JPH08111449A - 処理装置 - Google Patents

処理装置

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JPH08111449A
JPH08111449A JP7231918A JP23191895A JPH08111449A JP H08111449 A JPH08111449 A JP H08111449A JP 7231918 A JP7231918 A JP 7231918A JP 23191895 A JP23191895 A JP 23191895A JP H08111449 A JPH08111449 A JP H08111449A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 設計自由度の高いマルチチャンバ型処理装置
を提供する。 【構成】 本装置は、処理ユニットU1と搬送ユニット
U2と中継ユニットU3と出入ユニットU4から任意の
種類及び任意の数のユニットを選択し、各搬送ユニット
U2を中継ユニットU3を介して接続することにより、
自由なレイアウトでマルチチャンバ型処理装置を構成で
きる。中継室に検査装置、温調装置、アライメント装置
などを設置することにより、搬送中に各種処理を実施で
きるのでスループットを向上できる。また、各室は独立
の排気系を有するので、組み合わせる処理ユニットの数
が増えた場合でも、排気系に対する負荷が増大しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、処理装置に係り、
特に複数の処理工程を連続的に実施可能なマルチチャン
バ方式の処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造工程においては、半導体ウェ
ハやLCD基板などの被処理体に対して成膜処理やエッ
チング処理などの複数の処理工程を反復して施すことに
より製品が完成される。そこで、近時、複数の処理ユニ
ットから構成され、その各処理ユニットにおいて被処理
体に対して各個別の処理を施すことにより、被処理体に
対して連続的に複数の処理工程を施すことが可能なマル
チチャンバ方式の処理装置が、大量処理及びスループッ
トの向上の観点から着目されている。
【0003】例えば特開昭63−157870号公報等
には、図11に示すように、セパレーション室200を
中心にゲートバルブ201を介して複数の基板処理室2
02を放射状に配置し、そのセパレーション室200に
基板の通過、各基板処理室への基板の分配及び基板の一
時滞留の機能を持たせた典型的なマルチチャンバ方式の
処理装置が開示されている。しかしながら、上記のよう
な放射状配置式のマルチチャンバ型処理装置は、搬送系
203がセパレーション室200に集中しており、配置
される処理室の数が多い場合や各処理室での処理速度が
速い場合には、セパレーション室200の搬送系203
のみでは処理しきれず、スループットが低下するおそれ
があった。また、セパレーション室200の形状によ
り、配置可能な処理室の数には制限があり、設計の自由
度は低いものであった。さらにまた、多くの処理室を配
置しようとする場合には、中心部のセパレーション室2
00自体を大きく構成せねばならず、設置スペースが拡
大し、必然的に大容量のクリーンルームを構築せねばな
らず、イニシャルコストの増大を招いていた。同時に、
真空排気系に対する負荷の増大も無視できないものであ
った。さらにまた、種類の異なる基板処理室を配置する
場合には、処理室間におけるクロスコンタミの問題も生
じていた。
【0004】特開平63−28863号公報、特開平3
−161929号公報等には、図12に示すように、搬
送用通路210を設け、その通路の側方にゲートバルブ
211を介して複数の処理装置212を順次配置する通
路配置式のマルチチャンバ型処理装置が開示されてい
る。かかる方式によれば、配置される処理室の数が多い
場合に、上記放射状配置方式に比較すれば、搬送用通路
210(すなわち、上記セパレーション室200に相
当)の容積を小さくできるものの、やはり搬送用通路2
10の形状により、配置可能な処理室の数には制限があ
り、従って設計の自由度は低いものであった。また、放
射状配置方式に比較すれば小さいとは言うものの、搬送
用通路210の容積はまだまだ大きいので、真空排気系
に対する負荷も大きなものであった。
【0005】また、上記放射状配置式及び通路配置式と
は異なる方式として、特公平1−59354号公報等に
は、複数の搬送系を配した処理室を組み合わせて処理装
置を構成し、スループットの向上及び構成の簡素化を図
った処理装置が開示されているが、各処理室に必ず複数
の搬送系を配する必要があるため、配置される処理室の
数が増えると設計の自由度が低下する上、無駄な搬送系
が生じるという問題点がある。
【0006】特に、8インチ以上の大口径ウェハ、例え
ば12インチのウェハや、LCD基板などの大型の被処
理体を処理するためのマルチチャンバ型処理装置を構築
しようとした場合には、装置の大型に伴う設置スペース
及びクリーンルーム容積の拡大が重大な関心事であり、
省スペースでかつ配置レイアウトの自由度の高い処理装
置の開発が希求されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のマル
チチャンバ型処理装置の有する上述の問題点に鑑みて成
されたものであり、その目的とするところは、真空処理
室と真空搬送室と気密中継室とローダ/アンローダ室を
ユニット化することにより、コストダウンを図るととも
に、処理装置に要求される処理工程の種類及び数、ある
いは設置スペースの条件に応じて自由な設計配置が、コ
ストの多大な増大を伴うことなく実施可能であり、また
その配置変更も容易であり、さらに組み込まれる真空処
理装置の数が多い場合であっても、真空搬送室の容積が
増大したり、あるいは真空搬送室用の真空排気系に対す
る負荷が増大したりせず、さらにまた、簡単な前処理工
程、後処理工程、検査工程、アライメント工程などの付
属処理を搬送中に実施することが可能であり、さらにま
たクロスコンタミの問題も解決可能な、新規かつ改良さ
れたマルチチャンバ方式の処理装置を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1の観点によれば、複数の処理ユニット
から構成され、その各処理ユニットにおいて被処理体に
対して各個別の処理を施すことにより、被処理体に対し
て連続的に複数の処理工程を施すことが可能なマルチチ
ャンバ型処理装置であって、各処理ユニットは、被処理
体に対して各個別の処理を施す真空処理装置と、この真
空処理室と1のゲートバルブを介して着脱可能に接続さ
れた被処理体の搬送手段を備えた真空搬送室とを対に組
み合わせて構成され、あるいは、各処理ユニットは、被
処理体に対して各個別の処理を施す真空処理装置と、こ
の真空処理室と1のゲートバルブを介して接続され被処
理体の搬送手段を備えた真空搬送室と、前記真空搬送室
に気密接続手段、例えばゲートバルブを介して着脱可能
な気密中継室とを組み合わせて構成され、前記各処理ユ
ニット同士は、前記真空搬送室に気密接続手段を介して
着脱可能な気密中継室を介して相互に着脱可能であるこ
とを特徴とする処理装置が提供される。また、前記真空
搬送室は、1又は2以上のゲートバルブを介してローダ
/アンローダ室を接続可能に構成することが好ましく、
前記真空処理室、前記真空搬送室、前記気密中継室は、
それぞれ個別制御可能な真空排気系を設けることも可能
である。
【0009】また本発明の第2の観点によれば、複数の
真空処理装置から構成され、その各真空処理装置におい
て被処理体に対して各個別の処理を施すことにより、被
処理体に対して連続的に複数の処理工程を施すことが可
能なマルチチャンバ型処理装置であって、少なくとも、
被処理体に対して各個別の処理を施す真空処理装置ユニ
ットと、その真空処理室と1のゲートバルブを介して接
続され被処理体の搬送手段を備えた真空搬送室ユニット
と、真空搬送室に気密接続手段、例えばゲートバルブを
介して着脱可能な気密中継室ユニットと、前記真空搬送
室に1又は2以上のゲートバルブを介して着脱可能に接
続され前記真空搬送室内に被処理体を搬入搬出するロー
ダ/アンローダ室ユニットと、を含むユニット群から任
意のユニットを選択し組み合わせることにより構成され
る処理装置が提供される。なお、前記各ユニットには独
立制御可能な真空搬送系をそれぞれ設けることができ
る。
【0010】さらに本発明の第3の観点によれば、複数
の真空処理装置から構成され、その各真空処理装置にお
いて被処理体に対して各個別の処理を施すことにより、
被処理体に対して連続的に複数の処理工程を施すことが
可能なマルチチャンバ型処理装置であって、少なくと
も、被処理体に対して各個別の処理を施す真空処理装置
ユニットと、被処理体の搬送手段を備えた真空搬送室ユ
ニットと、気密中継室ユニットと、前記真空搬送室内に
被処理体を搬入搬出するローダ/アンローダ室ユニット
とを含むユニット群から任意のユニットを選択し組み合
わせることにより構成され、前記各ユニットに設けられ
た他のユニットとの連通用開口の寸法が共通であり、共
通の気密接続手段、例えばゲートバルブを介して前記各
ユニット同士を接続することが可能であることを特徴と
する処理装置が提供される。その場合に、前記真空搬送
室ユニットは、少なくとも1の真空処理装置ユニットと
の連通用開口、少なくとも2の気密中継室との連通用開
口、少なくとも1のローダ/アンローダ室ユニットとの
連通用開口を備えており、使用しない開口は気密に封止
可能であることが好ましく、さらに、前記真空搬送室ユ
ニット内に設置される搬送手段は、前記各連通用開口を
介して連通されたユニット間で被処理体を搬入搬出可能
な可動範囲を有していることが好ましい。そして、前記
気密中継室ユニットは、少なくとも2の真空搬送室との
連通用開口を備えており、使用しない開口は気密に封止
可能であることが好ましい。なお、前記各ユニットには
独立制御可能な真空搬送系をそれぞれ設けることができ
る。
【0011】また、上記各処理装置において、前記気密
中継室には、被処理体搬送手段、被処理体の検査手段、
被処理体の温調手段、被処理体の位置合わせ手段、処理
ガス供給手段、1又は2以上の被処理体を一時的に滞留
可能なバッファ機構などの装置を設置することが可能で
ある。
【0012】さらにまた、上記処理ユニットを構成する
真空処理室としては、例えば、前処理装置(例えば、加
熱装置、エッチング装置など)、成膜装置(例えば、ス
パッタ装置、CVD装置、真空蒸着装置など)、エッチ
ング装置、後処理装置(例えば、加熱装置など)などを
採用することが可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施のいくつか
の形態について詳細に説明する。
【0014】本発明の実施の第一の形態にかかる基板の
処理装置は、少なくとも第1及び第2処理ユニットと、
少なくとも第1及び第2搬送ユニットと、少なくとも1
つの中継ユニットと、少なくとも1つの出入ユニットと
から構成される。前記各処理ユニットは、前記基板の夫
々が通過可能な少なくとも1つの開口部を有する処理ケ
ーシングと、この処理ケーシング内で前記基板の夫々を
支持するための手段と、前記処理ケーシング内で前記基
板の夫々に半導体処理を施す手段とを備えている。前記
各搬送ユニットは、前記基板の夫々が通過可能な少なく
とも4つの開口部を有する搬送ケーシングと、前記搬送
ケーシング内に配設された前記基板の夫々を搬送するた
めの搬送アームとを備えている。そして、前記第1及び
第2搬送ユニットには夫々前記第1及び第2処理ユニッ
トがジョイントを介して着脱可能に接続され、前記ジョ
イントは2つのユニットの隣接する開口部どうしを開閉
可能且つ気密に接続することができる。例えば、螺合手
段により気密に接続されている。前記中継ユニットは、
前記基板の夫々が通過可能な少なくとも2つの開口部を
有する中継ケーシングと、前記中継ケーシング内に配設
された前記基板の夫々を載置するための載置台とを備え
ている。そして、前記中継ユニットには前記第1及び第
2搬送ユニットがジョイントを介して接続され、前記ジ
ョイントは2つのユニットの隣接する開口部どうしを開
閉可能且つ気密に接続することができる。前記出入ユニ
ットは、前記基板の夫々が通過可能な少なくとも1つの
開口部を有する出入ケーシングと、前記出入ケーシング
内で、前記基板を間隔をおいて積載する少なくとも1つ
のカセットを昇降するための昇降手段とを備えている。
そして、前記出入ユニットには前記第1搬送ユニットが
ジョイントを介して接続され、前記ジョイントは2つの
ユニットの隣接する開口部どうしを開閉可能且つ気密に
接続することができる。前記処理、搬送、中継ユニット
及び出入ユニットの各開口部は、前記ユニットが実質的
に90度の角度を単位とした方向に接続されるように配
置され、前記基板の搬送方向が実質的に90度の角度を
単位として配向される。前記処理、搬送及び中継ユニッ
トの各ケーシングは真空室を形成するように、その開口
部の内、他のケーシングの開口部と接続されない開口部
は盲板により気密により閉鎖される。
【0015】また本発明の実施の第2の形態にかかる基
板の処理装置は、複数の処理ユニットと、複数の搬送ユ
ニットと、複数の中継ユニットと、複数の出入ユニット
と、から選択された少なくとも2つの処理ユニットと、
少なくとも2つの搬送ユニットと、少なくとも1つの中
継ユニットと、少なくとも1つの出入ユニットと、がジ
ョイントを介して接続されることにより形成される。前
記ユニットの夫々は前記基板の夫々が通過可能な単数若
しくは複数の開口部を有するケーシングを具備し、前記
ジョイントは2つのユニットの隣接する開口部どうしを
開閉可能且つ気密に接続するように構成される。前記ユ
ニットの前記開口部は、前記ユニットが実質的に90度
の角度を単位とした方向に接続されるように配置され、
前記基板の搬送方向が実質的に90度の角度を単位とし
て配向される。前記処理、搬送及び中継ユニットの各ケ
ーシングは真空室を形成するように、その開口部の内、
他のケーシングの開口部と接続されない開口部は盲板に
より気密により閉鎖される。各処理ユニットは、少なく
とも1つの前記開口部と、そのケーシング内で前記基板
の夫々を支持するための手段と、そのケーシング内で前
記基板の夫々に半導体処理を施す手段とを具備してい
る。各搬送ユニットは、少なくとも4つの前記開口部
と、そのケーシング内に配設された前記基板の夫々を搬
送するための搬送アームとを具備しており、各搬送ユニ
ットには夫々少なくとも1つの処理ユニットが前記ジョ
イントを介して接続される。各中継ユニットは、少なく
とも2つの開口部と、そのケーシング内に配設された前
記基板の夫々を載置するための載置台とを具備してお
り、各中継ユニットには夫々少なくとも1つの搬送ユニ
ットが前記ジョイントを介して接続され、2つの搬送ユ
ニット間に少なくとも1つの中継ユニットが介在され
る。各出入ユニットは、少なくとも1つの前記開口部
と、そのケーシング内で、前記基板(複数)を間隔をお
いて積載する少なくとも1つのカセットを昇降するため
の昇降手段とを具備し、各出入ユニットには少なくとも
1つの搬送ユニットが前記ジョイントを介して接続され
る。
【0016】なお上記各実施の態様において、前記各ケ
ーシングに不活性ガス供給系と排気系とを接続し、夫々
独立的に内部圧力の制御ができるように構成してもよ
い。また、前記出入ユニットのケーシングを真空室とし
て形成し、不活性ガス供給系と排気系とを接続し、独立
的に内部圧力の制御ができるようにしてもよい。前記カ
セットを、不活性ガスで満たされた容器内に収納された
状態で前記出入ユニットに供給するように構成してもよ
い。その場合に、前記容器は、開口端を有する容器本体
と、前記容器本体の開口端を閉鎖すると共に前記カセッ
トを載せる底板とを具備するとともに、前記出入ユニッ
トが、前記容器本体と協働して閉鎖空間を形成する手段
を更に具備し、前記閉鎖空間を形成した状態で、前記昇
降手段により、前記底板を前記容器本体から移動させ、
前記容器から前記カセットをそのケーシング内に取込む
ように構成できる。前記各ユニットを接続するジョイン
トは、共通の取付け寸法を有するゲートバルブから構成
できる。前記中継ユニットは、180度の角度をなす2
方向若しくは90度の角度をなす2方向に2つの前記開
口部を有するように構成できる。また前記中継ユニット
は、検査、位置調節、温度調節、成膜の群から選択され
た少なくとも1つの付属処理を前記基板に施すための手
段を具備するように構成できる。前記出入ユニットのケ
ーシングは、2つの前記開口部を有し、前記昇降手段が
2つの前記カセットを昇降するように構成できる。前記
出入ユニットと実質的に同じ別の出入ユニットが、ジョ
イントを介して前記第2搬送ユニットに接続されるよう
に構成してもよい。各ユニットは、基準正方形のN個分
(Nは4以下の正の整数)の床面積を設置スペースとし
て付与されるように基本的に設計することが好ましい。
【0017】次に、添付図面を参照しながら、本発明の
実施の形態にかかる基板の処理装置の構成について、さ
らに具体的に説明する。
【0018】図1には、本発明の一実施例に係るマルチ
チャンバ型処理装置の平面図が示されている。図中、処
理装置は各基本ユニットに分解された状態となってい
る。基本ユニットは、大寸法の処理ユニットU1、搬送
ユニットU2、直進用の中継ユニットU3、2つのカセ
ットを収納できる出入ユニットU4とから主に構成され
ている。
【0019】図2には、本発明の他の実施例に係るマル
チチャンバ型処理装置の平面図が示されている。図中、
処理装置は各基本ユニットに分解された状態となってい
る。この実施例の処理装置においては、図1図示の処理
装置で使用された基本ユニットU1〜U4以外に、小寸
法の処理ユニットU5、処理ユニットU5を取り付ける
ための搬送ユニットU6、方向変換用の中継ユニットU
7、1つのカセットを収納できる出入りユニットU8が
追加の基本ユニットとして使用される。
【0020】各ユニットU1〜U8は、被処理基板であ
る半導体ウェハWの寸法に依存して決定され、例えば、
一辺がLの基準正方形RS(L×L)の低正数倍(実施
例では4以下)の床面積を設置スペースとして付与され
るように基本的に設計される。換言すると、各ユニット
U1〜U8は、平面図において、直交座標系のグリッド
により規定できる一辺がLの基準正方形RSのN倍(N
は正の整数で、図1及び図2図示の実施例ではN=1、
2、4)の面積を実質的に付与される。
【0021】別の視点から述べると、各ユニットU1〜
U8は、実質的に90度の角度を単位とした方向に、次
々と接続され、被処理基板である半導体ウェハWの搬送
方向が、実質的に90度の角度を単位として配向され
る。即ち、被処理基板である半導体ウェハWの搬送路
は、実質的に直進、後退或いは90度の角度で左右いず
れかの方向に曲がるように形成される。より具体的に
は、隣接する3つのユニットは、0度、180度の角度
で接続され、実質的に直線的な搬送路を形成するか、9
0度或いは270度の角度で接続され、実質的に直角に
曲がる搬送路を形成する。
【0022】各ユニットU1〜U8は、単数若しくは複
数の開口部4を有する耐圧構造のケーシング2を具備
し、各開口部4にはフランジ6が配設される。フランジ
6を介して各開口部4が気密に閉鎖されると、各ケーシ
ング2は真空室を形成する。各ユニットU1〜U8のケ
ーシング2には、不活性ガスの供給系7からのライン及
び排気系8(図3参照)からのラインが個々に接続され
る。従って、各ケーシング2が真空室を形成した状態に
おいて、各ユニットU1〜U8に対応する各真空室は独
立的に所定の減圧雰囲気に設定可能となる。
【0023】各ユニットU1〜U8は気密ジョイント及
び開閉手段として機能するゲートバルブGVに接続され
る。各ユニットU1〜U8のフランジ6は同一のゲート
バルブGVを取付けることができるように共通の寸法を
有し、従って、本処理装置で使用されるゲートバルブG
Vは、実質的に同一のバルブからなる。但し、各部にお
ける必要な耐圧に応じて、各バルブが異なる設定耐圧を
有するようにしてもよい。なお、各ユニットU1〜U8
の開口部4もまた同じ開口寸法を有する。
【0024】また、各ユニットU1〜U8間の接続に使
用されない開口部4は、フランジ6に取付けられる盲板
BPにより気密に閉鎖される。
【0025】図1に図示の処理装置には2つの、また図
2に図示の処理装置には1つの大寸法の処理ユニットU
1が配設される。処理ユニットU1は、前述の一辺がL
の基準正方形RSを2×2で並べた正方形を設置スペー
スとして想定して設計される。即ち、ユニットU1〜U
8を接続して組立てた場合、処理ユニットU1を設置す
るには、2×2分の基準正方形RSが必要となる。しか
し、処理ユニットU1のケーシング2の一辺の長さは2
Lよりかなり小さくなっている。
【0026】図2に図示の処理装置には2つの小寸法の
処理ユニットU5が配設される。処理ユニットU5は、
基準正方形RSの1つ分を設置スペースとして想定して
設計される。被処理基板が小さい場合や、付帯設備が少
ない処理内容の場合、このような小寸法処理ユニットU
5でも対応することができる。
【0027】処理ユニットU1、U5のケーシング2は
共に略正方形の平面形状をなし、ケーシング2の一側面
に、その垂直中心線を対称軸として1つの開口部4が形
成される。処理ユニットU1、U5のケーシング2内に
は、半導体ウェハWを載置するための載置台10が中央
に配設される。載置台10には、ウェハWをロード及び
アンロードを補助するように上下動可能なリフトピン
(図示せず)が内蔵される。図1に図示の2つの処理ユ
ニットU1どうし、或いは、図2に図示の処理ユニット
U5どうしは、例えば、同一の処理内容、或いは異なる
処理内容、例えば、成膜処理及びエッチング処理を夫々
行うものとすることができる。各処理内容に対応する処
理ユニットU1、U5の構成は後に詳述する。
【0028】なお、処理ユニットU1の平面形状は、正
方形以外の形状、例えば矩形、円形、多角形とすること
ができる。また、開口部4を複数設けることも可能であ
る。
【0029】大寸法の処理ユニットU1の夫々は、実質
的に同一の搬送ユニットU2に接続される。また、2つ
の小寸法の処理ユニットU5は1つの搬送ユニットU6
に接続される。搬送ユニットU2、U6は基準正方形R
Sを1×2で並べた矩形を設置スペースとして想定して
設計される。即ち、搬送ユニットU2、U6のケーシン
グ2は矩形の平面形状をなす。
【0030】搬送ユニットU2のケーシング2には5つ
の開口部4が形成され、より具体的には、両端面及び一
側面に夫々その垂直中心線を対称軸として1つの開口部
4が形成され、他側面にはその垂直中心線を対称軸とし
て一対の開口部4が形成される。これに対して、搬送ユ
ニットU6のケーシング2には6つの開口部4が形成さ
れ、より具体的には、両端面に夫々その垂直中心線を対
称軸として1つの開口部4が形成され、両側面にはその
垂直中心線を対称軸として一対の開口部4が形成され
る。搬送ユニットU2、U6の開口部4は、実質的に9
0度の角度間隔で4方向に1つずつ、合計で少なくとも
4個あることが望ましい。
【0031】図3に図示の如く、搬送ユニットU2、U
6のケーシング2内には、伸縮自在な搬送アーム12が
配設される。搬送アーム12は、リンク機構を介して接
続されたアーム素子14a、14及びフォーク16とを
具備する。搬送アーム12は駆動部18により伸縮駆動
されるだけでなく、上下方向にも駆動される。搬送アー
ム12は、搬送ユニットU2、U6の各開口部4を介し
て、ユニットU1〜U8間でウェハWを搬送する。
【0032】図1図示の処理装置には、直線的な搬送路
を形成するように2つの搬送ユニットU2を接続する中
継ユニットU3が配設される。図2図示の処理装置に
は、90度の角度で曲がった搬送路を形成するように2
つの搬送ユニットU2、U6を接続する中継ユニットU
7が配設される。中継ユニットU3、U7は基準正方形
RSの1つ分を設置スペースとして想定して設計され
る。即ち、中継ユニットU3、U7のケーシング2は正
方形の平面形状をなす。
【0033】直進用の中継ユニットU3のケーシング2
には、対向する2面に夫々その垂直中心線を対称軸とし
て1つの開口部4が形成される。これに対して、方向変
換用の中継ユニットU7のケーシング2には、隣接する
2面に夫々その垂直中心線を対称軸として1つの開口部
4が形成される。
【0034】中継ユニットU3、U7のケーシング2内
には、半導体ウェハWを載置するための載置台20が中
央に配設される。載置台20には、ウェハWのロード及
びアンロードを補助するように上下動可能なリフトピン
(図示せず)が内蔵される。中継ユニットU3、U7
は、単に2つ搬送ユニットU2間においてウェハWを一
時的に保管するだけでなく、ウェハWの検査、温度調
節、熱処理、アライメント等の任意の機能を具備するこ
とができる。例えば、図2図示の処理装置の左端部に
は、中継ユニットU3が、搬送ユニットU2を接続する
ためではなく、付属の機能を利用するために組込まれて
いる。
【0035】図1図示の処理装置には、2つの搬送ユニ
ットU2の夫々に接続されるように、実質的に同一の2
つの出入ユニットU4が配設される。出入ユニットU4
は基準正方形RSを1×2で並べた矩形を設置スペース
として想定して設計され、2つのウェハカセットCを導
入可能に形成される。各ウェハカセットCには、複数枚
例えば25枚の半導体ウェハWが収納される。これに対
して、図2図示の処理装置には、搬送ユニットU2、U
6に夫々接続されるように2つの出入ユニットU8が配
設される。出入ユニットU8は基準正方形RSの1つ分
を設置スペースとして想定して設計され、1つのウェハ
カセットCを導入可能に形成される。
【0036】図示のように2つの出入ユニットU4、U
8が使用される場合、通常、一方は処理前ウェハWをシ
ステム内に取入れるために使用され、他方は処理後ウェ
ハWをシステム外に取出すために使用される。しかし、
1つの出入ユニットU4の、一方のウェハカセットCが
処理前ウェハWをシステム内に取入れるために使用さ
れ、他方のウェハカセットCが処理後ウェハWをシステ
ム外に取出すために使用される場合もある。また、1つ
のウェハカセットCが、処理前及び処理後ウェハWの両
者を同時に扱うために使用される場合もある。
【0037】ウェハカセットCは、表面洗浄後のウェハ
Wの表面に自然酸化膜が形成されるのを防止するため、
不活性ガスで満たされた気密性のカセット容器152に
入れられた状態で、本処理装置へ搬送されてくる。出入
ユニットU4、U8は、この様なシール状態のウェハカ
セットCを外気に触れさせることなく、そのケーシング
2内に取入れできるように構成される。
【0038】より具体的には、カセット容器152は、
下部に開口端を有する矩形の容器本体154と、同開口
端を気密に閉鎖する着脱可能な底板156を具備する。
底板156は、容器本体154の下部のフランジ158
の下面に、Oリング等のシール材160を介して気密に
取付けられる。容器152内には、カセットCを収容し
た状態で、大気圧に対して陽圧に設定された、清浄度の
高い窒素等の不活性ガスが充填される。このため、容器
152には、ガスを導入するためのバルブ付きノズル
(図示せず)が接続される。
【0039】底板156の周面内には、突出及び退避可
能に複数のロックピン162が配設され、これらは、容
器本体154の下部の内壁に形成された凹部と係合す
る。ロックピン162は、底板156の中央に内蔵され
る円板164に連結され、円板164の回転により、容
器本体154の凹部に対する係合及び離脱を行えるよう
になっている。円板164の底部には、円板164を回
転させるための凹部166が形成される。
【0040】これに対して、カセット容器152を載置
するための出入ユニットU4、U8のケーシング2の天
板170には、開口部174が形成される。開口部17
4は、ボールネジ172で、出入ユニットU4、U8の
ケーシング2内を上下に駆動される蓋176により開閉
される。蓋176の上面中央には上方に突出する複数の
ピン178が配設され、これらは蓋176に内蔵された
回転駆動体180に取付けられると共に、底板156の
凹部166と係合可能となっている。即ち、凹部166
とピン178とが係合した状態で、回転駆動体180が
回転すると、底板156の円板164も回転し、ロック
ピン162が容器本体154に対する係合及び離脱を行
うことができる。
【0041】また、開口部174の周囲で天板170の
上面には複数のクランプ182が配設される。クランプ
182は、容器本体154のフランジ158の上面に係
合し、容器本体154をケーシング2の天板170に押
し付ける。容器本体154をケーシング2の天板170
との間には、Oリング等のシール材(図示せず)が配設
され、両部材間を気密にシールする。
【0042】この様な構成の出入ユニットU4、U8に
おいて、処理前ウェハWが処理装置内に取入れる際は、
先ず、カセット容器152が天板170上の所定位置に
載置される。次に、クランプ182が旋回し、容器本体
154を気密状態で天板170に対して固定する。次
に、蓋176の回転駆動体180が回転し、カセット容
器152の底板156の円板164を介して、ロックピ
ン162を解除する。次に、蓋176が下降すると、底
板156及びウェハカセットCが、容器本体154を天
板170上に残して下降する。即ち、カセットCが出入
ユニットU4、U8のケーシング2内に取込まれ、処理
前ウェハWが搬送ユニットU2の搬送アーム12により
受取り可能となる。
【0043】また、処理後ウェハWを処理装置外に取出
す場合は、上述とは逆の手順で、天板170に対して固
定された容器本体154内に、処理後ウェハWを積んだ
ウェハカセットCを収納する。この場合、出入ユニット
U4、U8のケーシング2内を不活性ガスで満たしてお
けば、カセット容器152内に不活性ガスを満たした状
態で処理後ウェハWのカセットCを収納することができ
る。
【0044】この様にすれば、本処理装置は、処理前ウ
ェハWの取入れから処理後ウェハWの取出しまでの間、
外部雰囲気の影響を受けない自己完結的な閉鎖空間を形
成することとなるので、本処理装置を高度なクリーンル
ーム内に設置する必要がなくなる。即ち、本処理装置を
収容するための大容量の高度なクリーンルームを設ける
必要がなくなるため、本処理装置を構築するためのイニ
シャルコストを大幅に低減することが可能となる。
【0045】次に、図4を参照しながら中継ユニットU
3(U7)の具体例について詳述する。図4図示の中継
ユニットU3は、ステンレスやアルミニウムなどからな
る気密なケーシング21内に載置台23を具備する。載
置台23には上下動可能なリフトピン24が内装され
る。リフトピン24は、ウェハWの受け取り時に上昇
し、所定の搬送アームよりウェハWを受け取った後に下
降し、載置台23の載置面上にウェハWを載置する。載
置台23の載置面には、必要に応じて、静電チャックな
どのウェハ固定手段を設けることが可能である。
【0046】載置台23には図示しない冷媒源より液体
窒素などの冷媒を供給循環させることが可能な冷却ジャ
ケット25が内装されることもある。冷却ジャケット2
5からの冷熱伝達により、ウェハWを所望の温度にまで
冷却することもできる。ウェハWの上方には、赤外線ラ
ンプなどの加熱手段26が載置されることもあり、ウェ
ハWの温度を所望の温度にまで加熱することも可能であ
る。この様に、中継ユニットU3には、搬入されたウェ
ハWを所望の温度に温調するための温調手段を設けるこ
とが可能である。例えば、前段の処理ユニットにおい
て、加熱処理されたウェハWを搬送中に常温にまで冷却
したり、搬送中のウェハWを加熱して、簡単なアニール
処理を施すことが可能である。なお、加熱手段26とし
て、赤外線ランプに代え、載置台23に内装された電気
抵抗体を用いることもできる。
【0047】中継ユニットU3には、検査装置27、例
えば、射入射干渉計、静電容量式検査装置、フィゾー干
渉計、光電式検査装置、超音波式検査装置などを設ける
ことにより処理後ウェハWの表面形状、例えばフラット
ネス、そり、厚みなどを測定検査することも可能であ
る。更に必要な場合には、光学式濃度計、可視紫外分光
光度計、赤外分光光度系、走査型トンネル電子顕微鏡、
オージェ電子顕微鏡、触針式膜厚計、エリプソメータ、
走査型電子顕微鏡、EPMA、異物検査装置などを設置
することによりウェハWの物性を詳細に検査することも
可能である。かかる構成により、処理後ウェハWの欠陥
検査を搬送中に実施し、重大な欠陥が発見された場合に
は、後段の処理を省略し、欠陥ウェハWを装置外にアン
ロードすることができる。なお、図4に示す中継ユニッ
トU3には、検査装置27の一例として、射入射干渉計
が示されており、発光素子27aから射出させた特定波
長の照射光をウェハWの表面にて反射させ受光素子27
bにおいて受光し、その干渉波形によりウェハWの表面
の状態を検査する。
【0048】中継ユニットU3には、必要に応じて、処
理ガス導入系29が接続される。これにより、所定のガ
ス、例えば窒素ガスを導入し、処理後ウェハWの表面に
窒化膜を形成し、処理面を保護することが可能となる。
更にまた、中継ユニットU3の載置台23には、必要に
応じて、ウェハWの位置調節手段が配備される。これに
より、予め中継ユニットにてアライメントした後に後段
の処理ユニットにウェハWを搬出することができる。
【0049】また、中継ユニットU3内に昇降可能なカ
セットを設置し、25枚程度までの一時的なウェハの保
管に使用することも可能である。
【0050】中継ユニットU3に装備可能な付属機能
は、上述の内容に限定されるものではなく、前段の処理
工程から後段の処理工程へ被処理基板を搬送中に施すこ
とが可能なあらゆる処理、検査、位置調節、温調などを
施すための1つ或いは複数の機能とすることができる。
逆に、中継ユニットは、全ての付属機能を省略し、他の
ユニットとは別個独立に圧力制御することが可能な単な
る中継室として構成することも可能である。なお、直進
用の中継ユニットU3では、2つの開口部4が対向して
配置されるが、方向変換用の中継ユニットU7では、2
つの開口部4は90度の角度を成すように配置される。
【0051】次に、処理ユニットU1、U5の具体例に
ついて、図5、図6及び図7を参照しながら説明する。
【0052】図5には、処理ユニットU1、U5として
使用されるマグネトロン式スパッタ装置が示される。図
示のように、スパッタ装置40は、ステンレスやアルミ
ニウム等からなる気密なバレル状のケーシング41を備
える。ケーシング41内には、上方から順次、陰極4
2、ターゲット43、コリメータ44、陽極45が対向
配置される。陽極45は被処理基板である半導体ウェハ
Wを載置固定する載置台を兼ね、その載置面にチャック
46によりウェハWを固定載置される。
【0053】導電性金属からなる陰極42には可変直流
高圧電源47が接続される。スパッタ処理時には、例え
ば10〜20KWの直流電力を印加することにより、陰
極42と陽極45との間にグロー放電を生じさせる。そ
して、陰極42の下面に接合されたターゲット43にイ
オン粒子を衝突させ、弾かれたスパッタリング粒子を、
ターゲット43に対向する位置に載置されたウェハWの
処理面に被着させる。陰極42の上部には回転自在の永
久磁石48が設置される。永久磁石48により、陰極4
2の近傍に直交電磁界が形成され、二次イオンがトラッ
プされることにより、イオン化が促進される。永久磁石
48の配置及び/または形状を調整することにより、形
成される膜厚のばらつきを調整することができる。陰極
42には冷却ジャケット49が内装され、冷媒、例えば
冷却水を循環させることにより、陰極42及び/または
ターゲット43の昇温が抑制される。
【0054】ケーシング41の下部には、アルミニウム
等の導電性金属からなり陽極も兼ねる載置台45が載置
される。載置台45は、略円筒状に構成され、昇降機構
50により昇降自在である。載置台45には、ヒータ等
の加熱装置51が内装され、ウェハWを所望の温度、例
えば200℃にまで昇温させることができる。ウェハW
の裏面には、管路52を介して窒素ガス等の供給するこ
とが可能であり、加熱装置51からの伝熱特性を向上さ
せている。
【0055】陰極42/ターゲット43と陽極(載置
台)45の間にはコリメータ44が設置される。コリメ
ータ44はステンレス等の導電性金属製の円板にハニカ
ム状または円形の断面を有する多数の小孔を穿設してな
る。コリメータ44の周囲にはセラミックス等の絶縁部
材が取り付けられ、ケーシング41の内壁やシールと5
3等から電気的に絶縁され、プロセス時には、電気的フ
ローティング状態に保持される。ケーシング41内に
は、陰極42から陽極(載置台)45に至るスパッタリ
ング粒子が飛翔する空間を囲むように、例えばステンレ
ス等からなるシールド53が形成され、ケーシング41
の内壁がスパッタリング粒子から保護される。なお、こ
のシールド53は接地によりグランド電位に落とされて
おり、プロセス時には一種の対向電極としても作用する
ものである。
【0056】ケーシング41には、ガス源53からマス
フローコントローラ54を介して、所望の処理ガスを供
給するための処理ガス導入管55が接続される。所定の
処理ガスとして、例えば第1管路55aからアルゴン等
の不活性ガスが導入され、第2管路55bから窒素等の
反応性ガスが導入される。ケーシング41の下方には排
気口56が設けられ、図示しない真空ポンプ、例えばド
ライポンプによりケーシング内が所望の圧力に真空引き
可能となる。
【0057】図6には、処理ユニットU1、U5として
使用されるプラズマエッチング装置71が示される。エ
ッチング装置71は、導電性材料、例えばアルミニウム
等からなる円筒或いは矩形状に成形された気密なケーシ
ング72を有する。ケーシング72の底部にはセラミッ
ク等の絶縁材73を介して、ウェハWを載置するための
略円筒状の載置台74が収容される。載置台74は、ア
ルミニウム等より形成された複数の部材をボルト等によ
り組付けることにより構成することができる。載置台7
4には、冷却手段75や加熱手段76等の熱源手段が内
設され、ウェハWの処理面を所望の温度に調整すること
ができる。
【0058】冷却手段75は、例えば冷却ジャケット等
から構成され、冷却ジャケット75には、例えば液体窒
素等の冷媒を冷媒導入管77を介して導入可能である。
導入された液体窒素は同冷却ジャケット75内を循環
し、その間に核沸騰により冷熱を生じる。かかる構成に
より、例えば−196℃の液体窒素の冷熱が冷却ジャケ
ット75から載置台74を介してウェハWに対して伝熱
し、ウェハWの処理面を所望する温度まで冷却する。な
お、液体窒素の核沸騰により生じた窒素ガスは冷媒排出
管78より容器外へ排出される。
【0059】載置台74には温調用ヒータ等の加熱手段
76が配置される。温調用ヒータ76は、例えば窒化ア
ルミニウム等の絶縁性焼結体にタングステン等の導電性
抵抗発熱体が挿入されてなる。抵抗発熱体が電力供給リ
ード79によりフィルタ80を介して電力源81から所
望の電力を受けて発熱し、ウェハWの処理面の温度を所
望する温度まで加熱し、温度制御を行う。
【0060】載置台74は、上面中央部が凸状にされた
円板状で、この中央上面には、例えば静電チャック82
がウェハWと略同径大、好ましくはウェハWの径よりも
若干小さい径で設けられる。静電チャック82は、ウェ
ハWを載置保持する面としてポリイミド樹脂等の高分子
絶縁材料からなる2枚のフィルム82a、82b間に銅
箔等の導電膜82cを挟持した静電チャックシートより
構成される。導電膜82cは、電圧供給リード83によ
り、途中高周波をカットするフィルタ84、例えばコイ
ルを介して可変直流電圧源85に接続される。従って、
導電膜82cに高電圧を印加することにより、静電チャ
ック82の上側フィルム82aの上面にウェハWをクー
ロン力により吸着保持し得る。なお、被処理基板を保持
するチャック手段として、静電チャック82に代え、例
えば、昇降運動自在の円環状のクランプ部材等の、被処
理基板を機械的に保持するメカニカル・チャック手段を
用いることができる。
【0061】静電チャックシート82には、伝熱ガス供
給孔86が同心円状に穿設される。伝熱ガス供給孔86
には、伝熱ガス供給管87が接続され、図示しないガス
源よりヘリウム等の伝熱ガスを、ウェハWの裏面と静電
チャック82のチャック面との間に形成される微小空間
に供給し、載置台74からウェハWへの伝熱効率を高め
ることができる。
【0062】載置台74の周囲には、静電チャック82
上のウェハWの外周を囲むように環状のフォーカスリン
グ87が配置される。フォーカスリング87は反応性イ
オンを引き寄せない絶縁性または導電性の材料からな
り、反応性イオンを内側の半導体ウェハWにだけ効果的
に入射せしめるように作用する。
【0063】載置台74には、中空に成形された動体よ
りなる給電棒88が接続され、給電棒88にはブロッキ
ングコンデンサ89を介して高周波電源90が接続され
る。プロセス時には、例えば13.56MHzの高周波
電力が給電棒88を介して載置台74に印加される。か
かる構成により、載置台74は下部電極として作用し、
ウェハWに対向するように設けられた上部電極91との
間にグロー放電を生じ、ケーシング内に導入された処理
ガスをプラズマ化し、そのプラズマ流にて被処理基板に
エッチング処理を施す。
【0064】上部電極91は、載置台74の載置面上方
に、これより約10〜20mm程度離間させて配置され
る。上部電極91は中空に形成され、その中空部に処理
ガス供給管92が接続される。処理ガス源93より流量
制御器(MFC)94を介して所定の処理ガス、例えば
CF4等のエッチングガスが供給管92から導入され
る。中空部の中程には、処理ガスの均一拡散を促進する
ための多数の小孔が穿設されたバッフル板95が配置さ
れる。バッフル板95の下方には処理ガス噴出口として
多数の小孔96が穿設された板部材からなる処理ガス導
入部97が設置される。
【0065】ケーシング72の下方には真空ポンプ等か
らなる排気系に連通する排気口98が設けられ、ケーシ
ング内を所定の圧力に、例えば0.5Torrに真空排
気することができる。載置台74とケーシング72の内
壁との間には複数のバッフル孔が穿設されたバッフル板
99が、載置台74を囲むように配置される。バッフル
板99は、プロテクトリング或いは排気リングとも称さ
れ、排気流の流れを整え、ケーシング72内から処理ガ
ス等を均一に排気するためのものである。
【0066】図7には、処理ユニットU1、U5として
使用される枚葉式の熱CVD装置111が示される。C
VD装置111は、所定の減圧雰囲気にまで真空引き自
在な略円筒状の気密なケーシング112を有する。ケー
シング112の天井面113の中央には、中空の円筒形
状からなるシャワーヘッド114が気密に設けられる。
シャワーヘッド114の上部に処理ガス供給管115が
接続され、処理ガス源116より流量制御器(MFC)
117を介して、所定のプロセスガスがシャワーヘッド
114に導入される。シャワーヘッド114の下面、即
ち後述の載置台118との対向面には、ガス噴出口11
9が複数穿設される。処理ガス導入管115からシャワ
ーヘッド114内に導入された処理ガスは、ガス噴出口
119通じて、ケーシング112内の載置台118に向
けて均等に噴き出される。
【0067】ケーシング112の底部近傍には、真空ポ
ンプ等の排気手段120に通じる排気管121が設けら
れる。排気手段120の稼働により、ケーシング112
は、所定の減圧雰囲気、例えば10−6Torrに設
定、維持が可能となる。ケーシング112の底部は、略
円筒状の支持体122によって支持された底板123に
よって構成される。底板123の内部には冷却水溜12
4が設けられ、冷却水パイプ125によって供給される
冷却水が、冷却水溜124内を循環する。
【0068】載置台118は底板123の上面にヒータ
126を介して設けられ、ヒータ126及び載置台11
8の周囲は、断熱壁127によって囲まれる。載置台1
18の上にはウェハWが載置される。断熱壁127は、
その表面が鏡面仕上げされて周囲からの放射熱を反射
し、断熱を図るように構成される。ヒータ126は絶縁
体の中に略帯状の発熱体を所定のパターン、例えば渦巻
き状に埋設してなる。ヒータ126は、ケーシング11
2外部に設置された図示しない交流電源から印加される
電圧により所定の温度、例えば400℃〜2000℃ま
で発熱し、載置台118上に載置されたウェハWを所定
の温度、例えば800℃に維持する。
【0069】載置台118の上面には、ウェハWを吸
着、保持するための静電チャック128が設けられる。
静電チャック128は、ウェハWを載置保持する面とし
てポリイミド樹脂等の高分子絶縁材料からなる2枚のフ
ィルム128a、128b間に銅箔等の導電膜128c
を挟持した静電チャックシートより構成される。導電膜
128cには、図示しない可変直流電圧源が接続され
る。このように、導電膜128cに高電圧を印加するこ
とにより、静電チャック128の上側フィルム128a
の上面にウェハWをクーロン力により吸着保持し得る。
【0070】載置台118の中心部に底板123を貫通
する伝熱媒体供給管129が嵌入する。伝熱媒体供給管
129の先端に接続された流路130を介して供給され
た例えばHeガス等の伝熱媒体が、静電チャック128
の載置面に載置されたウェハの裏面に供給される。
【0071】載置台118中には、温度センサ131の
検知部132が配置され、載置台118内部の温度を逐
次検出する。温度センサ131からの信号に基づいて、
ヒータ126に給電される交流電源のパワー等を抑制す
ることにより、載置台118の載置面を所望の温度にコ
ントロールできる。
【0072】断熱壁127の側面外周と、底板123の
側面外周、及び支持体122の側面外周と、ケーシング
112の側壁133内周とによって創出される略環状の
空間内には、載置台118の載置面に載置されるウェハ
Wを、昇降させるためのリフタ134が設けられる。
【0073】次に、処理ユニットU1として上述の処理
装置を用い、コンタクトホールに配線材を形成するよう
に構成したマルチチャンバ型処理装置の実施例につい
て、図8を参照して説明する。図8において、処理ユニ
ットU1aはエッチング装置71の構造を有するエッチ
ングユニットであり、処理ユニットU1b、U4c、ス
パッタ装置40の構造を有する第1及び第2スパッタユ
ニットであり、処理ユニットU1dは、CVD装置11
1の構造を有するCVDユニットである。
【0074】図1及び図2図示の実施例で述べたよう
に、各処理ユニットU1a、U1b、U1c、U1dの
夫々は、ゲートバルブGVを介して専用の搬送ユニット
U2(図8では符号U2a、U2b、U2c、U2dで
指示)に接続され、搬送ユニットU2どうしはゲートバ
ルブGVを介して中継ユニットU3(図8では符号U3
a、U3b、U3cで指示)により接続される。図8の
左右両端の搬送ユニットU2a、U2dには、夫々出入
ユニットU4(図8では符号U4a、U4bで指示)が
ゲートバルブGVを介して接続される。前述の如く、各
ユニットU1〜U4には、不活性ガスの供給系及び排気
系が個々に接続され、独立的に所定の減圧雰囲気に設定
可能となっている。搬送ユニットU2の使用しない開口
部は盲板BPにより気密に閉鎖される。
【0075】次に、図8図示のマルチチャンバ型処理装
置により、シリコンウェハW上に形成されたシリコン酸
化膜からなる層間絶縁膜にスルーホールを形成し、その
スルーホール内を含むウェハW上にチタン膜/チタン窒
化膜/タングステン膜を、配線材として成膜する場合の
動作について簡単に説明する。
【0076】先ず、左側の出入ユニットU4a内に、処
理前のウェハWを積んだウェハカセットCを前述の態様
で導入する。次に、左側の出入ユニットU4a内に導入
されたウェハカセットCから、搬送ユニットU2aの搬
送アーム12によりウェハWを一枚取出し、ウェハに形
成されたオリフラに基づいて所定の位置決めを行った
後、エッチングユニットU1aにウェハWを搬入する。
次に、エッチングユニットU1の対向電極74、91
(図6参照)間に電圧を印加してグロー放電を生じさ
せ、処理ガスをプラズマ化し、このプラズマのイオン種
及び活性種を使用し、層間絶縁膜をエッチングしてスル
ーホールを形成する。
【0077】エッチング処理終了後、搬送ユニットU2
aの搬送アーム12により、エッチングユニットU1a
からウェハWを取出し、中継ユニットU3a内に搬入す
る。中継ユニットU3a内には、例えばオゾンを導入
し、エッチング処理後の被処理基板に対して後処理とし
てアッシングを施す。中継ユニットU3aにおいては、
必要に応じて、所定の検査、温調、位置合わせ等の付属
処理を行う。
【0078】中継ユニットU3aにおける付属処理の終
了後、搬送ユニットU2bの搬送アーム12により、中
継ユニットU3aからウェハWを取出し、第1スパッタ
ユニットU1bにウェハWを搬入する。次に、第1スパ
ッタユニットU1bの載置台45(図5参照)上でウェ
ハWを所望の温度、例えば200℃にまで加熱する。次
に、電極42、45間に、例えば10〜20KWの直流
高圧電力を印加してグロー放電を生じさせ、アルゴン等
の不活性ガスをプラズマ化する。そして、陰極の下面に
接合されたチタンからなるターゲット43にイオン粒子
を衝突させ、弾かれたチタン粒子を、ターゲット43に
対向するウェハWの処理面に被着させる。この様にし
て、エッチングにより形成されたスルーホール内を含む
ウェハW上にチタン膜をオーミックコンタクト層として
形成する。
【0079】チタン膜形成後、搬送ユニットU2bの搬
送アーム12により、第1スパッタユニットU1bから
ウェハWを取出し、中継ユニットU3b内に搬入する。
中継ユニットU3bにおいては、必要に応じて、所定の
検査、温調、位置合わせ等の付属処理を行う。
【0080】中継ユニットU3bにおける付属処理の終
了後、搬送ユニットU2cの搬送アーム12により、中
継ユニットU3bからウェハWを取出し、第2スパッタ
ユニットU1cにウェハWを搬入する。次に、第2スパ
ッタユニットU1cの載置台45(図5参照)上でウェ
ハWを所望の温度、例えば200℃にまで加熱する。次
に、電極42、45間に、例えば10〜20KWの直流
高圧電力を印加してグロー放電を生じさせ、窒素ガスを
プラズマ化する。そして、陰極の下面に接合されたチタ
ンからなるターゲット43にイオン粒子を衝突させ、弾
かれたチタン粒子を、窒化させると共に、ターゲット4
3に対向するウェハWの処理面に被着させる。この様に
して、既に形成されたチタン膜上に、チタン窒化膜をバ
リヤ層として形成する。
【0081】チタン窒化膜形成後、搬送ユニットU2c
の搬送アーム12により、第2スパッタユニットU1c
からウェハWを取出し、中継ユニットU3c内に搬入す
る。中継ユニットU3cにおいては、必要に応じて、所
定の検査、温調、位置合わせ等の付属処理を行う。
【0082】中継ユニットU3cにおける付属処理の終
了後、搬送ユニットU2dの搬送アーム12により、中
継ユニットU3cからウェハWを取出し、CVDユニッ
トU1dにウェハWを搬入する。次に、CVDユニット
U1dの載置台118(図7参照)上でウェハWを所望
の温度、例えば800℃にまで加熱する。次に、ケーシ
ング112内にタングステン含有ガスを導入し、CVD
法により、既に形成されたチタン窒化膜上にタングステ
ン膜を形成する。この様にして、チタン膜/チタン窒化
膜/タングステン膜からなる配線材をスルーホール内を
含むウェハW上に成膜する。
【0083】チタン窒化膜形成後、搬送ユニットU2d
の搬送アーム12により、CVDユニットU1dからウ
ェハWを取出し、右側の出入ユニットU4bのウェハカ
セットC内に処理後のウェハWを挿入する。ウェハカセ
ットCは、処理後のウェハWで満載された後、本処理装
置から取出される。なお、図示はしていないが、最後段
の搬送ユニットU2dの他方の側に更に別の中継ユニッ
トU3を設け、その中継ユニットで成膜状態を検査する
ように処理装置を構成することも可能である。また、更
に別の処理ユニットを設けて、エッチバック等の後処理
を施すように処理装置を構成することも可能である。
【0084】また、本発明によれば、種々の障害物を避
けるように搬送路を方向変換することにより、与えられ
た条件に合わせて様々な態様でのマルチチャンバ型処理
装置を設計することができる。
【0085】例えば、図9にレイアウトが示される実施
例においては、柱CB及び固定設置物FOを避けるよう
にマルチチャンバ型処理装置がジグザグ型に形成され
る。
【0086】図9図示の処理装置において、例えば、上
側の1カセット収納用の出入ユニットU8がシステム入
口、下側の1カセット収納用の出入ユニットU8がシス
テム出口として使用される。また、図10にレイアウト
が示される実施例においては、9個という多数の処理ユ
ニットU1が、部屋の両端の壁RWにより限られた長さ
に納まるように、搬送ユニットU2及び中継ユニットU
3、U7を介してU字形に配置される。図10図示の処
理装置において、例えば、右側の2カセット収納用の出
入ユニットU4がシステム入口、左側の2カセット収納
用の出入ユニットU4がシステム出口として使用され
る。
【0087】上述の如く、本発明によれば、中継ユニッ
トを介して搬送ユニットを次々と接続することにより、
任意処理内容の処理ユニットを任意の数だけ使用してマ
ルチチャンバ型処理装置を構築することができる。この
際、各基ユニットに必要な不活性ガス供給系及び排気系
は、各ユニット毎に別個に形成されるので、特定の1つ
のユニットの排気系に過剰な負担が伴ることはない。従
って、従来の処理装置のように、真空搬送系の形状や能
力により設置できる処理室の種類及び数が限定されるこ
とはない。また、本発明に係るマルチチャンバ型処理装
置の構築後の処理ユニットの追加、変更、削除等も自在
に行うことができる。しかも、本処理装置は、ウェハカ
セットの取入れから、取出しまで自己完結的な閉鎖空間
を形成し、クリーンルーム内に配置する必要がない。従
って、本処理装置の設計の自由度は非常に高いものとな
る。
【0088】更に、本発明によれば、中継ユニットに図
3に示すような各種検査、アライメント、温調等の機能
を設けることにより、搬送中に各種検査、位置調節、温
調等の処理を施すことが可能となり、システムのスルー
プットを大幅に向上させることができる。
【0089】なお、図5乃至図7においては、処理ユニ
ットとして、スパッタ装置、エッチング装置、熱CVD
装置が夫々示されるが、この他、処理ユニットとして
は、半導体処理において使用される種々の装置、例え
ば、プラズマCVD装置、RPT(ラピット・サーマル
・プロセス)装置、アニール装置、アッシング装置、酸
化膜装置、熱処理装置等が含まれる。また、半導体処理
を受ける被処理基板としては、半導体ウェハの他、LC
D基板が含まれる。
【0090】
【発明の効果】以上のように本発明は構成されているの
で、真空処理室と真空搬送室から成る処理ユニット、あ
るいは真空処理室と真空搬送室と気密中継室とから成る
処理ユニットを、何種類でも又はいくつでも、気密中継
室を介して自由に接続することが可能となり、処理装置
の設計の自由度が増大し、要求される処理工程の種類及
び数に自由に応じることが可能な処理装置を構築するこ
とができる。また後に設計変更が生じた場合であって
も、処理ユニット単位で移動することにより、容易に対
応可能である。特に、従来の放射状配置方式のように、
配置される処理室の数が増えることにより真空搬送室の
容積が飛躍的に増大することもない。また、従来の通路
配置方式のように、比較的大きな容積の真空搬送室を真
空引きするのではなく、各真空搬送室を個別制御可能な
真空排気系により真空引きすることが可能なので、真空
引きに要する時間を大幅に短縮することが可能である。
【0091】さらに本発明によれば、ユニット化をさら
に押し進め、真空処理装置、真空搬送室、気密中継室、
ローダ/アンローダ室をそれぞれユニット化し、それら
の組合わせにより処理装置を構成することにより、さら
に設計の自由度を増し、ユニット化によるコストダウン
を図ることが可能である。その際に、ユニット同士を接
続する連通用開口の寸法を共通化し、共通の気密接続手
段、例えばゲートバルブを介して前記各ユニット同士を
接続することにより、さらに一層装置のコストダウン及
び設計の自由度が増し、場合によっては異なるメーカー
によって製造された真空処理装置同士を接続して、マル
チチャンバ型処理装置を構成することも可能となる。
【0092】また各気密中継室に被処理体の搬送手段を
設けることにより、処理ユニット間での被処理体の自由
な受け渡しが可能となるとともに、気密中継室に検査装
置を設置することにより、処理済みウェハの各種検査、
例えば成膜厚さ、歪み等の検査を実施することにより欠
陥の早期発見が可能となり、欠陥ウェハに対する無駄な
処理を省略することが可能となる。また気密中継室に
は、被処理体の温調手段を設けることも可能であり、例
えば、加熱手段により気密中継室において簡単なアニー
ル処理などを施すことができる。また例えば、熱CVD
装置により加熱したウェハを、載置台に内装された冷却
ジャケットからの冷熱伝達により冷却することも可能で
ある。また、気密中継室にアライメント装置を設置する
ことにより、搬送中に被処理体のアライメントを実施す
ることも可能である。さらにまた、所定の処理ガスを導
入し、搬送中に、例えば被処理体の処理面に窒化膜など
の保護膜を形成する構成を採用することも可能である。
以上のように、本発明構成により、搬送経路中の気密中
継室において、検査等の処理を施すことが可能となり、
処理装置のスループットを向上させることができる。
【0093】さらにまた、本発明構成によれば、上記真
空搬送室には、自由にローダ室/又はアンローダ室を取
り付けることができるので、ローダ室/アンローダ室の
形状又はレイアウトにより処理装置全体の設計の自由度
が規制されることもない。もちろん必要によっては、ロ
ーダ/アンローダ専用の処理ユニットを構成することも
可能である。
【0094】そして、さらにまた、上記処理ユニットを
構成する真空処理室としては、例えば、前処理装置(例
えば、加熱装置、エッチング装置など)、成膜装置(例
えば、スパッタ装置、CVD装置、真空蒸着装置な
ど)、エッチング装置、後処理装置(例えば、加熱装置
など)などを採用することが可能であるので、半導体製
造装置に要求される各種ニーズに柔軟に対応可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例に係るマルチチャンバ
型処理装置を示す平面図であり、処理装置は各基本ユニ
ットに分解された状態となっている。
【図2】図2は本発明の他の実施例に係るマルチチャン
バ型処理装置を示す平面図であり、処理装置は各基本ユ
ニットに分解された状態となっている。
【図3】図3は搬送ユニットと出入ユニットとの関係を
示す断面図である。
【図4】図4は中継ユニットの詳細を示す断面図であ
る。
【図5】図5は処理ユニットとして使用可能なスパッタ
装置を示す断面図である。
【図6】図6は処理ユニットとして使用可能なエッチン
グ装置を示す断面図である。
【図7】図7は処理ユニットとして使用可能なCVD装
置を示す断面図である。
【図8】図8は本発明の更に他の実施例に係るマルチチ
ャンバ型処理装置を示す平面図である。
【図9】図9は本発明の更に他の実施例に係るマルチチ
ャンバ型処理装置を示す平面図である。
【図10】図10は本発明の更に他の実施例に係るマル
チチャンバ型処理装置を示す平面図である。
【図11】図11は従来のマルチチャンバ型処理装置を
示す概略平面図である。
【図12】図12は従来の別のマルチチャンバ型処理装
置を示す概略平面図である。
【符号の説明】
BP 盲板 GV ゲートバルブ U1 処理ユニット U2 搬送ユニット U3 中継ユニット U4 出入ユニット 2 ケーシング 4 開口部 6 フランジ 7 不活性ガス供給系 8 排気系 10 載置台 12 搬送アーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/02 Z 21/205 21/3065 21/31 A

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の処理ユニットから構成され、その
    各処理ユニットにおいて被処理体に対して各個別の処理
    を施すことにより、被処理体に対して連続的に複数の処
    理工程を施すことが可能なマルチチャンバ型処理装置で
    あって、 前記各処理ユニットは、被処理体に対して各個別の処理
    を施す真空処理装置と、この各真空処理室と1のゲート
    バルブを介して着脱可能に接続された被処理体の搬送手
    段を備えた真空搬送室とを対に組み合わせて構成され、 前記各処理ユニット同士は、前記真空搬送室に気密接続
    手段を介して着脱可能な気密中継室を介して相互に着脱
    可能であることを特徴とする処理装置。
  2. 【請求項2】 複数の処理ユニットから構成され、その
    各処理ユニットにおいて被処理体に対して各個別の処理
    を施すことにより、被処理体に対して連続的に複数の処
    理工程を施すことが可能なマルチチャンバ型処理装置で
    あって、 前記各処理ユニットは、被処理体に対して各個別の処理
    を施す真空処理装置と、この各真空処理室と1のゲート
    バルブを介して接続され被処理体の搬送手段を備えた真
    空搬送室と、前記真空搬送室に気密接続手段を介して着
    脱可能な気密中継室とを組み合わせて構成され、 前記各処理ユニット同士は、前記気密中継室と前記真空
    搬送室とを前記気密接続手段を介して着脱可能に接続す
    ることにより相互に接続可能であることを特徴とする処
    理装置。
  3. 【請求項3】 前記真空搬送室には、1又は2以上のゲ
    ートバルブを介してローダ/アンローダ室を接続可能で
    あることを特徴とする、請求項1又は2に記載の処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記真空処理室、前記真空搬送室、前記
    気密中継室は、それぞれ個別制御可能な真空排気系を備
    えていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに
    記載の処理装置。
  5. 【請求項5】 複数の真空処理装置から構成され、その
    各真空処理装置において被処理体に対して各個別の処理
    を施すことにより、被処理体に対して連続的に複数の処
    理工程を施すことが可能なマルチチャンバ型処理装置で
    あって、 少なくとも、被処理体に対して各個別の処理を施す真空
    処理装置ユニットと、その真空処理室と1のゲートバル
    ブを介して接続され被処理体の搬送手段を備えた真空搬
    送室ユニットと、前記真空搬送室に気密接続手段を介し
    て着脱可能に接続可能な気密中継室ユニットと、前記真
    空搬送室に1又は2以上のゲートバルブを介して着脱可
    能に接続され前記真空搬送室内に被処理体を搬入搬出す
    るローダ/アンローダ室ユニットと、を含むユニット群
    から任意のユニットを選択し組み合わせることにより構
    成される処理装置。
  6. 【請求項6】 複数の真空処理装置から構成され、その
    各真空処理装置において被処理体に対して各個別の処理
    を施すことにより、被処理体に対して連続的に複数の処
    理工程を施すことが可能なマルチチャンバ型処理装置で
    あって、 少なくとも、被処理体に対して各個別の処理を施す真空
    処理装置ユニットと、被処理体の搬送手段を備えた真空
    搬送室ユニットと、気密中継室ユニットと、前記真空搬
    送室内に被処理体を搬入搬出するローダ/アンローダ室
    ユニットとを含むユニット群から任意のユニットを選択
    し組み合わせることにより構成され、 前記各ユニットに設けられた他のユニットとの連通用開
    口の寸法が共通であり、共通の気密接続手段を介して前
    記各ユニット同士を接続することが可能であることを特
    徴とする処理装置。
  7. 【請求項7】 前記真空搬送室ユニットは、少なくとも
    1の真空処理装置ユニットとの連通用開口、少なくとも
    2の気密中継室との連通用開口、少なくとも1のローダ
    /アンローダ室ユニットとの連通用開口を備えており、
    使用しない開口は気密に封止可能であることを特徴とす
    る、請求項6に記載の処理装置。
  8. 【請求項8】 前記気密中継室ユニットは、少なくとも
    2つの真空搬送室との連通用開口を備えており、使用し
    ない開口は気密に封止可能であることを特徴とする、請
    求項6または7に記載の処理装置。
  9. 【請求項9】 前記気密中継室は被処理体の検査手段を
    備えていることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか
    に記載の処理装置。
  10. 【請求項10】 前記気密中継室は被処理体の温調手段
    を備えていることを特徴とする、請求項1〜9のいずれ
    かに記載の処理装置。
  11. 【請求項11】 前記気密中継室は被処理体の位置合わ
    せ手段を備えていることを特徴とする、請求項1〜10
    のいずれかに記載の処理装置。
  12. 【請求項12】 前記気密中継室は1又は2以上の被処
    理体を一時的に滞留可能なバッファ機構を備えているこ
    とを特徴とする、請求項1〜11のいずれかに記載の処
    理装置。
  13. 【請求項13】 気密中継室に夫々ゲートバルブを介し
    て複数の処理室を接続するマルチチャンバ型処理装置で
    あって、 前記気密中継室、各処理室をユニット化し、適宜接続し
    て処理可能に構成したことを特徴とする処理装置。
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