JPH08208622A - 置換された1h−イミダゾール - Google Patents

置換された1h−イミダゾール

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JPH08208622A
JPH08208622A JP7324502A JP32450295A JPH08208622A JP H08208622 A JPH08208622 A JP H08208622A JP 7324502 A JP7324502 A JP 7324502A JP 32450295 A JP32450295 A JP 32450295A JP H08208622 A JPH08208622 A JP H08208622A
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imidazole
tetrahydro
naphthalenyl
imidazol
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JP7324502A
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Jean-Pierre Geerts
− ピエール ジェール ジャン
Genevieve Motte
モッテ ジュネビエブ
Edmond Differding
ディフェルディン エドモン
Jean-Pierre Henichart
− ピエール アンシャール ジャン
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UCB SA
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    • C07D233/58Heterocyclic compounds containing 1,3-diazole or hydrogenated 1,3-diazole rings, not condensed with other rings having two double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with only hydrogen atoms or radicals containing only hydrogen and carbon atoms, attached to ring carbon atoms with only hydrogen atoms or radicals containing only hydrogen and carbon atoms, attached to ring nitrogen atoms
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 抗虚血特性及び抗高血圧症特性を与える置換
された1H−イミダゾール、及び、それらの非毒性の製
薬的に許容し得る酸付加塩、並びに、それらの調製方
法、及び、それらの治療的使用の提供。 【解決手段】 本発明は、置換された4−(1,2,
3,4−テトラヒドロ−1−ナフタレニル)−1H−イ
ミダゾール及び置換された4−(2,3−ジヒドロ−1
−インデン−1−イル)−1H−イミダゾールからなる
群から選ばれる化合物、任意にそれらの活性な異性体及
びそれらのラセミ混合物、又は、それらの非毒性の製薬
的に許容し得る酸付加塩であり、これらを環化、接触水
素化又は脱アルキル化によって調製する方法、これらを
患者に投与することによる治療方法、並びに、これらか
らなる固体状又は液体状の製薬組成物である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な置換された
4−(1,2,3,4−テトラヒドロ−1−ナフタレニ
ル)−1H−イミダゾール及び置換された4−(2,3
−ジヒドロ−1−インデン−1−イル)−1H−イミダ
ゾール、及び、それらの非毒性の製薬的に許容し得る酸
付加塩、並びに、それらの調製方法、及び、それらの治
療的使用に関するものである。それはまた、これらの新
規な化合物を含有する製薬組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】K.Matsumoto等(203rd
ACS National Meeting、Pos
ter N0 MEDI−164、サンフランシスコ、1
992年4月5〜10日)は、4−(1,2,3,4−
テトラヒドロ−1−メチル−1−ナフタレニル)−1H
−イミダゾール及び1位で脱メチル化される誘導体を合
成した。これらの化合物はそれらのα2 −アドレナリン
作用性のレセプター作用薬特性のために研究されてい
る。しかしながら、この論文は、メチル化された誘導体
のための、α−アドレナリン作用性のレセプターに対す
る僅かな親和力にしか言及していない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】米国特許第49238
65号明細書(本発明の譲渡人に譲渡されている)に
は、心臓性の抗虚血特性及び強いシナプス前部のα2
アドレナリン作用性のレセプター作用薬活性を有する、
1−(1H−イミダゾール−4−イル)アルキル−ベン
ズアミドが記載されている。これらの化合物はまた、或
る利尿薬活性も示す。この分野で研究を続けて、我々
は、驚くことにα2 −シナプス前部の作用薬特性及びα
1 −シナプス後部の拮抗薬特性を同時に有する新規な置
換された1H−イミダゾールを合成した。
【課題を解決するための手段】
【0004】本発明による化合物は、それらのシナプス
前部のα2 −作用薬特性に関連する優れた心臓性の抗虚
血特性を有するだけでなく、更にそれらに抹消性の血管
拡張のために抗高血圧症活性を与えるα1 −アドレナリ
ン作用性のレセプター拮抗薬特性も有する。
【0005】それ故に、これらの新規な化合物は、とり
わけ予防のため及び一般に虚血によって引き起こされる
疾患の治療に使用され得る。心臓性のレベルで、アンギ
ナ(angor)は急性の心筋性虚血の臨床的な表現で
あるが、それは心筋の酸素要求と冠状動脈循環によって
供給される酸素との間の刻一刻のアンバランスの結果で
あり、;このアンバランスは厳しい場合心筋梗塞を引き
起こし得る。この理由のために、これらの化合物は、ア
ンギナ及び心筋梗塞の治療に特に有用である。これらの
病的な虚血病はしばしば引き起こされ、動脈の高血圧症
の症候群であり、心臓の筋肉に対抗される管の抵抗が必
要とされる努力を増加させ、冠状動脈循環による酸素供
給と要求との間のアンバランスを拡大するので、それは
悪化させられている因子を表す。
【0006】虚血におけるそれらの有益な効果に加え
て、α2 −アドレナリン作用性のレセプター作用薬特性
に関連する、本発明の化合物はまた、それらのα1 −ア
ドレナリン作用性のレセプター拮抗薬特性に関連する有
益な効果を有しており、それは観察される抗高血圧性の
効果の原因である。予期しないこれらの2つの特性の組
み合わせは、本発明の化合物に新規な治療プロフィール
を与え、動脈性の高血圧症が虚血の原因であろうが、虚
血の結果であろうが、それは特に動脈性の高血圧症に付
随する虚血病に有用である。
【0007】この様に本発明の化合物は高血圧性の虚血
性心臓病の治療に特に有用であり、そのために今まで大
抵しばしばβ−ブロッカー及びニトロ化された誘導体、
又は、ジヒドロピリジン及びニトロ化された誘導体等の
薬の組み合わせた、又は任意に化合物又はlabeta
lol(α−拮抗薬及びβ−ブロッカー)等の2つの補
足的な特性を組み合わせる化合物からなる混合物が、使
用されなければならない。本発明の化合物は有利には、
1つ及び分子だけの中に、シナプス後部のα1 −拮抗薬
特性及びシナプス前部のα2 −作用薬特性の両方を組み
合わせる。
【0008】虚血及び動脈性の拮抗に関する効果に加え
て、この特定の特性の組み合わせの利点は、β−ブロッ
カーとは異なり、喘息増悪の全ての危険が敏感な患者に
おいて避けられ得るという点にある。β−ブロッカーに
よって引き起こされる脂質プロフィールに関する有害な
効果もまた避けられる。一方、選択的なα1 −拮抗薬に
対する文献で報告されている通り、有利な効果はこの分
野においても期待され得る。
【発明の実施の形態】
【0009】本発明の新規な化合物は、下記一般式
【0010】
【化5】
【0011】式中、n=1又は2、R1 、R2 、R3
びR4 は、同じであっても異なっていてもよく、それぞ
れは、水素又はハロゲン原子、ヒドロキシル基、若しく
は、アルキル又はアルコキシ基を表し、及び、R5 は水
素原子又はアルキル基を表し、但し、nが2である場
合、R1 、R2 、R3 、R4 及びR5 は同時に水素であ
り得ず、かつ、アルキル基及びアルコキシ基は1〜4の
炭素原子を有する、の置換された4−(1,2,3,4
−テトラヒドロ−1−ナフタレニル)−1H−イミダゾ
ール類及び置換された4−(2,3−ジヒドロ−1−イ
ンデン−1−イル)−1H−イミダゾール類、又は、そ
れらの非毒性の製薬的に許容し得る酸付加塩である。
【0012】本発明の化合物は、nが1である場合は、
4−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)
−1H−イミダゾール類であり、;本発明の化合物は、
nが2である場合は、4−(1,2,3,4−テトラヒ
ドロ−1−ナフタレニル)−1H−イミダゾール類であ
る。分子は不斉炭素原子を含有する。この様に一般式I
の化合物はラセミ形であっても、又は、1又は他の鏡像
異性体であっても良い。これらの様々な形はまた、本発
明の範囲内である。
【0013】本発明による好ましい化合物は以下の通り
である。:(+)−4−(1,2,3,4−テトラヒド
ロ−6−メトキシ−1−ナフタレニル)−1H−イミダ
ゾール、4−(1,2,3,4−テトラヒドロ−5−メ
チル−1−ナフタレニル)−1H−イミダゾール、4−
(2,3−ジヒドロ−5−メトキシ−1H−インデン−
1−イル)−1H−イミダゾール、(+)−5,6,
7,8−テトラヒドロ−5−(1H−イミダゾール−4
−イル)−2−ナフタレノール、4−(1,2,3,4
−テトラヒドロ−5−メトキシ−1−ナフタレニル)−
1H−イミダゾール、5,6,7,8−テトラヒドロ−
5−(1H−イミダゾール−4−イル)−1−ナフタレ
ノール、4−(1,2,3,4−テトラヒドロ−6−メ
チル−4−ナフタレニル)−1H−イミダゾール、2,
3−ジヒドロ−1−(1H−イミダゾール−4−イル)
−1H−インデン−5−オール、4−(1,2,3,4
−テトラヒドロ−8−メトキシ−1−ナフタレニル)−
1H−イミダゾール、4−(1,2,3,4−テトラヒ
ドロ−6,7−ジメトキシ−1−ナフタレニル)−1H
−イミダゾール、5,6,7,8−テトラヒドロ−5−
(1H−イミダゾール−4−イル)−2,3−ナフタレ
ンジオール。
【0014】本発明はまた、一般式Iの置換された4−
(1,2,3,4−テトラヒドロ−1−ナフタレニル)
−1H−イミダゾール類及び置換された4−(2,3−
ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)−1H−イミダ
ゾール類の非毒性の製薬的に許容し得る酸付加塩にも関
する。言及され得る製薬的に許容し得る酸の例として
は、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸等の無機
酸、及び、酢酸、クエン酸、酒石酸、安息香酸、サリチ
ル酸及びマレイン酸等の有機酸が挙げられる。
【0015】下記一般式の4−(1,2,3,4−テト
ラヒドロ−1−ナフタレニル)−1H−イミダゾール類
の一般的な調製方法は、
【0016】
【化6】 (式中、R1 、R2 、R3 及びR4 は、それぞれ水素又
はハロゲン原子、1〜4の炭素原子を有するアルキル又
はアルコキシ基を表す。)
【0017】下記一般式の4−フェニル−1−(1−ト
リフェニルメチル−1H−イミダゾール−4−イル)−
1−ブタノールを環化することからなる。
【0018】
【化7】 (式中、R1 、R2 、R3 及びR4 は、上記で与えられ
た意味を有し、R5 は水素原子又は1〜4の炭素原子を
有するアルキル基を表す。)
【0019】この環化反応は一般に、溶媒の沸点でギ酸
(溶媒として同時に作用する)等の有機酸の存在下で行
われる。
【0020】下記一般式の置換された4−(2,3−ジ
ヒドロ−1H−インデン−1−イル)−1H−イミダゾ
ール類の調製方法は、
【0021】
【化8】 (式中、R1 、R2 、R3 及びR4 は、それぞれ水素又
はハロゲン原子、1〜4の炭素原子を有するアルキル又
はアルコキシ基を表す。)
【0022】下記一般式の4−(1H−インデン−3−
イル)−1H−イミダゾールの分子水素による接触水素
化からなる。
【0023】
【化9】 (式中、R1 、R2 、R3 及びR4 は、上記で与えられ
た意味を有し、R5 は水素原子又は1〜4の炭素原子を
有するアルキル基を表す。)
【0024】この反応は一般に、オートクレーブ中で、
水素圧力1〜10kg下で、溶媒中で、炭素に担持され
たパラジウム等の触媒の存在下で、一般的には20〜8
0℃からなる温度下で行われる。
【0025】式中R1 、R2 、R3 及びR4 の少なくと
も1つがヒドロキシル基を表す一般式Iの、置換された
1H−イミダゾール類の調製に関する更なる他の実施態
様において、下記一般式の置換された1H−イミダゾー
ルの1〜4の炭素原子を有する1又は幾つかのアルコキ
シ基の選択的な脱アルキル化は、臭化水素酸又は三臭化
ホウ素(BBr3 )で一般式IV
【0026】
【化10】 (式中、n=1又は2であり、R’1 、R’2 、R’3
及びR’4 は、水素又はハロゲン原子、1〜4の炭素原
子を有するアルキル又はアルコキシ基を表し、かつ、
R’1 、R’2 、R’3 及びR’4 の少なくとも1つは
アルコキシ基であり、R5 は上記に与えられた意味を有
する。)の化合物を処理することによって、溶媒中の溶
液中で行われる。
【0027】非毒性の製薬的に許容し得る酸付加塩は、
それ自体公知の方法によって、一般式Iの1H−イミダ
ゾール類から調製され得る。光学活性な酸をラセミ混合
物に添加することによって得られるジアステレオ異性体
塩の分別晶結によるか、又は、例えば牛血清アルブミン
(BSA)が共有結合的にグラフトされるシリカ、若し
くは、α−グリコプロテイン又はβ−シクロデキストリ
ンを含有する相等のキラルな担体上のラセミ混合物のク
ロマトグラフィーによる、従来の方法によって、ラセミ
混合物の形にある一般式Iの化合物はそれらの鏡像異性
体に分離され得る。鏡像異性体の分離を向上させるため
に、キラルなクロマトグラフィーカラムを用いて何回か
連続して通すことが必要な場合がある。
【0028】一般式IIの出発の4−フェニル−1−
(1−トリフェニルメチル−1H−イミダゾール−4−
イル)−1−ブタノール類は、最適には一般式Vの置換
された臭素化された誘導体及び一般式VIの1−トリフ
ェニルメチル−1H−イミダゾール−4−カルボキシア
ルデヒド類から、下記反応式に従って、マグネシウム切
削片の存在下でグリニャール反応によって調製され得
る。
【0029】
【化11】 (式中、R1 、R2 、R3 及びR4 は、それぞれ水素又
はハロゲン原子、1〜4の炭素原子を有するアルキル又
はアルコキシ基を表し、R5 は上記に与えられた意味を
有する。)
【0030】出発物質として使用される一般式Vの臭素
化された誘導体は、公知又は市販の化合物である。一般
式VIの1−トリフェニルメチル−1H−イミダゾール
−4−カルボキシアルデヒド類は一般に、J.L.Ke
lley、C.A.Miller及びE.W.McLe
an(J.Med.Chem.20巻、1977年、7
21〜723頁)によって記載される方法に従って、活
性化されたMnO2 を使用して、対応する1H−イミダ
ゾール−4−メタノール類の酸化によって得られ得る。
【0031】出発の一般式IIIの4−(1H−インデ
ン−3−イル)−1H−イミダゾール類は多段階方法に
よって調製され得る。: (1)下記の反応式に従う、一般式IXの3−フェニル
−1−(1−トリフェニルメチル−1H−イミダゾール
−4−イル)−2−プロペン−1オンを得るための、一
般式VIIの適当なベンズアルデヒドと一般式VIII
の1−(1−トリフェニルメチル−1H−イミダゾール
−4−イル)−1−エタノンとの間のクライゼンシュミ
ット縮合。
【0032】
【化12】
【0033】(2)下記の反応式に従う、対応する一般
式Xの1−プロパノン誘導体への、酸化白金存在下、水
素圧力4kg下での、一般式IXの3−フェニル−1−
(1−トリフェニルメチル−1H−イミダゾール−4−
イル)−2−プロペン−1−オンの水素添加。:
【0034】
【化13】
【0035】(3)引き続く、一般式
【0036】
【化14】 の1−(1H−イミダゾール−4−イル)−3−フェニ
ル−1−プロパノンへの、蟻酸中で加熱することよる、
一般式Xの化合物の脱トリチル化。
【0037】(4)一般式IIIの4−(1H−インデ
ン−3−イル)−1H−イミダゾールを形成させるため
の、酸媒体中での一般式XIの化合物の環化。
【0038】
【化15】 (式中、R1 、R2 、R3 及びR4 は、それぞれ水素又
はハロゲン原子、1〜4の炭素原子を有するアルキル又
はアルコキシ基を表し、R5 は上記に与えられた意味を
有する。)
【0039】出発物質として使用される一般式VIIIの1
−(1−トリフェニルメチル−1H−イミダゾール−4
−イル)−1−エタノンは、J.L.Kelley等
(J.Med.Chem.20巻、1977年、721
〜723頁及び米国特許第4814343号明細書の第
18欄)によって記載される方法を使用して、MnO2
を用いて、α−メチル−1−トリフェニルメチル−1H
−イミダゾール−4−メタノール類の酸化によって得ら
れ得る。
【0040】上記にすでに述べた通り、一般式Iの置換
された1H−イミダゾール類及びそれらの非毒性の製薬
的に許容し得る酸付加塩は、価値のある薬理学的特性を
有し、特に、それらは有用な抗高血圧症薬特性に関連す
る優れた心臓の抗虚血特性を有することが見出された。
以下に示される薬理学的試験はこれらの様々な特性を説
明する。
【0041】本発明による以下の化合物は、試験管内及
び生体内での薬理学的試験を受けた。 − (+)−4−(1,2,3,4−テトラヒドロ−6
−メトキシ−1−ナフタレニル)−1H−イミダゾール
(化合物A)、 − 4−(1,2,3,4−テトラヒドロ−5−メチル
−1−ナフタレニル)−1H−イミダゾール(化合物
B)、 − 4−(2,3−ジヒドロ−5−メトキシ−1H−イ
ンデン−1−イル)−1H−イミダゾール(化合物
C)、 − (+)−5,6,7,8−テトラヒドロ−5−(1
H−イミダゾール−4−イル)−2−ナフタレノール
(化合物D)、 − 4−(1,2,3,4−テトラヒドロ−5−メトキ
シ−1−ナフタレニル)−1H−イミダゾール(化合物
E) − 5,6,7,8−テトラヒドロ−5−(1H−イミ
ダゾール−4−イル)−1−ナフタレノール塩酸塩(化
合物F)、 − 4−(1,2,3,4−テトラヒドロ−6−メチル
−4−ナフタレニル)−1H−イミダゾール(化合物
G)、 − 2,3−ジヒドロ−1−(1H−イミダゾール−4
−イル)−1H−インデン−5−オール塩酸塩(化合物
H)、 − 4−(1,2,3,4−テトラヒドロ−8−メトキ
シ−1−ナフタレニル)−1H−イミダゾール(化合物
I)、 − 4−(1,2,3,4−テトラヒドロ−6,7−ジ
メトキシ−1−ナフタレニル)−1H−イミダゾール
(化合物J)、及び、 − 5,6,7,8−テトラヒドロ−5−(1H−イミ
ダゾール−4−イル)−2,3−ナフタレンジオール塩
酸塩(化合物K)。
【0042】1.抗虚血及び抗高血圧症薬活性 化合物の心臓の抗虚血活性は、ラットの冠状の閉塞によ
って引き起こされる心電図のT波の上昇に対抗するそれ
らの能力によって、それ自身明示している。連続して動
脈圧力を監視することによっても、抗高血圧症薬効果を
明らかにし得る。試験に使用された動物は、体重220
〜280gの雄のスプラーグ−ドーリー(Spragu
e−Dawley)種の白子ラットである。実験の日
に、その動物に、ペントバルビタール(60mg/k
g)を腹膜内に投与することによって麻酔をかけて、次
いで気管内挿管下に置いた。Johnston等(Ca
n.J.Physiol.Pharmacol.第61
巻、1983年、1340〜1353頁)の手順に従っ
て、下っていく左の腹側の冠状動脈の回りに、結紮シス
テムを付けた。胸郭を閉じた後、連続的に心電図信号
(特にT波)の形を記録するために、その動物の体に3
つの電極を配置する(「V4」胸部の派生体)。
【0043】カテーテルを右の頸動脈及び右の頸静脈に
挿入して、動脈圧力を測定し、試験される化合物又はビ
ヒクル溶液を静脈内に投与する。45秒間冠状閉塞する
ことを4回行い、それぞれ30、35及び30分の再潅
流(reperfusion)の症状の発現によって分
離する。研究される化合物又はビヒクルを、閉塞の3回
目の30分前に巨丸薬で静脈内に投与する。T心電計信
号及び動脈圧力を、全試験中連続的に測定する。
【0044】本発明による化合物の効果を、(投与後3
0分及び60分である)閉塞3回目と4回目のT波の上
昇の幅を(投与前である)閉塞2回目の値と比較するこ
とによって定量化する。その結果を下記表1に要約す
る。: −第1欄は、試験される化合物を示す。 −第2欄は、投与される化合物の量を、mol/kgで
示す。 −第3欄及び第4欄は、試験される化合物の投与によっ
て生じる抗虚血効果を示す。抗虚血効果は、化合物の投
与前の閉塞2回目と比較して、冠状閉塞3回目と4回目
によって生じるT波の上昇(それぞれΔT3及びΔT
4)における減少を%で示す。; −第5欄及び第6欄は、試験される化合物の投与によっ
て生じる抗高血圧症薬効果を示す。抗高血圧症薬効果
は、試験される化合物を静脈注射した後、a)5〜30
分及びb)30〜60分で測定される、動脈圧力が最高
に低下した点(それぞれΔPa及びΔPb)として表さ
れる。この低下を注射前に測定された値と比較して、%
で示す。
【0045】下記の製品を参照物質として使用する。: − オキシメタゾリン:3−〔(4,5−ジヒドロ−1
H−イミダゾール−2−イル)メチル〕−6−(1,1
−ジメチルエチル)−2,4−ジメチルフェノール、シ
ナプス前部のα2 −作用薬; − ミバゼロール:2−ヒドロキシ−3−〔(1H−イ
ミダゾール−4−イル)メチル〕ベンズアミド塩酸塩、
シナプス前部のα2 −作用薬(米国特許第492386
5号明細書); − プラゾシン:1−(4−アミノ−6,7−ジメトキ
シ−2−キナゾリニル)−4−(2−フラニルカルボニ
ル)ピペラジン、シナプス後部のα1 −拮抗薬;、及
び、 − プロプラノロール:1−〔(1−メチルエチル)ア
ミノ〕−3−(ナフタレニロキシ)−2−プロパノー
ル、従来の抗高血圧症薬及びβ−ブロッカー
【0046】
【表1】 NS:著しくない結果(p>0.05)
【0047】プラゾシンで測定されたT波の上昇におけ
る低下に対する値を除いて、表1に与えられた全ての値
は統計的に著しい(p<0.05)。この表は本発明の
化合物が、10-6〜3.2× 10-8mol/kgの投
与量で、抗虚血性(−13%≦ΔT≦−80%)である
ことを示している。この特性には、同じ投与量で動脈圧
力(−14%≦ΔP≦−46%)が低下することも付随
する。
【0048】引用された参照物質もまた、オキシメタゾ
リン又はミバゼロール等の典型的なシナプス前部のα2
−作用薬に対して、動脈圧力(0%≦ΔP≦−6%)に
関して効果を示さず、プラゾシン等のα1 −拮抗薬型の
抗高血圧症薬に対して著しくは抗虚血効果を示さない。
最後に、本発明による生成物は、抗虚血活性の観点及び
抗高血圧症薬効果の観点から、(心臓虚血治療に対して
人体の臨床時に使用される従来の薬である)プロプラノ
ロールよりも活性であることに注目されるであろう。
【0049】2.モルモットの回腸の刺激 等長の歪みゲージに付いた縦の筋肉片をタイロード溶液
に懸濁させ、1gの張力で伸ばす(G.M.Drew、
Brit.J.Pharmacol.第64巻、197
8年、293〜300頁;M.Andrejak等、N
aunyn−SchmiedebergのArch.P
harmacol.第314巻、1980年、83〜8
7頁)。回腸断片に関連する副交換神経を電気的に刺激
することによって、筋肉の収縮が生じる。この収縮はシ
ナプス前部のα2 −作用薬の存在下で減少させられ、収
縮が減少させられる大きさは使用される作用薬の濃度に
依存する。この効果はα−ヨヒンビン等のα2 −拮抗薬
を同時に存在させることによって打ち消される。研究さ
れる化合物は、10-10 〜10-4mol/lの範囲の濃
度を増加させて試験される。筋肉の収縮の強度を30%
減少させるIC30濃度(mol/l)を測定する。表2
は本発明の化合物に対して得られるIC30濃度(mol
/l)を与える。
【0050】
【表2】
【0051】10-6mol/lの濃度でのα−ヨヒンビ
ンの存在下では、筋肉の収縮の強度を30%減少させる
のに必要な化合物の濃度がより高く、10-6mol/l
よりも大きくなり、それは本発明の化合物が本当にシナ
プス前部のα2 −アドレナリン作用性のレセプターのレ
ベルで、作用することを確証する。表2はまた、本発明
の化合物は、少なくともオキシメタゾリン等の典型的な
シナプス前部のα2 −作用薬よりも活性ではないにして
も、同等の活性であることを示している。
【0052】3.シナプス後部のα1 −拮抗薬活性 ノルエピネフィリン等の非選択性のα−作用薬物質は、
ラットの単離された大動脈の持続した収縮を引き起こす
(J.M.Van Rossum Arch.Int.
Pharmacodyn.第143巻、1963年、2
99〜330頁)。この収縮は、プラゾシン等のα1
アドレナリン作用性のブロッキング物質によって抑制さ
れ得る。この試験において、制御収縮を3.2×10-8
mol/lでノルエピネフィリンを用いて行われる。洗
浄し、調剤を安定化させた後、試験される化合物を浴に
添加する。試験される化合物の後5分後にノルエピネフ
ィリンを添加し、ノルエピネフィリンによって引き起こ
される収縮の抑制を測定する。次いで、ノルエピネフィ
リンによって引き起こされる収縮の抑制を、試験される
化合物の増加させた濃度の存在下で、2回及び3回評価
する。下記の表3は、ノルエピネフィリンによって引き
起こされる収縮を30%抑制する濃度(mol/l)を
示す。
【0053】
【表3】
【0054】前述した通り抗虚血効果を有しない、プラ
ゾシンよりも活性が低いが、それにもかかわらず本発明
の化合物は、典型的にμmol/l以下のオーダーの濃
度でα1 −拮抗薬活性を示す。これらの活性及びシナプ
ス前部のα2 −作用薬特性は、本発明の化合物の抗虚血
及び抗高血圧症薬特性を同時に説明する。
【0055】4.毒性 本発明の化合物の毒性を、アーウィン試験(S.Irw
in、Psychopharmacologia Be
rl.、第13巻、1968年、222〜257頁)に
よって、雄のNMRIネズミで測定した。研究される生
成物の連続的な投薬量を、致死量に到達するまで3匹の
ネズミからなるグループに腹膜内に投与する(48時間
内に3匹の動物中2匹を死に至らせる投薬量)。下記の
表4は本発明の化合物に対して観察された致死量を示
す。この表から、本発明の化合物はそれ程毒性がないこ
とが判る。
【0056】
【表4】
【0057】本発明による化合物を含有する製薬組成物
は、経口的に、非経口的に又は直腸的に投与され得る。
経口投与に使用され得る製薬組成物は、例えば、錠剤
(コーティングされているか又はコーティングされてい
ない)、丸薬、糖衣錠、ゼラチンカプセル、溶液、シロ
ップ等の固体であっても、液体であっても良い。同様
に、非経口投与に使用され得る組成物は、この投与方法
に知られている製薬組成物であり、例えば、水性又は油
性溶液、懸濁液又は乳化液である。直腸投与では、本発
明の化合物を含有する組成物は一般に、座薬の形態で使
用される。注射溶液、注射可能な懸濁液、錠剤、ドロッ
プ、座薬等の製薬的形態は、薬剤師によって現在使用さ
れている方法によって調製される。
【0058】本発明の化合物は固体又は液体の、非毒性
の、製薬的に許容し得る担体及び任意に分散剤、粉末化
剤(disintegrating agent)、安
定剤等と混合される。所望には、甘味剤及び着色剤等も
また添加し得る。製薬組成物中の活性な化合物の割合
は、患者及び投与方法、特には投与の頻度によって、非
常に広い限定内で変え得る。日々の薬量学に関する限
り、投与方法に依存するが、非常に広い投薬量単位内で
変え得る。例えば、静脈注射によって日に1回又は2
回、活性な化合物2〜250μgであり得るし、又はそ
の上経口投与によって日に1回又は2回、活性な化合部
20μg〜5mgであり得る。
【0059】本発明の化合物を含有する組成物の制限さ
れるものではない実施例によって、下記に与えられ
る。: a)静脈投与用の無菌溶液の例 活性な化合物 0.25mg 酢酸ナトリウム 19.15mg 酢酸 3.59mg 塩化ナトリウム 81.0 mg 無菌水 全部で 10mlになる量 (溶液の無菌濾過後に、10mlの褐色アンプルに保持
される) b)錠剤用の調合例 活性な化合物 0.5mg コーンスターチ 38mg ラクトース 63mg ステアリン酸マグネシウム 1.2mg ポリビニルピロリドン 2.5mg
【0060】以下の制限されるわけではない実施例は、
本発明による置換された1H−イミダゾール類の調製、
及び、それらの中間体の調製を説明する目的のために与
えられる。
【実施例】
【0061】実施例1 一般式I(式中、n=2;
1 、R2 、R3 及びR4 =水素、ハロゲン若しくは1
〜4の炭素原子を有するアルキル又はアルコキシ基;及
びR5 =水素又は1〜4の炭素原子を有するアルキル)
の4−(1,2,3,4−テトラヒドロ−1−ナフタレ
ニル)−1H−イミダゾール類の調製 1.1 一般式Vの出発のブロム化された誘導体の調製 1.1.a 1−(3−ブロモプロピル)−2−メチル
ベンゼン この化合物を、Ann.Chim(パリ)第4巻、19
59年、45〜86頁のR.Durand−Duran
によって記載される方法に従って調製する。 1.1.b 1−(3−ブロモプロピル)−3−メチル
ベンゼン この化合物を、J.Am.Chem.Soc.、第56
巻、1934年、959〜963頁のM.T.Boge
rt等によって記載される方法に従って調製する。 1.1.c 1−(3−ブロモプロピル)−3−クロロ
ベンゼン この化合物を、Chem.Ber.、第92巻、195
9年、429〜433頁のH.Konig等によって記
載される方法に従って調製する。 1.1.d 1−(3−ブロモプロピル)−3−(1−
メチルエトキシ)ベンゼン 1.1.e 1−(3−ブロモプロピル)−2,3−ジ
メトキシベンゼン 1.1.f 1−(3−ブロモプロピル)−3,4−ジ
メトキシベンゼン 1.1.g 1−(3−ブロモプロピル)−3−メトキ
シベンゼン 1.1.h 1−(3−ブロモプロピル)−2−メトキ
シベンゼン 1.1.j 1−(3−ブロモプロピル)−2−クロロ
−5−メトキシベンゼン 化合物1.1.d、1.1.e、1.1.f、1.1.
g、1.1.h及び1.1.jを、J.Het.Che
m.、第26巻、1989年、365〜369頁のT.
Horaguchi等によって記載される方法に従って
調製する。
【0062】1.2 一般式VIの出発の1−トリフェ
ニルメチル−1H−イミダゾール−4−カルボキシアル
デヒドの調製 1.2.a 1−トリフェニルメチル−1H−イミダゾ
ール−4−カルボキシアルデヒド この化合物を、J.Med.Chem.、第20巻、1
977年、721〜723頁のJ.L.Kelley等
によって記載される方法に従って調製する。 1.2.b 5−メチル−1−トリフェニルメチル−1
H−イミダゾール−4−カルボキシアルデヒド この化合物を、米国特許第4923865号明細書の実
施例1.B.3.cに記載される方法に従って調製す
る。
【0063】1.3 一般式IIの4−フェニル−1−
(1−トリフェニルメチル−1H−イミダゾール−4−
イル)−1−ブタノール類の調製 これらの化合物を以下の手順に従って調製する。:乾燥
ジエチルエーテル140ml中に、実施例1.1で調製
されたブロム化された誘導体を0.235mol含有す
る溶液を調製する。マグネシウム切削片0.25mo
l、ナトリウム/鉛合金上で乾燥させられたジエチルエ
ーテル140ml、ヨウ素の結晶、及び、上記で調製さ
れたブロム化された誘導体14ml(10%)を、窒素
下で、機械攪拌機、温度計、還流冷却機及び一定圧の滴
下漏斗を備えた4リットルの4つ口丸底フラスコに導入
する。反応が始まるまでに、混合物を還流温度まで加熱
し、次いでブロム化された誘導体(90%)からなる残
りの溶液を、連続的に、かつ、混合物を還流温度に保つ
速度で添加する。
【0064】この混合物を、還流温度に余分の時間保持
して、次いで室温まで冷却し、乾燥テトラヒドロフラン
1.25リットル中の実施例1.2で調製された1−ト
リフェニルメチル−1H−イミダゾール−4−カルボキ
シアルデヒド0.23molからなる溶液を滴下する。
反応混合物を室温に1〜4時間保持し、一方反応の進行
をHPLCクロマトグラフィーで追う。反応が終わった
と見なされると、反応混合物を氷浴中で冷却し、塩化ア
ンモニウムからなる飽和水溶液600mlを滴下する。
混合物を室温で30分間攪拌し、ついでデカントする。
水相をジエチルエーテル250mlで3回洗浄し、有機
相を一緒に集めて、ついで硫酸ナトリウム上で乾燥させ
る。溶媒を蒸発させ、この様にして得られた油を予備の
HPLCクロマトグラフィーで精製する(固定相:15
〜40μmシリカ;溶離剤:ジクロロメタン−メタノー
ルからなる98:2(v/v)混合物)。
【0065】1.3.a 4−(2−メチルフェニル)
−1−(1−トリフェニルメチル−1H−イミダゾール
−4−イル)−1−ブタノール この化合物を実施例1.1.a及び1.2.aで調製さ
れた出発化合物から得る。得られた4−(2−メチルフ
ェニル)−1−(1−トリフェニルメチル−1H−イミ
ダゾール−4−イル)−1−ブタノールを、酢酸エチル
から再結晶させる。 収率:65% 融点:125.1℃ 分析 C33322 O %表示で: 計算値:C 83.86 H 6.83 N 5.93 実測値: 83.68 6.91 5.99
【0066】1.3.b 4−(3−メチルフェニル)
−1−(1−トリフェニルメチル−1H−イミダゾール
−4−イル)−1−ブタノール この化合物を実施例1.1.b及び1.2.aで調製さ
れた出発化合物から得る。得られた4−(3−メチルフ
ェニル)−1−(1−トリフェニルメチル−1H−イミ
ダゾール−4−イル)−1−ブタノールを、酢酸エチル
から再結晶させる。 収率:53% 融点:105.6℃ 分析 C33322 O %表示で: 計算値:C 83.86 H 6.83 N 5.93 実測値: 84.00 7.07 6.08
【0067】1.3.c 4−(3−クロロフェニル)
−1−(1−トリフェニルメチル−1H−イミダゾール
−4−イル)−1−ブタノール この化合物を実施例1.1.c及び1.2.aで調製さ
れた出発化合物から得る。得られた4−(3−クロロフ
ェニル)−1−(1−トリフェニルメチル−1H−イミ
ダゾール−4−イル)−1−ブタノールを、酢酸エチル
から再結晶させる。 収率:45% 融点:127.6℃ 分析 C3229ClN2 O %表示で: 計算値:C 77.96 H 5.92 N 5.68 実測値: 78.08 6.02 5.46
【0068】1.3.d 4−(3−(1−メチルエト
キシ)フェニル)−1−(1−トリフェニルメチル−1
H−イミダゾール−4−イル)−1−ブタノール この化合物を実施例1.1.d及び1.2.aで調製さ
れた出発化合物から得る。生成物は下記工程(実施例
1.4.d)で使用される。 収率:25% マススペクトル:516(M+ ),498(M+ −H2
O),273(トリフェニルメチル 陽イオン),24
3(M+ −トリフェニルメチル 陽イオン)
【0069】1.3.e 4−(2,3−ジメトキシフ
ェニル)−1−(1−トリフェニルメチル−1H−イミ
ダゾール−4−イル)−1−ブタノール この化合物を実施例1.1.e及び1.2.aで調製さ
れた出発化合物から得る。得られた4−(2,3−ジメ
トキシフェニル)−1−(1−トリフェニルメチル−1
H−イミダゾール−4−イル)−1−ブタノールを、ジ
エチルエーテルから再結晶させる。 収率:32.4% 融点:95−99℃ 分析 C34342 3 %表示で: 計算値:C 78.76 H 6.56 N 5.40 実測値: 78.47 6.58 5.47
【0070】1.3.f 4−(3,4−ジメトキシフ
ェニル)−1−(1−トリフェニルメチル−1H−イミ
ダゾール−4−イル)−1−ブタノール この化合物を実施例1.1.f及び1.2.aで調製さ
れた出発化合物から得る。得られた4−(3,4−ジメ
トキシフェニル)−1−(1−トリフェニルメチル−1
H−イミダゾール−4−イル)−1−ブタノールを、酢
酸エチルから再結晶させる。 収率:25.5% 融点:145−146℃ 分析 C34342 3 %表示で: 計算値:C 78.73 H 6.60 N 5.40 実測値: 78.98 6.70 5.40
【0071】1.3.g 4−(3−メトキシフェニ
ル)−1−(1−トリフェニルメチル−1H−イミダゾ
ール−4−イル)−1−ブタノール この化合物を実施例1.1.g及び1.2.aで調製さ
れた出発化合物から得る。得られた4−(3−メトキシ
フェニル)−1−(1−トリフェニルメチル−1H−イ
ミダゾール−4−イル)−1−ブタノールを、酢酸エチ
ルから再結晶させる。 収率:42.4% 融点:105−112℃ 分析 C33322 2 %表示で: 計算値:C 81.15 H 6.56 N 5.74 実測値: 80.55 6.65 5.60
【0072】1.3.h 4−(2−メトキシフェニ
ル)−1−(1−トリフェニルメチル−1H−イミダゾ
ール−4−イル)−1−ブタノール この化合物を実施例1.1.h及び1.2.aで調製さ
れた出発化合物から得る。得られた4−(2−メトキシ
フェニル)−1−(1−トリフェニルメチル−1H−イ
ミダゾール−4−イル)−1−ブタノールを、トルエン
から再結晶させる。 収率:20% 融点:161℃ 分析 C33322 2 %表示で: 計算値:C 81.11 H 6.60 N 5.73 実測値: 81.40 6.62 5.78
【0073】1.3.i 4−(3−メトキシフェニ
ル)−1−(5−メチル−1−トリフェニルメチル−1
H−イミダゾール−4−イル)−1−ブタノール この化合物を実施例1.1.g及び1.2.bで調製さ
れた出発化合物から得る。得られた4−(3−メトキシ
フェニル)−1−(5−メチル−1−トリフェニルメチ
ル−1H−イミダゾール−4−イル)−1−ブタノール
を、酢酸エチルから再結晶させる。 収率:7% 融点:155℃ 分析 C34342 2 %表示で: 計算値:C 81.24 H 6.82 N 5.57 実測値: 80.95 6.84 5.39
【0074】1.3.j 4−(2−クロロ−5−メト
キシフェニル)−1−(1−トリフェニルメチル−1H
−イミダゾール−4−イル)−1−ブタノール この化合物を実施例1.1.j及び1.2.aで調製さ
れた出発化合物から得る。生成物は下記工程(実施例
1.4.j)で使用される。 収率:57%
【0075】1.4 一般式IIの4−フェニル−1−
(1−トリフェニルメチル−1H−イミダゾール−4−
イル)−1−ブタノールの環化 この環化を以下の手順に従って行う。:実施例1.3で
調製された4−フェニル−1−(1−トリフェニルメチ
ル−1H−イミダゾール−4−イル)−1−ブタノール
1gを室温で99%の蟻酸10ml中に溶解させる。反
応混合物を1〜12時間還流温度まで加熱し、一方反応
の進行を逆相HPLCクロマトグラフィーで追う。反応
が終わったと見なされると、蟻酸を減圧下で蒸留し、蒸
留残渣をトルエン−水混合物中に取り出す。水相をデカ
ントし、同体積のトルエンで洗浄する。水相を水酸化ナ
トリウム水溶液を添加することによってpH9にし、ジ
クロロメタン又は酢酸エチルで抽出する。有機相を硫酸
ナトリウム上で乾燥させ、溶媒を減圧下で蒸発させる。
予備のHPLCクロマトグラフィーで精製される油を得
る。
【0076】1.4.a 4−(1,2,3,4−テト
ラヒドロ−5−メチル−1−ナフタレニル)−1H−イ
ミダゾール この化合物を実施例1.3.aで調製された化合物から
得る。反応混合物を8時間還流温度下に保持する。予備
のクロマトグラフィーを下記条件下で行う。:固定相:
シリカ;溶離剤:12mol/lの水溶液中、97.
5:2.5:0.25(v/v/v)ジクロロメタン−
メタノール−アンモニアからなる混合物最終的に得られ
た4−(1,2,3,4−テトラヒドロ−5−メチル−
1−ナフタレニル)−1H−イミダゾールを、酢酸エチ
ルから再結晶させる。 収率:79.4% 融点:134.9℃ 分析 C14162 %表示で: 計算値:C 79.2 H 7.6 N 13.2 実測値: 79.15 7.85 13.55
【0077】1.4.b 4−(1,2,3,4−テト
ラヒドロ−6−メチル−1−ナフタレニル)−1H−イ
ミダゾール及び4−(1,2,3,4−テトラヒドロ−
8−メチル−1−ナフタレニル)−1H−イミダゾール これらの2つの異性体を実施例1.3.bで調製された
化合物から得る。反応混合物を1時間還流温度下に保持
する。予備のクロマトグラフィーを下記条件下で行
う。:固定相:シリカ;溶離剤:12mol/lの水溶
液中、ジクロロメタン−2−プロパノール−アンモニア
からなる95:5:0.5(v/v/v)混合物 4−(1,2,3,4−テトラヒドロ−6−メチル−1
−ナフタレニル)−1H−イミダゾールを、酢酸エチル
から再結晶させる。 収率:8% 融点:138.8℃ 分析 C14162 %表示で: 計算値:C 79.2 H 7.6 N 13.19 実測値: 79.14 7.99 13.22 また、4−(1,2,3,4−テトラヒドロ−8−メチ
ル−1−ナフタレニル)−1H−イミダゾールを、酢酸
エチル−ジエチルエーテルからなる混合物から再結晶さ
せる。 融点:162℃ 分析 C14162 %表示で: 計算値:C 79.2 H 7.6 N 13.19 実測値: 79.48 7.98 13.42
【0078】1.4.c 4−(6−クロロ−1,2,
3,4−テトラヒドロ−1−ナフタレニル)−1H−イ
ミダゾール及び4−(8−クロロ−1,2,3,4−テ
トラヒドロ−1−ナフタレニル)−1H−イミダゾール これらの2つの異性体を実施例1.3.cで調製された
化合物から得る。反応混合物を12時間還流温度下に保
持する。予備のクロマトグラフィーを下記条件下で行
う。:固定相:シリカ;溶離剤:エタノールで10%ま
で希釈された12mol/lの水溶液中、酢酸エチル−
ヘキサン−アンモニアからなる90:10:5(v/v
/v)混合物 得られた生成物を酢酸エチルから再結晶させる。 4−(6−クロロ−1,2,3,4−テトラヒドロ−1
−ナフタレニル)−1H−イミダゾール 融点:151.7℃ 分析 C1313ClN2 %表示で: 計算値:C 67.1 H 5.63 N 12.04 実測値: 67.0 5.7 12.59 及び4−(8−クロロ−1,2,3,4−テトラヒドロ
−1−ナフタレニル)−1H−イミダゾール 融点:182.9℃ 分析 C1313ClN2 %表示で: 計算値:C 67.1 H 5.63 N 12.04 実測値: 67.04 5.68 12.26
【0079】1.4.d 4−(1,2,3,4−テト
ラヒドロ−6−(1−メチルエトキシ)−1−ナフタレ
ニル)−1H−イミダゾール及び4−(1,2,3,4
−テトラヒドロ−8−(1−メチルエトキシ)−1−ナ
フタレニル)−1H−イミダゾール これらの2つの異性体を実施例1.3.dで調製された
化合物から得る。反応混合物を6時間還流温度下に保持
する。予備のクロマトグラフィーを下記条件下で行
う。:固定相:シリカ;溶離剤:12mol/lの水溶
液中、ジクロロメタン−エタノール−アンモニアからな
る96:4:0.5(v/v/v)混合物 得られた生成物を酢酸エチル−ジエチルエーテル混合物
から再結晶させる。 4−(1,2,3,4−テトラヒドロ−6−(1−メチ
ルエトキシ)−1−ナフタレニル)−1H−イミダゾー
ル 収率:13% 融点:111.9℃ 分析 C16202 O %表示で: 計算値:C 74.96 H 7.9 N 10.93 実測値: 74.75 8.14 10.85 及び4−(1,2,3,4−テトラヒドロ−8−(1−
メチルエトキシ)−1−ナフタレニル)−1H−イミダ
ゾール 融点:133.5℃ 分析 C16202 O %表示で: 計算値:C 74.96 H 7.9 N 10.93 実測値: 74.93 8.14 10.91
【0080】1.4.e 4−(1,2,3,4−テト
ラヒドロ−5,6−ジメトキシ−1−ナフタレニル)−
1H−イミダゾール この化合物を実施例1.3.eで調製された化合物から
得る。反応混合物を3時間還流温度下に保持する。4−
(1,2,3,4−テトラヒドロ−5,6−ジメトキシ
−1−ナフタレニル)−1H−イミダゾールを酢酸エチ
ルから結晶させることによって単離する。 収率:60% 融点:160℃ 分析 C15182 2 %表示で: 計算値:C 69.76 H 6.97 N 10.85 実測値: 70.00 7.03 10.77
【0081】1.4.f 4−(1,2,3,4−テト
ラヒドロ−6,7−ジメトキシ−1−ナフタレニル)−
1H−イミダゾール この化合物を実施例1.3.fで調製された化合物から
得る。反応混合物を3時間還流温度下に保持する。4−
(1,2,3,4−テトラヒドロ−6,7−ジメトキシ
−1−ナフタレニル)−1H−イミダゾールを酢酸エチ
ルから結晶させることによって単離する。 収率:73% 融点:140℃ 分析 C15182 2 %表示で: 計算値:C 69.76 H 6.97 N 10.85 実測値: 69.30 7.41 10.50
【0082】1.4.g 4−(1,2,3,4−テト
ラヒドロ−6−メトキシ−1−ナフタレニル)−1H−
イミダゾール及び4−(1,2,3,4−テトラヒドロ
−8−メトキシ−1−ナフタレニル)−1H−イミダゾ
ール これらの2つの異性体を実施例1.3.gで調製された
化合物から得る。反応混合物を3時間還流温度下に保持
する。予備のクロマトグラフィーを下記条件下で行
う。:固定相:シリカ;溶離剤:ジクロロメタン−メタ
ノールからなる97.5:2.5(v/v)混合物 4−(1,2,3,4−テトラヒドロ−6−メトキシ−
1−ナフタレニル)−1H−イミダゾールを、酢酸エチ
ルから再結晶させる。 収率:33% 融点:160−165℃ 分析 C14162 O %表示で: 計算値:C 73.65 H 7.06 N 12.27 実測値: 73.70 7.05 12.27 及び4−(1,2,3,4−テトラヒドロ−8−メトキ
シ−1−ナフタレニル)−1H−イミダゾールを、ジエ
チルエーテルから再結晶させる。 収率:46% 融点:135−140℃ 分析 C14162 O %表示で: 計算値:C 73.65 H 7.06 N 12.27 実測値: 73.30 7.12 12.27
【0083】1.4.h 4−(1,2,3,4−テト
ラヒドロ−5−メトキシ−1−ナフタレニル)−1H−
イミダゾール この化合物を実施例1.3.hで調製された化合物から
得る。反応混合物を2時間還流温度下に保持する。予備
のクロマトグラフィーを下記条件下で行う。:固定相:
シリカ;溶離剤:ジクロロメタン−メタノールからなる
95:5(v/v)混合物 得られた4−(1,2,3,4−テトラヒドロ−5−メ
トキシ−1−ナフタレニル)−1H−イミダゾールを、
トルエンから再結晶させる。 収率:20% 融点:156℃ 分析 C14162 O %表示で: 計算値:C 73.65 H 7.06 N 12.27 実測値: 73.43 7.09 12.10
【0084】1.4.i 5−メチル−4−(1,2,
3,4−テトラヒドロ−6−メトキシ−1−ナフタレニ
ル)−1H−イミダゾール及び5−メチル−4−(1,
2,3,4−テトラヒドロ−8−メトキシ−1−ナフタ
レニル)−1H−イミダゾール これらの2つの異性体を実施例1.3.iで調製された
化合物から得る。反応混合物を2時間還流温度下に保持
する。予備のクロマトグラフィーを下記条件下で行
う。:固定相:シリカ;溶離剤:ジクロロメタン−メタ
ノールからなる97:3(v/v)混合物 5−メチル−4−(1,2,3,4−テトラヒドロ−6
−メトキシ−1−ナフタレニル)−1H−イミダゾール
を、2−プロパノールから再結晶させる。 融点:216℃ 分析 C15182 O %表示で: 計算値:C 74.34 H 7.49 N 11.56 実測値: 74.01 7.58 11.22 及び5−メチル−4−(1,2,3,4−テトラヒドロ
−8−メトキシ−1−ナフタレニル)−1H−イミダゾ
ールを、2−プロパノール−ジ(1−メチルエチル)エ
ーテルからなる混合物から再結晶させる。 融点:135℃ 分析 C15182 O %表示で: 計算値:C 74.34 H 7.49 N 11.56 実測値: 73.61 7.70 11.36
【0085】1.4.j 4−(5−クロロ−1,2,
3,4−テトラヒドロ−8−メトキシ−1−ナフタレニ
ル)−1H−イミダゾール この化合物を実施例1.3.jで調製された化合物から
得る。反応混合物を3時間還流温度下に保持する。4−
(5−クロロ−1,2,3,4−テトラヒドロ−8−メ
トキシ−1−ナフタレニル)−1H−イミダゾールを、
反応媒体からクロロホルムを用いて抽出し、この溶媒か
ら再結晶させる。 収率:81% 融点:204℃ 分析 C1415ClN2 O %表示で: 計算値:C 64.0 H 5.75 N 10.66 実測値: 63.82 5.82 10.53
【0086】1.5 光学的に活性な4−(1,2,
3,4−テトラヒドロ−1−ナフタレニル)−1H−イ
ミダゾール類の調製 (+)−4−(1,2,3,4−テトラヒドロ−6−メ
トキシ−1−ナフタレニル)−1H−イミダゾール及び
(−)−4−(1,2,3,4−テトラヒドロ−6−メ
トキシ−1−ナフタレニル)−1H−イミダゾール 実施例1.4.gで調製されたラセミ体の4−(1,
2,3,4−テトラヒドロ−6−メトキシ−1−ナフタ
レニル)−1H−イミダゾールをキラルな担体(ダイセ
ル化学社製、CHIRACEL OJ:セルロースパラ
メチルベンゾエート)上で、溶離剤としてヘキサン−2
−プロパノール−ジエチルアミンからなる80:20:
0.1(v/v/v)混合物を用いて、クロマトグラフ
ィーすることによって光学分割させる。初めに(+)−
4−(1,2,3,4−テトラヒドロ−6−メトキシ−
1−ナフタレニル)−1H−イミダゾールが溶出され
る。: 酢酸エチルからの再結晶後の収率:66% 融点:183℃ 〔α〕D 25:+13.85°(c=1、メタノール) 次に、(−)−4−(1,2,3,4−テトラヒドロ−
6−メトキシ−1−ナフタレニル)−1H−イミダゾー
ルが溶出される。: 酢酸エチルからの再結晶後の収率:62% 融点:183℃ 〔α〕D 25:−14.0°(c=1、メタノール)
【0087】実施例2 一般式I(式中、n=1、
1 、R2 、R3 及びR4 =水素、ハロゲン若しくは1
〜4の炭素原子を有するアルキル又はアルコキシ基、及
び、R5 =水素又は1〜4の炭素原子を有するアルキ
ル)の4−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−
イル)−1H−イミダゾール類の調製 2.1 一般式VIIIの出発の1−(1−トリフェニ
ルメチル−1H−イミダゾール−4−イル)−1−エタ
ノンの調製 1−(1−トリフェニルメチル−1H−イミダゾール−
4−イル)−1−エタノン この化合物を、米国特許第4814343号明細書の実
施例1.B.4に記載される方法に従って調製する。
【0088】2.2 一般式IXの3−フェニル−1−
(1−トリフェニルメチル−1H−イミダゾール−4−
イル)−2−プロペン−1−オン類の調製 2.2.a 3−(2,3−ジメトキシフェニル)−1
−(1−トリフェニルメチル−1H−イミダゾール−4
−イル)−2−プロペン−1−オン 2,3−ジメトキシベンズアルデヒド0.149mol
を5時間に渡って室温で、エタノール800ml及び2
Nの水酸化ナトリウム水溶液186mlからなる混合物
中の実施例2.1で調製された1−(1−トリフェニル
メチル−1H−イミダゾール−4−イル)−1−エタノ
ン0.149molからなる溶液に、添加する。次い
で、反応媒体を5Nの塩酸水溶液を添加することによっ
てpH7.5にする。エタノールを蒸留し、沈殿する固
体を形成させる。この固体を濾過し、乾燥前に水で洗浄
する。固体を2リットルの沸騰している2−プロパノー
ルに再溶解させ、不溶性塩を濾別する。2−プロパノー
ルの半分を蒸発させ、3−(2,3−ジメトキシフェニ
ル)−1−(1−トリフェニルメチル−1H−イミダゾ
ール−4−イル)−2−プロペン−1−オンを再結晶さ
せる。 収率:75% 融点:175−186℃ 分析 C33282 3 %表示で: 計算値:C 79.2 H 5.60 N 5.6 実測値: 78.25 5.70 5.37
【0089】2.2.b 3−(3−メトキシフェニ
ル)−1−(1−トリフェニルメチル−1H−イミダゾ
ール−4−イル)−2−プロペン−1−オン この化合物を、3−メトキシベンズアルデヒドから出発
して、実施例2.2.aに記載された方法に従って調製
する。 収率:98% 融点:173−175℃ 分析 C32262 2 %表示で: 計算値:C 81.68 H 5.56 N 5.95 実測値: 81.65 5.62 5.99
【0090】2.3 一般式Xの3−フェニル−1−
(1−トリフェニルメチル−1H−イミダゾール−4−
イル)−1−プロパノン類の調製 2.3.a 3−(2,3−ジメトキシフェニル)−1
−(1−トリフェニルメチル−1H−イミダゾール−4
−イル)−1−プロパノン 酢酸800ml中、実施例2.2.aで調製された3−
(2,3−ジメトキシフェニル)−1−(1−トリフェ
ニルメチル−1H−イミダゾール−4−イル)−2−プ
ロペン−1−オン0.108molを、水素圧力4kg
下、酸化白金3gの存在下、20℃で水素添加する。反
応の終わりに、触媒を濾過し、酢酸を減圧下で蒸発させ
る。残渣を、クロマトグラフィー(担体:シリカ;溶離
剤:12mol/lの水溶液中の、ジクロロメタン−メ
タノール−アンモニアからなる99:1:0.1(v/
v/v)混合物)で精製する。3−(2,3−ジメトキ
シフェニル)−1−(1−トリフェニルメチル−1H−
イミダゾール−4−イル)−1−プロパノンを初めに単
離し、以下の工程(実施例2.4.a)で使用され、連
続してクロマトグラフィー(溶離剤:12mol/lの
水溶液中の、ジクロロメタン−メタノール−アンモニア
からなる95:5:0.5(v/v/v)混合物)する
ことによって、3−(2,3−ジメトキシフェニル)−
1−(1H−イミダゾール−4−イル)−1−プロパノ
ンを次いで単離し、これもまた以下の工程(実施例2.
5.a)で使用される。
【0091】2.3.b 3−(3−メトキシフェニ
ル)−1−(1−トリフェニルメチル−1H−イミダゾ
ール−4−イル)−1−プロパノン この化合物を実施例2.3.aに記載される手順に従っ
て得る。クロマトグラフィーによって、3−(3−メト
キシフェニル)−1−(1−トリフェニルメチル−1H
−イミダゾール−4−イル)−1−プロパノンを初めに
単離し、以下の工程(実施例2.4.b)で使用され、
連続してクロマトグラフィーすることによって、3−
(3−メトキシフェニル)−1−(1H−イミダゾール
−4−イル)−1−プロパノンを次いで単離し、それを
以下の工程(実施例2.5.b)で使用する前に、酢酸
エチルから結晶させる。
【0092】2.4 一般式XIの1−(1H−イミダ
ゾール−4−イル)−3−フェニル−1−プロパノン類
の調製 2.4.a 3−(2,3−ジメトキシフェニル)−1
−(1H−イミダゾール−4−イル)−1−プロパノン 実施例2.3.aで調製された3−(2,3−ジメトキ
シフェニル)−1−(1−トリフェニルメチル−1H−
イミダゾール−4−イル)−1−プロパノン17.88
g(0.0687mol)を、80°で30分間蟻酸1
00ml中で加熱する。次いで、反応媒体を室温まで冷
却させ、冷却中に沈殿したトリフェニルメタノールを濾
別する。蟻酸を蒸留し、残渣を水に取り出す。次いで、
水相を12mol/lのアンモニア水溶液を添加するこ
とによってpH9にする。形成された沈殿物を濾別し、
乾燥し、3−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−
(1H−イミダゾール−4−イル)−1−プロパノン
8.35gを得る。 収率:90% 融点:120−125℃ 分析 C14162 3 %表示で: 計算値:C 64.6 H 6.2 N 10.76 実測値: 64.04 6.21 10.33
【0093】2.4.b 3−(3−メトキシフェニ
ル)−1−(1H−イミダゾール−4−イル)−1−プ
ロパノン 実施例2.4.aと同様の手順を使用して、実施例2.
3.bで調製された3−(3−メトキシフェニル)−1
−(1−トリフェニルメチル−1H−イミダゾール−4
−イル)−1−プロパノン10.28g(0.0217
mol)で出発して、酢酸エチルから結晶後に、3−
(3−メトキシフェニル)−1−(1H−イミダゾール
−4−イル)−1−プロパノン3.68gを得る。 収率:73% 融点:127−129℃ 分析 C13142 2 %表示で: 計算値:C 67.82 H 6.08 N 12.17 実測値: 67.18 6.10 11.70
【0094】2.5 一般式IIIの4−(1H−イン
デン−3−イル)−1H−イミダゾールの調製 2.5.a 4−(6,7−ジメトキシ−1H−インデ
ン−3−イル)−1H−イミダゾール 実施例2.4.a(及び/又は実施例2.3.a)で調
製された3−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−
(1H−イミダゾール−4−イル)−1−プロパノン5
g(0.0206mol)を、85%リン酸と95%硫
酸からなる50:50(v:v)混合物100ml中で
16時間、室温で攪拌する。次いで、反応媒体を氷上に
注ぎ、混合物を10℃未満の温度に冷却された水酸化ナ
トリウム水溶液を添加することによってpH7.5に
し、次いで混合物をジクロロメタンで抽出する。溶媒を
有機相から蒸発させ、残渣をクロマトグラフィー(担
体:シリカ;溶離剤:ジクロロメタン−メタノールから
なる95:5(v/v)混合物)で処理する。4−
(6,7−ジメトキシ−1H−インデン−3−イル)−
1H−イミダゾール2.3gを得る。 収率:41% 融点:150℃
【0095】2.5.b 4−(6−メトキシ−1H−
インデン−3−イル)−1H−イミダゾール 実施例2.5.aと同様の方法を使用して、実施例2.
4.b(及び/又は実施例2.3.b)で調製された3
−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−(1H−イミ
ダゾール−4−イル)−1−プロパノン12.93g
(0.0562mol)で出発して、アセトニトリルか
ら結晶させた後に、4−(6−メトキシ−1H−インデ
ン−3−イル)−1H−イミダゾール3.76gを得
る。 収率:31.5% 融点:170℃ 分析 C13122 O %表示で: 計算値:C 73.56 H 5.70 N 13.20 実測値: 73.50 5.70 13.23
【0096】2.6 一般式IIIの4−(1H−イン
デン−3−イル)−1H−イミダゾール類の水素添加 2.6.a 4−(2,3−ジヒドロ−4,5−ジメト
キシ−1H−インデン−1−イル)−1H−イミダゾー
ル メタノール200ml中、実施例2.5.aで調製され
た4−(6,7−ジメトキシ−1H−インデン−3−イ
ル)−1H−イミダゾール2.3g(0.0095mo
l)を、40℃、水素圧力2kg下、炭素上のパラジウ
ム(Pd10%)の存在下で、水素添加する。反応の終
わりに、触媒を濾過し、メタノールを蒸留する。残渣を
酢酸エチルから結晶させ、4−(2,3−ジヒドロ−
4,5−ジメトキシ−1H−インデン−1−イル)−1
H−イミダゾールを得る。 融点:156−158℃ 分析 C14162 2 %表示で: 計算値:C 68.83 H 6.60 N 11.47 実測値: 68.94 6.63 11.34
【0097】2.6.b 4−(2,3−ジヒドロ−5
−メトキシ−1H−インデン−1−イル)−1H−イミ
ダゾール この化合物を、実施例2.5.bで調製された4−(6
−メトキシ−1H−インデン−3−イル)−1H−イミ
ダゾールから出発して、実施例2.6.aに記載された
方法に従って調製する。 収率:81.2% 融点:180−182℃ 分析 C13142 O %表示で: 計算値:C 72.89 H 6.54 N 13.08 実測値: 73.14 6.58 12.68
【0098】実施例3 一般式I(式中、n=1又は
2、R1 、R2 、R3 及び/又はR4 =水酸基;R5
水素又は1〜4の炭素原子を有するアルキル基)の5,
6,7,8−テトラヒドロ−5−(1H−イミダゾール
−4−イル)−ナフタレノール及び2,3−ジヒドロ−
1−(1H−イミダゾール−4−イル)−1H−インデ
ノール類の調製 これらの化合物を以下の手順に従って調製する。:炭素
原子1〜4のアルコキシ基を少なくとも1つ有する、4
−(1,2,3,4−テトラヒドロ−1−ナフタレニ
ル)−1H−イミダゾール又は4−(2,3−ジヒドロ
−1H−インデン−1−イル)−1H−イミダゾール1
gを、共沸臭化水素酸20ml中、沸点で二分の一時間
半加熱する。次いで、臭化水素酸を減圧下で蒸留し、残
渣を水に取り出し、水酸化ナトリウム水溶液を添加する
ことによってpH10にする。水を減圧下で蒸留し、残
渣を沸点で2−プロパノールを用いて抽出する。不溶性
塩を濾別し、溶媒を結晶が現れるまで部分的に蒸発させ
る。これらの化合物がこの方法で単離され得ない場合
は、対応する塩酸塩を以下の手順に従って形成させ
る。:気体状塩酸を2−プロパノールに溶解させ、予め
形成された粗化合物をこの溶液に添加する。形成された
沈殿物を濾別し、必要に応じて再結晶によって精製す
る。
【0099】3.a (+)−5,6,7,8−テトラ
ヒドロ−5−(1H−イミダゾール−4−イル)−2−
ナフタレノール 実施例1.5で調整された(+)−4−(1,2,3,
4−テトラヒドロ−6−メトキシ−1−ナフタレニル)
−1H−イミダゾール1.5gから出発して、(+)−
5,6,7,8−テトラヒドロ−5−(1H−イミダゾ
ール−4−イル)−2−ナフタレノール0.7gを得
る。 融点:243−246℃ 〔α〕D 25:+5.11°(c=1、メタノール) 分析 C13142 O %表示で: 計算値:C 72.87 H 6.58 N 13.07 実測値: 72.23 6.80 12.64
【0100】3.b (−)−5,6,7,8−テトラ
ヒドロ−5−(1H−イミダゾール−4−イル)−2−
ナフタレノール 実施例1.5で調整された(−)−4−(1,2,3,
4−テトラヒドロ−6−メトキシ−1−ナフタレニル)
−1H−イミダゾール1.5gから出発して、(−)−
5,6,7,8−テトラヒドロ−5−(1H−イミダゾ
ール−4−イル)−2−ナフタレノール0.6gを得
る。 融点:243−246℃ 〔α〕D 25:−5.5°(c=1、メタノール)
【0101】3.c 5,6,7,8−テトラヒドロ−
5−(1H−イミダゾール−4−イル)−2,3−ナフ
タレンジオール塩酸塩 実施例1.4.fで調製された4−(1,2,3,4−
テトラヒドロ−6,7−ジメトキシ−1−ナフタレニ
ル)−1H−イミダゾール1.5gから出発して、5,
6,7,8−テトラヒドロ−5−(1H−イミダゾール
−4−イル)−2,3−ナフタレンジオール塩酸塩0.
63gを得る。 融点:238−242℃ 分析 C13142 2 .HCl %表示で: 計算値:C 58.54 H 5.67 N 10.50 実測値: 57.21 5.73 10.17
【0102】3.d 5,6,7,8−テトラヒドロ−
5−(1H−イミダゾール−4−イル)−1,2−ナフ
タレンジオール塩酸塩 実施例1.4.eで調製された4−(1,2,3,4−
テトラヒドロ−5,6−ジメトキシ−1−ナフタレニ
ル)−1H−イミダゾール10.18gから出発して、
2−プロパノール−ジ(1−メチルエチル)エーテルか
らなる混合物から再結晶させた後、5,6,7,8−テ
トラヒドロ−5−(1H−イミダゾール−4−イル)−
1,2−ナフタレンジオール塩酸塩6.93gを得る。 収率:66% 融点:245−250℃ 分析 C13142 2 .HCl %表示で: 計算値:C 58.53 H 5.63 N 10.50 Cl- 13.32 実測値: 58.47 5.66 10.53 12.86
【0103】3.e 5,6,7,8−テトラヒドロ−
5−(1H−イミダゾール−4−イル)−1−ナフタレ
ノール塩酸塩 実施例1.4.hで調製された4−(1,2,3,4−
テトラヒドロ−5−メトキシ−1−ナフタレニル)−1
H−イミダゾール1.66gから出発して、2−プロパ
ノール−ジ(1−メチルエチル)エーテルからなる混合
物から再結晶させた後、5,6,7,8−テトラヒドロ
−5−(1H−イミダゾール−4−イル)−1−ナフタ
レノール塩酸塩1.28gを得る。 収率:85% M.Pt:215−222℃ 分析 C13142 O.HCl %表示で: 計算値:C 62.27 H 6.03 N 11.17 実測値: 60.36 6.07 10.39
【0104】3.f 2,3−ジヒドロ−1−(1H−
イミダゾール−4−イル)−1H−インデン−4,5−
ジオール塩酸塩 実施例2.6.aで調製された4−(2,3−ジヒドロ
−4,5−ジメトキシ−1H−インデン−1−イル)−
1H−イミダゾール0.4gから出発して、2,3−ジ
ヒドロ−1−(1H−イミダゾール−4−イル)−1H
−インデン−4,5−ジオール塩酸塩0.5gを得る。 収率:83% 融点:240−245℃ 分析 C12122 2 .HCl %表示で: 計算値:C 57.04 H 5.19 N 11.09 実測値: 56.96 4.84 10.93
【0105】3.g 2,3−ジヒドロ−1−(1H−
イミダゾール−4−イル)−1H−インデン−5−オー
ル塩酸塩 実施例2.6.bで調製された4−(2,3−ジヒドロ
−5−メトキシ−1H−インデン−1−イル)−1H−
イミダゾール2gから出発して、2,3−ジヒドロ−1
−(1H−イミダゾール−4−イル)−1H−インデン
−5−オール塩酸塩0.36gを得る。 融点:170℃ 分析 C12122 O%表示で: 計算値:C 60.88 H 5.53 N 11.83 Cl- 14.98 実測値: 60.99 5.60 11.55 14.46
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジャン − ピエール アンシャール フランス国ラ ヌビル,リュ デ ワグ ニ,12

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式の、置換された4−(1,
    2,3,4−テトラヒドロ−1−ナフタレニル)−1H
    −イミダゾール及び置換された4−(2,3−ジヒドロ
    −1−インデン−1−イル)−1H−イミダゾールから
    なる群から選ばれる化合物、それらの光学活性な異性体
    及びそれらのラセミ混合物、 【化1】 式中、n=1又は2、 R1 、R2 、R3 及びR4 は、同じであっても異なって
    いてもよく、それぞれは、水素又はハロゲン原子、ヒド
    ロキシル基、若しくは、アルキル又はアルコキシ基を表
    し、及び、 R5 は水素原子又はアルキル基を表し、但し、nが2で
    ある場合、R1 、R2 、R3 、R4 及びR5 は同時に水
    素であり得ず、アルキル基及びアルコキシ基は1〜4の
    炭素原子を有する、又は、それらの非毒性の製薬的に許
    容し得る酸付加塩。
  2. 【請求項2】 (+)−4−(1,2,3,4−テトラ
    ヒドロ−6−メトキシ−1−ナフタレニル)−1H−イ
    ミダゾール又はそれらの非毒性の製薬的に許容し得る酸
    付加塩である、請求項1に記載の化合物。
  3. 【請求項3】 4−(1,2,3,4−テトラヒドロ−
    5−メチル−1−ナフタレニル)−1H−イミダゾール
    又はそれらの非毒性の製薬的に許容し得る酸付加塩であ
    る、請求項1に記載の化合物。
  4. 【請求項4】 4−(2,3−ジヒドロ−5−メトキシ
    −1H−インデン−1−イル)−1H−イミダゾール又
    はそれらの非毒性の製薬的に許容し得る酸付加塩であ
    る、請求項1に記載の化合物。
  5. 【請求項5】 (+)−5,6,7,8−テトラヒドロ
    −5−(1H−イミダゾール−4−イル)−2−ナフタ
    レノール又はそれらの非毒性の製薬的に許容し得る酸付
    加塩である、請求項1に記載の化合物。
  6. 【請求項6】 4−(1,2,3,4−テトラヒドロ−
    5−メトキシ−1−ナフタレニル)−1H−イミダゾー
    ル又はそれらの非毒性の製薬的に許容し得る酸付加塩で
    ある、請求項1に記載の化合物。
  7. 【請求項7】 5,6,7,8−テトラヒドロ−5−
    (1H−イミダゾール−4−イル)−1−ナフタレノー
    ル又はそれらの非毒性の製薬的に許容し得る酸付加塩で
    ある、請求項1に記載の化合物。
  8. 【請求項8】 4−(1,2,3,4−テトラヒドロ−
    6−メチル−1−ナフタレニル)−1H−イミダゾール
    又はそれらの非毒性の製薬的に許容し得る酸付加塩であ
    る、請求項1に記載の化合物。
  9. 【請求項9】 2,3−ジヒドロ−1−(1H−イミダ
    ゾール−4−イル)−1H−インデン−5−オール又は
    それらの非毒性の製薬的に許容し得る酸付加塩である、
    請求項1に記載の化合物。
  10. 【請求項10】 4−(1,2,3,4−テトラヒドロ
    −8−メトキシ−1−ナフタレニル)−1H−イミダゾ
    ール又はそれらの非毒性の製薬的に許容し得る酸付加塩
    である、請求項1に記載の化合物。
  11. 【請求項11】 4−(1,2,3,4−テトラヒドロ
    −6,7−ジメトキシ−1−ナフタレニル)−1H−イ
    ミダゾール又はそれらの非毒性の製薬的に許容し得る酸
    付加塩である、請求項1に記載の化合物。
  12. 【請求項12】 5,6,7,8−テトラヒドロ−5−
    (1H−イミダゾール−4−イル)−2,3−ナフタレ
    ンジオール又はそれらの非毒性の製薬的に許容し得る酸
    付加塩である、請求項1に記載の化合物。
  13. 【請求項13】 請求項1に与えられた一般式Iを有
    し、式中nが2であり、R1 、R2 、R3 及びR4 が、
    それぞれ水素又はハロゲン原子、1〜4の炭素原子を有
    するアルキル又はアルコキシ基である、4−(1,2,
    3,4−テトラヒドロ−1−ナフタレニル)−1H−イ
    ミダゾールの調製方法において、下記一般式 【化2】 (式中、R1 、R2 、R3 及びR4 は、上記で与えられ
    た意味を有し、R5 は水素原子又は1〜4の炭素原子を
    有するアルキル基を表す)、の4−フェニル−1−(1
    −トリフェニルメチル−1H−イミダゾール−4−イ
    ル)−1−ブタノールを環化することからなる前記方
    法。
  14. 【請求項14】 請求項1に与えられた一般式Iを有
    し、式中nが1であり、R1 、R2 、R3 及びR4 が、
    それぞれ水素又はハロゲン原子、1〜4の炭素原子を有
    するアルキル又はアルコキシ基である、4−(2,3−
    ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)−1H−イミダ
    ゾールの調製方法において、下記一般式、 【化3】 (式中、R1 、R2 、R3 及びR4 は、上記で与えられ
    た意味を有し、R5 は水素原子又は1〜4の炭素原子を
    有するアルキル基を表す)、の4−(1H−インデン−
    3−イル)−1H−イミダゾールの分子水素による接触
    水素化からなる前記方法。
  15. 【請求項15】 請求項1に与えられた一般式Iを有
    し、式中R1 、R2 、R3 及びR4 の少なくとも1つが
    ヒドロキシル基を表す、置換された1H−イミダゾール
    の調製方法において、下記一般式 【化4】 (式中、n=1又は2であり、R’1 、R’2 、R’3
    及びR’4 は、水素又はハロゲン原子、1〜4の炭素原
    子を有するアルキル又はアルコキシ基を表し、かつ、
    R’1 、R’2 、R’3 及びR’4 の少なくとも1つは
    アルコキシ基であり、R5 は請求項1に与えられた意味
    を有する)、の置換された1H−イミダゾールの1〜4
    の炭素原子を有する1又は幾つかのアルコキシ基の選択
    的な脱アルキル化からなる前記方法。
  16. 【請求項16】 それらを必要とする患者において抗虚
    血効果を達成するための方法であって、該患者に請求項
    1記載の置換された1H−イミダゾールを効果的な量投
    与することからなる前記方法。
  17. 【請求項17】 それらを必要とする患者において抗高
    血圧症効果を達成するための方法であって、該患者に請
    求項1記載の置換された1H−イミダゾールを効果的な
    量投与することからなる前記方法。
  18. 【請求項18】 それらを必要とする患者において抗虚
    血効果及び抗高血圧症効果を同時に達成するための方法
    であって、該患者に請求項1記載の置換された1H−イ
    ミダゾールを効果的な量投与することからなる前記方
    法。
  19. 【請求項19】 それらを必要とする患者においてシナ
    プス前部のα2 −作用薬活性を生じさせる方法であっ
    て、該患者に請求項1記載の置換された1H−イミダゾ
    ールを効果的な量投与して、該活性を生じさせることか
    らなる前記方法。
  20. 【請求項20】 それらを必要とする患者においてシナ
    プス後部のα1 −拮抗薬活性を生じさせる方法であっ
    て、該患者に請求項1記載の置換された1H−イミダゾ
    ールを効果的な量投与して、該活性を生じさせることか
    らなる前記方法。
  21. 【請求項21】 それらを必要とする患者においてシナ
    プス前部のα2 −作用薬活性及びシナプス後部のα1
    拮抗薬活性を同時に生じさせる方法であって、該患者に
    請求項1記載の置換された1H−イミダゾールを効果的
    な量投与して該活性を生じさせることからなる前記方
    法。
  22. 【請求項22】 治療上効果的な量の請求項1記載の置
    換された1H−イミダゾール及びそれらのための製薬的
    に許容し得る固体状又は液状の希釈液又は担体からなる
    製薬組成物。
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