JPH0667819U - 排気管構造 - Google Patents

排気管構造

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JPH0667819U
JPH0667819U JP1330493U JP1330493U JPH0667819U JP H0667819 U JPH0667819 U JP H0667819U JP 1330493 U JP1330493 U JP 1330493U JP 1330493 U JP1330493 U JP 1330493U JP H0667819 U JPH0667819 U JP H0667819U
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徳孝 伊藤
康夫 小池
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東洋運搬機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 エンジンの排気をエンジンルーム10の外部
に排出する排気管本体11の排気入口11aはエンジン
ルーム10の内部に位置し、排気出口11bは排気入口
11aの上方かつエンジンルーム10の外部に位置す
る。その排気入口11aと排気出口11bの間の環状部
18、19の外周面と排気管本体11の内周面とにより
上方が開口する環状の水受け溝20が構成される。この
水受け溝20に通じる排水口21が排気管本体11に形
成される。 【効果】 簡単な構造で、排気管を太くすることなく、
水抜き作業を行うことなく及び排気を逆流させることな
く、エンジンルームに排気音が漏れることなく、排気出
口から侵入した雨水がマフラーやエンジンに至るのを防
止することができ、また、エンジンルーム内が煤で汚染
されるのを容易に防止できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、建設車両等の屋外で使用される機器のエンジンの排気をエンジンル ームの外部に排出するのに適した排気管構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
建設車両の排気管構造として、エンジンからの排気をエンジンルームの外部に 排出する排気管本体を備え、この排気管本体の排気入口はエンジンルームの内部 に位置し、その排気管本体の排気出口は排気入口の上方かつエンジンルームの外 部に位置するものが主に採用されている。
【0003】 しかし、排気管本体の排気出口は上方もしくは側方を向くため、その排気出口 からの雨水の侵入は避けらない。そのため、排気出口から侵入した雨水が排気管 本体の内面を伝ってマフラーやエンジンに至るのを防止する下記のような手段が 講じられている。
【0004】 図4に示す排気管100の下端はエンジンのマフラー101に取り付けられ、 エンジンルームの外部に位置する上端にヒンジ103を介し開閉式の蓋104が 設けられ、この蓋により上端の排気出口が開閉される。その蓋104は排気圧力 により開かれ、排気時以外は閉じられることで排気管100への雨水の侵入を防 いでいる。
【0005】 図5に示す排気管120の下端はエンジンのマフラー121に取り付けられ、 エンジンルームの外部に位置する上端の排気出口は側方を向き、その下端の排気 入口と上端の排気出口との間において90°の角度で屈曲する部分に水溜め部1 22が設けられ、この水溜め部122の底部の開口がプラグ123より閉鎖され ている。これにより、排気出口から侵入した雨水を水溜め部122に溜めること ができ、その溜まった水はプラグ123を外すことで排出される。
【0006】 図6に示す排気管は、第1排気管151aと第2排気管151bとに2分割さ れ、第1排気管151aの下端はエンジンのマフラー150に取り付けられ、上 端は第2排気管151bの下端の内部に位置する。第2排気管151bの下端は エンジンルームのフード152に取り付けられ、上端の排気出口はエンジンルー ムの外部に位置して側方を向く。その第1排気管151aの上端外周面と第2排 気管151bの下端内周面との間に隙間δが形成されている。これにより、第2 排気管151bの排気出口から侵入した雨水の大部分は第2排気管151bの内 周面を伝って流れ落ちることから、その隙間δからエンジンルーム内に至り、マ フラー151やエンジンに侵入するのが防止されている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
図4に示す従来の排気管構造では、排気出口の蓋104の開閉が繰り返される ためヒンジ103が耐久性不足により破損するという問題があり、また、構造が 複雑になる。
【0008】 図5に示す従来の排気管構造では、プラグ123を外して水抜きをする煩雑な 作業が必要になる。その作業をなくすためにプラグ123をなくすと、排気が水 抜き孔からエンジンルーム内に逆流してしまう。また、多量の雨が降ると雨水が 水溜め部122より溢れ出てマフラー121内に侵入する。また、水溜め部12 2が排気に晒され煤で汚れるため、水溜め部122から抜かれる水によりエンジ ンルーム内が汚染されるのを防止できない。
【0009】 図6に示す従来の排気管構造では、エンジンの振動による第1排気管151a と第2排気管151bとの干渉を避けるため、両者間の隙間δをある程度以上大 きくする必要があり、そのため第2排気管151bが太くなってしまう。また、 第1排気管151aの上端よりも上方では第2排気管151bの内周面が排気に 晒され煤により汚れるため、排気出口から侵入した雨水が第2排気管151bの 内周面を伝って流れ落ちてエンジンルーム内が汚染されるのを防止できない。ま た、第1排気管151aと第2排気管151bとの隙間δは排気管全周に亘るた め開口面積が大きく、そのためその隙間から排気がエンジンルーム内に逆流する ことがある。また、その隙間δから排気音がエンジンルームに漏れる。
【0010】 本考案は、上記問題を解決することのできる排気管構造を提供することを目的 とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案の特徴とするところは、エンジンの排気をエンジンルームの外部に排出 する排気管本体を備え、この排気管本体の排気入口はエンジンルームの内部に位 置し、その排気管本体の排気出口は排気入口の上方かつエンジンルームの外部に 位置する排気管構造において、その排気入口と排気出口の間に環状部が設けられ 、この環状部の外周面と排気管本体の内周面とにより上方が開口する環状の水受 け溝が構成され、この水受け溝に通じる排水口が排気管本体に形成されている点 にある。
【0012】
【作用】
本考案の構成によれば、排気出口から排気管本体に侵入した雨水の大部分は、 排気管本体の内周面を伝って流れ落ちるので、環状の水受け溝に至り、この水受 け溝から排水口を通って排気管本体の外部に排出され、多量の雨が降っても雨水 は排水口から排気管本体の外部に排出される。また、排気管本体を上昇する排気 は環状部の径方向内方を通過し、排水口は環状部の上端の下方に位置することに なるので、排気が直接に排水口に至ることはなく、また、排気口は水受け溝の一 部にのみ連通することになるので排気管全周に亘る開口に比べ開口面積を小さく できる。よって、水受け溝に通じる排水口から大量の排気が逆流することはない 。また、排気口からの排気音の漏れも少ない。
【0013】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。
【0014】 図2に示すホイールローダ1は、前輪2と後輪3とに支持された車体4を備え 、この車体4の全部にブーム5が油圧シリンダ7により昇降可能に取り付けられ 、このブーム5の前端にバケット6が油圧シリンダ7aにより揺動可能に取り付 けられている。その車体4の中央部に設けられたキャビン8の内部が運転室とさ れ、そのキャビン8の後方がカバー9に覆われたエンジンルーム10とされてい る。
【0015】 そのエンジンルーム10に内蔵されたエンジン(図示省略)からの排気をエン ジンルーム10の外部に排出するため、図1に示すテイルパイプ(排気管本体) 11が設けられている。
【0016】 そのテイルパイプ11は、第1パイプ15と第2パイプ16とを溶接すること で形成されている。その第1パイプ15は、横方向に沿う部分15aと、この横 方向に沿う部分15aの一端から上方に向かう上下方向に沿う部分15bとから 構成され、その横方向に沿う部分15aの他端がエンジンルーム10の内部に位 置する排気入口11aとされている。その第2パイプ16は、上下方向に沿う部 分16aと、この上下方向に沿う部分16aの上端から斜め上方に向かう斜め上 下方向に沿う部分16bとから構成され、その上下方向に沿う部分16aがカバ ー9を貫通し、その斜め上下方向に沿う部分16bの上端がエンジンルーム10 の外部に位置して側方を向く排気出口11bとされている。その第1パイプ15 の上下方向に沿う部分15bの上端に、上方に向かうに従い小径になる第1環状 部18と、この第1環状部18の上端に連なる一定径の第2環状部19とが一体 的に形成されている。各環状部18、19は第2パイプ16に下方から挿入され 、第1環状部18の下端と第2パイプ16の下端とは互いに接合するよう同一径 とされ、その接合部17が溶接されている。
【0017】 その排気入口11aの周囲にフランジ11cが設けられ、そのフランジ11c に挿通されるボルト12によりテイルパイプ11はエンジンのマフラー13に座 14を介し取り付けられている。これにより、エンジンの排気はマフラー13か らテイルパイプ11を通りエンジンルーム10の外部に排出される。
【0018】 また、各環状部18、19の外周面とテイルパイプ11を構成する第2パイプ 16の内周面とにより上方が開口する環状の水受け溝20が構成され、この水受 け溝20に通じる排水口21が第2パイプ16に一箇所形成されている。その排 水口21の周囲に円柱形ノズル22が溶接され、そのノズル22にドレンホース 23の一端が接続され、そのドレンホース23の他端は例えばエンジンルーム1 0の下方で下向きに開口させるとよい。
【0019】 上記構成によれば、排気出口11bからテイルパイプ11に侵入した雨水の大 部分は、テイルパイプ11の内周面を伝って流れ落ちるので、環状の水受け溝2 0に至り、この水受け溝20から排水口21、ノズル22、ドレンホース23を 通ってテイルパイプ11の外部に排出され、多量の雨が降っても雨水はテイルパ イプ11の外部に排出される。また、テイルパイプ11を上昇する排気は環状部 18、19の径方向内方を通過するため、環状部18、19の上端より下方に位 置すると共に水受け溝20の一部にのみ連通する排水口21から大量の排気が逆 流することはない。これにより、簡単な構造で、テイルパイプ11を太くするこ となく、水抜き作業を行うことなく及びドレンホース23から排気を逆流させる ことなく、エンジンルーム10に排気音が漏れることなく、排気出口11cから 侵入した雨水がマフラー13やエンジンに至るのを防止することができる。また 、上記実施例のようにノズル22とドレンホース23を介しエンジンルーム10 の外部に水受け溝20に受けられた雨水を排出することで、エンジンルーム10 内が煤で汚染されるのを防止できる。
【0020】 なお、本考案は上記実施例に限定されない。例えば、上記実施例では水受け溝 20に通じる排水口21にノズル22とドレンホース23とを接続したが、エン ジンルーム10内の煤による汚れが問題にならなければ、図3に示すように、第 2パイプ16の下端に形成した切欠21′を排水口とし、その切欠21′から直 接水受け溝20に受けられた雨水をエンジンルーム10内に排出してもよく、こ のようにしても切欠21′は環状部18、19の下方に位置して水受け溝20の 一部にのみ連通するので、切欠21′から排気がエンジンルーム10内に大量に 逆流することはない。また、テイルパイプを単一のダクトから構成し、その内周 面に環状部を取り付けてもよい。また、ホイールローダ以外の機器の排気管構造 にも本考案は適用できる。
【0021】
【考案の効果】
本考案の排気管構造によれば、簡単な構造で、排気管を太くすることなく、水 抜き作業を行うことなく及び排気を逆流させることなく、エンジンルームに排気 音が漏れることなく、排気出口から侵入した雨水がマフラーやエンジンに至るの を防止することができ、また、エンジンルーム内が煤で汚染されるのを容易に防 止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示すテイルパイプの縦断面図
【図2】ホイールローダの側面図
【図3】本考案の第2実施例を示すテイルパイプの要部
の側面図
【図4】従来例を示すテイルパイプの縦断面図
【図5】従来例を示すテイルパイプの縦断面図
【図6】従来例を示すテイルパイプの縦断面図
【符号の説明】
10 エンジンルーム 11 テイルパイプ(排気管本体) 11a は排気入口 11b 排気出口 18、19 環状部 20 水受け溝 21、21′ 排水口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの排気をエンジンルームの外部
    に排出する排気管本体を備え、この排気管本体の排気入
    口はエンジンルームの内部に位置し、その排気管本体の
    排気出口は排気入口の上方かつエンジンルームの外部に
    位置する排気管構造において、その排気入口と排気出口
    の間に環状部が設けられ、この環状部の外周面と排気管
    本体の内周面とにより上方が開口する環状の水受け溝が
    構成され、この水受け溝に通じる排水口が排気管本体に
    形成されている排気管構造。
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