JPH0610156Y2 - 建設機械の排気管装置 - Google Patents

建設機械の排気管装置

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JPH0610156Y2
JPH0610156Y2 JP1988120158U JP12015888U JPH0610156Y2 JP H0610156 Y2 JPH0610156 Y2 JP H0610156Y2 JP 1988120158 U JP1988120158 U JP 1988120158U JP 12015888 U JP12015888 U JP 12015888U JP H0610156 Y2 JPH0610156 Y2 JP H0610156Y2
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JP
Japan
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exhaust pipe
muffler
tail pipe
pipe
tail
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JP1988120158U
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JPH0240926U (ja
Inventor
中島  一
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油谷重工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、建設機械用エンジンの排気管装置に関す
る。
従来の技術 第5図は、油圧ショベルの一部切欠き後面図である。図
において、1は油圧ショベルの下部走行体、2は上部旋
回体、3は上部旋回体2内のエンジンルーム、4は上部
ボンネット、5はエンジン、6は排気管装置、7はテー
ルパイプ、8はマフラ、9はマフラ8のドレン抜き用ホ
ースである。第6図は、第5図における排気管装置6付
近の斜視図である。図において、10はマフラ8の排気
管である。第7図は、第5図のA−Aより見たたて断面
図である。図において、11はテールパイプのフランジ
部、12はボルトナット部材、13は上部ボンネット4
開閉用の蝶番部材である。
次に、従来技術排気管装置6の構成を第5図〜第7図に
ついて述べる。油圧ショベルには、エンジン騒音防止対
策をエンジンルーム3に施工したいわゆる低騒音タイプ
油圧ショベルがある。この型式の油圧ショベルでは、テ
ールパイプ7を上部ボンネット4に固定して取付け、そ
のテールパイプ7下端部の内径寸法Dを排気管10外径
寸法dより大径に設定している。そして、テールパイプ
7下端側内部に排気管10の上部先端側を位置決めした
状態に設定している。
それで、エンジン5の排気ガスは、マフラ8、排気管1
0、テールパイプ7を通って外部大気に排出される。な
お、マフラ8内部に流入した水などは、ドレン抜き用ホ
ース9を通じて、矢印イのように外部へ放出される。
考案が解決しようとする課題 エンジン騒音防止対策を施工されたいわゆる低騒音タイ
プの油圧ショベルでは、テールパイプを上部ボンネット
に固定して取付けてある。ところが上部ボンネットはエ
ンジン点検などのときに開閉させるので、テールパイプ
下端部の内径寸法Dを排気管外径寸法dより大径に設定
している。上記寸法Dは寸法dに比べてかなり大きいの
で、テールパイプ下端部内周面と排気管外周面との間に
は隙間が存在する。そこで降雨時には、テールパイプ内
に降込んだ雨水が、テールパイプ内周面に付着した煤
(すす)を洗い流して、上記隙間を通り、マフラ外周部
へ流入してくる。そのために、エンジンルーム内周辺
は、煤を含んだ雨水により真黒によごれてしまう。
この考案は上記の課題を解決し、テールパイプ内に降込
んだ雨水をすべてマフラ内に導入せしめる排気管装置を
提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 (1)イ.本考案の排気管装置では、エンジンの排気ガス
を排出せしめるテールパイプを上部ボンネットに固定し
て取付け、そのテールパイプ下端部の内径寸法をエンジ
ン用マフラの排気管外径寸法より大径に設定し、かつ上
記テールパイプ下端側内部に上記排気管の上部先端側を
位置決めした状態に設定した排気管装置において、 ロ.マフラの上部で、排気管外周部の全周にわたって内
径寸法がテールパイプ外径寸法より大径の受け皿部材を
設け、その受け皿部材の内部とマフラの内部とを水抜き
用穴にて連通せしめて構成した。
(2)また本考案では、エンジンの排気ガスを排出せしめ
るテールパイプを上部ボンネットに固定して取付け、そ
のテールパイプ下端部の内径寸法をエンジン用マフラの
排気管外径寸法より大径に設定し、かつ上記テールパイ
プ下端側内部に上記排気管の上部先端側を位置決めした
状態に設定した排気管装置において、 ロ.テールパイプの内周面に雨水案内用のワイヤ部材を
螺旋状に固定して設け、そのワイヤ部材の下端部を排気
管内部に位置せしめて構成した。
作用 (1)イ.雨水がテールパイプ内に降込んだとき、その雨
水はすべて受け皿部材内部、排気管に穿設した水抜き用
穴、排気管内部を通ってマフラ内部に流入する。
ロ.上記イ項により、煤を含んだ雨水はすべてマフラ内
部に流入され、さらにドレン抜き用ホースを通じて外部
へ放出される。したがって、エンジンルーム内周辺が煤
を含んだ雨水でよごされることはなくなった。
(2)イ.テールパイプ内に降込んだ雨水は、ワイヤ部材
または樋部材を伝わって導かれ、排気管内部を通ってマ
フラ内部に流入される。
ロ.上記イ項におけるマフラ内部の雨水は、ドレン抜き
用ホースを通じて外部へ放出されるので、エンジンルー
ム内周辺が煤を含んだ雨水でよごされることはなくなっ
た。
実施例 以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
(1)第1図は、この考案にかかる請求項第1項の第1実
施例排気管装置14のたて断面図である。図において、
従来技術と同一構成要素を使用するものに対しては同符
号を付す。15はマフラ、16はマフラ15の排気管、
17は受け皿部材、18は水抜き用穴である。第2図
は、第1図のB−Bより見た平面図である。
次に、この考案にかかる第1実施例排気管装置14の構
成を第1図および第2図について述べる。排気管16の
マフラ15に対する根付部付近に、排気管16外周の全
周にわたって、内径寸法Eがテールパイプ7外径寸法
D′より大径の受け皿部材17を設け、さらに、受け皿
部材17内部側と排気管16内部とを連通する水抜き用
穴18を、受け皿部材17内部の底面に近い位置におけ
る排気管16に穿設して構成した。
次に、この考案にかかる第1実施例排気管装置14の作
用機能について述べる。雨水がテールパイプ7内に降込
んだとき、その雨水はすべて受け皿部材17内部、水抜
き用穴18、排気管16内部を通ってマフラ15内部に
流入する。このようにして煤を含んだ雨水はすべてマフ
ラ15内部に流入され、さらにドレン抜き用ホース9を
通じて矢印イ′のように外部へ放出される。したがっ
て、エンジンルーム3内周辺が煤を含んだ雨水でよごさ
れることはなくなった。
次に第3図は、この考案にかかる請求項第1項の第2実
施例排気管装置19のたて断面図である。図において、
20はマフラ、21はマフラ20の排気管、22は受け
皿部材、23は水抜き用穴、24はテールパイプ、25
はテールパイプ24に設けた蓋部材、26はシール部材
である。排気管装置19では、上部ボンネット4を開い
ていないときには、受け皿部材22上部側が、シール部
材26および蓋部材25により遮蔽された状態となって
いる。したがって豪雨が降ったときでも、テールパイプ
24内に降込んできた雨水がエンジンルーム3内にオー
バフローするおそれはない。この第2実施例排気管装置
19の機能は、上記第1実施例排気管装置14の場合と
同様である。
(2)第4図は、この考案にかかる請求項第2項の排気管
装置27を示すたて断面図である。図において、従来技
術と同一構成要素を使用するものに対しては同符号を付
す。28はテールパイプ、29はワイヤ部材である。
次に、この考案にかかる排気管装置27の構成を第4図
について述べる。テールパイプ28の内周面に雨水案内
用のワイヤ部材29を螺旋状に固定して設け、そのワイ
ヤ部材29の下端部を排気管10内部に位置せしめて構
成した。なお、上記ワイヤ部材29の代わりに樋(と
い)部材(図示なし)を使用し、テールパイプ内周面に
螺旋状に固着してもよい。
次に、この考案にかかる排気管装置27の作用機能につ
いて述べる。テールパイプ28内に降込んだ雨水は上記
ワイヤ部材29を伝わって導かれ、排気管10内よりマ
フラ8内部へ流入する。上記雨水は煤を含んだ黒い水で
あるが、さらにマフラ8内部よりドレン抜き用ホース9
を通じて外部へ放出される。したがって、エンジンルー
ム3内周辺が煤を含んだ雨水でよごされることはなくな
った。
考案の効果 エンジン騒音防止対策を施工されたいわゆる低騒音タイ
プの油圧ショベルでは、テールパイプを上部ボンネット
に固定して取付けてある。ところが上部ボンネットはエ
ンジン点検などのときに開閉させるので、テールパイプ
下端部の内径寸法Dを排気管外径寸法dより大径に設定
している。上記寸法Dは寸法dに比べてかなり大きいの
で、テールパイプ下端部内周面と排気管外周面との間に
は隙間が存在する。そこで降雨時には、テールパイプ内
に降込んだ雨水が、テールパイプ内周面に付着した煤
(すす)を洗い流して、上記隙間を通り、マフラ外周部
へ流入してくる。そのために、エンジンルーム内周辺
は、煤を含んだ雨水により真黒によごれてしまう。
しかしこの考案にかかる請求項第1項の排気管装置で
は、排気管のマフラに対する根付部付近に受け皿部材を
設け、さらに上記受け皿部材内部側と排気管内部側とを
連通する水抜き用穴を排気管に穿設して構成した。また
請求項第2項の排気管装置では、テールパイプ内周面に
雨水案内用のワイヤ部材または樋部材を螺旋状に固定し
て設け、そのワイヤ部材または樋部材の下端部を排気管
内部に位置せしめて構成した。それにより、雨水がテー
ルパイプ内に降込んだとき、その雨水を受け皿部材、水
抜き用穴、排気管を通じてマフラ内に流入させるか、あ
るいはまた、テールパイプ内のワイヤ部材(または樋部
材)を介してマフラ内に導入させることができる。
したがって、この考案にかかる排気管装置をそなえた建
設機械では、テールパイプ内に降込んだ雨水をすべて排
気管を通じてマフラ内に流入させ、さらにドレン抜き用
ホースから外部へ放出する。それにより、エンジンルー
ム内周辺が煤を含んだ雨水で真黒によごされることな
く、清潔を維持できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかる請求項第1項の第1実施例排
気管装置のたて断面図、第2図は第1図のB−Bより見
た平面図、第3図はこの考案にかかる請求項第1項の第
2実施例排気管装置のたて断面図、第4図はこの考案に
かかる請求項第2項の排気管装置を示すたて断面図、第
5図は油圧ショベルの一部切欠き後面図、第6図は第5
図における排気管装置付近の斜視図、第7図は第5図の
A−Aより見たたて断面図である。 3……エンジンルーム 4……上部ボンネット 5……エンジン 6,14,19,27……排気管装置 7,24,28……テールパイプ 8,15,20……マフラ 9……ドレン抜き用ホース 10,16,21……排気管 17,22……受け皿部材 18,23……水抜き用穴 29……ワイヤ部材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンの排気ガスを排出せしめるテール
    パイプを上部ボンネットに固定して取付け、そのテール
    パイプ下端部の内径寸法をエンジン用マフラの排気管外
    径寸法より大径に設定し、かつ上記テールパイプ下端側
    内部に上記排気管の上部先端側を位置決めした状態に設
    定した排気管装置において、マフラの上部で、排気管外
    周部の全周にわたって内径寸法がテールパイプ外径寸法
    より大径の受け皿部材を設け、その受け皿部材の内部と
    マフラの内部とを水抜き用穴にて連通せしめて構成した
    ことを特徴とする建設機械の排気管装置。
  2. 【請求項2】エンジンの排気ガスを排出せしめるテール
    パイプを上部ボンネットに固定して取付け、そのテール
    パイプ下端部の内径寸法をエンジン用マフラの排気管外
    径寸法より大径に設定し、かつ上記テールパイプ下端側
    内部に上記排気管の上部先端側を位置決めした状態に設
    定した排気管装置において、テールパイプの内周面に雨
    水案内用のワイヤ部材を螺旋状に固定して設け、そのワ
    イヤ部材の下端部を排気管内部に位置せしめて構成した
    ことを特徴とする建設機械の排気管装置。
JP1988120158U 1988-09-12 1988-09-12 建設機械の排気管装置 Expired - Lifetime JPH0610156Y2 (ja)

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JPH0240926U JPH0240926U (ja) 1990-03-20
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JP2518800Y2 (ja) * 1990-06-20 1996-11-27 古河機械金属株式会社 排気管の煤塵排出装置
JP2534700Y2 (ja) * 1991-01-29 1997-05-07 古河機械金属株式会社 排気管の煤塵排出装置
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JP5189538B2 (ja) * 2009-03-27 2013-04-24 ヤンマー株式会社 パッケージ収納型エンジン発電機屋上の排気管貫通部防水構造
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