JPH0799127B2 - スイベルジョイントの燃料回路 - Google Patents

スイベルジョイントの燃料回路

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JPH0799127B2
JPH0799127B2 JP10696189A JP10696189A JPH0799127B2 JP H0799127 B2 JPH0799127 B2 JP H0799127B2 JP 10696189 A JP10696189 A JP 10696189A JP 10696189 A JP10696189 A JP 10696189A JP H0799127 B2 JPH0799127 B2 JP H0799127B2
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fuel oil
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義秀 柴野
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油谷重工株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、上部旋回式建設機械,作業車両などに装備
されるスイベルジョイントの燃料回路に関する。
従来の技術 第5図は、従来技術ホイール式ショベル1の側面図であ
る。図において、2はホイール式ショベル1の下部走行
体、3は上部旋回体、4は上部旋回体3に搭載したエン
ジン、5はエンジン4用燃料タンク、6は作動油タン
ク、7はスイベルジョイントである。第6図は、従来技
術の燃料供給回路を示す系統図である。図において、8
はフィードポンプ、9はインジェクションポンプ、10は
ノズルホルダ、11はフィルタである。それで、燃料タン
ク5内の燃料油は、実線矢印にて示すようにエンジン4
に付設されたフィードポンプ8、インジェクションポン
プ9を経て、ノズルホルダ10に送られる。そしてオーバ
フロー分は、点線矢印にて示すようにフィルタ11を経
て、燃料タンク5内の空気室イに戻ってくる。
次に第7図は、従来技術の一実施例スイベルジョイント
7のたて断面図である。図において、12はスイベルジョ
イント7の外部ボディ、13は内部ステム、14,15,16,17
はそれぞれ油圧,空圧などの通路、18はシール部材、19
は内部ステム13に形成したセンタドレン油路である。
次に、従来技術スイベルジョイント7の構成を第5図〜
第7図について述べる。上部旋回体3に固定した円筒状
外部ボディ12の内径中空部に、下部走行体2へ固定した
円柱状内部ステム13を回動自在に挿入し、外部ボディ12
から内部ステム13内を通る通路14,〜,17を形成してい
る。なおホイール式ショベル1ではその上部旋回体3に
エンジン4および燃料タンク5を搭載装備しているの
で、スイベルジョイント7内には燃料油用通路を設けて
いない。
発明が解決しようとする課題 従来技術のホイール式ショベルではその上部旋回体にエ
ンジンおよび燃料タンクを搭載装備しているので、スイ
ベルジョイント内に燃料用通路を設けていない。ところ
が燃料タンクを上部旋回体に設けていると、地面上から
燃料タンク給油口までの高さが高過ぎるので、たとえば
ガソリンスタンドで燃料給油を行うとき、給油操作が困
難であった。すなわち、燃料給油操作時には上部旋回体
へ上らなければならなかった。そこで、ホイール式ショ
ベルのうちには下部走行体に燃料タンクを配置し、その
燃料タンク内の燃料油を上部旋回体のエンジンに供給す
るようにしたものが堪案された。
この発明は、上記のように燃料タンクを下部走行体に装
備した建設機械などに適応できるスイベルジョイントの
燃料回路を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 上記の課題を解決するために講じたこの発明の手段は、 イ.内部ステムに軸心貫通穴を穿設し、その軸心貫通穴
にパイプ部材を配設し、下部走行体に配置した燃料タン
クより上部旋回体に搭載したエンジンに対して上記パイ
プ部材を介して燃料油を供給するようにし、 ロ.一方、オーバフロー燃料油のリターン通路をスイベ
ルジョイント内に設け、そのリターン通路に相当する外
部ボディ内周面の環状溝の両隣り側に、シール部材を介
在させてドレン用環状溝を形成し、 ハ.上記外部ボディのリターン通路用環状溝からオーバ
フロー燃料油の一部が上記シール部材の外側に洩出して
きたときその洩出油を上記ドレン用環状溝を通じて燃料
タンクに戻すように構成した。
作用 イ.内部ステムの軸心貫通穴に配設したパイプ部材を介
して燃料油を供給するようにしたので、燃料油がエア,
水分などのかみ込み混入や作動油の洩れ混入をおこすお
それがない。また、燃料油の外部洩れを防止できる。さ
らに上記燃料供給回路では、供給燃料油が外部ボディお
よび内部ステムに形成した通路を通らずに、上記パイプ
部材を通るので、燃料供給回路の点検,修理などを容易
に行うことができる。
ロ.外部ボディのリターン通路用環状溝の両隣り側に、
シール部材を介在させてドレン用環状溝を形成したの
で、上記リターン通路用環状溝からオーバフロー燃料油
が上記シール部材の外側に洩出してきたとき、その洩出
油は上記ドレン用環状溝を通じて、燃料タンクに戻され
る。それにより、燃料油の外部洩れに作動油に混入する
トラブルやその外部洩れが起因する事故発生を防止する
ことができる。
実施例 以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。第1図は、この発明にかかるスイベルジョイントを
装備したホイール式ショベル20の側面図である。図にお
いて、21はホイール式ショベル20の下部走行体、22は下
部走行体21に配置した燃料タンク、23は上部旋回体、24
は上部旋回体23に搭載したエンジン、25は作動油タン
ク、26はスイベルジョイントである。第2図は、この発
明のスイベルジョイント26をそなえた燃料供給回路を示
す系統図である。図において、8′はフィードポンプ、
9′はインジェクションポンプ、10′はノズルホルダ、
11′はフィルタ、27はオーバフローリターン燃料油の外
部洩れ用ドレン配管、ロは燃料タンク22の空気室であ
る。第3図は、この発明にかかるスイベルジョイント26
のたて断面図である。図において、28は外部ボディ、2
9,30はそれぞれ外部ボディ28の第1,第2外部ボディ分割
体、31は内部ステム、32は内部ステム31の軸心貫通穴、
33はパイプ部材である。第4図は、第3図のA部詳細図
である。図において、34は内部ステム31に形成したオー
バフロー燃料油のリターン通路、35は上記リターン通路
(34)に相当する第1外部ボディ分割体29の環状溝、36
はシール部材、37はドレン用環状溝、38は内部ステム31
に形成したドレン用通路、39,40はシール部材である。
次に、この発明にかかるスイベルジョイント26の燃料回
路の構成を第1図〜第4図について述べる。内部ステム
31に軸心貫通穴32を穿設し、その軸心貫通穴32にパイプ
部材33を配設し、下部走行体21に配設した燃料タンク22
より、上部旋回体23に搭載したエンジン24に対して上記
パイプ部材33を介して燃料油を供給するようにした。一
方、オーバフロー燃料油のリターン通路34を内部ステム
31に設け、そのリターン通路に相当する外部ボディ(第
1外部ボディ分割体29)内周面の環状溝35の両隣り側
に、シール部材36,36を介在させてドレン環状溝37,37を
形成した。そして、上記第1外部ボディ分割体29の環状
溝35からオーバフロー燃料油の一部が上記シール部材36
の外側に洩出してきたとき、その洩出油を上記ドレン用
環状溝37、内部ステム31のドレン用通路38を通じて、燃
料タンク22の空気室口に戻すように構成した。
次に、この発明にかかるスイベルジョイント26における
燃料回路の作用機能について述べる。内部ステム31の軸
心貫通穴32に配設したパイプ部材33を介して燃料油を供
給するようにしたので、燃料油がエア、水分などのかみ
込み混入や作動油の洩れ混入をおこすおそれがない。ま
た、燃料油の外部洩れを防止でき、さらに上記燃料供給
回路では、供給燃料油が外部ボディ28,内部ステム31に
形成した通路を通らずに、上記パイプ部材33を通るの
で、燃料供給回路の点検,修理などを容易に行うことが
できる。また、第1外部ボディ分割体29のリターン通路
用環状溝35からオーバフロー燃料油がシール部材36の外
側に洩出してきたとき、その洩出油は上記ドレン用環状
溝37,内部ステム31のドレン用通路38を通じて、燃料タ
ンク22に戻ってくる。それにより、燃料油の外部洩れが
作動油に混入するトラブルやその外部洩れに起因する事
故発生を防止することができる。
発明の効果 上部旋回体にエンジンおよび燃料タンクを搭載装備して
いるホイール式ショベルでは、地面から燃料タンク給油
口までの高さが高過ぎるので、給油操作が困難であっ
た。そのために、燃料タンクを下部走行体に配置し、そ
の燃料タンク内の燃料油をスイベルジョイントを介し
て、上部旋回体のエンジンに供給する燃料回路が種々堪
案された。
この発明にかかるスイベルジョイントの燃料回路では、
内部ステムの軸心貫通穴に配設したパイプ部材を介して
燃料油を供給するようにした。また外部ボディのリター
ン通路用環状溝から、オーバフロー燃料油がシール部材
の外側に洩出したとき、その洩出油がスイベルジョイン
ト内のドレン用通路を通じて燃料タンクに戻ってくるよ
うにした。それにより、供給燃料油がエア,水分などの
かみ込み混入をおこすことなく、また供給燃料油の外部
洩れを防止することができる。それと同時に、オーバフ
ロー燃料油がリターン通路より外部洩れをおこしても、
その洩出燃料油が作動油に混入するトラブルや事故発生
を防止することができる。
したがって、下部走行体に燃料タンクを配設し、かつこ
の発明にかかるスイベルジョイントの燃料回路をそなえ
た建設機械,作業車両では、燃料供給機能と、それにか
かわる安全性とメンテナンス性を十分に発揮できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明にかかるスイベルジョイントを装備し
たホイール式ショベルの側面図、第2図はこの発明の燃
料供給回路を示す系統図、第3図はこの発明にかかるス
イベルジョイントのたて断面図、第4図は第3図のA部
詳細図、第5図は従来技術ホイール式ショベルの側面
図、第6図は従来技術の燃料供給回路を示す系統図、第
7図は従来技術の一実施例スイベルジョイントのたて断
面図である。 2,21……下部走行体 3,23……上部旋回体 4,24……エンジン 5,22……燃料タンク 7,26……スイベルジョイント 12,28……外部ボディ 13,31……内部ステム 29……第1外部ボディ分割体 32……軸心貫通穴 33……パイプ部材 34……リターン通路 35……環状溝(リターン通路) 37……ドレン用環状溝 38……ドレン用通路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部旋回体に固定した円筒状外部ボディの
    内径中空部に、下部走行体へ固定した円柱状内部ステム
    を回動自在に挿入し、外部ボディから内部ステム内を通
    る通路を形成しているスイベルジョイントにおいて、内
    部ステムに軸心貫通穴を穿設し、その軸心貫通穴に下部
    走行体に配置した燃料タンクより上部旋回体に搭載した
    エンジンに対して燃料油を供給するようにし、一方、オ
    ーバフロー燃料油のリターン通路をスイベルジョイント
    内に設け、そのリターン通路の環状溝の両隣り側に、シ
    ール部材を介在させてドレン用環状溝を形成し、上記リ
    ターン通路用環状溝からオーバフロー燃料油の一部が洩
    出してきたときその洩出油を上記ドレン用環状溝を通じ
    て燃料タンクに戻すように構成したことを特徴とするス
    イベルジョイントの燃料回路。
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