するための複
    数の読出ワード線と、 書込まれるべきデータ信号を伝送するための書込ビット
    線と、 読出されたデータ信号を伝送するための読出ビット線
    と、 各々が、前記書込ビット線および読出ビット線に接続さ
    れ、前記複数の書込ワード線および複数の読出ワード線
    の対応する1つの選択に応答してアクセスされる複数の
    メモリセルと、 外部的に与えられる書込アドレス信号に応答して、前記
    複数の書込ワード線を選択する書込ワード線選択手段
    と、 外部的に与えられる読出アドレス信号に応答して、前記
    複数の読出ワード線を選択する読出ワード線選択手段と
    を含み、 各前記メモリセルは、 単一の入力ノードおよび単一の出力ノードを有するデー
    タ記憶手段と、 前記データ記憶手段の入力ノードと前記書込ビット線と
    の間に接続され、前記複数の書込ワード線の対応する1
    つの選択に応答して動作される第1の単一のスイッチン
    グ素子と、 前記データ記憶手段の出力ノードと前記読出ビット線と
    の間に接続され、前記複数の読出ワード線の対応する1
    つの選択に応答して動作される第2の単一のスイッチン
    グ素子とを備える、非同期式ランダムアクセスメモリ装
    置。
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NL9201208A NL9201208A (nl) 1991-07-16 1992-07-06 Halfgeleidergeheugenelement van het asynchrone type met een vereenvoudigde geheugencelschakeling.

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DE4207937A1 (de) 1993-01-21
DE4207937C2 (de) 1996-03-21
NL9201208A (nl) 1993-02-16

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Effective date: 19971118